JP2000241085A - 冷熱利用熱交換器 - Google Patents
冷熱利用熱交換器Info
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- JP2000241085A JP2000241085A JP11045914A JP4591499A JP2000241085A JP 2000241085 A JP2000241085 A JP 2000241085A JP 11045914 A JP11045914 A JP 11045914A JP 4591499 A JP4591499 A JP 4591499A JP 2000241085 A JP2000241085 A JP 2000241085A
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- JP
- Japan
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- air
- heat exchanger
- heat
- lng
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】LNG冷熱と空気の熱交換で、安全性と空気中
の水蒸気の凝縮による配管閉塞が起きない熱交換器を提
供する。 【解決手段】LNGと空気の熱交換において、LNGと
空気をそれぞれ別の伝熱管に通し、伝熱管同士の熱伝達
は両者の伝熱管を接合するプレートにおける熱交換器で
あって、熱交換に伴い、空気中の水蒸気が伝熱管内壁に
付着した氷を、伝熱管の外から海水等を流して融解させ
る。
の水蒸気の凝縮による配管閉塞が起きない熱交換器を提
供する。 【解決手段】LNGと空気の熱交換において、LNGと
空気をそれぞれ別の伝熱管に通し、伝熱管同士の熱伝達
は両者の伝熱管を接合するプレートにおける熱交換器で
あって、熱交換に伴い、空気中の水蒸気が伝熱管内壁に
付着した氷を、伝熱管の外から海水等を流して融解させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気等の気体を圧縮
機で高圧にするプロセスを含み、天然ガス(LNG)等の冷
熱源を用いて気体を冷却してから圧縮するシステムに関
する。
機で高圧にするプロセスを含み、天然ガス(LNG)等の冷
熱源を用いて気体を冷却してから圧縮するシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】石油の生産に伴って発生するメタンを主
成分とする天然ガスは気体のままでは輸送が難しいの
で、当初は燃焼して廃棄していた。近年において、その
天然ガスはパイプラインを敷設して、需要地まで移送し
て用いられるようになってきた。しかし、インドネシア
やブルネイの様に海に囲まれた国では、遠隔の需要国へ
海底のパイプラインを建設するのが難しいので、天然ガ
スを液化してLNGとして専用船により日本等の需要国
に移送するようになった。日本におけるLNGの輸入量
は年間で4000万ton を上回り、火力発電所や都市ガ
スの製造、製鉄所の熱源等に利用されている。
成分とする天然ガスは気体のままでは輸送が難しいの
で、当初は燃焼して廃棄していた。近年において、その
天然ガスはパイプラインを敷設して、需要地まで移送し
て用いられるようになってきた。しかし、インドネシア
やブルネイの様に海に囲まれた国では、遠隔の需要国へ
海底のパイプラインを建設するのが難しいので、天然ガ
スを液化してLNGとして専用船により日本等の需要国
に移送するようになった。日本におけるLNGの輸入量
は年間で4000万ton を上回り、火力発電所や都市ガ
スの製造、製鉄所の熱源等に利用されている。
【0003】LNGは−162℃で貯蔵されており、海
水等で気化してから利用されるが、貯蔵温度と大気温度
との差に相当する冷熱量は、LNGを燃焼させた発熱量
の1.4% に相当する。その冷熱量の有効な活用方法が
模索され、液体窒素の製造や冷熱発電に用いられてき
た。冷熱発電ではLNGを冷熱源に海水を高温源とし
て、フロンを媒体としてタービンを運転して発電するも
のであるが、温度差が小さいために冷熱の利用効率とし
ては13%ほどと低く、経済的な成立性が難しいケース
がある。
水等で気化してから利用されるが、貯蔵温度と大気温度
との差に相当する冷熱量は、LNGを燃焼させた発熱量
の1.4% に相当する。その冷熱量の有効な活用方法が
模索され、液体窒素の製造や冷熱発電に用いられてき
た。冷熱発電ではLNGを冷熱源に海水を高温源とし
