JP2000241211A - 流量測定装置 - Google Patents
流量測定装置Info
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- JP2000241211A JP2000241211A JP11041220A JP4122099A JP2000241211A JP 2000241211 A JP2000241211 A JP 2000241211A JP 11041220 A JP11041220 A JP 11041220A JP 4122099 A JP4122099 A JP 4122099A JP 2000241211 A JP2000241211 A JP 2000241211A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 故障や異物の付着による性能低下を検出する
ことにより、高い測定精度を維持すると共に適切なメン
テナンス時期を判定することができる流量測定装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 管1内の流路内に設置され、流れの下流
側に向けてカルマン渦3aを発生させる渦発生体2と、
渦発生体の下流側に設けられ流路を横切って磁界を形成
する磁界発生部3と、流路内に突出するように管壁に配
設され、流れが磁界内を通過するときの磁界変化で発生
する誘導起電力を検出する電極4と、電極4に発生する
誘導起電力を増幅する増幅部5と、増幅部5から出力さ
れる増幅誘導起電力が有する信号要素に基づいて複数種
類の流量を算出する演算部6と、演算部6で算出した複
数種類の流量の変動幅から故障か否かを判定する故障検
出部7とを有する。
ことにより、高い測定精度を維持すると共に適切なメン
テナンス時期を判定することができる流量測定装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 管1内の流路内に設置され、流れの下流
側に向けてカルマン渦3aを発生させる渦発生体2と、
渦発生体の下流側に設けられ流路を横切って磁界を形成
する磁界発生部3と、流路内に突出するように管壁に配
設され、流れが磁界内を通過するときの磁界変化で発生
する誘導起電力を検出する電極4と、電極4に発生する
誘導起電力を増幅する増幅部5と、増幅部5から出力さ
れる増幅誘導起電力が有する信号要素に基づいて複数種
類の流量を算出する演算部6と、演算部6で算出した複
数種類の流量の変動幅から故障か否かを判定する故障検
出部7とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路を流れる導電
性の液体や気体(以下、「流体」という)の流量を測定
する流量測定装置に関する。
性の液体や気体(以下、「流体」という)の流量を測定
する流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流路を流れる流体の流量を測定す
る流量測定装置としては、例えば特開昭60−4091
4号公報に記載されているように、流体中にカルマン渦
を発生させ、これを検知して流量を算出するカルマン渦
流量測定装置と呼ばれるものが広く知られている。この
カルマン渦流量測定装置では、発生するカルマン渦を検
知する手段として超音波、振動等が利用されている。
る流量測定装置としては、例えば特開昭60−4091
4号公報に記載されているように、流体中にカルマン渦
を発生させ、これを検知して流量を算出するカルマン渦
流量測定装置と呼ばれるものが広く知られている。この
カルマン渦流量測定装置では、発生するカルマン渦を検
知する手段として超音波、振動等が利用されている。
【0003】しかしながら、超音波や振動の変化(例え
ば周波数変化や振動数変化)を検知するために用いられ
る検知装置は、複雑で且つ高コストまたは大型なものと
なるという問題点を有していた。
ば周波数変化や振動数変化)を検知するために用いられ
る検知装置は、複雑で且つ高コストまたは大型なものと
なるという問題点を有していた。
【0004】そこで、この問題点を解決するために、発
生するカルマン渦を検知する方法として、例えば特開平
5−172598号公報に記載されているように、磁界
を用いて誘導起電力を検知する方法が提案された。
生するカルマン渦を検知する方法として、例えば特開平
5−172598号公報に記載されているように、磁界
を用いて誘導起電力を検知する方法が提案された。
【0005】また、本発明者らも本出願に先立って、磁
界による誘導起電力を用いた検知方式の流量測定装置を
提案している。そこで、この方式の流量測定装置につい
て以下説明する。
界による誘導起電力を用いた検知方式の流量測定装置を
提案している。そこで、この方式の流量測定装置につい
て以下説明する。
【0006】図8は従来の流量測定装置を示す断面図で
あり、図9は図8のB−B線断面図である。図8、図9
において、1は管、2は渦発生体、3は磁界発生部、3
aはカルマン渦、4は電極、5は増幅部、6Aは演算部
である。
あり、図9は図8のB−B線断面図である。図8、図9
において、1は管、2は渦発生体、3は磁界発生部、3
aはカルマン渦、4は電極、5は増幅部、6Aは演算部
である。
【0007】図8、図9において、流体が通過する管1
内には、カルマン渦3aを発生させる渦発生体2が設け
られている。また、渦発生体2よりも下流側の管1内に
は、電極4が一対設けられている。そして、管1の外周
の所定位置には、管1を挟むように対向してS極とN極
の磁石が配置された磁界発生部3が設けられている。こ
の磁界発生部3は磁界方向が電極4に対して垂直(図9
において紙面垂直)に形成されるように設けられてい
る。尚、電極4には流体の流量を算出する演算部6Aが
電気的に接続されている。
内には、カルマン渦3aを発生させる渦発生体2が設け
られている。また、渦発生体2よりも下流側の管1内に
は、電極4が一対設けられている。そして、管1の外周
の所定位置には、管1を挟むように対向してS極とN極
の磁石が配置された磁界発生部3が設けられている。こ
の磁界発生部3は磁界方向が電極4に対して垂直(図9
において紙面垂直)に形成されるように設けられてい
る。尚、電極4には流体の流量を算出する演算部6Aが
電気的に接続されている。
【0008】このような流量測定装置によると、カルマ
ン渦3aの発生に伴う電極4間を横切る流体の渦運動で
流速変化が発生し、磁界下ではこの流速変化に基づいて
誘導起電力に変化が生じるので、この誘導起電力の変化
による周波数の測定を演算部6Aにより行えば、流量の
算出ができることになる。
ン渦3aの発生に伴う電極4間を横切る流体の渦運動で
流速変化が発生し、磁界下ではこの流速変化に基づいて
誘導起電力に変化が生じるので、この誘導起電力の変化
による周波数の測定を演算部6Aにより行えば、流量の
算出ができることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の流量測定装置では、電極4にスケールが付
着したり、毛髪などにより電極4間が短絡することで誘
導起電力が低下し、S/N比が悪くなってしまうという
問題点を有していた。特に、低流量では測定精度が悪く
なる、もしくは測定不能になるという問題点を有してい
た。
ような従来の流量測定装置では、電極4にスケールが付
着したり、毛髪などにより電極4間が短絡することで誘
導起電力が低下し、S/N比が悪くなってしまうという
問題点を有していた。特に、低流量では測定精度が悪く
なる、もしくは測定不能になるという問題点を有してい
た。
【0010】この流量測定装置では、故障や異物の付着
による性能低下を検出して高い測定精度を維持すること
が要求されている。
による性能低下を検出して高い測定精度を維持すること
が要求されている。
【0011】本発明は、故障や異物の付着による性能低
下を検出することにより、高い測定精度を維持すると共
に適切なメンテナンス時期を判定することができる流量
測定装置を提供することを目的とする。
下を検出することにより、高い測定精度を維持すると共
に適切なメンテナンス時期を判定することができる流量
測定装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の流量測定装置は、管内の流路内に設置され、
流れの下流側に向けてカルマン渦を発生させる渦発生体
と、渦発生体の下流側に設けられ流路を横切って磁界を
形成する磁界発生部と、流路内に突出するように管壁に
配設され、流れが磁界内を通過するときの磁界変化で発
生する誘導起電力を検出する電極と、電極に発生する誘
