JP2000235825A - 真空遮断器用電極部材及びその製造方法 - Google Patents
真空遮断器用電極部材及びその製造方法Info
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- JP2000235825A JP2000235825A JP11036816A JP3681699A JP2000235825A JP 2000235825 A JP2000235825 A JP 2000235825A JP 11036816 A JP11036816 A JP 11036816A JP 3681699 A JP3681699 A JP 3681699A JP 2000235825 A JP2000235825 A JP 2000235825A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、遮断性能及び耐電圧性能のばらつき
を低減し、信頼性を向上させる真空遮断器及びそれに用
いる真空バルブと電気接点を提供する。 【解決手段】固定側電極と可動側電極がアーク電極部材
とそれを支持するアーク電極支持部材とを備え、アーク
電極部材は高導電性金属及び耐火性金属が溶射によって
形成されること、偏平状の粒子形状を有すること又は支
持部材との界面での凹凸が100μm以下であることを
特徴とする。
を低減し、信頼性を向上させる真空遮断器及びそれに用
いる真空バルブと電気接点を提供する。 【解決手段】固定側電極と可動側電極がアーク電極部材
とそれを支持するアーク電極支持部材とを備え、アーク
電極部材は高導電性金属及び耐火性金属が溶射によって
形成されること、偏平状の粒子形状を有すること又は支
持部材との界面での凹凸が100μm以下であることを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な真空遮断器と
それに用いる真空バルブ、更にそれに用いられる電気接
点に関する。
それに用いる真空バルブ、更にそれに用いられる電気接
点に関する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器の電極構造は、一対の固定電
極及び可動電極からなっている。上記固定及び可動電極
の構造は、アーク電極と該アーク電極を支持するアーク
支持部材と、該アーク支持部材に連なるコイル電極端部
には電極棒の4部品から構成されている。
極及び可動電極からなっている。上記固定及び可動電極
の構造は、アーク電極と該アーク電極を支持するアーク
支持部材と、該アーク支持部材に連なるコイル電極端部
には電極棒の4部品から構成されている。
【0003】上述したアーク電極材は、高電圧,大電流
を開閉遮断するために直接アークにさらされる。アーク
電極に要求される満足すべき特性は、遮断容量が大きい
こと、耐電圧値が高いこと、接触抵抗値が小さいこと
(電気伝導に優れていること)、耐溶着性に優れているこ
と、接点消耗量が少ないこと及び裁断電流値が小さいこ
と、等基本的な要件が挙げられる。しかし、これらの特
性を全て満足させることは困難であって一般には用途に
応じて特に重要な特性を重視し、他の特性はある程度犠
牲にした材料が使用されている。大電流,高電圧遮断用
アーク電極材料としては、特開昭63−96204 号公報には
Cr又はCr−CuスケルトンにCuを溶浸させる方法
が開示されている。
を開閉遮断するために直接アークにさらされる。アーク
電極に要求される満足すべき特性は、遮断容量が大きい
こと、耐電圧値が高いこと、接触抵抗値が小さいこと
(電気伝導に優れていること)、耐溶着性に優れているこ
と、接点消耗量が少ないこと及び裁断電流値が小さいこ
と、等基本的な要件が挙げられる。しかし、これらの特
性を全て満足させることは困難であって一般には用途に
応じて特に重要な特性を重視し、他の特性はある程度犠
牲にした材料が使用されている。大電流,高電圧遮断用
アーク電極材料としては、特開昭63−96204 号公報には
Cr又はCr−CuスケルトンにCuを溶浸させる方法
が開示されている。
【0004】また、特開昭62−15716 号では、溶浸法に
より作製した電極材の表面に、Fe族元素(Fe,N
i,Coなど)またはそれらの合金系を約3μmの厚さ
にコーティングする。被覆法としては電気メッキ,ドラ
イメッキ,プラズマ溶射,CVD法あるいはスパッタ蒸
着法などを用い電極用接点材料の製造が記載されてい
る。しかし、溶浸法により作製した電極材の表面に、プ
ラズマ溶射法により約3μm厚さの皮膜を形成した状態
では、基材との接着力が脆弱なため、小さな衝撃で皮膜
が剥離する恐れがある。また皮膜が極めて薄いので効果
が小さい。更に、電極材の製造工数が多くなるので経費
が高くなる。
より作製した電極材の表面に、Fe族元素(Fe,N
i,Coなど)またはそれらの合金系を約3μmの厚さ
にコーティングする。被覆法としては電気メッキ,ドラ
イメッキ,プラズマ溶射,CVD法あるいはスパッタ蒸
着法などを用い電極用接点材料の製造が記載されてい
る。しかし、溶浸法により作製した電極材の表面に、プ
ラズマ溶射法により約3μm厚さの皮膜を形成した状態
では、基材との接着力が脆弱なため、小さな衝撃で皮膜
が剥離する恐れがある。また皮膜が極めて薄いので効果
が小さい。更に、電極材の製造工数が多くなるので経費
が高くなる。
【0005】クロム粉末と銅粉末との混合体を粉末冶金
法によって焼結体として形成されたり、多孔質のクロム
仮焼結体に銅を溶浸させて溶浸材として成形されたもの
や溶解法によって溶製材として成形されたものが使用さ
れている。しかし、これらの手法で作製した多孔質の混
合金属成形体の金属粒子間の結合力が弱いため、成形体
のハンドリング等の取り扱いに問題がある。また、この
成形体に高導電性金属である銅を溶融含浸した複合体中
の耐火性金属である結合力の脆弱なクロム粒子は軽いた
め、遊離浮上し、電極支持部(銅)中に溶け込み複合材
の脱クロム現象がみられる。また、アーク電極部(複合
部材)と電極支持部との界面に凹凸の食われ現象が著し
い。更に、成形体の減肉あるいは組成の不均一性が生じ
真空遮断器用電極部材としての性能を劣化させる恐れが
ある。
法によって焼結体として形成されたり、多孔質のクロム
仮焼結体に銅を溶浸させて溶浸材として成形されたもの
や溶解法によって溶製材として成形されたものが使用さ
れている。しかし、これらの手法で作製した多孔質の混
合金属成形体の金属粒子間の結合力が弱いため、成形体
のハンドリング等の取り扱いに問題がある。また、この
成形体に高導電性金属である銅を溶融含浸した複合体中
の耐火性金属である結合力の脆弱なクロム粒子は軽いた
め、遊離浮上し、電極支持部(銅)中に溶け込み複合材
の脱クロム現象がみられる。また、アーク電極部(複合
部材)と電極支持部との界面に凹凸の食われ現象が著し
い。更に、成形体の減肉あるいは組成の不均一性が生じ
真空遮断器用電極部材としての性能を劣化させる恐れが
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電極材料として使用さ
れる銅合金において、一般的に、耐溶着性,耐電圧性を
向上させるためにクロムなど添加されている。しかし、
大きいクロム粉末粒子を用いて金型成形した成形体は脆
弱である。また溶浸した電極材料はアーク電極材と電極
支持材との界面に凹凸の食われ現象が生じるとともに減
肉される恐れがある。
れる銅合金において、一般的に、耐溶着性,耐電圧性を
向上させるためにクロムなど添加されている。しかし、
大きいクロム粉末粒子を用いて金型成形した成形体は脆
弱である。また溶浸した電極材料はアーク電極材と電極
支持材との界面に凹凸の食われ現象が生じるとともに減
肉される恐れがある。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点を解決し電
極部材を構成する銅基地中の微細クロム粒子等の均一分
散性を向上させて、真空遮断器の遮断性能及び耐電圧性
能のばらつきを低減でき、真空遮断器の信頼性を向上さ
せる真空遮断器及びそれに用いる真空バルブと電気接点
を提供することを目的とする。
極部材を構成する銅基地中の微細クロム粒子等の均一分
散性を向上させて、真空遮断器の遮断性能及び耐電圧性
能のばらつきを低減でき、真空遮断器の信頼性を向上さ
せる真空遮断器及びそれに用いる真空バルブと電気接点
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、アーク電極と
しての役割を果たす、表面層をプラズマ溶射法により銅
微粒子,クロム微粒子を偏平かつ均一に分散する積層を
銅(アーク電極支持部材)に形成し、更に真空熱処理を
施すことにより、複合部材(アーク電極)と銅(アーク
電極支持部材)との界面は平坦かつ強固な結合力を有し
ている。粉末冶金法で作製した成形体に銅を溶浸した時
に見られるような脱クロムあるいは成形体の減肉もな
く、従来銅合金よりも優れた電気特性が得られる。
