JP2000233684A - 自動車用の前照灯配光制御装置 - Google Patents

自動車用の前照灯配光制御装置

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JP2000233684A
JP2000233684A JP11037513A JP3751399A JP2000233684A JP 2000233684 A JP2000233684 A JP 2000233684A JP 11037513 A JP11037513 A JP 11037513A JP 3751399 A JP3751399 A JP 3751399A JP 2000233684 A JP2000233684 A JP 2000233684A
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preceding vehicle
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glare
cut line
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JP11037513A
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English (en)
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Kiyotaka Ozaki
清孝 尾崎
Kinya Iwamoto
▲きん▼也 岩本
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2300/00Indexing codes for automatically adjustable headlamps or automatically dimmable headlamps
    • B60Q2300/05Special features for controlling or switching of the light beam
    • B60Q2300/056Special anti-blinding beams, e.g. a standard beam is chopped or moved in order not to blind

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カットラインの制御に要する時間を従来技術
と比べて短縮することができ、従って、カットライン制
御の遅れに起因する先行車の運転者へのグレアを最小限
に抑えることができると共に、前方視認性の素早い確保
を実現することができる自動車用の前照灯配光制御装置
を提供する。 【解決手段】 カットラインを変化させて先行車の運転
者に対するグレアを規制可能な前照灯2と、前照灯2の
カットラインを変更駆動するカットライン駆動手段と、
先行車の位置を検出する先行車検出手段4,7と、前照
灯2が先行車の運転者にグレアを与えるグレア領域を予
め設定する先行車グレア領域設定手段7と、先行車検出
手段4,7が検出した先行車がグレア領域内となると
き、グレアを抑制するようにカットライン駆動手段を作
動制御する制御手段と7を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両前方を照射す
る前照灯の配光を制御する自動車用の前照灯配光制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の前照灯は、対向車や先行車が存
在しない場合に遠距離領域まで照射する所謂走行ビーム
と、対向車や先行車が存在する場合に、対向車や先行車
の運転者に所謂グレア(幻惑)を与えないよう上向きの
光をカットして近距離領域を照射する所謂すれ違いビー
ムとの2段階に切り替え可能となっている。
【0003】そして、すれ違いビームでは、対向車や先
行車の運転者にグレアを与えないように、対向車側(左
側走行の場合は右側)のカットラインは、左右一対の前
照灯の光軸を結ぶ水平ラインより下方に位置する水平な
カットラインとされている。歩行者側(左側走行の場合
は左側)のカットラインは、前方及び側方の視認性を向
上させるために、前記水平ラインに対して15度程度上
向きに傾斜したカットラインとされている。
【0004】しかしながら、走行ビームは先行車の運転
者にグレアを与え、すれ違いビームでは視認性向上に限
界がある。このため、前照灯の配光を制御して前方及び
側方の視認性を向上させる自動車用の前照灯配光制御装
置が、例えば、特開平6−275104号公報,特開平
7−21803号公報,特開平8−183385号公報
等に記載されている。
【0005】特開平8−183385号公報には、ステ
アリングホイールの操作に連動して前照灯の照射範囲を
拡大あるいは移動させることにより、該照射範囲を自車
の旋回方向へ変更するものが記載されている。このた
め、同公報に記載のものは、カーブ走行時や右左折時等
の自車旋回時には、自車の前方及び側方の両視認性を向
上させることができる。
