JP2000240529A - 燃料分配管用リリーフバルブ - Google Patents
燃料分配管用リリーフバルブInfo
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料分配管の内外の差圧を小さくしてボール
バルブ体を使用しながらも調圧性能を確保し、またボー
ルバルブ体の使用をもって構造を簡素化することのでき
る燃料分配管用リリーフバルブを提供する。 【解決手段】 筒内噴射式のエンジンの燃料分配管1に
固定されるリリーフバルブ3のバルブボデー10に、バ
ルブ体22と、バルブ体22によって開閉される座面2
4aを有するバルブシート24と、バルブ体22を閉弁
方向に付勢するバルブスプリング20とを組み込む。バ
ルブ体22をボールバルブ体とする。ボールバルブ体よ
り下流側の燃料通路28にバルブシート24の通路面積
より小さい開口面積の絞り孔15を設ける。
バルブ体を使用しながらも調圧性能を確保し、またボー
ルバルブ体の使用をもって構造を簡素化することのでき
る燃料分配管用リリーフバルブを提供する。 【解決手段】 筒内噴射式のエンジンの燃料分配管1に
固定されるリリーフバルブ3のバルブボデー10に、バ
ルブ体22と、バルブ体22によって開閉される座面2
4aを有するバルブシート24と、バルブ体22を閉弁
方向に付勢するバルブスプリング20とを組み込む。バ
ルブ体22をボールバルブ体とする。ボールバルブ体よ
り下流側の燃料通路28にバルブシート24の通路面積
より小さい開口面積の絞り孔15を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンシリンダ
内に高圧燃料を直接噴射する筒内噴射式(直噴式ともい
う。)のエンジン(内燃機関ともいう。)における燃料
分配管に備え付けられる燃料分配管用リリーフバルブに
関するものである。
内に高圧燃料を直接噴射する筒内噴射式(直噴式ともい
う。)のエンジン(内燃機関ともいう。)における燃料
分配管に備え付けられる燃料分配管用リリーフバルブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧燃料分配管の内部に蓄えた高圧燃料
を複数のインジェクタからエンジンシリンダ内に直接噴
射する直噴式のエンジンの燃料噴射装置が知られてい
る。また、前記燃料分配管は、多気筒エンジンの複数の
シリンダに対応して設けられる複数のインジェクタに高
圧燃料を分配して供給する。このような直噴式のエンジ
ンにおける燃料分配管には、燃料の圧力の異常な上昇を
防止するリリーフバルブがねじ付けによって固定された
ものがある(例えば特開平9−303233号公報参
照)。
を複数のインジェクタからエンジンシリンダ内に直接噴
射する直噴式のエンジンの燃料噴射装置が知られてい
る。また、前記燃料分配管は、多気筒エンジンの複数の
シリンダに対応して設けられる複数のインジェクタに高
圧燃料を分配して供給する。このような直噴式のエンジ
ンにおける燃料分配管には、燃料の圧力の異常な上昇を
防止するリリーフバルブがねじ付けによって固定された
ものがある(例えば特開平9−303233号公報参
照)。
【0003】直噴式のエンジンにおける燃料分配管用リ
リーフバルブ(単に、リリーフバルブともいう。)の従
来例を図10の断面図に基づいて述べる。リリーフバル
ブ103は、燃料分配管101にねじ付けによって固定
されるバルブボデー110に、バルブ体121と、前記
バルブ体121によって開閉される座面124aを有す
るバルブシート124と、前記バルブ体121を閉弁方
向に付勢するバルブスプリング120とを組み込んでい
る。
リーフバルブ(単に、リリーフバルブともいう。)の従
来例を図10の断面図に基づいて述べる。リリーフバル
ブ103は、燃料分配管101にねじ付けによって固定
されるバルブボデー110に、バルブ体121と、前記
バルブ体121によって開閉される座面124aを有す
るバルブシート124と、前記バルブ体121を閉弁方
向に付勢するバルブスプリング120とを組み込んでい
る。
【0004】前記バルブボデー110は、燃料分配管1
01の内部に挿入される高圧側のアッパボデー110A
と、前記アッパボデー110Aに溶接によって接続され
かつ燃料分配管101にねじ付けられるおねじ部116
を有する低圧側のロワボデー110Bとの二部品から形
成されている。アッパボデー110Aは、SUS系金属
材料からなり、前半部を小径とし、後半部を大径とする
ほぼ段付き円筒形状に形成されている。アッパボデー1
10Aの前部内には、SUS系金属材料からなるストレ
ーナ126が挿着されている。
01の内部に挿入される高圧側のアッパボデー110A
と、前記アッパボデー110Aに溶接によって接続され
かつ燃料分配管101にねじ付けられるおねじ部116
を有する低圧側のロワボデー110Bとの二部品から形
成されている。アッパボデー110Aは、SUS系金属
材料からなり、前半部を小径とし、後半部を大径とする
ほぼ段付き円筒形状に形成されている。アッパボデー1
10Aの前部内には、SUS系金属材料からなるストレ
ーナ126が挿着されている。
【0005】ロワボデー110Bは、SUS系金属材料
からなり、前半部を大径とし、後半部を小径とするほぼ
段付き円筒形状に形成されている。前記アッパボデー1
10Aと前記ロワボデー110Bとの間に前記バルブシ
ート124が挟着されている。バルブシート124は、
SUS系金属材料からなり、その後端部外周面にはロワ
ボデー110Bとの間の気密を保持するゴム材料からな
るOリング132が嵌着されている。なお、ロワボデー
110Bのおねじ部116は、前記バルブシート124
と径方向に重複する位置に設けられている。
からなり、前半部を大径とし、後半部を小径とするほぼ
段付き円筒形状に形成されている。前記アッパボデー1
10Aと前記ロワボデー110Bとの間に前記バルブシ
ート124が挟着されている。バルブシート124は、
SUS系金属材料からなり、その後端部外周面にはロワ
ボデー110Bとの間の気密を保持するゴム材料からな
るOリング132が嵌着されている。なお、ロワボデー
110Bのおねじ部116は、前記バルブシート124
と径方向に重複する位置に設けられている。
【0006】前記バルブ体121は、SUS系金属材料
からなるニードルバルブ体(バルブ体121と同一符号
を付す。)からなり、前記バルブボデー110の内部に
軸移動可能に設けられている。ニードルバルブ体121
は、その軸移動によって前記バルブシート124の座面
124aを開閉する。ニードルバルブ体121の後端部
には、ロワボデー110Bの内部を摺動可能なSUS系
金属材料からなるバルブホルダ123が溶接されてい