しての役割を果たす、表面層をプラズマ溶射法により銅
微粒子,クロム微粒子を偏平かつ均一に分散する積層を
銅(アーク電極支持部材)に形成し、更に真空熱処理を
施すことにより、複合部材(アーク電極)と銅(アーク
電極支持部材)との界面は平坦かつ強固な結合力を有し
ている。粉末冶金法で作製した成形体に銅を溶浸した時
に見られるような脱クロムあるいは成形体の減肉もな
く、従来銅合金よりも優れた電気特性が得られる。
【0009】本発明は、Cu,Ag,Au等の高導電性
金属の粉末と、粒径5〜100μmのCr,W,Mo、
及びTa等の耐火性金属の1種又はそれ以上で構成され
る合金において、高導電性金属の粉末の粒径を5〜10
0μmのものを70重量%以上、好ましくは80重量%
以上、より好ましくは90重量%以上としたものであ
る。
金属の粉末と、粒径5〜100μmのCr,W,Mo、
及びTa等の耐火性金属の1種又はそれ以上で構成され
る合金において、高導電性金属の粉末の粒径を5〜10
0μmのものを70重量%以上、好ましくは80重量%
以上、より好ましくは90重量%以上としたものであ
る。
【0010】前記合金は、融点1800℃以上のCr,
W,Mo、及びTaの1種又は2種以上の耐火性金属の
合計が10〜80重量%とCu等の高導電性金属を20
〜90重量%とするのが望ましい。
W,Mo、及びTaの1種又は2種以上の耐火性金属の
合計が10〜80重量%とCu等の高導電性金属を20
〜90重量%とするのが望ましい。
【0011】前記合金は、Pbを10重量%以下、S
b,Biの少なくとも1種以上の金属の合計10重量%
以下,Tiを10重量%以下添加することができる。
b,Biの少なくとも1種以上の金属の合計10重量%
以下,Tiを10重量%以下添加することができる。
【0012】本発明は、前記金属混合粉末をプラズマ溶
射あるいは火炎溶射法のいずれかを用い、溶射すること
によって高導電性金属と耐火性金属とが偏平状の結晶粒
によって形成されていること、又はアーク電極とアーク
電極支持部との界面での凹凸が100μm以下であるこ
とを特徴とするものである。
射あるいは火炎溶射法のいずれかを用い、溶射すること
によって高導電性金属と耐火性金属とが偏平状の結晶粒
によって形成されていること、又はアーク電極とアーク
電極支持部との界面での凹凸が100μm以下であるこ
とを特徴とするものである。
【0013】本発明は、絶縁性の真空容器内に固定側電
極と可動側電極とを備えた真空バルブと、該真空バルブ
内の前記固定側電極と可動側電極との各々に前記真空バ
ルブ外に接続された導体端子と、前記可動側電極を駆動
する開閉手段とを備えた真空遮断器において、前記固定
側電極及び可動側電極は耐火性金属と高導電性金属との
前述の合金からなるアーク電極を有することを特徴とす
る真空遮断器にある。電極材料は、耐火性金属とCu等
を主にした高導電性金属との複合合金からなり、前者に
はCr,W,Mo,Ta等の約1800℃以上の高融点
の耐火性金属が用いられ、Cuに対する固溶量として3
%以下の小さいものが好ましい。
極と可動側電極とを備えた真空バルブと、該真空バルブ
内の前記固定側電極と可動側電極との各々に前記真空バ
ルブ外に接続された導体端子と、前記可動側電極を駆動
する開閉手段とを備えた真空遮断器において、前記固定
側電極及び可動側電極は耐火性金属と高導電性金属との
前述の合金からなるアーク電極を有することを特徴とす
る真空遮断器にある。電極材料は、耐火性金属とCu等
を主にした高導電性金属との複合合金からなり、前者に
はCr,W,Mo,Ta等の約1800℃以上の高融点
の耐火性金属が用いられ、Cuに対する固溶量として3
%以下の小さいものが好ましい。
【0014】耐火性金属は20〜80重量%、特に55
〜75重量%とCu25〜45重量%を含む合金である
ことが望ましい。耐火性金属としては特に、Crに対し
て1〜10重量%のNb,V,Fe,Coの1種以上を
含むのが好ましい。
〜75重量%とCu25〜45重量%を含む合金である
ことが望ましい。耐火性金属としては特に、Crに対し
て1〜10重量%のNb,V,Fe,Coの1種以上を
含むのが好ましい。
【0015】前記アーク電極はCr,W,Mo及びTa
の1種又は2種以上の混合物とCu,Ag及びAuの1
種からなる高導電性金属又はこれらを主にした高導電性
合金、Pb,Bi,Te及びSbの1種又は2種以上と
の合金からなり、前記電極支持部は前記高導電性金属又
は合金からなるのが望ましい。
の1種又は2種以上の混合物とCu,Ag及びAuの1
種からなる高導電性金属又はこれらを主にした高導電性
合金、Pb,Bi,Te及びSbの1種又は2種以上と
の合金からなり、前記電極支持部は前記高導電性金属又
は合金からなるのが望ましい。
【0016】前記電極支持部,裏導体及び外部導体接続
部は、Cr,Ag,W,V,Nb,Mo,Ta,Zr,
Si,Be,Ti,Co,Feの1種又は2種以上の合
計量が2.5 重量%以下と、Cu,Ag又はAuとの合
金からなるものが好ましい。本発明におけるアーク電極
は高導電性金属と耐火性金属との混合粉末を溶射した複
合合金よりなり、前記アーク電極と電極支持部,裏導体
及び外部導体接続部とは好ましくは前記高導電性金属の
拡散によって一体に形成されるのが好ましい。
部は、Cr,Ag,W,V,Nb,Mo,Ta,Zr,
Si,Be,Ti,Co,Feの1種又は2種以上の合
計量が2.5 重量%以下と、Cu,Ag又はAuとの合
金からなるものが好ましい。本発明におけるアーク電極
は高導電性金属と耐火性金属との混合粉末を溶射した複
合合金よりなり、前記アーク電極と電極支持部,裏導体
及び外部導体接続部とは好ましくは前記高導電性金属の
拡散によって一体に形成されるのが好ましい。
【0017】本発明における電極支持部は0.2%耐力
が10kg/mm2 以上で、比抵抗が2.8μΩcm以下のもの
が好ましい。
が10kg/mm2 以上で、比抵抗が2.8μΩcm以下のもの
が好ましい。
【0018】本発明は、前記固定側電極と可動側電極は
互いに接触するアーク電極中央部に真円の凹部が設けら
れているものである。
互いに接触するアーク電極中央部に真円の凹部が設けら
れているものである。
【0019】前記アーク電極,電極支持部,裏導体及び
外部導体接続部は前記高導電性金属の拡散接合によって
一体に形成することが好ましい。
外部導体接続部は前記高導電性金属の拡散接合によって
一体に形成することが好ましい。
【0020】前記アーク電極及び電極支持部に複数本、
好ましくは3〜6本のスパイラル状のスリット溝、又は
直線状のスリット溝が設けられているのが好ましい。
好ましくは3〜6本のスパイラル状のスリット溝、又は
直線状のスリット溝が設けられているのが好ましい。
【0021】本発明の電極の中央部側から外周側方向に
延びた外側端側より電極側面に達する前述の複数のスリ
ット溝は、各スリット溝間に形成した複数のアーク走行
面と、上記スリット溝外周側とアーク走行面外側端との
間のスリット溝を跨いで両アーク走行面と一体に連絡
し、かつ両アーク走行面から流れる電流の通路が一方側
アーク走行面の方が他方側アーク走行面より長くした両
アーク走行面と同抵抗値を有する連絡部とを備え、上記
連絡部の断面積を調整して両アーク走行面から上記連絡
部に流れる電流を制御するように形成するのが好まし
い。
延びた外側端側より電極側面に達する前述の複数のスリ
ット溝は、各スリット溝間に形成した複数のアーク走行
面と、上記スリット溝外周側とアーク走行面外側端との
間のスリット溝を跨いで両アーク走行面と一体に連絡
し、かつ両アーク走行面から流れる電流の通路が一方側
アーク走行面の方が他方側アーク走行面より長くした両
アーク走行面と同抵抗値を有する連絡部とを備え、上記
連絡部の断面積を調整して両アーク走行面から上記連絡
部に流れる電流を制御するように形成するのが好まし
い。
【0022】本発明は、高真空に保たれた絶縁容器内に
固定側電極と可動側電極とを備えた真空バルブにおい
て、前記両電極は前述の耐火性金属粒子と高導電性金属
と、更に好ましくは低融点金属とを含む複合部材よりな
るアーク電極と、該アーク電極を支持する高導電性金属
からなる電極支持部と、該電極支持部より細径である裏
導体及び該裏導体より大径である外部導体接続部とは前
記高導電性金属によって一体に形成されており、アーク
電極が前述の溶射によって形成されていることを特徴と
する。
固定側電極と可動側電極とを備えた真空バルブにおい
て、前記両電極は前述の耐火性金属粒子と高導電性金属
と、更に好ましくは低融点金属とを含む複合部材よりな
るアーク電極と、該アーク電極を支持する高導電性金属
からなる電極支持部と、該電極支持部より細径である裏
導体及び該裏導体より大径である外部導体接続部とは前
記高導電性金属によって一体に形成されており、アーク
電極が前述の溶射によって形成されていることを特徴と
する。
【0023】また、本発明は、前述の耐火性金属粒子と
