JP2000238400A - 印刷装置における用紙保持装置 - Google Patents

印刷装置における用紙保持装置

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JP2000238400A JP11038640A JP3864099A JP2000238400A JP 2000238400 A JP2000238400 A JP 2000238400A JP 11038640 A JP11038640 A JP 11038640A JP 3864099 A JP3864099 A JP 3864099A JP 2000238400 A JP2000238400 A JP 2000238400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙時における用紙クランプの際、けり上げ
爪の先端が圧胴の外周面上から出ない位しか開くことが
できないため、その開放角度が小さく、これによって用
紙クランプが不安定となったりするという諸問題点を解
消する。 【解決手段】 用紙Pの先端部を給紙時に係止する開閉
自在な給紙クランパ2と、給紙クランパ2が排紙時に開
放された際に、用紙Pの先端部を圧胴20の外周面から
浮上させる排紙けり上げ爪10とを備え、給紙クランパ
2を選択的に開閉動作するための開閉機構19と、排紙
けり上げ爪10を選択的に浮上動作するための浮上機構
27とを個別に有し、給紙時における給紙クランパ2の
開放角度θ1が、排紙時における開放角度θ2よりも大
きく設定されていて、排紙時に、給紙クランパ2と排紙
けり上げ爪10とが略同時的に駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置における
用紙保持装置に関し、さらに詳しくは、孔版印刷装置等
を含む印刷装置の圧胴周りに配設される用紙保持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置の一例としての孔版印刷装置に
おいて、回転中心軸の周りに回転自在であり、製版され
たマスタを外周面に巻き付ける版胴と、版胴の回転と同
期して版胴の回転方向と反対方向に回転自在であり、給
送されて来た用紙の先端部を保持する用紙クランパを備
え版胴の外径と略同径の圧胴とを具備したものが知られ
ている。このような孔版印刷装置例としては、例えば、
特開平5−201115号公報や特開平8−18316
6号公報、あるいは本願出願人が提案した特願平10−
48244号等を挙げることができる。上記圧胴は、版
胴の外周に設けられているマスタの先端部をくわえるマ
スタクランパとの干渉を避けるために自身の外周部の一
部に設けられた凹部を有することで、版胴に対する印圧
のオン/オフ時の移動量を小さくすることができるた
め、印圧音を小さくすることができ、ひいては孔版印刷
装置の騒音の低減を図ることができるという特長をもっ
ている。
【0003】上記用紙クランパは、圧胴の上記凹部に配
設されていて、開閉自在になされている。このような用
紙クランパは、「くわえ爪」とも呼ばれていて、給送さ
れて来た用紙の先端部を挾持・保持する(以下、「くわ
える」もしくは「クランプする」と言い替えるときがあ
る)機能を有し、後述する用紙保持装置の構成部品の一
つを構成している。この用紙クランパにより給送されて
来た用紙の先端部をくわえながら回転する圧胴で搬送し
その用紙を版胴に押し付けて印刷を行うことができるの
で、孔版印刷工程において、用紙の先端部が版胴に貼り
付いたまま排紙爪もしくは剥離爪で剥離できずジャムに
なる、いわゆる「排紙(用紙)巻き上がり」を防止した
り、用紙の用紙搬送方向に対する印刷画像の位置精度
(レジスト精度)の向上を図ったりすることができる。
【0004】以下、図8ないし図18を参照して、用紙
クランパを備えた圧胴の用紙保持装置において、給紙
時、クランプ時、排紙時の用紙クランプの各動作および
その時の用紙搬送動作を説明する。例えば、図8に示す
ような孔版印刷装置においては、その孔版印刷装置の騒
音の低減および用紙Pのレジスト精度等を向上する目的
で押圧手段として用紙クランパ30を備えた圧胴20、
いわゆる「紙くわえ圧胴方式」が用いられる。圧胴20
は、図8に示すように、その外径寸法D(直径)を版胴
22の外径寸法D(直径)と等しく形成されていて、版
胴22が1回転したとき、圧胴20も1回転する。この
ため、同図に示すように、給送されて来た用紙Pの先端
部をクランプする用紙クランパ30を圧胴20上に設け
ることができ、用紙Pの先端を用紙クランパ30に突き
当てながら給紙することで、用紙Pのレジスト精度を向
上することができる。なお、図8においては、用紙クラ
ンパ30およびスクレーパとも呼ばれている排紙爪44
等を簡略的に示している。図9ないし図11に示すよう
に、クランプ装置28は、給送されて来た用紙Pの先端
部をクランプする開閉自在な用紙クランパ30と、用紙
クランパ30の基端部をネジで固定し圧胴20の外周の
一母線方向に延びた軸36と、用紙クランパ30を開閉
駆動するために装置本体側に固定して設けられた図示し
ないカムと、このカムに係合するカムフォロア37と、
軸36とカムフォロア37との間に固設され上記カムの
動きを用紙クランパ30に伝えるアーム39と、圧胴2
0の凹部21に固設され軸36の両端部を所定角度回動
自在に支持するベース35と、用紙クランパ30を閉じ
る位置にその磁力で保持するマグネット34と、用紙ク
ランパ30を閉じる向きに付勢する引張りスプリング3
8とから主に構成されている。用紙クランパ30は、用
紙Pの先端部をクランプする用紙爪31と、この用紙爪
31でクランプされて排紙爪44の位置に来たとき印刷
された用紙Pを圧胴20から浮上させて排出するために
用紙Pをけり上げるけり上げ爪32と、給送されて来た
用紙Pの先端に当接して用紙Pの先端の位置決めをする
ストッパ爪33とからなる。このように用紙クランパ3
0は、用紙爪31、けり上げ爪32およびストッパ爪3
3とから、板金の切り曲げ加工等によって実質一体的に
形成されている。
【0005】マグネット34は、ベース35の上部に固
設されていて、その磁力によって用紙爪31によりクラ
ンプされた用紙Pの先端部を閉じ位置に保持する。ベー
ス35には、開閉揺動動作する用紙クランパ30におけ
る用紙爪31、ストッパ爪33およびけり上げ爪32が
干渉しないように切欠部34aが複数箇所形成されてい
る。引張りスプリング38は、アーム39のカムフォロ
ア37寄りの部位と圧胴20の端板20aに植設された
ピン20bとの間に張設されている。用紙クランパ30
は、上記カムのカム曲線により開閉するが、閉じるとき
は引張りスプリング38の付勢力によって閉じられる。
【0006】上記したクランプ装置28の構造により、
用紙クランパ30は、上記カムの動きに合わせ軸36を
支点として揺動しつつ開閉する。この時、用紙クランパ
30は、用紙爪31およびけり上げ爪32が一体的に一
つの軸36を支点として所定角度回動、換言すれば揺動
するため、用紙クランパ30が用紙Pをクランプする際
にはけり上げ爪32の先端が圧胴20の外周面上から出
ない程度に開く(図13参照)。そして、用紙クランパ
30は、上記カムによりレジストローラ対25a,25
bから送られて来た用紙Pの先端部をクランプすべく所
定のタイミング、例えば図8にで示す圧胴20におけ
る用紙クランパ30の回転位置(以下、「用紙クランプ
位置」というときがある)で開き、用紙Pの先端を用紙
クランパ30のストッパ爪33に突き当てた後、図8に
二点鎖線で示すような所定のたわみPAが形成されるよ
うな用紙搬送速度で搬送されつつ、用紙Pの先端部が用
紙クランパ30の用紙爪31によりクランプされ、用紙
Pの先端が図9に示されている上下一対のガイド板4
0,41の下流端を出た後の所定のタイミングで用紙ク
ランパ30が閉じるようになっている(図14参照)。
用紙クランパ30は、図12に示す用紙先端余白長さA
Lを極力小さくするために、用紙爪31の先端を加圧点
Cぎりぎりまで近付けてレイアウト設計されていて、用
