JP2000225922A - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP2000225922A
JP2000225922A JP2489299A JP2489299A JP2000225922A JP 2000225922 A JP2000225922 A JP 2000225922A JP 2489299 A JP2489299 A JP 2489299A JP 2489299 A JP2489299 A JP 2489299A JP 2000225922 A JP2000225922 A JP 2000225922A
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steering
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key cylinder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロックボディからキーシリンダが外された場合
に、ロックボディ内のカムシャフトの回動を確実に阻止
することができ、製造コストの上昇を抑制し大型化を抑
制することができるステアリングロック装置を提供す
る。 【解決手段】ロックボディ12が破断溝部12aにて破
断されてキーシリンダ13がロックボディ12から外さ
れた場合、閉鎖プレート45がロックピン42及び係合
孔40間から除去され、ロックピン42がコイルスプリ
ング43に押されて移動し、ロックピン42がカムシャ
フト14の係合孔40に係合することによりカムシャフ
ト14の回動が確実に阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーシリンダのキーロ
ータが施錠位置に回動された状態でステアリングシャフ
トひいてはステアリングホイールをロックするステアリ
ングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のステアリングロック装置
においては、ロックボディ内に収納されたキーシリンダ
のキーロータをキーにより施錠位置である「LOCK」
位置に回動させ、かつキーをキーロータから抜き取る
と、ロックバーがステアリングシャフト側と係合するこ
とにより、ステアリングシャフトひいてはステアリング
ホイールの回動がロックされる構成となっている。
【0003】そして、キーロータにキーを挿入してキー
ロータを作動位置(「ACC」、「ON」、「STAR
T」位置)へ回動操作すると、キーロータと一体に回動
するカムシャフトのカム部により上記ロックバーが移動
される。その結果、ロックバーとステアリングシャフト
との係合が解除され、ステアリングシャフトひいてはス
テアリングホイールのロックが解除される。また、上記
カムシャフトの回動に伴ってイグニッションスイッチも
操作される。
【0004】従って、この種のステアリングロック装置
は、正規のキーがキーシリンダに挿入されない限りステ
アリングホイールの操作、及びイグニッションスイッチ
の操作もできないために盗難防止に有効な手段となって
いる。
【0005】ところが、このようなステアリングロック
装置においては、ステアリングシャフトのロック状態に
おいて、何らかの方法でキーシリンダがロックボディか
ら外されたり、あるいはロックボディの前部が破壊され
てキーシリンダがロックボディから外されたりすると、
カムシャフトがロックボディ内において露出した状態と
なり、カムシャフトが回動され得る状態となる。
【0006】このような問題点に対処するために、本出
願人は、例えば特開平8−104202号公報に示され
るステアリングロック装置を提案している。このステア
リングロック装置は、係合溝を有する係合体をカムシャ
フトと一体に回動するように設け、ボディに軸方向に規
制レバーを移動可能に設けるとともに付勢手段によりキ
ーシリンダ側へ付勢し、キーシリンダがロックボディに
収納されていることに伴いそのキーシリンダにより押圧
されて規制位置へ移動され、キーシリンダがロックボデ
ィから外されることに伴い規制解除位置へ移動されるよ
うに構成している。また、ボディに阻止部材を移動可能
に設けるとともに付勢手段により係合溝に係合する方向
へ付勢し、規制レバーの規制位置への移動に基づいて係
合溝に対する係合が解除された係合解除位置に保持さ
れ、カムシャフトが施錠位置に回動された状態で、規制
レバーの規制解除位置への移動に伴い係合溝に係合する
