JP2000232743A - モータ - Google Patents
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- JP2000232743A JP2000232743A JP11033692A JP3369299A JP2000232743A JP 2000232743 A JP2000232743 A JP 2000232743A JP 11033692 A JP11033692 A JP 11033692A JP 3369299 A JP3369299 A JP 3369299A JP 2000232743 A JP2000232743 A JP 2000232743A
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- Japan
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- permanent magnet
- annular permanent
- rotor shaft
- filling member
- axial direction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸の外周面に充填部財を介して永久磁
石が固着された回転子を有するサーボモータにおいて、
永久磁石と充填部財との間の固着強度が高く信頼性の高
いものを低コストで得る。 【解決手段】 回転子において、軸方向の両端面部に凹
凸が設けられた環状永久磁石2に回転軸1が貫通した状
態で、環状永久磁石2と回転軸1とを充填部材3により
固着するとともに、この充填部材3をさらに環状永久磁
石2の軸方向の両端面部まで延在させる。
石が固着された回転子を有するサーボモータにおいて、
永久磁石と充填部財との間の固着強度が高く信頼性の高
いものを低コストで得る。 【解決手段】 回転子において、軸方向の両端面部に凹
凸が設けられた環状永久磁石2に回転軸1が貫通した状
態で、環状永久磁石2と回転軸1とを充填部材3により
固着するとともに、この充填部材3をさらに環状永久磁
石2の軸方向の両端面部まで延在させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、永久磁石を回転
子軸の外周面に配置して構成される回転子を有するモー
タに関するものである。
子軸の外周面に配置して構成される回転子を有するモー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のモータの回転子として、
特開昭59−92754号公報に、環状永久磁石を、外
周面にローレットが形成された回転子軸に嵌合させ、樹
脂により固着させる方法が示されている。また、実開昭
55−7527号公報には、嵌合された環状永久磁石と
回転子軸を樹脂により固着させる際に、磁極位置を確認
するためのマークを射出成形時のゲートにより形成する
方法が示されている。また、特開昭56−157249
号公報には、一方の樹脂端面部をテーパ状にし、くさび
効果による面圧を確保するとともに、反テーパ側は角状
にして廻り止めを図る方法が示されている。
特開昭59−92754号公報に、環状永久磁石を、外
周面にローレットが形成された回転子軸に嵌合させ、樹
脂により固着させる方法が示されている。また、実開昭
55−7527号公報には、嵌合された環状永久磁石と
回転子軸を樹脂により固着させる際に、磁極位置を確認
するためのマークを射出成形時のゲートにより形成する
方法が示されている。また、特開昭56−157249
号公報には、一方の樹脂端面部をテーパ状にし、くさび
効果による面圧を確保するとともに、反テーパ側は角状
にして廻り止めを図る方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のモー
タにおいては、回転子に用いる充填部材として樹脂を使
用した場合は、充填部材と回転子軸との間の固着強度は
確保されるものの、射出成形後における樹脂の収縮や、
熱膨張率の相違から、充填部材と環状永久磁石との間に
おいては微少な隙間が発生し、固着強度が低下する等の
問題点があった。
タにおいては、回転子に用いる充填部材として樹脂を使
用した場合は、充填部材と回転子軸との間の固着強度は
確保されるものの、射出成形後における樹脂の収縮や、
熱膨張率の相違から、充填部材と環状永久磁石との間に
おいては微少な隙間が発生し、固着強度が低下する等の
問題点があった。
【0004】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、製造コストの上昇や生産性の低
下を防止するとともに、環状永久磁石と充填部材との間
の固着強度の低下を防止し、信頼性の向上を図ることを
目的とする。
ためになされたもので、製造コストの上昇や生産性の低
下を防止するとともに、環状永久磁石と充填部材との間
の固着強度の低下を防止し、信頼性の向上を図ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るモータ
は、励磁巻線を有しこの励磁巻線により回転磁界を発生
