JP2000239536A - カチオン性樹脂変性シリカ分散液及びその製造方法 - Google Patents
カチオン性樹脂変性シリカ分散液及びその製造方法Info
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Abstract
200nm未満のシリカ微粒子とカチオン性樹脂とから
なる、カチオン性樹脂変性シリカ分散液およびそれを製
造する方法を提供すること。 【解決手段】極性溶媒中でシリカ及びカチオン性樹脂を
混合して得られる混合液を処理圧力300kgf/cm
2以上で対向衝突させるか、或いはオリフィスの入口側
と出口側の差圧が300kgf/cm2以上である条件
下でオリフィスを通過させることにより得られる、分散
液中のシリカ粒子の平均粒子径が200nm未満であ
り、かつ固形分濃度が1.5重量%となるように希釈さ
れた該分散液について測定された光散乱指数(n)値が
2.0以上であることを特徴とするカチオン性樹脂変性
シリカ分散液。
Description
性シリカ分散液及びその製造方法に関する。さらに詳し
くは、インクジェット記録用紙用の塗工液の原料等とし
て有用な、新規のカチオン性樹脂変性シリカ分散液及び
製造方法を提供するものである。
液の原料には、シリカ分散液が用いられており、また、
インクジェット記録用紙の画像濃度及び耐水性向上のた
め、カチオン化試薬を配合したシリカ分散液が用いられ
ている。
液として用いられるシリカ分散液としては、特公平4−
19037号公報に、シリカ表面をアルミニウムイオン
等のような多価金属イオンの化合物で被覆したカチオン
変性コロイダルシリカが提案されており、また、特公平
5−57114号公報には、平均凝集粒子径が0.5〜
30μmの合成シリカに第4級アンモニウム基を含むカ
チオン性樹脂を配合した組成物が提案されている。
報に記載されているシリカを用いた塗工液で塗工された
インクジェット記録用紙は、耐水性、発色性などの性能
が十分でないという欠点がある。また、特公平5−57
114号公報に記載されている組成物を用いた塗工液で
塗工されたインクジェット記録用紙は、耐水性、発色性
等は改善されるものの、シリカ粒子が大きいため、表面
平滑性及び光沢性が低いという欠点がある。
平均粒子径が200nm未満のシリカ微粒子とカチオン
性樹脂とからなるカチオン化変性シリカ分散液が検討さ
れている。本発明において、平均粒子径とは、光散乱回
折式の粒度分布計で測定した時の体積基準中位径D50の
ことである。
に、平均粒子径が200nm未満のシリカ微粒子を分散
させたシリカ分散液にカチオン性樹脂を混合すると、シ
リカ粒子が凝集してしまい、タービンステータ型高速回
転式撹拌分散機(例えばホモジナイザー等)、コロイド
ミル、超音波乳化機などのような、慣用の分散機で再分
散しても、元の分散状態に戻らないという問題があっ
た。
て、シリカの平均粒子径が大きくなると、塗工層の表面
の平滑性が得られないだけではなく、光の透過が妨げら
れるため塗工層が不透明となり、光沢が不足するといっ
た問題が発生する。
の上記したような凝集が発生しない、平均粒子径が20
0nm未満のシリカ微粒子とカチオン性樹脂とからなる
カチオン性樹脂変性シリカ分散液およびそれを製造する
方法を提供することにある。
点について鋭意研究を重ねた結果、平均粒子径が200
nm未満のシリカ微粒子とカチオン性樹脂とを極性溶媒
中で混合して得られる混合液を、処理圧力300kgf
/cm2以上で対向衝突させるか、或いはオリフィスの
入口側と出口側の差圧が300kgf/cm2以上であ