導起電力を増幅する増幅部と、増幅部から出力される増
幅誘導起電力が有する信号要素に基づいて複数種類の流
量を算出する演算部と、演算部で算出した複数種類の流
量の変動幅から故障か否かを判定する故障検出部とを有
する構成を備えている。
に本発明の流量測定装置は、管内の流路内に設置され、
流れの下流側に向けてカルマン渦を発生させる渦発生体
と、渦発生体の下流側に設けられ流路を横切って磁界を
形成する磁界発生部と、流路内に突出するように管壁に
配設され、流れが磁界内を通過するときの磁界変化で発
生する誘導起電力を検出する電極と、電極に発生する誘
導起電力を増幅する増幅部と、増幅部から出力される増
幅誘導起電力が有する信号要素に基づいて複数種類の流
量を算出する演算部と、演算部で算出した複数種類の流
量の変動幅から故障か否かを判定する故障検出部とを有
する構成を備えている。
【0013】これにより、故障や異物の付着による性能
低下を検出することにより、高い測定精度を維持すると
共に適切なメンテナンス時期を判定することができる流
量測定装置が得られる。
低下を検出することにより、高い測定精度を維持すると
共に適切なメンテナンス時期を判定することができる流
量測定装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の流量測
定装置は、管内の流路内に設置され、流れの下流側に向
けてカルマン渦を発生させる渦発生体と、渦発生体の下
流側に設けられ流路を横切って磁界を形成する磁界発生
部と、流路内に突出するように管壁に配設され、流れが
磁界内を通過するときの磁界変化で発生する誘導起電力
を検出する電極と、電極に発生する誘導起電力を増幅す
る増幅部と、増幅部から出力される増幅誘導起電力が有
する信号要素に基づいて複数種類の流量を算出する演算
部と、演算部で算出した複数種類の流量の変動幅から故
障か否かを判定する故障検出部とを有することとしたも
のであり、算出した複数種類の流量の変動幅から故障か
否かが判定され、故障や異物の付着による性能低下が検
出され、高い測定精度が維持されると共に適切なメンテ
ナンス時期が判定されるという作用を有する。
定装置は、管内の流路内に設置され、流れの下流側に向
けてカルマン渦を発生させる渦発生体と、渦発生体の下
流側に設けられ流路を横切って磁界を形成する磁界発生
部と、流路内に突出するように管壁に配設され、流れが
磁界内を通過するときの磁界変化で発生する誘導起電力
を検出する電極と、電極に発生する誘導起電力を増幅す
る増幅部と、増幅部から出力される増幅誘導起電力が有
する信号要素に基づいて複数種類の流量を算出する演算
部と、演算部で算出した複数種類の流量の変動幅から故
障か否かを判定する故障検出部とを有することとしたも
のであり、算出した複数種類の流量の変動幅から故障か
否かが判定され、故障や異物の付着による性能低下が検
出され、高い測定精度が維持されると共に適切なメンテ
ナンス時期が判定されるという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の流量測定装置は、請求項
1に記載の流量測定装置において、増幅部は、入力イン
ピーダンスが高インピーダンスであり、電極に流れる電
流を抑えて電圧を増幅することとしたものであり、電極
が高インピーダンスであることにより電極に流れる電流
が抑えられ、スケール付着が防止されるという作用を有
する。
1に記載の流量測定装置において、増幅部は、入力イン
ピーダンスが高インピーダンスであり、電極に流れる電
流を抑えて電圧を増幅することとしたものであり、電極
が高インピーダンスであることにより電極に流れる電流
が抑えられ、スケール付着が防止されるという作用を有
する。
【0016】請求項3に記載の流量測定装置は、請求項
1または2に記載の流量測定装置において、流量に比例
して変化する増幅誘導起電力の信号要素としての直流成
分の振幅またはカルマン渦によって発生する増幅誘導起
電力の信号要素としての交流成分の振幅を検出する振幅
検出部を備え、演算部は、カルマン渦によって発生する
増幅誘導起電力の交流成分が有する信号要素としての周
波数を算出する周波数算出手段と、周波数から第1の流
量を算出し、振幅から第2の流量を算出する流量算出手
段とを有し、故障検出部は、流量算出手段が算出した第
1の流量と第2の流量とを比較し、比較結果としての変
動幅が設定基準流量を越えた時に故障と判定することと
したものであり、複数の方法によって得られた流量の変
動幅から故障か否かが判定されることにより、より信頼
性の高い故障判定がなされるという作用を有する。
1または2に記載の流量測定装置において、流量に比例
して変化する増幅誘導起電力の信号要素としての直流成
分の振幅またはカルマン渦によって発生する増幅誘導起
電力の信号要素としての交流成分の振幅を検出する振幅
検出部を備え、演算部は、カルマン渦によって発生する
増幅誘導起電力の交流成分が有する信号要素としての周
波数を算出する周波数算出手段と、周波数から第1の流
量を算出し、振幅から第2の流量を算出する流量算出手
段とを有し、故障検出部は、流量算出手段が算出した第
1の流量と第2の流量とを比較し、比較結果としての変
動幅が設定基準流量を越えた時に故障と判定することと
したものであり、複数の方法によって得られた流量の変
動幅から故障か否かが判定されることにより、より信頼
性の高い故障判定がなされるという作用を有する。
【0017】請求項4に記載の流量測定装置は、請求項
1または2に記載の流量測定装置において、演算部は、
カルマン渦によって発生する増幅誘導起電力の交流成分
が有する信号要素としての周波数を複数個算出する周波
数算出手段と、複数の周波数から流量を算出する流量算
出手段とを有し、故障検出部は、周波数算出手段で算出
した複数の周波数の変動幅が設定基準値を越えた時に故
障と判定することとしたものであり、算出した周波数の
変動幅から故障か否かが判定されることにより、新たに
故障検出のための回路を付加することなく信頼性の高い
故障判定がなされるという作用を有する。
1または2に記載の流量測定装置において、演算部は、
カルマン渦によって発生する増幅誘導起電力の交流成分
が有する信号要素としての周波数を複数個算出する周波
数算出手段と、複数の周波数から流量を算出する流量算
出手段とを有し、故障検出部は、周波数算出手段で算出
した複数の周波数の変動幅が設定基準値を越えた時に故
障と判定することとしたものであり、算出した周波数の
変動幅から故障か否かが判定されることにより、新たに
故障検出のための回路を付加することなく信頼性の高い
故障判定がなされるという作用を有する。
【0018】請求項5に記載の流量測定装置は、請求項
3に記載の流量測定装置において、設定基準流量は、所
定流量に対応して設定された流量もしくは前回通水時の
流量であることとしたものであり、装置毎のばらつき範
囲外に設定もしくは装置毎に設定するので、装置毎に生
じる誘導起電力のバラツキが吸収され、確実に故障判定
がなされるという作用を有する。
3に記載の流量測定装置において、設定基準流量は、所
定流量に対応して設定された流量もしくは前回通水時の
流量であることとしたものであり、装置毎のばらつき範
囲外に設定もしくは装置毎に設定するので、装置毎に生
じる誘導起電力のバラツキが吸収され、確実に故障判定
がなされるという作用を有する。
【0019】請求項6に記載の流量測定装置は、請求項
4に記載の流量測定装置において、設定基準値は、所定
流量に対応して設定された周波数変動幅もしくは前回通
水時の平均周波数に対する最大変動幅であることとした
ものであり、装置毎のばらつき範囲外に設定もしくは装
置毎に設定するので、装置毎に生じる誘導起電力のバラ
ツキが吸収され、確実に故障判定がなされるという作用
を有する。
4に記載の流量測定装置において、設定基準値は、所定
流量に対応して設定された周波数変動幅もしくは前回通
水時の平均周波数に対する最大変動幅であることとした
ものであり、装置毎のばらつき範囲外に設定もしくは装
置毎に設定するので、装置毎に生じる誘導起電力のバラ
ツキが吸収され、確実に故障判定がなされるという作用
を有する。
【0020】請求項7に記載の流量測定装置は、請求項
3または5に記載の流量測定装置において、故障検出部
は、所定通水回数において連続して比較結果としての変
動幅が設定基準流量を越えた場合に故障と判定すること
としたものであり、誤検知が防止され確実に故障判定が
なされるという作用を有する。
3または5に記載の流量測定装置において、故障検出部
は、所定通水回数において連続して比較結果としての変
動幅が設定基準流量を越えた場合に故障と判定すること
としたものであり、誤検知が防止され確実に故障判定が
