JP2000225527A - 形彫り放電加工機 - Google Patents
形彫り放電加工機Info
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Abstract
放電加工機は、比較的軽負荷、小ストロークの加工に
は、高応答、高速送り、高速ジャンプ、そして加工が高
速で高精度と威力を発揮するが、比較的大負荷、大スト
ロークの加工には、あまり適合せず、別途にそのための
放電加工機を用意する必要があった。 【解決手段】リニアモータ駆動制御のZ軸加工主軸を、
該Z軸加工主軸が必要に応じて使用できるようにして、
該Z軸加工主軸をその加工主軸枠体ごと前記Z軸と平行
な軸に送り移動可能にコラムまたはX軸移動体に案内保
持させると共に、サーボモータとボールねじ装置と位置
検出装置とによりコラムまたはX軸移動体に対し位置出
しサーボ制御送り可能に設け、さらに、前記加工主軸枠
体の下方先端に、前記Z軸の出入り使用が可能なよう
に、大型等の工具電極を取付ける電極取付面板を位置出
し着脱可能に設けて複合主軸装置とした。
Description
工体を放電加工するための工具電極が取付けられる形彫
り放電加工機の主軸装置、特に、Z軸加工主軸をリニア
モータの可動子クイルとしてリニアモータにより駆動し
て位置決めサーボ制御送りにするように構成した主軸装
置、及びこの主軸装置と回転形サーボモータによりボー
ルねじを回転して駆動する加工主軸を複合して備えた形
彫り放電加工機に関する。
および高速ジャンプにリニアモータを駆動源として使用
することが、例えば、特開平5−104,332号公報
によって提案されている。また、その後特開平8−30
9,620号公報によれば、形彫り放電加工機のX、
Y、およびZの全3軸をすべてリニアモータによって駆
動制御することも提案されている。
主軸をリニアモータによって駆動制御する実用可能な形
彫り放電加工機の開発に努めている。以下、図8乃至図
14により、そのような形彫り放電加工機の1〜2の構
成例について説明する。
る送り装置を搭載した型彫り放電加工機の全体構成を示
す斜視図で、101はベッド、102はベッド101の
後側部または上面に立設されたコラム、103はコラム
102前面のベッド101上に水平一軸(Y軸)方向に
移動可能に設けたサドル、104はサドル103上に他
の水平一軸(X軸)方向に移動可能に設けたテーブル、
105はテーブル104のコラム102前面側に設けた
加工槽で、図示しない被加工体を取り付け、加工液中浸
漬状態で加工電極106と相対向配置させる加工テーブ
ルを備えている。
5側に延出したコラム前面102Aに取付けられた加工
主軸枠体で、全体として中空柱状体で、下方先端に加工
電極106の取付装置108Aを有するほぼ四角柱状の
Z軸クイル108を、クイル後面とコラム前面または加
工主軸枠体内面間等に設けた直線案内装置109によ
り、鉛直方向への駆動により直線移動自在に内包保持し
て成る。110A及び110Bは、前記Z軸クイル10
8の鉛直方向と直角な方向の対向側面夫々に移動方向に
沿って所定個数列設される図示しない永久磁石片の磁石
板と微小間隙を介して相対向するように加工主軸枠体1
07の両側面に設けられるヨークと巻回励磁コイルとか
ら成る一対の電磁石装置、即ち、所謂リニアモータの励
磁固定子で、永久磁石を取付けたZ軸クイル108をリ
ニアモータの磁石板の可動子として移動させるものであ
る。
体107部切断平面図、図10は同じくB-B線に沿う
切断左側面図、また図11は同じくC-C線に沿う切断
正面図で、前述加工主軸枠体7は、前記図9の平面図で
示すように、この例の場合は断面コの字状であるから、
図示では、例えば直線案内装置109のレール109A
のように前記コラム前面102Aに取付けられている
が、例えば断面口の字状の場合には、前記レール109
AやZ軸クイル108の位置を検出するリニアスケール
等は加工主軸枠体107の内壁面等の別の位置に設けら
れていることになる。また図示例の場合加工主軸枠体1
07は前面の一部以上が開閉可能で、内装や組立、調整
を可能としている。
モータの可動子として駆動により、高速応答でかつ高速
で、特に電極ジャンプ作動の場合には、好ましくは往復
とも、そして少なくとも長いストロークのジャンプ後の
近接復帰時には加速度が1G以上にも及ぶ高加速度で加
速されて移動し得るよう、より軽量に構成することが望
ましく、図示の場合四角柱状のZ軸クイル108は、両
側面に、永久磁石片111A、111Bを移動方向に接
着等により列設して設ける必要が有るところから、前記
四角柱状体の軸中心に所望内径の貫通孔108Bを穿っ
た構成となっているが、例えば、断面平面図がローマ数
字の3又はロの字の如き枠組み構成とすることもでき
る。しかし、更に好ましくは、前記貫通孔108Bを有
する柱状Z軸クイル108の全体を一体のセラミックス
焼結成形体(密度、鉄の約3分の1前後)、例えば酸化
物系のセラミックス、または非酸化物系のセラミック
ス、特に好ましくは、Si3N4を主成分とするセラミ
ックス製とするものである。そして、Z軸クイル108
に上述のようにセラミックスを採用した場合には、リニ
アモータの可動子として張り付けられた永久磁石片11
1A、111Bの相互間等において、良好な磁気回路が
形成されないから、かかる場合には、前記セラミックス
製Z軸クイル108の両側面に鉄板等の軟磁性材の磁石
板8Cを張りつけた上に永久磁石片111A、111B
を張りつけ固定するようにするものである。Z軸クイル
108をこのように、特にセラミックス製で、一体の中
空柱状体にすると、軽量であるから、慣性が小で制御の
応答性が高く、熱による膨張や変形も少ないから精度の
高い加工を可能とする送り機構が得られる。なお、Z軸
クイル108が鋼製で、一体の中空柱状体であると、断
面寸法が最小にすることができるから、加工主軸が嵩張
らない、コンパクトな送り機構が得られる。
動を案内する前記直線案内装置109は、図示例の場
合、リニアモーションボール(又はローラ)ベアリング
のレール109Aが、2本、所定の間隔を置いて鉛直平
行にコラム前面102Aに取付けられ、これに対しベア
リングブロック9B、9Bが、各レール109A毎に2
個、鉛直方向に所定の間隔を置いてZ軸クイル108に
取付けられていて、両者を嵌合組み付け構成されてい
る。
11A、111Bを夫々鉛直移動方向に取付けたZ軸ク
イル108の両側面に微間隙を介して相対向するように
配置され、加工主軸枠体107の側板の窓部107B、
107Cに夫々取付板112A、112Bにより取付け
られたリニアモータ用の励磁固定子である。この励磁固
定子110A、110Bは、夫々ヨーク110AY、1
10BYとヨークの櫛歯部に巻回した励磁コイル110
AC、110BCとから成り、硅素鋼板等の積層体から
成るヨーク110AY、110BYの櫛歯部後方の基部
側の積層部には、冷却流体が流通する冷却パイプ114
A、114Bを挿通する千鳥状の穴が設けられている。
グを減少させるために、永久磁石片111A、111B
を列状に片側2列張り付けたZ軸クイル108から成る
可動子と、ヨーク110AY、110BYと励磁コイル
110AC、110BCとから成る固定子とから成り、
リニアモータの型式としては永久磁石可動型のリニア交
流同期モータ(LSM)で、磁石片列に応じ、励磁コイ
ル110AC、110BCも、片側夫々2列設けている
が、磁石片列を各1列として励磁コイルを各1個として
も良い。また、当該リニア交流同期モータ(LSM)
は、リニア直流モータ(LDM)のコイル電流を3相と
したものであるから、リニアモータとしては、このリニ
ア直流モータ(LDM)を使用することが出来る。
体の移動方向と直角水平な左右の両側面にリニアモータ
を形成して設けることにより、クイル108の左右両側
におけるリニアモータの可動子と固定子間の磁気吸引力
をバランスさせて打ち消させ、この水平左右方向の力の
打消し合いによりZ軸クイル108の軸運動の真直性を
向上させる。そして、このクイル108の左右両側面に
於ける磁気吸引力を平衡させて打消させ得るように、ヨ
ーク110AY、110BYの各取付板112A、11
2Bの背向板面に分布して設けた押しねじと引きねじに
よる、ヨーク110AY、110BYの傾き調整及び/
または前後進位置決めにより、可動子側永久磁石片11
1A、111Bの板面と各ヨーク110AY、110B
Y間の間隙を全体的に、かつ左右両側で等しく、図示の
場合左右の各リニアモータの磁気吸引力が等しくなるよ
うに間隙調整を行うものである。勿論、調整設定後は、
前記押しねじと引きねじを、固定剤で固定するようにし
てもよい。
2Aまたは主軸枠体107に対する直線移動位置を検出
