JP2000238793A - 耐高温反応性に優れた輸送用包装材 - Google Patents
耐高温反応性に優れた輸送用包装材Info
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Abstract
反応性にも優れ、無機塩素化合物及びその無水物等の吸
湿性や腐蝕性の強い粉粒体状薬品、その中でも高温反応
性の強い粉粒体状薬品の輸送、保管及び搬送に好適な輸
送用包装材を提供する。 【解決手段】 防湿性、耐酸性及びガスバリアー性に優
れた多層樹脂フィルムで形成されているボトル型内袋
と、このボトル型内袋を収納すると共に強度に優れたフ
レキシブルコンテナー外袋とを組み合わせて構成され、
上記ボトル型内袋の内側にはこのボトル型内袋に充填さ
れる充填物との間を仕切ってボトル型内袋の変質を防止
するための耐高温反応性樹脂製の内袋変質防止体が設け
られた耐高温反応性に優れた輸送用包装材である。
Description
及びその無水物等の吸湿性や腐蝕性の強い粉粒体状薬
品、その中でも高温反応性の強い粉粒体状薬品の輸送、
保管及び搬送に用いられる気密性及び耐薬品性に優れる
と共に耐高温反応性に優れた輸送用包装材に関する。
体状の薬品の輸送には、この粉粒体状薬品の物理的、化
学的性質を考慮し、また、その使用する状況に適応させ
ることも配慮し、その上で容器や輸送手段が選択され
る。
は強い吸湿性や腐蝕性を示すものがあり、かかる粉粒体
状薬品については、一般に、大気中に開放した状態で放
置すると、空気中の水分を吸収して溶解したり(潮解
性)、水分の吸収によって主成分が分解し、塩化水素等
の腐蝕性ガスの発生と純度の低下を生じる場合があるほ
か、強い酸性を示して容器や輸送手段に対して腐蝕性を
示し、その寿命を低下させる場合がある。
粉粒体状薬品の輸送に当たっては、この粉粒体状薬品を
空気や分子状水分の侵入を防止できる気密性及び耐蝕性
に優れた容器に充填して行なわれるのが一般的である。
鉄等のような無水塩素化合物については、このような性
質を持つ物質であるため、これまでにその充填、保管、
輸送のために多大な検討がなされてきており、例えば、
分子状水分の侵入を遮断することができ、かつ、塩化水
素ガスに対して優れた耐蝕性を有するプラスチックを用
いる等の対策が採られてきた。
めの容器として、例えば、肉厚鋼板製の数トン用鉄容器
(鉄コンテナー)が知られており、この鉄コンテナーに
は、ユーザー毎に仕様が異なるが、充填口、排出口を備
え、全体が頑丈にできており、充填口、排出口に備えた
蓋の気密性に優れ、輸送時の不測の事故に対しても壊れ
難く、内容物の排出の危険が少なくて安全上等の優位性
や繰り返し使用ができることの利点がある。
品質劣化や容器の腐食防止、輸送の安全性に加えて物流
を大量に効率良く行うことが求められており、また、海
外への輸出も大量に、かつ、排出作業時に手数が懸から
ない容器が求められている。このため、従来の鉄コンテ
ナーでは、輸送重量に占める容器それ自体の重量が大き
く、空の容器を回収するにも容積が大きいために効率が
悪いという問題がある。また、国内における通常の製品
輸送においても、客先の受入れ状況に合わせて容器の種
類が多くて共用しずらく、しかも、鉄コンテナーの再使
用に際しては、次に充填する製品の品質を保つために、
内部の清掃、乾燥、湿度の高い空気の置換等の面倒な洗
浄作業が必要になる。
器として用いることはあまり好まれていない。その理由
は、上に述べたと同様の問題がより顕著になるからであ
り、例えば、空容器の回収に時間がかかるために容器の
数を増加させて対処することが必要になり、これら多数
の容器の管理が煩雑になることが予測され、それが原因
