JP2000230267A - 便器の結露防止方法及び装置 - Google Patents

便器の結露防止方法及び装置

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JP2000230267A
JP2000230267A JP11034251A JP3425199A JP2000230267A JP 2000230267 A JP2000230267 A JP 2000230267A JP 11034251 A JP11034251 A JP 11034251A JP 3425199 A JP3425199 A JP 3425199A JP 2000230267 A JP2000230267 A JP 2000230267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】便器本体6の外周面に結露が発生するのを防止
する。 【解決手段】便器本体6の溜水部1へ供給される洗浄水
4の温度と、トイレ室内の温度とを測定し、両者の温度
差が結露温度差を越えないように、洗浄水4を加熱昇温
させて結露を防止する。これは、洗浄水4の水温とトイ
レ室内の温度との差が所定値以上になると便器本体6の
外周面に結露が発生するので、洗浄水4の温度とトイレ
室内の温度との差がある値を越えた場合には、洗浄水を
加熱することで、結露の発生を防止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器本体の結露を
防止する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地等においては、便器本体の
排水トラップや便鉢の一部(溜水部)に滞留する洗浄水
が凍結し、便器本体を損壊する虞れがある。そのため、
実開平2−6783号公報に記載された技術等において
は、図8の縦断面図及び図9のブロック図に示すよう
に、溜水部1の外周面に水温センサ2及びヒータ3を取
り付け、水温センサ2で検知された洗浄水4の水温が凍
結するおそれがある場合には、制御部5がヒータ3に通
電を行って洗浄水4を加熱し、該洗浄水4の凍結を防止
するようにしている。
【0003】また凍結に至らないまでも、溜水部1の洗
浄水4の水温と、トイレ室内の室温との温度差が、図1
0の結露限界曲線図に示すように、所定値以上になる
と、便器本体6の外周面に結露が発生し、便器本体6か
ら漏水事故が発生しているかのような誤解の原因になっ
たり、結露水が床面を濡らし、床材を腐らせる原因にな
る等の問題がある。そのため、従来では、前記ヒータ3
に常時、通電を行うことで溜水部1の洗浄水4を加熱
し、結露の発生を防止するようにしていた。尚、図8に
おいて、符号7は断熱材である。また図10は、洗浄水
タンクの結露が発生する結露限界曲線を示すものであ
り、普通タンクの場合と、タンク内周面に発泡樹脂等の
断熱層を形成したものとの二つのタイプの場合を示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記従来
の技術では、一応、洗浄水1の凍結防止と、結露の発生
とを防止する機能を有している。ところが、前記従来技
術では、溜水部1の外周面に配設した水温センサ2によ
り洗浄水4の水温を検知し、この一つのデータを制御因
子としてヒータ3のON・OFFを制御する構成である
ため、洗浄水4の凍結防止には直接的であり、適してい
るが、結露防止には適していないという欠点があった。
つまり、結露は、洗浄水4の水温と、トイレ室内の室温
との温度差が所定値以上になると発生するものである
が、前記従来技術ではトイレ室内の室温を制御因子とは
していない。そのため、前記従来技術で結露を防止する
ためには、前述した如く、常時、ヒータ3に通電をして
いなければならず、電気の無駄な消費が多くなるという
欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、洗浄水の水
温と、トイレ室内の室温及び/又は湿度とから便器本体
の結露限界を検知し、必要なときにのみヒータへ通電し
て洗浄水を加熱することのできる方法及び装置を提供せ
んとするものである。
【0006】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、便器本体の溜水部へ供給
される洗浄水の水温と、トイレ室内の室温とを測定し、
両者の温度差が結露温度差を越えないように、洗浄水を
加熱昇温させて結露を防止するようにした便器の結露防
