JP2000240106A - 油圧ショベルの制御装置 - Google Patents

油圧ショベルの制御装置

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JP2000240106A
JP2000240106A JP11045795A JP4579599A JP2000240106A JP 2000240106 A JP2000240106 A JP 2000240106A JP 11045795 A JP11045795 A JP 11045795A JP 4579599 A JP4579599 A JP 4579599A JP 2000240106 A JP2000240106 A JP 2000240106A
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Japan
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load
hydraulic
pressure oil
chamber
valve
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JP11045795A
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Hiroshi Taji
浩 田路
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り荷作業や掘削作業といった各作業を良好
に行うことができるとともに、作業効率の向上を図った
油圧ショベルの制御装置を提供する。 【解決手段】 複数の油圧シリンダによって回動自在と
されるブーム及びアームと、前記アームの先端に備えら
れた吊り荷作業用のフックとを有する油圧ショベルの制
御装置において、前記吊り荷作業用フックに作用する負
荷を検出する負荷検出手段と、この負荷検出手段で負荷
が検出されたか否かを判断する負荷判断手段と、この負
荷判断手段で判断した結果に基づいて前記油圧シリンダ
のうち少なくとも1つの油圧シリンダの負荷保持側油室
に作用する負荷保持手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削作業と吊り荷
作業とを適宜選択可能な油圧ショベルの制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】以下、一般的な油圧ショベルの一例を図
3を用いて詳細に説明する。図3は、一般的な油圧ショ
ベルの側面図である。
【0003】図において、31は油圧ショベルであっ
て、この油圧ショベル31は、走行自在な下部走行体3
2と、この下部走行体32の上部に旋回自在に搭載され
る上部旋回体33と、この上部旋回体33の前部中央に
一端を回動中心として伏仰自在に取り付けられるアタッ
チメント34とを備えている。
【0004】前記上部旋回体33の前部左側には運転室
33aが備えられている。この運転室33aの内部に
は、オペレータが着座する運転席と、この運転席の左右
両側に配置される一対の操作レバーと、運転席前方に配
置される一対の走行レバーとが備えられている。
【0005】前記アタッチメント34は、前記上部旋回
体33に一端が取り付けられたブーム35と、このブー
ム35の他端側に一端が取り付けられたアーム36と、
このアーム36の先端部に取り付けられたバケット37
とを有している。前記ブーム35は、両端が前記上部旋
回体33の前部とブーム35とに接続された一対のブー
ムシリンダ35aによって伏仰自在とされている。ま
た、前記アーム36は、前記ブーム35の背面とアーム
36の端部との間に配置されたアームシリンダ36aに
よって回動自在とされている。さらに、前記バケット3
7は、このバケット37と前記アーム36の背面との間
に配置されたバケットシリンダ37aによって回動自在
とされている。なお、前記バケット37と前記バケット
シリンダ37aとの間にはブラケット38が配置され、
このブラケット38には、吊り荷作業に用いられるフッ
ク39が備えられている。
