JP2000238311A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000238311A
JP2000238311A JP4740799A JP4740799A JP2000238311A JP 2000238311 A JP2000238311 A JP 2000238311A JP 4740799 A JP4740799 A JP 4740799A JP 4740799 A JP4740799 A JP 4740799A JP 2000238311 A JP2000238311 A JP 2000238311A
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JP
Japan
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image
toner
image forming
particle
forming apparatus
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JP4740799A
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English (en)
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Takahiko Tokumasu
貴彦 徳増
Toshio Sakai
捷夫 酒井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素密度の高い画像を形成する際に生ずる画
像濃度の低下を軽減することができる飛翔記録方式の画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 ドット計数装置202K、202M、2
02C、202Yに各色画像の形成ドット数を演算さ
せ、この形成ドット数のデータをCPU201に送信さ
せる。そして、例えば、イエロー画像の形成ドット数が
所定数を超える結果、粒子飛翔制御部101Yにおける
トナー担持ローラ101Y上のトナーを不足させて該イ
エロー画像の濃度を低下させる可能性が高い場合には、
CPU201に対して各機器や駆動装置への制御信号の
内容を変更させる。この変更により、各孔104Yに対
するトナー通過量を左右する動作条件を変更させ、各粒
子飛翔制御部100の各孔104に対するトナー通過量
を増加させて形成画像の濃度を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは、
ダイレクトトーニング又はトナープロジェクションと称
される飛翔記録方式の画像形成方法を用いる画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置においては、微小
開口部としての孔やスリットの周りに設けられた飛翔制
御電極に飛翔用バイアスを印加して、トナークラウド
や、粒子担持体としてのトナー担持ローラに担持される
トナーに電界を作用させる。次いで、この電界の作用に
より、トナークラウドやトナー担持ローラから画像形成
粒子としての帯電トナーを選択的に飛翔させ、上記孔や
スリットを通過させる。そして、対向電極に対向バイア
スを印加して形成した電界を上記孔やスリットを通過さ
せた帯電トナーに作用させ、該帯電トナーを対向電極と
しての中間転写ベルトや対向電極上に配設した紙等の記
録部材に移動・付着させて画像を形成する。
【0003】図16は飛翔記録方式を用いる従来の画像
形成装置の要部を示す断面図である。図16において、
100は粒子飛翔制御部を、7は対向電極を、1は記録
部材としての記録紙をそれぞれ示す。
【0004】粒子飛翔制御部100は、例えばマイナス
の極性に帯電したトナーTを表面に担持しながら図中時
計回りに回転駆動されるトナー担持ローラ101と、板
状部材としてのフレキシブルプリント基板(以下、FP
Cという)102とを備えている。FPC102には複
数の孔102が形成されている。また、この孔102の
周囲には飛翔制御電極としてのリング電極103が形成
されている。
【0005】例えばプラスの飛翔用バイアスが任意のリ
ング電極103に印加され、この周辺に電界が形成され
ると、トナー担持ローラ101における該リング電極1
03との対向領域において、トナー(図中のT)が該電
界に引かれて飛翔する。そして、飛翔したトナーは、こ
のリング電極103に内包される孔102内に進入した
後、例えばプラスの対向バイアスが印加される対向電極
7からの電界に引かれて更に飛翔を続け、対向電極7上
の記録紙1に付着してドットを形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような飛翔記録方
式を用いる従来の画像形成装置において、記録紙1上に
形成するドット数が多い場合、即ち、記録紙1上に形成
する画像の画素密度が高い場合、には、形成画像の画像
濃度を低下させ易いという問題があった。具体的には、
トナー担持ローラ101の回転上流側に位置するリング
電極103と孔104との組み合わせで多くのトナーT
が消費されると、回転下流側に位置するリング電極10
3と孔104との組み合わせに使用され得るトナーTの
量が不足し易い。そして、この不足により、回転下流側
に位置するリング電極103と孔104との組み合わせ
により形成されるドットの画像濃度が低下し易かった。
【0007】本発明は、以上の問題に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、画素密度の高い画像
を形成する際に生ずる画像濃度の低下を軽減することが
できる飛翔記録方式の画像形成装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、互いに独立あるいは連続する複
数の微小開口部が設けられた板状部材と、表面に担持し
た画像形成粒子を該板状部材との対向位置に搬送すべく
所定方向に駆動される粒子担持体と、該板状部材又はこ
の近傍に設けられ、該粒子担持体から画像形成粒子を飛
翔させるべく飛翔用バイアスが印加される複数の飛翔制
御電極とを有する粒子飛翔制御部と、該板状部材を介し
