JP2000238491A - 非破壊検査装置 - Google Patents
非破壊検査装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被測定対象の表面及び表面近傍内部について
の静的・動的弾性特性を、大気の揺らぎや被測定対象の
表面凹凸に影響されることなく安定・高精度・高感度に
非接触・非破壊で1フレーム同時一括収集して構造検査
や探傷等を動的・静的に診断する非破壊検査装置を提供
すること。 【解決手段】 被測定対象の略同一位置に励起光ビーム
及びプローブ光ビームを照射し、被測定対象の表面及び
表面近傍内部を弾性限界内で可逆的に塑性変形させ、表
面及び表面近傍内部に弾性振動を生起する送信光学系
と、被測定対象で反射されてきたプローブ光ビームを光
ヘテロダイン検波して連続ストロボ動画としての静的・
動的ホログラフィックイメージをストロボ撮影して被測
定対象の表面や表面下の静的弾性特性及び/または動的
弾性特性を求める受信光学系とを有する。
の静的・動的弾性特性を、大気の揺らぎや被測定対象の
表面凹凸に影響されることなく安定・高精度・高感度に
非接触・非破壊で1フレーム同時一括収集して構造検査
や探傷等を動的・静的に診断する非破壊検査装置を提供
すること。 【解決手段】 被測定対象の略同一位置に励起光ビーム
及びプローブ光ビームを照射し、被測定対象の表面及び
表面近傍内部を弾性限界内で可逆的に塑性変形させ、表
面及び表面近傍内部に弾性振動を生起する送信光学系
と、被測定対象で反射されてきたプローブ光ビームを光
ヘテロダイン検波して連続ストロボ動画としての静的・
動的ホログラフィックイメージをストロボ撮影して被測
定対象の表面や表面下の静的弾性特性及び/または動的
弾性特性を求める受信光学系とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非破壊検査技術に
係り、特に、被測定対象(特に、高速道路や渠梁の構造
物、ビルディングの外壁等、直接プローブを接触させて
強度等の診断が難しいような構造物)に対して、被測定
対象の表面及び表面近傍内部についての静的・動的弾性
特性を、大気の揺らぎや被測定対象の表面凹凸に影響さ
れることなく安定・高精度・高感度に非接触・非破壊で
1フレーム同時一括収集して構造検査や探傷等を動的・
静的に診断する非破壊検査装置に関する。
係り、特に、被測定対象(特に、高速道路や渠梁の構造
物、ビルディングの外壁等、直接プローブを接触させて
強度等の診断が難しいような構造物)に対して、被測定
対象の表面及び表面近傍内部についての静的・動的弾性
特性を、大気の揺らぎや被測定対象の表面凹凸に影響さ
れることなく安定・高精度・高感度に非接触・非破壊で
1フレーム同時一括収集して構造検査や探傷等を動的・
静的に診断する非破壊検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光音響効果(Photoacousti
c Effect)は、1881年チンダル(Tynd
all)、ベル(Bell)、レントゲン(Rento
gen)らによって発見された。すなわち、図3に示す
ように、強度変調した光(断続光)P19を励起光とし
て、レンズP5により試料P7上に集光して照射する
と、光吸収領域(Vop)P21において熱が発生し、
熱拡散長(μs)P22で与えられる熱拡散領域(V
th)P23を周期的に拡散し、この熱歪波によって弾
性波(音波)が発生する現象である。上記音波、すなわ
ち光音響信号をマイクロホン(音響電気変換器)や圧電
素子を用いて、あるいは試料表面に生じた周期的熱膨張
変位を光干渉計を用いて検出し、励起光の変調周波数と
同期した信号成分を求めることにより、試料の表面及び
内部の情報を得ることができる。熱拡散長(μs)P2
2は、励起光の変調周波数をfEとして、試料P7の熱
伝導率κ、密度ρ、及び比熱cより、次式で与えられ
る。
c Effect)は、1881年チンダル(Tynd
all)、ベル(Bell)、レントゲン(Rento
gen)らによって発見された。すなわち、図3に示す
ように、強度変調した光(断続光)P19を励起光とし
て、レンズP5により試料P7上に集光して照射する
と、光吸収領域(Vop)P21において熱が発生し、
熱拡散長(μs)P22で与えられる熱拡散領域(V
th)P23を周期的に拡散し、この熱歪波によって弾
性波(音波)が発生する現象である。上記音波、すなわ
ち光音響信号をマイクロホン(音響電気変換器)や圧電
素子を用いて、あるいは試料表面に生じた周期的熱膨張
変位を光干渉計を用いて検出し、励起光の変調周波数と
同期した信号成分を求めることにより、試料の表面及び
内部の情報を得ることができる。熱拡散長(μs)P2
2は、励起光の変調周波数をfEとして、試料P7の熱
伝導率κ、密度ρ、及び比熱cより、次式で与えられ
る。
【0003】 μs=(κ/π・fE・ρ・c)1 / 2 …(式1) 上記光音響信号の検出方法に関しては、例えば、文献
「非破壊検査;第36巻第10号,p.730〜p.7
36(昭和62年10月)」や「アイ・イー・イー・イ
ー1986ウルトラ・ソニックス・シンポジウム;p.
515〜p.526(1986年)(IEEE1986
ULTRASONICS SYMPOSIUM;p.
515〜p.526(1986))」において論じられ
ている(第1従来技術)。
「非破壊検査;第36巻第10号,p.730〜p.7
36(昭和62年10月)」や「アイ・イー・イー・イ
ー1986ウルトラ・ソニックス・シンポジウム;p.
515〜p.526(1986年)(IEEE1986
ULTRASONICS SYMPOSIUM;p.
515〜p.526(1986))」において論じられ
ている(第1従来技術)。
【0004】第1従来技術を、図2に基づいて説明す
る。レーザP1から出射した平行光を音響光学変調素子
(AO変調器)P2により強度変調し、その断続光、す
なわち励起光をビームエキスパンダP3により所望のビ
ーム径の平行光P19とした後、ハーフミラーP4で反
射させ、レンズP5によりXYステージP6上の試料P
7の表面に集光させる。試料P7上の集光部P21から
生じた熱歪波により音波が発生し、同時に試料P7表面
に微小な周期的熱膨張変位が生じる。この微小変位を以
下に述べるマイケルソン干渉計で検出する。レーザP8
から出射した平行光をビームエキスパンダP9により所
望のビーム径に拡大した後、ハーフミラーP10で2つ
の光路に分離し、一方はプローブ光P24としてレンズ
P5により試料P7上のP21の位置に集光させる。他
方は参照ミラーP11に照射させる。試料P7からの反
射光と参照ミラーP11からの反射光とは、ハーフミラ
ーP10上で互いに干渉し、この干渉光がレンズP12
によりフォトダイオード等の光電変換素子P13上に集
光される。光電変換された干渉強度信号はプリアンプP
14で増幅された後、ロックインアンプP16に送られ
る。ロックインアンプP16では、音響光学変調素子P
2の駆動に用いる発振器P15からの変調信号を参照信
号として、干渉強度信号に含まれる変調周波数成分だけ
が抽出される。この周波数成分がその周波数に応じた試
料P7の表面あるいは内部の情報を持つ。(式1)よ
り、変調周波数を変えることにより熱拡散長(μs)P
22を変えることができ、試料の深さ方向の情報を得る
ことができる。熱拡散領域(Vth)P23内にクラッ
ク等の内部欠陥があれば、熱膨張変位が変化し、干渉強
度信号中の変調周波数成分の振幅と、変調周波数信号に
対する位相が変化するので、その存在を知ることができ
る。XYステージP6の移動信号とロックインアンプP
16からの出力信号は計算機P17で処理され、試料上
の各点における光音響信号がモニタテレビジョン等の表
示器P18に2次元画像情報として出力される。
る。レーザP1から出射した平行光を音響光学変調素子
(AO変調器)P2により強度変調し、その断続光、す
なわち励起光をビームエキスパンダP3により所望のビ
ーム径の平行光P19とした後、ハーフミラーP4で反
射させ、レンズP5によりXYステージP6上の試料P
7の表面に集光させる。試料P7上の集光部P21から
生じた熱歪波により音波が発生し、同時に試料P7表面
に微小な周期的熱膨張変位が生じる。この微小変位を以
下に述べるマイケルソン干渉計で検出する。レーザP8
から出射した平行光をビームエキスパンダP9により所
望のビーム径に拡大した後、ハーフミラーP10で2つ
の光路に分離し、一方はプローブ光P24としてレンズ
P5により試料P7上のP21の位置に集光させる。他
方は参照ミラーP11に照射させる。試料P7からの反
射光と参照ミラーP11からの反射光とは、ハーフミラ
ーP10上で互いに干渉し、この干渉光がレンズP12
によりフォトダイオード等の光電変換素子P13上に集
光される。光電変換された干渉強度信号はプリアンプP
14で増幅された後、ロックインアンプP16に送られ
る。ロックインアンプP16では、音響光学変調素子P
2の駆動に用いる発振器P15からの変調信号を参照信
号として、干渉強度信号に含まれる変調周波数成分だけ
が抽出される。この周波数成分がその周波数に応じた試
料P7の表面あるいは内部の情報を持つ。(式1)よ
り、変調周波数を変えることにより熱拡散長(μs)P
22を変えることができ、試料の深さ方向の情報を得る
ことができる。熱拡散領域(Vth)P23内にクラッ
ク等の内部欠陥があれば、熱膨張変位が変化し、干渉強
度信号中の変調周波数成分の振幅と、変調周波数信号に
対する位相が変化するので、その存在を知ることができ
る。XYステージP6の移動信号とロックインアンプP
16からの出力信号は計算機P17で処理され、試料上
の各点における光音響信号がモニタテレビジョン等の表
示器P18に2次元画像情報として出力される。
【0005】しかしながら、第1従来技術の光音響検出
方法は、非接触・非破壊で光音響信号を検出できる有効
な手段であるが、ハーフミラーP10から試料P7に至
る光路と、ハーフミラーP10から参照ミラーP11に
至る光路の間で、空気の揺らぎや振動等の外乱が生じた
場合、干渉信号が大きく変動し、光音響信号のS/N比
(Signal to Noise Ratio:信号
対雑音比)が大幅に低下するという問題点があった。
方法は、非接触・非破壊で光音響信号を検出できる有効
な手段であるが、ハーフミラーP10から試料P7に至
る光路と、ハーフミラーP10から参照ミラーP11に
至る光路の間で、空気の揺らぎや振動等の外乱が生じた
場合、干渉信号が大きく変動し、光音響信号のS/N比
(Signal to Noise Ratio:信号
対雑音比)が大幅に低下するという問題点があった。
【0006】このような外乱の影響を低減する光干渉法
として、図4に示す共通光路形の干渉計が考えられる
(第2従来技術)。第2従来技術における励起光学系の
部分は、図2に示す光学系と同様である。第2従来技術
の干渉計では、レーザP8から出射した平行光をビーム
エキスパンダP9により所望のビーム径に拡大した後、
レンズP30を介し、ハーフミラーP39で反射させ
て、方解石P31a,P31b等で構成した複屈折素子
P31に入射する。複屈折素子P31では、入射光が互
いに直交する2つの偏光成分P35(実線)とP36
(破線)に分離される。レンズP32及びP5により、
偏光成分P35は試料P7上の励起光の集光点と同じ位
置P37に集光され、偏光成分P36は、それからわず
か離れた位置P38に集光される。すなわち、偏光成分
P35はプローブ光として用い、偏光成分P36は参照
光として用いる。プローブ光には、励起光の照射によっ
て生じた試料表面の熱膨張変位による位相変化が生じ
る。両反射光は再び同一光路を経た後、複屈折素子P3
1で合成され、ハーフミラーP39を透過した後、レン
ズP12によりフォトダイオード等の光電変換素子P1
3上に集光される。互いに直交する偏光成分から成るこ
の合成光は、光路中に設けた偏光板P33により偏光干
渉する。光電変換された干渉強度信号の処理は、第1従
来技術(図2)に示した光学系と全く同様であるので、
説明を省略する。
として、図4に示す共通光路形の干渉計が考えられる
(第2従来技術)。第2従来技術における励起光学系の
部分は、図2に示す光学系と同様である。第2従来技術
の干渉計では、レーザP8から出射した平行光をビーム
エキスパンダP9により所望のビーム径に拡大した後、
レンズP30を介し、ハーフミラーP39で反射させ
て、方解石P31a,P31b等で構成した複屈折素子
P31に入射する。複屈折素子P31では、入射光が互
いに直交する2つの偏光成分P35(実線)とP36
(破線)に分離される。レンズP32及びP5により、
偏光成分P35は試料P7上の励起光の集光点と同じ位
置P37に集光され、偏光成分P36は、それからわず
か離れた位置P38に集光される。すなわち、偏光成分
P35はプローブ光として用い、偏光成分P36は参照
光として用いる。プローブ光には、励起光の照射によっ
て生じた試料表面の熱膨張変位による位相変化が生じ
る。両反射光は再び同一光路を経た後、複屈折素子P3
1で合成され、ハーフミラーP39を透過した後、レン
ズP12によりフォトダイオード等の光電変換素子P1
3上に集光される。互いに直交する偏光成分から成るこ
の合成光は、光路中に設けた偏光板P33により偏光干
渉する。光電変換された干渉強度信号の処理は、第1従
来技術(図2)に示した光学系と全く同様であるので、
説明を省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1従
来技術の光音響検出方法は、非接触・非破壊で光音響信
号を検出できる有効な手段であるが、ハーフミラーP1
0から試料P7に至る光路と、ハーフミラーP10から
参照ミラーP11に至る光路の間で、空気の揺らぎや振
動等の外乱が生じた場合、干渉信号が大きく変動し、光
音響信号のS/N(Signal/Noise)比が大
幅に低下するという問題点があった。
来技術の光音響検出方法は、非接触・非破壊で光音響信
号を検出できる有効な手段であるが、ハーフミラーP1
0から試料P7に至る光路と、ハーフミラーP10から
参照ミラーP11に至る光路の間で、空気の揺らぎや振
動等の外乱が生じた場合、干渉信号が大きく変動し、光
音響信号のS/N(Signal/Noise)比が大
幅に低下するという問題点があった。
【0008】一方第2従来技術の光音響検出方法では、
プローブ光P35と参照光P36とがほぼ同一の光路を
通過するため、空気の揺らぎや振動等の外乱の影響を受
けにくく、従来の方式に比べ高い検出精度が期待できる
ものの、以下に掲げる問題点があった。第1に、試料P
7のより深い情報を得ようとする場合は、励起光の強度
変調周波数fEを低下させて、熱拡散長(μs)P22
で与えられる熱拡散領域(Vt h)P23を大きくする
必要があるが、この時、変調周波数によっては、図5に
示すように、熱拡散長(μs)P22、すなわち熱膨張
変位が生じる領域がプローブ光35と参照光P36との
間隔Sよりも大きくなるケースが生じてしまう可能性が
ある結果、本来検出されるべき熱膨張変位hに対し、実
際に検出される変位がhDと小さくなってしまい、光音
響信号の検出感度が低下してしまうという問題点があっ
た。また熱拡散長の増加に応じて、プローブ光P35と
参照光P36との間隔Sを大きくすることも可能である
が、空間分解能の低下という新たな問題点が生じてしま
う。第2に、図6に示すように、試料P7の表面P40
が粗面あるいは微小な凹凸を有している場合、プローブ
光P35及び参照光P36の両反射光が散乱し、コヒー
レンスが低下してしまい、熱膨張変位による位相変化を
正確に検出することが困難になるという問題点があっ
た。さらに加えて、第1従来技術及び第2従来技術の光
音響検出方法は、共通して以下に掲げる問題点があっ
た。第1に、XYステージP6を移動させながら試料P
7の表面P40をプローブ光35で2次元スキャニング
して1画面の静止イメージ(静的弾性特性の診断情報)
を作成するため、1画面の静止イメージの光学的解像度
(空間的解像度)がプローブ光P35のビーム径程度と
なってしまうという問題点があった。特に被測定対象
(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁
等、直接プローブを接触させて強度等の診断が難しいよ
うな構造物)に対して、構造検査や探傷等を高精度・高
感度で非接触・非破壊で実行するようなケースでは高い
解像度が要求されるが、1画面の静止イメージ(静的弾
性特性の診断情報)の高解像度化とフレーム作成時間が
トレード・オフの関係にあるため、高い解像度の要求に
答えてプローブ光35のビーム径を小さくした場合、1
画面の静止イメージ(静的弾性特性の診断情報)を構成
する画素数が2乗の割合で増加してしまう結果、1画面
の静止イメージ(静的弾性特性の診断情報)を構成する
ための所要時間が2乗の割合で増加してしまうといった
律則状態が発生してしまうという問題点があった。例え
ば、1画面の静止イメージを構成する画素数1000×
1000、1画素の処理時間=10μsとすると、1画
面の静止イメージのフレーム作成時間は10秒程度とな
り、プローブ光35のビーム径を1/2に小さくした場
合、1画面の静止イメージを構成する画素数2000×
2000、1画素の処理時間=10μsとすると、1画
面の静止イメージのフレーム作成時間が4倍になってし
まう。その結果、内部欠陥(傷)の大きさや存在する深
度、内部欠陥(傷)の成長可能性(すなわち、今後内部
欠陥が成長して大きくなるか否か)等に対する静的弾性
特性(例えば、振動モードの定常特性など)の診断をリ
アルタイムで行うことが難しいというという問題点があ
った。第2に、XYステージP6を移動させながら試料
P7の表面P40をプローブ光35で2次元スキャニン
グして1画面の静止イメージ(静的弾性特性の診断情
報)を作成するため、吸収波長依存性や熱拡散領域依存
性を求めるためにプローブ光35のレーザ波長や変調周
波数を所定範囲でスイープしてスペクトル特性を求める
ことを考えた場合、1画面の静止イメージ(静的弾性特
性の診断情報)のフレーム作成時間が更に増加してしま
うという問題点があった。例えば、前述の条件で、レー
ザ波長を10点(スイープではない)とした場合、1画
面の静止イメージを構成する画素数1000×1000
とすると1画面の静止イメージのフレーム作成時間は1
00秒程度となり、1画面の静止イメージを構成する画
素数2000×2000とすると、1画面の静止イメー
ジのフレーム作成時間が4倍(400秒程度)になって
しまう。この状態で、変調周波数を10点(スイープで
はない)とした場合、1画面の静止イメージを構成する
画素数1000×1000とすると1画面の静止イメー
ジのフレーム作成時間は1000秒程度となり、1画面
の静止イメージを構成する画素数2000×2000と
すると、1画面の静止イメージのフレーム作成時間が4
倍(4000秒程度、なんと1画面)になってしまう。
その結果、内部欠陥(傷)の大きさや存在する深度、内
部欠陥(傷)の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が
成長して大きくなるか否か)等に対する動的弾性特性
(例えば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長
依存性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性
など)の診断をリアルタイムで行うことが難しいという
問題点があった。
プローブ光P35と参照光P36とがほぼ同一の光路を
通過するため、空気の揺らぎや振動等の外乱の影響を受
けにくく、従来の方式に比べ高い検出精度が期待できる
ものの、以下に掲げる問題点があった。第1に、試料P
7のより深い情報を得ようとする場合は、励起光の強度
変調周波数fEを低下させて、熱拡散長(μs)P22
で与えられる熱拡散領域(Vt h)P23を大きくする
必要があるが、この時、変調周波数によっては、図5に
示すように、熱拡散長(μs)P22、すなわち熱膨張
変位が生じる領域がプローブ光35と参照光P36との
間隔Sよりも大きくなるケースが生じてしまう可能性が
ある結果、本来検出されるべき熱膨張変位hに対し、実
際に検出される変位がhDと小さくなってしまい、光音
響信号の検出感度が低下してしまうという問題点があっ
た。また熱拡散長の増加に応じて、プローブ光P35と
参照光P36との間隔Sを大きくすることも可能である
が、空間分解能の低下という新たな問題点が生じてしま
う。第2に、図6に示すように、試料P7の表面P40
が粗面あるいは微小な凹凸を有している場合、プローブ
光P35及び参照光P36の両反射光が散乱し、コヒー
レンスが低下してしまい、熱膨張変位による位相変化を
正確に検出することが困難になるという問題点があっ
た。さらに加えて、第1従来技術及び第2従来技術の光
音響検出方法は、共通して以下に掲げる問題点があっ
た。第1に、XYステージP6を移動させながら試料P
7の表面P40をプローブ光35で2次元スキャニング
して1画面の静止イメージ(静的弾性特性の診断情報)
を作成するため、1画面の静止イメージの光学的解像度
(空間的解像度)がプローブ光P35のビーム径程度と
なってしまうという問題点があった。特に被測定対象
(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁
等、直接プローブを接触させて強度等の診断が難しいよ
うな構造物)に対して、構造検査や探傷等を高精度・高
感度で非接触・非破壊で実行するようなケースでは高い
解像度が要求されるが、1画面の静止イメージ(静的弾
性特性の診断情報)の高解像度化とフレーム作成時間が
トレード・オフの関係にあるため、高い解像度の要求に
答えてプローブ光35のビーム径を小さくした場合、1
画面の静止イメージ(静的弾性特性の診断情報)を構成
する画素数が2乗の割合で増加してしまう結果、1画面
の静止イメージ(静的弾性特性の診断情報)を構成する
ための所要時間が2乗の割合で増加してしまうといった
律則状態が発生してしまうという問題点があった。例え
ば、1画面の静止イメージを構成する画素数1000×
1000、1画素の処理時間=10μsとすると、1画
面の静止イメージのフレーム作成時間は10秒程度とな
り、プローブ光35のビーム径を1/2に小さくした場
合、1画面の静止イメージを構成する画素数2000×
2000、1画素の処理時間=10μsとすると、1画
面の静止イメージのフレーム作成時間が4倍になってし
まう。その結果、内部欠陥(傷)の大きさや存在する深
度、内部欠陥(傷)の成長可能性(すなわち、今後内部