する固定子と、固定子の回転磁界により回転する回転子
と、を備えたモータにおいて、回転子は、回転子軸と、
軸方向の両端面部に凹凸が設けられた環状永久磁石と、
回転子軸が環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石
と回転子軸とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向
の両端面部まで延在する充填部材と、を有するようにし
たものである。
は、励磁巻線を有しこの励磁巻線により回転磁界を発生
する固定子と、固定子の回転磁界により回転する回転子
と、を備えたモータにおいて、回転子は、回転子軸と、
軸方向の両端面部に凹凸が設けられた環状永久磁石と、
回転子軸が環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石
と回転子軸とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向
の両端面部まで延在する充填部材と、を有するようにし
たものである。
【0006】また、励磁巻線を有しこの励磁巻線により
回転磁界を発生する固定子と、固定子の回転磁界により
回転する回転子と、を備えたモータにおいて、回転子
は、回転子軸と、軸方向の両端面部に軸と直交する方向
に所定数の溝が設けられた環状永久磁石と、回転子軸が
環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石と回転子軸
とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向の両端面部
まで延在する充填部材と、を有するようにしたものであ
る。
回転磁界を発生する固定子と、固定子の回転磁界により
回転する回転子と、を備えたモータにおいて、回転子
は、回転子軸と、軸方向の両端面部に軸と直交する方向
に所定数の溝が設けられた環状永久磁石と、回転子軸が
環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石と回転子軸
とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向の両端面部
まで延在する充填部材と、を有するようにしたものであ
る。
【0007】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部に
設けられた溝の数は、極数または極数以下の偶数であ
り、極の切り換わり目と溝の立ち上がり部とを一致させ
ないようにしたものである。
設けられた溝の数は、極数または極数以下の偶数であ
り、極の切り換わり目と溝の立ち上がり部とを一致させ
ないようにしたものである。
【0008】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部に
設けられた溝の数は、極数に等しく、環状永久磁石の各
極の中央の位置で溝が立ち上がるようにしたものであ
る。
設けられた溝の数は、極数に等しく、環状永久磁石の各
極の中央の位置で溝が立ち上がるようにしたものであ
る。
【0009】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部の
充填部材中に板状部材を設けるようにしたものである。
充填部材中に板状部材を設けるようにしたものである。
【0010】また、板状部材は鍔状の形状をなし、軸方
向の孔、または、軸方向の突起が所定数設けられている
ようにしたものである。
向の孔、または、軸方向の突起が所定数設けられている
ようにしたものである。
【0011】また、板状部材は充填部材の充填前に回転
軸に固定されているようにしたものである。
軸に固定されているようにしたものである。
【0012】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部に
延在する部分における充填部材の外径は、環状永久磁石
の外径よりも小くするようにしたものである。
延在する部分における充填部材の外径は、環状永久磁石
の外径よりも小くするようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1によるモータの回転子の構成を示す斜視
図である。図3はこの回転子の断面図である。図1にお
いて、1は回転子軸、2は環状永久磁石、3は熱可塑性
樹脂等の樹脂からなる充填部材である。図2は環状永久
磁石2の斜視図である。環状永久磁石2は、その軸方向
の両端面において、軸に直交する方向に複数の溝が設け
られており、それぞれの溝の幅は、軸からの距離に比例
して広くなっている。この環状永久磁石2において、回
転子軸1が貫通する貫通穴の表面は、燃結による凹凸が
残された状態のままで残されている。回転子の組み立て
時においては、所定の充填補助具(図示せず)を用い
て、環状永久磁石2が回転子軸1に遊嵌した状態で、し
かも、環状永久磁石2と回転子軸1とが同軸状態になる
ように保持し、この状態で、充填部材3を、回転子軸1
と環状永久磁石2との間の隙間と、この隙間から延在し
て環状永久磁石2の軸方向の端面の外側まで、ボビン状
