JP2000228079A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2000228079A
JP2000228079A JP11028120A JP2812099A JP2000228079A JP 2000228079 A JP2000228079 A JP 2000228079A JP 11028120 A JP11028120 A JP 11028120A JP 2812099 A JP2812099 A JP 2812099A JP 2000228079 A JP2000228079 A JP 2000228079A
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JP
Japan
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disk
carriage
spindle motor
assembly
support mechanism
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JP11028120A
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Hisahiro Arisaka
寿洋 有坂
Isato Shimizu
勇人 清水
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリッジアームによって流体が擾乱されやす
いキャリッジ近傍において生じる流体圧力変動が、ディ
スクあるはヘッド支持機構などの位置決め機構部の励振
源となっていた。 【解決手段】ディスク外周端とキャリッジ胴部9のディ
スクに対向する面10との間にくし歯付きシュラウド4
を設ける。くし歯6はアーム7の間に挿入され、ディス
ク外周端に対向して配置される。 【効果】本発明の構成とすることで、キャリッジ組立体
に面したディスク外周に対してもディスク外側に向いた
空気流を整流して、ディスク回転方向に流すことが出
来、流体の圧力変動を抑制し、ディスクや位置決め機構
に振動を励起しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
磁気ディスク等の情報記録媒体上に情報記録、又は情報
の読み出しを行うヘッドを備えた記録装置に係り、特に
揺動型位置決め機構を用いたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の高記録密度化には、
ディスクへの書き込み読み出し用ヘッドの位置決め誤差
を低減し、より狭い領域に情報を記憶させる方法が有効
である。位置決め誤差を増大させる要因としてディスク
回転に伴う空気の流れに起因する、ディスクあるいは位
置決め機構系の振動がある。これは転送速度を向上させ
るために、ディスク回転数を高くするほど大きな問題と
なる。同時に、このような高速の流体移動によって、デ
ィスク表面の潤滑剤の飛散が増えるいう問題もある。
【0003】従来の技術として、特開昭59−7268
0号公報には、高速回転時のディスクの面外振動(以後
フラッタと称す)を低減するために、ディスクの外周に
所定の間隔をもたせたシュラウドを設けることが開示さ
れている。また、特開平9−204767号公報にはシ
ュラウド間隔を0.1mm以下にして磁気ディスク表面
に被覆した液体潤滑剤の飛散を防止することが開示され
てる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭59−72
680号公報に記載の装置のように従来の装置では、デ
ィスク外周に設けられたシュラウドのように、ディスク
外周において、外向きの空気流を抑えてディスク回転方
向に空気を流すための壁は、ヘッドの位置決め機構であ
るキャリッジアームがディスク面上に挿入されている部
分付近には設けることが出来なかった。これは、キャリ
ッジアームがディスク外に設けられた回転中心周りに揺
動する位置決め機構には必然的に伴う問題である。
【0005】従って、キャリッジアームによって、流体
が擾乱されやすいキャリッジアーム近傍においては、外
向きの空気流を遮る壁がないために、流体の圧力変動が
生じ、これによってディスクあるいはヘッド支持機構な
どの位置決め機構部の励振源となっていた。このため、
シュラウドによる流体に起因する振動低減には、更なる
効果を得ることが難しいという問題がある。
【0006】ところで、磁気ディスク装置では、記憶容
量の増大に伴ってデータ転送速度の高速化が求められて
いる。これによって、フラッタなどの流体に起因する振
動を低減して位置決め精度を向上させた機構が必須とな
っている。
【0007】又、その他の問題として、流体の擾乱の大
