JP2000225824A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2000225824A
JP2000225824A JP11331544A JP33154499A JP2000225824A JP 2000225824 A JP2000225824 A JP 2000225824A JP 11331544 A JP11331544 A JP 11331544A JP 33154499 A JP33154499 A JP 33154499A JP 2000225824 A JP2000225824 A JP 2000225824A
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康弘 佐藤
Hideki Seki
秀樹 関
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裕 市谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2層モード時におけるラム圧の影響による車
室内への外気の逆流を防止した車両用空調装置の提供。 【解決手段】 車速の増大に伴ってラム圧が増大して第
2ファン7bの吸込圧力よりも大きくなり、送風機7と
ブロアケース5との隙間を介して外気が第1空気通路3
へ流入しようとするが、可撓性を有する材質からなる逆
止弁16を第2内気導入口14に取り付けているので、
ブロアケース5の内壁面に逆止弁16が押し付けられて
第2内気導入口14が閉塞状態になり、外気の逆流を防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1空気通路と第
2空気通路とを区画することにより、例えば、フット吹
出口からは暖められた高温内気を再循環して吹出し、デ
フロスタ吹出口からは低湿度の外気を吹出すようにし
て、暖房能力の向上と防曇性確保の両立を図った2層モ
ードが切替可能な車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記車両用空調装置の最空気上流
部をなすブロアユニットとしては、図9に示すような構
造のものが知られている。内外気送風ユニット100の
ブロアケース101は、第1空気通路102と第2空気
通路103とに区画形成されており、これらの空気通路
102、103には、1つのモータ104によって駆動
される第1ファン105および第2ファン106がそれ
ぞれ設けられている。
【0003】ブロアケース101の、モータ104の回
転軸方向一端側には第1内気導入口107および外気導
入口108が形成されており、他端側には第2内気導入
口109が形成されている。外気導入口108は、車両
側に開口した外気取入口とダクト(いずれも図示しな
い)により連結されている。第1内気導入口107と外
気導入口108とは、第1内外気切替ドア110によっ
て開閉される。一方、第2内気導入口109は第2内外
気切替ドア111によって開閉される。また、ブロアケ
ース101には、第1ファン105と第2ファン106
の各吸込口を連通させるような連通路112が形成され
ており、この連通路112は第2内外気切替ドア111
によって開閉される。
【0004】このような内外気送風ユニット100を有
する空調装置において、上述した2層モードとする場
合、第1内外気切替ドア110にて第1内気導入口10
7を閉塞し、外気導入口108を開口するとともに、第
2内外気切替ドア111にて連通路112を閉塞し、第
2内気導入口109を開口する。各切替ドア110、1
11をこのように切り替えることによって、第1空気通
路102には外気導入口108から外気が取り入れら
れ、第2空気通路103には第2内気導入口109から
内気が取り入れられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行
速度(以下、車速と略す)の増大に伴い、外気導入口1
08から導入される外気の圧力(ラム圧)は増大する。
そのため、内外気導入モードが2層モードである場合、
図5に示すように、車速によってはラム圧が第2ファン
106の吸入圧よりも大きくなると、図9中央矢印Aで
示すように、導入された外気がファン105、106と
ブロアケース101との隙間を通って、第1ファン10