係合位置へ移動して係合体の回動を阻止し、さらにボデ
ィにロックピースを移動可能に設け、阻止部材が係合位
置へ移動することに伴い付勢手段の付勢力によりロック
位置へ移動して阻止部材が係合解除位置方向へ移動する
ことを阻止するように構成している。
【0007】このステアリングロック装置において、キ
ーシリンダがボディへ収納された通常の状態では、規制
レバーはキーシリンダにより押圧されて規制解除位置に
保持されている。そして、ステアリングシャフトのロッ
ク状態で、何らかの方法でキーシリンダがボディから外
されると、規制レバーが付勢手段の付勢力により規制位
置へ移動し、阻止部材が付勢手段の付勢力により係合位
置に移動して係合体の係合溝に係合し、その係合により
係合体ひいてはカムシャフトの回動が阻止されるように
なる。このとき、ロックピースは付勢手段の付勢力によ
りロック位置へ移動し、阻止部材が係合解除位置方向へ
移動するのが阻止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たステアリングロック装置においては規制レバー、阻止
部材、ロックピース及びこれらを付勢する付勢手段等の
多くの部品が必要になり、ステアリングロック装置の製
造コストが高くなるという問題がある。また、規制レバ
ーをボディの軸方向に移動可能に設けているため、ボデ
ィの軸方向のサイズが増大し、ステアリングロック装置
が大型化するという問題がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ロックボディからキーシリンダが外
されたり、ロックボディのキーシリンダ側が破壊された
りした場合に、ロックボディ内のカムシャフトの回動を
確実に阻止することができ、しかも製造コストの上昇を
抑制することができるとともに、大型化を抑制すること
ができるステアリングロック装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両に取り付けられるロックボディと、外周部にカ
ム部を有して前記ロックボディ内に回動可能に設けられ
たカムシャフトと、キーにより回動操作されるキーロー
タを備えて前記ロックボディ内の前部に収納され、その
収納状態で前記キーロータが前記カムシャフトと一体的
に回動するように連結されるキーシリンダと、前記カム
シャフトの回動に伴って前記カム部により移動されるよ
うに設けられ、前記キーロータが施錠位置に回動された
状態でステアリングシャフトをロックするロック部材
と、前記カムシャフト及びロックボディのいずれか一方
に形成された係合凹部と、前記カムシャフト及びロック
ボディのいずれか一方に対して半径方向に移動可能に設
けられるとともに付勢手段により前記係合凹部に係合す
る方向へ付勢された阻止部材と、前記キーシリンダ側に
取り付けられ、前記キーシリンダが前記ロックボディに
収納されていることに伴い前記阻止部材及び係合凹部間
に配置されて前記阻止部材の係合凹部側への移動を阻止
し、前記キーシリンダ側が前記ロックボディから外され
ることに伴い前記阻止部材及び係合凹部間から除去され
て前記阻止部材の係合凹部側への移動を許容する閉鎖部
材とを備えるステアリングロック装置を要旨とする。
【0011】この構成によると、キーシリンダ側がロッ
クボディから外されると、閉鎖部材が阻止部材及び係合
凹部間から除去される。そのため、阻止部材が付勢手段
により移動して係合凹部に係合する。この係合によりカ
ムシャフトの回動が確実に阻止されるため、ステアリン
グシャフトのロック状態を解除することができなくな
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のステアリングロック装置において、前記ロックボディ
には破断位置を設定する破断溝部が形成され、前記閉鎖
部材は該破断溝部よりも前記ロックボディの前側に取り
付けられていることを要旨とする。
【0013】この構成によると、請求項1の作用に加え
て、ロックボディが破壊されるときロックボディは破断
溝部にて破断される。そして、ロックボディの破断部分
とともに閉鎖部材は確実に除去され、阻止部材が付勢手
段により移動して係合凹部に係合する。この係合により
カムシャフトの回動が確実に阻止され、ステアリングシ
ャフトのロック状態を解除することができなくなる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のステアリングロック装置において、前記閉鎖部材は前
