JP2000228890A - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
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- JP2000228890A JP2000228890A JP11108226A JP10822699A JP2000228890A JP 2000228890 A JP2000228890 A JP 2000228890A JP 11108226 A JP11108226 A JP 11108226A JP 10822699 A JP10822699 A JP 10822699A JP 2000228890 A JP2000228890 A JP 2000228890A
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- Japan
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- phase
- energized
- brushless motor
- phases
- switching
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動回路の低コスト化とスイッチングノイズ
減少を実現する。 【解決手段】 5相のブラシレスモータにおいて、MO
SFET36〜45のスイッチングにより4相の電機子
コイルに並列経路で通電する。これにより、MOSFE
T36〜45に流れる電流が従来の3相全波駆動方式の
1/2となるため、各MOSFET36〜45は電流容
量の小さい安価な素子を使用できる。通電相切換時に
は、並列経路の一方の通電経路において、それまでの2
つの通電相のうちの1つをオフし、それまでの1つの非
通電相をオンするように切り換える。これにより、通電
相切換時のモータ全電流の変化が小さくなり、スイッチ
ングノイズが小さくなる。一方、要求回転数が低い時
は、2相の電機子コイルのみに通電(2相通電)するこ
とで、モータトルクを低下させてモータ回転数を低下さ
せる。これにより、PWM制御することなく、モータ回
転数を可変できる。
減少を実現する。 【解決手段】 5相のブラシレスモータにおいて、MO
SFET36〜45のスイッチングにより4相の電機子
コイルに並列経路で通電する。これにより、MOSFE
T36〜45に流れる電流が従来の3相全波駆動方式の
1/2となるため、各MOSFET36〜45は電流容
量の小さい安価な素子を使用できる。通電相切換時に
は、並列経路の一方の通電経路において、それまでの2
つの通電相のうちの1つをオフし、それまでの1つの非
通電相をオンするように切り換える。これにより、通電
相切換時のモータ全電流の変化が小さくなり、スイッチ
ングノイズが小さくなる。一方、要求回転数が低い時
は、2相の電機子コイルのみに通電(2相通電)するこ
とで、モータトルクを低下させてモータ回転数を低下さ
せる。これにより、PWM制御することなく、モータ回
転数を可変できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各相の電機子コイ
ルへの通電をスイッチング素子により順次切り換えてマ
グネットロータを回転駆動するブラシレスモータに関す
るものである。
ルへの通電をスイッチング素子により順次切り換えてマ
グネットロータを回転駆動するブラシレスモータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラシレスモータは、例えば図7
に示すような3相全波駆動方式のブラシレスモータが多
い。この3相全波駆動方式は、マグネットロータ(図示
せず)の回転位置に応じて6個のMOSFET2〜7を
順次スイッチングして、U相、V相、W相の3相の電機
子コイルU8,V8,W8への通電を順次切り換えて、
3相のうち2相の電機子コイルに通電することで、マグ
ネットロータを回転駆動するようにしている。つまり、
マグネットロータの回転位置に応じて、通電相をU相
とV相、V相とW相、W相とU相の3通りの組み合
わせに切り換えるようにしている。
に示すような3相全波駆動方式のブラシレスモータが多
い。この3相全波駆動方式は、マグネットロータ(図示
せず)の回転位置に応じて6個のMOSFET2〜7を
順次スイッチングして、U相、V相、W相の3相の電機
子コイルU8,V8,W8への通電を順次切り換えて、
3相のうち2相の電機子コイルに通電することで、マグ
ネットロータを回転駆動するようにしている。つまり、
マグネットロータの回転位置に応じて、通電相をU相
とV相、V相とW相、W相とU相の3通りの組み合
わせに切り換えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記3相全波駆動方式
のブラシレスモータでは、電源(+B)から2相の電機
子コイルに直列経路で電流が流れるため、モータに流れ
る全電流(以下「モータ全電流」という)が順次MOS
FET2〜7に流れる。このため、MOSFET2〜7
は、モータ全電流に耐え得る電流容量の大きい高価な素
子が必要となり、低コスト化の要求を満たすことができ
ない。しかも、2相の電機子コイルに直列経路で通電さ
れるため、通電相の切換直後に、それまで通電されてい
なかった相の電機子コイルに通電を開始する際に発生す
る逆起電力により、瞬間的に電流が0となってから2相
の電機子コイルに流れ始める。このため、通電相切換時
のモータ全電流の変化が大きくなり、これがスイッチン
グノイズを大きくする原因となっている。
のブラシレスモータでは、電源(+B)から2相の電機
子コイルに直列経路で電流が流れるため、モータに流れ
る全電流(以下「モータ全電流」という)が順次MOS
FET2〜7に流れる。このため、MOSFET2〜7
は、モータ全電流に耐え得る電流容量の大きい高価な素
子が必要となり、低コスト化の要求を満たすことができ
ない。しかも、2相の電機子コイルに直列経路で通電さ
れるため、通電相の切換直後に、それまで通電されてい
なかった相の電機子コイルに通電を開始する際に発生す
る逆起電力により、瞬間的に電流が0となってから2相
の電機子コイルに流れ始める。このため、通電相切換時
のモータ全電流の変化が大きくなり、これがスイッチン