欠陥が成長して大きくなるか否か)等に対する静的弾性
特性(例えば、振動モードの定常特性など)の診断をリ
アルタイムで行うことが難しいというという問題点があ
った。第2に、XYステージP6を移動させながら試料
P7の表面P40をプローブ光35で2次元スキャニン
グして1画面の静止イメージ(静的弾性特性の診断情
報)を作成するため、吸収波長依存性や熱拡散領域依存
性を求めるためにプローブ光35のレーザ波長や変調周
波数を所定範囲でスイープしてスペクトル特性を求める
ことを考えた場合、1画面の静止イメージ(静的弾性特
性の診断情報)のフレーム作成時間が更に増加してしま
うという問題点があった。例えば、前述の条件で、レー
ザ波長を10点(スイープではない)とした場合、1画
面の静止イメージを構成する画素数1000×1000
とすると1画面の静止イメージのフレーム作成時間は1
00秒程度となり、1画面の静止イメージを構成する画
素数2000×2000とすると、1画面の静止イメー
ジのフレーム作成時間が4倍(400秒程度)になって
しまう。この状態で、変調周波数を10点(スイープで
はない)とした場合、1画面の静止イメージを構成する
画素数1000×1000とすると1画面の静止イメー
ジのフレーム作成時間は1000秒程度となり、1画面
の静止イメージを構成する画素数2000×2000と
すると、1画面の静止イメージのフレーム作成時間が4
倍(4000秒程度、なんと1画面)になってしまう。
その結果、内部欠陥(傷)の大きさや存在する深度、内
部欠陥(傷)の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が
成長して大きくなるか否か)等に対する動的弾性特性
(例えば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長
依存性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性
など)の診断をリアルタイムで行うことが難しいという
問題点があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、被測定対象(特に、
高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接
プローブを接触させて強度等の診断が難しいような構造
物)に対して、被測定対象の表面及び表面近傍内部につ
いての静的・動的弾性特性を、大気の揺らぎや被測定対
象の表面凹凸に影響されることなく安定・高精度・高感
度に非接触・非破壊で1フレーム同時一括収集して構造
検査や探傷等を動的・静的に診断する非破壊検査装置を
提供する点にある。
することを課題としており、特に、被測定対象(特に、
高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接
プローブを接触させて強度等の診断が難しいような構造
物)に対して、被測定対象の表面及び表面近傍内部につ
いての静的・動的弾性特性を、大気の揺らぎや被測定対
象の表面凹凸に影響されることなく安定・高精度・高感
度に非接触・非破壊で1フレーム同時一括収集して構造
検査や探傷等を動的・静的に診断する非破壊検査装置を
提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の要旨は、直接プローブを接触させることが難しいよう
な被測定対象の表面及び表面近傍内部についての静的・
動的弾性特性を、大気の揺らぎや被測定対象の表面凹凸
に影響されることなく安定・高精度・高感度に非接触・
非破壊で1フレーム同時一括収集して構造検査や探傷等
を動的・静的に診断する非破壊検査装置であって、前記
被測定対象の略同一位置に励起光ビーム及びプローブ光
ビームを照射し、当該被測定対象の表面及び表面近傍内
部に当該励起光ビームに応じた光音響信号を発生させ、
当該光音響信号によって前記被測定対象の表面及び表面
近傍内部に摂動を与え、表面及び表面近傍内部を弾性限
界内で可逆的に塑性変形させ、当該表面及び表面近傍内
部に弾性振動を生起する送信光学系と、前記被測定対象
で反射されてきた前記プローブ光ビームを受光し、当該
受光したプローブ光ビームを、当該受光したプローブ光
ビームが照射された測定面内全体に渡って光学的に連続
したイメージ形態で一括して同時に光ヘテロダイン検波
して連続ストロボ動画としての静的・動的ホログラフィ
ックイメージを生成し、当該光ヘテロダイン検波時に生
成・出力されるビート周波数をストロボ周波数として当
該静的・動的ホログラフィックイメージをストロボ撮影
し、当該静的・動的ホログラフィックイメージの情報に
基づいて前記被測定対象の表面や表面下における弾性構
造評価や探傷結果の評価に係る前記静的弾性特性及び/
または前記動的弾性特性を求める受信光学系とを有する
ことを特徴とする非破壊検査装置に存する。また本発明
の請求項2に記載の要旨は、前記静的弾性特性は前記被
測定対象の表面及び表面近傍内部についての振動モード
の定常特性を含むことを特徴とする請求項1に記載の非
破壊検査装置に存する。また本発明の請求項3に記載の
要旨は、前記動的弾性特性は、前記被測定対象の表面及
び表面近傍内部についての振動モード特性、スペクトル
特性、励起波長依存性、変調周波数依存性、あるいはこ
れらの過渡特性の少なくともいずれかを含むことを特徴
とする請求項1に記載の非破壊検査装置に存する。また
本発明の請求項4に記載の要旨は、前記弾性振動に主因
して前記プローブ光ビームに重畳される光学的変調の状
態は、前記光ビート動画信号における位相シフト及び/
または前記ビート周波数を含むことを特徴とする請求項
1に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請求
項5に記載の要旨は、前記受信光学系は、前記被測定対
象で反射されてきた前記プローブ光ビームを受信し、前
記表面及び表面近傍内部に生起される前記弾性振動に主
因して当該プローブ光ビームに重畳される光ビート動画
信号を、前記励起光ビームを参照光とする前記光ヘテロ
ダイン検波である光混合検波を用いて検知し、当該検出
した光ビート動画信号をストロボ周期とし光学的変調の
度合いをホログラフィックイメージとする連続ストロボ
動画である前記静的・動的ホログラフィックイメージを
生成・出力する光ヘテロダイン干渉光学系と、前記静的
・動的ホログラフィックイメージを前記ストロボ周期に
基づいて受光して光電変換信号を生成・出力するととも
に、当該静的・動的ホログラフィックイメージの可視化
を行う画像表示系と、前記静的・動的ホログラフィック
イメージに基づいて、前記被測定対象の表面及び表面近
傍内部における傷・内部欠陥の大きさ若しくは存在する
深度、及び/または傷・内部欠陥の成長可能性を含む前
記静的弾性特性及び/または前記動的弾性特性の解析・
診断を、前記静的・動的ホログラフィックイメージ(連
続ストロボ動画)の前記ストロボ周期に同期してリアル
タイムで実行する解析・診断処理系とを有することを特
徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の非破壊
検査装置に存する。また本発明の請求項6に記載の要旨
は、前記送信光学系は、所定の第1変調周波数及び/ま
たは所定の第1パルス変調度で変調された所定の第1波
長を有する励起光を所定径のビーム状にコリメーション
してターゲットとなる前記被測定対象の表面に照射する
励起光送信光学系と、所定の第2変調周波数及び/また
は所定の第2パルス変調度に応じてパルス変調された第
2波長λ2を有するプローブ光を第2ビーム径のビーム
状にコリメーションして前記プローブ光ビームを生成す
るとともに、前記励起光ビームを照射する前記被測定対
象の表面と略同一位置に当該プローブ光ビームを照射す
るプローブ光送信光学系とを備えることを特徴とする請
求項2乃至5のいずれか一項に記載の非破壊検査装置に
存する。また本発明の請求項7に記載の要旨は、前記励
起光送信光学系は、所定波長、所定パワーの励起光を生
成・出力する励起光生成手段と、前記励起光生成手段が
生成・出力する励起光を前記第1変調周波数で所定のパ
ルス変調度で変調して出力するものであって、所定の第
1同期信号に同期して前記第1変調周波数及び前記パル
ス変調度に応じた変調処理を行うための駆動信号を生成
・出力する駆動用ドライバと、前記第1同期信号に同期
して駆動信号に応じた変調を行った後の励起光を生成・
出力する電気光学素子を備えた励起光用位相変調手段
と、前記第1同期信号に同期して駆動信号に応じた変調
を行った後の励起光を、前記被測定対象上の観測エリア
に応じたビーム断面積を有する平行光である前記励起光
ビームに変換する励起光ビーム生成手段と、前記励起光
ビーム生成手段でコリメーションされた前記励起光ビー
ムを所定面に偏向させるミラーとを有することを特徴と
する請求項6に記載の非破壊検査装置に存する。また本
発明の請求項8に記載の要旨は、前記励起光の前記第1
パルス変調度と前記プローブ光の前記第2パルス変調度
とは独立して設定されていることを特徴とする請求項6
に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請求項
9に記載の要旨は、前記励起光生成手段は、前記第1波
長として200nm程度の近紫外波長乃至100μm程
度の遠赤外波長領域を励起光の波長範囲とする少なくと
も1種類以上の励起光用レーザを備えることを特徴とす
る請求項6に記載の非破壊検査装置に存する。また本発
明の請求項10に記載の要旨は、前記プローブ光送信光
学系は、前記第2波長、所定パワーのプローブ光を生成
・出力するプローブ光用レーザであるプローブ光生成手
段と、前記プローブ光生成手段が生成・出力するプロー
ブ光を前記第2変調周波数で前記第2パルス変調度に応
じてパルス変調して出力するものであって、前記第2同
期信号に同期して前記第2変調周波数及び/または前記
第2パルス変調度に応じた変調処理を行うための駆動信
号を生成・出力する駆動用ドライバと、前記第2同期信
号に同期して駆動信号に応じた変調を行った後のプロー
ブ光を生成・出力する電気光学素子を備えたプローブ光
用位相変調手段と、前記第2同期信号に同期して駆動信
号に応じた変調を行った後のプローブ光を、前記被測定
対象上の観測エリアに応じた前記第2ビーム径を有する
平行光である前記プローブ光ビームに変換して出力する
プローブ光ビーム生成手段と、前記プローブ光ビーム生
成手段から出射した前記プローブ光ビームを2分すると
ともに、当該2分した一方のプローブ光ビームを参照光
として前記光ヘテロダイン干渉光学系に与え、当該2分
した他方のプローブ光ビームを合波手段に与えるプロー
ブ光分割手段と、前記励起光送信光学系の前記ミラーか
ら受け取った前記励起光ビームと前記プローブ光分割手
段から受け取ったプローブ光ビームを同一光軸上に重ね
合わせて前記被測定対象上の観測エリアに照射する合波
手段とを有することを特徴とする請求項1乃至9のいず
れか一項に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明
の請求項11に記載の要旨は、前記プローブ光生成手段
は、前記第2波長として200nm程度の近紫外波長乃
至100μm程度の遠赤外波長領域を励起光の波長範囲
とする少なくとも1種類以上の励起光用レーザを備える
ことを特徴とする請求項10に記載の非破壊検査装置に
存する。また本発明の請求項12に記載の要旨は、前記
受信光学系は、前記励起光ビームのエネルギーを受けて
前記被測定対象の光吸収領域や熱拡散長で決まる表面下
近傍から出射される前記光音響信号に応じた変調を受け
た前記プローブ光ビームを前記被測定対象上の観測エリ
アから反射されるレーザ光の中から選択して前記光ヘテ
ロダイン干渉光学系に導き、前記光ヘテロダイン干渉光
学系内に設けられた複屈折光学結晶内で光ヘテロダイン
検波を実行し、プローブ光のビーム断面内で2次元的な
分布特性を有する前記位相シフト及び前記ビート周波数
を有する前記光ビート動画信号を光混合検波により生起
して前記画像表示系に与えるように構成されていること
を特徴とする請求項4乃至11のいずれか一項に記載の
非破壊検査装置に存する。また本発明の請求項13に記
載の要旨は、前記被測定対象上の観測エリアから反射さ
れるレーザ光をレンズで集光するとともに、集光したレ
ーザ光をコリメータでコリメーションして後段の波長選
択手段に与える受光手段と、前記受光手段から受け取っ
たレーザ光の中に含まれる前記光音響信号に応じた変調
を受けた前記プローブ光ビームを少なくとも選択して後
段の前記光ヘテロダイン干渉光学系に与える波長選択手
段と、前記波長選択手段から受け取った前記光音響信号
に応じた変調を受けた前記プローブ光ビームと前記参照
光としてのプローブ光ビームとを、所定のブラッグ回折
角を有する複屈折光学手段内で干渉させて光ヘテロダイ
ン検波を実行し、プローブ光のビーム断面内の2次元的
な分布特性を有する前記位相シフト及び前記ビート周波
数を有する前記光ビート動画信号を光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波)によって生起して画像表
示系に与える前記光ヘテロダイン干渉光学系とを有する
ことを特徴とする請求項12に記載の非破壊検査装置に
存する。また本発明の請求項14に記載の要旨は、前記
光ヘテロダイン干渉光学系は、干渉ミラーと共にマイケ
ルソン干渉光学系を構成し、前記光音響信号に応じた変
調を受けたプローブ光ビームを前記波長選択手段から受
け取るとともに、前記プローブ光分割手段から前記参照
光としてのプローブ光ビームを受け取り、当該光音響信
号に応じた変調を受けたプローブ光ビームと当該参照光
としてのプローブ光ビームとを前記複屈折光学手段内で
直交・干渉させて前記光混合検波を実行して前記光ビー
ト動画信号を出力するように構成されていることを特徴
とする請求項13に記載の非破壊検査装置に存する。ま
た本発明の請求項15に記載の要旨は、前記複屈折光学
手段は、複屈折光学結晶を含むことを特徴とする請求項
14に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請
求項16に記載の要旨は、前記複屈折光学結晶は、ビス
マス・シリコン酸化物の光学結晶を含むことを特徴とす
る請求項14に記載の非破壊検査装置に存する。また本
発明の請求項17に記載の要旨は、前記複屈折光学結晶
は、方解石の光学結晶を含むことを特徴とする請求項1
4に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請求
項18に記載の要旨は、前記解析・診断処理系は、前記
画像形成手段から受け取った前記静的・動的ホログラフ
ィックイメージを第4同期信号に同期してサンプリング
し、前記静的弾性特性及び/または前記動的弾性特性の
解析や診断に用いる前記静的・動的ホログラフィックイ
メージに係るデータを生成・出力するデータ収集手段を
備えることを特徴とする請求項2乃至17のいずれか一
項に記載の非破壊検査装置に存する。
の要旨は、直接プローブを接触させることが難しいよう
な被測定対象の表面及び表面近傍内部についての静的・
動的弾性特性を、大気の揺らぎや被測定対象の表面凹凸
に影響されることなく安定・高精度・高感度に非接触・
非破壊で1フレーム同時一括収集して構造検査や探傷等
を動的・静的に診断する非破壊検査装置であって、前記
被測定対象の略同一位置に励起光ビーム及びプローブ光
ビームを照射し、当該被測定対象の表面及び表面近傍内
部に当該励起光ビームに応じた光音響信号を発生させ、
当該光音響信号によって前記被測定対象の表面及び表面
近傍内部に摂動を与え、表面及び表面近傍内部を弾性限
界内で可逆的に塑性変形させ、当該表面及び表面近傍内
部に弾性振動を生起する送信光学系と、前記被測定対象
で反射されてきた前記プローブ光ビームを受光し、当該
受光したプローブ光ビームを、当該受光したプローブ光
ビームが照射された測定面内全体に渡って光学的に連続
したイメージ形態で一括して同時に光ヘテロダイン検波
して連続ストロボ動画としての静的・動的ホログラフィ
ックイメージを生成し、当該光ヘテロダイン検波時に生
成・出力されるビート周波数をストロボ周波数として当
該静的・動的ホログラフィックイメージをストロボ撮影
し、当該静的・動的ホログラフィックイメージの情報に
基づいて前記被測定対象の表面や表面下における弾性構
造評価や探傷結果の評価に係る前記静的弾性特性及び/
または前記動的弾性特性を求める受信光学系とを有する
ことを特徴とする非破壊検査装置に存する。また本発明
の請求項2に記載の要旨は、前記静的弾性特性は前記被
測定対象の表面及び表面近傍内部についての振動モード
の定常特性を含むことを特徴とする請求項1に記載の非
破壊検査装置に存する。また本発明の請求項3に記載の
要旨は、前記動的弾性特性は、前記被測定対象の表面及
び表面近傍内部についての振動モード特性、スペクトル
特性、励起波長依存性、変調周波数依存性、あるいはこ
れらの過渡特性の少なくともいずれかを含むことを特徴
とする請求項1に記載の非破壊検査装置に存する。また
本発明の請求項4に記載の要旨は、前記弾性振動に主因
して前記プローブ光ビームに重畳される光学的変調の状
態は、前記光ビート動画信号における位相シフト及び/
または前記ビート周波数を含むことを特徴とする請求項
1に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請求
項5に記載の要旨は、前記受信光学系は、前記被測定対
象で反射されてきた前記プローブ光ビームを受信し、前
記表面及び表面近傍内部に生起される前記弾性振動に主
因して当該プローブ光ビームに重畳される光ビート動画
信号を、前記励起光ビームを参照光とする前記光ヘテロ
ダイン検波である光混合検波を用いて検知し、当該検出
した光ビート動画信号をストロボ周期とし光学的変調の
度合いをホログラフィックイメージとする連続ストロボ
動画である前記静的・動的ホログラフィックイメージを
生成・出力する光ヘテロダイン干渉光学系と、前記静的
・動的ホログラフィックイメージを前記ストロボ周期に
基づいて受光して光電変換信号を生成・出力するととも
に、当該静的・動的ホログラフィックイメージの可視化
を行う画像表示系と、前記静的・動的ホログラフィック
イメージに基づいて、前記被測定対象の表面及び表面近
傍内部における傷・内部欠陥の大きさ若しくは存在する
深度、及び/または傷・内部欠陥の成長可能性を含む前
記静的弾性特性及び/または前記動的弾性特性の解析・
診断を、前記静的・動的ホログラフィックイメージ(連
続ストロボ動画)の前記ストロボ周期に同期してリアル
タイムで実行する解析・診断処理系とを有することを特
徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の非破壊
検査装置に存する。また本発明の請求項6に記載の要旨
は、前記送信光学系は、所定の第1変調周波数及び/ま
たは所定の第1パルス変調度で変調された所定の第1波
長を有する励起光を所定径のビーム状にコリメーション
してターゲットとなる前記被測定対象の表面に照射する
励起光送信光学系と、所定の第2変調周波数及び/また
は所定の第2パルス変調度に応じてパルス変調された第
2波長λ2を有するプローブ光を第2ビーム径のビーム
状にコリメーションして前記プローブ光ビームを生成す
るとともに、前記励起光ビームを照射する前記被測定対
象の表面と略同一位置に当該プローブ光ビームを照射す
るプローブ光送信光学系とを備えることを特徴とする請
求項2乃至5のいずれか一項に記載の非破壊検査装置に
存する。また本発明の請求項7に記載の要旨は、前記励
起光送信光学系は、所定波長、所定パワーの励起光を生
成・出力する励起光生成手段と、前記励起光生成手段が
生成・出力する励起光を前記第1変調周波数で所定のパ
ルス変調度で変調して出力するものであって、所定の第
1同期信号に同期して前記第1変調周波数及び前記パル
ス変調度に応じた変調処理を行うための駆動信号を生成
・出力する駆動用ドライバと、前記第1同期信号に同期
して駆動信号に応じた変調を行った後の励起光を生成・
出力する電気光学素子を備えた励起光用位相変調手段
と、前記第1同期信号に同期して駆動信号に応じた変調
を行った後の励起光を、前記被測定対象上の観測エリア
に応じたビーム断面積を有する平行光である前記励起光
ビームに変換する励起光ビーム生成手段と、前記励起光
ビーム生成手段でコリメーションされた前記励起光ビー
ムを所定面に偏向させるミラーとを有することを特徴と
する請求項6に記載の非破壊検査装置に存する。また本
発明の請求項8に記載の要旨は、前記励起光の前記第1
パルス変調度と前記プローブ光の前記第2パルス変調度
とは独立して設定されていることを特徴とする請求項6
に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請求項
9に記載の要旨は、前記励起光生成手段は、前記第1波
長として200nm程度の近紫外波長乃至100μm程
度の遠赤外波長領域を励起光の波長範囲とする少なくと
も1種類以上の励起光用レーザを備えることを特徴とす
る請求項6に記載の非破壊検査装置に存する。また本発
明の請求項10に記載の要旨は、前記プローブ光送信光
学系は、前記第2波長、所定パワーのプローブ光を生成
・出力するプローブ光用レーザであるプローブ光生成手
段と、前記プローブ光生成手段が生成・出力するプロー
ブ光を前記第2変調周波数で前記第2パルス変調度に応
じてパルス変調して出力するものであって、前記第2同
期信号に同期して前記第2変調周波数及び/または前記
第2パルス変調度に応じた変調処理を行うための駆動信
号を生成・出力する駆動用ドライバと、前記第2同期信
号に同期して駆動信号に応じた変調を行った後のプロー
ブ光を生成・出力する電気光学素子を備えたプローブ光
用位相変調手段と、前記第2同期信号に同期して駆動信
号に応じた変調を行った後のプローブ光を、前記被測定
対象上の観測エリアに応じた前記第2ビーム径を有する
平行光である前記プローブ光ビームに変換して出力する
プローブ光ビーム生成手段と、前記プローブ光ビーム生
成手段から出射した前記プローブ光ビームを2分すると
ともに、当該2分した一方のプローブ光ビームを参照光
として前記光ヘテロダイン干渉光学系に与え、当該2分
した他方のプローブ光ビームを合波手段に与えるプロー
ブ光分割手段と、前記励起光送信光学系の前記ミラーか
ら受け取った前記励起光ビームと前記プローブ光分割手
段から受け取ったプローブ光ビームを同一光軸上に重ね
合わせて前記被測定対象上の観測エリアに照射する合波
手段とを有することを特徴とする請求項1乃至9のいず
