JP2000227650A - 処理液加熱装置および写真感光材料用自動現像装置 - Google Patents
処理液加熱装置および写真感光材料用自動現像装置Info
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- JP2000227650A JP2000227650A JP11028581A JP2858199A JP2000227650A JP 2000227650 A JP2000227650 A JP 2000227650A JP 11028581 A JP11028581 A JP 11028581A JP 2858199 A JP2858199 A JP 2858199A JP 2000227650 A JP2000227650 A JP 2000227650A
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- processing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理液を効率よく加熱でき、安定した温度制
御ができる処理液加熱装置を提供すること。前記処理液
加熱装置を自動現像装置の処理液循環経路中に配置さ
せ、安定した処理性能を発揮できる写真感光材料用自動
現像装置を提供すること。 【解決手段】 処理液の流入口および流出口を有する容
器と、前記容器の内面と間隙をもって配設した発熱体
と、を有し、前記発熱体の処理液に接する全表面積を、
前記容器の処理液に接する全表面積の1/2以上とし
た、事を特徴とする処理液加熱装置。
御ができる処理液加熱装置を提供すること。前記処理液
加熱装置を自動現像装置の処理液循環経路中に配置さ
せ、安定した処理性能を発揮できる写真感光材料用自動
現像装置を提供すること。 【解決手段】 処理液の流入口および流出口を有する容
器と、前記容器の内面と間隙をもって配設した発熱体
と、を有し、前記発熱体の処理液に接する全表面積を、
前記容器の処理液に接する全表面積の1/2以上とし
た、事を特徴とする処理液加熱装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理液を加熱(加
温)するための処理液加熱装置および当該加熱処理装置
を備えた写真感光材料用自動現像装置に関する。
温)するための処理液加熱装置および当該加熱処理装置
を備えた写真感光材料用自動現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料用自動現像装置は、基本的
に、現像液を収納する現像処理槽、漂白液を収納する漂
白処理槽、定着液を収納する定着処理槽、安定化液を収
納する安定化処理槽および乾燥部(室)等を備えてい
る。
に、現像液を収納する現像処理槽、漂白液を収納する漂
白処理槽、定着液を収納する定着処理槽、安定化液を収
納する安定化処理槽および乾燥部(室)等を備えてい
る。
【0003】処理においては、露光(焼き付け)済みの
フィルム或いは印画紙等の写真感光材料を前記各処理槽
に順次導き、当該処理槽に収納してある各処理液中を搬
送させて処理し、乾燥部を通過させて現像処理済みの写
真感光材料を得る。
フィルム或いは印画紙等の写真感光材料を前記各処理槽
に順次導き、当該処理槽に収納してある各処理液中を搬
送させて処理し、乾燥部を通過させて現像処理済みの写
真感光材料を得る。
【0004】ところで、前記各処理を行うに際しては、
それぞれの処理液を所定の温度範囲内に維持しておくこ
とが必要である。
それぞれの処理液を所定の温度範囲内に維持しておくこ
とが必要である。
【0005】例えば、前記各処理液の設定温度および温
度幅(許容温度範囲と同義)は、処理液メーカにより、
発色現像液(以下、現像液という)38.0±0.3
℃、漂白液38.0±3℃、定着液38.0±3℃、安
定液38.0+5、−8℃というように、各処理液に好
適な使用温度条件が設定されている。
度幅(許容温度範囲と同義)は、処理液メーカにより、
発色現像液(以下、現像液という)38.0±0.3
℃、漂白液38.0±3℃、定着液38.0±3℃、安
定液38.0+5、−8℃というように、各処理液に好
適な使用温度条件が設定されている。
【0006】従来の自動現像装置においては、各処理槽
毎にヒータ、温度センサ等を準備し、当該処理槽に収納
した処理液を循環させながら前記ヒータにより加熱し、
当該処理液を、処理に適した許容温度範囲に保持するよ
うに制御している。
毎にヒータ、温度センサ等を準備し、当該処理槽に収納
した処理液を循環させながら前記ヒータにより加熱し、
当該処理液を、処理に適した許容温度範囲に保持するよ
うに制御している。
【0007】そして、前記ヒータおよび温度センサを、
例えば図8に示すように、処理槽の外側であって、当該
処理槽から流出する処理液を一時的に貯留させる貯留部
に設けていた。
例えば図8に示すように、処理槽の外側であって、当該
処理槽から流出する処理液を一時的に貯留させる貯留部
に設けていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記貯
留部内に溜められる処理液容量は前記ヒータの大きさに
比較して多く、従って、ヒータの熱が効率よく処理液全
体に伝わらず、ヒータ電力制御と温度センサ間の応答ス
ピードが遅く、更に、ヒータ電力を一定にしても、温度
センサの検出値が処理液の流れによってふらついてしま
う等の問題があった。
留部内に溜められる処理液容量は前記ヒータの大きさに
比較して多く、従って、ヒータの熱が効率よく処理液全
体に伝わらず、ヒータ電力制御と温度センサ間の応答ス
ピードが遅く、更に、ヒータ電力を一定にしても、温度
センサの検出値が処理液の流れによってふらついてしま
う等の問題があった。
【0009】本発明は上記点に鑑みなされたもので、第
1の目的は、処理液を効率よく加熱でき、安定した温度
制御ができる処理液加熱装置を提供することにある。
1の目的は、処理液を効率よく加熱でき、安定した温度
制御ができる処理液加熱装置を提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、前記処理液加熱装
置を自動現像装置の処理液循環経路中に配置させ、安定
した処理性能を発揮できる写真感光材料用自動現像装置
を提供することにある。
置を自動現像装置の処理液循環経路中に配置させ、安定
した処理性能を発揮できる写真感光材料用自動現像装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記目的
