JP2000224889A - 同期電動機の制御装置 - Google Patents

同期電動機の制御装置

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JP2000224889A
JP2000224889A JP11021723A JP2172399A JP2000224889A JP 2000224889 A JP2000224889 A JP 2000224889A JP 11021723 A JP11021723 A JP 11021723A JP 2172399 A JP2172399 A JP 2172399A JP 2000224889 A JP2000224889 A JP 2000224889A
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rotor
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rotating
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JP11021723A
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Hisafumi Nomura
尚史 野村
Hiroshi Osawa
博 大沢
Takahiro Yamazaki
高裕 山嵜
Hiroaki Hayashi
寛明 林
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子位置が不明な状態からもスムーズな運
転を可能にする。インクリメンタル式エンコーダを使用
可能としてコストを低減する。 【解決手段】 回転子と同期しない任意速度の回転磁界
を電動機に発生させるγ−δ軸電流制御部100と、前
記回転磁界と同期して回転する回転座標軸上の電動機電
圧を検出する電流調節器103と、前記電動機電圧の脈
動成分の零クロス点を検出するスイッチ手段202及び
検出器203と、前記零クロス点における回転座標軸位
置を格納するメモリ205と、このメモリ205に格納
したデータから位置補正値を演算するスイッチ手段20
6及び平均化演算器207と、前記位置補正値の演算が
完了した後に電動機の速度検出値ωを積分して回転子の
相対位置を演算する積分手段210と、前記相対位置と
前記位置補正値とを加算して回転子位置を演算する加算
手段211と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石同期電動
機やリラクタンスモータのように電動機回転子に突極性
を有する同期電動機の制御装置に関し、特に、回転子位
置の検出にインクリメンタル式エンコーダを使用する同
期電動機に最適な制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石同期電動機やリラクタンスモー
タをはじめとする同期電動機の高性能制御には、回転子
の位置情報が必要である。従来の位置検出器としては、
絶対位置が検出可能なアブソリュートエンコーダやレゾ
ルバ等が用いられてきたが、コスト低下を目的として、
光学式エンコーダの一種であるインクリメンタル式エン
コーダが用いられることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクリメンタル式エ
ンコーダは、発光素子、受光素子及びスリット円板等か
らなる簡単な構造であって低価格である反面、相対的な
位置しか検出することができない。このため、特定の位
置で原点位置信号を発生する構成とし、この原点位置信
号により位置をリセットすることによって絶対位置を求
めている。従って、回転子が最大1回転して原点位置が
リセットされるまでの間は、回転子位置を検出すること
が不可能であり、正確なトルク制御を行うことができな
い。この結果、例えば、制御電源投入直後の1回目の運
転時に、回転子が大きく逆転したり、始動トルクの不足
により運転不能になったり、あるいは加速時間が長くな
ってしまう等の問題を生じていた。
【0004】そこで本発明は、回転子の位置検出器とし
てインクリメンタル式エンコーダを用いた場合にも迅速
かつスムーズな始動及び加速を可能にすると共に、イン
クリメンタル式エンコーダを用いることによって装置全
体のコスト低減を図った同期電動機の制御装置を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、同期電動機の運転開始前に電動機に予め
回転磁界を発生させ、このときの任意の回転座標軸上の
電圧情報に基づいて回転子位置を演算する。そして、こ
の回転子位置演算値を使用して同期電動機の運転を開始
する。これにより、回転子か1回転する以前のようにそ
の原点位置がリセットされずに回転子の位置を検出でき
ない場合にも、正確なトルク制御が可能となり、迅速か
つスムーズな加速によって加速時間を短縮することがで
きる。また、回転子位置演算値に誤差を有する場合に
は、通流時の回転角情報に基づく位置補正値により位置
演算値を補正する。
