JP2000236608A - 線材束の分岐部保護部材 - Google Patents

線材束の分岐部保護部材

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JP2000236608A
JP2000236608A JP11035887A JP3588799A JP2000236608A JP 2000236608 A JP2000236608 A JP 2000236608A JP 11035887 A JP11035887 A JP 11035887A JP 3588799 A JP3588799 A JP 3588799A JP 2000236608 A JP2000236608 A JP 2000236608A
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harness
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JP11035887A
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Seiji Tanaka
清治 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、線材束の分岐部分を外部から保護
しつつ、この分岐部分を相手側部材に簡単に取付けるこ
とができる線材束の分岐部保護部材を提供するものであ
る。 【解決手段】 本体部材43および蓋部材44に、車体パネ
ルに係合可能な中空筒状部48、49を一体的に設けるとと
ともに、中空筒状部48の内周部にスタッドボルト54に係
合可能な係合片48a、48bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体や電気機器等
に搭載されるワイヤハーネス等の長尺な線材束から線材
を分岐する際に使用されて好適な分岐用線材束の保護部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体に装着されるワイヤハーネ
ス等の線材束にあっては、多数の電気機器同士を接続す
る必要があるため、基幹となる幹線ハーネスから分岐ハ
ーネスを分岐させ、分岐ハーネスを電気機器に接続する
ようにしている。
【0003】従来のこの種のワイヤハーネスとしては、
例えば、図8に示すようなものがある。図8において、
1はワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス1は幹
線ハーネス2と幹線ハーネス2から分岐部分4で分岐さ
れた分岐ハーネス3とから構成されており、分岐部分4
を除いた幹線ハーネス2と分岐ハーネス3はコルゲート
管5a〜5cによって保護されている。
【0004】また、このワイヤハーネス1にあっては、
分岐部分4にコルゲート管を取付けて保護することがで
きないことから、図9に示すような継手6が分岐部分4
に取付けられている(図8(b)では継手を仮想線で示
す)。この継手6は、ヒンジ7を介して連結された半割
状の本体8、9を有し、この本体8、9を分岐部分4に
位置決めして本体8、9を閉塞することより、分岐部分
4を保護するようになっている。
【0005】また、その他のワイヤハーネスとしては、
図10に示すものがあり、このワイヤハーネス11は太物電
線からなる幹線ハーネス12と幹線ハーネス13から分岐部
分14で分岐された分岐ハーネス13とから構成されてお
り、分岐部分14を除いた幹線ハーネス12と分岐ハーネス
13はコルゲート管15a〜15cによって保護されている。
【0006】また、このワイヤハーネス11も上述したワ
イヤハーネス1と同様に図9に示すような継手6が分岐
部分14に取付けられている。
【0007】また、図8、10に示すワイヤハーネス1ま
たは11を車体パネル等に取付ける際には、図11(a)
(b)に示すような結束バンド21、25が用いられてい
る。図11(a)に示す結束バンド21は、バンド部材22
と、このバンド部材22に取付けられ、車体パネルに抜け
止め係止される逆止係止体23とからなり、バンド部材22
をコルゲート管5a〜5cまたは15a〜15cに巻回して
公知のようにバンド部材22を逆止係止体23の下方に設け
られた係合部に係合させることにより、バンド部材22に
よってコルゲート管5a〜5cまたは15a〜15cを介し
てワイヤハーネス1または11を保持した後、逆止係止体
23を車体パネルに抜け止め係止することにより、ワイヤ
ハーネス1または11を車体パネルに取付けるようになっ
ている。
【0008】また、図11(b)に示す結束バンド25は逆
止係止体の代りに車体パネルに設けられたスタッドボル
