JP2000230077A - ベンゾトリアゾール系プラスチック用紫外線吸収剤 - Google Patents

ベンゾトリアゾール系プラスチック用紫外線吸収剤

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JP2000230077A
JP2000230077A JP11032239A JP3223999A JP2000230077A JP 2000230077 A JP2000230077 A JP 2000230077A JP 11032239 A JP11032239 A JP 11032239A JP 3223999 A JP3223999 A JP 3223999A JP 2000230077 A JP2000230077 A JP 2000230077A
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Japan
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plastic
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carbon atoms
ultraviolet
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JP11032239A
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Ryuichi Yamamoto
隆一 山本
Takeshi Kimura
武 木村
Saiji Sugimori
斉司 杉森
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Ipposha Oil Industries Co Ltd
Original Assignee
Ipposha Oil Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線吸収剤はプラスチックとの相溶性が良
好で、優れた紫外線吸収能を長期間発揮することができ
る。 【解決手段】 下記式(1)で表されるベンゾトリアゾ
ール系プラスチック用紫外線吸収剤を用いる。 【化1】 (式中、X及びYは同一又は異なって、−O−CO
、−O−NHCOR、−O−(CHCHO)
−(CH−CHR−O)−H、及び−OHから
選択された少なくとも一種であり、かつX及びYのうち
少なくとも一方は−OHでない。但し、Rは炭素数6
〜26のアルキル基又は炭素数6〜26のアルケニル基
である。Rは炭素数6〜26のアルキル基又は炭素数
6〜26のアルケニル基である。Rは炭素数1〜4の
アルキル基であり、mは0〜50の整数であり、nは0
〜50の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンゾトリアゾー
ル系プラスチック用紫外線吸収剤であり、更に詳細に
は、ブリードアウト、曇り及び析出がなく、相溶性が優
れているプラスチック用紫外線吸収剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック用の紫外線吸収剤と
して種々のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラスチック用紫外線吸収剤では、ブリードアウトや析
出を起こし、プラスチックの表面が変色する場合があ
り、表面が曇る。すなわち、プラスチックとの相溶性が
低く、長期間用いることができない。
【0004】従って、本発明の目的は、相溶性が優れて
おり、ブリードアウト及び析出を抑制することができる
プラスチック用紫外線吸収剤を提供することにある。本
発明の他の目的は、前記特性に加えて長期間にわたって
優れた紫外線吸収能を発揮することができるプラスチッ
ク用紫外線吸収剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、長鎖のアルキル基やアルキレンオキシド基
などを有する特定のベンゾトリアゾール誘導体をプラス
チックの紫外線吸収剤として用いると、プラスチックと
の相溶性が優れ、ブリードアウトや析出を抑制又は防止
することができることを見いだし本発明を完成させるに
至った。
【0006】すなわち、本発明は、下記式(1)で表さ
れるベンゾトリアゾール系プラスチック用紫外線吸収剤
である。
【化2】 (式中、X及びYは同一又は異なって、−O−CO
、−O−NHCOR、−O−(CHCHO)
−(CH−CHR−O)−H、及び−OHから
選択された少なくとも一種であり、かつX及びYのうち
少なくとも一方は−OHでない。但し、Rは炭素数6
〜26のアルキル基又は炭素数6〜26のアルケニル基
である。Rは炭素数6〜26のアルキル基又は炭素数
6〜26のアルケニル基である。Rは炭素数1〜4の
アルキル基であり、mは0〜50の整数であり、nは0