紙Pの先端部の数mm(大体2〜5mm)ほどの部位を
クランプするようになっている。
【0007】次いで、用紙クランパ30は用紙Pの先端
部をクランプした状態で、すなわち圧胴20がその外周
面に用紙Pを保持したまま回転し、図15ないし図8に
で示す回転位置近傍に至ると、図10にも示されてい
るように、用紙Pの先端部が版胴22の外周面と圧胴2
0の外周面との間に搬送され、用紙Pの先端がマスタ2
3および用紙Pを介して版胴22の外周面と圧胴20の
外周面とが押圧して形成されるニップ部Nで孔版印刷が
行われる。用紙クランパ30は、図16に示すようにニ
ップ部Nを通過した後、図17に示す回転位置(以下、
「用紙排出位置」というときがある)である排紙爪44
に至る直前の位置付近で再び開き、これにより用紙クラ
ンパ30の用紙爪31から印刷された用紙Pの先端部を
離し、それからさらに用紙クランパ30が開くことで、
図17に示すように、けり上げ爪32で印刷された用紙
Pの先端部をけり上げて用紙Pの先端を排紙爪44に受
け渡し、こうして排出された用紙Pを回転するベルトお
よび吸引ファン等を備えた排紙搬送装置49(図9およ
び図10参照)へと送るようになっている。
【0008】このように、圧胴20における用紙クラン
パ30の回転位置が、→→へと順次推移すること
で、インキが用紙Pに転写されるの回転位置よりすぎ
た位置で用紙Pの先端部が排出されるので、用紙Pがイ
ンキの粘着力により版胴22に巻き上がらない。このよ
うな圧胴20の回転位置における用紙クランパ30の用
紙クランプ位置の開閉タイミング位置は、用紙クランパ
30による用紙Pの先端部のクランプミスを防止し、か
つ、ニップ部N近傍における版胴22の外周面との干渉
等を防止するために、できるだけガイド板対40,41
の下流端に近くなるように設定される。
【0009】ところで、用紙クランパ30が用紙Pの先
端部の数mm(大体2〜5mm)位の部位をクランプす
るようになっている用紙クランパ30の場合、用紙Pの
先端が用紙クランパ30のストッパ爪33に突き当たり
衝突する際の用紙搬送速度が圧胴20の周速度よりも遅
いときには、用紙クランパ30にクランプされるべき用
紙Pの先端部が、版胴22の外周面と圧胴20の外周面
とが押圧される前に用紙クランパ30から抜けたり、ス
トッパ爪33と用紙Pの先端との間に隙間を生じてスト
ッパ爪33に対する用紙Pの先端位置がずれたりしてし
まう。用紙Pの先端部が上記したようにして用紙クラン
パ30から完全に抜けてクランプされないとき、用紙P
の先端部が版胴22の外周面に貼り付いたまま排紙爪4
4やけり上げ爪32で剥離できず、上記した排紙巻き上
がりと呼ばれるジャムとなったり、また用紙Pの先端部
が用紙クランパ30から完全に抜けなくても、ストッパ
爪33に対する用紙Pの先端位置がずれたときには、印
刷された用紙Pにおける用紙搬送方向Xに対する印刷画
像Gの位置制度(レジスト精度)が悪化したりする不具
合となる。このような不具合を解消するために、現実的
には上述したように、用紙Pの先端が用紙クランパ30
のストッパ爪33に当接する際の用紙搬送速度を圧胴2
0の周速度よりも速くなるように設定することにより、
用紙クランパ30による用紙Pの先端部の保持部近傍に
所定のたわみPAを形成して、用紙クランパ30から用
紙Pの先端部が抜けるような力が働かない用紙搬送速度
制御方式を採用している。このような用紙搬送速度制御
方式を採用した場合、用紙Pの先端部近傍のたわみPA
形成部分がニップ部Nで押圧される前に、版胴22の外
周面上の製版済みのマスタ23に接触することがあり、
用紙PのたわみPA形成部分が製版済みのマスタ23か
ら滲み出たインキで汚れ、ダブリ画像を形成してしまう
重大な不具合となるため、ニップ部Nに至る前の用紙搬
送路上に、ニップ部Nに至る前の用紙PのたわみPA形
成部分が版胴22上の製版済みのマスタ23と接触しな
いように用紙Pを案内する用紙案内手段としてのガイド
部材160a(図9のみに示す)を設けている。符号1
61は、ガイド部材160aの用紙搬送方向Xの下流側
端部に設けられた可撓性部材を示している。
【0010】一方、用紙先端余白長さALを小さくしよ
うとすると、用紙爪31の先端Dが圧胴20の外径寸法
Dから外側へ突出して版胴22上の製版済みのマスタ2
3に接触し、用紙爪31の先端Dが毎回転ごとに同じ部
位の製版済みのマスタ23に当たるために、当該部位の
製版済みのマスタ23が破れてしまう。このようにして
製版済みのマスタ23が破れると、版胴22の外周面に
供給されたインキが当該部位の破れからはみ出すことに
なり、はみ出したインキが用紙爪31を汚すことで、用
紙Pの先端部を汚してしまう不具合になるため、用紙ク
ランパ30の用紙爪31の先端Dが版胴22上の製版済
みのマスタ23に当たるのを防止すべく、用紙クランパ
30は、用紙爪31の先端Dが外径寸法D内に入るよう
に、圧胴20の中心側に傾けられて配設され、これによ
り用紙Pの先端部を圧胴20に巻き付く内側の方へ若干
曲げてクランプするようなレイアウト構造となってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用紙ク
ランパ30は、用紙爪31およびけり上げ爪32が一体
となって一つの軸36を支点として所定角度回動する構
造および上記したレイアウト構造となっているため、以
下の様な諸不具合や問題点が生じてしまう。 (1)給紙時の用紙クランプの際、図13に示すよう
に、けり上げ爪32の先端が圧胴20の外周面上から出
ない位しか開くことができないため、その開放角度が小
さく、これによって用紙クランプが不安定となる。
【0012】(2)排紙時の用紙排出の際、けり上げ爪
32がけり上げ動作を行っている時(この時には用紙P
を未だけり上げていない)には、図16に示すように、
既に、用紙クランパ30の用紙爪31は用紙Pの先端部
を離している、換言すれば(1)の用紙クランプ動作の
反対の動きをけり上げる前に行ってしまっているが、こ
の時浮上され解放された用紙Pの先端は版胴22のニッ
プ部Nに近いので、排紙巻き上りが生じやすく、これに
よりジャムが生じる。
【0013】(3)用紙爪31とけり上げ爪32とは、
一つの軸36を支点として所定角度回動するため、図1
8(a)ないし図18(c)に順次示すように、けり上
げ爪32は用紙Pの先端側に揺動・上昇してけり上げる
ため用紙Pの先端が外れやすく、このようなけり上げ動
作では用紙Pの先端部を確実に浮上させて排出すること
ができない。
【0014】(4)用紙クランパ30のけり上げ爪32
のけり上げ動作により、図17に示すように用紙爪31
が必要以上に開くため、用紙爪31が排紙爪44の先端
部と干渉するので、これを避けるため図11に示すよう
に、用紙爪31に逃げ31aを形成していて、用紙爪3
1はその自由端が開放されたくし歯状になっている。こ
れにより、版胴22への印圧は、くし歯状の用紙爪31
の先端より用紙搬送方向Xの上流側に偏倚した位置から
しか掛けることができなく、クランプ跡からどうしても
3〜5mm後側でないと印刷画像を出すことができない
(この場合には、図12において用紙先端余白長さAL
は7〜10mmにも達してしまうが、このように用紙ク
ランパ30のクランプ代で決まる用紙先端余白長さAL
は必要なクランプ寸法であり、版胴22の回転位相の調
整や用紙Pの給送タイミング等の制御によって用紙先端
余白長さALを調整する方式の天地調整機構等では調整
不可の寸法である)。もし、くし歯状の用紙爪31の先
端から印圧を掛けるとしたならば、印刷画像はクランプ
跡直後から出るが、くし歯状の用紙爪31の逃げ31a
部分に対応した版胴22上の製版済みのマスタ23の部
位にインキが溜ってしまい、そのうちに製版済みのマス
タ23が破れてインキが漏れ出してしまう。このインキ
漏れは、次のように推察される。すなわち、用紙爪31
の逃げ31a部分が用紙爪31の自由端部分として軸3
6の長さ方向に亘りつながっていない開放端を形成して
いるために、圧胴20の押圧状態下での製版済みのマス
タ23に対する印圧分布が不均一となりその圧力差が大