【0006】油圧ショベル31の掘削作業時には、オペ
レータは、前記運転席に着座し、前記操作レバーを操作
して前記ブームシリンダ35a,アームシリンダ36a
ないしバケットシリンダ37aの駆動を行う。即ち、ブ
ーム35,アーム36ないしバケット37を動かし、掘
削作業を行う。
【0007】また、吊り荷作業時には、オペレータは、
前記操作レバーを操作して前記ブームシリンダ35a,
アームシリンダ36aないしバケットシリンダ37aの
駆動を行う。即ち、前記フック39の使用が可能となる
ようにバケット37を格納状態とした後、ブーム35な
いしアーム36を動かし、前記フック39の位置を調整
すると共に、前記フック39で例えば荷物Wを吊るとい
った吊り荷作業を行う。
【0008】図4は、上述した掘削作業と吊り荷作業と
を適宜選択して行うことができる従来の油圧回路の例
(実開昭56−64465号)である。
【0009】図において、41は油圧ポンプであって、
この油圧ポンプ41は、タンク42から圧油を吸い上
げ、油圧シリンダ44に圧油を供給している。また、こ
の油圧ポンプ41と油圧シリンダ44との間には、圧油
の流れる方向を切り換え可能な油圧切換弁43が配置さ
れている。油圧シリンダ44は、ピストン45によって
第一室46と第二室47とに仕切られている。また、こ
の第二室47と前記油圧切換弁43との間には、チェッ
ク弁48aとホールディング弁48bとから構成される
カウンタバランス弁48が配置されている。前記チェッ
ク弁48aは、前記油圧ポンプ41から前記第二室47
への油の通過は許可するが、前記第二室47から前記タ
ンク42への圧油の通過は許可しない構成となってい
る。また、前記ホールディング弁48bは、前記油圧ポ
ンプ41から第一室46へ流れる圧油量に応じて前記第
二室47からタンク42へ流す圧油量を決定し、また前
記油圧切換弁43が中立状態の場合には、前記第二室4
7からタンク42への圧油の流れを止める。前記第二室
47とカウンタバランス弁48との間には、この第二室
47とカウンタバランス弁48との間の圧油の圧力が設
定圧以上になったときに、この圧油の圧力を設定圧以内
に保つように余分な圧油をタンク42へ戻すリリーフ弁
51が設けられている。前記第二室47と前記油圧切換
弁43との間であって前記カウンタバランス弁48と平
行な位置には、圧油を前記カウンタバランス弁48を介
すことなく直接前記タンク42へ戻すことが可能な切換
弁49が備えられている。この切換弁49の切り換え
は、切換弁49に取り付けられた切換レバー50をオペ
レータが切り換えることによって行われる。
【0010】次に油圧ショベルの掘削作業時における油
圧回路の動作の説明を行う。掘削時には、まず前記切換
弁49を圧油が直接前記タンク42に戻るように設定す
る。そして、ピストン45を伸長させるために、前記油
圧切換弁43を切り換えて前記油圧シリンダ44の第二
室47に圧油を供給する。これにより、第二室47が膨
張し、逆に前記第一室46がピストン45によって圧縮
されて第一室46内の圧油がタンク42に戻る。この動
作によりピストン45は伸長する。逆にピストン45を
縮小させるために、前記油圧切換弁43を切り換えて前
記油圧シリンダ44の第一室46に圧油を供給する。こ
れにより、第一室46が膨張し、逆に前記第二室47が
ピストン45によって圧縮されて第二室47内の圧油が
タンク42に戻る。この動作によりピストン45は縮小
する。
【0011】次に油圧ショベルの吊り荷作業時における
油圧回路の動作の説明を行う。吊り荷時には、まず切換
レバー50により前記切換弁49を、圧油が前記カウン
タバランス弁48を介して前記タンク42に戻るように
設定する。そして、ピストン45を伸長させるために、
前記油圧切換弁43を切り換えて前記油圧シリンダ44
の第二室47に圧油を供給する。この時、圧油はチェッ
ク弁48aを通過する。これにより、第二室47が膨張
し、逆に前記第一室46がピストン45によって圧縮さ
れて第一室46内の圧油がタンク42に戻る。この動作
によりピストン45は伸長する。逆にピストン45を縮
小させるために、前記油圧切換弁43を切り換えて前記
油圧シリンダ44の第一室46に圧油を供給する。これ