高導電性金属と好ましくは低融点金属とを有する合金か
らなるアーク電極と、該アーク電極を支持する高導電性
金属からなる電極支持部と、該電極支持部より細径であ
る裏導体及び該裏導体より大径である外部導体接続部を
有し、前記アーク電極は電極支持部,裏導体及び外部裏
導体接続部に対して溶射によって一体に形成されている
ことを特徴とする電気接点にある。
高導電性金属と好ましくは低融点金属とを有する合金か
らなるアーク電極と、該アーク電極を支持する高導電性
金属からなる電極支持部と、該電極支持部より細径であ
る裏導体及び該裏導体より大径である外部導体接続部を
有し、前記アーク電極は電極支持部,裏導体及び外部裏
導体接続部に対して溶射によって一体に形成されている
ことを特徴とする電気接点にある。
【0024】本発明の電気接点の製造法として、前記ア
ーク電極は前述の粒径を有する耐火性金属と高導電性金
属の混合粉末を被溶射材上に、金属溶射により任意な厚
さに形成する。その後、前記金属溶射複合合金を真空中
で拡散接合の熱処理を施す。その加熱温度としては80
0から1000℃に加熱するのが好ましい。
ーク電極は前述の粒径を有する耐火性金属と高導電性金
属の混合粉末を被溶射材上に、金属溶射により任意な厚
さに形成する。その後、前記金属溶射複合合金を真空中
で拡散接合の熱処理を施す。その加熱温度としては80
0から1000℃に加熱するのが好ましい。
【0025】真空遮断器の電極構造は、アーク電極,ア
ーク電極支持部材,裏導体及び外部裏導体接合部からな
り、アーク電極は前述の粒径を有する耐火性金属と高導
電性金属との複合合金からなり、前者にはCr,W,M
o,Ta等の1800℃以上の高融点の金属が用いら
れ、高導電性金属としてはCu,Ag,Auに対する固
溶量が3%以下の小さい、金属が好ましい。アーク電極
支持部材以外には特に純Cuが好ましいが、強度が小さ
いことからこれらの各部材の変形防止対策として鉄系材
料の純Fe,ステンレス鋼で補強し電極の変形防止に努
めている。
ーク電極支持部材,裏導体及び外部裏導体接合部からな
り、アーク電極は前述の粒径を有する耐火性金属と高導
電性金属との複合合金からなり、前者にはCr,W,M
o,Ta等の1800℃以上の高融点の金属が用いら
れ、高導電性金属としてはCu,Ag,Auに対する固
溶量が3%以下の小さい、金属が好ましい。アーク電極
支持部材以外には特に純Cuが好ましいが、強度が小さ
いことからこれらの各部材の変形防止対策として鉄系材
料の純Fe,ステンレス鋼で補強し電極の変形防止に努
めている。
【0026】本発明はアーク電極は特に重量でCr30
〜60%,Nb0.5〜5.0%好ましくは0.3〜3.0
%及びPb0.1〜0.5%を含む金属溶射複合合金から
なるのが好ましい。
〜60%,Nb0.5〜5.0%好ましくは0.3〜3.0
%及びPb0.1〜0.5%を含む金属溶射複合合金から
なるのが好ましい。
【0027】本発明はアーク電極とアーク電極支持部材
以外の部材とは金相学的に連続した一体構造で構成する
ものである。この結果、前述のスリット溝をアーク電極
支持部まで形成でき、遮断時のアーク発生による発熱に
よる従来のろう付けによる問題が生じないのでより小型
化が可能となるとともに高い電流の遮断が可能になっ
た。
以外の部材とは金相学的に連続した一体構造で構成する
ものである。この結果、前述のスリット溝をアーク電極
支持部まで形成でき、遮断時のアーク発生による発熱に
よる従来のろう付けによる問題が生じないのでより小型
化が可能となるとともに高い電流の遮断が可能になっ
た。
【0028】また、本発明によれば電極を構成するアー
ク電極,アーク電極支持部材及び外部導体接続部コイル
電極材は、金相学的に連続した一体構造で構成されると
同時に一体構造の電極製造と同一工程内で形成されるア
ーク電極支持部材以外の高導電性金属には、0.01〜
2.5重量%のCr,W,V,Zr,Si,Mo,T
a,Be,Nb,Tiの1種又は2種以上をAu,A
g,Cu中に含有せしめたものを用いることができる。
したがって、アーク電極支持部材以外の材料の電気導伝
性をあまり低下させずに機械的強度、特に耐力を大幅に
高めることができる。その結果、電極間の接触圧力の増
大,電極間の開閉時の衝撃力にも充分対応でき、経時的
な変形も解決できる。
ク電極,アーク電極支持部材及び外部導体接続部コイル
電極材は、金相学的に連続した一体構造で構成されると
同時に一体構造の電極製造と同一工程内で形成されるア
ーク電極支持部材以外の高導電性金属には、0.01〜
2.5重量%のCr,W,V,Zr,Si,Mo,T
a,Be,Nb,Tiの1種又は2種以上をAu,A
g,Cu中に含有せしめたものを用いることができる。
したがって、アーク電極支持部材以外の材料の電気導伝
性をあまり低下させずに機械的強度、特に耐力を大幅に
高めることができる。その結果、電極間の接触圧力の増
大,電極間の開閉時の衝撃力にも充分対応でき、経時的
な変形も解決できる。
【0029】このように、アーク電極材とアーク電極支
持部材以外とは非接合であるとともに金相学的に連続し
た一体構造にしたことと、上記各部材の高強度化の組み
合わせにより、従来の電極構造に比べて悪影響を除去し
たより信頼性及び安全性の高い真空遮断器を提供でき
る。本発明における金属溶射法によればCr,W,M
o,Ta粉末とPb,Bi,Te,Sb粉末あるいは他
の任意の金属粒子とを所定組成に混合した金属混合粉末
とCu,Ag,Au又はこれらの合金からなるブロック
に前記金属混合粉末をプラズマ溶射,火炎溶射で金属複
合合金を形成する。更に処理金属複合部材を真空熱処理
を施し合金化する。その後金属複合部材を所定形状の電
極に加工する。
持部材以外とは非接合であるとともに金相学的に連続し
た一体構造にしたことと、上記各部材の高強度化の組み
合わせにより、従来の電極構造に比べて悪影響を除去し
たより信頼性及び安全性の高い真空遮断器を提供でき
る。本発明における金属溶射法によればCr,W,M
o,Ta粉末とPb,Bi,Te,Sb粉末あるいは他
の任意の金属粒子とを所定組成に混合した金属混合粉末
とCu,Ag,Au又はこれらの合金からなるブロック
に前記金属混合粉末をプラズマ溶射,火炎溶射で金属複
合合金を形成する。更に処理金属複合部材を真空熱処理
を施し合金化する。その後金属複合部材を所定形状の電
極に加工する。
【0030】本発明は、金属溶射法より前記金属混合粉
末を溶射し、金属複合合金を形成することを特徴とする
真空遮断器用電極部材にある。
末を溶射し、金属複合合金を形成することを特徴とする
真空遮断器用電極部材にある。
【0031】真空遮断器用電極部材の製造において、従
来の圧粉成形法で作製した高多孔質な混合金属成形体は
粒子間の結合力が非常に脆弱であり、取り扱いに苦慮す
る。またこの前記成形体に高導電性成分である銅系,銀
系金属を溶融含浸した複合部材は、成形体のクロムが銅
あるいは銀中に溶け込む脱クロムによる組成の不均一、
あるいは溶浸部界面の浸食による減肉等の現象が生じ好
ましくない。
来の圧粉成形法で作製した高多孔質な混合金属成形体は
粒子間の結合力が非常に脆弱であり、取り扱いに苦慮す
る。またこの前記成形体に高導電性成分である銅系,銀
系金属を溶融含浸した複合部材は、成形体のクロムが銅
あるいは銀中に溶け込む脱クロムによる組成の不均一、
あるいは溶浸部界面の浸食による減肉等の現象が生じ好
ましくない。
【0032】本発明の該真空遮断器用電極部材では上記
の問題は解決される。
の問題は解決される。
【0033】本発明において、高導電性金属であるC
u,Au,Agの1種または2種、耐火性金属としての
Cr,W,Mo,Feの1種または2種、耐電圧性に有
効な粒子であるNb,V,Ti,Ta,Zr,硅素の1
種以上からなる金属粉末。更に高導電性金属であるC
u,Au,Agの1種または2種、耐火性金属としての
Cr,W,Mo,Feの1種または2種、耐電圧性に有
効な粒子であるNb,V,Ti,Ta,Zr,Siの1
種以上、耐溶着成分,低融点材のPb,Bi,Sb,T
eの1種または2種以上の金属粉末からなるのが好まし
い。該金属粉末をガラス製の混合器に収納し、該ガラス
製容器を数時間回転させ十分に個々の金属粉末を混合さ
せる。この金属混合粉末を用い、プラズマジェット(ア
ルゴン,アルゴン−水素,アルゴン−ヘリウム)中に金
属混合粉末を投入し、予め被溶射材の表面をグリットブ
ラスチィングの前処理により粗面化した部位に積層コー
ティングする。前記金属混合粉末粒子を均一に混合分散
させることを特徴とする真空遮断器用電極材料の製造方
法にある。
u,Au,Agの1種または2種、耐火性金属としての
Cr,W,Mo,Feの1種または2種、耐電圧性に有
効な粒子であるNb,V,Ti,Ta,Zr,硅素の1
種以上からなる金属粉末。更に高導電性金属であるC
u,Au,Agの1種または2種、耐火性金属としての
Cr,W,Mo,Feの1種または2種、耐電圧性に有
効な粒子であるNb,V,Ti,Ta,Zr,Siの1
