JP2000227706A - 画像形成装置およびトナー収納容器 - Google Patents

画像形成装置およびトナー収納容器

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JP2000227706A
JP2000227706A JP11100310A JP10031099A JP2000227706A JP 2000227706 A JP2000227706 A JP 2000227706A JP 11100310 A JP11100310 A JP 11100310A JP 10031099 A JP10031099 A JP 10031099A JP 2000227706 A JP2000227706 A JP 2000227706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー収納容器のセット位置を任意に設定する
ことができ、しかも容器の交換作業が極めて容易で、機
構も簡単で安価な画像形成装置およびトナー収納容器を
提供することである。 【解決手段】トナー収納容器20の着脱によって該容器
内に抜き差しされる空気供給部を有し、この空気供給部
はトナー収納容器20がセット部40に装着されると該
容器内に入り込み、セット部40から取り出されると容
器から抜ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
に着脱可能に装着されるトナー収納容器内に収納された
トナーを現像装置へ補給するようにした電子写真方式の
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置およ
びトナー収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーボトルやトナーカートリッ
ジ等のトナー収納容器を画像形成装置本体にセットし、
その容器から現像部へトナーを補給するものが広く知ら
れている。この種の画像形成装置において、トナーは消
耗品であるため、経時使用すると収納容器の交換をしな
ければならない。このトナー収納容器の交換は、ユーザ
ーに敬遠されている作業の1つであるため、トナー収納
容器の交換作業をより快適に行い得るように、従来から
様々な提案がなされている。
【0003】例えば、ユーザーがトナーボトルに触れる
作業を少なくしたものとして、トナーボトルを支持体上
に置き、この支持体を所定位置に戻すとその戻し動作に
連動してトナーボトルの開栓するものが提案されてい
る。また、フレキブルな袋体からなる収納容器を現像部
にセットし、そこで開封した容器を圧縮してそのまま残
存させるものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方式は機構が複雑でコストも嵩むため、比較的高級機と
称される機種にしか採用されていないのが現状である。
また、後者の方式は開封した容器を溜めておく箇所が必
要であり、さらに、容器を切り裂いて開封したとき、ト
ナーが自重で現像部に補給するものであるため、容器を
セットする位置が自ずと現像部の上部側に限られてしま
うという問題もあった。
【0005】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
トナー収納容器のセット位置を任意に設定することがで
き、しかも容器の交換作業が極めて容易で、機構も簡単
で安価な画像形成装置およびトナー収納容器を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、画像形成装置本体に着脱可能に装着され
るトナー収納容器内に収納されたトナーを現像装置へ補
給する画像形成装置において、前記画像形成装置本体
に、前記トナー収納器の着脱によって当該容器内に抜き
差しされる空気供給部が設けられていることを特徴とし
ている。
【0007】なお、本発明は、前記トナー収納器に収納
されたトナーがトナー排出部を介して容器外に排出され
ると、効果的である。さらに、本発明は、前記空気供給
部が、前記トナー収納容器が画像形成装置本体に装着さ
れると該容器内に入り込み、画像形成装置本体から取り
出されると容器から抜ける突起部材に設けられている
と、効果的である。
【0008】さらにまた、本発明は、前記突起部材には
前記空気供給部用の空気通路、および前記トナー排出部
用のトナー排出通路が形成されていると、効果的であ
る。また、上記の目的を達成するため、本発明は、画像
形成装置本体に着脱可能に装着されるトナー収納容器内
に収納されたトナーを現像装置へ補給する画像形成装置
において、前記トナー収納器内に空気を供給して当該容
器内に収納されたトナーを容器外へ排出する手段と、容