きいキャリッジアーム近傍でのディスクの外側に向かう
空気流によって、流体潤滑剤の飛散量も増加するという
問題もある。
【0008】さらには、ディスク回転に伴う空気流の擾
乱によって空気抵抗が増大し、ディスクを回転させてい
るスピンドルモータの消費電力を低く出来ないという問
題もある。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
決し、高速回転時における空気流に起因する振動を低減
し、大容量で高速の磁気ディスク装置を提供するにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ディスクの外周端に対向して、キャリッジ近傍にく
し歯部を有する静止壁を設け、前記くし歯部がキャリッ
ジアームが最内周に位置する時に、キャリッジアーム間
に位置するように配置したものである。なお、この静止
壁は、キャリッジアームのディスク回転方向の上流側に
位置するよう配置してある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を用い
て説明する。ここでは3.5インチ型磁気ディスク装置
に本発明を適用した例を示す。
【0012】図1は本発明の一実施例の磁気ディスク装
置の上面カバーを開けた、内部の上面図である。図1で
は、本発明を分かり易くするために、複数の磁気ディス
クを1つのスピンドルモータ軸に積層して組立てた、ス
ピンドルモータ組立体を省略して描いている。この図示
していないスピンドルモータ組立体やキャリッジ組立体
2などを支持しているベース1は、概略箱形の形状とな
っている。その側壁の内側の一部をディスク外周に沿っ
た面に形成したシュラウド3を設けることで、ディスク
外周の一部に対してディスク回転に伴う空気と摩擦と遠
心力によって生じるディスク外向きの空気流を遮るよう
になっている。このディスク外周に沿った面に連続する
ような面を持つ、片持ちはり状のくし歯部を有する静止
壁(くし歯付シュラウド4)を設けた。ディスクとシュ
ラウド3及びくし歯付シュラウド4との間隔は、現在製
品化されているシュラウド間隔は0.5〜1mm程度で
も良く、先の従来例で述べた0.1mm以下としても良
い。すなわち、1mm以下とすれば良いが、この値に限
定されない。
【0013】また、キャリッジ組立体2のディスクと対
向する側(キャリッジアーム7側)と反対側にはキャリ
ッジアームを駆動するためのボイスコイルモータの磁気
回路5が設けられている。なお、本実施例では。アーム
7には軽量化を図るために孔11を設けている。当然の
ことではあるが、この孔11は必ず設ける必要はない。
【0014】本実施例の構成とすることによって、ディ
スクが回転駆動されたときにディスクの回転に伴って発
生する回転方向の空気流はベース1側に設けたシュラウ
ド3と新たに設けたくし歯付シュラウド4によりディス
ク円周に沿って流れることになり、キャリッジ付近で発
生する擾乱を抑制することができる。
【0015】次に、くし歯付シュラウドの詳細構成を図
2、及び図3を用いて説明する。図2は、くし歯付シュ
ラウド4の詳細図を示したものである。図3はディスク
回転中心のスピンドルモータ軸に平行な断面で切ったと
きの、キャリッジアーム7とディスク8及びくし歯6の
断面を示したものである。
【0016】図2に示すように、本実施例のくし歯6は
9本であり、これは本実施例の磁気ディスク装置に搭載
されたディスクの枚数と同じである。これらのくし歯6
が、アーム7の隙間に差し込まれる形で配置されてい
る。
【0017】図3に示すように、くし歯6は各ディスク
8の外周に沿うように配置されている。くし歯6の厚さ
は各アーム7の隙間に、アーム7と接触しないように入
る範囲でディスク8の厚さより厚くすることが望ましい
が、ディスク厚と略同等でも良い。これはくし歯厚がデ
ィスク厚より大きい方が、ディスク外向きの流れに対し
てせき止める効果が高いからである。しかし、アーム7
に軽量化のために図1に示すような孔11が設けられて
いる場合、ディスク外周端とアーム7及びキャリッジ胴
部9のディスクに対向する面10とで囲まれた空間で、
この孔11を介して隣合ったディスク間の局所的な流れ
12が生じてディスク面上の流れを乱すことがある。従
って、これを防止することができるため、くし歯厚がデ
ィスク厚と同等であっても十分に効果がある。
【0018】図4に一般的なキャリッジの組立体付近を
示す。
【0019】このキャリッジ組立体2では、キャリッジ
胴部9がディスク外周に近接しており、又キャリッジア
ーム7あるいは胴部9との干渉を避けるためにシュラウ
ド3はキャリッジの近傍まで延長しても、それより先に
延ばすことが出来ないでいた。又、キャリッジ胴部の形
状によっては、キャリッジ組立体2の揺動時に胴部9の