止方法である。結露は、洗浄水の水温とトイレ室内の室
温との差が所定値以上になると発生する。そのため、こ
の発明では、洗浄水の水温とトイレ室内の室温との差が
ある値を越えた場合には、結露が発生するであろうと予
測判断し、洗浄水を加熱することで、結露の発生を防止
している。
【0007】また本発明が採用した請求項2の手段は、
トイレ室内の湿度が所定値以上のときに、洗浄水を加熱
昇温させて結露を防止するようにした便器の結露防止方
法である。結露限界曲線によれば、湿度が高くなると、
室温と水温との温度差が少なくても結露が発生すること
は明らかである。従って、湿度が所定値以上のときに
は、洗浄水を加熱昇温させるようにすることで、結露の
発生を防止している。
【0008】本発明が採用した請求項3の手段は、便器
本体の溜水部へ供給される洗浄水の水温と、トイレ室内
の室温と、トイレ室内の湿度とを測定し、これらの温度
と湿度とから結露限界曲線に基づいて結露の発生を予測
し、洗浄水の温度を加熱制御するようにした便器の結露
防止方法である。この場合には、室温と水温との温度差
と、湿度とを知ることができ、結露限界曲線から結露の
発生を正確に予測できる。従って、結露が発生し易い状
況であれば、洗浄水を加熱昇温させればよい。
【0009】本発明が採用した請求項4の手段は、便器
本体溜水部の洗浄水の水温センサと、トイレ室内の室温
センサと、便器本体溜水部の洗浄水を加熱する加熱手段
と、前記各センサから出力される温度信号の温度差によ
って加熱手段を制御する制御手段とから成る便器の結露
防止装置である。このような構成により、前記請求項1
の方法を実現することが可能である。
【0010】本発明が採用した請求項5の手段は、洗浄
水タンク内の洗浄水の水温センサと、トイレ室内の室温
センサと、洗浄水タンク内の洗浄水を加熱する加熱手段
と、前記各センサから出力される温度信号の温度差によ
って加熱手段を制御する制御手段とから成る便器の結露
防止装置である。この発明では、洗浄水の水温の検知と
加熱とを洗浄水タンク内で行うようにしている。基本的
な構成並びに作用効果は前記請求項4の場合と同じであ
る。
【0011】本発明が採用した請求項6の手段は、洗浄
水の水温センサと、トイレ室内の室温センサと、トイレ
室内の湿度センサと、洗浄水を加熱する加熱手段と、前
記各センサからの温度及び湿度信号により結露限界曲線
に基づいて加熱手段を制御する制御手段とから成る便器
の結露防止装置である。このような構成により、請求項
3の方法を実現することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材を示すもの
である。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る結露
防止装置8のブロック図である。同図に示す如く、この
第1の実施の形態では、便器本体6の溜水部外周面に、
当該溜水部に溜まる洗浄水の水温を検知する水温センサ
2と、ヒータ3とを設置している。これは図8に示す従
来の場合と同じである。そして、便器本体6の外部(例
えば、トイレ室壁面等)へコントローラ4を設置し、該
コントローラ4に、前記ヒータ3の制御部10と、トイ
レ室内の温度を検知する室温センサ11とを設けてい
る。制御部10は、水温センサ2と室温センサ11との
温度信号を入力し、両者の温度差を求めている。そし
て、この温度差が所定の値を越えた場合に、ヒータ3へ
通電し、溜水部の洗浄水を加熱昇温させるものである。
【0013】即ち、この第1の実施の形態では、室温セ
ンサ11で検知したトイレ室内の室温と、水温センサ2
で検知した溜水部の洗浄水の水温とから、両者の温度差
を求め、当該測定された温度差が予め設定された温度差
を越えた場合には、便器本体6の溜水部の洗浄水によっ
て便器本体6の外表面に結露が発生すると予測し、ヒー
タ3へ通電して前記溜水部の洗浄水を加熱昇温させ、結
露の発生を防止するようにしている。例えば、図10に
示す結露限界曲線によれば、洗浄水タンクが普通タンク
であるとすると、温度差が5℃以上であれば、湿度がお
よそ74%程度以上で結露が発生することになる。その
ため、コントローラ9の制御部10では、温度差の設定
値を5℃とし、測定された温度差がこれ以上であれば、
ヒータ3へ通電するようにしている。
【0014】このように、この実施の形態では、トイレ
室内の室温と洗浄水の水温との温度差から結露限界曲線
に基づいて結露の発生を予測しているが、その場合に、
