JP2000230900A - 車両内アルコール検出装置 - Google Patents
車両内アルコール検出装置Info
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- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/25—Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
- G01N21/31—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
- G01N21/39—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using tunable lasers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行車両の車内のアルコール成分を、車両の
走行状態のまま遠隔的に検出する。 【解決手段】 レーザーダイオード1からアルコール吸
収波長λ1 のパルス状のレーザービームLB1 を走行車
両に向けて出射し、レーザーダイオード2から参照波長
λ2 のパルス状のレーザービームLB2 を時間差をおい
て出射し、両レーザービームLB1 ,LB2 を共通のフ
ォトダイオード3によって検出する。マイクロプロセッ
サ12は参照波長λ2 の受光量データD2 からアルコー
ル吸収波長λ1 の受光量データD1 を差し引いたアルコ
ール濃度データDa が所定のしきい値Dref 以上のとき
に車内にアルコール成分が有りとしてアルコール検出信
号Sa を出力する。
走行状態のまま遠隔的に検出する。 【解決手段】 レーザーダイオード1からアルコール吸
収波長λ1 のパルス状のレーザービームLB1 を走行車
両に向けて出射し、レーザーダイオード2から参照波長
λ2 のパルス状のレーザービームLB2 を時間差をおい
て出射し、両レーザービームLB1 ,LB2 を共通のフ
ォトダイオード3によって検出する。マイクロプロセッ
サ12は参照波長λ2 の受光量データD2 からアルコー
ル吸収波長λ1 の受光量データD1 を差し引いたアルコ
ール濃度データDa が所定のしきい値Dref 以上のとき
に車内にアルコール成分が有りとしてアルコール検出信
号Sa を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中の車両自体
についてその車内にアルコール成分が存在するか否かを
遠隔的に検出する車両内アルコール検出装置に関する。
についてその車内にアルコール成分が存在するか否かを
遠隔的に検出する車両内アルコール検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飲酒運転は重大な交通事故の原因とな
る。その飲酒運転の可能性の有無をチェックするに際し
て、従来は次のようにしている。走行車両に一旦停止し
てもらい、運転手の呼気を風船に吹き込んでもらい、そ
の風船をアルコール検出装置にセットして、あるいは、
ハンディタイプのアルコール検出器に呼気を直接に吹き
かけてもらって、アルコール成分の有無を検出してい
る。
る。その飲酒運転の可能性の有無をチェックするに際し
て、従来は次のようにしている。走行車両に一旦停止し
てもらい、運転手の呼気を風船に吹き込んでもらい、そ
の風船をアルコール検出装置にセットして、あるいは、
ハンディタイプのアルコール検出器に呼気を直接に吹き
かけてもらって、アルコール成分の有無を検出してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の手法で
は、飲酒していることの確認に先立って取り敢えず原則
としてすべての走行している車両に対して一旦停止して
もらう必要がある。そのため、交通渋滞を誘発すること
がしばしばである。停止してもらったすべての車両につ
き1台ずつチェックするのは大変な手間と時間がかか
る。運転手の呼気をかいでみて、あるいは顔の紅潮の具
合を目で見てみて、飲酒の可能性があるとするときは、
上記の検査が行われるが、その検査がマニュアル方式で
あり、運転手の協力も必要なので、手間と時間がかか
る。
は、飲酒していることの確認に先立って取り敢えず原則
としてすべての走行している車両に対して一旦停止して
もらう必要がある。そのため、交通渋滞を誘発すること
がしばしばである。停止してもらったすべての車両につ
き1台ずつチェックするのは大変な手間と時間がかか
る。運転手の呼気をかいでみて、あるいは顔の紅潮の具
合を目で見てみて、飲酒の可能性があるとするときは、
上記の検査が行われるが、その検査がマニュアル方式で
あり、運転手の協力も必要なので、手間と時間がかか
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を図ろうとするもので、車両を一旦停止させるこ
となく、その走行状態のままで遠隔的に車内アルコール
成分を検出するものである。
の解決を図ろうとするもので、車両を一旦停止させるこ
となく、その走行状態のままで遠隔的に車内アルコール
成分を検出するものである。
【0005】本発明にかかわる請求項1の車両内アルコ
ール検出装置は、走行車両の室内に対してアルコール吸
収波長のレーザービームを出射する手段と、前記のレー
ザービームを入射して電気量に変換する手段と、その電
気量の変化に基づいて車内アルコール成分の有無を検出
する手段とを備えた構成となっている。赤外波長域の範
囲のある一定波長の光はアルコール成分によって吸収さ
れ、そのエネルギーレベルが減衰するという性質をもっ
ている。車内に漂っているアルコールの拡散領域に対し
て車外から光を出射し、アルコール拡散領域を通過した
光は減衰することになる。その光はコヒーレントでない
と大きな散乱を生じ、減衰が著しいために入射手段に対
しては有効なレベルの光量が入射することはむずかし
い。そこで、コヒーレントな光としてレーザービームを
用いることにしている。アルコール吸収波長として例え
ば2.75μmと9.52μmが知られている。アルコ
ール成分によって吸収されることで入射のエネルギーレ
ベルが減少する。このことを電気的に検出することによ
り、車内のアルコール成分を検出することができる。こ
のとき、レーザービームを車外から出射し、車外で入射
し検出するので、遠隔的に車内のアルコール成分の有無
を検出することができる。レーザービームは光速で伝搬
するし、信号処理を電子的に行うから、きわめて高速な
判定が可能であり、したがって、走行している車両を停
止させることなく、走行状態のままでその車内のアルコ
ール成分の有無を遠隔的に検出することができる。その
検出はきわめてスピーディであり、労力も手間も少なく
てすむ。なお、アルコール成分が検出されたこと自体は
必然的に運転手の飲酒を意味するものではない。その車
両内にアルコール成分が存在しており、そのことに基づ
いてあくまで飲酒運転の可能性があるとするのである。
ール検出装置は、走行車両の室内に対してアルコール吸
収波長のレーザービームを出射する手段と、前記のレー
ザービームを入射して電気量に変換する手段と、その電
気量の変化に基づいて車内アルコール成分の有無を検出
する手段とを備えた構成となっている。赤外波長域の範
囲のある一定波長の光はアルコール成分によって吸収さ
れ、そのエネルギーレベルが減衰するという性質をもっ
ている。車内に漂っているアルコールの拡散領域に対し
て車外から光を出射し、アルコール拡散領域を通過した
光は減衰することになる。その光はコヒーレントでない
と大きな散乱を生じ、減衰が著しいために入射手段に対
しては有効なレベルの光量が入射することはむずかし
い。そこで、コヒーレントな光としてレーザービームを
用いることにしている。アルコール吸収波長として例え
ば2.75μmと9.52μmが知られている。アルコ
ール成分によって吸収されることで入射のエネルギーレ
ベルが減少する。このことを電気的に検出することによ
り、車内のアルコール成分を検出することができる。こ
のとき、レーザービームを車外から出射し、車外で入射
し検出するので、遠隔的に車内のアルコール成分の有無
を検出することができる。レーザービームは光速で伝搬
するし、信号処理を電子的に行うから、きわめて高速な
判定が可能であり、したがって、走行している車両を停
止させることなく、走行状態のままでその車内のアルコ
ール成分の有無を遠隔的に検出することができる。その
検出はきわめてスピーディであり、労力も手間も少なく
てすむ。なお、アルコール成分が検出されたこと自体は
必然的に運転手の飲酒を意味するものではない。その車
両内にアルコール成分が存在しており、そのことに基づ
いてあくまで飲酒運転の可能性があるとするのである。
【0006】請求項2の車両内アルコール検出装置は、
アルコール吸収波長のレーザービームとともにアルコー
ルに吸収されない参照波長のレーザービームを出射する
手段を備えた構成となっている。レーザービームの光路
中に塵埃や窓ガラスが存在していて、それによって受光
光量に減衰が生じても、その影響を排除することによ
り、検出精度を高める。
アルコール吸収波長のレーザービームとともにアルコー
ルに吸収されない参照波長のレーザービームを出射する
手段を備えた構成となっている。レーザービームの光路
中に塵埃や窓ガラスが存在していて、それによって受光
光量に減衰が生じても、その影響を排除することによ
り、検出精度を高める。
【0007】請求項3の車両内アルコール検出装置は、
アルコール吸収波長のレーザービームと参照波長のレー
ザービームとを同一光路で出射する構成となっている。
車内におけるアルコール拡散領域のうちほぼ同じ空間的
領域を両レーザービームが通ることで、参照光の本来の
意義を最大限に発揮させる。
アルコール吸収波長のレーザービームと参照波長のレー
ザービームとを同一光路で出射する構成となっている。
車内におけるアルコール拡散領域のうちほぼ同じ空間的
領域を両レーザービームが通ることで、参照光の本来の
意義を最大限に発揮させる。
【0008】請求項4の車両内アルコール検出装置は、
アルコール吸収波長のレーザービームと参照波長のレー
ザービームとをともにパルス状とし、両パルス状レーザ
ービームを時間差をおいて出射する構成となっている。
レーザービームを捕捉する入射手段として両レーザービ
ームに共通に単一の受光素子を採用するのでよい。パル
