JP2000230800A - 刺股型の捕物道具 - Google Patents

刺股型の捕物道具

Info

Publication number
JP2000230800A
JP2000230800A JP11030213A JP3021399A JP2000230800A JP 2000230800 A JP2000230800 A JP 2000230800A JP 11030213 A JP11030213 A JP 11030213A JP 3021399 A JP3021399 A JP 3021399A JP 2000230800 A JP2000230800 A JP 2000230800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semi
catching tool
annular body
annular
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11030213A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Nakao
正司 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOYU KK
Original Assignee
KYOYU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYOYU KK filed Critical KYOYU KK
Priority to JP11030213A priority Critical patent/JP2000230800A/ja
Publication of JP2000230800A publication Critical patent/JP2000230800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁や塀などが存在しない捕縛現場においても
有効に機能する刺股型の捕物道具を提供する。 【解決手段】 本体フレーム20の下端に長竿10を取
り付け、上端には上下に摺動自在となるような摺動体3
0を取り付ける。摺動体30はスプリングS1によっ
て、上方に引っ張られている。摺動体30には、半円状
のパイプからなる左半環状体40の根元端と右半環状体
50の根元端とが回転自在に取り付けられる。各パイプ
はスプリングS2によって下方に引っ張られ、プーリ4
4,54に接触した状態を保つ。摺動体30の上下運動
と、各半環状体40,50の開閉運動とは連動する。被
捕縛者60に対して突出部31を押しつけると、摺動体
30は下方に移動し、各半環状体40,50は被捕縛者
60を取り囲むように閉鎖状態となり、その位置でロッ
クする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刺股型の捕物道具に
関し、特に、刃物を所持した犯罪者を逮捕する場合に有
効な刺股型の捕物道具に関する。
【0002】
【従来の技術】わが国では、銃器に対して厳しい取締り
を行っているが、刃物に関しては、生活に必要な道具で
あるという事情から、十分な取締りを行うことができな
い。このため、犯罪者が刃物を所持しているケースも少
なくない。警察官などが犯罪者を逮捕する際、通常、手
錠などを用いて捕縛することになるが、犯罪者が刃物を
所持している場合には、むやみに近付くと負傷するおそ
れがある。このような場合、いわゆる刺股型の捕物道具
が利用される。刺股は、江戸時代から用いられている捕
縛用の補助具であり、樫などからなる長竿の先にU字型
の金具を取り付けた構造をなし、このU字型の金具の部
分を用いて、犯罪者の首や胴などを押さえつける働きを
する。
【0003】現在の警察においても、この江戸時代の刺
股を原形とした金属製の捕物道具が利用されている。こ
のような刺股型の捕物道具を用いれば、長竿の部分があ
る程度の長さを有しているため、犯罪者に対してある程
度の距離を維持しながら押さえつけることが可能にな
り、刃物を所持している犯罪者を捕縛するような場合に
は非常に有効である。最近では、長竿の部分を伸縮自在
な構造とし、収納や運搬時のスペースを節約することが
できる刺股型の捕物道具も提案されている。たとえば、
特開平10−89895号公報には、玉弾きの玉を利用
して長竿の部分を伸縮自在とした刺股型の捕物道具が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、刺股型
の捕物道具は現在でも刃物を所持した犯罪者を逮捕する
ような場合に利用されているが、もともと刺股は、U字
型の金具の部分を用いて、被捕縛者の首や胴などを壁や
塀などに押さえつけ、被捕縛者から自由を奪った状態と
し、その状態で縄や手錠をかけて捕縛するという用途に
利用されるものである。したがって、被捕縛者を押さえ
つけるためには、壁や塀などの存在が前提となる。
【0005】ところが、実際の捕物現場では、必ずしも
塀や壁などが存在するとは限らない。たとえば、広場、
