JP2000226194A - バッテリ式産業車両のフレーム構造 - Google Patents

バッテリ式産業車両のフレーム構造

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JP2000226194A
JP2000226194A JP11030082A JP3008299A JP2000226194A JP 2000226194 A JP2000226194 A JP 2000226194A JP 11030082 A JP11030082 A JP 11030082A JP 3008299 A JP3008299 A JP 3008299A JP 2000226194 A JP2000226194 A JP 2000226194A
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frame
battery
opening
cross member
plate
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English (en)
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Jun Nishio
潤 西尾
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • B60K1/04Arrangement or mounting of electrical propulsion units of the electric storage means for propulsion
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低いバッテリ搭載位置でバッテリを水平方向
に引き出して交換できる開口部を設けた構造としても、
フレームの強度を確保できるバッテリ式産業車両のフレ
ーム構造を提供する。 【解決手段】 右側サイドクロスメンバ16をバッテリ
室18の開口部18aの下側周縁に沿った湾曲形状とす
る。右側サイドクロスメンバ16の内側には、下部フレ
ーム1に固定された補強材が取り付けられ、開口部下縁
に沿って延びる部分が補強されている。また、右側サイ
ドクロスメンバ16の前側屈曲部16aには、補強板2
0が取り付けられている。前側屈曲部16aは、補強板
20と補強材から延出する延出部とによって補強されて
いる。右側サイドクロスメンバ16の両端接合部は、前
部フレーム部2と後部フレーム部3に対し、相対的に高
い位置で接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ式産業車
両のフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、フレームの強度が向
上されたバッテリ式フォークリフトのフレーム構造が特
開平5−254460号公報にて開示されている。下部
フレーム51の前後に立設されたフロントクロスプレー
ト52とリアクロスプレート53とは、下部フレーム5
1の両方の側面側でそれぞれ板状の上側クロスメンバ5
4と断面略L字形状の下側クロスメンバ55とで連結さ
れている。上側クロスメンバ54は重ね合わせ溶接によ
り固定され、下側クロスメンバ55はT型継手やフラン
ジ継手等により固定されている。バッテリ(図示せず)
を収容するバッテリ室56は、上側クロスメンバ54、
下側クロスメンバ55、フロントクロスプレート52及
びリアクロスプレート53によって囲まれた空間に形成
されている。
【0003】このようなフレーム構造を有するフォーク
リフトが荷役作業を行った場合、左右2本の上側クロス
メンバ54によって、各溶接部に高い応力がかからず、
フレームの強度が確保されていた。このフォークリフト
では、バッテリを交換する際に、バッテリ室56からバ
ッテリを吊り上げて交換する。しかし、バッテリを吊り
上げて交換すると、その作業性が悪いので、バッテリを
バッテリ室56から水平方向へ引き出して交換可能なフ
レーム構造にしようとすると、左右どちらかの上側クロ
スメンバ54を取り外す必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上側クロス
メンバ54の片側を取り外すと、上側クロスメンバ54
を両側に備えた場合と比較して、上側クロスメンバ54
や下側クロスメンバ55の溶接部に高い応力がかかり、
フレームの寿命が短くなるという問題が生じてしまう。
また、左右両側の上側クロスメンバ54を共に残したま
ま、上側クロスメンバ54の上側の高さにおいて、バッ
テリを水平方向へ引き出して交換可能な構造とすること
も可能ではある。ところが、この場合は、バッテリ室5
6の位置が高くなり、それとともにドライブポジション
(着座位置)が高くなってしまう。加えて、フォークリ
フトのヘッドガード(図示せず)の高さも高くなり、屋
内作業において支障をきたすという問題が生じてしま
