JP2000225106A - 受信コイル並びに磁気共鳴撮像方法および装置 - Google Patents
受信コイル並びに磁気共鳴撮像方法および装置Info
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/32—Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
- G01R33/34—Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
- G01R33/341—Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR comprising surface coils
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カップリングのない複数のコイルを備えた受
信コイル、並びに、そのような受信コイルを用いる磁気
共鳴撮像方法および装置を実現する。 【解決手段】 直列キャパシタ422を有する導体42
4のループを複数個配設して受信コイルを構成するに当
たり、キャパシタ422の両端にインダクタ428を通
じて入力回路を並列接続した低入力インピーダンス増幅
器426を設け、LC回路の並列共振による高インピー
ダンスにより相互間のデカップリングを行う。
信コイル、並びに、そのような受信コイルを用いる磁気
共鳴撮像方法および装置を実現する。 【解決手段】 直列キャパシタ422を有する導体42
4のループを複数個配設して受信コイルを構成するに当
たり、キャパシタ422の両端にインダクタ428を通
じて入力回路を並列接続した低入力インピーダンス増幅
器426を設け、LC回路の並列共振による高インピー
ダンスにより相互間のデカップリングを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信コイル(co
il)並びに磁気共鳴撮像方法および装置に関し、特
に、直列キャパシタ(capacitor)を有する導
体のループ(loop)が複数個配設された受信コイ
ル、並びに、そのような受信コイルを用いる磁気共鳴撮
像方法および装置に関する。
il)並びに磁気共鳴撮像方法および装置に関し、特
に、直列キャパシタ(capacitor)を有する導
体のループ(loop)が複数個配設された受信コイ
ル、並びに、そのような受信コイルを用いる磁気共鳴撮
像方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮像装置では、被検体に近接し
てその周りを囲むように受信コイルを設置し、撮像部位
にできるだけ近い位置で磁気共鳴信号を測定して信号の
S/N(signal to noise rati
o)を良くするようにしている。
てその周りを囲むように受信コイルを設置し、撮像部位
にできるだけ近い位置で磁気共鳴信号を測定して信号の
S/N(signal to noise rati
o)を良くするようにしている。
【0003】この種の受信コイルの典型例として、脊髄
(スパイン:spine)撮像に用いられるソレノイド
(solenoid)型の受信コイルがある。スパイン
は一般的に、頸部脊髄(Cスパイン:cervical
spine)、胸部脊髄(Tスパイン:thorac
ic spine)および腰部脊髄(Lスパイン:lu
mbar spine)に3区分されるので、受信コイ
ルは3種類設けられ、撮像するスパインに応じて使い分
けるようにしている。
(スパイン:spine)撮像に用いられるソレノイド
(solenoid)型の受信コイルがある。スパイン
は一般的に、頸部脊髄(Cスパイン:cervical
spine)、胸部脊髄(Tスパイン:thorac
ic spine)および腰部脊髄(Lスパイン:lu
mbar spine)に3区分されるので、受信コイ
ルは3種類設けられ、撮像するスパインに応じて使い分
けるようにしている。
【0004】複数の受信コイルを同時に使用すると、電
磁的なカップリング(coupling)によりコイル
の共振周波数が変わってしまうので、同一の被検者につ
き2箇所以上のスパインを撮像する場合は、それぞれ専
用の受信コイルを付け替えて使用し、カップリングが発
生しないようにしている。
磁的なカップリング(coupling)によりコイル
の共振周波数が変わってしまうので、同一の被検者につ
き2箇所以上のスパインを撮像する場合は、それぞれ専
用の受信コイルを付け替えて使用し、カップリングが発
生しないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数箇所
のスパインを撮像するとき、受信コイルの付け替えを必
要とするのは作業が繁雑となり、また、体位の変更等が
被検者の負担を大きくするという問題点があった。
のスパインを撮像するとき、受信コイルの付け替えを必
要とするのは作業が繁雑となり、また、体位の変更等が
被検者の負担を大きくするという問題点があった。
【0006】ソレノイドコイルの軸長を長くして体軸方
向の受信感度範囲を広げれば、複数箇所のスパインの同
時撮像が可能になるが、そのよう軸長の長いコイルでは
受信信号のS/Nが低下するという問題があった。
向の受信感度範囲を広げれば、複数箇所のスパインの同
時撮像が可能になるが、そのよう軸長の長いコイルでは
受信信号のS/Nが低下するという問題があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、カップリングのない複数のコイルを備え
た受信コイル、並びに、そのような受信コイルを用いる
磁気共鳴撮像方法および装置を実現することである。
されたもので、カップリングのない複数のコイルを備え
た受信コイル、並びに、そのような受信コイルを用いる
磁気共鳴撮像方法および装置を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の本発明は、直列キャパシタを有する導体のル
ープが複数個配設された受信コイルであって、前記ルー
プは前記キャパシタの両端にインダクタを通じて入力回
路を並列接続した低入力インピーダンス増幅器、を具備
することを特徴とする受信コイルである。
する第1の本発明は、直列キャパシタを有する導体のル
ープが複数個配設された受信コイルであって、前記ルー
プは前記キャパシタの両端にインダクタを通じて入力回
路を並列接続した低入力インピーダンス増幅器、を具備
することを特徴とする受信コイルである。
【0009】(2)上記の課題を解決する第2の本発明
は、被検体を収容した空間に静磁場を形成し、前記空間
に勾配磁場を形成し、前記空間に高周波磁場を形成し、
前記空間から磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気
共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴撮像方法で
あって、前記磁気共鳴信号の測定は、直列キャパシタを
有する導体のループが複数個配設され、前記ループが前
記キャパシタの両端にインダクタを通じて入力回路を並
列接続した低入力インピーダンス増幅器を有する受信コ
イルを用いて行う、ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法
である。
は、被検体を収容した空間に静磁場を形成し、前記空間
に勾配磁場を形成し、前記空間に高周波磁場を形成し、
前記空間から磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気
共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共鳴撮像方法で
あって、前記磁気共鳴信号の測定は、直列キャパシタを
有する導体のループが複数個配設され、前記ループが前
記キャパシタの両端にインダクタを通じて入力回路を並
列接続した低入力インピーダンス増幅器を有する受信コ
イルを用いて行う、ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法
である。
【0010】(3)上記の課題を解決する第3の本発明
は、被検体を収容した空間に静磁場を形成する静磁場形
成手段と、前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成
手段と、前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形
成手段と、前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手
段と、前記測定手段が測定した前記磁気共鳴信号に基づ
いて画像を生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴
撮像装置であって、前記測定手段は、直列キャパシタを
有する導体のループが複数個配設された受信コイルであ
って、前記ループは前記キャパシタの両端にインダクタ
を通じて入力回路を並列接続した低入力インピーダンス
増幅器を有する受信コイル、を具備することを特徴とす
る磁気共鳴撮像装置である。
は、被検体を収容した空間に静磁場を形成する静磁場形
成手段と、前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成
手段と、前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形
成手段と、前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手
段と、前記測定手段が測定した前記磁気共鳴信号に基づ