れか一項に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明
の請求項11に記載の要旨は、前記プローブ光生成手段
は、前記第2波長として200nm程度の近紫外波長乃
至100μm程度の遠赤外波長領域を励起光の波長範囲
とする少なくとも1種類以上の励起光用レーザを備える
ことを特徴とする請求項10に記載の非破壊検査装置に
存する。また本発明の請求項12に記載の要旨は、前記
受信光学系は、前記励起光ビームのエネルギーを受けて
前記被測定対象の光吸収領域や熱拡散長で決まる表面下
近傍から出射される前記光音響信号に応じた変調を受け
た前記プローブ光ビームを前記被測定対象上の観測エリ
アから反射されるレーザ光の中から選択して前記光ヘテ
ロダイン干渉光学系に導き、前記光ヘテロダイン干渉光
学系内に設けられた複屈折光学結晶内で光ヘテロダイン
検波を実行し、プローブ光のビーム断面内で2次元的な
分布特性を有する前記位相シフト及び前記ビート周波数
を有する前記光ビート動画信号を光混合検波により生起
して前記画像表示系に与えるように構成されていること
を特徴とする請求項4乃至11のいずれか一項に記載の
非破壊検査装置に存する。また本発明の請求項13に記
載の要旨は、前記被測定対象上の観測エリアから反射さ
れるレーザ光をレンズで集光するとともに、集光したレ
ーザ光をコリメータでコリメーションして後段の波長選
択手段に与える受光手段と、前記受光手段から受け取っ
たレーザ光の中に含まれる前記光音響信号に応じた変調
を受けた前記プローブ光ビームを少なくとも選択して後
段の前記光ヘテロダイン干渉光学系に与える波長選択手
段と、前記波長選択手段から受け取った前記光音響信号
に応じた変調を受けた前記プローブ光ビームと前記参照
光としてのプローブ光ビームとを、所定のブラッグ回折
角を有する複屈折光学手段内で干渉させて光ヘテロダイ
ン検波を実行し、プローブ光のビーム断面内の2次元的
な分布特性を有する前記位相シフト及び前記ビート周波
数を有する前記光ビート動画信号を光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波)によって生起して画像表
示系に与える前記光ヘテロダイン干渉光学系とを有する
ことを特徴とする請求項12に記載の非破壊検査装置に
存する。また本発明の請求項14に記載の要旨は、前記
光ヘテロダイン干渉光学系は、干渉ミラーと共にマイケ
ルソン干渉光学系を構成し、前記光音響信号に応じた変
調を受けたプローブ光ビームを前記波長選択手段から受
け取るとともに、前記プローブ光分割手段から前記参照
光としてのプローブ光ビームを受け取り、当該光音響信
号に応じた変調を受けたプローブ光ビームと当該参照光
としてのプローブ光ビームとを前記複屈折光学手段内で
直交・干渉させて前記光混合検波を実行して前記光ビー
ト動画信号を出力するように構成されていることを特徴
とする請求項13に記載の非破壊検査装置に存する。ま
た本発明の請求項15に記載の要旨は、前記複屈折光学
手段は、複屈折光学結晶を含むことを特徴とする請求項
14に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請
求項16に記載の要旨は、前記複屈折光学結晶は、ビス
マス・シリコン酸化物の光学結晶を含むことを特徴とす
る請求項14に記載の非破壊検査装置に存する。また本
発明の請求項17に記載の要旨は、前記複屈折光学結晶
は、方解石の光学結晶を含むことを特徴とする請求項1
4に記載の非破壊検査装置に存する。また本発明の請求
項18に記載の要旨は、前記解析・診断処理系は、前記
画像形成手段から受け取った前記静的・動的ホログラフ
ィックイメージを第4同期信号に同期してサンプリング
し、前記静的弾性特性及び/または前記動的弾性特性の
解析や診断に用いる前記静的・動的ホログラフィックイ
メージに係るデータを生成・出力するデータ収集手段を
備えることを特徴とする請求項2乃至17のいずれか一
項に記載の非破壊検査装置に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に示す実施形態の特徴は、被
測定対象60(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルデ
ィングの外壁等、直接プローブを接触させて強度等の診
断が難しいような構造物)に対して、被測定対象60の
表面及び表面近傍内部についての静的弾性特性(例え
ば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特性(例え
ば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長依存
性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性な
ど)の解析・診断を、ビーム断面内の2次元的な分布特
性を有する位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ス
トロボ周波数)に基づいて静的・動的ホログラフィック
イメージ(連続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・
短時間で実行し、大気の揺らぎや被測定対象60の表面
凹凸に影響されることなく安定・高精度・高感度に非接
触・非破壊で1フレーム同時一括収集(例えば、ストロ
ボ周波数=30Hzとすれば、1フレーム当たり1/3
0秒)して構造検査や探傷等を動的・静的に診断する点
に特徴を有している。また、被測定対象60の表面や光
吸収領域Vopや熱拡散長μs(熱拡散領域(Vth)
で決まる表面下近傍における弾性構造や傷・内部欠陥6
2に関する静的・動的ホログラフィックイメージ(連続
ストロボ動画)を、ビート周波数Δfに応じたリアルタ
イム処理下で可視化したその場観測によって生成でき、
可視化には既存の市販の画像形成手段をそのまま活用で
き、特に、傷・内部欠陥62に対する静的・動的ホログ
ラフィックイメージでは、傷・内部欠陥62の成長可能
性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きくなるか否
か)の診断を実行できる点に特徴を有している。これに
より、従来のように測定面内でレーザビームを2次元ス
キャニングしてドット・イメージを合成する方式に代え
て、測定面内全体に渡って光学的に連続したイメージ形
態で一括して同時に光学処理して静的・動的ホログラフ
ィックイメージ(連続ストロボ動画)をビート周波数Δ
fに応じてリアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周波
数=ビート周波数Δf)するので、被測定対象60の表
面や表面下における弾性構造評価や探傷結果の評価を、
ビート周波数Δfに応じてリアルタイムで可視化したそ
の場観測によって実現できるといった効果を奏する。以
下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
測定対象60(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルデ
ィングの外壁等、直接プローブを接触させて強度等の診
断が難しいような構造物)に対して、被測定対象60の
表面及び表面近傍内部についての静的弾性特性(例え
ば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特性(例え
ば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長依存
性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性な
ど)の解析・診断を、ビーム断面内の2次元的な分布特
性を有する位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ス
トロボ周波数)に基づいて静的・動的ホログラフィック
イメージ(連続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・
短時間で実行し、大気の揺らぎや被測定対象60の表面
凹凸に影響されることなく安定・高精度・高感度に非接
触・非破壊で1フレーム同時一括収集(例えば、ストロ
ボ周波数=30Hzとすれば、1フレーム当たり1/3
0秒)して構造検査や探傷等を動的・静的に診断する点
に特徴を有している。また、被測定対象60の表面や光
吸収領域Vopや熱拡散長μs(熱拡散領域(Vth)
で決まる表面下近傍における弾性構造や傷・内部欠陥6
2に関する静的・動的ホログラフィックイメージ(連続
ストロボ動画)を、ビート周波数Δfに応じたリアルタ
イム処理下で可視化したその場観測によって生成でき、
可視化には既存の市販の画像形成手段をそのまま活用で
き、特に、傷・内部欠陥62に対する静的・動的ホログ
ラフィックイメージでは、傷・内部欠陥62の成長可能
性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きくなるか否
か)の診断を実行できる点に特徴を有している。これに
より、従来のように測定面内でレーザビームを2次元ス
キャニングしてドット・イメージを合成する方式に代え
て、測定面内全体に渡って光学的に連続したイメージ形
態で一括して同時に光学処理して静的・動的ホログラフ
ィックイメージ(連続ストロボ動画)をビート周波数Δ
fに応じてリアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周波
数=ビート周波数Δf)するので、被測定対象60の表
面や表面下における弾性構造評価や探傷結果の評価を、
ビート周波数Δfに応じてリアルタイムで可視化したそ
の場観測によって実現できるといった効果を奏する。以
下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0012】図1は本発明にかかる非破壊検査装置の一
実施形態を説明するための光学システム図である。図1
を参照すると、本実施形態の非破壊検査装置は、被測定
対象60(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディン
グの外壁等、直接プローブを接触させて強度等の診断が
難しいような構造物)に励起光ビーム(平行光)14a
及びプローブ光ビーム(平行光)24aを照射する送信
光学系と、被測定対象60で反射されてきたレーザ光を
受信して被測定対象60の表面及び表面近傍内部につい
ての静的弾性特性(例えば、振動モードの定常特性な
ど)や動的弾性特性(例えば、振動モード特性、スペク
トル特性、励起波長依存性、変調周波数依存性、あるい
はこれらの過渡特性など)を求める受信光学系を備えて
いる。
実施形態を説明するための光学システム図である。図1
を参照すると、本実施形態の非破壊検査装置は、被測定
対象60(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディン
グの外壁等、直接プローブを接触させて強度等の診断が
難しいような構造物)に励起光ビーム(平行光)14a
及びプローブ光ビーム(平行光)24aを照射する送信
光学系と、被測定対象60で反射されてきたレーザ光を
受信して被測定対象60の表面及び表面近傍内部につい
ての静的弾性特性(例えば、振動モードの定常特性な
ど)や動的弾性特性(例えば、振動モード特性、スペク
トル特性、励起波長依存性、変調周波数依存性、あるい
はこれらの過渡特性など)を求める受信光学系を備えて
いる。
【0013】送信光学系は、励起光送信光学系とプロー
ブ光送信光学系を備えている。励起光送信光学系は、所
定の第1変調周波数f1で所定のパルス変調(第1パル
ス変調度δ1)された励起光(第1波長λ1)を所定径
(第1ビーム径φ1)のビーム状にコリメーションして
ターゲットとなる被測定対象60の表面に照射する光学
系であって、励起光生成手段(励起光用レーザ)10、
励起光用位相変調手段(電気光学素子(EO)、駆動用
ドライバ)12、励起光ビーム生成手段(励起光用コリ
メータ)14、ミラー16、タイミング制御手段(ファ
ンクションジェネレータ)44を中心にして構成されて
いる。これにより、被測定対象60(特に、高速道路や
渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを
接触させて強度等の診断が難しいような構造物)に対し
て、構造検査や探傷等を高解像度・高精度・高感度で非
接触・非破壊で実行できるようになる。
ブ光送信光学系を備えている。励起光送信光学系は、所
定の第1変調周波数f1で所定のパルス変調(第1パル
ス変調度δ1)された励起光(第1波長λ1)を所定径
(第1ビーム径φ1)のビーム状にコリメーションして
ターゲットとなる被測定対象60の表面に照射する光学
系であって、励起光生成手段(励起光用レーザ)10、
励起光用位相変調手段(電気光学素子(EO)、駆動用
ドライバ)12、励起光ビーム生成手段(励起光用コリ
メータ)14、ミラー16、タイミング制御手段(ファ
ンクションジェネレータ)44を中心にして構成されて
いる。これにより、被測定対象60(特に、高速道路や
渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを
接触させて強度等の診断が難しいような構造物)に対し
て、構造検査や探傷等を高解像度・高精度・高感度で非
接触・非破壊で実行できるようになる。
【0014】励起光の第1パルス変調度δ1とプローブ
光の第2パルス変調度δ2とは独立して設定可能であ
る。励起光の第1波長λ1は、第1変調周波数f1にお
ける被測定対象60の物性(主に音響特性)、光吸収
長、熱伝搬領域、さらに加えて、伝播する大気の状態
(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表
面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を
考慮して最適な波長に選択されている。すなわち、励起
光としてパルス変調光(第1パルス変調度δ1、励起波
長(第1波長)λ1、第1変調周波数f1)を用い、被
測定対象60の表面及び表面近傍内部に励起光ビーム1
4aに応じた光音響信号64を発生させ、この光音響信
号64によって活性化された被測定対象60の表面及び
表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)からの弾性振動
を光ビート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート
周波数Δf(=ストロボ周波数))を用いて検知してい
るので、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷
・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥
が成長して大きくなるか否か)等の静的弾性特性(例え
ば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特性(例え
ば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長依存
性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性な
ど)の解析・診断を、静的・動的ホログラフィックイメ
ージ(連続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・短時
間で実行できるようになる。換言すれば、被測定対象6
0の表面及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じ
た光音響信号64を発生させ、この光音響信号64によ
って被測定対象60の表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)に摂動を与え、表面及び表面近傍内部
(特に傷・内部欠陥62)を弾性限界内で可逆的に塑性
変形させ、このときに表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)に生起される弾性振動(フォノンを含む
光音響信号66の一種)によって生じるブルリアン散乱
やレーリー散乱等の音響・弾性散乱現象やアコースティ
ックエミッション(AE)に主因してプローブ光ビーム
24aに重畳されると考えられるドップラーシフト等の
光学的変調の状態(すなわち、光ビート動画信号36a
(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロボ周
波数)))を光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビー
ト検波)で検知し、検出した光ビート動画信号36a
(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロボ周
波数))の光学的変調の度合いに基づいて傷・内部欠陥
62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成長
可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きくなる
か否か)等の静的弾性特性(例えば、振動モードの定常
特性など)や動的弾性特性(例えば、振動モード特性、
スペクトル特性、励起波長依存性、変調周波数依存性、
あるいはこれらの過渡特性など)の解析・診断を、静的
・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)
を用いてリアルタイム・短時間で実行できるようにな
る。また、励起光の第1パルス変調度δ1、励起波長
(第1波長)λ1、第1変調周波数f1を、被測定対象
60の物性(主に音響特性)、光吸収長、熱伝搬領域、
さらに加えて、伝播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿
度、気圧等)、被測定対象60の表面状態(荒れや微小
凹凸)、検査対象の種類・材質等を考慮して自在に変更
できるので、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深
度、傷・内部欠陥62の成長方向等の静的弾性特性の診
断を実行できるようになる。同様に、プローブ光は、伝
播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被
測定対象60の表面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象
の種類・材質等を考慮するとともに、励起光による測定
場を乱さないような第2波長λ2とパワーP2に最適化
されているので、被測定対象60の表面及び表面近傍内
部についての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断
情報や静的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出で
きるようになる。
光の第2パルス変調度δ2とは独立して設定可能であ
る。励起光の第1波長λ1は、第1変調周波数f1にお
ける被測定対象60の物性(主に音響特性)、光吸収
長、熱伝搬領域、さらに加えて、伝播する大気の状態
(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表
面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を
考慮して最適な波長に選択されている。すなわち、励起
光としてパルス変調光(第1パルス変調度δ1、励起波
長(第1波長)λ1、第1変調周波数f1)を用い、被
測定対象60の表面及び表面近傍内部に励起光ビーム1
4aに応じた光音響信号64を発生させ、この光音響信
号64によって活性化された被測定対象60の表面及び
表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)からの弾性振動
を光ビート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート
周波数Δf(=ストロボ周波数))を用いて検知してい
るので、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷
・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥
が成長して大きくなるか否か)等の静的弾性特性(例え
ば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特性(例え
ば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長依存
性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性な
ど)の解析・診断を、静的・動的ホログラフィックイメ
ージ(連続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・短時
間で実行できるようになる。換言すれば、被測定対象6
0の表面及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じ
た光音響信号64を発生させ、この光音響信号64によ
って被測定対象60の表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)に摂動を与え、表面及び表面近傍内部
(特に傷・内部欠陥62)を弾性限界内で可逆的に塑性
変形させ、このときに表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)に生起される弾性振動(フォノンを含む
光音響信号66の一種)によって生じるブルリアン散乱
やレーリー散乱等の音響・弾性散乱現象やアコースティ
ックエミッション(AE)に主因してプローブ光ビーム
24aに重畳されると考えられるドップラーシフト等の
光学的変調の状態(すなわち、光ビート動画信号36a
(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロボ周
波数)))を光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビー
ト検波)で検知し、検出した光ビート動画信号36a
(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロボ周
