JP2000239829A - 固体潤滑膜付き部材 - Google Patents
固体潤滑膜付き部材Info
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- JP2000239829A JP2000239829A JP11038007A JP3800799A JP2000239829A JP 2000239829 A JP2000239829 A JP 2000239829A JP 11038007 A JP11038007 A JP 11038007A JP 3800799 A JP3800799 A JP 3800799A JP 2000239829 A JP2000239829 A JP 2000239829A
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- lubricating film
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な固体潤滑膜を用いても、固体潤滑膜と
部材との密着力が低下せず、長期間にわたって低摩擦係
数が得られ、しかも高い耐摩耗性が保持できる固体潤滑
膜付き部材を提供する。 【解決手段】 膜面が結晶面(200)に配向したCr
N膜を第1層に、固体潤滑膜を第2層に備えた固体潤滑
膜付き部材。第1層のCrN膜は、窒素ガス圧を20〜
50mTorr、バイアス電圧を0Vとするカソードア
ークイオンプレーティング法によって形成される。第2
層の固体潤滑膜は、イオンプレーティング法、スパッタ
リング法か、ショットピーニング法によって形成され
た、MoS2膜、WS2膜、NbS2膜、雲母膜、Sb2O
3膜、BN膜、WSe膜、MoSe2膜、Au膜、また
は、Ag膜である。
部材との密着力が低下せず、長期間にわたって低摩擦係
数が得られ、しかも高い耐摩耗性が保持できる固体潤滑
膜付き部材を提供する。 【解決手段】 膜面が結晶面(200)に配向したCr
N膜を第1層に、固体潤滑膜を第2層に備えた固体潤滑
膜付き部材。第1層のCrN膜は、窒素ガス圧を20〜
50mTorr、バイアス電圧を0Vとするカソードア
ークイオンプレーティング法によって形成される。第2
層の固体潤滑膜は、イオンプレーティング法、スパッタ
リング法か、ショットピーニング法によって形成され
た、MoS2膜、WS2膜、NbS2膜、雲母膜、Sb2O
3膜、BN膜、WSe膜、MoSe2膜、Au膜、また
は、Ag膜である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動摩耗部品や工
具などに用いるのに適した、低摩擦係数でかつ高耐摩耗
性を有する固体潤滑膜付き部材に関する。
具などに用いるのに適した、低摩擦係数でかつ高耐摩耗
性を有する固体潤滑膜付き部材に関する。
【0002】
【従来の技術】工具や機械部品の摩擦係数を低減して耐
摩耗特性を向上させる手段に、部材表面に固体潤滑膜を
形成する方法が知られている。例えば、機械部品表面に
油を塗布したり、潤滑微粒子を分散させたフィルムやオ
イルで覆ったり、スパッタリング法でMoS2膜などを
形成したりする方法などである。
摩耗特性を向上させる手段に、部材表面に固体潤滑膜を
形成する方法が知られている。例えば、機械部品表面に
油を塗布したり、潤滑微粒子を分散させたフィルムやオ
イルで覆ったり、スパッタリング法でMoS2膜などを
形成したりする方法などである。
【0003】しかしこれら従来の方法では、固体潤滑膜
と部材とが拡散層を形成せず、部材と固体潤滑膜との密
着力が弱かった。また膜自体は耐摩耗性を有しないの
で、長期間使用していると膜が摩耗し、部材表面から膜
が剥離してしまうという欠点があった。
と部材とが拡散層を形成せず、部材と固体潤滑膜との密
着力が弱かった。また膜自体は耐摩耗性を有しないの
で、長期間使用していると膜が摩耗し、部材表面から膜
が剥離してしまうという欠点があった。
【0004】また、MoS2などの固体潤滑膜は一般に
