JP2000227439A - 半導体力学量センサ及びその製造方法 - Google Patents
半導体力学量センサ及びその製造方法Info
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Abstract
に、それらの間を電気的に接続するためのボンディング
ワイヤの延長寸法が無闇に長くなることを阻止する。 【解決手段】 チップ主表面と平行した一次元方向の力
学量検出軸Xを有したセンサチップ1は、回路チップ1
9上に設定されたチップマウント領域27に搭載され
る。このチップマウント領域27は、センサチップ1
を、当該センサチップ1の力学量検出軸Xが、回路チッ
プ19の基準エッジ部SEに対し45°となる第1の方
向及びこれとは異なる第2の方向(基準エッジ部SEに
対し0°、90°となる各方向)の何れか1つに向いた
状態で選択的に搭載可能な領域として設定される。回路
チップ19には、チップマウント領域27に近接した位
置に、センサチップ1側の電極パッド3b、6c、7
c、13aとボンディングワイヤ24を介して接続され
る複数個の電極パッド28が設けられる。
Description
このセンサチップからの信号を電気的に処理するための
回路チップを備えた半導体力学量センサ及びその製造方
法に関する。
ッグなどに用いられる半導体加速度センサにあっては、
作用する加速度の大きさに応じた信号を発生するセンサ
チップと、このセンサチップからの信号を電気的に処理
するための回路チップとを外部端子が設けられたセラミ
ックパッケージ内に収納し、当該パッケージをプリント
基板に実装して車両に搭載する構成となっており、この
ものでは、センサチップ及び回路チップ間、並びに回路
チップ及びパッケージ間をボンディングワイヤを介して
電気的に接続することが一般的となっている。このよう
な半導体加速度センサにおいて、センサチップ及び回路
チップをパッケージ内に横に並べて収納する構成とした
場合には、実装用面積が大きいパッケージが必要となっ
て、全体の大型化が避けられないという事情がある。こ
のため、従来では、回路チップ上にセンサチップを段積
み状に搭載する構成とし、以て全体の小型化を図ること
が考えられている。
サイドエアバッグに適用しようとすると、車両の正面方
向に加わる加速度の検出に加え、側面方向に加わる加速
度の検出も必要であり、各検出方向にセンサチップの加
速度検出軸が向くように2つのパッケージを基板実装方
向(位置)を適宜変更して基板に実装する必要があっ
た。この場合、基板側に形成する配線の設計が複雑にな
り、場合によっては、配線のための領域を大きくする必
要も生じる。従って、加速度検出軸が異なる場合であっ
ても、基板に対するパッケージ実装向きを変えないで基
板実装可能とすること、換言すれば、センサチップに設
定された加速度検出軸をパッケージ内で任意に且つ容易
に変更できるようにすることが要望されている。
にセンサチップを段積み状に搭載することにより全体の
小型化を図ったものにおいて、前記要望を踏まえて単純
にセンサチップの配置向きを変えて加速度検出軸の方向
を変更しようとすると、センサチップ上の電極パッドと
回路チップ上の電極パッドとの間の距離が長短変化する
ことになるため、場合によってはボンディングワイヤの
延長寸法が極端に長くなることがある。このような状態
では、ボンディングワイヤが垂れてショートする恐れ
や、センサチップが容量検出型の場合にワイヤ長が長く
なることに起因する浮遊容量や寄生容量などの影響によ
って加速度検出特性が悪化するという問題点が出てく
る。また、このような問題点に対処するために、センサ
チップ及び回路チップを1チップに集積化することも考
えられているが、このような構成では、その製造プロセ
スが複雑になってコストが大幅に上昇するという新たな
問題点が出てくる。
あり、回路チップ上にセンサチップを配置した半導体力
学量センサにおいて、力学量検出軸の方向を変更する際
にボンディングワイヤの延長寸法が無闇に長くなること
