JP2000227422A - 渦流探傷法 - Google Patents
渦流探傷法Info
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- JP2000227422A JP2000227422A JP11029787A JP2978799A JP2000227422A JP 2000227422 A JP2000227422 A JP 2000227422A JP 11029787 A JP11029787 A JP 11029787A JP 2978799 A JP2978799 A JP 2978799A JP 2000227422 A JP2000227422 A JP 2000227422A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リフトオフの変動や雑音磁束の影響を受けに
くく、欠陥検出性能の高い渦流探傷方法を提供する。 【解決手段】 渦流プローブ5aを励磁する交流電源6
aの周波数f1は低く、渦流プローブ5bを励磁する交
流電源6bの周波数f2は高くしておく。これにより、
渦流プローブ5aからは、薄鋼板1の表面近傍から発生
するノイズと共に、内部欠陥8によって発生する信号が
検出される。それに対し、渦流プローブ5bからは、内
部欠陥8によって発生する信号は検出されないか検出さ
れても小さく、主として薄鋼板1の表面近傍から発生す
るノイズが検出される。よって、これらの信号同士を演
算することにより、ノイズ成分を除去し、S/N比を上
げることができる。
くく、欠陥検出性能の高い渦流探傷方法を提供する。 【解決手段】 渦流プローブ5aを励磁する交流電源6
aの周波数f1は低く、渦流プローブ5bを励磁する交
流電源6bの周波数f2は高くしておく。これにより、
渦流プローブ5aからは、薄鋼板1の表面近傍から発生
するノイズと共に、内部欠陥8によって発生する信号が
検出される。それに対し、渦流プローブ5bからは、内
部欠陥8によって発生する信号は検出されないか検出さ
れても小さく、主として薄鋼板1の表面近傍から発生す
るノイズが検出される。よって、これらの信号同士を演
算することにより、ノイズ成分を除去し、S/N比を上
げることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属被検体に交流磁
界を印加し、それによって発生する渦電流に起因する磁
場の、金属被検体の内部に存在する欠陥による変動を金
属被検体の表面近傍に配置された磁気センサで検出する
ことによって、欠陥を探傷する渦流探傷方法に関するも
のであり、さらに詳しくは、欠陥の検出性能(S/N
比)を向上させた渦流探傷法に関するものである。
界を印加し、それによって発生する渦電流に起因する磁
場の、金属被検体の内部に存在する欠陥による変動を金
属被検体の表面近傍に配置された磁気センサで検出する
ことによって、欠陥を探傷する渦流探傷方法に関するも
のであり、さらに詳しくは、欠陥の検出性能(S/N
比)を向上させた渦流探傷法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄のような強磁性体の内部に存在する欠
陥を検出する方法として、渦流探傷法が広く用いられて
いる。その例として、製鉄プラントにおける検査ライン
に組み込まれている渦流探傷装置の構成の例を図7に示
す。
陥を検出する方法として、渦流探傷法が広く用いられて
いる。その例として、製鉄プラントにおける検査ライン
に組み込まれている渦流探傷装置の構成の例を図7に示
す。
【0003】製品検査ラインを搬送ローラ12、13に
より、ほぼ一定速度Vで搬送されるたとえば薄鋼帯等の
金属被検体11の搬送路に沿って渦流探傷装置14が配
設されている。この渦流探傷装置14は、走行状態の金
属被検体11表面近傍に配設された渦流プローブ(コイ
ル)15と渦流プローブ15に交流電流を供給する交流
電流源16と渦流プローブ15からの検出信号に基づい
て金属被検体11の内部または表面の欠陥18を検出す
る信号処理装置17とで構成されている。
より、ほぼ一定速度Vで搬送されるたとえば薄鋼帯等の
金属被検体11の搬送路に沿って渦流探傷装置14が配
設されている。この渦流探傷装置14は、走行状態の金
属被検体11表面近傍に配設された渦流プローブ(コイ
ル)15と渦流プローブ15に交流電流を供給する交流
電流源16と渦流プローブ15からの検出信号に基づい
て金属被検体11の内部または表面の欠陥18を検出す
る信号処理装置17とで構成されている。
【0004】金属被検体11に欠陥18が存在すると、
この欠陥18に起因して金属被検体11の渦電流、ひい
てはそれにより発生する磁場が乱される。渦流プローブ
15はこの磁場の変化を検出する。磁場変化によって生
じる信号の強さは欠陥18の大きさに対応するので、渦
流プローブ15の検出信号の信号レベルで欠陥18の大
きさが評価できる。
この欠陥18に起因して金属被検体11の渦電流、ひい
てはそれにより発生する磁場が乱される。渦流プローブ
15はこの磁場の変化を検出する。磁場変化によって生
じる信号の強さは欠陥18の大きさに対応するので、渦
流プローブ15の検出信号の信号レベルで欠陥18の大
きさが評価できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
金属被検体の欠陥検出においては、渦流プローブの検出
信号の信号レベルによって欠陥を検出していた。しかし
ながら、渦流プローブによって検出される磁気的な信号
は、上記の欠陥に起因する渦電流の乱れに起因するもの
だけではなく、さまざまな要因により変化する。たとえ