密着力が弱くて吸湿性が高く、膜自身が水分を吸着して
粘性をもち、部材から剥離しやすかった。
密着力が弱くて吸湿性が高く、膜自身が水分を吸着して
粘性をもち、部材から剥離しやすかった。
【0005】更に、高速回転するポンプの軸や軸受けな
どでは、特に高摩耗特性と高潤滑性(低摩擦係数)とが
必要で、特に水中、熱水中、高温で使用される部材の固
体潤滑膜にあっては、より高い密着力を必要とする。上
記従来の固体潤滑膜はこのような用途に使えず、高価な
セラミックス材や溶射材などを使用せざるを得なかっ
た。
どでは、特に高摩耗特性と高潤滑性(低摩擦係数)とが
必要で、特に水中、熱水中、高温で使用される部材の固
体潤滑膜にあっては、より高い密着力を必要とする。上
記従来の固体潤滑膜はこのような用途に使えず、高価な
セラミックス材や溶射材などを使用せざるを得なかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、安価
な固体潤滑膜を用いても固体潤滑膜と部材との密着力が
低下せず、長期間にわたって低摩擦係数が得られ、しか
も高い耐摩耗性が保持できる固体潤滑膜付き部材を提供
することを目的とする。
な固体潤滑膜を用いても固体潤滑膜と部材との密着力が
低下せず、長期間にわたって低摩擦係数が得られ、しか
も高い耐摩耗性が保持できる固体潤滑膜付き部材を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の本発明の固体潤滑膜付き部材は、膜面が結晶面(20
0)に配向したCrN膜を第1層に、固体潤滑膜を第2
層に備えたことを特徴とする。
の本発明の固体潤滑膜付き部材は、膜面が結晶面(20
0)に配向したCrN膜を第1層に、固体潤滑膜を第2
層に備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の固体潤滑膜付き部材の第1層のC
rN膜は、窒素ガス圧を20〜50mTorr、バイア
ス電圧を0Vとするカソードアークイオンプレーティン
グ法によって形成されることが望ましい。
rN膜は、窒素ガス圧を20〜50mTorr、バイア
ス電圧を0Vとするカソードアークイオンプレーティン
グ法によって形成されることが望ましい。
【0009】また、第2層の固体潤滑膜は、イオンプレ
ーティング法、スパッタリング法、または、ショットピ
ーニング法によって形成された、MoS2膜、WS2膜、
NbS2膜、雲母膜、Sb2O3膜、BN膜、WSe膜、
MoSe2膜、Au膜、または、Ag膜であることが望
ましい。
ーティング法、スパッタリング法、または、ショットピ
ーニング法によって形成された、MoS2膜、WS2膜、
NbS2膜、雲母膜、Sb2O3膜、BN膜、WSe膜、
MoSe2膜、Au膜、または、Ag膜であることが望
ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】上記構成による本発明の固体潤滑
膜付き部材は、第1層のCrN膜の表面に形成された4
〜7μm程度の微細な凹凸の上に第2層が形成されてい
るので、第1層と第2層との接触面積は大きく、また、
アンカー効果も生じている。このため固体潤滑膜が長期
にわたって使用でき、また、固体潤滑膜が摩耗しても凹
部に堆積している固体潤滑膜が相手材と接触して掘り起
こされ、表面に固体潤滑膜の粒子が染み出てくるので、
更に長期間潤滑性が保たれる。
膜付き部材は、第1層のCrN膜の表面に形成された4
〜7μm程度の微細な凹凸の上に第2層が形成されてい
るので、第1層と第2層との接触面積は大きく、また、
アンカー効果も生じている。このため固体潤滑膜が長期
にわたって使用でき、また、固体潤滑膜が摩耗しても凹
部に堆積している固体潤滑膜が相手材と接触して掘り起
こされ、表面に固体潤滑膜の粒子が染み出てくるので、
更に長期間潤滑性が保たれる。
【0011】本発明の部材の基材には、従来から機械の
摺動摩耗部品や切削工具などに用いられているものが使
用できる。例えば、金型用のSKD鋼、SKH鋼、SK
S鋼、機械構造用のSC鋼などである。