て、フロンを媒体としてタービンを運転して発電するも
のであるが、温度差が小さいために冷熱の利用効率とし
ては13%ほどと低く、経済的な成立性が難しいケース
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の対象となるシ
ステムは、夜間等の余剰電力を用いて液体空気を製造
し、電力需要が増加する昼間に液体空気を用いてガスタ
ービンを運転する負荷平準化発電設備である。通常のガ
スタービンでは空気を高圧にする圧縮機の動力に、ガス
タービン出力の50−60%も消費される。液体空気を
用いると、液体を加圧して高圧の空気を得るのに必要な
動力が小さいので、電気出力を大幅に増加でき、昼間消
費するLNGの発熱量に対する電気出力で定義される熱
効率は75%以上になる。現在のガスタービン発電で
は、ガスタービンの排熱を用いて蒸気を発生させ、蒸気
タービンも駆動することで熱効率を50%近くまで向上
させている。この75%と50%の熱効率の差により、
夜間に液体空気を製造する動力の回収ができていること
になり、負荷平準化発電が達成できる。
ステムは、夜間等の余剰電力を用いて液体空気を製造
し、電力需要が増加する昼間に液体空気を用いてガスタ
ービンを運転する負荷平準化発電設備である。通常のガ
スタービンでは空気を高圧にする圧縮機の動力に、ガス
タービン出力の50−60%も消費される。液体空気を
用いると、液体を加圧して高圧の空気を得るのに必要な
動力が小さいので、電気出力を大幅に増加でき、昼間消
費するLNGの発熱量に対する電気出力で定義される熱
効率は75%以上になる。現在のガスタービン発電で
は、ガスタービンの排熱を用いて蒸気を発生させ、蒸気
タービンも駆動することで熱効率を50%近くまで向上
させている。この75%と50%の熱効率の差により、
夜間に液体空気を製造する動力の回収ができていること
になり、負荷平準化発電が達成できる。
【0005】余剰電力を用いて液体空気の製造にLNG
冷熱を活用すると、製造に使用する動力を大幅に低減す
ることが可能となる。液体空気を製造する方法は、空気
を高圧にしてから液体空気温度近くまで冷却し、それを
断熱膨張させることにより液化する。したがって、液体
空気を製造するのに必要な動力の大部分は、空気を高圧
に加圧するための圧縮機動力である。そこで空気を圧縮
機で加圧する前に、LNG冷熱を用いて空気を冷却する
と、圧縮機入口で空気の密度が増大して、圧縮機の消費
動力を半減することが可能になる。LNG冷熱で空気を
冷却する時の技術課題は、以下の2項目である。1)L
NG冷熱で空気を冷やす時に、万一LNGが漏洩しても
空気と接触しないような熱交換器の構造、2)空気を冷
却する時に、空気内に含まれる水蒸気やCO2 等の成分
が熱交換器の伝熱管に付着して、流路を閉塞することの
対策。本発明は、上記の課題を解決するものであって、
その目的とするところは、LNGと空気の熱交換による
空気中の水分凝縮を抑制する低温用熱交換器を提供する
ことにある。
冷熱を活用すると、製造に使用する動力を大幅に低減す
ることが可能となる。液体空気を製造する方法は、空気
を高圧にしてから液体空気温度近くまで冷却し、それを
断熱膨張させることにより液化する。したがって、液体
空気を製造するのに必要な動力の大部分は、空気を高圧
に加圧するための圧縮機動力である。そこで空気を圧縮
機で加圧する前に、LNG冷熱を用いて空気を冷却する
と、圧縮機入口で空気の密度が増大して、圧縮機の消費
動力を半減することが可能になる。LNG冷熱で空気を
冷却する時の技術課題は、以下の2項目である。1)L
NG冷熱で空気を冷やす時に、万一LNGが漏洩しても
空気と接触しないような熱交換器の構造、2)空気を冷
却する時に、空気内に含まれる水蒸気やCO2 等の成分
が熱交換器の伝熱管に付着して、流路を閉塞することの
対策。本発明は、上記の課題を解決するものであって、
その目的とするところは、LNGと空気の熱交換による
空気中の水分凝縮を抑制する低温用熱交換器を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】3種類の流体を別々に流
せる熱交換器を複数設置し、流路を切り替えられる構造
とする。各熱交換器において第一の流路にLNGを、第
二の流路に空気を、第三の流路に海水を流す構造とす
る。LNGを流す流路と空気を流す流路との間に間隙を
設け、この間隙を第三の海水を流す流路とする。したが
って、LNGまたは空気の何れかの伝熱管が破損して
も、間隙の流路に流れ込むだけで、両者が直接接触する