種以上、耐溶着成分,低融点材のPb,Bi,Sb,T
eの1種または2種以上の金属粉末からなるのが好まし
い。該金属粉末をガラス製の混合器に収納し、該ガラス
製容器を数時間回転させ十分に個々の金属粉末を混合さ
せる。この金属混合粉末を用い、プラズマジェット(ア
ルゴン,アルゴン−水素,アルゴン−ヘリウム)中に金
属混合粉末を投入し、予め被溶射材の表面をグリットブ
ラスチィングの前処理により粗面化した部位に積層コー
ティングする。前記金属混合粉末粒子を均一に混合分散
させることを特徴とする真空遮断器用電極材料の製造方
法にある。
【0034】本発明で得られた金属溶射複合合金は、個
々の粒子間の結合力が強固であり、更に被溶射材との界
面の結合力も強固であることから、耐電圧性,耐溶着
性,遮断特性など十分な効果が得られる。生産性及び経
済性を考慮すると、耐火性金属である粒子は53μm以
下が好ましい。その含有量は高導電性金属に対して、耐
火性金属が20〜60重量%、耐電圧性金属は1〜10
重量%、耐溶着性金属は0.1〜1重量%が好ましい。
々の粒子間の結合力が強固であり、更に被溶射材との界
面の結合力も強固であることから、耐電圧性,耐溶着
性,遮断特性など十分な効果が得られる。生産性及び経
済性を考慮すると、耐火性金属である粒子は53μm以
下が好ましい。その含有量は高導電性金属に対して、耐
火性金属が20〜60重量%、耐電圧性金属は1〜10
重量%、耐溶着性金属は0.1〜1重量%が好ましい。
【0035】本発明において、前記金属混合粉末をプラ
ズマ溶射法で個々の粒子間の結合力が強固で欠陥のない
金属複合合金を製造することを特徴とする真空遮断器用
電極部材にある。
ズマ溶射法で個々の粒子間の結合力が強固で欠陥のない
金属複合合金を製造することを特徴とする真空遮断器用
電極部材にある。
【0036】本発明において、前記金属溶射複合部材に
は、クロム粒子が遊離し浮上することなく銅(電極支持
部)中への溶け込み、あるいは界面の浸食による減肉等
の現象がなく、高導電性金属中に微細な耐火性金属が均
一に分散した健全な真空遮断器用電極部材を提供でき
る。
は、クロム粒子が遊離し浮上することなく銅(電極支持
部)中への溶け込み、あるいは界面の浸食による減肉等
の現象がなく、高導電性金属中に微細な耐火性金属が均
一に分散した健全な真空遮断器用電極部材を提供でき
る。
【0037】
【発明の実施の形態】(実施例1)粒径150μm以
下,純度99.99% の電解銅粉末と、粒径100μm
以下,純度99.99%のクロム粉末20.0〜80.0
重量%,粒径75〜45μm,純度99.9%のニオブ粉
末1.0重量%の粉末を、Vミキサー器により150rpm
で、1時間混合した粉末を無酸素銅製の基材にプラズ
マ溶射法により溶射した。溶射条件は、プラズマガスA
r+H2 ,プラズマ電流600A,プラズマ電圧60
V,粉末供給量36g/min ,溶射距離100mm,皮膜
厚さ2mmである。 (実施例2)粒径150μm以下,純度99.99%の
電解銅粉末と、粒径100μm以下,純度99.99%
のクロム粉末20.0〜80.0重量%,粒径75〜45
μm,純度99.9%のニオブ粉末1.0重量%の粉末
を、Vミキサー器により150rpm で、1時間混合した
粉末を無酸素銅製の基材にプラズマ溶射法により溶射し
た。溶射条件は、プラズマガスAr+H2 ,プラズマ電
流600A,プラズマ電圧60V,粉末供給量36g/
min ,溶射距離100mm,皮膜厚さ2mmである。溶射
後、被溶射材を10-5Torrの真空中で、処理温度800
〜1000℃で1時間の熱処理を行った。
下,純度99.99% の電解銅粉末と、粒径100μm
以下,純度99.99%のクロム粉末20.0〜80.0
重量%,粒径75〜45μm,純度99.9%のニオブ粉
末1.0重量%の粉末を、Vミキサー器により150rpm
で、1時間混合した粉末を無酸素銅製の基材にプラズ
マ溶射法により溶射した。溶射条件は、プラズマガスA
r+H2 ,プラズマ電流600A,プラズマ電圧60
V,粉末供給量36g/min ,溶射距離100mm,皮膜
厚さ2mmである。 (実施例2)粒径150μm以下,純度99.99%の
電解銅粉末と、粒径100μm以下,純度99.99%
のクロム粉末20.0〜80.0重量%,粒径75〜45
μm,純度99.9%のニオブ粉末1.0重量%の粉末
を、Vミキサー器により150rpm で、1時間混合した
粉末を無酸素銅製の基材にプラズマ溶射法により溶射し
た。溶射条件は、プラズマガスAr+H2 ,プラズマ電
流600A,プラズマ電圧60V,粉末供給量36g/
min ,溶射距離100mm,皮膜厚さ2mmである。溶射
後、被溶射材を10-5Torrの真空中で、処理温度800
〜1000℃で1時間の熱処理を行った。
【0038】(実施例3)粒径150μm以下,純度9
9.99%の電解銅粉末と、粒径100μm以下,純度9
9.99% のクロム粉末20.0〜80.0重量%,粒径
75〜45μm,純度99.9%のニオブ粉末1.0重量
%の粉末を、Vミキサー器により150rpm で、1時間
混合した粉末を無酸素銅製の基材に高速火炎溶射法によ
り溶射した。溶射条件は、溶射ガスC3H6+O2 +空
気,粉末供給量35g/min ,溶射距離200mm,皮膜
厚さ2mmである。
9.99%の電解銅粉末と、粒径100μm以下,純度9
9.99% のクロム粉末20.0〜80.0重量%,粒径
75〜45μm,純度99.9%のニオブ粉末1.0重量
%の粉末を、Vミキサー器により150rpm で、1時間
混合した粉末を無酸素銅製の基材に高速火炎溶射法によ
り溶射した。溶射条件は、溶射ガスC3H6+O2 +空
気,粉末供給量35g/min ,溶射距離200mm,皮膜
厚さ2mmである。
【0039】(実施例4)粒径150μm以下,純度9
9.99%の電解銅粉末と、粒径100μm以下,純度9
9.99% のクロム粉末20.0〜80.0重量%,粒径
75〜45μm,純度99.9%のニオブ粉末1.0重量
%の粉末を、Vミキサー器により150rpm で、1時間
混合した粉末を無酸素銅製の基材に高速火炎溶射法によ
り溶射した。溶射条件は、溶射ガスC3H6+O2 +空
気,粉末供給量35g/min ,溶射距離200mm,皮膜
厚さ2mmである。溶射後、被溶射材を10-5Torrの真空
中で、処理温度800〜1000℃で1時間の熱処理を
行った。
9.99%の電解銅粉末と、粒径100μm以下,純度9
9.99% のクロム粉末20.0〜80.0重量%,粒径
75〜45μm,純度99.9%のニオブ粉末1.0重量
%の粉末を、Vミキサー器により150rpm で、1時間
混合した粉末を無酸素銅製の基材に高速火炎溶射法によ
り溶射した。溶射条件は、溶射ガスC3H6+O2 +空
気,粉末供給量35g/min ,溶射距離200mm,皮膜
厚さ2mmである。溶射後、被溶射材を10-5Torrの真空
中で、処理温度800〜1000℃で1時間の熱処理を
行った。
【0040】図1は、溶射後の金属溶射複合合金の断面
外観である。溶射後のアーク電極1とアーク電極支持部
2,外部導体接続部3及び裏導体4を示す。切削加工後
のアーク電極1とアーク電極支持部2との両者の界面部
の断面の顕微鏡組織写真により観察した結果、本発明の
組織(倍率:50倍)は、偏平な銅粒のマトリックス中
に微細なクロム粒子が偏平かつ均一に分布し、界面にお
いて約40μmの凹凸を有するものの平滑な界面状態を
示していた。従来の粉末冶金法で成形した部材の組織
(倍率:50倍)は、大きなクロム粒子が分布し、界面
で約400μmという凹凸のうねりが大きい界面形態と
なっていた。
外観である。溶射後のアーク電極1とアーク電極支持部
2,外部導体接続部3及び裏導体4を示す。切削加工後
のアーク電極1とアーク電極支持部2との両者の界面部
の断面の顕微鏡組織写真により観察した結果、本発明の
組織(倍率:50倍)は、偏平な銅粒のマトリックス中
に微細なクロム粒子が偏平かつ均一に分布し、界面にお
いて約40μmの凹凸を有するものの平滑な界面状態を
示していた。従来の粉末冶金法で成形した部材の組織
(倍率:50倍)は、大きなクロム粒子が分布し、界面
で約400μmという凹凸のうねりが大きい界面形態と
なっていた。
【0041】このように本発明方法によればアーク電極
1とアーク電極支持部2,外部導体接続部3及び裏導体
4とが一体構造で構成されている。アーク電極1とアー
ク電極支持部2との間にはこれより径の小さい細径を有
する裏導体4が設けられる。またアーク電極材とアーク
電極支持部材との界面は金相学的に完全に連続一体化が
なされており、ろう付け等による接合が不必要であるこ
とがわかる。
1とアーク電極支持部2,外部導体接続部3及び裏導体
4とが一体構造で構成されている。アーク電極1とアー
ク電極支持部2との間にはこれより径の小さい細径を有
する裏導体4が設けられる。またアーク電極材とアーク
電極支持部材との界面は金相学的に完全に連続一体化が