グノイズを大きくする原因となっている。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、スイッチング素子の
低コスト化とスイッチングノイズの減少とを実現するこ
とができるブラシレスモータを提供することにある。
たものであり、従ってその目的は、スイッチング素子の
低コスト化とスイッチングノイズの減少とを実現するこ
とができるブラシレスモータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のブラシレスモータは、4相以上
の電機子コイルを備え、駆動制御手段によって、通電す
る複数相の電機子コイルに並列経路で電流を流すように
スイッチング素子を接続すると共に、駆動制御手段によ
ってマグネットロータの回転位置に応じて通電相を切り
換える際にその切り換えの前後で通電相をオーバーラッ
プさせるようにスイッチング素子のスイッチング動作を
制御する。
に、本発明の請求項1のブラシレスモータは、4相以上
の電機子コイルを備え、駆動制御手段によって、通電す
る複数相の電機子コイルに並列経路で電流を流すように
スイッチング素子を接続すると共に、駆動制御手段によ
ってマグネットロータの回転位置に応じて通電相を切り
換える際にその切り換えの前後で通電相をオーバーラッ
プさせるようにスイッチング素子のスイッチング動作を
制御する。
【0006】つまり、複数相の電機子コイルに2つの通
電経路で電流を並列に流せば、各スイッチング素子に流
れる電流が従来よりも少なくなり、その分、スイッチン
グ素子の電流容量を小さくすることができ、低コスト化
できる。しかも、通電相の切り換えの前後で通電相をオ
ーバーラップさせるように切り換えれば、通電相切換時
に、一方の通電経路の通電相のみが切り換えられるだけ
であり、これと並列となる他方の通電経路は、通電相が
切り換えられず、コイル電流は変化しない。このため、
通電相切換時のモータ全電流の変化が従来の3相全波駆
動方式より小さくなり、スイッチングノイズを小さくす
ることができる。また、電流が0となる瞬間がないた
め、トルクリップルを小さくすることができる。
電経路で電流を並列に流せば、各スイッチング素子に流
れる電流が従来よりも少なくなり、その分、スイッチン
グ素子の電流容量を小さくすることができ、低コスト化
できる。しかも、通電相の切り換えの前後で通電相をオ
ーバーラップさせるように切り換えれば、通電相切換時
に、一方の通電経路の通電相のみが切り換えられるだけ
であり、これと並列となる他方の通電経路は、通電相が
切り換えられず、コイル電流は変化しない。このため、
通電相切換時のモータ全電流の変化が従来の3相全波駆
動方式より小さくなり、スイッチングノイズを小さくす
ることができる。また、電流が0となる瞬間がないた
め、トルクリップルを小さくすることができる。
【0007】ところで、モータ回転数の制御は、特開平
9−42096号公報に示すようにスイッチング素子の
オン/オフのデューティ比をPWM方式で制御して、モ
ータ電流を制御して回転数制御を行うことが提案されて
いる。しかし、PWM制御では、スイッチング素子を高
速でスイッチングするため、高周波のスイッチングノイ
ズが発生するという問題があり、例えば、車両の燃料ポ
ンプの駆動モータに適用すると、PWM制御による高周
波のスイッチングノイズによって、ラジオの音声に雑音
が入ったり、他の車載電子部品が誤作動するおそれがあ
る。
9−42096号公報に示すようにスイッチング素子の
オン/オフのデューティ比をPWM方式で制御して、モ
ータ電流を制御して回転数制御を行うことが提案されて
いる。しかし、PWM制御では、スイッチング素子を高
速でスイッチングするため、高周波のスイッチングノイ
ズが発生するという問題があり、例えば、車両の燃料ポ
ンプの駆動モータに適用すると、PWM制御による高周
波のスイッチングノイズによって、ラジオの音声に雑音
が入ったり、他の車載電子部品が誤作動するおそれがあ
る。
【0008】そこで、請求項2のように、要求モータ出
力に応じて通電相の相数を変更するようにスイッチング
素子のスイッチングタイミングを切り換えるようにする
と良い。つまり、要求モータ出力に応じて通電相の相数
を変更すると、電流が流れる経路のコイル抵抗値が変化
してコイル電流が変化し、モータトルクが変化する。こ
れにより、PWM制御することなく、モータ回転数を可
変することができて、高周波のスイッチングノイズの発
生を防止でき、高周波のスイッチングノイズの問題を解
消することができる。
力に応じて通電相の相数を変更するようにスイッチング
素子のスイッチングタイミングを切り換えるようにする
と良い。つまり、要求モータ出力に応じて通電相の相数
を変更すると、電流が流れる経路のコイル抵抗値が変化
してコイル電流が変化し、モータトルクが変化する。こ
れにより、PWM制御することなく、モータ回転数を可
変することができて、高周波のスイッチングノイズの発
生を防止でき、高周波のスイッチングノイズの問題を解
消することができる。
【0009】また、モータ起動時や過負荷時には、大き
なコイル電流が流れ、スイッチング素子にも大電流が流
れるため、スイッチング素子にかかる負担が大きくな
る。このような事情を考慮して、請求項3のように、モ
ータ起動時及び/又は過負荷時に、電流が流れる経路の
コイル抵抗値を増加させるようにスイッチング素子のス
イッチングタイミングを切り換えるようにすると良い。
このようにすれば、モータ起動時及び/又は過負荷時
に、コイル抵抗値の増加によってコイル電流が制限さ
れ、スイッチング素子に流れる電流が制限される。この
ため、電流容量の小さいスイッチング素子を使用して
も、モータ起動時や過負荷時にスイッチング素子に流れ
る電流を定格容量以下に抑えることができて、スイッチ
ング素子を保護することができる。
なコイル電流が流れ、スイッチング素子にも大電流が流
れるため、スイッチング素子にかかる負担が大きくな
る。このような事情を考慮して、請求項3のように、モ
ータ起動時及び/又は過負荷時に、電流が流れる経路の
コイル抵抗値を増加させるようにスイッチング素子のス
イッチングタイミングを切り換えるようにすると良い。
このようにすれば、モータ起動時及び/又は過負荷時
に、コイル抵抗値の増加によってコイル電流が制限さ
れ、スイッチング素子に流れる電流が制限される。この
ため、電流容量の小さいスイッチング素子を使用して
