JP2000225636A - 成形金型構造 - Google Patents

成形金型構造

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JP2000225636A
JP2000225636A JP11029887A JP2988799A JP2000225636A JP 2000225636 A JP2000225636 A JP 2000225636A JP 11029887 A JP11029887 A JP 11029887A JP 2988799 A JP2988799 A JP 2988799A JP 2000225636 A JP2000225636 A JP 2000225636A
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mold
runner
gate
resin
sprue
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JP11029887A
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Kenichiro Fujita
健一郎 藤田
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型寸法の小型化を目的とした成形金型構造
を提案する。 【解決手段】 ノーズゲート部10及び離型手段である
ノック14を固定側金型2に形成し、ランナー6部移動
側金型3に形成配置して、ランナー部6に存在するスプ
ルーランナーを動かして離型する際に、移動側金型3の
型開き動作によりランナー部6に存在するスプルーラン
ナーをノック14により保持して離型するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のアシスト
グリップ等の製品を成形するための成形金型構造、特
に、熱可塑性樹脂の射出成形に好適な成形金型構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の成形金型構造は、型開き動作可
能で且つ型締め動により互いに付き合うことによりパー
ティング面を形成する固定側金型と可動側金型とからな
り、これら両金型によって成形品を形成する型キャビテ
ィを画成すると共に、樹脂の可塑化装置に接続する注入
口からランナー部を経てゲート部に溶融された樹脂を導
入し、更に前記型キャビティ内に当該樹脂を導いて、当
該型キャビティ内で所望成形品を成形するようにしてお
り、前記型キャビティとゲート部との接続部の構造によ
って、種々の形態があり、特に、ピンゲート方式とサブ
マリンゲート(トンネルゲート)方式のものが便利であ
るとして、広く利用されている。
【0003】そして、ピンゲート方式のものとして、図
5に示すものがあり、サブマリンゲート方式のものとし
て特開平10−95033号公報に開示された図6に示
すものがある。
【0004】図5に示すピンゲート方式の成形金型構造
によれば、開閉可能にパーティング面aが互いに付き合
わされる固定側金型bと可動側金型cとからなり、型キ
ャビティdを形成している。
【0005】また、固定側金型bは、固定型eとこの固
定型eに対して可動側金型c側に移動可能な移動型fと
から構成している。この結果、可動側が金型cと固定側
金型bの固定型e及び移動型fとによる構成を称し
て、、三枚プレート方式とも呼称される。
【0006】移動型fには、一端が型キャビティdに連
通する縦型のゲート部gと、一端側がゲート部gの他端
側に連通するランナー部hとが形成されており、また、
固定型eには、一端がランナー部hに連通すると共に他
端側が図示しない射出成形機の射出ノズルに連結される
スプルー部iが所定の抜きテーパを有するように形成さ
れている。
【0007】そして、固定側金型bと可動側金型cとの
型締め状態を示す図5の状態で、型キャビティd内に、
スプルー部iからランナー部h及びゲート部gを経て、
流動樹脂を導入して、所定形状の成形品を成形する。
【0008】この状態より、型開き過程は、先ず、固体
側金型bに対して、パーティング面aから、可動側金型
cを移動させて、型キャビティd内の成形品とゲート部
g乃至スプルー部i内で冷えて固まったスプルーランナ
ーとが接離される。次に、固体側金型bの固定型eに対
して、移動型fが可動側金型c側に移動して、ゲート部
g乃至スプルー部iからスプルーランナーを分離する。