でコストを上昇させることにもなるからである。
容器として、樹脂ライニングを施したドラム缶が知られ
ており、このドラム缶は、容器の重量が比較的軽く、外
部が金属の強度保護材料で形成されているほか、内部が
樹脂ライニングされていて耐蝕性があり、鉄コンテナー
の問題点を解消するものである。
量で耐蝕性や防湿性に優れており、しかも、国内外で共
通容器として使用され、一般的に流通しているために、
いわゆるワンウエイで使用され、このために回収の手間
もかからないので物流面の利点があるほか、特に輸出用
として好適に用いられている。
イで使い捨てとなるために包装費用として割高になり、
充填作業は1缶当たり約200キログラムで、単位重量
当たりの作業回数が鉄コンテナーの4〜5倍もかかり、
使用時には専用の容器反転装置が必要となって、やはり
作業性が低く、製品コストの上昇にも影響する。
多層樹脂フィルムが知られており、食品、携帯暖房具
(使い捨てカイロ)等の数百グラム単位の少量の包装に
利用されている。しかしながら、これらの多層樹脂フィ
ルムによる包装には、フィルムの厚み、強度、柔軟性、
製袋の可能性、更には、包装材料として要求される大き
さのシートの入手が困難である等の実用上の諸課題があ
り、このために少量用に止まっており、防湿性能には優
れているものの、トン単位の大型の包装・輸送への適用
には困難であって、従来の輸送容器に相当する性能・機
能の全てを満足するには至っていない。
品を包装するための防湿性に優れた中型の包装材料とし
ては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルム
にガスバリアー機能を持つポリ塩化ビニリデン又はアル
ミ箔と紙とを貼り合わせた多層フィルムの紙袋が知られ
ている(特開昭55−19522号、特開昭62−78
059号、及び特開昭63−178949号の各公報
等)。しかしながら、アルミ箔を使用したこの種の紙袋
は、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムが
塩化水素等を透過するため、アルミ箔が腐食されてかか
る物質の包装材料としては使用できない。また、ポリ塩
化ビニリデンを使用したこの種の紙袋は、防湿性は高い
が、袋自体の強度が低いために20〜30kgの包袋に
は使用できても、それ以上の重量、例えば1〜2トンの
容器としては使用できないほか、排出時に袋を開封して
投入する作業が人手によるため、吸湿してガスを発生す
るような物質には不向きである。
物等の吸湿性や腐蝕性の強い粉粒体状薬品においては、
同時に種々の包装材料に対して強い高温反応性を示すも
のが存在し、例えば、無水塩化アルミニウムは、特に、
40℃を超えた場合に低密度ポリエチレン等の樹脂に対
して強い反応性を示すため、充填物が無水塩化アルミニ
ウムであって、包装材料である多層樹脂フィルムの最内
層が低密度ポリエチレンである場合、無水塩化アルミニ
ウムと低密度ポリエチレン等とが反応して品質を保つこ
とができないという問題が起こる。
気密性及び耐薬品性に優れると共に耐高温反応性にも優
れ、しかも、充填、排出等の取扱に便利なものであって
大量輸送にも適した無機塩素化合物及びその無水物等の
吸湿性や腐蝕性の強い粉粒体状薬品、その中でも高温反
応性の強い粉粒体状薬品の輸送、保管及び搬送に用いら
れる輸送用包装材を開発すべく鋭意検討を行なった結
果、この輸送用包装材をボトル型内袋とフレキシブルコ
ンテナー外袋とからなる2重構造に形成すると共に、こ
のボトル型内袋の内側には耐高温反応性に優れた内袋変
質防止体を配設し、これによって気密性、耐薬品性、及
び耐高温反応性を発現せしめると共に、フレキシブルコ
