JP2000228549A - 光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置

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JP2000228549A
JP2000228549A JP2910899A JP2910899A JP2000228549A JP 2000228549 A JP2000228549 A JP 2000228549A JP 2910899 A JP2910899 A JP 2910899A JP 2910899 A JP2910899 A JP 2910899A JP 2000228549 A JP2000228549 A JP 2000228549A
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rare
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Shoichiro Yamaguchi
省一郎 山口
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励起光源の発振波長の変動による利得変動が
小さい光増幅装置を得ること。 【解決手段】 光励起により信号光を増幅させる作用を
有する希土類元素を添加された希土類添加光ファイバ1
3と、希土類添加光ファイバ13を励起する励起光を出
力する励起光源と、励起光源の出力光と信号光とを合分
波する光合分波器11a、11bを備えた光増幅装置に
おいて、励起光源を偶数台(10a、10b)設け、そ
の半数(励起光源10a)が希土類添加光ファイバ13
の利得のピークとなる励起波長よりも短波側で発振し、
残りの半数(励起光源10b)が希土類添加光ファイバ
13の利得のピークとなる励起波長よりも長波側で発振
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信システム
や光信号処理システムなどに用いられる光増幅装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来から知られている光増幅装
置の基本光学構成を示している。この光増幅装置は、波
長合分波器101と、励起光源102と、希土類添加光
ファイバ103とを有し、信号光と励起光源102の光
とを波長合分波器101により合波させ、その合波出力
を希土類添加光ファイバ103に入力する構成となって
いる。
【0003】上述のような光増幅装置では、信号光は波
長合分波器101を介して希土類添加光ファイバ103
に入力され、励起光は励起光源102から波長合分波器
101を介して希土類添加光ファイバ103に入力され
る光回路構成となっているから、希土類添加光ファイバ
103は励起光源102により励起されて、信号光を増
幅させることができる。
【0004】しかし、上述の光増幅装置は以下に云うよ
うな問題を有する場合がある。通常、希土類添加光ファ
イバ103は、励起効率の最も高い励起光波長で大きな
利得が得られ、その励起光波長から離れるに従い励起効
率が低下し、励起光源102の光出力が同じであっても
利得が下がる。この信号光利得Gと励起光波長λの関係
は、ほぼ図9に示される通りになる。
【0005】特に、希土類添加光ファイバ103にエル
ビウムドープ光ファイバ(以下、EDFと称す)が用い
られ、励起光源102に0.98μm帯ポンプレーザダ
イオードモジュールが用いられている場合には、この傾
向が顕著で、励起光波長が0.98μmから離れれば離
れるほど、利得が大幅に低下する。これは、EDFの
0.98μm帯の吸収スペクトル幅が狭いためである。
【0006】従って、このような光増幅装置において
は、励起光源102の動作環境(温度)の変化により励
起光源102の発振波長が変動すると、励起光波長が変
動して信号光利得が変動し、光通信システムや光信号処
理システムに支障をきたすことになる。
【0007】そこで、励起光波長の変動による利得の変
動を抑制する手段として、励起光源102にファイバグ
レーティング(以下、FGと称す)と云われる外部反射
器を用いて発振波長を安定化することが、よく行われて
いる。
【0008】また、励起波長光の変動による利得の変動
を抑制するよう改善された光増幅装置として、図10に
示されているような光増幅装置も提案されている。この
光増幅装置は、特開平5−206546号公報に記載さ
れているものであり、希土類添加光ファイバ103の前
方に、図9に示した励起光波長による利得依存性とは逆
特性となるように、透過率に波長依存性を持たせた透過
型波長等化素子104と、希土類添加光ファイバ105
を組み込まれている。
【0009】この光増幅装置では、透過型波長等化素子
104により、大きな利得が得られる励起光波長帯にお