は下記の構成要件によって達成できる。
は下記の構成要件によって達成できる。
【0012】(1)処理液の流入口および流出口を有す
る容器と、前記容器の内面と間隙をもって配設した発熱
体と、を有し、前記発熱体の処理液に接する全表面積
を、前記容器の処理液に接する全表面積の1/2以上と
した、事を特徴とする処理液加熱装置。
る容器と、前記容器の内面と間隙をもって配設した発熱
体と、を有し、前記発熱体の処理液に接する全表面積
を、前記容器の処理液に接する全表面積の1/2以上と
した、事を特徴とする処理液加熱装置。
【0013】(2)前記容器の内面および前記発熱体の
外面は円筒状である前記(1)に記載の処理液加熱装
置。
外面は円筒状である前記(1)に記載の処理液加熱装
置。
【0014】(3)スリット処理方式の処理ラックと、
前記処理ラック、処理液補充部、循環用ポンプ、ヒータ
及び温度センサを有する処理液加熱装置をこの順序で含
む処理液循環路と、を備え、前記処理液加熱装置は、処
理液の流入口と流出口とを有する内部が中空の容器と、
前記容器の内部空間に設けられ、かつ、前記容器の処理
液に接する全表面積に対して、1/2以上の全表面積を
有する発熱体と、を有する事を特徴とする写真感光材料
用自動現像装置。
前記処理ラック、処理液補充部、循環用ポンプ、ヒータ
及び温度センサを有する処理液加熱装置をこの順序で含
む処理液循環路と、を備え、前記処理液加熱装置は、処
理液の流入口と流出口とを有する内部が中空の容器と、
前記容器の内部空間に設けられ、かつ、前記容器の処理
液に接する全表面積に対して、1/2以上の全表面積を
有する発熱体と、を有する事を特徴とする写真感光材料
用自動現像装置。
【0015】(4)前記処理液加熱装置は、前記容器の
内部空間に設けられ、かつ、前記発熱体の長手方向一端
側に近接配置される温度センサを有する事を特徴とする
前記(3)に記載の写真感光材料用自動現像装置。
内部空間に設けられ、かつ、前記発熱体の長手方向一端
側に近接配置される温度センサを有する事を特徴とする
前記(3)に記載の写真感光材料用自動現像装置。
【0016】(5)前記容器の内面および前記発熱体の
外面は円筒状である前記(3)に記載の写真感光材料用
自動現像装置。
外面は円筒状である前記(3)に記載の写真感光材料用
自動現像装置。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に関わる実施の形態の一例
を、以下、図面を用いて説明する。
を、以下、図面を用いて説明する。
【0018】図1は、カラーネガフィルム用の自動現像
装置の内部構成を簡単に示す模式図、図2はショートリ
ーダSに対して、現像処理すべきフィルムFをテープで
一体的になしたことを示す模式図である。
装置の内部構成を簡単に示す模式図、図2はショートリ
ーダSに対して、現像処理すべきフィルムFをテープで
一体的になしたことを示す模式図である。
【0019】図において、1は自動現像装置を示し、当
該自動現像装置は大きく分けて、露光済みのカラーネガ
フィルム(以下、単にフィルムという)をパトローネに
収納したまま装着するフィルム装着部10、フィルム処
理部(以下、単に処理部という)20および乾燥部30
を以て構成してある。
該自動現像装置は大きく分けて、露光済みのカラーネガ
フィルム(以下、単にフィルムという)をパトローネに
収納したまま装着するフィルム装着部10、フィルム処
理部(以下、単に処理部という)20および乾燥部30
を以て構成してある。
【0020】前記処理部20は、発色現像処理槽(以
下、単に現像処理槽という)22、漂白処理槽24、定
着処理槽26および安定処理槽28とからなる。
下、単に現像処理槽という)22、漂白処理槽24、定
着処理槽26および安定処理槽28とからなる。
【0021】なお、前記処理槽22〜28は、底面壁及
び底面壁に対して垂直な前後左右壁(仕切板)で形成し
てあり、上部を解放した箱状に構成してある。
び底面壁に対して垂直な前後左右壁(仕切板)で形成し
てあり、上部を解放した箱状に構成してある。
【0022】図においては、現像処理槽22の底面壁2
21と(左右の)仕切板222とに参照番号を付し、他
の処理槽については底面壁にのみ参照番号241、26
1および281を付してある。
21と(左右の)仕切板222とに参照番号を付し、他
の処理槽については底面壁にのみ参照番号241、26
1および281を付してある。
【0023】また、前記処理槽22〜28内には、スリ
ット処理を行う構成の現像処理ラック220、漂白処理
ラック240、定着処理ラック260および安定処理ラ
ック280をそれぞれ着脱可能に装着してある。
ット処理を行う構成の現像処理ラック220、漂白処理
ラック240、定着処理ラック260および安定処理ラ
ック280をそれぞれ着脱可能に装着してある。
【0024】前記各処理ラックの装着時、当該処理ラッ
クの外壁面と前記処理槽を形成する仕切板および底面壁
(処理ラックに対向する内面を指す)との間に数mmの
僅かな間隙を形成するようになっている。
クの外壁面と前記処理槽を形成する仕切板および底面壁
(処理ラックに対向する内面を指す)との間に数mmの
僅かな間隙を形成するようになっている。
【0025】上記から、ここで言う処理槽とは単なる室
であり、従来の処理槽に匹敵するのは処理ラックである
事が理解される。
であり、従来の処理槽に匹敵するのは処理ラックである
事が理解される。
【0026】P1およびP2は、前記処理ラック内の上
下に配した歯付きプーリ(以下、単にプーリという)
で、両プーリ間には、前記プーリ上の歯と係合(噛み合
い)する歯を有する無端のタイミングベルトB(以下、
単にベルトBという)を懸架してある。
下に配した歯付きプーリ(以下、単にプーリという)
で、両プーリ間には、前記プーリ上の歯と係合(噛み合
い)する歯を有する無端のタイミングベルトB(以下、
単にベルトBという)を懸架してある。
【0027】また、前記ベルトB上であって、前記歯を
有する側と反対側には、図2に示すショートリーダSの
一辺に近接して列状に穿った小孔Hと係合し、当該ショ
ートリーダSを介してフィルムFに搬送力を付与する複
数の突起T(図4参照)を設けてある。
有する側と反対側には、図2に示すショートリーダSの
一辺に近接して列状に穿った小孔Hと係合し、当該ショ
ートリーダSを介してフィルムFに搬送力を付与する複
数の突起T(図4参照)を設けてある。