なされるという作用を有する。
【0021】請求項8に記載の流量測定装置は、請求項
4または6に記載の流量測定装置において、故障検出部
は、所定通水回数において連続して複数の周波数の変動
幅が設定基準値を越えた場合に故障と判定することとし
たものであり、誤検知が防止され確実に故障判定がなさ
れるという作用を有する。
4または6に記載の流量測定装置において、故障検出部
は、所定通水回数において連続して複数の周波数の変動
幅が設定基準値を越えた場合に故障と判定することとし
たものであり、誤検知が防止され確実に故障判定がなさ
れるという作用を有する。
【0022】請求項9に記載の流量測定装置は、請求項
1乃至8のいずれか1項に記載の流量測定装置におい
て、電極に電圧を印加して流れる電流を測定する電流測
定部と、電極からの信号を増幅部と電流測定部に切り換
える切換部とを備え、演算部は、切換部の切換え制御を
行うこととしたものであり、毛髪等の異物付着による電
極短絡の検出が可能になり、簡易な構成で電極短絡の故
障検知が可能になるという作用を有する。
1乃至8のいずれか1項に記載の流量測定装置におい
て、電極に電圧を印加して流れる電流を測定する電流測
定部と、電極からの信号を増幅部と電流測定部に切り換
える切換部とを備え、演算部は、切換部の切換え制御を
行うこととしたものであり、毛髪等の異物付着による電
極短絡の検出が可能になり、簡易な構成で電極短絡の故
障検知が可能になるという作用を有する。
【0023】請求項10に記載の流量測定装置は、請求
項9に記載の流量測定装置において、演算部は止水中に
切換部を電流測定部に切り換え、故障検出部は電流測定
部で測定した電流値が設定基準電流値を越えた場合に故
障と判定することとしたものであり、毛髪等の異物付着
による電極短絡が検出され、簡易な構成で電極短絡の故
障検知がなされるという作用を有する。
項9に記載の流量測定装置において、演算部は止水中に
切換部を電流測定部に切り換え、故障検出部は電流測定
部で測定した電流値が設定基準電流値を越えた場合に故
障と判定することとしたものであり、毛髪等の異物付着
による電極短絡が検出され、簡易な構成で電極短絡の故
障検知がなされるという作用を有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図8を用いて説明する。
ら図8を用いて説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による流量測定装置を示す断面図であり、図2は図
1のA−A線断面図、図3は流量と誘導起電力の関係を
示すグラフ図、図4はカルマン渦発生に伴いパルス状に
変化する誘導起電力を示すグラフ図である。
態1による流量測定装置を示す断面図であり、図2は図
1のA−A線断面図、図3は流量と誘導起電力の関係を
示すグラフ図、図4はカルマン渦発生に伴いパルス状に
変化する誘導起電力を示すグラフ図である。
【0026】図1、図2において、管1、渦発生体2、
磁界発生部3、カルマン渦3a、電極4、増幅部5は図
8、図9と同様のものなので、同一符号を付し、説明は
省略する。6は増幅部5から出力される増幅誘導起電力
から流量を算出する演算部、7は故障か否かを判定する
故障検出部である。
磁界発生部3、カルマン渦3a、電極4、増幅部5は図
8、図9と同様のものなので、同一符号を付し、説明は
省略する。6は増幅部5から出力される増幅誘導起電力
から流量を算出する演算部、7は故障か否かを判定する
故障検出部である。
【0027】このように構成された流量測定装置につい
て、その機能等を説明する。
て、その機能等を説明する。
【0028】図1および図2に示すように、たとえば直
径10mmの内径を有し、流体が流れる管1の内部に
は、流体中に位置して管1内の流体にカルマン渦列を発
生させる渦発生体2が設置されている。管1が本実施の
形態1における流路である。この渦発生体2は、たとえ
ば断面が幅2.2mm、高さ3mmの二等辺三角柱であ
る。しかし、カルマン渦列を発生させることができるも
のであれば、二等辺三角形の三角柱のほかどのような形
状のものであってもよい。
径10mmの内径を有し、流体が流れる管1の内部に
は、流体中に位置して管1内の流体にカルマン渦列を発
生させる渦発生体2が設置されている。管1が本実施の
形態1における流路である。この渦発生体2は、たとえ
ば断面が幅2.2mm、高さ3mmの二等辺三角柱であ
る。しかし、カルマン渦列を発生させることができるも
のであれば、二等辺三角形の三角柱のほかどのような形
状のものであってもよい。
【0029】渦発生体2の下流側において、管1の外周
には、管1を挟むようにしてS極とN極の永久磁石が対
向配置された磁界発生部3が設けられている。磁界発生
部3は電磁石であってもよい。そして、電極4が磁界発
生部3で発生した磁界に対して垂直に交差する位置に対
向して設けられている。ただ、磁界が流れと傾斜してい
ても、磁界と流れが交差することにより互いに直交する
直交成分が存在すれば測定は可能である。そして、渦発
生体2によって生じさせられたカルマン渦3aが主流に
のって磁界を横切るとき、磁界の変化が生じ、電極4に
誘導起電力が発生する。なお、渦発生体2は磁界発生部
3の磁界方向に対して垂直に設置されている。
には、管1を挟むようにしてS極とN極の永久磁石が対
向配置された磁界発生部3が設けられている。磁界発生
部3は電磁石であってもよい。そして、電極4が磁界発
生部3で発生した磁界に対して垂直に交差する位置に対
向して設けられている。ただ、磁界が流れと傾斜してい
ても、磁界と流れが交差することにより互いに直交する
直交成分が存在すれば測定は可能である。そして、渦発
生体2によって生じさせられたカルマン渦3aが主流に
のって磁界を横切るとき、磁界の変化が生じ、電極4に
誘導起電力が発生する。なお、渦発生体2は磁界発生部
3の磁界方向に対して垂直に設置されている。
【0030】電極4の両極には誘導起電力が現れるが、
この誘導起電力を入力信号a、bとして入力し増幅する
増幅部5と、増幅部5の出力信号(増幅誘導起電力)か
ら管1内を流れる流量を算出する演算部6と、演算部6
で算出された流量の変動幅から故障を検出する故障検出
部7とが電気的に接続されている。
この誘導起電力を入力信号a、bとして入力し増幅する
増幅部5と、増幅部5の出力信号(増幅誘導起電力)か
ら管1内を流れる流量を算出する演算部6と、演算部6
で算出された流量の変動幅から故障を検出する故障検出
部7とが電気的に接続されている。
【0031】次に、このような構成を有する流量測定装
置の動作について説明する。
置の動作について説明する。
【0032】管1内を流れる流体は、磁界発生部3で発
生している磁界内を通過する。このとき、図3に示すよ
うに、ファラデーの法則に従い、電極4間には流速にし
たがって流量に比例した誘導起電力が発生する。ところ
で、管1には、渦発生体2が設けられているから、管1
中の流れには周期的にカルマン渦列が発生する。このカ
ルマン渦列の渦度(渦の回転速度)は主流(管1中の流
れ)の流れの速度に重畳されるため、カルマン渦列が磁
界発生部3を通過すると、図4に示すように、速度の変
化が誘導起電力の変化としてパルス状に現われる。流体
の流量は周波数に比例するので、このパルス状に変化す
る周波数を測定すれば、管1内を流れる流体の流量が算
出できることになる。この周波数を測定して算出した流
量を第1の流量とする。
生している磁界内を通過する。このとき、図3に示すよ
うに、ファラデーの法則に従い、電極4間には流速にし
たがって流量に比例した誘導起電力が発生する。ところ
で、管1には、渦発生体2が設けられているから、管1
中の流れには周期的にカルマン渦列が発生する。このカ
ルマン渦列の渦度(渦の回転速度)は主流(管1中の流
れ)の流れの速度に重畳されるため、カルマン渦列が磁
界発生部3を通過すると、図4に示すように、速度の変
化が誘導起電力の変化としてパルス状に現われる。流体
の流量は周波数に比例するので、このパルス状に変化す
る周波数を測定すれば、管1内を流れる流体の流量が算
出できることになる。この周波数を測定して算出した流
量を第1の流量とする。
【0033】しかしながら、電極4に発生した誘導起電
力を増幅部5で増幅すると、その増幅誘導起電力のレベ
ルは電極4の抵抗値により変化する。即ち、増幅部5に
流れる漏れ電流の影響により、電極4の抵抗分の電圧降
下が生じて増幅部5の入力電圧は変化する。このため、
電極4にスケール等の異物が付着して抵抗値が増加する
と、電圧降下により増幅部5の入力電圧は低下するの
で、増幅部5から出力される信号において、流量に比例