運動場、海岸といった現場で犯罪者を逮捕するような場
合、犯罪者を押さえつける壁や塀が存在しないため、従
来の刺股型の捕物道具は本来の機能を果たすことができ
ない。
【0006】そこで本発明は、壁や塀などが存在しない
捕縛現場においても有効に機能する刺股型の捕物道具を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、被捕縛体を捕縛するために補助的に利用される刺
股型の捕物道具において、本体フレームと、この本体フ
レームの手前側に取り付けられた長竿と、本体フレーム
の先端側の長竿の延長線に沿って摺動自在となるように
本体フレームに取り付けられた摺動体と、それぞれ根元
部が摺動体に回転自在に取り付けられた左半環状体およ
び右半環状体と、摺動体の摺動運動に連動して左半環状
体および右半環状体の相対位置関係を変化させる連動機
構と、を設け、摺動体が先端側に位置するときには、左
半環状体および右半環状体の先端部の間を被捕縛体が自
由に通れるような開放状態が形成され、摺動体が手前側
に位置するときには、左半環状体および右半環状体の先
端部の間を被捕縛体が自由に通れないような閉鎖状態が
形成されるように構成したものである。
【0008】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る刺股型の捕物道具において、本体フレーム
の先端側に、左半環状体の外周部に接触する左接触部
と、右半環状体の外周部に接触する右接触部と、を設け
るとともに、左半環状体を左接触部に接触させる方向へ
の力を加える左力作用手段と、右半環状体を右接触部に
接触させる方向への力を加える右力作用手段と、を設
け、左接触部、右接触部、左力作用手段、右力作用手段
によって、連動機構を構成するようにしたものである。
【0009】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第2
の態様に係る刺股型の捕物道具において、左半環状体お
よび右半環状体として断面が円形のパイプを用い、左接
触部および右接触部として、このパイプの外周に対して
転がり接触をなすプーリを用いるようにしたものであ
る。
【0010】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
〜第3の態様に係る刺股型の捕物道具において、本体フ
レームと摺動体との間に、摺動体を先端側へ突出させる
ための力を加える突出力作用手段を設けるとともに、こ
の突出力作用手段によって加えられた力に抗して、摺動
体を手前側に移動させた状態で固定することができる固
定手段を設けるようにしたものである。
【0011】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第2
〜第4の態様に係る刺股型の捕物道具において、各力作
用手段を、スプリングにより構成するようにしたもので
ある。
【0012】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
〜第5の態様に係る刺股型の捕物道具において、左半環
状体および右半環状体を、円環もしくは楕円環を半分に
した平面形状をもった構造体によって構成し、閉鎖状態
が形成されたときに、左半環状体および右半環状体によ
って、被捕縛者を取り囲むことができる円環状もしくは
楕円環状の構造体が形成されるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図1および図2は、いずれも本発
明の一実施形態に係る刺股型の捕物道具の平面図であ
る。ここで、図1はこの捕物道具の開放状態を示してお
り、図2は閉鎖状態を示している。
【0014】図1に示されているように、この捕物道具
の基本的な構成要素は、長竿10と、本体フレーム20
と、摺動体30と、左半環状体40と、右半環状体50
と、である。長竿10は、本体フレーム20の手前側
(図の下方)に取り付けられている。この捕物道具の使
用者(たとえば、警察官)は、長竿10を両手で保持し
ながら、左半環状体40および右半環状体50側を被捕
縛者60に向けて捕縛操作を行うことになる。この点に
おいては、従来の刺股と同じ機能を果たすことになる。
長竿10は、被捕縛者60が刃物を振り回していた場合
も、使用者の身体には到達しない程度の必要な長さを有
している。
【0015】この捕物道具の特徴は、図1に示す開放状
態から、図2に示す閉鎖状態へと移行させることができ
る点にある。図1に示す開放状態では、左半環状体40
および右半環状体50の先端部の間は、被捕縛者60が
自由に通れるような寸法に維持されている。ところが、
図2に示す閉鎖状態では、左半環状体40および右半環
状体50の先端部の間は、被捕縛者60が自由に通れな
いような寸法に維持されている。使用者は、まず、この
捕物道具を図1に示すような開放状態にして保持し、被
捕縛者60に対してこの捕物道具の先端側(左半環状体
40および右半環状体50側)を向ける。そして、摺動