器外へ排出されたトナーを前記現像装置へ移送するトナ
ー移送手段とを有することを特徴としている。
【0009】さらに、本発明は、前記トナー移送手段が
容器外に排出されたトナーを吸引して移送すると、効果
的である。さらにまた、本発明は、前記トナー移送手段
が吸引型の1軸スクリューポンプであると、効果的であ
る。
【0010】さらにまた、本発明は、前記トナー移送手
段が容器外に排出されたトナーを吐出移送すると、効果
的である。さらにまた、本発明は、前記トナー移送手段
が吐出型の1軸スクリューポンプであると、効果的であ
る。
【0011】さらにまた、本発明は、前記排出手段とト
ナー移送手段との間に、前記トナー収納容器内に供給し
た空気をトナー移送経路外に放出する脱気手段が設けら
れていると、効果的である。
【0012】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明は、画像形成装置に用いられるトナー収納容器におい
て、容器が密閉容器であることを特徴としている。さら
に、本発明は、容器に開放・閉塞可能な弁が設けられて
いると、効果的である。
【0013】さらにまた、本発明は、前記開放・閉塞可
能な弁が、画像形装置本体に設けられた突起部材の挿入
により開き、該突起部材が抜けることにより閉じると、
効果的である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明に係る画像形成
装置に用いられるトナー補給機構を示す構成図、図2は
そのトナーが補給される側である現像装置の一部を示す
断面図である。
【0015】図1において、本実施形態のトナー補給機
構は所定部である現像装置10にトナーを補給するもの
であって、補給するトナーを収納したトナー収納容器2
0、該トナー収納容器20に収納されたトナーを現像装
置10に移送するためのトナー移送力を付与するトナー
移送手段とを有している。
【0016】現像装置10には、図1および図2に示す
ように、像担持体としての感光体1に対向配置された現
像スリーブ11と、第1攪拌スクリュー12、第2攪拌
スクリュー13とが備えられている。現像装置10内で
の現像剤は、第1攪拌スクリュー12によって図2の左
から右へ搬送され、第2攪拌スクリュー13によって右
から左へ搬送されるようにして循環される。この循環の
間に搬送路の途中で現像スリーブ11に移送された現像
剤により感光体1上に形成された静電潜像を現像する。
【0017】この現像装置10には、図2に明示するよ
うに、装置の手前側端部において第1攪拌スクリュー1
2と対応する位置にトナー受け入れ口14が設けられ、
トナー受け入れ口14には接続部材15が取り付けら
れ、この接続部材15に移送部材としてのトナー移送チ
ューブ16が脱着可能に連結されている。接続部材15
の一部には空気フィルター17が設けられ、トナーと空
気流の混合気中の空気のみを現像装置から脱気し、トナ
ー補給時の接続部材15および現像装置10からのトナ
ー飛散を防止している。なお、トナーの補給位置は現像
装置10の片側端部に限らず任意であり、特に制約を受
けることはない。また、現像装置10も図示する例に限
定されず、トナー補給を必要とする種々の形式のものあ
ってもよい。
【0018】上記トナー収納容器20は、現像装置10
と別体のユニットとして構成されていて、画像形成装置
本体の適宜な位置にセットされる。このトナー収納容器
20から現像装置10までの間には、上記トナー移送チ
ューブ16を介して接続されている。このトナー移送チ
ューブ16としては例えば直径4〜10mmのフレキシ
ブルなチューブで、耐トナー性に優れたゴム材料(例え
ば、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等)
から作られているものを用いることがきわめて有効であ
り、フレキシブルなチューブは上下左右の任意方向へ配
管が容易に行い得る。
【0019】図3および図4は、トナー収納容器20の
正面図及び底面図であり、トナー収納容器20はその正
面および背面が下部へ向かうほど横幅が狭くなる台形に
形成された6面体の箱状に構成されている。このトナー
収納容器20は、密閉構造をなし、ポリエチレンやナイ
ロン等の樹脂製または紙製であって、その底面には自閉
弁としてのシール弁21が設けられている。このシール
弁21は発泡スポンジ等の弾性体で作られた弁体22
と、これを容器20に固定する固定部材23とから構成
されている。弁体22の中央には、十字状の貫通した微
少幅スリット24が形成されている(図4参照)。上記
トナー収納容器20は、樹脂製のハードケースで構成す
ることも可能であるが、本実施形態の容器は例えば80
〜200μm程度の樹脂または紙製フレキシブルなシー