【0006】特開平6−275104号公報及び特開平
7−21803号公報には、画像処理により検出した先
行車に基づき前照灯のカットラインを変化させて先行車
の運転者へのグレアを最小限に抑えるものが記載されて
いる。このため、これらの公報に記載のものは、自車前
方に先行車が存在する状況での先行車の運転者に対する
グレアを最小限に抑えつつ、自車の前方及び側方の両視
認性を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−183385号公報に記載のものでは、自車前方に
先行車が存在する状況での先行車の運転者に対するグレ
ア防止に関しては考慮していない。
【0008】特開平6−275104号公報及び特開平
7−21803号公報に記載のものでは何れも、検出し
た先行車に対して前照灯のカットラインの位置を変化さ
せるようになっている。このため、先行車の運転者に対
するグレアを防止するには、先行車の運転者にグレアを
与える高照度光が先行車の少なくともルームミラーに届
かない基準位置を先行車に対して特定し、その特定した
基準位置が前照灯のカットラインの位置となるように該
カットラインを変化させる必要がある。
【0009】従って、これらの公報に記載のものでは、
前記基準位置を特定する必要があり、その結果、先行車
を検出してから前照灯のカットラインを制御するまでに
時間がかかり、カットライン制御の遅れによって先行車
の運転者にグレアを与える可能性がある。
【0010】そこで、本発明では、カットラインの制御
に要する時間を従来技術と比べて短縮することができ、
従って、カットライン制御の遅れに起因する先行車の運
転者へのグレアを最小限に抑えることができると共に、
前方及び側方の両視認性の素早い確保を実現することが
できる自動車用の前照灯配光制御装置を提供することを
課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、照射
光の明暗境界線としてのカットラインを変化させて先行
車の運転者に対するグレアを規制可能な前照灯と、該前
照灯のカットラインを変更駆動するカットライン駆動手
段と、自車の前方を走行する先行車の位置を検出する先
行車検出手段と、前記前照灯が先行車の運転者にグレア
を与えるグレア領域を予め設定する先行車グレア領域設
定手段と、前記先行車検出手段が検出した先行車の位置
が前記設定したグレア領域内となるとき、前記グレアを
抑制するように前記カットライン駆動手段を作動制御す
る制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用の前照灯配光制御装置であって、自車の操舵角を検出
する操舵角検出手段と、前照灯の照射範囲を変更する照
射範囲変更手段とを備え、前記操舵角検出手段が検出し
た操舵角に基づき、前記制御手段は、前記照射範囲変更
手段により前照灯の照射範囲を自車の旋回方向へ変更す
ると共に、前記先行車グレア領域設定手段は、前記グレ
ア領域を再設定することを特徴としている。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
自動車用の前照灯配光制御装置であって、前記先行車グ
レア領域設定手段は、車両のサイドミラー又はルームミ
ラーの何れかの下端までの高さである基準高さでの照度
が、先行車の運転者にグレアを与えるグレア限界照度以
上の照度となる路面上での領域を前記グレア領域として
設定することを特徴としている。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか
に記載の自動車用の前照灯配光制御装置であって、前記
先行車グレア領域設定手段は、前記先行車検出手段が先
行車後端位置で先行車を検出する場合に、前記グレア領
域の車幅方向側部を車幅相当分拡大させて、前記グレア
領域を補正することを特徴としている。
【0015】請求項5の発明は、請求項4記載の自動車
用の前照灯配光制御装置であって、前記先行車グレア領
域設定手段は、前記グレア領域を補正する場合に、該グ
レア領域の車幅方向両側部の拡大量をそれぞれ大型乗用
車の車幅相当分とすることを特徴としている。
【0016】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
に記載の自動車用の前照灯配光制御装置であって、前記
前照灯は、すれ違いビームのカットラインを変化させる
可動シェードを備えていることを特徴としている。
【0017】請求項7の発明は、請求項6記載の自動車
用の前照灯配光制御装置であって、前記可動シェード
は、すれ違いビームの歩行者側のカットラインのみを車
両上下方向上方へ変化させることを特徴としている。
【0018】請求項8の発明は、請求項1〜7の何れか
に記載の自動車用の前照灯配光制御装置であって、前記
先行車検出手段は、自車から先行車までの車間距離と、
自車に対する先行車の方向角と、先行車の車幅とを検出
するレーダ装置を備え、該レーダ装置が検出した前記車
間距離,方向角及び車幅に基づいて先行車を検出するこ
とを特徴としている。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明では、先行車グレア領域