摺動摩耗部品や切削工具などに用いられているものが使
用できる。例えば、金型用のSKD鋼、SKH鋼、SK
S鋼、機械構造用のSC鋼などである。
【0012】第1層のCrN膜は、それ自身例えば摩擦
係数:0.3、ビッカス硬さ:1800HVと摩擦特
性、耐食性に優れた膜である。この膜はカソードアーク
式イオンプレーティング法で形成できる。
係数:0.3、ビッカス硬さ:1800HVと摩擦特
性、耐食性に優れた膜である。この膜はカソードアーク
式イオンプレーティング法で形成できる。
【0013】このカソードアーク式イオンプレーティン
グ法は、蒸発源である金属ターゲットを陰極、チャンバ
ーを陽極としてこれらの間にアーク放電を起こさせ、金
属蒸気をイオン化し、更に反応ガスもイオンとの衝突に
よりイオン化し、部材表面に積層させて膜を形成すると
いうものである。例えばCrN膜を形成する場合は、金
属ターゲットをCr金属とし、チャンバー内に窒素原子
を含む反応ガスを導入すればよい。
グ法は、蒸発源である金属ターゲットを陰極、チャンバ
ーを陽極としてこれらの間にアーク放電を起こさせ、金
属蒸気をイオン化し、更に反応ガスもイオンとの衝突に
よりイオン化し、部材表面に積層させて膜を形成すると
いうものである。例えばCrN膜を形成する場合は、金
属ターゲットをCr金属とし、チャンバー内に窒素原子
を含む反応ガスを導入すればよい。
【0014】カソードアーク式イオンプレーティング法
は、金属のイオン化率が高く、また、複数の蒸発源をチ
ャンバー内の上下左右に設置できるので、複合膜や、大
型形状や複雑形状の部材に均一な厚さの膜が形成でき
る。
は、金属のイオン化率が高く、また、複数の蒸発源をチ
ャンバー内の上下左右に設置できるので、複合膜や、大
型形状や複雑形状の部材に均一な厚さの膜が形成でき
る。
【0015】CrN膜の形成条件で、窒素ガス圧20〜
50mTorr、バイアス電圧0Vにすると、CrNの
結晶配向面が(200)になる。この条件では、膜の成
長が柱状晶になり、柱が独立して立つているようにな
る。上方から観察すると高低差が5〜7μmの膜表面と
なり、ピンホール数も多くなる。
50mTorr、バイアス電圧0Vにすると、CrNの
結晶配向面が(200)になる。この条件では、膜の成
長が柱状晶になり、柱が独立して立つているようにな
る。上方から観察すると高低差が5〜7μmの膜表面と
なり、ピンホール数も多くなる。
【0016】柱状晶を十分形成するには、窒素ガス圧2
0〜50mTorrで、バイアス0Vとすればよい。バ
イアスを100Vや300Vなどで印加すると膜が緻密
に形成され、柱状晶が見られなくなり、膜表面も平滑に
なってピンホール数も減少してしまうのでよくない。
0〜50mTorrで、バイアス0Vとすればよい。バ
イアスを100Vや300Vなどで印加すると膜が緻密
に形成され、柱状晶が見られなくなり、膜表面も平滑に
なってピンホール数も減少してしまうのでよくない。
【0017】本発明では、形成されたCrN膜表面に、
MoS2、Ag等から選ばれる固体潤滑膜を、イオンプ
レーティング、スパッタリング、またはショットピーニ
ング法で形成する。
MoS2、Ag等から選ばれる固体潤滑膜を、イオンプ
レーティング、スパッタリング、またはショットピーニ
ング法で形成する。
【0018】スパッタリング法で固体潤滑膜を形成する
には、直流(DC)スパッタリングと、高周波(RF)
スパッタリング法が選択できる。放電ガスに、Ne、A
r、Kr等の不活性ガスが利用されるが、取り扱いが容
易であるArガスが最も一般的に適用される。放電ガス
圧を1〜4Paに設定することで、緻密で密着力が高い
固体潤滑膜が形成される。
には、直流(DC)スパッタリングと、高周波(RF)
スパッタリング法が選択できる。放電ガスに、Ne、A
r、Kr等の不活性ガスが利用されるが、取り扱いが容
易であるArガスが最も一般的に適用される。放電ガス
圧を1〜4Paに設定することで、緻密で密着力が高い
固体潤滑膜が形成される。
【0019】固体潤滑膜の膜厚は、材料によって異なる
