JP2000227065A - 燃焼式ヒータ - Google Patents

燃焼式ヒータ

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JP2000227065A
JP2000227065A JP11026757A JP2675799A JP2000227065A JP 2000227065 A JP2000227065 A JP 2000227065A JP 11026757 A JP11026757 A JP 11026757A JP 2675799 A JP2675799 A JP 2675799A JP 2000227065 A JP2000227065 A JP 2000227065A
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combustion
heat medium
temperature
fuel
heat
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Masaaki Kobayashi
正明 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼式ヒータの燃焼用燃料への着火を容易に
するために行う燃焼用燃料の保温を電気を用いないで行
うこと。 【解決手段】 燃料の燃焼を行う燃焼筒3と、燃焼筒3
に燃料を供給する燃料供給管5と、燃料に着火するグロ
ープラグ8と、燃料の燃焼により出る燃焼ガスを外部に
排出する燃焼ガス排出管11と、燃焼ガス排出管11か
ら燃焼ガスを排出するまでの間に前記燃焼ガスが持つ熱
を受けて加熱される熱媒体Waと、この熱媒体Waの流
通する熱媒体通路19とを有し、熱媒体通路19から前
記加熱した熱媒体Waをエンジン本体33に向けて送る
ことでエンジン本体33を昇温する燃焼式ヒータ1にお
いて、加熱された熱媒体Waを内包しかつ燃料供給管5
を被うことで前記燃料供給管5を保温する保温部12を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼式ヒータに関
する。詳しくは、例えば内燃機関に用いられ、寒冷時に
おける内燃機関の暖機促進や始動性の向上を図る燃焼式
ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、特に寒冷時に暖機促進や
始動性の向上を図るため、例えば燃焼式ヒータを備え
る。
【0003】燃焼式ヒータは、燃焼を行う燃焼部と、燃
焼部に燃料を供給する燃料供給部と、燃料に着火する着
火部と、この着火部による燃料への着火によって燃焼を
開始する前記燃焼部から出る燃焼ガスを外部に排出する
燃焼ガス排出部とを少なくとも有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃焼とは、
燃料が一定温度以上にある状態で空気中の酸素を得て燃
える現象である。しかし、寒冷時には燃料が冷えている
ため燃焼式ヒータを作動しようにも着火困難でなかなか
燃焼できない。
【0005】そこで、例えば特開平6−347028号
公報では、電気で燃料を加熱および保温し、これにより
燃料の冷え過ぎを防止する技術を示している。したがっ
て、この技術によれば外気温が低い場合でも燃焼式ヒー
タの着火がし易い。
【0006】ところが前記公報記載の技術では、燃焼式
ヒータの着火を寒冷時でも容易にできるという利点を有
する一方、着火を良好にするのに必要な燃料の保温を維
持するにあたり電力を消費するという問題がある。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、燃焼式ヒータの着火を容易にするために行う
燃料の保温を電気を用いないでもできる燃焼式ヒータを
提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の燃焼式ヒータは、次の手段を採用した。す
なわち、燃料の燃焼を行う燃焼部と、この燃焼部に燃料
を供給する燃料供給部と、この燃料供給部から供給され