いては大きな透過損失を受け、他の小さな利得しか得ら
れない励起光波長帯ではあまり大きな透過損失を受けな
いので、希土類添加光ファイバ105において、利得の
波長依存性が打ち消され、結果として、図11に示され
ているように、励起光波長λに対して利得Gが平坦な光
増幅特性を得ることができる。
【0010】また、励起光波長の変動による利得の変動
を抑制するよう改善された光増幅装置として、図12に
示すような光増幅装置も提案されている。この光増幅装
置は、特開平9−293922号公報に記載されている
ものであり、励起光源102と波長合分波器101との
間に、励起光源102の波長の温度依存性を相殺するよ
うな挿入損失を有する温度補償器106を組み込まれて
いる。なお、107、108はそれぞれ信号帯光アイソ
レータである。
【0011】この光増幅装置では、励起光源102の発
振波長が環境温度により変動しても、その変動が温度補
償器106による挿入損失により打ち消され、利得Gが
平坦な光増幅特性を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外部反射器
(FG)を用いたものでは、FGの反射損失のため、励
起光源の光出力が低下し、高効率な光増幅装置を得るこ
とが難しくなる。また、透過型波長等化素子を用いたも
のでは、透過型波長等化素子の透過損失により、励起光
源の有効出力を低下させてしまうため、やはり高効率な
光増幅装置を得ることが難しい。また、温度補償器を用
いたものでは、温度補償器の挿入損失により、励起光源
の有効出力を低下させてしまうため、やはり高効率な光
増幅装置を得ることが難しい。
【0013】上述のように、従来の光増幅装置において
は、FGや透過型波長等化素子、温度補償器の使用によ
り、励起波長(励起光源の発振波長)の変化に伴う利得
の変動を抑制させることができるが、その反面、FGや
透過型波長等化素子、温度補償器の反射損失、透過損
失、挿入損失により、励起光パワーを低下させてしまう
ので、高利得の光増幅装置を得るのが難しいという問題
点がある。
【0014】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、励起光源の発振波長の変動によ
る利得変動が小さく、しかも低電力で、高利得の光増幅
装置を得ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による光増幅装置は、光励起により信号
光を増幅させる作用を有する希土類元素を添加された希
土類添加光ファイバと、前記希土類添加光ファイバを励
起する励起光を出力する励起光源と、前記励起光源の出
力光と信号光とを合分波する光合分波器を備えた光増幅
装置において、前記励起光源が偶数台設けられ、半数が
前記希土類添加光ファイバの利得のピークとなる励起波
長よりも短波側で発振し、残りの半数が前記希土類添加
光ファイバの利得のピークとなる励起波長よりも長波側
で発振するものである。
【0016】つぎの発明による光増幅装置は、前記光合
分波器が波長光合分波器であるものである。
【0017】つぎの発明による光増幅装置は、前記光合
分波器が前記希土類添加光ファイバに対する信号光の入
力側と出力側の両方に設けられているものである。
【0018】つぎの発明による光増幅装置は、発振波長
が異なる2個以上の励起光源が出力する励起光を合波
し、合波した励起光を前記光合分波器に導く光合波器を
有しているものである。
【0019】つぎの発明による光増幅装置は、発振波長
が異なる2個以上の励起光源が出力する励起光を合波す
る光合波器と、合波された励起光を前記希土類添加光フ
ァイバに対する信号光の入力側と出力側の両方に設けら
れている光合分波器に導く励起光用の光合分波器が設け
られているものである。
【0020】つぎの発明による光増幅装置は、前記励起
光用の光合分波器は光カプラにより構成されているもの
である。
【0021】つぎの発明による光増幅装置は、前記励起
光源と前記光合分波器との間に励起帯光アイソレータが
設けられているものである。
【0022】つぎの発明による光増幅装置は、前記光合
分波器が前記希土類添加光ファイバに対する信号光の入
力側と出力側のいずれか一方にのみ設けられ、発振波長
が異なる2個以上の励起光源が出力する励起光を合波
し、合波した励起光を唯一の前記光合分波器に導く光合
波器を有しているものである。
【0023】つぎの発明による光増幅装置は、前記光合
波器は偏波ビームスプリッタにより構成されているもの
である。
【0024】つぎの発明による光増幅装置は、前記励起
光源のうち、前記希土類添加光ファイバの利得ピーク波
長に近い方で発振するものを他のものに比して高駆動動
作させるものである。
【0025】つぎの発明による光増幅装置は、前記励起
光源に半導体レーザダイオードが用いられているもので
