JP2000233732A - 車両の運動制御装置 - Google Patents
車両の運動制御装置Info
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- JP2000233732A JP2000233732A JP11039842A JP3984299A JP2000233732A JP 2000233732 A JP2000233732 A JP 2000233732A JP 11039842 A JP11039842 A JP 11039842A JP 3984299 A JP3984299 A JP 3984299A JP 2000233732 A JP2000233732 A JP 2000233732A
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- wheel
- pressure
- vehicle
- air pressure
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両走行中にタイヤの空気圧が低下している
場合には、そのタイヤに対し過大な負荷を加えないよう
にする。 【解決手段】 各車輪WLのタイヤ空気圧を検出するタ
イヤ空気圧検出手段PTと、各車輪WLのタイヤに作用
する負荷を検出するタイヤ負荷検出手段LTと、空気圧
検出手段PTが検出した車輪のタイヤ空気圧が所定値以
下に低下したときに、そのタイヤ空気圧に応じて当該空
気圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上限値を設定する
上限値設定手段ULを備える。更に、制御手段CTを備
え、車両が走行中に所定値以下のタイヤ空気圧を検出し
たときには、空気圧低下車輪に関しタイヤ負荷が上限値
を越えないように、各車輪WLに対する制動力及び/又
は駆動力を制御する。
場合には、そのタイヤに対し過大な負荷を加えないよう
にする。 【解決手段】 各車輪WLのタイヤ空気圧を検出するタ
イヤ空気圧検出手段PTと、各車輪WLのタイヤに作用
する負荷を検出するタイヤ負荷検出手段LTと、空気圧
検出手段PTが検出した車輪のタイヤ空気圧が所定値以
下に低下したときに、そのタイヤ空気圧に応じて当該空
気圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上限値を設定する
上限値設定手段ULを備える。更に、制御手段CTを備
え、車両が走行中に所定値以下のタイヤ空気圧を検出し
たときには、空気圧低下車輪に関しタイヤ負荷が上限値
を越えないように、各車輪WLに対する制動力及び/又
は駆動力を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運動制御装
置に関し、特に、車両の旋回を含む車両運動中に、ブレ
ーキペダルの操作の有無に関係なく各車輪に対して制動
力を付与し、及び/又は駆動力を制御することにより車
両の運動状態を安定させる車両の運動制御装置に係る。
置に関し、特に、車両の旋回を含む車両運動中に、ブレ
ーキペダルの操作の有無に関係なく各車輪に対して制動
力を付与し、及び/又は駆動力を制御することにより車
両の運動状態を安定させる車両の運動制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】近時、車両の運動特性、特に旋回特性を
制御する手段が注目されている。例えば、特開平2−1
71373号公報には、旋回中の車両状態を検知して、
車両速度を制御することにより、車両の安定性を保つこ
とを目的とし、車両旋回時に、その旋回状態を検知する
センサ群からの出力により安定した旋回が可能な限界を
推定し、その旋回状態が限界に近づいた場合に車両を減
速させるようにした車両用ブレーキ装置が提案されてい
る。
制御する手段が注目されている。例えば、特開平2−1
71373号公報には、旋回中の車両状態を検知して、
車両速度を制御することにより、車両の安定性を保つこ
とを目的とし、車両旋回時に、その旋回状態を検知する
センサ群からの出力により安定した旋回が可能な限界を
推定し、その旋回状態が限界に近づいた場合に車両を減
速させるようにした車両用ブレーキ装置が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平2−171
373号公報に記載の装置においては、旋回状態が限界
に近づいた場合に車両を減速させるようにしているが、
車両状態が異常時の対応がなされていない。例えば、タ
イヤの空気圧が低下している場合には、車両が旋回状態
だからといって通常の制御条件に従ってそのタイヤに制
動力や横力が加えられるとタイヤに過大な負荷が加わる
ことになる。
373号公報に記載の装置においては、旋回状態が限界
に近づいた場合に車両を減速させるようにしているが、
車両状態が異常時の対応がなされていない。例えば、タ
イヤの空気圧が低下している場合には、車両が旋回状態
だからといって通常の制御条件に従ってそのタイヤに制
動力や横力が加えられるとタイヤに過大な負荷が加わる
ことになる。
【0004】そこで、本発明は、車両の運動制御装置に
おいて、走行中にタイヤの空気圧が低下している場合に
は、そのタイヤに対し過大な負荷を加えないようにする
ことを課題とする。
おいて、走行中にタイヤの空気圧が低下している場合に
は、そのタイヤに対し過大な負荷を加えないようにする
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、請求項1に記載のように、車両の各車輪
のタイヤ空気圧を検出する空気圧検出手段と、前記各車
輪のタイヤに作用する負荷を検出するタイヤ負荷検出手
段と、前記空気圧検出手段が検出した車輪のタイヤ空気
圧が所定値以下に低下したときに、該タイヤ空気圧に応
じて当該空気圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上限値
を設定する上限値設定手段と、前記車両が走行中に、前
記空気圧検出手段が前記所定値以下のタイヤ空気圧を検
出したときには、前記空気圧低下車輪に関し前記タイヤ
負荷検出手段が検出するタイヤ負荷が前記上限値を越え
ないように、前記各車輪に対する制動力及び/又は駆動
力を制御する制御手段とを備えることとしたものであ
る。
め、本発明は、請求項1に記載のように、車両の各車輪
のタイヤ空気圧を検出する空気圧検出手段と、前記各車
輪のタイヤに作用する負荷を検出するタイヤ負荷検出手
段と、前記空気圧検出手段が検出した車輪のタイヤ空気
圧が所定値以下に低下したときに、該タイヤ空気圧に応
じて当該空気圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上限値
を設定する上限値設定手段と、前記車両が走行中に、前
記空気圧検出手段が前記所定値以下のタイヤ空気圧を検
出したときには、前記空気圧低下車輪に関し前記タイヤ
負荷検出手段が検出するタイヤ負荷が前記上限値を越え
ないように、前記各車輪に対する制動力及び/又は駆動
力を制御する制御手段とを備えることとしたものであ
る。
【0006】前記各車輪のタイヤに作用する負荷として
は、車両の制動時に当該車輪に付与される制動力、及
び、例えば車両の旋回時に当該車輪に付与される横力が
ある。前記空気圧検出手段としては、例えば、各車輪に
装着され各タイヤの空気圧を検出する空気圧センサがあ
り、前記タイヤ負荷検出手段としては、例えば、各車輪
のホイールシリンダに接続されホイールシリンダ液圧を
検出する圧力センサ、もしくは、車両の横加速度を検出
する横加速度センサ及び各車輪の荷重を検出する荷重セ
ンサを備え、それらの検出結果に基づき車輪に対する横
力を演算するものがある。
は、車両の制動時に当該車輪に付与される制動力、及
び、例えば車両の旋回時に当該車輪に付与される横力が
ある。前記空気圧検出手段としては、例えば、各車輪に
装着され各タイヤの空気圧を検出する空気圧センサがあ
り、前記タイヤ負荷検出手段としては、例えば、各車輪
のホイールシリンダに接続されホイールシリンダ液圧を
検出する圧力センサ、もしくは、車両の横加速度を検出
する横加速度センサ及び各車輪の荷重を検出する荷重セ
ンサを備え、それらの検出結果に基づき車輪に対する横
力を演算するものがある。
【0007】前記制御手段は、例えば、請求項2に記載
のように、前記車両の制動時に、前記空気圧低下車輪に
対する制動力を前記空気圧低下車輪のタイヤ空気圧に応
じて制限する制動力制限手段を具備したものとするとよ
い。
のように、前記車両の制動時に、前記空気圧低下車輪に
対する制動力を前記空気圧低下車輪のタイヤ空気圧に応
じて制限する制動力制限手段を具備したものとするとよ
い。
【0008】あるいは、前記制御手段は、請求項3に記
載のように、前記車両の旋回時に、前記空気圧低下車輪
に対する横力を前記空気圧低下車輪のタイヤ空気圧に応
じて制限する横力制限手段を具備したものとしてもよ
い。尚、前記車両の横加速度を検出する横加速度検出手
段を備えたものとし、該横加速度検出手段が検出した横
加速度に基づき前記車輪に対する横力を演算することが
できる。
載のように、前記車両の旋回時に、前記空気圧低下車輪
に対する横力を前記空気圧低下車輪のタイヤ空気圧に応
じて制限する横力制限手段を具備したものとしてもよ
い。尚、前記車両の横加速度を検出する横加速度検出手
段を備えたものとし、該横加速度検出手段が検出した横
加速度に基づき前記車輪に対する横力を演算することが
できる。
【0009】更に、請求項4に記載のように、車両の各
車輪のタイヤ空気圧を検出する空気圧検出手段と、前記
各車輪のタイヤに作用する負荷を検出するタイヤ負荷検
出手段と、前記空気圧検出手段が検出した車輪のタイヤ
空気圧が所定値以下に低下したときに、該タイヤ空気圧
に応じて当該空気圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上
限値を設定する上限値設定手段と、前記車両が走行中
に、前記空気圧検出手段が前記所定値以下のタイヤ空気
圧を検出したときには、前記空気圧低下車輪に関し前記
タイヤ負荷検出手段が検出するタイヤ負荷が前記上限値
を越えないように、前記空気圧低下車輪以外の各車輪に
対し制動力を付与する制動力制御手段とを備えた構成と
してもよい。更に、前記車両が走行中に、前記空気圧検
出手段が前記所定値以下のタイヤ空気圧を検出したとき
に、前記空気圧低下車輪に関し前記タイヤ負荷検出手段
が検出するタイヤ負荷が前記上限値を越えないように、
例えばスロットル開度を減少させて、前記車両に対する