る。
からなるニードルバルブ体(バルブ体121と同一符号
を付す。)からなり、前記バルブボデー110の内部に
軸移動可能に設けられている。ニードルバルブ体121
は、その軸移動によって前記バルブシート124の座面
124aを開閉する。ニードルバルブ体121の後端部
には、ロワボデー110Bの内部を摺動可能なSUS系
金属材料からなるバルブホルダ123が溶接されてい
る。
【0007】前記バルブスプリング120は、SUS系
金属材料からなるコイルスプリングであり、前記ロワボ
デー110Bの内部に挿入されている。前記ロワボデー
110Bの内部には、前記バルブスプリング120の挿
入後に金属材料からなるパイプ状のストッパピン125
がコーキングによって固定されている。これにより、バ
ルブスプリング120は、常には前記ニードルバルブ体
121を前方すなわち閉弁方向に付勢している。また、
アッパボデー110Aの前端開口からロワボデー110
Bの後端開口までの内部空間に一連の燃料通路128が
形成されている。
金属材料からなるコイルスプリングであり、前記ロワボ
デー110Bの内部に挿入されている。前記ロワボデー
110Bの内部には、前記バルブスプリング120の挿
入後に金属材料からなるパイプ状のストッパピン125
がコーキングによって固定されている。これにより、バ
ルブスプリング120は、常には前記ニードルバルブ体
121を前方すなわち閉弁方向に付勢している。また、
アッパボデー110Aの前端開口からロワボデー110
Bの後端開口までの内部空間に一連の燃料通路128が
形成されている。
【0008】また、前記リリーフバルブ103を取り付
ける燃料分配管101の軸方向開口端部には、めねじ部
101cを有する段付き孔(符号省略)が形成されてい
る。前記リリーフバルブ103は、燃料分配管101に
ロワボデー110Bのおねじ部116をめねじ部101
cにねじ付けることにより固定されている。なお、アッ
パボデー110Aと燃料分配管101との相互に対面す
る面の間には、銅系金属材料からなるガスケット130
が挟着されている。
ける燃料分配管101の軸方向開口端部には、めねじ部
101cを有する段付き孔(符号省略)が形成されてい
る。前記リリーフバルブ103は、燃料分配管101に
ロワボデー110Bのおねじ部116をめねじ部101
cにねじ付けることにより固定されている。なお、アッ
パボデー110Aと燃料分配管101との相互に対面す
る面の間には、銅系金属材料からなるガスケット130
が挟着されている。
【0009】次に、上記のように構成されたリリーフバ
ルブ103の作動を説明する。なお、高圧ポンプで加圧
された高圧燃料が燃料分配管101の内部に供給されて
所定圧、例えば12MPaに蓄圧される。燃料分配管1
01の内部で所定圧に蓄圧された高圧燃料は、図示しな
いが、燃料分配管101の分岐管から直噴式のエンジン
各気筒毎に配設されたインジェクタに供給される。燃料
分配管101の内部の燃料圧力がリリーフバルブ103
により調整される。
ルブ103の作動を説明する。なお、高圧ポンプで加圧
された高圧燃料が燃料分配管101の内部に供給されて
所定圧、例えば12MPaに蓄圧される。燃料分配管1
01の内部で所定圧に蓄圧された高圧燃料は、図示しな
いが、燃料分配管101の分岐管から直噴式のエンジン
各気筒毎に配設されたインジェクタに供給される。燃料
分配管101の内部の燃料圧力がリリーフバルブ103
により調整される。
【0010】リリーフバルブ103において、燃料分配
管101の内部に供給された燃料は、アッパボデー11
0A内のストレーナ126によりろ過されてバルブシー
ト124の座面124a近くまで至っている。しかしな
がら、燃料分配管101の内部の燃料圧力が所定圧以下
の場合、バルブスプリング120の弾性によってニード
ルバルブ体121がバルブシート124の座面124a
を閉じた閉弁状態に保持されるため、燃料は燃料分配管
101の管外へ放出されない。
管101の内部に供給された燃料は、アッパボデー11
0A内のストレーナ126によりろ過されてバルブシー
ト124の座面124a近くまで至っている。しかしな
がら、燃料分配管101の内部の燃料圧力が所定圧以下
の場合、バルブスプリング120の弾性によってニード
ルバルブ体121がバルブシート124の座面124a
を閉じた閉弁状態に保持されるため、燃料は燃料分配管
101の管外へ放出されない。
【0011】しかして、燃料分配管101の内部の燃料
圧力が所定圧を越えたときには、バルブスプリング12
0の弾性に抗してニードルバルブ体121が後退される
ことにより開弁状態となり、燃料分配管101の内部の
燃料を管外へ放出させる。これにより、高圧ポンプやそ
の他の部品の破壊が防止される。
圧力が所定圧を越えたときには、バルブスプリング12
0の弾性に抗してニードルバルブ体121が後退される
ことにより開弁状態となり、燃料分配管101の内部の
燃料を管外へ放出させる。これにより、高圧ポンプやそ
の他の部品の破壊が防止される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の燃料分
配管用リリーフバルブ103によると、バルブボデー1
10をアッパボデー110Aとロワボデー110Bとの
二部品を溶接により一体化し、そのバルブボデー110
の間にバルブシート124を組み込んでいる。このた
め、バルブボデー110の二部品構造、アッパボデー1
10Aとロワボデー110Bにバルブシート124を挟
持することにより必要なOリング132、ニードルバル
ブ体121の採用にともない必要なバルブホルダ123
等により構成部品点数が多くなり、また、ニードルバル
ブ体121といった成形しにくいバルブ体121を採用
していることから、コストが高くつくとともに、リリー
フバルブ103の大型化を招くといった問題が残る。
配管用リリーフバルブ103によると、バルブボデー1
10をアッパボデー110Aとロワボデー110Bとの
二部品を溶接により一体化し、そのバルブボデー110
の間にバルブシート124を組み込んでいる。このた
め、バルブボデー110の二部品構造、アッパボデー1
10Aとロワボデー110Bにバルブシート124を挟
持することにより必要なOリング132、ニードルバル
ブ体121の採用にともない必要なバルブホルダ123
等により構成部品点数が多くなり、また、ニードルバル
ブ体121といった成形しにくいバルブ体121を採用
していることから、コストが高くつくとともに、リリー
フバルブ103の大型化を招くといった問題が残る。
【0013】ところで、ニードルバルブ体121に代
え、成形性に優れかつリリーフバルブ103の小型軽量