た燃料に着火する着火部と、燃料の燃焼により出る燃焼
ガスを外部に排出する燃焼ガス排出部と、この燃焼ガス
排出部から燃焼ガスを排出するまでの間に前記燃焼ガス
が持つ熱を受けて加熱される熱媒体と、この熱媒体の流
通する熱媒体通路とを有し、この熱媒体通路から前記加
熱した熱媒体を必要個所に向けて送ることでこの必要個
所を昇温する燃焼式ヒータにおいて、前記加熱された熱
媒体を内包しかつ前記燃料供給部を被うことで前記燃料
供給部を保温する保温部を有するようにした。
【0009】ここで、「燃料供給部」は、例えば、燃
料ポンプのポンプ圧によって燃料管から燃料を燃焼部に
送り出すものをいう。 「着火部」は、バッテリーからの通電によって発熱す
る、例えばグロープラグが好ましい。
【0010】「熱媒体」は、気体または液体である流
体が好ましいが、加熱されて受熱し、その状態で必要個
所に移動できるものであれば流体に限らない。 「保温部」は、燃焼式ヒータの燃焼終了後に少なくと
も燃料供給部を保温できるものが好ましい。また、保温
部で熱媒体を内包できるように保温部を中空とし、その
中に熱媒体を貯溜することが望ましい。
【0011】本発明では、加熱された熱媒体を内包する
保温部で燃料供給部を被う。このため、熱媒体が加熱に
よってそれまでよりも高温になっていれば、その熱影響
で燃料供給部も加熱される。しかも、保温部は燃料供給
部の保温もする。このため、燃焼式ヒータ自体の温度が
低下する燃焼後であっても、燃料供給部の温度低下を防
止できる。よって、燃料供給部を通じて燃焼部に供給さ
れる燃料も温度低下しにくくなるため、着火部によって
行う次回の着火が容易となる。
【0012】このように本発明では、熱媒体の持つ熱を
利用して燃料を保温する。しかも熱媒体が高温であれば
その熱影響で燃料も高温になる。よって、燃料の保温や
加熱をするのに既述した従来技術のように電気を用いな
くてよい。このため、それだけ電力消費を抑えられる。
【0013】さらに好適な手段としては、前記燃焼部
は、前記燃料供給部により供給した燃料に前記着火部に
よる着火によって火炎を生じこの火炎の発生によって前
記燃焼部の燃焼源となる燃焼筒を備え、前記保温部は、
この燃焼筒を包むことが好ましい。なお、燃焼筒を包む
ときに燃焼筒から出る火炎が保温部で遮られないように
する必要がある。保温部によって燃焼筒を包めば燃焼筒
の保温性が高まる。よって、燃焼筒の温度が下がりにく
くなるので、その熱影響で燃料の温度低下を一層防止で
きる。この結果、次回着火するまでの期間が長くても燃
料温度が低下しにくい。
【0014】さらに好適には、前記保温部と前記熱媒体
通路とを接続し、この接続途中に開閉弁を備え、前記保
温部に含まれる熱媒体の温度が前記熱媒体通路の熱媒体
の温度以上のときは前記開閉弁を閉じ、前記保温部に含
まれている熱媒体の温度が前記熱媒体通路の熱媒体の温
度よりも低いときは前記開閉弁を開くとよい。
【0015】よって、保温部に含まれる熱媒体の温度が
熱媒体通路にある熱媒体の温度以上あるときは、開閉弁
を閉じて、熱媒体の流通を阻止する。このため保温部に
内包されている高温な熱媒体が保温部に留まり、よって
熱媒体および保温部の温度が下がりにくくなる。また、
保温部にある熱媒体の温度が熱媒体通路にある熱媒体の
温度よりも低いときは開閉弁を開き、熱媒体の流通を行
う。よって、熱媒体通路にある高温な熱媒体を保温部に
導入でき、熱媒体および保温部の温度が高まる。
【0016】さらには、前記熱媒体通路に含まれる熱媒
体の温度と前記保温部に含まれる熱媒体の温度との高低
関係を温度比較手段によって判定するとよい。ここで、
温度比較手段としてコンピュータを挙げられる。また、
燃焼式ヒータを例えば内燃機関に適用することもでき
る。その場合、温度比較手段としては、エンジン制御装
置であるECUが相当する。また、燃焼式ヒータの前記
熱媒体通路と内燃機関のウォータジャケットとを連結す
れば、ウォータジャケット内の機関冷却水を前記熱媒体
として前記保温部に供給できる。内燃機関に既存の機関
冷却水を燃焼式ヒータの熱媒体として利用できるので、