波数))の光学的変調の度合いに基づいて傷・内部欠陥
62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成長
可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きくなる
か否か)等の静的弾性特性(例えば、振動モードの定常
特性など)や動的弾性特性(例えば、振動モード特性、
スペクトル特性、励起波長依存性、変調周波数依存性、
あるいはこれらの過渡特性など)の解析・診断を、静的
・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)
を用いてリアルタイム・短時間で実行できるようにな
る。また、励起光の第1パルス変調度δ1、励起波長
(第1波長)λ1、第1変調周波数f1を、被測定対象
60の物性(主に音響特性)、光吸収長、熱伝搬領域、
さらに加えて、伝播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿
度、気圧等)、被測定対象60の表面状態(荒れや微小
凹凸)、検査対象の種類・材質等を考慮して自在に変更
できるので、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深
度、傷・内部欠陥62の成長方向等の静的弾性特性の診
断を実行できるようになる。同様に、プローブ光は、伝
播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被
測定対象60の表面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象
の種類・材質等を考慮するとともに、励起光による測定
場を乱さないような第2波長λ2とパワーP2に最適化
されているので、被測定対象60の表面及び表面近傍内
部についての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断
情報や静的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出で
きるようになる。
【0015】図1を参照すると、励起光生成手段10
は、所定波長(第1波長λ1)、所定パワーの励起光を
生成・出力する励起光用レーザである。本実施形態で
は、200nm程度の近紫外波長乃至100μm程度の
遠赤外波長領域を励起光の波長範囲としているため、エ
キシマレーザ(波長200〜300nm程度)、チタン
・サファイアレーザ(波長1060nm程度)等の固体
レーザ、アルゴンレーザ(波長515nm)、CO2レ
ーザ(波長10.6nm程度)、CH3OHレーザ(波
長118nm程度)、HCNレーザ(波長337nm程
度)等のガスレーザ、及びこれらと組み合わせて構成さ
れた色素レーザ等を用いている。これにより、被測定対
象60の表面及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに
応じた光音響信号64を発生させ、この光音響信号64
によって被測定対象60の表面及び表面近傍内部(特に
傷・内部欠陥62)に摂動を与え、表面及び表面近傍内
部(特に傷・内部欠陥62)を弾性限界内で可逆的に塑
性変形させ、このときに表面及び表面近傍内部(特に傷
・内部欠陥62)に生起される弾性振動(フォノンを含
む光音響信号66の一種)によって生じるブルリアン散
乱やレーリー散乱等の音響・弾性散乱現象やアコーステ
ィックエミッション(AE)を発生させることができ
る。その結果、弾性振動やAEに主因してプローブ光ビ
ーム24aに重畳されると考えられるドップラーシフト
等の光学的変調の状態(すなわち、光ビート動画信号3
6a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロ
ボ周波数)))を光ヘテロダイン検波(光混合検波、光
ビート検波)で検知し、検出した光ビート動画信号36
a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロボ
周波数))の光学的変調の度合いに基づいて傷・内部欠
陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成
長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きくな
るか否か)等の静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診
断を静的・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロ
ボ動画)を用いてリアルタイム・短時間で実行できるよ
うになる。
は、所定波長(第1波長λ1)、所定パワーの励起光を
生成・出力する励起光用レーザである。本実施形態で
は、200nm程度の近紫外波長乃至100μm程度の
遠赤外波長領域を励起光の波長範囲としているため、エ
キシマレーザ(波長200〜300nm程度)、チタン
・サファイアレーザ(波長1060nm程度)等の固体
レーザ、アルゴンレーザ(波長515nm)、CO2レ
ーザ(波長10.6nm程度)、CH3OHレーザ(波
長118nm程度)、HCNレーザ(波長337nm程
度)等のガスレーザ、及びこれらと組み合わせて構成さ
れた色素レーザ等を用いている。これにより、被測定対
象60の表面及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに
応じた光音響信号64を発生させ、この光音響信号64
によって被測定対象60の表面及び表面近傍内部(特に
傷・内部欠陥62)に摂動を与え、表面及び表面近傍内
部(特に傷・内部欠陥62)を弾性限界内で可逆的に塑
性変形させ、このときに表面及び表面近傍内部(特に傷
・内部欠陥62)に生起される弾性振動(フォノンを含
む光音響信号66の一種)によって生じるブルリアン散
乱やレーリー散乱等の音響・弾性散乱現象やアコーステ
ィックエミッション(AE)を発生させることができ
る。その結果、弾性振動やAEに主因してプローブ光ビ
ーム24aに重畳されると考えられるドップラーシフト
等の光学的変調の状態(すなわち、光ビート動画信号3
6a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロ
ボ周波数)))を光ヘテロダイン検波(光混合検波、光
ビート検波)で検知し、検出した光ビート動画信号36
a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ストロボ
周波数))の光学的変調の度合いに基づいて傷・内部欠
陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成
長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きくな
るか否か)等の静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診
断を静的・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロ
ボ動画)を用いてリアルタイム・短時間で実行できるよ
うになる。
【0016】励起光用位相変調手段(図中でE/Oと表
記)12は、励起光生成手段10が生成・出力する励起
光を第1変調周波数f1で所定のパルス変調(第1パル
ス変調度δ1)に応じたパルス変調)を実行して出力す
るものであって、タイミング制御手段(ファンクション
ジェネレータ)44からの第1同期信号44aに同期し
て第1変調周波数f1及び第1パルス変調度δ1に応じ
た変調処理を行うための駆動信号を生成・出力する駆動
用ドライバと、第1同期信号44aに同期して駆動信号
に応じた変調を行った後の励起光を生成・出力する電気
光学素子(EO)を備えている。励起光用位相変調手段
12が生成・出力する励起光をE1とすると、 E1=A1・exp{−i・δ1・sin(ω1・t+ψ1)} (第1式 ) で表すことができる。ここで、A1は振幅、iは虚数演
算子、ω1は角周波数(=2π・f1)、tは時間、ψ
1は位相を意味している。
記)12は、励起光生成手段10が生成・出力する励起
光を第1変調周波数f1で所定のパルス変調(第1パル
ス変調度δ1)に応じたパルス変調)を実行して出力す
るものであって、タイミング制御手段(ファンクション
ジェネレータ)44からの第1同期信号44aに同期し
て第1変調周波数f1及び第1パルス変調度δ1に応じ
た変調処理を行うための駆動信号を生成・出力する駆動
用ドライバと、第1同期信号44aに同期して駆動信号
に応じた変調を行った後の励起光を生成・出力する電気
光学素子(EO)を備えている。励起光用位相変調手段
12が生成・出力する励起光をE1とすると、 E1=A1・exp{−i・δ1・sin(ω1・t+ψ1)} (第1式 ) で表すことができる。ここで、A1は振幅、iは虚数演
算子、ω1は角周波数(=2π・f1)、tは時間、ψ
1は位相を意味している。
【0017】励起光ビーム生成手段(励起光用コリメー
タ)14は、第1同期信号44aに同期して駆動信号に
応じた変調を行った後の励起光E1{δ1,ω1,t,
ψ1}を、被測定対象60(特に、高速道路や渠梁の構
造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを接触させ
て強度等の診断が難しいような構造物)上の観測エリア
に応じたビーム断面積(第1ビーム径φ1)を有する平
行光(励起光ビーム14a)に変換する光学素子であっ
て、コリメータを中心にして構成されている。
タ)14は、第1同期信号44aに同期して駆動信号に
応じた変調を行った後の励起光E1{δ1,ω1,t,
ψ1}を、被測定対象60(特に、高速道路や渠梁の構
造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを接触させ
て強度等の診断が難しいような構造物)上の観測エリア
に応じたビーム断面積(第1ビーム径φ1)を有する平
行光(励起光ビーム14a)に変換する光学素子であっ
て、コリメータを中心にして構成されている。
【0018】ミラー16は、励起光ビーム生成手段(励
起光用コリメータ)14でコリメーションされた励起光
ビーム14a(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第
1ビーム径φ1)を合波手段(合波用ビームスプリッタ
(BS))28の所定面に偏向させるための光学素子で
ある。
起光用コリメータ)14でコリメーションされた励起光
ビーム14a(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第
1ビーム径φ1)を合波手段(合波用ビームスプリッタ
(BS))28の所定面に偏向させるための光学素子で
ある。
【0019】プローブ光送信光学系は、所定の第2変調
周波数f2で第2パルス変調度δ2に応じたパルス変調
されたプローブ光(第2波長λ2)を所定径(第2ビー
ム径φ2)のビーム状にコリメーションしてプローブ光
ビーム24a(第2変調周波数f2、第2位相ψ2、第
2ビーム径φ2)を生成するとともに、励起光ビーム1
4a(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビーム
径φ1)を照射する被測定対象60の表面と同じ位置に
照射する光学系であって、プローブ光生成手段(プロー
ブ光用レーザ)20、プローブ光用位相変調手段(電気
光学素子(EO)、駆動用ドライバ)22、プローブ光
ビーム生成手段(プローブ光用コリメータ)24、プロ
ーブ光分割手段(プローブ光用ビームスプリッタ(B
S))26、合波手段(合波用ビームスプリッタ(B
S))28、タイミング制御手段(ファンクションジェ
ネレータ)44を中心にして構成されている。
周波数f2で第2パルス変調度δ2に応じたパルス変調
されたプローブ光(第2波長λ2)を所定径(第2ビー
ム径φ2)のビーム状にコリメーションしてプローブ光
ビーム24a(第2変調周波数f2、第2位相ψ2、第
2ビーム径φ2)を生成するとともに、励起光ビーム1
4a(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビーム
径φ1)を照射する被測定対象60の表面と同じ位置に
照射する光学系であって、プローブ光生成手段(プロー
ブ光用レーザ)20、プローブ光用位相変調手段(電気
光学素子(EO)、駆動用ドライバ)22、プローブ光
ビーム生成手段(プローブ光用コリメータ)24、プロ
ーブ光分割手段(プローブ光用ビームスプリッタ(B
S))26、合波手段(合波用ビームスプリッタ(B
S))28、タイミング制御手段(ファンクションジェ
ネレータ)44を中心にして構成されている。
【0020】これにより、被測定対象60(特に、高速
道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プロ
ーブを接触させて強度等の診断が難しいような構造物)
に対して、構造検査や探傷等を高解像度・高精度・高感
度で非接触・非破壊で実行できるようになる。すなわ
ち、表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)を
弾性限界内で可逆的に塑性変形させたときに表面及び表
面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)に生起される弾性
振動(フォノンを含む光音響信号66の一種)によって
生じるブルリアン散乱やレーリー散乱等の音響・弾性散
乱現象やアコースティックエミッション(AE)等をド
ップラーシフト等の光学的変調の状態(すなわち、光ビ
ート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数
Δf(=ストロボ周波数)))を遠隔から検知するプロ
ーブ手段を実現できる。その結果、プローブ光ビーム2
4aに重畳される光ビート動画信号36a(位相シフト
Δψ及びビート周波数Δf(=ストロボ周波数))の光
学的変調の度合いに基づいて傷・内部欠陥62の大きさ
や存在する深度、傷・内部欠陥62の成長可能性(すな
わち、今後内部欠陥が成長して大きくなるか否か)等の
静的弾性特性(例えば、振動モードの定常特性など)や
動的弾性特性(例えば、振動モード特性、スペクトル特
性、励起波長依存性、変調周波数依存性、あるいはこれ
らの過渡特性など)の解析・診断を、静的・動的ホログ
ラフィックイメージ(連続ストロボ動画)を用いてリア
ルタイム・短時間で実行できるようになる。また、励起
光E1{δ1,ω1,t,ψ1}の第1パルス変調度δ
1、励起波長(第1波長)λ1、第1変調周波数f
1を、被測定対象60の物性(主に音響特性)、光吸収
長、熱伝搬領域、さらに加えて、伝播する大気の状態
(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表
面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を
考慮して自在に変更できるので、傷・内部欠陥62の大
きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成長方向等の
静的弾性特性の診断を実行できるようになる。同様に、
プローブ光は、伝播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿
度、気圧等)、被測定対象60の表面状態(荒れや微小
凹凸)、検査対象の種類・材質等を考慮するとともに、
励起光E1{δ1,ω1,t,ψ1}による測定場を乱
さないような第2波長λ2とパワーP2に最適化されて
いるので、被測定対象60の表面及び表面近傍内部につ
いての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断情報や
静的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出できるよ
うになる。また解像度と1画面を構成するための所要時
間との間に律則状態は生じない。
道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プロ
ーブを接触させて強度等の診断が難しいような構造物)
に対して、構造検査や探傷等を高解像度・高精度・高感
度で非接触・非破壊で実行できるようになる。すなわ
ち、表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)を
弾性限界内で可逆的に塑性変形させたときに表面及び表
面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)に生起される弾性
振動(フォノンを含む光音響信号66の一種)によって
生じるブルリアン散乱やレーリー散乱等の音響・弾性散
乱現象やアコースティックエミッション(AE)等をド
ップラーシフト等の光学的変調の状態(すなわち、光ビ
ート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数
Δf(=ストロボ周波数)))を遠隔から検知するプロ
ーブ手段を実現できる。その結果、プローブ光ビーム2
4aに重畳される光ビート動画信号36a(位相シフト
Δψ及びビート周波数Δf(=ストロボ周波数))の光
学的変調の度合いに基づいて傷・内部欠陥62の大きさ
や存在する深度、傷・内部欠陥62の成長可能性(すな
わち、今後内部欠陥が成長して大きくなるか否か)等の
静的弾性特性(例えば、振動モードの定常特性など)や
動的弾性特性(例えば、振動モード特性、スペクトル特
性、励起波長依存性、変調周波数依存性、あるいはこれ
らの過渡特性など)の解析・診断を、静的・動的ホログ
ラフィックイメージ(連続ストロボ動画)を用いてリア
ルタイム・短時間で実行できるようになる。また、励起
光E1{δ1,ω1,t,ψ1}の第1パルス変調度δ
1、励起波長(第1波長)λ1、第1変調周波数f
1を、被測定対象60の物性(主に音響特性)、光吸収
長、熱伝搬領域、さらに加えて、伝播する大気の状態
(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表
面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を
考慮して自在に変更できるので、傷・内部欠陥62の大
きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成長方向等の
静的弾性特性の診断を実行できるようになる。同様に、
プローブ光は、伝播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿
度、気圧等)、被測定対象60の表面状態(荒れや微小
凹凸)、検査対象の種類・材質等を考慮するとともに、
励起光E1{δ1,ω1,t,ψ1}による測定場を乱
さないような第2波長λ2とパワーP2に最適化されて
いるので、被測定対象60の表面及び表面近傍内部につ
いての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断情報や
静的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出できるよ
うになる。また解像度と1画面を構成するための所要時
間との間に律則状態は生じない。
【0021】図1を参照すると、プローブ光生成手段
(プローブ光用レーザ)20は、所定波長(第2波長λ
2)、所定パワーのプローブ光を生成・出力するプロー
ブ光用レーザである。プローブ光は、伝播する大気の状
態(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の
表面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等
を考慮するとともに、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ
1}による測定場を乱さないような第2波長λ2とパワ
ーP2に最適化されている。本実施形態では、200n
m程度の近紫外波長乃至100μm程度の遠赤外波長領
域をプローブ光の波長範囲としているため、エキシマレ
ーザ(波長200〜300nm程度)、チタン・サファ
イアレーザ(波長1060nm程度)等の固体レーザ、
アルゴンレーザ(波長515nm)、CO2レーザ(波
長10.6nm程度)、CH3OHレーザ(波長118
nm程度)、HCNレーザ(波長337nm程度)等の
ガスレーザ、及びこれらと組み合わせて構成された色素
レーザ等を用いている。
(プローブ光用レーザ)20は、所定波長(第2波長λ
2)、所定パワーのプローブ光を生成・出力するプロー
ブ光用レーザである。プローブ光は、伝播する大気の状
態(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の
表面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等
を考慮するとともに、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ
1}による測定場を乱さないような第2波長λ2とパワ
ーP2に最適化されている。本実施形態では、200n
m程度の近紫外波長乃至100μm程度の遠赤外波長領
域をプローブ光の波長範囲としているため、エキシマレ
ーザ(波長200〜300nm程度)、チタン・サファ
イアレーザ(波長1060nm程度)等の固体レーザ、
アルゴンレーザ(波長515nm)、CO2レーザ(波
長10.6nm程度)、CH3OHレーザ(波長118
nm程度)、HCNレーザ(波長337nm程度)等の
ガスレーザ、及びこれらと組み合わせて構成された色素
レーザ等を用いている。
【0022】プローブ光用位相変調手段(電気光学素子
(EO)、駆動用ドライバ)22(図中でE/Oと表
記)は、プローブ光生成手段(プローブ光用レーザ)2
0が生成・出力するプローブ光を第2変調周波数f2で
所定のパルス変調(第2パルス変調度δ2に応じたパル
ス変調)を実行して出力するものであって、タイミング
制御手段(ファンクションジェネレータ)44からの第
2同期信号44bに同期して第2変調周波数f2及び第
2パルス変調度δ2に応じた変調処理を行うための駆動
信号を生成・出力する駆動用ドライバと、第2同期信号
44bに同期して駆動信号に応じた変調を行った後のプ