トに係合可能な係合部26を有し、バンド部材22でワイヤ
ハーネス1または11を保持した後、係合部26をスタッド
ボルトに取付けることにより、ワイヤハーネス1または
11を車体パネルに取付けるようになっている。
【0009】また、ワイヤハーネス1または11を車体パ
ネル等に取付ける部材としては、結束バンド21、25の代
りに図12(a)(b)に示すようなクリップ31、35が用
いられている
【0010】クリップ31は図12(a)に示すように板状
部材32と、板状部材32と、この板状部材32に取付けら
れ、車体パネルに抜け止め係止される逆止係止体33とか
らなり、板状部材32をテープによって継手6に固定する
ことにより、継手6を車体パネルに取付けるようになっ
ている。
【0011】また、図12(b)に示すクリップ35は、板
状部材36と、この板状部材36から突出する突出片37と、
この突出片37に設けられ、車体パネルに設けられたスタ
ッドボルトに係合可能な係合部38を有し、板状部材36を
テープによって継手6に固定することにより、継手6を
車体パネルに取付けるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
結束バンド21、25によってワイヤハーネス1または11を
車体パネルに取付けるものにあっては、継手6に直線的
に結束バンド21、22を取付けることが困難であるため、
継手6からある程度離隔したコルゲート管5a、5b、
15a、15bの任意の位置に結束バンド21、22を取付けな
ければならず、分岐部分4、14を車体パネルに取付ける
ことができなかった。
【0013】また、後者のクリップ31、35によってワイ
ヤハーネス1または11を車体パネルに取付ける場合に
は、板状部材32、36をテープによって継手6に取付ける
ことができるが、大型の継手6の場合には、板状部材3
2、36の長さが不足するため、例えば、図10の仮想線で
示すように、テープPを板状部材36にたすき掛けしなけ
ればならないため、クリップ31、35の取付け作業の作業
性が悪化してしまうという問題があった。
【0014】また、大型の継手6の場合には、板状部材
32、36を長くすればたすき掛けをしなくても良いのであ
るが、継手6の形状に合わせた長さの板状部材32、36を
有するクリップ31、35を設けなければならず、その分だ
けクリップ31、36の種類が増大してしまう上にクリップ
31、35の製造コストが増大してしまうという問題があっ
た。
【0015】そこで本発明は、線材束の分岐部分を外部
から保護しつつ、この分岐部分を相手側部材に簡単に取
付けることができる線材束の分岐部保護部材を提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、幹線線材束および該幹線線
材束の少なくとも1箇所以上から分岐された分岐線材束
を挟み込むようにして保護する線材束の分岐部保護部材
において、前記幹線線材束および分岐線材束の分岐部分
を収納可能な本体部材と、該本体部材と一体または別体
に設けられ、前記本体部材を閉塞することにより、前記
本体部材と共に前記分岐部分を挟み込む蓋部材とを有
し、前記本体部材および蓋部材の少なくとも一方に、相
手側部材に係合可能な係合部材を一体的に設けたことを
特徴としている。
【0017】その場合、本体部材および蓋部材の少なく
とも一方に、線材束の分岐部分を相手側部材に係合可能
な係合部材を一体的に設けたので、従来のようにテープ
をたすき掛けすること等を不要にして、線材束の分岐部
分を分岐用保持部材を介して相手側部材に簡単に取付け
ることができる。
【0018】また、本体部材または蓋部材に係合部材を
設けるだけで線材束の分岐部分を相手側部材に取付ける
ことができるため、分岐部保護部材の製造コストが増大
するのを防止することができる。
【0019】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記係合部材
は、前記本体部材および蓋部材を貫通し、相手側部材に
設けられたスタットボルトを挿通可能な中空筒状部と、
該中空筒状部の内周部に設けられ、前記スタッドボルト
に係合可能な係合片からなることを特徴としている。
【0020】その場合、中空筒状部の内周部に形成され
た係合片をスタットボルトに係合させることにより、線
材束の分岐部分を分岐用保持部材を介して相手側部材に
簡単に取付けることができる。
【0021】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項2記載の発明において、前記中空筒状
部は前記分岐部分の中心部に位置することを特徴として
いる。
【0022】その場合、線材束の分岐時に中空筒状部に