体30の先端に取り付けられた突出部31を被捕縛者6
0に接触させるようにする。この突出部31を被捕縛者
60に押しつけるようにすると、後述するように、捕物
道具は図2に示すような閉鎖状態となる。この閉鎖状態
では、被捕縛者60は周囲を左半環状体40および右半
環状体50によって囲まれることになり、自由がある程
度制限された状態となる。
【0016】もちろん、この捕物道具が、図2に示す閉
鎖状態になったとしても、被捕縛者60は完全なる捕縛
状態になるわけではなく、上下の空間へとくぐり抜ける
ことは可能である。この捕物道具の目的は、被捕縛者6
0を捕縛することにあるわけではなく、あくまでも被捕
縛者60を捕縛するための補助的な機能を果たすことに
ある。使用者は、図2に示すような閉鎖状態が得られた
ら、長竿10を持ったまま急激に前方へ押すか後方へ引
く操作を行えばよい。このような操作により、被捕縛者
60を転倒させることができるので、転倒後に取り押さ
えることが可能になる。縄や手錠による捕縛は、この時
点で行うことができる。実際、図2に示すような閉鎖状
態において、体を前後に強制的に揺すられた場合、被捕
縛者60は転倒せざるを得なくなり、捕縛操作を補助す
る道具としては極めて有効に機能する。すなわち、従来
の刺股のように、壁や塀の存在を前提とする必要はな
く、広場、運動場、海岸など、どのような現場において
も機能を果たすことができる。
【0017】このように、本発明に係る刺股型の捕物道
具は、開放状態から閉鎖状態へと状態遷移する点が大き
な特徴である。以下、この状態遷移を行うための機能に
ついて詳述する。図1に示されているように、摺動体3
0は、本体フレーム20の先端側(図の上方)に取り付
けられた部材であるが、実際には、長竿10の延長線に
沿って摺動自在となるように本体フレーム20に取り付
けられている。また、左半環状体40は、左根元部41
と、左パイプ部42と、左先端部43とによって構成さ
れており、右半環状体50は、右根元部51と、右パイ
プ部52と、右先端部53とによって構成されている。
ここで、左根元部41および右根元部51は、摺動体3
0に回転自在に取り付けられている。左パイプ部42
は、一端が左根元部41に固定された半円環状のパイプ
であり、他端には左先端部43が取り付けられている。
同様に、右パイプ部52は、一端が右根元部51に固定
された半円環状のパイプであり、他端には右先端部53
が取り付けられている。左パイプ部42および右パイプ
部52は、いずれも断面が円形をなす金属製のパイプか
ら構成されている。この捕物道具の各構成要素はほとん
どが金属製であるが、左先端部43および右先端部53
は、ゴム製のキャップにより構成されている。これは、
被捕縛者60をできるだけ負傷させないための配慮であ
る。
【0018】上述したように、摺動体30は、長竿10
の延長線に沿って(図の上下方向に)摺動することがで
きる。この摺動体30上には、ピンP1が固定されてお
り、ピンP1は、摺動体30の摺動運動とともに図の上
下に移動する。本体フレーム20には、スリットSLが
形成されており、ピンP1は、このスリットSL内を図
の上下に移動することになる。また、本体フレーム20
上には、ピンP2が固定されており、ピンP1とピンP
2との間には、スプリングS1が張られている。このス
プリングS1は、本体フレーム20と摺動体30との間
に、摺動体30を先端側(図の上方向)へ突出させるた
めの力を加える突出力作用手段として機能する。別言す
れば、ピンP1はピンP2の方向に、スプリングS1に
よって常に引っ張られており、何ら外力を作用させない
状態では、図1に示すように、摺動体30は先端側へと
突出した状態を維持する。したがって、摺動体30に取
り付けられている突出部31は、通常は、図1に示すよ
うに先端側へと突出した状態となっている。
【0019】ここで、使用者が長竿10を保持しなが
ら、突出部31を被捕縛者60の体に接触させ、そのま
まこの捕物道具全体を被捕縛者60へと押しつけると、
突出部31は手前方向へと強制的に押されることにな
る。これにより摺動体30は手前側へと摺動する。当
然、スプリングS1が伸びることによって、ピンP1も
手前側へと摺動し、図2に示すような閉鎖状態となる。
実際には、後述するように、この図2に示すような状態
になった時点で、摺動体30を手前側の位置に固定する
固定手段が設けられており、いわば閉鎖状態でロックさ
れることになる。
【0020】以上、摺動体30の摺動運動について述べ
たが、この捕物道具には、摺動体30の摺動運動に連動
して、左半環状体40および右半環状体50の相対位置
関係を変化させる連動機構が備わっている。この連動機
構によれば、図1に示すように摺動体30が先端側に位
置するときには、左先端部43と右先端部53との間を
被捕縛者60が自由に通れるような開放状態が形成さ
れ、図2に示すように摺動体30が手前側に位置すると
きには、左先端部43と右先端部53との間を被捕縛者
60が自由に通れないような閉鎖状態が形成されること
になる。
【0021】具体的には、この連動機構は、本体フレー