ある。
【0026】つぎの発明による光増幅装置は、前記希土
類添加光ファイバに、Nd、Pr、Erのうち、少なく
とも一種類以上の元素が添加されているものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明にかかる光増幅装置の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0028】実施の形態1.図1は、この発明による光
増幅装置の実施の形態1を示している。この光増幅装置
は、半導体レーザダイオード等による2個(偶数個)の
励起光源10a、10bと、各励起光源10a、10b
毎の波長合分波器11a、11bおよび励起帯光アイソ
レータ12a、12bと、希土類添加光ファイバ13
と、入力側および出力側の信号帯光アイソレータ14
a、14bとを有しており、前方励起用の励起光源10
aと、後方励起用の励起光源10bからの光(励起光)
と信号光とがそれぞれ波長合分波器11a、11bによ
り合分波され、希土類添加光ファイバ13に信号光と励
起光とが同時に導波する構成となっている。
【0029】励起光源10aと10bは、動作温度範囲
の中心(標準温度)において、図2(a)に示されてい
るように、いずれか一方が、希土類添加光ファイバ13
の利得Gがピークとなる励起波長λmax に対して短波側
の発振波長Aで発振し、動作温度の上限で励起波長λma
x あるいは励起波長λmax に最も近づくものであり、も
う一方が動作温度範囲の中心(標準温度)において、長
波側の発振波長Bで発振し、動作温度の下限で励起波長
λmax あるいは励起波長λmax に最も近づくものとされ
ている。
【0030】励起光は、励起光源10a、10bからそ
れぞれ出力され、それぞれ、励起帯光アイソレータ12
a、12bを透過し、波長合分波器11a、11bを介
して希土類添加光ファイバ13に入力される。一方、信
号光は、信号帯光アイソレータ14aを透過し、波長合
分波器11aを介して希土類添加光ファイバ13に入力
し、波長合分波器11b、信号帯光アイソレータ14b
を透過する。この光回路により、希土類添加光ファイバ
13が含む希土類イオンが励起光源10a、10bより
の励起光により励起され、信号光を増幅する。
【0031】この光増幅装置においては、図2(a)に
示されているように、励起光源10a、10bの一方の
発振波長を希土類添加光ファイバ13の利得Gがピーク
となる波長λmax に対して短波側の発振波長Aに、もう
一方の発振波長を長波側の発振波長Bに設定しているの
で、励起光源10a、10bの周囲温度変化によって、
これら励起光源10a、10bの発振波長が変動して
も、利得Gの変動を抑制することができる。
【0032】このことを図2(a)〜(c)を用いて説
明する。図2(a)は光増幅装置の動作温度の中心、す
なわち、本光増幅装置の初期設定状態における励起光源
の発振波長を、(b)は動作温度の下限状態における発
振波長を、(c)は動作温度の上限状態における発振波
長をそれぞれ示している。
【0033】励起光源として半導体レーザを用いた場合
には、エネルギーバンドギャップの温度依存性により、
温度が高くなればなるほど、発振波長が長波側にシフト
し、温度が低くなればなるほど短波側にシフトする。そ
の結果、励起光源を1台のみ使用したときには、先述し
たように、励起波長変動に伴う利得変動が見られる。
【0034】これに対し、この発明による光増幅装置で
は、2台の励起光源10a、10bが使用され、その両
励起光源10a、10bの波長を図2(a)に示されて
いるように設定しているので、たとえば、動作温度が標
準温度より低くなり、両励起光源10a、10bの発振
波長が、図2(b)に示されているように、短波側にシ
フトし、励起光源10aの発振波長がAよりA’に低下
し、これの励起光による信号光利得Gは小さくなって
も、励起光源10bの発振波長がBよりB’に増大し、
これの励起光による信号光利得Gが大きくなり、結果と
して、図2(a)の初期設定状態に等しい利得Gを得る
ことができる。すなわち、A−A’=B’−Bで、信号
光利得Gが変動しない。
【0035】これとは逆に、標準温度より動作温度が高
くなり、両励起光源10a、10bの発振波長が、図2
(c)に示されているように、長波側にシフトとし、励
起光源10bの発振波長がBよりB”に低下し、これの
励起光による信号光利得Gは小さくなっても、励起光源
10aの発振波長がAよりA”に増大し、これの励起光
による信号光利得Gが大きくなり、結果として、この場
合も、図2(a)の初期設定状態に等しい利得Gを得る
ことができる。すなわち、この場合は、B−B”=A”
−Aで、信号光利得Gが変動しない。
【0036】従って、励起光源10a、10bが出力す
る励起光の発振波長が周囲温度により変動しても、信号