により、第一室46が膨張し、逆に前記第二室47がピ
ストン45によって圧縮されて第二室47内の圧油がタ
ンク42に戻ろうとする。しかしながら、この圧油はホ
ールディング弁48bによって、前記第一室46へ供給
された圧油の量に応じた量だけタンク42へ戻るので、
圧油の流出が抑制されて吊り荷が急激に降下することが
ない。また、油圧切換弁43が中立状態になったときに
はホールディング弁48bは閉塞するので、このホール
ディング弁48bにより圧油の流れが止められて吊り荷
を静止状態で保持することができる。また、この閉塞し
たホールディング弁48bが再び開口するためには、所
要の圧力を有する圧油が第一室46に作用する必要があ
り、この圧油によってホールディング弁48bの閉塞状
態は解除され、このホールディング弁48bは再び前記
第一室46に作用する圧油に応じて制御される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルは元来掘
削作業に使用される機械であったが、近年では油圧ショ
ベルの使用方法も多様化し、例えば図3に示すように油
圧ショベルを吊り荷作業に使用する場合も増えてきてい
る。このため、図3に示す油圧ショベルに図4で示され
る油圧回路を採用し、掘削作業と吊り荷作業とを適宜選
択して行えるようにしたものがある。この図4に示され
る油圧回路によると、吊り荷作業時にはカウンタバラン
ス弁により吊り荷を確実に保持することができ、吊り荷
の負荷により圧油がリークしてピストンが縮小する事態
を防止することができる。また、カウンタバランス弁は
負荷圧の発生する油圧シリンダの油室に近接して設けら
れているので、油圧シリンダと油圧切換弁とを連通する
配管が破損した場合に油圧シリンダが縮小動作して吊り
荷を落下させることもない。また、掘削作業時には、切
換レバーによりピストンの縮小時の圧油がカウンタバラ
ンス弁を介さずにタンクに戻るように設定できるので、
カウンタバランス弁の影響を防ぐことができる。これに
より、作業スピードが低下する心配がなくなるので、作
業効率を低下させる心配もない。
【0013】上述したように図4に示される油圧回路に
よると掘削作業と吊り荷作業とを適宜選択して行うこと
が一応可能ではあるが未だ以下に示すような問題があっ
た。即ち、掘削作業と吊り荷作業との切り換えは、オペ
レータ自身が切換レバーを手動にて切り換えることによ
って行われるので、オペレータによる作業切換が面倒で
あったり、オペレータが切換レバーの切り換えを忘れた
場合には、良好な作業を行うことができず、さらに作業
効率の低下の原因にもなっていた。
【0014】また、図3に示される油圧ショベルにおい
ては、吊り荷用のフックがバケットとバケットシリンダ
との間に備えられたブラケットに設けられているため、
吊り荷作業中にオペレータが誤ってバケットシリンダ用
の操作レバーを動かした場合には、フックの位置が変化
し、吊り荷が大きく揺れたり落下したりするといった問
題もあった。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、吊り荷作業や掘削作業といった各作業を
良好に行うことができるとともに、作業効率の向上を図
った油圧ショベルの制御装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の油圧シリンダによって回動自在とされるブー
ム及びアームと、前記アームの先端に備えられた吊り荷
作業用のフックとを有する油圧ショベルの制御装置にお
いて、前記吊り荷作業用フックに作用する負荷を検出す
る負荷検出手段と、この負荷検出手段で負荷が検出され
たか否かを判断する負荷判断手段と、この負荷判断手段
で判断した結果に基づいて前記油圧シリンダのうち少な
くとも1つの油圧シリンダの負荷保持側油室に作用する
負荷保持手段とを有することを特徴とするものである。
【0017】これによると、油圧ショベルの作業状態が
吊り荷作業かその他の作業かを自動的に判断することが
できるので、従来のようにオペレータの吊り荷作業状態
への切り換え忘れといったことがなくなり、確実に吊り
荷作業に最適な作業状態を作ることができるので作業効