【0028】以上の通りの概略構成を有する自動現像装
置を用いてのフィルムの処理は、次のように行われる。
置を用いてのフィルムの処理は、次のように行われる。
【0029】前記処理ラックに対応して、発色現像液等
の処理液を収納し、それぞれの処理液温度が処理に適し
た温度範囲内にある状態において、処理すべきフィルム
Fの先端にショートリーダSを取り付け、当該ショート
リーダSを前記フィルム装着部10の所定部(後記)に
差し込むと、前記ベルトB上の突起と前記ショートリー
ダ上の小孔Hとが係合してフィルムFを下降搬送する。
の処理液を収納し、それぞれの処理液温度が処理に適し
た温度範囲内にある状態において、処理すべきフィルム
Fの先端にショートリーダSを取り付け、当該ショート
リーダSを前記フィルム装着部10の所定部(後記)に
差し込むと、前記ベルトB上の突起と前記ショートリー
ダ上の小孔Hとが係合してフィルムFを下降搬送する。
【0030】前記フィルムFは、現像処理ラック220
の底部においてUターン搬送された後、上昇搬送され、
隣り合う処理ラック間の渡り部を介して、順次、次の処
理ラックに導かれて同様の動作を繰り返す。
の底部においてUターン搬送された後、上昇搬送され、
隣り合う処理ラック間の渡り部を介して、順次、次の処
理ラックに導かれて同様の動作を繰り返す。
【0031】前記ショートリーダSにより、各処理ラッ
ク内の処理液中を搬送される前記フィルムFに対して
は、循環させている処理液をフィルムFの両側部方向
(両側部側)からフィルムFの乳剤面または表裏面に向
け噴射させて処理を促進する。
ク内の処理液中を搬送される前記フィルムFに対して
は、循環させている処理液をフィルムFの両側部方向
(両側部側)からフィルムFの乳剤面または表裏面に向
け噴射させて処理を促進する。
【0032】安定処理ラック280から排出された前記
フィルムFは乾燥部30で乾燥され適宜の収納部に収納
保持される。
フィルムFは乾燥部30で乾燥され適宜の収納部に収納
保持される。
【0033】図3は処理ラックの正面図であり、これに
処理液循環路を構成する各手段を関連配置した模式図で
ある。
処理液循環路を構成する各手段を関連配置した模式図で
ある。
【0034】図4は処理ラックの側面図、図5は図4の
A−A線に従う処理ラックの平面断面図であり、これら
図は説明用として適宜に簡略化して示してある。
A−A線に従う処理ラックの平面断面図であり、これら
図は説明用として適宜に簡略化して示してある。
【0035】なお、処理ラックの構成は基本的にすべて
同じであるので、現像用の処理ラック220をモデルと
して説明する。
同じであるので、現像用の処理ラック220をモデルと
して説明する。
【0036】図中、前記した手段(部材)と同一手段に
は同一の参照記号を付してある。
は同一の参照記号を付してある。
【0037】図において、現像処理ラック220は長方
体形状の筺体からなり、上部に前記ベルトBを駆動する
ための動力伝達系Dを有する。
体形状の筺体からなり、上部に前記ベルトBを駆動する
ための動力伝達系Dを有する。
【0038】前記動力伝達系Dは、駆動用スプロケット
50、ハスバ歯車対51および52、前記プーリP1、
プーリP2等からなる。
50、ハスバ歯車対51および52、前記プーリP1、
プーリP2等からなる。
【0039】500、501はターンローラで、前記現
像処理ラック220の上・下部に設けられた前記プーリ
P1、P2を支持する軸J1、J2上に回動可能に設け
てある。
像処理ラック220の上・下部に設けられた前記プーリ
P1、P2を支持する軸J1、J2上に回動可能に設け
てある。
【0040】前記ターンローラ500の上にあるのは、
複数のローラで、ショートリーダ付きフィルムを前記現
像処理ラック220内に導入し、又は当該現像処理ラッ
クから排出する際に機能する。
複数のローラで、ショートリーダ付きフィルムを前記現
像処理ラック220内に導入し、又は当該現像処理ラッ
クから排出する際に機能する。
【0041】前記現像処理ラック220は、左右側部
(以下、説明の便宜上、左右側壁という)223および
224と、前記左右側壁に挟まれた主部(以下、説明の
便宜上、中央体という)225とから構成してある(図
5参照)。
(以下、説明の便宜上、左右側壁という)223および
224と、前記左右側壁に挟まれた主部(以下、説明の
便宜上、中央体という)225とから構成してある(図
5参照)。
【0042】また、前記中央体225は、前記フィルム
FのUターン搬送(移動)を許容するスリット状の通路
(搬送路)226および227を有する。
FのUターン搬送(移動)を許容するスリット状の通路
(搬送路)226および227を有する。
【0043】すなわち、前記通路226はフィルム挿入
口228から挿入されるフィルムFの下降通路であり、
前記通路227は、処理ラックの下部に配置した前記タ
ーンローラ501を含む通路を介して前記下降通路22
6と接続し、フィルム排出口229に繋がる、前記フィ
ルムFの上昇通路である。
口228から挿入されるフィルムFの下降通路であり、
前記通路227は、処理ラックの下部に配置した前記タ
ーンローラ501を含む通路を介して前記下降通路22
6と接続し、フィルム排出口229に繋がる、前記フィ
ルムFの上昇通路である。
【0044】前記通路226および227はフィルムF
を現像するための処理部であり、処理は、前記スリット
内に充填した発色現像処理液(以下、単に現像液とい
う)と、後述するように、循環する現像液を噴射させる
ことにより行う。
を現像するための処理部であり、処理は、前記スリット
内に充填した発色現像処理液(以下、単に現像液とい
う)と、後述するように、循環する現像液を噴射させる
ことにより行う。
【0045】前記通路の断面形状は、概略、2つの円弧
を向き合わせた部分230と、両端部に行くに従って近
接する前記円弧に連続した、幅が狭い平行面からなる間
隙部231とを有し、全体がスリット形状にある。
を向き合わせた部分230と、両端部に行くに従って近
接する前記円弧に連続した、幅が狭い平行面からなる間
隙部231とを有し、全体がスリット形状にある。
【0046】前記円弧部230の幅は前記フィルムFが
移動しうるに足る幅を有し、その外側に位置する間隙部
231は、前記フィルムFに付けられるショートリーダ
Sの両側部が移動する通路を形成する。
移動しうるに足る幅を有し、その外側に位置する間隙部
231は、前記フィルムFに付けられるショートリーダ
Sの両側部が移動する通路を形成する。