トを単層または複層に構成して作られている。これらの
シートの表面または裏面にアルミ蒸着処理を施すことは
静電気対策や防湿対策に有効である。
【0020】このように構成されたトナー収納容器20
は、容器自体がフレキシブルであるので、ハードケース
と比較して運搬や保管時での取扱性が良く、収納スペー
スをとらない。さらに、使用済みトナー収納容器20は
ユーザー先からメーカーに引き取り、再生・再利用や焼
却処理が行われるが、本トナー収納容器20はフレキシ
ブルな袋状のものであるため折り畳みが可能であり、運
搬や保管時での取扱性が良く、運搬や保管時の収納スペ
ースをとらないという利点がさらに増長し、ユーザー先
からメーカーへ回収物流コストの大幅な低減が可能とな
る。なお、トナー収納容器20、シール弁21は同一材
料もしくは同一系統の材料を使用すれば、リサイクル時
に両者を分別する手間が省けるので有利である。
【0021】図5は、上記のトナー収納容器20を画像
形成装置本体へセットした状態を示す断面図である。図
5において、画像形成装置本体には上記トナー収納容器
20が図3に示す上下方向でセットされるセット部40
が設けられている。このセット部40を設ける位置は、
画像形成装置本体の扉やカバー等を開けたときに現れる
装置内部側の箇所でもよいし、装置の外部に現出する位
置にすることもできる。セット部40には、その上部が
容器着脱のための開口が形成される支持枠41を有し、
この支持枠41と画像形成装置本体の機枠42とで形成
される空間がトナー収納容器1に対応した形状になって
いる。セット部40の底部には、上記シール弁21が嵌
合される凹部43が形成され、該凹部43の底部中央に
は突起部材として円筒状のノズル45が固定配置されて
いる。
【0022】ノズル45は、図6に明示するように、上
部に断面円錐状の尖端部46が形成され、尖端部46に
続いて空気流入口47とトナー排出口48とがほぼ同じ
高さレベルに設けられている。ノズル本体45の内部に
は、空気流入口47とトナー排出口48に対しそれぞれ
連通する空気用通路49とトナー用通路50が隔壁51
によって形成されている。トナー用通路50は、ノズル
45の下端まで延びて左方へ曲げられ、トナー用接続口
52に達している。また、空気用通路49は、トナー通
路50よりも上方で図の右方へ曲げられ、空気接続口5
3に達している。トナー接続口52は、上記したトナー
移送チューブ16が嵌合されている。他方、空気接続口
53は本実施形態の場合、トナー移送手段を兼ねるエア
ーポンプ30の空気移送パイプ31が接続されている。
【0023】トナー収納容器20が、上記セット部40
にセットすると、位置固定のノズル45が微少幅スリッ
ト24を介してシール弁21の弁体22にを貫通し、先
端が容器内に入り込む。このとき、シール弁21の弁体
22が弾性体で作られ、かつノズル45の先端に尖端部
46が設けられているので、ノズル45の頭部がスムー
ズに容器内に入り込むことができる。トナー収納容器2
0がセット部40にセットされた状態では、空気流入口
47とトナー排出口48がトナー収納容器底部より僅か
に上方に位置される。
【0024】このように、トナー収納容器20はセット
部40に落とし込むというワンタッチ操作で、画像形成
装置本体側に設けられたノズル45がシール弁21を開
いて所定位置まで入り込み、これにて図7及び図8に示
すように、トナー収納容器20のセットが完了する。
【0025】ここで、トナーの補給指令が発せられる
と、エアーポンプ30が作動し、該ポンプからの空気は
空気移送パイプ31、空気通路49および空気流入口4
7を介してトナー収納容器1内に流入される。この空気
は、トナー収納容器1の底部近くから流入されるので、
収納されたトナー層を拡散させて流動化させつつ上方へ
抜ける。そして、エアーポンプ30による空気供給が続
行されると、トナー収納容器20は実質上密閉容器であ
るので容器内の空気圧が高まり、トナーは空気の吐出圧
とトナー自身の重力とによってトナー排出口48、トナ
ー用通路50、およびトナー移送チューブ16を経てト
ナー受け入れ口14に移送され、現像装置10にトナー
が補給される。
【0026】このようにトナー収納容器20に収納され
たトナーは、空気圧によって現像装置10へ移送するこ
とができる。このとき、容器内に噴出される空気は、ト
ナーを流動化させることによって空気圧によるトナー移
送を円滑かつ確実に行うことができる。さらに、トナー
収納容器20はノズル45に向かって漏斗状の形状をな
しているので、容器内のトナーはほぼすべてが残留する
ことなく排出される。なお、現像装置10にはトナーと
ともに空気が送られるが、この空気は空気フィルター1
7から抜けるので、トナー飛散等の問題を惹起させるこ
ともない。