スとして間欠的に出射するので両レーザービームの干渉
を回避する。
アルコール吸収波長のレーザービームと参照波長のレー
ザービームとをともにパルス状とし、両パルス状レーザ
ービームを時間差をおいて出射する構成となっている。
レーザービームを捕捉する入射手段として両レーザービ
ームに共通に単一の受光素子を採用するのでよい。パル
スとして間欠的に出射するので両レーザービームの干渉
を回避する。
【0009】請求項5の車両内アルコール検出装置は、
レーザービームの出射手段とレーザービームの入射手段
とが道路を挟んで対向配置され、透過型に構成されてい
る。出射手段から入射手段までの距離が固定され、レー
ザービームの到達所要時間が一律に定まるので、誤検出
の可能性が低減する。
レーザービームの出射手段とレーザービームの入射手段
とが道路を挟んで対向配置され、透過型に構成されてい
る。出射手段から入射手段までの距離が固定され、レー
ザービームの到達所要時間が一律に定まるので、誤検出
の可能性が低減する。
【0010】請求項6の車両内アルコール検出装置は、
レーザービームの出射手段とレーザービームの入射手段
とが道路の一側に近接して配置され、反射型に構成され
ている。道路を挟んでの分離配置ではなく、道路の一側
での集約配置であるから、ケーブル敷設の面で有利とな
る。また、反射型の場合は、透過型に比べて光軸の調整
が容易である。
レーザービームの出射手段とレーザービームの入射手段
とが道路の一側に近接して配置され、反射型に構成され
ている。道路を挟んでの分離配置ではなく、道路の一側
での集約配置であるから、ケーブル敷設の面で有利とな
る。また、反射型の場合は、透過型に比べて光軸の調整
が容易である。
【0011】請求項7の車両内アルコール検出装置は、
レーザービームの出射手段が高さ方向に位置を異ならせ
て複数配置され、レーザービームの入射手段も高さ方向
に位置を異ならせて同数配置された構成となっている。
小型、中型、大型のように車種によって窓ガラスの高さ
位置が異なるが、これに対応し、いずれの車種でも検出
対象となし得る。
レーザービームの出射手段が高さ方向に位置を異ならせ
て複数配置され、レーザービームの入射手段も高さ方向
に位置を異ならせて同数配置された構成となっている。
小型、中型、大型のように車種によって窓ガラスの高さ
位置が異なるが、これに対応し、いずれの車種でも検出
対象となし得る。
【0012】請求項8の車両内アルコール検出装置は、
レーザービームの出射手段がレーザービームを垂直方向
にスキャンするように構成されている。これは特に反射
型において重要となる。反射型は出射したレーザービー
ムが車内のどこから反射してくるか予測がつかない。光
路を単一に絞ってしまうと、検出ミスを起こす確率が高
くなる。レーザービームのスキャンによりどこからの反
射光をも捕捉できるようになっている。
レーザービームの出射手段がレーザービームを垂直方向
にスキャンするように構成されている。これは特に反射
型において重要となる。反射型は出射したレーザービー
ムが車内のどこから反射してくるか予測がつかない。光
路を単一に絞ってしまうと、検出ミスを起こす確率が高
くなる。レーザービームのスキャンによりどこからの反
射光をも捕捉できるようになっている。
【0013】請求項9の車両内アルコール検出装置は、
レーザービームを入射して電気量に変換する手段が変換
のゲート時間として道路幅範囲内の車両からの反射光を
限定するに対応する時間を設定した構成となっている。
反射光は車外でも不特定の箇所から反射してくる。その
反射光が減衰している場合も多々生じる。そこで、上記
構成により道路を走行している車両を対象として特定し
ている。
レーザービームを入射して電気量に変換する手段が変換
のゲート時間として道路幅範囲内の車両からの反射光を
限定するに対応する時間を設定した構成となっている。
反射光は車外でも不特定の箇所から反射してくる。その
反射光が減衰している場合も多々生じる。そこで、上記
構成により道路を走行している車両を対象として特定し
ている。
【0014】請求項10の車両内アルコール検出装置
は、道路近傍において走行車両のフロントガラスから車
内にレーザービームが照射されるように検出領域に対す
る斜め前方または斜め上方に配置するものである。車両
の側方窓ガラスに赤外線カットフィルムが貼付されてい
ても、フロントガラスからの照射により車内のアルコー
ル成分の有無の検出を可能とする。
は、道路近傍において走行車両のフロントガラスから車
内にレーザービームが照射されるように検出領域に対す
る斜め前方または斜め上方に配置するものである。車両
の側方窓ガラスに赤外線カットフィルムが貼付されてい
ても、フロントガラスからの照射により車内のアルコー
ル成分の有無の検出を可能とする。
【0015】請求項11の車両内アルコール検出装置
は、アルコール検出信号をトリガ信号として車両撮像を
行い、撮像した車両の画像情報をセンターに送出する構
成となっている。遠隔的なチェック体制がより効果的な
ものとなる。
は、アルコール検出信号をトリガ信号として車両撮像を
行い、撮像した車両の画像情報をセンターに送出する構
成となっている。遠隔的なチェック体制がより効果的な
ものとなる。
【0016】請求項12の車両内アルコール検出装置
は、アルコール検出信号をトリガ信号として車両止めゲ
ートを閉じる構成となっている。これは例えば高速道路
の入口の料金所に設置しておき、アルコール成分が検出
された車両については取り敢えずゲートを閉じて、その
ままの進入を回避するものである。高速道路での事故の
未然防止に有効となる。
は、アルコール検出信号をトリガ信号として車両止めゲ
ートを閉じる構成となっている。これは例えば高速道路
の入口の料金所に設置しておき、アルコール成分が検出
された車両については取り敢えずゲートを閉じて、その
ままの進入を回避するものである。高速道路での事故の
未然防止に有効となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわる車両内ア
ルコール検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に
説明する。
ルコール検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に
説明する。
【0018】〔実施の形態1〕実施の形態1は透過型の
車両内アルコール検出装置についてのものである。図1
は実施の形態1の車両内アルコール検出装置の電気的構
成を示すブロック図である。図1において、符号の1,
2はレーザービーム出射手段としてのレーザーダイオー
ド、3はレーザービーム入射手段としてのフォトダイオ
ードである。一方のレーザーダイオード1は、アルコー
ル成分(C2H5OH:エチルアルコール)の吸収スペク
トルの周波数と同じ周波数のパルス状のレーザービーム
LB1を出射するものである。アルコール成分中のOH
基の吸収スペクトルは2.75μmであり、CCO基の
吸収スペクトルは9.52μmであることから、ここで
はレーザーダイオード1はこのうちのいずれかの周波数
のパルス状のレーザービームLB1 を出射するものとす
る。いずれにしても赤外光となる(1μm=1000n
m)。現状のレーザーダイオードは半導体レーザーであ
るので、常温条件下では、2.75μmの方が実現しや
すいといえる。炭酸ガスレーザーを使用すれば、9.5
2μmでも可能であるが、コスト的な負担が大きくな
る。
車両内アルコール検出装置についてのものである。図1
は実施の形態1の車両内アルコール検出装置の電気的構
成を示すブロック図である。図1において、符号の1,
2はレーザービーム出射手段としてのレーザーダイオー
ド、3はレーザービーム入射手段としてのフォトダイオ
ードである。一方のレーザーダイオード1は、アルコー
ル成分(C2H5OH:エチルアルコール)の吸収スペク
トルの周波数と同じ周波数のパルス状のレーザービーム
LB1を出射するものである。アルコール成分中のOH
基の吸収スペクトルは2.75μmであり、CCO基の
吸収スペクトルは9.52μmであることから、ここで
はレーザーダイオード1はこのうちのいずれかの周波数
のパルス状のレーザービームLB1 を出射するものとす
る。いずれにしても赤外光となる(1μm=1000n
m)。現状のレーザーダイオードは半導体レーザーであ
るので、常温条件下では、2.75μmの方が実現しや
すいといえる。炭酸ガスレーザーを使用すれば、9.5
2μmでも可能であるが、コスト的な負担が大きくな
る。
【0019】レーザービームLB1 の波長をλ1 とし、
これを「アルコール吸収波長」と呼ぶことにする。もう
一方のレーザーダイオード2はアルコール成分の吸収ス
ペクトルから外れた波長帯域でかつアルコール吸収波長
λ1 の直近の波長のパルス状のレーザービームLB2 を
出射するものであり、その波長をλ2 とし、これを「参
照波長」と呼ぶことにする。参照波長λ2 をアルコール
吸収波長λ1 に対して直近とするのは、フォトダイオー
ド3の分光感度特性に対応させるためである。フォトダ
イオード3はλ1 とλ2 との波長を異にする2つのレー
ザービームLB1 ,LB2 をともに検出する必要がある
からである。例えば、アルコール吸収波長λ1 =2.7
5μmとしたとき、参照波長λ2 =2.70μmまたは
λ2 =2.80μmに設定すればよい。
これを「アルコール吸収波長」と呼ぶことにする。もう
一方のレーザーダイオード2はアルコール成分の吸収ス
ペクトルから外れた波長帯域でかつアルコール吸収波長
λ1 の直近の波長のパルス状のレーザービームLB2 を
出射するものであり、その波長をλ2 とし、これを「参
照波長」と呼ぶことにする。参照波長λ2 をアルコール
吸収波長λ1 に対して直近とするのは、フォトダイオー
ド3の分光感度特性に対応させるためである。フォトダ
イオード3はλ1 とλ2 との波長を異にする2つのレー
ザービームLB1 ,LB2 をともに検出する必要がある
からである。例えば、アルコール吸収波長λ1 =2.7
5μmとしたとき、参照波長λ2 =2.70μmまたは
λ2 =2.80μmに設定すればよい。
【0020】レーザーダイオード1から出射されるアル
コール吸収波長λ1 のレーザービームLB1 はアルコー
ル成分によって吸収されやすい性質をもつのに対して、
レーザーダイオード2から出射される参照波長λ2 のレ