きくなることによって、用紙爪31の逃げ31a部分に
対応した版胴22上の製版済みのマスタ23の部位にイ
ンキが溜まっていき、開放端を有する個々の用紙爪31
の押圧による動きにより、しまいにはインキが溜まって
いる製版済みのマスタ23部分を破ることで発生するも
のと思われる。
【0015】したがって、本発明は、上述した事情に鑑
みてなされたものであり、給紙時の用紙クランプの際の
開放角度を大きく設定することができ、かつ、排紙時の
用紙排出の際の浮上・けり上げ動作と用紙クランパ動作
とを略同時的に行うことで排紙巻き上りやジャムを生じ
にくくすると共に、浮上・けり上げ動作時に用紙の先端
が外れることがなく用紙の先端部を確実に浮上させて排
出することができ、なおかつ、インキ漏れ等を生じるこ
となくクランプ跡直後から印刷画像を出すことのできる
改良された印刷装置における用紙保持装置を提供するこ
とを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解消す
るために、請求項1記載の発明は、製版されたマスタを
外周面に巻き付ける版胴と、給送されて来た用紙の先端
部を保持する保持手段を備え上記版胴の外径と略同径の
圧胴とを具備する印刷装置において、上記保持手段は、
上記用紙の先端部を給紙時に係止する開閉自在な係止部
材と、この係止部材が排紙時に開放された際に、上記用
紙の先端部を上記圧胴の外周面から浮上させる浮上部材
とを備え、上記係止部材を駆動する係止部材駆動手段
と、上記浮上部材を駆動する浮上部材駆動手段とを有
し、上記係止部材駆動手段および上記浮上部材駆動手段
により上記係止部材と上記浮上部材とがそれぞれ独立し
て駆動される印刷装置における用紙保持装置であって、
上記給紙時における上記係止部材の開放角度が、上記排
紙時における開放角度よりも大きく設定されていて、上
記排紙時に、上記係止部材と上記浮上部材とが略同時的
に駆動されることを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
印刷装置における用紙保持装置において、上記浮上部材
は、上記浮上部材駆動手段により上記排紙時にのみ駆動
され、かつ、上記排紙時に開放した上記係止部材の自由
端よりも用紙搬送方向の上流側に偏倚した上記用紙の先
端部を浮上させることを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の印刷装置における用紙保持装置において、上記
係止部材の自由端を略直線状に形成したことを特徴とす
る。
【0019】請求項1記載の発明等における「版胴の外
径と略同径の圧胴」とは、版胴の外径寸法が圧胴の外径
寸法と同じであるものの他、設計上の寸法公差範囲内に
ある場合も含む。ここで、「係止部材の自由端を略直線
状に形成した」とは、係止部材の自由端を直線状に形成
したことを含む他、係止部材の自由端を設計上の許容公
差内に形成した場合や、後述する効果を奏する範囲内に
形成した場合も含むことを意味する。
【0020】請求項4記載の発明では、請求項1,2ま
たは3記載の印刷装置における用紙保持装置において、
上記係止部材駆動手段は、上記圧胴を回転駆動する駆動
手段と、上記圧胴の近傍における上記印刷装置の本体側
に設けられ、上記圧胴の回転運動を上記係止部材の開閉
動作に所定のタイミングをもって変換する係止部材用カ
ムとを具備し、上記係止部材用カムには、上記係止部材
を開閉させるためのカム形状が形成されていることを特
徴とする。
【0021】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
印刷装置における用紙保持装置において、上記係止部材
は、所定の弾性を有する弾性部材から形成されており、
上記係止部材による上記用紙の先端部の係止が、上記カ
ム形状と上記弾性とに基づき行われることを特徴とす
る。ここで、所定の弾性とは、上記係止部材自体や上記
係止部材用カムあるいは上記係止部材に対向して設けら
れた用紙の先端部を受ける部材等の精度上の誤差を吸収
し得る程度の弾性を意味する。
【0022】請求項6記載の発明では、請求項1ないし
5の何れか一つに記載の印刷装置における用紙保持装置
において、上記浮上部材駆動手段は、上記圧胴を回転駆
動する駆動手段と、上記圧胴の近傍における上記印刷装
置の本体側に設けられ、上記圧胴の回転運動を上記浮上
部材の浮上動作に所定のタイミングをもって変換する浮
上部材用カムとを具備し、上記浮上部材用カムには、上
記浮上部材を浮上させるためのカム形状が形成されてい
ることを特徴とする。
【0023】請求項7記載の発明では、製版されたマス
タを外周面に巻き付ける版胴と、給送されて来た用紙の
先端部を保持する保持手段を備え上記版胴の外径と略同
径の圧胴とを具備する印刷装置において、上記保持手段
は、上記用紙の先端部を給紙時に係止すると共に排紙時
に開放する開閉自在な係止部材を備え、上記係止部材を
駆動する係止部材駆動手段を有する印刷装置における用
紙保持装置であって、上記給紙時における上記係止部材
の開放角度が、上記排紙時における開放角度よりも大き
く設定されていることを特徴とする。
【0024】請求項8記載の発明では、製版されたマス
タを外周面に巻き付ける版胴と、給送されて来た用紙の
先端部を保持する保持手段を備え上記版胴の外径と略同
径の圧胴とを具備する印刷装置において、上記保持手段
は、上記用紙の先端部を給紙時に係止する開閉自在な係
止部材と、この係止部材が排紙時に開放された際に、上
記用紙の先端部を上記圧胴の外周面から浮上させる浮上
部材とを備え、上記係止部材を駆動する係止部材駆動手
段と、上記浮上部材を駆動する浮上部材駆動手段とを有
し、上記係止部材駆動手段および上記浮上部材駆動手段
により上記係止部材と上記浮上部材とがそれぞれ独立し
て駆動される印刷装置における用紙保持装置であって、
上記給紙時における上記係止部材の開放角度が、上記排
紙時における開放角度よりも大きく設定されていること
を特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して実施例を含む
本発明の実施の形態(以下、単に「実施形態」という)
を説明する。上述した従来の技術例および実施形態等に
亘り、同一の機能および形状等を有する部材や構成部品
等については、同一符号を付すことによりその説明をで
きるだけ省略する。図および説明の簡明化を図るため、
図に表されるべき部材や構成部品であっても、その図に
おいて特別に説明する必要がない部材や構成部品は適宜
断わりなく省略する。
【0026】まず、本発明を適用する印刷装置の一例と
しての版胴および圧胴を備えた孔版印刷装置において、
従来の技術例で説明しなかった構成部分を補充説明す
る。版胴22は、図1、図8ないし図10等に示すよう
に、インキ通過性多孔構造の支持円筒体とその外周面に
巻装されたインキ通過性の複数層のメッシュスクリーン
(図示せず)とを有し、支軸22Aの周りに回転可能に
支持されている。版胴22は、複数の印刷速度に対応し
てその回転速度を変えることが可能なように版胴駆動手
段としてのメインモータ29を含む版胴22の駆動系を
介して図1において時計回り方向に回転駆動される。版
胴22の外周面には、図示しない製版書込み部で穿孔・
製版された製版済みのマスタ23の先端部を挾持するマ
スタクランパ24が配置されている。マスタクランパ2
4は、支持円筒体の外周面の母線に沿って設けられた強
磁性体よりなるステージ(図示せず)に対向し、マスタ
クランパ軸24aを介して回動可能に支持されていて、
上記ステージと対向する面に磁石を貼着されて構成され
ている。マスタクランパ24は、版胴22が所定の回転
位置を占めたときに、図示しない開閉装置により駆動力
を伝達されて開閉される。
【0027】版胴22の内部には、図8に示すように、
インキ供給装置45が配設されている。インキ供給装置
45は、版胴22と同方向に同期して回転し、版胴22
の内周面にインキを供給するインキローラ46と、イン
キローラ46とわずかな間隙を置いて平行に配置され、
インキローラ46との間にインキ溜り48を形成するド