が、例えばMoS2では0.1〜4μmがよい。0.1
μm未満では十分な潤滑性は得られず、4μmを超える
と膜のせん断が起こりやすくなり、膜中に多くのAr分
子を含有するので潤滑特性も劣化してくるからである。
が、例えばMoS2では0.1〜4μmがよい。0.1
μm未満では十分な潤滑性は得られず、4μmを超える
と膜のせん断が起こりやすくなり、膜中に多くのAr分
子を含有するので潤滑特性も劣化してくるからである。
【0020】ショットピーニング法で固体潤滑膜を形成
するには、第1層を形成した部材に、固体潤滑剤粉末と
合成樹脂粒子とを一定割合で混合した混合体を、乾式ブ
ラスト装置により加工物表面に噴射すればよい。固体潤
滑剤粉末は部材表面に衝突して付着し、樹脂粒子は表面
に衝突すると同時に反発して気体流とともに飛び去る。
このとき、樹脂粒子は表面に付着した固体潤滑粉体を表
面に打ち込み、また擦り込み、密着性の良い固体潤滑膜
が形成される。例えばMoS2の膜では、厚膜が形成さ
れずらいが、膜厚1μm程度で十分である。
するには、第1層を形成した部材に、固体潤滑剤粉末と
合成樹脂粒子とを一定割合で混合した混合体を、乾式ブ
ラスト装置により加工物表面に噴射すればよい。固体潤
滑剤粉末は部材表面に衝突して付着し、樹脂粒子は表面
に衝突すると同時に反発して気体流とともに飛び去る。
このとき、樹脂粒子は表面に付着した固体潤滑粉体を表
面に打ち込み、また擦り込み、密着性の良い固体潤滑膜
が形成される。例えばMoS2の膜では、厚膜が形成さ
れずらいが、膜厚1μm程度で十分である。
【0021】
【実施例】実施例1 ・・・ 厚さ2mm、20mm角
の工具鋼(SKH51)を基材とし、第1層のCrN膜
形成にはマルチアーク社製カソードアーク式イオンプレ
ーティング装置を用いた。ターゲットとしてCr金属を
チャンバーに取り付け、基板をエタノールで超音波洗浄
した後、真空チャンバー内にセットし、チャンバー内を
2×10-5Torr以下まで排気した。
の工具鋼(SKH51)を基材とし、第1層のCrN膜
形成にはマルチアーク社製カソードアーク式イオンプレ
ーティング装置を用いた。ターゲットとしてCr金属を
チャンバーに取り付け、基板をエタノールで超音波洗浄
した後、真空チャンバー内にセットし、チャンバー内を
2×10-5Torr以下まで排気した。
【0022】基材に−500Vのバイアス電圧を印加
し、Cr金属のメタルボンバードで基板表面を洗浄し、
450℃まで加熱し、Crイオンの打ち込みを行った。
次に、チャンバー内に窒素ガスを20mTorrまで導
入し、バイアス電圧を0VとしてCrN膜を厚さ5.9
μm形成した。
し、Cr金属のメタルボンバードで基板表面を洗浄し、
450℃まで加熱し、Crイオンの打ち込みを行った。
次に、チャンバー内に窒素ガスを20mTorrまで導
入し、バイアス電圧を0VとしてCrN膜を厚さ5.9
μm形成した。
【0023】形成したCrN膜には、面積の約0.1%
がピンホールであることが電気化学的手法によって測定
された。膜の表面を光学顕微鏡で観察すると、全面に凹
凸が見られた。また、表面粗さはRmaxで6μm、R
zで3.5μmの凸凹が形成されていた。硬さはビッカ
ス硬度で1800HVであった。
がピンホールであることが電気化学的手法によって測定
された。膜の表面を光学顕微鏡で観察すると、全面に凹
凸が見られた。また、表面粗さはRmaxで6μm、R
zで3.5μmの凸凹が形成されていた。硬さはビッカ
ス硬度で1800HVであった。
【0024】続いて、RFマグネトロンスパッタリング
装置(日電アネルバ(株)社製SPF530H)を用い
て第2層を形成した。所定位置に直径5インチの円盤型
二硫化モリブデン(MoS2)ターゲットをセットし、
真空を5×10-4 Paまで引き、Arガスを0.4P
a導入した。放電電力として300W(ターゲットに対
し、2.37W/cm2)投入し、MoS2をArガス雰
囲気で厚さ1.2μm形成した。
装置(日電アネルバ(株)社製SPF530H)を用い