率を向上させることができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
建設機械の制御装置において、前記負荷保持手段が、負
荷保持側油室から流出する圧油に対して予め設定される
設定圧の背圧を与えて圧油の流出量を制限し、負荷保持
側油室へ流入する圧油は自由流れとし、負荷保持側油室
に圧油が出入しない状態のときには圧油の流れを止める
カウンタバランス弁であることを特徴とするものであ
る。
【0019】この場合、吊り荷作業時には、カウンタバ
ランス弁により吊り荷を確実に保持することができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、複数の油圧シリ
ンダによって回動するブーム及びアームを備え、また前
記アームの先端に作業機シリンダによって回動自在な作
業機及び吊り荷作業用のフックを備えた油圧ショベルの
制御装置において、前記フックによる吊り荷作業時にあ
ることを判断する作業判断手段と、この作業判断手段が
吊り荷作業と判断したときに、作業機シリンダの一方向
の動作を禁止する作動禁止手段とを有することを特徴と
するものである。
【0021】この場合、吊り荷作業時には吊り荷作業に
影響のある作業機の一方向の動作を禁止するようにした
ので吊り荷作業を安全に行うことができる。これによ
り、作業効率の向上に繋がる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
る油圧ショベルの制御装置を図1に基づいて詳細に説明
する。図1は、本発明の第1実施形態に係る油圧回路図
である。なお、従来技術と同一構成のものについては同
符号を付す。
【0023】図において、41は油圧ポンプであって、
この油圧ポンプ41はタンク42から圧油を吸い上げて
油圧シリンダの1つであるアームシリンダ1へ圧油を供
給している。また、この油圧ポンプ41とアームシリン
ダ1との間には、圧油の流れる方向を切換可能な油圧切
換弁3が配置されている。アームシリンダ1は、ピスト
ン1aによって第二室1cと負荷保持側油室である第一
室1bとに仕切られている。また、この第一室1bと前
記油圧切換弁3との間にはチェック弁5とホールディン
グ弁4とから構成される負荷保持手段であるカウンタバ
ランス弁2が備えられている。前記チェック弁5は、前
記油圧ポンプ41から前記第一室1bへの油の通過は許
可するが、前記第一室1bから前記油圧ポンプ41への
圧油の通過は許可しない構成となっている。また、前記
ホールディング弁4は、前記油圧ポンプ41から第一室
1bへ流れる圧油量に応じて前記第二室1cからタンク
42へ流す圧油量を決定し、また前記油圧切換弁3が中
立状態の場合には、前記第二室1cからタンク42への
圧油の流れを止める。前記第二室1cとカウンタバラン
ス弁2との間には、この第二室1cとカウンタバランス
弁2との間の圧油の圧力が設定圧以上になったときに、
この圧油の圧力を設定圧以内に保つように余分な圧油を
タンク42へ戻すリリーフ弁11が設けられている。前
記油圧切換弁3の切り換えは、操作レバー6のa方向或
いはb方向への傾倒操作によって、パイロットポンプ7
からのパイロット圧油を前記油圧切換弁3に作用させて
油圧切換弁3をロ位置或いはイ位置に切り換えることに
よって行われている。すなわち、操作レバーのa方向へ
の傾倒でアームの押し動作が行われ、b方向への傾倒で
アームの引き動作が行われている。また、前記カウンタ
バランス弁2はアームの引き動作時に作用するように配
置されている。
【0024】前記ホールディング弁4は、前記操作レバ
ー6のb方向側と接続されており、操作レバー6のb方
向への傾倒に対応して開口度が変化するようになってい
る。前記ホールディング弁4と前記操作レバー6のb方
向側との間には作業選択用切換弁8が配置されている。
この作業選択用切換弁8は切り換え操作により、前述し
た操作レバー6のb方向からホールディング弁4へのパ
イロット圧油の他に、前記パイロットポンプ7からホー
ルディング弁4へのパイロット圧油を供給することが可
能である。この作業機選択用切換弁8の切り換え操作は