【0047】換言すれば、前記間隙部231はショート
リーダの移動を規制するガイド手段としての機能を有す
るといえる。
リーダの移動を規制するガイド手段としての機能を有す
るといえる。
【0048】なお、前記円弧部の曲率は、フィルムのカ
ールよりも小さい曲率とすることができ、当該構成は、
搬送中のフィルムFが通路を形成している壁面に接触す
る事を極力防止する上で有効である。
ールよりも小さい曲率とすることができ、当該構成は、
搬送中のフィルムFが通路を形成している壁面に接触す
る事を極力防止する上で有効である。
【0049】前記間隙部231の外側(図5において、
間隙部231の右外側)に示す空間236は、前記ベル
トB及び当該ベルト上の突起Tと係合したショートリー
ダ部分が移動するための通路である(ベルト等は図示せ
ず)。
間隙部231の右外側)に示す空間236は、前記ベル
トB及び当該ベルト上の突起Tと係合したショートリー
ダ部分が移動するための通路である(ベルト等は図示せ
ず)。
【0050】従来の大容量処理液にフィルムをジャブ漬
けする構成と比較して、極めて狭い開口(容積)内での
処理であり、故に、このような構成における処理をスリ
ット処理またはスリット処理方式という事とする。
けする構成と比較して、極めて狭い開口(容積)内での
処理であり、故に、このような構成における処理をスリ
ット処理またはスリット処理方式という事とする。
【0051】また、前記左右側壁223、224内に示
す232、233、234、235は、後述する現像液
の流路(供給通路)を示す。
す232、233、234、235は、後述する現像液
の流路(供給通路)を示す。
【0052】前記流路232、233は、下降通路22
6内を移動する前記フィルムFの両側部に対応する位置
を有し、また、流路234、235は、上昇通路227
内を移動する前記フィルムFの両側部に対応する位置を
有する。
6内を移動する前記フィルムFの両側部に対応する位置
を有し、また、流路234、235は、上昇通路227
内を移動する前記フィルムFの両側部に対応する位置を
有する。
【0053】前記左右側壁上であって、前記流路232
〜235よりも内側には、前記流路に接続した凹部が設
けてあり、そこには前記フィルムの仮想移動面を挟む位
置関係の小孔hを有する遮蔽板252、253、25
4、255を埋設してある。
〜235よりも内側には、前記流路に接続した凹部が設
けてあり、そこには前記フィルムの仮想移動面を挟む位
置関係の小孔hを有する遮蔽板252、253、25
4、255を埋設してある。
【0054】破線600、603は、前記下降通路内を
移動する前記フィルムFに向けて前記流路内を循環する
(流路は循環通路の一部である)現像液を噴射しうるよ
うに、前記中央体225に形成した噴出ガイド溝で、前
記小孔hと連通している。
移動する前記フィルムFに向けて前記流路内を循環する
(流路は循環通路の一部である)現像液を噴射しうるよ
うに、前記中央体225に形成した噴出ガイド溝で、前
記小孔hと連通している。
【0055】一方、破線605、607は、前記上昇通
路内を移動する前記フィルムFに向けて前記流路内を循
環する(流路は循環通路の一部である)現像液を噴射し
うるように、前記中央体225に形成した噴出ガイド溝
で、やはり前記小孔hと連通している。
路内を移動する前記フィルムFに向けて前記流路内を循
環する(流路は循環通路の一部である)現像液を噴射し
うるように、前記中央体225に形成した噴出ガイド溝
で、やはり前記小孔hと連通している。
【0056】換言すると、前記小孔及び前記噴出ガイド
溝は、仮想フィルム移動面からみて、前記間隙部231
よりも外側の位置にくるように構成してある。
溝は、仮想フィルム移動面からみて、前記間隙部231
よりも外側の位置にくるように構成してある。
【0057】前記噴出ガイド溝の形状については図6に
示す如くである。
示す如くである。
【0058】図6は噴出ガイド溝の形状を説明するため
のもので、図5における通路226の上半分を有するブ
ロック(厚板)を通路側からみた概略図である。
のもので、図5における通路226の上半分を有するブ
ロック(厚板)を通路側からみた概略図である。
【0059】当該ブロックは、実質、前記中央体と同じ
であるので、以下、中央体225という。
であるので、以下、中央体225という。
【0060】水平方向に示す一点鎖線は基準線であり、
前記噴出ガイド溝600および603は、前記基準線に
対して非対称に形成してある。
前記噴出ガイド溝600および603は、前記基準線に
対して非対称に形成してある。
【0061】噴出ガイド溝の形状は基本的にどれも同じ
であるので、1つの噴出ガイド溝600を参照して説明
する。
であるので、1つの噴出ガイド溝600を参照して説明
する。
【0062】なお、通路を構成する対向壁面を持つ中央
体225にも、前記噴出ガイド溝600および603に
対応する溝が設けられていることは言うまでもない。
体225にも、前記噴出ガイド溝600および603に
対応する溝が設けられていることは言うまでもない。
【0063】前記噴出ガイド溝600の右端部601
(噴出ガイド溝603においては左端部604に対応)
は、前述の遮蔽板252に設けた小孔hを介して流路2
32に連接する部分である。
(噴出ガイド溝603においては左端部604に対応)
は、前述の遮蔽板252に設けた小孔hを介して流路2
32に連接する部分である。
【0064】全体的形状は、前記右端部601から前記
中央体225の中央部に向かうに従って溝の深さが順次
浅くなっている。
中央体225の中央部に向かうに従って溝の深さが順次
浅くなっている。
【0065】そして基準線を中心にみると、基準線より
も上側の部分に比して、下側の部分は前記中央体の平面
をより深く削った状態にしてある。
も上側の部分に比して、下側の部分は前記中央体の平面
をより深く削った状態にしてある。
【0066】前記噴出ガイド溝600、603、60
5、607は、前記フィルムFの通路に沿って上下方向
の複数箇所に設けてあり、フィルムFの両側部に対応し
て形成してある前記噴出ガイド溝600と603および
605と607とは各通路の上下方向において千鳥状に
なるような位置に配列させてある。
5、607は、前記フィルムFの通路に沿って上下方向
の複数箇所に設けてあり、フィルムFの両側部に対応し
て形成してある前記噴出ガイド溝600と603および
605と607とは各通路の上下方向において千鳥状に