も、モータ起動時や過負荷時にスイッチング素子に流れ
る電流を定格容量以下に抑えることができて、スイッチ
ング素子を保護することができる。
【0010】また、請求項4のように、通電相の相数を
偶数とするようにスイッチング素子のスイッチング動作
を制御すると良い。このように、通電相の相数を偶数と
すれば、並列経路の一方の通電経路のコイル数と他方の
通電経路のコイル数をそれぞれ同数とすることができ
て、2つの通電経路のコイル抵抗値、コイル電流を同一
にすることができ、ブラシレスモータをバランス良く回
転させることができる。
偶数とするようにスイッチング素子のスイッチング動作
を制御すると良い。このように、通電相の相数を偶数と
すれば、並列経路の一方の通電経路のコイル数と他方の
通電経路のコイル数をそれぞれ同数とすることができ
て、2つの通電経路のコイル抵抗値、コイル電流を同一
にすることができ、ブラシレスモータをバランス良く回
転させることができる。
【0011】この場合、請求項5のように、電機子コイ
ルの相数を5相以上の奇数相とすると良い。このように
すれば、非通電相を1相にして通電相の相数を最大にし
た時に通電相の相数を偶数にすることができ、上記請求
項4と同じく、ブラシレスモータをバランス良く回転さ
せることができる。
ルの相数を5相以上の奇数相とすると良い。このように
すれば、非通電相を1相にして通電相の相数を最大にし
た時に通電相の相数を偶数にすることができ、上記請求
項4と同じく、ブラシレスモータをバランス良く回転さ
せることができる。
【0012】また、例えば、4相以上の全波駆動方式の
ブラシレスモータでは、8個以上のスイッチング素子を
必要とするため、請求項6のように、全てのスイッチン
グ素子を1つのICチップに組み込んだ構成とすると良
い。このようにすれば、部品点数を大幅に削減できて組
立性を向上でき、一層の低コスト化が可能となる。
ブラシレスモータでは、8個以上のスイッチング素子を
必要とするため、請求項6のように、全てのスイッチン
グ素子を1つのICチップに組み込んだ構成とすると良
い。このようにすれば、部品点数を大幅に削減できて組
立性を向上でき、一層の低コスト化が可能となる。
【0013】ところで、ブラシレスモータは、電機子コ
イルの通電によって発生する磁界とマグネットロータの
マグネットの磁界との相互作用によって回転トルクを発
生する。この回転トルクを効率良く発生させるには、通
電相の電機子コイルに対してマグネットロータのN極と
S極との境界部分を対向させる必要がある。
イルの通電によって発生する磁界とマグネットロータの
マグネットの磁界との相互作用によって回転トルクを発
生する。この回転トルクを効率良く発生させるには、通
電相の電機子コイルに対してマグネットロータのN極と
S極との境界部分を対向させる必要がある。
【0014】そこで、請求項7のように、マグネットロ
ータの極数P(マグネットの数)とステータの極数M
(突極の数)とモータ相数xとの関係を次のように設定
すると良い。 {(x−1)/x}M≦P≦{(x+1)/x}M (但しPは偶数、xは4以上の整数)
ータの極数P(マグネットの数)とステータの極数M
(突極の数)とモータ相数xとの関係を次のように設定
すると良い。 {(x−1)/x}M≦P≦{(x+1)/x}M (但しPは偶数、xは4以上の整数)
【0015】このようにすれば、x相のブラシレスモー
タで、同時に(x−1)相ずつ通電する場合でも、通電
する全ての電機子コイルにマグネットロータのN極とS
極との境界部分を対向させることができ、効率良く回転
トルクを発生させてモータ効率を向上できると共に、ト
ルクリップルを低減することができる。
タで、同時に(x−1)相ずつ通電する場合でも、通電
する全ての電機子コイルにマグネットロータのN極とS
極との境界部分を対向させることができ、効率良く回転
トルクを発生させてモータ効率を向上できると共に、ト
ルクリップルを低減することができる。
【0016】更に、請求項8のように、ステータの極数
Mをモータ相数xの偶数倍に設定し、マグネットロータ
の極数Pを4×m(但しmは自然数)に設定すると良
い。このようにすれば、通電相の電機子コイルと、これ
に対向するマグネットロータのマグネットとの間に生じ
る磁気力が回転軸に対して対称となるため、マグネット
ロータに作用する磁気力を偶力とすることができて、マ
グネットロータの径方向に作用する力成分をキャンセル
することができる。これにより、回転軸の軸受に加わる
荷重を小さくすることができて、耐久性を向上できると
共に、回転軸の振れを防止できる。
Mをモータ相数xの偶数倍に設定し、マグネットロータ
の極数Pを4×m(但しmは自然数)に設定すると良
い。このようにすれば、通電相の電機子コイルと、これ
に対向するマグネットロータのマグネットとの間に生じ
る磁気力が回転軸に対して対称となるため、マグネット
ロータに作用する磁気力を偶力とすることができて、マ
グネットロータの径方向に作用する力成分をキャンセル
することができる。これにより、回転軸の軸受に加わる
荷重を小さくすることができて、耐久性を向上できると
共に、回転軸の振れを防止できる。
【0017】以上説明した本発明のブラシレスモータ
は、種々の装置の駆動モータとして利用することがで
き、例えば、請求項9のように、車両の燃料ポンプの駆
動モータとして用いれば、駆動回路の低コスト化により
燃料ポンプを低コスト化できると共に、スイッチングノ
イズを小さくすることができ、スイッチングノイズによ
るラジオの雑音や車載電子部品の誤作動を防止すること
ができる。
は、種々の装置の駆動モータとして利用することがで
き、例えば、請求項9のように、車両の燃料ポンプの駆
動モータとして用いれば、駆動回路の低コスト化により
燃料ポンプを低コスト化できると共に、スイッチングノ
イズを小さくすることができ、スイッチングノイズによ
るラジオの雑音や車載電子部品の誤作動を防止すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両の燃料ポンプ
に適用した一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明す
る。燃料ポンプ11は、円筒ハウジング12内にポンプ
部13とブラシレスモータ14とを組み込んで構成され
ている。ポンプ部13の構成を説明すると、円筒ハウジ