負荷判断手段であるコントローラ9からの信号によって
行われている。このコントローラ9からの信号は、吊り
荷wの荷重をフック39に設けられた負荷検出手段であ
るロードセル10が感知したときに発信されている。す
なわち、前記作業選択用切換弁8は、通常パイロットポ
ンプ7からホールディング弁4へパイロット圧油を供給
するようにしておき、コントローラ9から信号が発信さ
れたときに操作レバー6のb方向からホールディング弁
4へパイロット圧油を供給するように構成されている。
【0025】次に本発明の第1実施形態に係る油圧ショ
ベルの制御装置の動作について説明する。まず、操作レ
バー6がa方向に傾倒した場合について説明する。操作
レバー6がa方向に傾倒したときには油圧切換弁3がイ
方向に切り換わる。油圧ポンプ41からの圧油は、油圧
切換弁3を通過し、カウンタバランス弁2のチェック弁
5を通過してアームシリンダ1の第一室1bへ達する。
この第一室1bは供給された圧油によって膨張し、逆に
ピストン1aによって隔たれた第二室1cが圧縮されて
圧油がタンク42に戻る。これにより、アームシリンダ
1の押し動作が行われる。すなわち、操作レバー6がa
方向に傾倒した場合には、ロードセル10が荷重を検知
しているか否かは関係ないのである。
【0026】次に操作レバー6がb方向に傾倒し、かつ
ロードセル10が荷重wを検知していない場合について
説明する。操作レバー6がb方向に傾倒したときには油
圧切換弁3がロ方向に切り換わる。油圧ポンプ41から
の圧油は、油圧切換弁3を通過し、アームシリンダ1の
第二室1cへ達する。この第二室1cは供給された圧油
によって膨張し、逆にピストン1aによって隔たれた第
一室1bが圧縮されて圧油がタンク42に戻ろうとす
る。このタンク42と第一室1bとの間には、カウンタ
バランス弁2が備えられているが、このカウンタバラン
ス弁2のホールディング弁4は、ロードセル10が荷重
wを検知していないためパイロットポンプ7からのパイ
ロット圧油が直接作用し全開状態となっている。このた
め、前記第一室1bからの圧油はタンク42に抵抗なく
戻ることができる。これにより、アームの引き動作が行
われる。
【0027】次に操作レバー6がb方向に傾倒し、かつ
ロードセル10が荷重wを検知した場合について説明す
る。操作レバー6がb方向に傾倒したときには油圧切換
弁3がロ方向に切り換わる。油圧ポンプ41からの圧油
は、油圧切換弁3を通過し、アームシリンダ1の第二室
1cへ達する。この第二室1cは供給された圧油によっ
て膨張し、逆にピストン1aによって隔たれた第一室1
bが圧縮されて圧油がタンク42に戻ろうとする。この
タンク42と第一室1bとの間には、カウンタバランス
弁2が備えられており、このカウンタバランス弁2のホ
ールディング弁2には、ロードセル10が荷重wを検知
しているため操作レバー6のb方向への傾倒量に応じた
パイロット圧油が作用している。この操作レバー6のb
方向への傾倒量に応じて第一室1bからタンク42への
圧油の流量が決定される。これにより、吊り荷荷重によ
るアームの降下速度の増加を抑えることができるので吊
り荷作業が可能となる。
【0028】なお、ここではアームシリンダを例に挙げ
て述べたが、本発明はこれに限らず、油圧シリンダの1
つであるブームシリンダにカウンタバランス弁を取り付
けるようにしてもよい。この場合、ブームシリンダのブ
ームの下げ動作時に縮小する油室側(負荷保持側油室)
にカウンタバランス弁を配置するようにする。また、ア
ームシリンダとブームシリンダのそれぞれにカウンタバ
ランス弁を取り付けて複合的に制御することも可能であ
る。
【0029】次に本発明の第2実施形態に係る油圧ショ
ベルの制御装置を図2に基づいて詳細に説明する。図2
は、本発明の第2実施形態に係る油圧回路図である。
【0030】図において、41は油圧ポンプであって、
この油圧ポンプ41はタンク42から圧油を吸い上げて
油圧シリンダの1つであるアームシリンダ1へ圧油を供
給している。また、この油圧ポンプ41とアームシリン
ダ1との間には、圧油の流れる方向を切換可能な油圧切
換弁3が配置されている。アームシリンダ1は、ピスト
ン1aによって第二室1cと負荷保持側油室である第一