設定手段は、前照灯が先行車の運転者にグレアを与える
グレア領域を予め設定し、制御手段は、先行車検出手段
が検出した先行車の位置がグレア領域内となるとき、グ
レアを抑制するようにカットライン駆動手段を作動制御
するので、制御手段は、先行車検出手段が全ての先行車
を検出した後に、先行車の運転者にグレアを与える高照
度光が先行車の少なくともルームミラーに届かない基準
位置を先行車に対して特定する必要は無い。
【0020】しかも、請求項1の発明では、先行車グレ
ア領域設定手段は、前照灯が先行車の運転者にグレアを
与えるグレア領域を予め設定するので、グレア領域の設
定を先行車の検出前に行うことができ、先行車を検出し
てから前照灯のカットラインを制御するまでの制御時間
からグレア領域の設定に要する時間を除くことができ
る。
【0021】従って、請求項1の発明では、全ての先行
車を検出した後に前記基準位置を先行車に対して特定す
る必要がある従来技術と比べて、カットラインの制御に
要する時間を短縮することができ、その結果、カットラ
イン制御の遅れに起因する先行車の運転者へのグレアを
最小限に抑えることができると共に、前方及び側方の両
視認性の素早い確保を実現することができる。
【0022】また、請求項1の発明では、先行車グレア
領域設定手段は、前照灯が先行車の運転者にグレアを与
えるグレア領域を予め設定し、制御手段は、先行車検出
手段が検出した先行車の位置がグレア領域内となると
き、グレアを規制するようにカットライン駆動手段を作
動制御するので、先行車の運転者に対するグレアを確実
に防止することもできる。
【0023】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加えて、制御手段は、操舵角検出手段が検出した操
舵角に基づき前照灯の照射範囲を自車の旋回方向へ変更
するので、カーブ走行時や右左折時等の自車旋回時であ
っても、前方及び側方の両視認性を向上させることがで
きる。
【0024】しかも、先行車グレア領域設定手段は、操
舵角検出手段が検出した操舵角に基づきグレア領域を再
設定するので、自車旋回時には、自車の旋回方向への前
照灯の照射範囲の変更に伴ってグレア領域を再設定する
ことができ、従って、自車旋回時であっても、先行車の
運転者へのグレアを最小限に抑えることができると共
に、前方及び側方の両視認性の素早い確保を実現するこ
とができる。
【0025】請求項3の発明では、請求項1,2の発明
の効果に加えて、先行車グレア領域設定手段が、車両の
ルームミラー下端までの高さを基準高さとし、その基準
高さでの照度がグレア限界照度以上の照度となる路面上
での領域をグレア領域として設定した場合には、グレア
限界照度以上の照度光が先行車のルームミラーで反射し
て先行車の運転者にグレアを与えるのを確実に防止しつ
つ、自車の前方及び側方の両視認性の向上を図ることが
できる。
【0026】また、請求項3の発明では、先行車グレア
領域設定手段が、車両のサイドミラー下端までの高さを
基準高さとし、その基準高さでの照度がグレア限界照度
以上の照度となる路面上での領域をグレア領域として設
定した場合には、グレア限界照度以上の照度光が先行車
のルームミラーで反射して先行車の運転者にグレアを与
えるのを確実に防止すると共に、グレア限界照度以上の
照度光が先行車のサイドミラーで反射して先行車の運転
者にグレアを与えるのも確実に防止しつつ、自車の前方
及び側方の両視認性の向上を図ることができる。
【0027】請求項4の発明では、請求項1〜3の発明
の効果に加えて、先行車検出手段が先行車後端位置で先
行車を検出すると、先行車グレア領域設定手段によるグ
レア領域の補正前は、グレア領域の車幅方向境界線近傍
のグレア領域外に先行車が検出されていても該先行車の
ルームミラーとサイドミラーの少なくとも一方はグレア
領域内に位置している場合が生じ得るが、この場合を補
正後は無くすことができる。
【0028】従って、先行車検出手段が先行車後端位置
で先行車を検出する場合であっても、グレア領域の車幅
方向側部の設定を適正に行ってグレア領域の車幅方向境
界線近傍に位置する先行車の運転者へのグレアを防止す
ることができる。
【0029】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加えて、補正前のグレア領域外における該グレア領
域の車幅方向境界線近傍に検出された先行車が軽自動車
である場合は勿論、該先行車が大型乗用車であっても、
該先行車のルームミラーとサイドミラーの少なくとも一
方が補正前のグレア領域内に位置している先行車を補正
後は確実にグレア領域内とすることができる。従って、
先行車検出手段が先行車後端位置で先行車を検出する場
合には、グレア領域の車幅方向側部の適正な設定を確実
に行うことができる。
【0030】請求項6の発明では、請求項1〜5の発明
の効果に加えて、前照灯は、すれ違いビームのカットラ
インを変化させる可動シェードを備えているので、可動
シェードですれ違いビームのカットラインを変化させる
ことにより、すれ違いビームと走行ビームとの間で前照
灯の配光制御を行うことができ、従って、対向車及び先