よって線材束の分岐方向を設定することができるため、
線材束の分岐を容易に行なうことができる上に、線材束
の分岐部分の中心部を分岐部保護部材を介して車体パネ
ルに簡単に取付けることができる。
【0023】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記係合部材
は、本体部材または蓋部材の外周部から突出し、相手側
部材の開口部に抜け止め係止される逆止係止体からなる
ことを特徴としている。
【0024】その場合、逆止係止体を相手側部材の開口
部に抜け止め係止させることにより、線材束の分岐部分
を分岐用保持部材を介して相手側部材に簡単に取付ける
ことができる。
【0025】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項4記載の発明において、前記逆止係止
体は前記分岐部分の中心部に位置することを特徴として
いる。
【0026】その場合、線材束の分岐部分の中心部を分
岐部保護部材を介して車体パネルに簡単に取付けること
ができる。
【0027】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項2または3記載の発明において、前記
中空筒状部は、前記線材束を組立てるための組立板上に
立設された治具に挿通可能なことを特徴としている。
【0028】その場合、中空筒状部を治具に挿通して本
体部材を治具に固定し、この状態で本体部材内に線材束
を分岐するようにして配線することができ、線材束の分
岐作業の作業性をより一層向上させることができる。
【0029】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1〜6何れかに記載の発明において、
前記本体部材および蓋部材の表面が平面であることを特
徴としている。
【0030】その場合、分岐用保護部材を相手側部材に
取付けたときに相手側部材に本体部材または蓋部材の平
面部分が接触するため、分岐用保護部材の設置スペース
が少なくなる。これに対して、図9に示す継手は円筒形
状をしているため、この継手を相手側部材に取付けたと
きに継手が相手側部材に線接触することになり、継手と
車体側部材の間に余分なスペースが発生してしまう。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0032】図1〜5は本発明に係る線材束の分岐部保
護部材の第1実施形態を示す図である。
【0033】まず、構成を説明する。図1において、41
はT字形状の継手(分岐用保護部材)であり、この継手
41はヒンジ42を介して連結された略半割状の本体部材43
および蓋部材44から構成され、蓋部材44は本体部材43に
対して開閉自在になっている。なお、本体部材43および
蓋部材44の表面は平面形状をしている。
【0034】また、蓋部材44には複数の係合突起44aが
設けられており、この係合突起44aは本体部材43に設け
られた係合溝43aに係合することにより、蓋部材44が本
体部材43を閉塞したときに本体部材43を閉塞するように
なっている。
【0035】また、本体部材43にはワイヤハーネス(線
材束)45が収納可能になっており、この本体部材43はワ
イヤハーネス45の幹線ハーネス(幹線線材束)46が収納
される収納部分Aと幹線ハーネス46から分岐された分岐
ハーネス(分岐線材束)47が収納される収納部分Bから
なるハーネスの配線経路を有し、本体部材43にワイヤハ
ーネス45の分岐部分を収納して蓋部材44を閉塞したとき
に本体部材43および蓋部材44によって分岐部分を挟み込
むようになっている。なお、幹線ハーネス46および分岐
ハーネス47の外周部にはコルゲート管40が取付けられて
おり、幹線ハーネス46および分岐ハーネス47はコルゲー
ト管40によって保護されている。
【0036】一方、本体部材43には中空筒状部48が設け
られているとともに、蓋部材44には中空筒状部49が設け
られており、この中空筒状部48、49はワイヤハーネス45
の分岐部分の中心部に位置している。
【0037】また、中空筒状部48、49はそれぞれ本体部
材43および蓋部材44を貫通しており、これら中空筒状部
48、49は蓋部材44で本体部材43を閉塞したときに互いに
連通し、車体パネル(相手側部材)に形成されたスタッ
トボルト54が挿通されるようになっている。
【0038】また、筒状部材48の内周部には係合片48
a、48bが形成されており、この係合片48a、48bはス
タッドボルト54に係合するようになっている。なお、本
実施形態では、中空筒状部48、49、係合片48a、48bが
係合部材を構成している。
【0039】なお、図2(b)はワイヤハーネス組立板
上に立設された治具50であり、この治具50は、図示しな
