JP2000239231A - 不飽和エステル類の製造方法 - Google Patents

不飽和エステル類の製造方法

Info

Publication number
JP2000239231A
JP2000239231A JP11335912A JP33591299A JP2000239231A JP 2000239231 A JP2000239231 A JP 2000239231A JP 11335912 A JP11335912 A JP 11335912A JP 33591299 A JP33591299 A JP 33591299A JP 2000239231 A JP2000239231 A JP 2000239231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
group
general formula
substituted
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11335912A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Oda
佳明 織田
Makoto Yako
誠 八子
Kazunori Iwakura
和憲 岩倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP11335912A priority Critical patent/JP2000239231A/ja
Publication of JP2000239231A publication Critical patent/JP2000239231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不飽和エステル類の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 一般式(1) (式中、R1、R2,R3は、水素、ハロゲン、アルキ
ル、アルケニル、アラルキル、アリール、R4はアルキ
ル、フェニル。)で示される不飽和エステル類と一般式
(2) R5OH (2) (式中、R5は、アルキル、アラルキル、アリール。)
で示されるヒドロキシ化合物をランタノイド族金属のア
ルコキシド化合物存在下にエステル交換反応させる一般
式(3)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不飽和エステル類の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エステル化合物と他のエステルを含む異
なる化合物とが反応して、基質のエステル化合物とは異
なるエステル化合物を得るエステル交換反応は、不飽和
エステル類の合成法として工業的に広く行われている。
このエステル交換反応の促進には様々な触媒が知られて
おり、例えば、米国特許2744884号記載のアルカ
リ金属アルコキシド、特開昭56−104851号記載
の有機スズ化合物などが挙げられる。しかしながら、こ
れらの触媒が活性を示すためには、通常反応基質の加熱
還流という高温条件を必要とし、不飽和エステル類の重
合、基質アルコールの不飽和エステル類への付加などの
副反応が進行しやすくなる等必ずしも十分なものとは言
い難いものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不飽和エス
テル類を相当するヒドロキシ化合物とのエステル交換反
応により、目的とする不飽和エステル類を、穏和な条件
下、容易に得ることができる製造法を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至った。す
なわち本発明は、一般式(1) (式中、R1、R2,R3はそれぞれ独立して、水素原
子、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、
置換されていてもよいアルケニル基、置換されていても
よいアラルキル基または置換されていてもよいアリール
基を示し、R4は置換されていてもよい炭素数1〜10
のアルキル基または置換されていてもよいフェニル基を
示す。)で示される不飽和エステル類と一般式(2) R5OH (2) (式中、 R5は、置換されていてもよいアルキル基、置
換されていてもよいアラルキル基または置換されていて
もよいアリール基を示す。)で示されるヒドロキシ化合
物をランタノイド族金属のアルコキシド化合物存在下に
エステル交換反応させることを特徴とする一般式(3) (式中、R1、R2、R3およびびR5は前記と同じ意味を
示す。)で示される不飽和エステル類の製造方法を提供