に、充填し、回転子軸1と環状永久磁石2とを固着一体
化する。次に、充填補助具を取り外した後、円周方向に
N極とS極とが交互に配されるように着磁する。図4は
回転子の組み立て方法を示す図である。
の実施の形態1によるモータの回転子の構成を示す斜視
図である。図3はこの回転子の断面図である。図1にお
いて、1は回転子軸、2は環状永久磁石、3は熱可塑性
樹脂等の樹脂からなる充填部材である。図2は環状永久
磁石2の斜視図である。環状永久磁石2は、その軸方向
の両端面において、軸に直交する方向に複数の溝が設け
られており、それぞれの溝の幅は、軸からの距離に比例
して広くなっている。この環状永久磁石2において、回
転子軸1が貫通する貫通穴の表面は、燃結による凹凸が
残された状態のままで残されている。回転子の組み立て
時においては、所定の充填補助具(図示せず)を用い
て、環状永久磁石2が回転子軸1に遊嵌した状態で、し
かも、環状永久磁石2と回転子軸1とが同軸状態になる
ように保持し、この状態で、充填部材3を、回転子軸1
と環状永久磁石2との間の隙間と、この隙間から延在し
て環状永久磁石2の軸方向の端面の外側まで、ボビン状
に、充填し、回転子軸1と環状永久磁石2とを固着一体
化する。次に、充填補助具を取り外した後、円周方向に
N極とS極とが交互に配されるように着磁する。図4は
回転子の組み立て方法を示す図である。
【0014】環状永久磁石2の軸方向の両端面において
軸と直交する方向に複数設けられた溝の間に充填された
充填部材3は、それぞれの溝の幅が、軸からの距離に比
例して広くなっているので、充填部材3の硬化収縮によ
り環状永久磁石2の両端面部が軸心に向かう方向に引っ
張られ、環状永久磁石2が回転子軸1により一層よく固
着される。モータは運転時において環状永久磁石2と回
転軸1との間に円周方向の力が発生するが、環状永久磁
石2が回転子軸1により一層よく固着されるので、この
円周方向の力に抗して環状永久磁石2と回転軸1との間
のすべり回転を防止することができる。
軸と直交する方向に複数設けられた溝の間に充填された
充填部材3は、それぞれの溝の幅が、軸からの距離に比
例して広くなっているので、充填部材3の硬化収縮によ
り環状永久磁石2の両端面部が軸心に向かう方向に引っ
張られ、環状永久磁石2が回転子軸1により一層よく固
着される。モータは運転時において環状永久磁石2と回
転軸1との間に円周方向の力が発生するが、環状永久磁
石2が回転子軸1により一層よく固着されるので、この
円周方向の力に抗して環状永久磁石2と回転軸1との間
のすべり回転を防止することができる。
【0015】充填部材3と環状永久磁石2との間の円周
方向のずれに対する固着強度は環状永久磁石2の溝部に
より確保できる。従って、回転子軸1が貫通する環状永
久磁石2の貫通穴の形状は、回り止めの目的から角柱状
にしたり、ローレット加工を行う必要はなく、燃結によ
り生じた凹凸が残された状態の円柱状のままであっても
よい。また、回転子軸1が貫通する貫通穴の表面は、こ
れに限らず滑らかに加工したものであってもよい。図1
に示すように、環状永久磁石2は、両端面間で溝の位置
を180度ずらせているので、環状永久磁石2の円周方
向のいずれの位置においても、軸方向の長さが常に同じ
長さになり、円周方向に常に同じ強さの磁石が得られ、
トルクむらが生じない。両端面間で溝の位置を180度
ずらせずに、同じ位相にしても、溝の深さは、環状永久
磁石2の軸方向の長さに比べて極めて小さく、トルクむ
らは殆ど問題にならない場合が多いが、問題になる場合
は、固定子における軸方向の磁極の幅を、環状永久磁石
2の軸方向の長さよりも溝の深さ分狭くすればよい。
方向のずれに対する固着強度は環状永久磁石2の溝部に
より確保できる。従って、回転子軸1が貫通する環状永
久磁石2の貫通穴の形状は、回り止めの目的から角柱状
にしたり、ローレット加工を行う必要はなく、燃結によ
り生じた凹凸が残された状態の円柱状のままであっても
よい。また、回転子軸1が貫通する貫通穴の表面は、こ
れに限らず滑らかに加工したものであってもよい。図1
に示すように、環状永久磁石2は、両端面間で溝の位置
を180度ずらせているので、環状永久磁石2の円周方
向のいずれの位置においても、軸方向の長さが常に同じ
長さになり、円周方向に常に同じ強さの磁石が得られ、
トルクむらが生じない。両端面間で溝の位置を180度
ずらせずに、同じ位相にしても、溝の深さは、環状永久
磁石2の軸方向の長さに比べて極めて小さく、トルクむ
らは殆ど問題にならない場合が多いが、問題になる場合
は、固定子における軸方向の磁極の幅を、環状永久磁石
2の軸方向の長さよりも溝の深さ分狭くすればよい。
【0016】環状永久磁石2の軸方向の両端面において
軸と直交する方向に溝を複数設ける場合について説明し
たが、環状永久磁石の軸方向の両端面部に単に凹凸を設
けておくようにしても、両端面部が平面である場合に比
べれば、環状永久磁石2と回転子軸1との間はよりよく
固着される。
軸と直交する方向に溝を複数設ける場合について説明し
たが、環状永久磁石の軸方向の両端面部に単に凹凸を設
けておくようにしても、両端面部が平面である場合に比
べれば、環状永久磁石2と回転子軸1との間はよりよく
固着される。