て該粒子担持体に対向し、対向バイアスが印加される対
向電極とを備え、飛翔記録方式により、該対向電極、又
は、該板状部材と該対向電極との間に配設された記録部
材、に画像を形成する画像形成装置であって、該画像の
画素密度を演算する画素密度演算手段を備え、演算結果
に応じて、各微小開口部における画像形成粒子通過量を
左右させる動作条件を変更するように制御することを特
徴とするものである。
【0009】この画像形成装置においては、形成すべき
画像の画素密度の演算結果に応じて、各微小開口部にお
ける画像形成粒子通過量を左右させる動作条件を変更す
る。この動作条件としては、粒子担持体の駆動速度、各
飛翔制御電極に印加するときの飛翔用バイアスの値、各
飛翔制御電極への飛翔用バイアスの印加時間、等が挙げ
られる。例えば、粒子担持体の駆動速度を高めると、各
微小開口部への画像形成粒子の搬送能力を高めて上記画
像形成粒子通過量を増加させることができる。また、任
意の飛翔制御電極に印加する飛翔用バイアスの値を高め
ると、粒子担持体上からこの飛翔制御電極に対応する微
小開口部に向けての画像形成粒子飛翔量を増加させて上
記画像形成粒子通過量を増加させることができる。ま
た、任意の飛翔制御電極に対する飛翔用バイアスの印加
時間を長くしても、粒子担持体上からこの飛翔制御電極
に対応する微小開口部に向けての画像形成粒子飛翔量を
増加させて上記画像形成粒子通過量を増加させることが
できる。従って、例えば、形成すべき画像の画素密度が
所定の密度を超えるときなど、該画素密度の演算結果に
応じてこれらの動作条件を変更することにより、各微小
開口部に対する画像形成粒子通過量を増加させて該画像
の濃度を高めることができる。
【0010】請求項2の発明は、上記対向電極又は記録
部材に分解画像を形成する複数の上記粒子飛翔制御部を
備え、各粒子飛翔制御部により該対向電極又は記録部材
に該分解画像を順次重ね合わせて形成して上記画像を形
成する請求項1の画像形成装置において、上記画素密度
演算手段に各分解画像の画素密度を演算させ、演算結果
に応じて、上記動作条件を各粒子飛翔制御部毎に個別に
変更させるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】この画像形成装置においては、上記画像形
成粒子通過量を各粒子飛翔制御部毎に個別に増減させ、
各分解画像の濃度をそれぞれ個別に増減させることがで
きる。そして、各分解画像をそれぞれ適正な濃度で形成
して、分解画像の濃度異常による合成画像の品質低下を
軽減することができる。一方、各分解画像の濃度をそれ
ぞれ個別に増減させることができないと、他の分解画像
よりも低い濃度で形成すべき分解画像を他の分解画像と
同様の濃度で形成してしまうなど、合成画像の品質を低
下させるおそれがある。
【0012】請求項3の発明は、上記対向電極又は記録
部材に分解画像を形成する複数の上記粒子飛翔制御部を
備え、各粒子飛翔制御部により該対向電極又は記録部材
に該分解画像を順次重ね合わせて形成して上記画像を形
成する請求項1の画像形成装置において、該画像の画素
密度の演算結果に応じて、上記動作条件を各粒子飛翔制
御部で同様に変更させるように構成したことを特徴とす
るものである。
【0013】この画像形成装置においては、画素密度の
高い合成画像を形成する際に生ずる該合成画像の濃度低
下を簡単な構成で軽減することができる。例えば、請求
項2の画像形成装置のように上記画像形成粒子通過量を
各粒子飛翔制御部毎に制御させるように構成すると、装
置の構成を複雑化してしまう。一方、フルカラー画像な
どの合成画像を形成する場合においては、該合成画像の
画素密度に応じて各分解画像の画素密度がそれぞれ同様
の比率で増減する場合が多い。そこで、この画像形成装
置においては、合成画像の画素密度の演算結果に応じ
て、各粒子飛翔制御部について上記画像形成粒子通過量
を同様に制御させることで、該合成画像の濃度低下を簡
単な構成で軽減させるようにしている。
【0014】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
画像形成装置であって、上記動作条件が上記粒子担持体
の駆動速度であることを特徴とするものである。
【0015】この画像形成装置においては、画素密度の
演算結果に応じて粒子担持体の駆動速度を変更して形成
画像の濃度を高めることができる。一方、画素密度の高
い画像の濃度低下を軽減する方法としては、例えば、粒
子担持体の駆動速度を、ベタ画像の濃度を低下させない
程度まで十分に高くして固定しておく方法がある。しか
しながら、このように設定すると、高速駆動により粒子
担持体の駆動伝達系の寿命を短縮化するとともに、駆動
のために多大なエネルギーを消費してしまうという不具
合を生ずる。
【0016】請求項5の発明は、ステッピングモータに
より上記粒子担持体を駆動する請求項4の画像形成装置
であって、該ステッピングモータの励磁方式を切り替え
ることで、上記駆動速度を変更することを特徴とするも
のである。
【0017】この画像形成装置においては、ステッピン
グモータの励磁方式を切り替えるという簡単な構成によ
り、該ステッピングモータの回転数を変更して形成画像
の濃度を高めることができる。一方、ステッピングモー
タの回転数を変更する方法としては、インバータ回路に
より該ステッピングモータの駆動用電源の周波数を変更
する方法がある。しかしながら、インバータ回路を設け
ると、装置の構成を複雑化してイニシャルコストを増大
させてしまうという不具合を生ずる。
【0018】請求項6の発明は、請求項1、2又は3の
画像形成装置であって、上記動作条件が各飛翔制御電極
に印加するときの上記飛翔用バイアスの値であり、該値
は少なくとも上記所定方向において上記粒子担持体との
相対位置が同一となる飛翔制御電極の群毎に個別に変更
されることを特徴とするものである。
【0019】この画像形成装置においては、形成すべき
画像の画素密度の演算結果に応じて飛翔用バイアスの値
を変更することにより、該画像の濃度を高めることがで
きる。飛翔用バイアスの値については、各飛翔制御電極
毎に個別に変更しなくても、少なくとも粒子担持体駆動
方向において粒子担持体との相対位置が同一となる飛翔
制御電極の群毎に個別に変更すればよい。粒子担持体と