ば、センサと欠陥の距離(リフトオフ)の変動により、
金属被検体中に発生する渦電流の強さ、分布が変化する
と同時に、渦電流によって発生する磁場を検出する際に
もセンサと金属被検体との相対的な位置が異なること
で、センサにより検出される磁気的信号が変化する。こ
のような、リフトオフ変動によって発生する信号はノイ
ズとなり、検出能を低下させることとなる。
金属被検体の欠陥検出においては、渦流プローブの検出
信号の信号レベルによって欠陥を検出していた。しかし
ながら、渦流プローブによって検出される磁気的な信号
は、上記の欠陥に起因する渦電流の乱れに起因するもの
だけではなく、さまざまな要因により変化する。たとえ
ば、センサと欠陥の距離(リフトオフ)の変動により、
金属被検体中に発生する渦電流の強さ、分布が変化する
と同時に、渦電流によって発生する磁場を検出する際に
もセンサと金属被検体との相対的な位置が異なること
で、センサにより検出される磁気的信号が変化する。こ
のような、リフトオフ変動によって発生する信号はノイ
ズとなり、検出能を低下させることとなる。
【0006】また、渦流プローブの信号には、金属被検
体における局部的な磁気的、電気的特性変化、むらなど
に起因する金属被検体外部の磁束分布の乱れや表面粗さ
により生じる磁場の乱れによる信号が含まれる場合があ
る。これらの信号は、欠陥検出という観点からすれば、
不要な磁束(雑音磁束)であり、検出能を劣化させるこ
とになる。
体における局部的な磁気的、電気的特性変化、むらなど
に起因する金属被検体外部の磁束分布の乱れや表面粗さ
により生じる磁場の乱れによる信号が含まれる場合があ
る。これらの信号は、欠陥検出という観点からすれば、
不要な磁束(雑音磁束)であり、検出能を劣化させるこ
とになる。
【0007】このような前者のリフトオフ変動への対策
としては、たとえば特開昭61−2065号公報に、リ
フトオフ変動に伴う信号変化の影響をなくすため、位相
弁別を使用する方法が述べられている。しかしながら、
後者の「雑音磁束」は、このような方法では低減するこ
とはできない。
としては、たとえば特開昭61−2065号公報に、リ
フトオフ変動に伴う信号変化の影響をなくすため、位相
弁別を使用する方法が述べられている。しかしながら、
後者の「雑音磁束」は、このような方法では低減するこ
とはできない。
【0008】雑音磁束への対策に関しては、雑音磁束に
よる影響を避けるため、位相検波を行った後、欠陥に起
因する信号と雑音磁束に起因する信号とで周波数が異な
ることを利用して欠陥を判断する方法が用いられること
がある。
よる影響を避けるため、位相検波を行った後、欠陥に起
因する信号と雑音磁束に起因する信号とで周波数が異な
ることを利用して欠陥を判断する方法が用いられること
がある。
【0009】図8は欠陥信号と、雑音磁束を位相検波し
た後の信号の周波数特性の測定結果の一例を示す図であ
る。すなわち、図8は、薄鋼板を一定速度で走行させた
状態において、欠陥に起因する漏洩磁束を磁気センサで
検出した場合の欠陥信号の周波数特性と雑音磁束を磁気
センサにより検出した場合の周波数特性を例示してい
る。
た後の信号の周波数特性の測定結果の一例を示す図であ
る。すなわち、図8は、薄鋼板を一定速度で走行させた
状態において、欠陥に起因する漏洩磁束を磁気センサで
検出した場合の欠陥信号の周波数特性と雑音磁束を磁気
センサにより検出した場合の周波数特性を例示してい
る。
【0010】図8からもわかるように、一般に欠陥信号
の方が雑音磁束よりも高い周波数分布を持っている。そ
こで、信号処理装置に遮断周波数fを有するハイパスフ
ィルタを組み込み、磁気センサから当該信号処理装置に
出力された検出信号の内、欠陥信号を雑音磁束に比べて
相対的に強調して抽出することが可能である。
の方が雑音磁束よりも高い周波数分布を持っている。そ
こで、信号処理装置に遮断周波数fを有するハイパスフ
ィルタを組み込み、磁気センサから当該信号処理装置に
出力された検出信号の内、欠陥信号を雑音磁束に比べて
相対的に強調して抽出することが可能である。
【0011】しかし、欠陥信号の周波数特性と雑音磁束
の周波数特性は重なり合う部分もあるため、検出すべき
欠陥が小さくて欠陥信号のレベルが小さい場合や、雑音
磁束が大きい場合には、たとえ欠陥信号を周波数弁別し
たとしても、欠陥を検出できるレベルまで、雑音磁束の
信号レベルを低減することは困難である。
の周波数特性は重なり合う部分もあるため、検出すべき
欠陥が小さくて欠陥信号のレベルが小さい場合や、雑音
磁束が大きい場合には、たとえ欠陥信号を周波数弁別し
たとしても、欠陥を検出できるレベルまで、雑音磁束の
信号レベルを低減することは困難である。
【0012】本発明は、以上のような実状に鑑みてなさ
れたもので、金属被検体に交流磁界を印加し、それによ
って発生する渦電流に起因する磁場の、前記金属被検体
の内部に存在する欠陥による変動を、前記金属被検体の
表面近傍に配置された磁気センサで検出することによっ
て、欠陥を探傷する渦流探傷方法であって、リフトオフ
の変動や雑音磁束の影響を受けにくく、欠陥検出性能の
高い渦流探傷方法を提供することを課題とする。
れたもので、金属被検体に交流磁界を印加し、それによ
って発生する渦電流に起因する磁場の、前記金属被検体
の内部に存在する欠陥による変動を、前記金属被検体の
表面近傍に配置された磁気センサで検出することによっ
て、欠陥を探傷する渦流探傷方法であって、リフトオフ
の変動や雑音磁束の影響を受けにくく、欠陥検出性能の
高い渦流探傷方法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、金属被検体に交流磁界を印加し、それ