う。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、低いバッテリ搭載位置でバッ
テリを水平方向に引き出して交換できる開口部を設けた
構造としても、フレームの強度を確保できるバッテリ式
産業車両のフレーム構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、下部フレームの前後に立
設された前部フレーム部と後部フレーム部との間にバッ
テリ室が形成されたバッテリ式産業車両のフレーム構造
であって、前記前部フレーム部と前記後部フレーム部と
を両側部で連結する前記連結部材のうち、前記バッテリ
室の開口部側のものは、前記開口部の下縁に沿って延び
るとともに、少なくともその前部は該開口部の隅部に沿
って上方へ延びるように屈曲形成されている。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記開口部側の連結部材には、補強
部材が設けられている。請求項3に記載の発明では、請
求項2に記載の発明において、前記補強部材は、前記開
口部側の連結部材の前記開口部の下縁に沿って延びる部
分を補強する第1補強部材である。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記補強部材は、前記
開口部側の連結部材に対し前記開口部の隅部で屈曲した
部分に取り付けられた第2補強部材である。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記
開口部側の連結部材の接合部は、前記前部フレーム部に
対してフロントアクスルの軸心よりも上方位置で接合さ
れている。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記接合部は、前記前部フレーム部
の後面を構成するフロントクロスプレートとティルトシ
リンダ取付部との間において、ティルトシリンダ取付部
に近い位置まで前方へ延出している。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、開口部側の連
結部材はバッテリ室の開口部の下縁に沿って延びるとと
もに、開口部の前側隅部に沿って上方に延びるように屈
曲形成されているので、バッテリを低い搭載位置でバッ
テリ室から水平方向に引き出して交換可能な構造として
も、フレームの強度は確保される。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、連結部材が開口部を避け
るようにその下縁に沿って延びるように配置されていて
も、補強部材によって連結部材の剛性が向上されるの
で、フレームの強度がより一層向上される。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、開口部側の連結部材に上
下方向へ反るようにかかる荷重に対する連結部材の強度
が、第1補強部材によって向上される。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は請求項3に記載の発明の作用に加えて、第2補強部
材によって開口部の隅部に相対する連結部材の屈曲した
部分の強度が向上される。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、開口部側の連結部材は前部フレーム部に対し、そ
の接合部がフロントアクスルの軸心の上方位置をカバー
するように接合され、その接合部がフレームにかかる荷
重の入力点となるティルトシリンダ取付部に上下方向に
接近して位置する。よって、入力荷重が開口部側の連結
部材によって接合部にて効果的に受け止められるので、
フレームの強度がより一層向上される。
【0015】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の作用に加えて、フレームの前後方向にお
いて、接合部がティルトシリンダ取付部に接近し、入力
荷重が開口部側の連結部材によってその接合部にて荷重
入力点近くで受け止められるので、フレームの強度がよ
り一層向上される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。図1及び図2に示
すように、本実施形態でのバッテリ式産業車両としての
バッテリ式フォークリフトにおいて、その下部フレーム
1の前後には前部フレーム部2と後部フレーム部3とが
立設されている。前部フレーム部2は、フロントクロス
プレート4、サイドプレート5、フロントアクスルプレ
ート6等を備えており、サイドプレート5とフロントア
クスルプレート6は、それぞれ左右一対設けられてい
る。
【0017】マッドガード7は、下部フレーム1の前端
部の左右にそれぞれ溶着されている。フロントアクスル
プレート6は、マッドガード7の内側面、下部フレーム
1の上面、フロントクロスプレート4の前面に溶着され
ている。サイドプレート5は、マッドガード7の上面と
フロントクロスプレート4の端部とに溶着されている。
フロントクロスプレート4は、サイドプレート5とフロ