化に有利なボールバルブ体を採用することが単純に考え
られる。しかしながら、燃料分配管101の内部の燃料
圧力が高圧のために、燃料分配管101の内外の差圧が
かなり大きい。このため、ボールバルブ体を採用する
と、開弁時にボールバルブ体が踊りやすく、所定圧に到
達しても閉まりづらいため、燃料分配管101の内部の
燃料圧力が必要以上に低下しやすく、調圧性能の悪化を
招くといった問題が生じる。
え、成形性に優れかつリリーフバルブ103の小型軽量
化に有利なボールバルブ体を採用することが単純に考え
られる。しかしながら、燃料分配管101の内部の燃料
圧力が高圧のために、燃料分配管101の内外の差圧が
かなり大きい。このため、ボールバルブ体を採用する
と、開弁時にボールバルブ体が踊りやすく、所定圧に到
達しても閉まりづらいため、燃料分配管101の内部の
燃料圧力が必要以上に低下しやすく、調圧性能の悪化を
招くといった問題が生じる。
【0014】上記のような理由から、従来では、燃料分
配管101の内外の差圧が大きくても、調圧性能を確保
しやすいニードルバルブ体121が採用されている。ま
た、ニードルバルブ体121の採用により、バルブシー
ト124をバルブボデー110に強固に固定する必要を
生じるため、前記バルブボデー110をアッパボデー1
10Aとロワボデー110Bとの二部品とし、そのバル
ブボデー110の間にバルブシート124を組み込むと
いった構成部品点数の多い構成をとらざるを得なかっ
た。
配管101の内外の差圧が大きくても、調圧性能を確保
しやすいニードルバルブ体121が採用されている。ま
た、ニードルバルブ体121の採用により、バルブシー
ト124をバルブボデー110に強固に固定する必要を
生じるため、前記バルブボデー110をアッパボデー1
10Aとロワボデー110Bとの二部品とし、そのバル
ブボデー110の間にバルブシート124を組み込むと
いった構成部品点数の多い構成をとらざるを得なかっ
た。
【0015】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、燃料分配管の内外の差圧を小さくすることにより、
ボールバルブ体を使用しながらも調圧性能を確保するこ
とができ、またボールバルブ体の使用をもって構造を簡
素化することのできる燃料分配管用リリーフバルブを提
供することにある。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、燃料分配管の内外の差圧を小さくすることにより、
ボールバルブ体を使用しながらも調圧性能を確保するこ
とができ、またボールバルブ体の使用をもって構造を簡
素化することのできる燃料分配管用リリーフバルブを提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、エンジンシリンダ内に高圧燃料を直接噴
射する筒内噴射式のエンジンにおける燃料分配管に固定
されるバルブボデーに、バルブ体と、前記バルブ体によ
って開閉される座面を有するバルブシートと、前記バル
ブ体を閉弁方向に付勢するバルブスプリングとを組み込
んだ燃料分配管用リリーフバルブであって、前記バルブ
体をボールバルブ体とするとともに、前記ボールバルブ
体より下流側の燃料通路に前記バルブシートの通路面積
より小さい開口面積の絞り孔を設けた燃料分配管用リリ
ーフバルブである。このように構成すると、ボールバル
ブ体より下流側の燃料通路にバルブシートの通路面積よ
り小さい開口面積の絞り孔を設けたことにより、燃料分
配管の内外の差圧を小さくすることができる。これによ
り、ボールバルブ体を使用しながらも調圧性能を確保す
ることができる。また、ボールバルブ体を使用すること
によって、バルブシートを二部品のボデーの間に固定す
る必要がなくなり、バルブボデーを一部品で一体形成す
ることが可能となることにより、構造を簡素化すること
ができる。さらに、構造の簡素化にともない、構成部品
点数を削減するとともに、コスト低減および小型軽量化
を図ることができる。
項1の発明は、エンジンシリンダ内に高圧燃料を直接噴
射する筒内噴射式のエンジンにおける燃料分配管に固定
されるバルブボデーに、バルブ体と、前記バルブ体によ
って開閉される座面を有するバルブシートと、前記バル
ブ体を閉弁方向に付勢するバルブスプリングとを組み込
んだ燃料分配管用リリーフバルブであって、前記バルブ
体をボールバルブ体とするとともに、前記ボールバルブ
体より下流側の燃料通路に前記バルブシートの通路面積
より小さい開口面積の絞り孔を設けた燃料分配管用リリ
ーフバルブである。このように構成すると、ボールバル
ブ体より下流側の燃料通路にバルブシートの通路面積よ
り小さい開口面積の絞り孔を設けたことにより、燃料分
配管の内外の差圧を小さくすることができる。これによ
り、ボールバルブ体を使用しながらも調圧性能を確保す
ることができる。また、ボールバルブ体を使用すること
によって、バルブシートを二部品のボデーの間に固定す
る必要がなくなり、バルブボデーを一部品で一体形成す
ることが可能となることにより、構造を簡素化すること
ができる。さらに、構造の簡素化にともない、構成部品
点数を削減するとともに、コスト低減および小型軽量化
を図ることができる。
【0017】請求項2の発明は、燃料分配管にねじ付け
によって固定するバルブボデーのおねじ部をバルブシー
トと径方向に重複しない位置に設けた請求項1記載の燃
料分配管用リリーフバルブである。このように構成する
と、バルブボデーのねじ付け力によるおねじ部の歪みに
よるバルブシートの変形を防止することができ、ボール
バルブ体の油密性能の低下を回避することができる。す
なわち、燃料分配管に蓄圧する燃料が高圧のため、燃料
分配管にバルブボデーをねじ付ける力も大きいものとな
る。この場合、仮に、従来例(図10参照)のように、
バルブボデーのおねじ部がバルブシートと径方向に重複
する位置にあると、前記バルブボデーをねじ付ける力の
影響でおねじ部に歪みをきたし、ひいてはバルブシート
に変形を及ぼすことにより、ボールバルブ体のシール性
能すなわち油密性能の低下を招くおそれがある。しかし
ながら、バルブボデーのおねじ部をバルブシートと径方
向に重複しない位置に設けることにより、前に述べたよ
うにバルブボデーのねじ付ける力によるおねじ部の歪み
によるバルブシートの変形を防止することができ、ボー
ルバルブ体の油密性能の低下を回避することができる。
によって固定するバルブボデーのおねじ部をバルブシー
トと径方向に重複しない位置に設けた請求項1記載の燃
料分配管用リリーフバルブである。このように構成する
と、バルブボデーのねじ付け力によるおねじ部の歪みに
よるバルブシートの変形を防止することができ、ボール