ローブ光を生成・出力する電気光学素子(EO)を備え
ている。
(EO)、駆動用ドライバ)22(図中でE/Oと表
記)は、プローブ光生成手段(プローブ光用レーザ)2
0が生成・出力するプローブ光を第2変調周波数f2で
所定のパルス変調(第2パルス変調度δ2に応じたパル
ス変調)を実行して出力するものであって、タイミング
制御手段(ファンクションジェネレータ)44からの第
2同期信号44bに同期して第2変調周波数f2及び第
2パルス変調度δ2に応じた変調処理を行うための駆動
信号を生成・出力する駆動用ドライバと、第2同期信号
44bに同期して駆動信号に応じた変調を行った後のプ
ローブ光を生成・出力する電気光学素子(EO)を備え
ている。
【0023】励起光E1{δ1,ω1,t,ψ1}の第
1変調周波数f1とプローブ光の第2変調周波数f2と
は独立して設定可能である。励起光E1{δ1,ω1,
t,ψ1}の第1パルス変調度δ1とプローブ光の第2
パルス変調度δ2とは独立して設定可能である。プロー
ブ光用位相変調手段22が生成・出力する励起光をE 1
とすると、 E2=A2・exp{−i・δ2・sin(ω2・t+ψ2)} (第2式 ) で表すことができる。ここで、A2は振幅、iは虚数演
算子、ω2は角周波数(=2π・f2)、tは時間、ψ
2は位相を意味している。
1変調周波数f1とプローブ光の第2変調周波数f2と
は独立して設定可能である。励起光E1{δ1,ω1,
t,ψ1}の第1パルス変調度δ1とプローブ光の第2
パルス変調度δ2とは独立して設定可能である。プロー
ブ光用位相変調手段22が生成・出力する励起光をE 1
とすると、 E2=A2・exp{−i・δ2・sin(ω2・t+ψ2)} (第2式 ) で表すことができる。ここで、A2は振幅、iは虚数演
算子、ω2は角周波数(=2π・f2)、tは時間、ψ
2は位相を意味している。
【0024】プローブ光ビーム生成手段(プローブ光用
コリメータ)24は、第2同期信号44bに同期して駆
動信号に応じた変調を行った後のプローブ光E
2{δ2,ω 2,t,ψ2}を、被測定対象60(特
に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、
直接プローブを接触させて強度等の診断が難しいような
構造物)上の観測エリアに応じたビーム断面積(第2ビ
ーム径φ2)を有する平行光(プローブ光ビーム24
a)に変換する光学素子であって、コリメータを中心に
して構成されている。
コリメータ)24は、第2同期信号44bに同期して駆
動信号に応じた変調を行った後のプローブ光E
2{δ2,ω 2,t,ψ2}を、被測定対象60(特
に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、
直接プローブを接触させて強度等の診断が難しいような
構造物)上の観測エリアに応じたビーム断面積(第2ビ
ーム径φ2)を有する平行光(プローブ光ビーム24
a)に変換する光学素子であって、コリメータを中心に
して構成されている。
【0025】プローブ光分割手段(プローブ光用ビーム
スプリッタ(BS))26は、プローブ光ビーム生成手
段(プローブ光用コリメータ)24から出射したプロー
ブ光ビーム24a(第2変調周波数f2、第2位相
ψ2、第2ビーム径φ2)を2分するとともに、2分し
た一方のプローブ光ビーム(参照光)24b(第2変調
周波数f2、第2位相ψ2、第2ビーム径φ2)を光ヘ
テロダイン干渉光学系に与え、2分した他方のプローブ
光ビーム24c(第2変調周波数f2、第2位相ψ 2、
第2ビーム径φ2)を合波手段(合波用ビームスプリッ
タ(BS))28に与える光学素子である。
スプリッタ(BS))26は、プローブ光ビーム生成手
段(プローブ光用コリメータ)24から出射したプロー
ブ光ビーム24a(第2変調周波数f2、第2位相
ψ2、第2ビーム径φ2)を2分するとともに、2分し
た一方のプローブ光ビーム(参照光)24b(第2変調
周波数f2、第2位相ψ2、第2ビーム径φ2)を光ヘ
テロダイン干渉光学系に与え、2分した他方のプローブ
光ビーム24c(第2変調周波数f2、第2位相ψ 2、
第2ビーム径φ2)を合波手段(合波用ビームスプリッ
タ(BS))28に与える光学素子である。
【0026】合波手段(合波用ビームスプリッタ(B
S))28は、ミラー16から受け取った励起光ビーム
14a(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビー
ム径φ 1)とプローブ光分割手段(プローブ光用ビーム
スプリッタ(BS))26から受け取ったプローブ光ビ
ーム24c(第2変調周波数f2、第2位相ψ2、第2
ビーム径φ2)を同一光軸上に重ね合わせて被測定対象
60上の観測エリアに照射するための光学素子である。
S))28は、ミラー16から受け取った励起光ビーム
14a(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビー
ム径φ 1)とプローブ光分割手段(プローブ光用ビーム
スプリッタ(BS))26から受け取ったプローブ光ビ
ーム24c(第2変調周波数f2、第2位相ψ2、第2
ビーム径φ2)を同一光軸上に重ね合わせて被測定対象
60上の観測エリアに照射するための光学素子である。
【0027】受信光学系は、励起光ビーム14a(第1
変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビーム径φ1)の
エネルギーを受けて被測定対象60の光吸収領域Vop
や熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決まる表面下
近傍から出射される光音響信号66に応じた変調を受け
たプローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2+Δ
f、第2位相ψ2+Δψ)を被測定対象60上の観測エ
リアから反射されるレーザ光の中から選択して光ヘテロ
ダイン干渉光学系に導き、光ヘテロダイン干渉光学系内
に設けられた複屈折光学結晶内で光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波とも呼ばれる検波)を実行
し、プローブ光E2{δ2,ω2,t,ψ2}のビーム
断面内で2次元的な分布特性を有する位相シフトΔψ及
びビート周波数Δf(=ストロボ周波数)を有する光ビ
ート動画信号36aを光ヘテロダイン検波(光混合検
波、光ビート検波)により生起して画像表示系に与える
ものであって、受光手段(レンズ、コリメータ)30、
波長選択手段(分光器)32、光ヘテロダイン干渉光学
系、画像表示系、診断処理系を備えている。
変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビーム径φ1)の
エネルギーを受けて被測定対象60の光吸収領域Vop
や熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決まる表面下
近傍から出射される光音響信号66に応じた変調を受け
たプローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2+Δ
f、第2位相ψ2+Δψ)を被測定対象60上の観測エ
リアから反射されるレーザ光の中から選択して光ヘテロ
ダイン干渉光学系に導き、光ヘテロダイン干渉光学系内
に設けられた複屈折光学結晶内で光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波とも呼ばれる検波)を実行
し、プローブ光E2{δ2,ω2,t,ψ2}のビーム
断面内で2次元的な分布特性を有する位相シフトΔψ及
びビート周波数Δf(=ストロボ周波数)を有する光ビ
ート動画信号36aを光ヘテロダイン検波(光混合検
波、光ビート検波)により生起して画像表示系に与える
ものであって、受光手段(レンズ、コリメータ)30、
波長選択手段(分光器)32、光ヘテロダイン干渉光学
系、画像表示系、診断処理系を備えている。
【0028】これにより、被測定対象60(特に、高速
道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プロ
ーブを接触させて強度等の診断が難しいような構造物)
に対して、構造検査や探傷等を高解像度・高精度・高感
度で非接触・非破壊で実行できるようになる。すなわ
ち、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ1}としてパルス
変調光(第1パルス変調度δ1、励起波長(第1波長)
λ1、第1変調周波数f 1)を用い、被測定対象60の
表面及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じた光
音響信号64を発生させ、この光音響信号64によって
活性化された被測定対象60の表面及び表面近傍内部
(特に傷・内部欠陥62)からの弾性振動を、光ヘテロ
ダイン検波(光混合検波、光ビート検波)で求めた光ビ
ート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数
Δf(=ストロボ周波数))を用いて検知しているの
で、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内
部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成
長して大きくなるか否か)等の静的弾性特性(例えば、
振動モードの定常特性など)や動的弾性特性(例えば、
振動モード特性、スペクトル特性、励起波長依存性、変
調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性など)の解
析・診断を、静的・動的ホログラフィックイメージ(連
続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・短時間で実行
できるようになる。換言すれば、被測定対象60の表面
及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じた光音響
信号64を発生させ、この光音響信号64によって被測
定対象60の表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥
62)に摂動を与え、表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)を弾性限界内で可逆的に塑性変形させ、
このときに表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥6
2)に生起される弾性振動(フォノンを含む光音響信号
66の一種)によって生じるブルリアン散乱やレーリー
散乱等の音響・弾性散乱現象やアコースティックエミッ
ション(AE)に主因してプローブ光E2{δ2,
ω2,t,ψ2}に重畳されると考えられるドップラー
シフト等の光学的変調の状態(すなわち、光ビート動画
信号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)))を光ヘテロダイン検波(光混合検
波、光ビート検波)で検知し、検出した光ビート動画信
号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ス
トロボ周波数))の光学的変調の度合いに基づいて傷・
内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥6
2の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大
きくなるか否か)等の静的弾性特性や動的弾性特性の解
析・診断を、静的・動的ホログラフィックイメージ(連
続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・短時間で実行
できるようになる。また、励起光E1{δ1,ω1,
t,ψ1}の第1パルス変調度δ1、励起波長(第1波
長)λ1、第1変調周波数f1を、被測定対象60の物
性(主に音響特性)、光吸収長、熱伝搬領域、さらに加
えて、伝播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿度、気圧
等)、被測定対象60の表面状態(荒れや微小凹凸)、
検査対象の種類・材質等を考慮して自在に変更できるの
で、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内
部欠陥62の成長方向等の静的弾性特性の診断を実行で
きるようになる。同様に、プローブ光E2{δ2,
ω2,t,ψ2}は、伝播する大気の状態(揺らぎ、気
温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表面状態(荒れ
や微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を考慮するとと
もに、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ1}による測定
場を乱さないような第2波長λ2とパワーP2に最適化
されているので、被測定対象60の表面及び表面近傍内
部についての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断
情報や静的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出で
きるようになる。
道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プロ
ーブを接触させて強度等の診断が難しいような構造物)
に対して、構造検査や探傷等を高解像度・高精度・高感
度で非接触・非破壊で実行できるようになる。すなわ
ち、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ1}としてパルス
変調光(第1パルス変調度δ1、励起波長(第1波長)
λ1、第1変調周波数f 1)を用い、被測定対象60の
表面及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じた光
音響信号64を発生させ、この光音響信号64によって
活性化された被測定対象60の表面及び表面近傍内部
(特に傷・内部欠陥62)からの弾性振動を、光ヘテロ
ダイン検波(光混合検波、光ビート検波)で求めた光ビ
ート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数
Δf(=ストロボ周波数))を用いて検知しているの
で、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内
部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成
長して大きくなるか否か)等の静的弾性特性(例えば、
振動モードの定常特性など)や動的弾性特性(例えば、
振動モード特性、スペクトル特性、励起波長依存性、変
調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性など)の解
析・診断を、静的・動的ホログラフィックイメージ(連
続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・短時間で実行
できるようになる。換言すれば、被測定対象60の表面
及び表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じた光音響
信号64を発生させ、この光音響信号64によって被測
定対象60の表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥
62)に摂動を与え、表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)を弾性限界内で可逆的に塑性変形させ、
このときに表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥6
2)に生起される弾性振動(フォノンを含む光音響信号
66の一種)によって生じるブルリアン散乱やレーリー
散乱等の音響・弾性散乱現象やアコースティックエミッ
ション(AE)に主因してプローブ光E2{δ2,
ω2,t,ψ2}に重畳されると考えられるドップラー
シフト等の光学的変調の状態(すなわち、光ビート動画
信号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)))を光ヘテロダイン検波(光混合検
波、光ビート検波)で検知し、検出した光ビート動画信
号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ス
トロボ周波数))の光学的変調の度合いに基づいて傷・
内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥6
2の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大
きくなるか否か)等の静的弾性特性や動的弾性特性の解
析・診断を、静的・動的ホログラフィックイメージ(連
続ストロボ動画)を用いてリアルタイム・短時間で実行
できるようになる。また、励起光E1{δ1,ω1,
t,ψ1}の第1パルス変調度δ1、励起波長(第1波
長)λ1、第1変調周波数f1を、被測定対象60の物
性(主に音響特性)、光吸収長、熱伝搬領域、さらに加
えて、伝播する大気の状態(揺らぎ、気温、湿度、気圧
等)、被測定対象60の表面状態(荒れや微小凹凸)、
検査対象の種類・材質等を考慮して自在に変更できるの
で、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内
部欠陥62の成長方向等の静的弾性特性の診断を実行で
きるようになる。同様に、プローブ光E2{δ2,
ω2,t,ψ2}は、伝播する大気の状態(揺らぎ、気
温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表面状態(荒れ
や微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を考慮するとと
もに、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ1}による測定
場を乱さないような第2波長λ2とパワーP2に最適化
されているので、被測定対象60の表面及び表面近傍内
部についての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断
情報や静的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出で
きるようになる。
【0029】すなわち、ビーム断面内の2次元的な分布
特性を有する位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)に基づいて静的・動的ホログラフィッ
クイメージ(連続ストロボ動画)を生成するような受信
光学系を設けることにより、被測定対象60(特に、高
速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プ
ローブを接触させて強度等の診断が難しいような構造
物)に対して、被測定対象60の表面及び表面近傍内部
についての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断情
報や静的弾性特性の診断情報を、大気の揺らぎや被測定
対象60の表面凹凸に影響されることなく安定・高精度
・高感度に非接触・非破壊で1フレーム同時一括収集
(例えば、ストロボ周波数=30Hzとすれば、1フレ
ーム当たり1/30秒)して構造検査や探傷等を動的・
静的に診断することができるようになる。
特性を有する位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)に基づいて静的・動的ホログラフィッ
クイメージ(連続ストロボ動画)を生成するような受信
光学系を設けることにより、被測定対象60(特に、高
速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プ
ローブを接触させて強度等の診断が難しいような構造
物)に対して、被測定対象60の表面及び表面近傍内部
についての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断情
報や静的弾性特性の診断情報を、大気の揺らぎや被測定
対象60の表面凹凸に影響されることなく安定・高精度
・高感度に非接触・非破壊で1フレーム同時一括収集
(例えば、ストロボ周波数=30Hzとすれば、1フレ
ーム当たり1/30秒)して構造検査や探傷等を動的・
静的に診断することができるようになる。
【0030】図1を参照すると、受光手段(レンズ、コ
リメータ)30は、被測定対象60(特に、高速道路や
渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを
接触させて強度等の診断が難しいような構造物)上の観
測エリアから反射されるレーザ光をレンズで集光すると
ともに、集光したレーザ光をコリメータでコリメーショ
ンして後段の波長選択手段(分光器)32に与える光学
素子である。被測定対象60上の観測エリアから反射さ
れるレーザ光には、被測定対象60上の観測エリアに照
射した励起光ビーム14a(第1変調周波数f1、第1
位相ψ1、第1ビーム径φ1)、励起光ビーム14a
(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビーム径φ
1)のエネルギーを受けて被測定対象60の光吸収領域
Vopや熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決まる
表面下近傍から出射される光音響信号66に応じた変調
を受けたプローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2
+Δf、第2位相ψ2+Δψ)が含まれている。
リメータ)30は、被測定対象60(特に、高速道路や
渠梁の構造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを
接触させて強度等の診断が難しいような構造物)上の観
測エリアから反射されるレーザ光をレンズで集光すると
ともに、集光したレーザ光をコリメータでコリメーショ