するリニアスケールで、図示の場合スケール113Aが
Z軸クイル108前面に、これに対向する加工主軸枠体
107前方内面にセンサ113Bが取付けられる。この
リニアスケールが、検出位置信号を移動位置指令信号が
与えられる駆動装置にフィードバックして、駆動装置が
励磁コイル110AC、110BCに制御のための作動
信号を出力する。
108Aを有するZ軸クイル108の重量をその重力に
抗して持ち上げておく構成がなく、装置駆動時には、リ
ニアモータにより上向きの制御された推力を作用させて
持ち上げる必要があるが、これではこの推力に見合う電
力消費が大きく、ヨークと励磁コイルから成る電磁石固
定子の冷却問題が生ずる。かかる場合の対応として、Z
軸クイル108をコラム102または加工主軸枠体10
7側からZ軸クイルを吊り下げる手段として、シリンダ
115A、ピストン115B、ロッド115C及び図示
しないバルブ、配管等から成るエアバランサ115を設
けるのがよい。該エアバランサ115は、シリンダ11
5Aまたはロッド115Cの一方をコラム102(枠体
107)またはZ軸クイル108の一方に固定し、かつ
夫々他方同志を連結乃至固定することによりクイル10
8をコラム102(又は主軸枠体107)に懸垂させる
ことができる。しかも、図示例の場合はバランス良く、
かつ省スペース状態とするためにエアバランサ115の
シリンダ115Aをクイル108の貫通孔108Bに同
軸状に挿入し、上縁部のフランジ部115Dでクイル1
08と連結し、ロッド115Cの上端を連結部材116
を介してコラム102等の固定部に連結固定したもので
ある。このような構成により、Z軸の上下方向の長さが
短くなって加工主軸装置がコンパクトになる。
ランサ115にはコンプレッサ等の空気圧源118か
ら、約6kgf/cm2の圧縮空気が供給され、公知の
フィルタおよびエアドライア等から成る補助機器19、
例えば設定約5kgf/cm2のエアレギュレータ12
0、及び設定約2.5kgf/cm2〜4.5kgf/
cm2のハイリリーフレギュレータ121を介して、シ
リンダ115Aの上室115RUに圧縮空気が導入され
る。下室115RDは実質上大気圧に開放された状態と
する。ハイリリーフレギュレータ121の設定圧力はク
イル108および電極106の総重量に応じて設定され
る。このように圧縮空気が供給されることにより、左右
の両リニアモータが作動して可動子としてのZ軸クイル
108を送り制御及び位置決め制御するときに、エアバ
ランサ115がZ軸クイル108とシリンダ115Aと
を一体に懸垂する。ここでクイル108が下降送りされ
るとシリンダ115Aの上室115RUの空気圧力が増
圧しようとするが、ハイリリーフレギュレータ121の
リリーフバルブで一定圧に制御されるので、上室115
RUのエアは排出、すなわちリリーフされて一定圧に戻
る。逆にクイル108が上昇すると、減圧する上室11
5RUにエアが急速に送り込まれて一定圧となるように
ハイリリーフレギュレータ121が作動する。こうして
Z軸クイル108の重量に釣り合うバランス推力を加え
ることによって、Z軸クイル108の移動制御時に低イ
ナーシャ(低慣性モーメント)でかつ高速応答な軸移動
制御を可能とするとともに、Z軸クイル108の静止制
御時に無負荷状態に近い軸静止制御を可能とする。
工主軸の位置決め制御送り手段として設けた好ましい形
彫り放電加工機の主軸装置の大略の構成は、コラムまた
はX軸移動体に取付け保持されるZ軸加工主軸を、下端
に電極取付装置が設けられるZ軸クイルを直線案内装置
とエアバランサとにより、前記Z軸クイルを同軸状に囲
繞するZ軸加工主軸枠体に前記Z軸方向の直線往復移動
自在に保持させて構成し、永久磁石片を移動方向に列設
した軟磁性材から成る磁石板と、ヨーク鉄芯と巻回励磁
コイルから成る電磁石とを間隙を置いて相対向配置して
構成されるリニアモータを、前記Z軸クイルの相背向す
る両側面と該両側面と相対向する前記Z軸加工主軸枠体
の両側壁間に設け、前記Z軸加工主軸枠体に対する前記
Z軸クイルの相対的移動位置を検出するように両者間に
取付けられた直線位置検出装置からの検出フィードバッ
ク信号によって前記リニアモータの励磁コイル電流を制
御するようにしたものと言うことになる。
って駆動制御するようにした形彫り放電加工機によれ
ば、微小加工間隙に対して高応答で正確に制御できると
ころから、従来型の回転形のサーボモータとボールねじ
との組合せによるサーボ送り制御方式のものより、常時
より適切に加工間隙距離が維持され、高精度で加工時間
も大凡1/2乃至1/6に短縮できるだけでなく、高加
速度による高速ジャンプが可能となり、特にリブ加工と
称される、加工方向に長尺で断面積の小さい電極による
深穴加工を、電極等から加工間隙に加工液を噴出させな
くても、従来不可能であった深さまで加工が可能になる
と共に、その要する加工時間も大幅に短縮されるという
画期的な効果が確認されて来つつある。
な構成例の説明図で、図8乃至図12に図示のものと同
一または同等機能物には、同一の10の位の数に、前者
200、後者100を加算して表示してある。前述図8
乃至図12に図示説明のものが、Z軸クイル108の重
量をその重力に抗して持ち上げるエアバランサ115
を、クイル108の中空部に同芯に収納させて一体に結
合し、Z軸加工主軸として全長が短く、コンパクトに構
成していたのに対し、前述図13及び図14のものは、
何れも、Z軸クイル208の中空部に収設したエアバラ
ンサ215のピストンロッド215Cを上方へ引き出し
て、その上端を固定側に固定するための連結部材216
または該連結部材216に支持された天板材216Aに
固設してクイル208を懸垂する構成で、かかる構成に
依れば、Z軸加工主軸として全長が長くなるが、移動側
のクイルの慣性質量が小さくなるので、実用可能な構成
と思惟される。その他図中に於いて、266は、シリン
ダ筒215Aの上端に固定して設けられ、所要時にピス
トンロッド215CをクランプするZ軸クイル208の
落下防止ブレーキ装置、245はZ軸クイル208の加
工主軸枠体207に対する降下限度を規制する上側スト
ッパ、246は同様に上昇限度を規制する下側ストッパ
である。
形彫り放電加工機による加工には様々なものがあり、使
用する工具電極の材質にもよるが、その寸法、形状、及
び重量は大きく変化する。例えば、所謂総型電極と称さ
れる工具電極を使用する場合、大型の電極を使用する場
合がある。斯種の工具電極は、その加工面を予め加工し
ようとするキャビティ形状に加工成形したもので、大
型、高重量のものが多く、高速度でジャンプさせること
が難しい場合がある。このような工具電極を使用する加
工を、多くは小型、軽量の工具電極を使用する前述リブ
加工と同様に、リニアモータによって駆動制御される主
軸に取付け高速度のジャンプ作動を付与して加工しよう
とすると、移動部(工具電極を含むZ軸主軸部)の慣性
質量が放電加工本体のそれに比較して割合的に大きく、
反作用を受け、移動部の保持や機械全体が弾性歪や振動
を起こすことがあるようになる。
も、引き上げ時に加工間隙に加工液を吸込む負圧が大き
いために、高速度のジャンプをさせることが難しい。ま
たこの場合、上記移動部にエアバランサ等によってカウ
ンタバランサ力が付与されていたとしても、移動部に対
するリニアモータからの付与推力としては極めて大きな
ものが必要となり、効率的に問題があった。即ち、加工
によっては、従来の通常の交流サーボモータとボールね
じを使用する主軸送り装置の使用で十分なものもある。
電極で多数箇所加工を連続してするものなどもある。こ
のように両方の加工が、適宜順を追ってあるような場合
には、1台の放電加工機が、従来のボールねじを介する
駆動装置と、リニアモータ駆動装置を切換使用できるも
のであると種々の面で都合が良い。例えば、1台で、安
価、小床面積となる可能性が高いから、リニアモータ使
用の加工精度、及び性能が維持されているものであれば
勿論良く、また操作、運転上も、連続加工の場合には、
段取り作業が省略されるだけでなく、小型電極による加
工が、高精度で、かつ高速で行えるから望ましいもので
ある。
的小さいものの場合には、リニアモータによって駆動制
御される加工主軸を使用し、高速ジャンプ等をさせなが
ら放電加工するようにするのに対し、工具電極の重量が
比較的大きいものの場合には、従来形の主軸移動装置、
即ち、回転形のサーボモータとボールねじの組合わせか
らなる軸移動装置によって、従来例により軸制御が為さ
れる複合主軸装置を備えた放電加工機を提供することを
目的とする。
(1)形彫り放電加工機であって、コラムまたはX軸移
動体に取付け保持されるZ軸加工主軸を、下端に電極取
付装置が設けられるZ軸クイルを囲繞するZ軸加工主軸
枠体に直線案内装置により前記Z軸方向の直線往復移動