いて画像を生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴
撮像装置であって、前記測定手段は、直列キャパシタを
有する導体のループが複数個配設された受信コイルであ
って、前記ループは前記キャパシタの両端にインダクタ
を通じて入力回路を並列接続した低入力インピーダンス
増幅器を有する受信コイル、を具備することを特徴とす
る磁気共鳴撮像装置である。
【0011】(4)上記の課題を解決する第4の本発明
は、前記測定手段は、直列キャパシタを有する導体のル
ープからなり、前記受信コイルの感度方向に垂直な方向
に感度を有する受信コイルであって、前記ループが前記
キャパシタの両端にインダクタを通じて入力回路を並列
接続した低入力インピーダンス増幅器を有する第2の受
信コイルと、前記各低入力インピーダンス増幅器のうち
の少なくとも1つにつき出力信号線のグラウンド側を共
通グラウンドに接続する周波数選択性の信号阻止回路と
を具備することを特徴とする(3)に記載の磁気共鳴撮
像装置である。
は、前記測定手段は、直列キャパシタを有する導体のル
ープからなり、前記受信コイルの感度方向に垂直な方向
に感度を有する受信コイルであって、前記ループが前記
キャパシタの両端にインダクタを通じて入力回路を並列
接続した低入力インピーダンス増幅器を有する第2の受
信コイルと、前記各低入力インピーダンス増幅器のうち
の少なくとも1つにつき出力信号線のグラウンド側を共
通グラウンドに接続する周波数選択性の信号阻止回路と
を具備することを特徴とする(3)に記載の磁気共鳴撮
像装置である。
【0012】第1の発明ないし第4の発明のうちいずれ
か1つにおいて、前記ループは外部信号で制御されるデ
ィスエーブル手段を有することが、デカップリング性能
をさらに高める点で好ましい。
か1つにおいて、前記ループは外部信号で制御されるデ
ィスエーブル手段を有することが、デカップリング性能
をさらに高める点で好ましい。
【0013】また、第2の発明または第3の発明におい
て、前記低入力インピーダンス増幅器につき出力信号線
のグラウンド側を共通グラウンドに接続する周波数選択
性の信号阻止回路とを具備することが、S/Nの良い受
信信号を得る点で好ましい。
て、前記低入力インピーダンス増幅器につき出力信号線
のグラウンド側を共通グラウンドに接続する周波数選択
性の信号阻止回路とを具備することが、S/Nの良い受
信信号を得る点で好ましい。
【0014】また、第3の発明または第4の発明におい
て、前記周波数選択性の信号阻止回路がトラップ回路で
あることが信号阻止を効果的に行う点で好ましい。ま
た、第4の発明において、前記第2の受信コイルがサド
ル型コイルであることがクオドラチャ受信を効果的に行
う点で好ましい。
て、前記周波数選択性の信号阻止回路がトラップ回路で
あることが信号阻止を効果的に行う点で好ましい。ま
た、第4の発明において、前記第2の受信コイルがサド
ル型コイルであることがクオドラチャ受信を効果的に行
う点で好ましい。
【0015】(作用)本発明では、増幅器の低入力イン
ピーダンスを介してループ中のキャパシタにインダクタ
が並列に接続され、LC並列回路が形成される。並列共
振による高インピーダンスがループ間のカップリングを
阻止する。
ピーダンスを介してループ中のキャパシタにインダクタ
が並列に接続され、LC並列回路が形成される。並列共
振による高インピーダンスがループ間のカップリングを
阻止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例
が示される。
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例
が示される。
【0017】図1に示すように、本装置では、静磁場発
生部2がその内部空間に均一な静磁場を形成する。静磁
場発生部2は、本発明における静磁場形成手段の実施の
形態の一例である。静磁場発生部2は図示しない例えば
永久磁石等の1対の磁気発生器を備えており、それらが
間隔を保って上下方向に対向し、その対向空間に静磁場
(垂直磁場)を形成している。なお、磁気発生器は永久
磁石に限らず、超電導電磁石や常電導電磁石等であって
良いのはもちろんである。
生部2がその内部空間に均一な静磁場を形成する。静磁
場発生部2は、本発明における静磁場形成手段の実施の
形態の一例である。静磁場発生部2は図示しない例えば
永久磁石等の1対の磁気発生器を備えており、それらが
間隔を保って上下方向に対向し、その対向空間に静磁場
(垂直磁場)を形成している。なお、磁気発生器は永久
磁石に限らず、超電導電磁石や常電導電磁石等であって
良いのはもちろんである。
【0018】静磁場発生部2の内部空間には勾配コイル
部4,4’および送信コイル6,6’が設けられ、同様
にそれぞれ間隔を保って上下方向に対向している。送信
コイル部6,6’が対向する空間に、被検体8が、撮像
テーブル10に搭載されて図示しない搬入手段により搬
入される。被検体8の体軸は静磁場の方向と直交する。
撮像テーブル10には、被検体8の撮像部位を囲んでそ
れぞれ受信コイル部102,104,106が取り付け
られている。受信コイル部102,104,106は、
本発明の受信コイルの実施の形態の一例である。
部4,4’および送信コイル6,6’が設けられ、同様
にそれぞれ間隔を保って上下方向に対向している。送信
コイル部6,6’が対向する空間に、被検体8が、撮像
テーブル10に搭載されて図示しない搬入手段により搬
入される。被検体8の体軸は静磁場の方向と直交する。
撮像テーブル10には、被検体8の撮像部位を囲んでそ
れぞれ受信コイル部102,104,106が取り付け
られている。受信コイル部102,104,106は、
本発明の受信コイルの実施の形態の一例である。
【0019】受信コイル部102は、Cスパイン撮像用
のものであり、被検体8の頸部を囲むように取り付けら
れている。受信コイル部104は、Tスパイン撮像用の
ものであり、被検体8の胸部を囲むように取り付けられ
ている。受信コイル部104は、例えば2つのコイルを
対にしたものとなっている。なお、対をなすコイルの数
は2つに限らず適宜の個数で良い。受信コイル部106
は、Lスパイン撮像用のものであり、被検体8の腰部を
囲むように取り付けられている。受信コイル部106
も、例えば2つのコイルを対にしたものとなっている。
なお、対をなすコイルの数は2つに限らず適宜の個数で
良い。受信コイル部102,104,106さらに詳細
な構成については、のちにあらためて説明する。
のものであり、被検体8の頸部を囲むように取り付けら
れている。受信コイル部104は、Tスパイン撮像用の
ものであり、被検体8の胸部を囲むように取り付けられ
ている。受信コイル部104は、例えば2つのコイルを
対にしたものとなっている。なお、対をなすコイルの数
は2つに限らず適宜の個数で良い。受信コイル部106
は、Lスパイン撮像用のものであり、被検体8の腰部を
囲むように取り付けられている。受信コイル部106
も、例えば2つのコイルを対にしたものとなっている。
なお、対をなすコイルの数は2つに限らず適宜の個数で
良い。受信コイル部102,104,106さらに詳細
な構成については、のちにあらためて説明する。
【0020】勾配コイル部4,4’には勾配駆動部16
が接続されている。勾配駆動部16は勾配コイル部4,
4’に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させるようにな
っている。勾配コイル部4,4’および勾配駆動部16
は、本発明における勾配磁場形成手段の実施の形態の一
例である。発生する勾配磁場は、スライス(slic
e)勾配磁場、読み出し勾配磁場および位相エンコード
(encode)勾配磁場の3種である。
が接続されている。勾配駆動部16は勾配コイル部4,
4’に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させるようにな
っている。勾配コイル部4,4’および勾配駆動部16
は、本発明における勾配磁場形成手段の実施の形態の一
例である。発生する勾配磁場は、スライス(slic
e)勾配磁場、読み出し勾配磁場および位相エンコード
(encode)勾配磁場の3種である。
【0021】送信コイル部6,6’には送信部18が接
続されている。送信部18は送信コイル部6,6’に駆
動信号を与えてRF磁場を発生させ、それによって、被
検体8の体内のスピン(spin)を励起する。送信コ
イル部6,6’および送信部18は、本発明における高
周波磁場形成手段の実施の形態の一例である。
続されている。送信部18は送信コイル部6,6’に駆
動信号を与えてRF磁場を発生させ、それによって、被
検体8の体内のスピン(spin)を励起する。送信コ
イル部6,6’および送信部18は、本発明における高
周波磁場形成手段の実施の形態の一例である。
【0022】受信コイル部102,104,106は、
被検体8内の励起されたスピンが発生する磁気共鳴信号
を受信する。受信コイル部102,104,106はそ
れぞれCスパイン、TスパインおよびLスパインにおけ
る磁気共鳴信号を受信する。受信コイル部102,10
4,106は受信部20の入力側に接続され、それぞれ
の受信信号を受信部20に入力する。
被検体8内の励起されたスピンが発生する磁気共鳴信号
を受信する。受信コイル部102,104,106はそ
れぞれCスパイン、TスパインおよびLスパインにおけ
る磁気共鳴信号を受信する。受信コイル部102,10
4,106は受信部20の入力側に接続され、それぞれ
の受信信号を受信部20に入力する。
【0023】受信部20は、図示しない切換器を通じて
受信コイル部102,104,106のうちの1系統か
ら受信信号を入力する。あるいは、受信コイル部10
2,104,106に対応する3系統の受信系を設け