5側から第2ファン106側へと漏れ、開口した第2内
気導入口109から車室内へと逆流する可能性があっ
た。
【0006】本発明は上記点に鑑み、2層モード時にお
けるラム圧の影響による車室内への外気の逆流を防止し
た車両用空調装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1について)第
1空気通路と第2空気通路とにそれぞれ第1ファン、第
2ファンを配したブロアユニットにおいて、第2空気通
路側に形成される第2内気導入口に、ブロアケース内部
から車室内へと空気が流出するのを防止する逆止弁を設
けている。外気導入口および第2内気導入口が開口し、
第1空気通路に外気が、第2空気通路に内気がそれぞれ
導入される2層モードにおいて、ラム圧が第2ファンの
吸入圧力よりも大きくなると、外気導入口から導入され
た外気は第2空気通路側に流入する。
【0008】第2内気導入口に逆止弁を設けているの
で、ラム圧の増大によって第2空気通路側へ流入した外
気が第2内気導入口を介してブロアケース内部から車室
内へと逆流することを防止することができる。これによ
り、低温の外気が車室内に流入して暖房効率が低下して
しまう不具合を防ぐことができる。
【0009】第2内外気切替ドアが第2内気導入口を閉
じる際、第2内外気切替ドアが逆止弁を挟み込んでブロ
アケースの内壁面に押し付ける。逆止弁は伸縮性が小さ
いので風漏れによる異音が発生する場合がある。そこ
で、請求項1の構成を有する車両用空調装置では、伸縮
性を有するフェルト材等をブロアケースの内壁面に貼り
付けて閉塞性を高めて異音の発生を防止している。
【0010】(請求項2について)第2内外気切替ドア
の第2内気導入口と対向する面には、伸縮性を有するパ
ッキンが設けられ、第2内外気切替ドアが閉じた際にパ
ッキンが当接する第2内気導入口の開口縁近傍にリブを
周設している。第2内外気切替ドアが第2内気導入口を
閉じる際、逆止弁の外方に位置する、第2内外気切替ド
アのパッキン材(ドア縁部)がブロアケース内面に周設
されたリブに押し付けられて凹むことによりブロアケー
スと第2内外気切替ドアとの間を確実にシールすること
ができる。第2内気導入口の閉塞がリブの先端で行われ
るので高い閉塞性が得られる。
【0011】(請求項3について)第2内気導入口の開
口縁近傍には逆止弁とブロアケース内壁面とをシールす
るシール部材が周設されている。このため、ブロアケー
スと第2内外気切替ドアとの間のシールを確実に行うこ
とができる。
【0012】(請求項4について)逆止弁として可撓性
部材を用いることにより、簡潔な構造によりブロアケー
ス内に生じる空気流の方向に応じて第2内気導入口の開
閉を切り替えることができる。
【0013】(請求項5について)逆止弁は第2内外気
切替ドアの回動軸に取付けられているため、第2内外気
切替ドアの作動の障害とならない。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の第1実施例に係
る車両用空調装置(請求項1、3、4に対応)につい
て、図1〜図6に基づいて説明する。本実施例の車両用
空調装置は、ディーゼルエンジンを搭載する車両、電気
自動車、ハイブリッド車等のように、暖房用として十分
な熱源の確保が困難な車両における空調装置に適用した
ものである。空調装置通風系は、ブロアユニット1と温
度調整ユニット2の2つに大別される。
【0015】ブロアユニット1は、車両用空調装置の最
空気上流部を構成するものであり、エンジンルームと車
室内とを区画する仕切壁とインストルメントパネル(い
ずれも図示しない)との間に配される。また、ブロアユ
ニット1は車両幅方向の中央部よりも助手席側にオフセ
ットして配されている。ブロアユニット1の空気下流側
には、空調風の温度を調整する温度調整ユニット2が接
続されている。温度調整ユニット2は、ブロアユニット
1と同様に仕切壁とインストルメントパネルとの間に配
されている。
【0016】ブロアユニット1は車室内への空気流路を
なしており、第1空気通路3、第2空気通路4が仕切板
6によって区画形成されたブロアケース5を有する。具
体的には、ブロアケース5は、流路がスクロール状とな
るスクロールケース部5aを有し、このスクロールケー
ス部5aは、仕切板6にて上下(天地)方向に仕切られ