光利得Gの変動を抑制することができ、この構成の光増
幅装置では、FGや透過型波長等化素子などの光損失要
素を使用していないので、励起光パワーを低下させるこ
となく、励起光源10a、10bが出力する励起光を希
土類添加光ファイバ13に入力することができ、高利得
の光増幅装置を同時に得ることができる。
【0037】上述のように、励起光源10a、10bが
出力する励起光の発振波長が周囲温度により変動して
も、信号光利得Gの変動が抑制されるから、励起光源1
0a、10bの動作温度を一定に保つ温度制御回路を組
み込む必要がなく、安価な光増幅装置を構成することが
できる。
【0038】また、励起光源を長期に亙って使用する場
合には、励起光源10a、10bの発光効率が低下する
ので、一定光出力動作で使用する場合には、駆動電流・
駆動電圧が上がって、励起光源10a、10bが発熱す
ることになり、これらの発振波長が長波側にシフトする
ことになるが、各励起光源10a、10bの波長が上述
したように設定されていることにより、波長シフトによ
る利得の変化を抑えることができる。
【0039】また、希土類添加光ファイバ13にNd、
Prが添加されたものを使用することで、1.3μm帯
の光増幅装置を構成することができ、また、Erが添加
されたものを使用することで、1.5μm帯の光増幅装
置を構成することができる。
【0040】この実施の形態では、励起光源10aと1
0bの希土類添加光ファイバ13に対する光出力方向が
相対向するが、励起光励起光源10a、10bと波長合
分波器11a、11bの間に、それぞれ、励起帯光アイ
ソレータ12a、12bが設けられているから、励起光
源10a、10bの動作安定性が確保される。
【0041】なお、この実施の形態では、2台の信号帯
光アイソレータ14a、14bを使用したが、これは1
台のみでも、なくてもよい。
【0042】また、この実施の形態では、希土類添加光
ファイバ13の利得Gがピークとなる波長λmax に対し
て短波側にシフトした発振波長の励起光源10aと、長
波側にシフトした発振波長の励起光源10bを1台ずつ
としたが、これは必要に応じて2台ずつ、3台ずつ等の
複数台ずつにすることもでき、合計の励起光源台数は偶
数になる。
【0043】実施の形態2.図3は、この発明による光
増幅装置の実施の形態2を示している。なお、図3にお
いて、図1に示されているものと同等あるいは同一の構
成要件には、図1に付けた符号と同一の符号を付けてそ
の説明を省略する。
【0044】この実施の形態では、希土類添加光ファイ
バ13の希土類添加光ファイバ13の利得Gがピークと
なる波長λmax に対して短波側にシフトした発振波長の
励起光源10aと、長波側にシフトした発振波長の励起
光源10bが出力する励起光を合波する光合波器15a
が設けられ、光合波器15aにより合波した励起光を信
号光入力側の波長合分波器11aに与えるようになって
いる。この構成においては、良好に合波特性を得る上
で、光合波器15aは偏波ビームスプリッタであること
が好ましい。
【0045】この光増幅装置においても、励起光源10
a、10bの発振波長が、希土類添加光ファイバ13の
利得Gのピーク励起波長λmax に対して、短波側と長波
側になるようにそれぞれ設定されているので、実施の形
態1で説明した作用効果と同様の作用効果を得ることが
できる。
【0046】それに加えて、この光回路構成において
は、励起光源10a、10bの光出力方向に対向する励
起光がないので、励起帯光アイソレータを使用しなくて
も、励起光源10a、10bの安定動作が得られ、さら
に、励起帯光アイソレータによる励起光の低下を招くこ
とがないから、更に効率よく希土類添加光ファイバ13
に励起光パワーを入力することができ、更に高利得の光
増幅装置を得ることができる。
【0047】なお、この実施の形態では、励起光源10
a、10bの光出力を希土類添加光ファイバ13の前方
から入力する前方励起となっているが、励起光源10
a、10bの光出力を希土類添加光ファイバ13の後方
から入力する後方励起のものにすることもできる。
【0048】実施の形態3.図4は、この発明による光
増幅装置の実施の形態3を示している。なお、図4にお
いても、図1、図3に示されているものと同等あるいは
同一の構成要件には、図1、図3に付けた符号と同一の
符号を付けてその説明を省略する。
【0049】この実施の形態は、前方励起用の励起光源
系と後方励起の励起光源系とを、それぞれ、実施の形態
2のもので構成したものであり、前方励起用の励起光源
系は、発振波長が希土類添加光ファイバ13の利得Gの
ピーク励起波長λmax に対して短波側と長波側になるよ
うにそれぞれ設定された励起光源10a、10bと、励
起光源10a、10bが出力する励起光を合波し、合波
した励起光を信号光入力側の波長合分波器11aに与え