【0009】スプルーランナーは固定型eの表面にラン
ナーロックe2によって保持され、固定型eと移動型f
とが所定の距離で開くと図示しないリンクでストリッパ
プレートe1が固定型eから離され、ランナーロックe2
からスプルーランナーを強制的に引き抜き、スプルーラ
ンナーは自動取出機により把持され成形機外に排出され
る。一方、型キャビティ内で冷却され固化した成形品と
しての樹脂塊は、エジェクタjにより突き出されて自動
取出機により把持され成形機外に取り出される。
【0010】また、図6に示すサブマリンゲート方式の
成形金型構造によれば、固定側金型kと可動側金型lと
からなり、可動側金型lにサブマリンゲート(ノーズゲ
ート)mが形成されており、固定側金型kのパーティン
グ面nに第1のランナーoが設けられ、第1のランナー
oに突出しピン(エジェクタ)pが突出し可能とされ、
更に、突出しピンpの突出し部より先端側に可動側金型
l内部に向かってサブマリンゲートmに連通する湾曲さ
れた第2のランナーrが分岐して設けられている。
【0011】そして、このように構成する従来のサブマ
リンゲート方式の成形金型構造によれば、固定側金型k
及び可動側金型lの閉型時に、突き出しピンpで第1の
ランナーoを突出したときに、湾曲状の第2のランナー
rの壁面を摺動するようにして、ゲートmのところで樹
脂部分が切断され、成形品sを取出すようになってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの従来技術は、解決すべき課題を持っている。
【0013】すなわち、図5に示すピンゲート方式によ
ると、ゲート部g内に存在する樹脂部分を取出すため
に、固定側金型bに対する可動側金型cの移動と共に、
固定側金型bにおける固定型eに対して、移動型fをも
移動させるという、いわば3枚プレート方式となって、
このために、金型全体の厚さが厚くなると共に、金型全
体のストローク量が多くなって、使用成形機が大型化せ
ざるを得ないことになる。
【0014】また、図6に示すサブマリンゲート方式に
よると、サブマリンゲートmを、型キャビティの下面に
回り込ませることができるので、タブなどのゲート構造
に依存することなく直接成形品にゲートを設けることが
できる点有利となるが、反面、第2のランナーrは、第
1のランナーoと共に、可動側金型lに形成され、しか
も、この第2のランナーr内の樹脂部を取出すための突
出しピンpは、サブマリンゲートmに所定の間隙をおい
て、やはり、可動側金型lに配置しなければならないこ
とから、金型全体構造の大型化を招き、これを取付ける
ための成形機のサイズも大きくならざるを得ない。
【0015】この結果、成形品及びゲート部・ランナー
部を含めて百数十グラムの樹脂射出能力しか必要としな
い場合であっても、数百グラム或いは1キログラムを超
える射出能力を有する成形機を、金型のサイズの大型化
のために使用しなければならないことになってしまうの
である。
【0016】このようなことから、成形コストが上昇す
るという問題が起こり、特に、アンダーカット形状の離
型が可能にするスライドコアを含み、中空成形のための
ガスなどの導入構造を設ける場合にあっては、配置され
る構成要素が多いため、金型の寸法が更に大きくなり、
この金型寸法の大型化によって、中空成形にあっては1
ショットの樹脂の必要量と型締め力とが比較的少なくて
済むにもかかわらず、成形機自体を大型のものを選定せ
ざるを得なくなってしまう。
【0017】近年の射出成形機はスクリューの位置に基
づいて射出圧力や速度を制御することにより樹脂の充填
工程を多段的かつ高精度に行うことで、高品質の成形品
を安定して得るようにしている。しかしながら、必要な
樹脂量に対して過大なサイズの射出成形機を適用せざる
を得ない場合には、射出成形機の型締め装置のサイズに
見合った大きな射出樹脂量の得られる射出装置を使用す
ることになるが、そのような大きな射出樹脂量の得られ
る射出装置にあっては、スクリュー/シリンダの径が大
きいものであるので、少量の樹脂を射出する場合には、
スクリューが少し前進するだけで、所要の樹脂量が金型
内に導入されてしまうことになる。樹脂の計量において
はスクリューの後退位置で1ショットの樹脂量を自動的
に決めるが、大径のスクリューを内蔵する射出装置で
は、後退位置の相対的精度が得難いため、ショット毎の
樹脂量がばらつき、それにより、僅かなスクリュー位置
の変化量の範囲を細かく且つ精度良く多段階的に制御す
ることは極めて困難であることも相俟って、射出工程全
体が非常に不安定になる。特にガスアシスト成形におい