【0027】上記した空気圧によるトナーの移送は、ト
ナーに対して機械的ストレスが加わらず、かつ空気によ
り流動化されるのでトナー凝集、架橋現象等の発生が防
止される。さらに、空気圧によるトナーの移送は容器内
のトナー収納量の多少にかかわりなくトナー物性が常に
安定した状態で、収納されているトナーは袋内に残るこ
となく排出される。
【0028】図9は、図5の装置を用いて実験を行った
結果を示すグラフであり、該グラフは縦軸がトナー収納
容器から排出される累積トナー量、横軸がトナー容器に
供給する空気の累積供給時間である。
【0029】この実験で使用したエアーポンプは最大静
圧18Kpa、最大流量1.9L/Minの単体性能を
持つ。トナー収納容器20は、ポリエチレン製で厚さ1
00μmのシートから製作したものを使用し、テストは
25℃、湿度60%の環境下で行った。また、使用した
トナーは(A)がリコーカラートナータイプF、(B)
がリコーPPCトナータイプ8200を用いた。
【0030】この結果、図9のグラフから明らかなよう
に、(A),(B)両トナーとも空気供給時間に比例し
たトナー排出量が得られ、安定したトナー排出が行える
ことも確認された。さらに、この実験においてエアーポ
ンプの作動時間を制御することによりトナー排出量を制
御できることも確認された。
【0031】この実験結果から本発明に従う画像形成装
置は、エアーポンプをオンオフ制御するだけでトナー補
給を行うことが可能となるので、装置構成が非常に簡易
化ができ、コンパクトで低コストな画像形成装置の提供
が可能となる。さらに、トナー移送経路中に開閉弁など
も必要としないので、安定したトナー移送性能と高耐久
性とが十分に確保することができる。
【0032】通常、画像形成装置の現像装置へのトナー
補給は、高速度でプリント/コピー、広幅プリント/コ
ピーを行う画像形成装置のように大量のトナーを短時間
で現像装置に補給する必要があるもの、また少量のトナ
ー補給で良いものまで種々の幅広い要求がある。このよ
うな要求に対して、図5に示す実施形態のトナー補給装
置では使用するエアーポンプ30の最大静圧、最大空気
吐出量までで選択すればすべてに対応することができ
る。また、上記エアーポンプ30は無負荷時の最大流量
も2.0L/Minと非常に少ないので、現像装置等で
空気抜きが簡単に行えトナー飛散等の発生を容易に防止
することができる。
【0033】図10は、本発明の他の実施形態を示す断
面図であり、図5の機構にトナー移送手段として吸引型
1軸偏芯スクリューポンプ60を付設したものである。
よって、図5に示す部材と同一部材には同一符号を付す
とともに、その共通部分の説明を省略する。また、図1
1及び12は図10に示すトナー補給機構を左右側面の
方向から見た外観図である。
【0034】図10において、トナー接続口52は中継
管54を介してスクリューポンプ60の吸い込み口61
に接続されている。スクリューポンプ60の構成は、金
属などの剛性をもつ材料で偏芯したスクリュー形状に作
られたロータ62と、ゴム等の弾性体で作られた2条ス
クリュー形状に作られ、固定されて設置されるステータ
63と、これらを包み、かつ粉体の搬送路を形成する樹
脂材料などで作られたホルダ64とを有している。上記
ロータ62は、駆動モータ70と駆動連結された歯車7
1,72及び駆動軸73を介して回転駆動される。ロー
タ62の回転により、ポンプに強い自吸力が生じ,ホル
ダ64先端の吸い込み部61からトナーを吸い込み、吸
い込んだトナーを駆動軸73の近傍の排出部65から送
り出すことができる。また、スクリューポンプ60のト
ナー排出側には空気供給部66が設けられ、空気供給部
66は空気移送管67を介してエアーポンプ30と接続
されている。エアーポンプ30から供給される空気によ
り送り出すトナーの流動化が促進され、スクリューポン
プ60によるトナー移送が確実なものとなる。なお、吸
引型スクリューポンプ60は専用モータで駆動している
が、画像形成装置内のメインモータとクラッチ(図示せ
ず)を介してその駆動が伝達されるように構成すること
もできる。
【0035】このように構成されるトナー補給機構は、
図13の如く構成されることになり、トナー補給する
際、上記図5の実施形態と同様にエアーポンプ30の作
動によりトナー収納容器20に空気が送り込まれ、トナ
ー層が流動化されるとともに空気圧及びスクリューポン
プ60の吸引力等によりノズル45を介して容器外へ排
出される。排出されたトナーは、スクリューポンプ60
に吸引され、排出部65及びトナー移送チューブ16を
経てトナー受け入れ口14に移送され、現像装置10に
トナーが補給される。
【0036】1軸偏芯スクリューポンプ60は、高い固
気比で連続定量移送が可能であって、ロータ62の回転
数に比例した正確なトナーの移送量が得られることが知