湿度の情報も重要である。この実施の形態では、例え
ば、当該便器本体6を設置した地方の季節ごと等の平均
湿度を制御部10へ入力しておき、この平均湿度よりも
低い値の湿度を、コントローラ9における判断基準値と
して設定し、これに対応する結露限界曲線の温度差の値
を設定値とし、前記測定したトイレ室内の室温と洗浄水
の水温との温度差の値と比較し、測定した値が前記設定
値を越えた場合に、結露の発生を予測している。
【0015】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
結露防止装置12を示すブロック図である。この第2の
実施の形態では、便器本体6の溜水部の外周面にヒータ
3を設置し、便器本体6の外部(例えば、トイレ室の壁
面等)へ設置したコントローラ9内に、トイレ室内の湿
度を検知する湿度センサ13を設置している。制御部1
0は、前記湿度センサ13からの湿度の情報信号を入力
し、これを予め設定された湿度の設定値と比較し、測定
された湿度が設定値を越えた場合には結露が発生すると
予測し、ヒータ3へ通電して洗浄水を加熱昇温させ、結
露の発生を防止するようにしている。前記設定値は、例
えば、当該地方における気温の平均値と水温の平均値と
の差を季節ごと又は所定期間ごとに集計したデータを作
成し、その温度差を図10に示す結露限界曲線にはてあ
め、これに対応する湿度を設定値とする等すればよい。
【0016】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
結露防止装置14を示すブロック図である。この実施の
形態は、前記第1及び第2の実施の形態を組み合わせた
ものである。即ち、便器本体6の溜水部の外周面に、洗
浄水の温度を検知する水温センサ2とヒータ3とを設置
し、便器本体6の適宜の外部へ設置したコントローラ9
にトイレ室内の室温と湿度とを検知する室温センサ11
及び湿度センサ13を設置している。この場合の制御部
10は、前記室温センサ11及び水温センサ2との温度
信号から両者の温度差を求め、また湿度センサ13から
湿度の値を得ている。そのため、これらの温度差と湿度
の値との測定信号値を、図10に示す結露限界曲線にあ
てはめ、結露の発生を判断している。この場合には、結
露の発生を確実に判断できる。結露が発生すると判断し
た場合は、制御部10は、ヒータ3へ通電を行い、溜水
部の洗浄水を加熱昇温させ、結露の発生を防止する。従
って、この実施の形態では、実際に結露が発生する場合
にのみヒータ3へ通電することができ、無駄な電気消費
がない。
【0017】図4及び図5は、本発明の第4及び第5の
実施の形態に係る結露防止装置を示すブロック図であ
る。図4に示す、第4の実施の形態に係る結露防止装置
15は、コントローラ9を便器一体型のシャワートイレ
16の内部へ設置している。また図5に示す、第5の実
施の形態に係る結露防止装置17は、コントローラ9を
シート型のシャワートイレ18の内部へ設置している。
これらの装置15及び17は、コントローラ9の設置場
所以外は、前記第3の実施の形態の場合と同じであり、
コントローラ9が外部から直接見えず、外観上の見栄え
が良いことを除けば、第3の実施の形態の場合と同一の
作用効果を有している。
【0018】図6は、本発明の第6の実施の形態に係る
結露防止装置19を示すブロック図である。この実施の
形態では、便器洗浄水を貯留する洗浄水タンク20内に
もヒータ21を設置するようにしたものである。制御部
10は、結露の発生が予測されると、便器本体6の溜水
部の外周面に設けたヒータ3と洗浄水タンク20内のヒ
ータ21とへ通電してそれぞれの洗浄水を加熱昇温さ
せ、結露の発生を防止するようにしている。その他の構
成並びに作用効果は、前述した図3に示す第3の実施の
形態の結露防止装置14と同じである。
【0019】図7は、本発明の第7の実施の形態に係る
結露防止装置22を示すブロック図である。この実施の
形態では、洗浄水タンク20へ給湯装置23を介して洗
浄水を供給するようにし、この給湯装置23の加熱制御
をもヒータ3の場合と同様に行うようにしたものであ
る。その他の構成並びに作用効果は、前記図3に示す第
3の実施の形態の結露防止装置14と同じである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
便器本体の溜水部へ供給される洗浄水の温度と、トイレ
室内の室温とを測定し、両者の温度差が結露温度差を越
えないように、洗浄水を加熱昇温させて結露を防止して