のない半導体力学量センサ及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
に請求項1に記載した手段を採用できる。この手段によ
れば、回路チップ上に設けられたチップマウント領域に
センサチップを搭載する構成となっているから、それら
センサチップ及び回路チップによる占有面積を小さくで
きて全体の小型化を実現できるようになる。また、上記
チップマウント領域は、上記センサチップを、当該セン
サチップが有する所定の力学量検出軸を少なくとも第1
の方向及び該第1の方向と異なる第2の方向の何れか1
つに向けて選択的に搭載可能な領域として設定されてい
ると共に、回路チップ側の電極パッド、つまり上記セン
サチップ側の電極部とボンディングワイヤを介して電気
的に接続される電極パッドは、そのセンサチップが選択
される全ての搭載状態に合わせて当該センサチップ側の
電極部と近接するように配置されてなるものであるか
ら、ボンディングワイヤの延長寸法が無闇に長くなる恐
れがなくなり、しかも力学量検出軸の方向を容易に変更
できるようになる。さらに、チップマウント領域及び電
極パッドのレイアウトを変更した状態の回路チップを複
数種類用意するだけで済むから、コストの高騰を抑制で
きるようになる。
ップ側には、複数存在する電極パッドを1グループとし
た電極パッド群が前記チップマウント領域を囲むように
複数配置されているから、センサチップを、その力学量
検出軸が前記第1の方向及び第2の方向の何れか1つに
向いた状態となるように上記チップマウント領域に搭載
した場合には、当該センサチップ側の電極部とこれに近
い距離にある電極パッド群との間をボンディングワイヤ
により接続すれば良いことになる。この結果、力学量検
出軸の方向を容易に変更できるようになり、しかも、こ
のような変更が行われた場合でもボンディングワイヤの
延長寸法が無闇に長くなる恐れがなくなるものである。
また、回路チップの構造が複雑になるものの、1種類の
回路チップを用意するだけで済むからコストの高騰を極
力防止できるようになる。
ップ側にはリング状電極パッドが前記チップマント領域
を包囲した状態で同心円状に配置されているから、セン
サチップが、その力学量検出軸の向きが任意の方向に設
定された状態で上記チップマウント領域に搭載されたと
きには、当該センサチップ側の電極部と電極パッドとの
間をボンディングワイヤにより最短距離で接続できるよ
うになる。この結果、力学量検出軸の方向を容易に変更
できると共に、ボンディングワイヤの延長寸法を最短に
できるものである。また、回路チップの構造が複雑にな
るものの、1種類の回路チップを用意するだけで済むか
らコストの高騰を極力防止できるようになる。
した製造方法を採用できる。この製造方法によれば、所
定の力学量検出軸を備えたセンサチップからの信号を電
気的に処理するための回路チップの表面に、少なくとも
第1の方向または該第1の方向と異なる第2の方向に前
記力学量検出軸が向くように前記センサチップを選択的
に搭載可能なチップマウント領域と複数の電極パッドと
を形成した上で、そのチップマウント領域に対して、前
記力学量検出軸の向きを前記第1の方向及び前記第2の
方向の何れか1つに合わせた状態で前記センサチップを
搭載することになる。そして、上記回路チップの複数の
電極パッドのうち、前記センサチップの電極部に近接す
る電極パッドを選択して前記電極部と当該選択した電極
パッドとをボンディングワイヤにて接続することにな
る。
マウント領域にセンサチップが搭載されることになるか
ら、それらセンサチップ及び回路チップによる占有面積
を小さくできて全体の小型化を実現できるようになる。
この場合、回路チップ表面に形成されるチップマウント
領域は、センサチップの力学量検出軸が少なくとも第1
の方向または該第1の方向と異なる第2の方向に向くよ
うに当該センサチップを選択的に搭載可能な状態とされ
るものであり、また、センサチップの電極部を回路チッ
プ側の複数の電極パッドにボンディングワイヤにて接続
する際には、回路チップの複数の電極パッドのうち、当
該センサチップの電極部に近接するものが選択されて接