機関冷却水と熱媒体とを別々に用意しなくて済む。そし
て、熱媒体通路を流れる機関冷却水の温度および保温部
に含まれる機関冷却水の温度は、例えば温度センサで検
出する。温度センサが検出した検出値を電気信号として
ECUに送れば、ECUは、送られた電気信号から熱媒
体通路に含まれる熱媒体の温度と前記保温部に含まれる
熱媒体の温度との高低関係を判定する。そして、この判
定に応じて前記開閉弁を前記の如く作動する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明燃焼式ヒータの実施
の形態を添付した図面に基いて説明する。図1および図
2を用いて燃焼式ヒータの構造を説明する。
【0018】この実施の形態で示す燃焼式ヒータはいわ
ゆる気化式燃焼ヒータである。気化式燃焼ヒータ(以降
単に「燃焼式ヒータ」という。)1は、燃料を燃焼して
得た熱、換言すれば燃焼ガスの持つ熱である燃焼熱で熱
媒体を加熱し、この加熱した熱媒体を必要箇所に送るこ
とで当該必要箇所を昇温するヒータである。
【0019】その構造は、火炎Fを出す燃焼源としての
燃焼筒3と、燃焼筒3に燃焼用の液化燃料4を供給する
燃料供給管(燃料供給部)5と、この燃料供給管5で燃
焼筒3に供給した液化燃料を気化して気化燃料4’にす
る燃料気化部6と、この燃料気化部6で気化した気化燃
料4’に燃焼用空気を供給する空気供給管7と、空気供
給管7から空気が供給された気化燃料4’に着火するグ
ロープラグ(着火部)8と、グロープラグ8により気化
燃料4’に着火した後に火種F’を適宜の大きさの火炎
Fに成長させて燃焼を行うため燃焼筒3に向けて送風す
る送風ファン10と、送風ファン10の風力を用いて、
燃焼筒3から出る燃焼ガスを燃焼式ヒータ1の外部へ排
出する燃焼ガス排出管(燃焼ガス排出部)11とを有
し、これらの構成部材を全体形状がほぼ茶筒状をした外
壁17内に備えてなるものである。
【0020】次に燃焼式ヒータ1のこれら構成部材につ
いて詳述する。前記燃焼筒3は前記外壁17内の長手方
向におけるほぼ中央部に位置する。そして、この燃焼筒
3をカップ形状の隔壁14で覆うことにより燃焼式ヒー
タ1内部に燃焼を行う場である燃焼室(燃焼部)16を
形成する。また、隔壁14外面と燃焼式ヒータ1の外壁
17内面との間は間隔を空けてあり、これにより隔壁1
4の外面全体に亘る空間部19を形成してある。この空
間部19が、燃焼式ヒータ1における熱媒体Waの通る
熱媒体通路である。なお、空間部19を、以降、熱媒体
通路19という。
【0021】熱媒体通路19を通る熱媒体Waは燃焼式
ヒータ1の外部から導入される。そして、熱媒体Waが
熱媒体通路19に導入された後は、熱媒体Waは熱媒体
通路19を経由して熱媒体通路19から燃焼式ヒータ1
の外部である必要個所に向けて流れる。この関係で、熱
媒体通路19の両端は、それぞれ熱媒体通路19に熱媒
体Waを導入する熱媒体導入口19aおよび熱媒体通路
19から熱媒体Waを排出する熱媒体排出口19bとな
っている。なお、熱媒体排出口19bには、そこを流れ
る熱媒体Waの温度T1を測定する温度センサ18を設
けてある。
【0022】一方、燃焼室16でグロープラグ8により
燃料への着火することで燃焼式ヒータ1の燃焼が開始す
る。そして燃焼時に熱媒体通路19を熱媒体Waが通過
する間に、燃焼熱は隔壁14を介して熱媒体Waに伝わ
る。よって、熱媒体通路19は、燃焼熱が隔壁14を介
して熱媒体Waに伝わる部位であるため、熱媒体通路1
9は熱伝達部といえる。
【0023】また、燃焼筒3は、その外周面3a全体が
中空円筒形をした中空円筒壁12で包まれている。この
とき燃焼筒3から出る火炎が中空円筒壁12で妨げられ
ないようにしてある。そして、中空円筒壁12の壁部1
2aは、その内部に空間領域である貯溜部Sを有し、こ
の貯溜部Sに熱媒体Waが入る。貯溜部Sに熱媒体Wa
を入れることで中空円筒壁12が熱媒体Waを内包す
る。また貯溜部Sは例えばいわゆる魔法瓶構造あるいは
それと同等の構造を採用する。魔法瓶構造とは、中に入
れた流体の温度を長時間保てるように内外二層のガラス