一部との干渉を避けるために、シュラウド3の先端は、
図4ほどにはキャリッジ組立体2に近付けられない場合
も多い。そのため、ディスク外周のうち、キャリッジ組
立体2に面した部分はキャリッジ胴部表面10によって
遮られているだけとなる。しかし、キャリッジ組立体2
の揺動に伴う干渉を避けるために、キャリッジ胴部表面
10の形状もディスク外周に沿うようには出来ず、その
前後に隙間を生じることになる。
【0020】これに対して、図5に示すように本発明の
くし歯付シュラウド4を設けた場合には、ディスク外周
に沿った面がキャリッジ組立体2とディスク8の外周の
間まで伸ばすことが出来、この付近のディスク外向きの
流れを遮ることが出来る。さらに、ヘッド14が内周側
にある場合(図5(a))でも、外周側にある場合(図
5(b))でも、シュラウド4のディスク8に対する位
置関係は変わらないため、上記のディスク上の空気流を
整流する効果に変化はない。このように、くし歯6を設
けることで、シュラウド4はキャリッジアーム7のディ
スク回転方向上流側の端面(アーム上流側端面16)よ
りもアームの内側領域に延長できるようになった。
【0021】このくし歯6は長いほどディスク外周に沿
った長さが増えることになるが、片持ち式のため、極端
に長いと加工した時にくし歯先端部17の誤差が大きく
なったり、又共振周波数の低下などが問題となる。そこ
で、理想的には、ヘッド14が最内周位置にある時(図
5(a))、くし歯先端部17をアーム7のディスク回
転方向下流側端面18よりもアーム内側付近までとすれ
ば良い。これは、キャリッジ組立体2の形状にもよる
が、このアーム下流側端面18付近にヘッド14からの
信号線が繋がったFPC(フレキシブルプリント回路)
基板19を配置する時に、干渉を避けるように配置でき
るからである。もちろん、これよりも短くすることも出
来るし(但し、効果は若干低下する)、FPC基板19
の配置によっては、これよりも長くすることも可能であ
ることは言うまでもない。
【0022】くし歯6をキャリッジ胴部9とディスク8
の間に配置するためには、キャリッジ胴部表面10とデ
ィスク外周端の間に隙間が必要であるが、これは次の2
つの方法で確保することが出来る。
【0023】第1の方法は、キャリッジ胴部9の肉厚を
減少さて、胴部表面10をディスク外周端から遠ざける
ものである。このとき、軸受20を小径化することでも
同様に構成することも可能である。これは、キャリッジ
組立体2の慣性モーメントを低減する効果もある。
【0024】第2の方法は、キャリッジの回転中心であ
るピボット軸13の位置をディスクから遠ざけることで
ある。この場合、ヘッド14におけるディスク上のトラ
ックの接線方向とヘッド14の向きとのなす角(以降ヨ
ー角と称する)を大きく変えないためには、ヘッド14
のピボット軸13周りの回転半径を大きくすることにな
り、アーム7あるいはヘッド支持機構15の長さが長く
なる。このことは、キャリッジ組立体2の回転中心周り
の慣性モーメントの増加に繋がるため、キャリッジを高
速で駆動するためには問題となるように思われる。しか
し、実際には、キャリッジ組立体2の慣性モーメントを
ヘッド14の位置に換算した等価質量に置き換えてモデ
ル化した制御系を構成する場合には、ヘッド回転半径の
2乗で割って等価質量を求めるために、この慣性モーメ
ントの増加による影響は非常に小さくなるために問題と
はならない。
【0025】次に、図2を用いてくし歯付シュラウド4
の製造方法を述べる。
【0026】本実施例のくし歯付シュラウド4は樹脂の
モールドによって形成される。特に、くし歯付シュラウ
ド4のディスク外周端に対向する面をディスク外周端に
なるべく接近させるためには、このくし歯付シュラウド
4のベース1に対する取り付け精度を向上させる必要が
ある。
【0027】このため、ステンレススチールなどの金属
製の円筒軸21にアウトサートモールド法によってシュ
ラウド本体を形成する。この円筒軸21は、下部にめね
じ部22を有しており、ベース1の背面からねじで固定
できるようになっている。又、下部に設けられたボス2
3がベース1に設けられた孔にはめ合うことで、くし歯
付シュラウド4のめねじ部22周りの回転を抑制してい
る。くし歯付シュラウド4に用いる樹脂に要求される特
性は、低発塵性、低ガス性であり、くし歯の変形による
アーム7あるいはディスク8との接触を避けるため、温
度膨張率の低い材質であることが望ましい。
【0028】ここで、十分な位置公差に対するクリアラ
ンスを確保できるのであれば、金属性の円筒軸21がな
くてもかまわない。又、くし歯付シュラウド4全体をア
ルミなどの金属製とすることも可能である。その場合に
は、くし歯6の変形を抑えるためにくし歯部分を同時に
加工する方法が必要であるが、アーム7の切削加工にし