ンテナー外袋で輸送、保管及び搬送等のハンドリングに
耐える強度を付与することにより、目的を達成できるこ
とを見出し、本発明を完成した。
品性に優れると共に耐高温反応性にも優れ、無機塩素化
合物及びその無水物等の吸湿性や腐蝕性の強い粉粒体状
薬品、その中でも高温反応性の強い粉粒体状薬品の輸
送、保管及び搬送に好適な輸送用包装材を提供すること
にある。
の充填量が大きく、容器の回収再利用が容易であり、か
つ、製品の重量に対する容器の占める重量が小さく、大
量輸送にも適した輸送用包装材を提供することにある。
湿性、耐酸性及びガスバリアー性に優れた多層樹脂フィ
ルムで形成されているボトル型内袋と、このボトル型内
袋を収納すると共に強度に優れたフレキシブルコンテナ
ー外袋とを組み合わせて構成され、上記ボトル型内袋の
内側にはこのボトル型内袋に充填される充填物との間を
仕切ってボトル型内袋の変質を防止するための耐高温反
応性樹脂製の内袋変質防止体が設けられている耐高温反
応性に優れた輸送用包装材である。
部から下部排出口にかけて内容物の全量が円滑に排出さ
れるように徐々に絞り込まれた形状をしており、空気中
の分子状水分による内容物の劣化や発生する塩化水素ガ
スの外部への拡散を防止するために、このボトル型内袋
を形成する多層樹脂フィルムについては、少なくとも防
湿性、耐酸性及びガスバリアー性に優れた樹脂フィルム
層(B)を有することが必要である。そして、この樹脂
フィルム層(B)としては、例えば、ポリ塩化ビニリデ
ン、高密度ポリエチレン、ポリエチレンビニルアルコー
ル、ポリプロピレン等が挙げられ、空気中の分子状水分
の侵入を防ぐ防湿性の点でこれらのうち特にポリ塩化ビ
ニリデン、高密度ポリエチレン、及びポリエチレンビニ
ルアルコールが好ましい。
ボトル型内袋がボトル型内袋に充填される充填物と反応
することによって起こるボトル型内袋の変質を防止する
目的で、ボトル型内袋と充填物との間を仕切る内袋変質
防止体が設けられている。そして、この内袋変質防止体
は、例え高温下であっても充填物と反応しない、あるい
は、反応し難い耐高温反応性樹脂で形成されていること
が必要である。また、この内袋変質防止体を形成するた
めの樹脂としては、防湿性を完全にするという点からヒ
ートシール等の封緘が可能であるものがよく、例えば、
充填物が無水塩化アルミニウムである場合には好適には
ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
側に設けられているものであり、ボトル型内袋とボトル
型内袋に充填される充填物とが直接接することのないよ
うにこれらの間を仕切ることができるものであれば、そ
の形状や構成等は特に限定されるものではなく、例え
ば、内袋変質防止体がボトル型内袋を形成する多層樹脂
フィルムの最内側に積層された樹脂フィルム層(A)と
して構成されていたり、あるいは、内袋変質防止体が多
層樹脂フィルム製のボトル型内袋とは個別に構成された
内袋変質防止用の仕切り袋であって、この仕切り袋がボ
トル型内袋の内側に配設されるように重ね合わせて用い
られているものであってもよい。
製のボトル型内袋とは個別に構成された内袋変質防止用
の仕切り袋であって、この仕切り袋がボトル型内袋の内
側に配設されるように重ね合わせて用いられる場合、仕
切り袋の形状は、前述したボトル型内袋の形状と同様
に、袋中央部から下部排出口にかけて内容物の全量が円
滑に排出されるように徐々に絞り込まれた形状をしてい
ることが望ましい。
ィルムについては、防湿性、耐酸性及びガスバリアー性
に優れた樹脂フィルム層(B)の外側面にヒートシール
等の封緘を目的とした封緘用の樹脂フィルム層(C)を