バルブ体の油密性能の低下を回避することができる。す
なわち、燃料分配管に蓄圧する燃料が高圧のため、燃料
分配管にバルブボデーをねじ付ける力も大きいものとな
る。この場合、仮に、従来例(図10参照)のように、
バルブボデーのおねじ部がバルブシートと径方向に重複
する位置にあると、前記バルブボデーをねじ付ける力の
影響でおねじ部に歪みをきたし、ひいてはバルブシート
に変形を及ぼすことにより、ボールバルブ体のシール性
能すなわち油密性能の低下を招くおそれがある。しかし
ながら、バルブボデーのおねじ部をバルブシートと径方
向に重複しない位置に設けることにより、前に述べたよ
うにバルブボデーのねじ付ける力によるおねじ部の歪み
によるバルブシートの変形を防止することができ、ボー
ルバルブ体の油密性能の低下を回避することができる。
【0018】請求項3の発明は、バルブシートの座面
は、テーパー孔形状に形成されかつボールバルブ体を所
定の加圧力で押し付ける当たり付け加工が施されている
請求項1または2記載の燃料分配管用リリーフバルブで
ある。このように構成すると、バルブシートの座面をテ
ーパー孔形状に形成したことにより、ボールバルブ体の
座り性を向上することができる。また、座面にボールバ
ルブ体による当たり付け加工を施したことにより、座面
の寸法精度が向上され、ひいてはボールバルブ体の油密
性能を向上することができる。
は、テーパー孔形状に形成されかつボールバルブ体を所
定の加圧力で押し付ける当たり付け加工が施されている
請求項1または2記載の燃料分配管用リリーフバルブで
ある。このように構成すると、バルブシートの座面をテ
ーパー孔形状に形成したことにより、ボールバルブ体の
座り性を向上することができる。また、座面にボールバ
ルブ体による当たり付け加工を施したことにより、座面
の寸法精度が向上され、ひいてはボールバルブ体の油密
性能を向上することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1に側面図で示すように、リターン
レスタイプの燃料分配管1は、直噴式のエンジンにおけ
る複数の気筒に対応じて設けられる複数のインジェクタ
2が接続される複数の分岐管1aを有している。燃料分
配管1の一方(図1における左方)の軸方向端部には、
燃料圧力調整部材としてのリリーフバルブ3がねじ付け
によって固定されている。なお燃料分配管1は、周知の
とおり、図示しないエンジンシリンダヘッドにボルト
(図1中、二点鎖線1B参照)等によって取り付けられ
る。
づいて説明する。図1に側面図で示すように、リターン
レスタイプの燃料分配管1は、直噴式のエンジンにおけ
る複数の気筒に対応じて設けられる複数のインジェクタ
2が接続される複数の分岐管1aを有している。燃料分
配管1の一方(図1における左方)の軸方向端部には、
燃料圧力調整部材としてのリリーフバルブ3がねじ付け
によって固定されている。なお燃料分配管1は、周知の
とおり、図示しないエンジンシリンダヘッドにボルト
(図1中、二点鎖線1B参照)等によって取り付けられ
る。
【0020】前記燃料分配管1の一方の軸方向端部に
は、燃料タンク4および高圧ポンプ5を経由してくる燃
料の供給配管6が接続される燃料流入口(図示省略)が
形成されている。また、燃料分配管1の他方の軸方向端
部には、圧力センサ8が取り付けられている。圧力セン
サ8は、前記燃料分配管1の内部に蓄圧される燃料の圧
力を検出し、エンジン制御装置(ECUともいう。)9
に圧力信号として出力する。
は、燃料タンク4および高圧ポンプ5を経由してくる燃
料の供給配管6が接続される燃料流入口(図示省略)が
形成されている。また、燃料分配管1の他方の軸方向端
部には、圧力センサ8が取り付けられている。圧力セン
サ8は、前記燃料分配管1の内部に蓄圧される燃料の圧
力を検出し、エンジン制御装置(ECUともいう。)9
に圧力信号として出力する。
【0021】前記高圧ポンプ5で加圧された高圧燃料
は、供給配管6を経て燃料分配管1の内部に供給されて
所定圧、例えば12MPaに蓄圧される。燃料分配管1
の内部で蓄圧された高圧燃料は、分岐管1aから直噴式
のエンジンの各気筒に配設されたインジェクタ2に供給
される。燃料分配管1の内部の燃料圧力は、リリーフバ
ルブ3により調整されるもので、燃料分配管1の内部の
燃料圧力が前記所定圧を越えた場合、リリーフバルブ3
から余剰燃料がリターン用配管7を通して燃料タンク4
等にリターンされる。
は、供給配管6を経て燃料分配管1の内部に供給されて
所定圧、例えば12MPaに蓄圧される。燃料分配管1
の内部で蓄圧された高圧燃料は、分岐管1aから直噴式
のエンジンの各気筒に配設されたインジェクタ2に供給
される。燃料分配管1の内部の燃料圧力は、リリーフバ
ルブ3により調整されるもので、燃料分配管1の内部の
燃料圧力が前記所定圧を越えた場合、リリーフバルブ3
から余剰燃料がリターン用配管7を通して燃料タンク4
等にリターンされる。
【0022】次に、リリーフバルブ3の構造について詳
細に説明する。図3にリリーフバルブ3の側面図、図4
に同正面図、図5に同断面図が示されている。図におい
て、リリーフバルブ3のバルブボデー10は一部品で一
体形成されている。バルブボデー10には、SUS系金
属材料に比べてコストダウンに有利な真鍮系金属材料、
例えばC3604材料が使用され、その金属材料を切削
加工または冷間鍛造後に切削加工することによりほぼ円
筒形状に形成されている。
細に説明する。図3にリリーフバルブ3の側面図、図4
に同正面図、図5に同断面図が示されている。図におい
て、リリーフバルブ3のバルブボデー10は一部品で一
体形成されている。バルブボデー10には、SUS系金
属材料に比べてコストダウンに有利な真鍮系金属材料、
例えばC3604材料が使用され、その金属材料を切削
加工または冷間鍛造後に切削加工することによりほぼ円
筒形状に形成されている。
【0023】詳しくは、図5に示すように、バルブボデ
ー10の内周面には、その前端部(図5において左端
部)より順に、ストレーナ圧入用孔11と、そのストレ
ーナ圧入用孔11の内径より小径のバルブシート圧入用
孔12と、そのバルブシート圧入用孔12の内径より小
径のバルブスプリング固定用孔13と、そのバルブスプ
リング固定用孔13の底面を形成するスプリング座面1
4と、そのスプリング座面14を通じてバルブボデー1
0の内外を連通しかつ前記バルブスプリング固定用孔1
3の内径より小径の絞り孔15とが形成されている(図
8の説明図参照)。
ー10の内周面には、その前端部(図5において左端
部)より順に、ストレーナ圧入用孔11と、そのストレ
ーナ圧入用孔11の内径より小径のバルブシート圧入用
孔12と、そのバルブシート圧入用孔12の内径より小