行車の運転者に対するグレアを最小限に抑えつつ、自車
の前方及び側方の両視認性を向上させることができる。
【0031】請求項7の発明では、請求項6の発明の効
果に加えて、可動シェードは、すれ違いビームの歩行者
側のカットラインのみを車両上下方向上方へ変化させる
ので、すれ違いビームの対向車側のカットラインは可動
シェードが可動しても不変であり、従って、可動シェー
ドがすれ違いビームの歩行者側のカットラインを車両上
下方向上方へ変化させているときに対向車が急接近して
きた場合であっても、対向車の運転者へのグレアを最小
限に抑えることができる。
【0032】請求項8の発明では、請求項1〜7の発明
の効果に加えて、先行車検出手段は、レーダ装置が検出
した検出結果に基づいて先行車を検出するので、先行車
検出手段が画像処理によって先行車を検出する場合と比
べて、検出時間を短縮することができ、その結果、先行
車検出手段の検出結果に基づくカットライン制御の制御
時間を短縮することができて、カットライン制御の遅れ
に起因する先行車の運転者へのグレアをより速く最小限
に抑えることができると共に、前方及び側方の両視認性
のより素早い確保を実現することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る前照灯制御装置を備えた自動車を示す斜視図である。
図1に示すように、この自動車1は、その前端部の車両
幅方向両側にそれぞれ前照灯2を備えている。フロント
バンパー3の下方には、自車1から先行車までの車間距
離と、自車1に対する先行車の方向角と、先行車の車幅
とを検出するレーダ装置としてのレーザレーダ4が配設
されている。
【0034】インストルメント内部には、ステアリング
ホイール5の操舵角を検出する操舵角検出手段としての
操舵角センサ6と、前照灯2制御用のコントローラ7と
が配設されている。なお、図1において、符号8は、側
方確認用のサイドミラーを示し、符号9は、後方確認用
のルームミラーを示している。
【0035】図2は、本実施形態に係る前照灯制御装置
の機能ブロック図である。図2に示すように、コントロ
ーラ7は、操舵角センサ6が検出した操舵角に基づい
て、公知の構造(例えば、特開平8−183385号公
報の図7等)で前照灯2を車幅方向へ回動させることに
より、前照灯2の照射範囲を自動車1の旋回方向へ移動
させる前照灯2の左右制御を行っている。従って、前記
公知の構造は、前照灯2の照射範囲を変更する照射範囲
変更手段を有している。
【0036】なお、本実施形態では、照射範囲変更手段
は、前照灯2を車幅方向へ回動させて前照灯の照射範囲
を左右へ移動させている。しかし、照射範囲変更手段
は、例えば特開平8−183385号公報に記載されて
いるように、前照灯のリフレクタの一部を車幅方向へ回
動させて前照灯の照射範囲を側方へ拡大させるものであ
っても良く、あるいは、前照灯の照射範囲を左右へ移動
させると共に側方へ拡大させるものであっても良い。
【0037】コントローラ7は、レーザレーダ4からの
検出信号に基づいて先行車の位置を検出すると共に、先
行車を検出した場合には前照灯2のカットラインを変化
させるカットライン制御も行っている。従って、レーザ
レーダ4とコントローラ7とは、先行車の位置を検出す
る先行車検出手段を構成し、コントローラ7は、前照灯
2のカットラインを制御する制御手段も構成している。
【0038】図3は、すれ違いビーム用の前照灯を模式
的に示す断面図である。図3に示すように、この前照灯
2はプロジェクタタイプのものである。ランプボディ1
0の一方の開口部には、凸レンズ11が固定され、ラン
プボディ10の他方の開口部には、凸レンズ11の光軸
H上に発光点が位置するようにバルブ12が取り付けら
れている。
【0039】ランプボディ10のバルブ12側は、楕円
反射面を有するリフレクタ13とされている。バルブ1
2からの発光は、リフレクタ13によってバルブ12と
凸レンズ11との間の集光点に一度集光される。この集
光点付近には、バルブ12からの発光の一部を遮光して
前照灯2のカットラインを形成するシェード20が配設
されている。
【0040】このシェード20は、固定シェード21
と、この固定シェード21に回動可能に取り付けられた
可動シェード22とからなっている。この可動シェード
22は、前照灯2のカットラインを変更駆動するソレノ
イド23によって回動させられる。従って、可動シェー
ド22とソレノイド23とは、カットライン駆動手段を
構成している。
【0041】図4は、図3に示すもののZ矢視図であ
り、(a)はソレノイドがOFFの状態を示し、(b)
はソレノイドがONの状態を示している。図5は、前照
灯のカットラインの変化を示す説明図である。
【0042】図4(a)に示すように、ソレノイド23
がOFFの状態では、前照灯2のカットラインを形成す
るシェード20の上端ラインは、固定シェード21の上
端ライン21aと可動シェード22の上端ライン22a
とからなっている。このため、ソレノイド23がOFF
の状態では、図5に示すように、前照灯2のカットライ
ンKは低いカットラインK1となる。なお、このカット
ラインK1は、すれ違いビームのカットラインである。