積層して構成したり、更に、封緘用の樹脂フィルム層
(C)の外側面に多層樹脂フィルム全体の補強を目的と
して補強用の樹脂フィルム層(D)を貼り合わせて構成
してもよい。また、防湿性、耐酸性及びガスバリアー性
に優れた樹脂フィルム層(B)の両面にヒートシール等
の封緘を目的とした封緘用の樹脂フィルム層(C)を貼
り合わせて構成したり、更に、外側に位置する封緘用の
樹脂フィルム層(C)の外側面に補強用の樹脂フィルム
層(D)を貼り合わせて構成してもよい。
使い切る少量用の包装材として用いる場合には封緘用の
樹脂フィルム層(C)が存在しなくてもよいが、防湿性
を完全にし、吸湿によるガスの発生防止を完全にするた
めには、封緘用の樹脂フィルム層(C)が存在するのが
好ましく、更に破損防止のために補強用の樹脂フィルム
層(D)を設けるのが望ましい。
を形成するための樹脂としては、例えば、低密度ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等を挙げるこ
とができ、他のフィルムとの多層化の観点から低密度ポ
リエチレンが特に好ましい。また、上記補強用の樹脂フ
ィルム層(D)を構成する樹脂としては、例えば、PE
T樹脂等が挙げられる。
は防湿性の観点から好ましくは30〜100μmの厚さ
であることが望ましく、また、封緘用の樹脂フィルム層
(C)については簡単にヒートシールができる20〜1
00μmの厚さであるのがよく、更に、補強用の樹脂フ
ィルム層(D)については袋の強度と開閉し易さ等を考
慮して適宜決定するのがよい。
ナー外袋は、基本的には内容物が充填されているボトル
型内袋を包み込んで内容物の重量を支えることができる
形状を有し、その上面部や底面部にボトル型内袋の充填
口部や排出口部が貫通する上面貫通孔や底面貫通孔を備
え、また、運送や投入の際に使用する吊り具を有するも
ので、ポリプロピレン、ゴム等のような強靱な材質で形
成され、上記ボトル型内袋を収納して輸送、ハンドリン
グ、製品排出等の作業時にこのボトル型内袋を吊り上げ
る等の作業に耐えられるだけの強度を有するものであれ
ばよいが、好ましくは、上部が開放されていてここから
ボトル型内袋を容易に装入することができると共に、底
部にはボトル型内袋の排出口用の開口部を有してこの開
口部からボトル型内袋の排出口を底部下方に露出させ、
この排出口からボトル型内袋内に充填された無機塩素化
合物及びその無水物等の粉粒体状薬品を払い出すことが
できるものであるのがよい。
質防止体がボトル型内袋を形成する多層樹脂フィルムの
最内側に積層された樹脂フィルム層(A)であり、か
つ、ボトル型内袋を構成する多層樹脂フィルムが封緘用
の樹脂フィルム層(C)を有する場合、先ず、このボト
ル型内袋の排出口部をヒートシールし、次いでボトル型
内袋をフレキシブルコンテナー外袋内に組み込んでボト
ル型内袋の排出口部をフレキシブルコンテナー外袋の底
面貫通孔より外部に突出させ、この状態で底面貫通孔の
開口縁部に設けた細紐やベルベットファスナ等からなる
括り着け具でこの底面貫通孔の開口縁部をボトル型内袋
の排出口部に括り着け、これらボトル型内袋とフレキシ
ブルコンテナー外袋との間を固定してからボトル型内袋
の充填口部より内容物を充填し、この充填口部をヒート
シールして密閉し、更に排出口部と同様に充填口部をフ
レキシブルコンテナー外袋の上面貫通孔より外部に突出
させてその開口縁部に設けられた括り着け具でボトル型
内袋とフレキシブルコンテナー外袋との間を固定する。
このような構成にしておくことにより、内容物を払い出
す際にボトル型内袋の排出口部のヒートシール部分を切
断しても、括り着け具により排出口部から内容物が直ち