駆動力を減少させる駆動力制御手段を設けることとして
もよい。
車輪のタイヤ空気圧を検出する空気圧検出手段と、前記
各車輪のタイヤに作用する負荷を検出するタイヤ負荷検
出手段と、前記空気圧検出手段が検出した車輪のタイヤ
空気圧が所定値以下に低下したときに、該タイヤ空気圧
に応じて当該空気圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上
限値を設定する上限値設定手段と、前記車両が走行中
に、前記空気圧検出手段が前記所定値以下のタイヤ空気
圧を検出したときには、前記空気圧低下車輪に関し前記
タイヤ負荷検出手段が検出するタイヤ負荷が前記上限値
を越えないように、前記空気圧低下車輪以外の各車輪に
対し制動力を付与する制動力制御手段とを備えた構成と
してもよい。更に、前記車両が走行中に、前記空気圧検
出手段が前記所定値以下のタイヤ空気圧を検出したとき
に、前記空気圧低下車輪に関し前記タイヤ負荷検出手段
が検出するタイヤ負荷が前記上限値を越えないように、
例えばスロットル開度を減少させて、前記車両に対する
駆動力を減少させる駆動力制御手段を設けることとして
もよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図1は本発明の運動制御装
置の一実施形態を示すもので、少なくともブレーキペダ
ル操作に応じてブレーキ液圧制御装置BCから車両の各
車輪WLに対しブレーキ液圧を付与すると共に、少なく
ともアクセル操作に応じて内燃機関EGのスロットルバ
ルブを開閉制御し駆動力を制御するように構成されてい
る。車両には各車輪WLのタイヤ空気圧を検出するタイ
ヤ空気圧検出手段PTと、各車輪WLのタイヤに作用す
る負荷を検出するタイヤ負荷検出手段LTと、空気圧検
出手段PTが検出した車輪のタイヤ空気圧が所定値以下
に低下したときに、そのタイヤ空気圧に応じて当該空気
圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上限値を設定する上
限値設定手段ULが設けられている。更に、制御手段C
Tが設けられ、車両が走行中に、タイヤ空気圧検出手段
PTが所定値以下のタイヤ空気圧を検出したときには、
空気圧低下車輪に関しタイヤ負荷検出手段LTが検出す
るタイヤ負荷が上限値を越えないように、各車輪WLに
対する制動力及び/又は駆動力を制御するように構成さ
れている。
を図面を参照して説明する。図1は本発明の運動制御装
置の一実施形態を示すもので、少なくともブレーキペダ
ル操作に応じてブレーキ液圧制御装置BCから車両の各
車輪WLに対しブレーキ液圧を付与すると共に、少なく
ともアクセル操作に応じて内燃機関EGのスロットルバ
ルブを開閉制御し駆動力を制御するように構成されてい
る。車両には各車輪WLのタイヤ空気圧を検出するタイ
ヤ空気圧検出手段PTと、各車輪WLのタイヤに作用す
る負荷を検出するタイヤ負荷検出手段LTと、空気圧検
出手段PTが検出した車輪のタイヤ空気圧が所定値以下
に低下したときに、そのタイヤ空気圧に応じて当該空気
圧低下車輪のタイヤに対する負荷の上限値を設定する上
限値設定手段ULが設けられている。更に、制御手段C
Tが設けられ、車両が走行中に、タイヤ空気圧検出手段
PTが所定値以下のタイヤ空気圧を検出したときには、
空気圧低下車輪に関しタイヤ負荷検出手段LTが検出す
るタイヤ負荷が上限値を越えないように、各車輪WLに
対する制動力及び/又は駆動力を制御するように構成さ
れている。
【0011】制御手段CTは、車両の制動時に、空気圧
低下車輪に対する制動力を空気圧低下車輪のタイヤ空気
圧に応じて制限する制動力制限手段BLを備えたものと
することができ、車両の旋回時に、空気圧低下車輪に対
する横力を空気圧低下車輪のタイヤ空気圧に応じて制限
する横力制限手段YLを備えたものとしてもよい。
低下車輪に対する制動力を空気圧低下車輪のタイヤ空気
圧に応じて制限する制動力制限手段BLを備えたものと
することができ、車両の旋回時に、空気圧低下車輪に対
する横力を空気圧低下車輪のタイヤ空気圧に応じて制限
する横力制限手段YLを備えたものとしてもよい。
【0012】図2は前記運動制御装置を含む車両の全体
構成を示すものであり、エンジンEGはスロットル制御
装置TH及び燃料噴射装置FIを備えた内燃機関で、ス
ロットル制御装置THにおいてはアクセルペダルAPの
操作に応じてメインスロットルバルブMTのメインスロ
ットル開度が制御される。また、電子制御装置ECUの
出力に応じて、スロットル制御装置THのサブスロット
ルバルブSTが駆動されサブスロットル開度が制御され
ると共に、燃料噴射装置FIが駆動され燃料噴射量が制
御されるように構成されている。本実施形態のエンジン
EGは変速制御装置GSを介して車両前方の車輪FL,
FRに連結されており、所謂前輪駆動方式が構成されて
いる。制動系については、車輪FL,FR,RL,RR
に夫々ホイールシリンダWfl,Wfr,Wrl,Wr
rが装着されており、これらのホイールシリンダWfl
等にブレーキ液圧制御装置BCが接続されている。尚、
車輪FLは運転席からみて前方左側の車輪を示し、以下
車輪FRは前方右側、車輪RLは後方左側、車輪RRは
後方右側の車輪を示しており、本実施形態では所謂X配
管が構成されている。
構成を示すものであり、エンジンEGはスロットル制御
装置TH及び燃料噴射装置FIを備えた内燃機関で、ス
ロットル制御装置THにおいてはアクセルペダルAPの
操作に応じてメインスロットルバルブMTのメインスロ
ットル開度が制御される。また、電子制御装置ECUの
出力に応じて、スロットル制御装置THのサブスロット
ルバルブSTが駆動されサブスロットル開度が制御され
ると共に、燃料噴射装置FIが駆動され燃料噴射量が制
御されるように構成されている。本実施形態のエンジン
EGは変速制御装置GSを介して車両前方の車輪FL,
FRに連結されており、所謂前輪駆動方式が構成されて
いる。制動系については、車輪FL,FR,RL,RR
に夫々ホイールシリンダWfl,Wfr,Wrl,Wr
rが装着されており、これらのホイールシリンダWfl
等にブレーキ液圧制御装置BCが接続されている。尚、
車輪FLは運転席からみて前方左側の車輪を示し、以下
車輪FRは前方右側、車輪RLは後方左側、車輪RRは
後方右側の車輪を示しており、本実施形態では所謂X配
管が構成されている。
【0013】車輪FL,FR,RL,RRには車輪速度
センサWS1乃至WS4が配設され、これらが電子制御
装置ECUに接続されており、各車輪の回転速度、即ち
車輪速度に比例するパルス数のパルス信号が電子制御装
置ECUに入力されるように構成されている。また、ブ
レーキペダルBPが踏み込まれたときにオンとなるブレ
ーキスイッチBS、車両前方の車輪FL,FRの舵角θ
f を検出する前輪舵角センサSSf、車両の横加速度を
検出する横加速度センサYG、及び車両重心を通る鉛直
軸回りの車両回転角(ヨー角)の変化速度、即ちヨー角
速度(ヨーレイト)を検出するヨーレイトセンサYS等
が電子制御装置ECUに接続されている。更に、各車輪
のタイヤの空気圧(Pa** )を検出するタイヤ空気圧セ
ンサAPS1乃至APS4、各車輪に対する荷重(N*
*)を検出する車輪荷重センサLS1乃至LS4、並び
に各ホイールシリンダ内の液圧を検出するホイールシリ
ンダ液圧センサWPS1乃至WPS4が配設され、これ
らが電子制御装置ECUに接続されている(**は各車輪
FR等を表す)。
センサWS1乃至WS4が配設され、これらが電子制御
装置ECUに接続されており、各車輪の回転速度、即ち
車輪速度に比例するパルス数のパルス信号が電子制御装
置ECUに入力されるように構成されている。また、ブ
レーキペダルBPが踏み込まれたときにオンとなるブレ
ーキスイッチBS、車両前方の車輪FL,FRの舵角θ
f を検出する前輪舵角センサSSf、車両の横加速度を
検出する横加速度センサYG、及び車両重心を通る鉛直
軸回りの車両回転角(ヨー角)の変化速度、即ちヨー角
速度(ヨーレイト)を検出するヨーレイトセンサYS等
が電子制御装置ECUに接続されている。更に、各車輪
のタイヤの空気圧(Pa** )を検出するタイヤ空気圧セ
ンサAPS1乃至APS4、各車輪に対する荷重(N*
*)を検出する車輪荷重センサLS1乃至LS4、並び
に各ホイールシリンダ内の液圧を検出するホイールシリ
ンダ液圧センサWPS1乃至WPS4が配設され、これ
らが電子制御装置ECUに接続されている(**は各車輪
FR等を表す)。
【0014】本実施形態の電子制御装置ECUは、図2
に示すように、バスを介して相互に接続されたプロセシ
ングユニットCPU、メモリROM,RAM、入力ポー
トIPT及び出力ポートOPT等から成るマイクロコン
ピュータCMPを備えている。上記車輪速度センサWS
1乃至WS4、ブレーキスイッチBS、前輪舵角センサ
SSf、ヨーレイトセンサYS、横加速度センサYG、
タイヤ空気圧センサAPS1乃至APS4、車輪荷重セ
ンサLS1乃至LS4、ホイールシリンダ液圧センサW
PS1乃至WPS4等の出力信号は各々の増幅回路AM
Pを介して夫々入力ポートIPTからプロセシングユニ
ットCPUに入力されるように構成されている。また、
出力ポートOPTからは駆動回路ACTを介してスロッ
トル制御装置TH及びブレーキ液圧制御装置BCに夫々
制御信号が出力されるように構成されている。
に示すように、バスを介して相互に接続されたプロセシ
ングユニットCPU、メモリROM,RAM、入力ポー
トIPT及び出力ポートOPT等から成るマイクロコン
ピュータCMPを備えている。上記車輪速度センサWS
1乃至WS4、ブレーキスイッチBS、前輪舵角センサ
SSf、ヨーレイトセンサYS、横加速度センサYG、
タイヤ空気圧センサAPS1乃至APS4、車輪荷重セ
ンサLS1乃至LS4、ホイールシリンダ液圧センサW
PS1乃至WPS4等の出力信号は各々の増幅回路AM
Pを介して夫々入力ポートIPTからプロセシングユニ
ットCPUに入力されるように構成されている。また、
出力ポートOPTからは駆動回路ACTを介してスロッ
トル制御装置TH及びブレーキ液圧制御装置BCに夫々
制御信号が出力されるように構成されている。
【0015】マイクロコンピュータCMPにおいては、
メモリROMは図3乃至図9に示したフローチャートを
含む種々の処理に供するプログラムを記憶し、プロセシ
ングユニットCPUは図示しないイグニッションスイッ
チが閉成されている間当該プログラムを実行し、メモリ
RAMは当該プログラムの実行に必要な変数データを一
時的に記憶する。尚、スロットル制御等の各制御毎に、
もしくは関連する制御を適宜組合せて複数のマイクロコ
ンピュータを構成し、相互間を電気的に接続することと