る条件下でオリフィスを通過させることにより、再度、
元の分散状態まで再分散したシリカ分散液ができること
を見いだした。
カチオン性樹脂を分散せしめた分散液であって、該分散
液中のシリカ粒子の平均粒子径が200nm未満であ
り、かつ該分散液の固形分濃度が1.5重量%における
光散乱指数(n値)が2.0以上であることを特徴とす
るカチオン性樹脂変性シリカ分散液である。
は、特には限定されない。従って、本発明においては、
湿式シリカ、乾式シリカ、ゾル−ゲル法シリカ等のよう
な公知のシリカを何れも原料として用いることができ
る。
和して溶液中でシリカを析出させることによって形成さ
れる沈殿法シリカが代表的であり、ホワイトカーボンと
も称されている。また、同様に珪酸ソーダを酸で中和す
ることによって作られるゲル法シリカも使用することが
できる。更には、中和反応後に濾過及び洗浄を行っただ
けの、乾燥工程を施さない、脱水シリカケークも使用す
ることができる。
酸素水素炎中で高温加水分解させて得られるものであ
り、フュームドシリカとも称されている。
メトキシシランやテトラエトキシシランなどのような珪
素のアルコキシドを酸性あるいはアルカリ性の含水有機
溶媒中で加水分解することによって得られるものであ
る。
は、湿式シリカ及び乾式シリカが好適である。
は、水に溶解したとき、解離してカチオン性を呈する樹
脂であれば、特に限定なく使用でき、その中でも、第1
〜3級アミン又は4級アンモニウム塩を有する樹脂が好
適に使用でき、さらに、4級アンモニウム塩を有する樹
脂がより好適である。
リカ及びカチオン性樹脂がその中に分散し易い極性溶媒
であれば特に制限はない。かかる極性溶媒としては、
水;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等のようなアルコール類;エーテル類;ケトン類などが
例示できる。上記極性溶媒の中では、水が好適である。
また、水と上記極性溶媒との混合溶媒も使用できる。
させるために、本発明の効果を損なわない範囲で、界面
活性剤等を本発明のカチオン性樹脂変性シリカ分散液に
少量添加してもよい。
カ分散液中のシリカおよびカチオン性樹脂の量は、特に
限定されないが、シリカ分散液中のシリカの量は8重量
%〜50重量%、更には8重量%〜25重量%が好まし
く、カチオン性樹脂の量はシリカ100重量部あたり3
〜50重量部が好ましい。
より多いと、スラリーの流動性が極端に悪くなるので、
カチオン性樹脂との混合が困難となり、一方、8重量%
より少ないと、分散液を乾燥するために大きな装置を必
要とするうえ、エネルギーコストが高くなるため好まし
くない。
シリカ100重量部あたり3重量部より少ないと、シリ
カ粒子の表面電荷のバランスが不均一となり、シリカ粒
子が強固な凝集をおこしやすくなる。また、カチオン性
樹脂の量がシリカ100重量部あたり50重量部より多
いと、粘度が高くなり、分散処理が困難になる。
中におけるシリカ粒子は、表面電荷の指標となるゼータ
電位が+10mV以上、好ましくは+20mV以上、さ
らに好ましくは+30mV以上が好ましい。ゼータ電位
が高いほどインクジェット用紙の耐水性に効果がある。
上記ゼータ電位はカチオン性樹脂の混合量が多くなるほ
ど高くなるが、その上昇幅は混合するカチオン性樹脂の
種類により異なる。
は、該分散液中のシリカ粒子の平均粒子径が200nm
未満であり、かつ固形分濃度が1.5重量%となるよう
に希釈された該分散液について測定された光散乱指数
(n値)が2.0以上であることが必要である。シリカ
の平均粒子径が200nmより大きく、かつn値が2.