自在に保持させて構成し、永久磁石片を移動方向に列設
した軟磁性材から成る磁石板と、励磁電磁石とを間隙を
置いて相対向配置して構成されるリニアモータを、前記
Z軸クイルの相背向する両側面と該両側面と相対向する
前記Z軸加工主軸枠体の両側壁間に設け、前記Z軸加工
主軸枠体に対する前記Z軸クイルの相対的移動位置を検
出するように両者間に取付けられた直線位置検出装置か
らの検出フィードバック信号によって前記リニアモータ
の励磁電流を制御するようにしたZ軸加工主軸のサーボ
制御送り機構と、前記Z軸加工主軸が前記Z軸加工主軸
枠体部において前記コラムまたはX軸移動体に前記Z軸
に平行に直線案内装置により案内保持されると共に、該
Z軸加工主軸枠体の下端に工具電極または電極取付面板
を取付ける電極取付手段を設けて第2のZ軸加工主軸を
構成させ、該第2のZ軸加工主軸に前記コラムまたはX
軸移動体に対する、送りを与える回転形のサーボモー
タ、該サーボモータの回転出力軸に連結されたボールね
じのねじ軸、前記Z軸加工主軸枠体に固着したボールね
じのナット、及び前記Z軸加工主軸枠体の前記コラムま
たはX軸移動体に対する相対的な移動位置を検出するよ
うに設けた位置検出装置からの検出フィードバック信号
によって前記サーボモータの駆動装置の出力を制御する
ようにした第2のZ軸加工主軸のサーボ制御送り機構と
を備えた形彫り放電加工機とすることにより達成され
る。
ムまたはX軸移動体に取付け保持されるZ軸加工主軸
を、下端に電極取付装置が設けられるZ軸クイルを直線
案内装置とエアバランサとにより、前記Z軸クイルを同
軸状に囲繞するZ軸加工主軸枠体に前記Z軸方向の直線
往復移動自在に保持させて構成し、永久磁石片を移動方
向に列設した軟磁性材から成る磁石板と、ヨーク鉄芯と
巻回励磁コイルから成る電磁石とを間隙を置いて相対向
配置して構成されるリニアモータを、前記Z軸クイルの
相背向する両側面と該両側面と相対向する前記Z軸加工
主軸枠体の両側壁間に設け、前記Z軸加工主軸枠体に対
する前記Z軸クイルの相対的移動位置を検出するように
両者間に取付けられた直線位置検出装置からの検出フィ
ードバック信号によって前記リニアモータの励磁コイル
電流を制御するようにした形彫り放電加工機であって、
更に、前記Z軸加工主軸が前記Z軸加工主軸枠体部にお
いて前記コラムまたはX軸移動体に前記Z軸に平行に直
線案内装置により案内保持されると共にカウンタバラン
サ手段によりコラムまたはX軸移動体に吊持保持させて
第2のZ軸加工主軸を構成させ、そして、前記Z軸加工
主軸枠体の下端の、前記Z軸クイルの電極取付装置が出
入り可能な開口に、工具電極または電極取付面板を取付
ける電極取付手段と、また前記第2のZ軸加工主軸の前
記コラムまたはX軸移動体に対する位置決めサーボ制御
送り機構が、回転形のサーボモータ、該サーボモータの
回転出力軸に連結されたボールねじのねじ軸、前記Z軸
加工主軸枠体に固着したボールねじのナット、及び前記
Z軸加工主軸枠体の前記コラムまたはX軸移動体に対す
る相対的な移動位置を検出してサーボモータの駆動装置
にフィードバック信号を出力する位置検出装置を備えた
形彫り放電加工機とすることにより達成される。
ムまたはX軸移動体に取付け保持されるZ軸加工主軸
を、下端に電極取付装置が設けられるZ軸クイルを直線
案内装置とエアバランサとにより、前記Z軸クイルを同
軸状に囲繞するZ軸加工主軸枠体に前記Z軸方向の直線
往復移動自在に保持させて構成し、永久磁石片を移動方
向に列設した軟磁性材から成る磁石板と、ヨーク鉄芯と
巻回励磁コイルから成る電磁石とを間隙を置いて相対向
配置して構成されるリニアモータを、前記Z軸クイルの
相背向する両側面と該両側面と相対向する前記Z軸加工
主軸枠体の両側壁間に設け、前記Z軸加工主軸枠体に対
する前記Z軸クイルの相対的移動位置を検出するように
両者間に取付けられた直線位置検出装置からの検出フィ
ードバック信号によって前記リニアモータの励磁コイル
電流を制御するようにした形彫り放電加工機であって、
更に、前記Z軸加工主軸が前記Z軸加工主軸枠体部にお
いて前記コラムまたはX軸移動体に前記Z軸に平行に直
線案内装置により案内保持されると共にカウンタバラン
サ手段によりコラムまたはX軸移動体に吊持保持させて
第2のZ軸加工主軸を構成させ、そして、前記Z軸加工
主軸枠体の下端の、前記Z軸クイルの電極取付装置が出
入り可能な開口に、工具電極または電極取付面板を取付
ける電極取付手段と、また前記第2のZ軸加工主軸の前
記コラムまたはX軸移動体に対する位置決めサーボ制御
送り機構が、回転形の交流サーボモータ、該交流サーボ
モータの回転出力軸に連結されたボールねじのねじ軸、
前記Z軸加工主軸枠体に固着したボールねじのナット、
及び前記Z軸加工主軸枠体の前記コラムまたはX軸移動
体に対する相対的な移動位置を検出して交流サーボモー
タの駆動装置にフィードバック信号を出力する前記交流
サーボモータの回転軸に連結されたロータリエンコーダ
装置を備えた形彫り放電加工機とすることにより達成さ
れる。
ムまたはX軸移動体に取付け保持されるZ軸加工主軸
を、下端に比較的小型、軽量の電極が取付けられる電極
取付装置が設けられるZ軸クイルを、比較的小ストロー
クの直線案内装置とエアバランサとにより、該Z軸クイ
ルを同軸状に囲繞するZ軸加工主軸枠体に前記Z軸方向
の直線往復移動自在に保持させて構成し、永久磁石片を
移動方向に列設した軟磁性材から成る磁石板と、ヨーク
鉄芯と巻回励磁コイルから成る電磁石とを間隙を置いて
相対向配置して構成されるリニアモータを、前記Z軸ク
イルの相背向する両側面と該両側面と相対向する前記Z
軸加工主軸枠体の両側壁間に設け、前記Z軸加工主軸枠
体に対する前記Z軸クイルの相対的移動位置を検出する
ように両者間に取付けられた直線位置検出装置からの検
出フィードバック信号によって前記リニアモータの励磁
コイル電流を制御するようにした形彫り放電加工機であ
って、更に、前記Z軸加工主軸が前記Z軸加工主軸枠体
部において前記コラムまたはX軸移動体に前記Z軸に平
行に比較的長ストロークの直線案内装置により案内保持
されると共にカウンタバランサ手段によりコラムまたは
X軸移動体に吊持保持させて第2のZ軸加工主軸を構成
させ、そして、前記Z軸加工主軸枠体の下端の、前記Z
軸クイルの電極取付装置が出入り可能な開口に、工具電
極または電極取付面板を取付ける電極取付手段と、また
前記第2のZ軸加工主軸の前記コラムまたはX軸移動体
に対する位置決めサーボ制御送り機構が、前記コラムま
たはX軸移動体に設けられる回転型のサーボモータと、
前記コラムまたは、またはX軸移動体に前記Z軸加工主
軸と平行で回転自在に設けられ前記サーボモータの回転
出力軸に連結されるボールねじのねじ軸と、前記Z軸加
工主軸枠体に固着され前記ねじ軸と螺合するボールねじ
のナットと、前記コラムまたはX軸移動に対する前記Z
軸加工主軸枠体の相対的移動位置を検出する位置検出装
置と、該検出装置の検出フィードバック信号によって制
御され、前記サーボモータに動作電流を出力するサーボ
モータの駆動装置を備えた形彫り放電加工機とすること
により達成される。
Z軸クイルが軟磁性材から構成され、前記リニアモータ
を構成する永久磁石片が、前記軟磁性材Z軸クイルの相
背向する側面に直接接着されて、Z軸クイルがリニアモ
ータの磁石板可動子を兼用するようにした前記(1)、
(2)、(3)または(4)に記載の形彫り放電加工機
とすることにより達成される。
Z軸クイルが、Al2O3等の酸化物系、SiC等の炭
化物系、若しくはSi3N4等の窒化物系のセラミック
ス、または軽量合金を透過性のプリフオームセラミック
スに浸透させて成る金属マトリックス・セラミックス複
合体から成る前記(1)、(2)、(3)または(4)
に記載の形彫り放電加工機とすることにより達成され
る。
加工主軸枠体下方端の電極取付手段に対する工具電極ま
たは電極取付面板の着脱により、作動する電極検出手段
が設けられ、前記電極または面板の装着時には、Z軸ク
イルのリニアモータ駆動装置が不作動で、前記Z軸加工
主軸枠体駆動の位置決め及びサーボ制御送り装置が作動
可能に設定される前記(1)、(2)、(3)または
(4)に記載の形彫り放電加工機とすることにより達成
される。
電極検出手段が電極、または該電極を取付ける面板の取
付けを検出したときに、形彫り放電加工機の制御装置が
前記Z軸クイルの加工主軸をロックして不作動とし、前
記電極検出手段が電極、または該電極を取付ける面板の
取外しを検出したときに、前記形彫り放電加工機の制御
装置が前記2つの加工主軸のいずれも択一的に移動制御
可能にするとともに、Z軸クイルの加工主軸によっての
み加工が可能になるように、2つの加工主軸の制御を切