【0006】すなわち、請求項1記載の発明は、突極性
を有する回転子を備えた同期電動機の制御装置におい
て、回転子と同期しない任意速度の回転磁界を電動機に
発生させる手段と、前記回転磁界と同期して回転する回
転座標軸上の電動機電圧を検出する手段と、前記回転座
標軸上の電動機電圧の脈動成分の位相情報から回転子位
置を演算する手段と、を備えたものである。
【0007】請求項2記載の発明は、回転子と同期しな
い任意速度の回転磁界を電動機に発生させる手段と、前
記回転磁界と同期して回転する回転座標軸上の電動機電
圧を検出する手段と、前記回転座標軸上の電動機電圧の
脈動成分の零クロス点を検出する手段と、前記零クロス
点における回転座標軸位置を格納するメモリと、前記メ
モリに格納したデータから位置補正値を演算する手段
と、前記位置補正値の演算が完了した後に電動機の速度
検出値を積分して回転子の相対位置を演算する手段と、
前記相対位置と前記位置補正値とを加算して回転子位置
を演算する手段と、を備えたものである。
【0008】請求項3記載の発明は、回転子と同期しな
い任意速度の回転磁界を電動機に発生させる手段と、前
記回転磁界と同期して回転する回転座標軸上の電動機電
圧を検出する手段と、前記回転座標軸上の電動機電圧の
脈動成分の零クロス点を検出する手段と、電動機の速度
検出値を積分して回転子の相対位置を演算する手段と、
前記零クロス点における回転座標軸位置と前記相対位置
との偏差を格納するメモリと、前記メモリに格納したデ
ータから位置補正値を演算する手段と、前記相対位置と
前記位置補正値とを加算して回転子位置を演算する手段
と、を備えたものである。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
または3の何れか1項に記載した制御装置であって永久
磁石同期電動機の制御装置において、前記位置演算値を
用いて少なくとも電動機のトルク電流成分(q軸電流)
を零でない値に電流制御する手段と、前記電流制御を実
行している間の電動機の速度検出値を積分して回転子の
回転角度を検出する手段と、前記回転角度の大きさから
電動機のトルクの極性を判別して第2の位置補正値を計
算する手段と、前記位置演算値に第2の位置補正値を加
算して位置演算値を補正する手段と、を有するものであ
る。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1,
2または3の何れか1項に記載した制御装置であって永
久磁石同期電動機の制御装置において、前記位置演算値
を用いて少なくとも電動機のトルク電流成分を零でない
値に電流制御する手段と、前記電流制御を開始するとき
の電動機速度を初期速度として格納するメモリと、前記
電流制御を実行している間の電動機の速度検出値と前記
初期速度との偏差を積分して回転子の回転角度を検出す
る手段と、前記回転角度の大きさから電動機のトルクの
極性を判別して第2の位置補正値を計算する手段と、前
記位置演算値に第2の位置補正値を加算して位置演算値
を補正する手段と、を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図1は本発明の第1実施形態を示
す制御ブロック図であり、請求項1に記載した発明の実
施形態に相当する。この実施形態は、永久磁石同期電動
機やリラクタンスモータのごとく電動機回転子に突極性
を有する同期電動機において、その運転開始前に同期電
動機に回転磁界を発生させるγ−δ軸電流制御部100
と、このときのγ−δ軸上の電圧の脈動成分の位相情報
から回転子位置を演算する位置演算部200との2つの
ブロックに大別される。
【0012】始めに、γ−δ軸電流制御部100の機能
を説明する。γ−δ軸電流制御部100は、角速度ωγ
で回転する回転座標(γ−δ軸回転座標)において電流
制御を行い、図示されていない同期電動機に回転磁界を
発生させる。このときの同期電動機の固定子軸とγ−δ
軸との関係を、図6に示す。ωγは、電動機の固定子に
対するγ−δ軸の角速度を指令する信号であり、図1に
示す積分手段105によりωγを積分してγ−δ軸の固
定子軸からの角度θγを求める。
【0013】第1の座標変換器101は、上記角度θγ
と、同期電動機の電流検出回路から出力される相電流検
出値iu,iwとに基づき座標変換を行ってγ軸電流i
γ、δ軸電流iδを演算する。γ軸電流調節器103及
びδ軸電流調節器104は、γ軸電流指令iγ*とiγ
との偏差、及びiδ*とiδとの偏差をそれぞれ増幅
し、γ軸電圧指令vγ*、δ軸電圧指令vδ*を出力す
る。
【0014】第2の座標変換器102は、これらの電圧
指令vγ*,vδ*及び前記角度θγから座標変換を行っ
て3相電圧指令vu *,vv *,vw *を演算する。これらの
電圧指令vu *,vv *,vw *は、図示されていないPWM
変調器により電力変換装置(インバータ)の半導体スイ
ッチング素子に対する制御信号に変換される。この制御
信号により電力変換装置を運転して電動機の端子電圧を
制御することにより、γ軸電流iγ、δ軸電流iδを指
令値iγ*,iδ*に一致するように制御する。この結
