JP2000238103A - 成形金型装置 - Google Patents
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Abstract
に微細な凹凸形状の転写性が向上され、バリの発生も防
止されて高品質外観の樹脂成形品を得ることができ、断
熱材が劣化し難く構造も簡単な成形金型装置を提供す
る。 【解決手段】 内表面に微細な凹凸形状2を有するキャ
ビティ1内に樹脂が充填されて、表面に前記微細な凹凸
形状2が転写形成された樹脂成形品を得る成形金型装置
において、可動側の型板3a及び固定側の型板3bに設けら
れる両型部4a、4bを対向させてキャビティ1を構成し、
型部4aを温度調節可能なものとしてその外側面と型板3a
との間に断熱層5を形成すると共に、同型部4aの周囲に
型板3aとの間で隙間6を形成し、この隙間6の寸法lを
成形時に型部4aの熱膨張により閉塞されるように設定し
てなる。
Description
形状を有した樹脂成形品を得る成形金型装置に関するも
のである。
凸形状を有する該キャビティ内に樹脂が充填されて、表
面に前記微細な凹凸形状が転写形成された樹脂成形品を
得る成形金型装置は知られている。この場合、金型温度
を高温にした状態でキャビティ内に樹脂を充填すること
によって、キャビティ内表面の凹凸形状の転写性が向上
され、樹脂成形品の高品質化が図られるものである。こ
こで、従来一般には、金型全体を加熱することが行われ
ているが、成形サイクルが長くなって生産性が低下する
という問題があった。
転写形成されるものではないが、キャビティ内表面の近
傍を効率的に温度制御することができるものとして、特
開平6−114885号公報に示される射出成形用金型
が知られている。該射出成形用金型は、図13に示す如
く、互いに対向して配置された可動側の型板3a及び固定
側の型板3bと、その双方に入駒として設けられた互いに
対向する型部4a、4bとを備え、前記両型部4a、4b間に形
成されたキャビティ1内に樹脂を射出充填する射出成形
用金型であって、前記キャビティ1を構成する複数の型
部4a、4bの周囲に断熱部となる隙間6及び断熱材25を設
け、これら型部4a、4bとこれらを支持する型板3a、3bと
の間に断熱層5を形成して両者間を断熱化し、前記キャ
ビティ1を構成する複数の型部4a、4bの金型温度を高精
度な温度に維持制御できるように構成したものである。
プルーブッシュ9内のスプルー10からランナー24を通し
て複数のキャビティ1内に溶融された高温の樹脂が射出
充填され、該樹脂が冷却固化されて複数の樹脂成形品が
得られる。この場合、前記断熱部となる隙間6及び断熱
材25と断熱層5とによって、型部4a、4bでなるキャビテ
ィ1の部分とその他のキャビティ1以外の部分との間で
断熱化が図られる。それ故に、各型部4a、4bに設けられ
た冷却孔内を循環される高精度な一定温度に制御された
冷媒によって、キャビティ1内の樹脂から放熱された熱
を速やかに除去することができ、金型温度を速やかに高
精度な一定温度に均一化することができて、高精度な樹
脂成形品を短縮した成形サイクルで得ることができる。
開平6−114885号公報に示される従来の技術にお
いては、樹脂流動部となるランナー24の内表面、すなわ
ち、固定側と可動側との間の金型分割面に剛性の低い断
熱材25が現出するため、破損し易くて金型寿命が短くな
るという問題があり、又、同断熱材25が存在するため、
金型組立時の段取りが複雑化するという問題もあった。
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、キ
ャビティ内表面の近傍のみを効率的に温度制御すること
ができて、成形サイクルを延長することなく微細な凹凸
形状の転写性が向上され、バリの発生も防止されて高品
質外観の樹脂成形品を得ることができ、しかも、断熱材
が劣化し難く、部品数は少なくて済み構造も簡単な成形
金型装置を提供することである。
成形金型装置は、キャビティ内表面に微細な凹凸形状を
有する該キャビティ内に樹脂が充填されて、表面に前記
微細な凹凸形状が転写形成された樹脂成形品を得る成形
金型装置であって、可動側の型板及び固定側の型板に設
けられる両型部を対向させてキャビティを構成し、型部
を温度調節可能なものとして該型部のキャビティ内表面
とは反対側の外側面と型板との間に断熱層を形成すると
共に、同型部の周囲に型板との間で隙間を形成し、該隙
間の寸法を成形時に型部の熱膨張により閉塞されるよう
に設定してなる。
部の熱膨張によりその周囲の隙間が閉塞されるので、キ
ャビティ内に充填された溶融状態の樹脂が同隙間に入り
込むことはなく、バリの発生が防止され、その際、同型
部からの放熱は断熱層により阻止されて断熱化が図られ
る。又、樹脂成形品を取り出す際には、型部が冷却され