て、それぞれ受信するようにしても良い。なお、受信部
20は、対をなす複数のコイルに対応した図示しない複
数の受信回路を有する。
受信コイル部102,104,106のうちの1系統か
ら受信信号を入力する。あるいは、受信コイル部10
2,104,106に対応する3系統の受信系を設け
て、それぞれ受信するようにしても良い。なお、受信部
20は、対をなす複数のコイルに対応した図示しない複
数の受信回路を有する。
【0024】受信部20の出力側はアナログ・ディジタ
ル(analog−to−digital)変換部22
の入力側に接続されている。アナログ・ディジタル変換
部22は受信部20の出力信号をディジタル信号に変換
する。アナログ・ディジタル変換部22は、受信回路に
対応したアナログ・ディジタル変換回路を有する。アナ
ログ・ディジタル変換部22には、受信部20の3系統
の受信回路に対応する3系統のアナログ・ディジタル変
換系を設けるようにしても良い。
ル(analog−to−digital)変換部22
の入力側に接続されている。アナログ・ディジタル変換
部22は受信部20の出力信号をディジタル信号に変換
する。アナログ・ディジタル変換部22は、受信回路に
対応したアナログ・ディジタル変換回路を有する。アナ
ログ・ディジタル変換部22には、受信部20の3系統
の受信回路に対応する3系統のアナログ・ディジタル変
換系を設けるようにしても良い。
【0025】受信コイル部102,104,106、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22は、本
発明における測定手段の実施の形態の一例である。アナ
ログ・ディジタル変換部22の出力側はコンピュータ
(computer)24に接続されている。
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22は、本
発明における測定手段の実施の形態の一例である。アナ
ログ・ディジタル変換部22の出力側はコンピュータ
(computer)24に接続されている。
【0026】コンピュータ24はアナログ・ディジタル
変換部22からディジタル信号を入力し、図示しないメ
モリ(memory)に記憶する。メモリ内にはデータ
(data)空間が形成される。アナログ・ディジタル
変換系を3系統設けた場合は、各系統ごとにデータ空間
が形成される。これらデータ空間はいずれも2次元フー
リエ(Fourier)空間を構成する。コンピュータ
24は、これら2次元フーリエ空間のデータをそれぞれ
2次元逆フーリエ変換して被検体8の画像を再構成す
る。コンピュータ24は、本発明における画像生成手段
の実施の形態の一例である。
変換部22からディジタル信号を入力し、図示しないメ
モリ(memory)に記憶する。メモリ内にはデータ
(data)空間が形成される。アナログ・ディジタル
変換系を3系統設けた場合は、各系統ごとにデータ空間
が形成される。これらデータ空間はいずれも2次元フー
リエ(Fourier)空間を構成する。コンピュータ
24は、これら2次元フーリエ空間のデータをそれぞれ
2次元逆フーリエ変換して被検体8の画像を再構成す
る。コンピュータ24は、本発明における画像生成手段
の実施の形態の一例である。
【0027】コンピュータ24は制御部30に接続され
ている。制御部30は勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22に接続
されている。制御部30は、コンピュータ24から与え
られる指令に基づいて勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22をそれ
ぞれ制御し、磁気共鳴撮像を実行する。
ている。制御部30は勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22に接続
されている。制御部30は、コンピュータ24から与え
られる指令に基づいて勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22をそれ
ぞれ制御し、磁気共鳴撮像を実行する。
【0028】コンピュータ24には表示部32と操作部
34が接続されている。表示部32は、コンピュータ2
4から出力される再構成画像および各種の情報を表示す
る。操作部34は、操作者によって操作され、各種の指
令や情報等をコンピュータ24に入力する。
34が接続されている。表示部32は、コンピュータ2
4から出力される再構成画像および各種の情報を表示す
る。操作部34は、操作者によって操作され、各種の指
令や情報等をコンピュータ24に入力する。
【0029】図2に、受信コイル部102,104,1
06の構成の一例を、被検体8および撮像テーブル10
とともに模式的に示す。同図の(a)は平面図、(b)
はA−A断面図である。両図において、x,y,zは互
いに直交する3つの方向を表す。x方向を受信コイル部
102,104,106の左右方向、y方向を同じく上
下方向、z方向を同じく軸方向とする。後述する他の図
においても同様である。
06の構成の一例を、被検体8および撮像テーブル10
とともに模式的に示す。同図の(a)は平面図、(b)
はA−A断面図である。両図において、x,y,zは互
いに直交する3つの方向を表す。x方向を受信コイル部
102,104,106の左右方向、y方向を同じく上
下方向、z方向を同じく軸方向とする。後述する他の図
においても同様である。
【0030】図2に示すように、受信コイル部106を
構成する2つの部分コイルは、被検体8の腰部を略半円
形に取り囲み、両端部のコネクタ108によって撮像テ
ーブル10上の図示しない対応するコネクタにそれぞれ
取り付けられている。撮像テーブル10の表面下には、
コネクタ間を接続する電気回路110が部分コイルごと
に設けられている。電気回路110は、部分コイルとと
もに閉じたループを構成する。これによって、1ターン
(turn)ないし適宜のターン数の閉ループをなす2
つのコイルがそれぞれが構成される。受信コイル部10
4,102はそれぞれ被検体8の胸部および頸部を取り
囲み、受信コイル部106と同様な構成で撮像テーブル
10上に取り付けられている。受信コイル部104,1
02もそれぞれ閉ループを構成する。
構成する2つの部分コイルは、被検体8の腰部を略半円
形に取り囲み、両端部のコネクタ108によって撮像テ
ーブル10上の図示しない対応するコネクタにそれぞれ
取り付けられている。撮像テーブル10の表面下には、
コネクタ間を接続する電気回路110が部分コイルごと
に設けられている。電気回路110は、部分コイルとと
もに閉じたループを構成する。これによって、1ターン
(turn)ないし適宜のターン数の閉ループをなす2
つのコイルがそれぞれが構成される。受信コイル部10
4,102はそれぞれ被検体8の胸部および頸部を取り
囲み、受信コイル部106と同様な構成で撮像テーブル
10上に取り付けられている。受信コイル部104,1
02もそれぞれ閉ループを構成する。
【0031】図3に、それら閉ループの電気回路の一例
を示す。閉ループは受信コイルを構成する。同図に示す
ように、閉ループはキャパシタ302と導体304の直
列接続によって構成される。キャパシタおよび導体への
符号付けは1箇所で代表する。閉ループは、本発明にお
けるループの実施の形態の一例である。キャパシタ30
2は、本発明におけるキャパシタの実施の形態の一例で
ある。キャパシタ302の個数は図示したような4個に
限るものではなく適宜で良い。導体304は、本発明に
おける導体の実施の形態の一例である。
を示す。閉ループは受信コイルを構成する。同図に示す
ように、閉ループはキャパシタ302と導体304の直
列接続によって構成される。キャパシタおよび導体への
符号付けは1箇所で代表する。閉ループは、本発明にお
けるループの実施の形態の一例である。キャパシタ30
2は、本発明におけるキャパシタの実施の形態の一例で
ある。キャパシタ302の個数は図示したような4個に
限るものではなく適宜で良い。導体304は、本発明に
おける導体の実施の形態の一例である。
【0032】1つのキャパシタ302の両端には、閉ル
ープが受信した磁気共鳴信号を増幅するプリアンプ(p
reamplifier)306の入力回路がインダク
タ(inductor)308を通じて接続されてい
る。インダクタ308は、本発明におけるインダクタの
実施の形態の一例である。プリアンプ306としては入
力回路のインピーダンス(impedance)が十分
に低い増幅器、すなわち、低入力インピーダンス増幅器
が用いられる。プリアンプ306は、本発明における低
入力インピーダンス増幅器の実施の形態の一例である。
ープが受信した磁気共鳴信号を増幅するプリアンプ(p
reamplifier)306の入力回路がインダク
タ(inductor)308を通じて接続されてい
る。インダクタ308は、本発明におけるインダクタの
実施の形態の一例である。プリアンプ306としては入
力回路のインピーダンス(impedance)が十分
に低い増幅器、すなわち、低入力インピーダンス増幅器
が用いられる。プリアンプ306は、本発明における低
入力インピーダンス増幅器の実施の形態の一例である。
【0033】このような閉ループでは、プリアンプ30
6が低入力インピーダンス増幅器であることにより、実
質的にキャパシタ302とインダクタ308によるLC
並列回路が形成される。ここで、LC並列回路の共振周
波数は磁気共鳴信号の周波数と一致するように選ばれて
いる。このため、磁気共鳴信号の受信時にはLC並列回
路が共振し、それによる高インピーダンスにより、閉ル
ープは実質的にオープン(open)状態となる。
6が低入力インピーダンス増幅器であることにより、実
質的にキャパシタ302とインダクタ308によるLC