果、同期電動機には所定速度ωγで回転する回転磁界が
発生する。
【0015】次に、位置演算部200による回転子位置
の演算原理を説明する。なお、位置演算部200には、
上記γ−δ軸電流制御部100から、γ軸電圧指令vγ
*、δ軸電圧指令vδ*及びγ−δ軸の角度θγが入力さ
れている。γ−δ軸電流制御部100により速度ωγの
回転磁界を発生させているとき、回転子が静止している
定常状態の電圧方程式は、数式1、数式2となる。な
お、これらの数式におけるΔθγ,θγは、図6に示し
たごとく、数式3、数式4によって表される。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】ここで、 Ld,Lq:図6のd−q軸回転座標系におけるd軸,q
軸インダクタンス ψm:無負荷鎖交磁束 Ra:抵抗 vγ,vδ:γ軸電圧,δ軸電圧 iγ,iδ:γ軸電流,δ軸電流 ωγ:γ−δ軸速度θγ:γ−δ軸位置 θ:回転子位置 である。
【0021】前記数式1,2から明らかなように、γ軸
電圧vγ、δ軸電圧vδには、回転子位置θとγ−δ軸
位置θγとの偏差△θγの情報が脈動成分として含まれ
る。従って、vγまたはvδの脈動成分の位相情報から
回転子位置を演算することができる。具体的には、位置
演算部200にγ軸電圧指令vγ*(vγ)、δ軸電圧
指令vδ*(vδ)及びγ−δ軸の角度θγを取り込
み、数式3、数式4により△θγ及びθγを用いて回転
子位置θを求める(位置演算値をθest1とする)。
【0022】次に、本発明の第2実施形態を図2に従っ
て説明する。この実施形態は、請求項2に記載した発明
の実施形態に相当する。この実施形態は、第1実施形態
をより一層具体化したものであり、iγ(iγ *)=I
γ(一定値),iδ(iδ*)=0に制御したときのv
γから回転子位置を演算するようにしたものである。
【0023】最初に、回転子位置の演算原理を説明す
る。数式1より、iγ=Iγ,iδ=0に制御したとき
のγ軸電圧方程式は、数式5となる。
【0024】
【数5】
【0025】数式5から、vγは△θγの2倍周波数で
脈動する。また、△θγは速度ωγで回転するため、v
γはωγの2倍周波数で脈動する。数式5の第2項よ
り、vγの脈動成分の負から正に変化する零クロス点で
は△θγ=0°または180°となることから、vγの
脈動成分の零クロス点のθγから、回転子位置θを検出
することができる。
【0026】次に、図2のブロック図を参照して位置演
算方法を説明する。γ−δ軸電流制御部100におい
て、γ軸、δ軸電流指令値をiγ*=Iγ(一定値),
iδ*=0と設定する。位置演算部200Aでは、γ−
δ軸電流制御部100から出力されたvγ*の脈動成分
をバンドパスフィルタ201により抽出し、脈動成分の
零クロス点を零クロス検出器203により検出する。前
述した数式5は定常状態の式であるため、零クロス点の
検出は、スイッチ手段202を介して電流を2周期通流
した後の定常状態になった状態から開始する。
【0027】スイッチ手段204により、脈動成分の零
クロス点でγ−δ軸電流制御部100からのθγをサン
プリングし、メモリ205に格納する。θγのサンプリ
ングは高精度化のため複数回行ってメモリ205に格納
するようにし、サンプリング終了後、スイッチ手段20
6を介し平均化演算器207に入力して平均化処理を行
い、位置補正値φ1を演算する。一方、図示されていな
いインクリメンタル式エンコーダ等のエンコーダ出力信
号は速度検出手段208によって速度検出値ωに変換さ
れ、サンプリング完了後にスイッチ手段209を介し積
分手段210に入力され、相対位置θincの演算が開始
される。そして、前記位置補正値φ1に相対位置θinc
加算手段211にて加算することにより位置演算値θ
est1を求め、このθest1を使って同期電動機の運転を開
始する。
【0028】次いで、図3は本発明の第3実施形態の制
御ブロック図である。この実施形態は第2実施形態にお
ける位置演算部200Aを改良して200Bとしたもの
であり、同期電動機の回転中にも正確な位置演算を行え
るようにしたものである。すなわち、位置演算部200
Bでは、速度検出値ωから積分手段210により相対位
置θincを演算する。そして、θγとθincとの偏差を加
算手段212により求め、この偏差をvγ*の脈動成分
の零クロス点でサンプリングしてメモリ205に格納す
る。サンプリング終了後、平均化演算器207により偏
差の平均化処理を行って位置補正値φ1を演算する。そ
して、前記同様に相対位置θincに位置補正値φ1を加算
して位置演算値θest1を求める。
【0029】図4は、本発明の第4実施形態の制御ブロ
ック図であり、請求項4に記載した発明の実施形態に相
当する。この実施形態は、図1に示した第1実施形態、
または図2に示した第2実施形態、または図3に示した
第3実施形態の機能と、q軸電流制御部300及び極性
判別部400とから構成される。
【0030】前述した数式1〜5から、第1〜第3実施
形態による位置演算においては偏差△θγが0°または
180°となり得るため、位置演算値θest1は原理的に