0より小さいと、インクジェット記録用紙用の塗工液の
原料として用いた場合、塗工層の表面の平滑性が得られ
ないだけではなく、光の透過が妨げられ、塗工層が不透
明となり、光沢が不足するといった問題が発生する。
シリカの分散状態の指標であり、分散性が向上するにつ
れてこの値は大きくなる。
eramic Society of Japan 1
01〔6〕707−712(1993)に記載の方法に
準じて求めた値である。
長(λ)が460〜700nmの範囲のシリカ分散液の
スペクトルを測定することにより、吸光度τを求め、l
og(λ)及びlog(τ)をプロットし、下記式
(1)を用いて直線の傾き(−n)を最小二乗法で求め
る。
てnは光散乱指数を示す。) なお、理論上、nの取りうる値は4以下である。
路長10mmのセルを用い、参照セル及び試料セルにそ
れぞれイオン交換水を満たし、460〜700nmの波
長範囲にわたってゼロ点校正を行う。次に、分散液の固
形分濃度が1.5重量%になるように分散液をイオン交
換水で希釈し、試料セルに該希釈された分散液を入れ
て、波長(λ)460〜700nmの範囲の吸光度
(τ)を測定する。
リカ分散液を製造する方法には格別の制限はない。しか
し、好適な製造方法としては、例えば、極性溶媒中でシ
リカとカチオン性樹脂とを混合して得られる混合液を処
理圧力300kgf/cm2以上で対向衝突させるか、
或いは、オリフィスの入口側と出口側の差圧が300k
gf/cm2以上である条件下でオリフィスを通過させ
る、ことからなる方法が挙げられる。
製造方法は、特に限定されず、単に極性溶媒中でシリカ
とカチオン性樹脂とを混合する方法、タービン ステー
タ型高速回転式撹拌分散機(例えば、ホモジナイザーな
ど)、コロイドミル、超音波乳化機などのような、慣用
の分散機を用いてシリカを予め極性溶媒中に分散させて
得られるシリカ分散液と、カチオン性樹脂とを混合する
方法、シリカとカチオン性樹脂との混合物を上記慣用の
分散機を用いて極性溶媒中で処理する方法、等が挙げら
れる。
シリカは、形態については特に限定されず、粉体、ケー
ク、スラリー及び分散液のいずれの形態のものでもよ
い。
体に分散させたシリカスラリーまたはシリカ分散液が好
適であり、特にシリカ分散液が好適である。
液の原料は、効率よく分散及び粉砕できることを勘案す
ると、中和反応後に濾過及び洗浄を行っただけの乾燥工
程を施さない、湿式シリカの脱水シリカケークが好適で
ある。また、得られるカチオン性樹脂変性シリカ分散液
の分散性向上の点からは乾式シリカ粉体が好適である。
等が挙げられるが、その中でも、本発明の効果を勘案す
ると、平均粒子径が200nm未満の粉砕シリカ分散液
が好適である。具体的には、各種シリカが極性溶媒中に
分散されているシリカスラリーを、特開平9−1428
27号公報記載の方法により、平均粒子径200nm未
満まで粉砕した粉砕シリカ分散液等が挙げられる。
リカ分散液は、一次粒子が数個〜数10個凝集した凝集
粒子で構成されているので、吸液性に優れており、イン
クジェット記録用紙等の分野において、好適に使用でき
る。
子よりなるシリカ粒子を砕くという意味だけではなく、
緩やかな凝集粒子よりなるシリカ粒子の凝集をほぐす解
砕や分散をも意味する。
は、シリカを液体媒体中に分散させたのち放置したとき
にほとんど沈殿するものを指し、シリカ分散液とは、シ
リカを液体媒体中に分散させたのち放置してもほとんど
沈殿しないものを指す。
分散液を用いる場合において、カチオン性樹脂と混合す
る前の該シリカスラリー又はシリカ分散液中のシリカ濃
度は、50重量%以下、好ましくは30重量%以下、さ
らに好ましくは20重量%以下が好ましい。50重量%
を越えると、流動性が極端に悪くなるため、カチオン性
樹脂の混合が困難となる。
チオン性樹脂とを混合して得られる混合液を、処理圧力
300kgf/cm2以上で対向衝突させるか、或いは
オリフィスの入口側と出口側の差圧が300kgf/c
m2以上である条件下でオリフィスを通過させるための
装置としては、一般に高圧ホモジナイザーと呼ばれてい
る市販の装置が好適に使用できる。高圧ホモジナイザー
の代表例を具体的に例示すると、ナノマイザー製の商品
名;ナノマイザー、マイクロフルイディクス製の商品
名;マイクロフルイダイザー、及びスギノマシン製のア
ルティマイザーなどを挙げることができる。
どの微細な穴を持つ薄板(オリフィス板)を直管内に挿
入し、直管の流路を急激に絞る機構のことである。