に排出されることがなく、より安全に払い出し作業を行
なうことができる。
内袋変質防止体が多層樹脂フィルム製のボトル型内袋と
は個別に構成された内袋変質防止用の仕切り袋であっ
て、この仕切り袋がボトル型内袋の内側に配設されるよ
うに重ね合わせて用いられる場合であり、かつ、ボトル
型内袋を構成する多層樹脂フィルムが封緘用の樹脂フィ
ルム層(C)を有する場合、先ず、内袋変質防止用の仕
切り袋と多層樹脂フィルム製のボトル型内袋とをそれぞ
れ個別に準備し、次いでこの仕切り袋の外側にボトル型
内袋を被せて、仕切り袋がボトル型内袋の内側に配設さ
れるように重ね合わせる。次いで、この仕切り袋が内側
に配設されたボトル型内袋をフレキシブルコンテナー外
袋内に装入し、仕切り袋及びボトル型内袋の排出口部を
それぞれヒートシールして閉じ、これらの排出口部をフ
レキシブルコンテナー外袋の底面貫通孔より外部に突出
させ、後は上記の場合と同様に作業を行うことができ
る。
の輸送用包装材を具体的に説明する。
アー性に優れた多層樹脂フィルムで形成されているボト
ル型内袋1と、このボトル型内袋1を収納するフレキシ
ブルコンテナー外袋2とで構成される輸送用包装材Pを
以下のように製造した。
化ビニルで形成された内袋変質防止層aを内側にし、そ
の外側に多層樹脂フィルムhとして、厚さ10μmのポ
リ塩化ビニリデンで形成されたガスバリアー層b、厚さ
20μmの低密度ポリエチレンで形成された封緘層c、
及び厚さ12μmのPET樹脂で形成された補強層dを
積層し、これを用いて図2に示すボトル型内袋1を製造
した。
に、略中央部に比較的大きな直径の筒状に形成された収
納部3と、この収納部3の上部に上方に突出する筒状に
形成された充填口部4と、上記収納部3の下部に下方に
突出する筒状に形成された排出口部5とを備え、全体が
均一な厚さの柔軟性を有する多層樹脂フィルムで形成さ
れるようにした。
については、図1、図3及び図4に示すように、内部に
上記ボトル型内袋1の収納部3が略ピッタリと納まる大
きさ(すなわち、収納部3の直径と略同じ大きさの内
径)を有する内袋収容部6を備え、この内袋収容部6の
上面部7には上記ボトル型内袋1の充填口部4が貫通す
る上面貫通孔8が形成され、また、この内袋収容部6の
底面部9には上記ボトル型内袋1の排出口部5が貫通す
る底面貫通孔10が形成され、上記ボトル型内袋1をこ
のフレキシブルコンテナー外袋2に収容し、ボトル型内
袋1内に無機塩素化合物及びその無水物等の粉粒体状薬
品を充填した際に、ボトル型内袋1の収納部3は内袋収
容部6内にピッタリと納まり、ボトル型内袋1の充填口
部4と排出口部5とはフレキシブルコンテナー外袋2の
上面貫通孔8と底面貫通孔10とからそれぞれ外部に突
出して露出するようにした。
面には輸送、ハンドリング、製品排出等の作業時に吊り
上げる等の作業を行なうための吊りベルト11a及び吊
りロープ11bからなる吊り具11を設け、また、上面
貫通孔8及び底面貫通孔10にはその開口縁部にこれら
上面貫通孔8及び底面貫通孔10を貫通するボトル型内
袋1の充填口部4及び排出口部5に括り着けられ、ボト
ル型内袋1とフレキシブルコンテナー外袋2との間を固
定する括り着け具12を設けた。
フレキシブルコンテナー外袋2内に装入し、ボトル型内
袋1の排出口部5の下端をヒートシールして閉じ、輸送
用包装材Pを製造した。
ボトル型内袋1の充填口部4から無水塩化アルミニウム
(99.7%)1000kgを充填し、このボトル型内
袋1内の空気を吸引して除去し、次いで充填口部4をヒ
ートシールして密閉した。
設けられた吊り具11を用いてクレーンにより吊り上
げ、パレットに乗せてホークリフトで屋内倉庫に搬送し