180°の誤差を持つことがある。このため、第1〜第
3実施形態を永久磁石同期電動機に適用した場合には、
運転開始時に回転子が逆転する問題が生じる。そこで、
第4実施形態は、永久磁石同期電動機の制御装置におい
て、第1〜第3実施形態により求めた位置演算値の誤差
を補正する機能を追加したものである。
【0031】まず、位置演算誤差の補正原理を説明す
る。第1〜第3実施形態により求めた位置演算値θest1
を使ってd軸電流idを零、q軸電流iqを正の一定値に
制御したとき、位置演算値が正確である場合は電動機に
正のトルクが発生し、180°の誤差を持つ場合は負の
トルクが発生する。従って、このときのトルクの極性
(方向)を検出すれば、位置演算値を補正できる。この
第4実施形態では、通常時の回転角からトルクの極性を
間接的に判別して0°または180°の位置補正値φ2
を生成し、これを用いて位置演算値θe st1を補正するこ
ととした。尚、d軸電流は零でなくてもよいが、トルク
を発生させるためにq軸電流は零でないことが条件であ
る。
【0032】次に、この実施形態における位置演算値の
補正方法を説明する。図4に示したq軸電流制御部30
0は、第1、第2の座標変換器301,302と、d軸
電流調節器303と、q軸電流調節器304とを備えて
おり、第1〜第3実施形態のうちの何れかによって求め
た位置演算値θest1を用いて、d軸電流idを零、q軸
電流iqを正の一定値に制御する。なお、この制御部3
00の詳細な機能は、図1,2のγ−δ軸電流制御部1
00と同等であるため説明を省略する。
【0033】極性判別部400では、速度検出手段40
1により通流中の速度ωを求め、スイッチ手段402を
介して積分手段403により通流開始から積分を行う。
こうして求めた通流中の回転角△θは極性判別器404
に入力され、数式6に従った位置補正値φ2が演算され
る。
【0034】
【数6】・△θ>△θlim になったら、φ2=0° ・△θ<△θlim になったら、φ2=180°
【0035】つまり、△θ>△θlimの場合には位置演
算値θest1が正確であり、電動機に正のトルクが発生す
るので位置補正値φ2を0°(補正しない)とし、△θ
<△θlimの場合には位置演算値θest1が誤差を持って
いて電動機に負のトルクが発生するため位置補正値φ2
を180°とする。こうして位置補正値φ2の演算が完
了した後、加算手段405によりもとの位置演算値θ
est1にφ2を加算して新たな回転子位置の演算値θest2
を求め、この演算値θest2を使って電動機の運転を開始
する。上記構成により、誤差のない正確な回転子位置を
演算できるため、永久磁石同期電動機を運転する場合に
もスムーズな加速特性を得ることができる。
【0036】最後に、図5は本発明の第5実施形態の制
御ブロック図であり、請求項5に記載した発明の実施形
態に相当する。この第5実施形態は第4実施形態を改良
したものであり、電動機の回転中にも正確な位置演算を
行うようにしたものである。
【0037】すなわち、速度検出値ωは加算手段408
に入力されていると共に、通流開始時にオンするスイッ
チ手段406を介してメモり407に入力されており、
メモリ407には通流開始時の速度ω0が記憶される。
この速度ω0は加算手段408に図示の符号で入力さ
れ、平常回転時のωとの偏差がスイッチ手段402を介
して積分手段403に入力される。従って、通流中の回
転角△θは、通流中の速度ωと通流開始時の速度ω0
の偏差を積分することにより演算される。極性判別器4
04及びそれ以後の演算は、第4実施形態と同じであ
り、誤差の有無に応じた位置補正値φ2をもとの位置演
算値θest1に加算して新たな回転子位置の演算値θest2
が求められる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、突極性を
有する回転子を備えた同期電動機の制御装置において、
位置検出器の原点位置がリセットされていない状態から
でも、運転不能な状態や逆転を生じることなく迅速かつ
スムーズな運転が可能になる。このため、位置検出器を
アブソリュートエンコーダやレゾルバ等からインクリメ
ンタル式エンコーダに置き換えることができ、その低価
格性によって駆動システムのコストを低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す制御ブロック図で
ある。
【図2】本発明の第2実施形態を示す制御ブロック図で
ある。
【図3】本発明の第3実施形態を示す制御ブロック図で
ある。
【図4】本発明の第4実施形態を示す制御ブロック図で
ある。
【図5】本発明の第5実施形態を示す制御ブロック図で
ある。
【図6】固定子軸とγ−δ軸との関係を示す図である。
【符号の説明】
100 γ−δ軸電流制御部 101,102,301,302 座標変換器 103 γ軸電流調節器 104 δ軸電流調節器 105,210,403 積分手段 200,200A,200B 位置演算部 201 バンドパスフィルタ 202,204,206,209,402,406 ス