によって発生する渦電流に起因する磁場の、前記金属被
検体の内部に存在する欠陥による変動を、前記金属被検
体の表面近傍に配置された磁気センサで検出することに
よって、欠陥を探傷する渦流探傷方法であって、異なる
励磁周波数で測定を行い、その異なる条件での測定信号
同士を演算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を行
うことを特徴とする渦流探傷方法(請求項1)である。
の第1の手段は、金属被検体に交流磁界を印加し、それ
によって発生する渦電流に起因する磁場の、前記金属被
検体の内部に存在する欠陥による変動を、前記金属被検
体の表面近傍に配置された磁気センサで検出することに
よって、欠陥を探傷する渦流探傷方法であって、異なる
励磁周波数で測定を行い、その異なる条件での測定信号
同士を演算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を行
うことを特徴とする渦流探傷方法(請求項1)である。
【0014】本手段により欠陥検出能向上を図ることが
できる理由を述べるため、まず雑音磁束の性質について
説明する。以下は厚さ1mmの鋼板での調査結果例であ
る。鋼板の表面より、歪みが入らないよう化学的に少し
ずつ削っていき、雑音磁束レベルの変化を調べたとこ
ろ、図2に示すように雑音磁束は徐々に小さくなってい
き、表層20μmほど削ったところで、削る前の状態の半
分以下になることがわかった。つまり、雑音磁束の主要
な源は表層にあることが判明した。この理由としては、
例えば表面の粗さに起因して磁気的信号が変動するこ
と、及び、鋼板製造時に表面から冷却されることにより
生じる表層組織の局所的なばらつきなどにより磁気的性
質のむらが表面に集中して生じることによるものと考え
られる。このような現象はここで使用したサンプル以外
でも見られ、雑音磁束が持つ性質の一つと考えることが
できる。
できる理由を述べるため、まず雑音磁束の性質について
説明する。以下は厚さ1mmの鋼板での調査結果例であ
る。鋼板の表面より、歪みが入らないよう化学的に少し
ずつ削っていき、雑音磁束レベルの変化を調べたとこ
ろ、図2に示すように雑音磁束は徐々に小さくなってい
き、表層20μmほど削ったところで、削る前の状態の半
分以下になることがわかった。つまり、雑音磁束の主要
な源は表層にあることが判明した。この理由としては、
例えば表面の粗さに起因して磁気的信号が変動するこ
と、及び、鋼板製造時に表面から冷却されることにより
生じる表層組織の局所的なばらつきなどにより磁気的性
質のむらが表面に集中して生じることによるものと考え
られる。このような現象はここで使用したサンプル以外
でも見られ、雑音磁束が持つ性質の一つと考えることが
できる。
【0015】さて、雑音磁束主要部は表層部にその源を
持つとして、内部欠陥は一般にそれよりも深い位置にあ
る。励磁周波数の異なる2種の測定条件にて、雑音磁束
と欠陥信号レベルの挙動を考えるとどのようなことが起
こるかを以下に述べる。
持つとして、内部欠陥は一般にそれよりも深い位置にあ
る。励磁周波数の異なる2種の測定条件にて、雑音磁束
と欠陥信号レベルの挙動を考えるとどのようなことが起
こるかを以下に述べる。
【0016】鋼などの導電体に交流磁束を印加すると、
表皮効果により導電体に浸透する磁束は深くなればなる
ほど弱くなっていく。そのため深いところにある信号源
ほど検出信号レベルが弱められることになる。この現象
は励磁周波数が高いほど顕著に現れる。たとえば、低い
励磁周波数として、欠陥が十分に検出される周波数を選
び、また高い励磁周波数として低い励磁周波数の場合と
比べ、表層にその源を持つ雑音磁束が深い位置にある欠
陥からの信号よりも相対的に強調されるような周波数を
選ぶことができる。
表皮効果により導電体に浸透する磁束は深くなればなる
ほど弱くなっていく。そのため深いところにある信号源
ほど検出信号レベルが弱められることになる。この現象
は励磁周波数が高いほど顕著に現れる。たとえば、低い
励磁周波数として、欠陥が十分に検出される周波数を選
び、また高い励磁周波数として低い励磁周波数の場合と
比べ、表層にその源を持つ雑音磁束が深い位置にある欠
陥からの信号よりも相対的に強調されるような周波数を
選ぶことができる。
【0017】その例を図3に示す。図3は横軸に励磁周
波数(探傷周波数)、縦軸に欠陥信号レベルとノイズレ
ベルの比(S/N比)をとったもので、励磁周波数を上
げていくと、欠陥信号が雑音磁束信号に比べて小さくな
っていくのが見て取れる。欠陥信号と雑音磁束の磁化レ
ベルの変化は、上記原理に従い、図3に示すように差が
生じるため、適当な2種の励磁周波数条件をえらび、そ
の2種の条件から得られたサンプル上の同じ位置に対応
する信号同士の適当な演算を行うことで、2種の測定条
件に共通に大きく存在する雑音磁束を低減し、欠陥信号
を相対的に強めることができる。演算としては、欠陥信
号、雑音ノイズの性質に応じて検出能が向上できるよう
適当なものを選択すればよい。
波数(探傷周波数)、縦軸に欠陥信号レベルとノイズレ
ベルの比(S/N比)をとったもので、励磁周波数を上
げていくと、欠陥信号が雑音磁束信号に比べて小さくな
っていくのが見て取れる。欠陥信号と雑音磁束の磁化レ
ベルの変化は、上記原理に従い、図3に示すように差が
生じるため、適当な2種の励磁周波数条件をえらび、そ
の2種の条件から得られたサンプル上の同じ位置に対応
する信号同士の適当な演算を行うことで、2種の測定条
件に共通に大きく存在する雑音磁束を低減し、欠陥信号
を相対的に強めることができる。演算としては、欠陥信
号、雑音ノイズの性質に応じて検出能が向上できるよう
適当なものを選択すればよい。