径のバルブスプリング固定用孔13と、そのバルブスプ
リング固定用孔13の底面を形成するスプリング座面1
4と、そのスプリング座面14を通じてバルブボデー1
0の内外を連通しかつ前記バルブスプリング固定用孔1
3の内径より小径の絞り孔15とが形成されている(図
8の説明図参照)。
【0024】また、バルブボデー10の外周面には、そ
の前端部より順に、前記ストレーナ圧入用孔11の外回
りにほぼ位置するおねじ部16と、前記バルブシート圧
入用孔12の前半部の外回りにほぼ位置しかつ前記おね
じ部16よりほぼフランジ状に張り出す六面幅部17
と、前記バルブシート圧入用孔12の後半部の外回りに
ほぼ位置しかつ前記おねじ部16の内径より小径の円筒
形状をなす配管接続部18と、前記バルブスプリング固
定用孔13および前記絞り孔15の外回りにほぼ位置し
かつ前記配管接続部18より膨出する断面ほぼ山形状の
膨出部19とが形成されている。なお、配管接続部18
および膨出部19には、燃料タンク4等に連通するリタ
ーン用配管7(図1参照)が嵌合によって接続される。
また、おねじ部16の先端部は、ねじ山が形成されてい
ないねじ無し部16aとなっている。
の前端部より順に、前記ストレーナ圧入用孔11の外回
りにほぼ位置するおねじ部16と、前記バルブシート圧
入用孔12の前半部の外回りにほぼ位置しかつ前記おね
じ部16よりほぼフランジ状に張り出す六面幅部17
と、前記バルブシート圧入用孔12の後半部の外回りに
ほぼ位置しかつ前記おねじ部16の内径より小径の円筒
形状をなす配管接続部18と、前記バルブスプリング固
定用孔13および前記絞り孔15の外回りにほぼ位置し
かつ前記配管接続部18より膨出する断面ほぼ山形状の
膨出部19とが形成されている。なお、配管接続部18
および膨出部19には、燃料タンク4等に連通するリタ
ーン用配管7(図1参照)が嵌合によって接続される。
また、おねじ部16の先端部は、ねじ山が形成されてい
ないねじ無し部16aとなっている。
【0025】前記バルブボデー10の内部には、ストレ
ーナ圧入用孔11の開口面からバルブスプリング20が
挿入されている。バルブスプリング20には、腐食によ
る折損防止を目的としてSUS系金属材料、例えばSU
S304−WPB材料からなるコイルスプリングが採用
されている。また、バルブスプリング20の挿入側端部
は、前記バルブボデー10のバルブスプリング固定用孔
13に嵌合されることによって前記スプリング座面14
と当接した状態で位置決めされている。なお、バルブス
プリング20の挿入側端部は、前記バルブスプリング固
定用孔13に弾性を利用して圧入されることによって前
記スプリング座面14と当接した状態で固定される場合
もある。
ーナ圧入用孔11の開口面からバルブスプリング20が
挿入されている。バルブスプリング20には、腐食によ
る折損防止を目的としてSUS系金属材料、例えばSU
S304−WPB材料からなるコイルスプリングが採用
されている。また、バルブスプリング20の挿入側端部
は、前記バルブボデー10のバルブスプリング固定用孔
13に嵌合されることによって前記スプリング座面14
と当接した状態で位置決めされている。なお、バルブス
プリング20の挿入側端部は、前記バルブスプリング固
定用孔13に弾性を利用して圧入されることによって前
記スプリング座面14と当接した状態で固定される場合
もある。
【0026】前記バルブボデー10の内部には、ストレ
ーナ圧入用孔11の開口面から前記バルブスプリング2
0に続いてバルブ体としてのボールバルブ体22が挿入
されている。ボールバルブ体22は、摩耗防止を目的と
してSUS系金属材料、例えばSUS440C材料から
なる。
ーナ圧入用孔11の開口面から前記バルブスプリング2
0に続いてバルブ体としてのボールバルブ体22が挿入
されている。ボールバルブ体22は、摩耗防止を目的と
してSUS系金属材料、例えばSUS440C材料から
なる。
【0027】前記バルブボデー10の内部には、ストレ
ーナ圧入用孔11の開口面から前記ボールバルブ体22
に続いてほぼ円筒形状のバルブシート24が挿入されか
つ前記バルブシート圧入用孔12に圧入によって固定さ
れている。バルブシート24は、摩耗防止を目的として
SUS系金属材料、例えばSUS440C材料からな
る。さらに前記バルブシート24は、前記バルブボデー
10のおねじ部16と径方向に重複しない位置に圧入さ
れている。なお、バルブシート24の挿入側端部の外周
面24bがなだらかな先細り状に形成されている(図7
の説明図参照)。
ーナ圧入用孔11の開口面から前記ボールバルブ体22
に続いてほぼ円筒形状のバルブシート24が挿入されか
つ前記バルブシート圧入用孔12に圧入によって固定さ
れている。バルブシート24は、摩耗防止を目的として
SUS系金属材料、例えばSUS440C材料からな
る。さらに前記バルブシート24は、前記バルブボデー
10のおねじ部16と径方向に重複しない位置に圧入さ
れている。なお、バルブシート24の挿入側端部の外周
面24bがなだらかな先細り状に形成されている(図7
の説明図参照)。
【0028】また、前記バルブシート24の挿入側端面
にはテーパー孔形状の座面24aが形成されている(図
7参照)。座面24aには、前記ボールバルブ体22が
常には前記バルブスプリング20の付勢力をもって当接
する。また前記座面24aには、バルブボデー10への
バルブシート24の組み付けに先だってボールバルブ体
22による当たり付けが施されている。この座面24a
の当たり付けを行うボールバルブ体22には、前記ボー
ルバルブ体22と同一形状に形成された当たり付け用ボ
ールバルブ体(後述する。)が採用される。
にはテーパー孔形状の座面24aが形成されている(図
7参照)。座面24aには、前記ボールバルブ体22が
常には前記バルブスプリング20の付勢力をもって当接
する。また前記座面24aには、バルブボデー10への
バルブシート24の組み付けに先だってボールバルブ体
22による当たり付けが施されている。この座面24a
の当たり付けを行うボールバルブ体22には、前記ボー
ルバルブ体22と同一形状に形成された当たり付け用ボ
ールバルブ体(後述する。)が採用される。
【0029】前記バルブシート24の通路径φDと、前
記バルブボデー10の絞り孔15の開口径φdとは、 φD>φd の関係に設定されている。これにより、前記バルブシー
ト24の通路面積より絞り孔15の開口面積が小さくな
っている。
記バルブボデー10の絞り孔15の開口径φdとは、 φD>φd の関係に設定されている。これにより、前記バルブシー
ト24の通路面積より絞り孔15の開口面積が小さくな
っている。