の間を真空にし、内面に銀メッキを施して熱の伝導・対
流・輻射の程度を少なくした構造である。このため、貯
溜部Sに入った熱媒体Waは長時間保温される。また、
貯溜部Sに熱媒体Waが入ると、熱媒体Waの温度とほ
ぼ同じ温度に中空円筒体12がなる。よって、中空円筒
体12に包まれる燃焼筒3も中空円筒体12によって保
温される。また、中空円筒体12にもその貯溜部Sに含
まれる熱媒体Waの温度を検出する温度センサを設けて
ある。この温度センサを符号21で示す。
【0024】そして、貯溜部Sに対して熱媒体Waを出
し入れできるように、熱媒体通路19の熱媒体排出口1
9bと貯溜部Sの適所とは、接続管20で接続してあ
る。この接続管20を介して中空円筒体12と熱媒体通
路19との間で熱媒体Waの流通をなす。接続管20の
途中には開閉弁20aが備えられ、開閉弁20aの作動
によって接続管20が開通したり閉鎖したりする。開閉
弁20aは、中空円筒体12にある熱媒体Waの温度T
2に基づいて作動する。詳しくは、中空円筒体12にあ
る熱媒体Waの温度T2が熱媒体通路19にある熱媒体
Waの温度T1よりも低い場合は開閉弁20aを開いて
接続管20を開通し、温度T2が温度T1以上ある場合
は開閉弁20aを閉じて接続管20を閉鎖する。
【0025】一方、温度センサ18および温度センサ2
1によってそれぞれ検出した熱媒体通路19の熱媒体W
aの温度T1および中空円筒体12の熱媒体Waの温度
T2は、適宜のコンピュータに電気信号となって送られ
る。これらの電気信号に基づいて、コンピュータが前記
温度T1およびT2の高低関係を比較判定し、その判定
結果に基づいて開閉弁20aを開閉する。よって、コン
ピュータは温度比較手段といえる。
【0026】一方、燃焼式ヒータ1は、燃焼室16に燃
焼用空気を入れるための空気供給口22と燃焼ガスを燃
焼室16から出す燃焼ガス排出口23とを有する。これ
ら空気供給口22および燃焼ガス排出口23は、それぞ
れ空気供給管7および燃焼ガス排出管11と接続されて
いる。
【0027】次に、燃焼式ヒータ1のうち、燃焼筒3か
ら火炎Fの出る側と反対側には前記送風ファン10を配
置してある。送風ファン10を前記空気供給口22に対
向する位置に設置することで送風ファン10による外気
の吸込み量が多くなり、これにより、燃焼筒3への供給
吸気量を増やしている。また、送風ファン10の出力調
整によって燃焼室16を流れる空気量制御ができる。
【0028】そして、図2からわかるように、燃焼筒3
のうち送風ファン10寄りの箇所には、燃焼筒3の底部
を形成するごとき平面形態をした、前記燃料気化部6を
設けてある。そして、燃焼室16内で燃料気化部6の近
傍には、燃料気化部6に液化燃料4を供給する前記燃料
供給管5が燃焼式ヒータ1の外部から延びている。燃料
供給管5は中空円筒体12および燃焼筒3を貫通して燃
焼筒3内に突出している。燃料供給管5を中空円筒体1
2に貫通させても熱媒体Waが貯溜部Sから漏れないよ
うに燃料供給管5の保温壁12との交叉部分5aには漏
水防止処理をしてある。また、燃料供給管5を中空円筒
体12に貫通することで、燃料供給管5の前記交叉部分
5aは、中空円筒体12の壁部12aで実質被われる。
そして、前記貯溜部Sに高温の熱媒体Waが導入されれ
ば、燃料供給管5は高温な熱媒体Waの熱影響で温度が
高められかつ保温される。よって、燃料供給管5内の燃
料も加熱保温される。したがって、中空円筒体12のこ
とを燃焼筒3および燃料供給管5を保温する保温部とい
う。
【0029】なお、前記漏水防止処理としては、例えば
中空円筒体12の壁部12aに燃料供給管5の通る貫通
穴を予め確保しておき、この貫通穴を避けて前記貯溜部
Sを設けることが考えられる。
【0030】また、燃料供給管5は、図示しない燃料ポ
ンプと接続してあり、そのポンプ圧を受けて液化燃料4
を吐出する。そして、燃料供給管5の近傍には、図示し
ないバッテリからの通電によって発熱する前記グロープ
ラグ8を設けてある。グロープラグ8も燃焼筒3および
前記壁部12aに漏水防止処理を施した状態で貫通し、
燃焼筒3内に突出した状態にある。なお、グロープラグ