してもよい。
メモリROMは図3乃至図9に示したフローチャートを
含む種々の処理に供するプログラムを記憶し、プロセシ
ングユニットCPUは図示しないイグニッションスイッ
チが閉成されている間当該プログラムを実行し、メモリ
RAMは当該プログラムの実行に必要な変数データを一
時的に記憶する。尚、スロットル制御等の各制御毎に、
もしくは関連する制御を適宜組合せて複数のマイクロコ
ンピュータを構成し、相互間を電気的に接続することと
してもよい。
【0016】上記のように構成された本実施形態におい
ては、電子制御装置ECUにより制動操舵制御、アンチ
スキッド制御等の一連の処理が行なわれ、イグニッショ
ンスイッチ(図示せず)が閉成されると図3乃至図9等
のフローチャートに対応したプログラムの実行が開始す
る。図3及び図4は車両の制御作動全体を示すもので、
先ずステップ101にてマイクロコンピュータCMPが
初期化され、各種の演算値がクリアされる。次にステッ
プ102において、車輪速度センサWS1乃至WS4の
検出信号が読み込まれると共に、前輪舵角センサSSf
の検出信号(舵角θf )、ヨーレイトセンサYSの検出
ヨーレイトγa及び横加速度センサYGの検出加速度
(即ち、実横加速度でありGyaで表す)が読み込まれ
る。また、タイヤ空気圧センサAPS1乃至APS4に
よって検出された各車輪の空気圧(Pa** )が読み込ま
れると共に、車輪荷重センサLS1乃至LS4によって
検出された各車輪に対する荷重(N**)が読み込まれ
る。
ては、電子制御装置ECUにより制動操舵制御、アンチ
スキッド制御等の一連の処理が行なわれ、イグニッショ
ンスイッチ(図示せず)が閉成されると図3乃至図9等
のフローチャートに対応したプログラムの実行が開始す
る。図3及び図4は車両の制御作動全体を示すもので、
先ずステップ101にてマイクロコンピュータCMPが
初期化され、各種の演算値がクリアされる。次にステッ
プ102において、車輪速度センサWS1乃至WS4の
検出信号が読み込まれると共に、前輪舵角センサSSf
の検出信号(舵角θf )、ヨーレイトセンサYSの検出
ヨーレイトγa及び横加速度センサYGの検出加速度
(即ち、実横加速度でありGyaで表す)が読み込まれ
る。また、タイヤ空気圧センサAPS1乃至APS4に
よって検出された各車輪の空気圧(Pa** )が読み込ま
れると共に、車輪荷重センサLS1乃至LS4によって
検出された各車輪に対する荷重(N**)が読み込まれ
る。
【0017】次に、ステップ103に進み、各車輪の車
輪速度Vw** が演算されると共に、これらが微分され各
車輪の車輪加速度DVw** が求められる。続いて、ステ
ップ104において各車輪の車輪速度Vw** の最大値が
車両重心位置での推定車体速度Vsoとして演算される
(Vso=MAX( Vw**))。また、各車輪の車輪速度V
w** に基づき各車輪毎に推定車体速度Vso**が求めら
れ、必要に応じ、車両旋回時の内外輪差等に基づく誤差
を低減するため正規化が行われる。更に、推定車体速度
Vsoが微分され、車両重心位置での推定車体加速度(符
号が逆の推定車体減速度を含む)DVsoが演算される。
輪速度Vw** が演算されると共に、これらが微分され各
車輪の車輪加速度DVw** が求められる。続いて、ステ
ップ104において各車輪の車輪速度Vw** の最大値が
車両重心位置での推定車体速度Vsoとして演算される
(Vso=MAX( Vw**))。また、各車輪の車輪速度V
w** に基づき各車輪毎に推定車体速度Vso**が求めら
れ、必要に応じ、車両旋回時の内外輪差等に基づく誤差
を低減するため正規化が行われる。更に、推定車体速度
Vsoが微分され、車両重心位置での推定車体加速度(符
号が逆の推定車体減速度を含む)DVsoが演算される。
【0018】次に、ステップ105において、上記ステ
ップ102及び103で求められた各車輪の車輪速度V
w** と推定車体速度Vso**(あるいは、正規化推定車体
速度)に基づき各車輪の実スリップ率Sa** がSa** =
(Vso**−Vw** )/Vso**として求められる。次に、
ステップ106おいて、車両重心位置での推定車体加速
度DVsoと横加速度センサYGの検出信号の実横加速度
Gyaに基づき、路面摩擦係数μが近似的に(DVso2 +
Gya2)1/2 として求められる。更に、路面摩擦係数を検
出する手段として、直接路面摩擦係数を検出するセンサ
等、種々の手段を用いることができる。
ップ102及び103で求められた各車輪の車輪速度V
w** と推定車体速度Vso**(あるいは、正規化推定車体
速度)に基づき各車輪の実スリップ率Sa** がSa** =
(Vso**−Vw** )/Vso**として求められる。次に、
ステップ106おいて、車両重心位置での推定車体加速
度DVsoと横加速度センサYGの検出信号の実横加速度
Gyaに基づき、路面摩擦係数μが近似的に(DVso2 +
Gya2)1/2 として求められる。更に、路面摩擦係数を検
出する手段として、直接路面摩擦係数を検出するセンサ
等、種々の手段を用いることができる。
【0019】そして、ステップ107において、タイヤ
に対する負荷、即ちタイヤ制動力及びタイヤ横力の上限
値が設定されるが、これについては図7を参照して後述
する。続いて,ステップ108,109にて車体横すべ
り角速度Dβが演算されると共に、車体横すべり角βが
演算される。この車体横すべり角βは、車両の進行方向
に対する車体のすべりを角度で表したもので、次のよう
に演算し推定することができる。即ち、車体横すべり角
速度Dβは車体横すべり角βの微分値dβ/dtであ
り、ステップ108にてDβ=Gya/Vso−γa として
求めることができ、これをステップ109にて積分しβ
=∫(Gya/Vso−γa )dtとして車体横すべり角β
を求めることができる。
に対する負荷、即ちタイヤ制動力及びタイヤ横力の上限
値が設定されるが、これについては図7を参照して後述
する。続いて,ステップ108,109にて車体横すべ
り角速度Dβが演算されると共に、車体横すべり角βが
演算される。この車体横すべり角βは、車両の進行方向
に対する車体のすべりを角度で表したもので、次のよう
に演算し推定することができる。即ち、車体横すべり角
速度Dβは車体横すべり角βの微分値dβ/dtであ
り、ステップ108にてDβ=Gya/Vso−γa として
求めることができ、これをステップ109にて積分しβ
=∫(Gya/Vso−γa )dtとして車体横すべり角β
を求めることができる。
【0020】そして、ステップ110に進み制動操舵制
御モードとされ、後述するように制動操舵制御に供する
目標スリップ率が設定され、後述のステップ119の液
圧サーボ制御により、車両の運動状態に応じて各車輪に
対する制動力が制御される。この制動操舵制御は、後述
する全ての制御モードにおける制御に対し重畳される。
この後ステップ111に進み、アンチスキッド制御開始
条件を充足しているか否かが判定され、開始条件を充足
し制動操舵時にアンチスキッド制御開始と判定される
と、初期特定制御は直ちに終了しステップ112にて制
動操舵制御及びアンチスキッド制御の両制御を行なうた
めの制御モードに設定される。
御モードとされ、後述するように制動操舵制御に供する
目標スリップ率が設定され、後述のステップ119の液
圧サーボ制御により、車両の運動状態に応じて各車輪に
対する制動力が制御される。この制動操舵制御は、後述
する全ての制御モードにおける制御に対し重畳される。
この後ステップ111に進み、アンチスキッド制御開始
条件を充足しているか否かが判定され、開始条件を充足
し制動操舵時にアンチスキッド制御開始と判定される
と、初期特定制御は直ちに終了しステップ112にて制
動操舵制御及びアンチスキッド制御の両制御を行なうた
めの制御モードに設定される。
【0021】ステップ111にてアンチスキッド制御開
始条件を充足していないと判定されたときには、ステッ
プ113に進み前後制動力配分制御開始条件を充足して
いるか否かが判定され、制動操舵制御時に前後制動力配
分制御開始と判定されるとステップ114に進み、制動
操舵制御及び前後制動力配分制御の両制御を行なうため
の制御モードに設定され、充足していなければステップ
115に進みトラクション制御開始条件を充足している
か否かが判定される。制動操舵制御時にトラクション制
御開始と判定されるとステップ116にて制動操舵制御
及びトラクション制御の両制御を行なうための制御モー
ドに設定され、制動操舵制御時に何れの制御も開始と判
定されていないときには、ステップ117にて制動操舵
制御開始条件を充足しているか否かが判定される。
始条件を充足していないと判定されたときには、ステッ
プ113に進み前後制動力配分制御開始条件を充足して
いるか否かが判定され、制動操舵制御時に前後制動力配
分制御開始と判定されるとステップ114に進み、制動
操舵制御及び前後制動力配分制御の両制御を行なうため
の制御モードに設定され、充足していなければステップ
115に進みトラクション制御開始条件を充足している
か否かが判定される。制動操舵制御時にトラクション制
御開始と判定されるとステップ116にて制動操舵制御
及びトラクション制御の両制御を行なうための制御モー
ドに設定され、制動操舵制御時に何れの制御も開始と判
定されていないときには、ステップ117にて制動操舵
制御開始条件を充足しているか否かが判定される。
【0022】ステップ117において制動操舵制御開始
と判定されるとステップ118に進み制動操舵制御のみ
を行なう制御モードに設定される。そして、これらの制
御モードに基づきステップ119にて液圧サーボ制御が
行なわれた後ステップ102に戻る。尚、前後制動力配
分制御モードにおいては、車両の制動時に車両の安定性
を維持するように、後輪に付与する制動力の前輪に付与
する制動力に対する配分が制御される。ステップ117
において制動操舵制御開始条件も充足していないと判定
されると、ステップ120にて全ての電磁弁のソレノイ
ドがオフとされた後ステップ102に戻る。尚、ステッ
プ112,114,116,118に基づき、必要に応
じ、車両の運動状態に応じてスロットル制御装置THの
サブスロットル開度が調整されエンジンEGの出力が低
減され、駆動力が制限される。
と判定されるとステップ118に進み制動操舵制御のみ
を行なう制御モードに設定される。そして、これらの制
御モードに基づきステップ119にて液圧サーボ制御が
行なわれた後ステップ102に戻る。尚、前後制動力配
分制御モードにおいては、車両の制動時に車両の安定性
を維持するように、後輪に付与する制動力の前輪に付与
する制動力に対する配分が制御される。ステップ117