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明は、不飽和エステル類(3)をエステル交換反応に
より製造するにあたり、不飽和エステル類(1)とヒド
ロキシ化合物(2)をランタノイド金属のアルコキシド
存在下に反応させることを特徴とする。本発明では触媒
としてランタノイド族に属するLa、Ce、Pr、N
d、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Luのアルコキシ化合物の中から選ば
れた少なくとも1種を使用することができるが、好まし
くは工業的に入手容易なLa、Smのアルコキシ化合物
が用いられる。
【0006】ランタノイド金属のアルコキシド化合物は、例
えば一般式(4) Ln(OR6)(OR7)(OR8) (4) (式中、Lnはランタノイド金属元素を示し、R6、R7
およびR8は同一または相異なり、炭素数1〜10のア
ルキル基を示す。)で示される化合物が挙げられる。R
6、R7、R8は炭素数1〜10のアルキル基が挙げら
れ、それらは直鎖、分岐鎖または環状の何れであっても
よく、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピ
ル、n-ブチル、i-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、n-ヘ
キシル、n-オクチル、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げられる。更に
これらは互いに結合して2価、3価のアルコキシドを形
成していてもよい。
【0007】また金属種や脂肪族炭化水素基の種類によって
は一般式(4)に示されるような単量体以外にも多量体
を生ずることもあるが、これらも本発明に用いることが
できる。
【0008】アルコキシドとしてはメトキシド、エトキシ
ド、n-プロポキシド、i-プロポキシド、t-ブトキシド等
が調製の容易さから好適に用いられる。より好ましく
は、後述する溶媒に可溶であることから、 n-プロポキ
シド、i-プロポキシド、t-ブトキシドであり、さらに好
ましくは触媒調製コストが安価なこと、製造上有利なこ
と等から、i-プロポキシドが挙げられる。
【0009】これらランタノイド金属のアルコキシド触媒は
公知の方法により調製することができ、単離後反応に供
してもよく、調製後、溶液のまま使用することもでき
る。更に一旦調製した前記のランタノイド金属のアルコ
キシドに反応原料のヒドロキシ化合物(2)を作用さ
せ、反応原料のヒドロキシ化合物(2)を含んだアルコ
キシド触媒として使用することもできる。
【0010】ランタノイド金属のアルコキシド化合物の使用
量は特に制限されないが、通常、不飽和エステル類
(1)に対し0.001〜200モル%であり、好ましくは0.01
〜20モル%程度の範囲である。反応終了後、溶媒、生成
物等を濾過および/または蒸留等の通常の手段によって
除くことにより、ランタノイド金属のアルコキシド触媒
を再び反応に供することができる。また、ランタノイド
金属のアルコキシド触媒を、ポリマー、シリカゲル、活
性炭等の担体に担持させ、または樹脂類を用いてマイク
ロカプセル化する等の公知の手法を用いれば、触媒の回
収・再利用が容易となる。
【0011】本発明において原料として用いられる不飽和エ
ステル類は、一般式(1)で示されるものであるが、式
中、R1、R2、R3は各々独立して、水素原子、ハロゲ
ン原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されて
いてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアラル
キル基、置換されていてもよいアリール基を示す。
【0012】置換されていてもよいアルキル基としては、炭
素数1〜10のアルキル基が挙げられ、それらは直鎖、
分岐鎖または環状の何れであってもよく、その置換基と
してはハロゲン原子、アルコキシ基等が挙げられ、置換
されていてもよいアルキル基の具体例としては例えば、
メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、
s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、シクロ
ヘキシル、メンチル、クロロメチル、ジクロロメチル、
トリクロロメチル、ブロモメチル、ジブロモメチル、ト
リブロモメチル、1-クロロエチル、2-クロロエチル、1-
ブロモエチル、2-ブロモエチル、1,2-ジクロロエチル、
1,2-ジブロモエチル、2,2,2-トリクロロエチル、2,2,2,