られている。したがって、トナーの移送量の制御はスク
リューポンプの駆動時間を制御すればよい。なお、スク
リューポンプ60の機構はユニット化することが有利で
あり、ユニット化されたスクリューポンプ機構は生産、
機械メンテナンスが容易になる。
【0037】なお、本画像形成装置の駆動、制御は、未
図示の電源コンセント、電源と未図示のスイッチ、制御
回路により駆動モータやエアーポンプの駆動・制御を行
う。これらは、従来周知の技術を用いればよい。
【0038】このように構成されたトナー補給の制御
は、現像装置10の一部に設けられた従来周知の透磁率
検出器(図示せず)に基づくトナーとキャリアの混合比の
変化を検知し、この検知値がある定められた値以下であ
ると、スクリューポンプ60およびエアーポンプ30を
駆動してトナー収納容器20のトナーを現像装置10に
移送する。そして、この移送によるトナー補給は現像剤
の濃度がある定められた値以上になると停止される。
【0039】これらの制御により、現像装置10には常
に一定の現像剤濃度の現像剤が収納され、安定した現像
行程が保証される。また、透磁率検出器にて現像剤濃度
がある定められた値以下であると検知し、これが予め定
められた回数・時間等を越えると、トナー収納容器20
にトナーが無いと判断し、複写機やプリンタ等の本体
(図示せず)に設けられた操作部または表示部へオペレ
ータにわかるような警告を発する。これにより、トナー
収納容器20の交換を適正な時期に行うことができる。
【0040】また、透磁率検出器の代わりに従来周知の
感光体ドラム上に形成したトナー像の濃度を検出し、同
様のトナーの補給制御を行うことも可能である。上記エ
アーポンプ30は無負荷時の最大流量も2.0L/Mi
nと非常に少ないので、現像装置等で空気抜きが簡単に
行えトナー飛散等の発生を容易に防止することができ
る。
【0041】スクリューポンプ60によるトナー移送の
信頼性を確保するためには、エアーポンプ30から空気
の供給とのタイミングが重要で、空気の供給はスクリュ
ーポンプ60の駆動より以前に開始しておくことが肝要
である。これにより、トナー移送チューブ16等でのト
ナー残留が防止でき、安定したトナー移送が図れる。
【0042】図14は、本発明のさらに他の実施形態を
示す断面図であり、本実施形態では図5の機構にトナー
移送手段として吐出型の1軸偏芯スクリューポンプ80
を付設したものである。よって、図5に示す部材と同一
部材には同一符号を付すとともに、その共通部分の説明
を省略する。また、図15及び16は図14に示すトナ
ー補給機構の左右側面の方向から見た外観図である。
【0043】図14において、上記トナー接続口52は
吐出型の1軸偏芯スクリューポンプ80を保持するポン
プ保持部材90に接続されている。このポンプ保持部材
90には、トナー接続口52からエアーと共に送り込ま
れるトナーを受けるトナー受け部91が設けられ、また
その一部、例えば上部に脱気手段としてのエアーフィル
ター92が設けられている。
【0044】上記吐出型の1軸偏芯スクリューポンプ8
0は、金属、プラスチックなどの剛性をもつ材料で偏芯
したスクリュー形状に作られたロータ82と、ゴム等の
弾性体で作られ、固定されて設置されるステータ83
と、これらを支える樹脂材料などで作られたホルダ84
とを有している。本実施形態のスクリューポンプ80
は、図15に示す駆動モータ93を駆動源とし、駆動モ
ータ93とロータ82は歯車94,95および駆動軸9
6を介して駆動連結されている。この場合、駆動軸96
は上記トナー受け部91に位置されており、スクリュー
形状をなして回転されるとトナー受け部91のトナーを
スクリューポンプ80側へ移送する。なお、符号97は
ブラケットであり、粉体ポンプユニットを画像形成装置
本体に固定している。
【0045】また、吐出型のスクリューポンプ80には
ホルダ84に空気導入口85とトナー吐出孔86が形成
され、空気導入口85には空気移送管87を介してエア
ーポンプ30が接続されている。なお、吐出型スクリュ
ーポンプ60も専用モータに限らず、画像形成装置内の
メインモータとクラッチ(図示せず)を介してその駆動が
伝達されるように構成することもできる。
【0046】このように構成されるトナー補給機構は、
トナー補給する際、上記図5の実施形態と同様にエアー
ポンプ30の作動によりトナー収納容器20に空気が送
り込まれ、トナー層が流動化されるとともにその空気圧
によりノズル45を介して容器外へ排出される。排出さ
れたトナーは、トナー接続口52を介してトナー受け部
91に移送され、ここで駆動モータ93が回転駆動され
ると、駆動軸96がトナーをスクリューポンプ80側へ
移送するとともに、ロータ82が回転してスクリューポ
