JP2000227149A - トラクションローラ式減速機 - Google Patents
トラクションローラ式減速機Info
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- JP2000227149A JP2000227149A JP11030067A JP3006799A JP2000227149A JP 2000227149 A JP2000227149 A JP 2000227149A JP 11030067 A JP11030067 A JP 11030067A JP 3006799 A JP3006799 A JP 3006799A JP 2000227149 A JP2000227149 A JP 2000227149A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動モータから伝動するトルクの高低にかか
わらず、トルクの伝動効率を高く維持して電力消費を極
力抑制すると同時に、部品点数の削減および加工費の削
減を図って、製造コストを低減すること。 【解決手段】 駆動軸12を外輪16に対して偏心して
配置し、駆動軸12の外周面と外輪16の内周面との径
方向間隔を周方向にわたって異ならせ、摩擦伝動時に、
駆動軸12の回転に伴って、ウェッジローラ13を周方
向であって径方向間隔の小さい方に移動して外輪16の
内周面に押圧するように構成すると共に、ガイドローラ
15の直径を径方向間隔の最大間隔に略等しく設定し、
このガイドローラ15を支持する支持軸等を必要とする
ことなく、ガイドローラ15を周方向に移動不能にして
いる。
わらず、トルクの伝動効率を高く維持して電力消費を極
力抑制すると同時に、部品点数の削減および加工費の削
減を図って、製造コストを低減すること。 【解決手段】 駆動軸12を外輪16に対して偏心して
配置し、駆動軸12の外周面と外輪16の内周面との径
方向間隔を周方向にわたって異ならせ、摩擦伝動時に、
駆動軸12の回転に伴って、ウェッジローラ13を周方
向であって径方向間隔の小さい方に移動して外輪16の
内周面に押圧するように構成すると共に、ガイドローラ
15の直径を径方向間隔の最大間隔に略等しく設定し、
このガイドローラ15を支持する支持軸等を必要とする
ことなく、ガイドローラ15を周方向に移動不能にして
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、扇風機、
洗濯機、自転車用駆動力補助装置など種々の用途に用い
ることができるトラクションローラ式減速機に関し、詳
しくは、電動モータから伝動するトルクの高低にかかわ
らず、トルクの伝動効率を高く維持して電力消費を極力
抑制すると同時に、部品点数の削減および加工費の削減
を図って、製造コストを低減したトラクションローラ式
減速機に関する。
洗濯機、自転車用駆動力補助装置など種々の用途に用い
ることができるトラクションローラ式減速機に関し、詳
しくは、電動モータから伝動するトルクの高低にかかわ
らず、トルクの伝動効率を高く維持して電力消費を極力
抑制すると同時に、部品点数の削減および加工費の削減
を図って、製造コストを低減したトラクションローラ式
減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自転車用駆動力補助装置は、一
般的には、バッテリーと、このバッテリーからの電力に
より駆動される電動モータと、この電動モータの駆動力
を減速してペダル軸に伝動する複数段の減速機とから構
成している。
般的には、バッテリーと、このバッテリーからの電力に
より駆動される電動モータと、この電動モータの駆動力
を減速してペダル軸に伝動する複数段の減速機とから構
成している。
【0003】この複数段の減速機の一つに、静粛性の観
点から、ローラにより駆動力を伝動するトラクションロ
ーラ式減速機を用いており、このトラクションローラ式
減速機は、電動モータの駆動軸からの駆動力を、この駆
動軸の径方向外方に配置した少なくとも3個のガイドロ
ーラを介して、これらガイドローラの径方向外方に配置
した外輪に摩擦伝動して、この外輪に同軸に設けた出力
軸から後段の減速機に出力するようにしている。
点から、ローラにより駆動力を伝動するトラクションロ
ーラ式減速機を用いており、このトラクションローラ式