の相対位置が同一となる飛翔制御電極と微小開口部との
組み合わせ同士は、画像形成粒子が同様に不足すること
が多いからである。そこで、この画像形成装置において
は、飛翔用バイアスの値を、少なくとも粒子担持体駆動
方向において粒子担持体との相対位置が同一となる飛翔
制御電極の群毎に個別に変更させるようにしている。
【0020】請求項7の発明は、請求項1、2又は3の
画像形成装置であって、上記動作条件が各飛翔制御電極
に印加するときの上記飛翔用バイアスの印加時間であ
り、該値は少なくとも上記所定方向において上記粒子担
持体との相対位置が同一となる飛翔制御電極の群毎に個
別に変更されることを特徴とするものである。
【0021】この画像形成装置においては、形成すべき
画像の画素密度の演算結果に応じて飛翔用バイアスの印
加時間を変更することにより、該画像の濃度を高めるこ
とができる。飛翔用バイアスの印加時間については、請
求項6の画像形成装置と同様に、少なくとも粒子担持体
駆動方向において粒子担持体との相対位置が同一となる
飛翔制御電極の群毎に個別に変更すればよい。そこで、
この画像形成装置においても、飛翔用バイアスの印加時
間を、少なくとも粒子担持体駆動方向において粒子担持
体との相対位置が同一となる飛翔制御電極の群毎に個別
に変更させるようにしている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る飛翔記録方式のカラープリンタに適用した一実施形態
について説明する。まず、このカラープリンタの要部構
成について説明する。図1はこのカラープリンタの要部
を示す概略構成図である。本カラープリンタにおいて、
記録部材としての記録紙1は、給紙カセット2から呼び
出しローラ3により紙搬送路4上に送り出される。そし
て、支持ローラ5、6に張架された対向電極ベルト7の
矢印方向の無端駆動により、飛翔制御電極103と孔1
04とが一体に形成されたFPC102上に送られる。
この対向電極ベルト7としては、例えば、ニッケルベル
トを用いることができる。対向電極ベルト7に記録紙搬
送機能を発揮させるには、例えば対向電極ベルト7に多
数の孔を形成し、図示しないバキューム装置により、紙
を対向電極表面に吸着すればよい。
【0023】対向電極ベルト7には、導電性の支持ロー
ラ5を介して図示しない電圧印加手段により対向バイア
スが印加されている。
【0024】記録紙1は、FPC102上を水平に搬送
される間に、FPC102の下方に配置された上部に開
口を有する4つのトナー容器105K、105M、10
5C、105Yから飛翔した導電性のブラックトナー、
マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー(以
下、導電性トナー又はトナーという。)が順次付着す
る。このトナー付着により、各色成分毎に分解されたブ
ラック画像、マゼンタ画像、シアン画像、イエロー画像
が順次重ね合わせられ、最終的にフルカラー画像(以
下、単にカラー画像という)が形成される。
【0025】記録紙1上に形成されたカラー画像は、定
着器としての熱ローラ8や加圧ローラ9等を備える定着
器10に送られて記録紙1上に定着する。
【0026】次に、本カラープリンタの粒子飛翔制御部
の構成について説明する。なお、各色トナー用の粒子飛
翔制御部(100K、100M、100C、100Y)
は、それぞれ同様に構成され、動作もほぼ同様であるの
で、ここでは粒子飛翔制御部(100K)についてのみ
説明し、他の粒子飛翔制御部についての説明を省略す
る。
【0027】図2は、本カラープリンタのブラック画像
形成用の粒子飛翔制御部100K及び対向電極ベルト7
を示す模式図である。なお、図2においては、便宜上、
トナー容器105Kの図示を省略しているが、このトナ
ー容器105Kも粒子飛翔制御部100Kの一部であ
る。粒子飛翔制御部100Kは、図示のように、粒子担
持体としてのトナー担持ローラ101Kと、FPC10
2と、このFPC102Kに複数形成された孔104K
及びこれを囲むリング電極103Kとを備えており、対
向電極ベルト7に対向するように配設されている。但
し、FPC102は、各色の粒子飛翔制御部100のも
のが一体に形成されている。即ち、各粒子飛翔制御部1
00は1つのFPC102を共用している。
【0028】FPC102は、絶縁体である厚さ75
[μm]のポリイミドフィルムの片面に接着された厚さ
25[μm]の銅箔が露光とエッチングにより複数の円
状パターン及びリードパターンに加工され、この円状パ
ターンの中心にヤグレーザ等で直径120[μm]の孔
104Kが形成されたものである。
【0029】図2において、トナー担持ローラ101K
は接地され、対向電極ベルト7には一定電圧、例えば−
1200[V]が印加されている。また、リング電極1
03Kには、トナー担持ローラ101上の導電性トナー
層を飛翔させない程度の電圧、例えば0[V]が印加さ
れている。そして、記録紙1に画像を形成する場合に
は、図示しない制御系回路のドライバICよってリング
電極103Kに例えば−350[V]のパルス電圧が加
算される。この加算により、リング電極103Kには0
[V]と−350[V]とが重畳された−350[V]
の飛翔用バイアスが印加されることとなる。このような
飛翔用バイアスの印加により、トナー層表面に形成され
る電界がトナーの電荷に作用して静電力が生ずる。そし
て、この静電力がトナー間あるいはトナー担持ローラ1
01との付着力(鏡像力、ファンデルワールス力、液架
橋力及び重力等の和)を上回ると、トナーはトナー層を
離脱して点線で示される電気力線に沿って飛翔し、記録
紙1に付着してドットを形成する。
【0030】図3はFPC102Kの一部をトナー担持
ローラ101側から見た平面図である。FPC102K
上の各リング電極103Kは、例えば内径φが0.16
0[mm]のリング構造の内側に、孔104Kを内包して
いる。各孔104Kは、その内径や、記録部材1の搬送
方向と直交する方向(トナー担持ローラの軸方向)にお
ける設置ピッチPhが、形成画像の解像度に応じて設定
される。本実施形態では、解像度300dpi程度の画
像を形成し得るように、内径=0.140[mm]の孔
104Kが、0.0845[mm]の設置ピッチPhで