ばしば用いられるような、多層刃のカッターを用いるこ
とで加工することが出来る。
【0029】また、本実施例では、くし歯付シュラウド
4を取り付けるためのめねじ部22はベース1の底面に
対して取り付けられる位置にあるが、このくし歯付シュ
ラウド4の横に貫通穴を設けてベース1上に作り込まれ
た壁面としてのシュラウド3に対して、ボルト等で固定
されるような取付方法も可能である。
【0030】また、くし歯付シュラウド4を装置内に組
立は次の順序で行う。まず、ディスクスピンドル組立体
を取り付ける。次に前記の方法で、ベース1にくし歯付
シュラウド4を固定する。その後、キャリッジ組立体2
をベース1に固定する。
【0031】このように組立て、キャリッジ組立体2を
回転させてディスク8上へヘッド14をローディングす
る。従って、くし歯付シュラウド4はアーム7と干渉し
ないため、従来と同様にキャリッジローディングを行う
ことができる。
【0032】図6は第2の実施例を示す上面図である。
【0033】本実施例では、くし歯6はベース1上に形
成されたディスク外周端に沿うシュラウドの一部として
形成されている。この場合、ベース1に一体となったシ
ュラウドに切削加工でくし歯6を形成する。なお、この
場合、加工方法にもよるが、例えばベース1の開口方向
(上面)からエンドミルなどのカッターでくし歯6を形
成すると、長いくし歯を形成できない場合も有り得る。
その一方で、ベース1に一体となったシュラウド3に形
成するということは、別部品とは異なり、取付公差の影
響を受けることがないため、よりディスク外周に接近さ
せることが可能である。
【0034】図7及び図8に第3の実施例を示す。図7
はキャリッジ組立体の斜視図であり、図8はその上面図
である。
【0035】ここでは、キャリッジ胴部9に装着された
くし歯状整流部材24の例を示す。図に示すように、そ
れぞれのアーム7の隙間に、キャリッジ胴部のディスク
対向面を覆うようにくし歯状整流部材24が設けられて
いる。
【0036】図8の点線で示すように、キャリッジ胴部
とディスク外周端の間に、ディスク外周端に近接した面
を持つことでディスク外向きに向かう空気流を遮蔽す
る。整流部材24が、キャリッジ組立体2に装着されて
いることから、第1の実施例の場合に比べて、キャリッ
ジ組立体2の姿勢(ヘッド14が内/外周に位置する場
合)が変化するため、整流部材24のディスク外周端に
対向する面の形状が変化して、整流効果に差が出てくる
という問題はある。しかし、キャリッジに装着されてい
るために、組立易いという長所がある。
【0037】また、本実施例では、この整流部材24は
樹脂製であり、キャリッジ胴部9にアウトサートモール
ド法によって直接形成している。これによって、整流部
材24を取付けるための工数を省くことができる。ま
た、軽量な樹脂を使用することで従来のキャリッジに対
して胴部周囲の質量を低減し、キャリッジ組立体2の慣
性モーメントを減少することができる。
【0038】また、この整流部材24のディスクに対向
しない面を図7のように平滑にして、FPC基板19を
取付ける支持部として使用することができる。この整流
部材24のもう一つの効果として、アーム7の共振ピー
クゲインを低下させる効果がある。これは、アーム7の
基部の隙間に充填されるようにくし歯6が形成されるた
めに、アーム7の基部に減衰効果の高い樹脂を密着して
結合させることで、アーム7の曲げ振動に対して減衰と
して作用するためである。
【0039】以上、説明したように、本発明のシュラウ
ドは、キャリッジ組立体2近傍のディスク外向きの空気
流を整流してディスク回転方向に安定して流すことがで
きる。そのため、アーム7近傍の流れの擾乱を減少させ
て圧力変動を低減し、ディスク8あるいはアーム7やヘ
ッド支持機構15の振動の発生を抑制できる。従って、
高い位置決め精度を達成することが出来る。また、ディ
スク外向きの流れ成分の減少やアーム7近傍での流れの
安定化によって、ディスク表面の液体潤滑材の飛散量を
減少でき、磁気ディスク装置の信頼性の向上を図れる。
さらには、ディスク回転に伴う空気流のアーム7付近で
の擾乱は、流体抵抗を増大させてディスクスピンドルモ
ータの消費電力の増加に繋がることから、本発明の構成
とすることでアーム近傍の流体抵抗を減少でき、磁気デ
ィスク装置の消費電力の低減を図ることも出来る。
【0040】これによって、ディスクの高速回転化と、
低振動、高信頼性、低消費電力といった、従来相反する
性能の向上を同時に実現できる。
【0041】さらに、本発明のくし歯付シュラウド4を
設けてキャリッジ胴部9付近のディスク外周端を覆うと
共に、キャリッジアーム7よりも下流側のディスク外周
部分にも同様のシュラウドを設けることで、より低消費
電力化を図ることが出来る。すなわち、ディスク外周端