-トリブロモエチル、メトキシメチル、2-メトキシエチ
ル等を例示することができる。
【0013】置換されていてもよいアルケニル基の置換基と
しては、ハロゲン原子、ハロアルキル基等が挙げられ、
置換されていてもよいアルケニル基としては、ビニル、
1-メチルビニル、1−プロペニル、2-メチル-1-プロペ
ニル、2,2-ジクロロビニル、2,2-ジブロモビニル、2-ク
ロロ-2-フルオロビニル、2-クロロ-2-トリフルオロメチ
ルビニル、2-ブロモ-2-トリブロモメチルビニル等を例
示することができる。
【0014】置換されていてもよいアラルキル基としてはベ
ンジル、ジフェニルメチル、フェニルエチル、ナフチル
メチル、ナフチルエチル等が挙げられ、およびこれらの
芳香環が前記のアルキル基、アルコキシル基、ハロゲン
原子等で置換されたものを例示することができる。芳香
環に置換するアルコキシル基としては、例えば、メトキ
シ、エトキシ、n-プロポキシ、i-プロポキシ、n-ブトキ
シ、s-ブトキシ、t-ブトキシ、シクロヘキソキシ等を例
示することができる。
【0015】置換されていてもよいアリール基としては、例
えば、フェニル、1-ナフチル、2-ナフチル等が挙げら
れ、およびこれらの芳香環が前記のアルキル、アルコキ
シル、ハロゲン等で置換されたものを例示することがで
きる。
【0016】一般式(1)で示される不飽和エステル類にお
いて、R4は炭素数1〜10のアルキル基または置換さ
れていてもよいフェニル基を示す。炭素数1〜10のア
ルキル基としてはR6、R7、R8で示したものと同様の
基を例示することができる。置換されていてもよいフェ
ニル基の置換基としては、前記のアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子を例示することができる。
【0017】原料となる不飽和エステル類(1)の具体的化
合物としては、例えば、アクリル酸メチル、クロトン酸
メチル、メタクリル酸メチル、チグリン酸メチル、3,3-
ジメチルアクリル酸メチル、2-ペンテン酸メチル、2-フ
ルオロアクリル酸メチル、3,3-ジクロアクリル酸メチ
ル、4,4-ジクロロクロトン酸メチル、2-ジクロロメチル
アクリル酸メチル、5,5-ジクロロペンタ-2,4-ジエン酸
メチル、3-ベンジルアクリル酸メチル、2-ベンジルアク
リル酸メチル、2-(p-メチルベンジル)アクリル酸メチ
ル、2-(p-メトキシベンジル)アクリル酸メチル、2-(p-
クロロベンジル)アクリル酸メチル、シンナム酸メチ
ル、p-メチルシンナム酸メチル、p-メトキシシンナム酸
メチル、p-クロロシンナム酸メチル、アクリル酸エチ
ル、クロトン酸エチル、メタクリル酸エチル、チグリン
酸エチル、3,3-ジメチルアクリル酸エチル、2-ペンテン
酸エチル、2-フルオロアクリル酸エチル、3,3-ジクロア
クリル酸エチル、4,4-ジクロロクロトン酸エチル、2-ジ
クロロメチルアクリル酸エチル、5,5-ジクロロペンタ-
2,4-ジエン酸エチル、3-ベンジルアクリル酸エチル、2-
ベンジルアクリル酸エチル、2-(p-メチルベンジル)アク
リル酸エチル、2-(p-メトキシベンジル)アクリル酸エチ
ル、2-(p-クロロベンジル)アクリル酸エチル、シンナム
酸エチル、p-メチルシンナム酸エチル、p-メトキシシン
ナム酸エチル、p-クロロシンナム酸エチル、アクリル酸
i-プロピル、クロトン酸i-プロピル、メタクリル酸i-プ
ロピル、チグリン酸i-プロピル、3,3-ジメチルアクリル
酸i-プロピル、2-ペンテン酸i-プロピル、2-フルオロア
クリル酸i-プロピル、3,3-ジクロアクリル酸i-プロピ
ル、4,4-ジクロロクロトン酸i-プロピル、2-ジクロロメ
チルアクリル酸i-プロピル、5,5-ジクロロペンタ-2,4-
ジエン酸i-プロピル、3-ベンジルアクリル酸i-プロピ
ル、2-ベンジルアクリル酸i-プロピル、2-(p-メチルベ
ンジル)アクリル酸i-プロピル、2-(p-メトキシベンジ
ル)アクリル酸i-プロピル、2-(p-クロロベンジル)アク
リル酸i-プロピル、シンナム酸i-プロピル、p-メチルシ
ンナム酸i-プロピル、p-メトキシシンナム酸i-プロピ
ル、p-クロロシンナム酸i-プロピル、アクリル酸t-ブ
チル、クロトン酸t-ブチル、メタクリル酸t-ブチル、
チグリン酸t-ブチル、3,3-ジメチルアクリル酸t-ブチ
ル、2-ペンテン酸t-ブチル、2-フルオロアクリル酸t-
ブチル、3,3-ジクロアクリル酸t-ブチル、4,4-ジクロ
ロクロトン酸t-ブチル、2-ジクロロメチルアクリル酸
t-ブチル、5,5-ジクロロペンタ-2,4-ジエン酸t-ブチ
ル、3-ベンジルアクリル酸t-ブチル、2-ベンジルアク
リル酸t-ブチル、2-(p-メチルベンジル)アクリル酸t-