ては型キャビティ内に樹脂を完全に充填しないので、そ
のばらつきによっては、所定の中空部が形成できなかっ
たり、製品表面に不具合が発生することがある。
【0018】本発明は、かかる点に鑑み、金型寸法の小
型化を目的とした成形金型構造を提案するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、型開き動作可能で且つ
型締め動によって互いに付き合わせることによりパーテ
ィング面を形成する固定側金型と可動側金型とからな
り、これら両金型によって成形品を形成する型キャビテ
ィを画成するようにした成形金型構造であって、前記固
定側金型及び可動側金型のうち、一方の金型に、一端狭
窄部が前記型キャビティに連通するゲート部を形成する
と共に、一端側が前記ゲート部の他端に連通し且つ他端
側が流動可能な樹脂を導入するスプルーに連通するラン
ナー部を、他方の金型のパーティング面に形成して、前
記成形品の成形後に前記他方の金型の型開き動作に従っ
て前記ゲート部内に存在する前記樹脂を他方の金型との
間で把持して当該ゲート部より離型する離型手段を設置
して構成したことを特徴とするものである。
【0020】本発明によれば、ゲート部および離型手段
を一方の金型に形成配置し、且つ、ランナー部を両金型
のパーティング面の間に形成すると共に、型開き動作に
従ってゲート部内に存在する樹脂を他方の金型との間で
把持する離型手段を設けて、ランナー部に存在するスプ
ルーランナーを動かして離型する際に、両金型の型開き
動作によりランナー部に存在するスプルーランナーを離
型するようにしたことから、ゲート部に離型手段をより
近接させることができ、しかも、ゲート部に存在するス
プルーランナーの成形品からの分離及び離型がゲート部
に存在するスプルーランナーのランナー部に接続する起
点近傍を支点として行うこととなって、ゲート部に存在
するスプルーランナーの成形品に対する分離及び離型が
容易となり、この離型のために、ランナー部を長くした
り太くしたりする必要がなく、無駄な樹脂の使用を制限
すると共に、金型構造全体を小型化することができる。
【0021】また、ゲート部に存在するスプルーランナ
ーの引き抜きは、両金型の型開き動作により行うことか
ら、当該スプルーランナーの抜け出すまでの金型ストロ
ークを小さくすることができ、このために、成形時間の
短縮を図ることができる。
【0022】更に、ゲート部を一方の金型に形成し、ラ
ンナー部及び離型手段を他方の金型に形成配置したこと
により、他方の金型にアンダーカット処理構造であるス
ライドコアなどを容易にレイアウト可能となる。
【0023】請求項2に記載の本発明は、前記離型手段
が、前記ランナー部に存在する樹脂を保持することによ
って、前記ゲート部から離型するようにしたことを特徴
とするものである。
【0024】本発明によれば、ランナー部が一方の金型
に存在し、ゲート部が他方の金型に存在しており、この
ゲート部を他方の金型に設けた離型手段により保持する
ことになって、ゲート部内に存在するスプルーランナー
を成形品から容易に分離し、ゲート部から円滑に引き抜
き離型することができる。
【0025】請求項3に記載の本発明は、前記離型手段
が、前記ランナー部に存在する樹脂を保持するノック部
材により構成したことを特徴とするものである。
【0026】本発明によれば、他方の金型に保持された
ランナー部に存在するスプルーランナーがノック部材に
よって正しく保持された状態で、両金型の型開き動作が
円滑に行えるように補助され、ゲート部内に存在するス
プルーランナーを確実に引き抜くことができる。
【0027】請求項4に記載の本発明は、前記型キャビ
ティに前記樹脂とは異なる流体を導入する導入装置を接
続したことを特徴とするものである。
【0028】本発明によれば、型キャビティに前記樹脂
とは異なる流体を導入する導入装置を接続したことによ
り、中空成形のためのガスなどの注入機構を容易に導入
することができる。
【0029】上記のように構成する本発明を、ダイプレ
ートをピストンロッドやリンク機構などにより進退させ
る型締め装置を使用する通常の射出成形機に適用する場
合にあっては、一方の金型は前記進退動するダイプレー
トに取付けられる移動側金型であり、他方の金型は前記
型締め装置によって進退動しないダイプレート側に取り
付けられる固定側金型であることが好ましい。
【0030】しかし、このような態様に限定されるもの
でなく、型キャビティ内の成形品の突出し機構として、