る光合波器15aおよび励起帯光アイソレータ12aと
により構成され、後方励起用の励起光源系は、発振波長
が希土類添加光ファイバ13の利得Gのピーク励起波長
λmax に対して短波側と長波側になるようにそれぞれ設
定された励起光源10a’、10b’と、励起光源10
a’、10b’が出力する励起光を合波し、合波した励
起光を信号出力側の波長合分波器11bに与える光合波
器15bおよび励起帯光アイソレータ12bとにより構
成されている。
【0050】この光増幅装置においても、励起光源10
a、10bおよび10a’、10b’の発振波長が、希
土類添加光ファイバ13の利得Gのピーク励起波長λma
x に対して、短波側と長波側になるようにそれぞれ設定
されているので、実施の形態1で説明した作用効果と同
様の作用効果を得ることができる。さらに、この光増幅
装置においては、励起光源(10a、10b、10
a’、10b’)を合計4台も使用しているので、大き
な励起光パワーを希土類添加光ファイバ13に入力する
ことができ、高利得の光増幅装置を得ることができる。
【0051】なお、この実施の形態では、前方励起用の
2個の励起光源の発振波長を希土類添加光ファイバ13
の利得Gのピーク励起波長λmax に対して短波側に設定
し、後方励起用の2個の励起光源の発振波長を利得Gの
ピーク励起波長λmax に対して長波側に設定することも
可能であり、偶数個の励起光源の半数を希土類添加光フ
ァイバ13の利得Gのピーク励起波長に対し短波側に、
残りの半数を長波側に設定すればよい。
【0052】実施の形態4.図5は、この発明による光
増幅装置の実施の形態4を示している。なお、図5にお
いて、図1、図4に示されているものと同等あるいは同
一の構成要件には、図1、図4に付けた符号と同一の符
号を付けてその説明を省略する。
【0053】この実施の形態は、発振波長が希土類添加
光ファイバ13の利得Gのピーク励起波長λmax に対し
て短波側と長波側になるようにそれぞれ設定された励起
光源10a、10bが出力する励起光を光合波器15a
で合波し、これとは別に、発振波長が希土類添加光ファ
イバ13の利得Gのピーク励起波長λmax に対して短波
側と長波側になるようにそれぞれ設定された励起光源2
0a、20bが出力する励起光を光合波器15bで合波
し、光合波器15aにより合波した励起光と光合波器1
5bにより合波した励起光とを、更に、光合波器16a
により合波し、光合波器16aが合波した励起光を信号
光入力側の波長合分波器11aに与えるようになってい
る。
【0054】この場合、励起光源10a’、10b’
は、励起光源10a、10bと異なる希土類添加光ファ
イバ励起帯の励起光源であって、その励起帯において信
号光利得Gのピークとなる励起波長λmax に対して短波
側と長波側になるように、発振波長を設定されている。
【0055】この光増幅装置においても、励起光源10
a、10bと20a、20bの発振波長を実施の形態1
や実施の形態3で示した光増幅装置と同じように設定し
ているので、実施の形態1で説明した作用効果と同様の
作用効果を得ることができる。
【0056】さらに、実施の形態2と同じように、励起
光源が希土類添加光ファイバ13の一方からのみの入力
となっているので、励起帯光アイソレータを用いなくて
も、励起光源10a、10bと20a、20bの安定動
作が得られ、励起帯光アイソレータによる励起光の低下
を招くことがなく、効率よく希土類添加光ファイバ13
に励起光パワーを入力することができるので、高利得の
光増幅装置を得ることができる。
【0057】また、実際に、希土類添加光ファイバ13
にEDFを用いた場合には、励起光源10aと10b、
もしくは励起光源20aと20bのいずれか一方を、
0.98μm帯半導体レーザダイオードモジュールで、
他方を1.48μm帯半導体レーザダイオードモジュー
ルで構成することで、更に高利得の光増幅装置を得るこ
とができる。
【0058】実施の形態5.図6は、この発明による光
増幅装置の実施の形態5を示している。なお、図6にお
いて、図1、図5に示されているものと同等あるいは同
一の構成要件には、図1、図5に付けた符号と同一の符
号を付けてその説明を省略する。
【0059】この実施の形態は、前方励起用の励起光源
系と後方励起の励起光源系とを、それぞれ、実施の形態
4のもので構成したものであり、前方励起用の励起光源
系は、発振波長が希土類添加光ファイバ13の利得Gの
ピーク励起波長λmax に対して短波側と長波側になるよ
うにそれぞれ設定された励起光源10a、10bと、励
起光源10a、10bが出力する励起光を合波する光合
波器15aと、励起光源10a、10bと異なる希土類
添加光ファイバ励起帯の励起光源であって、その励起帯
において信号光利得Gのピークとなる励起波長λmax に
対して短波側と長波側になるように、発振波長を設定さ