り換える前記(7)に記載の形彫り放電加工機とするこ
とにより達成される。
Z軸クイルの相背向する両側面に取付けられるリニアモ
ータの可動子が、前記永久磁石片を取付けた磁石板であ
ることを特徴とする前記(1)、(2)、(3)または
(4)に記載の形彫り放電加工機とすることにより達成
される。
記Z軸クイルに対する直線案内装置が、Z軸クイルの背
面コラム側のZ軸加工主軸枠体の内壁面に設けられ、前
記一対のリニアモータの可動子がZ軸クイルの左右の両
側面に設けられて成るものであることを特徴とする前記
(1)、(2)、(3)、(4)または(9)にに記載
の形彫り放電加工機とすることにより達成される。
記Z軸クイルをその重量に釣合う反力を加えて移動自在
に前記Z軸加工主軸枠体に保持させる構成が、シリンダ
を前記のZ軸加工主軸枠体に、そしてピストンに連結さ
れたピストンロッドをZ軸クイルに夫々連結すると共
に、前記ピストンロッドのシリンダからの出入りを挟持
固定可能なZ軸加工主軸のロック装置が設けられている
前記(2)、(3)または(4)に記載の形彫り放電加
工機とすることにより達成される。
記Z軸加工主軸枠体を、コラムまたはX軸移動体に対す
る鉛直方向所望の位置に於いて、コラムまたはX軸移動
体に一体に連結固定する第2のZ軸加工主軸のロック装
置が設けられ、該ロック装置による前記Z軸加工主軸枠
体のロックが為された状態において、前記Z軸クイルを
リニアモータで駆動制御した放電加工が実行可能となる
構成である前記(1)、(2)、(3)または(4)に
記載の形彫り放電加工機とすることにより達成される。
記電極検出手段が電極、または該電極を取付ける面板の
取付けを検出したときに、形彫り放電加工機の制御装置
が前記第2のZ軸加工主軸をZ軸として認識し、前記電
極検出手段が電極、または該電極を取付ける面板の取外
しを検出したときに、前記形彫り放電加工機の制御装置
が前記Z軸クイルの加工主軸をZ軸として認識して、前
記制御装置が前記2つの加工主軸のいずれかをZ軸とし
て軸移動制御するとともに、該制御装置の表示装置の加
工主軸に関する表示が前記2つの加工主軸のいずれかを
Z軸として表示するように切り換える前記(7)、また
は(8)に記載の形彫り放電加工機とすることにより達
成される。
しい実施例を基に説明する。図1は、前記本発明複合主
軸装置の実施例構成を説明するための側面縦断面図、図
2は同じく正面縦断面図、図3は図1のA−A線に沿う
横断平面図、図4は図1のB−B線に沿う底面図、図5
は図1の側面の外観概略図、また図6は図1の、図7は
同じく2の各所定部分の拡大断面図である。なお、以下
において、説明の硬宜上、前述したようなリニアモータ
を位置決め制御送り手段として有するリニアモータ駆動
の加工主軸装置をZ軸、これを含んで全体として軸送り
移動可能な加工主軸を第2の加工主軸として、この第2
の加工主軸装置部分から説明する。
で、図示しない形彫り放電加工機の構成が、ベッド上を
1軸X方向に移動するサドルを設け、該サドル上を直交
Y軸方向に移動するように設けたテーブル上に、ワーク
を取付ける載物台が設けられている場合には、前記1
が、ベッドの側部または側部上に設けられた固定のコラ
ムであるのに対し、前記載物台がベッド上で固定でさ
れ、X軸移動体とY軸移動体で、Z軸主軸装置側がXY
直交軸方向に移動する場合には、前記1はX軸移動体ま
たはこれに取付けられた加工ヘッドで、サーボモータ2
が取付けられている。サーボモータ2は、好ましくは、
ブレーキ2A付きの交流サーボモータで、その回転出力
軸は前記コラムまたはX軸移動体1に、回転自在で軸方
向の移動を拘束して取付けられたボールねじ3のねじ軸
3Aにカップリング3C及び前記ブレーキ2Aを介して
連結され、該ボールねじ3のナット3BはZ軸加工主軸
のZ軸加工主軸枠体4に連結固定される。
極取付面板5を着脱自在に取付け、全体として中空柱状
の主として大きな電極を取付けて加工する大負荷大スト
ローク用に形成された加工主軸、すなわち、第2の加工
主軸で、コラムまたはX軸移動体1前面と相対向する後
側側面にZ軸と平行な直線案内用の直動軸受レール6A
が2条取付けられており、該各レール6A上で、コラム
またはX軸移動体1前面に取付けられた上下一対の各直
動軸受ブロック6Bにより軸受案内される。サーボモー
タ2の制御回転により、第2の加工主軸として作動する
前記Z軸加工主軸枠体4の軸方向の位置決め及びサーボ
送り制御は、図示しないセンサ及びリニアスケール、ま
たは図示のようなロータリエンコーダ7により検出され
た、検出信号をNC等の制御装置にフィードバックし
て、モータ駆動装置を制御することによって行われる。
の加工主軸のZ軸加工主軸枠体4は、コラムまたはX軸
移動体1に対してほぼ最上位の位置に位置している。電
極取付面板5は、絶縁板5A及び面板取付板5Bを介し
て、下方へ伸長するZ軸加工主軸枠体4の端面に着脱自
在に取付けられる。そして、放電加工用総型電極で加工
する際に、所望の放電加工用総型電極またはこれを取付
けた電極ホルダが電極取付面板5下面のT溝に適宜の工
具で取付けられる。Z軸加工主軸枠体4の下端は、コラ
ムまたはX軸移動体1下面から前面側へ延在するように
取付けられた底板8の穴8Aから下方へ突出している。
そして、底板8の両側周縁及び前縁からは、コラムまた
はX軸移動体1とZ軸加工主軸枠体4の側面に沿って立
ち上がる側面カバー9及び図示しない正面カバー9が設
けられ、之等カバー9の上部は、昇降するZ軸加工主軸
枠体4及びコラムまたはX軸移動体1上部のサーボモー
タ2を取囲むように形成される。また、下部側に於いて
は、前記Z軸加工主軸枠体4下方先端の面板取付板5B
と底板8の穴8Aの周囲との間には、Z軸加工主軸枠体
4の下方先端を取囲むように防塵蛇腹10が設けてあ
る。
ある前記Z軸加工主軸枠体4には、後述するリニアモー
タ駆動の、Z軸加工主軸を含む全重量に釣り合う反力を
加える図示しないカウンタバランサがコラム1またはY
軸移動体内部またはその廻りから吊持されており、Z軸
加工主軸枠体4の外周両側部に設けた吊具治具11A部
に於いてワイヤ11Bを介して前記重錘のカウンタバラ
ンサ手段が接続されている。また、Z軸加工主軸枠体4
の両側面の適宜の高さ位置部分とコラムまたはX軸移動
体1との間には、前記コラムまたはX軸移動体1側に固
定したブラケット12Aとこれに取付けたエアシリンダ
12Bから成るZ軸加工主軸枠体4をコラムまたはX軸
移動体1に対してピストンロッドで押圧して固定する第
2のZ軸加工主軸のロック装置12が設けられている。
前述リニアモータ駆動のZ軸加工主軸使用時には、ボー
ルねじ3のねじ軸3Aのモータブレーキ2Aによる挟持
ロックと同時に前記ロック装置12が動作してZ軸加工
主軸枠体4が固定される。
取付装置20、例えばC軸ユニット20Aが取付可能な
全体として中空柱状で、断面が好ましくは方形の加工主
軸で、主として小さい電極を取付けて加工する軽負荷
用、かつ高応答性で高速作動用の加工主軸であり、前述
クイル108と同等のZ軸クイルである。このZ軸クイ
ル13は、前記Z軸加工主軸枠体4内にほぼ同芯に配設
され、該Z軸加工主軸枠体4に対して相対的に平行移動
し得るように、主軸枠体4内面の前面側とZ軸クイル1
3の後面側との間に設けた直動軸受レール15Aと直動
軸受ブロック15Bとにより直線案内されると共に、Z
軸クイル13部分の重量に釣り合う反力を加えるエアバ
ランサ16をZ軸主軸枠体4とクイル間に設けて結合さ
せることによりZ軸クイル13を固定されたZ軸加工主
軸枠体4に保持させて第2のZ軸加工主軸として作動さ
せる。
図示しないピストンに繋がるピストンロッド16Bがカ
ップリングを介してZ軸クイル13の上端に同芯に連結
され、シリンダ16Aの他端部が第2のZ軸加工主軸4
の上端部に固定保持されている。そして、エアバランサ
16に、図示しない圧縮空気圧源からの圧縮空気が電空
エアレギュレータやハイレリーフエアレギュレータ等を
介して供給される。この空気圧力は、Z軸クイル13の
静止時に後述リニアモータ18の励磁コイル励磁電流が
零(Z軸クイルの重量保持推力零)となるように調整供
給される。17は、シリンダ16Aの下端に固定して設
けられ、所要時にピストンロッド16Bをクランプする
Z軸クイル13のロック装置で、停電時とかの要非常停
止時や、Z軸クイルの加工主軸としての不使用時に、供
給空気圧の遮断によりクランプ等を閉めてZ軸クイル1
3をZ軸加工主軸枠体4に固定するものである。
置15を設けた側面と交叉し相対向する両側面と、該両
側面と相対向するZ軸加工主軸枠体4の両側面に夫々設
けられたリニアモータで、図示実施例の場合のリニアモ
ータは、その種類としてはリニア交流同期モータであっ
て、該リニアモータ18は永久磁石片18aを移動軸方