ントアクスルプレート6とによって支持されている。
【0018】ティルトシリンダ取付部8は、その支持プ
レート8aがサイドプレート5とフロントアクスルプレ
ート6とに溶着され、左右一対設けられている。左右一
対のフロントピラー9は、マッドガード7に溶着されて
いる。そして、下部フレーム1、フロントクロスプレー
ト4、サイドプレート5、フロントアクスルプレート6
及びマッドガード7によって、前部ボックス10が左右
それぞれに形成されている。
【0019】後部フレーム部3は、リアクロスプレート
11、リアアクスルプレート12、後部ボックスプレー
ト13、オイルタンク14等を備えている。リアアクス
ルプレート12は、リアクロスプレート11の後面に溶
着されている。オイルタンク14は、リアクロスプレー
ト11の後面とリアアクスルプレート12の右端部に溶
着されている。後部ボックスプレート13は、リアクロ
スプレート11の後面とリアアクスルプレート12の下
面とに溶着され、その内部が後部ボックス13aとなっ
ている。前部ボックス10と後部ボックス13aとは、
モータや電装品等の収納に使用されている。
【0020】左右一対のリアピラー15は、左側がリア
アクスルプレート12の上面に、右側がオイルタンク1
4の側面に取り付けられた支持部材14aに溶着され、
フロントピラー9とリアピラー15とによってヘッドガ
ード(図示せず)が支持されている。フロントクロスプ
レート4の前方には、図示しないフロントプロテクタが
配置され、その両側がフロントピラー9の左右にそれぞ
れ溶着されている。
【0021】前部フレーム部2と後部フレーム部3と
は、フレームの右側側面において下方へ湾曲するように
屈曲形成された右側サイドクロスメンバ16によって連
結されている。また、前部フレーム部2と後部フレーム
部3とは、フレームの左側側面では、水平に延びる板状
の左側サイドクロスメンバ17によって連結されてい
る。右側サイドクロスメンバ16は、その前部がサイド
プレート5の側面とフロントクロスプレート4の端部と
に溶着され、後部がオイルタンク14の支持部材14a
とリアクロスプレート11の端部に溶着されている。ま
た、図2に示すように、左側サイドクロスメンバ17
は、その前部がサイドプレート5に溶着され、後部がリ
アアクスルプレート12の左側端部に溶着されている。
なお、開口部側の連結部材は、右側サイドクロスメンバ
16である。
【0022】バッテリ室18は、下部フレーム1、フロ
ントクロスプレート4、リアクロスプレート11、右側
サイドクロスメンバ16及び左側サイドクロスメンバ1
7によって囲まれた空間によって形成されている。バッ
テリ室18の開口部18aは、フロントクロスプレート
4、リヤクロスプレート11及び右側サイドクロスメン
バ16によって構成され、右側サイドクロスメンバ16
は開口部18aの下側周縁に沿って湾曲している。バッ
テリ室18の下面を形成する下部フレーム1の上面に
は、図示しないローラが配置されている。
【0023】図1及び図3に示すように、右側サイドク
ロスメンバ16は、開口部18aの下縁に沿って水平に
延びる部分の前後方向から開口部18aの下側の前後隅
部に沿うように下部フレーム1に対して鉛直方向に90
度屈曲して上方に延び、さらに開口部18aから離れる
方向へ90度屈曲して前端部と後端部とがそれぞれ前方
または後方へ延びている。そして、右側サイドクロスメ
ンバ16の前端部分の接合部19がサイドプレート5に
対して、ティルトシリンダ取付部8に比較的近い位置で
接合された構造となっている。
【0024】右側サイドクロスメンバ16の外側の面に
は、開口部18aの前側隅部で屈曲する前側屈曲部16
aに、第2補強部材としての略L字形状の補強板20が
取り付けられている。また、図4に示すように、右側サ
イドクロスメンバ16の内側には、第1補強部材として
の補強材21が取り付けられている。補強材21は、下
部フレーム1の右側端部を上方へ90度屈曲させた部材
であり、下部フレーム1の底板1aよりも板厚が厚く形
成され、右側クロスメンバ16の開口部の下縁に沿った
部分全体に固定されている。そして、補強材21によっ
て右側サイドクロスメンバの開口部下縁に沿った部分の
上下方向の曲げに対する剛性を高くしている。補強材2
1は、底板1aの前後方向幅とほぼ同じ長さで、底板1
aの右上端面に沿って溶接で取り付けられている。ま
た、補強材21には、右側サイドクロスメンバ16の前
側屈曲部16aに相対する部位に、延出部21aが上方
に延出するように形成されている。なお、補強部材は、
補強板20と補強材21とによって構成され、延出部2
1aは第2補強部材を構成している。
【0025】図5に示すように、接合部19は、下部フ
レーム1と直交する上下方向において、フロントアクス
ル22の軸心よりも上方に位置しており、さらに下部フ
レーム1に平行な前後方向において、フロントクロスプ
レート4とティルトシリンダ取付部8との間で、ティル
トシリンダ取付部8に近い位置まで延びている。すなわ
ち、接合部19は、前部フレーム部2への荷重の入力点
となるティルトシリンダ取付部8に接近した位置で、サ