並列回路が形成される。ここで、LC並列回路の共振周
波数は磁気共鳴信号の周波数と一致するように選ばれて
いる。このため、磁気共鳴信号の受信時にはLC並列回
路が共振し、それによる高インピーダンスにより、閉ル
ープは実質的にオープン(open)状態となる。
【0034】このような閉ループをなす受信コイル部1
02,104,106が、ループ面を対向させて撮像テ
ーブル10上に所定の間隔で配設されている。撮像テー
ブル10上に配設された状態での受信コイル部102,
104,106の電気回路を図4に示す。なお、図4は
各コイルのループ面を斜めに見る角度から描いてある。
同図に示すように、受信コイル部102は単一の閉ルー
プで構成され、受信コイル部104,106はいずれも
2つの閉ループで構成される。なお、受信コイル部10
2も、必要に応じて2つあるいはそれ以上の閉ループで
構成して良いのはもちろんである。
02,104,106が、ループ面を対向させて撮像テ
ーブル10上に所定の間隔で配設されている。撮像テー
ブル10上に配設された状態での受信コイル部102,
104,106の電気回路を図4に示す。なお、図4は
各コイルのループ面を斜めに見る角度から描いてある。
同図に示すように、受信コイル部102は単一の閉ルー
プで構成され、受信コイル部104,106はいずれも
2つの閉ループで構成される。なお、受信コイル部10
2も、必要に応じて2つあるいはそれ以上の閉ループで
構成して良いのはもちろんである。
【0035】受信コイル部102では、キャパシタ42
2の両端にインダクタ428を通じてプリアンプ426
の入力回路が接続されている。キャパシタ422および
インダクタ428は、磁気共鳴信号の周波数に共振する
並列共振回路を構成する。
2の両端にインダクタ428を通じてプリアンプ426
の入力回路が接続されている。キャパシタ422および
インダクタ428は、磁気共鳴信号の周波数に共振する
並列共振回路を構成する。
【0036】受信コイル部104においては、1つの閉
ループではキャパシタ442の両端にインダクタ448
を通じてプリアンプ446の入力回路が接続され、もう
1つの閉ループではキャパシタ442’の両端にインダ
クタ448’を通じてプリアンプ446’の入力回路が
接続されている。これらの閉ループにおいて、キャパシ
タ442とインダクタ448およびキャパシタ442’
とインダクタ448’は、磁気共鳴信号の周波数に共振
する並列共振回路をそれぞれ構成する。
ループではキャパシタ442の両端にインダクタ448
を通じてプリアンプ446の入力回路が接続され、もう
1つの閉ループではキャパシタ442’の両端にインダ
クタ448’を通じてプリアンプ446’の入力回路が
接続されている。これらの閉ループにおいて、キャパシ
タ442とインダクタ448およびキャパシタ442’
とインダクタ448’は、磁気共鳴信号の周波数に共振
する並列共振回路をそれぞれ構成する。
【0037】受信コイル部106においては、1つの閉
ループではキャパシタ462の両端にインダクタ468
を通じてプリアンプ466の入力回路が接続され、もう
1つの閉ループではキャパシタ462’の両端にインダ
クタ468’を通じてプリアンプ466’の入力回路が
接続されている。これらの閉ループにおいて、キャパシ
タ462とインダクタ468およびキャパシタ462’
とインダクタ468’が、それぞれ磁気共鳴信号の周波
数に共振する並列共振回路を構成する。
ループではキャパシタ462の両端にインダクタ468
を通じてプリアンプ466の入力回路が接続され、もう
1つの閉ループではキャパシタ462’の両端にインダ
クタ468’を通じてプリアンプ466’の入力回路が
接続されている。これらの閉ループにおいて、キャパシ
タ462とインダクタ468およびキャパシタ462’
とインダクタ468’が、それぞれ磁気共鳴信号の周波
数に共振する並列共振回路を構成する。
【0038】このため、磁気共鳴信号の受信時にはいず
れの閉ループもLC回路の並列共振による高インピーダ
ンスにより実質的にオープンとなる。このように受信時
に受信コイル部102,104,106における全ての
閉ループが実質的にオープンになるので、それらの間に
カップリングが生じない。このようなデカップリング
(decoupling)により、各閉ループは独立に
存在するのと同様になり、近隣の閉ループの影響を受け
ることなく磁気共鳴信号を個々に受信することができ
る。すなわち、受信コイル部102,104,106
は、いわゆるフェーズドアレイコイル(phased−
array coil)となる。なお、各受信コイル部
において、LC回路とプリアンプからなる部分は撮像テ
ーブル10の表面下の電気回路110中に構成するの
が、プリアンプの設置や配線等が容易になる点で好まし
い。
れの閉ループもLC回路の並列共振による高インピーダ
ンスにより実質的にオープンとなる。このように受信時
に受信コイル部102,104,106における全ての
閉ループが実質的にオープンになるので、それらの間に
カップリングが生じない。このようなデカップリング
(decoupling)により、各閉ループは独立に
存在するのと同様になり、近隣の閉ループの影響を受け
ることなく磁気共鳴信号を個々に受信することができ
る。すなわち、受信コイル部102,104,106
は、いわゆるフェーズドアレイコイル(phased−
array coil)となる。なお、各受信コイル部
において、LC回路とプリアンプからなる部分は撮像テ
ーブル10の表面下の電気回路110中に構成するの
が、プリアンプの設置や配線等が容易になる点で好まし
い。
【0039】受信コイル部102,104,106に
は、相互のデカップリングをさらに確実なものにするた
めに、制御可能なディスエーブル(disable)回
路を設けることが好ましい。図5および図6にそのよう
なディスエーブル回路を有する受信コイル部102,1
04,106の電気回路の例を示す。同図において、図
4と同一の部分には同一の符号を伏して説明を省略す
る。
は、相互のデカップリングをさらに確実なものにするた
めに、制御可能なディスエーブル(disable)回
路を設けることが好ましい。図5および図6にそのよう
なディスエーブル回路を有する受信コイル部102,1
04,106の電気回路の例を示す。同図において、図
4と同一の部分には同一の符号を伏して説明を省略す
る。
【0040】図5に示すように、受信コイル部102で
は閉ループ中のキャパシタ522に並列に、インダクタ
524とダイオード(diode)526の直列回路が
接続されている。ダイオード526の両端には、図示し
ないバイアス(bias)回路から順バイアスまたは逆
バイアスが選択的に印加される。バイアスの印加は制御
部30によって制御される。キャパシタ522、インダ
クタ524、ダイオード526およびバイアス回路がデ
ィスエーブル回路を構成する。
は閉ループ中のキャパシタ522に並列に、インダクタ
524とダイオード(diode)526の直列回路が
接続されている。ダイオード526の両端には、図示し
ないバイアス(bias)回路から順バイアスまたは逆
バイアスが選択的に印加される。バイアスの印加は制御
部30によって制御される。キャパシタ522、インダ
クタ524、ダイオード526およびバイアス回路がデ
ィスエーブル回路を構成する。
【0041】順バイアスを印加したときは、ダイオード
526がオン(on)になって閉ループ中にもう1つの
LC並列回路ができる。LC並列回路の共振周波数は磁
気共鳴信号の周波数に一致するように選ばれており、並
列共振による高インピーダンスがさらに加算されること
により閉ループのオープン性が確実になる。逆バイアス
を印加したときはダイオード526がオフ(off)に
なってLC並列回路が構成されない。
526がオン(on)になって閉ループ中にもう1つの
LC並列回路ができる。LC並列回路の共振周波数は磁
気共鳴信号の周波数に一致するように選ばれており、並
列共振による高インピーダンスがさらに加算されること
により閉ループのオープン性が確実になる。逆バイアス
を印加したときはダイオード526がオフ(off)に
なってLC並列回路が構成されない。
【0042】受信コイル部104,106においても、
同様なディスエーブル回路が設けられている。すなわ
ち、キャパシタ542、インダクタ544、ダイオード
546およびバイアス回路が、受信コイル部104の1
つのループのディスエーブル回路であり、キャパシタ5
42’、インダクタ544’、ダイオード546’およ
びバイアス回路が、受信コイル部104のもう1つのル
ープのディスエーブル回路である。また、キャパシタ5
62、インダクタ564、ダイオード566およびバイ
アス回路が、受信コイル部106の1つのループのディ
スエーブル回路であり、キャパシタ562’、インダク
タ564’、ダイオード566’およバイアス回路が、
受信コイル部106のもう1つのループのディスエーブ
ル回路である。
同様なディスエーブル回路が設けられている。すなわ
ち、キャパシタ542、インダクタ544、ダイオード
546およびバイアス回路が、受信コイル部104の1
つのループのディスエーブル回路であり、キャパシタ5
42’、インダクタ544’、ダイオード546’およ
びバイアス回路が、受信コイル部104のもう1つのル
ープのディスエーブル回路である。また、キャパシタ5
62、インダクタ564、ダイオード566およびバイ
アス回路が、受信コイル部106の1つのループのディ
スエーブル回路であり、キャパシタ562’、インダク
タ564’、ダイオード566’およバイアス回路が、
受信コイル部106のもう1つのループのディスエーブ
ル回路である。
【0043】図6では、受信コイル部102の閉ループ
に直列にダイオード626が接続されている。ダイオー