なるような位置に配列させてある。
【0067】前記フィルムFと噴出ガイド溝600、6
03、605、607との位置関係は図3にわかりやす
く示してある。図3において、前記噴出ガイド溝は、便
宜上、小孔で示してある。
03、605、607との位置関係は図3にわかりやす
く示してある。図3において、前記噴出ガイド溝は、便
宜上、小孔で示してある。
【0068】前記遮蔽板252〜255上に穿った小孔
hの垂直方向における位置は、当然のこと乍ら、対応す
る前記噴出ガイド溝600〜607と略同一面としてあ
る。
hの垂直方向における位置は、当然のこと乍ら、対応す
る前記噴出ガイド溝600〜607と略同一面としてあ
る。
【0069】なお、前記噴出ガイド溝600〜607
は、フィルムFの両側部方向から略垂直方向に、かつ、
フィルムFの両面に対して略平行に現像液を噴射し、フ
ィルム面に接触している現像液の更新を計るように関係
づけてある。
は、フィルムFの両側部方向から略垂直方向に、かつ、
フィルムFの両面に対して略平行に現像液を噴射し、フ
ィルム面に接触している現像液の更新を計るように関係
づけてある。
【0070】前記現像処理ラック220の底部には流入
口237が設けてあり、ここに、ポンプ405により送
り出される現像液が流入する。
口237が設けてあり、ここに、ポンプ405により送
り出される現像液が流入する。
【0071】前記流入口237に流入した現像液は、図
4に示すように、前記現像処理ラック220の底部に設
けてある流路238(厚みのある底壁中に穿孔して設け
てある)により左右に分岐された後、当該流路238と
直行する方向(図4において紙面の表裏方向)に延び
る、前記側壁223、224の底部に設けた流路内で更
に2つに分岐され、前記流路232と234および23
3と235内を上昇し、前記小孔h及び噴出ガイド溝を
介して通路226、227内に噴射される。
4に示すように、前記現像処理ラック220の底部に設
けてある流路238(厚みのある底壁中に穿孔して設け
てある)により左右に分岐された後、当該流路238と
直行する方向(図4において紙面の表裏方向)に延び
る、前記側壁223、224の底部に設けた流路内で更
に2つに分岐され、前記流路232と234および23
3と235内を上昇し、前記小孔h及び噴出ガイド溝を
介して通路226、227内に噴射される。
【0072】239は、前記現像処理ラック220の前
壁(図示なし)上に設けた現像液の排出口である。
壁(図示なし)上に設けた現像液の排出口である。
【0073】前記排出口239から排出された現像液
は、適宜のパイプを介してタンク400に導かれ、フィ
ルタ403により異物等が除去され、パイプ404を経
てポンプ405に吸い込まれ、かつ、送り出される。
は、適宜のパイプを介してタンク400に導かれ、フィ
ルタ403により異物等が除去され、パイプ404を経
てポンプ405に吸い込まれ、かつ、送り出される。
【0074】所定の流速を以てパイプ413内を流れる
現像液は、前記流入口237の直前に設けた発熱体(以
下、ヒータという)415で加熱(加温)され、次い
で、温度センサ417の設置部を通過して前述の流入口
237に送り込まれる。
現像液は、前記流入口237の直前に設けた発熱体(以
下、ヒータという)415で加熱(加温)され、次い
で、温度センサ417の設置部を通過して前述の流入口
237に送り込まれる。
【0075】前記ヒータおよび温度センサを含む部分
は、前記パイプ413の途中に組み込まれる処理液加熱
装置Kであり、詳細は後記する。
は、前記パイプ413の途中に組み込まれる処理液加熱
装置Kであり、詳細は後記する。
【0076】上記の如く、ポンプ405、ヒータ415
の設置部、温度センサ417の設置部、流入口237、
流路232〜235、小孔h、噴出ガイド溝600〜6
07、通路226、227、排出口239、タンク40
0(後述するように、現像液補充部でもある)、ポンプ
405という、現像液の循環経路が形成される。
の設置部、温度センサ417の設置部、流入口237、
流路232〜235、小孔h、噴出ガイド溝600〜6
07、通路226、227、排出口239、タンク40
0(後述するように、現像液補充部でもある)、ポンプ
405という、現像液の循環経路が形成される。
【0077】407は前記ポンプ405の動力源である
モータ、具体的にはインダクションモータであり、40
9は当該インダクションモータ407の回転数を制御す
るためのインバータ、411はインバータへの通電を制
御する制御手段である。
モータ、具体的にはインダクションモータであり、40
9は当該インダクションモータ407の回転数を制御す
るためのインバータ、411はインバータへの通電を制
御する制御手段である。
【0078】412は補充液を貯留する補充液タンク、
413は補充液ポンプで、現像処理により減少する現像
液量を適宜の検知手段、または、演算により求め、その
結果に基づいて、補充液ポンプ413を作動させ、現像
液補充部である前記タンク400内に現像液を放出する
ように構成してある。
413は補充液ポンプで、現像処理により減少する現像
液量を適宜の検知手段、または、演算により求め、その
結果に基づいて、補充液ポンプ413を作動させ、現像
液補充部である前記タンク400内に現像液を放出する
ように構成してある。
【0079】図7は、前述した処理液加熱装置Kの構成
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【0080】図において、420は円筒状の中空を有す
る外形が円筒状の容器で、その両端部に処理液の流入口
422と流出口424(実質的にはパイプ413との接
続部)とを有する。
る外形が円筒状の容器で、その両端部に処理液の流入口
422と流出口424(実質的にはパイプ413との接
続部)とを有する。
【0081】前記容器420の内部空間には、ヒータ4
15と温度センサ417とを配設してある。
15と温度センサ417とを配設してある。
【0082】前記ヒータ415は円筒状の外形を有し、
その基部に設けた鍔部416を介して、前記容器の側壁
425に取り付けてある。
その基部に設けた鍔部416を介して、前記容器の側壁
425に取り付けてある。
【0083】また、前記温度センサ417は前記側壁と
反対側の側壁に取り付けてあって、かつ、前記ヒータ4
15の一端に近接している。
反対側の側壁に取り付けてあって、かつ、前記ヒータ4
15の一端に近接している。
【0084】前記ヒータと温度センサの取り付け部は密