れた励起光源20a、20bと、励起光源20a、20
bが出力する励起光を合波する光合波器15aと、励起
帯用アイソレータ12a、12a’と、光合波器15a
により合波された励起光と光合波器15bにより合波さ
れた励起光を合波し、合波した励起光を合波した励起光
を信号光入力側の波長合分波器11aに与える光合波器
16aとにより構成されている。
【0060】また、後方励起用の励起光源系は、発振波
長が希土類添加光ファイバ13の利得Gのピーク励起波
長λmax に対して短波側と長波側になるようにそれぞれ
設定された励起光源10a’、10b’と、励起光源1
0a’、10b’が出力する励起光を合波する光合波器
15a’と、励起光源10a’、10b’と異なる希土
類添加光ファイバ励起帯の励起光源であって、その励起
帯において信号光利得Gのピークとなる励起波長λmax
に対して短波側と長波側になるように、発振波長を設定
された励起光源20a’、20b’と、励起光源20
a’、20b’が出力する励起光を合波する光合波器1
5a’と、励起帯用アイソレータ12b、12b’と、
光合波器15a’により合波された励起光と光合波器1
5b’により合波された励起光を合波し、合波した励起
光を合波した励起光を信号光出力側の波長合分波器11
bに与える光合波器16aとにより構成されている。
【0061】この構成により、実施の形態1で説明した
作用効果と同様の作用効果を得ることができ、励起帯用
アイソレータ12a、12b、12a’、12b’は使
用するものの、励起光源(10a、10b、20a、2
0b、10a’、10b’20a’、20b’)を8台
も使用するので、大きな励起光パワーを希土類添加光フ
ァイバ13に入力することができ、高利得な光増幅装置
を得ることができる。
【0062】以下、同様に、励起光源を、希土類添加光
ファイバの利得のピークとなる励起波長の短波側と長波
側となるように組み合わせていくことで、温度変動に伴
う利得変化の小さな光増幅装置が得られるとともに、高
利得の光増幅装置が得られる。
【0063】実施の形態6.図7は、この発明による光
増幅装置の実施の形態6を示している。なお、図7にお
いて、図1、図3に示されているものと同等あるいは同
一の構成要件には、図1、図3に付けた符号と同一の符
号を付けてその説明を省略する。
【0064】この実施の形態では、発振波長が希土類添
加光ファイバ13の利得Gのピーク励起波長λmax に対
して短波側と長波側になるようにそれぞれ設定された励
起光源10a、10bが出力する励起光を光合波器15
aで合波し、合波した励起光を励起帯用アイソレータ1
2aを介して光合分波器17に与え、光合分波器17よ
り励起光を信号光入力側の波長合分波器11aと信号光
出力側の波長合分波器11bの双方に導入するようにな
っている。なお、ここで使用される光合分波器17は、
光学的特性上、光カプラであることが好ましい。
【0065】上述のように、光カプラによる光合分波器
17を使用しても、希土類添加光ファイバ13には、実
施の形態1と同様に、希土類添加光ファイバ13の利得
Gのピーク励起波長λmax に対して短波側と長波側に設
定された励起光を入力することができるので、実施の形
態1で説明した作用効果と同様の作用効果を得ることが
でき。また、光カプラは偏波ビームスプリッタに比べて
低損失にできるので、大きな励起光パワーを希土類添加
光ファイバ13に入力することができ、高利得な光増幅
装置を得ることができる。
【0066】なお、上述のいずれの実施の形態において
も、各励起光源に、励起光源の動作温度を一定に保つ温
度制御回路が組み込まれてもよい。この場合には、温度
一定制御回路により、光源の発振波長変動が抑制され、
利得変化が、より一層小さな光増幅装置を得ることがで
きる。
【0067】また、各励起光源の光出力は同一でなくて
もよく、たとえば、希土類添加光ファイバ13の利得G
が高くなる励起波長帯で、励起光源を高駆動動作するよ
うに設定しておけば、希土類添加光ファイバ13を効率
よく励起することができ、高効率、高利得な光増幅装置
を得ることができる。また、このとき、利得Gのピーク
励起波長λmax から外れる他方の励起光源については、
低駆動で動作させるようにすれば、低消費電力化が可能
となる。
【0068】励起光源の発振波長が希土類添加光ファイ
バ13の利得Gの高い波長帯に在るかないかを判断する
ためには、たとえば、予め動作温度と励起光源の発振波
長を調べておけばよく、実際、前述の動作を得るため
に、励起光源の動作温度をモニタし、励起光源の駆動回
路を制御すればよい。
【0069】また、いずれの実施の形態においても、励
起光源に半導体レーザダイオードを用いることができ、
半導体レーザダイオードは、信頼性が高く、また、発光
効率が高いので、高信頼で、低消費電力の光増幅装置を
得ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による光増幅装置によれば、希土類添加光ファイバを
励起する励起光を出力する励起光源が偶数台設けられ、
半数が希土類添加光ファイバの利得のピークとなる励起
波長よりも短波側で発振し、残りの半数が希土類添加光
ファイバの利得のピークとなる励起波長よりも長波側で
発振するから、励起光源の動作温度の変動に伴う発振波
長変動による希土類添加光ファイバの信号光利得の変動
を抑制することができる。
【0071】つぎの発明による光増幅装置によれば、光
合分波器が波長光合分波器により構成されているから、
所要の光学的動作が良好に得られる。
【0072】つぎの発明による光増幅装置によれば、光
合分波器が前記希土類添加光ファイバに対する信号光の
入力側と出力側の両方に設けられているから、前方励起
と後方励起の両方で、希土類添加光ファイバに大きな励
起光パワーを入力することができ、高利得を容易に得る
ことができる。
【0073】つぎの発明による光増幅装置によれば、発
振波長が異なる2個以上の励起光源が出力する励起光を
光合波器で合波し、合波した励起光を光合分波器に導く
から、希土類添加光ファイバに更に大きな励起光パワー
を入力することができ、高利得を容易に得ることができ
る。
【0074】つぎの発明による光増幅装置によれば、発
振波長が異なる2個以上の励起光源が出力する励起光を
光合波器で合波し、合波した励起光を励起光用の光合分
波器によって希土類添加光ファイバに対する信号光の入
力側と出力側の両方に設けられている光合分波器に導く
から、前方励起と後方励起の両方で、希土類添加光ファ
イバに大きな励起光パワーを入力することができ、高利
得を容易に得ることができる。
【0075】つぎの発明による光増幅装置によれば、励
起光用の光合分波器が光カプラにより構成されているか
ら、所要の光学的動作が良好に得られる。
【0076】つぎの発明による光増幅装置によれば、励
起光源と光合分波器との間に励起帯光アイソレータが設
けられているから、励起光源の動作を安定にすることが
できる。
【0077】つぎの発明による光増幅装置によれば、光
合分波器が希土類添加光ファイバに対する信号光の入力
側と出力側のいずれか一方にのみ設けられ、発振波長が
異なる2個以上の励起光源が出力する励起光を光合波器
で合波し、合波した励起光を唯一の前記光合分波器に導
くから、励起帯光アイソレータが不要となり、希土類添
加光ファイバには大きな励起光パワーを入力することが
でき、高利得を容易に得ることができる。
【0078】つぎの発明による光増幅装置によれば、光
合波器が偏波ビームスプリッタにより構成されているか
ら、所要の光学的動作が良好に得られる。
【0079】つぎの発明による光増幅装置によれば、励
起光源のうち、希土類添加光ファイバの利得ピーク波長
に近い方で発振するものを他のものに比して高駆動動作
させるから、効率よく希土類添加光ファイバを励起させ
ることができ、省エネルギで、高利得を得ることができ
る。
【0080】つぎの発明による光増幅装置によれば、励
起光源に半導体レーザダイオードが用いられているか
ら、高い信頼性が得られる。
【0081】つぎの発明による光増幅装置によれば、希
土類添加光ファイバに、Nd、Pr、Erのうち、少な
くとも一種類以上の元素が添加されているから、1.3
μm帯〜1.5μm帯の高性能な光増幅装置を的確に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による光増幅装置の実施の形態1を
示すブロック図である。
【図2】 (a)〜(c)はこの発明による光増幅装置
における励起光源の発振波長特性を示すグラフである。
【図3】 この発明による光増幅装置の実施の形態2を
示すブロック図である。
【図4】 この発明による光増幅装置の実施の形態3を
示すブロック図である。
【図5】 この発明による光増幅装置の実施の形態4を
示すブロック図である。
【図6】 この発明による光増幅装置の実施の形態5を
示すブロック図である。
【図7】 この発明による光増幅装置の実施の形態6を
示すブロック図である。
【図8】 従来における光増幅装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図9】 光増幅装置の励起波長−信号光利得特性を示
すグラフである。
【図10】 従来における光増幅装置の他の概略構成を
示すブロック図である。
【図11】 従来における光増幅装置の動作特性を示す
グラフである。
【図12】 従来における光増幅装置の他の概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10a、10b、10a’、10b’、20a、20
b、20a’、20b’励起光源、11a、11b 波
長合分波器、12a、12b、12a’、12b’ 励