配設されている。孔104K及びリング電極103K
は、記録紙1の搬送方向の幅Wが約2[mm]の領域に
8列(C1〜C8)形成され、その総数は2300個と
なっている。各リング電極103Kには、これに飛翔用
バイアスを導くための電気的に独立したリード110K
が連結し、このリード110Kは図示しない制御系回路
のドライバICに連結している。
【0031】図4は粒子飛翔制御部100Kのトナー容
器105Kの概略構成を示す模式図である。トナー容器
105Kは上部に幅4[mm]、長さ210[mm]の長方
形の開口部を有する、幅10[mm]、高さ50[mm]、
長さ220[mm]のプラスチックの容器である。このト
ナー容器105Kには、トナー担持ローラ101Kが対
向電極ベルト7に向けた上記開口部から一部を露出させ
るように設けられている。トナー担持ローラ101K
は、少なくとも表面が絶縁性の材料で構成されたもの
で、例えば、直径5[mm]のアルミ丸棒の表面にポリエ
ステル樹脂が80[μm]コートされたものなどが用い
られる。このような構成のトナー担持ローラ101Kに
は、例えばゴム材料で構成されたブレード106Kが当
接しており、画像形成に用いられなかったトナーが機械
的に掻き落とされる。トナー容器105Kの下部にはト
ナー層を持ち上げるためのプラスチック平板などで構成
された移動台107Kと、この移動台107Kを移動さ
せるためのスクリューシャフト108Kとが設けられて
いる。このスクリューシャフト108Kとトナー担持ロ
ーラ101Kとは図示しないギヤで本体のモータと連結
されている。これにより、トナー担持ローラ101Kは
記録紙71搬送速度、例えば50[mm/sec]と同
じ周速で回転され、スクリューシャフト108Kは、ト
ナーの消費量に応じて不定期に間欠的に回転されて、移
動台107Kを持ち上げる。トナー容器105Kの内壁
109Kには導電性塗料が塗布されている。
【0032】ところで、通常のオフィス文書におけるド
ット形成領域は、記録紙の全領域に対して7[%]程度
である。この程度の画像密度であれば、以上の構成のカ
ラープリンタにより良好な品質の画像を形成することが
できる。しかしながら、従来の飛翔記録方式の画像形成
装置において、例えば写真画像など、記録紙1上に形成
するドット数が通常のオフィス文書よりも多い場合に
は、形成画像の画像濃度を低下させ易いという問題があ
った。
【0033】図5(a)から(c)及び図6(a)から
(b)は、それぞれ1ライン画像を形成する際における
トナー担持ローラ101上のトナーの消費状態を説明す
る模式図であり、図2の記録紙1側からFPC102の
孔104を通してトナー担持ローラ101を示すもので
ある。また、図5及び図6において、各孔104内の斜
線部分はトナー担持ローラ101上のトナーを示し、各
孔104内の白抜き部分はトナー担持ローラ101表面
を示すものである。トナー担持ローラ101は図中矢印
方向に回転しており、リング電極103の列は、C1、
C2、C3、C4という順でトナー担持ローラ101の
回転上流側に位置する。図示のように、記録紙1の搬送
方向と直交する方向(図中左右方向)において、列C3
上に位置する孔104は、列C1上に位置する孔104
と列C2上に位置する孔104とに、両側縁部近傍をオ
ーバーラップさせるように配設されている。また、列C
4上に位置する孔104も、列C2上に位置する孔10
4と列C1上に位置する孔104とに、両側縁部近傍を
オーバーラップさせるように配設されている。このよう
にオーバーラップさせて孔104を配設することで、形
成ドットの端部近傍をオーバーラップさせて、ドット間
に空白のない画像を形成することができる。なお、トナ
ー担持ローラ上のトナーは、孔104を通して図面手前
側に飛翔してくることになる。
【0034】図5(a)は、画像形成動作前におけるト
ナー担持ローラ101上のトナーの状態を示している。
図示のように、画像形成動作前においては、トナー担持
ローラ101上に十分量のトナーが担持されている。
【0035】記録紙(図示せず)上に図面左右方向に延
びる1ライン画像を形成するには、まず、列C1上に位
置するリング電極(図示せず)に飛翔用バイアスを印加
する。この印加により、列C1上に位置する孔104と
対向するトナー担持ローラ領域からトナーを飛翔させ
て、記録紙上に複数のドットを形成する。このドットの
形成により、記録紙上には点線画像が形成される。
【0036】図5(b)は、列C1上のリング電極に飛
翔用バイアスを印加した直後におけるトナー担持ローラ
101上のトナーの状態を示している。図示のように、
列C1上の孔104に対向するトナー担持ローラ領域に
おいては、飛翔によりトナーが失われる(以下、このよ
うにトナーが失われた部分をトナー抜け部分という)。
なお、トナー担持ローラ101を回転させながらトナー
を飛翔させるので、トナー抜け部分は、実際には図中上
下方向を長径とする楕円形となるが、図5(b)及び
(c)、並びに、図6(a)及び(c)においては、便
宜上、正円形で示している。また、各図において、飛翔
用バイアスの印加により、孔104に対向するトナー担
持ローラ領域にトナー抜け部分が生ずる例について説明
したが、該トナー担持ローラ領域に薄厚のトナー層が残
留する場合もある。
【0037】本カラープリンタは、列C1上のリング電
極と孔104との組み合わせにより、記録紙上に点線画
像を形成すると、次に、記録紙の搬送により、これらの
ドットを列C2との対向領域に位置させるタイミングを
見計らって、列C2上のリング電極(図示せず)に飛翔
用バイアスを印加して更にドットを形成する。これによ
り、上記点線画像の空白部分において、部分的にドット
が補われる。
【0038】図5(c)は、列C2上のリング電極(図
示せず)に飛翔用バイアスを印加した直後におけるトナ
ー担持ローラ101上のトナーの状態を示している。図
示のように、列C2上の孔104に対向するトナー担持
ローラ101領域においても、トナー飛翔によりトナー
抜け部分が生ずる。
【0039】本カラープリンタにおいて、トナー担持ロ
ーラ101は記録紙の搬送速度と等しい周速で駆動され
ているので、列C1上のリング電極によるトナー抜け部
分(図中の点線部分)と、列C2上のリング電極による
トナー抜け部分とは、トナー担持ローラ101の軸線方