【0017】環状永久磁石は、極異方性を有する環状永
久磁石であってもよい(この場合は着磁前においても磁
極位置が決められている)。環状永久磁石2を複数個用
いた高出力の回転電機用の回転子を組み立てる場合にお
いては、予め、環状永久磁石2の軸方向の両端面の溝
を、環状永久磁石2の磁極位置に対応した位置に設ける
ようにしておけば、この端面の形状により磁極位置が分
かるので、環状永久磁石2同士の磁極位置を容易に一致
させることができ、組立の作業性の向上が図れる。
久磁石であってもよい(この場合は着磁前においても磁
極位置が決められている)。環状永久磁石2を複数個用
いた高出力の回転電機用の回転子を組み立てる場合にお
いては、予め、環状永久磁石2の軸方向の両端面の溝
を、環状永久磁石2の磁極位置に対応した位置に設ける
ようにしておけば、この端面の形状により磁極位置が分
かるので、環状永久磁石2同士の磁極位置を容易に一致
させることができ、組立の作業性の向上が図れる。
【0018】環状永久磁石2の軸方向の両端面の溝にお
いて、溝の側面同士のなす角度θを大きくすれば、環状
永久磁石2の焼結時、表面処理時、および、機械加工時
における縁部欠損の発生を防止することができ、生産性
の向上が図れる。
いて、溝の側面同士のなす角度θを大きくすれば、環状
永久磁石2の焼結時、表面処理時、および、機械加工時
における縁部欠損の発生を防止することができ、生産性
の向上が図れる。
【0019】特に、極異方性のネオジム・鉄・ボロン磁
石等の希土類磁石を使用している環状永久磁石2におい
ては、極の切り換わり部で割れが発生しやすい。環状永
久磁石2の軸方向の端面の上述の溝の数をm、極数をn
として、m=n/k(kは1、または2以上の偶数)の
関係を保ち、極の切り換わり目と溝の立ち上がり部とを
一致させないようにすることにより割れの発生が防止さ
れる。また、m=nとして、極の中央の位置で溝が立ち
上がる形状にすることにより、環状永久磁石2の割れが
防止されるとともに、環状永久磁石2の各極の磁力が均
一化され、回転位置によるトルクむらが防止される。
石等の希土類磁石を使用している環状永久磁石2におい
ては、極の切り換わり部で割れが発生しやすい。環状永
久磁石2の軸方向の端面の上述の溝の数をm、極数をn
として、m=n/k(kは1、または2以上の偶数)の
関係を保ち、極の切り換わり目と溝の立ち上がり部とを
一致させないようにすることにより割れの発生が防止さ
れる。また、m=nとして、極の中央の位置で溝が立ち
上がる形状にすることにより、環状永久磁石2の割れが
防止されるとともに、環状永久磁石2の各極の磁力が均
一化され、回転位置によるトルクむらが防止される。
【0020】環状永久磁石の軸方向の両端面部に延在す
る部分における充填部材の外径を、環状永久磁石の外径
よりも小くすれば、この差の部分に金型を当接させるこ
とができ金型の位置決めが容易になる。
る部分における充填部材の外径を、環状永久磁石の外径
よりも小くすれば、この差の部分に金型を当接させるこ
とができ金型の位置決めが容易になる。
【0021】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2による回転子の構成を示す断面図である。図にお
いて、5a、5bは板状部材である。この板状部材5
a、5bは、図6に示されるように中心に、孔7を有し
ている。回転子軸1が、板状部材5a、5bの孔7に貫
通している状態で、板状部材5a、5bと、回転子軸1
と、環状永久磁石2と、を充填部材3により固着一体化
することにより回転子が組み立てられる。実施の形態1
と同一符号の部分は、実施の形態1におけるものと同一
なので説明を省略する。
形態2による回転子の構成を示す断面図である。図にお
いて、5a、5bは板状部材である。この板状部材5
a、5bは、図6に示されるように中心に、孔7を有し
ている。回転子軸1が、板状部材5a、5bの孔7に貫
通している状態で、板状部材5a、5bと、回転子軸1
と、環状永久磁石2と、を充填部材3により固着一体化
することにより回転子が組み立てられる。実施の形態1
と同一符号の部分は、実施の形態1におけるものと同一
なので説明を省略する。
【0022】次に、これらの板状部材を用いた回転子の
組み立て方法について詳細に説明する。まず、板状部材
5a、環状永久磁石2、板状部材5bの順番で、それぞ
れを回転子軸1に通す。次に、充填補助具を用いて、回
転子軸1および環状永久磁石2の隙間、および、環状永
久磁石2の軸方向の両端面の外側の部分に充填部材3を
充填して、回転子軸1と環状永久磁石2とを固着一体化
させる。次に、充填補助具を取り外した後、円周方向に
N極とS極とが交互に配されるように着磁する。
組み立て方法について詳細に説明する。まず、板状部材
5a、環状永久磁石2、板状部材5bの順番で、それぞ
れを回転子軸1に通す。次に、充填補助具を用いて、回
転子軸1および環状永久磁石2の隙間、および、環状永
久磁石2の軸方向の両端面の外側の部分に充填部材3を
充填して、回転子軸1と環状永久磁石2とを固着一体化
させる。次に、充填補助具を取り外した後、円周方向に
N極とS極とが交互に配されるように着磁する。
【0023】上述のように、モータは運転時において環