【0030】前記バルブボデー10の内部には、ストレ
ーナ圧入用孔11の開口面から前記バルブシート24に
続いてストレーナ26が挿入されかつそのストレーナ2
6の反挿入側端部26aが前記ストレーナ圧入用孔11
に圧入によって固定されている。ストレーナ26は、合
成樹脂材料、例えばPA66材料からなるもので、本実
施の形態ではインジェクタ2に使用される号口部品を流
用することによってコスト低減が図られている。また、
バルブボデー10の前端開口からバルブボデー10の絞
り孔15の後端開口までの内部空間に一連の燃料通路2
8が形成されている。
ーナ圧入用孔11の開口面から前記バルブシート24に
続いてストレーナ26が挿入されかつそのストレーナ2
6の反挿入側端部26aが前記ストレーナ圧入用孔11
に圧入によって固定されている。ストレーナ26は、合
成樹脂材料、例えばPA66材料からなるもので、本実
施の形態ではインジェクタ2に使用される号口部品を流
用することによってコスト低減が図られている。また、
バルブボデー10の前端開口からバルブボデー10の絞
り孔15の後端開口までの内部空間に一連の燃料通路2
8が形成されている。
【0031】また、図2に断面図で示すように、前記リ
リーフバルブ3を取り付ける燃料分配管1の軸方向開口
端部には、めねじ部1cを有する段付き孔1bが形成さ
れている。そして、前記リリーフバルブ3は、燃料分配
管1にバルブボデー10のおねじ部16をめねじ部1c
にねじ付けることにより固定される。このとき、バルブ
ボデー10の六面幅部17にレンチ等の工具(図示省
略)が係合され、その工具を使用して燃料分配管1にバ
ルブボデー10が締着される。しかして、バルブボデー
10と燃料分配管1との相互に対面する端面の間には、
Oリング30が挟着されている。Oリング30は、合成
樹脂材料、例えばフッ素系(FKM)材料からなるもの
で、本実施の形態では、前記ストレーナ26と同様に、
インジェクタ2に号口部品を流用することによってコス
ト低減が図られている。
リーフバルブ3を取り付ける燃料分配管1の軸方向開口
端部には、めねじ部1cを有する段付き孔1bが形成さ
れている。そして、前記リリーフバルブ3は、燃料分配
管1にバルブボデー10のおねじ部16をめねじ部1c
にねじ付けることにより固定される。このとき、バルブ
ボデー10の六面幅部17にレンチ等の工具(図示省
略)が係合され、その工具を使用して燃料分配管1にバ
ルブボデー10が締着される。しかして、バルブボデー
10と燃料分配管1との相互に対面する端面の間には、
Oリング30が挟着されている。Oリング30は、合成
樹脂材料、例えばフッ素系(FKM)材料からなるもの
で、本実施の形態では、前記ストレーナ26と同様に、
インジェクタ2に号口部品を流用することによってコス
ト低減が図られている。
【0032】次に、上記のように構成されたリリーフバ
ルブ3の作動を説明する。図2において、燃料分配管1
の内部に供給された燃料は、バルブボデー10内のスト
レーナ26によりろ過されてバルブシート24の座面2
4a近くまで至っている。しかしながら、燃料分配管1
の内部の燃料圧力が所定圧、例えば12MPa以下の場
合、バルブスプリング20の弾性によってボールバルブ
体22がバルブシート24の座面24aを閉じた閉弁状
態に保持されるため、燃料は燃料分配管1の管外へ放出
されない。
ルブ3の作動を説明する。図2において、燃料分配管1
の内部に供給された燃料は、バルブボデー10内のスト
レーナ26によりろ過されてバルブシート24の座面2
4a近くまで至っている。しかしながら、燃料分配管1
の内部の燃料圧力が所定圧、例えば12MPa以下の場
合、バルブスプリング20の弾性によってボールバルブ
体22がバルブシート24の座面24aを閉じた閉弁状
態に保持されるため、燃料は燃料分配管1の管外へ放出
されない。
【0033】しかして、燃料分配管1の内部の燃料圧力
が所定圧を越えたときには、バルブスプリング20の弾
性に抗してボールバルブ体22が後退されることにより
開弁状態となり、燃料分配管1の内部の燃料を管外へ放
出させる。これにより、高圧ポンプ5(図1参照)やそ
の他の部品の破壊が防止される。
が所定圧を越えたときには、バルブスプリング20の弾
性に抗してボールバルブ体22が後退されることにより
開弁状態となり、燃料分配管1の内部の燃料を管外へ放
出させる。これにより、高圧ポンプ5(図1参照)やそ
の他の部品の破壊が防止される。
【0034】次に、上記リリーフバルブ3の製造工程を
説明する。まず、図6に示すバルブシート当たり付け工
程P1において、図7に示すように、バルブシート24
の座面24aに当たり付け用ボールバルブ体22xを所
定の加圧力、例えば3KN前後の加圧力Fで押し付ける
ことにより当たり付け加工を施す。これにより、座面2
4aの寸法精度が向上され、ひいてはボールバルブ体2
2の油密性能が向上される。
説明する。まず、図6に示すバルブシート当たり付け工
程P1において、図7に示すように、バルブシート24
の座面24aに当たり付け用ボールバルブ体22xを所
定の加圧力、例えば3KN前後の加圧力Fで押し付ける
ことにより当たり付け加工を施す。これにより、座面2
4aの寸法精度が向上され、ひいてはボールバルブ体2
2の油密性能が向上される。
【0035】次に、図6に示す開弁圧調整工程P2にお
いて、図8に示すように、バルブボデー10にバルブス
プリング20、ボールバルブ体22を挿入し、さらに、
バルブシート24をバルブシート圧入用孔12に圧入す
るとともにその圧入量を調整することにより、ボールバ
ルブ体22の開弁圧を所定値とする。
いて、図8に示すように、バルブボデー10にバルブス
プリング20、ボールバルブ体22を挿入し、さらに、
バルブシート24をバルブシート圧入用孔12に圧入す
るとともにその圧入量を調整することにより、ボールバ
ルブ体22の開弁圧を所定値とする。
【0036】次に、図6に示すストレーナ圧入工程P3
において、図9に示すように、バルブボデー10にスト
レーナ26を圧入する。その後、図6に示すように、高
圧油密測定工程P4において、リリーフバルブ3の油密
を測定して合格すれば、次の製造ロット刻印工程P5に
おいて、バルブボデー10の所定位置に製造ロットを刻
印する。さらに、洗浄工程P6において、リリーフバル
ブ3を最終的に洗浄した後、外観検査・箱詰工程P7に
おいて、リリーフバルブ3の外観を検査した後、リリー
フバルブ3を箱詰めする。
において、図9に示すように、バルブボデー10にスト
レーナ26を圧入する。その後、図6に示すように、高
圧油密測定工程P4において、リリーフバルブ3の油密
を測定して合格すれば、次の製造ロット刻印工程P5に
