JP2000230992A - 原子燃料棒の端栓ねじ部潤滑方法 - Google Patents
原子燃料棒の端栓ねじ部潤滑方法Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料棒の端栓ねじ部に潤滑剤を塗布する必要
がなく、タイプレートへの装着時におけるねじ部の噛み
込みを確実に防止すること。 【解決手段】 原子燃料棒のジルコニウム合金製端栓の
ねじ部のみに、酸化被膜を施す。
がなく、タイプレートへの装着時におけるねじ部の噛み
込みを確実に防止すること。 【解決手段】 原子燃料棒のジルコニウム合金製端栓の
ねじ部のみに、酸化被膜を施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽水炉特に沸騰水
型軽水炉用の燃料集合体の結合用燃料棒の端栓ねじ部に
係り、特にその潤滑方法に関する。
型軽水炉用の燃料集合体の結合用燃料棒の端栓ねじ部に
係り、特にその潤滑方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記燃料集合体は、図1に示す
ように、多数の細長い燃料棒1を束状にすることによっ
て構成されており、その各燃料棒1は頂部においては上
部タイプレート2によって保持され、また下部において
は下部タイプレート3によって保持されている。上記上
部タイプレート2と下部タイプレート3との間には、互
いに燃料棒の軸線方向に離間した複数のスペーサ4が配
設されており、この各スペーサ4によって各燃料棒1の
間隔が保持、固定されている。そして、この束状に保持
された燃料棒1がチャンネルボックス5内に収容されて
いる。
ように、多数の細長い燃料棒1を束状にすることによっ
て構成されており、その各燃料棒1は頂部においては上
部タイプレート2によって保持され、また下部において
は下部タイプレート3によって保持されている。上記上
部タイプレート2と下部タイプレート3との間には、互
いに燃料棒の軸線方向に離間した複数のスペーサ4が配
設されており、この各スペーサ4によって各燃料棒1の
間隔が保持、固定されている。そして、この束状に保持
された燃料棒1がチャンネルボックス5内に収容されて
いる。
【0003】図2は、上記燃料集合体の断面図であっ
て、格子状に配列された燃料棒1の最外周列には1辺あ
たり2本の合計8本の結合用燃料棒6が設けられてお
り、この結合用燃料棒6によって上部タイプレート2と
下部タイプレート3とが連結され燃料集合体が一体に構
成されている。
て、格子状に配列された燃料棒1の最外周列には1辺あ
たり2本の合計8本の結合用燃料棒6が設けられてお
り、この結合用燃料棒6によって上部タイプレート2と
下部タイプレート3とが連結され燃料集合体が一体に構
成されている。
【0004】図3は、結合用燃料棒6の断面図であっ
て、被覆管7内に多数の燃料ペレット8及びスプリング
9が収容され、その被覆管7の両端に下部端栓10及び
上部端栓11がそれぞれ装着されている。上記下部端栓
10及び上部端栓11にはそれぞれねじ部10a,11
aが設けられており、その下部端栓10のねじ部10a
が、図4に示すように下部タイプレート3の雌ねじ部1
2に螺合され、上部端栓11のねじ部11aが、図5に
示すように、上部タイプレート2の穴部13に挿通さ
れ、そのねじ部11aにナット14を螺着して締付ける
ことによって、燃料棒1、上部タイプレート2及び下部
タイプレート3が一体的に構成されている。
て、被覆管7内に多数の燃料ペレット8及びスプリング
9が収容され、その被覆管7の両端に下部端栓10及び
上部端栓11がそれぞれ装着されている。上記下部端栓
10及び上部端栓11にはそれぞれねじ部10a,11
aが設けられており、その下部端栓10のねじ部10a
が、図4に示すように下部タイプレート3の雌ねじ部1
2に螺合され、上部端栓11のねじ部11aが、図5に
示すように、上部タイプレート2の穴部13に挿通さ
れ、そのねじ部11aにナット14を螺着して締付ける
ことによって、燃料棒1、上部タイプレート2及び下部
タイプレート3が一体的に構成されている。
【0005】また、最近の燃料集合体では、前記燃料棒
の約2/3の長さの部分長燃料棒を複数本使用すること
もあり、これらの部分長燃料棒の下部端栓にも結合用燃
料棒と同様にねじ部が設けられており、このねじ部が下
部タイプレートにねじ止めされている。
の約2/3の長さの部分長燃料棒を複数本使用すること
もあり、これらの部分長燃料棒の下部端栓にも結合用燃
料棒と同様にねじ部が設けられており、このねじ部が下
部タイプレートにねじ止めされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記燃料集
合体を組み立てる際には、上述のように、結合用燃料棒
6の下部端栓10を下部タイプレート3の雌ねじ部にね
じ込みを行うけれども、燃料棒用下部端栓はジルコニウ
ム合金によってできており、一方下部タイプレート3は
ステンレス鋼でできているため、異種金属同士の螺合と
なり、場合により噛み込みが発生する問題がある。
合体を組み立てる際には、上述のように、結合用燃料棒
6の下部端栓10を下部タイプレート3の雌ねじ部にね
じ込みを行うけれども、燃料棒用下部端栓はジルコニウ
ム合金によってできており、一方下部タイプレート3は
ステンレス鋼でできているため、異種金属同士の螺合と
なり、場合により噛み込みが発生する問題がある。