ーザービームLB2 はアルコール成分に対する透過率が
充分に高いもので吸収がほとんど生じない性質をもつ。
双方のレーザーダイオード1,2は各々から出射される
レーザービームLB1,LB2 がほぼ同一光路を進むよ
うに位置関係および方向関係が定められている。それ
は、車中において浮遊しているアルコール拡散領域のう
ちのほぼ同じ空間的部位を通るようにして検出精度を上
げるためである。
コール吸収波長λ1 のレーザービームLB1 はアルコー
ル成分によって吸収されやすい性質をもつのに対して、
レーザーダイオード2から出射される参照波長λ2 のレ
ーザービームLB2 はアルコール成分に対する透過率が
充分に高いもので吸収がほとんど生じない性質をもつ。
双方のレーザーダイオード1,2は各々から出射される
レーザービームLB1,LB2 がほぼ同一光路を進むよ
うに位置関係および方向関係が定められている。それ
は、車中において浮遊しているアルコール拡散領域のう
ちのほぼ同じ空間的部位を通るようにして検出精度を上
げるためである。
【0021】参照波長λ2 のレーザービームLB2 を用
いる理由は次のとおりである。光路中の空気にアルコー
ル成分以外の塵埃等が存在していたり、車両の窓ガラス
が存在していたりすると、吸収によってビームエネルギ
ーの減衰が生じるが、この影響を排除するためである。
フォトダイオード3としては高感度で応答性が高速なア
バランシェフォトダイオードが好ましい。
いる理由は次のとおりである。光路中の空気にアルコー
ル成分以外の塵埃等が存在していたり、車両の窓ガラス
が存在していたりすると、吸収によってビームエネルギ
ーの減衰が生じるが、この影響を排除するためである。
フォトダイオード3としては高感度で応答性が高速なア
バランシェフォトダイオードが好ましい。
【0022】符号の4,5はレーザーダイオード1,2
のドライバ、6,7はレーザーダイオード1,2から出
射されたレーザービームLB1 ,LB2 を出射口で個別
的に検出する出射光検出フォトダイオード、8はこれら
2つの出射光検出フォトダイオード6,7が出力する検
出電圧W1 ,W2 の差分電圧ΔW(=W1 −W2 )をと
り、その差分電圧ΔWを一方のドライバ5に制御電圧と
してフィードバックするための差分回路である。ドライ
バ5はフィードバック制御により差分電圧ΔWをゼロに
するようにレーザーダイオード2の出射強度を調整する
ように構成されている。その結果として、双方のレーザ
ービームLB1 ,LB2 の出射強度は常に等しく保た
れ、参照波長λ2 のレーザービームLB2 はその本来の
参照光としての役割を良好に果たすことになる。なお、
差分回路8の出力をドライバ4の方にフィードバックす
るように構成してもよい。
のドライバ、6,7はレーザーダイオード1,2から出
射されたレーザービームLB1 ,LB2 を出射口で個別
的に検出する出射光検出フォトダイオード、8はこれら
2つの出射光検出フォトダイオード6,7が出力する検
出電圧W1 ,W2 の差分電圧ΔW(=W1 −W2 )をと
り、その差分電圧ΔWを一方のドライバ5に制御電圧と
してフィードバックするための差分回路である。ドライ
バ5はフィードバック制御により差分電圧ΔWをゼロに
するようにレーザーダイオード2の出射強度を調整する
ように構成されている。その結果として、双方のレーザ
ービームLB1 ,LB2 の出射強度は常に等しく保た
れ、参照波長λ2 のレーザービームLB2 はその本来の
参照光としての役割を良好に果たすことになる。なお、
差分回路8の出力をドライバ4の方にフィードバックす
るように構成してもよい。
【0023】符号の9は増幅器、10はピークホールド
回路(サンプルホールド回路)、11はA/D変換器、
12はマイクロプロセッサ、13はタイミング信号発生
回路である。上記の各構成要素は図示のとおりに結線さ
れている。タイミング信号発生回路13は基準クロック
φ0 に基づいて所要のタイミング信号を生成し、それぞ
れを双方のドライバ4,5とピークホールド回路10と
A/D変換器11とに出力する。マイクロプロセッサ1
2は双方のレーザーダイオード1,2が出射するパルス
状レーザービームLB1 ,LB2 が互いに干渉しないよ
うにし、共通のフォトダイオード3に対してタイミング
をずらして入射させるべく出射タイミングを互いにずら
すように双方のドライバ4,5をタイミング信号発生回
路13を介してタイミング制御するようになっている。
タイミング的に参照波長λ2 のレーザービームLB2 を
先に出射するようにしている。
回路(サンプルホールド回路)、11はA/D変換器、
12はマイクロプロセッサ、13はタイミング信号発生
回路である。上記の各構成要素は図示のとおりに結線さ
れている。タイミング信号発生回路13は基準クロック
φ0 に基づいて所要のタイミング信号を生成し、それぞ
れを双方のドライバ4,5とピークホールド回路10と
A/D変換器11とに出力する。マイクロプロセッサ1
2は双方のレーザーダイオード1,2が出射するパルス
状レーザービームLB1 ,LB2 が互いに干渉しないよ
うにし、共通のフォトダイオード3に対してタイミング
をずらして入射させるべく出射タイミングを互いにずら
すように双方のドライバ4,5をタイミング信号発生回
路13を介してタイミング制御するようになっている。
タイミング的に参照波長λ2 のレーザービームLB2 を
先に出射するようにしている。
【0024】図3のタイミングチャートに示すように、
パルス状レーザービームLB1 ,LB2 の周期T0 は2
0〜40μsecであり、両レーザービームLB1 ,L
B2のタイミングのずれである遅延時間ΔTは1〜10
μsecである。図示の状態ではΔT≒T0 /2となっ
ているが、必ずしもそのようにする必要はない。遅延時
間ΔTはマイクロプロセッサ12におけるRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)に先行のレーザービームLB2 の
データがストアされるのに必要な時間を勘案して定め
る。
パルス状レーザービームLB1 ,LB2 の周期T0 は2
0〜40μsecであり、両レーザービームLB1 ,L
B2のタイミングのずれである遅延時間ΔTは1〜10
μsecである。図示の状態ではΔT≒T0 /2となっ
ているが、必ずしもそのようにする必要はない。遅延時
間ΔTはマイクロプロセッサ12におけるRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)に先行のレーザービームLB2 の
データがストアされるのに必要な時間を勘案して定め
る。
【0025】一対のレーザーダイオード1,2と出射光
検出フォトダイオード6,7とが投光部21を構成して
おり、共通単一のフォトダイオード3が受光部22を構
成している。遅延時間ΔTが比較的に小さい場合には問
題はないが、遅延時間ΔTを大きめにとるときは、先行
する参照波長λ2 のレーザービームLB2 に対応した出
射光検出フォトダイオード7と差分回路8との間(図中
のA点)に所要の遅延時間ΔTの遅延回路を挿入すると
よい。
検出フォトダイオード6,7とが投光部21を構成して
おり、共通単一のフォトダイオード3が受光部22を構
成している。遅延時間ΔTが比較的に小さい場合には問
題はないが、遅延時間ΔTを大きめにとるときは、先行
する参照波長λ2 のレーザービームLB2 に対応した出
射光検出フォトダイオード7と差分回路8との間(図中
のA点)に所要の遅延時間ΔTの遅延回路を挿入すると
よい。
【0026】図2は道路に対する設置状態を示す概略の
斜視図である。図2に示すように、一対のレーザーダイ
オード1,2を内蔵する投光部21と共通単一のフォト
ダイオード3を内蔵する受光部22とは道路100の両
側に車両200の走行方向に対して直交して対向する状
態に配置されている。投光部21に内蔵の一対のレーザ
ーダイオード1,2のレーザービームLB1 ,LB2 の
出射方向は受光部22(フォトダイオード3)に向けら
れており、受光部22のビーム入射方向は投光部21に
向けられている。投光部21と受光部22とは、投光部
21からのレーザービームLB1 ,LB2 が車両200
の窓ガラスを通り、車内の空気を通って窓ガラスから抜
け、受光部22に入射するように配置されている。それ
は、車内のアルコール拡散領域300のアルコール成分
を赤外分光法により光学的に検出するためである。
斜視図である。図2に示すように、一対のレーザーダイ
オード1,2を内蔵する投光部21と共通単一のフォト
ダイオード3を内蔵する受光部22とは道路100の両
側に車両200の走行方向に対して直交して対向する状
態に配置されている。投光部21に内蔵の一対のレーザ
ーダイオード1,2のレーザービームLB1 ,LB2 の
出射方向は受光部22(フォトダイオード3)に向けら
れており、受光部22のビーム入射方向は投光部21に
向けられている。投光部21と受光部22とは、投光部
21からのレーザービームLB1 ,LB2 が車両200
の窓ガラスを通り、車内の空気を通って窓ガラスから抜
け、受光部22に入射するように配置されている。それ
は、車内のアルコール拡散領域300のアルコール成分
を赤外分光法により光学的に検出するためである。
【0027】次に、上記のように構成された実施の形態
1の車両内アルコール検出装置の動作を説明する。
1の車両内アルコール検出装置の動作を説明する。
【0028】まず、図3(a)のタイミングチャートに
基づいて車両200がパルス状レーザービームLB1 ,
LB2 の光路に対してまだ到達していないときの動作を
説明する。つまり、外気に対してレーザービームが透過
する状態である。レーザーダイオード2より参照波長λ
2 のレーザービームLB2 が出射されたタイミングt0
より遅延時間ΔTが経過したタイミングt2 においてレ
ーザーダイオード1よりアルコール吸収波長λ1 のレー
ザービームLB1 が出射される。受光側のフォトダイオ
ード3においては、出射側のレーザーダイオード1,2
との離間距離を光速で除した到達所要時間τの経過後に
レーザービームが入射する。すなわち、タイミングt0
より到達所要時間τが経過したタイミングt1 において
参照波長λ2 のレーザービームLB2 が入射し、パルス
状の検出電圧V2 が生起する。また、タイミングt2 よ
り到達所要時間τが経過したタイミングt3 においてア