て第2層を形成した。所定位置に直径5インチの円盤型
二硫化モリブデン(MoS2)ターゲットをセットし、
真空を5×10-4 Paまで引き、Arガスを0.4P
a導入した。放電電力として300W(ターゲットに対
し、2.37W/cm2)投入し、MoS2をArガス雰
囲気で厚さ1.2μm形成した。
【0025】得られた固体潤滑膜付き部材を、直径6m
m、SUS440C製の玉を用いて、荷重10N、周速
度0.5m/sec、直径12mmでボールオンディス
ク試験によって評価した。耐久摩擦回数は、MoS2が
無くなる回数とした。また、密着力は、膜にカッターナ
イフを用いて間隔約2mmの碁盤の目状に切り込みを入
れ、粘着テープを貼り、これを一気にひき剥がすことで
評価した。密着力が弱いと粘着テープによって膜が剥離
する。
m、SUS440C製の玉を用いて、荷重10N、周速
度0.5m/sec、直径12mmでボールオンディス
ク試験によって評価した。耐久摩擦回数は、MoS2が
無くなる回数とした。また、密着力は、膜にカッターナ
イフを用いて間隔約2mmの碁盤の目状に切り込みを入
れ、粘着テープを貼り、これを一気にひき剥がすことで
評価した。密着力が弱いと粘着テープによって膜が剥離
する。
【0026】比較試料として、ピンホール、凹みをでき
るだけ形成しない電子ビーム式イオンプレーティング装
置を用いて作製した、ビッカス硬度900HVのCrN
膜上に、MoS2膜をスパッタリングしたものについて
も同様の評価をした。
るだけ形成しない電子ビーム式イオンプレーティング装
置を用いて作製した、ビッカス硬度900HVのCrN
膜上に、MoS2膜をスパッタリングしたものについて
も同様の評価をした。
【0027】本実施例で得られた試料のボールオンデイ
スク試験での耐久摩擦回数は900×102回で、摩擦
係数は0.1であった。密着力試験では、剥離はみられ
なかった。
スク試験での耐久摩擦回数は900×102回で、摩擦
係数は0.1であった。密着力試験では、剥離はみられ
なかった。
【0028】一方、比較試料では、ボールオンデイスク
試験による耐久摩擦回数は270×102回、摩擦係数
は0.15で、密着力試験では、約50%が剥離した。
試験による耐久摩擦回数は270×102回、摩擦係数
は0.15で、密着力試験では、約50%が剥離した。
【0029】実施例2 ・・・ 厚さ2mm、20mm
角のSUS304を基材とし、マルチアーク社製カソー
ドアーク式イオンプレーティング装置を用いて第1層の
CrN膜を形成した。Crターゲットをチャンバーに取
り付け、基板をエタノールで超音波洗浄した後、真空チ
ャンバー内にセットして2×10-5Torr以下まで排
気した。基板に−500Vのバイアス電圧を印加し、C
rイオンのメタルボンバードで基板表面を洗浄し、45
0℃に加熱し、Crイオンの打ち込みを行った。次に、
N2ガスを50mTorrまで導入し、バイアス電圧0
VでCrN膜を23μm形成した。
角のSUS304を基材とし、マルチアーク社製カソー
ドアーク式イオンプレーティング装置を用いて第1層の
CrN膜を形成した。Crターゲットをチャンバーに取
り付け、基板をエタノールで超音波洗浄した後、真空チ
ャンバー内にセットして2×10-5Torr以下まで排
気した。基板に−500Vのバイアス電圧を印加し、C
rイオンのメタルボンバードで基板表面を洗浄し、45
0℃に加熱し、Crイオンの打ち込みを行った。次に、
N2ガスを50mTorrまで導入し、バイアス電圧0
VでCrN膜を23μm形成した。
【0030】膜の表面を観察すると全面に5〜7μmの
凸凹が形成されていた。この形成したCrN膜の表面を
観察すると全面に凹凸が見られ、表面粗さはRmaxで
6μm、Rzで3.5μmの凸凹が形成されていた。こ
の膜は、電気化学的手法により、面積の約0.1%がピ
ンホールとして測定された。
凸凹が形成されていた。この形成したCrN膜の表面を
観察すると全面に凹凸が見られ、表面粗さはRmaxで
6μm、Rzで3.5μmの凸凹が形成されていた。こ
の膜は、電気化学的手法により、面積の約0.1%がピ