続されることになるから、力学量検出軸の方向を容易に
変更できるようになると共に、ボンディングワイヤの延
長寸法が無闇に長くなる恐れがなくなり、スムーズなワ
イヤボンディングを実施できる。
明を容量式の半導体加速度センサ及びその製造方法に適
用した第1実施例について図1ないし図7を参照しなが
ら説明する。図5には半導体加速度センサのためのセン
サチップ1の平面構造が示され(但し、図5中の斜線帯
は断面を示すものではなく、各構造要素の区別を容易に
認識可能にするためのものである)、図6には図5中の
A−A線に沿った模式的な断面構造が示されている。
晶シリコンにより構成された支持基板2(図6にのみ図
示)は、矩形状の開口部2aを備えた正方形状に形成さ
れており、その上面には、不純物拡散により比抵抗が比
較的低い状態とされた単結晶シリコン層3が、絶縁膜4
(図6にのみ図示)を介して形成されている。この単結
晶シリコン層3には、梁構造体5並びに一対の固定電極
構造体6、7がマイクロマシニング技術を利用して形成
されている。
両端を、矩形枠状の梁部9a及び9bを介してアンカー
部10a及び10bに一体に連結した構成となってお
り、これらアンカー部10a及び10bが支持基板2に
おける対向辺部上に前記絶縁膜4を介して支持されてい
る。これにより、上記マス部8及び梁部9a、9bは、
支持基板2の開口部2aに臨んだ状態となっている。こ
の場合、センサチップ1の加速度検出軸(本発明でいう
力学量検出軸に相当)は、センサチップ1の主表面と平
行した一次元方向となるものであり、前記梁部9a及び
9bは、図5中矢印Xで示されたセンサチップ1の加速
度検出軸の成分を含む加速度を受けたときにマス部8を
当該方向へ変位させると共に、加速度の消失に応じて元
の状態に復元させるというバネ機能を備えた構成となっ
ている。
から当該マス部8と直交した方向へ一体的に突出された
複数個ずつの可動電極11a及び11bを備えており、
これら可動電極11a及び11bも支持基板2の開口部
2aに臨んだ状態となっている。尚、これら可動電極1
1a及び11bは、実際には多数個ずつ設けられるもの
であるが、図5では簡略化のため2個ずつのみ示してい
る。また、可動電極11a及び11bは、断面矩形の棒
状に形成されていると共に、矩形状の貫通孔12が複数
個形成されており、この貫通孔12により複数の矩形枠
状体を直線状に連結した形態の所謂ラーメン構造を備え
た形状とされている。
方のアンカー部10bと一体に連結された状態の可動電
極用配線部13が前記絶縁膜4を介して形成されてお
り、この配線部13上の所定位置、具体的にはセンサチ
ップ1のエッジ部寄りの部位には、ワイヤボンディング
用の電極パッド13a(本発明でいう電極部に相当)が
例えばアルミニウムにより形成されている。
絶縁膜4を介して形成された固定電極用配線部6aと、
前記可動電極11aの一方の側面と所定の検出空隙を存
して平行した状態で配置された複数個の第1の固定電極
6bとを一体に有した構成となっており、各固定電極6
bは、上記固定電極用配線部6aに片持ち状に支持され
た状態となっている。これにより、上記第1の固定電極
6bは、支持基板2の開口部2aに臨んだ状態となって
いる。
2上に絶縁膜4を介して形成された固定電極用配線部7
aと、前記可動電極11bの一方の側面(前記可動電極
11aにおける前記検出空隙側と反対側の面)と所定の
検出空隙を存して平行した状態で配置された複数個の第
2の固定電極7bとを一体に有した構成となっており、
各固定電極7bは、上記配線部7aに片持ち状に支持さ
れた状態となっている。これにより、上記第2の固定電
極7bは、支持基板2の開口部2aに臨んだ状態となっ
ている。
7bは、実際には多数個ずつ設けられるものであるが、
図5では簡略化のため2個ずつのみ示している。また、
第1及び第2の固定電極6b及び7bは、断面矩形の棒
状に形成されていると共に、矩形状の貫通孔14が複数
個形成されており、この貫通孔14により複数の矩形枠
状体を直線状に連結した形態の所謂ラーメン構造を備え
た形状とされている。さらに、上記固定電極用配線部6