【0018】また、リフトオフ変動による磁気センサー
信号変化に対しても、測定条件の異なる信号を演算する
ときに消去され、結果としてリフトオフ変動の影響を小
さくすることができる。
信号変化に対しても、測定条件の異なる信号を演算する
ときに消去され、結果としてリフトオフ変動の影響を小
さくすることができる。
【0019】なお、ここでは2種の励磁周波数条件を用
いる場合について述べたが、3種以上の励磁周波数条件
で測定を行い、その結果の測定対象の同じ位置に対応す
るデータを演算する場合にも同様の考え方、方法により
欠陥検出能向上が図れることはいうまでもない。
いる場合について述べたが、3種以上の励磁周波数条件
で測定を行い、その結果の測定対象の同じ位置に対応す
るデータを演算する場合にも同様の考え方、方法により
欠陥検出能向上が図れることはいうまでもない。
【0020】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、より低周波の励磁周波数での
測定値から、より高周波の励磁周波数での測定値を重み
を付けて減算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を
行うことを特徴とするもの(請求項2)である。
前記第1の手段であって、より低周波の励磁周波数での
測定値から、より高周波の励磁周波数での測定値を重み
を付けて減算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を
行うことを特徴とするもの(請求項2)である。
【0021】雑音磁束信号の大きさは、高周波の励磁周
波数を用いる場合においても、低周波の励磁周波数を用
いる場合においても、それほど大きく変化しない。それ
に対し、前述のように、内部欠陥に起因する磁束信号の
大きさは、励磁周波数により大きく変化する。本手段に
おいては、この性質を利用して、低周波で探傷を行った
場合の測定値から、高周波で探傷を行った場合の測定値
を、重みを付けて減算することにより、両方に共通に含
まれる雑音磁束信号を消去するようにしている。これに
より、ほぼ内部欠陥に起因する磁束信号のみが残って検
出信号として現れるので、大きなS/N比で内部欠陥を
検出することができる。
波数を用いる場合においても、低周波の励磁周波数を用
いる場合においても、それほど大きく変化しない。それ
に対し、前述のように、内部欠陥に起因する磁束信号の
大きさは、励磁周波数により大きく変化する。本手段に
おいては、この性質を利用して、低周波で探傷を行った
場合の測定値から、高周波で探傷を行った場合の測定値
を、重みを付けて減算することにより、両方に共通に含
まれる雑音磁束信号を消去するようにしている。これに
より、ほぼ内部欠陥に起因する磁束信号のみが残って検
出信号として現れるので、大きなS/N比で内部欠陥を
検出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る渦流
探傷法実施する装置の概要を示す図であり、薄鋼板の内
部介在物探傷に適用する例を示すものである。図1にお
いて、1は薄鋼板、2、3は搬送ロール、4は渦流探傷
装置、5a、5bは交流磁化器と磁気センサーを兼ねた
渦流プローブ、6a、6bは交流電源、7は信号処理装
置、8は内部欠陥である。
図を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る渦流
探傷法実施する装置の概要を示す図であり、薄鋼板の内
部介在物探傷に適用する例を示すものである。図1にお
いて、1は薄鋼板、2、3は搬送ロール、4は渦流探傷
装置、5a、5bは交流磁化器と磁気センサーを兼ねた
渦流プローブ、6a、6bは交流電源、7は信号処理装
置、8は内部欠陥である。
【0023】この製品検査ラインでは、鋼板1の搬送路
に沿って渦流探傷装置4が設置されている。この渦流探
傷装置4は、主に渦流プローブ5a、5b及び信号処理
装置7によって構成されている。渦流プローブ5a、5
bは、それぞれ交流電源6a(周波数f1)、6b(周
波数f2)により励磁される。この渦流プローブ5a、
5bと鋼板1との距離であるリフトオフの値は双方とも
同じでLである。
に沿って渦流探傷装置4が設置されている。この渦流探
傷装置4は、主に渦流プローブ5a、5b及び信号処理
装置7によって構成されている。渦流プローブ5a、5
bは、それぞれ交流電源6a(周波数f1)、6b(周
波数f2)により励磁される。この渦流プローブ5a、
5bと鋼板1との距離であるリフトオフの値は双方とも
同じでLである。
【0024】なお、図示していないが、測定対象が強磁
性体の場合には、各渦流プローブ5a、5bに対応して
直流磁化器を設け、直流バイアス磁界を加えることによ
り薄鋼板1を磁気飽和レベルまで磁化して微分透磁率を
小さくし、渦電流の浸透深さを深くすると共に、薄鋼板
1の材質の変化による影響を少なくすることが望まし
い。
性体の場合には、各渦流プローブ5a、5bに対応して
直流磁化器を設け、直流バイアス磁界を加えることによ
り薄鋼板1を磁気飽和レベルまで磁化して微分透磁率を
小さくし、渦電流の浸透深さを深くすると共に、薄鋼板
1の材質の変化による影響を少なくすることが望まし
い。
【0025】たとえば、渦流プローブ5aを励磁する交
流電源6aの周波数f1は低く、渦流プローブ5bを励
磁する交流電源6bの周波数f2は高くしておく。これ
により、渦流プローブ5aからは、薄鋼板1の表面近傍
から発生するノイズと共に、内部欠陥8によって発生す
る信号が検出される。それに対し、渦流プローブ5bか
らは、内部欠陥8によって発生する信号は検出されない
か検出されても小さく、主として薄鋼板1の表面近傍か