なされており、ろう付け等による接合が不必要であるこ
とがわかる。
【0042】図1に示すように切削により得た電極はア
ーク電極1とアーク電極支持部2との界面は合金を形成
しており、ろう材例えば銀ろうより融点が高く、溶融し
にくく、耐アークに強く電流遮断容量の向上に寄与する
ことができる。
ーク電極1とアーク電極支持部2との界面は合金を形成
しており、ろう材例えば銀ろうより融点が高く、溶融し
にくく、耐アークに強く電流遮断容量の向上に寄与する
ことができる。
【0043】
【表1】
【0044】表1は、プラズマ溶射した後のアーク電極
1の減肉量を示す。本発明部材の減肉量は全くない。従
来部材は3.0mm と大きく減肉している。このことか
ら、本発明部材は良好な部材である。
1の減肉量を示す。本発明部材の減肉量は全くない。従
来部材は3.0mm と大きく減肉している。このことか
ら、本発明部材は良好な部材である。
【0045】(実施例5)図2は、前述の実施例1〜4
に係わるアーク電極を用いた真空バルブの断面図であ
る。真空容器は絶縁材で形成された絶縁筒体28の上・
下開口部に上・下一体をなすシーリング27を設けて真
空室を形成する真空容器を構成し、上記シーリングの中
程に固定電極21の一部を形成する固定導体22を垂設
し、この固定電極21の直下に位置する上記シーリング
の中程に可動電極23の一部を形成する可動導体からな
る通電部を収納している。上記可動導体21は金属ベロ
ーズ26を介して真空容器に接合されており、気密をた
もって電極の開閉を行う。シールド部材25は、遮断
時、上記固定電極21及び可動電極間23に発生するア
ークから絶縁筒体28を保護し、飛散する溶融金属を固
着させ、アークを冷却する。さらには電離を制御する働
きを損なわないようにして構成したものである。
に係わるアーク電極を用いた真空バルブの断面図であ
る。真空容器は絶縁材で形成された絶縁筒体28の上・
下開口部に上・下一体をなすシーリング27を設けて真
空室を形成する真空容器を構成し、上記シーリングの中
程に固定電極21の一部を形成する固定導体22を垂設
し、この固定電極21の直下に位置する上記シーリング
の中程に可動電極23の一部を形成する可動導体からな
る通電部を収納している。上記可動導体21は金属ベロ
ーズ26を介して真空容器に接合されており、気密をた
もって電極の開閉を行う。シールド部材25は、遮断
時、上記固定電極21及び可動電極間23に発生するア
ークから絶縁筒体28を保護し、飛散する溶融金属を固
着させ、アークを冷却する。さらには電離を制御する働
きを損なわないようにして構成したものである。
【0046】
【表2】
【0047】表2に示す試料A〜Kは実施例、試料L〜
Oは比較例である。
Oは比較例である。
【0048】遮断試験は、一対の供試電極を遮断試験部
に組み込み、遮断試験部を真空排気しながら300℃で
2時間のベーキングを行う。その後、ギャップ2.5mm
の電極間に最大60kV交流電圧を印加しながら放電し
易い低耐電圧部分を除去するコンデーショニングを2回
行う。300Aの小電流遮断後のインパルス耐圧試験で
は、AC100V,300Aでアーク点孤10回を行っ
た後、電極ギャップ2.5mm における最小の放電電圧を
測定する。この点孤10回と耐電圧測定を10回繰り返
して小電流遮断後の耐電圧特性とした。裁断電流測定で
は、遮断時の電流波形をデジタルメモリーに記憶させた
後シンクロスコープに再現させて裁断電流値を読み取
り、これを50回繰り返して最大値と平均値を求めた。
遮断試験では、LC共振回路設備を用い、回路定数の関
係から遮断電流の周波数58Hz,過渡回復電圧の周波
数は約11Hzとし、遮断電流が500〜1000Aス
テップで増加するように試験電圧1〜5.6kV の範囲
で順次増加させて遮断不能となるまで試験を続行した。
試験途中で遮断不能が起きた場合は、遮断電流を一旦下
げて遮断試験を行い電極表面をクリーニングした後、遮
断電流を上昇しこれ以上の遮断が困難と思われる遮断電
流の限界値をもって遮断性能とした。大電流遮断後のイ
ンパルス耐電圧測定では、試験後に電極ギャップ2.5m
m における最小インパルス耐電圧を測定し、大電流遮断
後の耐電圧特性とした。大電流小電流遮断後の耐電圧試
験を行った。測定では、電極面にAC100V,300
Aでアーク点孤し、電極ギャップ2.5mm における最小
インパルス耐電圧を測定する。この小電流10回遮断と
耐電圧測定を10回繰り返し大電流小電流遮断後の耐電
圧特性とした。
に組み込み、遮断試験部を真空排気しながら300℃で
2時間のベーキングを行う。その後、ギャップ2.5mm
の電極間に最大60kV交流電圧を印加しながら放電し
易い低耐電圧部分を除去するコンデーショニングを2回
行う。300Aの小電流遮断後のインパルス耐圧試験で
は、AC100V,300Aでアーク点孤10回を行っ
た後、電極ギャップ2.5mm における最小の放電電圧を
測定する。この点孤10回と耐電圧測定を10回繰り返
して小電流遮断後の耐電圧特性とした。裁断電流測定で
は、遮断時の電流波形をデジタルメモリーに記憶させた
後シンクロスコープに再現させて裁断電流値を読み取
り、これを50回繰り返して最大値と平均値を求めた。
遮断試験では、LC共振回路設備を用い、回路定数の関
係から遮断電流の周波数58Hz,過渡回復電圧の周波
数は約11Hzとし、遮断電流が500〜1000Aス
テップで増加するように試験電圧1〜5.6kV の範囲
で順次増加させて遮断不能となるまで試験を続行した。
試験途中で遮断不能が起きた場合は、遮断電流を一旦下
げて遮断試験を行い電極表面をクリーニングした後、遮
断電流を上昇しこれ以上の遮断が困難と思われる遮断電
流の限界値をもって遮断性能とした。大電流遮断後のイ
ンパルス耐電圧測定では、試験後に電極ギャップ2.5m
m における最小インパルス耐電圧を測定し、大電流遮断
後の耐電圧特性とした。大電流小電流遮断後の耐電圧試
験を行った。測定では、電極面にAC100V,300
Aでアーク点孤し、電極ギャップ2.5mm における最小
インパルス耐電圧を測定する。この小電流10回遮断と
耐電圧測定を10回繰り返し大電流小電流遮断後の耐電
圧特性とした。
【0049】
【表3】
【0050】表3に遮断及び耐電圧試験結果を示す。特
性は、試料Aの特性基準値(1.0とする)として示
す。試料H,I,J,Kは試料Aの1.5 倍の遮断およ
び耐電圧性が得られる。この結果から、銅粉末,クロム
粉末,ニオブ粉末の粒径はいずれも53〜32μm,3
2〜22μm及び22μm以下が好ましい。しかし、粒
径22μm以下になると成形性,生産性,コストの点で
問題があるので、53〜22μmが特に好ましい。
性は、試料Aの特性基準値(1.0とする)として示
す。試料H,I,J,Kは試料Aの1.5 倍の遮断およ
び耐電圧性が得られる。この結果から、銅粉末,クロム
粉末,ニオブ粉末の粒径はいずれも53〜32μm,3
2〜22μm及び22μm以下が好ましい。しかし、粒
径22μm以下になると成形性,生産性,コストの点で
問題があるので、53〜22μmが特に好ましい。
【0051】(実施例6)図3は前述の実施例5に示し
たプラズマ溶射によって形成した図1の電極部材に、本
実施例におけるスパイラル型電極の平面図及び図4はそ
の断面図である。電極はこれらの図に示すように更に切
削加工によって電極中央部の真円の凹部5Aと互いの接
触面を兼ねるようにその外側にアーク走行面5B,5
C,5Dを一体に設け、各アーク走行面5B,5C,5
D間に凹部5Aからアーク走行面5B,5C,5Dの外
側端5Eの手前までに3本のスリット溝13A〜13C
を螺旋状にアーク電極1とアーク電極支持部に切られて
いる。このスパイラル構造の溝は3本であるが4本でも
5本でもよく、曲線又は直線でもよい。真円凹部5Aは
裏導体4の直径とほぼ同じ径とするのが好ましい。
たプラズマ溶射によって形成した図1の電極部材に、本
実施例におけるスパイラル型電極の平面図及び図4はそ
の断面図である。電極はこれらの図に示すように更に切
削加工によって電極中央部の真円の凹部5Aと互いの接
触面を兼ねるようにその外側にアーク走行面5B,5
C,5Dを一体に設け、各アーク走行面5B,5C,5
D間に凹部5Aからアーク走行面5B,5C,5Dの外
側端5Eの手前までに3本のスリット溝13A〜13C
を螺旋状にアーク電極1とアーク電極支持部に切られて
いる。このスパイラル構造の溝は3本であるが4本でも
5本でもよく、曲線又は直線でもよい。真円凹部5Aは
裏導体4の直径とほぼ同じ径とするのが好ましい。
【0052】複数のスリット溝13A〜13Cは凹部に
なっているアーク走行面5Bからスリット溝の外周側先
端部13Eより電極側面に達している。各スリット溝間
に複数のアーク走行面5B〜5Dを形成している。連絡
部14は外周側先端部13Eと電極外周端のアーク走行
面5Bとの間のスリット溝13A〜13Cを跨いでい
る。つまり橋の役割をしている。連絡部14は両アーク
走行面5B〜5Dと一体に形成すると共に、両アーク走