a及び7a上の所定位置、具体的にはセンサチップ1の
エッジ部寄りの部位には、ワイヤボンディング用の電極
パッド6c及び7c(本発明でいう電極部に相当)がア
ルミニウムにより形成されている。
コン層3は、シールド用薄膜3aとして機能するもので
あり、そのシールド用薄膜3aと梁構造体5及び可動電
極用配線部13との隣接部位には絶縁分離トレンチ15
が形成され、シールド用薄膜3aと固定電極用配線部6
a及び7aとの各隣接部位には絶縁分離トレンチ16及
び17がそれぞれ形成されている。また、シールド用薄
膜3a上におけるセンサチップ1のエッジ部寄りの部位
には、ワイヤボンディング用の電極パッド3b(本発明
でいう電極部に相当)がアルミニウムにより形成されて
いる。
あっては、図5中に矢印で示す加速度検出軸X方向の成
分を含む加速度が印加されると、マス部8が当該加速度
検出軸X方向へ変位するようになり、その加速度に応じ
た変位量は、マス部8の質量と梁部9a、9bの復元
力、並びに電圧印加状態において可動電極11a及び1
1bと第1及び第2の固定電極6b及び7bとの各間に
作用する静電気力によって決定される。この場合、可動
電極11aと第1の固定電極6bとの間に第1のコンデ
ンサが形成され、また、可動電極11bと第2の固定電
極7bとの間に第2のコンデンサが形成されるものであ
り、これら第1及び第2のコンデンサの各静電容量は、
上記のようにマス部8に加速度が作用したときの可動電
極11a及び11bの変位に応じて差動的に変化するも
のである。従って、斯様な静電容量の変化を、電極パッ
ド6c、7c、13aを通じて電荷量の変化として取り
出すことにより加速度を検出できることになる。
成された半導体加速度センサ(半導体力学量センサ)1
8の概略的な縦断面構造が示されている。この図4にお
いて、センサチップ1は、当該センサチップ1からの信
号を電気的に処理するための回路チップ19に載置状に
搭載されるものであり、これらセンサチップ1及び回路
チップ19の一体物を、図示しない外部端子を備えたケ
ース状のパッケージ20に形成された凹部20a内に収
納すると共に、その凹部20aを蓋21によって気密に
封止した構成となっている。即ち、センサチップ1は、
回路チップ19に対し可撓性接着剤22を介して接着さ
れ、また、回路チップ19は、パッケージ20に対し同
じく可撓性接着剤23を介して接着される。この場合、
センサチップ1と回路チップ19との間、並びに回路チ
ップ19とパッケージ20との間は、それぞれボンディ
ングワイヤ24及び25を介して電気的に接続される。
さらに、蓋21は、パッケージ20に対し金属製シール
リング26を介して後述のように取り付けられる。
び回路チップ19の関係について具体的に説明する。図
1(a)ないし図3(a)には、上記回路チップ19の
平面図が示され、図1(b)ないし図3(b)には、当
該回路チップ19上にセンサチップ1を搭載した状態の
平面図が示されている。但し、これら図1ないし図3
は、ワイヤボンディング用の電極パッドのレイアウト、
前記ボンディングワイヤ24及びセンサチップ1の加速
度検出軸Xのみを図示した概略的なものである。
を載置状に搭載するための正方形状のチップマウント領
域27、センサチップ1が有する前記電極パッド3b、
6c、7c及び13aと前記ボンディングワイヤ24を
介して接続される4個の電極パッド28、パッケージ2
0が有する図示しない電極パッド群と前記ボンディング
ワイヤ25を介して接続される複数個(例えば13個)
の電極パッド29を有するもので、図1(a)、図2
(a)、図3(a)に示すように、それらチップマウン
ト領域19a、電極パッド19b及び19cを異なるレ
イアウトで設けたものが3種類用意される。そこで、以
下においては、各回路チップ19のレイアウトについて
説明する。尚、以下の説明では、便宜上、図1(a)の
回路チップ19に添字A、図2(a)の回路チップ19
に添字B、図3(a)の回路チップ19に添字Cを必要
に応じて付すことにする。
ップマウント領域27の所定のエッジ部27aを当該回
路チップ19Aの基準エッジ部SEと45°の角度を存