向における位置が等しくなる。但し、この軸線方向にお
いて、列C1上のリング電極と列C2上のリング電極と
の間隔は十分とられているので、列C2上のリング電極
と孔104との組み合わせに対するトナーの量が不足す
ることはない。
【0040】本カラープリンタは、列C1、C2上のリ
ング電極及び孔104により形成した記録紙上の点線画
像を、該記録紙の搬送により列3上まで移動させると、
次に、列3上に位置するリング電極に飛翔用バイアスを
印加して、上記点線画像の空白部分に対して更にドット
を補う。次いで、列C1、C2、C3上のリング電極及
び孔104により形成した記録紙上の点線画像を、該記
録紙の搬送により列4上まで移動させると、列4上に位
置するリング電極に飛翔用バイアスを印加して、上記点
線画像の空白部分に対して更にドットを補う。このドッ
トの補足により、上記点線画像の空白部分が全て補われ
て、記録紙上に1ライン画像が形成される。
【0041】図6(a)は、列C3上のリング電極(図
示せず)に飛翔用バイアスを印加する直前におけるトナ
ー担持ローラ101上のトナーの状態を示している。図
示のように、この状態においては、列C3上の孔104
と対向するトナー担持ローラ領域のトナーが不足する。
具体的には、トナー担持ローラ101におけるこの孔1
04との対向領域は、列C1上のリング電極によるトナ
ー抜け部分と、列C2上のリング電極によるトナー抜け
部分とに挟まれる結果、図中両縁部近傍のトナーが不足
してしまう。
【0042】図6(b)は、列C4上のリング電極(図
示せず)に飛翔用バイアスを印加する直前におけるトナ
ー担持ローラ101上のトナーの状態を示している。図
示のように、この状態においても、トナー担持ローラ1
01における列C4上の孔104との対向領域は、列C
2上のリング電極によるトナー抜け部分と、列C1上の
リング電極によるトナー抜け部分とに挟まれる結果、図
中両縁部近傍のトナーが不足してしまう。
【0043】このようなトナーの不足は、ドット数の多
い画像を形成する場合に顕著に生じ、形成画像の濃度を
低下させてしまうという問題を生ずる。そこで、本カラ
ープリンタにおいては、次のような特徴的な構成を備え
ることで、トッド数の多い画像を形成するときに生ずる
形成画像の濃度低下を低減している。
【0044】以下、この特徴的な構成について説明す
る。図7は、本カラープリンタにおける制御部の一部を
示すブロック図である。図示のように、本カラープリン
タは、制御部200に、CPU201と、画素密度演算
手段としてのドット計数装置202K、202M、20
2C、202Yと、制御系回路203とを備えている。
【0045】CPU201は、各種の演算処理を行うも
のであり、例えばパーソナルコンピュータ等から送信さ
れてくる画像情報に基づいて、制御系回路203に制御
信号を送信したり、この画像情報の信号を各ドット計数
装置202K、202M、202C、202Yに送信し
たりする。
【0046】制御系回路203は、各駆動系のモータド
ライバ回路や、飛翔用電圧のON/OFFを行うための
バイアスドライバ回路等で構成されており、CPU20
1からの制御信号に基づいて、各駆動系のモータに対す
る電源供給や各印加バイアスのON/OFFを制御した
り、該モータの回転数を制御したり、各印加バイアスの
値を制御したりする。
【0047】各ドット計数装置202K、202M、2
02C、202Yは、CPU201から受信した上記画
像情報の信号に基づいて、それぞれ上記ブラック画像、
マゼンタ画像、シアン画像及びイエロー画像の形成ドッ
ト数を計数し、CPU201に送信する。
【0048】CPU201は、ドット計数装置202
K、202M、202C、202Yから送信されてくる
各形成ドット数のデータに応じて、制御系回路203に
送信する制御信号の内容を適宜変更する。例えば、イエ
ロー画像の形成ドット数が所定数を超える結果、粒子飛
翔制御部101Yにおけるトナー担持ローラ101Y上
のトナーを不足させて該イエロー画像の濃度を低下させ
る可能性が高い場合には、制御信号の内容を変更して送
信する。この変更により、各孔104Yに対するトナー
通過量を左右する動作条件が変更される。このため、各
粒子飛翔制御部100K、100M、100C、100
Yの各孔104K、104M、104C、104Yに対
するトナー通過量を増加させて形成画像の濃度を高める
ことができる。
【0049】以上、本実施形態のカラープリンタによれ
ば、形成すべき画像の形成ドット数の演算結果に応じて
該画像の濃度を高めることができるので、形成ドット数
の高い画像を形成する際に生ずる画像濃度の低下を軽減
することができる。
【0050】なお、本実施形態において、各色の画像の
形成ドット数をそれぞれドット計数装置202K、20
2M、202C、202Yにより個別に計数させる構成
のカラープリンタについて説明したが、フルカラー画像
では、該フルカラー画像の画素密度に応じて各色の画像
の画素密度がそれぞれ同様の比率で増減する場合が多
い。そこで、例えば、図8に示すように、1つのドット
計数装置202によりフルカラー画像全体の形成ドット
数を計数させ、この計数結果に応じて、各粒子飛翔制御
部100K、100M、100C、100Yに対して同
様の制御を実行させるように構成してもよい。このよう
に構成することで、フルカラー画像の濃度低下を簡単な
構成で軽減することができ、新たな構成の付加による装
置コストアップを低減することができる。
【0051】また、演算速度の速いCPUを用いる場合
には、図9に示すように、該CPUにフルカラー画像又
は各色画像の形成ドット数を計数させるように構成して
もよい。
【0052】また、画像情報の信号をCPU201を介
してドット計数装置202に送信させる構成について説
明したが、ドット計数装置202に直接送信送信させた
り、RAMやハードディスク等の記憶媒体を介して送信
させたりするように構成してもよい。
【0053】次に、制御信号の内容の変更について、各
実施例のカラープリンタを引用しながら具体的に説明す
る。
【0054】[実施例1]本実施例1のカラープリンタ
においては、トナー担持ローラ101上のトナーを不足
させてカラー画像の濃度を低下させる可能性が高い場合
には、トナー担持ローラ101の回転数を高めることで