封状態に保ってある。
封状態に保ってある。
【0085】上記構成により、前記流入口422から入
った処理液は、前記ヒータ415の外表面と前記容器4
20の内面壁とで形成される流路を流れ、前記流出口4
24から流出するが、前記容器420の処理液に接する
全表面積に対して、前記処理液に接するヒータの全表面
積を1/2以上となる構成としてある。
った処理液は、前記ヒータ415の外表面と前記容器4
20の内面壁とで形成される流路を流れ、前記流出口4
24から流出するが、前記容器420の処理液に接する
全表面積に対して、前記処理液に接するヒータの全表面
積を1/2以上となる構成としてある。
【0086】これは、例えば、前記容器420の内部
(中空部)の直径に対して、前記ヒータ415の直径
(外径)が細いと、ヒータ表面を流れる処理液は熱く、
中心から遠ざかるにしたがって、流れる処理液は冷たい
ままであり、このような場合、処理液のちょっとした流
れの変化(主に、流量変化による)で、処理液の熱い部
分、冷たい部分が変動し、ヒータの電力が一定でも温度
センサの検出温度が不規則に変動してしまう事からくる
制御の困難性を解消し、また、特にスリット処理方式の
場合に起きやすい、液温の変動に伴う現像ムラを無くす
ためである。
(中空部)の直径に対して、前記ヒータ415の直径
(外径)が細いと、ヒータ表面を流れる処理液は熱く、
中心から遠ざかるにしたがって、流れる処理液は冷たい
ままであり、このような場合、処理液のちょっとした流
れの変化(主に、流量変化による)で、処理液の熱い部
分、冷たい部分が変動し、ヒータの電力が一定でも温度
センサの検出温度が不規則に変動してしまう事からくる
制御の困難性を解消し、また、特にスリット処理方式の
場合に起きやすい、液温の変動に伴う現像ムラを無くす
ためである。
【0087】換言すれば、ヒータの処理液に接する全表
面積を大きくする事により、流れる処理液に対して効率
よく熱を伝える事ができ、従って、処理液中に前述のよ
うな熱い部分と冷たい部分が生じないので、温度センサ
による検出温度が不規則に変動する事もなく、安定した
温度制御ができる。
面積を大きくする事により、流れる処理液に対して効率
よく熱を伝える事ができ、従って、処理液中に前述のよ
うな熱い部分と冷たい部分が生じないので、温度センサ
による検出温度が不規則に変動する事もなく、安定した
温度制御ができる。
【0088】従って、使用する処理液量が極めて少ない
スリット現像処理方式においても、現像ムラを起こさな
い安定した処理ができる。
スリット現像処理方式においても、現像ムラを起こさな
い安定した処理ができる。
【0089】また、処理液の流速を遅くすることにより
前記不具合を解消しようとすると、ヒータによる加熱部
から温度センサ部までに処理液が流れるのに時間を要
し、結果的には、前記温度センサの応答が遅くなる。
前記不具合を解消しようとすると、ヒータによる加熱部
から温度センサ部までに処理液が流れるのに時間を要
し、結果的には、前記温度センサの応答が遅くなる。
【0090】実施の形態に係わる仕様の詳細は後述す
る。
る。
【0091】なお、処理液に接する容器420の全表面
積とヒータ415の処理液に接する全表面積との関係に
ついては、下記のような実験で好適な範囲を確認した。
積とヒータ415の処理液に接する全表面積との関係に
ついては、下記のような実験で好適な範囲を確認した。
【0092】即ち、直径(外径)20mm、長さ200
mmであるヒータを使用し、容器の長さも200mmと
して、前記ヒータと前記容器とを両端で接続するように
して、前記容器の各端に近い所に流入口と流出口とを設
け、前記流出口の直後に、液温の温度計測用のサーミス
タを設けた。
mmであるヒータを使用し、容器の長さも200mmと
して、前記ヒータと前記容器とを両端で接続するように
して、前記容器の各端に近い所に流入口と流出口とを設
け、前記流出口の直後に、液温の温度計測用のサーミス
タを設けた。
【0093】そして、前記ヒータの処理液に接する全表
面積が、処理液に接する容器の全表面積の30%、40
%、50%、55%、60%、70%、80%となるよ
うに、前記容器の内径を59.0mm、45.8mm、
37.5mm、34.4mm、31.8mm、27.7
mm、24.5mmと振ってヒータの表面温度と制御性
を見た。
面積が、処理液に接する容器の全表面積の30%、40
%、50%、55%、60%、70%、80%となるよ
うに、前記容器の内径を59.0mm、45.8mm、
37.5mm、34.4mm、31.8mm、27.7
mm、24.5mmと振ってヒータの表面温度と制御性
を見た。
【0094】温調の目標温度は38.0℃で平衡した状
態である。
態である。
【0095】その結果、前述したように、処理液に接す
るヒータの全表面積が、容器の30%である条件の場合
から80%である条件の場合までに、ヒータの表面温度
は17.2℃、9.0℃、4.7℃、3.4℃、2.2
℃、1.2℃、0.8℃と変化し、応答性は、前記と同
様の順番で、ハンチング大で温度異常発生、ハンチング
大、ハンチングほぼなし、良好、良好、良好、良好とい
う結果を得た。
るヒータの全表面積が、容器の30%である条件の場合
から80%である条件の場合までに、ヒータの表面温度
は17.2℃、9.0℃、4.7℃、3.4℃、2.2
℃、1.2℃、0.8℃と変化し、応答性は、前記と同
様の順番で、ハンチング大で温度異常発生、ハンチング
大、ハンチングほぼなし、良好、良好、良好、良好とい
う結果を得た。
【0096】この結果から、ヒータの表面温度上昇が小
さく、応答性がよいのは、処理液に接する容器の全表面
積(以下、単に表面積という)に対して、処理液に接す
るヒータの全表面積(以下、単に表面積という)が50
%以上である事が好ましく、更に、55%以上であるこ
とがより好ましい事が解った。
さく、応答性がよいのは、処理液に接する容器の全表面
積(以下、単に表面積という)に対して、処理液に接す
るヒータの全表面積(以下、単に表面積という)が50
%以上である事が好ましく、更に、55%以上であるこ
とがより好ましい事が解った。
【0097】考察するに、容器に対して相対的にヒータ
径が大きくなり、ヒータの表面積が大きくなると熱伝導
度がよくなるとともに、流路が狭くなるので流速が上が
り、その相乗効果で、両者の関係がある条件以上になる
と、急激にヒータの表面温度が低下する。
径が大きくなり、ヒータの表面積が大きくなると熱伝導