い組立板に立設された棒状部材51と、棒状部材51の状部
に設けられ、継手41が載置される載置板52と、載置板52
から突出し、中空筒状部48に挿通される突起部材53とか
ら構成されている。
【0040】次に、ワイヤハーネスの分岐部分に継手41
を取付ける方法を説明する。
【0041】中空筒状部48を突起部材53に挿通するよう
にして本体部材43を載置板52に載置した後、ワイヤハー
ネス45を本体部材43に配線する。この際、中空筒状部48
によって幹線ハーネス46および分岐ハーネス47を仕分け
るようにしてワイヤハーネス45を分岐する。
【0042】ワイヤハーネス45の配線が終了したとき
に、蓋部材44を閉じて係合突起43aを係合溝44aに係合
させ、分岐部分に継手41を取付ける。この継手41を車体
パネルに取付けるには、中空筒状部48、49にスタットボ
ルト54を挿通すると、係合片48a、48bがスタッドボル
ト54に係合するため、継手41がスタッドボルト54に取付
けられる。この結果、ワイヤハーネス45を分岐部分で車
体パネルに固定することができる。
【0043】このように本実施形態では、本体部材43お
よび蓋部材44に、ワイヤハーネス45の分岐部分の中心部
に位置するようにして車体パネルに係合可能な中空筒状
部48、49を一体的に設けるととともに、中空筒状部48の
内周部にスタッドボルト54に係合可能な係合片48a、48
bを設けたため、従来のようにテープをたすき掛けする
こと等を不要にしてワイヤハーネス45の分岐部分の中心
部を継手41を介して車体パネルに簡単に取付けることが
できる。
【0044】また、ワイヤハーネス45の分岐部分の中心
部に中空筒状部48、49を設けるだけでワイヤハーネス45
の分岐部分の中心部を車体パネルに取付けることができ
るため、継手41の製造コストが増大するのを防止するこ
とができる。
【0045】また、ワイヤハーネス45の分岐時に中空筒
状部48によってワイヤハーネス45の分岐方向を設定する
ことができるため、ワイヤハーネス45の分岐を容易に行
なうことができる。
【0046】また、中空筒状部48を治具50の突起部材53
に挿通可能にしたため、中空筒状部48を治具50に固定
し、この状態で本体部材43内にワイヤハーネス45を分岐
するようにして配線することができ、ワイヤハーネス45
の分岐作業の作業性をより一層向上させることができ
る。
【0047】さらに、本体部材43および蓋部材44の表面
を平面にしたため、継手41を車体パネルに取付けたとき
に車体パネルに本体部材43または蓋部材44の平面部分を
接触させることができ、継手41の設置スペースを少なく
することができる。これに対して、図9に示す従来の継
手は円筒形状をしているため、この継手を車体パネルに
取付けたときに継手が車体パネルに線接触することにな
り、継手と車体パネルの間に余分なスペースが発生して
しまう。
【0048】なお、本実施形態では、細い電線を束ねて
ワイヤハーネス45を構成しているが、図3に示すように
太物電線55〜58からなるワイヤハーネス59を分岐部分で
分岐させ、このワイヤハーネス59の分岐部分に継手41を
取付けるようにしても良い。
【0049】また、本実施形態では、係合部材を中空筒
状部48、49から構成しているが、これに限らず、図4
(a)(b)に示すように、本体部材43または蓋部材44
から突出し、車体パネルの開口部に抜け止め係止される
逆止係止体61から構成しても良い。この逆止係止体61は
可動片61a、61bの先端部が車体パネルの開口部の周縁
に係合するものであり、可動片61a、61bの離隔距離が
短いため、丸穴の開口部に対応するタイプのものであ
る。
【0050】また、図5(a)(b)に示すように、本
体部材43または蓋部材44から突出し、車体パネルの開口
部に抜け止め係止される逆止係止体62から構成しても良
い。この逆止係止体62は可動片62a、62bの先端部が車
体パネルの開口部の周縁に係合するものであり、可動片
62a、62bの離隔距離が長いため、角穴の開口部に対応
するものである。
【0051】図6は本発明に係る線材束の分岐部保護部
材の第2実施形態を示す図であり、本実施形態では、幹
線ハーネスから分岐ハーネスを2つ分岐したワイヤハー
ネスに対応する保護部材を示している。
【0052】なお、図6では継手(分岐部保護部材)71
を上方から見た状態を示し、蓋部材72側を図示してい
る。ワイヤハーネス73はコルゲート管が取付けられた幹
線ハーネス74と幹線ハーネス74から分岐された2つの分
岐ハーネス75、76を有しており、このワイヤハーネス73
の分岐部分には継手71が取付けられている。この継手71
の蓋部材72および本体部材には第1実施形態と同様の中