8によって燃料が着火したかどうかを検出する図示しな
い着火センサを燃焼筒内に設けてある。
【0031】次に、燃焼式ヒータ1を内燃機関であるエ
ンジン3に適用した例を図3を参照して述べる。内燃機
関としてのエンジン31は、ディーゼルエンジンまたは
ガソリン直噴リーンバーンエンジンである。エンジン3
1は、機関冷却水を含む図示しないウォータジャケット
を備えたエンジン本体33と、エンジン本体33の図示
しない複数のシリンダ内に燃焼に必要な空気を送り込む
吸気装置35と、この吸気装置35を経て前記シリンダ
に送られる空気と前記シリンダに噴射供給される機関燃
料とからなる混合気が前記シリンダで燃焼された後、前
記シリンダから排出される排気ガスを大気中に放出する
排気装置37と、エンジン31を搭載する車輌の室内温
度を高める車室用ヒータ39と、エンジン制御装置であ
るECU40とを有する。そして、本発明に係る燃焼式
ヒータ1は、吸気装置35に属する。
【0032】吸気装置35は、外気をろ過するエアクリ
ーナ43を始端としエンジン本体3の図示しない吸気ポ
ートを終端とする吸気管44を有する。そして、吸気管
44にはエアクリーナ43と吸気ポートとの間に、燃焼
式ヒータ1,ターボチャージャ45のコンプレッサ45
a,コンプレッサ45aを作動した場合に生ずる圧縮熱
により昇温した吸気温を冷却するインタークーラ49,
吸入分岐管であるインテークマニホールド51等の吸気
系構造物を順次配置してある。
【0033】そして、コンプレッサ45aよりも上流に
位置する燃焼式ヒータ1は、空気供給管7と燃焼ガス排
出管11とを介して吸気管44に取付けてある。なお、
吸気管44と空気供給管7との接続箇所を符号C1で示
し、吸気管44と燃焼ガス排出管11との接続箇所を符
号C2で示す。接続箇所C2は接続箇所C1よりも下流
にある。
【0034】排気装置37は、エンジン本体33の図示
しない排気ポートを始端とし消音器であるマフラ71を
終端とする排気管72を有する。そして、排気管72に
は排気ポートとマフラ71との間に、排気分岐管である
エキゾーストマニホールド68,ターボチャージャ45
のタービン45b,排気ガス浄化装置である触媒コンバ
ータ79等の排気系構造物を配置してある。
【0035】次に、エアクリーナ43から吸気管44に
入った外気が排気ガスとなってマフラ71を経由した
後、大気中へ放出されるまでの経路を説明する。エアク
リーナ43から吸気管44に入った外気Aは、まず接続
箇所C1で空気供給管7に分岐する空気a1と、分岐せ
ずに吸気管44を接続箇所C2に向かう空気a1’とに
分かれる。接続箇所C1で分岐した空気a1は、空気供
給管7−燃焼式ヒータ1の燃焼室16−燃焼ガス排出管
11を経由して接続箇所C2から吸気管44に燃焼ガス
a2となって戻る。
【0036】燃焼ガスa2は燃焼式ヒータ1の排気ガス
であるから熱、つまり燃焼熱を持つ。この燃焼熱は、熱
媒体通路19の熱媒体Waに伝わり熱媒体Waの温度を
高める。なお、この実施の形態では、燃焼式ヒータ1を
内燃機関であるエンジン31に適用しているので、機関
冷却水を熱媒体として使用する。よって、これまで熱媒
体を示していた符号Waを、これ以降、機関冷却水に用
いる。
【0037】燃焼ガスa2の流れ経路の説明を続ける。
吸気管44に入った燃焼ガスa2は、接続箇所C2で空
気a1’と合流し燃焼ガス混入空気a3となる。そし
て、この燃焼ガス混入空気a3がエンジン31の吸気と
なって機関燃焼に供され、その後排気ガスa4になる。
その後、排気ガスa4は、排気管72上に配置した前記
エキゾーストマニホールド68−タービン45b−触媒
コンバータ79−マフラ71を経由して大気中へ放出さ
れる。
【0038】次に、機関冷却水Waの流れ経路について
説明する。燃焼式ヒータ1、エンジン本体33および車
室用ヒータ39は、機関冷却水の通る水管路を用いて連
結してある。詳しくは、燃焼式ヒータ1は、エンジン本
体3と車室用ヒータ39との間で水管路W1および水管
路W2を介して連結してある。また、車室用ヒータ39
とエンジン本体33とは、水管路W3を介して連結して