ング12の一端部に圧入、かしめ等により固定されたポ
ンプケーシング15とポンプカバー16とからポンプ室
が構成され、このポンプ室内にインペラ17が収納され
ている。インペラ17は、ブラシレスモータ14の回転
軸24に嵌着されている。
に適用した一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明す
る。燃料ポンプ11は、円筒ハウジング12内にポンプ
部13とブラシレスモータ14とを組み込んで構成され
ている。ポンプ部13の構成を説明すると、円筒ハウジ
ング12の一端部に圧入、かしめ等により固定されたポ
ンプケーシング15とポンプカバー16とからポンプ室
が構成され、このポンプ室内にインペラ17が収納され
ている。インペラ17は、ブラシレスモータ14の回転
軸24に嵌着されている。
【0019】一方、ブラシレスモータ14は、例えば5
相全波駆動方式のブラシレスモータであり、次のように
構成されている。円筒ハウジング12内に円筒型のステ
ータ19が嵌合固定され、このステータ19には、図2
に示すように、例えば10個の突極20が形成されてい
る。これら突極20には、A相〜E相の5相の電機子コ
イルA21〜E21が、A相、B相、C相、D相、E相
の順序で2個ずつ装着され、各相の2個のコイルが回転
軸24に対して対称な位置(180°反対側の位置)に
配置されていると共に、各相の2個のコイルが直列に接
続されている(図3参照)。
相全波駆動方式のブラシレスモータであり、次のように
構成されている。円筒ハウジング12内に円筒型のステ
ータ19が嵌合固定され、このステータ19には、図2
に示すように、例えば10個の突極20が形成されてい
る。これら突極20には、A相〜E相の5相の電機子コ
イルA21〜E21が、A相、B相、C相、D相、E相
の順序で2個ずつ装着され、各相の2個のコイルが回転
軸24に対して対称な位置(180°反対側の位置)に
配置されていると共に、各相の2個のコイルが直列に接
続されている(図3参照)。
【0020】以上のように構成した10極のステータ1
9の内周側には、マグネットロータ23が配置されてい
る。このマグネットロータ23は、回転軸24に嵌着さ
れたロータコア25と、このロータコア25の外周に接
着等により固着された例えば8個の界磁用のマグネット
26とから構成され、8個のマグネット26が、図2に
示すように、N極とS極が交互に並ぶように配置されて
いる。これにより、8極のマグネットロータ23が構成
されている。
9の内周側には、マグネットロータ23が配置されてい
る。このマグネットロータ23は、回転軸24に嵌着さ
れたロータコア25と、このロータコア25の外周に接
着等により固着された例えば8個の界磁用のマグネット
26とから構成され、8個のマグネット26が、図2に
示すように、N極とS極が交互に並ぶように配置されて
いる。これにより、8極のマグネットロータ23が構成
されている。
【0021】上述したマグネットロータ23の極数P
(8極)とステータ19の極数M(10極)とモータ相
数x(5相)は、次式(1)〜(3)の条件を満たすよ
うに設定されている。 {(x−1)/x}M≦P≦{(x+1)/x}M ……(1) M=2×n×x (但しnは自然数) ……(2) P=4×m (但しmは自然数) ……(3)
(8極)とステータ19の極数M(10極)とモータ相
数x(5相)は、次式(1)〜(3)の条件を満たすよ
うに設定されている。 {(x−1)/x}M≦P≦{(x+1)/x}M ……(1) M=2×n×x (但しnは自然数) ……(2) P=4×m (但しmは自然数) ……(3)
【0022】上記(1)式は、x相のブラシレスモータ
で、同時に(x−1)相ずつ通電する場合でも、通電す
る全ての電機子コイルにマグネットロータ23のN極と
S極との境界部分を対向させるのに必要な条件である。
また、上記(2)及び(3)式は、通電相の電機子コイ
ルと、これに対向するマグネットロータ23のマグネッ
ト26との間に生じる磁気力を回転軸24に対して対称
にする(偶力にする)のに必要な条件である。
で、同時に(x−1)相ずつ通電する場合でも、通電す
る全ての電機子コイルにマグネットロータ23のN極と
S極との境界部分を対向させるのに必要な条件である。
また、上記(2)及び(3)式は、通電相の電機子コイ
ルと、これに対向するマグネットロータ23のマグネッ
ト26との間に生じる磁気力を回転軸24に対して対称
にする(偶力にする)のに必要な条件である。
【0023】図1に示すように、マグネットロータ23
の回転軸24の一端は、軸受27を介してポンプケーシ
ング15中心の軸受筒部28に回転自在に支持され、該
回転軸24の他端を支持する軸受29は、円筒ハウジン
グ12内に固定された軸受ホルダ30に組み付けられて
いる。軸受ホルダ30には、5相全波駆動方式の駆動制
御回路31(駆動制御手段)が組み付けられ、モータ駆
動時には、この駆動制御回路31によって各相の電機子
コイル21への通電が順次切り換えられる。円筒ハウジ
ング12の駆動制御回路31側の開口部には、吐出口3
2を有するハウジングカバー33が嵌着されている。
の回転軸24の一端は、軸受27を介してポンプケーシ
ング15中心の軸受筒部28に回転自在に支持され、該
回転軸24の他端を支持する軸受29は、円筒ハウジン
グ12内に固定された軸受ホルダ30に組み付けられて
いる。軸受ホルダ30には、5相全波駆動方式の駆動制
御回路31(駆動制御手段)が組み付けられ、モータ駆
動時には、この駆動制御回路31によって各相の電機子
コイル21への通電が順次切り換えられる。円筒ハウジ
ング12の駆動制御回路31側の開口部には、吐出口3
2を有するハウジングカバー33が嵌着されている。
【0024】ブラシレスモータ14によってポンプ部1
3のインペラ17が回転駆動されると、燃料タンク(図
示せず)内の燃料がポンプカバー16の吸込み口(図示
せず)からポンプ室内に吸い込まれ、ポンプケーシング
15の吐出口(図示せず)から円筒ハウジング12内に
吐出される。この燃料は、ステータ19とマグネットロ
ータ23との間の隙間を流れてハウジングカバー33の
吐出口32から燃料配管(図示せず)内に吐出され、燃
料噴射弁(図示せず)へ送られる。
3のインペラ17が回転駆動されると、燃料タンク(図
示せず)内の燃料がポンプカバー16の吸込み口(図示
せず)からポンプ室内に吸い込まれ、ポンプケーシング