行面5B〜5Dと同じ抵抗値を有している。
なっているアーク走行面5Bからスリット溝の外周側先
端部13Eより電極側面に達している。各スリット溝間
に複数のアーク走行面5B〜5Dを形成している。連絡
部14は外周側先端部13Eと電極外周端のアーク走行
面5Bとの間のスリット溝13A〜13Cを跨いでい
る。つまり橋の役割をしている。連絡部14は両アーク
走行面5B〜5Dと一体に形成すると共に、両アーク走
行面5B〜5Dと同じ抵抗値を有している。
【0053】このため、アークAが各アーク走行面と連
絡部14とを流れる時の発生熱が少なく、電極の電流容
量を向上することができる。連絡部14と両アーク走行
面5B〜5Dとの表面を等しい高さにできるので、従来
のバルブに比べて軸方向を縮小できるばかりか、また電
界集中がなく、電界を緩和することができるので、更に
遮断電流容量を向上することができる。
絡部14とを流れる時の発生熱が少なく、電極の電流容
量を向上することができる。連絡部14と両アーク走行
面5B〜5Dとの表面を等しい高さにできるので、従来
のバルブに比べて軸方向を縮小できるばかりか、また電
界集中がなく、電界を緩和することができるので、更に
遮断電流容量を向上することができる。
【0054】(実施例7)
【0055】
【表4】
【0056】表4は前述のアーク電極を溶射によって形
成した真空バルブを用いた各種定格における真空バルブ
の諸元を示すものである。図5は表4に示すNo.1の真
空バルブ、図6はNo.4の真空バルブの断面図である。
成した真空バルブを用いた各種定格における真空バルブ
の諸元を示すものである。図5は表4に示すNo.1の真
空バルブ、図6はNo.4の真空バルブの断面図である。
【0057】絶縁材料で形成された絶縁筒体の35の上
下開口部に上下一体をなすシールリング38a,38b
を設けて真空室を形成する真空容器を構成し、上記シー
ルリング38aの中程に固定電極30aを垂設し、この
固定電極30aの直下に位置する上記シールリング38
aの中程に可動電極30bの一部を形成する可動側の電
極棒34を昇降自在に設け、更に、上記固定電極30a
のアーク電極33bに対して上記可動電極30bのアー
ク電極31bを接離するようにし、上記可動側の電極棒
34の周りに位置する上記シールリング38aの内側に
金属製のベローズ37を伸縮するようにして被冠して設
け、更に、上記両アーク電極の周りの円筒状をなす金属
板のシール部材36を絶縁筒体35の真空容器によって
設置し、このシール部材36は上記絶縁筒体35の真空
容器の絶縁性を損なわないようにして構成したものであ
る。
下開口部に上下一体をなすシールリング38a,38b
を設けて真空室を形成する真空容器を構成し、上記シー
ルリング38aの中程に固定電極30aを垂設し、この
固定電極30aの直下に位置する上記シールリング38
aの中程に可動電極30bの一部を形成する可動側の電
極棒34を昇降自在に設け、更に、上記固定電極30a
のアーク電極33bに対して上記可動電極30bのアー
ク電極31bを接離するようにし、上記可動側の電極棒
34の周りに位置する上記シールリング38aの内側に
金属製のベローズ37を伸縮するようにして被冠して設
け、更に、上記両アーク電極の周りの円筒状をなす金属
板のシール部材36を絶縁筒体35の真空容器によって
設置し、このシール部材36は上記絶縁筒体35の真空
容器の絶縁性を損なわないようにして構成したものであ
る。
【0058】更に、上記アーク電極31a,31bは前
述のプラズマ溶射によって得られたアーク電極支持部3
2a,32bに一体固着され、外部導体接続部33a,3
3b及び裏導体39a,39bによって構成されてい
る。絶縁筒体35から真空容器にはガラス,セラミック
ス焼結体が用いられている。絶縁筒体35から真空容器
はシールリング38a,38bにコパール等のガラス,
セラミックスの熱膨張係数に近い合金板を介してろう付
けされ、10-6mmHg以下の真空に保たれる。
述のプラズマ溶射によって得られたアーク電極支持部3
2a,32bに一体固着され、外部導体接続部33a,3
3b及び裏導体39a,39bによって構成されてい
る。絶縁筒体35から真空容器にはガラス,セラミック
ス焼結体が用いられている。絶縁筒体35から真空容器
はシールリング38a,38bにコパール等のガラス,
セラミックスの熱膨張係数に近い合金板を介してろう付
けされ、10-6mmHg以下の真空に保たれる。
【0059】いずれの電極においても外部導体接続部に
はねじ45a,45bが設けられ、外部端子に接続さ
れ、電流の通路となる。ゲッタは真空容器内部に微量の
ガスが発生した場合に吸収して真空を保つ働きとして設
けられる。シール部材36はアークによって発生した主
電極表面の金属蒸気を付着させ、冷却させる働きを有
し、また付着した金属はゲッタ作用を有する真空度保持
の働きを有する。
はねじ45a,45bが設けられ、外部端子に接続さ
れ、電流の通路となる。ゲッタは真空容器内部に微量の
ガスが発生した場合に吸収して真空を保つ働きとして設
けられる。シール部材36はアークによって発生した主
電極表面の金属蒸気を付着させ、冷却させる働きを有
し、また付着した金属はゲッタ作用を有する真空度保持
の働きを有する。
【0060】図中の寸法は43が絶縁筒の外径,44が
その長さ,41が電極裏導体直径,40が電極の直径で
ある。46はガイド、47はボタンである。ボタン47
は所望の深さを有する真円からなる凹部で、図4に示す
凹部5Aと同じものである。表3に示すように、本発明
に係る真空バルブは定格の遮断容量の違いによって、ス
パイラル溝本数及びスパイラルが異なるものである。
その長さ,41が電極裏導体直径,40が電極の直径で
ある。46はガイド、47はボタンである。ボタン47
は所望の深さを有する真円からなる凹部で、図4に示す
凹部5Aと同じものである。表3に示すように、本発明
に係る真空バルブは定格の遮断容量の違いによって、ス
パイラル溝本数及びスパイラルが異なるものである。
【0061】図7は本発明に係る真空バルブ59とその
操作機とを示す真空遮断器の構成図である。
操作機とを示す真空遮断器の構成図である。
【0062】操作機構部を前面配置とし、背面に真空バ
ルブを支持する3相一括型の3組の耐トラッキング性を
有するエポキシレジン筒60を配置した小型,軽量な構
造である。
ルブを支持する3相一括型の3組の耐トラッキング性を
有するエポキシレジン筒60を配置した小型,軽量な構
造である。
【0063】各相端はエポキシレジン筒,真空バルブ支
持板で水平に支持されてた水平引き出し形である。真空
バルブは、絶縁操作ロッド61を介して、操作機構によ
って開閉される。
持板で水平に支持されてた水平引き出し形である。真空
バルブは、絶縁操作ロッド61を介して、操作機構によ
って開閉される。
【0064】操作機構は、構造が簡単で小型,軽量な電
磁操作式の機械的引き出し自由機械である。開閉ストロ
ークが少なく、可動部の質量が小さいために衝撃は僅少
である。本体前面には、手動連結式の二次端子のほか、
開閉表示器,動作回数計,手動引き出しボタン,手動投
入装置,引出装置及びインターロックレバーなどが配置
されている。
磁操作式の機械的引き出し自由機械である。開閉ストロ
ークが少なく、可動部の質量が小さいために衝撃は僅少
である。本体前面には、手動連結式の二次端子のほか、
開閉表示器,動作回数計,手動引き出しボタン,手動投
入装置,引出装置及びインターロックレバーなどが配置
されている。
【0065】(a)閉路状態 遮断器の閉路状態を示し、電流は上部端子62,主電極
30,集電子63,下部端子64を流れる。主電極間の
接触力は、絶縁操作ロッド61に装着された接触ばね6
5によって保たれている。
30,集電子63,下部端子64を流れる。主電極間の
接触力は、絶縁操作ロッド61に装着された接触ばね6
5によって保たれている。
【0066】主電極間の接触力,早切ばねの力及び短絡
電流による電磁力は、支えレバー66及びブロック67
で保持されている。投入コイルを励磁すると開路状態か
らプランジャ68がノッキングロッド69を介してロー
ラ70を押し上げ、主レバー71を回して接触子をとじ
たあと、支えレバー66で保持している。
電流による電磁力は、支えレバー66及びブロック67
で保持されている。投入コイルを励磁すると開路状態か
らプランジャ68がノッキングロッド69を介してロー
ラ70を押し上げ、主レバー71を回して接触子をとじ
たあと、支えレバー66で保持している。
【0067】(b)引出し自由状態 開離動作により可動主電極が下方に動かされ、固定・可
動両主電極が開離からアークが発生する。アークは、真
空中の高い絶縁耐力と激しい拡散作用によって短時間に
消孤される。
動両主電極が開離からアークが発生する。アークは、真
空中の高い絶縁耐力と激しい拡散作用によって短時間に
消孤される。
【0068】引出しコイル72が励磁されると、引出し