〜50の整数である。)
【0007】上記式(1)で表される紫外線吸収剤は、
優れた紫外線吸収能を有し、かつプラスチックとの相溶
性が優れている。そのため、プラスチックに対して上記
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を用いると、優れた
紫外線吸収能を長期間発揮することができるだけでな
く、長期間にわたってブリードアウトや析出を抑制又は
防止することができる。これは、上記紫外線吸収剤は、
適切な長さの長鎖アルキル基、長鎖アルケニル基又は長
鎖アルキレンオキシド基を有しているため、プラスチッ
クに対して優れた相溶性を発揮しつつ、優れた紫外線吸
収能を維持しているためと思われる。
【0008】
【発明の実施の形態】上記式(1)のXとYとは同一で
あってもよく、異なっていてもよいが、好ましくは、X
及びYが同一である。X、Yのうち少なくとも一方は、 −O−COR、 −O−NHCOR、 −O−(CHCHO)−(CH−CHR
O)−H から選択された少なくとも一種である。
【0009】R又はRの炭素数6〜26のアルキル
基には、例えば、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オ
クタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンエイ
コシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基
などが含まれる。アルキル基としては、分岐鎖状、直鎖
状に制限はないが、好ましくは直鎖状アルキル基であ
る。好ましいアルキル基には、炭素数11〜21のアル
キル基(特に炭素数11〜21の直鎖状アルキル基)が
含まれる。
【0010】R又はRのアルキル基は単独で又は二
種以上組み合わせて使用できる。
【0011】R又はRの炭素数6〜26のアルケニ
ル基には、例えば、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネ
ニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、
トリデセニル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル
基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニ
ル基、エイコセニル基、ヘンエイコセニル基、ドコセニ
ル基、トリコセニル基、テトラコセニル基などが含ま
れ、二重結合の位置は特に制限されない。より具体的に
は、前記アルケニル基としては、例えば、8−ヘプタデ
セニル基などが挙げられる。アルケニル基としては、分
岐鎖状、直鎖状に制限はないが、好ましくは直鎖状アル
ケニル基である。好ましいアルケニル基には、炭素数1
1〜21のアルケニル基(特に炭素数11〜21の直鎖
状アルケニル基)が含まれる。
【0012】R又はRのアルケニル基は単独で又は
二種以上組み合わせて使用できる。
【0013】−O−COR基又は−O−NHCOR
基は、ヒドロキシル基と、脂肪族カルボン酸又は脂肪族
イソシアネートとの反応により生成させることができ
る。
【0014】Rの炭素数1〜4のアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n
−ブチル基などが挙げられる。好ましいRにはメチル
基が含まれる。
【0015】−O−(CHCHO)−(CH
CHR−O)−H基は、ヒドロキシル基と、アルキ
レンオキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキシド
など)との反応により生成させることができる。好まし
い基には、m及び/又はnが5〜20の基が含まれる。
なお、エチレンオキシド単位と、炭素数3以上のアルキ
レンオキシド(例えば、プロピレンオキシドなど)単位
とが含まれる場合、これらはランダム状態であってもよ
く、ブロック状態であってもよい。アルキレンオキシド
は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0016】本発明のベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤は、2,2−メチレンビス(4−ヒドロキシエチル−
6−ベンゾトリアゾールフェノール)のヒドロキシル基
(−OH)と、脂肪族カルボン酸のカルボキシル基(−
COOH)、脂肪族イソシアネートのイソシアネート基
(−NCO)又はアルキレンオキシドとの反応により得
ることができる。このような反応では、反応率が100
%進行せず、未反応のヒドロキシル基が残存する場合も
ある。しかし、X又はYの基において、少なくとも一方
が、−O−COR、−O−NHCOR、又は−O−
(CHCHO)−(CH−CHR−O)