クターローラ47と、インキ溜り48へインキを供給す
るパイプ状をなす支軸22Aとを具備している。インキ
ローラ46、ドクターローラ47は、支軸22Aに固定
された側板手前・奥にそれぞれ回転自在に支持されてい
る。インキ溜り48からインキローラ46の外周面に供
給されたインキは、版胴22とインキローラ46の外周
面とに僅かに隙間を設けているために、版胴22の内周
面に供給される。インキは、適宜の位置に配置されたイ
ンキパックからインキポンプにより圧送され、支軸22
Aの供給穴よりインキ溜り48へ供給される。
【0028】上記版胴22の駆動系は、圧胴20の駆動
系に連結されていて、メインモータ29は圧胴20を回
転駆動する駆動手段を兼ねている。圧胴20は、メイン
モータ29および圧胴20の駆動系を介して、図1にお
いて版胴1の回転周速度と同じ周速度で反時計回り方向
に回転駆動されると共に、図示しない接離手段によっ
て、版胴22の外周面に対して接離自在になされてい
る。版胴22の駆動系、圧胴20の駆動系および上記接
離手段としては、例えば特開平9−216448号公報
の図1ないし図5等に示されている構成と同じものを用
いている。圧胴20の外周部には、版胴22の外周面に
接触する円筒部と、上記した凹部21とが形成されてい
る。圧胴20は実施例的にいうと、その本体部分には合
成樹脂が使用されていて軽量化を図っていると共に、上
記円筒部の外周にはニトリルゴムが巻着されていて圧胴
20の回転ムラを低減している。
【0029】以下、図1ないし図7を参照して、本実施
形態の孔版印刷装置における用紙保持装置について説明
する。図1において、符号1は本実施形態の孔版印刷装
置における用紙保持装置を示す。用紙保持装置1は、図
8ないし図18に示した従来のクランプ装置28と比較
して、クランプ装置28の用紙クランパ30に代えて、
用紙Pの先端部を給紙時に係止する開閉自在な係止部材
としての給紙クランパ2と、この給紙クランパ2が排紙
時に開放された際に、用紙Pの先端部を圧胴20の外周
面から浮上させる浮上部材としての排紙けり上げ爪10
とを備えた保持手段を有すること、およびクランプ装置
28における上記カムを備えた一つのクランプ機構に代
えて、給紙クランパ2を選択的に開閉動作するための開
閉機構19と、排紙けり上げ爪10を選択的に浮上動作
するための浮上機構27とを個別に有することが主に相
違する。また、用紙保持装置1は、クランプ装置28の
構成および動作と比較して、上記構成によって、後で詳
述するように、給紙クランパ用カム8により給紙クラン
パ2が、けり上げ爪用カム17により排紙けり上げ爪1
0がそれぞれ独立して駆動されること、図1のおよび
図2(a)に示す給紙時における給紙クランパ2の開放
角度θ1が、図1のおよび図2(c)に示す排紙時に
おける開放角度θ2よりも大きく設定されていて、排紙
時に、給紙クランパ2と排紙けり上げ爪10とを略同時
的に駆動すること、および排紙けり上げ爪10の先端1
0eが排紙時に開放した給紙クランパ2の自由端よりも
用紙搬送方向Xの上流側に偏倚した用紙Pの先端部を浮
上させることが主な相違点となっている。
【0030】給紙クランパ2および排紙けり上げ爪10
は、給送されて来た用紙Pの先端部を保持する保持手段
を構成している。給紙クランパ2を駆動する係止部材駆
動手段は、メインモータ29、圧胴20の駆動系および
給紙クランパ用カム8から主に構成される。排紙けり上
げ爪10を駆動する浮上部材駆動手段は、メインモータ
29、圧胴20の駆動系およびけり上げ爪用カム17か
ら主に構成される。
【0031】開閉機構19は、図1、図2、図3、図5
および図6に示すように、上記した給紙クランパ用カム
8と、給紙クランパ用カム8と常に係合する転動自在な
コロからなるクランパカムフォロア5と、クランパカム
フォロア5をその一端に軸をもって取り付けたクランパ
アーム4と、クランパベース6の両側壁に所定角度回動
自在に支持され、クランパアーム4の他端をネジを介し
て固定すると共に給紙クランパ2の基端部を固定して取
り付けたクランパ軸3と、クランパ軸3にその基端部を
固定され、その自由端部が後述する3つの位置を占める
べく開閉自在な給紙クランパ2と、給紙クランパ2を常
に開放する向きに付勢すると共に、クランパカムフォロ
ア5を常に給紙クランパ用カム8に押し付ける向きに付
勢する付勢手段としてのねじりバネ7とから主に構成さ
れる。
【0032】給紙クランパ用カム8は、図1に示すよう
に、適宜の合成樹脂や金属で一体成形されていて、圧胴
20の端板20a外側近傍における孔版印刷装置の本体
側に配置された本体側板(図示せず)に固定して設けら
れている。給紙クランパ用カム8は、圧胴20の回転運
動を給紙クランパ2の開閉動作に所定のタイミングをも
って変換し伝達する係止部材用カムとしての構成・機能
を有する。給紙クランパ用カム8には、給紙クランパ2
を開閉させるためのカム形状が形成されている。すなわ
ち、給紙クランパ用カム8には、給紙時において、給紙
クランパ2側に設けられたクランパカムフォロア5と係
合し、給紙クランパ2が開放角度θ1で開くように制御
するための小径凹部8aがニップ部Nより手前であって
圧胴20の回転方向の上流側寄りの所定位置に形成され
ている。また、給紙クランパ用カム8には、排紙時にお
いて、クランパカムフォロア5と係合し、給紙クランパ
2が開放角度θ2で開くように制御するための小径凹部
8bがニップ部Nを通り過ぎた圧胴20の回転方向の下
流側寄りの所定位置に形成されている。そして、各小径
凹部8a,8bを除く給紙クランパ用カム8には、圧胴
20の圧胴軸26を中心として同一の直径をもって形成
された均等周面部8cが一体形成されている。
【0033】給紙クランパ用カム8の小径凹部8aは、
給紙時における給紙クランパ2の開放角度θ1を排紙時
における開放角度θ2よりも大きく設定するために、小
径凹部8bの凹みの深さよりも深く形成されている。開
閉機構19におけるこのような給紙クランパ2と給紙ク
ランパ用カム8との関係により、給紙クランパ2は図1
のおよび図2(a)に示す給紙時において開放角度θ
1で大きく開き、図1のおよび図2(c)に示す排紙
時において開放角度θ2で、用紙Pの先端部を解放し自
由にする程度の最小限の角度をもって開くようになされ
ている。
【0034】クランパベース6は、図1、図2、図3お
よび図6等に示すように、概略筐体状をなしていて、例
えば合成樹脂またはアルミニウム等の金属で一体的に形
成されている。クランパベース6における用紙搬送方向
Xの上流端上部には、給紙クランパ2のクランプ部2c
との間で用紙Pの先端部をクランプするときに用紙Pの
先端部を受ける用紙受け面6aと、排紙時にけり上げ爪
アーム12の先端を用紙浮上位置を占めさせるべく矩形
状に切り欠かれた逃げ部6bとが、用紙幅方向Yにくし
歯状に交互に複数箇所形成されている。また、クランパ
ベース6の底壁には、図7に示すように、引張バネ16
の一端を係止するためのバネ掛け部6cが用紙搬送方向
Xの下流側に突出して一体形成されており、クランパベ
ース6の両側壁には、排紙けり上げ爪10の両端部に突
出形成された各被案内部10cを緩く嵌入し、排紙けり
上げ爪10を図7において用紙搬送方向Xに摺動自在に
案内するけり上げ爪案内窓6d,6dがそれぞれ形成さ
れている。クランパベース6の用紙受け面6aの部位に
は、従来のクランプ装置28に配設されたマグネット3
4のような用紙爪31を用紙クランプ状態に保持する部
品が配置されていなく、用紙受け面6aと給紙クランパ
2のクランプ部2cとの間で用紙Pの先端部をクランプ
することになる。
【0035】クランパアーム4は、給紙クランパ用カム
8とクランパカムフォロア5との係合より、圧胴20の
回転駆動力の一部が変換されて伝達された駆動力をクラ
ンパ軸3へ、すなわち給紙クランパ2へ伝える駆動力伝
達部材である。
【0036】給紙クランパ2は、それ自体や給紙クラン
パ用カム8等の精度上の誤差を吸収し得る程度の所定の
弾性を有する弾性部材としての薄いステンレス鋼板から
形成されている。給紙クランパ2は、実施例的に言う