記キーシリンダに取り付けられていることを要旨とす
る。この構成によると、請求項1の作用に加えて、キー
シリンダがロックボディから外されると、閉鎖部材はキ
ーシリンダとともに確実に除去され、阻止部材が付勢手
段により移動して係合凹部に係合する。この係合により
カムシャフトの回動が確実に阻止され、ステアリングシ
ャフトのロック状態を解除することができなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
自動車のステアリングロック装置に具体化した第1実施
形態を図1〜図4を参照して説明する。
【0016】図1はステアリングロック装置11の断面
図を示している。なお、この明細書では、キーシリンダ
13を基準としてキーKの挿入口側を前といい、反対側
を後という。
【0017】ステアリングロック装置11は、ロックボ
ディ12、キーシリンダ13、カムシャフト14、ロッ
クストッパ15、ロックバー16、コイルスプリング1
8、蓋19等から構成されている。
【0018】ロックボディ12は、有底円筒状をなすシ
リンダ収納筒部20と、同シリンダ収納筒部20に対し
直交して連結されたロックバー収納筒部21とを備えて
いる。シリンダ収納筒部20の後部側にはカムシャフト
14を収納するための断面円形の第1内腔部22が形成
され、前部にはキーシリンダ13を収納するための第2
内腔部23が形成されている。第1内腔部22は、断面
円形をなして、小径に形成され、第2内腔部23は、断
面円形をなして、大径に形成されている。第1内腔部2
2と、第2内腔部23との間には、係止段部24が形成
されている。
【0019】前記ロックバー収納筒部21内には断面四
角形状をなすガイド孔25が前記第1内腔部22と直交
するように穿設され、同ガイド孔25と、前記第1内腔
部22とは連通されている。同ガイド孔25の基端部
は、ロックボディ12に設けられた開口部25aに連通
されている。ガイド孔25の先端部は、開口され、ロッ
クボディ12が図示しないステアリングポストに取着さ
れた際に、ステアリングポスト内と連通されている。ロ
ックバー収納筒部21には前記ガイド孔25に近接し
て、前記第1内腔部22に達しない深さを有する断面四
角形状をなす嵌合孔26が形成されている。そして、蓋
19はその前部に形成した嵌合突部27を前記嵌合孔2
6内に嵌合することにより、前記ガイド孔25の開口部
25aを閉塞するように固定されている。
【0020】前記第2内腔部23内には、キーシリンダ
13が収納されている。キーシリンダ13のハウジング
30は筒状に形成され、ハウジング30の前部外周には
有蓋筒状の冠材32が外嵌されている。そして、ハウジ
ング30は、第2内腔部23内にて固定されている。前
記冠材32の中央はキーKが挿通可能に円孔33が形成
されている。
【0021】同ハウジング30内には、キーロータ31
が支持されている。キーロータ31には多数枚の薄板か
らなるタンブラが配列されており、キーロータ31は、
正規のキーKがキーシリンダ13の中心軸線に沿って挿
入されると、キーKに設けられた凹凸が各タンブラと合
致することにより、ロックが解除され、内部のキーロー
タ31がハウジング30に対してロック解除方向及び反
ロック解除方向へ往復回動可能とされた公知の構造を有
している。すなわち、このキーロータ31は、ロックが
解除された状態では、LOCK位置を原位置とし、この
位置からACC(アクセサリ接点)位置、さらにST
(スタータ接点)位置へのロック解除方向への回動が可
能であるとともに、ST位置、又はACC位置からLO
CK位置に向かっての反ロック解除方向への回動が可能
とされている。
【0022】図1及び図2に示すように前記キーロータ
31の後部には、断面四角形状をなす嵌合突起34が形
成されている。同嵌合突起34には、カムシャフト14
がその前面に設けた嵌合孔(図示略)にて嵌合され、キ
ーロータ31と一体回転可能とされている。
【0023】カムシャフト14は略円柱状に形成され、
その後部側にはカム35が設けられている。カムシャフ
ト14はそのカム35がガイド孔25内に位置するよう
に配置されるとともに、カムシャフト14の後部に突設
した軸部37が、ガイド孔25の後部側壁に回動自在に
支持されている。前記軸部37は、ロックバー収納筒部
21よりも後方に位置するロックボディ12の後部に設
けられたスタータスイッチハウジング38内に挿入され
ている。そして、スタータスイッチハウジング38内の
図示しない可動接点部に連結されている。