レバー73がブロック67の係合を外し、主レバー71
は早切ばねの力で回って主電極が開かれる。この動作
は、閉路動作の有無には全く関係なく行われる機械的引
出し自由方式である。
レバー73がブロック67の係合を外し、主レバー71
は早切ばねの力で回って主電極が開かれる。この動作
は、閉路動作の有無には全く関係なく行われる機械的引
出し自由方式である。
【0069】(c)開路状態 主電極が開かれたあと、リセットばね74によってリン
クが復帰し同時にブロック67が係合する。この状態で
投入コイル75を励磁すると(a)の閉路状態になる。
76は排気筒である。
クが復帰し同時にブロック67が係合する。この状態で
投入コイル75を励磁すると(a)の閉路状態になる。
76は排気筒である。
【0070】真空遮断器は高真空中でアーク遮断し、真
空の持っている高い絶縁耐力と、アークの高速拡散作用
により優れた遮断性能を有しているが、反面無負荷のモ
ートル,変圧器を開閉する場合電流が零点に達する以前
に遮断してしまい、所謂裁断電流を生じ、この電流とサ
ージインピーダンスの積に比例する開閉サージ電圧を発
生する場合がある。このため3kV変圧器や3kV,6
kV回転機などを真空遮断器で直接開閉するときは、サ
ージアブソーバを回路に接触してサージ電圧を抑制し、
機器を保護する必要がある。サージアブソーバとして
は、コンデンサを標準としますが、負荷の衝撃波耐電圧
値によって、ZnO非直線抵抗体を使用することもでき
る。
空の持っている高い絶縁耐力と、アークの高速拡散作用
により優れた遮断性能を有しているが、反面無負荷のモ
ートル,変圧器を開閉する場合電流が零点に達する以前
に遮断してしまい、所謂裁断電流を生じ、この電流とサ
ージインピーダンスの積に比例する開閉サージ電圧を発
生する場合がある。このため3kV変圧器や3kV,6
kV回転機などを真空遮断器で直接開閉するときは、サ
ージアブソーバを回路に接触してサージ電圧を抑制し、
機器を保護する必要がある。サージアブソーバとして
は、コンデンサを標準としますが、負荷の衝撃波耐電圧
値によって、ZnO非直線抵抗体を使用することもでき
る。
【0071】以上の本実施例により、圧力150kg,遮
断速度0.93m/秒で、7.2kV,31.45kAの
遮断が可能となる。
断速度0.93m/秒で、7.2kV,31.45kAの
遮断が可能となる。
【0072】図8は本実施例の真空遮断器2段積スイッ
チギアの内部構造を示すものである。91は上段遮断器
コンパートメント、92はメタルクラッドフレームコン
パートメント、93は下段遮断器コンパートメント、9
4は母線コンパートメント、95は変流器、96は接続
導体、97はケーブルコンパートメント、98は制御引
込ケーブ部、99はサージアブソーバである。真空遮断
器は電源が3相であるので一電源に対して紙面に対して
奥行きに3個有する。
チギアの内部構造を示すものである。91は上段遮断器
コンパートメント、92はメタルクラッドフレームコン
パートメント、93は下段遮断器コンパートメント、9
4は母線コンパートメント、95は変流器、96は接続
導体、97はケーブルコンパートメント、98は制御引
込ケーブ部、99はサージアブソーバである。真空遮断
器は電源が3相であるので一電源に対して紙面に対して
奥行きに3個有する。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、アーク電極と該アーク
電極を支持する支持部材と該支持部材に連なるコイル電
極とを有する固定側電極及び可動側電極を兼ね備えた真
空遮断器において、微細金属混合粉末を溶射を用い金属
複合合金を形成することで、高導電性金属,耐火性金
属,耐電圧性金属及び耐溶着性金属ともに結晶粒が微細
になり、初期性能の良い高性能電極部材が得られ、さら
に、前記アーク電極と上記アーク電極支持部材,コイル
電極材、好ましくは導電棒とは非接合からなる焼結又は
摩擦圧力接合処理による金相学的に一体の構造を有し、
前記支持部材及びコイル電極のろう付けが不要となるの
で、アーク電極支持部材及びコイル電極材の強度向上に
より電極変形に伴う溶着障害を防止できることからより
信頼性,安全性の高い真空遮断器が得られる。
電極を支持する支持部材と該支持部材に連なるコイル電
極とを有する固定側電極及び可動側電極を兼ね備えた真
空遮断器において、微細金属混合粉末を溶射を用い金属
複合合金を形成することで、高導電性金属,耐火性金
属,耐電圧性金属及び耐溶着性金属ともに結晶粒が微細
になり、初期性能の良い高性能電極部材が得られ、さら
に、前記アーク電極と上記アーク電極支持部材,コイル
電極材、好ましくは導電棒とは非接合からなる焼結又は
摩擦圧力接合処理による金相学的に一体の構造を有し、
前記支持部材及びコイル電極のろう付けが不要となるの
で、アーク電極支持部材及びコイル電極材の強度向上に
より電極変形に伴う溶着障害を防止できることからより
信頼性,安全性の高い真空遮断器が得られる。
【0074】本発明によれば、アーク電極と該アーク電
極を支持する支持部材以降とを有する固定側電極及び可
動側電極を備えた真空バルブにおいて、前記アーク電極
と上記アーク電極支持部材以降の高導電性金属とは溶射
によって一体の構造を有する。また、好ましくは前記支
持部材以降として溶射後拡散熱処理によって一体にする
ものでは、0.01〜0.5重量%のCr,Ag,V,N
b,Zr,Si,W及びBe等を含有したCu合金から
構成されるのが好ましく、ろう付け接合に伴う各部材の
機械加工工程及び組立工程の低減とろう付け接合不良に
よる電極材の破壊や脱落防止するとともに強度向上にも
役立ち、電極変形に伴う溶着障害を防止できる。更に、
アーク電極内にPb等の低融点金属を多く含有でき溶着
を防止できることからより小型で、信頼性及び安全性の
高い真空遮断器とそれに用いる真空バルブ及び電気接点
が得られる。
極を支持する支持部材以降とを有する固定側電極及び可
動側電極を備えた真空バルブにおいて、前記アーク電極
と上記アーク電極支持部材以降の高導電性金属とは溶射
によって一体の構造を有する。また、好ましくは前記支
持部材以降として溶射後拡散熱処理によって一体にする
ものでは、0.01〜0.5重量%のCr,Ag,V,N
b,Zr,Si,W及びBe等を含有したCu合金から
構成されるのが好ましく、ろう付け接合に伴う各部材の
機械加工工程及び組立工程の低減とろう付け接合不良に
よる電極材の破壊や脱落防止するとともに強度向上にも
役立ち、電極変形に伴う溶着障害を防止できる。更に、
アーク電極内にPb等の低融点金属を多く含有でき溶着
を防止できることからより小型で、信頼性及び安全性の
高い真空遮断器とそれに用いる真空バルブ及び電気接点
が得られる。
【図1】本発明の金属溶射によって形成した電極の断面
図。
図。
【図2】真空バルブの断面図。
【図3】本発明のスパイラル溝を有する電極の平面図。
【図4】本発明のスパイラル溝を有する電極の断面図。
【図5】真空バルブの断面図。
【図6】真空バルブの断面図。
【図7】真空遮断器の全体構成図。
【図8】真空遮断器2段積スイッチギアの構成図。
1,31a,31b…アーク電極、2…アーク電極支持
部、3,33a,33b…外部導体接続部、4,39a,
39b…裏導体、5A…凹部、5B,5C,5D…アー
ク走行面、5E…電極外周端、13,13A,13B,
13C…スリット溝、14…連絡部、L…幅、30a…
固定電極、30b…可動電極、34…電極棒、35…絶
縁筒体、36…シール部材、37…ベローズ、38a,
38b…シールリング、60…エポキシレジン筒、61
…絶縁操作ロッド、62…上部端子、63…集電子、6
4…下部端子、65…接触ばね、66…支えレバー、6
8…プランジャ、71…主レバー、72…引出しコイ
ル、75…投入コイル、76…排気筒。
部、3,33a,33b…外部導体接続部、4,39a,
39b…裏導体、5A…凹部、5B,5C,5D…アー
ク走行面、5E…電極外周端、13,13A,13B,
13C…スリット溝、14…連絡部、L…幅、30a…
固定電極、30b…可動電極、34…電極棒、35…絶
縁筒体、36…シール部材、37…ベローズ、38a,
38b…シールリング、60…エポキシレジン筒、61
…絶縁操作ロッド、62…上部端子、63…集電子、6
4…下部端子、65…接触ばね、66…支えレバー、6
8…プランジャ、71…主レバー、72…引出しコイ
ル、75…投入コイル、76…排気筒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 政男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小室 勝博 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 目幡 輝 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 谷水 徹 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 袴田 好美 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 Fターム(参考) 5G026 BA02 BB02 BB03 BB04 BB08 BB10 BB12 BB14 BB15 BB16 BB17 BB18 BB22 BB24 BB25 BB27 BB30 BC04 BC08 DA01