【0043】図4(b)に示すように、ソレノイド23
がONの状態では、ソレノイド23により可動シェード
22が回動して可動シェード22の右側が下降し、可動
シェード22の上端ライン22aに代わり固定シェード
21の上端ライン21aの右側が現れて、前照灯2の配
光のカットラインを形成するシェード20の上端ライン
は、固定シェード21の上端ライン21aのみとなる。
【0044】このため、ソレノイド23がONの状態で
は、図5に示すように、前照灯2のカットラインKは、
すれ違いビームのカットラインである低いカットライン
K1の歩行者側(左側)が上向きに切り上がって高いカ
ットラインK2となる。
【0045】従って、前照灯2のカットラインKは、歩
行者側(左側)のカットラインKのみが車両上下方向へ
変化している。対向車側(右側)のカットラインKは、
すれ違いビームのカットラインのまま不変とされ、左右
一対の前照灯2,2の光軸Hを結ぶ水平ラインLより下
方で水平ラインLと平行に形成されている。
【0046】図6は、先行車に対する前照灯のカットラ
インの変化を示す説明図である。図6に示すように、低
いカットラインK1は、先行車Aの左右一対のサイドミ
ラー8,8の下端縁を結ぶ基準直線Mより下方に位置し
ている。
【0047】このため、低いカットラインK1の場合に
は、ルームミラー9で反射した反射光による先行車Aの
運転者へのグレアを防止できるのは勿論、サイドミラー
8で反射した反射光による先行車Aの運転者へのグレア
を防止することもできる。
【0048】高いカットラインK2は、歩行者側のカッ
トラインが低いカットラインK1より車両上方へ位置し
ている。このため、高いカットラインK2の場合は、低
いカットラインK1の場合と比べて、車両前方と歩行者
側の車両側方との視認性が向上する。
【0049】しかしながら、高いカットラインK2は、
その一部が基準直線Mより上方に位置している。このた
め、高いカットラインK2の場合には、自車1と先行車
Aとの相対位置によっては、先行車Aのルームミラー9
やサイドミラー8で反射して先行車Aの運転者にグレア
を与える可能性がある。
【0050】図7は、直線走行時の前照灯の照射範囲を
示す説明図である。図7において、符号Gは、図6に示
す高いカットラインK2での前照灯2の照度が、先行車
Aの運転者にグレアを与えるグレア限界照度以上の照度
となるグレア領域を示している。
【0051】本実施形態では、グレア限界照度としては
同業者の間で一般的に用いられている数値の1ルクスを
採用し、基準直線Mの高さとしては0.8mを採用してい
る。この0.8mという高さは概ね、車高が最も低いスポ
ーツ車のサイドミラー8下端までの高さである。
【0052】図7に示すように、前照灯2のカットライ
ンKが高いカットラインK2の場合には、先行車A1の
左側サイドミラー8とルームミラー9並びに先行車A2
の右側サイドミラー8とルームミラー9がグレア領域G
内に位置し、先行車A3と先行車A4とはグレア領域G
外に位置している。
【0053】このため、前照灯2のカットラインKが高
いカットラインK2の場合には、先行車A1,A2の運
転者にグレアを与えることとなり、前照灯2のカットラ
インKを低いカットラインK1に切り換える必要があ
る。以下に、前照灯2のカットラインK制御について説
明する。
【0054】図8は、直線走行時に前照灯のカットライ
ンを制御するフローチャートである。図8に示すよう
に、コントローラ7は、ステップS100では、前照灯
2のカットラインKが高いカットラインK2である場合
のグレア領域Gを設定する。従って、コントローラ7
は、グレア領域Gを予め設定する先行車グレア領域設定
手段を構成している。
【0055】コントローラ7は、ステップS101で
は、レーザレーダ4を照射して、自車1から先行車Aま
での車間距離と、自車1に対する先行車Aの方向角とを
読み込む。ステップS102では、先行車Aを検出した
か否かを判定し、先行車Aを検出した場合にはステップ
S103へ移行し、先行車Aを検出しなかった場合には
ステップS105へ移行する。
【0056】ステップS103では、ステップS100
で予め設定したグレア領域G内に先行車Aが存在するか
否かを判定する。グレア領域G内に先行車Aが存在する
場合にはステップS104へ移行し、グレア領域G内に
先行車Aが存在しない場合にはステップS105へ移行
する。ステップS104では、前照灯2のカットライン
Kを低いカットラインK1にする。ステップS105で
は、前照灯2のカットラインKを高いカットラインK2
にする。
【0057】従って、本実施形態では、先行車Aが存在
しない場合や、先行車Aが存在してもグレア領域G内に
先行車Aが存在しない場合には、前照灯2のカットライ
ンKは高いカットラインK2となって、自車1の前方及
び側方の両視認性が向上する。グレア領域G内に先行車
Aが存在する場合には、前照灯2のカットラインKは低
いカットラインK1となり、先行車Aの運転者へのグレ
アを最小限に抑えることもできる。
【0058】ところで、特開平6−275104号公報
及び特開平7−21803号公報に記載のものは何れ
も、先行車Aの運転者に対するグレアを防止するには、