ド626には図示しないバイアス回路から順バイアスま
たは逆バイアスが選択的に与えられる。ダイオード62
6およびバイアス回路がディスエーブル回路を構成す
る。バイアス回路は制御部30によって制御される。逆
バイアスでダイオード626とオフにすることにより、
閉ループの導通を阻止してディスエーブル状態にする。
順バイアスでダイオード626をオンにすることによ
り、閉ループを導通させて受信コイルとして機能させ
る。
に直列にダイオード626が接続されている。ダイオー
ド626には図示しないバイアス回路から順バイアスま
たは逆バイアスが選択的に与えられる。ダイオード62
6およびバイアス回路がディスエーブル回路を構成す
る。バイアス回路は制御部30によって制御される。逆
バイアスでダイオード626とオフにすることにより、
閉ループの導通を阻止してディスエーブル状態にする。
順バイアスでダイオード626をオンにすることによ
り、閉ループを導通させて受信コイルとして機能させ
る。
【0044】受信コイル部104,106においても、
同様なディスエーブル回路が設けられている。すなわ
ち、ダイオード646およびバイアス回路が受信コイル
部104の1つのループのディスエーブル回路であり、
ダイオード646’およびバイアス回路が受信コイル部
104のもう1つのループのディスエーブル回路であ
る。また、ダイオード666およびバイアス回路が受信
コイル部106の1つのループのディスエーブル回路で
あり、ダイオード666’およバイアス回路が受信コイ
ル部106のもう1つのループのディスエーブル回路で
ある。
同様なディスエーブル回路が設けられている。すなわ
ち、ダイオード646およびバイアス回路が受信コイル
部104の1つのループのディスエーブル回路であり、
ダイオード646’およびバイアス回路が受信コイル部
104のもう1つのループのディスエーブル回路であ
る。また、ダイオード666およびバイアス回路が受信
コイル部106の1つのループのディスエーブル回路で
あり、ダイオード666’およバイアス回路が受信コイ
ル部106のもう1つのループのディスエーブル回路で
ある。
【0045】なお、ダイオードのオン抵抗による閉ルー
プのQの低下を防止するために、例えば図7に示すよう
に、ダイオードのアノード(anode)とカソード
(cathode)にそれぞれキャパシタを直列接続し
てなる複数の回路を、ダイオードの極性が交互に反対に
なるようにして並列に接続し、かつ、全てのダイオード
を図示しないバイアス回路に直列に接続したものを用い
る。このようにすれば、並列回路の両端で見たダイオー
ドのオン抵抗は回路の並列数分の一に低下し、閉ループ
に対するダイオードのオン抵抗の影響を低減することが
できる。
プのQの低下を防止するために、例えば図7に示すよう
に、ダイオードのアノード(anode)とカソード
(cathode)にそれぞれキャパシタを直列接続し
てなる複数の回路を、ダイオードの極性が交互に反対に
なるようにして並列に接続し、かつ、全てのダイオード
を図示しないバイアス回路に直列に接続したものを用い
る。このようにすれば、並列回路の両端で見たダイオー
ドのオン抵抗は回路の並列数分の一に低下し、閉ループ
に対するダイオードのオン抵抗の影響を低減することが
できる。
【0046】このような受信コイル部102,104,
106において、磁気共鳴信号の受信時に、受信に使用
しない受信コイル部のディスエーブル回路を動作させる
ことにより、受信に使用する受信コイル部とのデカップ
リングを完璧なものにすることができる。ディスエーブ
ル回路は、送信コイル6,6’によるRF励起時の送信
コイル部6,6’とのデカップリングに使用するように
しても良い。
106において、磁気共鳴信号の受信時に、受信に使用
しない受信コイル部のディスエーブル回路を動作させる
ことにより、受信に使用する受信コイル部とのデカップ
リングを完璧なものにすることができる。ディスエーブ
ル回路は、送信コイル6,6’によるRF励起時の送信
コイル部6,6’とのデカップリングに使用するように
しても良い。
【0047】これによって、受信コイル部102,10
4,106は互いにデカップリングされたものとなり、
それぞれが単独に存在するのと同じになる。したがっ
て、受信コイル部102,104,106は、それぞれ
Cスパイン、TスパインおよびLスパンの磁気共鳴信号
を、近隣のコイルに影響されずにしかもS/Nを低下さ
せることなく受信することができる。また、複数箇所の
スパインについて磁気共鳴信号のS/Nの良い同時受信
も可能になる。
4,106は互いにデカップリングされたものとなり、
それぞれが単独に存在するのと同じになる。したがっ
て、受信コイル部102,104,106は、それぞれ
Cスパイン、TスパインおよびLスパンの磁気共鳴信号
を、近隣のコイルに影響されずにしかもS/Nを低下さ
せることなく受信することができる。また、複数箇所の
スパインについて磁気共鳴信号のS/Nの良い同時受信
も可能になる。
【0048】受信コイル部102,104,106は、
それぞれについて、大きさが異なる複数種類のものを用
意し、被検体8の体格に合わせて選択するのが、磁気共
鳴信号の測定を適切に行う点で好ましい。また、撮像テ
ーブル上のコネクタは、それぞれを複数箇所に設けるこ
とが、被検体8の体格の相違に適応する点で好ましい。
それぞれについて、大きさが異なる複数種類のものを用
意し、被検体8の体格に合わせて選択するのが、磁気共
鳴信号の測定を適切に行う点で好ましい。また、撮像テ
ーブル上のコネクタは、それぞれを複数箇所に設けるこ
とが、被検体8の体格の相違に適応する点で好ましい。
【0049】受信コイル部102,104,106で
は、各閉ループの受信信号は相互に独立しているので、
各受信信号からそれぞれ単独に画像を再構成することが
できる。すなわち、Cスパイン、TスパインおよびLス
パンの画像をそれぞれ独立に得ることができる。受信信
号のS/Nが良いので再構成画像は高品質となる。
は、各閉ループの受信信号は相互に独立しているので、
各受信信号からそれぞれ単独に画像を再構成することが
できる。すなわち、Cスパイン、TスパインおよびLス
パンの画像をそれぞれ独立に得ることができる。受信信
号のS/Nが良いので再構成画像は高品質となる。
【0050】また、それらの画像を用いて、Cスパイン
とTスパインを繋げた画像、TスパインとLスパンを繋
げた画像、あるいは、Cスパイン、TスパインおよびL
スパンを全て繋げた画像を得ることができる。これらの
合成画像も高品質なものとなる。
とTスパインを繋げた画像、TスパインとLスパンを繋
げた画像、あるいは、Cスパイン、TスパインおよびL
スパンを全て繋げた画像を得ることができる。これらの
合成画像も高品質なものとなる。
【0051】このように、複数箇所のスパインを個別に
あるいは同時に撮像することができるので、従来のよう
に、撮像箇所を変えるたびに受信コイルを付け替える必
要はない。したがって、作業性が大幅に向上しまた被検
者に負担をかけることもない。
あるいは同時に撮像することができるので、従来のよう
に、撮像箇所を変えるたびに受信コイルを付け替える必
要はない。したがって、作業性が大幅に向上しまた被検
者に負担をかけることもない。
【0052】なお、フェースドアレイコイルは適宜の数
の閉ループで構成して良い。これにより、スパインに限
らず、被検体8の全身(whole body)を撮像
するためのS/Nの良い受信コイルを得ることができ
る。
の閉ループで構成して良い。これにより、スパインに限
らず、被検体8の全身(whole body)を撮像
するためのS/Nの良い受信コイルを得ることができ
る。
【0053】図8に、シート状に展開した受信コイル部
106の部分コイルを示す。この状態での受信コイル部
106の内部構造を、破断図によって図9に示す。受信
コイル部104,102も同様な構造になっている。な
お、説明の便宜上、図9では上下方向のプロポーション
(proportion)を強調して描いてある。
106の部分コイルを示す。この状態での受信コイル部
106の内部構造を、破断図によって図9に示す。受信
コイル部104,102も同様な構造になっている。な
お、説明の便宜上、図9では上下方向のプロポーション
(proportion)を強調して描いてある。
【0054】図9に示すように、受信コイル部106は
可撓性基板360を備えている。可撓性基板360に
は、電気的経路のパターン(pattern)が例えば
プリント(print)回路等によって形成されてい
る。可撓性基板360の上面の両縁には、1対の形状規
定部材362が可撓性基板360の全長にわたって設け
られている。可撓性基板360の上面は半円筒状の筒体
を形成したときの内面となる側である。形状規定部材3
62は、例えばプラスチック(plastics)等に
よって構成される。
可撓性基板360を備えている。可撓性基板360に
は、電気的経路のパターン(pattern)が例えば
プリント(print)回路等によって形成されてい
る。可撓性基板360の上面の両縁には、1対の形状規
定部材362が可撓性基板360の全長にわたって設け
られている。可撓性基板360の上面は半円筒状の筒体
を形成したときの内面となる側である。形状規定部材3
62は、例えばプラスチック(plastics)等に
よって構成される。
【0055】形状規定部材362はy方向に所定の厚み
を有する。厚みは実質的に可撓性を生じない程度の厚み
となっている。形状規定部材362は複数個のU字形の
溝364を有する。溝364はz方向に切られ、上方に
開口している。溝364は形状規定部材362の厚みに
ほぼ匹敵する深さを有する。これによって、溝364の
底の厚みは極めて薄くなっている。底の薄さは十分な可
撓性を生じる程度の薄さとなっている。あるいは、底の