状永久磁石2と回転軸1との間に円周方向の力が発生す
るが、回り止めのために実施の形態1のように対処した
だけでは、この力が充填部材3の材料強度を超えてしま
う場合がある。このような場合においても、この実施の
形態2によれば、板状部材5a、5bと充填部材3とか
らなる部分の曲げ弾性率が十分大きくなるように、板状
部材5a、5bを選定すれば対応でき、充填部材3を変
更せずに済む。板状部材5a、5bが回転軸1に固定さ
れているか否かに関係なく、このような効果を奏する
が、板状部材5a、5bが回転軸1に固定されていれ
ば、充填部材3と回転軸1との間の固着強度の向上が図
れる。
状永久磁石2と回転軸1との間に円周方向の力が発生す
るが、回り止めのために実施の形態1のように対処した
だけでは、この力が充填部材3の材料強度を超えてしま
う場合がある。このような場合においても、この実施の
形態2によれば、板状部材5a、5bと充填部材3とか
らなる部分の曲げ弾性率が十分大きくなるように、板状
部材5a、5bを選定すれば対応でき、充填部材3を変
更せずに済む。板状部材5a、5bが回転軸1に固定さ
れているか否かに関係なく、このような効果を奏する
が、板状部材5a、5bが回転軸1に固定されていれ
ば、充填部材3と回転軸1との間の固着強度の向上が図
れる。
【0024】板状部材5a、5bにおいて、孔7が設け
られていなくても上述の効果は得られるが、孔7が設け
られていれば、充填部材3が孔7を貫通するので充填部
材3と板状部材との間の結合強度がより向上する。
られていなくても上述の効果は得られるが、孔7が設け
られていれば、充填部材3が孔7を貫通するので充填部
材3と板状部材との間の結合強度がより向上する。
【0025】図7(a)は、他の板状部材の斜視図であ
る。図において、9は円周方向に配列された軸方向の突
起である。これらの突起9を設けることにより、充填部
材3と板状部材との間の円周方向の固着強度が向上し、
信頼性が向上する。
る。図において、9は円周方向に配列された軸方向の突
起である。これらの突起9を設けることにより、充填部
材3と板状部材との間の円周方向の固着強度が向上し、
信頼性が向上する。
【0026】図7(b)、(c)のように、円周方向に
配列された半径方向の折り曲げ、または、凹凸部が設け
られた板状部材であっても同様の効果が得られる。
配列された半径方向の折り曲げ、または、凹凸部が設け
られた板状部材であっても同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、励磁
巻線を有しこの励磁巻線により回転磁界を発生する固定
子と、固定子の回転磁界により回転する回転子と、を備
えたモータにおいて、回転子は、回転子軸と、軸方向の
両端面部に凹凸が設けられた環状永久磁石と、回転子軸
が環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石と回転子
軸とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向の両端面
部まで延在する充填部材と、を有するようにしたので、
回転子軸と環状永久磁石との間の固着強度が向上し信頼
性を向上できる効果がある。
巻線を有しこの励磁巻線により回転磁界を発生する固定
子と、固定子の回転磁界により回転する回転子と、を備
えたモータにおいて、回転子は、回転子軸と、軸方向の
両端面部に凹凸が設けられた環状永久磁石と、回転子軸
が環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石と回転子
軸とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向の両端面
部まで延在する充填部材と、を有するようにしたので、
回転子軸と環状永久磁石との間の固着強度が向上し信頼
性を向上できる効果がある。
【0028】また、励磁巻線を有しこの励磁巻線により
回転磁界を発生する固定子と、固定子の回転磁界により
回転する回転子と、を備えたモータにおいて、回転子
は、回転子軸と、軸方向の両端面部に軸と直交する方向
に所定数の溝が設けられた環状永久磁石と、回転子軸が
環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石と回転子軸
とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向の両端面部
まで延在する充填部材と、を有するようにしたので、回
転子軸と環状永久磁石との間の固着強度がより向上し信
頼性をより向上できる効果がある。
回転磁界を発生する固定子と、固定子の回転磁界により
回転する回転子と、を備えたモータにおいて、回転子
は、回転子軸と、軸方向の両端面部に軸と直交する方向
に所定数の溝が設けられた環状永久磁石と、回転子軸が
環状永久磁石に貫通した状態で環状永久磁石と回転子軸
とを固着するとともに環状永久磁石の軸方向の両端面部
まで延在する充填部材と、を有するようにしたので、回
転子軸と環状永久磁石との間の固着強度がより向上し信
頼性をより向上できる効果がある。