ことは無い。この間隙部にLNGの伝熱管と空気の伝熱
管が、熱伝導で熱交換を行えるように多数のフィンまた
はプレートを設ける。
せる熱交換器を複数設置し、流路を切り替えられる構造
とする。各熱交換器において第一の流路にLNGを、第
二の流路に空気を、第三の流路に海水を流す構造とす
る。LNGを流す流路と空気を流す流路との間に間隙を
設け、この間隙を第三の海水を流す流路とする。したが
って、LNGまたは空気の何れかの伝熱管が破損して
も、間隙の流路に流れ込むだけで、両者が直接接触する
ことは無い。この間隙部にLNGの伝熱管と空気の伝熱
管が、熱伝導で熱交換を行えるように多数のフィンまた
はプレートを設ける。
【0007】LNGと空気の熱交換を行うと、空気の流
路で壁に水蒸気が氷として付着する。水蒸気が凝縮した
氷が所定の厚みになった時点で、流路を切り替えて別の
熱交換器を運転する。LNGの流れが止まった後で第三
の流路に海水を流し、空気の流路を暖めることで、壁に
付着した氷を融解除去する。LNGと空気を流す時に
は、第三の流路は何も流さないか、熱伝達を促進するた
めに不燃性の窒素等を循環させて、万一LNGか空気が
漏洩した時の検知に用いる。
路で壁に水蒸気が氷として付着する。水蒸気が凝縮した
氷が所定の厚みになった時点で、流路を切り替えて別の
熱交換器を運転する。LNGの流れが止まった後で第三
の流路に海水を流し、空気の流路を暖めることで、壁に
付着した氷を融解除去する。LNGと空気を流す時に
は、第三の流路は何も流さないか、熱伝達を促進するた
めに不燃性の窒素等を循環させて、万一LNGか空気が
漏洩した時の検知に用いる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例による熱
交換器の流路構成、図2は発電プラント全体のフローシ
ートを、図3は熱交換器の構造図を示す。
交換器の流路構成、図2は発電プラント全体のフローシ
ートを、図3は熱交換器の構造図を示す。
【0009】図2において海外から専用船で輸入された
LNGは、20万klほどのLNG貯蔵タンク1内に−
162℃の大気圧で貯蔵されている。LNG貯蔵タンク
の内面はコルーゲーション構造の厚さ2mmのステンレス
で製造され、その外側を断熱材として200mmポリウレ
タンフォームと3mのコンクリートで覆われている。こ
のLNGをサブマージドポンプ2で5.0MPa まで加
圧した後で、海水を用いたオープンラック式の気化器3
でガス化し、火力発電設備4や鉄鋼プラントの熱源や、
都市ガスの原料として使用されている。
LNGは、20万klほどのLNG貯蔵タンク1内に−
162℃の大気圧で貯蔵されている。LNG貯蔵タンク
の内面はコルーゲーション構造の厚さ2mmのステンレス
で製造され、その外側を断熱材として200mmポリウレ
タンフォームと3mのコンクリートで覆われている。こ
のLNGをサブマージドポンプ2で5.0MPa まで加
圧した後で、海水を用いたオープンラック式の気化器3
でガス化し、火力発電設備4や鉄鋼プラントの熱源や、
都市ガスの原料として使用されている。
【0010】一方で、夜間等で電力需要に余裕が生じた
場合には、LNG流量の一部を熱交換器5に通して、ブ
ロアー6で供給される空気の冷却を行う。空気はLNG
との熱交換により−140℃まで冷却された後、圧縮機
7で0.7MPa まで加圧される。空気を0.7MPa
まで加圧するとその温度は室温近くまで上昇するので、
再度熱交換器5により−140℃まで冷却し、圧縮機8
により空気の臨界圧力である3.8MPaを超える4.5
Mpaまで加圧する。この高圧空気を事前に液体空気温
度近くまで冷やしておいた蓄冷槽9と冷却器10で−1
74℃まで冷却した後で、膨張弁11を通すと、その7
8wt%が液体空気となる。ここで、液体空気は図示し
ない分離器によって液体と気体に分けられ、22wt%
の冷温空気はプレートフィン型の冷却器10で高圧空気
の冷却に用いた後で大気に放出する。冷却器10の出口
にはブロアー12を設けて、冷却器10における圧力損
失を大気圧まで回復する。
場合には、LNG流量の一部を熱交換器5に通して、ブ
ロアー6で供給される空気の冷却を行う。空気はLNG
との熱交換により−140℃まで冷却された後、圧縮機
7で0.7MPa まで加圧される。空気を0.7MPa
まで加圧するとその温度は室温近くまで上昇するので、
再度熱交換器5により−140℃まで冷却し、圧縮機8
により空気の臨界圧力である3.8MPaを超える4.5
Mpaまで加圧する。この高圧空気を事前に液体空気温