起帯光アイソレータ、13 希土類添加光ファイバ、1
4a、14b信号帯光アイソレータ、15a、15b、
15a’、15b’16a、16b光合波器、17 光
合分波器。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光励起により信号光を増幅させる作用を
    有する希土類元素を添加された希土類添加光ファイバ
    と、前記希土類添加光ファイバを励起する励起光を出力
    する励起光源と、前記励起光源の出力光と信号光とを合
    分波する光合分波器を備えた光増幅装置において、 前記励起光源が偶数台設けられ、半数が前記希土類添加
    光ファイバの利得のピークとなる励起波長よりも短波側
    で発振し、残りの半数が前記希土類添加光ファイバの利
    得のピークとなる励起波長よりも長波側で発振するもの
    であることを特徴とする光増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記光合分波器が波長光合分波器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記光合分波器が前記希土類添加光ファ
    イバに対する信号光の入力側と出力側の両方に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の光増
    幅装置。
  4. 【請求項4】 発振波長が異なる2個以上の励起光源が
    出力する励起光を合波し、合波した励起光を前記光合分
    波器に導く光合波器を有していることを特徴とする請求
    項3に記載の光増幅装置。
  5. 【請求項5】 発振波長が異なる2個以上の励起光源が
    出力する励起光を合波する光合波器と、合波された励起
    光を前記希土類添加光ファイバに対する信号光の入力側
    と出力側の両方に設けられている光合分波器に導く励起
    光用の光合分波器が設けられていることを特徴とする請
    求項3に記載の光増幅装置。
  6. 【請求項6】 前記励起光用の光合分波器は光カプラに
    より構成されていることを特徴とする請求項5に記載の
    光増幅装置。
  7. 【請求項7】 前記励起光源と前記光合分波器との間に
    励起帯光アイソレータが設けられていることを特徴とす
    る請求項3〜6のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  8. 【請求項8】 前記光合分波器が前記希土類添加光ファ
    イバに対する信号光の入力側と出力側のいずれか一方に
    のみ設けられ、発振波長が異なる2個以上の励起光源が
    出力する励起光を合波し、合波した励起光を唯一の前記
    光合分波器に導く光合波器を有していることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の光増幅装置。
  9. 【請求項9】 前記光合波器は偏波ビームスプリッタに
    より構成されていることを特徴とする請求項4〜8のい
    ずれか一つに記載の光増幅装置。
  10. 【請求項10】 前記励起光源のうち、前記希土類添加
    光ファイバの利得ピーク波長に近い方で発振するものを
    他のものに比して高駆動動作させることを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  11. 【請求項11】 前記励起光源に半導体レーザダイオー
    ドが用いられていることを特徴とする請求項1〜10の
    いずれか一つに記載の光増幅装置。
  12. 【請求項12】 前記希土類添加光ファイバに、Nd、
    Pr、Erのうち、少なくとも一種類以上の元素が添加
    されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか
    一つに記載の光増幅装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3387483B2 (ja) 2000-08-31 2003-03-17 日本電気株式会社 光直接増幅器及びその制御方法
WO2011027836A1 (ja) 2009-09-04 2011-03-10 株式会社フジクラ ファイバレーザ装置
JP2020088229A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社ニコン 光増幅器および光増幅方法
WO2024181122A1 (ja) * 2023-02-28 2024-09-06 株式会社小糸製作所 光源、受発光装置及び計測装置

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