した直流成分やカルマン渦3aによって発生する交流成
分の振幅が低下する。この流量に比例した直流成分やカ
ルマン渦3aによって発生する交流成分の振幅から算出
した流量を第2の流量とする。したがって、第1の流量
に対する第2の流量の変動幅から、スケール等の異物付
着による故障を検出することができる。すなわち、第1
の流量は毛髪、スケール等の異物付着による影響を受け
ないが、第2の流量はそれらによる影響を受ける。
力を増幅部5で増幅すると、その増幅誘導起電力のレベ
ルは電極4の抵抗値により変化する。即ち、増幅部5に
流れる漏れ電流の影響により、電極4の抵抗分の電圧降
下が生じて増幅部5の入力電圧は変化する。このため、
電極4にスケール等の異物が付着して抵抗値が増加する
と、電圧降下により増幅部5の入力電圧は低下するの
で、増幅部5から出力される信号において、流量に比例
した直流成分やカルマン渦3aによって発生する交流成
分の振幅が低下する。この流量に比例した直流成分やカ
ルマン渦3aによって発生する交流成分の振幅から算出
した流量を第2の流量とする。したがって、第1の流量
に対する第2の流量の変動幅から、スケール等の異物付
着による故障を検出することができる。すなわち、第1
の流量は毛髪、スケール等の異物付着による影響を受け
ないが、第2の流量はそれらによる影響を受ける。
【0034】尚、本実施の形態による流量測定装置の場
合、流量検知範囲を1L/min(リットル/分)〜7
L/minに設定するためには配管中心の磁束密度を高
める必要があり、配管中心の磁束密度を高めるために磁
界発生部3には希土類の永久磁石を用い、管径の1/2
の幅をもつ磁石(5mm×5mm×3mm、磁束密度1
(T))を用いて、電極4間には100mV程度の誘導
起電力を得る設定としている。
合、流量検知範囲を1L/min(リットル/分)〜7
L/minに設定するためには配管中心の磁束密度を高
める必要があり、配管中心の磁束密度を高めるために磁
界発生部3には希土類の永久磁石を用い、管径の1/2
の幅をもつ磁石(5mm×5mm×3mm、磁束密度1
(T))を用いて、電極4間には100mV程度の誘導
起電力を得る設定としている。
【0035】しかしながら、得られる誘導起電力の大き
さは設置状態によるノイズの大きさや回路構成に応じて
設定する必要があり、それに伴い磁界発生部3に使用す
る磁石の磁束密度を適宜設定するのがよい。
さは設置状態によるノイズの大きさや回路構成に応じて
設定する必要があり、それに伴い磁界発生部3に使用す
る磁石の磁束密度を適宜設定するのがよい。
【0036】次に、このようにして得られた誘導起電力
の信号処理について図5を用いて説明する。図5は本発
明の実施の形態1による流量測定装置の信号処理回路を
示すブロック図である。
の信号処理について図5を用いて説明する。図5は本発
明の実施の形態1による流量測定装置の信号処理回路を
示すブロック図である。
【0037】図5において、管1、電極4、増幅部5、
演算部6、故障検出部7は図1、図2と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。8は増幅部5に
より増幅された信号(増幅誘導起電力)の交流成分をデ
ジタル信号に変換するデジタル変換部、9は増幅部5に
より増幅された信号の直流成分または交流成分の振幅の
ピークを抽出するピークホールド回路、10はピークホ
ールド回路9の信号を数値化するA/D変換部、11は
演算部6で算出された流量または故障検出部7で比較す
るデータを記憶する記憶部である。増幅部5は、図示し
ない差動増幅回路等の高入力インピーダンス回路で構成
されており、入力インピーダンスは1MΩ以上が望まし
い。また、演算部6は図示しないマイクロプロセッサと
その周辺回路からなり、所定時間内の周波数を測定する
周波数算出手段12と、周波数算出手段12で測定した
周波数またはA/D変換部10で数値化されたデータか
ら管1内を流れる流体の流量を算出する流量算出手段1
3を有している。
演算部6、故障検出部7は図1、図2と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。8は増幅部5に
より増幅された信号(増幅誘導起電力)の交流成分をデ
ジタル信号に変換するデジタル変換部、9は増幅部5に
より増幅された信号の直流成分または交流成分の振幅の
ピークを抽出するピークホールド回路、10はピークホ
ールド回路9の信号を数値化するA/D変換部、11は
演算部6で算出された流量または故障検出部7で比較す
るデータを記憶する記憶部である。増幅部5は、図示し
ない差動増幅回路等の高入力インピーダンス回路で構成
されており、入力インピーダンスは1MΩ以上が望まし
い。また、演算部6は図示しないマイクロプロセッサと
その周辺回路からなり、所定時間内の周波数を測定する
周波数算出手段12と、周波数算出手段12で測定した
周波数またはA/D変換部10で数値化されたデータか
ら管1内を流れる流体の流量を算出する流量算出手段1
3を有している。
【0038】電極4から得られる誘導起電力(入力信号
a、b)は増幅部5で増幅され、まずデジタル変換部8
を経て、誘導起電力データとして演算部6に取り込まれ
る。演算部6に入力される誘導起電力データにより、周
波数算出手段12は、カルマン渦の発生周波数fを算出
する(図4参照)。同時に、増幅部5で増幅された信号
は、ピークホールド回路9で直流成分または交流成分の
振幅amのピークを抽出され、A/D変換部10で数値
化される。流量算出手段13は、得られた周波数f及び
振幅amを記憶部11に記憶し、検知精度を高めるため
に任意に設定される測定回数としてn回おこない、平均
化処理を行なって平均周波数F及び平均振幅Aを算出す
る。この平均周波数Fから第1の流量Q1を算出し、平
均振幅Aから第2の流量Q2を算出する。
a、b)は増幅部5で増幅され、まずデジタル変換部8
を経て、誘導起電力データとして演算部6に取り込まれ
る。演算部6に入力される誘導起電力データにより、周
波数算出手段12は、カルマン渦の発生周波数fを算出
する(図4参照)。同時に、増幅部5で増幅された信号
は、ピークホールド回路9で直流成分または交流成分の
振幅amのピークを抽出され、A/D変換部10で数値
化される。流量算出手段13は、得られた周波数f及び
振幅amを記憶部11に記憶し、検知精度を高めるため
に任意に設定される測定回数としてn回おこない、平均
化処理を行なって平均周波数F及び平均振幅Aを算出す
る。この平均周波数Fから第1の流量Q1を算出し、平
均振幅Aから第2の流量Q2を算出する。
【0039】続いて、流量算出手段13で行われる流量
算出について説明する。平均周波数Fから算出される第
1の流量Q1は以下の式によって求められる。
算出について説明する。平均周波数Fから算出される第
1の流量Q1は以下の式によって求められる。
【0040】カルマン渦発生の周波数と流速の関係は、
一般に周波数f(Hz)と流速v(m/s)と、渦発生
体の径d(m)、比例定数をSt(ストローハル数)と
おくと、周波数fは次式(1)で求められる。
一般に周波数f(Hz)と流速v(m/s)と、渦発生
体の径d(m)、比例定数をSt(ストローハル数)と
おくと、周波数fは次式(1)で求められる。
【0041】f=St×v/d・・・・・・(1) ここで、ストローハル数Stにあてはめるためのレイノ
ルズ数Reは、水の動粘性係数ν、速度v、渦発生体の
径dから、次式(2)で求められる。
ルズ数Reは、水の動粘性係数ν、速度v、渦発生体の
径dから、次式(2)で求められる。
【0042】Re=v×d/ν・・・・・・(2) 本実施の形態は水の流量を測定するものであり、水の動
粘性係数ν=1.004×10-6m2/s(20℃、1
atm)、渦発生体の径d=2.2mm、流量Q=1〜
7(L/min)である。
粘性係数ν=1.004×10-6m2/s(20℃、1
atm)、渦発生体の径d=2.2mm、流量Q=1〜
7(L/min)である。
【0043】また、流量Q(L/min)=速度v(m
/s)×管断面積S(m2)の関係からレイノルズ数R
eを求めると、管1の直径=10mmと(2)式とから Re=v×d/ν=(Q/S)×d/ν=2.3×10
2〜3.4×103となり、この範囲では、上記ストロー
ハル数はSt=0.2として与えることができる。とい
うのは、Re=102〜105の範囲でStはほぼ一定の
St=0.2をとるからである。したがって、流量Qを
求める式に変換すると、次式(3)式が得られる。
/s)×管断面積S(m2)の関係からレイノルズ数R
eを求めると、管1の直径=10mmと(2)式とから Re=v×d/ν=(Q/S)×d/ν=2.3×10