ンホールとして測定された。
【0031】この試料にMoS2の第2層を形成した。
MoS2粉末と740g、50μmの樹脂ビーズを32
0gを混合し、噴射エアーガンと試料との距離を100
mm、噴射エアー圧を3kgf/cm2として混合粉を
CrN膜上に吹き付け、膜厚1μmのMoS2膜を形成
した。
MoS2粉末と740g、50μmの樹脂ビーズを32
0gを混合し、噴射エアーガンと試料との距離を100
mm、噴射エアー圧を3kgf/cm2として混合粉を
CrN膜上に吹き付け、膜厚1μmのMoS2膜を形成
した。
【0032】実施例1と同様の密着力試験では、剥離は
みられなかった。また、フアレックス試験では、開始か
ら2000秒経過しても殆ど同じ値で、固体潤滑膜の剥
離もみられなかった。
みられなかった。また、フアレックス試験では、開始か
ら2000秒経過しても殆ど同じ値で、固体潤滑膜の剥
離もみられなかった。
【0033】比較として、同じ基材にCrN膜を形成せ
ずに同じ方法で膜厚1μmのMoS 2膜を形成した試料
についてフアレックス試験を行ったところ、MoS2が
粉状に飛び散り、すぐに基材が露出し、800秒から徐
々にトルクが上昇してしまった。
ずに同じ方法で膜厚1μmのMoS 2膜を形成した試料
についてフアレックス試験を行ったところ、MoS2が
粉状に飛び散り、すぐに基材が露出し、800秒から徐
々にトルクが上昇してしまった。
【0034】実施例3 ・・・ 実施例1と同様にCr
N膜を23μm形成し、その上に、神港精器製ピアス式
イオンプレーティング装置を用いて、第2層のAg膜を
形成した。装置に銅−モリブデン製ルツボに台形型のA
gを入れ、電子ビーム出力を10kW、40mV、イオ
ン化電流を50mV、20A、バイアス電圧を−200
Vとして30秒成膜し、Ag膜厚を0.5μmとした。
N膜を23μm形成し、その上に、神港精器製ピアス式
イオンプレーティング装置を用いて、第2層のAg膜を
形成した。装置に銅−モリブデン製ルツボに台形型のA
gを入れ、電子ビーム出力を10kW、40mV、イオ
ン化電流を50mV、20A、バイアス電圧を−200
Vとして30秒成膜し、Ag膜厚を0.5μmとした。
【0035】耐久摩耗回数を、ボールオンデイスク試験
(荷重2N)でAg膜が無くなる回数で評価したとこ
ろ、450×102回、摩擦係数は0.45であった。
また、実施例1と同様の密着力試験による剥離はみられ
なかった。
(荷重2N)でAg膜が無くなる回数で評価したとこ
ろ、450×102回、摩擦係数は0.45であった。
また、実施例1と同様の密着力試験による剥離はみられ
なかった。
【0036】比較として電子ビーム式イオンプレーティ
ング装置のCrN膜に、同様の方法で0.5μmのAg
膜を形成した試料では、耐久摩耗回数は170×102
回、摩擦係数は0.5であった。実施例1と同様の密着
力試験では、30%が剥離した。
ング装置のCrN膜に、同様の方法で0.5μmのAg
膜を形成した試料では、耐久摩耗回数は170×102
回、摩擦係数は0.5であった。実施例1と同様の密着
力試験では、30%が剥離した。
【0037】実施例4 ・・・ ガスタービンに使用さ
れているグローブ弁は、弁箱にSUS316、グローブ
弁体の摺動部分には、ステライトが盛金されている。使
用温度は350℃で、流体の流れの変化が大きく、摩耗
が激しい。その弁箱内部に、(200)配向したCrN
膜を実施例1と同様にして10μm形成し、実施例2に
あるショットピーニング法でMoS2を1μm形成し
た。この部品をポンプに組み上げ、加速試験として、3
50℃で軸速度7m/secで上下運動させた。その結
果、8時間の加速試験後でも膜の損傷はほとんど観察さ
れなかった。
れているグローブ弁は、弁箱にSUS316、グローブ
弁体の摺動部分には、ステライトが盛金されている。使
用温度は350℃で、流体の流れの変化が大きく、摩耗
が激しい。その弁箱内部に、(200)配向したCrN
膜を実施例1と同様にして10μm形成し、実施例2に