適切なものを選択すれば、一方の金型を固定側金型とし
て、他方の金型を移動側金型とすることも可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0032】図1は本発明における一の実施の形態によ
る成形金型構造を示す縦断面図であり、図2は図1の要
部を拡大して示す断面図であり、図2(1)は型締め工
程を示しており、図2(2)は型開き工程の途中を示し
ており、図2(3)はさらに型開きした状態を示してい
る。
【0033】図において、1は金型で、図示しない射出
成形機の固定ダイプレートに取付けられる固定側金型2
と、同じく射出成形機の可動プレートに取付けられる可
動側金型3とで構成している。
【0034】固定側金型2と可動側金型3とは、可動側
金型3の移動によって開閉可能となっており、その突合
せがパーティング面4となって、型キャビティ5を形成
している。
【0035】可動側金型3のパーティング面4には、横
方向に延在するランナー部6を刻設形成している。
【0036】ランナー部6の一端側は、ノーズゲート部
10の一端側に連通している。ノーズゲート部10は、
固定側金型2に設置したゲート駒8に形成されており、
ランナー部6との接続部(起端部)から一旦立ち上がっ
た後円弧状にUターンして、他端側であるゲート端末1
0aが狭窄部となって、型キャビティ5に連通してい
る。
【0037】ランナー部6の他端側は、固定側金型2に
縦型に形成されたスプルー7の一端側である奥部7bに
連通しており、スプルー7の他端側である入口7aは、
射出成形機のノズル(不図示)が当接され、加熱され流
動化するように調製された熱可塑性樹脂を導入するよう
になっている。
【0038】ランナー部6におけるノーズゲート10寄
りの中間部に、保持片11が形成され、Zピン12がア
ンダーカットをなして、強固に保持片11を保持してい
る。
【0039】型キャビティ5の形状は、成形品例えば図
3及び図4に示すアシストグリップ20の形状に適合し
ている。
【0040】すなわち、アシストグリップ20は、車両
のフロントピラー内側に取付けられて、乗降の際乗員の
手で掴むために用いるもので、コ字状の把持部21とこ
れにヒンジ結合された蓋体部24とを有して構成してい
る。
【0041】把持部21の両端部には、車体へ取付ける
ためのボルト孔31を有する取付け面22となってお
り、取付け面22は、蓋体部24に形成した一対の爪2
5が係合する突部27を形成するための通孔26、ゲー
ト端末10aが存在していたために形成されたゲート痕
23aが表出した凹部23或いは把持部21内部に窒素
ガスなどを加圧注入して空洞29を形成するためのガス
注入口28等を有している。
【0042】上記のように構成する本発明の実施の形態
において、先ず、図2(1)の固定側金型2と可動側金
型3とが型締めされた状態で、射出成形機より導入され
たポリプロピレン等の流動化樹脂を、スプルー7、ラン
ナー部6及びノーズゲート10を通って、ケート端末1
0aより型キャビティ5内に充填する。
【0043】この場合射出成形機からは、型キャビティ
5が完全には充填されない量だけの流動化樹脂が射出さ
れる。
【0044】次に、ガスノズル16から窒素ガス等のガ
スを前記充填樹脂内部に加圧注入して、当該樹脂内部に
空洞(この空洞は図3及び図4に示すアシストグリップ
20においては、把持部21の空洞29となる)を形成
しながら、流動化樹脂を型キャビティ5におけるノーズ
ゲート10の近いところから遠い側に押し出すように流
動伝播させる。ガスノズル16から注入するガスは流動
化樹脂が金型1内で冷えて固まるまで所定圧に保持され
ている。
【0045】流動化樹脂が金型1内で固まるまでの管理
を行う冷却タイマーがタイムアップすると、図2(2)
で示すように、Zピン12により保持片11を介して保
持され、同時にバネ15で保持片11側に付勢されたノ
ック14がパーティング面から可動側金型3側に突出し
て、ランナー部6内に存在するスプルーランナー30を
押し、このスプルーランナーはノック14と保持片11
との間で挟持されている。
【0046】したがって、この時、可動側金型3を固定
側金型2に対して移動させて、型開きを始めると、ラン
ナー部6内に存在するスプルーランナーがノック14及
び保持片11とで固定されて、可動側金型3と共に固定
側金型2に対して移動する。この結果、ゲート駒8に形
成したノーズゲート部10に存在するスプルーランナー
30も一体となって移動して、ノーズゲート10から徐
々に引き出される。