ており、上下方向に並ぶように第1、第2空気通路3、
4が形成されている。なお、実際には、ブロアユニット
1は複数のケース部材が図1、2中上下方向に積み重ね
られるように構成されている。
【0017】スクロールケース部5aには、車室内に吹
出される空気流を発生させる送風機7が配される。送風
機7は、第1、第2ファン7a、7bとこれらを駆動す
る電動モータ8とからなる。第1ファン7aは第1空気
通路3内に配されており、第2ファン7bは第2空気通
路4内に配されている。本実施の形態において、第1、
第2ファン7a、7bは遠心式多翼ファン(シロッコフ
ァン)であり、樹脂にて一体形成されている。第1、第
2ファン7a、7bは、図1、図2に示す様に、回転軸
方向が上下方向を向くように配置されており、送風機7
は回転軸方向(図1、2中上下方向)の両側から空気を
吸込む両吸込式のファンとなっている。第1ファン7a
は、上方から下方に向けて空気を吸込み、この空気を温
度調整ユニットに向かって送風する。一方、第2ファン
7bは、下方から上方に向けて空気を吸込み、この空気
を温度調整ユニット2に向かって送風する。
【0018】第1、第2ファン7a、7bは、1つの電
動モータ8によって駆動されるが、この電動モータ8は
第1ファン7aの吸込口から下方から上方に向かって挿
入されている。したがって、第2ファン7bの吸込抵抗
は第1ファン7aの吸込抵抗よりも大きくなる。そのた
め、第2空気通路4には空調風が流れにくく、空調風の
風量がでにくい。本実施の形態では、電動モータ8によ
る吸込抵抗の増加分を見込んで、送風機の送風能力を高
めるために、第2ファン7bのファン径を第1ファン7
aのファン径よりも大きくしている。なお、電動モータ
8は、取付けステー9によってブロアケース5の外壁面
に取付けられている。ブロアユニット1の上方部位に
は、第1空気通路3に外気を導入するための外気導入口
10と、第1空気通路3に内気を導入するための第1内
気導入口11とが形成されている。外気導入口10は、
車両側に開口した外気取入口とダクト(いずれも図示し
ない)を介して連通しており、第1内気導入口11はイ
ンストルメントパネル内の上方部位に開口している。
【0019】これらの外気導入口10および第1内気導
入口11は、第1ファン7aの上方部位に形成されてお
り、第1内外気切替ドア12によって選択的に開閉され
るようになっている。第1内外気切替ドア12はサーボ
モータ(図示しない)によって駆動される。第1内気導
入口11と第1ファン7aとの間には、塵埃を除去する
ためにフィルター部材13が着脱可能な状態で設けられ
ている。
【0020】ブロアユニット1の下方部位で、第2ファ
ン7bの下方部位には第2内気導入口14が形成されて
いる。この第2内気導入口14は、助手席側の足元の空
間と連通しており、第2空気通路4に内気を導入するた
めの導入口となっている。第2内気導入口14は、第2
内外気切替ドア15によって開閉される。第2内外気切
替ドア15は、第1内外気切替ドア12と図示しないリ
ンク機構によって連結されており、上述したサーボモー
タによって駆動される。
【0021】ブロアユニット1内に取り付けられる第2
内外気切替ドア15は、図6の(a)、(b)に示すよ
うに、ドア板151と、第2内気導入口14に臨む側の
ドア板面に貼着されるパッキン材152とにより構成さ
れ、第2内気導入口14の開口縁部に回動軸153が軸
着されている。この第2内外気切替ドア15は、第1内
外気切替ドア12と図示しないリンク機構によって連結
されており、上述したサーボモータによって駆動され
る。なお、第2内外気切替ドア15のパッキン材152
の押圧面154は、第2内気導入口14の開口面より大
きく形成されている。
【0022】また、第2内気導入口14と第2内外気切
替ドア15との間には、逆止弁16である、可撓性を有
する材質(例えばシリコンゴムをコーティングしたテト
ロン繊維など)からなるシート形状の可撓性部材が設け
られている。本実施例では、逆止弁16の端面161の
大きさは、パッキン材152の押圧面154と同じ大き
さに設定されている。逆止弁16は、第2内外気切替ド
ア15の回動軸153が軸着された第2内気導入口14
の開口縁部に一辺が固定されている。
【0023】そして、車室内からブロアケース5内への
空気流が発生すると、ブロアケース5内壁面に逆止弁1