ら発生するノイズが検出される。
流電源6aの周波数f1は低く、渦流プローブ5bを励
磁する交流電源6bの周波数f2は高くしておく。これ
により、渦流プローブ5aからは、薄鋼板1の表面近傍
から発生するノイズと共に、内部欠陥8によって発生す
る信号が検出される。それに対し、渦流プローブ5bか
らは、内部欠陥8によって発生する信号は検出されない
か検出されても小さく、主として薄鋼板1の表面近傍か
ら発生するノイズが検出される。
【0026】渦流プローブ5a、5bで検出された磁気
信号(交流)の振幅を求めるため、交流電源6a、6b
の出力からの参照信号を使用して、信号処理装置7によ
り位相検波処理が施されるが、これは渦流探傷法におけ
る常套手段であるので、その説明を省略する。さらに、
位相検波後の信号について、信号信号処理装置7により
鋼板上の同一位置からの信号同士で演算をし、雑音磁束
を低減し、相対的に欠陥信号を強調しS/N向上がなさ
れる。
信号(交流)の振幅を求めるため、交流電源6a、6b
の出力からの参照信号を使用して、信号処理装置7によ
り位相検波処理が施されるが、これは渦流探傷法におけ
る常套手段であるので、その説明を省略する。さらに、
位相検波後の信号について、信号信号処理装置7により
鋼板上の同一位置からの信号同士で演算をし、雑音磁束
を低減し、相対的に欠陥信号を強調しS/N向上がなさ
れる。
【0027】例えば、位相検波後の渦流プローブ5aの
信号をVa(t)、渦流プローブ5bの信号をVb(t)とする
と、 V(t)=Va(t)−k・Vb(t) として、検出信号を演算する。ここでkは定数であり、
Va(t)とVb(t)に含まれる雑音磁束を消去するように、実
験的に求められる。実際には、渦流プローブ5aと渦流
プローブ5bの距離が離れているので、上記の式におい
ては、渦流プローブ5aの位置から渦流プローブ5bの
位置まで薄鋼板1が走行する時間だけ、信号Va(t)を遅
延させたものを使用することになる。なお、リフトオフ
Lは必ずしも、渦流プローブ5a、5bで同じである必
要はなく、相互に異なっていてもよい。
信号をVa(t)、渦流プローブ5bの信号をVb(t)とする
と、 V(t)=Va(t)−k・Vb(t) として、検出信号を演算する。ここでkは定数であり、
Va(t)とVb(t)に含まれる雑音磁束を消去するように、実
験的に求められる。実際には、渦流プローブ5aと渦流
プローブ5bの距離が離れているので、上記の式におい
ては、渦流プローブ5aの位置から渦流プローブ5bの
位置まで薄鋼板1が走行する時間だけ、信号Va(t)を遅
延させたものを使用することになる。なお、リフトオフ
Lは必ずしも、渦流プローブ5a、5bで同じである必
要はなく、相互に異なっていてもよい。
【0028】また、高周波励磁での測定値と低周波励磁
での測定値の減算、遅延処理、フィルタリングなどの処
理は、アナログ信号にて行ってもよいし、アナログ信号
をディジタル信号に変換後に行ってもよい。また、ディ
ジタル信号に変換してから行う場合でも、ハードウエア
によってもソフトウエアによって行っても構わない。
での測定値の減算、遅延処理、フィルタリングなどの処
理は、アナログ信号にて行ってもよいし、アナログ信号
をディジタル信号に変換後に行ってもよい。また、ディ
ジタル信号に変換してから行う場合でも、ハードウエア
によってもソフトウエアによって行っても構わない。
【0029】図4に本発明の本実施の形態に係る渦流探
傷法実施する他の装置の概要を示す。以下の図におい
て、発明の実施の形態の説明に使用した図以後の図に既
に現れた構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付し
てその説明を省略する。図4において、6は渦流プロー
ブ、6は交流電源である。
傷法実施する他の装置の概要を示す。以下の図におい
て、発明の実施の形態の説明に使用した図以後の図に既
に現れた構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付し
てその説明を省略する。図4において、6は渦流プロー
ブ、6は交流電源である。
【0030】図4に示す装置が図1に示す装置と異なる
点は、渦流プローブ5と交流電源6がそれぞれ一つしか
なく、交流電源6からは、周波数f1の交流と、周波数
f2の交流がミックスされたものが、渦流プローブ5の
コイルに印加されている点である。そして、渦流プロー
ブ5からの出力信号は、信号処理装置7内で、交流電源
6からの周波数f1の成分と周波数f2の成分を用い
て、別々に位相検波を行うことにより、励磁周波数f1
に起因する信号成分と、励磁周波数f2に起因する信号
成分とに分離される。その他の作動については、図1に
示したものと同じであるので、その説明を省略する。図
4に示す装置によれば、渦流プローブ5と電源装置6が
1組でよいばかりでなく、2つの励磁周波数における欠
陥の検出位置が同じであるので、比較のために一方の信
号を遅延させる必要が無く、回路構成が簡単になる。
点は、渦流プローブ5と交流電源6がそれぞれ一つしか
なく、交流電源6からは、周波数f1の交流と、周波数
f2の交流がミックスされたものが、渦流プローブ5の
コイルに印加されている点である。そして、渦流プロー
ブ5からの出力信号は、信号処理装置7内で、交流電源
6からの周波数f1の成分と周波数f2の成分を用い
て、別々に位相検波を行うことにより、励磁周波数f1
に起因する信号成分と、励磁周波数f2に起因する信号
成分とに分離される。その他の作動については、図1に
示したものと同じであるので、その説明を省略する。図
4に示す装置によれば、渦流プローブ5と電源装置6が