おいて、バルブボデー10の所定位置に製造ロットを刻
印する。さらに、洗浄工程P6において、リリーフバル
ブ3を最終的に洗浄した後、外観検査・箱詰工程P7に
おいて、リリーフバルブ3の外観を検査した後、リリー
フバルブ3を箱詰めする。
【0037】上記したリリーフバルブ3によると、ボー
ルバルブ体22より下流側の燃料通路28にバルブシー
ト24の通路面積より小さい開口面積の絞り孔15を設
けたことにより、燃料分配管1の内外の差圧を小さくす
ることができる。これにより、ボールバルブ体22を使
用しながらも調圧性能を確保することができる。また、
ボールバルブ体22を使用することによって、バルブシ
ート24を二部品のボデーの間に固定する必要がなくな
り、バルブボデー10を一部品で一体形成することが可
能となることにより、構造を簡素化することができる。
さらに、構造の簡素化にともない、構成部品点数を削減
するとともに、コスト低減および小型軽量化を図ること
ができる。
ルバルブ体22より下流側の燃料通路28にバルブシー
ト24の通路面積より小さい開口面積の絞り孔15を設
けたことにより、燃料分配管1の内外の差圧を小さくす
ることができる。これにより、ボールバルブ体22を使
用しながらも調圧性能を確保することができる。また、
ボールバルブ体22を使用することによって、バルブシ
ート24を二部品のボデーの間に固定する必要がなくな
り、バルブボデー10を一部品で一体形成することが可
能となることにより、構造を簡素化することができる。
さらに、構造の簡素化にともない、構成部品点数を削減
するとともに、コスト低減および小型軽量化を図ること
ができる。
【0038】また、燃料分配管1にねじ付けによって固
定するバルブボデー10のおねじ部16をバルブシート
24と径方向に重複しない位置に設けているため、バル
ブボデー10のねじ付け力によるおねじ部16の歪みに
よるバルブシート24の変形を防止することができ、ボ
ールバルブ体22の油密性能の低下を回避することがで
きる。すなわち、燃料分配管1に蓄圧する燃料が高圧の
ため、燃料分配管1にバルブボデー10をねじ付ける力
も大きいものとなる。この場合、仮に、従来例(図10
参照)のように、バルブボデー10のおねじ部16がバ
ルブシート24と径方向に重複する位置にあると、前記
バルブボデー10をねじ付ける力の影響でおねじ部16
に歪みをきたし、ひいてはバルブシート24に変形を及
ぼすことにより、ボールバルブ体22のシール性能すな
わち油密性能の低下を招くおそれがある。しかしなが
ら、バルブボデー10のおねじ部16をバルブシート2
4と径方向に重複しない位置に設けることにより、前に
述べたようにバルブボデー10のねじ付ける力によるお
ねじ部16の歪みによるバルブシート24の変形を防止
することができ、ボールバルブ体22の油密性能の低下
を回避することができる。
定するバルブボデー10のおねじ部16をバルブシート
24と径方向に重複しない位置に設けているため、バル
ブボデー10のねじ付け力によるおねじ部16の歪みに
よるバルブシート24の変形を防止することができ、ボ
ールバルブ体22の油密性能の低下を回避することがで
きる。すなわち、燃料分配管1に蓄圧する燃料が高圧の
ため、燃料分配管1にバルブボデー10をねじ付ける力
も大きいものとなる。この場合、仮に、従来例(図10
参照)のように、バルブボデー10のおねじ部16がバ
ルブシート24と径方向に重複する位置にあると、前記
バルブボデー10をねじ付ける力の影響でおねじ部16
に歪みをきたし、ひいてはバルブシート24に変形を及
ぼすことにより、ボールバルブ体22のシール性能すな
わち油密性能の低下を招くおそれがある。しかしなが
ら、バルブボデー10のおねじ部16をバルブシート2
4と径方向に重複しない位置に設けることにより、前に
述べたようにバルブボデー10のねじ付ける力によるお
ねじ部16の歪みによるバルブシート24の変形を防止
することができ、ボールバルブ体22の油密性能の低下
を回避することができる。
【0039】また、バルブシート24の座面24aをテ
ーパー孔形状に形成したことにより、ボールバルブ体2
2の座り性を向上することができる。また、座面24a
にボールバルブ体22による当たり付け加工を施したこ
とにより、座面24aに対するボールバルブ体22のシ
ール性を高め、ボールバルブ体22の油密性能を向上す
ることができる。
ーパー孔形状に形成したことにより、ボールバルブ体2
2の座り性を向上することができる。また、座面24a
にボールバルブ体22による当たり付け加工を施したこ
とにより、座面24aに対するボールバルブ体22のシ
ール性を高め、ボールバルブ体22の油密性能を向上す
ることができる。
【0040】また、バルブボデー10にストレーナ圧入
用孔11、バルブシート圧入用孔12、バルブスプリン
グ固定用孔13を三段孔形状に形成したことにより、ス
トレーナ26、バルブシート24、バルブスプリング2
0の位置決めや固定等の組み付けがし易く、組み付け作
業性が向上される。
用孔11、バルブシート圧入用孔12、バルブスプリン
グ固定用孔13を三段孔形状に形成したことにより、ス
トレーナ26、バルブシート24、バルブスプリング2
0の位置決めや固定等の組み付けがし易く、組み付け作
業性が向上される。
【0041】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。上記した燃料分配管1はリターンレスタ
イプであるが、リターンパイプを設けたリターンタイプ
の燃料分配管1にも、本発明のリリーフバルブ3は適用
することができる。また、バルブボデー10のスプリン
グ座面14や絞り孔15を含む部分をバルブボデー10
と別体で形成し、この別体のものをバルブボデー10に
圧入等により取り付けてもよい。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。上記した燃料分配管1はリターンレスタ
イプであるが、リターンパイプを設けたリターンタイプ
の燃料分配管1にも、本発明のリリーフバルブ3は適用
することができる。また、バルブボデー10のスプリン
グ座面14や絞り孔15を含む部分をバルブボデー10
と別体で形成し、この別体のものをバルブボデー10に
圧入等により取り付けてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の燃料分配管用リリーフバルブに
よれば、燃料分配管の内外の差圧を小さくすることによ
り、ボールバルブ体を使用しながらも調圧性能を確保す
ることができ、またボールバルブ体の使用をもって構造
を簡素化することができる。
よれば、燃料分配管の内外の差圧を小さくすることによ