ム20の先端側の左右に配置された左プーリ44および
右プーリ54と、スプリングS2とによって実現されて
いる。前述したように、左パイプ部42および右パイプ
部52は、断面が円形のパイプであるが、左プーリ44
および右プーリ54は、このパイプの外周に対して転が
り接触をなす構造を有している。一方、スプリングS2
は、本体フレーム20に固定されたピンP3と、左根元
部41に固定されたピンP4との間に引っ張り力を与え
るように張られており、左パイプ部42に対して常に左
プーリ44に接触させる方向への力を加える力作用手段
として機能する。このため、左パイプ部42の外周部分
は、常に左プーリ44に対して転がり接触を保つことに
なる。なお、図1および図2では省略されているが、実
際には、本体フレーム20と右根元部51と間に引っ張
り力を与えるためのもう1本のスプリングS2が取り付
けられており、右パイプ部52に対して常に右プーリ5
4に接触させる方向への力を加える力作用手段として機
能している。このため、右パイプ部52の外周部分は、
常に右プーリ54に対して転がり接触を保つことにな
る。
【0022】図3は、図1に示す開放状態における本体
フレーム20付近の拡大図、図4は、図2に示す閉鎖状
態における本体フレーム20付近の拡大図である。主た
る構成要素の主たる機能については、既に図1および図
2を参照して説明したとおりであるが、図3および図4
には、図1および図2では省略されていた細かな構成要
素が描かれている。以下、これら細かな構成要素につい
ての説明を行うことにする。
【0023】これまでの説明で、単に本体フレーム20
と呼んだ部材は、実は、一対の板状部材から構成されて
いる。すなわち、本体フレーム板20aと本体フレーム
板20bとである。これら一対のフレーム板は、同一形
状、同一サイズの部材であり、図3および図4には、上
面側に位置する本体フレーム板20aのみしか表示され
ていない。ここに示す実施形態に係る捕物道具は、長竿
10の中心軸を回転軸として180°回転させた場合、
表裏ほぼ同じ形態をなしている。したがって、図3およ
び図4に示す捕物道具を、裏面側からみた場合も、図と
してはほぼ同じになる。
【0024】本体フレーム板20aと本体フレーム板2
0bとは、いずれもほぼT字状の形状をした金属板であ
り、中央付近には、それぞれスリットSLa,SLbが
形成されている。両フレーム板20a,20bの間に
は、長竿取付ブロック21と摺動体支持ブロック22と
が挟まれた状態となっており、長竿取付ブロック21は
ビスB1により、摺動体支持ブロック22はビスB2に
より、それぞれ両フレーム板20a,20bに固定され
ている。長竿取付ブロック21は、直方体状の樹脂製ブ
ロックで、中心には円柱状の穴がくり抜かれている。長
竿10は、この円柱状の穴に嵌合して固定されている。
一方、摺動体支持ブロック22も直方体状の樹脂製ブロ
ックで、中心にはやはり円柱状の穴がくり抜かれてい
る。後述するように、この円柱状の穴には、摺動体30
の一部が挿通することになる。
【0025】本体フレーム板20a,20bの下方に
は、ロック金具23が枢軸24によって、回転自在に取
り付けられている。このロック金具23の一部は、操作
部25として、横方向に突き出した状態となっている。
図には示されていないが、枢軸24の近傍には、ロック
金具23に対して図の時計回りの方向に回転力を加える
ためのスプリングが取り付けられており、通常、ロック
金具23は、図に示す位置を維持する。
【0026】摺動体30は、実際には、被捕縛者60に
対して接触をなすための突出部31と、この突出部31
を取り付けるための取付金具32と、中間部33と、摺
動棒34と、フック金具35とによって構成されてい
る。摺動棒34は円柱状の部材であり、摺動体支持ブロ
ック22にくり抜かれた穴に嵌合した状態で、図の上下
方向に摺動する。その結果、摺動体30が全体として図
の上下に摺動することになる。フック金具35は、ロッ
ク金具23と係合する構造をなす。図3に示すように、
摺動体30が先端側(図の上側)の位置にある場合に
は、両者は分離した状態となっているが、摺動体30が
手前側(図の下側)へと移動してくると、ロック金具2
3は反時計方向に若干回転した後、スプリングの力でも
との位置に復帰し、最終的には、図4に示すように、両
者はロックした状態となる。結局、ロック金具23およ
びフック金具35は、摺動体30を手前側に移動させた
状態で固定することができる固定手段として機能するこ
とになる。図4に示すロック状態では、摺動体30を先
端側に移動させることはできず、この捕物道具は閉鎖状
態でロックされたことになる。ロックを解除するには、
操作部25を操作して、ロック金具23を反時計回りに
若干回転させるようにすればよい。
【0027】中間部33には、開閉用枢軸36が取り付
けられており、左根元部41および右根元部51は、こ
の開閉用枢軸36によって、中間部33に対して回転自
在に取り付けられている。また、左プーリ44は枢軸4
5によって本体フレーム20に回転自在に固定されてお