【0024】前記ロックバー収納筒部21のガイド孔2
5内には、略四角枠状をなすロックストッパ15がガイ
ド孔25に沿って摺動自在に嵌合されている。又、ガイ
ド孔25には四角柱状をなすロックバー16もガイド孔
25に沿って摺動自在に嵌合されている。そして、ロッ
クバー16の基端部には係合溝16aが形成されてお
り、同係合溝16aに前記ロックストッパ15の枠のう
ち、ステアリングポスト側に向かう枠15bが嵌合され
ることにより、ロックバー16とロックストッパ15と
は一体に移動する。
【0025】又、ロックストッパ15は、その枠内にお
いて、前記カムシャフト14のカム35が挿入されてい
る。そして、前記カムシャフト14の回動に伴うカム3
5の回動によってロックストッパ15はガイド孔25内
を移動するようにされている。このとき、図1に示すよ
うにロックストッパ15が持ち上げられていない状態で
はロックバー16はその先端部が図示しないステアリン
グポスト内に突出され、ステアリングポスト内に配置さ
れたステアリングシャフト(図示しない)に設けられた
凹部(図示しない)に係入して、同ステアリングシャフ
トをロックして操舵を不能にする。また、図2に示すよ
うにロックストッパ15が持ち上げられた状態ではロッ
クバー16はその先端部が前記ステアリングポストから
退出され、ステアリングポスト内のステアリングシャフ
ト(図示しない)に設けられた凹部(図示しない)から
離脱して、同ステアリングシャフトを非ロック状態にし
て操舵を可能にする。
【0026】前記ロックストッパ15の枠15aと蓋1
9との間にはコイルスプリング18が配置され、ロック
ストッパ15を介してロックバー16をロック方向へ付
勢するようにしている。
【0027】また、蓋19の嵌合突部27にはその下面
側に開口する収容凹部41が設けられている。この収容
凹部41内には阻止部材としてのロックピン42が前記
ロックボディ12の半径方向に移動可能に収容されると
ともに、このロックピン42の先端部は前記嵌合凹部2
6内に透設された貫通孔44に挿入されている。そし
て、ロックピン42はその基端部と収容凹部41の底面
との間に介在された付勢手段としてのコイルスプリング
43によって前記カムシャフト14側に向かって付勢さ
れている。
【0028】前記カムシャフト14の外周面には前記ロ
ックピン42と対応する位置に係合凹部としての係合孔
40が形成されている。さらに、前記ロックボディ12
内には閉鎖部材としての閉鎖プレート45が前記係止段
部24に対してカシメ46により取り付けられている。
閉鎖プレート45は横L字状をなし、係止段部24から
前記貫通孔44を越える位置まで延びている。この閉鎖
プレート45は前記ロックピン42及び係合孔40間に
配置されて係合孔40を閉鎖するとともに、ロックピン
42を第1内腔部22内に突出させないようにしてい
る。
【0029】また、前記ロックボディ12の外周部に
は、前記蓋19よりも前側であって前記係止段部24よ
りも後側において環状の破断溝部12aが形成されてい
る。この破断溝部12aは、万一ロックボディ12が破
壊されることがあった場合に、ロックボディ12がその
破断溝部12aの部分が破断位置となるように形成され
ており、ロックバー16によるステアリングロックの機
能が失われないようにしている。
【0030】さて、上記のように構成されたステアリン
グロック装置の作用を説明する。図1は、この自動車の
正規のキーKが挿入されていない状態を示している。こ
の状態は、キーシリンダ13のキーロータ27がLOC
K位置に位置している。このとき、ロックストッパ15
は持ち上げられておらず、ロックバー16の先端部が図
示しないステアリングポスト内に突出され、ステアリン
グポスト内に配置されたステアリングシャフト(図示し
ない)に設けられた凹部(図示しない)に係入されて、
同ステアリングシャフトの操舵を不能にしたロック状態
としている。
【0031】この状態で、正規のキーKがキーシリンダ
13に対し挿入されてキーKに設けられた凹凸がキーロ
ータ31の各タンブラと合致することにより、ロックが
解除され、内部のキーロータ31がハウジング30に対
してロック解除方向へ回動可能となる。
【0032】そして、図1の状態から、キーKがLOC
K位置からACC位置側へ、すなわち、ロック解除方向
へ回動操作されると、キーロータ31を介してカムシャ
フト14は、同方向へ回動され、ロック解除位置に位置
する。すると、カムシャフト14のカム35のカム作用
により、コイルスプリング18の付勢力に抗してロック