ブチル、2-(p-メトキシベンジル)アクリル酸t-ブチ
ル、2-(p-クロロベンジル)アクリル酸t-ブチル、シン
ナム酸t-ブチル、p-メチルシンナム酸t-ブチル、p-メ
トキシシンナム酸t-ブチル、p-クロロシンナム酸t-ブ
チル、アクリル酸フェニル、クロトン酸フェニル、メタ
クリル酸フェニル、チグリン酸フェニル、3,3-ジメチル
アクリル酸フェニル、2-ペンテン酸フェニル、2-フルオ
ロアクリル酸フェニル、3,3-ジクロアクリル酸フェニ
ル、4,4-ジクロロクロトン酸フェニル、2-ジクロロメチ
ルアクリル酸フェニル、5,5-ジクロロペンタ-2,4-ジエ
ン酸フェニル、3-ベンジルアクリル酸フェニル、2-ベン
ジルアクリル酸フェニル、2-(p-メチルベンジル)アクリ
ル酸フェニル、2-(p-メトキシベンジル)アクリル酸フェ
ニル、2-(p-クロロベンジル)アクリル酸フェニル、シン
ナム酸フェニル、p-メチルシンナム酸フェニル、p-メト
キシシンナム酸フェニル、p-クロロシンナム酸フェニル
等が挙げられる。好ましくは、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルが挙げられる。
【0018】本発明に用いられる一般式(2)で示されるヒ
ドロキシ化合物は、置換されていてもよいアルキルアル
コール、置換されていてもよいアラルキルアルコールま
たは置換されていてもよいアリールアルコールであり、
置換されていてもよいアルキルアルコールの置換基とし
ては、アルコキシ基、フェノキシ基、シアノ基、ジアル
キルアミノ基、ハロゲン原子、フリル基、テトラヒドロ
フリル基、エチレンオキシド、ヒドロキシ基等が挙げら
れる。置換されていてもよいアルキルアルコールの具体
例としては、例えばメチルアルコール、エチルアルコー
ル、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、
n-ブチルアルコール、s-ブチルアルコール、t-ブチルア
ルコール、n-ペンチルアルコール、ネオペンチルアルコ
ール、アミルアルコール 、n-ヘキシルアルコール、n-
オクチルアルコール、n-デシルアルコール、シクロヘ
キシルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、エチ
レングリコール、2-ジメチルアミノエタノール、2-ジエ
チルアミノエタノール、2-シアノエタノール、2-メトキ
シエタノール、2-エトキシエタノール、2-フェノキシエ
タノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフ
リルアルコール、グリシドール、クロロメチルアルコー
ル、ジクロロメチルアルコール、トリクロロメチルアル
コール、ブロモメチルアルコール、ジブロモメチルアル
コール、トリブロモメチルアルコール、フルオロメチル
アルコール、ジフルオロメチルアルコール、トリフルオ
ロメチルアルコール、フルオロエチルアルコール、ジフ
ルオロエチルアルコール、トリフルオロエチルアルコー
ル、テトラフルオロエチルアルコール、ペンタフルオロ
エチルアルコール、パーフルオロプロピルアルコール、
ヘキサフルオロイソプロピルアルコール、パーフルオロ
ブチルアルコール、パーフルオロペンチルアルコール、
パーフルオロヘキシルアルコール、パーフルオロオクチ
ルアルコール、パーフルオロデシルアルコールなどが例
示される。
【0019】置換されていてもよいアラルキルアルコールの
置換基としては、アルキル基、アルコキシ基、フェノキ
シ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子等が挙げられ
る。置換されていてもよいアラルキルアルコールの具体
例としては例えば、ベンジルアルコール、3-フェノキシ
ベンジルアルコール、2-ヒドロキシ-2-(3-フェノキシ
フェニル)エタンニトリル、(2-メチルフェニル)メチ
ルアルコール、(3-メチルフェニル)メチルアルコー
ル、(4-メチルフェニル)メチルアルコール、(2,3-ジ
メチルフェニル)メチルアルコール、(2,4-ジメチルフ
ェニル)メチルアルコール、(2,5-ジメチルフェニル)
メチルアルコール、(2,6-ジメチルフェニル)メチルア
ルコール、(3,4-ジメチルフェニル)メチルアルコー
ル、ナフチルメチルアルコール、アントラセニルメチル
アルコール、1-フェニルエチルアルコール、1-(1-ナフ
チル)エチルアルコール、1-(2-ナフチル)エチルアル
コールおよびこれらがフッ素、塩素、臭素原子などのハ
ロゲンで置換されたハロアラルキルアルコール、および
前記ハロアラルキルアルコールにおいてハロゲン原子を
メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、i-プロポキシ、n-
ブトキシ、s-ブトキシ、t-ブトキシなどに任意に変更し
たアルコキシアラルキルアルコール、およびシアノアラ
ルキルアルコール、ニトロアラルキルアルコール等が挙
げられる。
【0020】置換されていてもよいアリールアルコールとし
ては例えば、フェノール、1-ナフトール、2-ナフトール
等、およびこれらの芳香環がアルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子等で置換されたものが挙げられる。
【0021】ヒドロキシ化合物(2)は、反応速度の点で、
好ましくは2級または1級のアルコール類であり、特に
好ましくは1級のアルコール類である。
【0022】かかるヒドロキシ化合物(2)の使用量は不飽
和エステル類(1)に対し通常、1当量以上であり、必
要に応じ過剰に用いてもよく、溶媒として使用すること
もできる。また、所望であれば、逆に不飽和エステル類
を過剰に使用してもよく、溶媒として使用することもで
きる。一般に反応終了後、未反応の原料は、例えば蒸留
等の操作により回収することもできる。
【0023】不飽和エステル類(1)とヒドロキシ化合物
(2)をランタノイド金属のアルコキシド化合物存在下
反応させるにあたっては、通常、アルゴン、窒素等不活
性ガスの雰囲気下で実施される。反応は常圧、加圧およ
び減圧下、何れでも実施することができる。好ましくは
常圧もしくは減圧下で実施され、エステル交換反応は平
衡が原料側に偏っているため、一般に低沸点である原料
の不飽和エステル類(1)由来のアルコ−ル類を反応系
外に連続的に蒸留等の方法により除去しながら行うのが
好ましい。
【0024】反応は無溶媒もしくは溶媒中で実施することが
でき、用いられる溶媒としては、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナンのような脂
肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフランのようなエーテル溶媒等が挙げられ
る。また原料の不飽和エステル類(1)由来のアルコー
ル類と共沸を起こさせる溶媒を加えることによりアルコ
ールのみを連続的に除去することもできる。
【0025】反応温度は特に限定されないが、好ましくは0
〜150℃、特に好ましくは10〜100℃程度の範囲
であり、副反応を抑えるためには穏和な条件であること
が好ましい。
【0026】かかる反応で生成した不飽和エステル類(3)
は水もしくは酸性水で洗浄等を行うことにより触媒を除
去することができ、必要に応じて蒸留等の操作を行うこ
とにより、反応混合物から容易に分離することができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、不飽和エステル類
(3)を穏和な条件で容易に得ることができ、その工業
的製法として有利である。
【0028】
【実施例】以下に実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0029】実施例1 窒素置換した20mLナスフラスコにトリイソプロポキ
シサマリウム(III)0.04g(0.1mmol)、アク
リル酸メチル1.72g(20mmol)、1−オクタ
ノール5.3g(40mmol)を加えた後、25℃で
2時間攪拌した。反応混合物をガスクロマトグラフィー
で分析したところ、アクリル酸1−オクチルの収率は5
0%(選択率72%)であった。
【0030】実施例2 窒素置換した20mLナスフラスコにトリイソプロポキ
シランタン(III)8.2mg(0.03mmol)、ア
クリル酸メチル511.8mg(6mmol)、1−オ
クタノール1.554g(12mmol)を加えた後、
25℃で2時間攪拌した。反応混合物をガスクロマトグ
ラフィーで分析したところ、アクリル酸1−オクチルの
収率は50%(選択率81%)であった。
【0031】実施例3 実施例2において、トリイソプロポキシランタン(III)
8.2mgに代え、トリt−ブトキシランタン(III)1
1.6mgを用い、実施例2と同様に反応を実施したと
ころ、得られたアクリル酸1−オクチルの収率は52%
(選択率80%)であった。
【0032】比較例1 実施例2において、トリイソプロポキシランタン(III)
8.2mgに代え、酸化ジブチルスズ7.2mgを用
い、実施例2と同様に反応を実施したところ、得られた
アクリル酸1−オクチルの収率は1%であった。
【0033】比較例2 実施例2において、トリイソプロポキシランタン(III)
8.2mgに代え、水酸化トリフェニルスズ12.8m
gを用い、実施例2と同様に反応を実施したところ、得