【0029】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部に
設けられた溝の数は、極数または極数以下の偶数であ
り、極の切り換わり目と溝の立ち上がり部とを一致させ
ないようにしたので、永久磁石の割れが防止され、信頼
性をさらに向上できる効果がある。
設けられた溝の数は、極数または極数以下の偶数であ
り、極の切り換わり目と溝の立ち上がり部とを一致させ
ないようにしたので、永久磁石の割れが防止され、信頼
性をさらに向上できる効果がある。
【0030】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部に
設けられた溝の数は、極数に等しく、環状永久磁石の各
極の中央の位置で溝が立ち上がるようにしたので、環状
永久磁石2の各極の磁力が均一化され、回転位置による
トルクむらの発生を防止できる効果がある。
設けられた溝の数は、極数に等しく、環状永久磁石の各
極の中央の位置で溝が立ち上がるようにしたので、環状
永久磁石2の各極の磁力が均一化され、回転位置による
トルクむらの発生を防止できる効果がある。
【0031】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部の
充填部材中に板状部材を設けるようにしたので、回転子
軸と環状永久磁石との間の固着強度が、さらに一層向上
し信頼性をさらに一層向上できる効果がある。
充填部材中に板状部材を設けるようにしたので、回転子
軸と環状永久磁石との間の固着強度が、さらに一層向上
し信頼性をさらに一層向上できる効果がある。
【0032】また、板状部材は鍔状の形状をなし、軸方
向の孔、または、軸方向の突起が所定数設けられている
ようにしたので、回転子軸と環状永久磁石との間の固着
強度が、さらに一層向上し信頼性をさらに一層向上でき
る効果がある。
向の孔、または、軸方向の突起が所定数設けられている
ようにしたので、回転子軸と環状永久磁石との間の固着
強度が、さらに一層向上し信頼性をさらに一層向上でき
る効果がある。
【0033】また、板状部材は充填部材の充填前に回転
軸に固定されているようにしたので、回転子軸との固着
強度がより一層向上し信頼性をさらに一層向上できる効
果がある。
軸に固定されているようにしたので、回転子軸との固着
強度がより一層向上し信頼性をさらに一層向上できる効
果がある。
【0034】また、環状永久磁石の軸方向の両端面部に
延在する部分における充填部材の外径は、環状永久磁石
の外径よりも小くするようにしたので、金型の位置決め
が容易となり生産性を向上できるとともに、充填部材の
充填時において充填部材が環状永久磁石の外周へ漏れる
のを防止することができる。
延在する部分における充填部材の外径は、環状永久磁石
の外径よりも小くするようにしたので、金型の位置決め
が容易となり生産性を向上できるとともに、充填部材の
充填時において充填部材が環状永久磁石の外周へ漏れる
のを防止することができる。
【図1】 この発明の実施の形態1における回転子の構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図2】 図1における環状永久磁石の斜視図である。
【図3】 図1における回転子の断面図である。
【図4】 図1における回転子の組立方法を示す斜視図
である。
である。
【図5】 この発明の実施の形態2における回転子の断
面図である。
面図である。
【図6】 図5に示す板状部材の正面図である。
【図7】 図6とは別の板状部材の斜視図である。
1 回転軸 2 環状永久磁石 3 充填部材 5、5a、5b、8a、8b、8c 板状部材 6、7 孔 9 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 雄介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 八木 直樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA08 AB05 AC07 AD04 5H622 CA01 CA07 CB04 PP03 PP10 PP20
Claims (8)
- 【請求項1】 励磁巻線を有し上記励磁巻線により回転
磁界を発生する固定子と、上記固定子の回転磁界により
回転する回転子と、を備えたモータにおいて、 上記回転子は、回転子軸と、軸方向の両端面部に凹凸が
設けられた環状永久磁石と、上記回転子軸が上記環状永
久磁石に貫通した状態で上記環状永久磁石と上記回転子
軸とを固着するとともに上記環状永久磁石の軸方向の両
端面部まで延在する充填部材と、を有することを特徴と
するモータ。 - 【請求項2】 励磁巻線を有し上記励磁巻線により回転
磁界を発生する固定子と、上記固定子の回転磁界により
回転する回転子と、を備えたモータにおいて、 上記回転子は、回転子軸と、軸方向の両端面部に軸と直
交する方向に所定数の溝が設けられた環状永久磁石と、
上記回転子軸が上記環状永久磁石に貫通した状態で上記
環状永久磁石と上記回転子軸とを固着するとともに上記
環状永久磁石の軸方向の両端面部まで延在する充填部材
と、を有することを特徴とするモータ。 - 【請求項3】 環状永久磁石の軸方向の両端面部に設け