15の吐出口(図示せず)から円筒ハウジング12内に
吐出される。この燃料は、ステータ19とマグネットロ
ータ23との間の隙間を流れてハウジングカバー33の
吐出口32から燃料配管(図示せず)内に吐出され、燃
料噴射弁(図示せず)へ送られる。
【0025】図4に示すように、各相の電機子コイルA
21〜E21はY結線されている。また、駆動制御回路
31は、エンジン制御回路(図示せず)から制御信号が
入力される制御部35と、この制御部35の出力に基づ
いて各相の電機子コイルA21〜E21への通電をスイ
ッチングする駆動回路46とから構成され、駆動回路4
6は、10個のMOSFET36〜45を1つのICチ
ップに組み込んで構成されている。これら10個のMO
SFET36〜45は、2個ずつ対となってバッテリ電
圧(+B)側とグランド側との間にブリッジ状に接続さ
れ、各対の2つMOSFETの中間接続点がY結線され
たA相〜E相のコイルA21〜E21の一端に接続され
ている。
21〜E21はY結線されている。また、駆動制御回路
31は、エンジン制御回路(図示せず)から制御信号が
入力される制御部35と、この制御部35の出力に基づ
いて各相の電機子コイルA21〜E21への通電をスイ
ッチングする駆動回路46とから構成され、駆動回路4
6は、10個のMOSFET36〜45を1つのICチ
ップに組み込んで構成されている。これら10個のMO
SFET36〜45は、2個ずつ対となってバッテリ電
圧(+B)側とグランド側との間にブリッジ状に接続さ
れ、各対の2つMOSFETの中間接続点がY結線され
たA相〜E相のコイルA21〜E21の一端に接続され
ている。
【0026】駆動制御回路31は、エンジン要求燃料量
が多い時には、ブラシレスモータ14の運転モードを4
相通電モードに切り換え、エンジン要求燃料量が少ない
時には2相通電モードに切り換える。
が多い時には、ブラシレスモータ14の運転モードを4
相通電モードに切り換え、エンジン要求燃料量が少ない
時には2相通電モードに切り換える。
【0027】4相通電モードでは、5相のうち4相の電
機子コイルに並列経路で通電して、ブラシレスモータ1
4を駆動する。このとき、駆動制御回路31は、マグネ
ットロータ23の回転位置を非通電相のコイルに誘導さ
れる誘導電圧により検出し、その検出信号に基づいて、
図5に示すように、MOSFET36〜45を順次スイ
ッチングして、4相の電機子コイルに並列経路で通電す
る。例えば、図2(a)に示すように、マグネットロー
タ23の回転位置がA相、B相、C相、D相の電機子コ
イルA21、B21、C21、D21に通電する位置に
ある時は、MOSFET36,38,42,44のみを
オンして(図5の)、A相コイルA21からD相コイ
ルD21への通電経路と、C相コイルC21からB相コ
イルB21への通電経路で電源(+B)から並列に電流
を流す。
機子コイルに並列経路で通電して、ブラシレスモータ1
4を駆動する。このとき、駆動制御回路31は、マグネ
ットロータ23の回転位置を非通電相のコイルに誘導さ
れる誘導電圧により検出し、その検出信号に基づいて、
図5に示すように、MOSFET36〜45を順次スイ
ッチングして、4相の電機子コイルに並列経路で通電す
る。例えば、図2(a)に示すように、マグネットロー
タ23の回転位置がA相、B相、C相、D相の電機子コ
イルA21、B21、C21、D21に通電する位置に
ある時は、MOSFET36,38,42,44のみを
オンして(図5の)、A相コイルA21からD相コイ
ルD21への通電経路と、C相コイルC21からB相コ
イルB21への通電経路で電源(+B)から並列に電流
を流す。
【0028】このように、4相の電機子コイルを2相ず
つ2つの通電経路に分けて並列に電流を流せば、各通電
経路の電機子コイルにモータ全電流の1/2の電流が流
れると共に、各MOSFET36〜45にモータ全電流
の1/2の電流が流れる。
つ2つの通電経路に分けて並列に電流を流せば、各通電
経路の電機子コイルにモータ全電流の1/2の電流が流
れると共に、各MOSFET36〜45にモータ全電流
の1/2の電流が流れる。
【0029】その後、マグネットロータ23の回転位置
が図2(b)に示す位置に達すると、駆動制御回路31
は、3つのMOSFET36,38,42を引き続きオ
ン状態に保持しながら、MOSFET44をオフすると
共にMOSFET45をオンして(図5の)、D相コ
イルD21に代えてE相コイルE21への通電に切り換
える。これにより、A相コイルA21からE相コイルE
21への通電経路と、C相コイルC21からB相コイル
B21への通電経路で並列に電流を流す。
が図2(b)に示す位置に達すると、駆動制御回路31
は、3つのMOSFET36,38,42を引き続きオ
ン状態に保持しながら、MOSFET44をオフすると
共にMOSFET45をオンして(図5の)、D相コ
イルD21に代えてE相コイルE21への通電に切り換
える。これにより、A相コイルA21からE相コイルE
21への通電経路と、C相コイルC21からB相コイル
B21への通電経路で並列に電流を流す。
【0030】このようにして、マグネットロータ23の
回転位置に応じて、並列経路のうち一方の通電経路にお
いて、それまでの2つの通電相のうちの1つをオフし、
それまでの1つの非通電相をオンするように切り換えて
いくことで、通電相を順次、1相ずつ切り換えていく。
回転位置に応じて、並列経路のうち一方の通電経路にお
いて、それまでの2つの通電相のうちの1つをオフし、
それまでの1つの非通電相をオンするように切り換えて
いくことで、通電相を順次、1相ずつ切り換えていく。
【0031】また、駆動制御回路31は、エンジン要求
燃料量が少ない時に、ブラシレスモータ14の運転モー
ドを2相通電モードに切り換える。この2相通電モード
では、5相のうち2相の電機子コイルのみに通電して、
ブラシレスモータ14を駆動する。例えば、マグネット
ロータ23の回転位置が、図2(a)に示す位置にある
時は、2つのMOSFET36,44のみをオンして、
A相コイルA21とD相コイルD21のみに直列経路で
通電する。
燃料量が少ない時に、ブラシレスモータ14の運転モー
ドを2相通電モードに切り換える。この2相通電モード
では、5相のうち2相の電機子コイルのみに通電して、
ブラシレスモータ14を駆動する。例えば、マグネット