減速機は、電動モータの駆動軸からの駆動力を、この駆
動軸の径方向外方に配置した少なくとも3個のガイドロ
ーラを介して、これらガイドローラの径方向外方に配置
した外輪に摩擦伝動して、この外輪に同軸に設けた出力
軸から後段の減速機に出力するようにしている。
【0004】また、自転車用駆動力補助装置では、ペダ
ルに加えられる乗員の踏力に電動モータの駆動力を補助
力として加えているが、坂道等での登坂走行時には、こ
の電動モータの駆動力が大きく、高いトルクを必要とす
る一方、平地等での定速走行時には、電動モータの駆動
力は小さく、そのトルクも低くて良いといったことがあ
る。
ルに加えられる乗員の踏力に電動モータの駆動力を補助
力として加えているが、坂道等での登坂走行時には、こ
の電動モータの駆動力が大きく、高いトルクを必要とす
る一方、平地等での定速走行時には、電動モータの駆動
力は小さく、そのトルクも低くて良いといったことがあ
る。
【0005】このように、トラクションローラ式減速機
には、高いトルクから低いトルクまで作用するが、トル
クの高低にかかわらず、トルクの伝動効率を高く維持
し、これにより、バッテリーの電力消費を極力抑制した
いといったことがある。
には、高いトルクから低いトルクまで作用するが、トル
クの高低にかかわらず、トルクの伝動効率を高く維持
し、これにより、バッテリーの電力消費を極力抑制した
いといったことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的なトラクション
ローラ式減速機においては、伝動するトルクが高い場合
には、ガイドローラと外輪の間に滑りが発生してトルク
の伝動効率が低下するといった虞れあるため、ガイドロ
ーラを外輪に押圧するように構成して、両者の間の滑り
を防止している。
ローラ式減速機においては、伝動するトルクが高い場合
には、ガイドローラと外輪の間に滑りが発生してトルク
の伝動効率が低下するといった虞れあるため、ガイドロ
ーラを外輪に押圧するように構成して、両者の間の滑り
を防止している。
【0007】しかし、伝動するトルクが低い場合、ガイ
ドローラと外輪の間に滑りが発生することは殆どない
が、上記のように、ガイドローラを外輪に押圧するよう
に構成すると、滑りが生じない状態にもかかわらず過大
な押圧力を付与することになるため、ガイドローラと外
輪の間の転がり抵抗が増大して、トルクの伝動効率をか
えって低下するといったことがある。
ドローラと外輪の間に滑りが発生することは殆どない
が、上記のように、ガイドローラを外輪に押圧するよう
に構成すると、滑りが生じない状態にもかかわらず過大
な押圧力を付与することになるため、ガイドローラと外
輪の間の転がり抵抗が増大して、トルクの伝動効率をか
えって低下するといったことがある。
【0008】したがって、トルクの高低にかかわらず、
トルクの伝動効率を高く維持するため、特願平9−01
5237号では、電動モータの駆動軸を外輪に対して偏
心して配置し、駆動軸の外周面と外輪の内周面との径方
向間隔を周方向にわたって異ならせると共に、入力軸の
回転に伴って、1個のガイドローラ(ウェッジローラ)
を周方向であって径方向間隔の小さい方に移動して、外
輪の内周面に押圧するように構成し、伝動するトルクの
大きさに対応して、1個のガイドローラ(ウェッジロー
ラ)が外輪の内周面を押圧する押圧力を変化させてい
る。
トルクの伝動効率を高く維持するため、特願平9−01
5237号では、電動モータの駆動軸を外輪に対して偏
心して配置し、駆動軸の外周面と外輪の内周面との径方
向間隔を周方向にわたって異ならせると共に、入力軸の
回転に伴って、1個のガイドローラ(ウェッジローラ)
を周方向であって径方向間隔の小さい方に移動して、外
輪の内周面に押圧するように構成し、伝動するトルクの
大きさに対応して、1個のガイドローラ(ウェッジロー
ラ)が外輪の内周面を押圧する押圧力を変化させてい
る。
【0009】これにより、トルクが高い場合には、ガイ
ドローラ(ウェッジローラ)を外輪の内周面に強く押圧
し、両者の滑りを防止して、伝動効率を高くしている一
方、トルクが低い場合には、ガイドローラ(ウェッジロ
ーラ)の外輪への押圧力を小さくして、転がり抵抗を極
力抑制し、伝動効率を高くしている。その結果、上記の
ように、トルクの高低にかかわらず、トルクの伝動効率
を高く維持して、バッテリーの電力消費を抑制してい
る。