において制動操舵制御開始条件も充足していないと判定
されると、ステップ120にて全ての電磁弁のソレノイ
ドがオフとされた後ステップ102に戻る。尚、ステッ
プ112,114,116,118に基づき、必要に応
じ、車両の運動状態に応じてスロットル制御装置THの
サブスロットル開度が調整されエンジンEGの出力が低
減され、駆動力が制限される。
【0023】図5は図4のステップ110における制動
操舵制御の具体的処理内容を示すもので、制動操舵制御
にはオーバーステア抑制制御及びアンダーステア抑制制
御が含まれ、各車輪に関しオーバーステア抑制制御及び
/又はアンダーステア抑制制御に応じた目標スリップ率
が設定される。先ず、ステップ201,202において
オーバーステア抑制制御及びアンダーステア抑制制御の
開始・終了判定が行なわれる。
操舵制御の具体的処理内容を示すもので、制動操舵制御
にはオーバーステア抑制制御及びアンダーステア抑制制
御が含まれ、各車輪に関しオーバーステア抑制制御及び
/又はアンダーステア抑制制御に応じた目標スリップ率
が設定される。先ず、ステップ201,202において
オーバーステア抑制制御及びアンダーステア抑制制御の
開始・終了判定が行なわれる。
【0024】ステップ201で行なわれるオーバーステ
ア抑制制御の開始・終了判定は、図10に斜線で示す制
御領域にあるか否かに基づいて行なわれる。即ち、判定
時における車体横すべり角βと車体横すべり角速度Dβ
の値に応じて制御領域に入ればオーバーステア抑制制御
が開始され、制御領域を脱すればオーバーステア抑制制
御が終了とされ、図10に矢印の曲線で示したように制
御される。また、この開始基準の直線から制御領域の外
側に向かうに従って制御量が大となるように各車輪の制
動力が制御される。
ア抑制制御の開始・終了判定は、図10に斜線で示す制
御領域にあるか否かに基づいて行なわれる。即ち、判定
時における車体横すべり角βと車体横すべり角速度Dβ
の値に応じて制御領域に入ればオーバーステア抑制制御
が開始され、制御領域を脱すればオーバーステア抑制制
御が終了とされ、図10に矢印の曲線で示したように制
御される。また、この開始基準の直線から制御領域の外
側に向かうに従って制御量が大となるように各車輪の制
動力が制御される。
【0025】一方、ステップ202で行なわれるアンダ
ーステア抑制制御の開始・終了判定は、図11に斜線で
示す制御領域にあるか否かに基づいて行なわれる。即
ち、判定時において目標横加速度Gytに対する実横加速
度Gyaの変化に応じて、一点鎖線で示す理想状態から外
れて制御領域に入ればアンダーステア抑制制御が開始さ
れ、制御領域を脱すればアンダーステア抑制制御が終了
とされ、図11に矢印の曲線で示したように制御され
る。
ーステア抑制制御の開始・終了判定は、図11に斜線で
示す制御領域にあるか否かに基づいて行なわれる。即
ち、判定時において目標横加速度Gytに対する実横加速
度Gyaの変化に応じて、一点鎖線で示す理想状態から外
れて制御領域に入ればアンダーステア抑制制御が開始さ
れ、制御領域を脱すればアンダーステア抑制制御が終了
とされ、図11に矢印の曲線で示したように制御され
る。
【0026】続いて、ステップ203にてオーバーステ
ア抑制制御が制御中か否かが判定され、制御中でなけれ
ばステップ204にてアンダーステア抑制制御が制御中
か否かが判定され、これも制御中でなければそのままス
テップ209に進む。ステップ204にてアンダーステ
ア抑制制御と判定されたときにはステップ205に進
み、各車輪の目標スリップ率が後述するアンダーステア
抑制制御用に設定される。ステップ203にてオーバー
ステア抑制制御と判定されると、ステップ206に進み
アンダーステア抑制制御か否かが判定され、アンダース
テア抑制制御でなければステップ207において各車輪
の目標スリップ率は後述するオーバーステア抑制制御用
に設定される。また、ステップ206でアンダーステア
抑制制御が制御中と判定されると、オーバーステア抑制
制御とアンダーステア抑制制御が同時に行なわれること
になり、ステップ208にて同時制御用の目標スリップ
率が設定される。
ア抑制制御が制御中か否かが判定され、制御中でなけれ
ばステップ204にてアンダーステア抑制制御が制御中
か否かが判定され、これも制御中でなければそのままス
テップ209に進む。ステップ204にてアンダーステ
ア抑制制御と判定されたときにはステップ205に進
み、各車輪の目標スリップ率が後述するアンダーステア
抑制制御用に設定される。ステップ203にてオーバー
ステア抑制制御と判定されると、ステップ206に進み
アンダーステア抑制制御か否かが判定され、アンダース
テア抑制制御でなければステップ207において各車輪
の目標スリップ率は後述するオーバーステア抑制制御用
に設定される。また、ステップ206でアンダーステア
抑制制御が制御中と判定されると、オーバーステア抑制
制御とアンダーステア抑制制御が同時に行なわれること
になり、ステップ208にて同時制御用の目標スリップ
率が設定される。
【0027】ステップ205における各車輪の目標スリ
ップ率は、旋回外側の前輪がStufoに設定され、旋回内
側の前輪がStufiに設定され、旋回内側の後輪がSturi
に設定される。ここで示したスリップ率(S)の符号に
ついては "t"は「目標」を表し、後述の「実測」を表す
"a"と対比される。 "u"は「アンダーステア抑制制御」
を表し、 "f"は「前輪」を表し、 "r"は「後輪」を表
し、 "o"は「外側」を、"i"は「内側」を夫々表す。
ップ率は、旋回外側の前輪がStufoに設定され、旋回内
側の前輪がStufiに設定され、旋回内側の後輪がSturi
に設定される。ここで示したスリップ率(S)の符号に
ついては "t"は「目標」を表し、後述の「実測」を表す
"a"と対比される。 "u"は「アンダーステア抑制制御」
を表し、 "f"は「前輪」を表し、 "r"は「後輪」を表
し、 "o"は「外側」を、"i"は「内側」を夫々表す。
【0028】ステップ207における各車輪の目標スリ
ップ率は、旋回外側の前輪がStefoに設定され、旋回内
側の後輪がSteriに設定される。ここで、 "e"は「オー
バーステア抑制制御」を表す。そして、ステップ208
における各車輪の目標スリップ率は、旋回外側の前輪が
Stefoに設定され、旋回内側の前輪がStufiに設定さ
れ、旋回内側の後輪がSturiに夫々設定される。即ち、
オーバーステア抑制制御とアンダーステア抑制制御が同
時に行なわれるときには、旋回外側の前輪はオーバース
テア抑制制御の目標スリップ率と同様に設定され、旋回
内側の車輪は何れもアンダーステア抑制制御の目標スリ
ップ率と同様に設定される。尚、何れの場合も旋回外側
の後輪(即ち、前輪駆動車における従動輪)は推定車体
速度設定用のため非制御とされている。
ップ率は、旋回外側の前輪がStefoに設定され、旋回内
側の後輪がSteriに設定される。ここで、 "e"は「オー
バーステア抑制制御」を表す。そして、ステップ208
における各車輪の目標スリップ率は、旋回外側の前輪が
Stefoに設定され、旋回内側の前輪がStufiに設定さ
れ、旋回内側の後輪がSturiに夫々設定される。即ち、
オーバーステア抑制制御とアンダーステア抑制制御が同
時に行なわれるときには、旋回外側の前輪はオーバース
テア抑制制御の目標スリップ率と同様に設定され、旋回
内側の車輪は何れもアンダーステア抑制制御の目標スリ
ップ率と同様に設定される。尚、何れの場合も旋回外側
の後輪(即ち、前輪駆動車における従動輪)は推定車体
速度設定用のため非制御とされている。
【0029】ステップ207におけるオーバーステア抑
制制御用の目標スリップ率の設定には、車体横すべり角
βと車体横すべり角速度Dβが用いられるが、アンダー
ステア抑制制御における目標スリップ率の設定には、目
標横加速度Gytと実横加速度Gyaとの差が用いられる。
例えば、オーバーステア抑制制御に供する旋回外側の前
輪の目標スリップ率Stefoは、Stefo=K1 ・β+K2
・Dβとして設定され、旋回内側の後輪の目標スリップ
率Steriは”0”とされる。ここで、K1 ,K2は定数
で、加圧方向(制動力を増大する方向)の制御を行なう
値に設定される。
制制御用の目標スリップ率の設定には、車体横すべり角
βと車体横すべり角速度Dβが用いられるが、アンダー
ステア抑制制御における目標スリップ率の設定には、目
標横加速度Gytと実横加速度Gyaとの差が用いられる。
例えば、オーバーステア抑制制御に供する旋回外側の前
輪の目標スリップ率Stefoは、Stefo=K1 ・β+K2
・Dβとして設定され、旋回内側の後輪の目標スリップ
率Steriは”0”とされる。ここで、K1 ,K2は定数
で、加圧方向(制動力を増大する方向)の制御を行なう
値に設定される。
【0030】一方、アンダーステア抑制制御に供する目
標スリップ率は、目標横加速度Gytと実横加速度Gyaの
偏差ΔGy に基づいて以下のように設定される。即ち、
旋回外側の前輪に対する目標スリップ率StufoはK3 ・
ΔGy と設定され、定数K3は加圧方向(もしくは減圧
方向)の制御を行なう値に設定される。また、旋回内側
の後輪に対する目標スリップ率SturiはK4 ・ΔGy に
設定され、定数K4 は加圧方向の制御を行なう値に設定
される。同様に、旋回内側の前輪に対する目標スリップ
率StufiはK5 ・ΔGy に設定され、定数K5 は加圧方
向の制御を行なう値に設定される。そして、ステップ2
09にてタイヤ横力制限が行なわれるが、これについて
は図8を参照して後述する。
標スリップ率は、目標横加速度Gytと実横加速度Gyaの
偏差ΔGy に基づいて以下のように設定される。即ち、
旋回外側の前輪に対する目標スリップ率StufoはK3 ・
ΔGy と設定され、定数K3は加圧方向(もしくは減圧
方向)の制御を行なう値に設定される。また、旋回内側
の後輪に対する目標スリップ率SturiはK4 ・ΔGy に
設定され、定数K4 は加圧方向の制御を行なう値に設定
される。同様に、旋回内側の前輪に対する目標スリップ
率StufiはK5 ・ΔGy に設定され、定数K5 は加圧方
向の制御を行なう値に設定される。そして、ステップ2
09にてタイヤ横力制限が行なわれるが、これについて
は図8を参照して後述する。
【0031】図6は図4のステップ119で行なわれる
液圧サーボ制御の処理内容を示すもので、各車輪につい
てホイールシリンダ液圧のスリップ率サーボ制御が行な
われる。先ず、ステップ301において、前述のステッ
プ205,207又は208にて設定された目標スリッ
プ率が読み出され、更に、ステップ209のタイヤ横力