と、その厚さが0.3〜0.5mmのステンレス鋼板か
らできていて、図2および図6等に示すように、断面視
略Z字状をなすようにクランク状に折り曲げ形成され、
上記所定の弾性が付与されている。給紙クランパ2は、
その基端部がネジ(図示せず)を介してクランパ軸3に
固定されている。給紙クランパ2には、図2、図3、図
5および図6等に示すように、レジストローラ対25
a,25bから給送されてきた用紙Pの先端を突き当て
てその位置を決めると共に所定の撓みを形成させるため
のストッパ部2aと、排紙けり上げ爪10の先端部の干
渉を避けその移動を許すための切欠部2bと用紙Pの先
端部の2〜3mmの部分をクランプするクランプ部2c
とがそれぞれ一体形成されている。給紙クランパ2のク
ランプ部2cには、図3(d)および図6に示されてい
るように、図11に示した従来の用紙爪31の自由端の
用紙搬送方向Xが開放されたくし歯状の逃げ31aがな
く、給紙クランパ2の自由端部は、略直線状に用紙幅方
向Yに亘りつながって形成されていると共に、用紙搬送
方向Xに所定の寸法幅をもった略平板状部分を有してい
る。それ故に、給紙クランパ2の自由端部であるクラン
プ部2cの上面先端から印圧を掛けても、この部分に対
応した版胴22上の製版済みのマスタ23の部位には印
圧が不均一状態で掛からず、これによりインキが溜って
しまうことがなくなる。したがって、耐久的にインキ漏
れを生じることなく、版胴22への印圧をクランプ跡直
後から掛けて印刷画像を出すことができ、図12に示し
た用紙先端余白長さALを4〜5mmの範囲に抑えるこ
とができる利点を有する。
【0037】ねじりバネ7は、クランパ軸3に巻着さ
れ、図6に示すように、その一端が給紙クランパ2の裏
面に、他端がクランパベース6の手前側の側壁上面にそ
れぞれ掛けられていて、給紙クランパ2を常に開く向き
に付勢している。給紙クランパ2は、図2(b)に示す
ような用紙クランプ状態にあるとき、適度の弾性復元力
を生じるような上記した形状および寸法が設定されてい
る。給紙クランパ2と用紙受け面6aとの間には、それ
自体の上記所定の弾性および給紙クランパ用カム8の均
等周面部8cのカム形状により、所定範囲の必要なクラ
ンプ力を生じさせるようになっている。換言すれば、給
紙クランパ2による用紙Pの先端部のクランプ・係止
が、給紙クランパ用カム8のカム形状と上記所定の弾性
とに基づき行われると言える。このように給紙クランパ
2に対して、所定の弾性を与えると共に、給紙クランパ
2、クランパベース6の用紙受け面6aおよび給紙クラ
ンパ用カム8を比較的単純な形状でそれぞれ形成するこ
とにより、ねじりバネ7のバネ荷重をできるだけ小さく
抑えることができると共に、従来のようにベース部35
にマグネット34を設けてその吸磁力を利用しなくても
済むので、高価なマグネット34という構成部品を減ら
すことができる利点もある。
【0038】上記の構成のとおり、給紙クランパ2は、
給紙時に、用紙Pの先端部を突き当てクランプするため
に開放角度θ1で開く図1にで示す給紙開放位置と、
用紙Pの先端部をクランプして閉じた用紙クランプ位置
(図1の参照)と、排紙時に、用紙Pの先端部を開放
すべく開放角度θ2で開く図1にで示す用紙排出位置
との3つの位置の間で変位自在に構成されており、3つ
の位置をそれぞれ占めることができる。
【0039】浮上機構27は、図1、図2、図3、図4
および図7に示すように、上記したけり上げ爪用カム1
7と、けり上げ爪用カム17と常に係合する転動自在な
コロからなるけり上げ爪カムフォロア13と、けり上げ
爪カムフォロア13を軸をもってその一端に取り付けた
けり上げ爪アーム12と、クランパベース6の両側壁に
所定角度回動自在に支持され、けり上げ爪アーム12の
他端をネジを介して固定して取り付けたけり上げ爪軸1
1と、その基端部がけり上げ爪軸11に固定して取り付
けられ、その自由端部が排紙けり上げ爪10の折り曲げ
端部10bと接触係合し所定角度回動可能なけり上げ爪
駆動ガイド14と、上記したけり上げ爪案内窓6d,6
dと、その先端10eが排紙時に開放した給紙クランパ
2の自由端よりも用紙搬送方向Xの上流側に偏倚した用
紙Pの先端部を浮上させる用紙浮上位置を占める排紙け
り上げ爪10と、排紙けり上げ爪10の先端を浮上位置
から版胴20の外周面より内側に没入した非浮上位置を
占める向きに付勢する付勢手段としての引張バネ16と
から主に構成される。
【0040】けり上げ爪用カム17は、図1および図4
に示すように、適宜の合成樹脂や金属で一体成形されて
いて、圧胴20の近傍であって端板20aと給紙クラン
パ用カム8との間において、上記本体側板に固定して設
けられている。けり上げ爪用カム17は、圧胴20の反
時計回り方向の回転運動を排紙けり上げ爪10の浮上動
作に所定のタイミングをもって変換し伝達するための浮
上部材用カムとしての構成・機能を有する。けり上げ爪
用カム17には、排紙けり上げ爪10が排紙時にのみ駆
動されるためのカム形状が形成されている。すなわち、
けり上げ爪用カム17には、排紙けり上げ爪10側に設
けられたけり上げ爪カムフォロア13と排紙時において
のみ係合し、かつ、上記したように排紙時に開放した給
紙クランパ2の自由端よりも用紙搬送方向Xの上流側に
偏倚した用紙Pの先端部をけり上げて浮上させるように
制御するための山形状の大径凸部17aが形成されてい
る。けり上げ爪用カム17の大径凸部17aは、給紙ク
ランパ用カム8の小径凹部8b配置部近傍の圧胴20の
回転方向上流側寄りに形成されている。
【0041】けり上げ爪アーム12は、けり上げ爪用カ
ム17とけり上げ爪カムフォロア13との係合より、圧
胴20の回転駆動力の一部が変換されて伝達された駆動
力をけり上げ爪軸11へ、すなわち排紙けり上げ爪10
へ伝える駆動力伝達部材である。けり上げ爪駆動ガイド
14は、図7においてはその一つが示されているが、複
数のけり上げ爪駆動ガイド14が同じ姿勢をもってけり
上げ爪軸11にネジで固定して取り付けられている。け
り上げ爪駆動ガイド14の自由端部は、排紙けり上げ爪
10の折り曲げ端部10bに引張バネ16の付勢力によ
って常に接触係合しており、けり上げ爪カムフォロア1
3からけり上げ爪軸11へ伝達された回転駆動力によ
り、排紙けり上げ爪10の全体を移動させるように動作
する。
【0042】排紙けり上げ爪10は、実施例的に言う
と、その厚さが0.8〜1.0mmの薄板状のステンレ
ス鋼板からできていて、図2および図7等に示すよう
に、断面視略平板状をなしていて、その先端10eを含
む先端部および基端部が両被案内部10cを介してけり
上げ爪案内窓6d,6dの形成範囲内で一体的に移動可
能になされている。排紙けり上げ爪10には、図2、図
3および図7等に示すように、移動時に給紙クランパ2
および排紙爪44との干渉を避けるために形成された複
数の切欠き10aと、上記した折り曲げ端部10bと、
上記した各被案内部10c,10cと、引張バネ16の
他端を係止するためのバネ掛け部10dと、上記した先
端10eとがそれぞれ一体成形されている。排紙けり上
げ爪10の先端10eを含む先端部は、各先端10eの
部位がクランパベース6の逃げ部6bに挿通可能なよう
に略くし歯状に形成されている。排紙けり上げ爪10の
用紙幅方向Yに対する移動は、各被案内部10c,10
c上にそれぞれネジで固定された各ストッパ18,18
で規制されている。
【0043】引張バネ16は、その一端がクランパベー
ス6のバネ掛け部6cに係止され他端が排紙けり上げ爪
10のバネ掛け部10dに係止されて、図7においては
その片方が示されているが、これらと同じものが用紙幅
方向Yにおける排紙けり上げ爪10の中央を中心として
他方が左右対称の位置に上記したと同様に配設されてい
る。上記の構成のとおり、排紙けり上げ爪10は、上記
浮上部材駆動手段により上記排紙時にのみ駆動され、か
つ、上記排紙時に開放した給紙クランパ2の自由端より
も用紙搬送方向Xの上流側に偏倚した用紙Pの先端部を
浮上させるようになされていて、用紙浮上位置と非用紙
浮上位置との間で移動自在になされている。
【0044】次に、動作を説明する。この孔版印刷装置