空状部材または逆止係止体からなる係合部材77が設けら
れており、この係合部材77はワイヤハーネス73の分岐部
分の中心部に設けられている。このような継手71をワイ
ヤハーネス73の分岐部分に取付けても第1実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0053】図7は本発明に係る線材束の分岐部保護部
材の第3実施形態を示す図であり、本実施形態では、幹
線ハーネスから分岐ハーネスを5つ分岐したワイヤハー
ネスに対応する保護部材を示している。
【0054】図7において、81は継手(分岐部保護部
材)であり、この継手81は別体に設けられた本体部材82
および蓋部材83から構成されている。また、蓋部材83に
は複数の係合突起83aが設けられており、この係合突起
83aは本体部材82に設けられた係合溝82aに係合するこ
とにより、蓋部材83が本体部材82を閉塞したときに本体
部材82を閉塞するようになっている。
【0055】また、本体部材82にはワイヤハーネス(線
材束)84が収納可能になっており、この本体部材82はワ
イヤハーネス84の幹線ハーネス(幹線線材束)85が収納
される収納部分Aと幹線ハーネス46から分岐された分岐
ハーネス(分岐線材束)86〜90が収納される収納部分B
〜Fからなるハーネスの配線経路を有し、本体部材82に
ワイヤハーネス84の分岐部分を収納して蓋部材83を閉塞
したときに本体部材82および蓋部材83によって分岐部分
を挟み込むようになっている。
【0056】また、本体部材82には中空筒状部91、92が
設けられているとともに、蓋部材83には中空筒状部93、
94が設けられており、この中空筒状部91〜94は幹線ハー
ネス85と分岐ハーネス86、87および幹線ハーネス85と分
岐ハーネス89、90、すなわち、分岐部分の中心部に位置
している。
【0057】また、中空筒状部91、92の内周部には係合
片91a、91b、92a、92bが設けられており、この係合
片91a、91b、92a、92bは車体パネル(相手側部材)
に形成されたスタットボルトに係合可能になっている。
また、中空筒状部91、92は図2(b)に示す治具50の突
起部材53が挿通可能になっている。
【0058】このような構成を有する継手81にあって
も、継手81を2箇所で車体パネルに取付けることがで
き、第1実施形態と同様の効果を得ることができる上
に、多数の分岐ハーネス86〜90を有するワイヤハーネス
84に対応することができる。また、係合部材の構成は中
空筒状部ではなく逆止係止体であっても良い。
【0059】なお、上述した中空筒状部48、49、91〜94
および逆止係止体61、62をワイヤハーネス45、58、84の
分岐部分の中心部に位置させているが、これに限らず、
ワイヤハーネス45、58、84の中心部からずれた位置に設
けても良い。例えば、図2(a)において、中空筒状部
48が図2(a)に示す位置から上方または下方にずれた
位置に設けても良い。要は、継手41、81を車体パネルに
取付けることができれば良いのである。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、本体部材
および蓋部材の少なくとも一方に、線材束の分岐部分を
相手側部材に係合可能な係合部材を一体的に設けたの
で、従来のようにテープをたすき掛けすること等を不要
にして、線材束の分岐部分を分岐用保持部材を介して相
手側部材に簡単に取付けることができる。
【0061】また、本体部材または蓋部材に係合部材を
設けるだけで線材束の分岐部分を相手側部材に取付ける
ことができるため、分岐部保護部材の製造コストが増大
するのを防止することができる。
【0062】請求項2記載の発明によれば、中空筒状部
の内周部に形成された係合片をスタットボルトに係合さ
せることにより、線材束の分岐部分を分岐用保持部材を
介して相手側部材に簡単に取付けることができる。
【0063】請求項3記載の発明によれば、線材束の分
岐時に中空筒状部によって線材束の分岐方向を設定する
ことができるため、線材束の分岐を容易に行なうことが
できる上に、線材束の分岐部分の中心部を分岐部保護部
材を介して車体パネルに簡単に取付けることができる。
【0064】請求項4記載の発明によれば、逆止係止体
を相手側部材の開口部に抜け止め係止させることによ
り、線材束の分岐部分を分岐用保持部材を介して相手側
部材に簡単に取付けることができる。
【0065】請求項5記載の発明によれば、線材束の分
岐部分の中心部を分岐部保護部材を介して車体パネルに
簡単に取付けることができる。
【0066】請求項6記載の発明によれば、中空筒状部
を治具に挿通して本体部材を治具に固定し、この状態で
本体部材内に線材束を分岐するようにして配線すること