ンプ80が作動することによりトナーがトナー吐出孔8
6から吐出される。このスクリューポンプ80の作動と
同時若しくは多少前後して、エアーポンプ30からスク
リューポンプ80にエアーが供給され、トナーはエアー
とともにトナー移送チューブ16を経て現像部のトナー
受け入れ口14に移送され、現像装置10にトナーが補
給される。
【0047】吐出型の1軸偏芯スクリューポンプ80
も、高い固気比で連続定量移送が可能であって、ロータ
82の回転数に比例した正確なトナーの移送量が得られ
ることが知られている。したがって、トナーの移送量の
制御はスクリューポンプの駆動時間を制御すればよい。
なお、トナー受け部91にトナーとともに送り込まれた
エアーの余剰分はエアーフィルター92から放出され
る。
【0048】ところで、電子写真方式の画像形成装置が
用いているトナーは流動性が非常に悪く、その移送が困
難であることが知られている。本発明では、トナーがト
ナー移送チューブ中をエアーとの混合気状態で移送され
るので、トナーへの機械的ストレスはほとんどかからな
い。さらに、移送部材での駆動負荷も無い。これらか
ら、トナー特性の維持、トナー移送の確実化がはかれ、
トナー補給装置の信頼性、耐久性の確保も充分はかれ
る。さらには、トナー補給装置の構成の簡易化がはかれ
低駆動負荷化による低消費電力化、低コスト化も可能と
している。
【0049】さらに、上記したトナー補給機構は、画像
形成装置の現像装置10に対して、フレキシブルなトナ
ー移送チューブのみを接続するだけでよく、トナーの飛
散がないので粉塵問題の発生も無く安全である。かつ現
像装置に対するトナー補給装置の設置位置・場所の制約
を持たないので、ユーザーによるトナー収納(補給)容
器の交換操作が最もやり易い場所にトナー補給機構を設
けることが可能となる。
【0050】また、本発明のトナー収納容器20は、簡
易な自閉弁具備するだけで良いので、容器の構成が簡易
であり、その交換が容易に行え、交換時のトナー飛散、
汚染が防止できる。さらに、容器に残留トナーが殆どな
く、経済的で使用後の容器の処理が安全かつ衛生的に行
える。
【0051】トナー収納容器20は、フレキシブルであ
るので、従来のカートリッジ、ボトルといったハードボ
トルに比較し、容器がかさばらないので運搬や保管時で
の取扱性が良く、運搬や保管時の収納スペースをとらな
い。さらに、使用済みトナー収納容器20はユーザー先
からメーカーに引き取り、再生・再利用や焼却処理が行
われるが、本トナー収納容器はフレキシブルな袋状のも
のであるため折り畳みが可能であり、運搬や保管時での
取扱性が良く、運搬や保管時の収納スペースをとらない
という利点がさらに増長し、ユーザー先からメーカーへ
回収物流コストの大幅な低減が可能となる。
【0052】また、現像装置10によれば、トナー補給
装置が付設していないため現像装置の構成が非常に簡易
となるばかりでなく、現像装置の駆動も現像スリーブ及
びトナー供給用のスクリューを駆動するだけでよいの
で、現像装置として小型化・簡易化・低コスト化、高信
頼性化、省電力化、メンテナンス容易化が図れる。更に
画像形成装置全体として前述の効果が得られることも言
うまでもない。
【0053】以上、本発明の好ましい実施形態について
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各種
改変できるものである。例えばトナーが補給される現像
装置の構成等は任意のものでよく、上記実施形態の如き
2成分現像剤ではない1成分現像剤を使用する装置にも
適用することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1ないし4の構成によれば、トナ
ー収納容器の交換作業がきわめて簡単に行うことができ
る。
【0055】請求項5ないし10の構成によれば、トナ
ー収納容器のトナーを安定、かつ確実に現像装置へ移送
することができる。請求項11ないし13の構成によれ
ば、交換時にトナー飛散、汚染等が発生しにくいトナー
収納容器を提供するることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を説明するための説明図である。
【図2】現像装置のトナー受け入れ部を示す断面図であ
る。
【図3】本発明のトナー収納容器を示す断面図である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】本発明の1実施形態のトナー収納容器セット状
態を示す断面図である。
【図6】図5の主要部の拡大断面図である。
【図7】そのトナー収納容器セット状態を示す正面図で
ある。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図5のトナー収納機構を用いた実験結果を示す