原料スラリーを加圧する高圧発生部と対向衝突部或いは
オリフィス部とよりなる装置である。高圧発生部として
は、一般にプランジャーポンプと呼ばれている高圧ポン
プが好適に採用される。高圧ポンプには、一連式、二連
式、三連式などの各種の形式があるが、いずれの形式も
特に制限なく本発明において採用できる。
チオン性樹脂とを混合して得られる混合液を対向衝突さ
せる場合における処理圧力及びオリフィスに通過させる
場合におけるオリフィスの入口側と出口側の差圧は、い
ずれも、共に300kgf/cm2以上、好ましくは8
00kgf/cm2以上、さらに好ましくは1200k
gf/cm2以上が望ましい。
は、相対速度として50m/秒以上、好ましくは100
m/秒以上、さらに好ましくは150m/秒以上である
ことが望ましい。
度は、用いるオリフィスの孔径にも依存するため一概に
は決められないが、上記対向衝突の際の衝突速度と同様
に50m/秒以上、好ましくは100m/秒以上、さら
に好ましくは150m/秒以上であることが望ましい。
圧力に依存するため、処理圧力が高いほど分散効率も高
くなる。ただし、処理圧力が3500kgf/cm2を
越えると高圧ポンプの配管等の耐圧性や装置の耐久性に
問題が発生しやすい。
数は特に制限されず、本発明で規定するシリカ分散液を
得ることができるように適宜決定すればよい。通常は、
1〜数十回の範囲から選択される。
発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
よって何ら制限されるものではない。
は、次のようにして行った。
分布測定装置(コールター製、コールターLS−23
0)を用いて、体積基準中位径D50を測定し、この値を
平均粒子径として採用した。なお、測定に際しては、水
(分散媒)の屈折率1.332及びシリカの屈折率1.
458をパラメーターとして入力した。
00cc容器に採取し、ホモジナイザー(イカ製、ウル
トラタラックスT−25)を用いて、20000rpm
で5分間攪拌した。次に30℃の恒温槽に10分間つけ
た後、B型粘度計(トキメック製、BL)を用いて60
rpmの条件で粘度を測定した。
可視光吸収スペクトルを、分光光度計(日本分光製、U
best−35型)を用いて測定した。まず、光路長1
0mmのセルを用い、参照セル及び試料セルにそれぞれ
イオン交換水に満たし、全波長範囲にわたってゼロ点校
正を行った。次に、シリカ分散液の濃度が1.5重量%
になるようにイオン交換水で希釈し、試料セルに該希釈
された分散液を入れて、波長(λ)460〜760nm
の範囲の吸光度(τ)を1nm毎に241個測定した。
log(λ)及びlog(τ)をプロットし、前述した
式(1)を用いて直線の傾き(−n)を最小二乗法で求
めた。このようにして求められたnを光散乱指数として
採用した。
度(τ)から下記式(2)により、透過率(T)を算出
した。
ータ電位は、レーザーゼータ電位計(大塚電子製、LE
ZA−600)を用いて測定した。まず、シリカ分散液
中のシリカ濃度が300ppmになるように該分散液を
10ppmのNaCl水溶液で希釈し、超音波バスで5
分間分散処理した。次に、測定セルに該希釈液を入れて
印加電圧80V、測定角度20°及び測定温度25℃の
条件でゼータ電位を測定した。
砕シリカ分散液の調製) 市販の珪酸ソーダ及び純水を、反応槽中に珪酸ソーダ濃
度が5%の溶液が形成されるように投入した。この溶液
をを40℃にまで加熱し、22wt%硫酸を用いて中和
率50%まで中和反応を行った後、反応液の温度を95
℃に上げた。この反応液に、中和率が100%になるま
で上記の硫酸を加えた。生成したシリカに濾過及び洗浄
操作を繰り返し、脱水ケーク(シリカ含有量15wt
%)を得た。この脱水ケークを乾燥させて得られたシリ
カの比表面積は280m2/gであった。
0gを加え、プロペラミキサーで撹拌することにより予
備混合を行ない、シリカスラリーを得た。得られたペー
スト状のシリカスラリーを、高圧ホモジナイザー(ナノ
マイザー製;ナノマイザー、LA−31)を用いて処理
圧力800kgf/cm2でオリフィスに3回通過させ
て、粉砕シリカ分散液を得た。これを以下においては粉
砕シリカ分散液(A)と呼称する。その分析結果を表1
に示す。
して濃度25wt%のジアリルジメチルアンモニウムク
ロライド−アクリルアミド共重合物水溶液を48g加
え、プロペラミキサーにより撹拌を行うことによって、
予備混合液を得た。得られた予備混合液を、高圧ホモジ