ルコール吸収波長λ1 のレーザービームLB1 が入射
し、パルス状の検出電圧V1が生起する。光路中にアル
コール成分が存在しないので、レーザービームLB1の
波長がアルコール吸収波長λ1 であってもエネルギー吸
収は起こらない。光路中に塵埃等があってエネルギー吸
収が生じても、その吸収の程度は双方のレーザービーム
LB2 ,LB1 で互いに実質的に等しく、したがって、
検出電圧V2 ,V1 にレベル差は生じない(説明の都合
上、サフィックスの“2”を“1”より先に記述する)。
なお、フォトダイオード3そのものが受光エネルギーレ
ベルに応じて出力するのは電流量であるが、ここでは電
流‐電圧変換を行っているものとする。その構成は抵抗
分割によって容易に実現できる(図示省略)。
基づいて車両200がパルス状レーザービームLB1 ,
LB2 の光路に対してまだ到達していないときの動作を
説明する。つまり、外気に対してレーザービームが透過
する状態である。レーザーダイオード2より参照波長λ
2 のレーザービームLB2 が出射されたタイミングt0
より遅延時間ΔTが経過したタイミングt2 においてレ
ーザーダイオード1よりアルコール吸収波長λ1 のレー
ザービームLB1 が出射される。受光側のフォトダイオ
ード3においては、出射側のレーザーダイオード1,2
との離間距離を光速で除した到達所要時間τの経過後に
レーザービームが入射する。すなわち、タイミングt0
より到達所要時間τが経過したタイミングt1 において
参照波長λ2 のレーザービームLB2 が入射し、パルス
状の検出電圧V2 が生起する。また、タイミングt2 よ
り到達所要時間τが経過したタイミングt3 においてア
ルコール吸収波長λ1 のレーザービームLB1 が入射
し、パルス状の検出電圧V1が生起する。光路中にアル
コール成分が存在しないので、レーザービームLB1の
波長がアルコール吸収波長λ1 であってもエネルギー吸
収は起こらない。光路中に塵埃等があってエネルギー吸
収が生じても、その吸収の程度は双方のレーザービーム
LB2 ,LB1 で互いに実質的に等しく、したがって、
検出電圧V2 ,V1 にレベル差は生じない(説明の都合
上、サフィックスの“2”を“1”より先に記述する)。
なお、フォトダイオード3そのものが受光エネルギーレ
ベルに応じて出力するのは電流量であるが、ここでは電
流‐電圧変換を行っているものとする。その構成は抵抗
分割によって容易に実現できる(図示省略)。
【0029】図示の状態ではt2 がt1 よりあとになっ
ている。それは次のような理由による。遅延時間ΔTを
5μsec=5000nsとする。道路100の幅を2
0mとする。この20mを光速3×108 m/secで
除すると、到達所要時間τ=66.6nsとなる。つま
り、τ≪ΔTということになる。図示の状態ではτとΔ
Tの大小関係は傾向を表しているもので、数値的には厳
密ではない。なお、周期T0 =20〜30μsecであ
る。
ている。それは次のような理由による。遅延時間ΔTを
5μsec=5000nsとする。道路100の幅を2
0mとする。この20mを光速3×108 m/secで
除すると、到達所要時間τ=66.6nsとなる。つま
り、τ≪ΔTということになる。図示の状態ではτとΔ
Tの大小関係は傾向を表しているもので、数値的には厳
密ではない。なお、周期T0 =20〜30μsecであ
る。
【0030】増幅器9によって増幅された検出電圧V2
,V1 は遅延時間ΔTに等しい時間差をおいて、それ
ぞれピークホールド回路10に入力され、ピークホール
ド回路10においてピークホールドされてA/D変換器
11に出力される。A/D変換器11はマイクロプロセ
ッサ12からの所定のタイミング制御によりピークホー
ルドされたアナログの検出電圧V2 ,V1 をデジタルの
受光量データD2 ,D1に変換し、マイクロプロセッサ
12に送出する。ピークホールド回路10はマイクロプ
ロセッサ12からの所定のタイミング制御によりリセッ
トされる。ピークホールド回路10のホールド時間は遅
延時間ΔTよりも充分に短いものとする。ピークホール
ド回路10については、λ2 が入射してからλ1 がくる
までにリセットするようにする。マイクロプロセッサ1
2は双方のレーザーダイオード1,2に対応するドライ
バ4,5に対するタイミング制御と同期しながら上記の
ピークホールド回路10およびA/D変換器11をタイ
ミング制御する。なお、この図3(a)は車両200が
レーザービームLB1 ,LB2 に到達した状態で車内の
アルコール成分を含まない空気をレーザービームLB1
,LB2 が透過するときにも該当する。そのとき、車
内が煙草の煙などによって汚染されていても同じことで
ある。
,V1 は遅延時間ΔTに等しい時間差をおいて、それ
ぞれピークホールド回路10に入力され、ピークホール
ド回路10においてピークホールドされてA/D変換器
11に出力される。A/D変換器11はマイクロプロセ
ッサ12からの所定のタイミング制御によりピークホー
ルドされたアナログの検出電圧V2 ,V1 をデジタルの
受光量データD2 ,D1に変換し、マイクロプロセッサ
12に送出する。ピークホールド回路10はマイクロプ
ロセッサ12からの所定のタイミング制御によりリセッ
トされる。ピークホールド回路10のホールド時間は遅
延時間ΔTよりも充分に短いものとする。ピークホール
ド回路10については、λ2 が入射してからλ1 がくる
までにリセットするようにする。マイクロプロセッサ1
2は双方のレーザーダイオード1,2に対応するドライ
バ4,5に対するタイミング制御と同期しながら上記の
ピークホールド回路10およびA/D変換器11をタイ
ミング制御する。なお、この図3(a)は車両200が
レーザービームLB1 ,LB2 に到達した状態で車内の
アルコール成分を含まない空気をレーザービームLB1
,LB2 が透過するときにも該当する。そのとき、車
内が煙草の煙などによって汚染されていても同じことで
ある。
【0031】マイクロプロセッサ12は所要のタイミン
グで入力した受光量データD2 ,D1 をそれぞれRAM
(ランダムアクセスメモリ)に格納し、アルコール濃度
データDa を、Da =D2 −D1 によって算出し、それ
をアルコール成分有無の判断基準である所定のしきい値
Dref と比較する。Da ≧Dref であれば、アルコール
成分有りと判定し、Da <Dref であれば、アルコール
成分無しと判定する。図3(a)の場合は、D2 ≒D1
であるので、Da ≒0<Dref となり、アルコール成分
無しと判定される。
グで入力した受光量データD2 ,D1 をそれぞれRAM
(ランダムアクセスメモリ)に格納し、アルコール濃度
データDa を、Da =D2 −D1 によって算出し、それ
をアルコール成分有無の判断基準である所定のしきい値
Dref と比較する。Da ≧Dref であれば、アルコール
成分有りと判定し、Da <Dref であれば、アルコール
成分無しと判定する。図3(a)の場合は、D2 ≒D1
であるので、Da ≒0<Dref となり、アルコール成分
無しと判定される。
【0032】次に、図3(b)のタイミングチャートに
基づいて図2のようにパルス状レーザービームLB1 ,
LB2 が車両200の内部のアルコール拡散領域300
を透過したときの動作を説明する。タイミング状況につ
いては図3(a)の場合と同様であることはいうまでも
ない。レーザーダイオード2より出射された参照波長λ
2 のレーザービームLB2 はアルコール拡散領域300
のアルコール成分によってエネルギーを吸収されること
がないため、その検出電圧V2 の振幅は図3(a)の場
合と同様の状態を保つ。しかし、レーザーダイオード1
より出射されたアルコール吸収波長λ1 のレーザービー
ムLB1 はアルコール成分によってエネルギーを吸収さ
れ減衰するため、その検出電圧V1 の振幅は図3(a)
の場合よりも小さくなる。すなわち、V2 >V1 とな
る。これらの検出電圧V2 ,V1 が遅延時間ΔTに等し
い時間差をおいてA/D変換器11により受光量データ
D2,D1 に変換され、マイクロプロセッサ12に取り込
まれる。D2 >D1 である。車内のアルコール成分の濃
度が所定のしきい値以上であるときは、アルコール濃度
データDa =D2 −D1 ≧Dref となり、マイクロプロ
セッサ12はアルコール成分有りと判定する。そして、
アルコール検出信号Sa を出力する。
基づいて図2のようにパルス状レーザービームLB1 ,
LB2 が車両200の内部のアルコール拡散領域300
を透過したときの動作を説明する。タイミング状況につ
いては図3(a)の場合と同様であることはいうまでも
ない。レーザーダイオード2より出射された参照波長λ
2 のレーザービームLB2 はアルコール拡散領域300
のアルコール成分によってエネルギーを吸収されること
がないため、その検出電圧V2 の振幅は図3(a)の場
合と同様の状態を保つ。しかし、レーザーダイオード1
より出射されたアルコール吸収波長λ1 のレーザービー
ムLB1 はアルコール成分によってエネルギーを吸収さ
れ減衰するため、その検出電圧V1 の振幅は図3(a)
の場合よりも小さくなる。すなわち、V2 >V1 とな
る。これらの検出電圧V2 ,V1 が遅延時間ΔTに等し
い時間差をおいてA/D変換器11により受光量データ
D2,D1 に変換され、マイクロプロセッサ12に取り込
まれる。D2 >D1 である。車内のアルコール成分の濃
度が所定のしきい値以上であるときは、アルコール濃度
データDa =D2 −D1 ≧Dref となり、マイクロプロ
セッサ12はアルコール成分有りと判定する。そして、
アルコール検出信号Sa を出力する。
【0033】なお、このアルコール検出信号Sa の利用
の仕方については、種々のアプリケーションがある。車
両走行状況の観察者あるいは運転手に知らせるために、
パトライトを動作させてもよいし、警報ブザーを動作さ
せてもよい。さらに、車両の撮像のタイミング制御に利
用することも考えられる(これについては後述する)。
の仕方については、種々のアプリケーションがある。車
両走行状況の観察者あるいは運転手に知らせるために、
パトライトを動作させてもよいし、警報ブザーを動作さ
せてもよい。さらに、車両の撮像のタイミング制御に利
用することも考えられる(これについては後述する)。
【0034】次に、図3(c)のタイミングチャートに