2〜3.4×103となり、この範囲では、上記ストロー
ハル数はSt=0.2として与えることができる。とい
うのは、Re=102〜105の範囲でStはほぼ一定の
St=0.2をとるからである。したがって、流量Qを
求める式に変換すると、次式(3)式が得られる。
【0044】 Q=S×v=f×S×d/St・・・・・・・(3) (3)式に本実施の形態での条件を代入すると、求めら
れる流量Q1は、次式(4)となる。
れる流量Q1は、次式(4)となる。
【0045】 Q1=0.05×F(Fはn回の平均周波数)・・・・・・・・・(4) 尚、本実施の形態では、Q=1〜7(L/min)、ν
=1.004×10-6m2/sの水を用いたが、Re=
102〜105の範囲でストローハル数St=0.2であ
るから、上記の共通の式を使用でき、水であればおおむ
ねQ=100(L/min)程度までの測定が可能であ
る。さらに、流量Q、動粘性係数νに応じて、上記レイ
ノルズ数範囲外においても、ストローハル数Stを選定
すれば、さらに広範囲の測定を可能とすることができ
る。
=1.004×10-6m2/sの水を用いたが、Re=
102〜105の範囲でストローハル数St=0.2であ
るから、上記の共通の式を使用でき、水であればおおむ
ねQ=100(L/min)程度までの測定が可能であ
る。さらに、流量Q、動粘性係数νに応じて、上記レイ
ノルズ数範囲外においても、ストローハル数Stを選定
すれば、さらに広範囲の測定を可能とすることができ
る。
【0046】次に、平均振幅Aから算出される第2の流
量Q2は以下の式によって求められる。
量Q2は以下の式によって求められる。
【0047】誘導起電力の直流成分または交流成分の振
幅E(mV)と流量Q(L/min)との関係は、ファ
ラデーの法則により配管内の磁束密度B、速度v、管径
をDとおくと、次式(5)で求められる。
幅E(mV)と流量Q(L/min)との関係は、ファ
ラデーの法則により配管内の磁束密度B、速度v、管径
をDとおくと、次式(5)で求められる。
【0048】E=B×v×D・・・・・・・・(5) (5)式を流量Qを求める式に変換すると、次式(6)
が得られる。
が得られる。
【0049】 Q=S×v=E×((D/2)2×π)/(B×D)・・・・・(6) 本実施の形態での条件である管径D=10(mm)、磁
束密度B=1(T)を(6)式に代入すると、求める流
量Q2は、次式(7)となる。
束密度B=1(T)を(6)式に代入すると、求める流
量Q2は、次式(7)となる。
【0050】Q2=470×E・・・・・・・・(7) また、本実施の形態における増幅部5の増幅率を100
倍とすると、E=A/100であるので、式(7)は次
式(8)に変換される。
倍とすると、E=A/100であるので、式(7)は次
式(8)に変換される。
【0051】 Q2=470×(A/100)=4.7×A・・・・・・(8) このようにして算出した第1の流量Q1及び第2の流量
Q2は、基本的には同じ値を取るはずである(Q1=Q
2)。しかし、上述のようにスケール等の異物付着によ
り振幅Aが低下するので、Q1>Q2となり、異物付着
の度合いが大きくなれば、その差も大きくなる。したが
って、流量算出が終了した演算部6は、記憶部11にQ
1及びQ2を記憶して、故障検出部7に比較制御信号c
を送出する。比較制御信号cを受けた故障検出部7は、
Q1及びQ2を記憶部11から読み出し、その差(Q1
−Q2=ΔQ1)と判定の基準となる設定値(K1、設
定基準流量)とを比較する。その結果、ΔQ1>K1と
なり設定基準流量K1を越えたら記憶部11に記憶して
おく。上記動作を通水毎に行い、所定通水回数において
連続してΔQ1>K1であれば、故障であると判定して
演算部6に故障検出信号dを送出する。
Q2は、基本的には同じ値を取るはずである(Q1=Q
2)。しかし、上述のようにスケール等の異物付着によ
り振幅Aが低下するので、Q1>Q2となり、異物付着
の度合いが大きくなれば、その差も大きくなる。したが
って、流量算出が終了した演算部6は、記憶部11にQ
1及びQ2を記憶して、故障検出部7に比較制御信号c
を送出する。比較制御信号cを受けた故障検出部7は、
Q1及びQ2を記憶部11から読み出し、その差(Q1
−Q2=ΔQ1)と判定の基準となる設定値(K1、設
定基準流量)とを比較する。その結果、ΔQ1>K1と
なり設定基準流量K1を越えたら記憶部11に記憶して
おく。上記動作を通水毎に行い、所定通水回数において
連続してΔQ1>K1であれば、故障であると判定して
演算部6に故障検出信号dを送出する。
【0052】尚、故障検出部7ではΔQ1と判定の基準
となる設定基準流量K1を比較したが、前回通水時のQ
1とQ2の差(ΔQ0)を記憶部11に記憶しておき、
ΔQ1とΔQ0を比較して、ΔQ1>ΔQ0であれば故
障であると判定する方法でもよい。また、Q1とQ2の
差ではなく、比を比較しても良い。
となる設定基準流量K1を比較したが、前回通水時のQ
1とQ2の差(ΔQ0)を記憶部11に記憶しておき、
ΔQ1とΔQ0を比較して、ΔQ1>ΔQ0であれば故
障であると判定する方法でもよい。また、Q1とQ2の
差ではなく、比を比較しても良い。
【0053】このように本実施の形態では、算出した流
量の変動幅から故障か否かを判定することができるの
で、誤検知を防止して確実に故障や異物の付着による性
能低下を検出することができるので、高い測定精度を維
持すると共に適切なメンテナンス時期を判断することが
可能になる。また、電極を高インピーダンスにすること
で電極に流れる電流を抑え、スケール付着を防止するこ
とができる。
量の変動幅から故障か否かを判定することができるの
で、誤検知を防止して確実に故障や異物の付着による性
能低下を検出することができるので、高い測定精度を維
持すると共に適切なメンテナンス時期を判断することが
可能になる。また、電極を高インピーダンスにすること
で電極に流れる電流を抑え、スケール付着を防止するこ
とができる。
【0054】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2による流量測定装置の信号処理回路を示すブロック
図である。図6において、管1、電極4、増幅部5、演
算部6、故障検出部7、デジタル変換部8、記憶部1
1、周波数算出手段12、流量算出手段13は図5と同
様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。す
なわち、図5からピークホールド回路9とA/D変換部
10を除いたものが図6の信号処理回路であり、本実施
の形態と実施の形態1とは演算部6の動作が異なる。
態2による流量測定装置の信号処理回路を示すブロック
図である。図6において、管1、電極4、増幅部5、演
算部6、故障検出部7、デジタル変換部8、記憶部1
1、周波数算出手段12、流量算出手段13は図5と同
様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。す
なわち、図5からピークホールド回路9とA/D変換部
10を除いたものが図6の信号処理回路であり、本実施
の形態と実施の形態1とは演算部6の動作が異なる。
【0055】図6において、周波数算出手段12におい
てカルマン渦の発生周波数fを測定するまでの動作は実
施の形態1と同様である。演算部6は、故障検出のため
に周波数算出手段12による周波数算出をn回(任意に
設定される測定回数)繰り返し、記憶部11に記憶す
る。また、流量測定手段13は平均周波数Fを算出して
流量Q1を式(4)により算出する。故障検出部7は、
演算部6の流量算出完了に伴う比較制御信号cを受け
て、記憶部11に記憶されたn回の測定で得られた周波
数f(1)〜f(n)に関して、次式(9)に示す変動
値(流量関連値)αを計算する。
てカルマン渦の発生周波数fを測定するまでの動作は実
施の形態1と同様である。演算部6は、故障検出のため
に周波数算出手段12による周波数算出をn回(任意に
設定される測定回数)繰り返し、記憶部11に記憶す
る。また、流量測定手段13は平均周波数Fを算出して
流量Q1を式(4)により算出する。故障検出部7は、
演算部6の流量算出完了に伴う比較制御信号cを受け
て、記憶部11に記憶されたn回の測定で得られた周波
数f(1)〜f(n)に関して、次式(9)に示す変動
値(流量関連値)αを計算する。
【0056】 |F−f(n)|/F=α(n)・・・・・(9) 尚、本実施の形態では平均周波数Fに対する変動値αを
計算したが、前後して測定する周波数fの近親性に着目
して次式(10)で示す(n−1)個のバラツキ差分を
計算しても良い。
計算したが、前後して測定する周波数fの近親性に着目