ドローラ(ウェッジローラ)を外輪の内周面に強く押圧
し、両者の滑りを防止して、伝動効率を高くしている一
方、トルクが低い場合には、ガイドローラ(ウェッジロ
ーラ)の外輪への押圧力を小さくして、転がり抵抗を極
力抑制し、伝動効率を高くしている。その結果、上記の
ように、トルクの高低にかかわらず、トルクの伝動効率
を高く維持して、バッテリーの電力消費を抑制してい
る。
【0010】また、特願平9−015237号では、3
個のガイドローラのうち、1個のガイドローラ(ウェッ
ジローラ)は、上記のように、周方向に移動するように
構成しているが、残りの2個のガイドローラは、上記の
押圧力付与のためには、1個のガイドローラ(ウェッジ
ローラ)で十分であることから、周方向には、移動不能
に構成している。具体的には、これらのガイドローラを
回転自在に支持する支持軸の両端部をハウジングに固定
して、ガイドローラを周方向に移動不能にしている。
個のガイドローラのうち、1個のガイドローラ(ウェッ
ジローラ)は、上記のように、周方向に移動するように
構成しているが、残りの2個のガイドローラは、上記の
押圧力付与のためには、1個のガイドローラ(ウェッジ
ローラ)で十分であることから、周方向には、移動不能
に構成している。具体的には、これらのガイドローラを
回転自在に支持する支持軸の両端部をハウジングに固定
して、ガイドローラを周方向に移動不能にしている。
【0011】さらに、この特願平9−015237号に
開示したトラクションローラ式減速機は、上記のよう
に、バッテリーの電力消費の点では有効であるが、より
一層の部品点数の削減、加工費の削減を図って、製造コ
ストを一層低減したいといった要望がある。
開示したトラクションローラ式減速機は、上記のよう
に、バッテリーの電力消費の点では有効であるが、より
一層の部品点数の削減、加工費の削減を図って、製造コ
ストを一層低減したいといった要望がある。
【0012】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、電動モータから伝動するトルクの
高低にかかわらず、トルクの伝動効率を高く維持して電
力消費を極力抑制すると同時に、部品点数の削減および
加工費の削減を図って、製造コストを低減したトラクシ
ョンローラ式減速機を提供することを目的とする。
されたものであって、電動モータから伝動するトルクの
高低にかかわらず、トルクの伝動効率を高く維持して電
力消費を極力抑制すると同時に、部品点数の削減および
加工費の削減を図って、製造コストを低減したトラクシ
ョンローラ式減速機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明に係るトラクションローラ式減速機は、入力軸の
駆動力を、この入力軸の径方向外方に配置した少なくと
も3個のガイドローラを介して、これらガイドローラの
径方向外方に配置した外輪に摩擦伝動して、この外輪に
同軸に設けた出力軸から出力するようにしてなり、前記
入力軸を前記外輪に対して偏心して配置し、前記入力軸
の外周面と前記外輪の内周面との径方向間隔を周方向に
わたって異ならせると共に、摩擦伝動時、前記入力軸の
回転に伴って、少なくとも1個のガイドローラを周方向
であって前記径方向間隔の小さい方に移動して、前記外
輪の内周面に押圧する一方、この摩擦伝動時、残りのガ
イドローラを周方向に移動不能に維持するトラクション
ローラ式減速機において、前記周方向に移動不能に維持
するガイドローラのうち1個のガイドローラの直径を前
記径方向間隔の最大間隔に略等しく設定して、このガイ
ドローラをこの最大間隔の位置に配置したことを特徴と
するトラクションローラ式減速機。
本発明に係るトラクションローラ式減速機は、入力軸の
駆動力を、この入力軸の径方向外方に配置した少なくと
も3個のガイドローラを介して、これらガイドローラの
径方向外方に配置した外輪に摩擦伝動して、この外輪に
同軸に設けた出力軸から出力するようにしてなり、前記
入力軸を前記外輪に対して偏心して配置し、前記入力軸
の外周面と前記外輪の内周面との径方向間隔を周方向に
わたって異ならせると共に、摩擦伝動時、前記入力軸の
回転に伴って、少なくとも1個のガイドローラを周方向
であって前記径方向間隔の小さい方に移動して、前記外
輪の内周面に押圧する一方、この摩擦伝動時、残りのガ
イドローラを周方向に移動不能に維持するトラクション