基づいてパルス状レーザービームLB1 ,LB2 が車両
の窓枠(フロントピラー・センターピラー)や運転手等
によって遮断されたときの動作を説明する。タイミング
的状況については図3(a)の場合と同様である。レー
ザーダイオード2より出射された参照波長λ2 のレーザ
ービームLB2 もレーザーダイオード1より出射された
アルコール吸収波長λ1 のレーザービームLB1 もとも
に窓枠や運転手等によって遮断されると、所定のタイミ
ングでフォトダイオード3によるそれぞれの検出電圧V
2 ,V1 は実質的にゼロとなる。したがって、受光量デ
ータD2 ,D1 ともに実質的にゼロになり、アルコール
濃度データDa =D2 −D1 <Dref となり、マイクロ
プロセッサ12はアルコール成分無しと判定する。
基づいてパルス状レーザービームLB1 ,LB2 が車両
の窓枠(フロントピラー・センターピラー)や運転手等
によって遮断されたときの動作を説明する。タイミング
的状況については図3(a)の場合と同様である。レー
ザーダイオード2より出射された参照波長λ2 のレーザ
ービームLB2 もレーザーダイオード1より出射された
アルコール吸収波長λ1 のレーザービームLB1 もとも
に窓枠や運転手等によって遮断されると、所定のタイミ
ングでフォトダイオード3によるそれぞれの検出電圧V
2 ,V1 は実質的にゼロとなる。したがって、受光量デ
ータD2 ,D1 ともに実質的にゼロになり、アルコール
濃度データDa =D2 −D1 <Dref となり、マイクロ
プロセッサ12はアルコール成分無しと判定する。
【0035】ところで、双方の受光量データD2 ,D1
が実質的にゼロであることに基づいて車両200がレー
ザービームLB1 ,LB2 の光路に到達したことの認識
にも利用できる。すなわち、マイクロプロセッサ12が
A/D変換器11に与える所要の2つのタイミングで互
いに遅延時間ΔTに等しい時間差をおいて受光量データ
D2 ,D1 が取得されるわけであるが、その2つのタイ
ミングでの受光量データD2 ,D1 がともに実質的にゼ
ロであることから、車両の到達や通過を認識することが
できるのである。
が実質的にゼロであることに基づいて車両200がレー
ザービームLB1 ,LB2 の光路に到達したことの認識
にも利用できる。すなわち、マイクロプロセッサ12が
A/D変換器11に与える所要の2つのタイミングで互
いに遅延時間ΔTに等しい時間差をおいて受光量データ
D2 ,D1 が取得されるわけであるが、その2つのタイ
ミングでの受光量データD2 ,D1 がともに実質的にゼ
ロであることから、車両の到達や通過を認識することが
できるのである。
【0036】以上のようにして走行している車両を停車
させることなく走行状態のままとしながら、車内のアル
コール成分の有無を外部から遠隔的に検出することがで
きるのである。
させることなく走行状態のままとしながら、車内のアル
コール成分の有無を外部から遠隔的に検出することがで
きるのである。
【0037】本実施の形態1の変形として、受光部22
において2つのフォトダイオードを用いることが考えら
れる。1つはアルコール吸収波長λ1 の成分のみを検出
するためのフォトダイオードであり、もう1つは参照波
長λ2 の成分のみを検出するためのフォトダイオードで
ある。それぞれフォトダイオードに上記の要件を満たす
光学フィルタを設けておけばよい。なお、各フォトダイ
オードにそれぞれ増幅器とピークホールド回路とA/D
変換器とが接続されることになる。この方式では、マイ
クロプロセッサ12における各A/D変換器の入力ポー
トが別個であるので、一方のレーザーダイオードから出
射されるレーザービームLB2 と他方のレーザーダイオ
ードから出射されるレーザービームLB1 とのタイミン
グ関係には制約がない。つまり、上記と同様に遅延時間
ΔTをもたせてもよいし、あるいはジャストに同期させ
てもよい。なお、レーザービームとして間欠的なパルス
状のものに代えて、受光データのサンプリングのタイミ
ング制御を正確に行う限りにおいて連続出射方式として
もかまわない。
において2つのフォトダイオードを用いることが考えら
れる。1つはアルコール吸収波長λ1 の成分のみを検出
するためのフォトダイオードであり、もう1つは参照波
長λ2 の成分のみを検出するためのフォトダイオードで
ある。それぞれフォトダイオードに上記の要件を満たす
光学フィルタを設けておけばよい。なお、各フォトダイ
オードにそれぞれ増幅器とピークホールド回路とA/D
変換器とが接続されることになる。この方式では、マイ
クロプロセッサ12における各A/D変換器の入力ポー
トが別個であるので、一方のレーザーダイオードから出
射されるレーザービームLB2 と他方のレーザーダイオ
ードから出射されるレーザービームLB1 とのタイミン
グ関係には制約がない。つまり、上記と同様に遅延時間
ΔTをもたせてもよいし、あるいはジャストに同期させ
てもよい。なお、レーザービームとして間欠的なパルス
状のものに代えて、受光データのサンプリングのタイミ
ング制御を正確に行う限りにおいて連続出射方式として
もかまわない。
【0038】また、別の変形として、アルコール吸収波
長λ1 のレーザービームLB1 の出射タイミングを参照
波長λ2 のレーザービームLB2 の出射タイミングより
先行させてもよい。
長λ1 のレーザービームLB1 の出射タイミングを参照
波長λ2 のレーザービームLB2 の出射タイミングより
先行させてもよい。
【0039】〔実施の形態2〕実施の形態2は反射型の
車両内アルコール検出装置についてのものである。図4
は実施の形態2の車両内アルコール検出装置の電気的構
成を示すブロック図である。実施の形態1の図1におけ
るのと同じ符号については実施の形態2(図4)におい
ても同一要素を示すので、ここでは説明を省略する。実
施の形態2に特有の構成は次のとおりである。受光側に
おいて、増幅器9とピークホールド回路10との間に、
コンパレータ15、ゲート回路16および積分器17が
挿入されている。14はコンパレータ15の基準電圧を
作る可変抵抗器である。また、投光部21は図8にて後
述するようにスキャンタイプとなっている。
車両内アルコール検出装置についてのものである。図4
は実施の形態2の車両内アルコール検出装置の電気的構
成を示すブロック図である。実施の形態1の図1におけ
るのと同じ符号については実施の形態2(図4)におい
ても同一要素を示すので、ここでは説明を省略する。実
施の形態2に特有の構成は次のとおりである。受光側に
おいて、増幅器9とピークホールド回路10との間に、
コンパレータ15、ゲート回路16および積分器17が
挿入されている。14はコンパレータ15の基準電圧を
作る可変抵抗器である。また、投光部21は図8にて後
述するようにスキャンタイプとなっている。
【0040】反射型の場合には、透過型に比べて受光信
号のダイナミックレンジが大きい。それは、車内のいろ
んな箇所からの反射光を捕捉することになるからであ
る。白っぽい部分からの反射光と黒っぽい部分からの反
射光とではそのエネルギーレベルが数千倍も相違する。
増幅器9の感度を非常に微弱な反射光に合わせると、強
度の大きな反射光の場合には増幅器9の出力が飽和(サ
チュレート)してしまう。このため、反射型の場合に
は、参照波長λ2のレーザービームLB2の検出電圧V
2とアルコール吸収波長λ1のレーザービームLB1の
検出電圧V1との単純なピーク値比較は採用できないこ
とになる。そこで、コンパレータ15と積分器17とを
用いている。このことを図5を用いて説明する。増幅器
9からコンパレータ15に入力されてきた電圧信号は可
変抵抗器14が作る基準電圧Vref よりも大きいときに
コンパレータ15から“H”として出力される。このコ
ンパレータ15からの出力信号の時間幅は、フォトダイ
オード3による検出電圧の大きさに応じたものとなる。
つまり、検出電圧が大きいほど出力信号の時間幅が大き
くなる。検出電圧のレベルが数千倍あるとしても、時間
幅はそれほど大きな差とはならないし、時間幅が飽和す
るということもない。時間幅の差異を直接にマイクロプ
ロセッサ12で求めてもよいが、積分器17によって電
圧の差異に変換する。つまり、フォトダイオード3での
検出電圧の差異をレンジを変えて時間幅に変換し、その
時間幅を再び電圧の差異に変換する。電圧での処理の方
が時間幅での処理よりも簡単であるためである。積分器
17からの出力電圧をピークホールド回路10でピーク
ホールドし、A/D変換器11にてA/D変換して、そ
のデータをマイクロプロセッサ12に送出する。データ
の送出後においてピークホールド回路10をクリアす
る。
号のダイナミックレンジが大きい。それは、車内のいろ
んな箇所からの反射光を捕捉することになるからであ
る。白っぽい部分からの反射光と黒っぽい部分からの反
射光とではそのエネルギーレベルが数千倍も相違する。
増幅器9の感度を非常に微弱な反射光に合わせると、強
度の大きな反射光の場合には増幅器9の出力が飽和(サ
チュレート)してしまう。このため、反射型の場合に
は、参照波長λ2のレーザービームLB2の検出電圧V
2とアルコール吸収波長λ1のレーザービームLB1の
検出電圧V1との単純なピーク値比較は採用できないこ
とになる。そこで、コンパレータ15と積分器17とを
用いている。このことを図5を用いて説明する。増幅器
9からコンパレータ15に入力されてきた電圧信号は可
変抵抗器14が作る基準電圧Vref よりも大きいときに
コンパレータ15から“H”として出力される。このコ
ンパレータ15からの出力信号の時間幅は、フォトダイ
オード3による検出電圧の大きさに応じたものとなる。
つまり、検出電圧が大きいほど出力信号の時間幅が大き
くなる。検出電圧のレベルが数千倍あるとしても、時間
幅はそれほど大きな差とはならないし、時間幅が飽和す
るということもない。時間幅の差異を直接にマイクロプ
ロセッサ12で求めてもよいが、積分器17によって電
圧の差異に変換する。つまり、フォトダイオード3での
検出電圧の差異をレンジを変えて時間幅に変換し、その
時間幅を再び電圧の差異に変換する。電圧での処理の方
が時間幅での処理よりも簡単であるためである。積分器
17からの出力電圧をピークホールド回路10でピーク
ホールドし、A/D変換器11にてA/D変換して、そ
のデータをマイクロプロセッサ12に送出する。データ
の送出後においてピークホールド回路10をクリアす
る。