【0007】そこで、従来は、燃料棒を下部タイプレー
トに組み込む際には、結合用燃料棒のジルコニウム製下
部端栓に刷毛を用いて例えばグラファイトをアルコール
に懸濁した潤滑剤を塗布して噛み込みを防止していた。
トに組み込む際には、結合用燃料棒のジルコニウム製下
部端栓に刷毛を用いて例えばグラファイトをアルコール
に懸濁した潤滑剤を塗布して噛み込みを防止していた。
【0008】ところが、潤滑剤の塗布量の加減は作業者
の熟練によるところが多く、その塗布量が多いと他の燃
料棒表面に潤滑剤が付着することがあり、また少ないと
潤滑剤としての機能が果たせない等の不都合があり、塗
布作業には細心の注意を払う必要がある。
の熟練によるところが多く、その塗布量が多いと他の燃
料棒表面に潤滑剤が付着することがあり、また少ないと
潤滑剤としての機能が果たせない等の不都合があり、塗
布作業には細心の注意を払う必要がある。
【0009】本発明は、このような点に鑑み、燃料棒の
端栓に潤滑剤を塗布する必要がなく、タイプレートへの
装着時におけるねじ部の噛み込みを確実に防止し得るよ
うにした端栓ねじ部潤滑方法を得ることを目的とする。
端栓に潤滑剤を塗布する必要がなく、タイプレートへの
装着時におけるねじ部の噛み込みを確実に防止し得るよ
うにした端栓ねじ部潤滑方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、原子燃料棒の
ジルコニウム合金製端栓のねじ部のみに、酸化被膜を施
すことを特徴とする。
ジルコニウム合金製端栓のねじ部のみに、酸化被膜を施
すことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、ジルコニウム合金製の
ねじ付下部端栓のねじ部のみに酸化被膜を施し、下部タ
イプレートとの摩擦を減少させたものである。
ねじ付下部端栓のねじ部のみに酸化被膜を施し、下部タ
イプレートとの摩擦を減少させたものである。
【0012】従来、燃料棒の被覆管については酸化被膜
を施すことにより耐食性を向上させることが行われてい
る。しかし、端栓については、中空でないため、酸化被
膜を施す必要がなく、酸化被膜を施すことは行われてい
なかった。
を施すことにより耐食性を向上させることが行われてい
る。しかし、端栓については、中空でないため、酸化被
膜を施す必要がなく、酸化被膜を施すことは行われてい
なかった。
【0013】そこで、酸化被膜を設ければ摩擦抵抗が減
少することに着目し、下部端栓に酸化被膜を施し、その
下部端栓を下部タイプレートにねじ込むとき上記酸化被
膜によって潤滑剤の作用を行わせるようとする試みがな
された。
少することに着目し、下部端栓に酸化被膜を施し、その
下部端栓を下部タイプレートにねじ込むとき上記酸化被
膜によって潤滑剤の作用を行わせるようとする試みがな
された。
【0014】しかしながら、ねじ付下部端栓に酸化被膜
を施すと、ジルコニウム合金製被覆管との溶接時に、端
栓側の接合部分の酸化被膜が通常の溶接で溶けないた
め、溶接不良が発生する。
を施すと、ジルコニウム合金製被覆管との溶接時に、端
栓側の接合部分の酸化被膜が通常の溶接で溶けないた
め、溶接不良が発生する。
【0015】このようなことから、本発明においてはね
じ付下部端栓のねじ部のみに酸化被膜を施すようにし
た。
じ付下部端栓のねじ部のみに酸化被膜を施すようにし
た。
【0016】すなわち、下部端栓のねじ部のみを電解液
に浸し、端栓残部に陽極を接続するとともに電解液中に
陰極をセットし、直流電圧を印加することによりねじ部
に酸化被膜を形成させる。その後図3に示すものと同様
に上記ねじ付下部端栓10を被覆管7に溶接し、さらに
燃料ペレット8及びスプリング9を被覆管7内に挿入し
た後上部端栓11を装着する等、通常の方法で結合用燃
料棒を製造する。そして、このようにして製造された結
合用燃料棒の下部端栓のねじ部を、特に潤滑剤を塗布す
ることなく、下部タイプレートに螺着し、燃料集合体を
組立てる。
に浸し、端栓残部に陽極を接続するとともに電解液中に
陰極をセットし、直流電圧を印加することによりねじ部
に酸化被膜を形成させる。その後図3に示すものと同様
に上記ねじ付下部端栓10を被覆管7に溶接し、さらに
燃料ペレット8及びスプリング9を被覆管7内に挿入し
た後上部端栓11を装着する等、通常の方法で結合用燃
料棒を製造する。そして、このようにして製造された結
合用燃料棒の下部端栓のねじ部を、特に潤滑剤を塗布す
ることなく、下部タイプレートに螺着し、燃料集合体を
組立てる。
【0017】なお、上記実施の形態においては、下部端
栓についてのみ説明したが、ねじ付上部端栓についても
適用することができ、また結合用燃料棒以外に部分長燃
料棒にも適用することができる。
栓についてのみ説明したが、ねじ付上部端栓についても
適用することができ、また結合用燃料棒以外に部分長燃
料棒にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は原子燃料
棒のジルコニウム合金製端栓のねじ部のみに酸化被膜を
施すようにしたので、タイプレートとの結合時に上記酸
化被膜が潤滑剤の役割を果し、端栓のねじ部に潤滑剤が
不要となり、潤滑剤塗布作業が不要となる。したがっ
て、潤滑剤が他の燃料棒に付着することを防止すること
ができる。また、陽極酸化法を用いることにより、1回
に多量の下部端栓を酸化処理することができ、作業性を