り、右プーリ54は枢軸55によって本体フレーム20
に回転自在に固定されている。なお、左パイプ部42の
外周部が左プーリ44と転がり接触をなし、右パイプ部
52の外周部が右プーリ54と転がり接触をなすことは
既に述べたとおりである。
【0028】また、図1および図2では、本体フレーム
20と摺動体30との間に引っ張り力を作用させる手段
として、1本のスプリングS1のみを示したが、実際に
は、一対のスプリングS1aとスプリングS1bとが設
けられている。スプリングS1aは、摺動棒34の下端
部に設けられたピンP1aと本体フレーム板20aに固
定されたピンP2aとの間に張られており、スプリング
S1bは、摺動棒34の下端部に設けられたピンP1b
(図3,図4では裏側に位置するため示されていない)
と本体フレーム板20bに固定されたピンP2bとの間
に張られている。いずれも、摺動体30を先端側へと突
出させるための力を加える機能を果たし、この機能によ
り、外力が作用しない状態においては、この捕物道具を
開放状態に維持することが可能になる。
【0029】同じく、図1および図2では、プーリとパ
イプ部との転がり接触を維持するための手段として、1
本のスプリングS2のみを示したが、実際には、一対の
スプリングS2aとスプリングS2bとが設けられてい
る。スプリングS2aは、本体フレーム板20aに固定
されたピンP3aと左根元部41側に設けられたピンP
4aとの間に張られており、このスプリングS2aの作
用により、左パイプ部42が左プーリ44に対して転が
り接触を保つことになる。また、スプリングS2bは、
本体フレーム板20bに固定されたピンP3bと右根元
部51側に設けられたピンP4bとの間に張られてお
り、このスプリングS2bの作用により、右パイプ部5
2が右プーリ54に対して転がり接触を保つことにな
る。そして、左パイプ部42および右パイプ部52が、
左プーリ44および右プーリ54に対して常に転がり接
触を維持する状態において、摺動体30が摺動運動を行
うことにより、左半環状体40および右半環状体50に
よる開放状態/閉鎖状態の遷移が行われることになる。
【0030】以上、本発明に係る刺股型の捕物道具を一
実施形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施形
態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で
実施可能である。たとえば、上述の実施形態では、左半
環状体40および右半環状体50を、円環を半分にした
平面形状をもった構造体によって構成し、閉鎖状態が形
成されたときに、左半環状体40および右半環状体50
によって、被捕縛者を取り囲むことができる円環状の構
造体が形成されるようにしているが、左半環状体40お
よび右半環状体50によって構成される構造体は、必ず
しも円環状の構造体にする必要はなく、たとえば、楕円
環状とすることもできる。あるいは、方環状や任意形状
とすることもできる。もっとも、実用上は、円環状ある
いは楕円環状とするのが好ましい。また、上述の実施形
態では、所定の力を作用させるためにスプリングを用い
ているが、スプリングの変わりにゴムなどの弾力性部材
を用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る刺股型の捕物
道具によれば、一対の半環状体によって開閉自在な構造
としたため、壁や塀などが存在しない捕縛現場において
も有効に機能する刺股型の捕物道具を実現することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る刺股型の捕物道具の
開放状態を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る刺股型の捕物道具の
閉鎖状態を示す平面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】図2の部分拡大図である。
【符号の説明】
10…長竿 20…本体フレーム 20a…本体フレーム板 21…長竿取付ブロック 22…摺動体支持ブロック 23…ロック金具 24…枢軸 25…操作部 30…摺動体 31…突出部 32…取付金具 33…中間部 34…摺動棒 35…フック金具 36…開閉用枢軸 40…左半環状体 41…左根元部 42…左パイプ部 43…左先端部 44…左プーリ 45…枢軸 50…右半環状体 51…右根元部 52…右パイプ部 53…右先端部 54…右プーリ 55…枢軸 60…被捕縛者 B1,B2…ビス S1,S1a,S1b…スプリング S2,S2a,S2b…スプリング SL,SLa…スリット P1,P1a,P1b…ピン P2,P2a,P2b…ピン P3,P3a,P3b…ピン P4,P4a,P4b…ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被捕縛体を捕縛するために補助的に利用
    される刺股型の捕物道具であって、 本体フレームと、この本体フレームの手前側に取り付け