【0041】ゲート回路16の具体的回路構成について
は種々のものが考えられ、例えば図6、図7のようなも
のがある。
は種々のものが考えられ、例えば図6、図7のようなも
のがある。
【0042】図6において、符号の31,32はディレ
イ回路、33,34はワンショットマルチバイブレー
タ、35,36はANDゲート、37はORゲートであ
る。ディレイ回路31の入力端子にタイミング信号発生
回路13からドライバ4への出力されるタイミング信号
Sb が入力されるように結線され、ディレイ回路32の
入力端子にタイミング信号発生回路13からドライバ5
への出力されるタイミング信号Sc が入力されるように
結線されている。ディレイ回路31の出力信号Sb1がワ
ンショットマルチバイブレータ33に出力され、ワンシ
ョットマルチバイブレータ33の出力信号Sb2がAND
ゲート35の一方の入力端子に入力されるように結線さ
れている。同様に、ディレイ回路32の出力信号Sc1が
ワンショットマルチバイブレータ34に出力され、ワン
ショットマルチバイブレータ34の出力信号Sc2がAN
Dゲート36の一方の入力端子に入力されるように結線
されている。それぞれのANDゲート35,36の他方
の入力端子にはコンパレータ15の出力端子が接続され
ている。双方のANDゲート35,36の出力端子はO
Rゲート37の2入力端子に接続され、ORゲート37
の出力端子が積分器17の入力端子に接続されている。
イ回路、33,34はワンショットマルチバイブレー
タ、35,36はANDゲート、37はORゲートであ
る。ディレイ回路31の入力端子にタイミング信号発生
回路13からドライバ4への出力されるタイミング信号
Sb が入力されるように結線され、ディレイ回路32の
入力端子にタイミング信号発生回路13からドライバ5
への出力されるタイミング信号Sc が入力されるように
結線されている。ディレイ回路31の出力信号Sb1がワ
ンショットマルチバイブレータ33に出力され、ワンシ
ョットマルチバイブレータ33の出力信号Sb2がAND
ゲート35の一方の入力端子に入力されるように結線さ
れている。同様に、ディレイ回路32の出力信号Sc1が
ワンショットマルチバイブレータ34に出力され、ワン
ショットマルチバイブレータ34の出力信号Sc2がAN
Dゲート36の一方の入力端子に入力されるように結線
されている。それぞれのANDゲート35,36の他方
の入力端子にはコンパレータ15の出力端子が接続され
ている。双方のANDゲート35,36の出力端子はO
Rゲート37の2入力端子に接続され、ORゲート37
の出力端子が積分器17の入力端子に接続されている。
【0043】図7のゲート回路16はより簡素化したも
のである。双方のワンショットマルチバイブレータ3
3,34の出力端子がORゲート38の2入力端子に接
続され、ORゲート38の出力端子とコンパレータ15
の出力端子がANDゲート39の2入力端子に接続さ
れ、ANDゲート39の出力端子が積分器17の入力端
子に接続されている。
のである。双方のワンショットマルチバイブレータ3
3,34の出力端子がORゲート38の2入力端子に接
続され、ORゲート38の出力端子とコンパレータ15
の出力端子がANDゲート39の2入力端子に接続さ
れ、ANDゲート39の出力端子が積分器17の入力端
子に接続されている。
【0044】反射型の場合、レーザービームLB1 ,L
B2 の光路を単に1つとすると反射ビームの捕捉にミス
を発生する確率が異常に高くなるはずである。車両の窓
ガラスから入射し、車内のアルコール拡散領域を透過し
たレーザービームLB1 ,LB2 が車内のある部分に入
射し、そこから反射する。この反射は乱反射となること
が多い。したがって、元の光路に沿って反射してくる確
率は非常に低い。そのため、レーザービームLB1 ,L
B2 をスキャンするように構成する。
B2 の光路を単に1つとすると反射ビームの捕捉にミス
を発生する確率が異常に高くなるはずである。車両の窓
ガラスから入射し、車内のアルコール拡散領域を透過し
たレーザービームLB1 ,LB2 が車内のある部分に入
射し、そこから反射する。この反射は乱反射となること
が多い。したがって、元の光路に沿って反射してくる確
率は非常に低い。そのため、レーザービームLB1 ,L
B2 をスキャンするように構成する。
【0045】図8はその様子を示す。41はハーフミラ
ー、42はポリゴンミラーである。ハーフミラー41か
らポリゴンミラー42に向かう基本光軸43に対してハ
ーフミラー41を45°の姿勢で設け、ハーフミラー4
1から反射されるようにするアルコール吸収波長λ1 の
レーザービームLB1 を出射するレーザーダイオード1
をその出射軸44を前記の基本光軸43に対して直角と
なるように配置し、ハーフミラー41に対して透過する
ようにする参照波長λ2 のレーザービームLB2 を出射
するレーザーダイオード2をその出射軸45を前記の基
本光軸43の延長線上になるように配置し、フォトダイ
オード3もその入射軸が出射軸45とほぼ一致するよう
に配置する。ポリゴンミラー42の回転軸の方向を水平
とすると、ポリゴンミラー42によってスキャンされる
レーザービームLB1 ,LB2 の軌跡は道路100を横
断して垂直な面でのスキャンとなる。車両200の内部
にその窓ガラスを通して入射したレーザービームLB1
,LB2 は車内のいたるところから反射してくる。そ
のうちの一部はスキャンによって時間とともに変位する
入射軸と反射軸とが一致することになり、元の光路を通
って基本光軸43を通る状態でポリゴンミラー42から
フォトダイオード3へと至る。なお、レーザーダイオー
ド1とレーザーダイオード2とは位置を入れ替えてもよ
い。
ー、42はポリゴンミラーである。ハーフミラー41か
らポリゴンミラー42に向かう基本光軸43に対してハ
ーフミラー41を45°の姿勢で設け、ハーフミラー4
1から反射されるようにするアルコール吸収波長λ1 の
レーザービームLB1 を出射するレーザーダイオード1
をその出射軸44を前記の基本光軸43に対して直角と
なるように配置し、ハーフミラー41に対して透過する
ようにする参照波長λ2 のレーザービームLB2 を出射
するレーザーダイオード2をその出射軸45を前記の基
本光軸43の延長線上になるように配置し、フォトダイ
オード3もその入射軸が出射軸45とほぼ一致するよう
に配置する。ポリゴンミラー42の回転軸の方向を水平
とすると、ポリゴンミラー42によってスキャンされる
レーザービームLB1 ,LB2 の軌跡は道路100を横
断して垂直な面でのスキャンとなる。車両200の内部
にその窓ガラスを通して入射したレーザービームLB1
,LB2 は車内のいたるところから反射してくる。そ
のうちの一部はスキャンによって時間とともに変位する
入射軸と反射軸とが一致することになり、元の光路を通
って基本光軸43を通る状態でポリゴンミラー42から
フォトダイオード3へと至る。なお、レーザーダイオー
ド1とレーザーダイオード2とは位置を入れ替えてもよ
い。
【0046】車両200の内部にアルコール拡散領域3
00があると、レーザービームLB1 ,LB2 は往路と
復路でアルコール拡散領域300を通過する。ここでい
う通過という表現は、投光部21と受光部22との配置
関係でいう透過型とは異なる意味で使っている。投受光
部のタイプとしてはあくまで反射型である。アルコール
吸収波長λ1 のレーザービームLB1 は往路と復路でエ
ネルギーを吸収されるのに対して、参照波長λ2 のレー
ザービームLB2 は吸収されない。
00があると、レーザービームLB1 ,LB2 は往路と
復路でアルコール拡散領域300を通過する。ここでい
う通過という表現は、投光部21と受光部22との配置
関係でいう透過型とは異なる意味で使っている。投受光
部のタイプとしてはあくまで反射型である。アルコール
吸収波長λ1 のレーザービームLB1 は往路と復路でエ
ネルギーを吸収されるのに対して、参照波長λ2 のレー
ザービームLB2 は吸収されない。
【0047】図9は道路に対する設置状態を示す概略の
斜視図である。一対のレーザーダイオード1,2を内蔵
する投光部21とフォトダイオード3を内蔵する受光部
22とは道路100の一側に近接して配置されている。
投光部21に内蔵の一対のレーザーダイオード1,2の
レーザービームLB1 ,LB2 の出射方向は道路100
に直角な方向となっている。受光部22に内蔵のフォト
ダイオード3の入射方向も道路100に直角となってい
る。投光部21からのレーザービームLB1 ,LB2 が
車両200の窓ガラスを通り、車内のいずれかの箇所で
反射され、その反射光を受光部22に入射するように配
置されている。
斜視図である。一対のレーザーダイオード1,2を内蔵
する投光部21とフォトダイオード3を内蔵する受光部
22とは道路100の一側に近接して配置されている。
投光部21に内蔵の一対のレーザーダイオード1,2の
レーザービームLB1 ,LB2 の出射方向は道路100
に直角な方向となっている。受光部22に内蔵のフォト
ダイオード3の入射方向も道路100に直角となってい
る。投光部21からのレーザービームLB1 ,LB2 が
車両200の窓ガラスを通り、車内のいずれかの箇所で
反射され、その反射光を受光部22に入射するように配
置されている。
【0048】道路100を走行している車両200と投
受光部21,22との距離は車両ごとに相違する。車両
が投受光部に最も接近しているときの離間距離を例えば
2mとし、最も遠ざかっているときの離間距離を例えば
10mとする。離間距離2mのとき、往復の光路長は4
mであるから、光速3×108 m/secで除すると、
レーザービームの出射から受光までの遅延時間は13.
3nsecとなる。離間距離10mのときは、66.6
nsecとなる。したがって、図10のタイミングチャ
ートに示すように、図6または図7におけるディレイ回
路31,32のディレイ時間τ1 は13.3nsとし、
ワンショットマルチバイブレータ33,34のオン時間
τ2 は53.3ns(=66.6−13.3)となる。
受光部21,22との距離は車両ごとに相違する。車両
が投受光部に最も接近しているときの離間距離を例えば
2mとし、最も遠ざかっているときの離間距離を例えば
10mとする。離間距離2mのとき、往復の光路長は4
mであるから、光速3×108 m/secで除すると、
レーザービームの出射から受光までの遅延時間は13.