度近くまで冷やしておいた蓄冷槽9と冷却器10で−1
74℃まで冷却した後で、膨張弁11を通すと、その7
8wt%が液体空気となる。ここで、液体空気は図示し
ない分離器によって液体と気体に分けられ、22wt%
の冷温空気はプレートフィン型の冷却器10で高圧空気
の冷却に用いた後で大気に放出する。冷却器10の出口
にはブロアー12を設けて、冷却器10における圧力損
失を大気圧まで回復する。
【0011】製造された液体空気は液体空気貯蔵タンク
13の中に、大気圧の状態で貯蔵される。液体空気貯蔵
タンク13の内面や断熱構造はLNG貯蔵タンク1と類
似の構造となっている。金属配管の間隙をコンクリート
で充填した蓄冷槽9の温度は、夜間の液体空気製造によ
り空気で加熱されて温度が上昇し、液体空気の製造が終
了するころには室温近くまで上昇する。
13の中に、大気圧の状態で貯蔵される。液体空気貯蔵
タンク13の内面や断熱構造はLNG貯蔵タンク1と類
似の構造となっている。金属配管の間隙をコンクリート
で充填した蓄冷槽9の温度は、夜間の液体空気製造によ
り空気で加熱されて温度が上昇し、液体空気の製造が終
了するころには室温近くまで上昇する。
【0012】ここで、昼間電力需要が高くなった場合に
は、貯蔵タンク内の液体空気をポンプ14で6.5MP
a まで加圧して蓄冷槽9を通し、室温まで暖めた後で
更に再生熱交換器15,16,17で約330℃まで加
温を行う。約330℃まで暖められた空気は、燃焼器1
8に供給される。なお、再生熱交換器15,16,17
は平行流と対抗流を組み合わせた3段構成にしている。
前述した構成にすることで、各再生熱交換器の内部を低
温の空気が流れる影響で配管表面に排ガス中の水蒸気が
凝縮するのを防止することができる。このように本実施
例によれば、配管表面での水蒸気の凝縮を防止できるの
で、廉価な配管材料を選択することができる。
は、貯蔵タンク内の液体空気をポンプ14で6.5MP
a まで加圧して蓄冷槽9を通し、室温まで暖めた後で
更に再生熱交換器15,16,17で約330℃まで加
温を行う。約330℃まで暖められた空気は、燃焼器1
8に供給される。なお、再生熱交換器15,16,17
は平行流と対抗流を組み合わせた3段構成にしている。
前述した構成にすることで、各再生熱交換器の内部を低
温の空気が流れる影響で配管表面に排ガス中の水蒸気が
凝縮するのを防止することができる。このように本実施
例によれば、配管表面での水蒸気の凝縮を防止できるの
で、廉価な配管材料を選択することができる。
【0013】燃焼器18に供給された空気はLNGと混
合されて燃焼され、その高温,高圧のガスによりガスタ
ービン19を駆動させて、発電機20で発電する。ガス
タービン19から排出された排気ガスは、アンモニアを
添加する酸化チタン触媒を用いた脱硝装置21でNOx
が除去される。脱硝装置21を経た排気ガスは350℃
近い温度を保有しているので、再生熱交換器15,1
6,17で燃焼器に供給される空気と熱交換を行い、9
0℃まで温度を下げてから、煙突22を通して環境へ放
出される。
合されて燃焼され、その高温,高圧のガスによりガスタ
ービン19を駆動させて、発電機20で発電する。ガス
タービン19から排出された排気ガスは、アンモニアを
添加する酸化チタン触媒を用いた脱硝装置21でNOx
が除去される。脱硝装置21を経た排気ガスは350℃
近い温度を保有しているので、再生熱交換器15,1
6,17で燃焼器に供給される空気と熱交換を行い、9
0℃まで温度を下げてから、煙突22を通して環境へ放
出される。
【0014】液体空気を用いた発電が終了した時点で
は、蓄冷槽9の全体は液体空気温度近くまで冷却され
る。この蓄冷槽9で昼間使用される液体空気の冷熱を液
体空気製造に再利用することで、液体空気製造における
動力を大幅に削減することができる。
は、蓄冷槽9の全体は液体空気温度近くまで冷却され
る。この蓄冷槽9で昼間使用される液体空気の冷熱を液
体空気製造に再利用することで、液体空気製造における
動力を大幅に削減することができる。
【0015】図1に示す熱交換器システムは、図2の熱
交換器5の内で、ブロアー6から圧縮機7までの個所に
相当する。図1に示した3体の熱交換器30,31,3
2は、それぞれ図3に示す構造になっている。図3の熱
交換器は伝熱管33,34とプレート35,外枠36で
構成されている。LNGが通る伝熱管33と、空気が通
る伝熱間34は本数にして1:3の割合で構成してい
る。これはLNGが圧力5.0MPa で空気圧力の約5
0倍も大きく、流体密度が大きいので、配管への熱伝達