ある。
【0039】そして、エンジン本体33のウォータジャ
ケットにある機関冷却水Waは、まず水管路W1を介し
て燃焼式ヒータ1に入る。このとき機関冷却水は、熱媒
体通路19の熱媒体導入口19aから熱媒体通路19内
に入る。熱媒体通路19に入った機関冷却水Waは、そ
の後、燃焼室16周りをつまり隔壁14の外壁面全体を
巡るようにしながら熱媒体通路19の熱媒体排出口19
bに向けて進む。このときに燃焼式ヒータ1が作動して
いれば、機関冷却水Waは隔壁14を介して燃焼室16
から伝わる燃焼熱を受けて暖まる。暖まった機関冷却水
は、熱媒体排出口19bを経由してやがて水管路W2に
入る。水管路W2に入った機関冷却水は、水管路W2を
経由後、車室用ヒータ39に至る。車室用ヒータ39に
至った機関冷却水は前記車室内の温度を高めるための熱
風を車室用ヒータ39から出すために車室用ヒータ39
で熱交換され、その後水管路W3を経由してエンジン本
体33のウォータジャケットに戻る。その後は前記行程
を必要に応じて繰り返す。
【0040】このように、エンジン本体3,燃焼式ヒー
タ1および車室用ヒータ39を途中に介在させ、それら
を水管路W1〜W3で連結してなる一連の管路を冷却水
循環路Wという。
【0041】また、機関冷却水Waは、冷却水循環路W
に流れる以外に、熱媒体通路19から接続管20を介し
て保温壁12にも流れる。一方、図示の有無に拘わら
ず、エンジン31に含まれる各種センサや送風ファン1
0等はECU40に接続してある。そしてこれら各種セ
ンサの出力値に基づいて、ECU40は、エンジン本体
33は元より、燃焼式ヒータ1の開閉弁20aを作動し
て接続管20の開通と閉鎖を行う。また、ECU40に
より、前記温度T1およびT2の高低関係も比較判定す
る。
【0042】次に図4のフローチャートを参照しなが
ら、開閉弁20aの開閉作動制御実行ルーチンを述べ
る。このルーチンはエンジン1を作動する図示しない通
常のエンジン作動制御実行ルーチンの一部であり、以下
に述べるS101〜S105の各ステップからなる。各
ステップの処理はECU40が行う。
【0043】S101ではイグニッションキーをONに
する。S102では、温度センサ21により中空円筒壁
12内の機関冷却水Waの温度T2を検出する。また、
温度センサ18により熱媒体通路19の機関冷却水Wa
の温度T1を検出する。
【0044】S103では、温度T2が温度T1以上か
どうかを判定する。S103で肯定判定した場合、つま
りT2≧T1の場合はS104に進み、否定判定した場
合、つまりT2<T1の場合はS105に進む。
【0045】S104では、熱媒体通路19と中空円筒
壁12とを結ぶ接続管20の開閉弁20aを閉じる。そ
の後はS102に戻ってS102以降の前記処理を繰り
返す。
【0046】S105では、熱媒体通路19と中空円筒
壁12とを結ぶ接続管20の開閉弁20aを開く。その
後はS102に戻ってS102以降の前記処理を繰り返
す。次に実施形態の作用効果について説明する。
【0047】中空円筒壁12の貯溜部S内に機関冷却水
が入ると、中空円筒壁12の温度は、貯溜部Sに入って
いる機関冷却水の温度に応じた温度になる。つまり機関
冷却水Waは中空円筒壁12を暖める熱源ともなる。
【0048】また、中空円筒壁12は魔法瓶構造を採用
している。よって、中空円筒壁12の機関冷却水の温度
低下の防止と保温ができる。換言すれば中空円筒壁12
それ自体の温度低下の防止ができる。また、燃焼筒3は
中空円筒壁12で包み込まれている。そして、この状態
にある中空円筒壁12および燃焼筒3に燃料供給管5を
貫通させて燃焼筒3内に燃料供給管5を突き出してあ
る。したがって、燃料供給管5のうち中空円筒壁12と
交叉している部分5aは、中空円筒壁12の壁部12a
によって、換言すれば壁部12a内の貯溜部Sに含まれ
ている機関冷却水によって被われた状態になる。そし
て、中空円筒壁12は前記のごとく機関冷却水の温度に
応じた温度になるので、機関冷却水の温度が高ければ燃
料供給管5の温度、ひいては燃料供給管5の中の液化燃