制限にて設定された目標スリップ率(これについては後
述する)が加算され、各車輪の目標スリップ率St** と
して用いられる。
液圧サーボ制御の処理内容を示すもので、各車輪につい
てホイールシリンダ液圧のスリップ率サーボ制御が行な
われる。先ず、ステップ301において、前述のステッ
プ205,207又は208にて設定された目標スリッ
プ率が読み出され、更に、ステップ209のタイヤ横力
制限にて設定された目標スリップ率(これについては後
述する)が加算され、各車輪の目標スリップ率St** と
して用いられる。
【0032】続いてステップ302において、各車輪毎
にスリップ率偏差ΔSt** が演算されると共に、ステッ
プ303にて車体加速度偏差ΔDVso**が演算される。
ステップ302においては、各車輪の目標スリップ率S
t** と実スリップ率Sa** の差が演算されスリップ率偏
差ΔSt** が求められる(ΔSt** =St** −Sa*
*)。また、ステップ303においては車両重心位置で
の推定車体加速度DVsoと制御対象の車輪における車輪
加速度DVw** の差が演算され、車体加速度偏差ΔDV
so**が求められる。このときの各車輪の実スリップ率S
a** 及び車体加速度偏差ΔDVso**はアンチスキッド制
御、トラクション制御等の制御モードに応じて演算が異
なるが、これらについては説明を省略する。
にスリップ率偏差ΔSt** が演算されると共に、ステッ
プ303にて車体加速度偏差ΔDVso**が演算される。
ステップ302においては、各車輪の目標スリップ率S
t** と実スリップ率Sa** の差が演算されスリップ率偏
差ΔSt** が求められる(ΔSt** =St** −Sa*
*)。また、ステップ303においては車両重心位置で
の推定車体加速度DVsoと制御対象の車輪における車輪
加速度DVw** の差が演算され、車体加速度偏差ΔDV
so**が求められる。このときの各車輪の実スリップ率S
a** 及び車体加速度偏差ΔDVso**はアンチスキッド制
御、トラクション制御等の制御モードに応じて演算が異
なるが、これらについては説明を省略する。
【0033】続いて、ステップ304に進み、各制御モ
ードにおけるブレーキ液圧制御に供する一つのパラメー
タY**がGs** ・ΔSt** として演算される。ここでG
s**はゲインであり、車体横すべり角βに応じて図12
に実線で示すように設定される。また、ステップ305
において、ブレーキ液圧制御に供する別のパラメータX
**がGd** ・ΔDVso**として演算される。このときの
ゲインGd** は図12に破線で示すように一定の値であ
る。この後、ステップ306に進み、各車輪毎に、上記
パラメータX**,Y**に基づき、図13に示す制御マッ
プに従って液圧モードが設定される。図13においては
予め急減圧領域、パルス減圧領域、保持領域、パルス増
圧領域及び急増圧領域の各領域が設定されており、ステ
ップ306にてパラメータX**及びY**の値に応じて、
何れの領域に該当するかが判定される。尚、非制御状態
では液圧モードは設定されない(ソレノイドオフ)。
ードにおけるブレーキ液圧制御に供する一つのパラメー
タY**がGs** ・ΔSt** として演算される。ここでG
s**はゲインであり、車体横すべり角βに応じて図12
に実線で示すように設定される。また、ステップ305
において、ブレーキ液圧制御に供する別のパラメータX
**がGd** ・ΔDVso**として演算される。このときの
ゲインGd** は図12に破線で示すように一定の値であ
る。この後、ステップ306に進み、各車輪毎に、上記
パラメータX**,Y**に基づき、図13に示す制御マッ
プに従って液圧モードが設定される。図13においては
予め急減圧領域、パルス減圧領域、保持領域、パルス増
圧領域及び急増圧領域の各領域が設定されており、ステ
ップ306にてパラメータX**及びY**の値に応じて、
何れの領域に該当するかが判定される。尚、非制御状態
では液圧モードは設定されない(ソレノイドオフ)。
【0034】次に、ステップ307にてタイヤ制動力制
限が行なわれるが、これについては図9を参照して後述
する。一方、ステップ306にて今回判定された領域
が、前回判定された領域に対し、増圧から減圧もしくは
減圧から増圧に切換わる場合には、ブレーキ液圧の立下
りもしくは立上りを円滑にする必要があるので、ステッ
プ308において増減圧補償処理が行われる。例えば急
減圧モードからパルス増圧モードに切換るときには、急
増圧制御が行なわれ、その時間は直前の急減圧モードの
持続時間に基づいて決定される。上記液圧モード、特定
液圧モード及び増減圧補償処理に応じて、ステップ30
9にて液圧制御ソレノイドの駆動処理が行なわれ、ブレ
ーキ液圧制御装置BCのソレノイドが駆動され、各車輪
の制動力が制御される。このブレーキ液圧制御装置BC
の構成については、図14を参照して後述する。尚、上
記の実施形態ではスリップ率によって制御することとし
ているが、制御目標としてはスリップ率のほか、各車輪
のホイールシリンダのブレーキ液圧等、各車輪に付与さ
れる制動力に対応する目標値であればどのような値を用
いてもよい。
限が行なわれるが、これについては図9を参照して後述
する。一方、ステップ306にて今回判定された領域
が、前回判定された領域に対し、増圧から減圧もしくは
減圧から増圧に切換わる場合には、ブレーキ液圧の立下
りもしくは立上りを円滑にする必要があるので、ステッ
プ308において増減圧補償処理が行われる。例えば急
減圧モードからパルス増圧モードに切換るときには、急
増圧制御が行なわれ、その時間は直前の急減圧モードの
持続時間に基づいて決定される。上記液圧モード、特定
液圧モード及び増減圧補償処理に応じて、ステップ30
9にて液圧制御ソレノイドの駆動処理が行なわれ、ブレ
ーキ液圧制御装置BCのソレノイドが駆動され、各車輪
の制動力が制御される。このブレーキ液圧制御装置BC
の構成については、図14を参照して後述する。尚、上
記の実施形態ではスリップ率によって制御することとし
ているが、制御目標としてはスリップ率のほか、各車輪
のホイールシリンダのブレーキ液圧等、各車輪に付与さ
れる制動力に対応する目標値であればどのような値を用
いてもよい。
【0035】次に、図7乃至図9を参照して、タイヤ空
気圧に応じたタイヤ横力制限及びタイヤ制動力制限につ
いて説明する。図7は、ステップ107において設定さ
れるタイヤに対する負荷、即ちタイヤ制動力及びタイヤ
横力の上限値の設定処理を示すもので、先ずステップ4
01にて車両に対するx方向及びy方向の横加速度Gx
a,Gyaの絶対値が夫々所定値Kx ,Ky を下回ってい
るか否かが判定される。これは、例えば車両に対する前
後横荷重が大きいときにはタイヤに対する負荷が大とな
っているので、上限値の演算時には、このような負荷が
タイヤに加えられていないことを条件とするもので、横
加速度Gxa,Gyaの絶対値の両者が所定値Kx ,Ky を
下回っている場合にのみ、ステップ402,403に進
み、タイヤ制動力及びタイヤ横力の上限値が演算され
る。
気圧に応じたタイヤ横力制限及びタイヤ制動力制限につ
いて説明する。図7は、ステップ107において設定さ
れるタイヤに対する負荷、即ちタイヤ制動力及びタイヤ
横力の上限値の設定処理を示すもので、先ずステップ4
01にて車両に対するx方向及びy方向の横加速度Gx
a,Gyaの絶対値が夫々所定値Kx ,Ky を下回ってい
るか否かが判定される。これは、例えば車両に対する前
後横荷重が大きいときにはタイヤに対する負荷が大とな
っているので、上限値の演算時には、このような負荷が
タイヤに加えられていないことを条件とするもので、横
加速度Gxa,Gyaの絶対値の両者が所定値Kx ,Ky を
下回っている場合にのみ、ステップ402,403に進
み、タイヤ制動力及びタイヤ横力の上限値が演算され
る。
【0036】ステップ402においては、タイヤの空気
圧Pa** が正常値(所定値)の車輪に対し、ホイールシ
リンダ液圧の上限値Pwuが30Mpa に設定され、タイヤ
の空気圧Pa** が所定値から減少するに従いホイールシ
リンダ液圧の上限値Pwuが比例的に減少するように設定
されている。また、ステップ403においては、タイヤ
の空気圧Pa** が正常値の車輪に対し、横加速度の上限
値Gyuが(1.5 /4 G)に設定され、タイヤの空気圧P
a** が所定値から減少するに従い横加速度の上限値Gyu
が比例的に減少するように設定されている。ここで、横
加速度は車両として1.5 Gの値を示し、各車輪の横加速
度は均等に配分されるので、各車輪の横加速度の上限値
Gyuとして図7に示すように(1.5 /4 G)としてい
る。尚、車両の横加速度に車両の質量を乗ずれば横力と
なる。
圧Pa** が正常値(所定値)の車輪に対し、ホイールシ
リンダ液圧の上限値Pwuが30Mpa に設定され、タイヤ
の空気圧Pa** が所定値から減少するに従いホイールシ
リンダ液圧の上限値Pwuが比例的に減少するように設定
されている。また、ステップ403においては、タイヤ
の空気圧Pa** が正常値の車輪に対し、横加速度の上限
値Gyuが(1.5 /4 G)に設定され、タイヤの空気圧P
a** が所定値から減少するに従い横加速度の上限値Gyu
が比例的に減少するように設定されている。ここで、横
加速度は車両として1.5 Gの値を示し、各車輪の横加速
度は均等に配分されるので、各車輪の横加速度の上限値
Gyuとして図7に示すように(1.5 /4 G)としてい
る。尚、車両の横加速度に車両の質量を乗ずれば横力と
なる。
【0037】図8は、ステップ209にて行なわれるタ
イヤ横力制限の処理を示すもので、先ずステップ501
において、各車輪に付与される横加速度Gyt**が|Gya
|・μ**・N**/Σμ**・N**に基づいて演算される。
ここで、Gyaは車両の横加速度で、μ**は各車輪におけ
る摩擦係数、N**は各車輪における荷重を表す。このよ
うに演算された横加速度Gyt**はステップ502にて上
限値Gyuと比較され、これを越えている場合には、ステ
ップ503に進みタイヤ横力制限制御フラグがセット
(1)された後、ステップ504に進み目標スリップ率
が補正される。
イヤ横力制限の処理を示すもので、先ずステップ501
において、各車輪に付与される横加速度Gyt**が|Gya
|・μ**・N**/Σμ**・N**に基づいて演算される。
ここで、Gyaは車両の横加速度で、μ**は各車輪におけ
る摩擦係数、N**は各車輪における荷重を表す。このよ
うに演算された横加速度Gyt**はステップ502にて上
限値Gyuと比較され、これを越えている場合には、ステ