度がよくなるとともに、流路が狭くなるので流速が上が
り、その相乗効果で、両者の関係がある条件以上になる
と、急激にヒータの表面温度が低下する。
【0098】前記は、ヒータの直径が一定で容器の内径
を変化させたが、ヒータ直径に対する容器内径が小さく
なると、直径の二乗に逆比例して容器の断面積は減る
が、中にヒータが入っている構成であるので容器の直径
の二乗に逆比例以上に流路の断面積が減り、断面積に逆
比例して流速が上がるので、ある点から急激にヒータ表
面の温度上昇が小さくなったものと考える。
を変化させたが、ヒータ直径に対する容器内径が小さく
なると、直径の二乗に逆比例して容器の断面積は減る
が、中にヒータが入っている構成であるので容器の直径
の二乗に逆比例以上に流路の断面積が減り、断面積に逆
比例して流速が上がるので、ある点から急激にヒータ表
面の温度上昇が小さくなったものと考える。
【0099】前記のようにヒータの表面温度が下がる
と、それに接している処理液温度も下がり、ヒータを出
たところを流れる液の温度分布も均一になり、温度計測
が安定に行えるようになる。
と、それに接している処理液温度も下がり、ヒータを出
たところを流れる液の温度分布も均一になり、温度計測
が安定に行えるようになる。
【0100】本実験は、円柱状の容器とヒータを用いた
が、同一表面積および表面積比で最も効率よくヒータの
熱を液に伝える形状は球体である。
が、同一表面積および表面積比で最も効率よくヒータの
熱を液に伝える形状は球体である。
【0101】しかしながら、実際の制作を考えた時に、
容易に、安価に製造できるのは、断面形状が一定な柱体
であり、その中でも円柱体がよい。
容易に、安価に製造できるのは、断面形状が一定な柱体
であり、その中でも円柱体がよい。
【0102】もちろん、角柱体あるいは円柱体と角柱体
の組み合わせでもよい。
の組み合わせでもよい。
【0103】なお、液量が少なく流量も少ないスリット
現像における温調の構成で重要な事は、容器の内径を適
宜に小さくするとともに、ヒータの表面積割合を大きく
することである。
現像における温調の構成で重要な事は、容器の内径を適
宜に小さくするとともに、ヒータの表面積割合を大きく
することである。
【0104】図3、4、5に戻って、前記現像処理ラッ
ク220の底部には、前記流路238と連通するオリフ
ィス710を複数個設けてある。
ク220の底部には、前記流路238と連通するオリフ
ィス710を複数個設けてある。
【0105】前記オリフィス710は、処理ラックと仕
切との間の間隙に存在する現像液を、順次、前記循環経
路に戻すのに寄与する。
切との間の間隙に存在する現像液を、順次、前記循環経
路に戻すのに寄与する。
【0106】すなわち、ポンプ405により送り込まれ
た現像液の一部を前記オリフィス710から仕切板の底
面壁221に向けて噴出することにより、現像処理ラッ
クの外面と仕切板の内面との間に貯留している現像液を
上昇させ、前記排出口239とタンク400の連通部分
を介して前記タンクに排出させ、循環経路に乗せる。
た現像液の一部を前記オリフィス710から仕切板の底
面壁221に向けて噴出することにより、現像処理ラッ
クの外面と仕切板の内面との間に貯留している現像液を
上昇させ、前記排出口239とタンク400の連通部分
を介して前記タンクに排出させ、循環経路に乗せる。
【0107】720は、前記現像処理ラック220を取
り外した時、前記通路226、227に溜まっている現
像液を前記現像処理槽22内に排出するための開口であ
る。
り外した時、前記通路226、227に溜まっている現
像液を前記現像処理槽22内に排出するための開口であ
る。
【0108】以上の構成により、処理すべきフィルムF
と一体的に係合させたショートリーダSをフィルム挿入
口228から差し込む事により、前述したプロセスを介
して処理が行われる。
と一体的に係合させたショートリーダSをフィルム挿入
口228から差し込む事により、前述したプロセスを介
して処理が行われる。
【0109】前記実施の形態における、現像処理、加熱
処理等に関する仕様は次の通りである。
処理等に関する仕様は次の通りである。
【0110】 処理ラック寸法:縦5cm×横9cm×高さ65cm スリット幅:50mm(但し、含む間隙部231、除く
ベルト搬送路部) 間隙部231の幅:左右各5mm スリットの最大厚(スリット幅と直交方向):8mm スリットの最小厚:2mm 円弧部曲率半径:80mm 使用現像液総量:1リットル 現像液の流量:約2リットル/分 ヒータの外径:18mm ヒータの長さ:172mm 容器の内径 :23mm 容器の長さ :250mm (容器内面表面積に対するヒータの表面積割合:54
%) なお、上記構成において、1つの処理ラック、例えば、
現像処理ラック内での動作を具体的に述べると次の通り
である。
ベルト搬送路部) 間隙部231の幅:左右各5mm スリットの最大厚(スリット幅と直交方向):8mm スリットの最小厚:2mm 円弧部曲率半径:80mm 使用現像液総量:1リットル 現像液の流量:約2リットル/分 ヒータの外径:18mm ヒータの長さ:172mm 容器の内径 :23mm 容器の長さ :250mm (容器内面表面積に対するヒータの表面積割合:54
%) なお、上記構成において、1つの処理ラック、例えば、
現像処理ラック内での動作を具体的に述べると次の通り
である。
【0111】フィルムFが下降通路を移動して最初の噴
出ガイド溝の位置に達すると、フィルムFを挟む(フィ
ルムの厚さ方向)ように設けた前記噴出ガイド溝から噴
出している現像液が、フィルムの表裏両面側に略等量吹
き付けられる。
出ガイド溝の位置に達すると、フィルムFを挟む(フィ
ルムの厚さ方向)ように設けた前記噴出ガイド溝から噴
出している現像液が、フィルムの表裏両面側に略等量吹
き付けられる。
【0112】前記現像液は、フィルムFの一側部に対し
て略垂直方向からフィルム両面に沿って進み、そのとき
フィルム面に付着している現像液を撹拌する挙動を示
す。
て略垂直方向からフィルム両面に沿って進み、そのとき
フィルム面に付着している現像液を撹拌する挙動を示
す。
【0113】次いで、前記と同じ区域のフィルム面が他
の噴出ガイド溝のある場所に到達すると、前記とは逆の
方向から噴射される現像液により前記と同様の挙動によ
り現像処理を促進する。
の噴出ガイド溝のある場所に到達すると、前記とは逆の
方向から噴射される現像液により前記と同様の挙動によ
り現像処理を促進する。
【0114】この間、現像液は絶えず循環し、前記処理