    られた長竿と、本体フレームの先端側の前記長竿の延長
    線に沿って摺動自在となるように本体フレームに取り付
    けられた摺動体と、それぞれ根元部が前記摺動体に回転
    自在に取り付けられた左半環状体および右半環状体と、
    前記摺動体の摺動運動に連動して前記左半環状体および
    前記右半環状体の相対位置関係を変化させる連動機構
    と、を備え、 前記摺動体が先端側に位置するときには、前記左半環状
    体および前記右半環状体の先端部の間を被捕縛体が自由
    に通れるような開放状態が形成され、 前記摺動体が手前側に位置するときには、前記左半環状
    体および前記右半環状体の先端部の間を被捕縛体が自由
    に通れないような閉鎖状態が形成されるように構成した
    ことを特徴とする刺股型の捕物道具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の刺股型の捕物道具にお
    いて、 本体フレームの先端側に、左半環状体の外周部に接触す
    る左接触部と、右半環状体の外周部に接触する右接触部
    と、を設けるとともに、前記左半環状体を前記左接触部
    に接触させる方向への力を加える左力作用手段と、前記
    右半環状体を前記右接触部に接触させる方向への力を加
    える右力作用手段と、を設け、前記左接触部、前記右接
    触部、前記左力作用手段、前記右力作用手段によって、
    連動機構を構成したことを特徴とする刺股型の捕物道
    具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の刺股型の捕物道具にお
    いて、 左半環状体および右半環状体として断面がほぼ円形のパ
    イプを用い、左接触部および右接触部として、前記パイ
    プの外周に対して転がり接触をなすプーリを用いたこと
    を特徴とする刺股型の捕物道具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の刺股型
    の捕物道具において、 本体フレームと摺動体との間に、摺動体を先端側へ突出
    させるための力を加える突出力作用手段を設けるととも
    に、前記突出力作用手段によって加えられた力に抗し
    て、摺動体を手前側に移動させた状態で固定することが
    できる固定手段を設けたことを特徴とする刺股型の捕物
    道具。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の刺股型
    の捕物道具において、 各力作用手段を、スプリングにより構成したことを特徴
    とする刺股型の捕物道具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の刺股型
    の捕物道具において、 左半環状体および右半環状体を、円環もしくは楕円環を
    半分にした平面形状をもった構造体によって構成し、閉
    鎖状態が形成されたときに、前記左半環状体および前記
    右半環状体によって、被捕縛者を取り囲むことができる
    円環状もしくは楕円環状の構造体が形成されるようにし
    たことを特徴とする刺股型の捕物道具。
JP11030213A 1999-02-08 1999-02-08 刺股型の捕物道具 Pending JP2000230800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030213A JP2000230800A (ja) 1999-02-08 1999-02-08 刺股型の捕物道具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030213A JP2000230800A (ja) 1999-02-08 1999-02-08 刺股型の捕物道具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000230800A true JP2000230800A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12297458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11030213A Pending JP2000230800A (ja) 1999-02-08 1999-02-08 刺股型の捕物道具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000230800A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091154A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Sansho Kikai Hanbai Kk 犯人捕獲用具
WO2010087357A1 (ja) 2009-01-28 2010-08-05 三力工業 株式会社 刺股型開閉可能な身体拘束具