るよう温度調節され、該型部は縮小してその周囲に隙間
が確保されるので、該隙間と断熱層とによって十分な断
熱化が図られ、その際、キャビティ内の樹脂は固化状態
で同隙間に入り込むこともなく、樹脂成形品を容易に取
り出すことができる。
型部のみを効率的に温度制御することができるので、成
形サイクルを延長することなく微細な凹凸形状の転写性
が向上され、バリの発生も防止されて高品質外観の樹脂
成形品を容易に得ることができる。しかも、断熱材が使
用されるのは断熱層のみで、部品数が少なくて済み構造
は簡単となり、又、同断熱層には溶融状態の樹脂が接触
しないので、その劣化を防止することができて金型の高
寿命化も図られる。
上記請求項1記載の成形金型装置において、可動側の型
板に設けられる側の型部のキャビティ内表面に微細な凹
凸形状を有することを特徴とする。
部に微細な凹凸形状が存在し、固定側の型部から樹脂を
注入充填することができるので、該樹脂注入による残跡
が樹脂成形品の同凹凸形状が転写形成された表面には現
出せず、高品質外観の樹脂成形品を確実に得ることがで
きる。
上記請求項2記載の成形金型装置において、可動側の型
板に設けられる型部側に断熱層及び隙間を形成したこと
を特徴とする。
に微細な凹凸形状を有する型部が断熱層と隙間とによっ
て有効且つ十分に断熱化されるので、同凹凸形状の転写
性は極めて良好となる。
上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の成形金型装置
において、隙間に連通する吸気手段を備えたことを特徴
とする。
で吸気手段によってキャビティ内から隙間を通じてエア
を吸引排気することができるので、これにより、樹脂が
同キャビティ内にその内表面の微細な凹凸形状に正確に
沿うよう確実に充填され、該凹凸形状の転写性は更に向
上され、より高品質外観の樹脂成形品を得ることができ
る。
上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の成形金型装置
において、隙間に連通する圧気手段を備えたことを特徴
とする。
で圧気手段によってキャビティ内へと隙間を通じてエア
を樹脂成形品に向けて吹き出すことができるので、これ
により、該樹脂成形品の離型性は向上され、同樹脂成形
品を更に容易に取り出すことができるようになる。
3に対応する一実施形態を示し、該実施形態の成形金型
装置は、キャビティ1内表面に微細な凹凸形状2を有す
る該キャビティ1内に樹脂が充填されて、表面に前記微
細な凹凸形状2が転写形成された樹脂成形品を得るもの
である。この場合に、可動側の型板3a及び固定側の型板
3bに設けられる両型部4a、4bを対向させてキャビティ1
を構成し、型部4aを温度調節可能なものとして該型部4a
のキャビティ1内表面とは反対側の外側面と型板3aとの
間に断熱層5を形成すると共に、同型部4aの周囲に型板
3aとの間で隙間6を形成し、該隙間6の寸法lを成形時
に型部4aの熱膨張により閉塞されるように設定してい
る。該実施形態の成形金型装置においては、可動側の型
板3aに設けられる側の型部4aのキャビティ1内表面に微
細な凹凸形状2を有しており、又、可動側の型板3aに設
けられる型部4a側に断熱層5及び隙間6を形成してい
る。
シュ9内に形成されたスプルー10を通過してキャビティ
1内に充填される。外観表面に微細な凸凹形状を有する
樹脂成形品を製造するために、該凸凹形状を反転させた
凹凸形状2が可動側の型部4aの内表面に形成されてい
る。ここで、凹凸形状2は、固定側の型部4bに或いは可
動側と固定側の両側の型部4a、4bに形成されても良い
が、可動側の型部4aの内表面に形成されることが好まし
い。凹凸形状2は、数μm〜数十μmピッチで凹凸が交
互に連設されたプリズム形状となっているが、その他の
微細な凹凸形状2であっても良い。このように、プリズ
ム形状となる微細な凹凸形状2が転写された樹脂成形品
を得る成形においては、転写性に優れたPMMA樹脂を
成形用の樹脂として使用している。この場合、 230〜25
0 ℃まで加熱されたPMMA樹脂がキャビティ1内に充
填される際、可動側の型部4aの内表面(凹凸形状2)は
ガラス転移点温度( 100〜120 ℃)以上に保たれている
必要がある。又、変形なく樹脂成形品をキャビティ1内
から取り出す際に、該樹脂成形品の温度は固化温度(70
〜85℃)以下であることが必要である。
る前に可動側の型部4aの温度を70℃から120 ℃まで加熱
し、又、樹脂成形品を取り出す前に同型部4aの温度を 1
20℃から70℃まで冷却することができる。このような温
度変化で成形を行う場合、微細な凹凸形状2を有する可
動側の型部4aの全長寸法Lが 500mm程度であるものに対
しては、隙間6の寸法lを常温状態(25℃)で 0.4〜0.