ナイザー(ナノマイザー製、ナノマイザーLA−31)
を用いて処理圧力800kgf/cm2でオリフィスに
2回通過させることによりカチオン性樹脂変性シリカ分
散液を得た。この分散液についての測定結果を表1に示
す。
ノマイザーLA−31)を用いて処理圧力800kgf
/cm2で対向衝突を2回行うこと以外は、実施例1と
全く同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得
た。この分散液についての測定結果を表1に示す。
塩酸塩−二酸化イオウ共重合物水溶液を60g用いた以
外は、実施例1と全く同様にしてカチオン性樹脂変性シ
リカ分散液を得た。この分散液についての測定結果を表
1に示す。
ルアンモニウムクロライド重合物水溶液を43g用いた
以外は、実施例1と全く同様にしてカチオン性樹脂変性
シリカ分散液を得た。この分散液についての測定結果を
表1に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例1と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表1に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで60分間処理した以外は、実施例1と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表1に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例3と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表1に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例4と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表1に示す。
濃度5%の溶液が形成されとなるように投入した。この
溶液を40℃にまで加熱し、22wt%硫酸を用いて中
和率50%まで中和反応を行った後、反応液の温度を9
5℃に上げた。この反応液に中和率が100%になるま
で上記の硫酸を加えた。生成したシリカに濾過及び洗浄
操作を繰り返し、脱水ケーク(シリカ含有量15wt
%)を得た。この脱水ケークを乾燥させて得られたシリ
カの比表面積は280m2/gであった。
gを加え、プロペラミキサーで撹拌することによりシリ
カスラリーを得た。このシリカスラリーにカチオン性樹
脂として濃度25wt%のジアリルジメチルアンモニウ
ムクロライド−アクリルアミド共重合物水溶液を48g
加え、プロペラミキサーにより撹拌を行うことによっ
て、予備混合液を得た。この予備混合液を高圧ホモジナ
イザー(ナノマイザー製、ナノマイザーLA−31)を
用いて処理圧力800kgf/cm2でオリフィスを3
回通過させることにより、カチオン性樹脂変性シリカ分
散液を得た。この分散液についての測定結果を表1に示
す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例5と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表1に示す。
変性シリカ分散液は、いずれも、粉砕シリカ分散液
(A)と同等或いはそれ以上のn値及び平均粒子径を示
した。一方、比較例1〜5のカチオン性樹脂変性シリカ
分散液は、いずれも、n値が2.0よりも低く、平均粒
子径が200nm以上であった。比較例1〜5の分散液
は、また、実施例1〜5の分散液に比べ透過率が低かっ
た。
オロシールQS30)120gに、純水880gを加
え、ホモジナイザー(イカ製、ウルトラタラックス、T
−25)で分散処理することによりシリカスラリーを得
た。このシリカスラリーに、カチオン性樹脂として、濃
度25wt%のジアリルジメチルアンモニウムクロライ
ド−アクリルアミド共重合物水溶液を48g加え、プロ
ペラミキサーにより撹拌を行うことによって、予備混合
液を得た。得られた予備混合液を、高圧ホモジナイザー
(ナノマイザー製、ナノマイザーLA−31)を用いて
処理圧力800kgf/cm2でオリフィスに1回通過
させることによりカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得
た。この分散液についての測定結果を表2に示す。
オロシールQS30)200gに、純水800gを加