先行車Aを検出した後、先行車Aの運転者にグレアを与
えるグレア限界照度以上の照度光が先行車Aの少なくと
もルームミラー9に届かない基準位置を先行車Aに対し
て特定し、その特定した基準位置が前照灯2のカットラ
インKの位置となるようにカットラインKを変化させる
必要がある。
【0059】これに対し、本実施形態では、前照灯2が
先行車Aの運転者にグレアを与えるグレア領域Gを予め
設定し、検出した先行車Aがグレア領域G内となると
き、先行車Aがグレア領域G外となるように前照灯2の
カットラインKを変化させるので、全ての先行車Aを検
出した後に前記基準位置を先行車Aに対して特定する必
要は無い。しかも、グレア領域Gの設定は先行車Aの検
出前に行うので、グレア領域Gの設定に要する時間は、
先行車Aを検出してから前照灯2のカットラインKを制
御するまでの制御時間に含まれない。
【0060】従って、本実施形態では、先行車Aを検出
した後に前記基準位置を先行車Aに対して特定する必要
がある従来技術と比べて、先行車Aを検出してから前照
灯2のカットラインKを制御するまでの制御時間を短縮
することができ、その結果、カットラインK制御の遅れ
に起因する先行車Aの運転者へのグレアを最小限に抑え
ることができると共に、前方及び側方の両視認性の素早
い確保を実現することができる。
【0061】また、本実施形態では、前照灯2が先行車
Aの運転者にグレアを与えるグレア領域Gを予め設定
し、検出した先行車Aがグレア領域G内となるとき、先
行車Aがグレア領域G外となるように前照灯2のカット
ラインKを変化させるので、先行車Aの運転者に対する
グレアを確実に防止することもできる。
【0062】加えて、本実施形態では、図6に示す基準
直線Mの高さとして、車高が最も低いスポーツ車におけ
るサイドミラー下端の高さ程度の0.8mを採用している
ので、普通乗用車等が先行車Aである場合は勿論、普通
自動車より車高が低い軽自動車やスポーツ車等が先行車
Aであっても、先行車Aの運転者に対するグレアを防止
することもできる。
【0063】しかも、本実施形態では、左右一対のサイ
ドミラー8,8の下端を結ぶ基準直線Mの高さでの前照
灯2の照度が1ルクス以上の照度となる領域をグレア領
域Gとして設定しているので、1ルクス以上の照度光が
先行車Aのルームミラー9で反射して先行車Aの運転者
にグレアを与えるのを確実に防止することができると共
に、1ルクス以上の照度光が先行車Aのサイドミラー8
で反射して先行車Aの運転者にグレアを与えるのを確実
に防止することもできる。
【0064】従って、本実施形態では、普通自動車より
車高が低い軽自動車やスポーツ車等が先行車Aであって
も、1ルクス以上の照度光が先行車Aのルームミラー9
及びサイドミラー8で反射して先行車Aの運転者にグレ
アを与えるのを防止しつつ、自車1の前方及び側方の両
視認性の向上を図ることができる。
【0065】また、本実施形態では、前照灯2の可動シ
ェード22を回動させることによって、すれ違いビーム
と走行ビームとの間で前照灯2のカットラインK制御を
行うことができるので、対向車及び先行車Aの運転者に
対するグレアを最小限に抑えつつ、自車1の前方及び側
方の両視認性を向上させることができる。
【0066】しかも、前照灯2の可動シェード22はす
れ違いビームの歩行者側のカットラインKのみを車両上
下方向上方へ変化させるので、すれ違いビームの対向車
側のカットラインKは可動シェード22が回動しても不
変であり、従って、可動シェード22がすれ違いビーム
の歩行者側のカットラインKを車両上下方向上方へ変化
させているときに対向車が接近してきた場合であって
も、対向車の運転者へのグレアを最小限に抑えることが
できる。
【0067】更に、本実施形態では、自車1から先行車
Aまでの車間距離と、自車1に対する先行車Aの方向角
とを検出するレーザレーダ4を備え、そのレーザレーダ
4が検出した前記車間距離及び方向角に基づいて先行車
の位置を検出するので、画像処理によって先行車Aの位
置を検出する場合と比べて、先行車Aの位置検出時間を
短縮することもできる。
【0068】従って、本実施形態では、画像処理によっ
て先行車Aの位置を検出する場合と比べて、カットライ
ン制御の遅れに起因する先行車Aの運転者へのグレアを
より速く最小限に抑えることができると共に、前方及び
側方の両視認性のより素早い確保を実現することもでき
る。
【0069】なお、本実施形態では、レーザレーダ4を
使用して先行車Aの位置を検出しているが、レーザレー
ダ4に代えて例えばミリ波レーダ等を採用しても良いの
は勿論である。
【0070】ここで、カーブ走行時や右左折時等の自車
1旋回時における前照灯2のカットラインK制御につい
て、カーブ走行時を例に説明する。図9は、カーブ走行
時の前照灯の照射範囲を示す説明図である。図10は、
カーブ走行時に前照灯のカットラインを制御するフロー
チャートである。
【0071】図9に示すように、カーブ走行時には、コ
ントローラ7は、操舵角センサ6が検出した操舵角θH
に基づいて前照灯2の照射範囲を自車1の旋回方向へ移
動させ、レーザレーダ4は、自車1から先行車Aまでの
車間距離Xと、自車1に対する先行車Aの方向角θLと