ンして後段の波長選択手段(分光器)32に与える光学
素子である。被測定対象60上の観測エリアから反射さ
れるレーザ光には、被測定対象60上の観測エリアに照
射した励起光ビーム14a(第1変調周波数f1、第1
位相ψ1、第1ビーム径φ1)、励起光ビーム14a
(第1変調周波数f1、第1位相ψ1、第1ビーム径φ
1)のエネルギーを受けて被測定対象60の光吸収領域
Vopや熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決まる
表面下近傍から出射される光音響信号66に応じた変調
を受けたプローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2
+Δf、第2位相ψ2+Δψ)が含まれている。
【0031】波長選択手段(分光器)32は、受光手段
(レンズ、コリメータ)30から受け取ったレーザ光の
中に含まれるプローブ光ビーム24d(第2変調周波数
f2+Δf、第2位相ψ2+Δψ)を少なくとも選択し
て後段の光ヘテロダイン干渉光学系に与えるものであ
る。波長選択手段(分光器)32としては、市販のモノ
クロメータ等を用いることができる。
(レンズ、コリメータ)30から受け取ったレーザ光の
中に含まれるプローブ光ビーム24d(第2変調周波数
f2+Δf、第2位相ψ2+Δψ)を少なくとも選択し
て後段の光ヘテロダイン干渉光学系に与えるものであ
る。波長選択手段(分光器)32としては、市販のモノ
クロメータ等を用いることができる。
【0032】光ヘテロダイン干渉光学系は、波長選択手
段(分光器)32から受け取ったプローブ光ビーム24
d(第2変調周波数f2+Δf、第2位相ψ2+Δψ)
をプローブ光ビーム(参照光)24b(第2変調周波数
f2、第2位相ψ2、第2ビーム径φ2)と干渉させて
光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビート検波とも呼
ばれる検波)を実行し、プローブ光のビーム断面内の2
次元的な分布特性を有する位相シフトΔψ及びビート周
波数Δf(=ストロボ周波数)を有する光ビート動画信
号36aを光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビート
検波)によって生起して画像表示系に与えるものであ
り、複屈折光学手段(BSO)36、ミラー(M)3
8、干渉ミラー(M)40を備えている。
段(分光器)32から受け取ったプローブ光ビーム24
d(第2変調周波数f2+Δf、第2位相ψ2+Δψ)
をプローブ光ビーム(参照光)24b(第2変調周波数
f2、第2位相ψ2、第2ビーム径φ2)と干渉させて
光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビート検波とも呼
ばれる検波)を実行し、プローブ光のビーム断面内の2
次元的な分布特性を有する位相シフトΔψ及びビート周
波数Δf(=ストロボ周波数)を有する光ビート動画信
号36aを光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビート
検波)によって生起して画像表示系に与えるものであ
り、複屈折光学手段(BSO)36、ミラー(M)3
8、干渉ミラー(M)40を備えている。
【0033】すなわち、ビーム断面内の2次元的な分布
特性を有する位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)に基づいて静的・動的ホログラフィッ
クイメージ(連続ストロボ動画)を生成する光ヘテロダ
イン干渉光学系を設けることにより、被測定対象60
(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁
等、直接プローブを接触させて強度等の診断が難しいよ
うな構造物)の表面や光吸収領域Vopや熱拡散長μs
や熱拡散領域(Vth)で決まる表面下近傍における弾
性構造や傷・内部欠陥62に関する静的・動的ホログラ
フィックイメージ(連続ストロボ動画)をビート周波数
Δfに応じてリアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周
波数=ビート周波数Δf)できるようになる。可視化に
は既存の市販の画像形成手段(CCD)42をそのまま
活用できる。特に、傷・内部欠陥62に対する静的・動
的ホログラフィックイメージでは、傷・内部欠陥62の
成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きく
なるか否か)の診断を実行できる。その結果、被測定対
象60の表面及び表面近傍内部についての静的弾性特性
(例えば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特性
(例えば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長
依存性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性
など)の解析・診断情報や静的弾性特性の診断情報を、
大気の揺らぎや被測定対象60の表面凹凸に影響される
ことなく安定・高精度・高感度に非接触・非破壊で1フ
レーム同時一括収集(例えば、ストロボ周波数=30H
zとすれば、1フレーム当たり1/30秒)して構造検
査や探傷等を動的・静的に診断することができるように
なる。その結果、従来のように測定面内でレーザビーム
を2次元スキャニングしてドット・イメージを合成する
方式に代えて、測定面内全体に渡って光学的に連続した
イメージ形態で一括して同時に光学処理して、静的・動
的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)をビ
ート周波数Δfに応じてリアルタイムでストロボ撮影
(ストロボ周波数=ビート周波数Δf)するので、被測
定対象60の表面や表面下における弾性構造評価や探傷
結果の評価を、ビート周波数Δfに応じたリアルタイム
処理下で可視化したその場観測によって実現できる。
特性を有する位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)に基づいて静的・動的ホログラフィッ
クイメージ(連続ストロボ動画)を生成する光ヘテロダ
イン干渉光学系を設けることにより、被測定対象60
(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビルディングの外壁
等、直接プローブを接触させて強度等の診断が難しいよ
うな構造物)の表面や光吸収領域Vopや熱拡散長μs
や熱拡散領域(Vth)で決まる表面下近傍における弾
性構造や傷・内部欠陥62に関する静的・動的ホログラ
フィックイメージ(連続ストロボ動画)をビート周波数
Δfに応じてリアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周
波数=ビート周波数Δf)できるようになる。可視化に
は既存の市販の画像形成手段(CCD)42をそのまま
活用できる。特に、傷・内部欠陥62に対する静的・動
的ホログラフィックイメージでは、傷・内部欠陥62の
成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きく
なるか否か)の診断を実行できる。その結果、被測定対
象60の表面及び表面近傍内部についての静的弾性特性
(例えば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特性
(例えば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波長
依存性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特性
など)の解析・診断情報や静的弾性特性の診断情報を、
大気の揺らぎや被測定対象60の表面凹凸に影響される
ことなく安定・高精度・高感度に非接触・非破壊で1フ
レーム同時一括収集(例えば、ストロボ周波数=30H
zとすれば、1フレーム当たり1/30秒)して構造検
査や探傷等を動的・静的に診断することができるように
なる。その結果、従来のように測定面内でレーザビーム
を2次元スキャニングしてドット・イメージを合成する
方式に代えて、測定面内全体に渡って光学的に連続した
イメージ形態で一括して同時に光学処理して、静的・動
的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)をビ
ート周波数Δfに応じてリアルタイムでストロボ撮影
(ストロボ周波数=ビート周波数Δf)するので、被測
定対象60の表面や表面下における弾性構造評価や探傷
結果の評価を、ビート周波数Δfに応じたリアルタイム
処理下で可視化したその場観測によって実現できる。
【0034】図1を参照すると、複屈折光学手段36は
干渉ミラー(M)40と共にマイケルソン干渉光学系を
構成し、プローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2
+Δf、第2位相ψ2+Δψ)を波長選択手段(分光
器)32から受け取るとともに、プローブ光分割手段
(プローブ光用ビームスプリッタ(BS))26からプ
ローブ光ビーム(参照光)24b(第2変調周波数
f2、第2位相ψ2、第2ビーム径φ2)を受け取り、
プローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2+Δf、
第2位相ψ2+Δψ)とプローブ光ビーム(参照光)2
4b(第2変調周波数f 2、第2位相ψ2、第2ビーム
径φ2)を直交させて干渉させることにより、光ヘテロ
ダイン検波(光混合検波、光ビート検波とも呼ばれる検
波)を実行して光ビート動画信号36aをミラー(M)
38側に出力する光学素子であって、BSO(Bism
uth Silicon Oxide)や方解石を用い
ることができる。複屈折光学手段(BSO)36は、プ
ローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2+Δf、第
2位相ψ2+Δψ)に対してブラッグ回折角θに固定さ
れている。
干渉ミラー(M)40と共にマイケルソン干渉光学系を
構成し、プローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2
+Δf、第2位相ψ2+Δψ)を波長選択手段(分光
器)32から受け取るとともに、プローブ光分割手段
(プローブ光用ビームスプリッタ(BS))26からプ
ローブ光ビーム(参照光)24b(第2変調周波数
f2、第2位相ψ2、第2ビーム径φ2)を受け取り、
プローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2+Δf、
第2位相ψ2+Δψ)とプローブ光ビーム(参照光)2
4b(第2変調周波数f 2、第2位相ψ2、第2ビーム
径φ2)を直交させて干渉させることにより、光ヘテロ
ダイン検波(光混合検波、光ビート検波とも呼ばれる検
波)を実行して光ビート動画信号36aをミラー(M)
38側に出力する光学素子であって、BSO(Bism
uth Silicon Oxide)や方解石を用い
ることができる。複屈折光学手段(BSO)36は、プ
ローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2+Δf、第
2位相ψ2+Δψ)に対してブラッグ回折角θに固定さ
れている。
【0035】ミラー(M)38は、複屈折光学手段(B
SO)36から受け取った光ビート動画信号36aを画
像形成手段(CCD)42の受光面に折り返すためのも
のである。干渉ミラー(M)40は、複屈折光学手段
(BSO)36と共に(マイケルソン)干渉光学系を構
成している。
SO)36から受け取った光ビート動画信号36aを画
像形成手段(CCD)42の受光面に折り返すためのも
のである。干渉ミラー(M)40は、複屈折光学手段
(BSO)36と共に(マイケルソン)干渉光学系を構
成している。
【0036】プローブ光分割手段(プローブ光用ビーム
スプリッタ(BS))26から複屈折光学手段(BS
O)36にブラッグ回折角θに沿って入射したプローブ
光ビーム(参照光)24b(第2変調周波数f2、第2
位相ψ2、第2ビーム径φ2)は、複屈折光学手段(B
SO)36を通過して干渉ミラー(M)40に出射さ
れ、干渉ミラー(M)40によって入射方向に折り返さ
れた反射光として再び複屈折光学手段(BSO)36内
に戻る。このような干渉光学系において、プローブ光ビ
ーム(参照光)24b(第2変調周波数f2、第2位相
ψ2、第2ビーム径φ2)とプローブ光ビーム24d
(第2変調周波数f2+Δf、第2位相ψ2+Δψ)を
複屈折光学手段(BSO)36内で光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波)することで、ビート周波
数Δf(=ストロボ周波数)及び位相シフトΔψを求め
ることができる。
スプリッタ(BS))26から複屈折光学手段(BS
O)36にブラッグ回折角θに沿って入射したプローブ
光ビーム(参照光)24b(第2変調周波数f2、第2
位相ψ2、第2ビーム径φ2)は、複屈折光学手段(B
SO)36を通過して干渉ミラー(M)40に出射さ
れ、干渉ミラー(M)40によって入射方向に折り返さ
れた反射光として再び複屈折光学手段(BSO)36内
に戻る。このような干渉光学系において、プローブ光ビ
ーム(参照光)24b(第2変調周波数f2、第2位相
ψ2、第2ビーム径φ2)とプローブ光ビーム24d
(第2変調周波数f2+Δf、第2位相ψ2+Δψ)を
複屈折光学手段(BSO)36内で光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波)することで、ビート周波
数Δf(=ストロボ周波数)及び位相シフトΔψを求め
ることができる。
【0037】このような光ヘテロダイン干渉光学系によ
り、送信光学系から被測定対象60の表面を経由して受
信光学系に至る光路上に重畳する外乱(空気流、エアロ
ゾル等に起因するレーザ光への影響)を低減することが
できるようになる。
り、送信光学系から被測定対象60の表面を経由して受
信光学系に至る光路上に重畳する外乱(空気流、エアロ
ゾル等に起因するレーザ光への影響)を低減することが
できるようになる。
【0038】画像表示系は、光ヘテロダイン検波(光混
合検波、光ビート検波)で求めたビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)をフレーム周波数(繰り返し周波数)
とするとともに、位相シフトΔψを輝度信号とする静的
・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)
を生成するものであって、画像形成手段(CCD)4
2、画像表示手段(ビデオモニタ)52、タイミング制
御手段(ファンクションジェネレータ)44を備えてい
る。
合検波、光ビート検波)で求めたビート周波数Δf(=
ストロボ周波数)をフレーム周波数(繰り返し周波数)
とするとともに、位相シフトΔψを輝度信号とする静的
・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)
を生成するものであって、画像形成手段(CCD)4
2、画像表示手段(ビデオモニタ)52、タイミング制
御手段(ファンクションジェネレータ)44を備えてい
る。
【0039】画像形成手段42は、第3同期信号44c
に同期して、光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビー
ト検波)で求めた光ビート動画信号36aを複屈折光学
手段(BSO)36から受け取り、光ビート動画信号3
6aのビート周波数Δf(=ストロボ周波数)をフレー
ム周波数(繰り返し周波数)とするとともに、光ヘテロ
ダイン検波(光混合検波、光ビート検波)で求めた光ビ
ート動画信号36aの位相シフトΔψを輝度信号とし
て、光ビート動画信号36aを静的・動的ホログラフィ
ックイメージ(動画面信号=映像信号)に変換して画像
表示手段(ビデオモニタ)52に出力する光電変換素子
であって、既存のCCD(固体撮像素子)カメラ、市販
のビデオカメラ等を用いることができる。その結果、従
来のように測定面内でレーザビームを2次元スキャニン
グしてドット・イメージを合成する方式に代えて、測定
面内全体に渡って光学的に連続したイメージ形態で一括
して同時に光学処理して静的・動的ホログラフィックイ
メージ(連続ストロボ動画)をビート周波数Δfに応じ
てリアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周波数=ビー
ト周波数Δf)するので、被測定対象60の表面や表面
下における弾性構造評価や探傷結果の評価を、ビート周
波数Δfに応じたリアルタイム処理下で可視化したその
場観測によって実現できる。
に同期して、光ヘテロダイン検波(光混合検波、光ビー
ト検波)で求めた光ビート動画信号36aを複屈折光学
手段(BSO)36から受け取り、光ビート動画信号3
6aのビート周波数Δf(=ストロボ周波数)をフレー
ム周波数(繰り返し周波数)とするとともに、光ヘテロ
ダイン検波(光混合検波、光ビート検波)で求めた光ビ
ート動画信号36aの位相シフトΔψを輝度信号とし
て、光ビート動画信号36aを静的・動的ホログラフィ
ックイメージ(動画面信号=映像信号)に変換して画像
表示手段(ビデオモニタ)52に出力する光電変換素子
であって、既存のCCD(固体撮像素子)カメラ、市販
のビデオカメラ等を用いることができる。その結果、従
来のように測定面内でレーザビームを2次元スキャニン
グしてドット・イメージを合成する方式に代えて、測定
面内全体に渡って光学的に連続したイメージ形態で一括
して同時に光学処理して静的・動的ホログラフィックイ
メージ(連続ストロボ動画)をビート周波数Δfに応じ
てリアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周波数=ビー
ト周波数Δf)するので、被測定対象60の表面や表面
下における弾性構造評価や探傷結果の評価を、ビート周
波数Δfに応じたリアルタイム処理下で可視化したその
場観測によって実現できる。
【0040】すなわち、光ヘテロダイン検波(光混合検
波、光ビート検波)で求めたビート周波数Δf(=スト
ロボ周波数)を画像形成手段(CCD)42のフレーム
周波数(通常30Hz程度)と同期させることにより、
既存の市販の画像形成手段(CCD)42で静的・動的
ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)を撮影
して可視化することができる。画像形成手段(CCD)
42で可視化された静的・動的ホログラフィックイメー
ジは、2次元スキャニングによって1画面のイメージを
作成する従来の光音響イメージング方式と異なり、1回
のプローブ動作で1画面のイメージ(静的・動的ホログ
ラフィックイメージ)を生成することができるようにな
る。すなわち、1秒間にフレーム周波数(=ビート周波
数Δf=ストロボ周波数、例えば、30Hz)に応じた
画面数のイメージ(静的・動的ホログラフィックイメー
ジ)を生成することができる結果、被測定対象60の表
面や光吸収領域Vopや熱拡散長μsや熱拡散領域(V
th)で決まる表面下近傍における弾性構造や傷・内部
欠陥62に関する静的・動的ホログラフィックイメージ
(連続ストロボ動画)をフレーム周波数(=ビート周波
数Δf=ストロボ周波数、例えば、30Hz)に応じて
リアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周波数=ビート
周波数Δf)できるようになる。
波、光ビート検波)で求めたビート周波数Δf(=スト
ロボ周波数)を画像形成手段(CCD)42のフレーム
周波数(通常30Hz程度)と同期させることにより、
既存の市販の画像形成手段(CCD)42で静的・動的
ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)を撮影
して可視化することができる。画像形成手段(CCD)
42で可視化された静的・動的ホログラフィックイメー
ジは、2次元スキャニングによって1画面のイメージを
作成する従来の光音響イメージング方式と異なり、1回
のプローブ動作で1画面のイメージ(静的・動的ホログ
ラフィックイメージ)を生成することができるようにな
る。すなわち、1秒間にフレーム周波数(=ビート周波
数Δf=ストロボ周波数、例えば、30Hz)に応じた
画面数のイメージ(静的・動的ホログラフィックイメー
ジ)を生成することができる結果、被測定対象60の表
面や光吸収領域Vopや熱拡散長μsや熱拡散領域(V
th)で決まる表面下近傍における弾性構造や傷・内部
欠陥62に関する静的・動的ホログラフィックイメージ
(連続ストロボ動画)をフレーム周波数(=ビート周波
数Δf=ストロボ周波数、例えば、30Hz)に応じて
リアルタイムでストロボ撮影(ストロボ周波数=ビート
周波数Δf)できるようになる。
【0041】画像表示手段(ビデオモニタ)52は、静
的・動的ホログラフィックイメージ(動画面信号=映像
信号)を表示(可視化)するモニタであって、既存のテ
レビモニタ等を用いることができる。
的・動的ホログラフィックイメージ(動画面信号=映像
信号)を表示(可視化)するモニタであって、既存のテ
レビモニタ等を用いることができる。
【0042】タイミング制御手段(ファンクションジェ
ネレータ)44は、励起光用位相変調手段12の駆動用
ドライバに与える第1同期信号44a、プローブ光用位
相変調手段22の駆動用ドライバに与える第2同期信号
44b、画像形成手段(CCD)42に与える第3同期
信号44c、データ収集手段(ロックインアンプ)50
に与える第4同期信号44dをそれぞれ生成・出力する
ものであって、具体的には、周波数シンセサイズ機能を
備えたファンクションジェネレータを用いている。第1
同期信号44a、第2同期信号44b、第3同期信号4
4c及び第4同期信号44dのそれぞれは、所定の位相
関係を保持している。また第1同期信号44a、第2同
期信号44b、第3同期信号44c及び第4同期信号4
4dのそれぞれの間の位相関係は任意に変更することが
できる。また同期信号間の位相を連続的に変更すること
もできる。これにより、被測定対象60の表面や光吸収
領域Vopや熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決
まる表面下近傍における弾性構造や傷・内部欠陥62に
関する静的・動的ホログラフィックイメージ(連続スト