ローラ式減速機において、前記周方向に移動不能に維持
するガイドローラのうち1個のガイドローラの直径を前
記径方向間隔の最大間隔に略等しく設定して、このガイ
ドローラをこの最大間隔の位置に配置したことを特徴と
するトラクションローラ式減速機。
【0014】このように、本発明によれば、入力軸を外
輪に対して偏心して配置し、入力軸の外周面と外輪の内
周面との径方向間隔を周方向にわたって異ならせると共
に、摩擦伝動時、入力軸の回転に伴って、少なくとも1
個のガイドローラを周方向であって前記径方向間隔の小
さい方に移動して、外輪の内周面に押圧するように構成
しているため、伝動するトルクの大きさに対応して、1
個のガイドローラを周方向に移動させて外輪の内周面を
押圧させ、この押圧力をトルクの大きさに応じて変化さ
せることができる。これにより、トルクが高い場合に
は、ガイドローラを外輪の内周面に強く押圧させ、両者
の滑りを防止して、伝動効率を高くできる一方、トルク
が低い場合には、ガイドローラの外輪への押圧力を小さ
くして、転がり抵抗を極力抑制し、伝動効率を高くで
き、その結果、トルクの高低にかかわらず、トルクの伝
動効率を高く維持して電力消費を抑制することができ
る。
輪に対して偏心して配置し、入力軸の外周面と外輪の内
周面との径方向間隔を周方向にわたって異ならせると共
に、摩擦伝動時、入力軸の回転に伴って、少なくとも1
個のガイドローラを周方向であって前記径方向間隔の小
さい方に移動して、外輪の内周面に押圧するように構成
しているため、伝動するトルクの大きさに対応して、1
個のガイドローラを周方向に移動させて外輪の内周面を
押圧させ、この押圧力をトルクの大きさに応じて変化さ
せることができる。これにより、トルクが高い場合に
は、ガイドローラを外輪の内周面に強く押圧させ、両者
の滑りを防止して、伝動効率を高くできる一方、トルク
が低い場合には、ガイドローラの外輪への押圧力を小さ
くして、転がり抵抗を極力抑制し、伝動効率を高くで
き、その結果、トルクの高低にかかわらず、トルクの伝
動効率を高く維持して電力消費を抑制することができ
る。
【0015】しかも、周方向に移動不能に維持するガイ
ドローラのうち1個のガイドローラの直径を、偏心した
入力軸の外周面と外輪の内周面との径方向間隔の最大間
隔に略等しく設定し、このガイドローラをこの最大間隔
の位置に配置しているため、ガイドローラを支持する支
持軸を必要とすることなく、ガイドローラを周方向に移
動不能にすることができる。そのため、この支持軸やこ
れに付随するケージ、ローラを不要にすることができ、
これにより、部品点数の削減および加工費の削減を図
り、製造コストを低減することができる。
ドローラのうち1個のガイドローラの直径を、偏心した
入力軸の外周面と外輪の内周面との径方向間隔の最大間
隔に略等しく設定し、このガイドローラをこの最大間隔
の位置に配置しているため、ガイドローラを支持する支
持軸を必要とすることなく、ガイドローラを周方向に移
動不能にすることができる。そのため、この支持軸やこ
れに付随するケージ、ローラを不要にすることができ、
これにより、部品点数の削減および加工費の削減を図
り、製造コストを低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
トラクションローラ式減速機を図面を参照しつつ説明す
る。
トラクションローラ式減速機を図面を参照しつつ説明す
る。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係るトラク
ションローラ式減速機を組み込んだ自転車用補助装置の
斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断
面図であり、図3は、図2のIII−III線に沿った
断面図であり、図4は、トルクと伝動効率の関係を示す
グラフである。
ションローラ式減速機を組み込んだ自転車用補助装置の
斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断
面図であり、図3は、図2のIII−III線に沿った
断面図であり、図4は、トルクと伝動効率の関係を示す
グラフである。
【0018】ペダル1には、クランク2を介してペダル
軸3が連結され、このペダル軸3には、かさ歯車4,5
の減速機が連結され、さらに、かさ歯車4,5の減速機