6が押し付けられる状態となり、第2内気導入口14を
閉塞する。第2内外気切替ドア15が逆止弁16を挟み
込んでブロアケース5の内壁面に押し付ける際、逆止弁
16は伸縮性が小さいので風漏れによる異音が発生する
場合がある。そこで、本実施例では、第2内気導入口1
4の開口縁近傍となるブロアケース5の内壁面には伸縮
性を有するフェルト材51(シール部材)を貼り付けて
(回動軸153側は除く)閉塞性を高め、風漏れによる
異音の発生を防止している。
【0024】また、ブロアユニット1内には、外気導入
口10から上下方向に延びるようにして外気導入口10
と吸込口とを連通させる連通路17が形成されている。
連通路17の一端側は外気導入口10と連通し、他端側
は第2空気通路4と連通しており、第2内外気切替ドア
15によって開閉される。つまり、第2内外気切替ドア
15は、第2内気導入口14と連通路17とを選択的に
開閉するようになっている。
【0025】本実施例では、第1、第2内外気切替ドア
12、15の開閉によって、吸気モードの切替が行われ
る。
【0026】第1、第2空気通路3、4とも外気が導入
される全外気モード時には、第1内外気切替ドア12に
より外気導入口10が開口され、第1内気導入口11が
閉塞されるとともに、第2内外気切替ドア15によって
第2内気導入口14が閉塞され、連通路17が開口した
状態とされる。これにより、第1空気通路3には外気導
入口10から外気が導入され、第2空気通路4には外気
導入口10から連通路17を介して外気が導入される。
【0027】一方、第1、第2空気通路3、4とも内気
が導入される全内気モード時には、第1内外気切替ドア
12により第1内気導入口11が開口され、外気導入口
10が閉塞されるとともに、第2内外気切替ドア15に
よって第2内気導入口14が開口され、連通路17が閉
塞した状態とされる。これにより、第1空気通路3には
第1内気導入口11から内気が導入され、第2空気通路
4には第2内気導入口14から内気が導入される。
【0028】また、2層モード時には、第1内外気切替
ドア12により外気導入口10が開口され、第1内気導
入口11が閉塞されるとともに、第2内外気切替ドア1
5によって第2内気導入口14が開口され、連通路17
が閉塞した状態とされる。これにより、第1空気通路3
には外気導入口10から外気が導入され、第2空気通路
4には第2内気導入口14から内気が導入される。
【0029】温度調整ユニット2は、ポリプロピレンな
どの樹脂の成形品からなる空調ケース18を有してお
り、この空調ケース18の内部には、ブロアユニット1
から送風された空気を冷却するエバポレータ19や、こ
のエバポレータ19の下流側に配され、通過する空気を
加熱するヒータコア20などが納められている。
【0030】スクロールケース部5a下流端、すなわち
空調ケース18の最上流端からエバポレータ19に至る
空気通路は、仕切板6によって第1空気通路3と第2空
気通路4とに仕切られている。エバポレータ19とヒー
タコア20との間には平板状の第1、第2エアミックス
ドア21、22が設けられており、ヒータコア20で加
熱された温風の空気量とヒータコア20をバイパスする
冷風の空気量との混合割合を調節している。なお、最大
暖房時、第1、第2エアミックスドア21、22は図1
中実線に示す位置に回動操作される。この際、第2エア
ミックスドア22の先端部はエバポレータ19の直後、
かつ仕切板6の延長線近傍となる位置となっており、エ
バポレータ19とヒータコア20との間の空気通路を、
第1空気通路3と第2空気通路4に区画形成する可動仕
切部材となっている。
【0031】空調ケース18の下流端には、車室内に通
じる吹出口23〜27(FACE吹出口23、サイドF
ACE吹出口24、DEF吹出口25、フロントFOO
T吹出口26、リアFOOT吹出口27)が形成されて
おり、各吹出口23〜27には吹出口切替ドアであるF
ACEドア28、DEFドア29、フロントFOOTド
ア30、リアFOOTドア31が設けられており、吹出
しモードに応じて各吹出口23〜27の開閉が切り替え
られる。以下、本実施の形態の作動について述べる。
【0032】上記構成を有する車両用空調装置では、温
度設定スイッチなどの各種操作手段や空調制御用の各種
センサ(図示しない)からの信号に基づいて、電動モー