イドプレート5の側面に対して接合されている。
【0026】次に前記のように構成されたバッテリ式産
業車両のフレーム構造の作用を説明する。右側サイドク
ロスメンバ16をバッテリ室18の開口部18aの下側
周縁に沿って下方へ湾曲した屈曲形状としたので、バッ
テリ搭載位置が低くなるように開口部18aがフレーム
の側面で低く位置し、バッテリ23をバッテリ室18か
ら水平方向に引き出して交換可能となる。この場合、バ
ッテリ室18に収容されるバッテリ23は、下部フレー
ム1の上面に配置されたローラ上を滑らすようにして収
容・取り出しされる。よって、バッテリを吊り上げて交
換する場合と比較して、バッテリ交換の際の作業性が向
上されるとともに、安全性も向上される。
【0027】上記のフレーム構造を有するバッテリ式フ
ォークリフトが荷役作業を行った場合、マストやフォー
ク上の荷などの荷重はティルトシリンダを介して、ティ
ルトシリンダ取付部8からフレームに入力される。従っ
て、この場合、特に下部フレーム1の中央を中心として
前部プレート部2と後部プレート部3とが開こうとす
る、或いは閉じようとする力がフレーム全体にかかる。
この際、右側サイドクロスメンバ16には、開口部18
aの下縁に沿って水平に延びる部位に上下方向に曲がる
(反る)ような負荷がかかることになるが、補強材21
が取り付けられているので、右側クロスメンバ16には
このような曲がり(反り)に耐えられるだけの剛性が確
保される。
【0028】また、ティルトシリンダ取付部8から荷重
が入力された際には、カウンタウェイトやバッテリなど
の重量物が配置された後部フレーム部3及び下部フレー
ム1に対し、前部フレーム部2がフロントアクスル22
を支点として前後に変位しようとするモーメントがフレ
ームにかかる。この場合、右側サイドクロスメンバ16
においては主に前側屈曲部16aに応力がかかることと
なる。しかしながら、この前側屈曲部16aは補強板2
0と補強材21の延出部21aとにより補強されている
ので、右側サイドクロスメンバ16には前側屈曲部16
aにかかる応力に十分耐えられるだけの剛性が確保され
る。
【0029】また、右側サイドクロスメンバ16の接合
部19は、荷役作業をする際に前部フレーム部2に入力
される荷重の入力点であるティルトシリンダ取付部8に
接近して位置している。従って、右側サイドクロスメン
バ16は、この荷重を接合部19にて荷重入力点近くで
受け止めることになるので、右側サイドクロスメンバ1
6が入力荷重によって受け止める負荷が比較的小さくて
済む。従って、バッテリ23の引き出し口である開口部
18aをフレームの右側面の低い位置に設けても、右側
サイドクロスメンバ16、補強板20、補強材21等に
よってフレーム全体の剛性は確保される。
【0030】従って、この実施の形態では以下のような
効果を得ることができる。 (1) バッテリ室18の開口部18aの下側周縁に沿
って、右側サイドクロスメンバ16を下方湾曲した屈曲
形状とした。従って、フレームの右側面低い位置に、バ
ッテリ23を水平方向に引き出し可能な開口部18aを
設けても、フレーム全体の強度を確保できる。
【0031】(2) 下部フレーム1の右端部に設けた
補強材21に右側サイドクロスメンバ16を取り付け、
右側サイドクロスメンバ16の開口部18aの下縁に沿
って延びる部分を補強した。従って、補強材21によっ
て補強された右側サイドクロスメンバ16により、下部
フレーム1の中央を中心として、前部フレーム部2と後
部フレーム部3とが開いたり閉じたりする曲げ(反り)
に対するフレームの剛性を高めることができる。
【0032】(3) 右側サイドクロスメンバ16の前
側屈曲部16aを、補強板20と補強材21の延出部2
1aとによって補強した。従って、前部フレーム部2が
入力荷重によって後部フレーム部3及び下部フレーム1
を基点とし前後に変形しようとした際、前側屈曲部16
aで起こる応力集中に対しても、十分補強されているの
で、開口部18aの前側隅部においてもフレームの剛性
を高めることができる。
【0033】(4) 右側サイドクロスメンバ16の接
合部19がティルトシリンダ取付部8付近に位置してい
るので、荷の積み降ろしの際にかかる荷重をその入力点
近くで右側サイドクロスメンバ16によって効果的に受
け止めることができる。
【0034】(5) 開口部18aの下縁に沿うように
右側サイドクロスメンバ16を配置しても、右側サイド
クロスメンバ16の湾曲形状や補強部材20,21等に
よってフレームの右側部分の強度が確保されるので、右
側サイドクロスメンバ16以外は大幅な設計変更をする
必要はない。
【0035】(6) 下部フレーム1の右端部に補強材
21を、底板1aより厚く設けたので、右側サイドクロ
スメンバ16を十分補強できる。また、下部フレーム1
の全体を厚くする場合と比較して、下部フレーム1の材
料費を抑えることができる。
【0036】(7) フレームの片側の右側サイドクロ
スメンバ16だけを開口部18aに沿って湾曲する状態
に取り付けたので、フレームに荷重がかかった際に、高