が大きくなるためである。大気圧の空気から伝熱管への
熱伝達が装置の大きさを決める律速になっている場合
は、LNG流路の伝熱管径よりも空気の伝熱管径を大き
くしたり、空気とLNGの伝熱管の本数比をより大きく
することも可能である。
交換器5の内で、ブロアー6から圧縮機7までの個所に
相当する。図1に示した3体の熱交換器30,31,3
2は、それぞれ図3に示す構造になっている。図3の熱
交換器は伝熱管33,34とプレート35,外枠36で
構成されている。LNGが通る伝熱管33と、空気が通
る伝熱間34は本数にして1:3の割合で構成してい
る。これはLNGが圧力5.0MPa で空気圧力の約5
0倍も大きく、流体密度が大きいので、配管への熱伝達
が大きくなるためである。大気圧の空気から伝熱管への
熱伝達が装置の大きさを決める律速になっている場合
は、LNG流路の伝熱管径よりも空気の伝熱管径を大き
くしたり、空気とLNGの伝熱管の本数比をより大きく
することも可能である。
【0016】LNGから空気への伝熱は、それぞれの流
体と伝熱管との熱交換の後は主として、プレート35を
介在した熱伝導に依存する。したがって、プレート35
の材質は炭素鋼の他に、より熱伝導率が高いアルミニウ
ムや銅を用いることが考えられる。LNGと空気を通る
配管数の比率は、ブロアー6と圧縮機7の間より、圧縮
機7と圧縮機8の間の方が空気密度が増加する分、比は
1に近づく。図3では伝熱管33,34は直線で示して
いるが、熱収縮による応力を緩和するために、適時曲管
部分を設けて、LNGと空気との伝熱管の熱収縮差を緩
和することもできる。
体と伝熱管との熱交換の後は主として、プレート35を
介在した熱伝導に依存する。したがって、プレート35
の材質は炭素鋼の他に、より熱伝導率が高いアルミニウ
ムや銅を用いることが考えられる。LNGと空気を通る
配管数の比率は、ブロアー6と圧縮機7の間より、圧縮
機7と圧縮機8の間の方が空気密度が増加する分、比は
1に近づく。図3では伝熱管33,34は直線で示して
いるが、熱収縮による応力を緩和するために、適時曲管
部分を設けて、LNGと空気との伝熱管の熱収縮差を緩
和することもできる。
【0017】伝熱管33,34と外枠36で囲まれた部
分は、通常は空隙になっており、可燃物検知器または圧
力センサーでLNGの漏洩を検出した場合には、LNG
及び空気の流れを止める。外枠36には上下に1個所ず
つ外部配管と接続しており、プレート35にも4隅等に
孔が開けられており、空隙部分も流体を流せる構造にな
っている。この部分に海水または、海水で暖めた媒体を
流すことで、空気を流す伝熱管の内部に氷が付着した場
合でも、それを溶解させることができる。LNGの伝熱管
33と空気の伝熱管34はそれぞれ別々のヘッダーで結
合し、ヘッダーを介して他の機器と接合する。本実施例
によれば、可燃物のLNGと酸化材である空気を熱交換
する時に、何れかの伝熱管に漏洩が有った場合でも、L
NGと空気が混合して火災が発生する以前に、確実に流
れを停止することができるので、高い安全性を保証でき
る。
分は、通常は空隙になっており、可燃物検知器または圧
力センサーでLNGの漏洩を検出した場合には、LNG
及び空気の流れを止める。外枠36には上下に1個所ず
つ外部配管と接続しており、プレート35にも4隅等に
孔が開けられており、空隙部分も流体を流せる構造にな
っている。この部分に海水または、海水で暖めた媒体を
流すことで、空気を流す伝熱管の内部に氷が付着した場
合でも、それを溶解させることができる。LNGの伝熱管
33と空気の伝熱管34はそれぞれ別々のヘッダーで結
合し、ヘッダーを介して他の機器と接合する。本実施例
によれば、可燃物のLNGと酸化材である空気を熱交換
する時に、何れかの伝熱管に漏洩が有った場合でも、L
NGと空気が混合して火災が発生する以前に、確実に流
れを停止することができるので、高い安全性を保証でき
る。
【0018】図1で先ず熱交換器30と熱交換器32を
連結させて、LNGと空気の熱交換を行う。空気流路は
弁40,41,42を開けて空気を流し、LNG流路は
弁43,44,45を開けてLNGを流す。熱交換器3
0の出口における空気温度を−60℃とすれば、熱交換
器32の入口では乾燥空気と考えてよく、水分の凝縮を
心配する必要が無いので熱交換器32は単独構成で良
い。ただし、空気中に含まれるCO2 が伝熱管にドライ
アイスとして付着することが問題となる場合は、熱交換
器32も複数系統にすることも考えられる。また、熱交
換器32において間隙部にコンクリート等の蓄冷材を充