ロボ動画)をビート周波数Δfに応じてリアルタイムで
ストロボ撮影(ストロボ周波数=ビート周波数Δf)で
きるようになる。可視化には既存の市販の画像形成手段
(CCD)42をそのまま活用できる。特に、傷・内部
欠陥62に対する静的・動的ホログラフィックイメージ
では、傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後
内部欠陥が成長して大きくなるか否か)の診断を実行で
きる。
ネレータ)44は、励起光用位相変調手段12の駆動用
ドライバに与える第1同期信号44a、プローブ光用位
相変調手段22の駆動用ドライバに与える第2同期信号
44b、画像形成手段(CCD)42に与える第3同期
信号44c、データ収集手段(ロックインアンプ)50
に与える第4同期信号44dをそれぞれ生成・出力する
ものであって、具体的には、周波数シンセサイズ機能を
備えたファンクションジェネレータを用いている。第1
同期信号44a、第2同期信号44b、第3同期信号4
4c及び第4同期信号44dのそれぞれは、所定の位相
関係を保持している。また第1同期信号44a、第2同
期信号44b、第3同期信号44c及び第4同期信号4
4dのそれぞれの間の位相関係は任意に変更することが
できる。また同期信号間の位相を連続的に変更すること
もできる。これにより、被測定対象60の表面や光吸収
領域Vopや熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決
まる表面下近傍における弾性構造や傷・内部欠陥62に
関する静的・動的ホログラフィックイメージ(連続スト
ロボ動画)をビート周波数Δfに応じてリアルタイムで
ストロボ撮影(ストロボ周波数=ビート周波数Δf)で
きるようになる。可視化には既存の市販の画像形成手段
(CCD)42をそのまま活用できる。特に、傷・内部
欠陥62に対する静的・動的ホログラフィックイメージ
では、傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後
内部欠陥が成長して大きくなるか否か)の診断を実行で
きる。
【0043】解析・診断処理系は、画像形成手段(CC
D)42から受け取った静的・動的ホログラフィックイ
メージ(動画面信号=映像信号)に基づいて、傷・内部
欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の
成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きく
なるか否か)等に対する静的弾性特性(例えば、振動モ
ードの定常特性など)や動的弾性特性(例えば、振動モ
ード特性、スペクトル特性、励起波長依存性、変調周波
数依存性、あるいはこれらの過渡特性など)の解析や診
断を、ビート周波数Δfに応じたリアルタイム処理下で
可視化したその場観測により実行し、その結果を表示す
る処理装置であり、診断手段(パーソナルコンピュータ
(PC))46、診断表示手段(ディスプレイ(CR
T))48、データ収集手段(ロックインアンプ(Lo
ck in Amp.))50を中心にして構成されて
いる。
D)42から受け取った静的・動的ホログラフィックイ
メージ(動画面信号=映像信号)に基づいて、傷・内部
欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の
成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きく
なるか否か)等に対する静的弾性特性(例えば、振動モ
ードの定常特性など)や動的弾性特性(例えば、振動モ
ード特性、スペクトル特性、励起波長依存性、変調周波
数依存性、あるいはこれらの過渡特性など)の解析や診
断を、ビート周波数Δfに応じたリアルタイム処理下で
可視化したその場観測により実行し、その結果を表示す
る処理装置であり、診断手段(パーソナルコンピュータ
(PC))46、診断表示手段(ディスプレイ(CR
T))48、データ収集手段(ロックインアンプ(Lo
ck in Amp.))50を中心にして構成されて
いる。
【0044】静的弾性特性は、励起光ビーム14aの諸
変数(パラメータ)を特定した状態での静的・動的ホロ
グラフィックイメージ、プローブ光ビーム24cの諸変
数(パラメータ)を特定した状態での静的・動的ホログ
ラフィックイメージに基づいて解析できる。換言すれ
ば、励起光ビーム14aの第1パルス変調度δ1や励起
波長(第1波長)λ1や第1変調周波数f1等のパラメ
ータ、あるいはプローブ光ビーム24cの第2変調周波
数f2や第2位相ψ2や第2ビーム径φ2等のパラメー
タを固定した状態で、静的・動的ホログラフィックイメ
ージの静的弾性特性(光ビート動画信号36aの周波数
偏位Δfや位相偏位Δψ等の定常特性)を解析すること
で求めることができる。可視化には既存の市販の画像形
成手段(CCD)42をそのまま活用できる。
変数(パラメータ)を特定した状態での静的・動的ホロ
グラフィックイメージ、プローブ光ビーム24cの諸変
数(パラメータ)を特定した状態での静的・動的ホログ
ラフィックイメージに基づいて解析できる。換言すれ
ば、励起光ビーム14aの第1パルス変調度δ1や励起
波長(第1波長)λ1や第1変調周波数f1等のパラメ
ータ、あるいはプローブ光ビーム24cの第2変調周波
数f2や第2位相ψ2や第2ビーム径φ2等のパラメー
タを固定した状態で、静的・動的ホログラフィックイメ
ージの静的弾性特性(光ビート動画信号36aの周波数
偏位Δfや位相偏位Δψ等の定常特性)を解析すること
で求めることができる。可視化には既存の市販の画像形
成手段(CCD)42をそのまま活用できる。
【0045】動的弾性特性は、静的・動的ホログラフィ
ックイメージと励起光ビーム14aの諸変数(パラメー
タ)との関係、静的・動的ホログラフィックイメージと
プローブ光ビーム24cの諸パラメータとの関係に基づ
いて解析できる。換言すれば、励起光ビーム14aの第
1パルス変調度δ1や励起波長(第1波長)λ1や第1
変調周波数f1等の変数(パラメータ)、あるいはプロ
ーブ光ビーム24cの第2変調周波数f2や第2位相ψ
2や第2ビーム径φ2等の変数(パラメータ)に対す
る、静的・動的ホログラフィックイメージの動的弾性特
性(光ビート動画信号36aの周波数偏位Δfや位相偏
位Δψ等の依存性や過渡特性)を解析することで求める
ことができる。例えば、静的・動的ホログラフィックイ
メージの動的弾性特性としては、励起光ビーム14aの
第1パルス変調度δ1や励起波長(第1波長)λ1や第
1変調周波数f1等の変数(パラメータ)、あるいはプ
ローブ光ビーム24cの第2変調周波数f2や第2位相
ψ2や第2ビーム径φ2等の変数(パラメータ)を所定
範囲でスイープして求めたスペクトル特性が挙げられ
る。これにより、被測定対象60の表面や光吸収領域V
opや熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決まる表
面下近傍における弾性構造や傷・内部欠陥62に関する
静的・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動
画)をビート周波数Δfに応じてリアルタイムでストロ
ボ撮影(ストロボ周波数=ビート周波数Δf)できるよ
うになる。可視化には既存の市販の画像形成手段(CC
D)42をそのまま活用できる。特に、傷・内部欠陥6
2に対する静的・動的ホログラフィックイメージでは、
傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠
陥が成長して大きくなるか否か)の診断を実行できる。
その結果、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、
傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠
陥が成長して大きくなるか否か)等に対する動的弾性特
性(例えば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波
長依存性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特
性など)の診断をビート周波数Δfに応じてリアルタイ
ムで行うことができる。
ックイメージと励起光ビーム14aの諸変数(パラメー
タ)との関係、静的・動的ホログラフィックイメージと
プローブ光ビーム24cの諸パラメータとの関係に基づ
いて解析できる。換言すれば、励起光ビーム14aの第
1パルス変調度δ1や励起波長(第1波長)λ1や第1
変調周波数f1等の変数(パラメータ)、あるいはプロ
ーブ光ビーム24cの第2変調周波数f2や第2位相ψ
2や第2ビーム径φ2等の変数(パラメータ)に対す
る、静的・動的ホログラフィックイメージの動的弾性特
性(光ビート動画信号36aの周波数偏位Δfや位相偏
位Δψ等の依存性や過渡特性)を解析することで求める
ことができる。例えば、静的・動的ホログラフィックイ
メージの動的弾性特性としては、励起光ビーム14aの
第1パルス変調度δ1や励起波長(第1波長)λ1や第
1変調周波数f1等の変数(パラメータ)、あるいはプ
ローブ光ビーム24cの第2変調周波数f2や第2位相
ψ2や第2ビーム径φ2等の変数(パラメータ)を所定
範囲でスイープして求めたスペクトル特性が挙げられ
る。これにより、被測定対象60の表面や光吸収領域V
opや熱拡散長μsや熱拡散領域(Vth)で決まる表
面下近傍における弾性構造や傷・内部欠陥62に関する
静的・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動
画)をビート周波数Δfに応じてリアルタイムでストロ
ボ撮影(ストロボ周波数=ビート周波数Δf)できるよ
うになる。可視化には既存の市販の画像形成手段(CC
D)42をそのまま活用できる。特に、傷・内部欠陥6
2に対する静的・動的ホログラフィックイメージでは、
傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠
陥が成長して大きくなるか否か)の診断を実行できる。
その結果、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、
傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠
陥が成長して大きくなるか否か)等に対する動的弾性特
性(例えば、振動モード特性、スペクトル特性、励起波
長依存性、変調周波数依存性、あるいはこれらの過渡特
性など)の診断をビート周波数Δfに応じてリアルタイ
ムで行うことができる。
【0046】データ収集手段50は、画像形成手段(C
CD)42から受け取った静的・動的ホログラフィック
イメージ(動画面信号=映像信号)を第4同期信号44
d(参照信号)に同期してサンプリングし、静的弾性特
性(例えば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特
性の解析や診断に用いる静的・動的ホログラフィックイ
メージデータを生成・出力する測定手段であって、具体
的には、ロックインアンプやボックスカー積分器を用い
ることができる。
CD)42から受け取った静的・動的ホログラフィック
イメージ(動画面信号=映像信号)を第4同期信号44
d(参照信号)に同期してサンプリングし、静的弾性特
性(例えば、振動モードの定常特性など)や動的弾性特
性の解析や診断に用いる静的・動的ホログラフィックイ
メージデータを生成・出力する測定手段であって、具体
的には、ロックインアンプやボックスカー積分器を用い
ることができる。
【0047】診断手段46は、データ収集手段50が収
集した静的弾性特性や動的弾性特性の解析や診断に用い
る静的・動的ホログラフィックイメージデータに基づい
て、静的・動的ホログラフィックイメージの静的弾性特
性(光ビート動画信号36aの周波数偏位Δfや位相偏
位Δψ等の定常特性)や、静的・動的ホログラフィック
イメージの動的弾性特性(光ビート動画信号36aの周
波数偏位Δfや位相偏位Δψ等の依存性や過渡特性)を
解析し、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷
・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥
が成長して大きくなるか否か)等を診断する機能を有
し、パーソナルコンピュータ等を用いて実現できる。
集した静的弾性特性や動的弾性特性の解析や診断に用い
る静的・動的ホログラフィックイメージデータに基づい
て、静的・動的ホログラフィックイメージの静的弾性特
性(光ビート動画信号36aの周波数偏位Δfや位相偏
位Δψ等の定常特性)や、静的・動的ホログラフィック
イメージの動的弾性特性(光ビート動画信号36aの周
波数偏位Δfや位相偏位Δψ等の依存性や過渡特性)を
解析し、傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、傷
・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠陥
が成長して大きくなるか否か)等を診断する機能を有
し、パーソナルコンピュータ等を用いて実現できる。
【0048】診断表示手段48は、診断手段46からの
診断結果、すなわち、傷・内部欠陥62の大きさや存在
する深度、傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、
今後内部欠陥が成長して大きくなるか否か)等の診断結
果を表示する表示装置であって、具体的には、CRTデ
ィスプレイや液晶ディスプレイを用いることができる。
診断結果、すなわち、傷・内部欠陥62の大きさや存在
する深度、傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、
今後内部欠陥が成長して大きくなるか否か)等の診断結
果を表示する表示装置であって、具体的には、CRTデ
ィスプレイや液晶ディスプレイを用いることができる。
【0049】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ 1}(励起光ビー
ム14a)としてパルス変調光(第1パルス変調度
δ1、励起波長(第1波長)λ1、第1変調周波数
f1)を用い、被測定対象60(特に、高速道路や渠梁
の構造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを接触
させて強度等の診断が難しいような構造物)の表面及び
表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じた光音響信号
64を発生させ、この光音響信号64によって活性化さ
れた被測定対象60の表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)からの弾性振動を、光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波)で求めた光ビート動画信
号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ス
トロボ周波数))を用いて検知しているので、傷・内部
欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の
成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きく
なるか否か)等の静的弾性特性(例えば、振動モードの
定常特性など)や動的弾性特性の解析・診断を、静的・
動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)を
用いてリアルタイム・短時間で実行できるようになる。
ば、励起光E1{δ1,ω1,t,ψ 1}(励起光ビー
ム14a)としてパルス変調光(第1パルス変調度
δ1、励起波長(第1波長)λ1、第1変調周波数
f1)を用い、被測定対象60(特に、高速道路や渠梁
の構造物、ビルディングの外壁等、直接プローブを接触
させて強度等の診断が難しいような構造物)の表面及び
表面近傍内部に励起光ビーム14aに応じた光音響信号
64を発生させ、この光音響信号64によって活性化さ
れた被測定対象60の表面及び表面近傍内部(特に傷・
内部欠陥62)からの弾性振動を、光ヘテロダイン検波
(光混合検波、光ビート検波)で求めた光ビート動画信
号36a(位相シフトΔψ及びビート周波数Δf(=ス
トロボ周波数))を用いて検知しているので、傷・内部
欠陥62の大きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の
成長可能性(すなわち、今後内部欠陥が成長して大きく
なるか否か)等の静的弾性特性(例えば、振動モードの
定常特性など)や動的弾性特性の解析・診断を、静的・
動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)を
用いてリアルタイム・短時間で実行できるようになる。
【0050】換言すれば、被測定対象60の表面及び表
面近傍内部にパルス変調光(=励起光ビーム14a(第
1パルス変調度δ1、励起波長(第1波長)λ1、第1
変調周波数f1))に応じた光音響信号64を発生さ
せ、この光音響信号64によって被測定対象60の表面
及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)に摂動を与
え、表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)を
弾性限界内で可逆的に塑性変形させ、このときに表面及
び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)に生起される
弾性振動(フォノンを含む光音響信号66の一種)によ
って生じるブルリアン散乱やレーリー散乱等の音響・弾
性散乱現象やアコースティックエミッション(AE)に
主因してプローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2
+Δf、第2位相ψ2+Δψ)に重畳されると考えられ
るドップラーシフト等の光学的変調の状態(すなわち、
光ビート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周
波数Δf(=ストロボ周波数)))を検知し、検出した
光ビート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周
波数Δf(=ストロボ周波数))の光学的変調の度合い
に基づいて傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、
傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠
陥が成長して大きくなるか否か)等の静的弾性特性や動
的弾性特性の解析・診断を、静的・動的ホログラフィッ
クイメージ(連続ストロボ動画)を用いてリアルタイム
・短時間で実行できるようになる。
面近傍内部にパルス変調光(=励起光ビーム14a(第
1パルス変調度δ1、励起波長(第1波長)λ1、第1
変調周波数f1))に応じた光音響信号64を発生さ
せ、この光音響信号64によって被測定対象60の表面
及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)に摂動を与
え、表面及び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)を
弾性限界内で可逆的に塑性変形させ、このときに表面及
び表面近傍内部(特に傷・内部欠陥62)に生起される
弾性振動(フォノンを含む光音響信号66の一種)によ
って生じるブルリアン散乱やレーリー散乱等の音響・弾
性散乱現象やアコースティックエミッション(AE)に
主因してプローブ光ビーム24d(第2変調周波数f2
+Δf、第2位相ψ2+Δψ)に重畳されると考えられ
るドップラーシフト等の光学的変調の状態(すなわち、
光ビート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周
波数Δf(=ストロボ周波数)))を検知し、検出した
光ビート動画信号36a(位相シフトΔψ及びビート周
波数Δf(=ストロボ周波数))の光学的変調の度合い
に基づいて傷・内部欠陥62の大きさや存在する深度、
傷・内部欠陥62の成長可能性(すなわち、今後内部欠
陥が成長して大きくなるか否か)等の静的弾性特性や動
的弾性特性の解析・診断を、静的・動的ホログラフィッ
クイメージ(連続ストロボ動画)を用いてリアルタイム
・短時間で実行できるようになる。
【0051】また、励起光E1{δ1,ω1,t,
ψ1}(励起光ビーム14a)の第1パルス変調度
δ1、励起波長(第1波長)λ1、第1変調周波数f1
を、被測定対象60の物性(主に音響特性)、光吸収
長、熱伝搬領域、さらに加えて、伝播する大気の状態
(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表
面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を
考慮して自在に変更できるので、傷・内部欠陥62の大
きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成長方向等の
静的弾性特性の診断を実行できるようになる。
ψ1}(励起光ビーム14a)の第1パルス変調度
δ1、励起波長(第1波長)λ1、第1変調周波数f1
を、被測定対象60の物性(主に音響特性)、光吸収
長、熱伝搬領域、さらに加えて、伝播する大気の状態
(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象60の表
面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・材質等を
考慮して自在に変更できるので、傷・内部欠陥62の大
きさや存在する深度、傷・内部欠陥62の成長方向等の
静的弾性特性の診断を実行できるようになる。
【0052】同様に、プローブ光E2{δ2,ω2,
t,ψ2}(プローブ光ビーム24a)は、伝播する大
気の状態(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象
60の表面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・