て密閉された屋内に3ヶ月間保管し、この保管時に定期
的に周囲の塩化水素臭を調べると共に、3ヶ月後に排出
口部5を切断して内部の無水塩化アルミニウムを他の容
器に払い出し、その際の排出性、無水物純度を測定し
た。
ているほか、保管中塩化水素臭は全く感知されず、ま
た、払い出しの際の排出性は、2〜3分で排出されて排
出後のボトル型内袋1内には無水塩化アルミニウムが付
着している程度でほとんどなくて極めて良好であり、純
度も充填時と変わらず吸湿は認められなかった。
で形成されたガスバリアー層eを中心にその内側と外側
にそれぞれ厚さ40μmの低密度ポリエチレンで形成さ
れた封緘層fを積層し、多層樹脂フィルムiを調製し
た。また、内袋変質防止用樹脂フィルムgとしては、厚
さ100μmのポリ塩化ビニルフィルムを準備した。
示すように、実施例1と同様にしてボトル型内袋1を製
造し、また、上記内袋変質防止用樹脂フィルムgを用い
て、上記ボトル型内袋1に略ピッタリと納まる形状、す
なわち、ボトル型内袋1と略同じ大きさの形状を有した
内袋変質防止用の仕切り袋13aを製造し、次いで、こ
の仕切り袋13aの外側にボトル型内袋1を被せて、仕
切り袋13aがボトル型内袋1の内側に配設されるよう
に重ね合わせた。
いては、実施例1と同様に製造し、上記仕切り袋13a
が内側に配設されたボトル型内袋1を図3及び図4に示
すフレキシブルコンテナー外袋2内に装入し、ボトル型
内袋1の排出口部5及び仕切り袋13aの排出口部5a
の下端をそれぞれヒートシールして閉じ、輸送用包装材
Pを製造した。
も、上記実施例1と全く同様にしてテストを行なった結
果、実施例1と同様の良好な結果が得られた。この無水
塩化アルミニウムを触媒として使用する反応器への投入
作業を行なった。2000kgを吊り上げて投入するの
に要した時間は、1袋当たり20分であって合計40分
であった。
投入作業を従来の250kg充填のドラム缶で行った。
ドラム缶の場合には、蓋をあけ、治具を取り付けた後に
反応器の投入口まで吊り上げ、反転させて投入した。こ
の際に要した投入時間は1本当たり25分であり、20
00kg投入するのには合計3時間20分を要した。
物及びその無水物等の吸湿性や腐蝕性の強い粉粒体状薬
品、その中でも高温反応性の強い粉粒体状薬品の輸送、
保管及び搬送等において、水分の透過が無く、内容物の
分解や酸性の塩化水素ガス等の発生が無く、かつ、高温
下においても反応することなく、しかも、包装材料の重
量が軽く、外袋の回収利用が容易であり、安価で、か
つ、輸送効率もよく、海外への輸出にも使用でき、更
に、製品の充填・排出の作業にも効率がよい。
材の斜視説明図である。
るボトル型内袋を示す斜視説明図である。
るフレキシブルコンテナー外袋を示す平面説明図であ
る。
を示す底面説明図である。
のボトル型内袋を形成する多層樹脂フィルム及び内袋変
質防止体の断面説明図である。
トル型内袋を形成する多層樹脂フィルム及び内袋変質防
止体の断面説明図である。
ているボトル型内袋を示す斜視説明図である。
ルコンテナー外袋、3…収納部、4…充填口部、5…排
出口部、5a…仕切り袋の排出口部、6…内袋収容部、
7…上面部、8…上面貫通孔、9…底面部、10…底面
貫通孔、11…吊り具、11a…吊りベルト、11b…
吊りロープ、12…括り着け具、13…内袋変質防止
体、13a…仕切り袋、a…内袋変質防止層、b…ガス
バリアー層、c…封緘層、d…補強層、e…ガスバリア
ー層、f…封緘層、g…内袋変質防止用樹脂フィルム、
h…多層樹脂フィルム、i…多層樹脂フィルム。
Claims (10)
- 【請求項1】 防湿性、耐酸性及びガスバリアー性に優