厚みは0にするようにしても良い。
を有する。厚みは実質的に可撓性を生じない程度の厚み
となっている。形状規定部材362は複数個のU字形の
溝364を有する。溝364はz方向に切られ、上方に
開口している。溝364は形状規定部材362の厚みに
ほぼ匹敵する深さを有する。これによって、溝364の
底の厚みは極めて薄くなっている。底の薄さは十分な可
撓性を生じる程度の薄さとなっている。あるいは、底の
厚みは0にするようにしても良い。
【0056】このような形状規定部材362が設けられ
ていることにより、可撓性基板360を筒体を形成する
方向に曲げたとき、可撓性基板360は、図10に模式
的に示すように、形状規定部材362の可撓部分(溝の
底)に相当する部分だけが曲がり、かつ、曲がり量は溝
364の開口が閉じるところまでに制限される。曲がり
量の許容限度は溝の幅によって決定され、溝の幅が広い
ほど曲げ可能な範囲が大きくなる。
ていることにより、可撓性基板360を筒体を形成する
方向に曲げたとき、可撓性基板360は、図10に模式
的に示すように、形状規定部材362の可撓部分(溝の
底)に相当する部分だけが曲がり、かつ、曲がり量は溝
364の開口が閉じるところまでに制限される。曲がり
量の許容限度は溝の幅によって決定され、溝の幅が広い
ほど曲げ可能な範囲が大きくなる。
【0057】溝364の幅およびx方向の溝間隔は、筒
体を形成するときの可撓性基板360の各部の曲がり量
に合わせて定められている。これによって、筒体を形成
したとき、例えば図11に模式的に示すような可撓性基
板360の曲がりが形成される。なお、同図には左側部
分についてだけ示したが、右側部分はこれと対称的にな
る。このような曲がりによって、筒体すなわち受信コイ
ル部106の湾曲形状が一義的に決定される。湾曲形状
が一定化されることによって、受信コイル部106の電
磁気的条件が一定化され、安定した撮像が行えるように
なる。
体を形成するときの可撓性基板360の各部の曲がり量
に合わせて定められている。これによって、筒体を形成
したとき、例えば図11に模式的に示すような可撓性基
板360の曲がりが形成される。なお、同図には左側部
分についてだけ示したが、右側部分はこれと対称的にな
る。このような曲がりによって、筒体すなわち受信コイ
ル部106の湾曲形状が一義的に決定される。湾曲形状
が一定化されることによって、受信コイル部106の電
磁気的条件が一定化され、安定した撮像が行えるように
なる。
【0058】形状規定部材362および可撓性基板36
0を覆って、例えばスポンジ(sponge)等の緩衝
部材366が設けられる。可撓性基板360の下面にも
同様な緩衝部材366が設けられる。以上の構造がエン
ベロープ368で包まれている。エンベロープ368
は、受信コイル部106の両端部においてコネクタ10
8に固定されている。
0を覆って、例えばスポンジ(sponge)等の緩衝
部材366が設けられる。可撓性基板360の下面にも
同様な緩衝部材366が設けられる。以上の構造がエン
ベロープ368で包まれている。エンベロープ368
は、受信コイル部106の両端部においてコネクタ10
8に固定されている。
【0059】本装置の動作を説明する。図示しない退避
位置において撮像テーブル10に被検体8を搭載し、そ
の状態で、受信コイル部102〜106をそれぞれコネ
クタに取り付ける。これによって、被検体8の頸部、胸
部および腰部の周囲に、受信コイル部102,104,
106による3系統のコイルがそれぞれ形成される。な
お、受信コイル部は必ずしも3系統を全て取り付ける必
要はなく、撮像の目的に応じて適宜取捨して良いのはい
うまでもない。
位置において撮像テーブル10に被検体8を搭載し、そ
の状態で、受信コイル部102〜106をそれぞれコネ
クタに取り付ける。これによって、被検体8の頸部、胸
部および腰部の周囲に、受信コイル部102,104,
106による3系統のコイルがそれぞれ形成される。な
お、受信コイル部は必ずしも3系統を全て取り付ける必
要はなく、撮像の目的に応じて適宜取捨して良いのはい
うまでもない。
【0060】次に、撮像テーブル10を静磁場発生部2
の内部空間に搬入して撮像を開始する。撮像は制御部3
0による制御の下で遂行される。磁気共鳴撮像の具体例
の1つとして、スピンエコー(spin echo)法
による撮像を行う場合について説明する。スピンエコー
法には、例えば図12に示すようなパルスシーケンス
(pulse sequence)が利用される。
の内部空間に搬入して撮像を開始する。撮像は制御部3
0による制御の下で遂行される。磁気共鳴撮像の具体例
の1つとして、スピンエコー(spin echo)法
による撮像を行う場合について説明する。スピンエコー
法には、例えば図12に示すようなパルスシーケンス
(pulse sequence)が利用される。
【0061】図12は、1ビュー(view)分の磁気
共鳴信号(スピンエコー信号)を収集するときのパルス
シーケンスの模式図である。このようなパルスシーケン
スが例えば256回繰り返されて、256ビューのスピ
ンエコー信号が収集される。
共鳴信号(スピンエコー信号)を収集するときのパルス
シーケンスの模式図である。このようなパルスシーケン
スが例えば256回繰り返されて、256ビューのスピ
ンエコー信号が収集される。
【0062】このパルスシーケンスの実行とスピンエコ
ー信号の収集は制御部30によって制御される。なお、
スピンエコー法に限らず、例えばグラディエントエコー
(gradient echo)法等、他の各種の技法
で磁気共鳴撮像を行って良いのはいうまでもない。
ー信号の収集は制御部30によって制御される。なお、
スピンエコー法に限らず、例えばグラディエントエコー
(gradient echo)法等、他の各種の技法
で磁気共鳴撮像を行って良いのはいうまでもない。
【0063】図12の(6)に示すように、パルスシー
ケンスは時間軸に沿って(a)〜(d)の4つの期間に
分けられる。先ず、期間(a)において、(1)に示す
ように90°パルスP90によってRF励起が行われ
る。RF励起は送信部18によって駆動される送信コイ
ル部6,6’によって行われる。
ケンスは時間軸に沿って(a)〜(d)の4つの期間に
分けられる。先ず、期間(a)において、(1)に示す
ように90°パルスP90によってRF励起が行われ
る。RF励起は送信部18によって駆動される送信コイ
ル部6,6’によって行われる。
【0064】このとき、(2)に示すようにスライス勾
配磁場Gsが印加される。スライス勾配磁場Gsの印加
は、勾配駆動部16によって駆動される勾配コイル部
4,4’により行われる。これによって、被検体8の体
内の所定のスライスのスピンが励起(選択励起)され
る。受信コイル部102,104,106がディスエー
ブル回路を備えたものである場合は、この期間中はディ
スエーブル回路の機能を有効化し、送信コイル部6,
6’と受信コイル部102,104,106とのデカッ
プリングを行う。
配磁場Gsが印加される。スライス勾配磁場Gsの印加
は、勾配駆動部16によって駆動される勾配コイル部
4,4’により行われる。これによって、被検体8の体
内の所定のスライスのスピンが励起(選択励起)され
る。受信コイル部102,104,106がディスエー
ブル回路を備えたものである場合は、この期間中はディ
スエーブル回路の機能を有効化し、送信コイル部6,
6’と受信コイル部102,104,106とのデカッ
プリングを行う。
【0065】次に、期間(b)において、(3)に示す
ように位相エンコード勾配磁場Gpが印加される。位相
エンコード勾配磁場Gpの印加も勾配駆動部16によっ
て駆動される勾配コイル部4,4’により行われる。こ
れによってスピンの位相エンコードが行われる。
ように位相エンコード勾配磁場Gpが印加される。位相
エンコード勾配磁場Gpの印加も勾配駆動部16によっ
て駆動される勾配コイル部4,4’により行われる。こ
れによってスピンの位相エンコードが行われる。
【0066】位相エンコード期間中に、(2)に示すよ
うにスライス勾配磁場Gsによってスピンのリフェーズ
(rephase)が行われる。また、(4)に示すよ
うに読み出し勾配磁場Grが印加され、スピンのディフ
ェーズ(dephase)が行われる。読み出し勾配磁
場Grの印加も勾配駆動部16によって駆動される勾配
コイル部4,4’により行われる。
うにスライス勾配磁場Gsによってスピンのリフェーズ
(rephase)が行われる。また、(4)に示すよ
うに読み出し勾配磁場Grが印加され、スピンのディフ
ェーズ(dephase)が行われる。読み出し勾配磁
場Grの印加も勾配駆動部16によって駆動される勾配
コイル部4,4’により行われる。
【0067】次に、期間(c)において、(1)に示す
ように180°パルスP180が印加され、これによっ
てスピンの反転が行われる。スピンの反転は、送信部1
8でRF駆動される送信コイル部6,6’によって行わ
れる。受信コイル部102,104,106がディスエ
ーブル回路を備えたものである場合は、この期間中はデ
ィスエーブル回路の機能を有効化し、送信コイル部6,
6’と受信コイル部102,104,106とのデカッ
プリングを行う。
ように180°パルスP180が印加され、これによっ
てスピンの反転が行われる。スピンの反転は、送信部1
8でRF駆動される送信コイル部6,6’によって行わ
れる。受信コイル部102,104,106がディスエ
ーブル回路を備えたものである場合は、この期間中はデ
ィスエーブル回路の機能を有効化し、送信コイル部6,
6’と受信コイル部102,104,106とのデカッ
プリングを行う。
【0068】次に、期間(d)において、(4)に示す
ように読み出し勾配磁場Grが印加される。これによっ
て、(5)に示すように、スピンエコー信号MRが被検