Hであれば、プラスチックとの相溶性を高めるという効
果を発揮することが可能である。すなわち、本発明で
は、X及びYのうち少なくとも一方は、−O−CO
、−O−NHCOR、及び−O−(CHCH
O)−(CH−CHR−O)−Hから選択され
た少なくとも一種である。
【0017】このような反応では、反応率が50%以上
であればX及びYのうち少なくとも一方はヒドロキシル
基(OH)でなくなるが、反応率は80%以上であるこ
とが好ましく、特に反応率は90%以上であることが最
適である。すなわち、本発明では、X及びYのうち80
%以上(特に90%以上)が、−O−COR、−O−
NHCOR、及び−O−(CHCHO)−(C
−CHR−O) −Hから選択された少なくとも
一種であることが好ましい。
【0018】上記式(1)で表される化合物は、上記の
ように、例えば、2,2−メチレンビス(4−ヒドロキ
シエチル−6−ベンゾトリアゾールフェノール)と、脂
肪族カルボン酸、脂肪族イソシアネート、またはアルキ
レンオキシドとの反応により得ることができる。このよ
うな反応に際しては触媒を用いることができる。脂肪族
カルボン酸を用いる場合、触媒としては、例えば、p−
トルエンスルホン酸ソーダや硫酸などの酸又はその塩が
好適に使用される。一方、アルキレンオキシドを用いる
場合、触媒としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、トリエチルアミン、炭酸水素ナトリウムな
どのアルカリが好適に使用される。
【0019】本発明の紫外線吸収剤は、紫外線吸収能
(例えば、300〜400nmの波長領域での紫外線吸
収能)が優れている。また、プラスチックとの相溶性が
良好で、プラスチックに添加されても、長期間にわたっ
てブリードアウトや析出又は溶出が抑制又は防止され、
優れた紫外線吸収能を長期間にわたって発揮することが
できる。そのため、プラスチック用紫外線吸収剤として
最適である。このようなプラスチックとしては、特に制
限されず、例えば、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリウレタン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアク
リル系樹脂などが含まれる。
【0020】本発明の紫外線吸収剤は、プラスチックと
の相溶性が高いため、多量にプラスチックに添加されて
も、ブリードアウトや析出又は溶出を抑制又は防止する
ことができる。そのため、包装材料として内容物の光安
定化にも寄与することができる。
【0021】以下、本発明を実施例及び比較例に基づい
てより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。 (実施例1)撹拌装置、ジムロート、温度計、窒素導入
管、ディーンスターク水分離管を備えた1000mLの
4つ口フラスコに、2,2−メチレンビス(4−ヒドロ
キシエチル−6−ベンゾトリアゾールフェノール):2
61.5g(0.5モル)、ステアリン酸:320g
(1.2モル)、p−トルエンスルホン酸ソーダ:2g
(0.01モル)、トルエン:50gを入れ、窒素雰囲
気下にトルエン環流温度で水が流出しなくなるまで反応
させた。反応後、50℃まで冷却し、内容物を3Lのメ
タノール中に投じて反応生成物を沈殿させ、吸引濾過に
て濾取した。これをさらにメタノールで洗浄後乾燥する
ことにより、淡黄色粉末:543g(収率93%)を得
た。
【0022】(実施例2〜4)表1に記載の触媒、脂肪
酸及びその使用量であること以外は、実施例1と同様に
して反応を行い、反応生成物を得た。なお、表1中、F
Aは脂肪酸を表し、MBHBは2,2−メチレンビス
(4−ヒドロキシエチル−6−ベンゾトリアゾールフェ
ノール)を表す。従って、FA/MBHB(モル比)と
は、MBHBに対するFAのモル比を表す。
【0023】
【表1】
【0024】(実施例5)撹拌装置、ジムロート、温度
計、窒素導入管を備えた1000mLの4つ口フラスコ
に、2,2−メチレンビス(4−ヒドロキシエチル−6
−ベンゾトリアゾールフェノール):261.5g
(0.5モル)、オクタデシルイソシアネート:340
g(1.2モル)、トルエン:50g、ジブチルスズジ
ラウリレート:0.01gを入れ、窒素雰囲気下にトル
エン環流温度で反応させた。反応は赤外線分光光度計F
TIR−8100M(島津製作所製)を用いてイソシア
ネートの吸収(2250cm−1)が消失するまで行っ
た。反応後、50℃まで冷却し、内容物を3Lのメタノ
ール中に投じて反応生成物を沈殿させ、吸引濾過にて濾
取した。これをさらにメタノールで洗浄後乾燥すること
により、黄色粉末:530g(収率88%)を得た。
【0025】(実施例6)1Lのオートクレーブに、
2,2−メチレンビス(4−ヒドロキシエチル−6−ベ
ンゾトリアゾールフェノール):250g(0.95モ
ル)、水酸化ナトリウム(NaOH):0.4g(0.