ストッパ15が持ち上げられ、ロックストッパ15がロ
ック解除方向(ガイド孔25の基端部側(図2におい
て、上方側))に移動する。
【0033】この結果、ロックストッパ15に連結され
ているロックバー16はその先端部が図示しないステア
リングポストから退出されてロック位置から非ロック位
置に移動する。ステアリングポスト内のステアリングシ
ャフト(図示しない)に設けられた凹部(図示しない)
から離脱して、同ステアリングシャフトの操舵を可能す
る。
【0034】この後、ACC位置から,ST位置へのキ
ーKの回動操作、或いは、ACC位置からLOCK位置
へキーKの回動操作がなされた場合であっても、キーK
がキーシリンダ13から抜かれていない状態では、ロッ
クストッパ15は図2に示すように持ち上げ保持され、
ロックバー16は、非ロック位置に保持されることにな
る。
【0035】又、ACC位置からLOCK位置へキーK
の回動操作がなされた後、図1の状態で、キーKをキー
シリンダ13から抜くと、ロックバー16は、ロックス
トッパ15を介してコイルスプリング18に押圧され
て、非ロック位置から、ロック位置へ移動する。すなわ
ち、ロックバー16はその先端部が図示しないステアリ
ングポスト内に突出され、ステアリングポスト内に配置
されたステアリングシャフト(図示しない)に設けられ
た凹部(図示しない)に係入して、同ステアリングシャ
フトをロック状態にする。
【0036】又、ステアリングシャフトのロック状態に
おいて、図4に示すように、ロックボディ12の前部、
すなわちキーシリンダ13側が破壊されると、ロックボ
ディ12は破断溝部12aにおいて破断され、係止段部
24を含む第2内腔部23部分がキーシリンダ13と共
に除去され、カムシャフト14がロックボディ12内に
おいて露出した状態となり、カムシャフト14が回動さ
れ得る状態となる。
【0037】ところが、ロックボディ12の係止段部2
4から前部が除去されると、係止段部24とともに閉鎖
プレート45がロックピン42及び係合孔40間から除
去される。そのため、ロックピン42はコイルスプリン
グ43に押圧されてカムシャフト14側に移動し、係合
孔40内に係合する。従って、カムシャフト14はロッ
クピン42によって回動を確実に阻止され、ロックバー
16はステアリングシャフトの凹部(図示しない)に係
入して、同ステアリングシャフトはロック状態に保持さ
れる。その結果、ステアリングホイールの操作、及びイ
グニッションスイッチの操作もできなくなり、車両の盗
難を防止することができる。
【0038】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 ・ ロックボディ12に嵌合した蓋19にはロックピン
42をコイルスプリング43によってカムシャフト14
側に向かって付勢し、カムシャフト14にはロックピン
42と対応する位置に係合孔40を形成した。また、ロ
ックボディ12には破断溝部12aを形成してロックボ
ディ12が破壊されるとき破断溝部12a部分にて破断
されるようにした。そして、ロックボディ12が破断溝
部12aにて破断されるとき、ロックピン42及び係合
孔40間に配置した閉鎖プレート45がロックボディ1
2の破断溝部12aの前側(係止段部24)とともに除
去されるように構成することにより、ロックボディ12
の破壊時にロックピン42を係合孔40に係合させてカ
ムシャフト14の回動を確実に阻止することができる。
【0039】・ 又、カムシャフト14の回動を阻止す
る機構は、ロックボディ12に形成された破断溝部12
aと、カムシャフト14に形成された係合孔40と、蓋
19に収容されたロックピン42及びコイルスプリング
43と、閉鎖プレート45という少数の部品にて構成す
ることができ、ステアリングロック装置11の製造コス
トの上昇を抑制することができる。
【0040】・ さらに、ロックボディ12の破壊時に
閉鎖プレート45はロックボディの一部とともに除去さ
れるように構成したので、ロックボディ12の軸方向の
サイズの増大を抑えることができ、ステアリングロック
装置11の大型化を抑制することができる。
【0041】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態のステアリングロック装置を図5を参照
して説明する。なお、説明の便宜上、第1実施形態のス
テアリングロック装置11と同一部材、又は相当する構
成については、同一符号を付している。
【0042】本実施形態のステアリングロック装置50