Claims (9)
- 【請求項1】真空容器内に固定側電極と可動側電極とを
備えた真空バルブと、前記可動側電極を駆動する開閉手
段とを備え、前記固定側電極と可動側電極がアーク電極
部材と該アーク電極部材を支持するアーク電極支持部材
とを備えた真空遮断器において、前記アーク電極部材は
高導電性金属と、該高導電性金属より高融点の耐火性金
属とを有し、前記高導電性金属及び前記耐火性金属は偏
平状の粒子形状を有することを特徴とする真空遮断器。 - 【請求項2】真空容器内に固定側電極と可動側電極とを
備えた真空バルブと、前記可動側電極を駆動する開閉手
段とを備え、前記固定側電極と可動側電極がアーク電極
部材と該アーク電極部材を支持するアーク電極支持部材
とを備えた真空遮断器において、前記アーク電極部材は
高導電性金属と該高導電性金属よりも高融点である耐火
性金属とを有し、前記アーク電極部材とアーク電極支持
部材との界面での凹凸が100μm以下であることを特
徴とする真空遮断器。 - 【請求項3】真空容器内に固定側電極と可動側電極とを
備えた真空バルブと、前記アーク電極部材は高導電性金
属と該高導電性金属より高融点の耐火性金属とを有し、
溶射によって形成されていることを特徴とする真空遮断
器。 - 【請求項4】真空容器内に固定側電極と可動側電極とを
備えた真空バルブにおいて、前記両電極は耐火性金属と
高導電性金属とを有するアーク電極部材と、該アーク電
極部材を支持する高導電性金属からなるアーク電極支持
部材又は通電電極棒とを有し、前記アーク電極部材は高
導電性金属と該高導電性金属より高融点である耐火性金
属とを有し、前記高導電性金属及び耐火性金属は偏平状
の粒子形状を有することを特徴とする真空バルブ。 - 【請求項5】真空容器内に固定側電極と可動側電極とを
備えた真空バルブにおいて、前記両電極は耐火性金属と
高導電性金属とを有するアーク電極部材と、該アーク電
極部材を支持する高導電性金属からなるアーク電極支持
部材又は通電電極棒とを有し、前記アーク電極部材は高
導電性金属と該高導電性金属より高融点である耐火性金
属とを有し、前記アーク電極部材とアーク電極支持部材
との界面での凹凸が100μm以下であることを特徴と
する真空バルブ。 - 【請求項6】真空容器内に固定側電極と可動側電極とを
備えた真空バルブにおいて、前記両電極は耐火性金属と
高導電性金属とを有するアーク電極部材と、該アーク電
極部材を支持する高導電性金属からなるアーク電極支持
部材又は通電電極棒とを有し、前記アーク電極部材は高
導電性金属と該高導電性金属より高融点である耐火性金
属とを有し、溶射によって形成されていることを特徴と
する真空バルブ。 - 【請求項7】請求項1〜3のいずれかにおいて、前記固
定側電極及び可動側電極は前記アーク電極支持部に連結
し、該支持部より細径である裏導体及び該裏導体より大
径である外部導体接続部を有することを特徴とする真空
遮断器。 - 【請求項8】請求項4〜6のいずれかにおいて、前記固
定側電極及び可動側電極は前記アーク電極支持部に連結
し、該支持部より細径である裏導体及び該裏導体より大
径である外部導体接続部を有することを特徴とする真空
バルブ。 - 【請求項9】耐火性金属と高導電性金属とを有するアー
ク電極部材と、該アーク電極部材を支持する高導電性金
属からなるアーク電極支持部材又は通電電極棒とを有
し、前記アーク電極部材が金属溶射によって一体に形成
することを特徴とする電気接点。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11036816A JP2000235825A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 真空遮断器用電極部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11036816A JP2000235825A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 真空遮断器用電極部材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000235825A true JP2000235825A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12480296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11036816A Pending JP2000235825A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 真空遮断器用電極部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000235825A (ja) |
Cited By (9)
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| US7230304B2 (en) | 2004-01-08 | 2007-06-12 | Hitachi, Ltd. | Electric contacts and method of manufacturing thereof, and vacuum interrupter and vacuum circuit breaker using thereof |
| FR2931303A1 (fr) * | 2008-05-15 | 2009-11-20 | Daniel Bernard | Contact electrique et son procede de fabrication associe |
| WO2010052992A1 (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-14 | 株式会社日本Aeパワーシステムズ | 真空遮断器用電極構造 |
| EP2575149A2 (en) * | 2011-09-27 | 2013-04-03 | Hitachi Ltd. | Joining structures, electrical contacts, and their manufacturing means |
| JP2014089959A (ja) * | 2013-11-01 | 2014-05-15 | Hitachi Ltd | 接合構造、電気接点 |
| KR101498228B1 (ko) * | 2010-12-03 | 2015-03-04 | 에이비비 테크놀로지 아게 | 중간 전압에서 높은 전압에 이르는 응용을 위한 회로 차단기 장치 |
| CN106229229A (zh) * | 2016-10-08 | 2016-12-14 | 德力西电气有限公司 | 一种带挡弧板的电流互感器保护装置 |
| JP2021107698A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 島根県 | 風車の耐雷装置及びそのガイド部 |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP11036816A patent/JP2000235825A/ja active Pending
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| EP1249848A3 (en) * | 2001-04-13 | 2004-12-22 | Hitachi, Ltd. | Electric contact and manufacturing method thereof |
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| DE102005000727B4 (de) * | 2004-01-08 | 2008-09-04 | Hitachi, Ltd. | Elektrisches Kontaktelement und Verfahren zu dessen Herstellung sowie Vakuum-Unterbrecher, Vakuum-Leistungsschutzschalter und Lastschalter unter Verwendung desselben |
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