した状態、換言すれば、センサチップ1の力学量検出軸
Xが基準エッジ部SEに対し45°となる方向(第1の
方向)へ向いた状態となるように配置すると共に、上記
エッジ部27aと沿った領域に、センサチップ1側の電
極パッド6c、13a、7cとそれぞれ近接した状態と
なる3個の電極パッド28を一列状に配置し、さらに、
チップマウント領域27における上記エッジ部27aと
対向したエッジ部27bと沿った領域に、センサチップ
1側の電極パッド3bと近接した状態となる1個の電極
パッド28を配置した構成となっている。
ップマウント領域27の所定のエッジ部27aを当該回
路チップ19Bの基準エッジ部SEと平行させた状態
(基準エッジ部SEと0°の角度を存した状態)、換言
すれば、センサチップ1の力学量検出軸Xが基準エッジ
部SEに対し90°となる方向(第2の方向)へ向いた
状態となるように配置すると共に、上記エッジ部27a
と沿った領域に、センサチップ1側の電極パッド6c、
13a、7cとそれぞれ近接した状態となる3個の電極
パッド28を一列状に配置し、さらに、チップマウント
領域27における上記エッジ部27aと対向したエッジ
部27bと沿った領域に、センサチップ1側の電極パッ
ド3bと近接した状態となる1個の電極パッド28を配
置した構成となっている。
ップマウント領域27の所定のエッジ部27aを当該回
路チップ19Cの基準エッジ部SEと直交させた状態
(基準エッジ部SEと90°の角度を存した状態)、換
言すれば、センサチップ1の力学量検出軸Xが基準エッ
ジ部SEに対し0°となる方向(第2の方向)へ向いた
状態となるように配置すると共に、上記エッジ部27a
と沿った領域に、センサチップ1側の電極パッド6c、
13a、7cとそれぞれ近接した状態となる3個の電極
パッド28を一列状に配置し、さらに、チップマウント
領域27における上記エッジ部27aと対向したエッジ
部27bと沿った領域に、センサチップ1側の電極パッ
ド3bと近接した状態となる1個の電極パッド28を配
置した構成となっている。
領域27にセンサチップ1を搭載するときには、回路チ
ップ19A、19B、19Cの中からセンサチップ1の
加速度検出軸Xと回路チップ19の基準エッジ部SEと
の間に設定される検出角度(45°、0°、90°の何
れか)に対応したものを選択するものである。
手順が概略的な断面図により示されており、以下これに
ついて説明する。
ンサチップ1の下面に液状の可撓性接着剤22を塗布
し、この後、図7(b)に示すように、そのセンサチッ
プ1を上述のように選択した回路チップ19のチップマ
ウント領域27にその形状に合致させた状態で搭載して
接着する。次いで、図7(c)に示すように、回路チッ
プ19の下面に液状の可撓性接着剤23を塗布し、この
後、図7(d)に示すように、当該回路チップ19及び
センサチップ1の一体物を、シールリング26が例えば
ロー付けにより取り付けられたパッケージ20の凹部2
0a内に搭載して接着する。
チップマウント領域27側に可撓製接着剤22を塗布し
ておく構成、或いは、凹部20aにおける回路チップ1
9の搭載領域側に可撓製接着剤23を塗布しておく構成
も可能である。また、接着剤22、23として液状のも
のを使用したが、シート状、固体状、ゲル状などの各種
接着剤を使用することもできる。
ンサチップ1の電極パッド3b、6c、7c、13a
(図1〜図3参照)と回路チップ19の電極パッド28
群(図1〜図3参照)との間をボンディングワイヤ24
により電気的に接続すると共に、当該回路チップ19の
電極パッド29群(図1〜図3参照)とパッケージ20
側の図示しない電極パッド群との間をボンディングワイ
ヤ25により電気的に接続する。尚、このボンディング
の順序はどちらが先でも良い。そして、図7(f)に示
すように、シールリング26上に蓋21を置き、シーム
ウェルド法により蓋21及びシールリング26間を気密
に封止することにより、半導体加速度センサ18を完成
させる。
ップ19上に設けられたチップマウント領域27にセン
サチップ1を搭載する構成となっているから、それらセ