を検出する。
【0072】そして、コントローラ7は、レーザレーダ
4の検出データに基づいて先行車Aの検出を行い、先行
車Aを検出した場合には、前照灯2の照射範囲の移動に
応じてグレア領域Gを再設定し、その再設定したグレア
領域Gに基づいて前照灯2カットラインKを制御する。
【0073】すなわち、図10に示すように、コントロ
ーラ7は、ステップS200では、前照灯2のカットラ
インKが高いカットラインK2である場合のグレア領域
Gを設定する。ステップS201では、操舵角センサ6
が検出したステアリングホイール5の操舵角θHを入力
すると共に、レーザレーダ4を照射して自車1から先行
車Aまでの車間距離Xと、自車1に対する先行車Aの方
向角θLとを入力する。
【0074】ステップS202では、先行車Aを検出し
たか否かを判定し、先行車Aを検出した場合にはステッ
プS203へ移行し、先行車Aを検出しなかった場合に
はステップS206へ移行する。
【0075】ステップS203では、ステップS201
で入力した操舵角θHに基づいて、ステップS200で
予め設定したグレア領域Gを自車1の旋回方向へ移動さ
せ、グレア領域Gを再設定する。
【0076】ステップS204では、ステップS203
で再設定したグレア領域G内に先行車Aが存在するか否
かを判定する。グレア領域G内に先行車Aが存在する場
合にはステップS205へ移行し、グレア領域G内に先
行車Aが存在しない場合にはステップS206へ移行す
る。ステップS205では、前照灯2のカットラインK
を低いカットラインK1にする。ステップS206で
は、前照灯2のカットラインKを高いカットラインK2
にする。
【0077】以上説明したように、本実施形態では、コ
ントローラ7は、カーブ走行時や右左折時等の自車旋回
時には、操舵角センサ6が検出した操舵角θHに基づい
て前照灯2の照射範囲を自車1の旋回方向へ移動させる
ので、自車旋回時であっても自車1の前方及び側方の両
視認性を向上させることができる。
【0078】しかも、コントローラ7は、自車旋回時に
は、操舵角θHに基づきグレア領域Gを自車1の旋回方
向へ移動させてグレア領域Gを再設定し、先行車Aが再
設定後のグレア領域G外となるカットラインKに前照灯
2のカットラインKを制御するので、カーブ走行時や右
左折時等の自車旋回時であっても、先行車Aの運転者へ
のグレアを最小限に抑えることができると共に、前方及
び側方の両視認性の素早い確保を実現することができ
る。
【0079】ところで、レーザレーダ4とコントローラ
7とからなる先行車検出手段が、先行車Aの後端面に設
置されたリフレクタ等を利用して先行車Aの後端位置で
先行車Aを検出する場合には、グレア領域Gの補正が必
要である。この補正について以下に説明する。
【0080】図11は、グレア領域の補正を示す説明図
であり、図12は、グレア領域を補正するフローチャー
トである。本実施形態では、先行車を検出するためにレ
ーザレーダ4を用いているので、先行車後端を検出する
こととなる。図11の先行車A4は、車両後端がグレア
領域内に位置していても、ミラーがグレア領域外に位置
しているため、ドライバーがグレアを感じることはな
い。また、先行車A1は、車両後端がグレア領域外に位
置していても、ミラーがグレア領域内に位置しているた
め、ドライバーがグレアを感じてしまう。
【0081】そこで、設定グレア領域G3の前端は、実
際のグレア領域よりも、車両の後端からルームミラー9
までの距離Cに相当する分短く、また、設定グレア領域
G3の後端は、実際のグレア領域よりも、車両の後端か
らサイドミラー8までの距離Bに相当する分長く予め設
定することで、先行車のドライバがグレアを感じること
なく、かつ前照灯2の照射領域を不要に狭めて自車1の
ドライバの視認性を低下させることなく、適切なグレア
領域G3が設定される(ステップS300)。
【0082】本実施形態では、車両の後端からルームミ
ラー9までの距離Cを、軽自動車における車両後端から
ルームミラー9までの距離相当分として2.5mを採用
し、車両の後端からサイドミラー8までの距離Bを、大
型乗用車における車両後端からサイドミラー8までの距
離相当分として4.0mを採用している。
【0083】ステップS300でグレア領域G3が設定
されると、ステップS301で自車1前方にレーダレー
ザを照射し、ステップS302で先行車が検出されたか
どうかを判断する。先行車が検出されない場合には後述
するステップS307へ進み、先行車が検出された場合
にはステップS303へ進んで、自車1と先行車との距
離及び方向と先行車の車幅Dを読み込む。
【0084】ここで、図11の先行車A2及び先行車A
3は、車両後端がグレア領域G3に位置していないにも
かかわらず、先行車A2の右側サイドミラー8及び先行
車A3の左側サイドミラー8がグレア領域G3に位置し
ている場合を想定した先行車である。この両先行車A
2,A3のドライバーはグレアを感じてしまう。そこ
で、両先行車A2,A3の車幅をDとしたときの、グレ
ア領域G3を左右に車幅Dだけ拡大補正したグレア領域
をグレア領域G4として再設定する(ステップS30
4)。この車幅Dは、大型乗用車の車幅相当分として1.