ができ、線材束の分岐作業の作業性をより一層向上させ
ることができる。
【0067】請求項7記載の発明によれば、分岐用保護
部材を相手側部材に取付けたときに相手側部材に本体部
材または蓋部材の平面部分を接触させることができ、分
岐用保護部材の設置スペースを少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材束の分岐部保護部材の第1実
施形態を示す図であり、(a)はその保護部材をワイヤ
ハーネスに取付けた状態を示す図、(b)は本体部材お
よび蓋部材を開いた状態を示す図、(c)は同図(a)
のA方向から見た中空筒状部の構成図である。
【図2】(a)は第1実施形態の本体部材にワイヤハー
ネスを配線した状態を示す図、(b)はワイヤハーネス
組立板上に立設された治具の構成図である。
【図3】第1実施形態のワイヤハーネスの他の形状を示
す図である。
【図4】(a)は第1実施形態の係止部材の他の形状で
ある逆止係止体の上面図、(b)はその逆止係止体の正
面図である。
【図5】(a)は第1実施形態の他の逆止係止体の上面
図、(b)はその逆止係止体の正面図である。
【図6】係る本発明に係る線材束の分岐部保護部材の第
2実施形態を示す図であり、そのワイヤハーネスに保護
部材を取付けた状態を示す図である。
【図7】本発明に係る線材束の分岐部保護部材の第3実
施形態を示す図であり、(a)はその本体部材にワイヤ
ハーネスを配線した状態を示す図、(b)は蓋部材の構
成を示す図である。
【図8】(a)は従来の継手をワイヤハーネスに取付け
た状態を示す図、(b)はワイヤハーネスの分岐部分の
構成図である。
【図9】従来の継手の外観図である。
【図10】(a)は従来の継手を他の形状のワイヤハーネ
スに取付けた状態を示す図、(b)はワイヤハーネスの
分岐部分の構成図である。
【図11】(a)(b)は一般的な結束バンドの構成図で
ある。
【図12】(a)(b)は一般的なクリップの構成図であ
る。
【符号の説明】
41、81 継手(分岐用保護部材) 43、82 本体部材 44、83 蓋部材 45、84 ワイヤハーネス(線材束) 46、85 幹線ハーネス(幹線線材束) 47、86〜90 分岐ハーネス(分岐線材束) 48、49、91〜94 中空筒状部(係合部材) 48a、48b、91a、91b、92a、92b 係合片(係合
部材) 50 治具 55〜57 太物電線 58 ワイヤハーネス(線材束) 61、62 逆止係止体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幹線線材束および該幹線線材束の少なくと
    も1箇所以上から分岐された分岐線材束を挟み込むよう
    にして保護する線材束の分岐部保護部材において、 前記幹線線材束および分岐線材束の分岐部分を収納可能
    な本体部材と、該本体部材と一体または別体に設けら
    れ、前記本体部材を閉塞することにより、前記本体部材
    と共に前記分岐部分を挟み込む蓋部材とを有し、前記本
    体部材および蓋部材の少なくとも一方に、相手側部材に
    係合可能な係合部材を一体的に設けたことを特徴とする
    線材束の分岐用保護部材。
  2. 【請求項2】前記係合部材は、前記本体部材および蓋部
    材を貫通し、相手側部材に設けられたスタットボルトを
    挿通可能な中空筒状部と、該中空筒状部の内周部に設け
    られ、前記スタッドボルトに係合可能な係合片からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の分岐用線材束の保護部
    材。
  3. 【請求項3】前記中空筒状部は前記分岐部分の中心部に
    位置することを特徴とする請求項2記載の分岐用線材束
    の保護部材。
  4. 【請求項4】前記係合部材は、本体部材または蓋部材の
    外周部から突出し、相手側部材の開口部に抜け止め係止
    される逆止係止体からなることを特徴とする請求項1記
    載の分岐用線材束の保護部材。
  5. 【請求項5】前記逆止係止体は前記分岐部分の中心部に
    位置することを特徴とする請求項4記載の分岐用線材束
    の保護部材。
  6. 【請求項6】前記中空筒状部は、前記線材束を組立てる
    ための組立板上に立設された治具に挿通可能なことを特
    徴とする請求項2または3記載の分岐用線材束の保護部
    材。
  7. 【請求項7】前記本体部材および蓋部材の表面が平面で
    あることを特徴とする請求項1〜6何れかに記載の分岐
    用線材束の保護部材。
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