ップ503に進みタイヤ横力制限制御フラグがセット
(1)された後、ステップ504に進み目標スリップ率
が補正される。
【0038】即ち、ステップ504においては、タイヤ
横力制限の対象である車輪以外の三つの車輪に対し、加
算すべき目標スリップ率が列挙されている。例えば、図
5のステップ205,207,208にて設定された目
標スリップ率に対し、更にステップ504に示す目標ス
リップ率Stg**が加算されて目標スリップ率が補正され
る。ここで、Stg**における**は車輪を表し、これらの
**に付与される記号のうち、 "f"は「前輪」を表し、 "
r"は「後輪」を表し、 "o"「外側」を、 "i"は「内側」
を夫々表す。而して、例えば外側前輪(fo)がタイヤ横
力制限の対象であるときには、その他の車輪に関し加算
すべき目標スリップ率が、第1段目に示すように設定さ
れる。即ち、内側前輪に関し加算すべき目標スリップ率
Stgfiが5%、外側後輪に関し加算すべき目標スリップ
率Stgroが10%、内側後輪に関し加算すべき目標スリ
ップ率Stgriが2%に夫々設定される。これによって、
車両旋回時にも外側前輪(fo)に対し横力が加えられな
いように制御される。尚、ステップ504において、更
にスロットル開度を閉方向に制御し駆動力を減少させる
こととしてもよい。
横力制限の対象である車輪以外の三つの車輪に対し、加
算すべき目標スリップ率が列挙されている。例えば、図
5のステップ205,207,208にて設定された目
標スリップ率に対し、更にステップ504に示す目標ス
リップ率Stg**が加算されて目標スリップ率が補正され
る。ここで、Stg**における**は車輪を表し、これらの
**に付与される記号のうち、 "f"は「前輪」を表し、 "
r"は「後輪」を表し、 "o"「外側」を、 "i"は「内側」
を夫々表す。而して、例えば外側前輪(fo)がタイヤ横
力制限の対象であるときには、その他の車輪に関し加算
すべき目標スリップ率が、第1段目に示すように設定さ
れる。即ち、内側前輪に関し加算すべき目標スリップ率
Stgfiが5%、外側後輪に関し加算すべき目標スリップ
率Stgroが10%、内側後輪に関し加算すべき目標スリ
ップ率Stgriが2%に夫々設定される。これによって、
車両旋回時にも外側前輪(fo)に対し横力が加えられな
いように制御される。尚、ステップ504において、更
にスロットル開度を閉方向に制御し駆動力を減少させる
こととしてもよい。
【0039】一方、ステップ502において、横加速度
Gyt**が上限値Gyu以下と判定された場合には、ステッ
プ505に進みタイヤ横力制限制御フラグがセットされ
ているか否かが判定される。タイヤ横力制限制御フラグ
がセットされていなければそのままメインルーチンに戻
るが、タイヤ横力制限制御フラグがセットされている場
合には、ステップ506に進みアクセル操作に応じてス
ロットル開度が徐々に戻される。そして、ステップ50
7においてスロットル開度がアクセル開度に対応する関
係となると、ステップ508に進みタイヤ横力制限制御
フラグがリセット(0)される。
Gyt**が上限値Gyu以下と判定された場合には、ステッ
プ505に進みタイヤ横力制限制御フラグがセットされ
ているか否かが判定される。タイヤ横力制限制御フラグ
がセットされていなければそのままメインルーチンに戻
るが、タイヤ横力制限制御フラグがセットされている場
合には、ステップ506に進みアクセル操作に応じてス
ロットル開度が徐々に戻される。そして、ステップ50
7においてスロットル開度がアクセル開度に対応する関
係となると、ステップ508に進みタイヤ横力制限制御
フラグがリセット(0)される。
【0040】次に、図9は、ステップ307にて行なわ
れるタイヤ制動力制限の処理を示すもので、先ずステッ
プ601において車両が制動中(通常制動中もしくは自
動制動中)か否かが判定され、制動中であれば更にステ
ップ602において制動中の車輪のホイールシリンダ液
圧Pw** が上限値Pwuと比較される。ホイールシリンダ
液圧Pw** が上限値Pwuを越えている場合にはステップ
603に進み上限値Pwu以下となるように液圧調整が行
なわれる。即ち、ホイールシリンダ液圧Pw**と上限値
Pwuの差(Pw** −Pwu)の大きさに応じて当該ホイー
ルシリンダに対する液圧モードが設定される。例えば、
差(Pw** −Pwu)が大きいときはパルス減圧モードと
されてホイールシリンダが上限値Pwuとなるまで減圧さ
れる。差(Pw** −Pwu)が小さくなれば当該ホイール
シリンダに対する液圧モードは保持モード、あるいはパ
ルス増圧モードとされる。
れるタイヤ制動力制限の処理を示すもので、先ずステッ
プ601において車両が制動中(通常制動中もしくは自
動制動中)か否かが判定され、制動中であれば更にステ
ップ602において制動中の車輪のホイールシリンダ液
圧Pw** が上限値Pwuと比較される。ホイールシリンダ
液圧Pw** が上限値Pwuを越えている場合にはステップ
603に進み上限値Pwu以下となるように液圧調整が行
なわれる。即ち、ホイールシリンダ液圧Pw**と上限値
Pwuの差(Pw** −Pwu)の大きさに応じて当該ホイー
ルシリンダに対する液圧モードが設定される。例えば、
差(Pw** −Pwu)が大きいときはパルス減圧モードと
されてホイールシリンダが上限値Pwuとなるまで減圧さ
れる。差(Pw** −Pwu)が小さくなれば当該ホイール
シリンダに対する液圧モードは保持モード、あるいはパ
ルス増圧モードとされる。
【0041】図14はブレーキ液圧制御装置BCを含む
制動系を示すもので、ブレーキペダルBPの操作に応じ
てバキュームブースタVBを介してマスタシリンダMC
が倍力駆動され、低圧リザーバLRS内のブレーキ液が
昇圧されて車輪FR,RL側及び車輪FL,RR側の二
つのブレーキ液圧系統にマスタシリンダ液圧が出力され
るように構成されている。マスタシリンダMCは二つの
圧力室を有するタンデム型のマスタシリンダで、一方の
圧力室は車輪FR,RL側のブレーキ液圧系統に連通接
続され、他方の圧力室は車輪FL,RR側のブレーキ液
圧系統に連通接続されている。尚、マスタシリンダMC
の出力側には、その出力液圧(マスタシリンダ液圧)を
検出する圧力センサPSが設けられている。
制動系を示すもので、ブレーキペダルBPの操作に応じ
てバキュームブースタVBを介してマスタシリンダMC
が倍力駆動され、低圧リザーバLRS内のブレーキ液が
昇圧されて車輪FR,RL側及び車輪FL,RR側の二
つのブレーキ液圧系統にマスタシリンダ液圧が出力され
るように構成されている。マスタシリンダMCは二つの
圧力室を有するタンデム型のマスタシリンダで、一方の
圧力室は車輪FR,RL側のブレーキ液圧系統に連通接
続され、他方の圧力室は車輪FL,RR側のブレーキ液
圧系統に連通接続されている。尚、マスタシリンダMC
の出力側には、その出力液圧(マスタシリンダ液圧)を
検出する圧力センサPSが設けられている。
【0042】本実施形態の車輪FR,RL側のブレーキ
液圧系統においては、一方の圧力室は主液圧路MF及び
その分岐液圧路MFr,MFlを介して夫々ホイールシ
リンダWfr,Wrlに接続されている。主液圧路MF
には常開の第1の開閉弁SC1(所謂カットオフ弁とし
て機能するもので、以下、単に開閉弁SC1という)が
介装されている。また、一方の圧力室は補助液圧路MF
cを介して後述する逆止弁CV5,CV6の間に接続さ
れている。補助液圧路MFcには常閉の第2の開閉弁S
I1(以下、単に開閉弁SI1という)が介装されてい
る。これらの開閉弁は何れも2ポート2位置の電磁開閉
弁で構成されている。分岐液圧路MFr,MFlには夫
々、常開型の2ポート2位置電磁開閉弁PC1及びPC
2(以下、単に開閉弁PC1,PC2という)が介装さ
れている。また、これらと並列に夫々逆止弁CV1,C
V2が介装されている。
液圧系統においては、一方の圧力室は主液圧路MF及び
その分岐液圧路MFr,MFlを介して夫々ホイールシ
リンダWfr,Wrlに接続されている。主液圧路MF
には常開の第1の開閉弁SC1(所謂カットオフ弁とし
て機能するもので、以下、単に開閉弁SC1という)が
介装されている。また、一方の圧力室は補助液圧路MF
cを介して後述する逆止弁CV5,CV6の間に接続さ
れている。補助液圧路MFcには常閉の第2の開閉弁S
I1(以下、単に開閉弁SI1という)が介装されてい
る。これらの開閉弁は何れも2ポート2位置の電磁開閉
弁で構成されている。分岐液圧路MFr,MFlには夫
々、常開型の2ポート2位置電磁開閉弁PC1及びPC
2(以下、単に開閉弁PC1,PC2という)が介装さ
れている。また、これらと並列に夫々逆止弁CV1,C
V2が介装されている。
【0043】逆止弁CV1,CV2は、マスタシリンダ
MC方向へのブレーキ液の流れを許容しホイールシリン
ダWfr,Wrl方向へのブレーキ液の流れを制限する
もので、これらの逆止弁CV1,CV2及び第1の位置
(図示の状態)の開閉弁SC1を介してホイールシリン
ダWfr,Wrl内のブレーキ液がマスタシリンダMC
ひいては低圧リザーバLRSに戻されるように構成され
ている。而して、ブレーキペダルBPが解放されたとき
に、ホイールシリンダWfr,Wrl内の液圧はマスタ
シリンダMC側の液圧低下に迅速に追従し得る。また、
ホイールシリンダWfr,Wrlに連通接続される排出
側の分岐液圧路RFr,RFlに、夫々常閉型の2ポー
ト2位置電磁開閉弁PC5,PC6(以下、単に開閉弁
PC5,PC6という)が介装されており、分岐液圧路
RFr,RFlが合流した排出液圧路RFはリザーバR
S1に接続されている。
MC方向へのブレーキ液の流れを許容しホイールシリン
ダWfr,Wrl方向へのブレーキ液の流れを制限する
もので、これらの逆止弁CV1,CV2及び第1の位置
(図示の状態)の開閉弁SC1を介してホイールシリン
ダWfr,Wrl内のブレーキ液がマスタシリンダMC
ひいては低圧リザーバLRSに戻されるように構成され
ている。而して、ブレーキペダルBPが解放されたとき
に、ホイールシリンダWfr,Wrl内の液圧はマスタ
シリンダMC側の液圧低下に迅速に追従し得る。また、
ホイールシリンダWfr,Wrlに連通接続される排出
側の分岐液圧路RFr,RFlに、夫々常閉型の2ポー
ト2位置電磁開閉弁PC5,PC6(以下、単に開閉弁
PC5,PC6という)が介装されており、分岐液圧路
RFr,RFlが合流した排出液圧路RFはリザーバR
S1に接続されている。
【0044】車輪FR,RL側のブレーキ液圧系統にお
いては、上記開閉弁PC1,PC2,PC5,PC6に
よって本発明にいうモジュレータが構成されている。ま