られた溝の数は、極数または極数以下の偶数であり、極
の切り換わり目と溝の立ち上がり部とが一致しない形状
になっていることを特徴とする請求項2記載のモータ。 - 【請求項4】 環状永久磁石の軸方向の両端面部に設け
られた溝の数は、極数に等しく、上記環状永久磁石の各
極の中央の位置で上記溝が立ち上がる形状になっている
ことを特徴とする請求項2記載のモータ。 - 【請求項5】 環状永久磁石の軸方向の両端面部の充填
部材中に板状部材を設けたことを特徴とする請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載のモータ。 - 【請求項6】 板状部材は鍔状の形状をなし、軸方向の
孔、または、軸方向の突起が所定数設けられていること
を特徴とする請求項5記載のモータ。 - 【請求項7】 板状部材は充填部材の充填前に回転軸に
固定されていることを特徴とする請求項5または請求項
6に記載のモータ。 - 【請求項8】 環状永久磁石の軸方向の両端面部に延在
する部分における充填部材の外径は、環状永久磁石の外
径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項7
のいずれかに記載のモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033692A JP2000232743A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033692A JP2000232743A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000232743A true JP2000232743A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12393482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11033692A Pending JP2000232743A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000232743A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004147493A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-05-20 | Aisin Seiki Co Ltd | モータ回転子の磁石固定構造 |
| JP2006288069A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nidec Sankyo Corp | モータ用ロータおよびモータ |
| JP2008145131A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Nippon Seiki Co Ltd | 液面検出装置 |
| EP2685607A1 (de) * | 2012-07-09 | 2014-01-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Fixierung von Permanentmagneten an einem Rotor |
| WO2022149527A1 (ja) * | 2021-01-07 | 2022-07-14 | 株式会社マグネイチャー | 界磁子、並びに、回転子およびこれを備える回転電機 |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP11033692A patent/JP2000232743A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2008145131A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Nippon Seiki Co Ltd | 液面検出装置 |
| EP2685607A1 (de) * | 2012-07-09 | 2014-01-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Fixierung von Permanentmagneten an einem Rotor |
| US9431861B2 (en) | 2012-07-09 | 2016-08-30 | Siemens Aktiengesellschaft | Fixing permanent magnets to a rotor |
| WO2022149527A1 (ja) * | 2021-01-07 | 2022-07-14 | 株式会社マグネイチャー | 界磁子、並びに、回転子およびこれを備える回転電機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040623 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041214 |