1組でよいばかりでなく、2つの励磁周波数における欠
陥の検出位置が同じであるので、比較のために一方の信
号を遅延させる必要が無く、回路構成が簡単になる。
【0031】なお、測定対象が強磁性体の場合には、上
記交流磁場に、直流磁化(たとえば飽和レベルまで磁化
し、透磁率を下げるなど)を加えることが可能であるこ
とはいうまでもない。
記交流磁場に、直流磁化(たとえば飽和レベルまで磁化
し、透磁率を下げるなど)を加えることが可能であるこ
とはいうまでもない。
【0032】
【実施例】以下に本発明を、薄鋼板(薄鋼帯)中の微小
な内部介在物をオンラインにて検出する装置に適用した
例について、図5を参照しながら説明する。図5に示す
渦流探傷装置は、図1に示したものと同じであるが、図
1においては、信号処理装置7の内部に置かれて図示さ
れていなかった遅延処理回路9が独立の要素として構成
され、図示されている点が異なっているのみである。
な内部介在物をオンラインにて検出する装置に適用した
例について、図5を参照しながら説明する。図5に示す
渦流探傷装置は、図1に示したものと同じであるが、図
1においては、信号処理装置7の内部に置かれて図示さ
れていなかった遅延処理回路9が独立の要素として構成
され、図示されている点が異なっているのみである。
【0033】製品検査ラインを搬送される薄鋼板1の厚
さは1mmであった。また、この鋼板1は搬送ローラ2、
3によりほぼ一定速度V=20m/minで搬送されていた。
さは1mmであった。また、この鋼板1は搬送ローラ2、
3によりほぼ一定速度V=20m/minで搬送されていた。
【0034】各渦流プローブ5a、5bと薄鋼板1の表
面までの距離であるリフトオフL1は0.7mmに設定し
た。また、図示していないが複数個の渦流プローブ5
a、5bが板幅方向に直線的に10mmピッチで配列されて
おり、100組、計200個の渦流プローブ5a、5bに
て板幅方向1mをカバーするようになっている。なお、
直流磁化器(図示せず)が、渦流プローブ5a、5bと
は薄鋼板1を挟んで反対側に設置されており、薄鋼板1
を飽和磁化レベル近くまで直流磁化している。
面までの距離であるリフトオフL1は0.7mmに設定し
た。また、図示していないが複数個の渦流プローブ5
a、5bが板幅方向に直線的に10mmピッチで配列されて
おり、100組、計200個の渦流プローブ5a、5bに
て板幅方向1mをカバーするようになっている。なお、
直流磁化器(図示せず)が、渦流プローブ5a、5bと
は薄鋼板1を挟んで反対側に設置されており、薄鋼板1
を飽和磁化レベル近くまで直流磁化している。
【0035】低周波励磁周波数としては、欠陥信号と雑
音磁束が共に大きく検出される周波数を選ぶ必要があ
る。ただし、この条件における雑音磁束信号が高周波励
磁周波数における検出信号においても存在するよう、両
方の雑音検出状況を似せるという意味で、不必要に低く
ならない条件とする必要もある。これらの条件を勘案
し、ここでは5kHzを選択して、電源装置6aの周波数
をこの値に設定した。欠陥信号周波数は上限で700Hz程
度を考えておけばよく、5kHzの励磁周波数であれば十
分検出が可能である。高周波励磁条件としては、欠陥信
号に対して検出感度が悪く、雑音磁束が検出できる条件
を選ぶ必要があり、ここでは100kHzを選択した。
音磁束が共に大きく検出される周波数を選ぶ必要があ
る。ただし、この条件における雑音磁束信号が高周波励
磁周波数における検出信号においても存在するよう、両
方の雑音検出状況を似せるという意味で、不必要に低く
ならない条件とする必要もある。これらの条件を勘案
し、ここでは5kHzを選択して、電源装置6aの周波数
をこの値に設定した。欠陥信号周波数は上限で700Hz程
度を考えておけばよく、5kHzの励磁周波数であれば十
分検出が可能である。高周波励磁条件としては、欠陥信
号に対して検出感度が悪く、雑音磁束が検出できる条件
を選ぶ必要があり、ここでは100kHzを選択した。
【0036】渦流プローブ5a、5bからの信号は、信
号処理装置7において、励磁電源からの参照信号を使っ
て位相検波される。位相検波後の検出信号Va(t)、お
よびVb(t)は直流分や周波数の低い地合ノイズ成分の低
減、欠陥信号周波数より高い電気ノイズなどをカットす
るため、バンドパスフィルタにかけられる。通過帯域
は、両磁化条件とも同じで、200〜500Hzである。
号処理装置7において、励磁電源からの参照信号を使っ
て位相検波される。位相検波後の検出信号Va(t)、お
よびVb(t)は直流分や周波数の低い地合ノイズ成分の低
減、欠陥信号周波数より高い電気ノイズなどをカットす
るため、バンドパスフィルタにかけられる。通過帯域
は、両磁化条件とも同じで、200〜500Hzである。
【0037】また、信号処理装置7は、位相検波された
渦流プローブ5a、5bの検出信号Va(t)、Vb(t)を10kH
zのサンプリング周波数によりアナログ-ディジタル変換
し、以後の計算はディジタル値を使用して行う。
渦流プローブ5a、5bの検出信号Va(t)、Vb(t)を10kH
zのサンプリング周波数によりアナログ-ディジタル変換
し、以後の計算はディジタル値を使用して行う。
【0038】また、薄鋼板1の移動方向における渦流プ
ローブ5aと渦流プローブ5bの位置ずれ量dを、逐次
実測した鋼板速度Vで除して、同じ鋼板位置に対応する
時間差Δtをもとめ、遅延処理回路10により渦流プロ
ーブ5aの信号Va(t)を相対的に磁気センサ11bの信号Vb
(t)に対して遅らせて、Va(t-Δt)とVb(t)を対応させ
るようにしている。すなわち、欠陥判定に使用する信号
V(t)として、 V(t)=Va(t-Δt)-k・Vb(t) を用いている。ここで、kは定数であり、Va(t-Δt)とV