た、開閉弁PC1,PC2の上流側で分岐液圧路MF
r,MFlに連通接続する液圧路MFpに、液圧ポンプ
HP1が介装され、その吸込側には逆止弁CV5,CV
6を介してリザーバRS1が接続されている。また、液
圧ポンプHP1の吐出側は、逆止弁CV7及びダンパD
P1を介して夫々開閉弁PC1,PC2に接続されてい
る。液圧ポンプHP1は、液圧ポンプHP2と共に一つ
の電動モータMによって駆動され、吸込側からブレーキ
液を導入し所定の圧力に昇圧して吐出側から出力するよ
うに構成されている。リザーバRS1は、マスタシリン
ダMCの低圧リザーバLRSとは独立して設けられるも
ので、アキュムレータということもでき、ピストンとス
プリングを備え、種々の制御に必要な容量のブレーキ液
を貯蔵し得るように構成されている。
いては、上記開閉弁PC1,PC2,PC5,PC6に
よって本発明にいうモジュレータが構成されている。ま
た、開閉弁PC1,PC2の上流側で分岐液圧路MF
r,MFlに連通接続する液圧路MFpに、液圧ポンプ
HP1が介装され、その吸込側には逆止弁CV5,CV
6を介してリザーバRS1が接続されている。また、液
圧ポンプHP1の吐出側は、逆止弁CV7及びダンパD
P1を介して夫々開閉弁PC1,PC2に接続されてい
る。液圧ポンプHP1は、液圧ポンプHP2と共に一つ
の電動モータMによって駆動され、吸込側からブレーキ
液を導入し所定の圧力に昇圧して吐出側から出力するよ
うに構成されている。リザーバRS1は、マスタシリン
ダMCの低圧リザーバLRSとは独立して設けられるも
ので、アキュムレータということもでき、ピストンとス
プリングを備え、種々の制御に必要な容量のブレーキ液
を貯蔵し得るように構成されている。
【0045】マスタシリンダMCは液圧路MFcを介し
て液圧ポンプHP1の吸込側の逆止弁CV5と逆止弁C
V6との間に連通接続されている。逆止弁CV5はリザ
ーバRS1へのブレーキ液の流れを阻止し、逆方向の流
れを許容するものである。また、逆止弁CV6,CV7
は液圧ポンプHP1を介して吐出されるブレーキ液の流
れを一定方向に規制するもので、通常は液圧ポンプHP
1内に一体的に構成されている。而して、開閉弁SI1
は、図14に示す常態の閉位置でマスタシリンダMCと
液圧ポンプHP1の吸込側との連通が遮断され、開位置
でマスタシリンダMCと液圧ポンプHP1の吸込側が連
通するように切り換えられる。
て液圧ポンプHP1の吸込側の逆止弁CV5と逆止弁C
V6との間に連通接続されている。逆止弁CV5はリザ
ーバRS1へのブレーキ液の流れを阻止し、逆方向の流
れを許容するものである。また、逆止弁CV6,CV7
は液圧ポンプHP1を介して吐出されるブレーキ液の流
れを一定方向に規制するもので、通常は液圧ポンプHP
1内に一体的に構成されている。而して、開閉弁SI1
は、図14に示す常態の閉位置でマスタシリンダMCと
液圧ポンプHP1の吸込側との連通が遮断され、開位置
でマスタシリンダMCと液圧ポンプHP1の吸込側が連
通するように切り換えられる。
【0046】更に、開閉弁SC1に並列に、マスタシリ
ンダMCから開閉弁PC1,PC2方向へのブレーキ液
の流れを制限し、開閉弁PC1,PC2側のブレーキ液
圧がマスタシリンダMC側のブレーキ液圧に対し所定の
差圧以上大となったときにマスタシリンダMC方向への
ブレーキ液の流れを許容するリリーフ弁RV1と、ホイ
ールシリンダWfr,Wrl方向へのブレーキ液の流れ
を許容し逆方向の流れを禁止する逆止弁AV1が介装さ
れている。リリーフ弁RV1は、液圧ポンプHP1から
吐出される加圧ブレーキ液がマスタシリンダMCの出力
液圧より所定の差圧以上大となったときに、マスタシリ
ンダMCを介して低圧リザーバLRSにブレーキ液を還
流するもので、これにより液圧ポンプHP1の吐出ブレ
ーキ液が所定の圧力に調圧される。また、液圧ポンプH
P1の吐出側にダンパDP1が配設され、後輪側のホイ
ールシリンダWrlに至る液圧路にプロポーショニング
バルブPV1が介装されている。
ンダMCから開閉弁PC1,PC2方向へのブレーキ液
の流れを制限し、開閉弁PC1,PC2側のブレーキ液
圧がマスタシリンダMC側のブレーキ液圧に対し所定の
差圧以上大となったときにマスタシリンダMC方向への
ブレーキ液の流れを許容するリリーフ弁RV1と、ホイ
ールシリンダWfr,Wrl方向へのブレーキ液の流れ
を許容し逆方向の流れを禁止する逆止弁AV1が介装さ
れている。リリーフ弁RV1は、液圧ポンプHP1から
吐出される加圧ブレーキ液がマスタシリンダMCの出力
液圧より所定の差圧以上大となったときに、マスタシリ
ンダMCを介して低圧リザーバLRSにブレーキ液を還
流するもので、これにより液圧ポンプHP1の吐出ブレ
ーキ液が所定の圧力に調圧される。また、液圧ポンプH
P1の吐出側にダンパDP1が配設され、後輪側のホイ
ールシリンダWrlに至る液圧路にプロポーショニング
バルブPV1が介装されている。
【0047】車輪FL,RR側のブレーキ液圧系統にお
いても同様に、リザーバRS2、ダンパDP2及びプロ
ポーショニングバルブPV2をはじめ、常開型の2ポー
ト2位置電磁開閉弁SC2(第1の開閉弁)、常閉型の
2ポート2位置電磁開閉弁SI2(第2の開閉弁),P
C7,PC8、常開型の2ポート2位置電磁開閉弁PC
3,PC4、逆止弁CV3,CV4,CV8乃至CV1
0、リリーフ弁RV2並びに逆止弁AV2が配設されて
いる。液圧ポンプHP2は、電動モータMによって液圧
ポンプHP1と共に駆動され、電動モータMの起動後は
両液圧ポンプHP1,HP2は連続して駆動される。
いても同様に、リザーバRS2、ダンパDP2及びプロ
ポーショニングバルブPV2をはじめ、常開型の2ポー
ト2位置電磁開閉弁SC2(第1の開閉弁)、常閉型の
2ポート2位置電磁開閉弁SI2(第2の開閉弁),P
C7,PC8、常開型の2ポート2位置電磁開閉弁PC
3,PC4、逆止弁CV3,CV4,CV8乃至CV1
0、リリーフ弁RV2並びに逆止弁AV2が配設されて
いる。液圧ポンプHP2は、電動モータMによって液圧
ポンプHP1と共に駆動され、電動モータMの起動後は
両液圧ポンプHP1,HP2は連続して駆動される。
【0048】上記開閉弁SC1,SC2,SI1,SI
2並びに開閉弁PC1乃至PC8は電子制御装置ECU
によって駆動制御され、上記の制動操舵制御を初めとす
る各種制御が行なわれる。例えば、例えば過度のオーバ
ーステアを防止する場合には、これに対抗するモーメン
トを発生させる必要があり、車輪FR,RL側のブレー
キ液圧系統においては、制動操舵制御時に開閉弁SC1
が閉位置に切換えられると共に、開閉弁SI1が開位置
に切換えられ、電動モータMが駆動され、液圧ポンプH
P1からブレーキ液が吐出される。そして、開閉弁PC
1,PC2,PC5,PC6が電子制御装置ECUによ
って適宜開閉制御され、ホイールシリンダWfr,Wr
lの液圧がパルス増圧(緩増圧)、減圧又は保持され、
車輪FL,RR側のブレーキ液圧系統も含め、前後の車
輪間の制動力配分が車両のコーストレース性を維持し得
るように制御される。
2並びに開閉弁PC1乃至PC8は電子制御装置ECU
によって駆動制御され、上記の制動操舵制御を初めとす
る各種制御が行なわれる。例えば、例えば過度のオーバ
ーステアを防止する場合には、これに対抗するモーメン
トを発生させる必要があり、車輪FR,RL側のブレー
キ液圧系統においては、制動操舵制御時に開閉弁SC1
が閉位置に切換えられると共に、開閉弁SI1が開位置
に切換えられ、電動モータMが駆動され、液圧ポンプH
P1からブレーキ液が吐出される。そして、開閉弁PC
1,PC2,PC5,PC6が電子制御装置ECUによ
って適宜開閉制御され、ホイールシリンダWfr,Wr
lの液圧がパルス増圧(緩増圧)、減圧又は保持され、
車輪FL,RR側のブレーキ液圧系統も含め、前後の車
輪間の制動力配分が車両のコーストレース性を維持し得
るように制御される。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係る運動制
御装置においては、車両が走行中に所定値以下のタイヤ
空気圧が検出されたときには、空気圧低下車輪に関しタ
イヤ負荷が上限値を越えないように、各車輪に対する制
動力及び/又は駆動力を制御するように構成されている
ので、空気圧低下車輪のタイヤに過大な負荷が加わえら
れることなく、円滑に制動あるいは旋回作動を行なうこ
とができる。
で、以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係る運動制
御装置においては、車両が走行中に所定値以下のタイヤ
空気圧が検出されたときには、空気圧低下車輪に関しタ
イヤ負荷が上限値を越えないように、各車輪に対する制
動力及び/又は駆動力を制御するように構成されている
ので、空気圧低下車輪のタイヤに過大な負荷が加わえら
れることなく、円滑に制動あるいは旋回作動を行なうこ
とができる。
【0050】前記制御手段を請求項2に記載のように構
成することにより、車両の制動時に、空気圧低下車輪に
対しタイヤ空気圧に応じて制動力が制限されるので、空
気圧低下車輪に過大な制動力が加わえられることなく、
円滑に制動作動を行なうことができる。
成することにより、車両の制動時に、空気圧低下車輪に
対しタイヤ空気圧に応じて制動力が制限されるので、空
気圧低下車輪に過大な制動力が加わえられることなく、
円滑に制動作動を行なうことができる。
【0051】また、前記制御手段を請求項3に記載のよ
うに構成することにより、車両の旋回時に、空気圧低下
車輪に対しタイヤ空気圧に応じて横力が制限されるの
で、空気圧低下車輪に過大な横力が加わえられることな
く、円滑に旋回作動を行なうことができる。
うに構成することにより、車両の旋回時に、空気圧低下
車輪に対しタイヤ空気圧に応じて横力が制限されるの
で、空気圧低下車輪に過大な横力が加わえられることな
く、円滑に旋回作動を行なうことができる。
【0052】あるいは、請求項4に記載のように、車両
が走行中に所定値以下のタイヤ空気圧が検出されたとき
に、空気圧低下車輪に関しタイヤ負荷が上限値を越えな
いように、空気圧低下車輪以外の各車輪に対し制動力を
付与するように構成してもよく、この場合においても、
空気圧低下車輪に過大な負荷が加わえられることなく、
円滑に制動あるいは旋回作動を行なうことができる。
が走行中に所定値以下のタイヤ空気圧が検出されたとき
に、空気圧低下車輪に関しタイヤ負荷が上限値を越えな
いように、空気圧低下車輪以外の各車輪に対し制動力を
付与するように構成してもよく、この場合においても、
空気圧低下車輪に過大な負荷が加わえられることなく、