に、はすば歯車6,7の減速機が連結されている。
軸3が連結され、このペダル軸3には、かさ歯車4,5
の減速機が連結され、さらに、かさ歯車4,5の減速機
に、はすば歯車6,7の減速機が連結されている。
【0019】このはすば歯車6,7の減速機に、本実施
の形態に係るトラクションローラ式減速機8が連結さ
れ、このローラ式減速機8に、電動モータ9が連結され
ている。
の形態に係るトラクションローラ式減速機8が連結さ
れ、このローラ式減速機8に、電動モータ9が連結され
ている。
【0020】図2に示すように、トラクションローラ式
減速機8には、カバー10とハウジング11とが設けら
れ、カバー10には、電動モータ9の駆動軸12が回転
自在に支持されている。この駆動軸12は、後述する外
輪16および出力軸20に対してδだけ偏心して配置さ
れている。これにより、図3に示すように、駆動軸12
の外周面と外輪16の内周面との径方向間隔が周方向に
わたって不同にされている。
減速機8には、カバー10とハウジング11とが設けら
れ、カバー10には、電動モータ9の駆動軸12が回転
自在に支持されている。この駆動軸12は、後述する外
輪16および出力軸20に対してδだけ偏心して配置さ
れている。これにより、図3に示すように、駆動軸12
の外周面と外輪16の内周面との径方向間隔が周方向に
わたって不同にされている。
【0021】この駆動軸12の外周囲には、ウェッジロ
ーラ13、ガイドローラ14、およびガイドローラ15
が配置され、これらの外周囲に、内周面をこれらローラ
13〜15に接触して駆動力を伝動する外輪16が配置
されている。さらに、図2に示すように、ローラ13〜
15と外輪16の底部との間には、リング状の平板部材
17が介装されている。
ーラ13、ガイドローラ14、およびガイドローラ15
が配置され、これらの外周囲に、内周面をこれらローラ
13〜15に接触して駆動力を伝動する外輪16が配置
されている。さらに、図2に示すように、ローラ13〜
15と外輪16の底部との間には、リング状の平板部材
17が介装されている。
【0022】ウェッジローラ13には、支持軸13aが
通挿され、この支持軸13aの上端および下端は、カバ
ー10および平板部材17にそれぞれ形成された周方向
の係合溝18,19に係合されている。これにより、後
述するように、摩擦伝動時に、ウェッジローラ13の周
方向への移動が許容されている。
通挿され、この支持軸13aの上端および下端は、カバ
ー10および平板部材17にそれぞれ形成された周方向
の係合溝18,19に係合されている。これにより、後
述するように、摩擦伝動時に、ウェッジローラ13の周
方向への移動が許容されている。
【0023】ガイドローラ14にも、図3に示すよう
に、支持軸14aが通挿されているが、この支持軸14
aの上端および下端は、カバー10および平板部材17
にそれぞれ形成された孔(図示略)に固定され、これに
より、ガイドローラ14の周方向への移動が不能にされ
ている。
に、支持軸14aが通挿されているが、この支持軸14
aの上端および下端は、カバー10および平板部材17
にそれぞれ形成された孔(図示略)に固定され、これに
より、ガイドローラ14の周方向への移動が不能にされ
ている。
【0024】ガイドローラ15は、その直径が駆動軸1
2の外周面と外輪16の内周面との径方向間隔の最大間
隔に略等しく設定され、この最大間隔の位置に配置され
ている。そのため、ガイドローラ15は、幾何学上、径
方向間隔が小さくなる方向(即ち、周方向)には、移動
できないようになっている。
2の外周面と外輪16の内周面との径方向間隔の最大間
隔に略等しく設定され、この最大間隔の位置に配置され
ている。そのため、ガイドローラ15は、幾何学上、径
方向間隔が小さくなる方向(即ち、周方向)には、移動
できないようになっている。
【0025】外輪16の下部中心には、出力軸20が外
輪16に同軸に設けられ、はすば歯車7に嵌合されてい
る。
輪16に同軸に設けられ、はすば歯車7に嵌合されてい
る。
【0026】以上のように構成されているため、本実施
の形態に係るトラクションローラ式減速機は、以下のよ
うに作用する。
の形態に係るトラクションローラ式減速機は、以下のよ
うに作用する。
【0027】図3に示すように、電動モータ9の駆動軸
12が時計廻り(矢印A)方向に回転されると、ローラ
13〜15は、それぞれ、反時計廻り(矢印B)方向に