ンサチップ1及び回路チップ19による占有面積を小さ
くできる。従って、パッケージ20に必要な実装用面積
を小さくできて、当該パッケージ20を小型化できるか
ら、センサ全体の小型化を実現できるようになる。
ド28及び29群のレイアウトが異なる3種類の回路チ
ップ19(19A、19B、19C)の中から、これに
搭載されるセンサチップ1側の電極パッド3b、6c、
7c、13aに対し近接した配置状態の電極パッド28
群を有するものを選択して使用することになるから、電
極パッド3b、6c、7c、13aと4個の電極パッド
28との間を電気的に接続するボンディングワイヤ24
の延長寸法が無闇に長くなる恐れがなくなる。この結
果、ボンディングワイヤ24が垂れて他のボンディング
ワイヤ24などとショートする恐れがなくなる共に、本
実施例のようにセンサチップ1が容量検出型の場合に問
題となるワイヤ長の延長に起因した浮遊容量や寄生容量
などの影響によって、加速度検出特性が悪化する事態を
未然に防止できるようになる。
類選択に応じて、センサチップ1の力学量検出軸Xと回
路チップ19の基準エッジ部SEとの間の角度を、45
°、0°、90°の何れかに変更できるから、その力学
量検出軸Xの方向の変更(加速度検出軸Xとパッケージ
20との絶対的な位置関係の変更)を任意且つ容易に行
い得るようになる。この結果、本実施例による半導体加
速度センサを例えばエアバッグ用として用いる場合、2
以上のパッケージ20を、その実装向きを変えないで、
車両の正面方向に加わる加速度や側面方向に加わる加速
度などの各検出方向にセンサチップ1の加速度検出軸が
向くようにセンサチップ1の向きを任意且つ容易に変更
して基板に実装するという要求にも確実に応え得るよう
になる。また、上記のように、チップマウント領域27
及び電極パッド28及び29群のレイアウトを変更した
状態の回路チップ19を3種類用意するだけで済むか
ら、コストの高騰を抑制できるようになる。
発明の第2実施例が示されており、以下これについて前
記第1実施例と異なる部分のみ説明する。図8には、本
実施例による回路チップ30の平面図が示され、図9に
は、当該回路チップ30上にセンサチップ1を搭載した
状態の平面図が示されている。但し、これら図8及び図
9は、ワイヤボンディング用の電極パッドのレイアウ
ト、ボンディングワイヤ及びセンサチップ1の加速度検
出軸Xのみを図示した概略的なものである。
にセンサチップ1を載置状に搭載するための円形状のチ
ップマウント領域31を有し、センサチップ1が有する
電極パッド3b、6c、7c及び13aと接続される4
個の電極パッド28を1グループとした例えば8群の電
極パッド群が上記チップマウント領域を包囲した形態で
同心状に配置すると共に、それらの周囲にパッケージが
有する図示しない電極パッド群と接続される複数個の電
極パッド29を配置したレイアウトとなっている。尚、
回路チップ30は多層配線を使用することが可能であ
り、このような場合には、電極パッド28からの配線に
内層配線を利用できるものである。
領域31にセンサチップ1を搭載するときには、そのセ
ンサチップ1の加速度検出軸Xと回路チップ30の基準
エッジ部SEとの間の角度を任意に設定するものであ
り、このように搭載した状態では、図9(a)、
(b)、(c)に示すように、当該センサチップ1側の
電極パッド3b、6c、7c及び13aとこれに最も近
い距離にある電極パッド28群との間をボンディングワ
イヤ24により接続することになる。尚、図9(a)、
(b)、(c)は、加速度検出軸Xと基準エッジ部SE
との間の角度をそれぞれ45°、0°、90°に設定し
た例であるが、その角度は0°〜360°の範囲で任意
に設定できるものである。
加速度検出軸Xの方向を容易に変更できるようになるか
ら、2以上のパッケージ20を、その実装向きを変えな
いで、複数の検出方向にセンサチップ1の加速度検出軸
が向くようにセンサチップ1の向きを任意且つ容易に変
更して基板に実装するという要求にも確実に応え得るよ
うになる。しかも、このような加速度検出軸Xの方向の