られたアクリル酸1−オクチルの収率は1%であった。
【0034】実施例4 窒素置換した20mLナスフラスコにトリt−ブトキシ
ランタン(III)39mg(0.11mmol)、メタク
リル酸メチル1143.8mg(11.4mmol)、
2−エチルヘキシルアルコール3.03g(23mmo
l)を加えた後、25℃で2時間攪拌した。反応混合物
をガスクロマトグラフィーで分析したところ、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシルの収率は67%(選択率98
%)であった。
【0035】比較例3 実施例4において、トリt−ブトキシランタン(III)3
9mgに代え、ナトリウムエトキシド7.5mgを用
い、実施例4と同様に反応を実施したところ、得られた
メタクリル酸2−エチルヘキシルの収率は19%(選択
率99%)であった。
【0036】実施例5 窒素置換した20mLナスフラスコにトリt−ブトキシ
ランタン(III)11.4mg(0.03mmol)、メ
タクリル酸メチル578.1mg(5.8mmol)、
テトラヒドロフルフリルアルコール1.19g(12m
mol)を加えた後、25℃で2時間攪拌した。反応混
合物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、メタ
クリル酸テトラヒドロフルフリルの収率は32%(選択
率93%)であった。
【0037】比較例4 実施例5において、トリt−ブトキシランタン(III)1
1.4mgに代え、ナトリウムエトキシド2.1mgを
用い、実施例5と同様に反応を実施したところ、得られ
たメタクリル酸テトラヒドロフルフリルの収率は15%
(選択率72%)であった。
【0038】実施例6 窒素置換した20mLナスフラスコにトリi−プロポキ
シランタン(III)30.4mg(0.10mmol)、
メタクリル酸メチル2.06g(20.6mmol)、
2−ジエチルアミノエタノール1.18g(10mmo
l)を加えた後、100℃で4時間攪拌した。反応混合
物をガスクロマトグラフィーで分析したところ、メタク
リル酸ジエチルアミノエチルの収率は66%(選択率9
3%)であった。
【0039】比較例5 実施例6において、トリi−プロポキシランタン(III)
30.4mgに代え、ナトリウムメトキシド6.3mg
を用い、実施例6と同様に反応を実施したところ、得ら
れたメタクリル酸ジエチルアミノエチルの収率は47%
(選択率92%)であった。
【0040】比較例6 実施例6において、トリi−プロポキシランタン(III)
30.4mgに代え、酸化ジブチルスズ23.6mgを
用い、実施例6と同様に反応を実施したところ、得られ
たメタクリル酸ジエチルアミノエチルの収率は38%
(選択率88%)であった。
【0041】実施例7 窒素置換した20mLナスフラスコにトリi−プロポキ
シランタン(III)48.5mg(0.15mmol)、
メタクリル酸メチル5.91g(59.0mmol)、
エチレングリコール0.93g(15mmol)を加え
た後、100℃で4時間攪拌した。反応混合物をガスク
ロマトグラフィーで分析したところ、ジメタクリル酸エ
チレングリコールの収率は46%(選択率48%)であ
った。
【0042】比較例7 窒素置換した20mLナスフラスコにナトリウムメトキ
シド21.8mg(0.40mmol)、メタクリル酸
メチル3.12g(31.1mmol)、エチレングリ
コール0.48g(7.7mmol)を加えた後、10
0℃で4時間攪拌した。反応混合物をガスクロマトグラ
フィーで分析したところ、ジメタクリル酸エチレングリ
コールの収率は22%(選択率23%)であった。
【0043】比較例8 実施例7において、トリi−プロポキシランタン(III)
48.5mgに代え、酸化ジブチルスズ36.1mgを
用い、実施例6と同様に反応を実施したところ、目的物
であるメタクリル酸ジエチルアミノエチルは得られなか
った。
フロントページの続き (72)発明者 岩倉 和憲 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC48 BA08 BA32 KA03 KC14 4H039 CD10 CD40 CD90 CE10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) (式中、R1、R2,R3はそれぞれ独立して、水素原
    子、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、
    置換されていてもよいアルケニル基、置換されていても
    よいアラルキル基または置換されていてもよいアリール
    基を示し、R4は置換されていてもよい炭素数1〜10