い応力が発生する部位は右側サイドクロスメンバ16の
湾曲付近に限定される。従って、右側サイドクロスメン
バ16の湾曲付近に限定して効率的な補強を行い易く、
フレーム全体の強度を確保できる。
【0037】(8) 低いバッテリ搭載位置でバッテリ
23を水平方向へ引き出して交換可能とした。したがっ
て、バッテリを吊り下げて交換する場合と比較して、そ
の作業性及び安全性を向上できるとともに、ドライビン
グポジションが悪化したり、ヘッドガードが高くなった
りする問題を回避できる。
【0038】なお、実施形態は前記に限定されるもので
はなく、例えば、次のように変更してもよい。 ○ 連結部材に補強部材が取り付けられていることに限
定されない。例えば、右側クロスメンバ16自体を、補
強板20と補強材21を有した際と同様の断面積をもた
せるように厚く形成してもよい。
【0039】○ バッテリ室の開口部側の連結部材の形
状は上記実施形態に限定されない。例えば、右側サイド
クロスメンバ16が後側が屈曲せずまっすぐ後方に延び
た形状としてもよい。或いは、右側サイドクロスメンバ
16を開口部18aに沿って湾曲する略コ字形状として
もよい。或いは、前側屈曲部16aを90度屈曲させる
に限らず、前側屈曲部16aの内周側(開口部18a
側)は90度屈曲するものの、外周側(マッドガード7
側)はティルトシリンダ取付部8に向かって45度程度
屈曲した形状であってもよい。
【0040】○ 第2補強部材は、連結部材の前側の屈
曲部のみに取り付けられることに限定されない。すなわ
ち、開口部18aの後側隅部に沿って屈曲された右側サ
イドクロスメンバ16の後側屈曲部にも補強板20を取
り付けてもよい。このようにすると、フレーム全体の剛
性を一層向上できる。また、右側サイドクロスメンバ1
6において、補強が必要な部分であればどこにでも補強
板20を取り付けてよい。また、補強材21の延出部2
1aを右側サイドクロスメンバ16の後側屈曲部を補強
するように形成してもよい。
【0041】○ 1枚の板材を屈曲して下部フレーム1
を形成し、補強材21が底板1aと同じ板厚であっても
よい。 ○ 右側クロスメンバ16に対して、内側に補強材2
1、外側に補強板20が取り付けられることに限定され
ない。すなわち、内外逆に配置してもよい。
【0042】○ バッテリ23を引き出すための開口部
18aは、フレームの片側のみに設けられることに限定
されない。すなわち、フレームの左右両側に開口部が設
けられていてもよい。この場合、左右のサイドクロスメ
ンバ16,17をともに開口部の下縁に沿って湾曲する
形状に取り付け、必要箇所を補強部材20,21で補強
する。このようにすると、左右両側からバッテリ23を
水平方向に引き出して交換可能となる。
【0043】○ 接合部19の全てが、上下方向におい
てフロントアクスル22よりも上方に、また前後方向に
おいてフロントクロスプレート4よりも前方に位置して
いることに限定されない。すなわち、接合部19の少な
くとも一部がフロントアクスル22よりも上方に、或い
はフロントクロスプレート4とティルトシリンダ取付部
8との間におけるティルトシリンダ取付部8側に近い位
置に位置していればよい。また、右側サイドクロスメン
バ16の接合部19をティルトシリンダ取付部8と重な
るように配置してもよい。このようにすると、ティルト
シリンダ取付部8にかかる荷重を一層効果的に右側サイ
ドクロスメンバ16で受けることができる。
【0044】○ バッテリ23は完全な水平引き出しに
限定されない。例えば、バッテリ23を少し吊り上げて
開口部18aから水平方向に引き出してもよい。 ○ 産業車両はフォークリフトに限定されない。すなわ
ち、他の産業車両に本実施形態のフレーム構造を採用し
てもよい。
【0045】前記実施形態及び別例から把握できる請求
項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに
記載する。 (1) 請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載
の発明において、前記連結部材のうち前記開口部側でな
い側のものは、少なくとも該開口部の下縁よりも上方に
位置している。この場合、フレームの開口部側でない側
部では、前部フレーム部と後部フレーム部が高い位置で
連結部材によって連結されるので、フレーム全体として
の剛性が確保できる。
【0046】(2) 請求項1〜請求項6のうちいずれ
か一項に記載の発明において、前記開口部側の連結部材
は、該開口部の下側周縁に沿って湾曲している。この場
合、開口部側の連結部材によって開口部の前後隅部にお
けるフレーム強度が確保され易く、しかも前部フレーム
部と後部フレーム部との接合部が、ともに高い位置とな
るので、連結部材によって入力荷重を効果的に受け止め
ることができ、フレームの強度を確保できる。
【0047】(3) 前記技術的思想(2)において、
前記開口部側の連結部材の両端部は、該開口部からそれ
ぞれ離れる方向へ延出している。この場合、前部フレー
ム部と後部フレーム部とに対する連結部材の接合面積を