ロータ23の回転位置が、図2(a)に示す位置にある
時は、2つのMOSFET36,44のみをオンして、
A相コイルA21とD相コイルD21のみに直列経路で
通電する。
【0032】この2相通電モードでは、4相通電モード
に比べて、ブラシレスモータ14全体としての通電経路
のコイル抵抗値が約2倍となるため、ブラシレスモータ
14に流れる電流が約1/2になって、モータトルクが
約1/2になり、図6に示すようなモータ回転数特性が
得られる。この結果、4相通電モードから2相通電モー
ドに切り換えると、モータ回転数が低下し、燃料ポンプ
11の吐出量が減少する。
に比べて、ブラシレスモータ14全体としての通電経路
のコイル抵抗値が約2倍となるため、ブラシレスモータ
14に流れる電流が約1/2になって、モータトルクが
約1/2になり、図6に示すようなモータ回転数特性が
得られる。この結果、4相通電モードから2相通電モー
ドに切り換えると、モータ回転数が低下し、燃料ポンプ
11の吐出量が減少する。
【0033】更に、駆動制御回路31は、モータ起動時
と過負荷時に、ブラシレスモータ14の運転モードを2
相通電モードに切り換えて、モータ全体としての通電経
路のコイル抵抗値を大きくする。これにより、モータ起
動時や過負荷時のコイル電流がコイル抵抗値によって適
度に抑えられ、MOSFET36〜45に大電流が流れ
ることが防止される。
と過負荷時に、ブラシレスモータ14の運転モードを2
相通電モードに切り換えて、モータ全体としての通電経
路のコイル抵抗値を大きくする。これにより、モータ起
動時や過負荷時のコイル電流がコイル抵抗値によって適
度に抑えられ、MOSFET36〜45に大電流が流れ
ることが防止される。
【0034】尚、上述した4相通電モードと2相通電モ
ードの他に、3相の電機子コイルに通電する3相通電モ
ードを設定して、ブラシレスモータ14の運転モードを
3段階に切り換えるようにしても良い。
ードの他に、3相の電機子コイルに通電する3相通電モ
ードを設定して、ブラシレスモータ14の運転モードを
3段階に切り換えるようにしても良い。
【0035】図7に示す従来の3相全波駆動方式のブラ
シレスモータは、電源(+B)から2相の電機子コイル
に直列経路で電流が流れるため、モータ全電流が、順
次、MOSFET2〜7に流れることになり、電流容量
の大きい高価なMOSFETが必要となる。
シレスモータは、電源(+B)から2相の電機子コイル
に直列経路で電流が流れるため、モータ全電流が、順
次、MOSFET2〜7に流れることになり、電流容量
の大きい高価なMOSFETが必要となる。
【0036】これに対し、本実施形態の5相のブラシレ
スモータ14は、4相通電時に、4相の電機子コイルに
2つの通電経路で電流が並列に流れるため、各MOSF
ET36〜45に流れる電流が従来の3相全波駆動方式
の1/2となり、その分、各MOSFET36〜45は
電流容量の小さい安価な素子を使用できる。
スモータ14は、4相通電時に、4相の電機子コイルに
2つの通電経路で電流が並列に流れるため、各MOSF
ET36〜45に流れる電流が従来の3相全波駆動方式
の1/2となり、その分、各MOSFET36〜45は
電流容量の小さい安価な素子を使用できる。
【0037】ところで、本実施形態において、駆動回路
46を構成する10個のMOSFET36〜45の電流
容量をそれぞれKとすると、駆動回路46全体として
は、K×10の電流容量が必要となる。これに対し、図
7に示す従来の3相全波駆動方式では、駆動回路1を構
成する6個のMOSFET2〜7にモータ全電流(本実
施形態の2倍の電流)が流れるため、各MOSFET2
〜7の電流容量をそれぞれ本実施形態の2倍(K×2)
とする必要があり、駆動回路1全体としては、K×2×
6=K×12の電流容量が必要となる。従って、本実施
形態では、駆動回路46全体としての電流容量を従来の
3相全波駆動方式よりも小さくすることができ、駆動回
路46全体を1チップ化する場合においても本実施形態
の方が有利である。
46を構成する10個のMOSFET36〜45の電流
容量をそれぞれKとすると、駆動回路46全体として
は、K×10の電流容量が必要となる。これに対し、図
7に示す従来の3相全波駆動方式では、駆動回路1を構
成する6個のMOSFET2〜7にモータ全電流(本実
施形態の2倍の電流)が流れるため、各MOSFET2
〜7の電流容量をそれぞれ本実施形態の2倍(K×2)
とする必要があり、駆動回路1全体としては、K×2×
6=K×12の電流容量が必要となる。従って、本実施
形態では、駆動回路46全体としての電流容量を従来の
3相全波駆動方式よりも小さくすることができ、駆動回
路46全体を1チップ化する場合においても本実施形態
の方が有利である。
【0038】また、従来の3相全波駆動方式では、2相
の電機子コイルに直列経路で通電されるため、通電相の
切換直後に、それまで通電されていなかった相の電機子
コイルに通電を開始する際に発生する逆起電力により、
瞬間的に電流が0となってから2相の電機子コイルに流
れ始める。このため、通電相切換時のモータ全電流の変
化が大きくなり、スイッチングノイズが大きくなる。ま
た、電流が0となる瞬間があるため、トルクリップルが
大きくなる。
の電機子コイルに直列経路で通電されるため、通電相の
切換直後に、それまで通電されていなかった相の電機子
コイルに通電を開始する際に発生する逆起電力により、
瞬間的に電流が0となってから2相の電機子コイルに流
れ始める。このため、通電相切換時のモータ全電流の変
化が大きくなり、スイッチングノイズが大きくなる。ま
た、電流が0となる瞬間があるため、トルクリップルが
大きくなる。
【0039】これに対し、本実施形態では、4相通電時
に、電源(+B)から2つの通電経路に並列に通電する
ようにしたので、通電相を切り換える際に、一方の通電
経路において、それまでの2つの通電相のうちの1つを
オフし、それまでの1つの非通電相をオンするように切
り換えることができる。このため、通電相切換時に、一
方の通電経路の通電相のみが切り換えられるだけであ
り、これと並列となる他方の通電経路は、通電相が切り
換えられず、コイル電流は変化しない。この結果、通電
相切換時のモータ全電流の変化が従来の3相全波駆動方
式のほぼ1/2となり、スイッチングノイズを小さくす
ることができる。この場合、電流が0となる瞬間がない
ため、トルクリップルを小さくすることができる。