8mを採用している。
【0085】ステップS304で再設定されたグレア領
域G4内に存在する先行車A5の、グレア領域G4に侵
入している分の車幅D1を算出し(ステップS30
5)、算出された車幅D1が車幅Dより小さいかどうか
を判断して(ステップS306)、小さい場合にはステ
ップS307へ進み、前照灯2のカットラインKを低い
カットラインK1とし、大きい場合にはステップS30
8へ進み、前照灯2のカットラインKを高いカットライ
ンK2として、スタートへ戻る。
【0086】従って、本実施形態では、先行車検出手段
が先行車Aの後端位置で先行車Aを検出する場合であっ
ても、グレア領域G3の再設定を適正に行うことがで
き、グレア領域G3の近傍に位置する先行車A5の運転
者へのグレアを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る前照灯制御装置を備
えた自動車を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る前照灯制御装置の機
能ブロック図である。
【図3】すれ違いビーム用の前照灯を模式的に示す断面
図である。
【図4】図2に示すもののZ矢視図であり、(a)はソ
レノイドがOFFの状態を示し、(b)はソレノイドが
ONの状態を示している。
【図5】前照灯のカットラインの変化を示す説明図であ
る。
【図6】先行車に対する前照灯のカットラインの変化を
示す説明図である。
【図7】直線走行時の前照灯の照射範囲を示す説明図で
ある。
【図8】直線走行時に前照灯のカットラインを制御する
フローチャートである。
【図9】カーブ走行時の前照灯の照射範囲を示す説明図
である。
【図10】カーブ走行時に前照灯のカットラインを制御
するフローチャートである。
【図11】グレア領域の補正を示す説明図である。
【図12】グレア領域を補正するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 自動車(自車) 2 前照灯 4 レーザレーダ(レーダ装置) 6 操舵角センサ(操舵角検出手段) 7 コントローラ 8 サイドミラー 9 ルームミラー 22 可動シェード 23 ソレノイド(カットライン駆動手段) A,A1,A2,A3,A4 先行車 B グレア領域後端の移動量 C グレア領域先端の移動量 D グレア領域の車幅方向側部の拡大量 G グレア領域 K,K1,K2 カットライン X 車間距離 θH 操舵角 θL 方向角

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射光の明暗境界線としてのカットライ
    ンを変化させて先行車の運転者に対するグレアを規制可
    能な前照灯と、 該前照灯のカットラインを変更駆動するカットライン駆
    動手段と、 自車の前方を走行する先行車の位置を検出する先行車検
    出手段と、 前記前照灯が先行車の運転者にグレアを与えるグレア領
    域を予め設定する先行車グレア領域設定手段と、 前記先行車検出手段が検出した先行車の位置が前記設定
    したグレア領域内となるとき、前記グレアを抑制するよ
    うに前記カットライン駆動手段を作動制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする自動車用の前照灯配光制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用の前照灯配光制
    御装置であって、 自車の操舵角を検出する操舵角検出手段と、 前照灯の照射範囲を変更する照射範囲変更手段とを備
    え、 前記操舵角検出手段が検出した操舵角に基づき、前記制
    御手段は、前記照射範囲変更手段により前照灯の照射範
    囲を自車の旋回方向へ変更すると共に、前記先行車グレ
    ア領域設定手段は、前記グレア領域を再設定することを
    特徴とする自動車用の前照灯配光制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動車用の前照灯
    配光制御装置であって、 前記先行車グレア領域設定手段は、車両のサイドミラー
    又はルームミラーの何れかの下端までの高さである基準
    高さでの照度が、先行車の運転者にグレアを与えるグレ
    ア限界照度以上の照度となる路面上での領域を前記グレ
    ア領域として設定することを特徴とする自動車用の前照
    灯配光制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の自動車用
    の前照灯配光制御装置であって、 前記先行車グレア領域設定手段は、前記先行車検出手段
    が先行車後端位置で先行車を検出する場合に、前記グレ
    ア領域の車幅方向側部を車幅相当分拡大させて、前記グ
    レア領域を補正することを特徴とする自動車用の前照灯
    配光制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動車用の前照灯配光制
    御装置であって、 前記先行車グレア領域設定手段は、前記グレア領域を補
    正する場合に、該グレア領域の車幅方向両側部の拡大量
    をそれぞれ大型乗用車の車幅相当分とすることを特徴と
    する自動車用の前照灯配光制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の自動車用
    の前照灯配光制御装置であって、 前記前照灯は、すれ違いビームのカットラインを変化さ
    せる可動シェードを備えていることを特徴とする自動車
    用の前照灯配光制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の自動車用の前照灯配光制
    御装置であって、 前記可動シェードは、すれ違いビームの歩行者側のカッ
    トラインのみを車両上下方向上方へ変化させることを特
    徴とする自動車用の前照灯配光制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の自動車用
    の前照灯配光制御装置であって、 前記先行車検出手段は、自車から先行車までの車間距離
    と、自車に対する先行車の方向角と、先行車の車幅とを
    検出するレーダ装置を備え、該レーダ装置が検出した前
    記車間距離,方向角及び車幅に基づいて先行車を検出す
    ることを特徴とする自動車用の前照灯配光制御装置。
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