して次式(10)で示す(n−1)個のバラツキ差分を
計算しても良い。
【0057】 |f(n−1)−f(n)|/f(n−1)=α(n−1)・・・・(10) 上記変動値α(n)の中で最大値となるα(i)を流量
Q1における変動幅として判定の基準となる設定基準値
K2と比較する。その結果、α(i)>K2となり設定
値を越えたら記憶部11に記憶しておく。上記動作を通
水毎に行い、所定通水回数において連続してα(i)>
K2であれば、故障検出部7は故障であると判定して演
算部6に故障検出信号dを送出する。
Q1における変動幅として判定の基準となる設定基準値
K2と比較する。その結果、α(i)>K2となり設定
値を越えたら記憶部11に記憶しておく。上記動作を通
水毎に行い、所定通水回数において連続してα(i)>
K2であれば、故障検出部7は故障であると判定して演
算部6に故障検出信号dを送出する。
【0058】尚、故障検出部7ではα(i)と判定の基
準となる設定基準値K2とを比較したが、前回通水時の
変動幅α(j)を記憶部11に記憶しておき、α(i)
とα(j)を比較して、α(i)>α(j)であれば故
障であると判定する方法でもよい。
準となる設定基準値K2とを比較したが、前回通水時の
変動幅α(j)を記憶部11に記憶しておき、α(i)
とα(j)を比較して、α(i)>α(j)であれば故
障であると判定する方法でもよい。
【0059】このように本実施の形態では、算出した流
量と周波数の変動幅から故障か否かを判定するので、新
たに故障検出のための回路を付加することなく、信頼性
の高い故障判定ができる。
量と周波数の変動幅から故障か否かを判定するので、新
たに故障検出のための回路を付加することなく、信頼性
の高い故障判定ができる。
【0060】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3による流量測定回路の信号処理回路を示すブロック
図である。
態3による流量測定回路の信号処理回路を示すブロック
図である。
【0061】図7において、管1、電極4、増幅部5、
演算部6、故障検出部7、デジタル変換部8、ピークホ
ールド回路9、A/D変換部10、記憶部11、周波数
算出手段12、流量算出手段13は図5と同様のものな
ので、同一符号を付し、説明は省略する。14は電極4
に一定な直流電圧を印加する定電圧源、15は定電圧源
14から電極4に電圧を印加した時に流れる電流を測定
する電流測定部、16は電極4から定電圧源14及び電
流測定部15への電気的な接続と電極4から増幅部5へ
の電気的な接続とを切り換える切換部である。
演算部6、故障検出部7、デジタル変換部8、ピークホ
ールド回路9、A/D変換部10、記憶部11、周波数
算出手段12、流量算出手段13は図5と同様のものな
ので、同一符号を付し、説明は省略する。14は電極4
に一定な直流電圧を印加する定電圧源、15は定電圧源
14から電極4に電圧を印加した時に流れる電流を測定
する電流測定部、16は電極4から定電圧源14及び電
流測定部15への電気的な接続と電極4から増幅部5へ
の電気的な接続とを切り換える切換部である。
【0062】図7において、電極4からの誘導起電力が
ない状態を止水状態として、この止水状態において演算
部6は、切換部16に制御信号eを送り、電極4からの
電気的な接続を定電圧源14及び電流測定部15へと切
り換える。切換えが完了したら、定電圧源14から電圧
を印加して電極4に流れる電流を電流測定部15で測定
する。正常な状態であれば、電極4間には導電性の流体
が滞留している。したがって、電極4間のインピーダン
スZは数10Ω以上あり、電極4に流れる電流値はオー
ムの法則に従いZに依存する値になっている。しかし、
毛髪等が付着して電極4が短絡状態にある時は、電極4
間のインピーダンスは数Ω以下となり、大きな電流が流
れることになる。
ない状態を止水状態として、この止水状態において演算
部6は、切換部16に制御信号eを送り、電極4からの
電気的な接続を定電圧源14及び電流測定部15へと切
り換える。切換えが完了したら、定電圧源14から電圧
を印加して電極4に流れる電流を電流測定部15で測定
する。正常な状態であれば、電極4間には導電性の流体
が滞留している。したがって、電極4間のインピーダン
スZは数10Ω以上あり、電極4に流れる電流値はオー
ムの法則に従いZに依存する値になっている。しかし、
毛髪等が付着して電極4が短絡状態にある時は、電極4
間のインピーダンスは数Ω以下となり、大きな電流が流
れることになる。
【0063】故障検出部7は、電流測定部15で測定し
た電流値Iと判定の基準となる設定基準電流値K3とを
比較する。その結果、I>K3となり設定基準電流値K
3を越えたら記憶部11に記憶しておく。上記動作を検
知精度を高めるために任意に設定される測定回数として
n回おこない、連続してI>K3であれば、故障検出部
7は、故障であると判定して演算部6に故障検出信号d
を送出する。
た電流値Iと判定の基準となる設定基準電流値K3とを
比較する。その結果、I>K3となり設定基準電流値K
3を越えたら記憶部11に記憶しておく。上記動作を検
知精度を高めるために任意に設定される測定回数として
n回おこない、連続してI>K3であれば、故障検出部
7は、故障であると判定して演算部6に故障検出信号d
を送出する。
【0064】このように本実施の形態では、定電圧源1
4により電極4に電圧を印加して流れる電流を電流測定
部15で測定するようにしたので、毛髪等の異物付着に
よる電極短絡を検出することができ、簡易な構成で電極
短絡の故障検知ができる。
4により電極4に電圧を印加して流れる電流を電流測定
部15で測定するようにしたので、毛髪等の異物付着に
よる電極短絡を検出することができ、簡易な構成で電極
短絡の故障検知ができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の流量測定装置によれば、管内の流路内に設置さ
れ、流れの下流側に向けてカルマン渦を発生させる渦発
生体と、渦発生体の下流側に設けられ流路を横切って磁
界を形成する磁界発生部と、流路内に突出するように管
壁に配設され、流れが磁界内を通過するときの磁界変化
で発生する誘導起電力を検出する電極と、電極に発生す
る誘導起電力を増幅する増幅部と、増幅部から出力され
る増幅誘導起電力が有する信号要素に基づいて複数種類
の流量を算出する演算部と、演算部で算出した複数種類
の流量の変動幅から故障か否かを判定する故障検出部と
を有することにより、算出した複数種類の流量の変動幅
から故障か否かを判定することができるので、故障や異
物の付着による性能低下を検出することができ、高い測
定精度を維持することができると共に適切なメンテナン
ス時期を判定することができるという有利な効果が得ら
れる。
記載の流量測定装置によれば、管内の流路内に設置さ
れ、流れの下流側に向けてカルマン渦を発生させる渦発
生体と、渦発生体の下流側に設けられ流路を横切って磁
界を形成する磁界発生部と、流路内に突出するように管
壁に配設され、流れが磁界内を通過するときの磁界変化
で発生する誘導起電力を検出する電極と、電極に発生す
る誘導起電力を増幅する増幅部と、増幅部から出力され
る増幅誘導起電力が有する信号要素に基づいて複数種類
の流量を算出する演算部と、演算部で算出した複数種類
の流量の変動幅から故障か否かを判定する故障検出部と
を有することにより、算出した複数種類の流量の変動幅
から故障か否かを判定することができるので、故障や異
物の付着による性能低下を検出することができ、高い測
定精度を維持することができると共に適切なメンテナン
ス時期を判定することができるという有利な効果が得ら
れる。
【0066】請求項2に記載の流量測定装置によれば、
請求項1に記載の流量測定装置において、増幅部は、入
力インピーダンスが高インピーダンスであり、電極に流
れる電流を抑えて電圧を増幅することにより、電極が高
インピーダンスであることにより電極に流れる電流を抑
制することができるので、スケール付着を防止すること
ができるという有利な効果が得られる。
請求項1に記載の流量測定装置において、増幅部は、入
力インピーダンスが高インピーダンスであり、電極に流
れる電流を抑えて電圧を増幅することにより、電極が高
インピーダンスであることにより電極に流れる電流を抑
制することができるので、スケール付着を防止すること
ができるという有利な効果が得られる。
【0067】請求項3に記載の流量測定装置によれば、
請求項1または2に記載の流量測定装置において、流量
に比例して変化する増幅誘導起電力の信号要素としての
直流成分の振幅またはカルマン渦によって発生する増幅