【0047】この引出しによって、狭窄部となっている
ゲート端末10aに存在するスプルーランナー30がア
シストグリップ20から切離することになる。
【0048】このような状態から、図2(3)に示す固
定側金型2に対して移動側金型3が更に型開きした状態
になると、ノーズゲート部10に存在していたスプルー
ランナー30がこのノーズゲート部10から完全に引き
抜かれることになる。
【0049】このような状態から、アシストグリップ2
0を取り出すのに充分までに、型開きが進行さた後、エ
ジェクタ9により、型キャビティ5内にあるアシストグ
リップ20とスプルーランナー30とを一括して突き出
す。
【0050】その後、アシストグリップ20と前記スプ
ルーランナー30とは、自然落下させて箱などに受けて
もよいし、必要に応じてロボットアームによりアシスト
グリップ20とスプルーランナー30とを個々に掴み、
アシストグリップ20を整然と箱詰めし、スプルーラン
ナー30は粉砕に投入して再利用できる形に形成するよ
うにしてもよい。
【0051】上記のような実施の形態によれば、ランナ
ー部に存在するスプルーランナー30を保持するため
に、Zピン12に保持されたノック14で構成する離型
手段を可動側金型3に設け、反面、Uターンするように
形成されるノーズゲート部10を固定側金型2に形成し
たので、ノーズゲート部10を一方の金型に形成すると
共に、ランナー部6及び離型手段を構成するノック14
を可動側金型3に形成配置して、ランナー部6に存在す
るスプルーランナー30を動かして離型する際に、固定
側金型2に対する可動側金型3の型開き動作によりラン
ナー部6に存在するスプルーランナー30を離型するよ
うにしたことから、ノーズゲート部10に離型手段であ
るノック14をより近接させることができ、しかも、ノ
ーズゲート部10に存在するスプルーランナー30のア
シストグリップ20からの分離及び離型がノーズゲート
部10に存在するスプルーランナー30のランナー部6
に接続する起点近傍を支点として行うことができるの
で、ノーズゲート部10に存在するスプルーランナー3
0のアシストグリップ20に対する分離及び離型が容易
となり、この離型のために、ノーズランナー部10を長
くしたり太くしたりする必要がなく、無駄な樹脂の使用
を制限すると共に、金型1全体を小型化することができ
る。
【0052】また、ノーズゲート部10に存在するスプ
ルーランナー30の引き抜きは、固定側金型2に対する
可動側金型3の型開き動作により行うようにしたことか
ら、当該スプルーランナー30の抜け出すまでの可動側
金型3のストロークは型キャビティ5内のアシストグリ
ップ20を取出すのに充分なストロークの範囲内で納め
ることができ、この分当該スプルーランナー30の引き
抜くために別個に可動側金型3を動かすためのストロー
クを要せず、この点から、金型1全体のストロークを小
さくすることができ、このために、成形時間の短縮を図
ることができる。
【0053】更に、ノーズゲート部10及び離型手段で
あるノック14を固定側金型2に形成し、ランナー部6
を移動側金型3に形成配置したことにより、可動側金型
3にアンダーカット処理構造であるスライドコアなどを
容易にレイアウト可能となる。
【0054】離型手段を構成するノック14が、ランナ
ー部6に存在する樹脂を保持することによって、ノーズ
ゲート部10から離型するようにしたことから、ノーズ
ゲート部10内に存在するスプルーランナー30をアシ
ストグリップ20から容易に分離し、ノーズゲート部1
0から円滑に引き抜き離型することができる。
【0055】また、型キャビティ5に射出成形機から導
入される樹脂とは異なる流体としてのガスを、当該樹脂
内に注入するために、ガス注入口28を固定側金型2に
設けて流体の導入装置を構成したことから、中空成形の
ためのガスなどの注入機構を容易に導入することができ
る。
【0056】なお、上記実施の形態では、ランナー部6
に存在するスプルーランナー30は、Zピン12のアン
ダーカットにより保持されたノック14によって押すよ
うにしたが、ノック14のみ或いはZピン12が直接押
すように構成しても良いし、Zピン12に代えて、奥側
に微小に太径に形成したさい頭円錐ボスなどを使用して
もよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ゲート
部及び離型手段を一方の金型に形成配置し、且つ、ラン
ナー部を両金型のパーティング面の間に形成すると共
に、型開き動作に従ってゲート部内に存在する樹脂を他