向に列設した界磁形成用磁石板18Aと、ヨーク鉄芯と
励磁コイルから成る電機子コイル用電磁石18Bとから
成る。図示実施例の場合、上記磁石板18A側を可動子
とすべく、磁石板18Aが上記Z軸クイル13の相背向
する両側面に取付られ、之に対向するZ軸加工主軸枠体
4両側面に形成した取付窓部4Aに前記電磁石18Bが
固定子として取付板18Cにより窓部4Aに嵌め込み取
り付けられる。この場合可動子が所望微小間隙を全体的
に均一に保った状態で移動するように、取付けられる。
体4に対する直線移動位置を検出するリニアスケール装
置で、図示の場合スケール19AがZ軸クイル13の前
面に、これに対向するZ軸加工主軸枠体4の前面壁の内
面にセンサ19Bが取付けられ、検出信号をNC装置等
から移動位置指令信号が与えられるリニアモータの駆動
装置にフィードバックして、該駆動装置は、電磁石18
Bの励磁コイルに作動電流信号を制御して出力する。
イル13の下端に絶縁板21を介して取付けられたスペ
ーサ22の下端に電極取付チャックを有する、回転割出
しモータや回転エンコーダを内蔵するC軸ユニット20
Aが電極取付装置20として取付けられている場合が示
されている。ただし、これは、特異な構成で、これを図
2により説明すると、Z軸クイル13の下方先端にはC
軸ユニット20Aの頭部を挿入するための拡径部が形成
され、該拡径部に穴明き円板状の絶縁体21及び円筒状
のスペーサ22が設けられ、これにC軸ユニット20A
がクイル13先端に正確に角度位置決めされて同芯に取
付け固定される。また、上記絶縁体21より上部のリニ
アモータのギャップ部への塵埃の侵入を防止するための
蛇腹23が、拡径部を囲んでいる。通常使用される、回
転割出しモータや回転エンコーダを内蔵しない、単に電
極を取付けるだけの電極取付装置20を装着する場合、
該電極取付装置も同様にスペーサ22を介して固定され
る。ただし、何れの電極取付装置20を装着しても電極
取付チャックが同じ位置になるように、各種の電極取付
装置毎に対応するスペーサ22の寸法が決められてい
る。
加工主軸枠体4下先端の面板取付板5Bには、Z軸クイ
ル13先端の前記電極取付装置20がZ軸の加工軸送り
により出入りする開口5Cが形成されており、また電極
取付面板5を取付ける時の位置決めブロック5D設けら
れている。さらに図6に一部を拡大して示したように、
電極取付面板5を面板取付板5Bに取付けた時、即ち、
電極取付面板5に放電加工用電極を取付けて加工を行う
際に、リニアモータ18によって駆動される軽負荷用の
Z軸クイル13の加工主軸を不作動状態に保持して、第
2のZ軸加工主軸用のZ軸加工主軸枠体4をサーボモー
タ2によって加工主軸として作動させるために、電極取
付面板5の有無を検出する電極検出手段24が設けられ
ている。この電極検出手段24は、面板取付検出リミッ
トスイッチ24A及びその操作ピン24Bおよびばね2
4Cとを少なくとも含み、操作ピン24Bが、面板取付
板5Bの電極取付面板5が取り付けられる面にその先端
を突き出すようにばね24Cによって押圧されて面板取
付板5Bの透孔に進退自在に挿嵌されている。そして、
電極取付面板5が面板取付板5Bに固定されるとき、操
作ピン24Bが面板取付検出リミットスイッチ24Aの
アクチュエータを押すことによって電極の取付を検出す
る。
の組合わせ及び構成としては、諸種変更構成による実施
が可能である。例えば、電極取付面板5と面板取付板5
Bとを一つのものとする構成では、該電極取付面板5を
Z軸加工主軸枠体4の下端に絶縁板5Aを介して直接取
付ける。この場合、電極取付面板5に電極取付装置20
が進退する開口5Cが設けられる。また、電極検出手段
24の操作ピン24Bは、電極取付面板5に直接取り付
けられる。なお、電極検出手段24は、リミットスイッ
チや操作ピンを使用するものに限らず、公知の近接スイ
ッチ等を電極取付面板5に取り付けたものであっても良
い。
電加工用電源の出力端子の一方が直接電極取付面板5B
に接続されるところから、面板取付板5Bが、Z軸加工
主軸枠体4の先端面に対して、電気的に絶縁して取付け
固定されている構成例を示すもので、面板取付板5B
が、ボルト5Eにより絶縁板5Aを介して取付けられ、
絶縁ブッシュ5Fと絶縁ワッシャ5Gを介装して締付け
られる。また、面板取付板5Bのボルト5E取付穴が絶
縁蓋5Hによって塞がれる。
降作動させ、電極取付面板5に取付けた工具電極により
ワークを加工する際の放電加工源からの電極側への給電
は、電源から放電加工機本体、例えば、コラムに設けた
中継盤を介して、所謂極間線を使用して前記面板5の適
宜の位置に形成した端子に接続される。Z軸クイル13
の電極取付装置20、例えばC軸ユニット20Aのチャ
ックに取付けた電極へ給電するために、上記中継盤から
の極間線が、Z軸加工主軸枠体4の頂上部等から内部へ
と導入され、電極取付装置20に接続される。なお、何
れの加工主軸によって加工するかによって、当該加工主
軸に接続される極間線を切換使用するようになることが
好ましい。
ボールねじを用いる方式の軸送り駆動装置を、大負荷大
ストローク用の第2のZ軸加工主軸として、またリニア
モータを駆動源とする高応答の直線軸送り駆動装置を、
軽負荷小ストローク用のZ軸加工主軸として1台の形彫
り放電加工機として構成した場合の構成で、コンパクト
にして操作性が良く、かつ性能発揮がより確実と思われ
る一実施例装置の例であるが、種々の変更及び改変が可
能なこと明らかである。
て送り駆動されるZ軸クイル、本発明の場合は好ましく
は方形のZ軸クイル13を、Al2O3系やZrO2系
等の酸化物系セラミックス、またはSiC系やSi3N
4系等の非酸化物系セラミックス焼結成形体製のもの、
または炭素繊維強化プラスチック製、或いは、軽量合金
を透過性のプリフォームセラミックスに浸透させて成る
金属マトリックス・セラミックス複合体製等とすること
を、先に特願平10−337,627号、同平11−0
57,209号等として提案した。そして、このZ軸ク
イル13を含む移動体の可動子側をより軽量とするため
に前述実施例では、Z軸クイルに永久磁石片18aを列
設された軟磁性材から成る磁石板18Aを取付けた構成
としたが、この磁石板18Aの設置により必ずしも電磁
石18Bの方をZ軸クイル13に取付けた場合に比べて
十分軽量とならない場合もある。このため、前記Z軸ク
イル13自体を、軟磁性材として所定以上の磁気特性を
有する鉄材により、方形で中空柱状のZ軸クイルを製作
し、該クイルに永久磁石片18aを直接磁気吸着または
磁気吸着及び接着をさせた構成として使用するようにす
ることができる。
のオーバーストロークを規制するストッパ等、即ち、斯
種の軸移動装置に常設のクイル等の移動体が移動限に達
したことを検出する上限、下限のリミットスイッチとリ
ミットドッグ、異常時に移動限を越えて移動したクイル
を停止させる上限、下限のストッパとストッパブロック
等の図示、説明は省略してある。
は、概略以上のような構成及び作動機能を有するもの
で、加工主軸が、好ましくは同軸で2軸配置されてい
て、これを便宜的に回転系のサーボモータとボールねじ
を使用する加工主軸を第2のZ軸加工主軸、リニアモー
タによる駆動方式のものをZ軸加工主軸と称して説明す
るが、両軸を同時に制御移動させて加工することはな
く、各軸独立に作動させるものであるから、例えば、
「主」及び「副」的な呼び方はしないこととする。上記
のように、本発明に於いては、Z軸加工主軸と第2のZ
軸加工主軸とを同時に移動制御をする必要がないので、
数値制御装置内部でのZ軸加工主軸と第2のZ軸加工主
軸の制御は、何れも従来のZ軸1軸の制御処理によって
行われる。但し、駆動装置が、回転形のモータとリニア
モータとでは、それぞれの特性に応じた制御が必要とな
るため、例えば、速度、加速度制御のための各種パラメ
ータがモータ毎に用意されている。
では、上述2種類の加工主軸のいずれかによって放電加
工が可能であるから、作業者が加工に使用する加工主軸
を選択するときに、制御装置においてその加工主軸をZ
軸に、加工に使用しない軸を第2のZ軸に設定変更する
ことができることが好ましい。すなわち、回転系のサー
ボモータとボールねじを使用する加工では、この加工主
軸が機械固有の第2のZ軸であってもこれをZ軸加工主
軸に設定し、リニアモータ駆動軸を使用する加工では、
この加工主軸を機械固有のZ軸に設定するのである。も
ちろん、加工に直接関与しない軸は、第2のZ軸に設定
される。この設定によって機械固有の軸名が入れ替えら
れた時には、入力装置から、またはプログラムからの加
工主軸に関する入力が数値制御装置に読み込まれた際に
機械固有の加工主軸名に読み替えられ、制御装置内部
で、軸駆動装置の制御がも機械固有の軸として処理され