b(t)に含まれる雑音磁束を消去するように、実験的に求
めた。
ローブ5aと渦流プローブ5bの位置ずれ量dを、逐次
実測した鋼板速度Vで除して、同じ鋼板位置に対応する
時間差Δtをもとめ、遅延処理回路10により渦流プロ
ーブ5aの信号Va(t)を相対的に磁気センサ11bの信号Vb
(t)に対して遅らせて、Va(t-Δt)とVb(t)を対応させ
るようにしている。すなわち、欠陥判定に使用する信号
V(t)として、 V(t)=Va(t-Δt)-k・Vb(t) を用いている。ここで、kは定数であり、Va(t-Δt)とV
b(t)に含まれる雑音磁束を消去するように、実験的に求
めた。
【0039】図6に検出能改善効果を示す。低周波励磁
条件(渦流プローブ5aにて測定)では、材料に起因す
るノイズが大きくS/N比は1.5である。高周波励磁条
件(渦流プローブ5bにて測定)では、低周波励磁条件
で出ていた雑音磁束が同様に現れているが、欠陥信号に
対応する信号が検出されていないのがわかる。高周波励
磁条件での信号を0.2倍し、対応する位置の低周波励磁
条件における信号より引いた結果が差分処理結果であ
る。雑音磁束が激減し、相対的に欠陥信号が強調され、
S/N比が向上(3.3)していることがわかる。
条件(渦流プローブ5aにて測定)では、材料に起因す
るノイズが大きくS/N比は1.5である。高周波励磁条
件(渦流プローブ5bにて測定)では、低周波励磁条件
で出ていた雑音磁束が同様に現れているが、欠陥信号に
対応する信号が検出されていないのがわかる。高周波励
磁条件での信号を0.2倍し、対応する位置の低周波励磁
条件における信号より引いた結果が差分処理結果であ
る。雑音磁束が激減し、相対的に欠陥信号が強調され、
S/N比が向上(3.3)していることがわかる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明においては、異なる2種の励磁周波数で
の測定を行い、その異なる2条件での測定信号同士を演
算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を行っている
ので、それぞれの測定条件において共通に大きく存在す
る雑音磁束を低減し、欠陥信号を相対的に強めることが
できる。
項1に係る発明においては、異なる2種の励磁周波数で
の測定を行い、その異なる2条件での測定信号同士を演
算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を行っている
ので、それぞれの測定条件において共通に大きく存在す
る雑音磁束を低減し、欠陥信号を相対的に強めることが
できる。
【0041】請求項2に係る発明においては、より低周
波の励磁周波数での測定値から、より高周波の励磁周波
数での測定値を重みを付けて減算し、その結果に基づい
て欠陥信号の検出を行うことにより、両方に共通に含ま
れる雑音磁束信号を消去するようにしているので、簡単
な演算により高いS/N比で内部欠陥信号を検出でき
る。
波の励磁周波数での測定値から、より高周波の励磁周波
数での測定値を重みを付けて減算し、その結果に基づい
て欠陥信号の検出を行うことにより、両方に共通に含ま
れる雑音磁束信号を消去するようにしているので、簡単
な演算により高いS/N比で内部欠陥信号を検出でき
る。
【図1】本実施の形態に係る渦流探傷法実施する装置の
概要を示す図である。
概要を示す図である。
【図2】鋼板の表面の削除厚さと、正規化された雑音磁
束信号レベルとの関係の例を示す図である。
束信号レベルとの関係の例を示す図である。
【図3】励磁周波数と内部欠陥のS/N比との関係を示
す図である。
す図である。
【図4】本実施の形態に係わる渦流探傷法実施する他の
装置の概要を示す図である。
装置の概要を示す図である。
【図5】本発明の実施例に使用した渦流探傷装置の構成
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図6】本発明の実施例におけるS/N比の改善結果を
示す図である。
示す図である。
【図7】従来の渦流探傷装置の例を示す概略図である。
【図8】欠陥信号と雑音磁束の周波数特性の測定結果の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
1…薄鋼板 2、3…搬送ロール 4…渦流探傷装置 5、5a、5b…渦流プローブ 6、6a、6b…交流電源 7…信号処理装置 8…内部欠陥 9…遅延処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長棟 章生 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2G053 AA11 AB21 BA15 BB03 BC02 BC07 CA03 CB10 CB24 DA01 DA06 DB02
Claims (2)
- 【請求項1】 金属被検体に交流磁界を印加し、それに
よって発生する渦電流に起因する磁場の、前記金属被検
体の内部に存在する欠陥による変動を、前記金属被検体
の表面近傍に配置された磁気センサで検出することによ
って、欠陥を探傷する渦流探傷方法であって、異なる励
磁周波数で測定を行い、その異なる条件での測定信号同
士を演算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を行う
ことを特徴とする渦流探傷方法。 - 【請求項2】 より低周波の励磁周波数での測定値か
ら、より高周波の励磁周波数での測定値を重みを付けて