いる。これは、洗浄水の水温とトイレ室内の温度との差
が所定値以上になると便器本体の外周面に結露が発生す
るので、洗浄水の温度とトイレ室内の室温との差がある
値を越えた場合には、洗浄水を加熱することで、結露の
発生を防止している。
【0021】また本発明にあっては、湿度が高くなる
と、室温と水温との温度差が少なくても結露が発生し易
いので、湿度が所定値以上のときには、洗浄水を加熱昇
温させるようにすることで、結露の発生を防止してい
る。
【0022】更に、本発明にあっては、便器本体の溜水
部へ供給される洗浄水の温度と、トイレ室内の室温と、
トイレ室内の湿度とを測定し、これらの温度と湿度とか
ら結露限界曲線に基づいて結露の発生を予測し、洗浄水
の温度を加熱制御している。これにより、結露限界曲線
から結露の発生を正確に予測でき、結露が発生し易い状
況であれば、洗浄水を加熱昇温させることで結露の発生
を防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る結露防止装置
のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る結露防止装置
のブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る結露防止装置
のブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る結露防止装置
のブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る結露防止装置
のブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る結露防止装置
のブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態に係る結露防止装置
のブロック図である。
【図8】従来の結露防止装置を備えた洋風大便器の縦断
面図である。
【図9】従来の結露防止装置のブロック図である。
【図10】結露限界曲線を示す特性図である。
【符号の説明】
1…溜水部、2…水温センサ、3…ヒータ、6…便器本
体、8…結露防止装置、10…制御部、11…トイレ室
内の室温センサ、13…湿度センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器本体の溜水部へ供給される洗浄水の水
    温と、トイレ室内の室温とを測定し、両者の温度差が結
    露温度差を越えないように、洗浄水を加熱昇温させて結
    露を防止するようにした便器の結露防止方法。
  2. 【請求項2】トイレ室内の湿度が所定値以上のときに、
    洗浄水を加熱昇温させて結露を防止するようにした便器
    の結露防止方法。
  3. 【請求項3】便器本体の溜水部へ供給される洗浄水の水
    温と、トイレ室内の室温と、トイレ室内の湿度とを測定
    し、これらの温度と湿度とから結露限界曲線に基づいて
    結露の発生を予測し、洗浄水の温度を加熱制御するよう
    にした便器の結露防止方法。
  4. 【請求項4】便器本体溜水部の洗浄水の水温センサと、
    トイレ室内の室温センサと、便器本体溜水部の洗浄水を
    加熱する加熱手段と、前記各センサから出力される温度
    信号の温度差によって加熱手段を制御する制御手段とか
    ら成る便器の結露防止装置。
  5. 【請求項5】洗浄水タンク内の洗浄水の水温センサと、
    トイレ室内の室温センサと、洗浄水タンク内の洗浄水を
    加熱する加熱手段と、前記各センサから出力される温度
    信号の温度差によって加熱手段を制御する制御手段とか
    ら成る便器の結露防止装置。
  6. 【請求項6】洗浄水の水温センサと、トイレ室内の室温
    センサと、トイレ室内の湿度センサと、洗浄水を加熱す
    る加熱手段と、前記各センサからの温度及び湿度信号に
    より結露限界曲線に基づいて加熱手段を制御する制御手
    段とから成る便器の結露防止装置。
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JP2007155293A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sharp Corp ヒートポンプ式暖房装置
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