るとともに、制御装置の画面上では、加工主軸の座標位
置等が上記設定どおりに入れ替えられて表示される。も
ちろん、機械固有の軸名に一致する設定がなされる時に
は、上記加工主軸に関する入力が機械固有の加工主軸名
のまま処理され、制御装置の画面上でも、機械固有の加
工主軸の座標位置等がそのままに表示される。
Z軸で加工する場合に、加工軸がZ軸として作成されて
いた従来の加工プログラムをZ軸から第2のZ軸に軸名
編集する必要がなくなり、従来の加工プログラムをその
まま使用して加工することができる。同様に、リニアモ
ータ駆動軸によって加工する場合にも、該加工主軸をZ
軸に設定し直するだけで従来の加工プログラムをほとん
どそのまま使用して加工することができる。ここで、従
来の加工プログラムの編集が必要になるときとは、ボー
ルねじ駆動軸である第2のZ軸を補助軸として移動制御
して、該軸によって電極を被加工物に接触させて接触感
知位置決めするときや、第2のZ軸を移動させることに
よってリニア駆動軸も大きく移動させるときに必要にな
る。この動作については、後にプログラムとともに説明
する。
小さい場合に、このリニアモータ駆動軸のストロークを
フルに使って加工するためには、第2のZ軸のZ軸加工
主軸枠体4に対して上限位置に移動して固定されたリニ
アモータ駆動軸をワーク上面に最接近した位置に位置決
めする必要がある。それで、リニアモータ駆動軸を上限
位置に静止させるとともに、ボールねじ駆動軸によって
電極を被加工物に接触感知させてその位置を加工開始基
準位置に設定して、リニアモータ駆動軸の上限位置がワ
ーク上面に最接近した位置になるように位置決めするの
である。
た。しかし、作業者がこのような設定するのではミス発
生の恐れがある。そこで、上述した電極検出手段24を
利用して、使用する加工主軸を自動的にZ軸にするよう
に、制御装置内部で切り替わるものにすることができ
る。
該電極を取付ける面板の取付けを検出したとき、すなわ
ち、回転系のサーボモータとボールねじを使用する加工
が行われるとき、制御装置がこのボールねじ駆動軸をZ
軸として、前記リニアモータ駆動軸を第2のZ軸として
制御するように、制御装置内部で機械固有のZ軸、第2
のZ軸の軸移動指令が逆に処理され、制御装置の画面上
でも加工主軸の座標位置等がZ、第2のZ入れ替えられ
て表示されるのである。一方、電極検出手段24が電極
の取り外しを検出したときには、制御装置が前記リニア
モータ駆動軸をZ軸として、このボールねじ駆動軸を第
2のZ軸として、機械固有の軸名通りに制御する。この
ような軸移動制御と表示制御に加えて、先に説明した極
間線の切換制御をすることが好ましい。
て説明する。先ず、基本的に、比較的重量の大きな電極
を使用して加工する場合、或いは大面積加工の場合には
第2のZ軸を使用する。Z軸クイル13を上限まで引上
げた後、面板5を取付け、これに所要の工具電極を取付
ける。この時面板5の取付によって検出リミットスイッ
チ24Aが作動して面板取付信号が数値制御装置に入力
されると、Z軸のリニアモータ18、18が不作動乃至
は少なくとも停止状態となるように制御が切替えられ、
この後、Z軸クイル13がZ軸ロック装置17によって
機械的に固定され、リニアモータ18によるサーボ送り
制御が停止される。このとき、リニアスケール19によ
るZ軸クイル13の位置検出は継続され、その座標位置
は、表示画面上に継続して表示されるとよい。なお、こ
のとき、クイル13がZ軸ロック装置17によってロッ
クされるので、クイル13等の重量がリニアモータ18
によって負担されない。これによって、第2のZ軸の稼
動制御中にZ軸クイル13が移動しないようにできると
共に、Z軸クイル13の移動指令が誤ってZ軸クイル1
3が入力されても移動して発生する事故が確実に防止さ
れる。この状態でプログラムが実行されると、従来と同
様にZ軸加工主軸枠体4のみが軸移動が制御され、所定
の加工が第2のZ軸によって行われる。
加工する場合には、Z軸を使用するのが原則で、特に深
いリブ加工の場合にはこれを使用する。リニアモータ駆
動の加工主軸を加工軸に使用すると、ジャンプ加工時に
効果を発揮するので、ジャンプ利用のリブ加工では、電
極の加工面積や寸法、形状的に無理が無い以上Z軸を使
用する。この時、面板5がZ軸加工主軸枠体4に取付け
られている時には、先ずこれを外す。面板5外すことに
よって、電極検出手段24のリミットスイッチ24Aが
オフとなり、前記Z軸ロック装置17によるZ軸クイル
13の固定が解除されると共にリニアモータ18の駆動
装置にサーボ送り制御の作動オフが解除されてリニアモ
ータ18の制御が開始され、軸送りとしてZ軸が選択ま
たは指定されれば、すぐに作動状態となる。これに対
し、他方のサーボモータ2による、第2のZ軸の加工主
軸枠体4の軸送り制御は、軸送りとして第2のZ軸が選
択または指定されれば、作動状態となり、例えば、加工
主軸としてではない接触感知の位置決め移動等の補助的
な軸移動制御が可能になる。また、第2のZ軸の軸移動
は、Z軸による加工が行われていないときに行われるの
で、非加工時には、第2のZ軸のロックを解除すること
もできる。
を、Z軸クイル13の先端の電極取付装置20に取付
け、軸移動としてZ軸を選択し、Z軸クイル13をZ軸
加工主軸枠体4に対するストロークの上限に引き上げ位
置させ、その位置でリニアモータ18による静止位置制
御をした状態とし、次にこの複合主軸全体を、水平方向
のX軸及びY軸移動により、ワークの加工穴位置中心の
上方に位置決めしてから、以下のようにして加工を行
う。なお、エアバランサ16は、放電加工機のパワース
イッチがオンされている限り、カウンタバランス推力を
Z軸クイル13に与え続けるように制御される。
が、設定例は、説明を簡単にするために、加工穴の中心
位置上方にZ軸加工主軸を位置決めする等の操作は完了
していて、単に加工穴をワーク上面を基準としてZ軸方
向に加工して行くNCプログラムの場合の例を示す。
下降させ、電極をワークと接触感知させ、ワーク上面に
電極が接触する位置に第2のZ軸を位置決めするコード
である。この時第2のZ軸のZ軸加工主軸枠体4を移動
させながら、Z軸クイル13先端の電極で接触感知する
ことになるが、斯種の接触検出のための検出回路は、取
付面板5と電極取付装置20との検出回路を共通にして
あるので、何れの加工主軸を移動して接触感知しよう
と、接触感知作動には問題が無い。
座標を「0」に設定するコードである。の実行によっ
て電極がワーク上面に接触しているので、この第2のZ
軸のワーク上面に接触している位置が「0」に設定され
ることになる。なお、Z軸は第2のZ軸に対しその上限
位置にあり、もう上昇できないので「0」にセットしな
い。この動作によって、Z軸がその上限位置でワークに
最接近した位置に位置決めされる。そして、のコード
は、上記接触感知している第2のZ軸を若干(プログラ
ム例では、1mm)上昇させて、その位置で停止させる
ものである。このとき、M05によって接触感知を無視
させて、上記上昇を可能にしている。
接触感知が実行され、電極とワーク上面とが接触する位
置にZ軸が位置決めされる。ここで、Z軸移動が開始さ
れる直前には、第2のZ軸が不用意に移動することがな
いように、第2のZ軸の第2のZ軸加工主軸枠体4を移
動させるボールねじ3のねじ軸3Aがサーボモータ2の
ブレーキ2Aにより機械的に固定され、第2のZ軸加工
主軸枠体4がエアシリンダからなる一対の第2のZ軸ロ
ック装置12によりコラムまたはX軸移動体1に固定さ
れる。
「0」にセットする。こうすることによって、以後Z軸
の座標位置がワーク上面に対する電極先端の相対位置を
表す。Z軸の移動ストロークのほとんどを加工移動に使
用することができる。次ので、の接触感知により一
種の短絡状態にある電極をワーク上面から離隔して、次
の放電加工を開始できるようにするために、Z軸加工主
軸を所望微小距離(プログラム例では、1mm)引き上
げる。
ログラム等により自動で、の「放電加工」開始のコー
ドが制御装置に指令されると、放電加工電源から電圧パ
ルス等の加工電圧が印加されるとともに、電極、すなわ
ちZ軸クイル13に加工送りが与えられ、両者の対向間
隙が所定の微小間隙長状態になると間歇的に放電が繰り
返され放電加工が開始されることになる。
めて行き、やがて設定した加工深さ(例示では、−12
0mm)にZ軸が達すると、上記のM04コードによ
ってZ軸クイル13が加工開始位置に上昇して停止す
る。この後、必要があれば、第2のZ軸のZ軸加工主軸
枠体4を、上記の接触感知の下降を開始させた位置迄
上昇停止させ、次の穴の加工工程へと移行させる。こう
して、リニアモータ18を駆動源とするZ軸クイル13
を可動子とした高応答性のサーボ送り制御及び高速ジャ