そのトナー搬送能力を高める。これにより、各孔104
に対するトナー通過量を増加させることができる。
【0055】図10(a)から(c)は、それぞれ本カ
ラープリンタで1ライン画像を形成する際におけるトナ
ー担持ローラ101上のトナーの消費状態を説明する模
式図である。なお、これらの図においては、トナー担持
ローラ101の回転数を通常の1.5[倍]にした例を
示している。また、列C1上のリング電極(図示せず)
に飛翔制御電極を印加するまでのトナー消費状態は、図
5(a)から(b)までと同様であるので図示を省略す
る。
【0056】図10(a)は、列C2上のリング電極
(図示せず)に飛翔用バイアスを印加した直後における
トナー担持ローラ101上のトナーの状態を示してい
る。図示のように、列C2上のリング電極に飛翔用バイ
アスを印加するタイミングでは、トナー担持ローラ10
1の回転方向(図中上下方向)において、列C1上のリ
ング電極(図示せず)によるトナー抜け部分は列C2よ
りも下流側に位置する。
【0057】図10(b)は、列C3上のリング電極
(図示せず)に飛翔用バイアスを印加する直前における
トナー担持ローラ101上のトナーの状態を示してい
る。図示のように、この状態においても、列C2による
トナー抜け部分が列C3よりもトナー担持ローラ101
の回転方向上流側に位置する。列C3上の孔104との
対応領域において、列C2によるトナー抜け部分とオー
バーラップによりトナーを不足させる部分が若干生ずる
が、図6(a)と比較すると、トナー不足が大幅に低減
されていることがわかる。
【0058】図10(c)は、列C4上のリング電極
(図示せず)に飛翔用バイアスを印加する直前における
トナー担持ローラ101上のトナーの状態を示してい
る。図示のように、この状態においては、列C4上の孔
104と対向するトナー担持ローラ領域に十分量のトナ
ーが存在し、トナー不足が解消されていることがわか
る。
【0059】図11は本カラープリンタにおける制御部
200の一部を示すブロック図である。図11におい
て、CPU201は、各ドット計数装置202K、20
2M、202C、202Yから送信されてくる各色画像
の形成ドット数のデータに応じて、制御系回路203内
の各モータドライバ回路203aK、203aM、20
3aC、203aYに送信する制御信号の内容を変更す
る。このような制御信号を受信した各モータドライバ回
路203aK、203aM、203aC、203aY
は、該制御信号に応じた駆動信号をそれぞれステッピン
グモータ111K、111M、111C、111Yに送
信して、これらの回転数を変更する。各ステッピングモ
ータ111K、111M、111C、111Yは、この
回転数に応じた回転数で、各トナー担持ローラ101
K、101M、101C、101Yを回転させる。
【0060】本カラープリンタにおいては、各ステッピ
ングモータ111の励磁方式を切り替えることで、各ス
テッピングモータ111の回転数を調整している。例え
ば、4相の励磁相(A相、B相、C相、D相)を有する
ステッピングモータの励磁方式としては、各励磁相をA
相→B相→C相→D相→・・と独立して励磁する1相励
磁方式と、A相→AB相→B相→BC相→・・と1相励
磁と2相励磁とを切り替えて励磁する1−2相励磁方式
と、AB相→BC相→CD相→DA相→・・と隣り合う
2相を1相ずつずらしながら励磁する2相励磁方式とが
ある。このようなステッピングモータは2相型と言われ
ている。2相励磁方式を採用すると、1−2相励磁方式
の倍の回転数でステッピングモータを回転させることが
できる。
【0061】この他、ステッピングモータの回転数を調
整する方法としては、インバータ回路を設け、これによ
り該ステッピングモータの駆動用電源の周波数を調整す
る方法がある。しかしながら、インバータ回路を設ける
と、装置の構成を複雑化してイニシャルコストを増大さ
せてしまうという不具合を生ずる。
【0062】なお、図12に示すように、1つのドット
計数装置202によりフルカラー画像全体の形成ドット
数を計数させ、1つのステッピングモータ111により
各トナー担持ローラ101K、101M、101C、1
01Yを回転させるように構成してもよい。このように
構成することで、トッド計数装置202、モータドライ
バ203a及びステッピングモータ111の数をそれぞ
れ1/4に低減することができる。
【0063】また、トナー担持ローラ101の回転数を
一連のプリント動作において一律に変化させずに、記録
紙1の搬送位置に応じて変化させるようにしてもよい。
【0064】[実施例2]次に実施例2のカラープリン
タについて説明する。本実施例2のカラープリンタにお
いては、各粒子飛翔制御部100の各リング電極103
への飛翔用バイアスの値をそれぞれ個別に変更すること
により、各孔104に対するトナー通過量をそれぞれ個
別に変更する。具体的には、例えば、トナー量を不足さ
せるおそれのあるリング電極103と孔104との組み
合わせに対して、通常よりも高い値の飛翔用バイアスを
印加することにより、この孔104に向けてより多くの
量のトナーを飛翔・通過させることができる。
【0065】図13は本カラープリンタにおける制御部
200の一部を示すブロック図である。図13におい
て、各バイアスドライバ回路203bK、203bM、
203bC、203bYは、それぞれ4600個のドラ
イバIC(図示せず)を備えている。これら4600個
のドライバICのうち2300個には、その一端に−3
50[V]の電源(図示せず)が接続され、もう一端に
それぞれ個別のリング電極103のリード110が接続
されている。これにより、上述の2300個のリング電
極103に対して、−350[V]の飛翔用バイアスを
それぞれ個別に印加することができる。また。残りの2
300個のドライバICには、その一端に−75[V]
の電源(図示せず)が接続され、もう一端にそれぞれ個
別のリング電極103のリード110が接続されてい
る。これにより、上述の2300個のリング電極103
に対して、−350[V]と−75[V]とを重畳させ
た飛翔用バイアスをそれぞれ個別に印加することができ
る。従って、上述の2300個のリング電極103に印
加する飛翔用バイアスの値を、−350[V]と−42
5[V]とでそれぞれ個別に切り替えることができる。