5mm の設計値とすることによって、冷却時(70℃)に、
図1に示す如く、寸法lが 0.2〜0.3mm で断熱作用をな
す隙間6を確保することができ、同型部4aのみを断熱化
して効率良く加熱することが可能となる。又、加熱時
( 120℃)には、図2に示す如く、可動側の型部4aのみ
の熱膨張によって前記隙間6が確実に閉塞され、樹脂を
キャビティ1内に充填してもバリは発生しない。ここで
は、型部4aが線膨張係数の大きい材料、例えば、黄銅、
アルミニウム、亜鉛合金等で形成されており、それ故
に、前記の如く、大きな隙間6を確保することができて
いる。
数の通孔11が形成されており、該通孔11に冷却用媒体と
なる油等の液体が流されたり、同通孔11内にヒータが挿
通埋設される等して、同型部4aは冷却或いは加熱により
温度調節がなされる。又、断熱層5及び隙間6は、凹凸
形状2を有しない固定側の型部4b側に或いは可動側と固
定側の両型部4a、4b側に形成されても良いが、可動側の
型部4a側に形成されることが好ましい。又、図中、12は
可動側の取付板、13はスペーサブロックで、該スペーサ
ブロック13によって同取付板12と可動側の型板3aとの間
に形成されるスペース内に突出板14が収容設置されてお
り、又、15は固定側の取付板で、該取付板15の中程に前
記スプルーブッシュ9が埋設固定され、該スプルーブッ
シュ9内に形成されたスプルー10の注入側開口部分にロ
ケートリング16が取着固定されている。
おいては、加熱されて高温となる成形時に、型部4aのみ
の熱膨張によりその周囲の隙間6が閉塞されるので、キ
ャビティ1内に注入充填された溶融状態の樹脂が同隙間
6に入り込むことはなく、バリの発生が防止される。し
かも、その際、加熱される型部4aからの放熱は断熱層5
により阻止されるので、同型部4aと型板3aとの間で断熱
化が図られる。又、樹脂成形品を取り出す際には、型部
4aが冷却されるように温度調節され、該型部4aは縮小し
てその周囲に隙間6が確保されるので、該隙間6と断熱
層5とによって十分な断熱化が図られる。しかも、その
際、キャビティ1内の樹脂は固化状態にあるので、隙間
6が開放されていてもこれに入り込むことはなく、樹脂
成形品を容易に取り出すことができる。
る型部4aのみを効率的に加熱或いは冷却して温度制御す
ることができるので、成形サイクルを延長することなく
微細な凹凸形状2の転写性が向上され、バリの発生も防
止されて高品質外観の樹脂成形品を容易に得ることがで
きる。しかも、断熱材が使用されるのは断熱層5のみ
で、部品数が少なくて済み構造は簡単となり、又、同断
熱層5には溶融状態の樹脂が接触しないので、その劣化
を防止することができて金型の高寿命化も図られる。
は、内表面に微細な凹凸形状2を有する型部4aが断熱層
5と隙間6とによって有効且つ十分に断熱化されるの
で、同凹凸形状2の転写性は極めて良好となる。しか
も、可動側の型部4aに微細な凹凸形状2が存在し、固定
側の型部4bに設けられるスプルー10から樹脂を注入充填
することができるので、該樹脂注入による残跡が樹脂成
形品の同凹凸形状2が転写形成された表面には現出しな
い。それ故に、高品質外観の樹脂成形品を確実に得るこ
とができる。
別の実施形態を示し、該実施形態の成形金型装置におい
ては、隙間6に連通する吸気手段7を備えている。吸気
手段7は真空ポンプであり、排気管17を介して隙間6と
連通されている。排気管17は可動側の型板3aと接続され
ており、該排気管17には開閉バルブ18が設けられてい
る。ここで、吸気手段7は、隙間6が形成される側であ
れば、凹凸形状2を有しない固定側の型部4b側に或いは
可動側と固定側の両型部4a、4b側に形成されても良い。
成形工程となる。 (1)型閉じ、型部4aの加熱 (2)キャビティ1内への樹脂充填 (3)型部4aの冷却 (4)型開き (5)樹脂成形品の取り出し このような一連の工程は、上記図1、2に示した実施形
態と同様であるが、この場合、前記工程(1) において、
開閉バルブ18が開けられ隙間6からキャビティ1内の真
空排気(キャビティ1内の真空度は10 0〜10-2Torr)が
行われる。前記工程(2) では、隙間6が閉塞されてお
り、前記工程 (3)〜(5) では、隙間6が開放され開閉バ
ルブ18は閉じられている。
おいては、特に、前記工程(1) の型閉じ状態で吸気手段
7によってキャビティ1内から隙間6を通じてエアを吸
引排気することができるので、これにより、樹脂が同キ
ャビティ1内にその内表面の微細な凹凸形状2に正確に
沿うよう確実に充填され、該凹凸形状2の転写性は更に
向上され、より高品質外観の樹脂成形品を得ることがで
きる。なお、それ以外は、上記図1、2に示した実施形