誘導起電力の信号要素としての交流成分の振幅を検出す
る振幅検出部を備え、演算部は、カルマン渦によって発
生する増幅誘導起電力の交流成分が有する信号要素とし
ての周波数を算出する周波数算出手段と、周波数から第
1の流量を算出し、振幅から第2の流量を算出する流量
算出手段とを有し、故障検出部は、流量算出手段が算出
した第1の流量と第2の流量とを比較し、比較結果とし
ての変動幅が設定基準流量を越えた時に故障と判定する
ことにより、複数の方法によって得られた流量の変動幅
から故障か否かを判定することができるので、より信頼
性の高い故障判定を行うことができるという有利な効果
が得られる。
請求項1または2に記載の流量測定装置において、流量
に比例して変化する増幅誘導起電力の信号要素としての
直流成分の振幅またはカルマン渦によって発生する増幅
誘導起電力の信号要素としての交流成分の振幅を検出す
る振幅検出部を備え、演算部は、カルマン渦によって発
生する増幅誘導起電力の交流成分が有する信号要素とし
ての周波数を算出する周波数算出手段と、周波数から第
1の流量を算出し、振幅から第2の流量を算出する流量
算出手段とを有し、故障検出部は、流量算出手段が算出
した第1の流量と第2の流量とを比較し、比較結果とし
ての変動幅が設定基準流量を越えた時に故障と判定する
ことにより、複数の方法によって得られた流量の変動幅
から故障か否かを判定することができるので、より信頼
性の高い故障判定を行うことができるという有利な効果
が得られる。
【0068】請求項4に記載の流量測定装置によれば、
請求項1または2に記載の流量測定装置において、演算
部は、カルマン渦によって発生する増幅誘導起電力の交
流成分が有する信号要素としての周波数を複数個算出す
る周波数算出手段と、複数の周波数から流量を算出する
流量算出手段とを有し、故障検出部は、周波数算出手段
で算出した複数の周波数の変動幅が設定基準値を越えた
時に故障と判定することにより、算出した周波数の変動
幅から故障か否かを判定することができるので、新たに
故障検出のための回路を付加することなく信頼性の高い
故障判定を行うことができる。
請求項1または2に記載の流量測定装置において、演算
部は、カルマン渦によって発生する増幅誘導起電力の交
流成分が有する信号要素としての周波数を複数個算出す
る周波数算出手段と、複数の周波数から流量を算出する
流量算出手段とを有し、故障検出部は、周波数算出手段
で算出した複数の周波数の変動幅が設定基準値を越えた
時に故障と判定することにより、算出した周波数の変動
幅から故障か否かを判定することができるので、新たに
故障検出のための回路を付加することなく信頼性の高い
故障判定を行うことができる。
【0069】請求項5に記載の流量測定装置によれば、
請求項3に記載の流量測定装置において、設定基準流量
は、所定流量に対応して設定された流量もしくは前回通
水時の流量であることにより、装置毎のばらつき範囲外
に設定もしくは装置毎に設定するので、装置毎に生じる
誘導起電力のバラツキを吸収して、確実に故障判定を行
うことができるという有利な効果が得られる。
請求項3に記載の流量測定装置において、設定基準流量
は、所定流量に対応して設定された流量もしくは前回通
水時の流量であることにより、装置毎のばらつき範囲外
に設定もしくは装置毎に設定するので、装置毎に生じる
誘導起電力のバラツキを吸収して、確実に故障判定を行
うことができるという有利な効果が得られる。
【0070】請求項6に記載の流量測定装置によれば、
請求項4に記載の流量測定装置において、設定基準値
は、所定流量に対応して設定された周波数変動幅もしく
は前回通水時の平均周波数に対する最大変動幅であるこ
とにより、装置毎のばらつき範囲外に設定もしくは装置
毎に設定するので、装置毎に生じる誘導起電力のバラツ
キを吸収して、確実に故障判定を行うことができるとい
う有利な効果が得られる。
請求項4に記載の流量測定装置において、設定基準値
は、所定流量に対応して設定された周波数変動幅もしく
は前回通水時の平均周波数に対する最大変動幅であるこ
とにより、装置毎のばらつき範囲外に設定もしくは装置
毎に設定するので、装置毎に生じる誘導起電力のバラツ
キを吸収して、確実に故障判定を行うことができるとい
う有利な効果が得られる。
【0071】請求項7に記載の流量測定装置によれば、
請求項3または5に記載の流量測定装置において、故障
検出部は、所定通水回数において連続して比較結果とし
ての変動幅が設定基準流量を越えた場合に故障と判定す
ることにより、誤検知を防止して確実に故障判定を行う
ことができるという有利な効果が得られる。
請求項3または5に記載の流量測定装置において、故障
検出部は、所定通水回数において連続して比較結果とし
ての変動幅が設定基準流量を越えた場合に故障と判定す
ることにより、誤検知を防止して確実に故障判定を行う
ことができるという有利な効果が得られる。
【0072】請求項8に記載の流量測定装置によれば、
請求項4または6に記載の流量測定装置において、故障
検出部は、所定通水回数において連続して複数の周波数
の変動幅が設定基準値を越えた場合に故障と判定するこ
とにより、誤検知を防止して確実に故障判定を行うこと
ができるという有利な効果が得られる。
請求項4または6に記載の流量測定装置において、故障
検出部は、所定通水回数において連続して複数の周波数
の変動幅が設定基準値を越えた場合に故障と判定するこ
とにより、誤検知を防止して確実に故障判定を行うこと
ができるという有利な効果が得られる。
【0073】請求項9に記載の流量測定装置によれば、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の流量測定装置に
おいて、電極に電圧を印加して流れる電流を測定する電
流測定部と、電極からの信号を増幅部と電流測定部に切
り換える切換部とを備え、演算部は、切換部の切換え制
御を行うことにより、毛髪等の異物付着による電極短絡
の検出が可能になり、簡易な構成で電極短絡の故障検知
が可能になるという有利な効果が得られる。
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の流量測定装置に
おいて、電極に電圧を印加して流れる電流を測定する電
流測定部と、電極からの信号を増幅部と電流測定部に切
り換える切換部とを備え、演算部は、切換部の切換え制
御を行うことにより、毛髪等の異物付着による電極短絡
の検出が可能になり、簡易な構成で電極短絡の故障検知
が可能になるという有利な効果が得られる。
【0074】請求項10に記載の流量測定装置によれ
ば、請求項9に記載の流量測定装置において、演算部は
止水中に切換部を電流測定部に切り換え、故障検出部は
電流測定部で測定した電流値が設定基準電流値を越えた
場合に故障と判定することにより、毛髪等の異物付着に
よる電極短絡の検出が可能になり、簡易な構成で電極短
絡の故障検知を行うことができるという有利な効果が得
られる。
ば、請求項9に記載の流量測定装置において、演算部は
止水中に切換部を電流測定部に切り換え、故障検出部は
電流測定部で測定した電流値が設定基準電流値を越えた
場合に故障と判定することにより、毛髪等の異物付着に
よる電極短絡の検出が可能になり、簡易な構成で電極短
絡の故障検知を行うことができるという有利な効果が得
られる。
【図1】本発明の実施の形態1による流量測定装置を示
す断面図
す断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】流量と誘導起電力の関係を示すグラフ
【図4】カルマン渦発生に伴いパルス状に変化する誘導
起電力を示すグラフ
起電力を示すグラフ
【図5】本発明の実施の形態1による流量測定装置の信
号処理回路を示すブロック図
号処理回路を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2による流量測定装置の信
号処理回路を示すブロック図
号処理回路を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3による流量測定装置の信
号処理回路を示すブロック図
号処理回路を示すブロック図
【図8】従来の流量測定装置を示す断面図
【図9】図8のB−B線断面図
1 管 2 渦発生体 3 磁界発生部 4 電極 5 増幅部 6 演算部 7 故障検出部 8 デジタル変換部 9 ピークホールド回路 10 A/D変換部 11 記憶部 12 周波数算出手段 13 流量算出手段 14 定電圧源 15 電流測定部 16 切換部
Claims (10)
- 【請求項1】管内の流路内に設置され、流れの下流側に
向けてカルマン渦を発生させる渦発生体と、前記渦発生