料の温度を高めかつ保温する。したがって、燃焼式ヒー
タ自体の温度が低下する燃焼終了後であっても、燃料供
給管5の温度低下を長期間防止できる。よって、燃焼式
ヒータ1が一度燃焼を終えた後に行う次の着火時には、
燃焼筒3内に暖かい液化燃料4を供給できる。したがっ
て、暖かい液化燃料4が燃料気化部6で気化されれば、
気化した気化燃料4’も温度が高いのでグロープラグ8
による着火がし易い。また、中空円筒壁12で燃焼筒3
を包んでいるため燃焼筒3全体が冷えにくい。よって、
一層着火し易い。さらに、燃焼筒3の温度が下がり難い
とその周りの雰囲気温度も下がり難いため失火防止にも
なる。この結果、未燃ガスの発生割合を少なくできる。
【0049】このように、燃焼式ヒータ1にあっては、
その着火を容易にするために行う燃焼用燃料の保温を機
関冷却水Waの持つ熱を利用して行う。このため、燃焼
用燃料の保温を行うのに電気を用いていた従来技術とは
異なり、保温用に電力を消費しない。よって、バッテー
リーが長持ちする。
【0050】また、燃焼式ヒータ1をエンジン31に取
付けるにあたり、空気供給管7と燃焼ガス排出管11と
を用いて燃焼式ヒータ1を吸気管44に接続してある。
よって、燃焼用空気は空気供給管7を介して燃焼筒3内
に入り、燃焼筒3から排出される燃焼ガスは、燃焼ガス
排出管11を介して吸気管44に流れる。そして、吸気
管44に流れた燃焼ガスは、その後、温度高めの吸気と
して吸気管44経由でエンジン本体33のシリンダに至
り、燃焼ガスの持つ熱でシリンダを直接暖める。
【0051】さらに、燃焼式ヒータ1,エンジン本体3
3および車室用ヒータ39は、水路管W1,W2および
W3を用いて連結してある。よって、エンジン本体33
の機関冷却水は、前記水路管W1,W2およびW3を介
してエンジン本体33と燃焼式ヒータ1と車室用ヒータ
39との間を循環する。この循環中に機関冷却水Waは
燃焼式ヒータ1の燃焼熱で熱媒体として暖められ、この
暖められた機関冷却水Waは、エンジン本体33に戻
り、今度は機関冷却水Waがエンジン本体33を暖め
る。
【0052】このように燃焼式ヒータ1の燃焼ガスが直
接にまたは機関冷却水を介して間接に必要個所であるエ
ンジン本体33を昇温するので、暖機促進ができかつエ
ンジンの始動性が高まる。
【0053】また、機関冷却水を中空円筒壁12を暖め
る熱源としても利用しているので、機関冷却水をその本
来の役割り以外にも利用できて経済的である。さらに、
熱媒体通路19と保温壁12とを接続管20で接続し、
接続管20には保温壁12に含まれる機関冷却水の温度
T2に基づいて開閉する開閉弁20aを備えている。そ
して温度T2が熱媒体通路19を流れる機関冷却水の温
度T1以上のときは開閉弁20aが閉じ、温度T2が温
度T1よりも低いときは開閉弁20aを開く。よって、
温度T2が温度T1以上のときは、高温な機関冷却水が
保温壁12内に留まってそこから流出しないので、機関
冷却水および保温壁12の温度が下がりにくい。また、
温度T2が温度T1よりも低いときは、熱媒体通路19
にある高温な機関冷却水を保温壁12に導入するため、
保温壁12の温度を高められる。
【0054】このように保温壁12にある機関冷却水は
接続管20を介して保温壁12と熱媒体通路19との間
を流通する。この流通を行うに必要な機関冷却水Waを
流す流力は、エンジン31を始動したときの機関冷却水
Waの対流によるものである。なお、対流に加えてある
いは代わりに電動モータ等の適宜な循環装置を用いるこ
とで、保温壁12と熱媒体通路19との間で機関冷却水
Waを流してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃焼式ヒ
ータによれば、燃焼式ヒータの燃焼用燃料への着火を容
易にするために行う燃焼用燃料の保温を電気を用いて行
う必要がなく、よって電力消費が少なくても済む。ま
た、燃焼式ヒータへの着火を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る燃焼式ヒータの概略
断面図
【図2】図1のII-II線を含む仮想断面で切断し矢印方