ンプ使用による高速度の加工が行われ、正確な加工深さ
精度と形状精度の加工品が短時間の加工で得られる。そ
して、この加工プログラムの場合、加工深さは、Z軸座
標表示部に表示され、Z軸のストローク一杯に近い深さ
の加工が可能である。
工面を確認する場合等があるが、かかる場合にZ軸クイ
ル13に加えて、第2のZ軸をも上昇させて、電極を確
認に支障がない位置まで退避させる。このとき、制御装
置の「HALT」スイッチがオンされて加工中断信号が
入力されるので、「HALT」スイッチがオンされた場
合に、第2のZ軸ロックが自動的に解除され、軸移動制
御が可能になる制御が好ましい。また、加工中に加工深
さやジャンプ量が軸の移動ストロークを越えるときに、
加工を停止する制御が従来から行われているが、この時
にも第2のZ軸ロックが自動的に解除されるように構成
しておくのが好ましい。Z軸の加工または、移動が行わ
れるとき以外は、第2のZ軸ロックを解除すると良い。
れば、工具電極が比較的小型、小重量の場合に、高応答
で、高速、かつ高精度の加工ができ、さらに電極ジャン
プ併用の場合に高速ジャンプが出来て、加工液無噴流で
あっても高速及び高精度加工に威力を発揮するリニアモ
ータ駆動制御のZ軸加工主軸を、その加工主軸を同軸状
に囲繞する加工主軸枠体ごと、該加工主軸枠体にほぼ釣
合うカウンタバランサ手段によりコラム等に吊持保持さ
せると共に、前述コラム等にZ軸に平行に比較的長スト
ロークの直線案内装置により案内保持して第2のZ軸加
工主軸を構成させ、さらに上記のように保持されたZ軸
加工主軸枠体の下方先端に比較的大型、大重量の電極を
取付け得るように電極取付面板を位置決め着脱自在に設
けるとともに前述Z軸加工主軸のZ軸クイルの出入り可
能に構成し、該Z軸加工主軸枠体のコラム等に対する位
置決めサーボ制御送り機構を、回転形のサーボモータ
と、ねじ軸がサーボモータの回転出力軸に連結されると
共に該ねじ軸のナットブロツクが前記Z軸加工主軸枠体
に固着されたボールねじ装置と、前記サーボモータの回
転によるZ軸加工主軸枠体の移動位置を検出し、検出信
号を作動指令が制御装置から入力するサーボモータ駆動
装置にフィードバックする位置検出装置を備える複合主
軸装置の構成としたので、リニアモータ駆動制御のZ軸
加工主軸による加工機能及び加工性能を何等損なうこと
なく、Z軸加工をすることができるとともに、大型、大
重量の、或いはさらに大面積の工具電極を使用する加工
にも、一台の放電加工機で、簡単な切換作業で、対応出
来るようになった。特に、1つのワークに大形電極で加
工を施した後、続けてリブ電極等の小形電極で加工を施
すことができるので、段取り替えなどの時間を短縮する
こともできる。
の加工主軸枠体先端部に対する着脱に応じて作動する電
極検出手段を設け、前記面板または電極の取付時にZ軸
加工主軸のリニアモータの駆動制御を停止させるととも
にZ軸クイルをロックする構成としたから、第2のZ軸
加工主軸によって加工するときに、Z軸クイルのZ軸加
工主軸が、問題となる誤動作が生ぜず、安全でもある。
リニアモータ駆動制御のZ軸加工主軸を使用する加工時
には、少なくともZ軸の移動中に第2のZ軸ボールねじ
軸がサーボモータのブレーキによってX軸移動体にロッ
クされると共に、Z軸加工主軸枠体が第2のZ軸ロック
装置によりコラムまたはX軸移動体に固定保持されるか
ら、リニアモータによるZ軸クイルの高速ジャンプを、
安定して円滑に行わせることができ、加工精度や位置決
め精度を維持することができる。
じて作動する電極検出手段によって電極着脱信号を受け
て、数値制御装置が選択された加工主軸をZ軸として処
理する場合には、従来のZ軸加工を主とした加工プログ
ラムをほとんど編集することなく使用できるだけでな
く、不用意な軸移動や誤動作を回避することができる。
断面図。
放電加工機の全体構成を示す斜視図。
面図。
左側面図。
正面図。
供給源を付加して示した図。
の変形例の説明用側断面図。
図。
Claims (13)
- 【請求項1】 形彫り放電加工機であって、コラムまた
はX軸移動体に取付け保持されるZ軸加工主軸を、下端
に電極取付装置が設けられるZ軸クイルを囲繞するZ軸
加工主軸枠体に直線案内装置により前記Z軸方向の直線
往復移動自在に保持させて構成し、永久磁石片を移動方
向に列設した軟磁性材から成る磁石板と、励磁電磁石と
を間隙を置いて相対向配置して構成されるリニアモータ
を、前記Z軸クイルの相背向する両側面と該両側面と相
対向する前記Z軸加工主軸枠体の両側壁間に設け、前記
Z軸加工主軸枠体に対する前記Z軸クイルの相対的移動
位置を検出するように両者間に取付けられた直線位置検
出装置からの検出フィードバック信号によって前記リニ
アモータの励磁電流を制御するようにしたZ軸加工主軸
のサーボ制御送り機構と、前記Z軸加工主軸が前記Z軸
加工主軸枠体部において前記コラムまたはX軸移動体に
前記Z軸に平行に直線案内装置により案内保持されると
共に、該Z軸加工主軸枠体の下端に工具電極または電極
取付面板を取付ける電極取付手段を設けて第2のZ軸加
工主軸を構成させ、該第2のZ軸加工主軸に前記コラム
またはX軸移動体に対する送りを与える回転形のサーボ
モータ、該サーボモータの回転出力軸に連結されたボー
ルねじのねじ軸、前記Z軸加工主軸枠体に固着したボー
ルねじのナット、及び前記Z軸加工主軸枠体の前記コラ
ムまたはX軸移動体に対する相対的な移動位置を検出す
るように設けた位置検出装置からの検出フィードバック
信号によって前記サーボモータの駆動装置の出力を制御
するようにした第2のZ軸加工主軸のサーボ制御送り機
構とを備えて成ることを特徴とする形彫り放電加工機。 - 【請求項2】 コラムまたはX軸移動体に取付け保持さ
れるZ軸加工主軸を、下端に電極取付装置が設けられる
Z軸クイルを直線案内装置とエアバランサとにより、前
記Z軸クイルを同軸状に囲繞するZ軸加工主軸枠体に前
記Z軸方向の直線往復移動自在に保持させて構成し、永
久磁石片を移動方向に列設した軟磁性材から成る磁石板
と、ヨーク鉄芯と巻回励磁コイルから成る電磁石とを間
隙を置いて相対向配置して構成されるリニアモータを、
前記Z軸クイルの相背向する両側面と該両側面と相対向
する前記Z軸加工主軸枠体の両側壁間に設け、前記Z軸
加工主軸枠体に対する前記Z軸クイルの相対的移動位置
を検出するように両者間に取付けられた直線位置検出装
置からの検出フィードバック信号によって前記リニアモ
ータの励磁コイル電流を制御するようにした形彫り放電
加工機であって、更に、前記Z軸加工主軸が前記Z軸加
工主軸枠体部において前記コラムまたはX軸移動体に前
記Z軸に平行に直線案内装置により案内保持されると共
にカウンタバランサ手段によりコラムまたはX軸移動体
に吊持保持させて第2のZ軸加工主軸を構成させ、そし
て、前記Z軸加工主軸枠体の下端の、前記Z軸クイルの
電極取付装置が出入り可能な開口に、工具電極または電
極取付面板を取付ける電極取付手段と、また前記第2の
Z軸加工主軸の前記コラムまたはX軸移動体に対する位
置決めサーボ制御送り機構が、回転形のサーボモータ、
該サーボモータの回転出力軸に連結されたボールねじの
ねじ軸、前記Z軸加工主軸枠体に固着したボールねじの
ナット、及び前記Z軸加工主軸枠体の前記コラムまたは
X軸移動体に対する相対的な移動位置を検出してサーボ
モータの駆動装置にフィードバック信号を出力する位置
検出装置を備えて成ることを特徴とする形彫り放電加工
機。 - 【請求項3】 コラムまたはX軸移動体に取付け保持さ
れるZ軸加工主軸を、下端に電極取付装置が設けられる
Z軸クイルを直線案内装置とエアバランサとにより、前
記Z軸クイルを同軸状に囲繞するZ軸加工主軸枠体に前
記Z軸方向の直線往復移動自在に保持させて構成し、永
久磁石片を移動方向に列設した軟磁性材から成る磁石板
と、ヨーク鉄芯と巻回励磁コイルから成る電磁石とを間
隙を置いて相対向配置して構成されるリニアモータを、
前記Z軸クイルの相背向する両側面と該両側面と相対向
する前記Z軸加工主軸枠体の両側壁間に設け、前記Z軸
加工主軸枠体に対する前記Z軸クイルの相対的移動位置
を検出するように両者間に取付けられた直線位置検出装
置からの検出フィードバック信号によって前記リニアモ
ータの励磁コイル電流を制御するようにした形彫り放電
加工機であって、更に、前記Z軸加工主軸が前記Z軸加
工主軸枠体部において前記コラムまたはX軸移動体に前
記Z軸に平行に直線案内装置により案内保持されると共
にカウンタバランサ手段によりコラムまたはX軸移動体
に吊持保持させて第2のZ軸加工主軸を構成させ、そし
て、前記Z軸加工主軸枠体の下端の、前記Z軸クイルの
電極取付装置が出入り可能な開口に、工具電極または電
極取付面板を取付ける電極取付手段と、また前記第2の
Z軸加工主軸の前記コラムまたはX軸移動体に対する位