え、ホモジナイザー(イカ製、ウルトラタラックス、T
−25)で分散処理することによりシリカスラリーを得
た。このシリカスラリーに、カチオン性樹脂として、濃
度25wt%の濃度20wt%のジアリルメチルアミン
塩酸塩重合物水溶液を50g加え、プロペラミキサーに
より撹拌を行うことによって、予備混合液を得た。得ら
れた予備混合液を、高圧ホモジナイザー(ナノマイザー
製、ナノマイザーLA−31)を用いて処理圧力800
kgf/cm2でオリフィスに1回通過させることによ
りカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。この分散液
についての測定結果を表2に示す。
ン塩酸塩重合物水溶液を20g用いた以外は、実施例7
と全く同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得
た。この分散液についての測定結果を表2に示す。
ルアンモニウムクロライド重合物水溶液を20g用いた
以外は、実施例7と全く同様にしてカチオン性樹脂変性
シリカ分散液を得た。この分散液についての測定結果を
表2に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例6と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表2に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例7と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表2に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例8と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表2に示す。
(イカ製、ウルトラタラックスT−25)を用いて、2
0000rpmで10分間処理した以外は、実施例9と
同様にしてカチオン性樹脂変性シリカ分散液を得た。こ
の分散液についての測定結果を表2に示す。
変性シリカ分散液は、いずれも平均粒子径が200nm
以下で且つ、n値が2.0以上であった。一方、比較例
6〜9のカチオン性樹脂変性シリカ分散液は、いずれも
n値が2.0以上ではあるが、平均粒子径が200nm
以上であった。比較例6〜9の分散液は、また、実施例
6〜9の分散液に比べ透過率が低かった。
のカチオン性樹脂変性シリカ分散液は、分散粒子が平均
粒子径200nm未満のシリカ微粒子であるにも係わら
ず、カチオン化処理を行っていないコロイド状シリカ分
散液並みに分散性が良いため、インクジェット用紙用の
塗工液の原料として好適に使用でき、さらに新聞用紙等
のような紙の内填剤等としても好適に使用することがで
きる。
Claims (4)
- 【請求項1】極性溶媒中にシリカ及びカチオン性樹脂を
分散せしめた分散液であって、該分散液中のシリカ粒子
の平均粒子径が200nm未満であり、かつ該分散液の
固形分濃度が1.5重量%における光散乱指数(n値)
が2.0以上であることを特徴とするカチオン性樹脂変
性シリカ分散液。 - 【請求項2】シリカが湿式シリカ及び乾式シリカより選
ばれたシリカである請求項1記載のカチオン性樹脂変性
シリカ分散液。 - 【請求項3】極性溶媒中でシリカ及びカチオン性樹脂を
混合して得られる混合液を処理圧力300kgf/cm
2以上で対向衝突させることを特徴とする請求項1記載
のカチオン性樹脂変性シリカ分散液の製造方法。 - 【請求項4】極性溶媒中でシリカ及びカチオン性樹脂を
混合して得られる混合液をオリフィスの入口側と出口側
の差圧が300kgf/cm2以上である条件下でオリ
フィスを通過させることを特徴とする請求項1記載のカ
チオン性樹脂変性シリカ分散液の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11366220A JP2000239536A (ja) | 1998-12-24 | 1999-12-24 | カチオン性樹脂変性シリカ分散液及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36751598 | 1998-12-24 | ||
| JP10-367515 | 1998-12-24 | ||
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