向に見た一部省略断面図
【図3】本発明の燃焼式ヒータを内燃機関に適用した場
合を示す概略構成図
【図4】本発明の実施の形態に係る燃焼式ヒータに設け
た接続管の開閉作動制御実行ルーチンを示すフローチャ
ート
【符号の説明】
1…燃焼式ヒータ 3…燃焼筒 3a…燃焼筒3の外周面 4…液化燃料(燃料) 4’…気化燃料(燃料) 5…燃料供給管(燃料供給部) 5a…燃料供給管5のうち保温壁12と交叉している部
分 6…燃料気化部 7…空気供給管 8…グロープラグ(着火部) 10…送風ファン 11…燃焼ガス排出管(燃焼ガス排出部) 12…中空円筒体(保温部) 12a…壁部 14…隔壁 16…燃焼室(燃焼部) 18…温度センサ 19…熱媒体通路(熱伝達部) 19a…熱媒体導入口 19b…熱媒体排出口 20…接続管 20a…開閉弁 21…温度センサ 22…空気供給口 23…燃焼ガス排出口 31…エンジン 33…エンジン本体(必要個所) 35…吸気装置 37…排気装置 39…車室用ヒータ 40…ECU(温度比較手段) 43…エアクリーナ 44…吸気管 45…ターボチャージャ 45a…コンプレッサ 45b…タービン 49…インタークーラ 51…インテークマニホールド 71…マフラ 68…エキゾーストマニホールド 79…触媒コンバータ 72…排気管 A…外気 C1…吸気管44と空気供給管7との接続箇所 C2…吸気管44と燃焼ガス排出管11との接続箇所 F…火炎 F’…火種T1…熱媒体通路19を通る熱媒体Waの温
度 T2…保温壁12を流れる熱媒体Waの温度 S…貯溜部 W…冷却水循環路 W1…水管路 W2…水管路 W3…水管路 Wa…熱媒体(機関冷却水) a1…接続箇所C1で空気供給管7に分岐する空気 a1’…吸気管44を接続箇所C2に向かう空気 a2…燃焼ガス a3…燃焼ガス混入空気 a4…排気ガス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の燃焼を行う燃焼部と、 この燃焼部に燃料を供給する燃料供給部と、 この燃料供給部から供給された燃料に着火する着火部
    と、 燃料の燃焼により出る燃焼ガスを外部に排出する燃焼ガ
    ス排出部と、 この燃焼ガス排出部から燃焼ガスを排出するまでの間に
    前記燃焼ガスが持つ熱を受けて加熱される熱媒体と、 この熱媒体の流通する熱媒体通路とを有し、 この熱媒体通路から前記加熱した熱媒体を必要個所に向
    けて送ることでこの必要個所を昇温する燃焼式ヒータに
    おいて、 前記加熱された熱媒体を内包しかつ前記燃料供給部を被
    うことで前記燃料供給部を保温する保温部を有すること
    を特徴とする燃焼式ヒータ。
  2. 【請求項2】 前記燃焼部は、前記燃料供給部により供
    給した燃料に前記着火部による着火によって火炎を生じ
    この火炎の発生によって前記燃焼部の燃焼源となる燃焼
    筒を備え、前記保温部は、この燃焼筒を包むことを特徴
    とする請求項1記載の燃焼式ヒータ。
  3. 【請求項3】 前記保温部と前記熱媒体通路とを接続
    し、この接続途中に開閉弁を備え、 前記保温部に含まれる熱媒体の温度が前記熱媒体通路の
    熱媒体の温度以上のときは前記開閉弁を閉じ、 前記保温部に含まれている熱媒体の温度が前記熱媒体通
    路の熱媒体の温度よりも低いときは前記開閉弁を開くこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の燃焼式ヒータ。
  4. 【請求項4】 前記熱媒体通路に含まれる熱媒体の温度
    と前記保温部に含まれる熱媒体の温度との高低関係を温
    度比較手段によって判定することを特徴とする請求項3
    記載の燃焼式ヒータ。
  5. 【請求項5】 前記熱媒体通路と内燃機関のウォータジ
    ャケットとを連結し、ウォータジャケット内の機関冷却
    水を前記熱媒体として前記保温部に供給することを特徴
    とする請求項4記載の燃焼式ヒータ。
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