回転され、これに伴って、外輪16も、反時計廻り(矢
印C)方向に回転され、これにより、電動モータ9の駆
動力が減速されて出力軸20に摩擦伝動される。
12が時計廻り(矢印A)方向に回転されると、ローラ
13〜15は、それぞれ、反時計廻り(矢印B)方向に
回転され、これに伴って、外輪16も、反時計廻り(矢
印C)方向に回転され、これにより、電動モータ9の駆
動力が減速されて出力軸20に摩擦伝動される。
【0028】この摩擦伝動時、ウェッジローラ13は、
その支持軸13aが周方向の係合溝18,19に係合さ
れて周方向への移動が許容されていると共に、駆動軸1
2は、外輪16に対してδだけ偏心されて、駆動軸12
の外周面と外輪16の内周面との径方向間隔が周方向に
わたって不同にされている。
その支持軸13aが周方向の係合溝18,19に係合さ
れて周方向への移動が許容されていると共に、駆動軸1
2は、外輪16に対してδだけ偏心されて、駆動軸12
の外周面と外輪16の内周面との径方向間隔が周方向に
わたって不同にされている。
【0029】したがって、摩擦伝動時、ウェッジローラ
13は、駆動軸12の回転に伴って、図3の矢印D方向
(周方向)に移動される。このウェッジローラ13が矢
印D方向に移動するにつれて、駆動軸12と外輪16の
径方向間隔が小さくなっているため、ウェッジローラ1
3は、外輪16の内周面に徐々に押圧される。この時、
駆動軸12のトルクが大きい程、ウェッジローラ13の
移動量が大きく、ウェッジローラ13の外輪16への押
圧力が大きいため、この押圧力は、駆動軸12のトルク
の大きさに対応して変化する。
13は、駆動軸12の回転に伴って、図3の矢印D方向
(周方向)に移動される。このウェッジローラ13が矢
印D方向に移動するにつれて、駆動軸12と外輪16の
径方向間隔が小さくなっているため、ウェッジローラ1
3は、外輪16の内周面に徐々に押圧される。この時、
駆動軸12のトルクが大きい程、ウェッジローラ13の
移動量が大きく、ウェッジローラ13の外輪16への押
圧力が大きいため、この押圧力は、駆動軸12のトルク
の大きさに対応して変化する。
【0030】すなわち、伝動するトルクの大きさに対応
して、ウェッジローラ13が外輪16の内周面を押圧す
る押圧力を変化させているため、電動モータ9からペダ
ル軸3に伝動するトルクが大きい場合には、ウェッジロ
ーラ13を外輪16の内周面に強く押圧して、両者の滑
りを防止して、伝動効率を高くできる一方、トルクが小
さい場合には、ウェッジローラ13の外輪16への押圧
力が小さいため、転がり抵抗を抑制して、伝動効率を高
くすることができる。その結果、トルクの高低にかかわ
らず、トルクの伝動効率を高く維持して、バッテリーの
電力消費を抑制することができる。
して、ウェッジローラ13が外輪16の内周面を押圧す
る押圧力を変化させているため、電動モータ9からペダ
ル軸3に伝動するトルクが大きい場合には、ウェッジロ
ーラ13を外輪16の内周面に強く押圧して、両者の滑
りを防止して、伝動効率を高くできる一方、トルクが小
さい場合には、ウェッジローラ13の外輪16への押圧
力が小さいため、転がり抵抗を抑制して、伝動効率を高
くすることができる。その結果、トルクの高低にかかわ
らず、トルクの伝動効率を高く維持して、バッテリーの
電力消費を抑制することができる。
【0031】この時のトルクと伝動効率との関係を図4
に示す。丸印のプロットからなる曲線αは、本実施の形
態に係り、三角印のプロットからなる曲線βは、従来に
係るものである。このように、両者を比較すると、本実
施の形態のように、ウェッジローラ13を周方向に移動
することにより、常用トルク域において伝動効率を2〜
5%改善できる。
に示す。丸印のプロットからなる曲線αは、本実施の形
態に係り、三角印のプロットからなる曲線βは、従来に
係るものである。このように、両者を比較すると、本実
施の形態のように、ウェッジローラ13を周方向に移動
することにより、常用トルク域において伝動効率を2〜
5%改善できる。
【0032】さらに、本実施の形態では、ガイドローラ
15は、その直径が駆動軸12の外周面と外輪16の内
周面との径方向間隔の最大間隔に略等しく設定されて、
この最大間隔の位置に配置され、幾何学上、径方向間隔
が小さくなる方向(即ち、周方向)には、移動できない
ように構成されているため、ガイドローラ15を支持す