3nsecとなる。離間距離10mのときは、66.6
nsecとなる。したがって、図10のタイミングチャ
ートに示すように、図6または図7におけるディレイ回
路31,32のディレイ時間τ1 は13.3nsとし、
ワンショットマルチバイブレータ33,34のオン時間
τ2 は53.3ns(=66.6−13.3)となる。
【0049】図10において、Sb2,Sc2,Se はゲー
ト信号、Sd は増幅器9の出力信号、Sg はコンパレー
タ15の出力信号である。Sf は図6のORゲート37
の出力信号を表すと同時に図7のANDゲート39の出
力信号も表している。なお、タイミング信号Sc からタ
イミング信号Sb までの時間は1000〜10000n
sである。
ト信号、Sd は増幅器9の出力信号、Sg はコンパレー
タ15の出力信号である。Sf は図6のORゲート37
の出力信号を表すと同時に図7のANDゲート39の出
力信号も表している。なお、タイミング信号Sc からタ
イミング信号Sb までの時間は1000〜10000n
sである。
【0050】反射型であるので、ゲート回路16を必要
としている。ゲート信号Sb2,Sc2,Se の立ち上がり
エッジは上記したように車両が投受光部に最も接近して
いる場合に対応し、立ち下がりエッジは最も遠ざかって
いる場合に対応する。それ以外の反射光は車両からの反
射光でないものとみなし、ネグレクトするようにしてあ
る。
としている。ゲート信号Sb2,Sc2,Se の立ち上がり
エッジは上記したように車両が投受光部に最も接近して
いる場合に対応し、立ち下がりエッジは最も遠ざかって
いる場合に対応する。それ以外の反射光は車両からの反
射光でないものとみなし、ネグレクトするようにしてあ
る。
【0051】マイクロプロセッサ12によるアルコール
成分判定処理については実施の形態1の場合と同様であ
る。
成分判定処理については実施の形態1の場合と同様であ
る。
【0052】本実施の形態2の場合、ポリゴンミラー4
2を用いることにより2つのレーザービームLB1 ,L
B2 の光路をジャストに一致させているので次のような
利点がある。車内の空気中で漂っていてある空間的広が
りをもっているアルコール成分に対して往路・復路とも
常に空間的に同一箇所を透過させることで、レーザービ
ームLB2 による参照光としての精度を高めることがで
きる。また、光学的視野を狭くする、つまり指向角を小
さくしているので、ノイズ成分を極力少なくし、S/N
比を良くすることができる。
2を用いることにより2つのレーザービームLB1 ,L
B2 の光路をジャストに一致させているので次のような
利点がある。車内の空気中で漂っていてある空間的広が
りをもっているアルコール成分に対して往路・復路とも
常に空間的に同一箇所を透過させることで、レーザービ
ームLB2 による参照光としての精度を高めることがで
きる。また、光学的視野を狭くする、つまり指向角を小
さくしているので、ノイズ成分を極力少なくし、S/N
比を良くすることができる。
【0053】〔実施の形態3〕実施の形態3は透過型で
あって、高さの異なる複数種類の車両に対応するもので
ある。図11に示すように、道路100の一方の路側に
おいて複数の投光部21a,21b,21cを高さを異
ならせて配置し、他方の路側において複数の受光部22
a,22b,22cを高さを異ならせて配置してある。
1つの投光部21aは図1に示した2つのレーザーダイ
オード1,2を備えている。投光部21bについても同
様であり、投光部21cについても同様である。1つの
投光部21aの出射光軸は水平であり、対向する受光部
22aの入射光軸と一致している。投光部21aと受光
部22aの高さは同じである。投光部21bと受光部2
2bの関係も、投光部21cと受光部22cの関係も同
様である。
あって、高さの異なる複数種類の車両に対応するもので
ある。図11に示すように、道路100の一方の路側に
おいて複数の投光部21a,21b,21cを高さを異
ならせて配置し、他方の路側において複数の受光部22
a,22b,22cを高さを異ならせて配置してある。
1つの投光部21aは図1に示した2つのレーザーダイ
オード1,2を備えている。投光部21bについても同
様であり、投光部21cについても同様である。1つの
投光部21aの出射光軸は水平であり、対向する受光部
22aの入射光軸と一致している。投光部21aと受光
部22aの高さは同じである。投光部21bと受光部2
2bの関係も、投光部21cと受光部22cの関係も同
様である。
【0054】このように道路100を挟んで高さ位置を
異にする3つの投受光部を配置してあるのは、車両20
0のサイズが窓の高さにおいて大きく3種類程度に分け
られると考えられるからである。図では、小型に相当す
る普通車200aと、中型に相当するトラック200b
と、大型に相当するトレーラ200cが図示されてい
る。
異にする3つの投受光部を配置してあるのは、車両20
0のサイズが窓の高さにおいて大きく3種類程度に分け
られると考えられるからである。図では、小型に相当す
る普通車200aと、中型に相当するトラック200b
と、大型に相当するトレーラ200cが図示されてい
る。
【0055】図12は実施の形態3の場合の電気的構成
を示すブロック図である。アルコール吸収波長λ1 にか
かわる3つのレーザーダイオード1,1,1に対して共
通のドライバ4を接続し、参照波長λ2 にかかわる3つ
のレーザーダイオード2,2,2に対して共通のドライ
バ5を接続してある。3つのフォトダイオード3,3,
3をそれぞれ増幅器9,9,9を介してORゲート51
に接続してある。その他の構成は実施の形態1(図1)
と同様であるので、同一部分について同一符号を付すに
とどめ、説明を省略する。
を示すブロック図である。アルコール吸収波長λ1 にか
かわる3つのレーザーダイオード1,1,1に対して共
通のドライバ4を接続し、参照波長λ2 にかかわる3つ
のレーザーダイオード2,2,2に対して共通のドライ
バ5を接続してある。3つのフォトダイオード3,3,
3をそれぞれ増幅器9,9,9を介してORゲート51
に接続してある。その他の構成は実施の形態1(図1)
と同様であるので、同一部分について同一符号を付すに
とどめ、説明を省略する。
【0056】〔実施の形態4〕実施の形態4は高さの異
なる複数種類の車両に対応するものであって、反射型に
ついてのものである。図13に示すように、実施の形態
2で説明した投受光部21,22を1つだけ適当な高さ
位置に設置すればよい。垂直方向にレーザービームLB
1 ,LB2 をスキャンすることで、高さの違いに対応で
きている。この実施の形態4は実は実施の形態2と実質
的には同じものであるが、説明の都合上で別の形態とし
てある。
なる複数種類の車両に対応するものであって、反射型に
ついてのものである。図13に示すように、実施の形態
2で説明した投受光部21,22を1つだけ適当な高さ
位置に設置すればよい。垂直方向にレーザービームLB
1 ,LB2 をスキャンすることで、高さの違いに対応で
きている。この実施の形態4は実は実施の形態2と実質
的には同じものであるが、説明の都合上で別の形態とし
てある。
【0057】なお、このようなスキャン方式の投受光部
を高さ方向で位置を異にして複数設けた構成としても構
わない。
を高さ方向で位置を異にして複数設けた構成としても構
わない。
【0058】〔実施の形態5〕車両の側方の窓ガラスに
赤外線カットフィルム(スモークフィルム)が貼付され
ている車両も存在する。その場合、レーザービームの減
衰が大きい。これに対処するのが実施の形態5である。
図14に示すように、走行する車両200のフロントガ
ラス201を通して車内にレーザービームLB1 ,LB
2 を照射することができるように、投受光部21,22
を検出領域(対象車両)に対して斜め前方に配置する。
あるいは、図15に示すように、前方の斜め上方からレ
ーザービームLB1 ,LB2 を照射するように投受光部
21,22を配置する。なお、この実施の形態5の場合
は、反射型である必要があることはいうまでもない。
赤外線カットフィルム(スモークフィルム)が貼付され
ている車両も存在する。その場合、レーザービームの減
衰が大きい。これに対処するのが実施の形態5である。
図14に示すように、走行する車両200のフロントガ
ラス201を通して車内にレーザービームLB1 ,LB
2 を照射することができるように、投受光部21,22
を検出領域(対象車両)に対して斜め前方に配置する。
あるいは、図15に示すように、前方の斜め上方からレ
ーザービームLB1 ,LB2 を照射するように投受光部
21,22を配置する。なお、この実施の形態5の場合
は、反射型である必要があることはいうまでもない。
【0059】〔実施の形態6〕透過型にしろ、反射型に
しろ、投受光部を常設することに代えて、可搬式に構成
するが考えられる。この場合、必要なとき必要なところ
に運んでいって、飲酒運転のチェックを行うことがで
き、フレキシビリティに富んでいる。
しろ、投受光部を常設することに代えて、可搬式に構成
するが考えられる。この場合、必要なとき必要なところ
に運んでいって、飲酒運転のチェックを行うことがで
き、フレキシビリティに富んでいる。
【0060】〔実施の形態7〕図16に示すように、車
両内アルコール検出装置本体500の前方に車両撮像装
置61を設ける。車両撮像装置61はいわゆるCCTV
(Closed Circuit Television:閉回路テレビ)であ
る。また、有線式や無線式の伝送装置62を設ける。車
両内アルコール検出装置本体500によって車内でアル
コール成分が検出されたとき、そのアルコール検出信号
Sa をトリガ信号として車両撮像装置61および伝送装
置62に送出することにより、所要のタイミングで該当
車両の映像を撮像し、その画像データを伝送装置62に
より無線伝送63または有線伝送64でセンターに送出
する。
両内アルコール検出装置本体500の前方に車両撮像装
置61を設ける。車両撮像装置61はいわゆるCCTV
(Closed Circuit Television:閉回路テレビ)であ
る。また、有線式や無線式の伝送装置62を設ける。車
両内アルコール検出装置本体500によって車内でアル
コール成分が検出されたとき、そのアルコール検出信号
Sa をトリガ信号として車両撮像装置61および伝送装
置62に送出することにより、所要のタイミングで該当
車両の映像を撮像し、その画像データを伝送装置62に
より無線伝送63または有線伝送64でセンターに送出
する。
【0061】車両撮像装置61は車両の前方から全体形
状を撮像するようになっており、車形、車種、ナンバー
プレート等必要な情報をすべて撮像できるようにするも
のとする。運転手の撮像も可能である。なお、ナンバー
プレートについては画像処理でのエッジ抽出に基づいて
文字データとしての車両番号データを抽出し、それを画
像データにスーパーインポーズしてセンターへ送出する
ようにすることも考えられる。具体的には公知の任意の
ものが適用可能であり、その具体的構成については本発
明の要旨とは直接には関係しないので説明を省略する。
状を撮像するようになっており、車形、車種、ナンバー
プレート等必要な情報をすべて撮像できるようにするも
のとする。運転手の撮像も可能である。なお、ナンバー
プレートについては画像処理でのエッジ抽出に基づいて
文字データとしての車両番号データを抽出し、それを画
像データにスーパーインポーズしてセンターへ送出する
ようにすることも考えられる。具体的には公知の任意の
ものが適用可能であり、その具体的構成については本発
明の要旨とは直接には関係しないので説明を省略する。
【0062】〔実施の形態8〕実施の形態8は高速道路
等の料金所で飲酒運転をチェックし、アルコール成分が
検出されたときには、進入を禁止し、高速道路内での事
故を未然に防止するものである。図17に示すように、
料金所において料金収受員が入るブース71の手前箇所
に車両内アルコール検出装置本体500を設置する。車
両内アルコール検出装置本体500によって車内でアル
コール成分が検出されたとき、そのアルコール検出信号
Sa をトリガ信号として車両止めゲート駆動装置72に
送出することにより、車両止めゲート73を下げて閉鎖
状態とする。これにより、取り敢えず、アルコール成分
が検出された車両200の進入を抑える。あとは料金収
受員がチェックして通すかどうかを決め、通してよいと
きはボタン操作により車両止めゲート駆動装置72を駆
動してゲート73を上げて開放する。
等の料金所で飲酒運転をチェックし、アルコール成分が
検出されたときには、進入を禁止し、高速道路内での事
故を未然に防止するものである。図17に示すように、
料金所において料金収受員が入るブース71の手前箇所
に車両内アルコール検出装置本体500を設置する。車
両内アルコール検出装置本体500によって車内でアル
コール成分が検出されたとき、そのアルコール検出信号
Sa をトリガ信号として車両止めゲート駆動装置72に