体の下流側に設けられ前記流路を横切って磁界を形成す
る磁界発生部と、前記流路内に突出するように前記管壁
に配設され、前記流れが前記磁界内を通過するときの磁
界変化で発生する誘導起電力を検出する電極と、前記電
極に発生する前記誘導起電力を増幅する増幅部と、前記
増幅部から出力される増幅誘導起電力が有する信号要素
に基づいて複数種類の流量を算出する演算部と、前記演
算部で算出した複数種類の流量の変動幅から故障か否か
を判定する故障検出部とを有することを特徴とする流量
測定装置。 - 【請求項2】前記増幅部は、入力インピーダンスが高イ
ンピーダンスであり、前記電極に流れる電流を抑えて電
圧を増幅することを特徴とする請求項1に記載の流量測
定装置。 - 【請求項3】流量に比例して変化する前記増幅誘導起電
力の前記信号要素としての直流成分の振幅またはカルマ
ン渦によって発生する前記増幅誘導起電力の前記信号要
素としての交流成分の振幅を検出する振幅検出部を備
え、前記演算部は、カルマン渦によって発生する前記増
幅誘導起電力の交流成分が有する前記信号要素としての
周波数を算出する周波数算出手段と、前記周波数から第
1の流量を算出し、前記振幅から第2の流量を算出する
流量算出手段とを有し、前記故障検出部は、前記流量算
出手段が算出した前記第1の流量と前記第2の流量とを
比較し、比較結果としての変動幅が設定基準流量を越え
た時に故障と判定することを特徴とする請求項1または
2に記載の流量測定装置。 - 【請求項4】前記演算部は、カルマン渦によって発生す
る前記増幅誘導起電力の交流成分が有する前記信号要素
としての周波数を複数個算出する周波数算出手段と、前
記複数の周波数から流量を算出する流量算出手段とを有
し、前記故障検出部は、前記周波数算出手段で算出した
複数の周波数の変動幅が設定基準値を越えた時に故障と
判定することを特徴とする請求項1または2に記載の流
量測定装置。 - 【請求項5】前記設定基準流量は、所定流量に対応して
設定された流量もしくは前回通水時の流量であることを
特徴とする請求項3に記載の流量測定装置。 - 【請求項6】前記設定基準値は、所定流量に対応して設
定された周波数変動幅もしくは前回通水時の平均周波数
に対する最大変動幅であることを特徴とする請求項4に
記載の流量測定装置。 - 【請求項7】前記故障検出部は、所定通水回数において
連続して前記比較結果としての変動幅が前記設定基準流
量を越えた場合に故障と判定することを特徴とする請求
項3または5に記載の流量測定装置。 - 【請求項8】前記故障検出部は、所定通水回数において
連続して前記複数の周波数の変動幅が前記設定基準値を
越えた場合に故障と判定することを特徴とする請求項4
または6に記載の流量測定装置。 - 【請求項9】電極に電圧を印加して流れる電流を測定す
る電流測定部と、電極からの信号を前記増幅部と前記電
流測定部に切り換える切換部とを備え、前記演算部は、
前記切換部の切換え制御を行うことを特徴とする請求項
1乃至8のいずれか1に記載の流量測定装置。 - 【請求項10】前記演算部は止水中に前記切換部を前記
電流測定部に切り換え、前記故障検出部は前記電流測定
部で測定した電流値が設定基準電流値を越えた場合に故
障と判定することを特徴とする請求項9に記載の流量測
定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11041220A JP2000241211A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11041220A JP2000241211A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 流量測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000241211A true JP2000241211A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12602324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11041220A Pending JP2000241211A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 流量測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000241211A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006114592A3 (en) * | 2005-04-26 | 2007-01-04 | Sev Trent Metering Services Lt | Meter |
| JP2007521468A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-08-02 | マイクロ・モーション・インコーポレーテッド | コリオリ流量計用の診断装置及び方法 |
| JP2007531868A (ja) * | 2003-07-18 | 2007-11-08 | ローズマウント インコーポレイテッド | プロセス診断法 |
| CN100545587C (zh) * | 2005-06-20 | 2009-09-30 | 恩德斯+豪斯流量技术股份有限公司 | 磁感应流量计 |
| CN104266688A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-01-07 | 中山欧麦克仪器设备有限公司 | 一种高精度电磁式涡流流量计 |
| CN108759943A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-11-06 | 合肥利都自动化仪表有限公司 | 一种可在线拆离校验磁电旋涡流量计 |
| KR102098828B1 (ko) * | 2019-02-20 | 2020-04-08 | 신동아전자(주) | 유체진동형 유량계 |
-
1999
- 1999-02-19 JP JP11041220A patent/JP2000241211A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007531868A (ja) * | 2003-07-18 | 2007-11-08 | ローズマウント インコーポレイテッド | プロセス診断法 |
| JP2007521468A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-08-02 | マイクロ・モーション・インコーポレーテッド | コリオリ流量計用の診断装置及び方法 |
| US7831400B2 (en) | 2003-09-29 | 2010-11-09 | Micro Motion, Inc. | Diagnostic apparatus and methods for a coriolis flow meter |
| WO2006114592A3 (en) * | 2005-04-26 | 2007-01-04 | Sev Trent Metering Services Lt | Meter |
| CN100552386C (zh) * | 2005-04-26 | 2009-10-21 | 塞文特伦特计量服务有限公司 | 一种射流振荡器液体流仪表 |
| CN100545587C (zh) * | 2005-06-20 | 2009-09-30 | 恩德斯+豪斯流量技术股份有限公司 | 磁感应流量计 |
| CN104266688A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-01-07 | 中山欧麦克仪器设备有限公司 | 一种高精度电磁式涡流流量计 |
| CN108759943A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-11-06 | 合肥利都自动化仪表有限公司 | 一种可在线拆离校验磁电旋涡流量计 |
| KR102098828B1 (ko) * | 2019-02-20 | 2020-04-08 | 신동아전자(주) | 유체진동형 유량계 |
| WO2020171487A1 (ko) * | 2019-02-20 | 2020-08-27 | 신동아전자주식회사 | 유체진동형 유량계 |
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