る支持軸を必要とすることなく、ガイドローラ15を周
方向に移動不能にすることができ、この支持軸やこれに
付随するケージ、ローラが不要であるため、部品点数の
削減および加工費の削減を図り、製造コストを低減する
ことができる。
15は、その直径が駆動軸12の外周面と外輪16の内
周面との径方向間隔の最大間隔に略等しく設定されて、
この最大間隔の位置に配置され、幾何学上、径方向間隔
が小さくなる方向(即ち、周方向)には、移動できない
ように構成されているため、ガイドローラ15を支持す
る支持軸を必要とすることなく、ガイドローラ15を周
方向に移動不能にすることができ、この支持軸やこれに
付随するケージ、ローラが不要であるため、部品点数の
削減および加工費の削減を図り、製造コストを低減する
ことができる。
【0033】次に、図5に、変形例に係るトラクション
ローラ式減速機を示す。本変形例でも、ガイドローラ1
5は、その直径が駆動軸12の外周面と外輪16の内周
面との径方向間隔の最大間隔に略等しく設定されて、こ
の最大間隔の位置に配置されているため、支持軸を必要
とすることなく、ガイドローラ15を周方向に移動不能
にすることができる。
ローラ式減速機を示す。本変形例でも、ガイドローラ1
5は、その直径が駆動軸12の外周面と外輪16の内周
面との径方向間隔の最大間隔に略等しく設定されて、こ
の最大間隔の位置に配置されているため、支持軸を必要
とすることなく、ガイドローラ15を周方向に移動不能
にすることができる。
【0034】特に、本変形例では、ガイドローラ15
は、その内部が中空に形成されているため、軽量化を図
ることができると共に、転動面の摩擦抵抗を低減するこ
とができる。
は、その内部が中空に形成されているため、軽量化を図
ることができると共に、転動面の摩擦抵抗を低減するこ
とができる。
【0035】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。
定されず、種々変形可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力軸を外輪に対して偏心して配置し、入力軸の外周面
と外輪の内周面との径方向間隔を周方向にわたって異な
らせると共に、摩擦伝動時、入力軸の回転に伴って、少
なくとも1個のガイドローラを周方向であって前記径方
向間隔の小さい方に移動して、外輪の内周面に押圧する
ように構成しているため、トルクの高低にかかわらず、
トルクの伝動効率を高く維持して電力消費を抑制するこ
とができる。
入力軸を外輪に対して偏心して配置し、入力軸の外周面
と外輪の内周面との径方向間隔を周方向にわたって異な
らせると共に、摩擦伝動時、入力軸の回転に伴って、少
なくとも1個のガイドローラを周方向であって前記径方
向間隔の小さい方に移動して、外輪の内周面に押圧する
ように構成しているため、トルクの高低にかかわらず、
トルクの伝動効率を高く維持して電力消費を抑制するこ
とができる。
【0037】しかも、周方向に移動不能に維持するガイ
ドローラのうち1個のガイドローラの直径を、偏心した
入力軸の外周面と外輪の内周面との径方向間隔の最大間
隔に略等しく設定し、このガイドローラをこの最大間隔
の位置に配置しているため、ガイドローラを支持する支
持軸を必要とすることなく、ガイドローラを周方向に移
動不能にすることができる。そのため、この支持軸やこ
れに付随するケージ、ローラを不要にすることができ、
これにより、部品点数の削減および加工費の削減を図
り、製造コストを低減することができる。
ドローラのうち1個のガイドローラの直径を、偏心した
入力軸の外周面と外輪の内周面との径方向間隔の最大間
隔に略等しく設定し、このガイドローラをこの最大間隔
の位置に配置しているため、ガイドローラを支持する支
持軸を必要とすることなく、ガイドローラを周方向に移
動不能にすることができる。そのため、この支持軸やこ
れに付随するケージ、ローラを不要にすることができ、
これにより、部品点数の削減および加工費の削減を図
り、製造コストを低減することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るトラクションローラ
式減速機を組み込んだ自転車用補助装置の斜視図。
式減速機を組み込んだ自転車用補助装置の斜視図。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図。