【0066】CPU201は、各ドット計数装置202
K、202M、202C、202Yから送信されてくる
各色画像の形成ドット数のデータに応じて、制御系回路
203内の各バイアスドライバ回路203bK、203
bM、203bC、203bYに送信する制御信号の内
容を変更する。このような制御信号を受信した各バイア
スドライバ回路203bK、203bM、203bC、
203bYは、該制御信号に応じてそれぞれ4600個
のドライバICのON/OFFを制御して、全てのリン
グ電極103に対する飛翔用バイアスの値をそれぞれ個
別に変更することができる。
【0067】粒子飛翔制御部100において、通常より
も高い値(本実施例2においては−425[V])の飛
翔用バイアスがリング電極103は、通常よりも多くの
量のトナーをトナー担持ローラ101から飛翔させるこ
とができる。例えば、図6(a)において、トナー担持
ローラ101における列C3上の孔104との対向領域
は、その左右側にトナー抜け部分が存在するが、上下方
向外側には多量のトナーが存在する。このように対向領
域の上下方向外側に存在するトナーは、リング電極に通
常値(本実施例2では−350[V])の飛翔用バイア
スが印加されても飛翔しないが、通常値よりも高い値の
飛翔用バイアスが印加されると飛翔するようになる。こ
のため、任意のリング電極に対して、通常値よりも高い
値の飛翔用バイアスを印加することにより、このリング
電極内の孔104に対するトナー飛翔量、ひいてはトナ
ー通過量を増加させることができる。
【0068】なお、本実施例2においては、全てのリン
グ電極103に対する飛翔用バイアスの値をそれぞれ個
別に切り替え得るように構成しているが、図14に示す
ように、少なくとも同一列毎、即ち、トナー担持ローラ
101の回転方向において同一位置となるリング電極1
03毎、に切り替え得るように構成してもよい。同一列
上のリング電極103と孔104との組み合わせ同士
は、トナーが同様に不足することが多いからである。こ
のように構成することで、ドライバICの数を低減する
とともに、CPUの信号アウトプット回路数を低減する
ことができる。
【0069】[実施例3]次に実施例3のカラープリン
タについて説明する。本実施例3のカラープリンタにお
いては、印加時間を同一列上のリング電極103毎に調
整することにより、孔104に対するトナー通過量を同
一列上の孔104毎に調整する。具体的には、例えば、
トナー量を不足させるおそれのある列上に位置するリン
グ電極103と孔104との組み合わせに対して、通常
よりも飛翔用バイアスを長く印加することにより、これ
らの孔104に向けてより多くの量のトナーを飛翔・通
過させることができる。そして、このことにより、トナ
ー担持ローラ101の回転速度を過剰に高めることな
く、カラー画像の濃度低下を低減することができる。
【0070】印加時間の増加量は、トナーの不足予測量
などに基づいて適宜決定される。本実施例3のカラープ
リンタにおいては、例えば列C1、C2に対する印加時
間tに対して、列C3、C4に対してt+Δtの印加時
間を設けるようにしている。但し、このように印加時間
を増加させる場合には、記録紙の搬送速度を印加時間の
増加に応じて低減させることが望ましい。
【0071】以上、実施形態及び各実施例において、各
粒子飛翔制御部100から飛翔させたトナーを記録紙に
直接付着させる構成のカラープリンタについて説明した
が、例えば、図15に示すように、中間転写ベルトとし
ての機能を兼ねる対向電ベルト7に形成したカラー画像
を、記録紙に転写させるように構成したカラープリンタ
についても、本発明の適用が可能であることは言うまで
もない。なお、図15において、11は対向電極ベルト
7上に残留したトナーを除去するためのクリーニングロ
ーラを示すものである。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、形成すべき画
像の画素密度の演算結果に応じて各微小開口部における
画像形成粒子通過量を増加させて該画像の濃度を高める
ことができるので、画素密度の高い画像を形成する際に
生ずる該画像の濃度低下を軽減することができるという
優れた効果がある。
【0073】請求項2の発明によれば、分解画像の濃度
異常による合成画像の品質低下を軽減することができる
ので、より品質の高い合成画像を形成することができる
という優れた効果がある。
【0074】請求項3の発明によれば、画素密度の高い
合成画像を形成する際に生ずる該合成画像の濃度低下を
簡単な構成で軽減することができるので、該濃度低下を
軽減するための新たな構成の付加による装置コストアッ
プを低減することができるという優れた効果がある。
【0075】請求項4又は5の発明によれば、画素密度
の演算結果に応じて粒子担持体の駆動速度を変更して形
成画像の濃度を高めることができるので、高速駆動によ
る粒子担持体の駆動伝達系の寿命短縮化と、粒子担持体
の駆動エネルギー量の増大化とを軽減しながら、画素密
度の高い画像を形成する際に生ずる画像濃度の低下を軽
減することができるという優れた効果がある。
【0076】特に、粒子担持体の駆動源としてステッピ
ングモータを用いる請求項5の発明によれば、簡単な構
成によりステッピングモータの回転数を変更して、形成
画像の濃度を高めることができるので、該形成画像の濃
度を高めるための新たな構成の付加による装置コストア
ップを低減することができるという優れた効果がある。
【0077】請求項6又は7の発明によれば、形成すべ
き画像の画素密度の演算結果に応じて、飛翔用バイアス
の値又は印加時間を変更して該画像の濃度を高めること
ができるので、画素密度の高い画像を形成する際に生ず
る該画像の濃度低下を軽減することができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のカラープリンタの要部を示す概略構
成図。
【図2】同カラープリンタのブラック画像形成用の粒子
飛翔制御部及び対向電極ベルトを示す模式図。
【図3】同カラープリンタのFPCの一部をトナー担持
ローラ側から見た平面図である。
【図4】同粒子飛翔制御部のトナー容器の概略構成を示
す模式図。
【図5】(a)から(c)は、それぞれ、従来の飛翔記