れた多層樹脂フィルムで形成されているボトル型内袋
と、このボトル型内袋を収納すると共に強度に優れたフ
レキシブルコンテナー外袋とを組み合わせて構成され、
上記ボトル型内袋の内側にはこのボトル型内袋に充填さ
れる充填物との間を仕切ってボトル型内袋の変質を防止
するための耐高温反応性樹脂製の内袋変質防止体が設け
られていることを特徴とする耐高温反応性に優れた輸送
用包装材。 - 【請求項2】 内袋変質防止体が、ボトル型内袋を形成
する多層樹脂フィルムの最内側に積層された樹脂フィル
ム層(A)であり、この樹脂フィルム層(A)の外側に
は、多層樹脂フィルムを構成する防湿性、耐酸性及びガ
スバリアー性の樹脂フィルム層(B)と封緘用の樹脂フ
ィルム層(C)とが順次積層されている請求項1に記載
の耐高温反応性に優れた輸送用包装材。 - 【請求項3】 内袋変質防止体が、ボトル型内袋を形成
する多層樹脂フィルムの最内側に積層された樹脂フィル
ム層(A)であり、この樹脂フィルム層(A)の外側に
は、多層樹脂フィルムを構成する防湿性、耐酸性及びガ
スバリアー性の樹脂フィルム層(B)と、封緘用の樹脂
フィルム層(C)と、補強用の樹脂フィルム層(D)と
が順次積層されている請求項1に記載の耐高温反応性に
優れた輸送用包装材。 - 【請求項4】 内袋変質防止体が、ボトル型内袋を形成
する多層樹脂フィルムの最内側に積層された樹脂フィル
ム層(A)であり、この樹脂フィルム層(A)の外側に
は、多層樹脂フィルムを構成する封緘用の樹脂フィルム
層(C)と、防湿性、耐酸性及びガスバリアー性の樹脂
フィルム層(B)と、封緘用の樹脂フィルム層(C)
と、補強用の樹脂フィルム層(D)とが順次積層されて
いる請求項1に記載の耐高温反応性に優れた輸送用包装
材。 - 【請求項5】 内袋変質防止体がボトル型内袋の内側に
配設された内袋変質防止用の仕切り袋であり、防湿性、
耐酸性及びガスバリアー性に優れた多層樹脂フィルム製
のボトル型内袋の内側に重ね合わせて用いられている請
求項1に記載の耐高温反応性に優れた輸送用包装材。 - 【請求項6】 内袋変質防止体がポリ塩化ビニルで形成
されている請求項1〜5の何れかに記載の耐高温反応性
に優れた輸送用包装材。 - 【請求項7】 多層樹脂フィルムを構成する防湿性、耐
酸性及びガスバリアー性の樹脂フィルム層(B)がポリ
塩化ビニリデン、高密度ポリエチレン、又はポリエチレ
ンビニルアルコールである請求項1〜6の何れかに記載
の耐高温反応性に優れた輸送用包装材。 - 【請求項8】 多層樹脂フィルムを構成する封緘用の樹
脂フィルム層(C)が低密度ポリエチレンである請求項
1〜7の何れかに記載の耐高温反応性に優れた輸送用包
装材。 - 【請求項9】 多層樹脂フィルムを構成する補強用の樹
脂フィルム層(D)がPET樹脂である請求項1〜8の
何れかに記載の耐高温反応性に優れた輸送用包装材。 - 【請求項10】 フレキシブルコンテナー外袋は、上部
が開放されていると共に底部にはボトル型内袋及びその
内袋変質防止体を排出するための排出口用の開口部が形
成されている請求項1〜9の何れかに記載の耐高温反応
性に優れた輸送用包装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04147099A JP3642970B2 (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 耐高温反応性に優れた輸送用包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1999
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