    のアルキル基または置換されていてもよいフェニル基を
    示す。)で示される不飽和エステル類と一般式(2) R5OH (2) (式中、R5は、置換されていてもよいアルキル基、置
    換されていてもよいアラルキル基または置換されていて
    もよいアリール基を示す。)で示されるヒドロキシ化合
    物をランタノイド族金属のアルコキシド化合物存在下に
    エステル交換反応させることを特徴とする一般式(3) (式中、R1、R2、R3およびR5は前記と同じ意味を示
    す。)で示される不飽和エステル類の製造方法。
  2. 【請求項2】ランタノイド族金属のアルコキシド化合物
    が、一般式(4) Ln(OR6)(OR7)(OR8) (4) (式中、Lnはランタノイド金属元素を示し、R6、R7
    およびR8は同一または相異なり、炭素数1〜10のア
    ルキル基を示す。)で示される化合物である請求項1記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】ランタノイド金属がLaまたはSmである
    請求項1または2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】ランタノイド金属のアルコキシド化合物がL
    a(OiPr)3、La(OtBu)3またはSm(OiPr)3である請求項1記
    載の製造方法。
  5. 【請求項5】一般式(1)で示される不飽和エステル類
    のR4がメチルもしくはエチルである請求項1〜4のい
    ずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】一般式(1)で示される不飽和エステル類
    がアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルであ
    る請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 【請求項7】一般式(2)で示されるヒドロキシ化合物
    が1級または2級アルコール類である請求項1〜6のい
    ずれかに記載の製造方法。
  8. 【請求項8】一般式(2)で示されるヒドロキシ化合物
    が1級アルコール類である請求項1〜6のいずれかに記
    載の製造方法。
  9. 【請求項9】ランタノイド金属のアルコキシド化合物が
    再使用するものである請求項1〜8のいずれかに記載の
    製造方法。
  10. 【請求項10】ランタノイド金属のアルコキシド化合物が
    マイクロカプセル化したランタノイド金属のアルコキシ
    ド化合物である請求項1〜9のいずれかに記載の製造方
    法。
  11. 【請求項11】ランタノイド金属のアルコキシド化合物が
    ポリマー、シリカゲルまたは活性炭に担持したランタノ
    イド金属のアルコキシド化合物である請求項1〜9のい
    ずれかに記載の製造方法。
JP11335912A 1998-12-17 1999-11-26 不飽和エステル類の製造方法 Pending JP2000239231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11335912A JP2000239231A (ja) 1998-12-17 1999-11-26 不飽和エステル類の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-359042 1998-12-17
JP35904298 1998-12-17
JP11335912A JP2000239231A (ja) 1998-12-17 1999-11-26 不飽和エステル類の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000239231A true JP2000239231A (ja) 2000-09-05

Family

ID=26575304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11335912A Pending JP2000239231A (ja) 1998-12-17 1999-11-26 不飽和エステル類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000239231A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247873A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Univ Nagoya 錯体、エステル合成用触媒、及びエステルの製造方法