変更が行われた場合でもボンディングワイヤ24の延長
寸法が無闇に長くなる恐れがなくなるから、ボンディン
グワイヤ24が垂れて他のボンディングワイヤ24など
とショートする恐れがなくなる共に、ワイヤ長の延長に
起因した浮遊容量や寄生容量などの影響によって、加速
度検出特性が悪化する事態を未然に防止できるようにな
る。また、回路チップ30の構造が複雑になるものの、
1種類の回路チップ30を用意するだけで済むからコス
トの高騰を極力防止できるものである。
第3実施例が示されており、以下これについて前記第1
実施例と異なる部分のみ説明する。図10には、本実施
例による回路チップ32上にセンサチップ1を搭載した
状態の平面図が示されている。但し、この図10は、ワ
イヤボンディング用の電極パッドのレイアウト、ボンデ
ィングワイヤ及びセンサチップ1の加速度検出軸Xのみ
を図示した概略的なものである。また、図10中の斜線
帯は断面を示すものではなく、各電極パッドの区別を容
易に認識可能にするためのものである即ち、回路チップ
32は、その上面中央部にセンサチップ1を載置状に搭
載するための円形状のチップマウント領域(図示せず)
を有し、センサチップ1が有する電極パッド3b、6
c、7c及び13aと接続される4個の電極パッド33
を、上記チップマウント領域を包囲した異なる大きさの
リング状に形成すると共に、これらを互いに同心円状に
配置したレイアウトとなっている。尚、回路チップ30
は多層配線を使用することが可能であり、電極パッド3
3のための配線は内層配線を利用することになる。
領域にセンサチップ1を搭載するときには、そのセンサ
チップ1の加速度検出軸Xと回路チップ32の基準エッ
ジ部SEとの間の角度を任意に設定するものであり、こ
のように搭載した状態では、図10に示すように、当該
センサチップ1側の電極パッド3b、6c、7c及び1
3aと4個の電極パッド33との間をボンディングワイ
ヤ24により最短距離で接続できるようになる。
も、加速度検出軸Xの方向を容易に変更できるようにな
るから、2以上のパッケージ20を、その実装向きを変
えないで、複数の検出方向にセンサチップ1の加速度検
出軸が向くように、そのセンサチップ1の向きを任意且
つ容易に変更して基板に実装するという要求にも確実に
応え得るようになる。しかも、このような加速度検出軸
Xの方向の変更が行われた場合でもボンディングワイヤ
24の延長寸法を最短にできるから、ボンディングワイ
ヤ24が垂れて他のボンディングワイヤ24などとショ
ートする恐れがなくなる共に、ワイヤ長の延長に起因し
た浮遊容量や寄生容量などの影響によって、加速度検出
特性が悪化する事態を未然に防止できるようになる。ま
た、回路チップ32の構造が複雑になるものの、1種類
の回路チップ32を用意するだけで済むからコストの高
騰を極力防止できるものである。
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。第1実施例では、回路チップ
19の電極パッドなどのレイアウトを3種類としたが、
センサチップ1の力学量検出軸Xと回路チップ19の基
準エッジ部SEとの間の角度の多様な変更に対応できる
ように、さらに多種類のレイアウトを設定することがで
きる。半導体加速度センサに限らず、例えばヨーレート
センサなど、他の半導体力学量センサにも広く適用でき
るものである。また、上記各実施例では、センサチップ
1の検出軸は1つとしているが、一次元方向の検出軸を
同一チップ面に複数有するものでも本発明は適用でき
る。
平面図並びに回路チップ上にセンサチップを搭載した状
態での概略的平面図その1
にセンサチップを搭載した状態での概略的平面図その2
にセンサチップを搭載した状態での概略的平面図その3
平面図
の概略的平面図
ンサチップを搭載した状態での概略的平面図
ッド(電極部)、6bは第1の固定電極、7bは第2の
固定電極、11a、11は可動電極、18は半導体加速
度センサ(半導体力学量センサ)、19、19A、19
B、19Cは回路チップ、20はパッケージ、24、2
5はボンディングワイヤ、27はチップマウント領域、