録方式の画像形成装置で1ライン画像を形成する際にお
けるトナー担持ローラ上のトナーの消費状態を説明する
模式図。
【図6】(a)及び(b)は、それぞれ同画像形成装置
で1ライン画像を形成する際におけるトナー担持ローラ
上のトナーの消費状態を説明する模式図。
【図7】同カラープリンタにおける制御部の一部を示す
ブロック図。
【図8】同カラープリンタの変形例装置における制御部
の一部を示すブロック図。
【図9】同変形例装置とは別の変形例装置における制御
部の一部を示すブロック図。
【図10】(a)から(c)は、それぞれ実施例1のカ
ラープリンタで1ライン画像を形成する際におけるトナ
ー担持ローラ上のトナーの消費状態を説明する模式図。
【図11】同カラープリンタにおける制御部の一部を示
すブロック図。
【図12】同カラープリンタの変形例装置における制御
部の一部を示すブロック図。
【図13】実施例2のカラープリンタにおける制御部2
00の一部を示すブロック図。
【図14】同カラープリンタの変形例装置におけるリン
グ電極及びリードの構成を示す平面図。
【図15】実施形態のカラープリンタの変形例装置を示
す概略構成図。
【図16】飛翔記録方式を用いる従来の画像形成装置の
粒子飛翔制御部を示す断面図。
【符号の説明】
1 記録紙 2 給紙カセット 3 呼び出しローラ 4 搬送路 5、6 支持ローラ 7 対向電極ベルト 8 熱ローラ 9 加圧ローラ 10 定着器 11 クリーニングローラ 100 粒子飛翔制御部 101 トナー担持ローラ 102 FPC 103 リング電極 104 孔 105 トナー容器 106 ブレード 107 移動台 108 スクリューシャフト 109 内壁 110 リード 111 ステッピングモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE25 AE31 AE74 AE84 AF20 AF70 AF72 AF79 AF89 CA02 CA12 CA24 2H029 AB14 AB15 AC05 AD03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに独立あるいは連続する複数の微小開
    口部が設けられた板状部材と、表面に担持した画像形成
    粒子を該板状部材との対向位置に搬送すべく所定方向に
    駆動される粒子担持体と、該板状部材又はこの近傍に設
    けられ、該粒子担持体から画像形成粒子を飛翔させるべ
    く飛翔用バイアスが印加される複数の飛翔制御電極とを
    有する粒子飛翔制御部と、該板状部材を介して該粒子担
    持体に対向し、対向バイアスが印加される対向電極とを
    備え、飛翔記録方式により、該対向電極、又は、該板状
    部材と該対向電極との間に配設された記録部材、に画像
    を形成する画像形成装置であって、該画像の画素密度を
    演算する画素密度演算手段を備え、演算結果に応じて、
    各微小開口部における画像形成粒子通過量を左右させる
    動作条件を変更するように制御することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】上記対向電極又は記録部材に分解画像を形
    成する複数の上記粒子飛翔制御部を備え、各粒子飛翔制
    御部により該対向電極又は記録部材に該分解画像を順次
    重ね合わせて形成して上記画像を形成する請求項1の画
    像形成装置において、上記画素密度演算手段に各分解画
    像の画素密度を演算させ、演算結果に応じて、上記動作
    条件を各粒子飛翔制御部毎に個別に変更させるように構
    成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記対向電極又は記録部材に分解画像を形
    成する複数の上記粒子飛翔制御部を備え、各粒子飛翔制
    御部により該対向電極又は記録部材に該分解画像を順次
    重ね合わせて形成して上記画像を形成する請求項1の画
    像形成装置において、該画像の画素密度の演算結果に応
    じて、上記動作条件を各粒子飛翔制御部で同様に変更さ
    せるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置であっ
    て、上記動作条件が上記粒子担持体の駆動速度であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】ステッピングモータにより上記粒子担持体
    を駆動する請求項4の画像形成装置であって、該ステッ
    ピングモータの励磁方式を切り替えることで、上記駆動
    速度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3の画像形成装置であっ
    て、上記動作条件が各飛翔制御電極に印加するときの上
    記飛翔用バイアスの値であり、該値は少なくとも上記所
    定方向において上記粒子担持体との相対位置が同一とな
    る飛翔制御電極の群毎に個別に変更されることを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2又は3の画像形成装置であっ
    て、上記動作条件が各飛翔制御電極に印加するときの上
    記飛翔用バイアスの印加時間であり、該値は少なくとも
    上記所定方向において上記粒子担持体との相対位置が同
    一となる飛翔制御電極の群毎に個別に変更されることを
    特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2353801B (en) * 1999-08-07 2003-04-30 Bg Intellectual Pty Ltd Compact reactor
US7283772B2 (en) 2004-04-05 2007-10-16 Ricoh Company, Ltd. Toner supplying device, toner supplying process, image forming apparatus, and image forming process

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