JP2010190446A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Sanriki Kogyo Kk 開閉可能な身体拘束具
CN101839671A (zh) * 2010-02-10 2010-09-22 太仓市友联电器有限公司 一种抓捕器
CN102435101A (zh) * 2011-12-16 2012-05-02 湖南弘锴科技有限公司 特种防暴器
CN103983141A (zh) * 2014-05-12 2014-08-13 岳从旭 拥抱式逮捕叉
CN103994694A (zh) * 2013-02-20 2014-08-20 梁劲根 一种抓抱装置
JP2019520524A (ja) * 2016-11-30 2019-07-18 深セン市安耐佳電子有限公司 噛み合い連動する全自動回転緊密挟持式サポートフレーム
KR102082006B1 (ko) * 2019-05-24 2020-02-26 문성현 체포기
CN112179206A (zh) * 2020-09-18 2021-01-05 宋清云 一种防暴钢叉

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091154A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Sansho Kikai Hanbai Kk 犯人捕獲用具
WO2010087357A1 (ja) 2009-01-28 2010-08-05 三力工業 株式会社 刺股型開閉可能な身体拘束具
US8307676B2 (en) 2009-01-28 2012-11-13 Sanriki Kogyo Kabushiki Kaisha Openable and closable two-pronged body holding device
JP2010190446A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Sanriki Kogyo Kk 開閉可能な身体拘束具
CN101839671A (zh) * 2010-02-10 2010-09-22 太仓市友联电器有限公司 一种抓捕器
CN102435101A (zh) * 2011-12-16 2012-05-02 湖南弘锴科技有限公司 特种防暴器
CN103994694A (zh) * 2013-02-20 2014-08-20 梁劲根 一种抓抱装置
CN103983141A (zh) * 2014-05-12 2014-08-13 岳从旭 拥抱式逮捕叉
JP2019520524A (ja) * 2016-11-30 2019-07-18 深セン市安耐佳電子有限公司 噛み合い連動する全自動回転緊密挟持式サポートフレーム
KR102082006B1 (ko) * 2019-05-24 2020-02-26 문성현 체포기
CN112179206A (zh) * 2020-09-18 2021-01-05 宋清云 一种防暴钢叉
CN112179206B (zh) * 2020-09-18 2022-12-16 国网湖北省电力有限公司黄冈供电公司 一种防暴钢叉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN114502810B (zh) 指示器式门锁
DE69116390T2 (de) Kameragriff
CN107420702A (zh) 一种夹持机构及手持稳定器
JP5487308B2 (ja) 刺股
KR20130097514A (ko) 폐쇄형 힘 전달기구 및 그를 이용한 안전 도어록
KR100600095B1 (ko) 스윙 방식 개폐장치
JP2008178366A (ja) ペット用ケージ
CN219392441U (zh) 盖机构及相机
CN222775834U (zh) 一种多开门角度的开关柜
JP2000145215A (ja) 開閉用のハンドル及びその押しボタンのスライド機構
JP4004338B2 (ja) ドアガード
JPS6261035A (ja) ビデオカメラ
JP2004339697A (ja) 電子キー装置
KR100507226B1 (ko) 슬라이딩도어의 2단 오픈 록 장치
JP3075412U (ja) 開閉扉の施錠装置
JP3143665B2 (ja) 窓用の開量調整器
JPH10184161A (ja) ラッチ
JPH0886132A (ja) 引戸錠
JPH11210304A (ja) 採風窓の開閉装置
KR101927393B1 (ko) 체결돌기를 포함하는 슬라이드 힌지 모듈
JP2567910Y2 (ja) 携帯型通信機
CN104114795A (zh) 限制器装置
GB2414764A (en) Window handle arrangement
KR101159427B1 (ko) 휴대기기의 하우징의 조작기구 및 이 조작기구를 구비한 휴대기기
JPH057807Y2 (ja)