体8から発生する。スピンエコー信号MRは、受信コイ
ル部102,104,106によってそれぞれ受信され
る。受信コイル部102,104,106はフェーズド
アレイコイルであるから、近隣のコイルの影響を受ける
ことなく、それぞれCスパイン、TスパンおよびLスパ
インのスピンエコー信号をS/N良く受信する。なお、
受信コイル部102,104,106がディスエーブル
回路を備えたものである場合は、このとき、使用しない
受信コイル部はディスエーブルにするのが、デカップリ
ングを完璧にする点で好ましい。
ように読み出し勾配磁場Grが印加される。これによっ
て、(5)に示すように、スピンエコー信号MRが被検
体8から発生する。スピンエコー信号MRは、受信コイ
ル部102,104,106によってそれぞれ受信され
る。受信コイル部102,104,106はフェーズド
アレイコイルであるから、近隣のコイルの影響を受ける
ことなく、それぞれCスパイン、TスパンおよびLスパ
インのスピンエコー信号をS/N良く受信する。なお、
受信コイル部102,104,106がディスエーブル
回路を備えたものである場合は、このとき、使用しない
受信コイル部はディスエーブルにするのが、デカップリ
ングを完璧にする点で好ましい。
【0069】受信信号は受信部20およびアナログ・デ
ィジタル変換部22を経てコンピュータ24に入力され
る。コンピュータ24は入力信号を測定データとしてメ
モリに記憶する。これによって、メモリに1ビュー分の
スピンエコーデータが収集される。
ィジタル変換部22を経てコンピュータ24に入力され
る。コンピュータ24は入力信号を測定データとしてメ
モリに記憶する。これによって、メモリに1ビュー分の
スピンエコーデータが収集される。
【0070】以上の動作が、所定の周期で例えば256
回繰り返される。動作の繰り返しのたびに位相エンコー
ド勾配磁場Gpが変更され、毎回異なる位相エンコード
が行われる。このことを図12の(3)の波形に付した
複数の破線で表す。
回繰り返される。動作の繰り返しのたびに位相エンコー
ド勾配磁場Gpが変更され、毎回異なる位相エンコード
が行われる。このことを図12の(3)の波形に付した
複数の破線で表す。
【0071】コンピュータ24は、メモリに収集した全
ビューのスピンエコーデータに基づいて画像再構成を行
い、それぞれCスパイン、TスパンおよびLスパインの
画像を生成する。
ビューのスピンエコーデータに基づいて画像再構成を行
い、それぞれCスパイン、TスパンおよびLスパインの
画像を生成する。
【0072】生成されたCスパイン、TスパンおよびL
スパインの画像は、表示部32に可視像としてそれぞれ
表示される。あるいは、CスパインとTスパンの合成画
像、TスパンとLスパインの合成画像または全スパイン
の合成画像を表示するようにしても良い。受信信号のS
/Nが良いのでこれらの画像は高品質となる。
スパインの画像は、表示部32に可視像としてそれぞれ
表示される。あるいは、CスパインとTスパンの合成画
像、TスパンとLスパインの合成画像または全スパイン
の合成画像を表示するようにしても良い。受信信号のS
/Nが良いのでこれらの画像は高品質となる。
【0073】以上、受信コイルがスパイン撮像用のもの
である例で説明したが、スパイン撮像用の受信コイルに
限らず、他の部位を撮像するための受信コイルを同様な
構成のフェーズドアレイコイルとすることにより同様な
効果を得ることができる。
である例で説明したが、スパイン撮像用の受信コイルに
限らず、他の部位を撮像するための受信コイルを同様な
構成のフェーズドアレイコイルとすることにより同様な
効果を得ることができる。
【0074】図13に、磁気共鳴撮像装置の他の例のブ
ロック図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例で
ある。同図に示すように、本装置は受信コイル部120
を有する。それ以外の構成は図1に示した構成と同様で
あり、同一の符号を付して説明を省略する。
ロック図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例で
ある。同図に示すように、本装置は受信コイル部120
を有する。それ以外の構成は図1に示した構成と同様で
あり、同一の符号を付して説明を省略する。
【0075】受信コイル部120の主要部の模式的構成
を図14に示す。同図に示すように、受信コイル部12
0は、サドルコイル(saddle coil)112
とソレノイドコイル114,116を有する。これらの
コイルはz方向を軸方向として同軸的に配置されてい
る。サドルコイル112は、本発明における第2の受信
コイルの実施の形態の一例である。また、本発明におけ
るサドル型コイルの実施の形態の一例である。
を図14に示す。同図に示すように、受信コイル部12
0は、サドルコイル(saddle coil)112
とソレノイドコイル114,116を有する。これらの
コイルはz方向を軸方向として同軸的に配置されてい
る。サドルコイル112は、本発明における第2の受信
コイルの実施の形態の一例である。また、本発明におけ
るサドル型コイルの実施の形態の一例である。
【0076】サドルコイル112は、互いに垂直な3方
向をx、y、zとし静磁場の方向をy方向としたとき、
z方向に延びる互いに平行な直線状経路212,21
4,212’,214’およびそれらを繋ぐ弧状経路2
32,234,232’,234’を有する閉ループと
なっている。
向をx、y、zとし静磁場の方向をy方向としたとき、
z方向に延びる互いに平行な直線状経路212,21
4,212’,214’およびそれらを繋ぐ弧状経路2
32,234,232’,234’を有する閉ループと
なっている。
【0077】直線状経路212,214はxz面内にあ
り、直線状経路212’,214’はy方向に隔たる別
なxz面内にある。弧状経路232,234はxy面内
にあり、直線状経路212,212’の一端同士および
直線状経路214,214’の一端同士をそれぞれ結ん
でいる。弧状経路232’,234’はz方向に隔たっ
た別なxy面内にあり、直線状経路212,214’の
他端同士および直線状経路214,212’の他端同士
をそれぞれ結んでいる。
り、直線状経路212’,214’はy方向に隔たる別
なxz面内にある。弧状経路232,234はxy面内
にあり、直線状経路212,212’の一端同士および
直線状経路214,214’の一端同士をそれぞれ結ん
でいる。弧状経路232’,234’はz方向に隔たっ
た別なxy面内にあり、直線状経路212,214’の
他端同士および直線状経路214,212’の他端同士
をそれぞれ結んでいる。
【0078】このサドルコイル112は、直線状経路2
12,214,212’,214’および弧状経路23
2,234,232’,234’によって輪郭が表され
る略円柱状の空間に被検体の撮像部位を収容し、そこか
ら生じる磁気共鳴信号をx方向を感度方向として受信す
る。受信信号はループ内の適宜の箇所に設けられた図示
しないキャパシタの両端から、先に図3で説明したもの
と同様に、インダクタを介して接続された低入力インピ
ーダンスのプリアンプを通じて取り出される。
12,214,212’,214’および弧状経路23
2,234,232’,234’によって輪郭が表され
る略円柱状の空間に被検体の撮像部位を収容し、そこか
ら生じる磁気共鳴信号をx方向を感度方向として受信す
る。受信信号はループ内の適宜の箇所に設けられた図示
しないキャパシタの両端から、先に図3で説明したもの
と同様に、インダクタを介して接続された低入力インピ
ーダンスのプリアンプを通じて取り出される。
【0079】ソレノイドコイル114,116は、図1
に示した装置で用いられる受信コイル部104,106
と同様なものであり、いずれも2つのコイルループで構
成される。これらは、被検体を収容する円柱状空間をく
るむ構造となっており、z方向を感度方向として磁気共
鳴信号を受信する。
に示した装置で用いられる受信コイル部104,106
と同様なものであり、いずれも2つのコイルループで構
成される。これらは、被検体を収容する円柱状空間をく
るむ構造となっており、z方向を感度方向として磁気共
鳴信号を受信する。
【0080】ソレノイドコイル114,116の受信信
号は、受信コイル部104,106と同様に、ループ内
の適宜の箇所に設けられた図示しないキャパシタの両端
にインダクタを介して接続された低入力インピーダンス
のプリアンプを通じて取り出される。
号は、受信コイル部104,106と同様に、ループ内
の適宜の箇所に設けられた図示しないキャパシタの両端
にインダクタを介して接続された低入力インピーダンス
のプリアンプを通じて取り出される。
【0081】サドルコイル112とソレノイドコイル1
14,116は、互いに垂直な方向に受信感度を有する
ので、両コイルがそれぞれ受信した信号を加算して、い
わゆるクォドラチャ(quadrature)方式によ
るS/N改善を行うことができる。
14,116は、互いに垂直な方向に受信感度を有する
ので、両コイルがそれぞれ受信した信号を加算して、い
わゆるクォドラチャ(quadrature)方式によ
るS/N改善を行うことができる。
【0082】このようなサドルコイル112およびソレ
ノイドコイル114,116が同軸ケーブル(cabl
e)によって受信部20に接続される。図15に、接続
の一例の模式図を示す。同図に示すように、サドルコイ
ル112の受信信号を上記のようにして取り出すプリア
ンプ702の出力信号は、同軸ケーブル712を通じて
受信部20に伝達される。ソレノイドコイル114の2
つのコイルループの受信信号を上記のようにして取り出
すプリアンプ704,704’の出力信号は、同軸ケー
ブル714,714’を通じて受信部20に伝達され
る。ソレノイドコイル116の2つのコイルループの受