室1bとに仕切られている。また、この第一室1bと前
記油圧切換弁3との間にはチェック弁5とホールディン
グ弁4とから構成されるカウンタバランス弁2が備えら
れている。前記チェック弁5は、前記油圧ポンプ41か
ら前記第一室1bへの油の通過は許可するが、前記第一
室1bから前記油圧ポンプ41への圧油の通過は許可し
ない構成となっている。また、前記ホールディング弁2
は、前記油圧ポンプ41から第一室1bへ流れる圧油量
に応じて前記第二室1cからタンク42へ流す圧油量を
決定し、また前記油圧切換弁3が中立状態の場合には、
前記第二室1cからタンク42への圧油の流れを止め
る。前記第二室1cとカウンタバランス弁2との間に
は、この第二室1cとカウンタバランス弁2との間の圧
油の圧力が設定圧以上になったときに、この圧油の圧力
を設定圧以内に保つように余分な圧油をタンク42へ戻
すリリーフ弁11が設けられている。前記油圧切換弁3
の切り換えは、操作レバー6のa方向或いはb方向への
傾倒操作によって、パイロットポンプ7からのパイロッ
ト圧油を前記油圧切換弁3に作用させて油圧切換弁3を
ロ位置或いはイ位置に切り換えることによって行われて
いる。すなわち、操作レバーのa方向への傾倒でアーム
の押し動作が行われ、b方向への傾倒でアームの引き動
作が行われている。また、前記カウンタバランス弁2は
アームの引き動作時に作用するように配置されている。
【0031】前記ホールディング弁4は、前記操作レバ
ー6のb方向側と接続されており、操作レバー6のb方
向への傾倒に対応して開口度が変化するようになってい
る。前記ホールディング弁4と前記操作レバー6のb方
向側との間には作用解除手段である作業選択用切換弁8
が配置されている。この作業選択用切換弁8は切り換え
操作により、前述した操作レバー6のb方向からホール
ディング弁4へのパイロット圧油の他に、前記パイロッ
トポンプ7からホールディング弁4へのパイロット圧油
を供給することが可能である。
【0032】また、油圧ポンプ41はタンク42から圧
油を吸い上げて作業機シリンダであるバケットシリンダ
20へ圧油を供給している。また、この油圧ポンプ41
とバケットシリンダ20との間には、圧油の流れる方向
を切換可能な油圧切換弁21が配置されている。バケッ
トシリンダ20は、ピストン20aによって第一室20
bと第二室20cとに仕切られている。前記油圧切換弁
21の切り換えは、操作レバー22のc方向或いはd方
向への傾倒操作によって、パイロットポンプ7からのパ
イロット圧油を前記油圧切換弁21に作用させて油圧切
換弁21をハ位置或いはニ位置に切り換えることによっ
て行われている。すなわち、操作レバーのc方向への傾
倒で作業機の1つであるバケットの掘削動作が行われ、
d方向への傾倒でバケットの開放動作が行われている。
【0033】前記油圧切換弁21と前記操作レバー22
のd方向側との間には作動禁止手段である電磁切換弁2
3が配置されている。この電磁切換弁23は切り換え操
作により、前記油圧切換弁21と前記操作レバー22の
b方向側との接続を連通と不通とに切り換え可能であ
る。
【0034】27はスイッチ回路であって、このスイッ
チ回路27は、前述した作業選択用切換弁8の切り換え
と電磁切換弁23の切り換えとを行うことができる。す
なわち、このスイッチ回路27は作業判断手段であるス
イッチ24を有しており、このスイッチ24は、スイッ
チ24の入切によって電源26と作業選択用切換弁8及
び電磁切換弁23との通電を連通させたり不通させたり
することができる。また、前記電源26と作業選択用切
換弁8との間には、スイッチ24が「入」になったとき
に電源26と作業選択用切換弁8との通電を不通とさせ
る接点25aを備えたリレー25が配置されている。す
なわち、前記作業選択用切換弁8は、通常パイロットポ
ンプ7からホールディング弁4へパイロット圧油を供給
するようにしておき、スイッチ24が「入」になったと
きには操作レバー6のb方向からホールディング弁4へ
パイロット圧油を供給するように構成されている。ま
た、前記電磁切換弁23は、通常操作レバーのd方向か
ら油圧切換弁21へパイロット圧油を供給するようにし