液加熱装置Kにより安定した加熱を受けては流路232
〜235を介して噴出されている。
液加熱装置Kにより安定した加熱を受けては流路232
〜235を介して噴出されている。
【0115】また、現像処理ラック220の外側に貯留
している現像液は、オリフィス710から噴出する現像
液により強制的に循環系に取り込まれ、従って、現像液
温度は全体的に所定温度に保たれる。
している現像液は、オリフィス710から噴出する現像
液により強制的に循環系に取り込まれ、従って、現像液
温度は全体的に所定温度に保たれる。
【0116】前記フィルム両面側に噴出される現像液の
作用を受けながら、画像部に支障を来さない状態でフィ
ルムFが移動し、Uターン後、ショートリーダSが上昇
通路227の上部に到達しても、小穴700を介してそ
の近辺の現像液を現像処理ラック外に少量ずつ流出させ
ているので、疲労した現像液の滞留によるフィルムへの
悪影響は防止できる。
作用を受けながら、画像部に支障を来さない状態でフィ
ルムFが移動し、Uターン後、ショートリーダSが上昇
通路227の上部に到達しても、小穴700を介してそ
の近辺の現像液を現像処理ラック外に少量ずつ流出させ
ているので、疲労した現像液の滞留によるフィルムへの
悪影響は防止できる。
【0117】そのため、均一な現像濃度にフィルムを現
像処理できる。
像処理できる。
【0118】以下、同様の構造を有する他の処理ラック
においても、フィルムFは同様の作用を受け、最終的
に、所期性能を持ったフィルムFが得られる。
においても、フィルムFは同様の作用を受け、最終的
に、所期性能を持ったフィルムFが得られる。
【0119】
【発明の効果】簡単な構成で、ヒータの熱を処理液に効
率よく伝えることができ、安定した温度制御ができる。
率よく伝えることができ、安定した温度制御ができる。
【図1】自動現像装置の内部構成を簡単に示す模式図で
ある。
ある。
【図2】ショートリーダSとフィルムFとを一体的にな
したことを示す模式図である。
したことを示す模式図である。
【図3】処理ラックの正面図であり、これに処理液循環
路を構成する各手段を関連配置した模式図である。処理
ラックの正面図である。
路を構成する各手段を関連配置した模式図である。処理
ラックの正面図である。
【図4】処理ラックの側面図である。
【図5】図4のA−A線に従う処理ラックの平面断面図
である。
である。
【図6】噴出ガイド溝の形状を示す図である。
【図7】処理液加熱装置の構成を示す模式図である。
【図8】従来の自動現像装置における処理槽周りの構成
を示す模式図である。
を示す模式図である。
1 自動現像装置 10 フィルム装着部 20 フィルム処理部 22 発色現像処理槽 24 漂白処理槽 26 定着処理槽 28 安定処理槽 30 乾燥部 220 現像処理ラック 225 中央体 226 下降通路 227 上昇通路 228 フィルム挿入口 229 フィルム排出口 230 円弧部 231 間隙部 232,233,234,235 流路 237 流入口 239 排出口 252,253,254,255 遮蔽板 400 タンク 403 フィルタ 404,413 パイプ 405 ポンプ 407 モータ 409 インバータ 411 制御手段 412 補充液タンク 415 発熱体(ヒータ) 417 温度センサ 600,603,605,607 噴出ガイド溝
Claims (5)
- 【請求項1】 処理液の流入口および流出口を有する容
器と、 前記容器の内面と間隙をもって配設した発熱体と、を有
し、 前記発熱体の処理液に接する全表面積を、前記容器の処
理液に接する全表面積の1/2以上とした、 事を特徴とする処理液加熱装置。 - 【請求項2】 前記容器の内面および前記発熱体の外面
は円筒状である請求項1に記載の処理液加熱装置。 - 【請求項3】 スリット処理方式の処理ラックと、 前記処理ラック、処理液補充部、循環用ポンプ、ヒータ
及び温度センサを有する処理液加熱装置をこの順序で含
む処理液循環路と、を備え、 前記処理液加熱装置は、 処理液の流入口と流出口とを有する内部が中空の容器
と、 前記容器の内部空間に設けられ、かつ、前記容器の処理
液に接する全表面積に対して、1/2以上の全表面積を
有する発熱体と、 を有する事を特徴とする写真感光材料用自動現像装置。 - 【請求項4】 前記処理液加熱装置は、前記容器の内部
空間に設けられ、かつ、前記発熱体の長手方向一端側に
近接配置される温度センサを有する事を特徴とする請求
項3に記載の写真感光材料用自動現像装置。 - 【請求項5】 前記容器の内面および前記発熱体の外面
は円筒状である請求項3に記載の写真感光材料用自動現
像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11028581A JP2000227650A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 処理液加熱装置および写真感光材料用自動現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11028581A JP2000227650A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 処理液加熱装置および写真感光材料用自動現像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000227650A true JP2000227650A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12252577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11028581A Pending JP2000227650A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 処理液加熱装置および写真感光材料用自動現像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000227650A (ja) |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11028581A patent/JP2000227650A/ja active Pending
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