イッチ手段 203 零クロス検出器 205,407 メモリ 207 平均化演算器 208,401 速度検出手段 211,212,405,408 加算手段 300 q軸電流制御部 303 d軸電流調節器 304 q軸電流調節器 400,400A 極性判別部 404 極性判別器
フロントページの続き (72)発明者 山嵜 高裕 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 林 寛明 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5H560 BB04 BB15 BB18 DA09 DA15 DB07 DB20 DC12 RR10 TT07 TT08 TT11 TT15 TT20 XA02 XA12 XA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突極性を有する回転子を備えた同期電動
    機の制御装置において、 回転子と同期しない任意速度の回転磁界を電動機に発生
    させる手段と、 前記回転磁界と同期して回転する回転座標軸上の電動機
    電圧を検出する手段と、 前記回転座標軸上の電動機電圧の脈動成分の位相情報か
    ら回転子位置を演算する手段と、 を備えたことを特徴とする同期電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 突極性を有する回転子を備えた同期電動
    機の制御装置において、 回転子と同期しない任意速度の回転磁界を電動機に発生
    させる手段と、 前記回転磁界と同期して回転する回転座標軸上の電動機
    電圧を検出する手段と、 前記回転座標軸上の電動機電圧の脈動成分の零クロス点
    を検出する手段と、 前記零クロス点における回転座標軸位置を格納するメモ
    リと、 前記メモリに格納したデータから位置補正値を演算する
    手段と、 前記位置補正値の演算が完了した後に電動機の速度検出
    値を積分して回転子の相対位置を演算する手段と、 前記相対位置と前記位置補正値とを加算して回転子位置
    を演算する手段と、 を備えたことを特徴とする同期電動機の制御装置。
  3. 【請求項3】 突極性を有する回転子を備えた同期電動
    機の制御装置において、 回転子と同期しない任意速度の回転磁界を電動機に発生
    させる手段と、 前記回転磁界と同期して回転する回転座標軸上の電動機
    電圧を検出する手段と、 前記回転座標軸上の電動機電圧の脈動成分の零クロス点
    を検出する手段と、 電動機の速度検出値を積分して回転子の相対位置を演算
    する手段と、 前記零クロス点における回転座標軸位置と前記相対位置
    との偏差を格納するメモリと、 前記メモリに格納したデータから位置補正値を演算する
    手段と、 前記相対位置と前記位置補正値とを加算して回転子位置
    を演算する手段と、 を備えたことを特徴とする同期電動機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3の何れか1項に記
    載した制御装置であって永久磁石同期電動機の制御装置
    において、 前記位置演算値を用いて少なくとも電動機のトルク電流
    成分を零でない値に電流制御する手段と、 前記電流制御を実行している間の電動機の速度検出値を
    積分して回転子の回転角度を検出する手段と、 前記回転角度の大きさから電動機のトルクの極性を判別
    して第2の位置補正値を計算する手段と、 前記位置演算値に第2の位置補正値を加算して位置演算
    値を補正する手段と、を有することを特徴とする同期電
    動機の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3の何れか1項に記
    載した制御装置であって永久磁石同期電動機の制御装置
    において、 前記位置演算値を用いて少なくとも電動機のトルク電流
    成分を零でない値に電流制御する手段と、 前記電流制御を開始するときの電動機速度を初期速度と
    して格納するメモリと、 前記電流制御を実行している間の電動機の速度検出値と
    前記初期速度との偏差を積分して回転子の回転角度を検
    出する手段と、 前記回転角度の大きさから電動機のトルクの極性を判別
    して第2の位置補正値を計算する手段と、 前記位置演算値に第2の位置補正値を加算して位置演算
    値を補正する手段と、 を有することを特徴とする同期電動機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003083087A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービンプラント、及びその動作方法
JP2008079387A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Nsk Ltd モータ制御方法及び装置

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