方の金型との間で把持する離型手段を設けて、ランナー
部に存在する樹脂部を動かして離型する際に、両金型の
型開き動作によりランナー部に存在するスプルーランナ
ーを離型するようにしたことから、ゲート部に離型手段
をより近接させることができ、しかも、ゲート部にプル
ーランナーのランナー部に接続する起点近傍を支点とし
て行うこととなって、ゲート部に存在するスプルーラン
ナーの成形品に対する分離及び離型が容易となり、この
離型のために、ランナー部を長くしたり太くしたりする
必要がなく、無駄な樹脂の使用を制限することができ
る。この結果、過大なサイズの射出成形機を要せず、こ
れによって1ショット毎の樹脂量がばらついたり、射出
工程全体を不安定にすることがなく、型キャビティ内に
樹脂を完全に充填しないガスアシスト成形には特に適合
し、所定の中空部を形成することができる。
【0058】また、ゲート部に存在するスプルーランナ
ーの引き抜きは、両金型の型開き動作により行うことか
ら、当該スプルーランナーの抜け出すまでの金型ストロ
ークは金型から成形品を型キャビティから取出すのに充
分なストロークの範囲内に収まり、この分当該スプルー
ランナーを引き抜くために別個に金型の移動ストローク
を要せず、この点から、金型全体のストロークを小さく
することができ、このために、成形時間の短縮を図るこ
とができる。
【0059】更に、ゲート部を一方の金型に形成し、ラ
ンナー部及び離型手段を他方の金型に形成配置したこと
により、他方の金型にアンダーカット処理構造であるス
ライドコアなどを容易にレイアウト可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態による金型構造の縦
断面図である。
【図2】図2は図1の要部を拡大して示す断面図であ
り、図2(1)は型締め工程を示しており、図2(2)
は型開き工程の途中を示しており、図2(3)は図2
(2)よりもさらに型開きした状態を示している。
【図3】図1における実施形態による金型構造により成
形される成形品であるアシストグリップの平面図であ
る。
【図4】同じく、アシストグリップの一方端部を裏面側
から拡大して描画する斜視図である。
【図5】従来の金型構造であるピンゲート方式を示す縦
断面図である。
【図6】従来の金型構造であるサブマリン方式を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 金型 2 固定側金型 3 可動側金型 4 パーティング面 5 型キャビティ 6 ランナー部 7 スプルー 8 ノズル駒 9 エジェクタ 10 ノーズゲート部 12 Zピン 14 ノック(離型手段) 16 ガスノズル 20 アシストグリップ(成形品) 28 ガス注入口(導入装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型開き動作可能で且つ型締め動により互
    いに付き合わされるパーティング面を有する固定側金型
    と可動側金型とからなり、これら両金型によって成形品
    を形成する型キャビティを画成するようにした成形金型
    構造であって、前記固定側金型及び可動側金型のうち、
    一方の金型に、一端狭窄部が前記型キャビティに連通す
    るゲート部を形成すると共に、一端側が前記ゲート部の
    他端に連通し且つ他端側が流動可能な樹脂を導入するス
    プルーに連通するランナー部を、両金型のパーティング
    面の間に形成して、前記成形品の成形後に前記型の型開
    き動作に従って前記ゲート部内に存在する前記樹脂を他
    方の金型との間で把持して当該ゲート部より離型する離
    型手段を設置して構成したことを特徴とする成形金型構
    造。
  2. 【請求項2】 前記離型手段は、前記ランナー部に存在
    する樹脂を保持することによって、前記ゲート部から離
    型するようにしたことを特徴とする請求項1記載の成形
    金型構造。
  3. 【請求項3】 前記離型手段は、前記ランナー部に存在
    する樹脂を保持するノック部材により構成したことを特
    徴とする請求項2記載の成形金型構造。
  4. 【請求項4】 前記型キャビティに前記樹脂とは異なる
    流体を導入する導入装置を接続したことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一に記載の成形金型構造。
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