01モル)を仕込み、160℃に昇温後、同温度でエチ
レンオキシド:418.0g(9.5モル)を滴下し
た。滴下終了後、同温度で1時間熟成した。その後90
℃まで冷却し、酢酸1gを添加して触媒を中和した。そ
の後、内容物を別容器に取り出したところ、647.9
6g(収率97%)の反応物を得た。
【0026】(実施例7〜9)表2に記載の触媒、反応
試薬(アルキレンオキシド)及びその使用量であること
以外は、実施例6と同様にして反応を行い、反応生成物
を得た。なお、表2中、AOはアルキレンオキシドを示
し、EOエチレンオキシドを示し、POはプルピレンオ
キシドを示す。MBHBは2,2−メチレンビス(4−
ヒドロキシエチル−6−ベンゾトリアゾールフェノー
ル)を表す。また、KOHは水酸化カリウムを示し、T
EAはトリエチルアミンを示し、NaHCOは炭酸水
素ナトリウムを示す。従って、AO/MBHB(モル
比)とは、MBHBに対するAOのモル比を表す。
【0027】
【表2】
【0028】(比較例1)撹拌装置、ジムロート、温度
計、窒素導入管、ディーンスターク水分離管を備えた1
000mLの4つ口フラスコに、2,2−メチレンビス
(4−ヒドロキシエチル−6−ベンゾトリアゾールフェ
ノール):261.5g(0.5モル)、カプロン酸:
139g(1.2モル)、p−トルエンスルホン酸ソー
ダ:2g(0.01モル)、トルエン:50gを入れ、
窒素雰囲気下にトルエン環流温度で水が流出しなくなる
まで反応させた。反応後、50℃まで冷却し、内容物を
3Lのメタノール中に投じて反応生成物を沈殿させ、吸
引濾過にて濾取した。これをさらにメタノールで洗浄後
乾燥することにより、黄色粉末:390g(収率90
%)を得た。
【0029】(比較例2)撹拌装置、ジムロート、温度
計、窒素導入管、ディーンスターク水分離管を備えた1
000mLの4つ口フラスコに、2,2−メチレンビス
(4−ヒドロキシエチル−6−ベンゾトリアゾールフェ
ノール):261.5g(0.5モル)、オクタコサン
酸:508.8g(1.2モル)、p−トルエンスルホ
ン酸ソーダ:2g(0.01モル)、トルエン:50g
を入れ、窒素雰囲気下にトルエン環流温度で水が流出し
なくなるまで反応させた。反応後、50℃まで冷却し、
内容物を3Lのメタノール中に投じて反応生成物を沈殿
させ、吸引濾過にて濾取した。これをさらにメタノール
で洗浄後乾燥することにより、黄色粉末:124g(収
率16.1%)を得た。
【0030】(比較例3〜4)表2に記載の触媒、反応
試薬(アルキレンオキシド)及びその使用量であること
以外は、実施例6と同様にして反応を行い、反応生成物
を得た。
【0031】(評価)ポリプロピレン粉末(230℃/
2.16kgにおけるメルトフローインデックス:24
g/10分):100重量部に対して、実施例1〜5及
び比較例1〜2で得られた反応生成物(紫外線吸収
剤)、および2,2−メチレンビス(4−ヒドロキシエ
チル−6−ベンゾトリアゾールフェノール)(MBH
B)を表3に示す割合(重量部)で、それぞれドラムミ
キサー中で混合し、その後押し出し機中で220℃の温
度で混練し、T−ダイにより厚さ:0.2mmのシート
又はフィルムを作製した。
【0032】(相溶性試験)これらのシートを2週間冷
暗所に放置した後、偏光顕微鏡にて濁りの状態を観察
し、濁りの度合いを数値化して評価し、表3の「濁度
(相溶性)」の欄ににその結果を示した。なお、濁りの
度合いである濁度は1〜5で表され、数値が大きいほど
良好である。
【0033】(紫外線透過率試験)また、それぞれの試
験片(シート片)をイソプロピルアルコールで洗浄した
ものと、それぞれの試験片を100℃の熱風乾燥機中に
1週間放置した後、試験片の表面をイソプロピルアルコ
ールで洗浄し乾燥したものとについて、350nmの紫
外線透過率を観察し、その変化率を求め、表3の「紫外