【図4】トルクと伝動効率の関係を示すグラフ。
【図5】本実施の形態の変形例に係り、図3に対応した
断面図。
断面図。
1 ペダル 2 クランク 3 ペダル軸 4,5 かさ歯車 6,7 はすば歯車 8 トラクションローラ式減速機 9 電動モータ 10 カバー 11 ハウジング 12 駆動軸(入力軸) 13 ウェッジローラ(ガイドローラ) 13a 支持軸 14 ガイドローラ 14a 支持軸 15 ガイドローラ 16 外輪 17 平板部材 18,19 周方向の係合溝 20 出力軸
Claims (1)
- 【請求項1】入力軸の駆動力を、この入力軸の径方向外
方に配置した少なくとも3個のガイドローラを介して、
これらガイドローラの径方向外方に配置した外輪に摩擦
伝動して、この外輪に同軸に設けた出力軸から出力する
ようにしてなり、 前記入力軸を前記外輪に対して偏心して配置し、前記入
力軸の外周面と前記外輪の内周面との径方向間隔を周方
向にわたって異ならせると共に、 摩擦伝動時、前記入力軸の回転に伴って、少なくとも1
個のガイドローラを周方向であって前記径方向間隔の小
さい方に移動して、前記外輪の内周面に押圧する一方、
この摩擦伝動時、残りのガイドローラを周方向に移動不
能に維持するトラクションローラ式減速機において、 前記周方向に移動不能に維持するガイドローラのうち1
個のガイドローラの直径を前記径方向間隔の最大間隔に
略等しく設定して、このガイドローラをこの最大間隔の
位置に配置したことを特徴とするトラクションローラ式
減速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030067A JP2000227149A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | トラクションローラ式減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030067A JP2000227149A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | トラクションローラ式減速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000227149A true JP2000227149A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12293481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11030067A Withdrawn JP2000227149A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | トラクションローラ式減速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000227149A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008114851A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Atushi Ota | 歳差運動歯車減速機 |
| US11368071B2 (en) | 2018-03-21 | 2022-06-21 | Dyson Technology Limited | Electric drive |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP11030067A patent/JP2000227149A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008114851A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Atushi Ota | 歳差運動歯車減速機 |
| US11368071B2 (en) | 2018-03-21 | 2022-06-21 | Dyson Technology Limited | Electric drive |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060509 |