信信号を取り出すプリアンプ706,706’の出力信
号は、同軸ケーブル716,716’を通じて受信部2
0に伝達される。
ノイドコイル114,116が同軸ケーブル(cabl
e)によって受信部20に接続される。図15に、接続
の一例の模式図を示す。同図に示すように、サドルコイ
ル112の受信信号を上記のようにして取り出すプリア
ンプ702の出力信号は、同軸ケーブル712を通じて
受信部20に伝達される。ソレノイドコイル114の2
つのコイルループの受信信号を上記のようにして取り出
すプリアンプ704,704’の出力信号は、同軸ケー
ブル714,714’を通じて受信部20に伝達され
る。ソレノイドコイル116の2つのコイルループの受
信信号を取り出すプリアンプ706,706’の出力信
号は、同軸ケーブル716,716’を通じて受信部2
0に伝達される。
【0083】同軸ケーブル712〜716’は、それら
の外部導体が、受信部20側において共通のグラウンド
(ground)に接続される。その場合、同軸ケーブ
ル712に関しては、周波数選択性の信号阻止回路、す
なわち、例えばインダクタとキャパシタの並列回路で構
成されるトラップ(trap)回路722を介して外部
導体を共通グラウンドに接続するようになっている。ト
ラップ回路722は、本発明における周波数選択性の信
号阻止回路の実施の形態の一例である。同軸ケーブルの
外部導体は、本発明における出力信号線のグラウンド側
の実施の形態の一例である。
の外部導体が、受信部20側において共通のグラウンド
(ground)に接続される。その場合、同軸ケーブ
ル712に関しては、周波数選択性の信号阻止回路、す
なわち、例えばインダクタとキャパシタの並列回路で構
成されるトラップ(trap)回路722を介して外部
導体を共通グラウンドに接続するようになっている。ト
ラップ回路722は、本発明における周波数選択性の信
号阻止回路の実施の形態の一例である。同軸ケーブルの
外部導体は、本発明における出力信号線のグラウンド側
の実施の形態の一例である。
【0084】ここで、トラップ回路722の並列共振周
波数は受信信号すなわち磁気共鳴信号の周波数に一致さ
せてあるので、受信信号に関しては同軸ケーブル712
の外部導体は高インピーダンスでグラウンドに接続され
ることになる。この高インピーダンスは、同軸ケーブル
712と同軸ケーブル714〜716’とが共通グラウ
ンドを介して結合するのを阻止する。これによって、共
通グラウンドによる結合を通じて同軸ケーブル712と
同軸ケーブル714〜716’間を環流する高周波電流
を阻止し、受信信号のS/Nを向上させることができ
る。
波数は受信信号すなわち磁気共鳴信号の周波数に一致さ
せてあるので、受信信号に関しては同軸ケーブル712
の外部導体は高インピーダンスでグラウンドに接続され
ることになる。この高インピーダンスは、同軸ケーブル
712と同軸ケーブル714〜716’とが共通グラウ
ンドを介して結合するのを阻止する。これによって、共
通グラウンドによる結合を通じて同軸ケーブル712と
同軸ケーブル714〜716’間を環流する高周波電流
を阻止し、受信信号のS/Nを向上させることができ
る。
【0085】なお、トラップ回路は同軸ケーブル712
ばかりでなく、例えば図16に示すように、同軸ケーブ
ル714〜716’にも同様なトラップ回路724〜7
26’を設けるようにしても良い。これによって、環流
電流の阻止をさらに完璧なものとしS/Nをさらに向上
させることができる。同様なトラップ回路を図1に示し
た磁気共鳴撮像装置において用いるようにしても良いの
はいうまでもない。
ばかりでなく、例えば図16に示すように、同軸ケーブ
ル714〜716’にも同様なトラップ回路724〜7
26’を設けるようにしても良い。これによって、環流
電流の阻止をさらに完璧なものとしS/Nをさらに向上
させることができる。同様なトラップ回路を図1に示し
た磁気共鳴撮像装置において用いるようにしても良いの
はいうまでもない。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カップリングのない複数のコイルを備えた受信コ
イル、並びに、そのような受信コイルを用いる磁気共鳴
撮像方法および装置を実現することができる。
れば、カップリングのない複数のコイルを備えた受信コ
イル、並びに、そのような受信コイルを用いる磁気共鳴
撮像方法および装置を実現することができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
である。
【図2】図1に示した装置における受信コイル部の模式
的構成を示す図である。
的構成を示す図である。
【図3】図1に示した装置における受信コイル部の電気
回路図である。
回路図である。
【図4】図1に示した装置における受信コイルの電気回
路図である。
路図である。
【図5】図1に示した装置における受信コイル部の電気
回路図である。
回路図である。
【図6】図1に示した装置における受信コイルの電気回
路図である。
路図である。
【図7】図1に示した装置における受信コイルの一部の
電気回路図である。
電気回路図である。
【図8】図1に示した装置における受信コイル部の展開
図である。
図である。
【図9】図1に示した装置における受信コイル部の部分
的構成を示す破断図である。
的構成を示す破断図である。
【図10】図1に示した装置における受信コイル部の形
状規定部材の機能を説明する図である。
状規定部材の機能を説明する図である。
【図11】図1に示した装置における受信コイル部の形
状規定部材の機能を説明する図である。
状規定部材の機能を説明する図である。
【図12】図1に示した装置が実行するパルスシーケン
スの一例を示す模式図である。
スの一例を示す模式図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック
図である。
図である。
【図14】図13に示した装置における受信コイル部の
模式的構成を示す図である。
模式的構成を示す図である。
【図15】図13示した装置における受信コイル部の電
気的接続を示す図である。
気的接続を示す図である。
【図16】図13示した装置における受信コイルの電気
的接続を示す図である。
的接続を示す図である。
2 静磁場発生部 4,4’ 勾配コイル部 6,6’ 送信コイル部 8 被検体 10 撮像テーブル 102,104,106 受信コイル部 16 勾配駆動部 18 送信部 20 受信部 22 アナログ・ディジタル変換部 24 コンピュータ 30 制御部 32 表示部 34 操作部 302,422 キャパシタ 304,424 導体 306,426 プリアンプ 308,428 インダクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 健作 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB07 AB37 AD10 CC02 CC03 CC06 CC12 CC16 CD02 CD09 CD10
Claims (4)
- 【請求項1】 直列キャパシタを有する導体のループが
複数個配設された受信コイルであって、 前記ループは前記キャパシタの両端にインダクタを通じ
て入力回路を並列接続した低入力インピーダンス増幅
器、を具備することを特徴とする受信コイル。 - 【請求項2】 被検体を収容した空間に静磁場を形成
し、前記空間に勾配磁場を形成し、前記空間に高周波磁
場を形成し、前記空間から磁気共鳴信号を測定し、前記
測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する磁気共
鳴撮像方法であって、 前記磁気共鳴信号の測定は、直列キャパシタを有する導
体のループが複数個配設され、前記ループが前記キャパ
シタの両端にインダクタを通じて入力回路を並列接続し
た低入力インピーダンス増幅器を有する受信コイルを用
いて行う、ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法。 - 【請求項3】 被検体を収容した空間に静磁場を形成す
る静磁場形成手段と、 前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段
と、 前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、 前記測定手段が測定した前記磁気共鳴信号に基づいて画
像を生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装
置であって、 前記測定手段は、直列キャパシタを有する導体のループ
が複数個配設された受信コイルであって、前記ループは
前記キャパシタの両端にインダクタを通じて入力回路を
並列接続した低入力インピーダンス増幅器を有する受信
コイル、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮像装
置。 - 【請求項4】 前記測定手段は、 直列キャパシタを有する導体のループからなり、前記受
信コイルの感度方向に垂直な方向に感度を有する受信コ
イルであって、前記ループが前記キャパシタの両端にイ
ンダクタを通じて入力回路を並列接続した低入力インピ
ーダンス増幅器を有する第2の受信コイルと、 前記各低入力インピーダンス増幅器のうちの少なくとも
1つにつき出力信号線のグラウンド側を共通グラウンド
に接続する周波数選択性の信号阻止回路と、を具備する
ことを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴撮像装置。
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