では、用紙Pの搬送動作が特有の給送制御を伴って行わ
れる。すなわち、給紙部に配設された図示しないステッ
ピングモータからなる給紙モータ(図示せず)で回転駆
動される給紙ローラ等の給紙手段が、圧胴20の端板2
0aに取り付けられた給紙遮光片と圧胴20を回転自在
に支持する図示しない版胴アーム側に取り付けられた透
過型の給紙フォトセンサとの係合時点をトリガとして、
上記給紙モータの起動が制御される。また、同様に、ス
テッピングモータからなるレジストモータ(図示せず)
で回転駆動されるレジストローラ対25a,25bが、
圧胴20の端板20aに取り付けられたレジスト遮光片
と圧胴20を回転自在に支持する図示しない版胴アーム
側に取り付けられた透過型のレジストフォトセンサとの
係合時点をトリガとして、上記レジストモータの起動が
制御される。この給送制御は、本願出願人が先に提案し
た特願平10−48244号に詳細に説明されていると
おりであるが、本発明には関係ないのでこれ以上の説明
を省略する。
【0045】図1において、メインモータ29により、
圧胴20が図1において反時計回り方向に回転し、上記
給紙遮光片が上記給紙フォトセンサを通過すると、上記
給紙モータが回転駆動され、これにより図示しない給紙
部の給紙ローラから用紙Pの重送が防止されて1枚の用
紙Pが給送される。この時、圧胴20のクランパカムフ
ォロア5が給紙クランパ用カム8の均等周面部8cに係
合していることにより、給紙クランパ2は用紙Pの先端
部をクランプしていない状態で用紙クランプ位置を占め
た状態にある。またこの時には、圧胴20のけり上げ爪
カムフォロア13がけり上げ爪用カム17と非係合状態
にあることにより、図7に示すように、各引張バネ16
の付勢力によって各けり上げ爪駆動ガイド14およびけ
り上げ爪カムフォロア13が図1の、および図7に
示す状態にそれぞれ保持されていて、各引張バネ16の
付勢力によって排紙けり上げ爪10は非用紙浮上位置を
占めている状態にある。一方、給送された1枚の用紙P
は、その先端がレジストローラ対25a,25bのニッ
プ部に衝突し、さらに上記給紙モータにより搬送され
て、所定量の湾曲したたわみが形成された時点で、上記
給紙ローラの回転が停止する。圧胴20が図1において
さらに反時計回り方向に回転し、上記レジスト遮光片が
所定タイミングで上記レジストフォトセンサを通過する
と、上記レジストモータが回転駆動される。
【0046】この給紙時のタイミングに合わせて、圧胴
20のクランパカムフォロア5が給紙クランパ用カム8
の小径凹部8aに所定のタイミングで係合することによ
り、図1のおよび図6において、クランパアーム4と
共にクランパ軸3が反時計回り方向に回転し、これによ
り給紙クランパ2が図1のおよび図2(a)に示すよ
うに開放角度θ1で大きく開き、給紙クランパ2が給紙
開放位置を占める。この時には、給紙クランパ2が開放
角度θ1で開く向きにねじりバネ7の付勢力が働いてい
る。
【0047】上記レジストモータの回転駆動により、レ
ジストローラ対25a,25bが回転することで、用紙
Pの先端が給紙開放位置を占めている給紙クランパ2の
ストッパ部2aに向けて搬送され、ストッパ部2aに突
き当たり衝突する。こうして、図1のに仮想線で示す
ように、用紙Pの先端部には所定の湾曲したたわみが形
成される。
【0048】圧胴20がさらに反時計回り方向に回転
し、クランパカムフォロア5が給紙クランパ用カム8の
小径凹部8aを通り過ぎ、均等周面部8cに所定のタイ
ミングで係合すると、図6において、クランパアーム4
と共にクランパ軸3がねじりバネ7の付勢力に抗して時
計回り方向に回転し、これにより給紙クランパ2が、図
2(b)に示すように、用紙Pの先端部を確実にクラン
プした後、給紙クランパ2は閉じられる。こうして給紙
クランパ2が用紙クランプ位置を占めた図1のに示し
た状態で、圧胴20が、用紙Pを圧胴20の外周面に保
持したまま回転し、用紙Pの先端部が版胴22の外周面
と圧胴20の外周面との間に搬送される。
【0049】版胴22の外周面と圧胴20の外周面との
間に搬送された用紙Pに対して、上記接離手段に配設さ
れている左右一対の印圧スプリング(図示せず)により
圧胴20が版胴22の外周面に押圧する上向きに揺動変
位されることでニップ部Nが形成されると共に、圧胴2
0の外周面が用紙Pを版胴22の外周面に対して製版済
みのマスタ23(図1には図示せず)を介して押圧す
る。この時、給紙クランパ2の自由端部であるクランプ
部2cの上面先端から印圧が掛けられるが、このように
押圧した状態下であっても上記した理由により、クラン
プ部2cの上面先端部分に対応した版胴22上の製版済
みのマスタ23(図1には図示せず)の部位には印圧が
不均一状態で掛からず、これによりインキが溜ってしま
うことがなくなり、耐久的にインキ漏れを生じることな
く、版胴22への印圧をクランプ跡直後から掛けて印刷
画像を出すことができ、図12に示した用紙先端余白長
さALを4〜5mmの範囲に抑えることができる。
【0050】こうして、圧胴20の外周面の押圧によっ
て、回転する版胴22の外周面に巻装された製版済みの
マスタ23に用紙Pが連続的に押圧されることにより、
製版済みのマスタ23が版胴22の外周面に密着すると
共に、版胴22の開孔部分から製版済みのマスタ23の
穿孔部分へとインキが滲み出てきて用紙Pの表面に転移
され、孔版印刷が行われる。このとき、図8を借りて説
明すると、図8に示すインキローラ46も版胴22の回
転方向と同一方向に回転する。インキ溜り48のインキ
は、インキローラ46の回転によりインキローラ46の
表面に付着され、インキローラ46とドクターローラ4
7との間隙を通過する際にその量を規制され、版胴22
の内周面に供給される。
【0051】圧胴20がさらに反時計回り方向に回転
し、排紙爪44の手前の用紙排出位置近傍に至ると、圧
胴20のけり上げ爪カムフォロア13がけり上げ爪用カ
ム17と係合し始めることにより、図1の、図2
(c)および図4に示すように、けり上げ爪アーム12
と共にけり上げ爪軸11が各引張バネ16の付勢力に抗
して反時計回り方向に回転し、これにより各けり上げ爪
駆動ガイド14の下部の自由端部が排紙けり上げ爪10
の折り曲げ端部10bの部位を反時計回り方向に揺動し
つつ押し付ける。こうして、排紙けり上げ爪10の先端
10eがクランパベース6の各逃げ部6bを挿通し、排
紙けり上げ爪10が用紙浮上位置を占める。一方、排紙
けり上げ爪10が用紙浮上位置を占めるに至る動作と略
同時的に、給紙クランパ2の開放動作が行われる。すな
わち、圧胴20がさらに反時計回り方向に回転し、排紙
爪44の手前の用紙排出位置近傍に至ると、圧胴20の
クランパカムフォロア5が給紙クランパ用カム8の均等
周面部8cから小径凹部8bに所定のタイミングで係合
することにより、図1の、図2(c)図4および図6
において、クランパアーム4と共にクランパ軸3が反時
計回り方向に回転し、これにより給紙クランパ2が図1
のおよび図2(c)に示すように開放角度θ2で小さ
く開き、給紙クランパ2が用紙排出位置を占める。
【0052】このように、排紙時に、給紙クランパ2と
排紙けり上げ爪10とが略同時的に作動して、排紙けり
上げ爪10の先端10eが排紙時に開放した給紙クラン
パ2の自由端よりも用紙搬送方向Xの上流側に偏倚した
用紙Pの先端部を浮上させる用紙浮上位置を占めること
により、排紙巻き上りを生じにくくすると共に、浮上・
けり上げ動作時に従来装置のように用紙Pの先端が外れ
ることがなく用紙Pの先端部を確実に浮上させて、排紙
爪44に向けて排出し、受け渡すことができるので、ジ
ャム等を生じることがない。
【0053】印刷された用紙Pは排紙爪44により剥離
・案内され、図9を借りて説明すると図9に示した排紙
搬送装置49で搬送されて図示しない排紙台上に排出積
載される。こうして、製版済みのマスタ23にインキを
充填するいわゆる版付け印刷が行われると共に、版胴2
2が圧胴20から離間して初期状態に復帰し、印刷待機
状態となる。印刷終了後、オペレーターは排出された印
刷物を目視して、印刷画像品質の確認や印刷画像位置の