態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると
同様の作用効果が奏される。又、この場合、型部4aは線
膨張係数の大きい材料で形成されているので大きな隙間
6が確保され、真空排気時の抵抗は低減されている。
対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の成形金
型装置においては、隙間6に連通する圧気手段8を備え
ている。圧気手段8はコンプレッサーであり、給気管19
を介して隙間6と連通されている。給気管19は可動側の
型板3aと接続されており、該給気管19には開閉バルブ18
が設けられている。ここで、圧気手段8は、樹脂成形品
Aとの間で隙間6が形成される側であれば、凹凸形状2
を有しない固定側の型部4b側に或いは可動側と固定側の
両型部4a、4b側に形成されても良い。
実施形態についての説明におけると同様で、 (1)型閉
じ、型部4aの加熱、 (2)キャビティ1内への樹脂充填、
(3)型部4aの冷却、 (4)型開き、 (5)樹脂成形品Aの取
り出し、という一連の成形工程となる。この場合、前記
工程 (1)〜(4) においては、開閉バルブ18が閉じられて
おり、キャビティ1内にエアは供給流入されない。前記
工程(4) の型開き後、前記工程(5) において、図5に示
す如く、開閉バルブ18が開けられ隙間6から型開き状態
のキャビティ1内にある樹脂成形品Aに向けてエアが吹
き出され(エア圧は 2〜5kg/cm2 )、この状態で、同樹
脂成形品Aは離型されて取り出される。
おいては、特に、型開き後の前記工程(5) で圧気手段8
によってキャビティ1内へと隙間6を通じてエアを樹脂
成形品Aに向けて吹き出すことができるので、これによ
り、該樹脂成形品Aの離型性は向上され、同樹脂成形品
Aを更に容易に取り出すことができるようになる。な
お、それ以外は、上記図1、2に示した実施形態と同様
に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作
用効果が奏される。
対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の成形金
型装置においては、隙間6に連通する排気手段7及び圧
気手段8を備えている。この場合、上記図3に示した実
施形態における構成と、上記図4、5に示した実施形態
における構成と、を併せ持っており、各構成は上記実施
形態と同様であるが、各排気手段7及び圧気手段8と隙
間6とは分岐管20で連通接続されており、該分岐管20の
分岐部位に切替バルブ21が設けられている点でのみ、上
記実施形態とは構成が相違している。
実施形態についての説明におけると同様で、 (1)型閉
じ、型部4aの加熱、 (2)キャビティ1内への樹脂充填、
(3)型部4aの冷却、 (4)型開き、 (5)樹脂成形品Aの取
り出し、という一連の成形工程となる。この場合、前記
工程(1) において、切替バルブ21が排気手段7側に開け
られ隙間6からキャビティ1内の真空排気が行われる。
前記工程(2) では、隙間6が閉塞されており、前記工程
(3)〜(4) では、隙間6が開放され切替バルブ21は閉じ
られている。前記工程(4) の型開き後、前記工程(5) に
おいて、図7に示す如く、切替バルブ21が圧気手段8側
に開けられ隙間6から型開き状態のキャビティ1内にあ
る樹脂成形品Aに向けてエアが吹き出され、この状態
で、同樹脂成形品Aは離型されて取り出される。なお、
真空排気時の真空度及びエア吹き出し時のエア圧等の条
件は、上記図3及び図4、5に示した実施形態における
と同様である。又、この場合にも、型部4aは線膨張係数
の大きい材料で形成されているので大きな隙間6が確保
され、真空排気時の抵抗は低減されている。
おいては、上記図3及び図4、5に示した実施形態にお
けると同様の作用効果が共に奏されるもので、すなわ
ち、キャビティ1内表面の微細な凹凸形状2の転写性が
更に向上されてより高品質外観の樹脂成形品Aを得るこ
とができると共に、樹脂成形品Aの離型性が向上されて
これを更に容易に取り出すことができるようになる。な
お、それ以外は、上記図1、2に示した実施形態と同様
に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作
用効果が奏される。
する更に別の実施形態を示し、該実施形態の成形金型装
置においては、型部4aが分割型で構成されると共に、隙
間6に連通する圧気手段8を備えている。この場合、分
割型で構成される型部4aの各分割部位に、周囲の隙間6
に連通する複数の分割隙間6aが形成される。