ておき、スイッチ24が「入」になったときには前記操
作レバーのd方向から油圧切換弁21へのパイロット圧
油の供給を遮断するように構成されている。
【0035】次に本発明の第2実施形態に係る油圧ショ
ベルの制御装置の動作の説明を行う。まず、スイッチ2
4が「切」の状態にあるときについて説明する。スイッ
チ24が「切」の状態にあるときには、作業選択用切換
弁8は前述した本発明の第1実施形態におけるロードセ
ルが荷重wを検知していない状態と同じ状態にあるので
ここでは説明を省略する。また、電磁切換弁23は、操
作レバー22がd方向へ傾倒したときに生じるパイロッ
ト圧油を油圧切換弁21に作用させるように位置してい
る。このため、操作レバー22をd方向に傾倒させる
と、そのパイロット圧油は電磁切換弁23を介して油圧
切換弁21をニの位置に切り換える。油圧ポンプ41か
らの圧油は、油圧切換弁21を通過し、バケットシリン
ダ20の第一室20bへ達する。この第一室20bは供
給された圧油によって膨張し、逆にピストン20aによ
って隔たれた第二室20cが圧縮されて圧油がタンク4
2に戻る。これにより、バケットシリンダ20の開放動
作が行われる。また、操作レバー22をc方向に傾倒さ
せると、そのパイロット圧油は電磁切換弁23を介して
油圧切換弁21をハの位置に切り換える。油圧ポンプ4
1からの圧油は、油圧切換弁21を通過し、バケットシ
リンダ20の第二室20cへ達する。この第二室20c
は供給された圧油によって膨張し、逆にピストン20a
によって隔たれた第一室20bが圧縮されて圧油がタン
ク42に戻る。これにより、バケットシリンダ20の掘
削動作が行われる。
【0036】次にスイッチ24が「入」の状態にあると
きについて説明する。スイッチ24が「入」の状態にあ
るときには、作業選択用切換弁8は前述した本発明の第
1実施形態におけるロードセルが荷重wを検知している
状態と同じ状態にあるのでここでは説明を省略する。ま
た、電磁切換弁23は、操作レバー22がd方向へ傾倒
したときに生じるパイロット圧油を油圧切換弁21に作
用させないように位置している。このため、操作レバー
22をd方向に傾倒させてもそのパイロット圧油は電磁
切換弁23を介してタンク42に戻るだけで油圧切換弁
21に作用することはない。これにより、バケットシリ
ンダ20の開放動作が行われることはない。また、操作
レバー22をc方向に傾倒させた場合には、前述したス
イッチを「切」にした場合と略同じであるのでここでは
説明を省略する。これにより、フックがバケットとバケ
ットシリンダとの間に配置されたブラケットに取り付け
られている場合には、吊り荷中に操作レバーの開放動作
を誤って入力しても、電磁切換弁によりバケットが開放
動作することがないので、バケットとフックとが接触し
て吊り荷が触れたりするという事態がなく安全である。
【0037】なお、ここでは、フックをバケットとバケ
ットシリンダとの間に配置されたブラケットに取り付け
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アー
ムの先端近傍やバケットの背面等にフックを取り付ける
場合にも適用可能である。また、バケットの掘削側にフ
ックが備えられる場合には、バケットの掘削動作を禁止
するように設定すればよい。また、ここでは作業機をバ
ケットを例としてあげたが、本発明はこれに限らず例え
ば破砕に用いられるブレーカ等が装着されていても構わ
ない。また、ここではバケットシリンダとアームシリン
ダとの関係について述べたが本発明はこれに限らず、バ
ケットシリンダとブームシリンダとの関係でもよい。ま
たバケットシリンダ,アームシリンダ及びブームシリン
ダの複合的な制御でもよい。さらに、ここでは、作業選
択用切換弁及び電磁切換弁の切り換えをスイッチの入切
で行うように設定したが、本発明の第1実施形態と同様
にフックにロードセルを取り付けて吊り荷の荷重を検出
するようにしてもよいのはもちろんである。
【0038】また、本発明ではカウンタバランス弁の制
御を操作レバーの操作量に応じて行うようにしたが、こ
れに限らず、従来のようにカウンタバランス弁の制御