かせぐことができ、特に前側の接合部が荷重入力点(テ
ィルトシリンダ取付部)に近づくのでフレームの強度を
より一層向上できる。
【0048】(4) 請求項4〜請求項6のうちいずれ
か一項に記載の発明において、前記第2補強部材は、前
記連結部材の屈曲部分を内外両側から挟んでいる。この
場合、連結部材の屈曲部分を効果的に補強できる。
【0049】(5) 請求項3〜請求項6のうちいずれ
か一項に記載の発明において、前記第1補助部材におけ
る前記連結部材の屈曲部分と相対する部位には、延出部
が形成されている。この場合、連結部材の屈曲部分の剛
性をより一層向上できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、連結部材をバッテリ室の開口部の下縁に沿
って延びるとともに開口部の前側隅部に沿って上方へ屈
曲形成した。従って、バッテリ搭載位置を低くし、バッ
テリをバッテリ室から水平方向へ引き出して交換可能な
構造としても、フレームの強度を確保できる。
【0051】請求項2〜請求項6のうちいずれか一項に
記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加
えて、連結部材に補強部材を設けたので、フレームの強
度をより一層向上できる。
【0052】請求項3に記載の発明によれば、第1補強
部材によって開口部側の連結部材の曲げ剛性を高めるこ
とができ、フレームの強度をより一層向上できる。請求
項4に記載の発明によれば、第2補強部材によって連結
部材の屈曲部分の強度を向上できるので、フレームの強
度をより一層向上できる。
【0053】請求項5及び請求項6に記載の発明によれ
ば、接合部が前部フレーム部に対してティルトシリンダ
取付部に接近した位置で接合される構造となるので、テ
ィルトシリンダ取付部にかかる荷重を開口部側の連結部
材によって効果的に受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態におけるフレーム構造を示す右側
斜視図。
【図2】 同じく左側斜視図。
【図3】 右側サイドクロスメンバの取付部分を示す側
面図。
【図4】 補強材の取付構造を示す斜視図。
【図5】 フレームの右側前部を示す側面図。
【図6】 従来のフレーム構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1…下部フレーム、2…前部フレーム部、3…後部フレ
ーム部、4…フロントクロスプレート、16…連結部材
としての右側サイドクロスメンバ、16a…前側屈曲
部、17…連結部材としての左側サイドクロスメンバ、
18…バッテリ室、18a…開口部、19…接合部、2
0…補強部材を構成するとともに第2補強部材としての
補強板、21…補強部材を構成するとともに第1補強部
材としての補強材、21a…第2補強部材としての延出
部、22…フロントアクスル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部フレームの前後に立設された前部フ
    レーム部と後部フレーム部との間にバッテリ室が形成さ
    れたバッテリ式産業車両のフレーム構造であって、 前記前部フレーム部と前記後部フレーム部とを両側部で
    連結する前記連結部材のうち、前記バッテリ室の開口部
    側のものは、前記開口部の下縁に沿って延びるととも
    に、少なくともその前部は該開口部の隅部に沿って上方
    へ延びるように屈曲形成されているバッテリ式産業車両
    のフレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記開口部側の連結部材には、補強部材
    が設けられている請求項1に記載のバッテリ式産業車両
    のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記補強部材は、前記開口部側の連結部
    材の前記開口部の下縁に沿って延びる部分を補強する第
    1補強部材である請求項2に記載のバッテリ式産業車両
    のフレーム構造。
  4. 【請求項4】 前記補強部材は、前記開口部側の連結部
    材に対し前記開口部の隅部で屈曲した部分に取り付けら
    れた第2補強部材である請求項2又は請求項3に記載の
    バッテリ式産業車両のフレーム構造。
  5. 【請求項5】 前記開口部側の連結部材の接合部は、前
    記前部フレーム部に対してフロントアクスルの軸心より
    も上方位置で接合されている請求項1〜請求項4のうち
    いずれか一項に記載のバッテリ式産業車両のフレーム構
    造。
  6. 【請求項6】 前記接合部は、前記前部フレーム部の後
    面を構成するフロントクロスプレートとティルトシリン
    ダ取付部との間において、前記ティルトシリンダ取付部
    に近い位置まで前方へ延出している請求項5に記載のバ
    ッテリ式産業車両のフレーム構造。
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