材質等を考慮するとともに、励起光E1{δ1,ω1,
t,ψ1}(励起光ビーム14a)による測定場を乱さ
ないような第2波長λ2とパワーP2に最適化されてい
るので、被測定対象60の表面及び表面近傍内部につい
ての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断情報や静
的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出できるよう
になる。
t,ψ2}(プローブ光ビーム24a)は、伝播する大
気の状態(揺らぎ、気温、湿度、気圧等)、被測定対象
60の表面状態(荒れや微小凹凸)、検査対象の種類・
材質等を考慮するとともに、励起光E1{δ1,ω1,
t,ψ1}(励起光ビーム14a)による測定場を乱さ
ないような第2波長λ2とパワーP2に最適化されてい
るので、被測定対象60の表面及び表面近傍内部につい
ての静的弾性特性や動的弾性特性の解析・診断情報や静
的弾性特性の診断情報を解像度良く遠隔検出できるよう
になる。
【0053】なお、本発明が上記各実施形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は
適宜変更され得ることは明らかである。また上記構成部
材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、
本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にするこ
とができる。また、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は
適宜変更され得ることは明らかである。また上記構成部
材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、
本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にするこ
とができる。また、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0054】
【発明の効果】本発明にかかる非破壊検査装置によれ
ば、被測定対象(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビル
ディングの外壁等、直接プローブを接触させて強度等の
診断が難しいような構造物)に対して、被測定対象の表
面及び表面近傍内部についての静的・動的弾性特性を、
ビーム断面内の2次元的な分布特性を有する位相シフト
及びビート周波数(=ストロボ周波数)に基づいて静的
・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)
を生成する結果、大気の揺らぎや被測定対象の表面凹凸
に影響されることなく安定・高精度・高感度に非接触・
非破壊で1画面同時一括収集して構造検査や探傷等を動
的・静的に診断することができるようになるといった効
果を奏する。
ば、被測定対象(特に、高速道路や渠梁の構造物、ビル
ディングの外壁等、直接プローブを接触させて強度等の
診断が難しいような構造物)に対して、被測定対象の表
面及び表面近傍内部についての静的・動的弾性特性を、
ビーム断面内の2次元的な分布特性を有する位相シフト
及びビート周波数(=ストロボ周波数)に基づいて静的
・動的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)
を生成する結果、大気の揺らぎや被測定対象の表面凹凸
に影響されることなく安定・高精度・高感度に非接触・
非破壊で1画面同時一括収集して構造検査や探傷等を動
的・静的に診断することができるようになるといった効
果を奏する。
【図1】本発明にかかる非破壊検査装置の一実施形態を
説明するための光学システム図である。
説明するための光学システム図である。
【図2】第1従来技術の光音響検出方法を説明するため
の光音響検出光学システム図である。
の光音響検出光学システム図である。
【図3】光音響効果の原理を説明するための表面近傍の
試料断面図である。
試料断面図である。
【図4】共通光路形干渉計を用いた第2従来技術の光音
響検出方法を説明するための光音響検出光学システム図
である。
響検出方法を説明するための光音響検出光学システム図
である。
【図5】図4の共通光路形干渉計において、熱拡散長の
増加による熱膨張変位検出感度の低下の様子を説明する
ための表面近傍の試料断面図である。
増加による熱膨張変位検出感度の低下の様子を説明する
ための表面近傍の試料断面図である。
【図6】図4の共通光路形干渉計において、試料表面の
荒れや微小凹凸によるプローブ光及び参照光のコヒーレ
ンスの低下の様子を説明するための表面近傍の試料断面
図である。
荒れや微小凹凸によるプローブ光及び参照光のコヒーレ
ンスの低下の様子を説明するための表面近傍の試料断面
図である。
10…励起光生成手段(励起光用レーザ) 12…励起光用位相変調手段(電気光学素子、駆動用ド
ライバ) 14…励起光ビーム生成手段(励起光用コリメータ) 14a…励起光ビーム(平行光) 16…ミラー 20…プローブ光生成手段(プローブ光用レーザ) 22…プローブ光用位相変調手段(電気光学素子、駆動
用ドライバ) 24…プローブ光ビーム生成手段(プローブ光用コリメ
ータ) 24a…プローブ光ビーム(平行光) 24b…プローブ光ビーム(参照光) 26…プローブ光分割手段(プローブ光用ビームスプリ
ッタ) 28…合波手段(合波用ビームスプリッタ) 30…受光手段(レンズ、コリメータ) 32…波長選択手段(分光器) 36…複屈折光学手段(BSO) 36a…光ビート動画信号 38…ミラー 40…干渉ミラー 42…画像形成手段(CCD) 44…タイミング制御手段(ファンクションジェネレー
タ) 44a…第1同期信号 44b…第2同期信号 44c…第3同期信号 44d…第4同期信号 46…診断手段(パーソナルコンピュータ) 48…診断表示手段(ディスプレイ) 50…データ収集手段(ロックインアンプ) 52…画像表示手段(ビデオモニタ) θ…ブラッグ回折角 60…被測定対象 62…傷・内部欠陥 64…光音響信号、アコースティックエミッション
ライバ) 14…励起光ビーム生成手段(励起光用コリメータ) 14a…励起光ビーム(平行光) 16…ミラー 20…プローブ光生成手段(プローブ光用レーザ) 22…プローブ光用位相変調手段(電気光学素子、駆動
用ドライバ) 24…プローブ光ビーム生成手段(プローブ光用コリメ
ータ) 24a…プローブ光ビーム(平行光) 24b…プローブ光ビーム(参照光) 26…プローブ光分割手段(プローブ光用ビームスプリ
ッタ) 28…合波手段(合波用ビームスプリッタ) 30…受光手段(レンズ、コリメータ) 32…波長選択手段(分光器) 36…複屈折光学手段(BSO) 36a…光ビート動画信号 38…ミラー 40…干渉ミラー 42…画像形成手段(CCD) 44…タイミング制御手段(ファンクションジェネレー
タ) 44a…第1同期信号 44b…第2同期信号 44c…第3同期信号 44d…第4同期信号 46…診断手段(パーソナルコンピュータ) 48…診断表示手段(ディスプレイ) 50…データ収集手段(ロックインアンプ) 52…画像表示手段(ビデオモニタ) θ…ブラッグ回折角 60…被測定対象 62…傷・内部欠陥 64…光音響信号、アコースティックエミッション
Claims (18)
- 【請求項1】 直接プローブを接触させることが難しい
ような被測定対象の表面及び表面近傍内部についての静
的・動的弾性特性を、大気の揺らぎや被測定対象の表面
凹凸に影響されることなく安定・高精度・高感度に非接
触・非破壊で1フレーム同時一括収集して構造検査や探
傷等を動的・静的に診断する非破壊検査装置であって、 前記被測定対象の略同一位置に励起光ビーム及びプロー
ブ光ビームを照射し、当該被測定対象の表面及び表面近
傍内部に当該励起光ビームに応じた光音響信号を発生さ
せ、当該光音響信号によって前記被測定対象の表面及び
表面近傍内部に摂動を与え、表面及び表面近傍内部を弾
性限界内で可逆的に塑性変形させ、当該表面及び表面近
傍内部に弾性振動を生起する送信光学系と、 前記被測定対象で反射されてきた前記プローブ光ビーム
を受光し、当該受光したプローブ光ビームを、当該受光
したプローブ光ビームが照射された測定面内全体に渡っ
て光学的に連続したイメージ形態で一括して同時に光ヘ
テロダイン検波して連続ストロボ動画としての静的・動
的ホログラフィックイメージを生成し、当該光ヘテロダ
イン検波時に生成・出力されるビート周波数をストロボ
周波数として当該静的・動的ホログラフィックイメージ
をストロボ撮影し、当該静的・動的ホログラフィックイ
メージの情報に基づいて前記被測定対象の表面や表面下
における弾性構造評価や探傷結果の評価に係る前記静的
弾性特性及び/または前記動的弾性特性を求める受信光
学系とを有することを特徴とする非破壊検査装置。 - 【請求項2】 前記静的弾性特性は前記被測定対象の表
面及び表面近傍内部についての振動モードの定常特性を
含むことを特徴とする請求項1に記載の非破壊検査装
置。 - 【請求項3】 前記動的弾性特性は、前記被測定対象の
表面及び表面近傍内部についての振動モード特性、スペ
クトル特性、励起波長依存性、変調周波数依存性、ある
いはこれらの過渡特性の少なくともいずれかを含むこと
を特徴とする請求項1に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項4】 前記弾性振動に主因して前記プローブ光
ビームに重畳される光学的変調の状態は、前記光ビート
動画信号における位相シフト及び/または前記ビート周
波数を含むことを特徴とする請求項1に記載の非破壊検
査装置。 - 【請求項5】 前記受信光学系は、 前記被測定対象で反射されてきた前記プローブ光ビーム
を受信し、前記表面及び表面近傍内部に生起される前記
弾性振動に主因して当該プローブ光ビームに重畳される
光ビート動画信号を、前記励起光ビームを参照光とする
前記光ヘテロダイン検波である光混合検波を用いて検知
し、当該検出した光ビート動画信号をストロボ周期とし
光学的変調の度合いをホログラフィックイメージとする
連続ストロボ動画である前記静的・動的ホログラフィッ
クイメージを生成・出力する光ヘテロダイン干渉光学系
と、 前記静的・動的ホログラフィックイメージを前記ストロ
ボ周期に基づいて受光して光電変換信号を生成・出力す
るとともに、当該静的・動的ホログラフィックイメージ
の可視化を行う画像表示系と、 前記静的・動的ホログラフィックイメージに基づいて、
前記被測定対象の表面及び表面近傍内部における傷・内
部欠陥の大きさ若しくは存在する深度、及び/または傷
・内部欠陥の成長可能性を含む前記静的弾性特性及び/
または前記動的弾性特性の解析・診断を、前記静的・動
的ホログラフィックイメージ(連続ストロボ動画)の前
記ストロボ周期に同期してリアルタイムで実行する解析
・診断処理系とを有することを特徴とする請求項2乃至
4のいずれか一項に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項6】 前記送信光学系は、 所定の第1変調周波数及び/または所定の第1パルス変
調度で変調された所定の第1波長を有する励起光を所定
径のビーム状にコリメーションしてターゲットとなる前
記被測定対象の表面に照射する励起光送信光学系と、 所定の第2変調周波数及び/または所定の第2パルス変
調度に応じてパルス変調された第2波長を有するプロー
ブ光を第2ビーム径のビーム状にコリメーションして前
記プローブ光ビームを生成するとともに、前記励起光ビ
ームを照射する前記被測定対象の表面と略同一位置に当
該プローブ光ビームを照射するプローブ光送信光学系と
を備えることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一
項に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項7】 前記励起光送信光学系は、 所定波長、所定パワーの励起光を生成・出力する励起光
生成手段と、 前記励起光生成手段が生成・出力する励起光を前記第1
変調周波数で所定のパルス変調度で変調して出力するも
のであって、所定の第1同期信号に同期して前記第1変
調周波数及び前記パルス変調度に応じた変調処理を行う
ための駆動信号を生成・出力する駆動用ドライバと、前
記第1同期信号に同期して駆動信号に応じた変調を行っ
た後の励起光を生成・出力する電気光学素子を備えた励
起光用位相変調手段と、 前記第1同期信号に同期して駆動信号に応じた変調を行
った後の励起光を、前記被測定対象上の観測エリアに応
じたビーム断面積を有する平行光である前記励起光ビー
ムに変換する励起光ビーム生成手段と、 前記励起光ビーム生成手段でコリメーションされた前記
励起光ビームを所定面に偏向させるミラーとを有するこ
とを特徴とする請求項6に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項8】 前記励起光の前記第1パルス変調度と前
記プローブ光の前記第2パルス変調度とは独立して設定
されていることを特徴とする請求項6に記載の非破壊検
査装置。 - 【請求項9】 前記励起光生成手段は、前記第1波長と
して200nm程度の近紫外波長乃至100μm程度の
遠赤外波長領域を励起光の波長範囲とする少なくとも1
種類以上の励起光用レーザを備えることを特徴とする請
求項6に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項10】 前記プローブ光送信光学系は、 前記第2波長、所定パワーのプローブ光を生成・出力す
るプローブ光用レーザであるプローブ光生成手段と、 前記プローブ光生成手段が生成・出力するプローブ光を
前記第2変調周波数で前記第2パルス変調度に応じてパ
ルス変調して出力するものであって、前記第2同期信号
に同期して前記第2変調周波数及び/または前記第2パ
ルス変調度に応じた変調処理を行うための駆動信号を生
成・出力する駆動用ドライバと、前記第2同期信号に同
期して駆動信号に応じた変調を行った後のプローブ光を
生成・出力する電気光学素子を備えたプローブ光用位相
変調手段と、 前記第2同期信号に同期して駆動信号に応じた変調を行
った後のプローブ光を、前記被測定対象上の観測エリア
に応じた前記第2ビーム径を有する平行光である前記プ
ローブ光ビームに変換して出力するプローブ光ビーム生
成手段と、 前記プローブ光ビーム生成手段から出射した前記プロー
ブ光ビームを2分するとともに、当該2分した一方のプ
ローブ光ビームを参照光として前記光ヘテロダイン干渉
光学系に与え、当該2分した他方のプローブ光ビームを
合波手段に与えるプローブ光分割手段と、 前記励起光送信光学系の前記ミラーから受け取った前記
励起光ビームと前記プローブ光分割手段から受け取った
プローブ光ビームを同一光軸上に重ね合わせて前記被測
定対象上の観測エリアに照射する合波手段とを有するこ
とを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の
非破壊検査装置。 - 【請求項11】 前記プローブ光生成手段は、前記第2
波長として200nm程度の近紫外波長乃至100μm
程度の遠赤外波長領域を励起光の波長範囲とする少なく
とも1種類以上の励起光用レーザを備えることを特徴と
する請求項10に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項12】 前記受信光学系は、前記励起光ビーム
のエネルギーを受けて前記被測定対象の光吸収領域や熱
拡散長で決まる表面下近傍から出射される前記光音響信
号に応じた変調を受けた前記プローブ光ビームを前記被
測定対象上の観測エリアから反射されるレーザ光の中か
ら選択して前記光ヘテロダイン干渉光学系に導き、前記
光ヘテロダイン干渉光学系内に設けられた複屈折光学結
晶内で光ヘテロダイン検波を実行し、プローブ光のビー
ム断面内で2次元的な分布特性を有する前記位相シフト
及び前記ビート周波数を有する前記光ビート動画信号を
光混合検波により生起して前記画像表示系に与えるよう
に構成されていることを特徴とする請求項4乃至11の
いずれか一項に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項13】 前記被測定対象上の観測エリアから反
射されるレーザ光をレンズで集光するとともに、集光し
たレーザ光をコリメータでコリメーションして後段の波
長選択手段に与える受光手段と、 前記受光手段から受け取ったレーザ光の中に含まれる前
記光音響信号に応じた変調を受けた前記プローブ光ビー
ムを少なくとも選択して後段の前記光ヘテロダイン干渉
光学系に与える波長選択手段と、 前記波長選択手段から受け取った前記光音響信号に応じ
た変調を受けた前記プローブ光ビームと前記参照光とし
てのプローブ光ビームとを、所定のブラッグ回折角を有
する複屈折光学手段内で干渉させて光ヘテロダイン検波
を実行し、プローブ光のビーム断面内の2次元的な分布
特性を有する前記位相シフト及び前記ビート周波数を有
する前記光ビート動画信号を光ヘテロダイン検波(光混
合検波、光ビート検波)によって生起して画像表示系に
与える前記光ヘテロダイン干渉光学系とを有することを
特徴とする請求項12に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項14】 前記光ヘテロダイン干渉光学系は、干
渉ミラーと共にマイケルソン干渉光学系を構成し、前記
光音響信号に応じた変調を受けたプローブ光ビームを前
記波長選択手段から受け取るとともに、前記プローブ光
分割手段から前記参照光としてのプローブ光ビームを受
け取り、当該光音響信号に応じた変調を受けたプローブ
光ビームと当該参照光としてのプローブ光ビームとを前
記複屈折光学手段内で直交・干渉させて前記光混合検波
を実行して前記光ビート動画信号を出力するように構成
されていることを特徴とする請求項13に記載の非破壊
検査装置。 - 【請求項15】 前記複屈折光学手段は、複屈折光学結
晶を含むことを特徴とする請求項14に記載の非破壊検
査装置。 - 【請求項16】 前記複屈折光学結晶は、ビスマス・シ
リコン酸化物の光学結晶を含むことを特徴とする請求項
14に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項17】 前記複屈折光学結晶は、方解石の光学
結晶を含むことを特徴とする請求項14に記載の非破壊
検査装置。 - 【請求項18】 前記解析・診断処理系は、前記画像形
成手段から受け取った前記静的・動的ホログラフィック
イメージを第4同期信号に同期してサンプリングし、前
記静的弾性特性及び/または前記動的弾性特性の解析や
診断に用いる前記静的・動的ホログラフィックイメージ
に係るデータを生成・出力するデータ収集手段を備える
ことを特徴とする請求項2乃至17のいずれか一項に記
載の非破壊検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11045384A JP2000238491A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 非破壊検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11045384A JP2000238491A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 非破壊検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000238491A true JP2000238491A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12717784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11045384A Pending JP2000238491A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 非破壊検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000238491A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017219318A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-14 | 株式会社島津製作所 | 欠陥検査方法及び欠陥検査装置 |
| CN113227781A (zh) * | 2018-12-20 | 2021-08-06 | 株式会社岛津制作所 | 缺陷检查装置和缺陷检查方法 |
| JP2021166216A (ja) * | 2020-04-06 | 2021-10-14 | 株式会社ディスコ | 検出装置 |
| CN114813648A (zh) * | 2022-04-20 | 2022-07-29 | 南昌航空大学 | 外差探测自发瑞利布里渊散射光谱方法及装置 |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP11045384A patent/JP2000238491A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017219318A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-14 | 株式会社島津製作所 | 欠陥検査方法及び欠陥検査装置 |
| CN113227781A (zh) * | 2018-12-20 | 2021-08-06 | 株式会社岛津制作所 | 缺陷检查装置和缺陷检查方法 |
| CN113227781B (zh) * | 2018-12-20 | 2024-02-13 | 株式会社岛津制作所 | 缺陷检查装置和缺陷检查方法 |
| JP2021166216A (ja) * | 2020-04-06 | 2021-10-14 | 株式会社ディスコ | 検出装置 |
| JP7401383B2 (ja) | 2020-04-06 | 2023-12-19 | 株式会社ディスコ | 検出装置 |
| CN114813648A (zh) * | 2022-04-20 | 2022-07-29 | 南昌航空大学 | 外差探测自发瑞利布里渊散射光谱方法及装置 |
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