確認等を行い、これらがオーケーであれば、給紙、印刷
および排紙の各工程が設定した印刷枚数分繰り返して行
なわれ、孔版印刷の全工程が終了する。
【0054】なお、上述した孔版印刷方式は、「用紙P
を介して版胴22に対して圧胴20を相対的に押し付け
て用紙Pに印刷を行う」方式であり、版胴22に対して
圧胴20を押し付けて印刷を行う圧胴接離方式と、圧胴
20に対して版胴22を押し付けて印刷を行う版胴接離
方式と、その併用方式とがある。圧胴接離方式の具体例
としては、上述した実施形態における圧胴20およびそ
の接離手段が挙げられる。一方、版胴接離方式として
は、版胴22が圧胴20側へ移動(版胴22内部のイン
キローラ46が圧胴20側へ突出するタイプも含む)し
て印刷を行う周知のものが挙げられる。
【0055】以上述べたとおり、本発明を実施例を含む
特定の実施形態等について説明したが、本発明の構成
は、上述した実施形態等に限定されるものではなく、こ
れらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲
内において、その必要性および用途等に応じて種々の実
施形態や実施例を構成し得ることは当業者ならば明らか
である。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、上
述したような従来装置の有する諸問題点を解決して新規
な印刷装置における用紙保持装置を提供することができ
る。請求項ごとの効果を挙げれば次のとおりである。請
求項1記載の発明によれば、保持手段は、用紙の先端部
を給紙時に係止する開閉自在な係止部材と、この係止部
材が排紙時に開放された際に、用紙の先端部を圧胴の外
周面から浮上させる浮上部材とを備え、係止部材を駆動
する係止部材駆動手段と、浮上部材を駆動する浮上部材
駆動手段とを有し、係止部材駆動手段および浮上部材駆
動手段により係止部材と浮上部材とがそれぞれ独立して
駆動される印刷装置における用紙保持装置であって、給
紙時における係止部材の開放角度が、排紙時における開
放角度よりも大きく設定されていて、排紙時に、係止部
材と浮上部材とが略同時的に駆動されることにより、給
紙時において係止部材が大きく開くので、用紙の先端部
を確実に係止することができると共に、排紙時において
係止部材と浮上部材とが略同時的に駆動するので、用紙
排出の際の浮上動作と用紙の先端部の開放動作とを略同
時的に行うことで、用紙の先端部の係止動作を長くする
ことができ、これにより版胴と圧胴との押圧部から距離
が離れた位置で用紙の先端を開放することが可能とな
り、排紙巻き上りを少なくしてジャムを少なくできる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、浮上部材
は、浮上部材駆動手段により排紙時にのみ駆動され、か
つ、排紙時に開放した係止部材の自由端よりも用紙搬送
方向の上流側に偏倚した用紙の先端部を浮上させること
により、請求項1記載の発明の効果に加えて、用紙の先
端が浮上部材から外れない状態にした上で、用紙の先端
部を確実に浮上させて排出することができるので、例え
ば用紙搬送方向の下流側に設けられている排紙爪等に用
紙の先端部を確実に受け渡すことができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、係止部材の
自由端を略直線状に形成したことにより、請求項1また
は2記載の発明の効果に加えて、インキ漏れ等を生じる
ことなく、クランプ跡でもある係止跡直後から印圧をか
けることができるので、係止跡直後からすぐに印刷画像
を出すことができ、これにより用紙先端余白長さを短く
できる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、係止部材駆
動手段は、圧胴を回転駆動する駆動手段と、圧胴の近傍
における印刷装置の本体側に設けられ、圧胴の回転運動
を係止部材の開閉動作に所定のタイミングをもって変換
する係止部材用カムとを具備し、係止部材用カムには係
止部材を開閉させるためのカム形状が形成されているこ
とにより、請求項1,2または3記載の発明の効果に加
えて、例えば係止部材駆動手段を圧胴を回転駆動する駆
動手段と別個のモータやソレノイド等の駆動手段を用い
ることなく、圧胴を回転駆動する駆動手段の駆動力の一
部を、係止部材用カムによって、所定のタイミングをも
って係止部材を開閉する駆動力に変換して利用すること
ができると共に、係止部材を開閉させるためのカム形状
を係止部材用カムに形成するという簡素な構造で、信頼
性の高い用紙保持装置を提供することができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、係止部材
は、所定の弾性を有する弾性部材から形成されており、
係止部材による用紙の先端部の係止が、カム形状と係止
部材が有する弾性とに基づき行われることにより、請求
項4記載の発明の効果に加えて、係止部材の用紙先端部
係止部の構造を簡素化できると共に、例えば従来必要な
係止力を得るために用いていたマグネット等の高価な部
品を省くことができたり、上記係止力を得るために用い
ていたバネ等の付勢手段の付勢力を小さくしたりするこ
とができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、浮上部材駆
動手段は、圧胴を回転駆動する駆動手段と、圧胴の近傍
における印刷装置の本体側に設けられ、圧胴の回転運動
を浮上部材の浮上動作に所定のタイミングをもって変換
する浮上部材用カムとを具備し、浮上部材用カムには、
浮上部材を浮上させるためのカム形状が形成されている
ことにより、請求項1ないし5の何れか一つに記載の発
明の効果に加えて、例えば浮上部材駆動手段を圧胴を回
転駆動する駆動手段と別個のモータやソレノイド等の駆
動手段を用いることなく、圧胴を回転駆動する駆動手段
の駆動力の一部を、浮上部材用カムによって、所定のタ
イミングをもって浮上部材を浮上させる駆動力に変換し
て利用することができると共に、浮上部材を浮上させる
ためのカム形状を浮上部材用カムに形成するという簡素
な構造で、信頼性の高い用紙保持装置を提供することが
できる。
【0062】請求項7記載の発明によれば、保持手段
は、用紙の先端部を給紙時に係止すると共に排紙時に開
放する開閉自在な係止部材を備え、係止部材を駆動する
係止部材駆動手段を有する印刷装置における用紙保持装
置であって、給紙時における係止部材の開放角度が、排
紙時における開放角度よりも大きく設定されていること
により、給紙時において係止部材が大きく開くので、用
紙の先端部を確実に係止することができる。
【0063】請求項8記載の発明によれば、保持手段
は、用紙の先端部を給紙時に係止する開閉自在な係止部
材と、この係止部材が排紙時に開放された際に、用紙の
先端部を圧胴の外周面から浮上させる浮上部材とを備
え、係止部材を駆動する係止部材駆動手段と、浮上部材
を駆動する浮上部材駆動手段とを有し、係止部材駆動手
段および浮上部材駆動手段により係止部材と浮上部材と
がそれぞれ独立して駆動される印刷装置における用紙保
持装置であって、給紙時における係止部材の開放角度
が、排紙時における開放角度よりも大きく設定されてい
て、排紙時に、係止部材と浮上部材とが略同時的に駆動
されることにより、給紙時において係止部材が大きく開
くので、用紙の先端部を確実に係止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態を示す孔版印刷装
置における用紙保持装置の構成および動作を表す要部の
正面図である。
【図2】図1における用紙保持装置の要部の動作を圧胴
の回転位置を同じ状態に直して示した図であって、
(a)は給紙時における給紙クランパおよび排紙けり上
げ爪の動作状態を、(b)は給紙クランパの用紙クラン
プ状態を、(c)は排紙時における給紙クランパおよび
排紙けり上げ爪の動作状態をそれぞれ表す拡大正断面図
である。
【図3】(a)は図2(b)においてA矢視から見た給
紙クランパおよび排紙けり上げ爪の動作状態を示す図で