の略全周に亙ってシュラウドで覆うことになり、外向き
の空気流を抑えて流れを安定化する効果が高くなり、空
気擾乱による流体抵抗を減少させることが出来る。
【0042】ディスク外周の全域にシュラウドを設ける
場合は次の工程が必要である。ディスク上にヘッド14
及びヘッド支持機構15を取付けたアーム7をローディ
ングした後に、ディスク外周の空いている部分に対向す
るようにシュラウドを取付けるという工程である。
【0043】ここでは、3.5インチ型磁気ディスク装
置に適用した実施例について説明した。この3.5イン
チ型磁気ディスク装置は、3.5インチ型ディスクを搭
載した場合は当然のことながら、ディスク高速化に有利
な、より小径の3インチあるいは2.5インチ型磁気デ
ィスクを搭載した上記装置であっても、同様に適用する
ことが出来る。特に、3.5インチの磁気ディスク装置
に、3インチあるいは2.5インチ型磁気ディスクを用
いた場合、スペースに余裕が出来るため、シュラウド3
のようなディスク外周端に沿った壁面を設けることが容
易となる。そのため、従来ディスク外周端に沿った壁面
を設けることが出来なかったキャリッジ近傍にも、本発
明のくし歯付シュラウドを設けることが出来、流れの安
定化を図ることが出来る。
【0044】さらには、ディスク回転中心とキャリッジ
組立体2の回転中心であるピボット軸13との距離を変
えずに、ディスクを小径化すると、ディスク外周端とキ
ャリッジ胴部表面10との間に必ず間隔が生じるため、
本発明のくし歯付シュラウド4を設置するスペースが確
保されて都合が良い。
【0045】一方2.5インチ型磁気ディスク装置にお
いても、本発明は同様に適用することが出来る。スペー
スの余裕のない2.5インチ型磁気ディスク装置の場合
には、ディスク外周に沿った面を確保することが難しい
ため、キャリッジ付近にこのようなディスク外周面に沿
ったシュラウドを設けることで、流れの安定化の効果に
寄与する割合は高くなる。
【0046】以上の説明の中で、ディスクの回転方向は
図4、5及び6において反時計回りに回転するものと
し、これらの図において、アームよりも左側の領域を、
ディスク回転に伴う上流側と呼び、右側の領域を下流側
と呼ぶことにしている。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、キャリッジ組立体に面
したディスク外周に対しても、ディスク外に向いた空気
流を整流してディスク回転方向に流すことが出来、流体
の圧力変動を抑えて、ディスクの位置決め機構系の振動
を励起しない。また、これはキャリッジアームがディス
クの内/外周のどこにある場合でも安定して整流効果を
得ることが出来る。これによって、ディスクの高速回転
化しても位置決め精度が低下することなく、高密度記録
できるディスク装置を実現できる。
【0048】また、空気流の整流効果を高めたことで、
流体擾乱に起因する空気抵抗の増加を抑制でき、スピン
ドルモータ駆動用の消費電力を低減でき、低消費電力の
ディスク装置を提供できる。
【0049】また、ディスク外向きの空気流を低減する
ことで、ディスク表面の潤滑剤の飛散を防止でききる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である磁気ディスク装置
の内部の上面図である。
【図2】本発明のくし歯付シュラウドの詳細側面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の上面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の異なる2つの姿勢状態
を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例の上面図である。
【図7】本発明の第3の実施例の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施例の上面図である。
【符号の説明】
1…ベース、2…キャリッジ組立体、3…シュラウド、
4…くし歯付シュラウド、5…磁気回路、6…くし歯、
7…アーム、8…ディスク、9…キャリッジ胴部、10
…胴部表面、11…孔、13…ピボット軸、14…ヘッ
ド、15…ヘッド支持機構、16…アーム上流側端面、
17…くし歯先端部、18…アーム下流側端面、19…
FPC基板、20…軸受、21…円筒軸、22…めねじ
部、23…ボス、24…整流板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録するための1枚以上のディスク
    と、前記ディスクを回転させるスピンドルモータとから
    なるスピンドルモータ組立体と、 前記ディスク上で記録再生ヘッドを支持するヘッド支持
    機構と、前記ヘッド支持機構に連接された複数のアーム