グラフである。
【図10】本発明の他の実施形態におけるトナー収納容
器セット状態を示す断面図である。
【図11】図10のトナー収納容器セット状態を示す正
面図である。
【図12】図11の背面図である。
【図13】図10のトナー補給機構の構成を説明するた
めの説明図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態におけるトナー
収納容器セット状態を示す断面図である。
【図15】図14のトナー収納容器セット状態を示す正
面図である。
【図16】図15の背面図である。
【符号の説明】
10 現像装置 20 トナー収納容器 21 シール弁 30 エアーポンプ 40 セット部 45 ノズル 60、80 スクリューポンプ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能に装着され
    るトナー収納容器内に収納されたトナーを現像装置へ補
    給するようにした画像形成装置において、 前記画像形成装置本体に、前記トナー収納器の着脱によ
    って当該容器内に抜き差しされる空気供給部が設けられ
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記トナー収納器に収納されたトナーがトナー排出
    部を介して容器外に排出されることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記空気供給部が、前記トナー収納容器が画像形成
    装置本体に装着されると該容器内に入り込み、画像形成
    装置本体から取り出されると容器から抜ける突起部材に
    設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、前記突起部材には前記空気供給
    部用の空気通路、および前記トナー排出部用のトナー排
    出通路が形成されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置本体に着脱可能に装着され
    るトナー収納容器内に収納されたトナーを現像装置へ補
    給するようにした画像形成装置において、 前記トナー収納器内に空気を供給して当該容器内に収納
    されたトナーを容器外へ排出する手段と、該排出手段に
    より容器外へ排出されたトナーを前記現像装置へ移送す
    るトナー移送手段とを有することを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、前記トナー移送手段が容器外に排出されたトナーを
    吸引移送することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の画像形成装置
    において、前記トナー移送手段が吸引型の1軸スクリュ
    ーポンプであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、前記トナー移送手段が容器外に排出されたトナーを
    吐出移送することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項5または8に記載の画像形成装置
    において、前記トナー移送手段が吐出型の1軸スクリュ
    ーポンプであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項5、8または9に記載の画像形
    成装置において、前記排出手段とトナー移送手段との間
    に、前記トナー収納容器内に供給した空気をトナー移送
    経路外に放出する脱気手段が設けられていることを特徴
    とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10の何れか1つに記
    載の画像形成装置に用いられるトナー収納容器におい
    て、容器が密閉容器であることを特徴とするトナー収納
    容器。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のトナー収納容器に
    おいて、容器に開放・閉塞可能な弁が設けられているこ
    とを特徴とするトナー収納容器。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のトナー収納容器に
    おいて、前記開放・閉塞可能な弁が、画像形装置本体に
    設けられた突起部材の挿入により開き、該突起部材が抜
    けることにより閉じることを特徴とするトナー収納容
    器。
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