填させ、蓄冷機能を持たせることも考えられる。
連結させて、LNGと空気の熱交換を行う。空気流路は
弁40,41,42を開けて空気を流し、LNG流路は
弁43,44,45を開けてLNGを流す。熱交換器3
0の出口における空気温度を−60℃とすれば、熱交換
器32の入口では乾燥空気と考えてよく、水分の凝縮を
心配する必要が無いので熱交換器32は単独構成で良
い。ただし、空気中に含まれるCO2 が伝熱管にドライ
アイスとして付着することが問題となる場合は、熱交換
器32も複数系統にすることも考えられる。また、熱交
換器32において間隙部にコンクリート等の蓄冷材を充
填させ、蓄冷機能を持たせることも考えられる。
【0019】熱交換器30における空気流路の伝熱管内
面には、時間とともに氷が付着し、熱交換器前後におけ
る圧力損失が増大するとともに、出口空気の温度が上昇
する。この温度変化を温度計46で測定し―50℃まで
上昇した段階で、熱交換器30から熱交換器31へ使用
する熱交換器を変更する。そこで、空気流路の弁40,
41を閉じて弁47,48を開け、LNG流路の44を
閉じて、弁49,50を開ける。LNG流路を5.0M
Pa の状態で閉じて放置すると、温度上昇とともに内
部圧力が上昇する。そこで、熱交換器30で出口のLN
G流路における弁43には圧力調整弁を用い、圧力が上
昇した場合には外部に高圧になったLNGが抜けるよう
にする。
面には、時間とともに氷が付着し、熱交換器前後におけ
る圧力損失が増大するとともに、出口空気の温度が上昇
する。この温度変化を温度計46で測定し―50℃まで
上昇した段階で、熱交換器30から熱交換器31へ使用
する熱交換器を変更する。そこで、空気流路の弁40,
41を閉じて弁47,48を開け、LNG流路の44を
閉じて、弁49,50を開ける。LNG流路を5.0M
Pa の状態で閉じて放置すると、温度上昇とともに内
部圧力が上昇する。そこで、熱交換器30で出口のLN
G流路における弁43には圧力調整弁を用い、圧力が上
昇した場合には外部に高圧になったLNGが抜けるよう
にする。
【0020】次に、熱交換器30でLNGと空気の流れ
が停止した段階で、弁51を開けて海水または海水で加
熱された媒体を熱交換器30に流す。この海水等の熱で
空気流路の伝熱管内壁に付着した氷を溶解できる。この
時に弁52を開けて、溶解した水を水貯蔵タンク53に
貯える。一般に燃焼器で生成するNOx量は空気中の水
分が多いほど少ない。そこで、図2でガスタービンを運
転するときに、燃焼器18の前に水貯蔵タンク53から
水分をポンプ(図示せず)で加圧して注入することで、
再生熱交換器を出た空気の水蒸気量を増加させ、NOx
の生成を抑制することが可能になる。熱交換器30,3
1から熱交換器32に結合する空気流路の配管はU字管
構造として、一番低い位置から水貯蔵タンク53への流
路を接合させる。
が停止した段階で、弁51を開けて海水または海水で加
熱された媒体を熱交換器30に流す。この海水等の熱で
空気流路の伝熱管内壁に付着した氷を溶解できる。この
時に弁52を開けて、溶解した水を水貯蔵タンク53に
貯える。一般に燃焼器で生成するNOx量は空気中の水
分が多いほど少ない。そこで、図2でガスタービンを運
転するときに、燃焼器18の前に水貯蔵タンク53から
水分をポンプ(図示せず)で加圧して注入することで、
再生熱交換器を出た空気の水蒸気量を増加させ、NOx
の生成を抑制することが可能になる。熱交換器30,3
1から熱交換器32に結合する空気流路の配管はU字管
構造として、一番低い位置から水貯蔵タンク53への流
路を接合させる。
【0021】なお、本実施例ではLNGと空気の熱交換
を実施しているときは、伝熱管外の流体は静止させてい
るが、ブロアーを設けて窒素等の不燃性気体を間隙部分
に循環させて、LNG伝熱管と空気伝熱管との間の熱伝
達を促進させることも可能である。
を実施しているときは、伝熱管外の流体は静止させてい
るが、ブロアーを設けて窒素等の不燃性気体を間隙部分
に循環させて、LNG伝熱管と空気伝熱管との間の熱伝
達を促進させることも可能である。
【0022】本実施例により、LNG等の可燃性でかつ
冷熱のものと、凝縮成分を含む空気等の酸化性がある気
体を、安全にかつ凝縮成分の伝熱管への付着による閉塞
が無い、熱交換器を提供できる。
冷熱のものと、凝縮成分を含む空気等の酸化性がある気
体を、安全にかつ凝縮成分の伝熱管への付着による閉塞
が無い、熱交換器を提供できる。
【0023】
【発明の効果】本発明により、LNGと空気の熱交換に
よる空気中の水分凝縮を抑制する熱交換器を提供でき