あるショットピーニング法でMoS2を1μm形成し
た。この部品をポンプに組み上げ、加速試験として、3
50℃で軸速度7m/secで上下運動させた。その結
果、8時間の加速試験後でも膜の損傷はほとんど観察さ
れなかった。
【0038】同様に、MoS2を形成していないCrN
膜のみの部品について同様の評価をしたところ、試験後
4時間で膜に摺動傷が発生した。
膜のみの部品について同様の評価をしたところ、試験後
4時間で膜に摺動傷が発生した。
【0039】
【発明の効果】本発明により、安価な固体潤滑膜を用い
ても、固体潤滑膜と部材との密着力が低下せず、長期間
にわたって低摩擦係数が得られ、しかも高い耐摩耗性が
保持できる固体潤滑膜付き部材を提供できた。
ても、固体潤滑膜と部材との密着力が低下せず、長期間
にわたって低摩擦係数が得られ、しかも高い耐摩耗性が
保持できる固体潤滑膜付き部材を提供できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 33/12 F16C 33/12 Z 33/66 33/66 A Fターム(参考) 3J011 JA02 LA04 MA02 PA10 QA04 RA10 SE04 SE06 SE07 3J101 DA05 EA02 EA53 EA55 EA78 FA32 4K029 AA02 BA04 BA05 BA21 BA43 BA51 BA58 BA59 BB02 BB07 BC02 BD04 BD05 CA03 CA05 CA13 DC05 DC12 DC39 DD06 FA04 4K044 AA02 BA18 BA19 BB03 BC01 CA13 CA23
Claims (4)
- 【請求項1】 膜面が結晶面(200)に配向したCr
N膜を第1層に、固体潤滑膜を第2層に備えた固体潤滑
膜付き部材。 - 【請求項2】 第1層のCrN膜は、窒素ガス圧を20
〜50mTorr、バイアス電圧を0Vとするカソード
アークイオンプレーティング法によって形成された請求
項1に記載の固体潤滑膜付き部材。 - 【請求項3】 第2層の固体潤滑膜は、イオンプレーテ
ィング法、スパッタリング法、または、ショットピーニ
ング法によって形成された請求項1または請求項2に記
載の固体潤滑膜付き部材。 - 【請求項4】 第2層の固体潤滑膜は、MoS2膜、W
S2膜、NbS2膜、雲母膜、Sb2O3膜、BN膜、WS
e膜、MoSe2膜、Au膜、または、Ag膜である請
求項1〜請求項3のいずれかに記載の固体潤滑膜付き部
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038007A JP2000239829A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 固体潤滑膜付き部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038007A JP2000239829A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 固体潤滑膜付き部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000239829A true JP2000239829A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12513529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11038007A Pending JP2000239829A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 固体潤滑膜付き部材 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2000239829A (ja) |
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