おいては、型開き後、圧気手段8によってキャビティ1
内へと隙間6を通じてエアを樹脂成形品Aに向けて吹き
出す際、該隙間6から複数の分割隙間6aへとエアは分岐
して流れるので、同樹脂成形品Aの全面に対してエアが
吹き出される。それ故に、樹脂成形品Aの離型性が更に
向上され、又、エア及びガスの排気コンダクタンスも低
減される。なお、それ以外は、上記図4、5に示した実
施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけ
ると同様の作用効果が奏される。
更に別の実施形態を示し、該実施形態の成形金型装置に
おいては、可動側の型部4aに、冷却用媒体の油を流すた
めの管路となる通孔11と加熱用のカートリッジヒータ22
とが、交互に配置並設されており、これ等によって同型
部4aは冷却或いは加熱により温度調節がなされる。この
場合、加熱用媒体としてカートリッジヒータ22を用いて
いるが、該加熱用媒体としては、ペルチェ素子、或い
は、通孔11内に流される油、加圧水、エア等が用いられ
ても良く、加熱可能な媒体であれば特に限定せずに用い
られる。又、冷却用媒体として通孔11内に流される油を
用いているが、該冷却用媒体としては、通孔11内に流さ
れる水、エア、或いは、ペルチェ素子等が用いられても
良く、冷却可能な媒体であれば特に限定せずに用いられ
る。又、冷却用媒体及び加熱用媒体となる構成は、凹凸
形状2を有しない固定側の型部4b側に或いは可動側と固
定側の両型部4a、4b側に形成されても良いが、可動側の
型部4a側に形成されることが好ましい。
おいては、型部4aに冷却用媒体及び加熱用媒体となる両
構成が備わっているので、成形工程に連動して冷却用媒
体と加熱用媒体とを作動させることによって、同型部4a
のみの加熱及び冷却による温度制御が効率的に行われ、
成形サイクルは確実に短縮化される。なお、それ以外
は、上記図1、2に示した実施形態と同様に構成されて
おり、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏さ
れる。
る更に別の実施形態を示し、該実施形態の成形金型装置
においては、可動側の型部4aが鋳込みヒータで構成され
ている。鋳込みヒータとは、アルミニウム等の鋳物中に
電熱ヒータを埋め込んだものであり、加熱設計の自由度
が高いものである。この場合、型部4aに形成される複数
の通孔11には冷却用媒体となる油が流されるものである
が、該冷却用媒体としては、通孔11内に流される水、エ
ア、或いは、ペルチェ素子等が用いられても良く、冷却
可能な媒体であれば特に限定せずに用いられる。又、鋳
込みヒータとなる構成は、凹凸形状2を有しない固定側
の型部4b側に或いは可動側と固定側の両型部4a、4b側に
形成されても良いが、可動側の型部4a側に形成されるこ
とが好ましい。
おいては、型部4aが鋳込みヒータで構成されているの
で、該型部4aの均一加熱性により加熱効率は向上し、冷
却設計の自由度も向上される。なお、それ以外は、上記
図1、2に示した実施形態と同様に構成されており、同
上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の成形金
型装置においては、可動側の型部4aに温度検出センサ23
が設けられて、該型部4aの温度検出が可能な構造となっ
ている。温度検出センサ23としては、熱電対センサ、赤
外線温度センサ等が用いられ、その数は特に限定されな
い。又、温度検出センサ23は、凹凸形状2を有しない固
定側の型部4b側に或いは可動側と固定側の両型部4a、4b
側に設けられても良いが、可動側の型部4a側に設けられ
ることが好ましい。
おいては、図12(上の線グラフ)に示す如く、温度検
出センサ23による型部温度計測値が成形用の樹脂のガラ
ス転移温度に達した時に、キャビティ1内に同樹脂を充
填し、型部温度計測値が同樹脂の固化温度に達した時
に、型開きを行うことができる。又、図12(下の線グ
ラフ)に示す如く、温度検出センサ23による型部温度計
測値が成形用の樹脂のガラス転移温度に達する所定時間
前に、型部4aの冷却を開始し、型部温度計測値が同樹脂
の固化温度に達する所定時間前に、同型部4aの加熱を開
始することができる。このような成形製造方法とするこ
とで、キャビティ1内表面の微細な凹凸形状2の転写性
が更に向上され、樹脂成形品の離型性も向上される。な
お、それ以外は、上記図1、2に示した実施形態と同様
に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作
用効果が奏される。
形金型装置においては、成形サイクルを延長することな