減算し、その結果に基づいて欠陥信号の検出を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の渦流探傷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029787A JP2000227422A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 渦流探傷法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029787A JP2000227422A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 渦流探傷法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000227422A true JP2000227422A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12285722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11029787A Pending JP2000227422A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 渦流探傷法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000227422A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003004708A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Kawasaki Steel Corp | 自己比較方式の渦流探傷装置 |
| JP2003149212A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-21 | Japan Science & Technology Corp | 非破壊検査装置 |
| JP2008309573A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 |
| JP2013527466A (ja) * | 2010-05-31 | 2013-06-27 | アルセロールミタル インベスティガシオン イ デサローロ,エス.エル. | 流れる条片の塗膜層の厚さを測定する方法及び装置 |
| JP2013224864A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Toshiba Corp | 渦電流探傷試験装置、及び方法 |
| US9494558B2 (en) | 2009-12-22 | 2016-11-15 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Flaw-detection apparatus and flaw-detection method |
| CN110308200A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-10-08 | 南京航空航天大学 | 一种差动式的漏磁与涡流复合的高速轨道探伤方法 |
| JP2020197479A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 小型で超高感度の磁気インピーダンスセンサ、及びこれを用いた非破壊検査装置 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP11029787A patent/JP2000227422A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003004708A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Kawasaki Steel Corp | 自己比較方式の渦流探傷装置 |
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| US10203194B2 (en) | 2010-05-31 | 2019-02-12 | Arcelormittal Investigacion Y Desarrollo, S.L. | Method and device for measuring the thickness of a coating layer on a running strip |
| JP2013224864A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Toshiba Corp | 渦電流探傷試験装置、及び方法 |
| JP2020197479A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 小型で超高感度の磁気インピーダンスセンサ、及びこれを用いた非破壊検査装置 |
| CN110308200A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-10-08 | 南京航空航天大学 | 一种差动式的漏磁与涡流复合的高速轨道探伤方法 |
| CN110308200B (zh) * | 2019-07-16 | 2022-11-04 | 南京航空航天大学 | 一种差动式的漏磁与涡流复合的高速轨道探伤方法 |
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