において、カムシャフト14にはその外周面側に開口す
る収容凹部51が設けられている。この収容凹部51内
には阻止部材としてのロックピン52がカムシャフト1
4の半径方向、すなわちロックボディ12の半径方向に
移動可能に収容され、ロックピン52はその基端部と収
容凹部51の底面との間に介在された付勢手段としての
コイルスプリング53によってシリンダ収納筒部20の
第1内腔部22側に向かって付勢されている。
【0043】シリンダ収納筒部20の第1内腔部22の
内周面には前記ロックピン52と対応する位置に係合凹
部としての係合孔54が形成されている。さらに、前記
ロックボディ12内において閉鎖部材としての閉鎖プレ
ート55がキーロータ31の外周面に対してカシメ56
により取り付けられている。閉鎖プレート55はキーロ
ータ31の内端部から前記収容凹部51を越える位置ま
でカムシャフト14の外周面に沿って延びている。この
閉鎖プレート55は前記ロックピン52及び係合孔54
間に配置されて係合孔54を閉鎖するとともに、ロック
ピン52をカムシャフト14から第1内腔部22内に突
出させないようにしている。
【0044】さて、上記のように構成されたステアリン
グロック装置50においても、キーシリンダ13がロッ
クボディ12に収納されている場合には、第1実施形態
のステアリングロック装置11と同様に、正規のキーK
を使用してステアリングシャフトのロック解除が行わ
れ、又、キーを抜くことによりステアリングシャフトの
ロックが行われる。
【0045】又、ステアリングシャフトのロック状態に
おいて、ロックボディ12が破断溝部12aにおいて破
断されることによりロックボディ12の一部とともにキ
ーシリンダ13が外されたり、キーシリンダ13のみが
ロックボディ12の前端部から外されたりすると、カム
シャフト14がロックボディ12内において露出した状
態となり、カムシャフト14が回動され得る状態とな
る。
【0046】ところが、キーシリンダ13が外される
と、キーシリンダ13とともに閉鎖プレート55がロッ
クピン52及び係合孔54間から除去される。そのた
め、ロックピン52はコイルスプリング53に押圧され
て第1内腔部22側に移動し、係合孔54内に係合す
る。従って、カムシャフト14はロックピン52によっ
て回動を確実に阻止され、ロックバー16はステアリン
グシャフトの凹部(図示しない)に係入して、同ステア
リングシャフトはロック状態に保持される。その結果、
ステアリングホイールの操作、及びイグニッションスイ
ッチの操作もできなくなり、車両の盗難を防止すること
ができる。
【0047】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 ・ カムシャフト14にはロックピン52をコイルスプ
リング53によってシリンダ収納筒部20の第1内腔部
22側に向かって付勢し、第1内腔部22にはロックピ
ン52と対応する位置に係合孔54を形成した。そし
て、キーシリンダ13がロックボディ12の一部ととも
に又は単独でロックボディ12から外されるとき、ロッ
クピン52及び係合孔54間に配置した閉鎖プレート5
5が除去されるように構成することにより、キーシリン
ダ13がロックボディ12から外された時にロックピン
52を係合孔54に係合させてカムシャフト14の回動
を確実に阻止することができる。
【0048】・ 又、カムシャフト14の回動を阻止す
る機構は、カムシャフト14に収容されたロックピン5
2及びコイルスプリング53と、ロックボディ12に形
成された係合孔54と、閉鎖プレート55という少数の
部品にて構成することができ、ステアリングロック装置
50の製造コストの上昇を抑制することができる。
【0049】・ さらに、キーシリンダ13がロックボ
ディ12から外される時に閉鎖プレート55はキーシリ
ンダ13とともに除去されるように構成したので、ロッ
クボディ12の軸方向のサイズの増大を抑えることがで
き、ステアリングロック装置11の大型化を抑制するこ
とができる。
【0050】なお、上記各実施形態は次のように変更す
ることも可能である。 ・ 上記各実施形態では、ロックボディ12の外周面に
形成した破断溝部12aを環状に形成したが、ロックボ
ディ12の外周面に対して複数の凹部を所定間隔で同一
円周上に形成してもよい。
【0051】次に、上記実施形態から把握できる他の技
術的思想を以下に記載する。 (イ)請求項1〜3のいずれか1項に記載のステアリン
グロック装置において、前記係合凹部は前記ロックボデ