タ8の印加電圧や各ドア12、15、21、22、28
〜31の位置などが制御される。すなわち、設定温度や
空調環境に応じて、吹出しモード、内外気導入モード、
および送風機7の送風量が制御される。
【0033】例えば、暖房能力および防曇性の確保が要
求される場合、すなわち、フット吹出しモードあるいは
フットデフ吹出しモードにおいて最大暖房状態が設定さ
れた場合、ブロアユニット1における内外気導入モード
として2層モードが選択され、第1、第2内外気切替ド
ア12、15により外気導入口10および第2内気導入
口14が開口された状態となる。
【0034】ところで、外気導入口10は車両側に形成
された外気取入口に連通しているため、車速の増大に伴
いラム圧が増大する。内外気導入モードとして2層モー
ドが選択された状態において、図5に示すように、第2
ファン7bの吸込圧力よりもラム圧が大きくなるような
車速となると、送風機7とブロアケース5との隙間を介
して外気が第1空気通路3側へと流入する。この際、第
1空気通路3へと流入した外気により、上述した逆止弁
16は第2内気導入口14に押し付けられ、第2内気導
入口14は閉塞される。その結果、第2内気導入口14
を介して外気が車室内へと逆流してしまうことを防止す
ることができる。その結果、低温の外気の車室内への流
入を防止することができ、暖房効率が低下することを防
止することができる。
【0035】なお、第2ファン7bの吸込圧力がラム圧
よりも充分大きい場合や、内外気導入モードとして全内
気モードが選択されている場合、逆止弁16は第1空気
通路3側へと撓んだ状態となり、第2内気導入口14は
開口される。したがって、逆止弁16により遮断される
ことなく、内気はブロアケース5内部に導入される。
【0036】また、逆止弁16は、第2内気導入口14
の開口縁のうち、第2内外気切替ドア15の回動軸側と
なる部分に取り付けられているため、第2内外気切替ド
ア15の回動方向と同じ方向に回動するように撓む。そ
のため、第2内外気切替ドア15の作動の障害となるこ
とはない。
【0037】さらに、逆止弁16は可撓性を有する材質
からなるため、第2内気導入口を開閉するにあたって何
らの駆動手段を必要としない。したがって、逆止弁16
の構造を簡潔なものとすることができる。
【0038】つぎに、本発明の第2実施例に係る車両用
空調装置(請求項2、3、4に対応)を図7および図8
に基づいて説明する。なお、第1実施例と同じ構成につ
いては説明を省略する。
【0039】本実施例では、図7に示すように、逆止弁
16の端面161の大きさは、第2内気導入口14の開
口面より大きく、パッキン材152の押圧面154より
小さく設定されている。そして、図8に示すように、第
2内外気切替ドア15が閉じた際にドア縁部150が臨
む位置のブロアケース5の内壁面50に断面山形のリブ
52を周設(回動軸153側は除く)している。
【0040】第2内外気切替ドア15が第2内気導入口
14を閉じる際、第2内外気切替ドア15が逆止弁16
を挟み込んでブロアケース5の内壁面に押し付ける{図
8の(a)参照}。逆止弁16の外方に位置する、第2
内外気切替ドア15のパッキン材152(ドア縁部15
0)がブロアケース5内壁面に周設されたリブ52に押
し付けられて凹み、第2内気導入口14が閉塞する{図
8の(b)参照}。
【0041】本実施例の車両用空調装置は、ラム圧の増
大によって第2空気通路4側へ流入した外気が第2内気
導入口14を介してブロアケース5内部から車室内への
逆流を防止して暖房効率の低下を防ぐことができるとい
う効果以外に下記の効果を奏する。第2内外気切替ドア
15が第2内気導入口14を閉じる際、第2内外気切替
ドア15のパッキン材152がリブ52によって凹んで
第2内気導入口14を閉塞する構成であるので、ブロア
ケース5の内壁面50にフェルト材51を貼着する必要
がない。また、第2内気導入口14の閉塞がリブ52の
先端で行われるので高い閉塞性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用空調装置の全
体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る車両用空調装置が備
えるブロアユニットの構造を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る車両用空調装置が備