に、電源(+B)から2つの通電経路に並列に通電する
ようにしたので、通電相を切り換える際に、一方の通電
経路において、それまでの2つの通電相のうちの1つを
オフし、それまでの1つの非通電相をオンするように切
り換えることができる。このため、通電相切換時に、一
方の通電経路の通電相のみが切り換えられるだけであ
り、これと並列となる他方の通電経路は、通電相が切り
換えられず、コイル電流は変化しない。この結果、通電
相切換時のモータ全電流の変化が従来の3相全波駆動方
式のほぼ1/2となり、スイッチングノイズを小さくす
ることができる。この場合、電流が0となる瞬間がない
ため、トルクリップルを小さくすることができる。
【0040】しかも、通電相の相数を変えることで、モ
ータ回転数を可変するようにしたので、PWM制御する
ことなく、燃料ポンプ11の吐出量を可変制御するがで
きる。従って、PWM制御による高周波のスイッチング
ノイズの発生も防止でき、前述した通電切換時のスイッ
チングノイズ減少効果と相俟って、スイッチングノイズ
を大幅に低減することができ、ラジオの雑音や車載電子
部品の誤作動を防止することができる。
ータ回転数を可変するようにしたので、PWM制御する
ことなく、燃料ポンプ11の吐出量を可変制御するがで
きる。従って、PWM制御による高周波のスイッチング
ノイズの発生も防止でき、前述した通電切換時のスイッ
チングノイズ減少効果と相俟って、スイッチングノイズ
を大幅に低減することができ、ラジオの雑音や車載電子
部品の誤作動を防止することができる。
【0041】更に、本実施形態では、駆動回路46を構
成する10個のMOSFET36〜45を1つのICチ
ップに組み込んでいるので、部品点数を大幅に削減で
き、組立性向上、低コスト化の要求も満たすことができ
る。尚、駆動回路46と制御部46とを1つのICチッ
プに組み込んでも良いことは言うまでもない。
成する10個のMOSFET36〜45を1つのICチ
ップに組み込んでいるので、部品点数を大幅に削減で
き、組立性向上、低コスト化の要求も満たすことができ
る。尚、駆動回路46と制御部46とを1つのICチッ
プに組み込んでも良いことは言うまでもない。
【0042】また、本実施形態では、マグネットロータ
23の極数Pとステータ19の極数Mとモータ相数x
を、{(x−1)/x}M≦P≦{(x+1)/x}M
を満たすように設定しているため、x相のブラシレスモ
ータで、同時に(x−1)相ずつ通電する場合でも、通
電する全ての電機子コイルにマグネットロータ23のN
極とS極との境界部分を対向させることができ、効率良
く回転トルクを発生させてモータ効率を向上できると共
に、トルクリップルを低減することができる。
23の極数Pとステータ19の極数Mとモータ相数x
を、{(x−1)/x}M≦P≦{(x+1)/x}M
を満たすように設定しているため、x相のブラシレスモ
ータで、同時に(x−1)相ずつ通電する場合でも、通
電する全ての電機子コイルにマグネットロータ23のN
極とS極との境界部分を対向させることができ、効率良
く回転トルクを発生させてモータ効率を向上できると共
に、トルクリップルを低減することができる。
【0043】しかも、ステータ19の極数Mをモータ相
数xの偶数倍に設定し、マグネットロータ23の極数P
を4×m(但しmは自然数)に設定したので、通電相の
電機子コイルと、これに対向するマグネットロータ23
のマグネット26との間に生じる磁気力を回転軸に対し
て対称にすることができて、マグネットロータ23に作
用する磁気力を偶力とすることができる。これにより、
マグネットロータ23の径方向に作用する力成分をキャ
ンセルできるため、回転軸24の軸受27に加わる荷重
を小さくすることができて、耐久性を向上できると共
に、回転軸24の振れを防止できて、滑らかな回転を実
現できる。
数xの偶数倍に設定し、マグネットロータ23の極数P
を4×m(但しmは自然数)に設定したので、通電相の
電機子コイルと、これに対向するマグネットロータ23
のマグネット26との間に生じる磁気力を回転軸に対し
て対称にすることができて、マグネットロータ23に作
用する磁気力を偶力とすることができる。これにより、
マグネットロータ23の径方向に作用する力成分をキャ
ンセルできるため、回転軸24の軸受27に加わる荷重
を小さくすることができて、耐久性を向上できると共
に、回転軸24の振れを防止できて、滑らかな回転を実
現できる。
【0044】尚、前述した式(1)〜(3)を満たす範
囲であれば、マグネットロータ23の極数Pやステータ
19の極数Mを適宜変更しても、同じ効果を得ることが
できる。
囲であれば、マグネットロータ23の極数Pやステータ
19の極数Mを適宜変更しても、同じ効果を得ることが
できる。
【0045】また、本実施形態では、電機子コイルの相
数を5相としたが、4相又は6相以上としても良く、好
ましくは、5相以上の奇数相とすると良い。5相以上の
奇数相とすれば、非通電相を1相にして通電相の相数を
最大にした時に通電相の相数を偶数にすることができる
ため、並列経路の一方の通電経路のコイル数と他方の通
電経路のコイル数をそれぞれ同数とすることができて、
2つの通電経路のコイル抵抗値、コイル電流を同一にす
ることができ、ブラシレスモータをバランス良く回転さ
せることができる。
数を5相としたが、4相又は6相以上としても良く、好
ましくは、5相以上の奇数相とすると良い。5相以上の
奇数相とすれば、非通電相を1相にして通電相の相数を
最大にした時に通電相の相数を偶数にすることができる
ため、並列経路の一方の通電経路のコイル数と他方の通
電経路のコイル数をそれぞれ同数とすることができて、
2つの通電経路のコイル抵抗値、コイル電流を同一にす
ることができ、ブラシレスモータをバランス良く回転さ
せることができる。
【0046】また、駆動回路46のスイッチング素子と
して、MOSFETに代えて、他のスイッチング素子を
用いても良い。更には、駆動方式も全波駆動方式に限定
されず、半波駆動方式としても良く、各相の電機子コイ
ルA21〜E21の結線もY結線に限定されない。
して、MOSFETに代えて、他のスイッチング素子を
用いても良い。更には、駆動方式も全波駆動方式に限定
されず、半波駆動方式としても良く、各相の電機子コイ
ルA21〜E21の結線もY結線に限定されない。
【0047】その他、本発明は、マグネットロータ23