る。
よる空気中の水分凝縮を抑制する熱交換器を提供でき
る。
【図1】本発明の実施例を示した熱交換器の構成図。
【図2】図1の熱交換器を利用した液体空気を用いたガ
スタービン発電設備のシステムフロー。
スタービン発電設備のシステムフロー。
【図3】熱交換器の構造図。
30,31,32…熱交換器、33,34…伝熱管、3
5…プレート。
5…プレート。
Claims (3)
- 【請求項1】流動性のある冷熱源と冷熱源まで温度低下
すると凝縮して固体となる成分を含む気体を、両者の間
に間隙を設けて独立した流路を形成し、双方の流路を金
属で結合する熱交換器において、凝縮した固体が溶解ま
たは昇華する温度以上の流体を間隙部に流すことを特徴
とする冷熱利用熱交換器。 - 【請求項2】請求項1において熱交換器を複数設け、熱
交換器出口温度または熱交換器の圧力差、運転時間を基
に流路を切り替え、冷熱源が流れない熱交換器の間隙
に、凝縮した固体が溶解または昇華する温度以上の流体
を間隙部に流すことを特徴とする冷熱利用熱交換器。 - 【請求項3】請求項1において、冷熱源を流している熱
交換器の間隙に、窒素等の不燃性気体または液体を流す
ことを特徴とする冷熱利用熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11045914A JP2000241085A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 冷熱利用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11045914A JP2000241085A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 冷熱利用熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000241085A true JP2000241085A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12732527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11045914A Pending JP2000241085A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 冷熱利用熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000241085A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004529311A (ja) * | 2001-06-09 | 2004-09-24 | エヌエヌシー リミテッド | 熱交換器 |
| JP2012013545A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Toshiba Corp | 漏洩検出装置 |
| CN114061999A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-02-18 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种高效紧凑换热器测试装置及其测试方法 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11045914A patent/JP2000241085A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004529311A (ja) * | 2001-06-09 | 2004-09-24 | エヌエヌシー リミテッド | 熱交換器 |
| JP2012013545A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Toshiba Corp | 漏洩検出装置 |
| CN114061999A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-02-18 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种高效紧凑换热器测试装置及其测试方法 |
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