28、29は電極パッド、30は回路チップ、31はチ
ップマウント領域、32は回路チップ、33は電極パッ
ドを示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 所定の力学量検出軸を有し電極部を備え
たセンサチップと、前記センサチップを搭載するための
チップマウント領域とボンディングワイヤを介して前記
電極部と電気的に接続される電極パッドが設けられ、前
記センサチップからの信号を電気的に処理するための回
路チップとを備えた半導体力学量センサにおいて、 前記回路チップにおけるチップマウント領域は、前記力
学量検出軸を少なくとも第1の方向及び該第1の方向と
異なる第2の方向の何れか1つに向けて前記センサチッ
プを選択的に搭載可能な領域として設定され、 前記回路チップにおける電極パッドは、前記センサチッ
プが選択される全ての搭載状態に合わせて前記センサチ
ップ側の電極部と近接するように配置されてなることを
特徴とする半導体力学量センサ。 - 【請求項2】 前記電極パッドは複数存在し、これらを
1グループとした電極パッド群が前記チップマウント領
域を囲むように複数配置され、 前記センサチップが前記チップマウント領域に搭載され
た状態で、当該センサチップ側の電極部とこれに近い距
離にある電極パッド群との間を前記ボンディングワイヤ
により接続可能に構成したことを特徴とする請求項1記
載の半導体力学量センサ。 - 【請求項3】 前記複数個の電極パッドは、前記チップ
マウント領域を包囲するリング状にそれぞれ形成される
と共に、互いに同心円状に配置されることを特徴とする
請求項1記載の半導体力学量センサ。 - 【請求項4】 前記センサチップは、力学量の作用に応
じて変位する可動電極と、この可動電極と所定空隙を存
して対向配置された固定電極とを備え、力学量を前記可
動電極及び固定電極間に形成されるコンデンサの静電容
量の変化として取り出す容量式センサとして構成された
ものであることを特徴とする請求項1ないし3の何れか
に記載の半導体力学量センサ。 - 【請求項5】 前記センサチップ及び回路チップを収納
するためのパッケージが設けられることを特徴とする請
求項1ないし4の何れかに記載の半導体力学量センサ。 - 【請求項6】 所定の力学量検出軸を備えたセンサチッ
プと、このセンサチップからの信号を電気的に処理する
ための回路チップとを備えた半導体力学量センサの製造
方法において、 前記回路チップ表面に、少なくとも第1の方向または該
第1の方向と異なる第2の方向に前記力学量検出軸が向
くように前記センサチップを選択的に搭載可能なチップ
マウント領域と複数の電極パッドとを形成し、 前記力学量検出軸の向きを前記第1の方向及び前記第2
の方向の何れか1つに合わせて前記チップマウント領域
に前記センサチップを搭載し、 前記回路チップの複数の電極パッドのうち、前記センサ
チップの電極部に近接する電極パッドを選択して前記電
極部と前記選択した電極パッドとをボンディングワイヤ
にて接続したことを特徴とする半導体力学量センサの製
造方法。 - 【請求項7】 前記ボンディングワイヤのボンディング
実行前若しくは実行後に、前記センサチップ及び回路チ
ップの一体物をパッケージ内に収納することを特徴とす
る請求項6記載の半導体力学量センサの製造方法。
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| JP02866399A JP4003335B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 半導体力学量センサ及びその製造方法 |
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-
1999
- 1999-02-05 JP JP02866399A patent/JP4003335B2/ja not_active Expired - Fee Related
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