ィの内周面に形成され、前記阻止部材は前記カムシャフ
トに形成された収容凹部内に付勢されて収容されている
ステアリングロック装置。
【0052】(ロ)請求項1〜3のいずれか1項に記載
のステアリングロック装置において、前記係合凹部は前
記カムシャフトの外周面に形成され、前記阻止部材は前
記ロックボディの内周面に形成された収容凹部内に付勢
されて収容されているステアリングロック装置。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載の発明によれば、ロックボディからキーシリンダが外
されたり、ロックボディのキーシリンダ側が破壊された
りした場合に、ロックボディ内のカムシャフトの回動を
確実に阻止することができ、しかも製造コストの上昇を
抑制することができるとともに、大型化を抑制すること
ができる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、ロックボディの破断位置を設定するこ
とができ、ロックボディが破断されたとき閉鎖部材を確
実に除去してロックボディ内のカムシャフトの回動を確
実に阻止することができる。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、キーシリンダがロックボディから外さ
れると、閉鎖部材を確実に除去してロックボディ内のカ
ムシャフトの回動を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のステアリングロック装置におい
て、キーがキーシリンダに挿入されたときの断面図。
【図2】同じくステアリングロック装置において、キー
が回動操作されたときの断面図。
【図3】カムシャフトの係合孔付近におけるステアリン
グロック装置の断面図。
【図4】ロックボディが破壊されたときのステアリング
ロック装置の断面図。
【図5】第2実施形態のステアリングロック装置の断面
図。
【符号の説明】
13…キーシリンダ、14…カムシャフト、16…ロッ
ク部材としてのロックバー、31…キーロータ、35…
カム部、40,54…係合凹部としての係合孔、42,
52…阻止部材としてのロックピン、43,53…付勢
手段としてのコイルスプリング、45,55…閉鎖部材
としての閉鎖プレート、K…キー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に取り付けられるロックボディと、 外周部にカム部を有して前記ロックボディ内に回動可能
    に設けられたカムシャフトと、 キーにより回動操作されるキーロータを備えて前記ロッ
    クボディ内の前部に収納され、その収納状態で前記キー
    ロータが前記カムシャフトと一体的に回動するように連
    結されるキーシリンダと、 前記カムシャフトの回動に伴って前記カム部により移動
    されるように設けられ、前記キーロータが施錠位置に回
    動された状態でステアリングシャフトをロックするロッ
    ク部材と、 前記カムシャフト及びロックボディのいずれか一方に形
    成された係合凹部と、 前記カムシャフト及びロックボディのいずれか一方に対
    して半径方向に移動可能に設けられるとともに付勢手段
    により前記係合凹部に係合する方向へ付勢された阻止部
    材と、 前記キーシリンダ側に取り付けられ、前記キーシリンダ
    が前記ロックボディに収納されていることに伴い前記阻
    止部材及び係合凹部間に配置されて前記阻止部材の係合
    凹部側への移動を阻止し、前記キーシリンダ側が前記ロ
    ックボディから外されることに伴い前記阻止部材及び係
    合凹部間から除去されて前記阻止部材の係合凹部側への
    移動を許容する閉鎖部材とを備えるステアリングロック
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステアリングロック装
    置において、 前記ロックボディには破断位置を設定する破断溝部が形
    成され、前記閉鎖部材は該破断溝部よりも前記ロックボ
    ディの前側に取り付けられているステアリングロック装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のステアリングロック装
    置において、 前記閉鎖部材は前記キーシリンダに取り付けられている
    ステアリングロック装置。
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