    と、前記アームを保持して揺動するキャリッジとからな
    るキャリッジ組立体と、 前記スピンドルモータ組立体とキャリッジ組立体とを支
    持するベースとを備えたディスク装置において、 前記ディスクの外周端とキャリッジ組立体との間に、く
    し歯部を備えた静止壁を設けたことを特徴とするディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスク装置において、 前記静止壁が金属製取付け部材に樹脂をモールドして形
    成されていることを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】情報を記録するための1枚以上のディスク
    と、前記ディスクを回転させるスピンドルモータとから
    なるスピンドルモータ組立体と、 前記ディスク上で記録再生ヘッドを支持するヘッド支持
    機構と、前記ヘッド支持機構に連接された複数のアーム
    と、前記アームを保持して揺動するキャリッジとからな
    るキャリッジ組立体と、 前記スピンドルモータ組立体とキャリッジ組立体とを支
    持するベースとを備えたディスク装置において、 前記ディスクの外周端とキャリッジ組立体との間に、く
    し歯部を備えた静止壁を設け、 前記静止壁は、前記記録再生ヘッドが前記ディスクの最
    内周に位置する状態で前記キャリッジの揺動中心軸に平
    行な方向から見て、前記ディスクの回転方向に対して上
    流側の前記アームの端面よりも、前記くし歯部の先端が
    下流側に位置するように設けたことを特徴とするディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】情報を記録するための1枚以上のディスク
    と、前記ディスクを回転させるスピンドルモータとから
    なるスピンドルモータ組立体と、 前記ディスク上で記録再生ヘッドを支持するヘッド支持
    機構と、前記ヘッド支持機構に連接された複数のアーム
    と、前記アームを保持して揺動するキャリッジとからな
    るキャリッジ組立体と、 前記スピンドルモータ組立体とキャリッジ組立体とを支
    持するベースとを備えたディスク装置において、 前記ディスクの外周端とキャリッジ組立体との間に、く
    し歯部を備えた静止壁を設け、 前記キャリッジがその回転中心回りに揺動するように支
    持している軸受部と、前記回転中心を囲うように連結さ
    れた胴部とを備え、 前記スピンドルモータの回転中心と前記キャリッジの回
    転中心を結ぶ線上において、前記胴部の前記ディスクに
    対向する面と前記ディスクの外周端との間隔が前記くし
    歯の幅より大きくなるように前記キャリッジ胴部の大き
    さと前記キャリッジの回転中心の位置が決定されている
    ことを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】情報を記録するための1枚以上のディスク
    と、前記ディスクを回転させるスピンドルモータとから
    なるスピンドルモータ組立体と、 前記ディスク上で記録再生ヘッドを支持するヘッド支持
    機構と、前記ヘッド支持機構に連接された複数のアーム
    と、前記アームを保持して揺動するキャリッジとからな
    るキャリッジ組立体と、 前記スピンドルモータ組立体とキャリッジ組立体とを支
    持するベースとを備えたディスク装置において、 前記キャリッジが回転中心周りに揺動するように支持し
    ている軸受部と、前記軸受部を囲うように連結された胴
    部とを備え、前記胴部の前記ディスクと対向する面の側
    面側に、前記ディスクの外周端に対向する面を備えた整
    流部材を前記キャリッジに結合するように設けたことを
    特徴とするディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のディスク装置において、 前記整流部材が前記キャリッジに対して、前記アームの
    基部を覆うように樹脂をモールドして形成されたことを
    特徴とするディスク装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728062B1 (en) * 2002-03-29 2004-04-27 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive base design for modifying airflow generated from rotation of disk
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