線透過率の変化率」の欄にその結果を示した。すなわ
ち、(紫外線透過率の変化率)={(放置前の試験片の
紫外線透過率)−(放置後の試験片の紫外線透過率)}
/(放置前の試験片の紫外線透過率)×100である。
なお、紫外線透過率の変化率は数値が小さいほど良好で
ある。
【0034】
【表3】
【0035】ポリウレタン樹脂:100重量部に対し
て、実施例6〜9及び比較例3〜4で得られた反応生成
物(紫外線吸収剤)、および2,2−メチレンビス(4
−ヒドロキシエチル−6−ベンゾトリアゾールフェノー
ル)(MBHB)を表4に示す割合(重量部)で、それ
ぞれ混合し、その後100μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルム上にキャストし、100℃の熱風循環乾
燥機で2分間乾燥し、約5μmのポリウレタン皮膜を作
製した。
【0036】これらの試験片を、前記と同様にして、相
溶性試験及び紫外線透過率試験を行い相溶性及び紫外線
透過率の変化率を評価し、表4にその結果を示した。
【0037】
【表4】
【0038】(結果)表3及び表4より、実施例に係る
紫外線吸収剤は、比較例に係る紫外線吸収剤と比べて、
ブリードアウトを起こさず又はほとんど起こしていな
い。また、曇りもほとんどなく、析出又は溶出が抑制又
は防止されている。すなわち、実施例にかかる紫外線吸
収剤は、プラスチックとの相溶性が優れている。従っ
て、長期間にわたって紫外線吸収能を発揮することがで
きる。もちろん、実施例に係る紫外線吸収剤は紫外線吸
収率も優れている。
【0039】
【発明の効果】本発明の紫外線吸収剤は、プラスチック
との相溶性が良好で、プラスチックに添加しても、長期
間にわたってブリードアウト、曇り及び析出を抑制又は
防止することができる。また、優れた紫外線吸収能を長
期間維持することができる。さらに、多量に添加できる
ため、包装材料としての内容物の光安定化にも寄与する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉森 斉司 兵庫県小野市小田町1516番地の1 一方社 油脂工業株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BB031 BB121 BG031 CF001 CH052 CK021 CL001 EU176 FD052 FD056

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で表されるベンゾトリアゾ
    ール系プラスチック用紫外線吸収剤。 【化1】 (式中、X及びYは同一又は異なって、−O−CO
    、−O−NHCOR、−O−(CHCHO)
    −(CH−CHR−O)−H、及び−OHから
    選択された少なくとも一種であり、かつX及びYのうち
    少なくとも一方は−OHでない。但し、Rは炭素数6
    〜26のアルキル基又は炭素数6〜26のアルケニル基
    である。Rは炭素数6〜26のアルキル基又は炭素数
    6〜26のアルケニル基である。Rは炭素数1〜4の
    アルキル基であり、mは0〜50の整数であり、nは0
    〜50の整数である。)
  2. 【請求項2】 プラスチックが、ポリオレフィン系樹
    脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリア
    ミド系樹脂、およびポリアクリル系樹脂から選択された
    少なくとも1種のプラスチックである請求項1記載のベ
    ンゾトリアゾール系プラスチック用紫外線吸収剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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