り、ボールバルブ体を使用しながらも調圧性能を確保す
ることができ、またボールバルブ体の使用をもって構造
を簡素化することができる。
【図1】燃料分配管の側面図である。
【図2】リリーフバルブの取り付け部周辺を示す部分断
面図である。
面図である。
【図3】リリーフバルブの側面図である。
【図4】リリーフバルブの正面図である。
【図5】リリーフバルブの断面図である。
【図6】リリーフバルブの製造工程図である。
【図7】シート当たり付け工程の説明図である。
【図8】開弁圧調整工程の説明図である。
【図9】ストレーナ圧入工程の説明図である。
【図10】従来例を示すリリーフバルブの断面図であ
る。
る。
1 燃料分配管 3 リリーフバルブ 10 バルブボデー 15 絞り孔 16 おねじ部 20 バルブスプリング 22 ボールバルブ体(バルブ体) 24 バルブシート 24a 座面 28 燃料通路
フロントページの続き (72)発明者 山田 康敬 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 (72)発明者 加藤 吉伸 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD12 BA12 BA36 BA49 BA56 BA61 BA67 CB01 CB03 CB07T CB09 CB11 CB12 CB15 CB17 CD04 CD14 CD15 CD17 CD29 CE13 CE34 DC18
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンシリンダ内に高圧燃料を直接噴
射する筒内噴射式のエンジンにおける燃料分配管に固定
されるバルブボデーに、バルブ体と、前記バルブ体によ
って開閉される座面を有するバルブシートと、前記バル
ブ体を閉弁方向に付勢するバルブスプリングとを組み込
んだ燃料分配管用リリーフバルブであって、前記バルブ
体をボールバルブ体とするとともに、前記ボールバルブ
体より下流側の燃料通路に前記バルブシートの通路面積
より小さい開口面積の絞り孔を設けた燃料分配管用リリ
ーフバルブ。 - 【請求項2】 燃料分配管にねじ付けによって固定する
バルブボデーのおねじ部をバルブシートと径方向に重複
しない位置に設けた請求項1記載の燃料分配管用リリー
フバルブ。 - 【請求項3】 バルブシートの座面は、テーパー孔形状
に形成されかつボールバルブ体を所定の加圧力で押し付
ける当たり付け加工が施されている請求項1または2記
載の燃料分配管用リリーフバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11041622A JP2000240529A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 燃料分配管用リリーフバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11041622A JP2000240529A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 燃料分配管用リリーフバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000240529A true JP2000240529A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12613443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11041622A Pending JP2000240529A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 燃料分配管用リリーフバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000240529A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20070082342A (ko) * | 2006-02-16 | 2007-08-21 | 한국델파이주식회사 | 자동차용 퓨얼 레일 장치의 체크 밸브 |
| JP2008095681A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Man Diesel Sa | 内燃機関の燃料供給装置及びその制御弁 |
| JP2010007466A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Niigata Power Systems Co Ltd | ディーゼルエンジン用燃料噴射装置及びその製造方法並びに弁装置 |
| JP2011064204A (ja) * | 2010-11-26 | 2011-03-31 | Niigata Power Systems Co Ltd | 窒化処理した合金鋼及びその製造方法 |
| WO2018069020A1 (de) * | 2016-10-10 | 2018-04-19 | Robert Bosch Gmbh | Überströmventil, insbesondere für eine hochdruckpumpe, sowie hochdruckpumpe und kraftstoffeinspritzsystem |
| DE112018005601T5 (de) | 2017-11-30 | 2020-07-09 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Hochdruck-kraftstoffzufuhrpumpe |
-
1999
- 1999-02-19 JP JP11041622A patent/JP2000240529A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE112018005601T5 (de) | 2017-11-30 | 2020-07-09 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Hochdruck-kraftstoffzufuhrpumpe |
| DE112018005601B4 (de) | 2017-11-30 | 2026-04-30 | Hitachi Astemo, Ltd. | Hochdruck-kraftstoffzufuhrpumpe |
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