く微細な凹凸形状の転写性が向上され、バリの発生も防
止されて高品質外観の樹脂成形品を容易に得ることがで
き、しかも、断熱材に係る部品数が少なくて済み構造は
簡単となり、又、断熱層の劣化を防止することができて
金型の高寿命化も図られる。
においては、特に、固定側の型部から樹脂を注入充填す
ることができ、該樹脂注入による残跡が樹脂成形品の凹
凸形状が転写形成された表面には現出せず、高品質外観
の樹脂成形品を確実に得ることができる。
においては、特に、その内表面に微細な凹凸形状を有す
る型部が有効且つ十分に断熱化されて、同凹凸形状の転
写性は極めて良好となる。
においては、特に、型閉じ状態でキャビティ内から隙間
を通じてエアを吸引排気することにより、樹脂は同キャ
ビティ内にその内表面の微細な凹凸形状に正確に沿うよ
う確実に充填され、転写性が更に向上されてより高品質
外観の樹脂成形品を得ることができる。
においては、特に、型開き状態でキャビティ内へと隙間
を通じてエアを樹脂成形品に向けて吹き出すことによ
り、該樹脂成形品の離型性が向上されてこれを更に容易
に取り出すことができるようになる。
断面図。
る状態を示す断面図。
図。
面図。
る状態を示す断面図。
面図。
る状態を示す断面図。
面図。
面図。
断面図。
断面図。
示す線グラフ。
Claims (5)
- 【請求項1】 キャビティ内表面に微細な凹凸形状を有
する該キャビティ内に樹脂が充填されて、表面に前記微
細な凹凸形状が転写形成された樹脂成形品を得る成形金
型装置であって、可動側の型板及び固定側の型板に設け
られる両型部を対向させてキャビティを構成し、型部を
温度調節可能なものとして該型部のキャビティ内表面と
は反対側の外側面と型板との間に断熱層を形成すると共
に、同型部の周囲に型板との間で隙間を形成し、該隙間
の寸法を成形時に型部の熱膨張により閉塞されるように
設定してなる成形金型装置。 - 【請求項2】 可動側の型板に設けられる側の型部のキ
ャビティ内表面に微細な凹凸形状を有することを特徴と
する請求項1記載の成形金型装置。 - 【請求項3】 可動側の型板に設けられる型部側に断熱
層及び隙間を形成したことを特徴とする請求項2記載の
成形金型装置。 - 【請求項4】 隙間に連通する吸気手段を備えたことを
特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の成形金
型装置。 - 【請求項5】 隙間に連通する圧気手段を備えたことを
特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の成形金
型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04402899A JP3646552B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 成形金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04402899A JP3646552B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 成形金型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000238103A true JP2000238103A (ja) | 2000-09-05 |
| JP3646552B2 JP3646552B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=12680200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04402899A Expired - Lifetime JP3646552B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 成形金型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3646552B2 (ja) |
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1999
- 1999-02-23 JP JP04402899A patent/JP3646552B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP3646552B2 (ja) | 2005-05-11 |
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