あり、(b)は図2(b)のうちのクランパベースだけ
を示す図であり、(c)は図2(b)のうちの排紙けり
上げ爪だけを示す図であり、(d)は図2(b)のうち
の給紙クランパだけを示す図である。
【図4】図1における用紙保持装置の排紙時における給
紙クランパおよび排紙けり上げ爪の動作状態をそれぞれ
表す要部の正面図である。
【図5】図3(d)に示した給紙クランパのV−V断面
図である。
【図6】図1における用紙保持装置の開閉機構および浮
上機構周りの要部の構造を示す斜視図である。
【図7】図1における用紙保持装置の浮上機構周りの要
部の構造を示す斜視図である。
【図8】従来の孔版印刷装置における圧胴の回転動作に
伴う用紙クランパの回転位置および用紙搬送動作を表す
概略的な正面図である。
【図9】従来の孔版印刷装置の版胴および圧胴周りの要
部の一部断面正面図である。
【図10】従来の孔版印刷装置の版胴および圧胴周りの
要部の一部断面正面図である。
【図11】図10における版胴および圧胴周りの要部の
幾分分解的な斜視図である。
【図12】印刷された用紙における用紙先端余白長さを
説明する平面図である。
【図13】従来の孔版印刷装置におけるクランプ装置に
よる給紙時の動作を表す要部の模式的な正面図である。
【図14】従来のクランプ装置の用紙クランパによる用
紙クランプ動作を表す要部の模式的な正面図である。
【図15】従来のクランプ装置の用紙クランパによる用
紙クランプ後の印圧時の動作を表す要部の模式的な正面
図である。
【図16】従来のクランプ装置の用紙クランパによる排
紙時の用紙排出の初期動作を表す要部の模式的な正面図
である。
【図17】従来のクランプ装置の用紙クランパによる排
紙時の用紙排出中の動作を表す要部の模式的な正面図で
ある。
【図18】図16ないし図17の動作をさらに詳しく説
明した模式図であって、(a)は用紙クランパによる排
紙時の用紙排出の初期動作を、(b)は用紙クランパに
よる排紙時の用紙排出中の動作を、(c)は用紙クラン
パによる排紙時の用紙排出終了の動作をそれぞれ表す要
部の模式図である。
【符号の説明】
1 用紙保持装置 2 係止部材としての給紙クランパ 2c 係止部材の自由端を含むクランプ部 5 クランパカムフォロア 6 クランパベース 7 ねじりバネ 8 係止部材用カムとしての給紙クランパ用カム 10 浮上部材としての排紙けり上げ爪 13 けり上げ爪カムフォロア 16 引張バネ 17 浮上部材用カムとしてのけり上げ爪用カム 19 開閉機構 20 圧胴 22 版胴 23 マスタ 25a,25b レジストローラ対 27 浮上機構 29 駆動手段としてのメインモータ N ニップ部 P 用紙 θ1,θ2 給紙クランパ(係止部材)の開放角度 X 用紙搬送方向 Y 用紙幅方向

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製版されたマスタを外周面に巻き付ける版
    胴と、給送されて来た用紙の先端部を保持する保持手段
    を備え上記版胴の外径と略同径の圧胴とを具備する印刷
    装置において、 上記保持手段は、上記用紙の先端部を給紙時に係止する
    開閉自在な係止部材と、この係止部材が排紙時に開放さ
    れた際に、上記用紙の先端部を上記圧胴の外周面から浮
    上させる浮上部材とを備え、 上記係止部材を駆動する係止部材駆動手段と、上記浮上
    部材を駆動する浮上部材駆動手段とを有し、上記係止部
    材駆動手段および上記浮上部材駆動手段により上記係止
    部材と上記浮上部材とがそれぞれ独立して駆動される印
    刷装置における用紙保持装置であって、 上記給紙時における上記係止部材の開放角度が、上記排
    紙時における開放角度よりも大きく設定されていて、上
    記排紙時に、上記係止部材と上記浮上部材とが略同時的
    に駆動されることを特徴とする印刷装置における用紙保
    持装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置における用紙保持
    装置において、 上記浮上部材は、上記浮上部材駆動手段により上記排紙
    時にのみ駆動され、かつ、上記排紙時に開放した上記係
    止部材の自由端よりも用紙搬送方向の上流側に偏倚した
    上記用紙の先端部を浮上させることを特徴とする印刷装
    置における用紙保持装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の印刷装置における
    用紙保持装置において、 上記係止部材の自由端を略直線状に形成したことを特徴
    とする印刷装置における用紙保持装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の印刷装置にお
    ける用紙保持装置において、 上記係止部材駆動手段は、上記圧胴を回転駆動する駆動
    手段と、上記圧胴の近傍における上記印刷装置の本体側
    に設けられ、上記圧胴の回転運動を上記係止部材の開閉
    動作に所定のタイミングをもって変換する係止部材用カ
    ムとを具備し、 上記係止部材用カムには、上記係止部材を開閉させるた
    めのカム形状が形成されていることを特徴とする印刷装
    置における用紙保持装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の印刷装置における用紙保持
    装置において、 上記係止部材は、所定の弾性を有する弾性部材から形成
    されており、 上記係止部材による上記用紙の先端部の係止が、上記カ
    ム形状と上記弾性とに基づき行われることを特徴とする
    印刷装置における用紙保持装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れか一つに記載の印
    刷装置における用紙保持装置において、 上記浮上部材駆動手段は、上記圧胴を回転駆動する駆動
    手段と、上記圧胴の近傍における上記印刷装置の本体側
    に設けられ、上記圧胴の回転運動を上記浮上部材の浮上
    動作に所定のタイミングをもって変換する浮上部材用カ
    ムとを具備し、 上記浮上部材用カムには、上記浮上部材を浮上させるた
    めのカム形状が形成されていることを特徴とする印刷装
    置における用紙保持装置。
  7. 【請求項7】製版されたマスタを外周面に巻き付ける版
    胴と、給送されて来た用紙の先端部を保持する保持手段
    を備え上記版胴の外径と略同径の圧胴とを具備する印刷
    装置において、 上記保持手段は、上記用紙の先端部を給紙時に係止する
    と共に排紙時に開放する開閉自在な係止部材を備え、 上記係止部材を駆動する係止部材駆動手段を有する印刷
    装置における用紙保持装置であって、 上記給紙時における上記係止部材の開放角度が、上記排
    紙時における開放角度よりも大きく設定されていること
    を特徴とする印刷装置における用紙保持装置。
  8. 【請求項8】製版されたマスタを外周面に巻き付ける版
    胴と、給送されて来た用紙の先端部を保持する保持手段
    を備え上記版胴の外径と略同径の圧胴とを具備する印刷
    装置において、 上記保持手段は、上記用紙の先端部を給紙時に係止する
    開閉自在な係止部材と、この係止部材が排紙時に開放さ
    れた際に、上記用紙の先端部を上記圧胴の外周面から浮
    上させる浮上部材とを備え、 上記係止部材を駆動する係止部材駆動手段と、上記浮上
    部材を駆動する浮上部材駆動手段とを有し、上記係止部
    材駆動手段および上記浮上部材駆動手段により上記係止
    部材と上記浮上部材とがそれぞれ独立して駆動される印
    刷装置における用紙保持装置であって、 上記給紙時における上記係止部材の開放角度が、上記排
    紙時における開放角度よりも大きく設定されていること
    を特徴とする印刷装置における用紙保持装置。
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