置決めサーボ制御送り機構が、回転形の交流サーボモー
タ、該交流サーボモータの回転出力軸に連結されたボー
ルねじのねじ軸、前記Z軸加工主軸枠体に固着したボー
ルねじのナット、及び前記Z軸加工主軸枠体の前記コラ
ムまたはX軸移動体に対する相対的な移動位置を検出し
て交流サーボモータの駆動装置にフィードバック信号を
出力する前記交流サーボモータの回転軸に連結されたロ
ータリエンコーダ装置を備えて成ることを特徴とする形
彫り放電加工機。 - 【請求項4】 コラムまたはX軸移動体に取付け保持さ
れるZ軸加工主軸を、下端に比較的小型、軽量の電極が
取付けられる電極取付装置が設けられるZ軸クイルを、
比較的小ストロークの直線案内装置とエアバランサとに
より、該Z軸クイルを同軸状に囲繞するZ軸加工主軸枠
体に前記Z軸方向の直線往復移動自在に保持させて構成
し、永久磁石片を移動方向に列設した軟磁性材から成る
磁石板と、ヨーク鉄芯と巻回励磁コイルから成る電磁石
とを間隙を置いて相対向配置して構成されるリニアモー
タを、前記Z軸クイルの相背向する両側面と該両側面と
相対向する前記Z軸加工主軸枠体の両側壁間に設け、前
記Z軸加工主軸枠体に対する前記Z軸クイルの相対的移
動位置を検出するように両者間に取付けられた直線位置
検出装置からの検出フィードバック信号によって前記リ
ニアモータの励磁コイル電流を制御するようにした形彫
り放電加工機であって、更に、前記Z軸加工主軸が前記
Z軸加工主軸枠体部において前記コラムまたはX軸移動
体に前記Z軸に平行に比較的長ストロークの直線案内装
置により案内保持されると共にカウンタバランサ手段に
よりコラムまたはX軸移動体に吊持保持させて第2のZ
軸加工主軸を構成させ、そして、前記Z軸加工主軸枠体
の下端の、前記Z軸クイルの電極取付装置が出入り可能
な開口に、工具電極または電極取付面板を取付ける電極
取付手段と、また前記第2のZ軸加工主軸の前記コラム
またはX軸移動体に対する位置決めサーボ制御送り機構
が、前記コラムまたはX軸移動体に設けられる回転型の
サーボモータと、前記コラムまたは、またはX軸移動体
に前記Z軸加工主軸と平行で回転自在に設けられ前記サ
ーボモータの回転出力軸に連結されるボールねじのねじ
軸と、前記Z軸加工主軸枠体に固着され前記ねじ軸と螺
合するボールねじのナットと、前記コラムまたはX軸移
動に対する前記Z軸加工主軸枠体の相対的移動位置を検
出する位置検出装置と、該検出装置の検出フィードバッ
ク信号によって制御され、前記サーボモータに動作電流
を出力するサーボモータの駆動装置を備えたことを特徴
とする形彫り放電加工機。 - 【請求項5】前記Z軸クイルが軟磁性材から構成され、
前記リニアモータを構成する永久磁石片が、前記軟磁性
材Z軸クイルの相背向する側面に直接接着されて、Z軸
クイルがリニアモータの磁石板可動子を兼用するように
したことを特徴とする前記請求項1、2、3または4に
記載の形彫り放電加工機。 - 【請求項6】前記Z軸クイルが、Al2O3等の酸化物
系、SiC等の炭化物系、若しくはSi3N4等の窒化
物系のセラミックス、または軽量合金を透過性のプリフ
オームセラミックスに浸透させて成る金属マトリックス
・セラミックス複合体から成るものであることを特徴と
する前記請求項1、2、3または4に記載の形彫り放電
加工機。 - 【請求項7】前記Z軸加工主軸枠体下方端の電極取付手
段に対する工具電極または電極取付面板の着脱により、
作動する電極検出手段が設けられ、前記電極または面板
の装着時には、Z軸クイルのリニアモータ駆動装置が不
作動で、 前記Z軸加工主軸枠体を駆動する位置決め及
びサーボ制御送り装置が作動可能に設定されるものであ
ることを特徴とする前記請求項1、2、3または4に記
載の形彫り放電加工機。 - 【請求項8】前記電極検出手段が電極、または該電極を
取付ける面板の取付けを検出したときに、形彫り放電加
工機の制御装置が前記Z軸クイルの加工主軸をロックし
て不作動とし、前記電極検出手段が電極、または該電極
を取付ける面板の取外しを検出したときに、前記形彫り
放電加工機の制御装置が前記2つの加工主軸のいずれも
択一的に移動制御可能にするとともに、Z軸クイルの加
工主軸によってのみ加工が可能になるように、2つの加
工主軸の制御を切り換えることを特徴とする前記請求項
7に記載の形彫り放電加工機。 - 【請求項9】前記Z軸クイルの相背向する両側面に取付
けられるリニアモータの可動子が、前記永久磁石片を取
付けた磁石板であることを特徴とする前記請求項1、
2、3または4に記載の形彫り放電加工機。 - 【請求項10】前記Z軸クイルに対する直線案内装置
が、Z軸クイルの背面コラム側のZ軸加工主軸枠体の内
壁面に設けられ、前記一対のリニアモータの可動子がZ
軸クイルの左右の両側面に設けられて成るものであるこ
とを特徴とする前記請求項1、2、3、4または9に記
載の形彫り放電加工機。 - 【請求項11】前記Z軸クイルをその重量に釣合う反力
を加えて移動自在に前記Z軸加工主軸枠体に保持させる
構成が、シリンダを前記Z軸加工主軸枠体に、そしてピ
ストンに連結されたピストンロッドをZ軸クイルに夫々
連結すると共に、前記ピストンロッドのシリンダからの
出入りを挟持固定可能なZ軸加工主軸のロック装置が設
けられていることを特徴とする前記請求項2、3または
4に記載の形彫り放電加工機。 - 【請求項12】前記Z軸加工主軸枠体を、コラムまたは
に対する鉛直方向所望の位置に於いて、コラムまたはX
軸移動体に一体に連結固定する第2のZ軸加工主軸のロ
ック装置が設けられ、該ロック装置による前記Z軸加工
主軸枠体のロックが為された状態において、前記Z軸ク
イルをリニアモータで駆動制御した放電加工が実行可能
となる構成であることを特徴とする前記請求項1、2、
または4に記載の形彫り放電加工機。 - 【請求項13】前記電極検出手段が電極、または該電極
を取付ける面板の取付けを検出したときに、形彫り放電
加工機の制御装置が前記第2のZ軸加工主軸をZ軸とし
て認識し、前記電極検出手段が電極、または該電極を取
付ける面板の取外しを検出したときに、前記形彫り放電
加工機の制御装置が前記Z軸クイルの加工主軸をZ軸と
して認識して、前記制御装置が前記2つの加工主軸のい
ずれかをZ軸として軸移動制御するとともに、該制御装
置の表示装置の加工主軸に関する表示が前記2つの加工
主軸のいずれかをZ軸として表示するように切り換える
ことを特徴とする前記請求項7または8に記載の形彫り
放電加工機。
Priority Applications (8)
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|---|---|---|---|
| JP19423499A JP4323011B2 (ja) | 1998-12-02 | 1999-07-08 | 形彫り放電加工機 |
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Cited By (6)
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| JP2000218443A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-08 | Sodick Co Ltd | 放電加工の送り装置 |
| US6627838B2 (en) * | 2001-02-05 | 2003-09-30 | Sodick Co., Ltd. | Small hole electric discharge machine |
| JP2006224258A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Sodick Co Ltd | 形彫放電加工機 |
| CN110744160A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-02-04 | 北京市电加工研究所 | 双直线电机驱动型电火花加工主轴结构 |
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| CN118209828A (zh) * | 2024-04-08 | 2024-06-18 | 岱新(上海)电子科技有限公司 | 一种新能源汽车电池管理系统性能测试装置 |
-
1999
- 1999-07-08 JP JP19423499A patent/JP4323011B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
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