の回転位置をホール素子等の位置検出素子により検出
し、その検出信号に基づいて通電相を切り換えるように
しても良い。また、本発明の適用範囲は、燃料ポンプ1
1の駆動モータに限定されず、種々の装置の駆動モータ
として利用することができる。
の回転位置をホール素子等の位置検出素子により検出
し、その検出信号に基づいて通電相を切り換えるように
しても良い。また、本発明の適用範囲は、燃料ポンプ1
1の駆動モータに限定されず、種々の装置の駆動モータ
として利用することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す燃料ポンプの縦断面
図
図
【図2】(a)と(b)はそれぞれマグネットロータの
異なる回転位置における図1のA−A断面図
異なる回転位置における図1のA−A断面図
【図3】各相の電機子コイルの巻回方法を説明する図
【図4】ブラシレスモータの電気的構成を示す回路図
【図5】4相通電モード時の各MOSFETの切換パタ
ーンを示す図
ーンを示す図
【図6】ブラシレスモータのトルク−回転数特性を示す
図
図
【図7】従来の3相全波駆動方式のブラシレスモータの
電気的構成を示す回路図
電気的構成を示す回路図
11…燃料ポンプ、13…ポンプ部、14…ブラシレス
モータ、19…ステータ、23…マグネットロータ、2
6…マグネット、31…駆動制御回路(駆動制御手
段)、35…制御部、36〜45…MOSFET、46
…駆動回路、A21,B21,C21,D21,E21
…電機子コイル。
モータ、19…ステータ、23…マグネットロータ、2
6…マグネット、31…駆動制御回路(駆動制御手
段)、35…制御部、36〜45…MOSFET、46
…駆動回路、A21,B21,C21,D21,E21
…電機子コイル。
Claims (9)
- 【請求項1】 各相の電機子コイルを装着したステータ
とマグネットロータとを対向させ、前記各相の電機子コ
イルへの通電を順次切り換えることで前記マグネットロ
ータを回転駆動するブラシレスモータにおいて、 4相以上の電機子コイルを備え、 通電する複数相の電機子コイルに並列経路で電流を流す
ようにスイッチング素子を接続し、 前記マグネットロータの回転位置に応じて通電相を切り
換える際にその切り換えの前後で通電相をオーバーラッ
プさせるように前記スイッチング素子のスイッチング動
作を制御する駆動制御手段を設けたことを特徴とするブ
ラシレスモータ。 - 【請求項2】 前記駆動制御手段は、要求モータ出力に
応じて通電相の相数を変更するように前記スイッチング
素子のスイッチングタイミングを切り換えることを特徴
とする請求項1に記載のブラシレスモータ。 - 【請求項3】 前記駆動制御手段は、モータ起動時及び
/又は過負荷時に、電流が流れる経路のコイル抵抗値を
増加させるように前記スイッチング素子のスイッチング
タイミングを切り換えることを特徴とする請求項1又は
2に記載のブラシレスモータ。 - 【請求項4】 前記駆動制御手段は、通電相の相数を偶
数とするように前記スイッチング素子のスイッチング動
作を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載のブラシレスモータ。 - 【請求項5】 前記電機子コイルの相数は、5相以上の
奇数相であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載のブラシレスモータ。 - 【請求項6】 全てのスイッチング素子は、1つのIC
チップに組み込まれていることを特徴とする請求項1乃
至5のいずれかに記載のブラシレスモータ。 - 【請求項7】 前記マグネットロータの極数Pと前記ス
テータの極数Mとモータ相数xとの関係は、 {(x−1)/x}M≦P≦{(x+1)/x}M (但しPは偶数、xは4以上の整数)に設定されている
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のブ
ラシレスモータ。 - 【請求項8】 前記ステータの極数Mはモータ相数xの
偶数倍に設定され、前記マグネットロータの極数Pは4
×m(但しmは自然数)に設定されていることを特徴と
する請求項1乃至7のいずれかに記載のブラシレスモー
タ。 - 【請求項9】 車両の燃料ポンプの駆動モータとして用
いられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに
記載のブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108226A JP2000228890A (ja) | 1998-12-02 | 1999-04-15 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-342415 | 1998-12-02 | ||
| JP34241598 | 1998-12-02 | ||
| JP11108226A JP2000228890A (ja) | 1998-12-02 | 1999-04-15 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000228890A true JP2000228890A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=26448164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11108226A Pending JP2000228890A (ja) | 1998-12-02 | 1999-04-15 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000228890A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004056898A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Daiman:Kk | 遊技機 |
| WO2005076440A1 (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Ipm回転電機 |
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