円滑に制動あるいは旋回作動を行なうことができる。
【図1】本発明の運動制御装置の一実施形態の全体構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明の運動制御装置の一実施形態の全体構成
図である。
図である。
【図3】本発明の一実施形態における車両の制動制御の
一部を示すフローチャートである。
一部を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態における車両の制動制御の
残部を示すフローチャートである。
残部を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態における制動操舵制御に供
する目標スリップ率設定の処理を示すフローチャートで
ある。
する目標スリップ率設定の処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の一実施形態における液圧サーボ制御の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態におけるタイヤ制動力及び
タイヤ横力の制限値の演算処理を示すフローチャートで
ある。
タイヤ横力の制限値の演算処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】本発明の一実施形態におけるタイヤ横力制限の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態におけるタイヤ制動力制限
の処理を示すフローチャートである。
の処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態におけるオーバーステア
抑制制御の開始・終了判定領域を示すグラフである。
抑制制御の開始・終了判定領域を示すグラフである。
【図11】本発明の一実施形態におけるアンダーステア
抑制制御の開始・終了判定領域を示すグラフである。
抑制制御の開始・終了判定領域を示すグラフである。
【図12】本発明の一実施形態における液圧制御に供す
るパラメータ演算用のゲインGs** ,Gd** を示すグラ
フである。
るパラメータ演算用のゲインGs** ,Gd** を示すグラ
フである。
【図13】本発明の一実施形態に供する制御マップを示
すグラフである。
すグラフである。
【図14】本発明の車両の運動制御装置の液圧系を示す
構成図である。
構成図である。
EG エンジン, ECU 電子制御装置,FR,F
L,RR,RL 車輪,WS1〜WS4 車輪速度セ
ンサ,YG 横加速度センサ, YS ヨーレイトセン
サ,APS1〜APS4 タイヤ空気圧センサ,LS1
〜LS4 車輪荷重センサ,WPS1〜WPS4 ホイ
ールシリンダ液圧センサ,MC マスタシリンダ, B
P ブレーキペダル,M 電動モータ, HP1,HP
2 液圧ポンプ,RS1,RS2 リザーバ, PC1
〜PC8 開閉弁,Wfr,Wfl,Wrr,Wrl ホイール
シリンダ,SC1,SC2 第1の開閉弁, SI1,
SI2 第2の開閉弁,
L,RR,RL 車輪,WS1〜WS4 車輪速度セ
ンサ,YG 横加速度センサ, YS ヨーレイトセン
サ,APS1〜APS4 タイヤ空気圧センサ,LS1
〜LS4 車輪荷重センサ,WPS1〜WPS4 ホイ
ールシリンダ液圧センサ,MC マスタシリンダ, B
P ブレーキペダル,M 電動モータ, HP1,HP
2 液圧ポンプ,RS1,RS2 リザーバ, PC1
〜PC8 開閉弁,Wfr,Wfl,Wrr,Wrl ホイール
シリンダ,SC1,SC2 第1の開閉弁, SI1,
SI2 第2の開閉弁,
フロントページの続き (72)発明者 浅野 憲司 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 3D041 AA31 AA33 AA48 AA49 AA71 AB01 AC01 AC26 AD10 AD41 AD47 AD50 AD51 AE02 AE04 AE41 AF00 AF01 3D045 BB01 BB40 CC03 EE21 GG00 GG01 GG23 GG25 GG26 GG28 3D046 BB01 BB28 BB29 BB31 CC02 DD04 FF08 GG02 HH00 HH02 HH08 HH16 HH23 HH25 HH29 HH36 HH46 LL23 LL50 MM02 MM13
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の各車輪のタイヤ空気圧を検出する
空気圧検出手段と、前記各車輪のタイヤに作用する負荷
を検出するタイヤ負荷検出手段と、前記空気圧検出手段
が検出した車輪のタイヤ空気圧が所定値以下に低下した
ときに、該タイヤ空気圧に応じて当該空気圧低下車輪の
タイヤに対する負荷の上限値を設定する上限値設定手段
と、前記車両が走行中に、前記空気圧検出手段が前記所
定値以下のタイヤ空気圧を検出したときには、前記空気
圧低下車輪に関し前記タイヤ負荷検出手段が検出するタ
イヤ負荷が前記上限値を越えないように、前記各車輪に
対する制動力及び/又は駆動力を制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする車両の運動制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記車両の制動時に、
前記空気圧低下車輪に対する制動力を前記空気圧低下車
輪のタイヤ空気圧に応じて制限する制動力制限手段を備
えたことを特徴とする請求項1記載の車両の運動制御装
置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記車両の旋回時に、
前記空気圧低下車輪に対する横力を前記空気圧低下車輪
のタイヤ空気圧に応じて制限する横力制限手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の車両の運動制御装置。 - 【請求項4】 車両の各車輪のタイヤ空気圧を検出する
空気圧検出手段と、前記各車輪のタイヤに作用する負荷
を検出するタイヤ負荷検出手段と、前記空気圧検出手段
が検出した車輪のタイヤ空気圧が所定値以下に低下した
ときに、該タイヤ空気圧に応じて当該空気圧低下車輪の
タイヤに対する負荷の上限値を設定する上限値設定手段
と、前記車両が走行中に、前記空気圧検出手段が前記所
定値以下のタイヤ空気圧を検出したときには、前記空気
圧低下車輪に関し前記タイヤ負荷検出手段が検出するタ
イヤ負荷が前記上限値を越えないように、前記空気圧低
下車輪以外の各車輪に対し制動力を付与する制動力制御
手段とを備えたことを特徴とする車両の運動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11039842A JP2000233732A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 車両の運動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11039842A JP2000233732A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 車両の運動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000233732A true JP2000233732A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12564230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11039842A Pending JP2000233732A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 車両の運動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000233732A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004024522A1 (ja) * | 2002-09-10 | 2004-03-25 | Advics Co., Ltd. | 車両の運動制御装置 |
| JP2004224262A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Hino Motors Ltd | 自動ブレーキ制御装置 |
| JP2005096754A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-14 | Haldex Brake Corp | ブレーキシステムへの動力の供給を調節するシステム |
| JP2010221851A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Honda Motor Co Ltd | ブレーキ前後配分制御装置 |
-
1999
- 1999-02-18 JP JP11039842A patent/JP2000233732A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004024522A1 (ja) * | 2002-09-10 | 2004-03-25 | Advics Co., Ltd. | 車両の運動制御装置 |
| US7162350B2 (en) | 2002-09-10 | 2007-01-09 | Advics Co., Ltd. | Vehicle motion control device |
| JP2004224262A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Hino Motors Ltd | 自動ブレーキ制御装置 |
| JP2005096754A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-14 | Haldex Brake Corp | ブレーキシステムへの動力の供給を調節するシステム |
| JP2010221851A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Honda Motor Co Ltd | ブレーキ前後配分制御装置 |
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