JP2009515914A (ja) * 2005-11-16 2009-04-16 チバ ホールディング インコーポレーテッド エステルの製造
CN102381996A (zh) * 2011-08-23 2012-03-21 里光 一种甲基丙烯酸二乙基氨基乙酯的制备方法
KR101362885B1 (ko) 2010-12-31 2014-02-14 제일모직주식회사 방향족 카보네이트, 그 제조방법 및 이를 이용한 폴리카보네이트

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515914A (ja) * 2005-11-16 2009-04-16 チバ ホールディング インコーポレーテッド エステルの製造
JP2008247873A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Univ Nagoya 錯体、エステル合成用触媒、及びエステルの製造方法
KR101362885B1 (ko) 2010-12-31 2014-02-14 제일모직주식회사 방향족 카보네이트, 그 제조방법 및 이를 이용한 폴리카보네이트
CN102381996A (zh) * 2011-08-23 2012-03-21 里光 一种甲基丙烯酸二乙基氨基乙酯的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11884618B2 (en) Preparation of (meth)acrylic acid esters
JP2776782B2 (ja) アルキルイミダゾリドン(メタ)アクリレートの合成方法
Sakakura et al. Bulky diarylammonium arenesulfonates as mild and extremely active dehydrative ester condensation catalysts
JP2000239231A (ja) 不飽和エステル類の製造方法
CA2140304A1 (en) Process for transesterification of (meth)acrylic acid esters
JPH11222461A (ja) (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JP6025476B2 (ja) エチレン性不飽和基含有イソシアネート化合物の製造方法
JP2005238218A (ja) 炭素−炭素結合生成反応用パラジウム触媒及びそれを使用するオレフィン基置換芳香族化合物の製造方法
US6342627B1 (en) Producing unsaturated esters by a lanthanide metal alkoxide catalyzed transesterification process
KR102054480B1 (ko) 하이드록시알킬(메트)아크릴레이트 및 그 제조방법
CN112218848B (zh) 用于制备(甲基)丙烯酸酯系化合物的方法
US5763644A (en) Method for transesterification
JPH06279396A (ja) チオール基含有カルボン酸エステル類の製造方法
JP5190352B2 (ja) エステル化合物の製造方法及びエステル交換反応用触媒
EP0992479B1 (en) Method for producing cyclopropanecarboxylates
CN1089254A (zh) 芳基取代丙酸酯的制备方法
JPH11279121A (ja) β−アルコキシプロピオン酸アルキル類の製造法
EP1203760A1 (en) Method for producing cyclopropanecarboxylates
JPS5817455B2 (ja) アクリル酸またはメタクリル酸のジアルキルアミノエチルエステルの製造法
JPH0753483A (ja) アミノプロピオン酸エステル誘導体の製法
CN112566892B (zh) (甲基)丙烯酸酯的制备
JP2001261625A (ja) アミド類の製造法
JP2000178232A (ja) シクロプロパンカルボン酸エステル類の製造方法
EP0881209A1 (en) Process for producing hydroxyalkyl monoacrylate
JP2008247873A (ja) 錯体、エステル合成用触媒、及びエステルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090421