を、カウンタバランス弁が取り付けられる側の油室と反
対側の油室に流入する圧油量に応じて行うようにしても
よいのはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によると、油
圧ショベルの作業状態が吊り荷作業かその他の作業かを
自動的に判断することができるので、従来のようにオペ
レータの吊り荷作業状態への切り換え忘れといったこと
がなくなり、確実に吊り荷作業に最適な作業状態を作る
ことができるので作業効率を向上させることができる。
【0040】請求項2に記載された発明によると、吊り
荷作業時には、カウンタバランス弁により吊り荷を確実
に保持することができる。
【0041】請求項3に記載の発明によると、吊り荷作
業時には吊り荷作業に影響のある作業機の一方向の動作
を禁止するようにしたので吊り荷作業を安全に行うこと
ができる。これにより、作業効率の向上に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る油圧回路図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態に係る油圧回路図であ
る。
【図3】一般的な油圧ショベルの側面図である。
【図4】掘削作業と吊り荷作業とを適宜選択して行うこ
とができる従来の油圧回路図である。
【符号の説明】
1:アームシリンダ 1b:第一室 2:カウンタバランス弁 8:作業選択用切換弁 9:コントローラ 10:ロードセル 20:バケットシリンダ 23:電磁切換弁 24:スイッチ 35:ブーム 36:アーム 39:フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧シリンダによって回動自在と
    されるブーム及びアームと、前記アームの先端に備えら
    れた吊り荷作業用のフックとを有する油圧ショベルの制
    御装置において、前記吊り荷作業用フックに作用する負
    荷を検出する負荷検出手段と、この負荷検出手段で負荷
    が検出されたか否かを判断する負荷判断手段と、この負
    荷判断手段で判断した結果に基づいて前記油圧シリンダ
    のうち少なくとも1つの油圧シリンダの負荷保持側油室
    に作用する負荷保持手段とを有することを特徴とする油
    圧ショベルの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷保持手段が、負荷保持側油室か
    ら流出する圧油に対して予め設定される設定圧の背圧を
    与えて圧油の流出量を制限し、負荷保持側油室へ流入す
    る圧油は自由流れとし、負荷保持側油室に圧油が出入し
    ない状態のときには圧油の流れを止めるカウンタバラン
    ス弁であることを特徴とする請求項1記載の油圧ショベ
    ルの制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の油圧シリンダによって回動するブ
    ーム及びアームを備え、また前記アームの先端に作業機
    シリンダによって回動自在な作業機及び吊り荷作業用の
    フックを備えた油圧ショベルの制御装置において、前記
    フックによる吊り荷作業時であることを判断する作業判
    断手段と、この作業判断手段が吊り荷作業と判断したと
    きに、作業機シリンダの一方向の動作を禁止する作動禁
    止手段とを有することを特徴とする油圧ショベルの制御
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146567A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd クレーン仕様の油圧ショベル。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146567A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd クレーン仕様の油圧ショベル。

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