向上させることができる。
棒のジルコニウム合金製端栓のねじ部のみに酸化被膜を
施すようにしたので、タイプレートとの結合時に上記酸
化被膜が潤滑剤の役割を果し、端栓のねじ部に潤滑剤が
不要となり、潤滑剤塗布作業が不要となる。したがっ
て、潤滑剤が他の燃料棒に付着することを防止すること
ができる。また、陽極酸化法を用いることにより、1回
に多量の下部端栓を酸化処理することができ、作業性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料集合体の縦断面図。
【図2】燃料集合体の平断面図。
【図3】結合用燃料棒の断面図。
【図4】下部端栓の下部タイプレートへの装着部の説明
図。
図。
【図5】上部端栓の上部タイプレートへの装着部を示す
図。
図。
1 燃料棒 2 上部タイプレート 3 下部タイプレート 4 スペーサ 5 チャンネルボックス 6 結合用燃料棒 7 被覆管 10 下部端栓 10a ねじ部 11 上部端栓 11a ねじ部
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月5日(1999.11.
5)
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はジルコニウム合
金製端栓のねじ部のみを電解液に浸し、端栓残部に陽極
を、電解液中に陰極ををセットし、直流電圧を印加する
ことによりねじ部のみに酸化被膜を施し、その後端栓と
被覆管を溶接して原子燃料棒とし、この原子燃料棒を集
合体として組み立てる際に端栓ねじ部の酸化被膜をねじ
の潤滑剤とすることを特徴とする。
金製端栓のねじ部のみを電解液に浸し、端栓残部に陽極
を、電解液中に陰極ををセットし、直流電圧を印加する
ことによりねじ部のみに酸化被膜を施し、その後端栓と
被覆管を溶接して原子燃料棒とし、この原子燃料棒を集
合体として組み立てる際に端栓ねじ部の酸化被膜をねじ
の潤滑剤とすることを特徴とする。
Claims (2)
- 【請求項1】原子燃料棒のジルコニウム合金製端栓のね
じ部のみに、酸化被膜を施すことを特徴とする、端栓ね
じ部潤滑方法。 - 【請求項2】端栓のねじ部のみを電解液に浸し、端栓残
部に陽極を、電解液中に陰極をセットし、直流電圧を印
加することによりねじ部に酸化被膜を施すことを特徴と
する、請求項1記載の端栓ねじ部潤滑方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11031909A JP3017991B1 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 原子燃料棒の端栓ねじ部潤滑方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11031909A JP3017991B1 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 原子燃料棒の端栓ねじ部潤滑方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3017991B1 JP3017991B1 (ja) | 2000-03-13 |
| JP2000230992A true JP2000230992A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12344126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11031909A Expired - Fee Related JP3017991B1 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 原子燃料棒の端栓ねじ部潤滑方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3017991B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009082939A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nuclear Fuel Ind Ltd | Zr又はZr合金製段付軸状部品の製造法及び該製造法で得られた燃料棒端栓 |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP11031909A patent/JP3017991B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009082939A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nuclear Fuel Ind Ltd | Zr又はZr合金製段付軸状部品の製造法及び該製造法で得られた燃料棒端栓 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3017991B1 (ja) | 2000-03-13 |
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Legal Events
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