送出することにより、車両止めゲート73を下げて閉鎖
状態とする。これにより、取り敢えず、アルコール成分
が検出された車両200の進入を抑える。あとは料金収
受員がチェックして通すかどうかを決め、通してよいと
きはボタン操作により車両止めゲート駆動装置72を駆
動してゲート73を上げて開放する。
【0063】
【発明の効果】車両内アルコール検出装置についての本
発明によれば、走行している車両を停止させることな
く、走行状態のままでその車内のアルコール成分の有無
を遠隔的に検出することができる。その結果として、飲
酒運転のチェック作業につき、労力も手間も大幅に軽減
することができる。アルコール吸収波長に対する参照波
長を用いることで、光路中の塵埃や窓ガラスによる受光
光量の減衰の影響を排除し、必要な検出精度を確保す
る。両波長のレーザービームを同一光路とすることで、
参照光の本来の意義を最大限に発揮させる。両レーザー
ビームをパルス状とし、時間差をおいて出射すること
で、受光素子を共通単一化でき、また両レーザービーム
の干渉を回避して検出精度を高める。
発明によれば、走行している車両を停止させることな
く、走行状態のままでその車内のアルコール成分の有無
を遠隔的に検出することができる。その結果として、飲
酒運転のチェック作業につき、労力も手間も大幅に軽減
することができる。アルコール吸収波長に対する参照波
長を用いることで、光路中の塵埃や窓ガラスによる受光
光量の減衰の影響を排除し、必要な検出精度を確保す
る。両波長のレーザービームを同一光路とすることで、
参照光の本来の意義を最大限に発揮させる。両レーザー
ビームをパルス状とし、時間差をおいて出射すること
で、受光素子を共通単一化でき、また両レーザービーム
の干渉を回避して検出精度を高める。
【0064】レーザービームの出射手段と入射手段を道
路を挟んで対向配置して透過型にすると、ビーム到達所
要時間が一律に定まり、誤検出の可能性が低減する。出
射手段と入射手段を道路の一側に近接して配置して反射
型にすると、ケーブル敷設の面で有利となる。小型、中
型、大型のように車種によって窓ガラスの高さ位置が異
なることに対応させるために、出射手段と入射手段を複
数設けるとよい。レーザービームを垂直方向にスキャン
すると、車内の反射が乱反射であっても、また車内のど
こから反射してきても、それを確実に検出して計測ミス
の確率を低減する。入射光量を電気量に変換するときに
ゲート時間内で変換することにより、道路を走行してい
る車両を検出対象として特定化できる。走行車両のフロ
ントガラスからレーザービームを照射することで、側方
窓ガラスに赤外線カットフィルムを貼付している車両に
ついてもアルコール成分の有無の検出を可能とする。ア
ルコール検出信号をトリガとして車両撮像を行ったり、
高速道路の料金所で車両止めゲートを閉じるようにする
と、事故の未然防止に有効となる。
路を挟んで対向配置して透過型にすると、ビーム到達所
要時間が一律に定まり、誤検出の可能性が低減する。出
射手段と入射手段を道路の一側に近接して配置して反射
型にすると、ケーブル敷設の面で有利となる。小型、中
型、大型のように車種によって窓ガラスの高さ位置が異
なることに対応させるために、出射手段と入射手段を複
数設けるとよい。レーザービームを垂直方向にスキャン
すると、車内の反射が乱反射であっても、また車内のど
こから反射してきても、それを確実に検出して計測ミス
の確率を低減する。入射光量を電気量に変換するときに
ゲート時間内で変換することにより、道路を走行してい
る車両を検出対象として特定化できる。走行車両のフロ
ントガラスからレーザービームを照射することで、側方
窓ガラスに赤外線カットフィルムを貼付している車両に
ついてもアルコール成分の有無の検出を可能とする。ア
ルコール検出信号をトリガとして車両撮像を行ったり、
高速道路の料金所で車両止めゲートを閉じるようにする
と、事故の未然防止に有効となる。
【図1】 本発明の実施の形態1の車両内アルコール検
出装置の電気的構成を示すブロック図
出装置の電気的構成を示すブロック図
【図2】 実施の形態1の車両内アルコール検出装置の
設置状況を示す斜視図
設置状況を示す斜視図
【図3】 実施の形態1の動作を説明するタイミングチ
ャート
ャート
【図4】 実施の形態2の車両内アルコール検出装置の
電気的構成を示すブロック図
電気的構成を示すブロック図
【図5】 実施の形態2の要部のタイミングチャート
【図6】 実施の形態2のゲート回路の回路構成図
【図7】 実施の形態2のゲート回路の別の回路構成図
【図8】 実施の形態2におけるレーザービームスキャ
ンの構成説明図
ンの構成説明図
【図9】 実施の形態2の車両内アルコール検出装置の
設置状況を示す斜視図
設置状況を示す斜視図
【図10】 実施の形態2の動作を説明するタイミング
チャート
チャート
【図11】 実施の形態3の車両内アルコール検出装置
の構成概念図
の構成概念図
【図12】 実施の形態3の車両内アルコール検出装置
の電気的構成を示すブロック図
の電気的構成を示すブロック図
【図13】 実施の形態4の車両内アルコール検出装置
の構成概念図
の構成概念図
【図14】 実施の形態5の車両内アルコール検出装置
の概念図
の概念図
【図15】 実施の形態5の車両内アルコール検出装置
の概念図
の概念図
【図16】 実施の形態7の車両内アルコール検出装置
の構成概念図
の構成概念図
【図17】 実施の形態8の車両内アルコール検出装置
の構成概念図
の構成概念図
1……アルコール吸収波長のレーザーダイオード、2…
…参照波長のレーザーダイオード、3……フォトダイオ
ード、4,5……ドライバ、6,7……出射光検出フォ
トダイオード、8……差分回路、9……増幅器、10…
…ピークホールド回路、11……A/D変換器、12…
…マイクロプロセッサ、13……タイミング信号発生回
路、14……可変抵抗器、15……コンパレータ、16
……ゲート回路、17……積分器、21,21a,21
b,21c……投光部、22,22a,22b,22c
……受光部、41……ハーフミラー、42……ポリゴン
ミラー、61……車両撮像装置、62……伝送装置、6
3……無線伝送、64……有線伝送、71……ブース、
72……車両止めゲート駆動装置、73……車両止めゲ
ート、100……道路、200……車両、200a……
小型車両、200b……中型車両、200c……大型車
両、201……フロントガラス、300……アルコール
拡散領域、500……車両内アルコール検出装置本体、
LB1 ……アルコール吸収波長のレーザービーム、LB
2 ……参照波長のレーザービーム、λ1 ……アルコール
吸収波長、λ2 ……参照波長、Sa ……アルコール検出
信号
…参照波長のレーザーダイオード、3……フォトダイオ
ード、4,5……ドライバ、6,7……出射光検出フォ
トダイオード、8……差分回路、9……増幅器、10…
…ピークホールド回路、11……A/D変換器、12…
…マイクロプロセッサ、13……タイミング信号発生回
路、14……可変抵抗器、15……コンパレータ、16
……ゲート回路、17……積分器、21,21a,21
b,21c……投光部、22,22a,22b,22c
……受光部、41……ハーフミラー、42……ポリゴン
ミラー、61……車両撮像装置、62……伝送装置、6
3……無線伝送、64……有線伝送、71……ブース、
72……車両止めゲート駆動装置、73……車両止めゲ
ート、100……道路、200……車両、200a……
小型車両、200b……中型車両、200c……大型車
両、201……フロントガラス、300……アルコール
拡散領域、500……車両内アルコール検出装置本体、
LB1 ……アルコール吸収波長のレーザービーム、LB
2 ……参照波長のレーザービーム、λ1 ……アルコール
吸収波長、λ2 ……参照波長、Sa ……アルコール検出
信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F103 BA00 BA23 CA02 EB02 EB03 EB04 EB05 EB08 EB12 EB16 EC11 ED14 ED18 ED19 ED27 2G059 AA01 AA05 BB01 CC15 CC19 EE01 EE02 FF06 FF09 GG01 GG03 HH01 HH06 KK02 KK03 LL04 MM08 MM09 MM11 3D037 FA03 FB00
Claims (12)
- 【請求項1】 走行車両の室内に対してアルコール吸収
波長のレーザービームを出射する手段と、前記のレーザ
ービームを入射して電気量に変換する手段と、その電気
量の変化に基づいて車内アルコール成分の有無を検出す
る手段とを備えている車両内アルコール検出装置。 - 【請求項2】 アルコール吸収波長のレーザービームと
ともにアルコールに吸収されない参照波長のレーザービ
ームを出射する手段を備えている請求項1に記載の車両
内アルコール検出装置。 - 【請求項3】 アルコール吸収波長のレーザービームと
参照波長のレーザービームとを同一光路で出射するよう
に構成してある請求項2に記載の車両内アルコール検出
装置。 - 【請求項4】 アルコール吸収波長のレーザービームと
参照波長のレーザービームとをともにパルス状とし、両
パルス状レーザービームを時間差をおいて出射するよう
に構成してある請求項2または請求項3に記載の車両内
アルコール検出装置。 - 【請求項5】 レーザービームの出射手段とレーザービ
ームの入射手段とが道路を挟んで対向配置され、透過型
に構成されている請求項1から請求項4までのいずれか
に記載の車両内アルコール検出装置。 - 【請求項6】 レーザービームの出射手段とレーザービ
ームの入射手段とが道路の一側に近接して配置され、反
射型に構成されている請求項1から請求項4までのいず
れかに記載の車両内アルコール検出装置。 - 【請求項7】 レーザービームの出射手段が高さ方向に
位置を異ならせて複数配置され、レーザービームの入射
手段も高さ方向に位置を異ならせて同数配置されている
請求項5に記載の車両内アルコール検出装置。 - 【請求項8】 レーザービームの出射手段がレーザービ
ームを垂直方向にスキャンするように構成されている請
求項6に記載の車両内アルコール検出装置。 - 【請求項9】 レーザービームを入射して電気量に変換
する手段が変換のゲート時間として道路幅範囲内の車両
からの反射光を限定するに対応する時間を設定してある
請求項4に記載の車両内アルコール検出装置。 - 【請求項10】 道路近傍において走行車両のフロント
ガラスから車内にレーザービームが照射されるように検
出領域に対する斜め前方または斜め上方に配置してある
請求項1から請求項9までのいずれかに記載の車両内ア
ルコール検出装置。 - 【請求項11】 アルコール検出信号をトリガ信号とし
て車両撮像を行い、撮像した車両の画像情報をセンター
に送出するように構成してある請求項1から請求項10
までのいずれかに記載の車両内アルコール検出装置。 - 【請求項12】 アルコール検出信号をトリガ信号とし
て車両止めゲートを閉じるように構成してある請求項1
から請求項10までのいずれかに記載の車両内アルコー
ル検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3386599A JP2000230900A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 車両内アルコール検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3386599A JP2000230900A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 車両内アルコール検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230900A true JP2000230900A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12398407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3386599A Pending JP2000230900A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 車両内アルコール検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000230900A (ja) |
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-
1999
- 1999-02-12 JP JP3386599A patent/JP2000230900A/ja active Pending
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