える逆止弁が取付けられる状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る車両用空調装置が備
える逆止弁の状態を示す説明図であり、(a)は第2内
気導入口を介してブロアケース内部から車室内へと向か
う空気流が生じた場合の逆止弁の状態を示す説明図であ
り、(b)は第2内気導入口を介して車室内からブロア
ケース内部へと向かう空気流が生じた場合の逆止弁の状
態を示す説明図である。
【図5】第2内気導入口から車室内への外気の逆流が生
じる、車両の走行速度およびブロア印加電圧の範囲を示
す図である。
【図6】(a)は本発明の第1実施例に係る車両用空調
装置が備える第2内外気切替ドアおよび逆止弁がフェル
ト材を周設した第2内気導入口に取り付られた状態を示
す斜視図、(b)は第2内外気切替ドアが第2内気導入
口を閉塞した際の断面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る車両用空調装置が備
える第2内外気切替ドアおよび逆止弁が、リブを周設し
た第2内気導入口の開口縁に取り付けられた状態を示す
斜視図である。
【図8】(a)は本発明の第2実施例に係る車両用空調
装置が備える第2内外気切替ドアが第2内気導入口を閉
塞した際の側面図であり、(b)はその断面図である。
【図9】従来技術におけるブロアユニットの構造を示す
図である。
【符号の説明】
1 ブロアユニット 3 第1空気通路 4 第2空気通路 5 ブロアケース 7a 第1ファン 7b 第2ファン 10 外気導入口 11 第1内気導入口 12 第1内外気切替ドア 14 第2内気導入口 15 第2内外気切替ドア 16 逆止弁 52 リブ 150 ドア縁部 152 パッキン材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1空気通路と第2空気通路とが区画形
    成されたブロアケースと、 前記第1空気通路に配される第1ファンと、 前記第2空気通路に配される第2ファンと、 前記ブロアケースの、第1空気通路側に形成され、ブロ
    アケース内に外気を導入する外気導入口と、 前記ブロアケースの、前記第1空気通路側に形成され、
    前記ブロアケース内に内気を導入する第1内気導入口
    と、 この第1内気導入口と前記外気導入口の開閉を切り替え
    る第1内外気切替ドアと、 前記ブロアケースの、第2空気通路側に形成され、前記
    ブロアケース内に内気を導入する第2内気導入口と、 この第2内気導入口の開閉を切り替える第2内外気切替
    ドアと、 前記第2内気導入口に設けられ、前記第2内気導入口を
    介して前記ブロアケースの内部から車室内へと空気が流
    出するのを防止する逆止弁とを有するブロアユニットを
    有することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第2内外気切替ドアの前記第2内気
    導入口と対向する面には、伸縮性を有するパッキンが設
    けられ、 前記第2内外気切替ドアが閉じた際に前記パッキンが当
    接する前記第2内気導入口の開口縁近傍にリブを周設し
    たことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第2内気導入口の開口縁近傍には前
    記逆止弁とブロアケース内壁面とをシールするシール部
    材が周設されていることを特徴とする請求項1記載の車
    両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記逆止弁は、可撓性部材であり、前記
    ブロアケースの内壁面に取り付けられていることを特徴
    とする請求項1記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記逆止弁は、前記第2内外気切替ドア
    の回動軸側となる前記第2内気導入口の開口縁部に取付
    けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用空
    調装置。
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