JP2000241623A - 樹脂組成物層の乾燥方法、この乾燥方法を用いたカラーフィルタ基板の製造方法および液晶表示素子 - Google Patents

樹脂組成物層の乾燥方法、この乾燥方法を用いたカラーフィルタ基板の製造方法および液晶表示素子

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JP2000241623A
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drying
vacuum
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color filter
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Junichi Sakamoto
淳一 坂本
Masanori Sudo
正法 須藤
Kenitsu Iwata
研逸 岩田
Nagato Osano
永人 小佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に異物、ピンホールおよび材料凝集等の
欠陥がなく、プロセス滞留時間が長くても現像特性の優
意な劣化がない樹脂組成物を形成する。 【解決手段】 基板上に樹脂組成物を塗布、乾燥する樹
脂組成物層の乾燥方法において、前記乾燥方法が真空乾
燥であり、その時の乾燥条件が真空乾燥100Torr
までは6秒以上をかけて排気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空乾燥を用いた
樹脂組成物層の乾燥方法、この乾燥方法を用いたカラー
フィルタ基板の製造方法および液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ用やビデオカメラ用の
カラーフィルタにおいて、その高コントラスト化および
高精彩化のためにブラックマトリクスを形成すること
は、今や必須となっている。ブラックストリックスを形
成する方法は、クロムなどの金属膜を用いる方法と、黒
色樹脂を用いる方法の二つに大別できる。
【0003】金属膜を用いる場合、赤(R)、緑
(G)、および青(B)の各色の画素形成に先立ち、透
明基板上にスパッタリングによりクロムなどの金属膜を
設け、その後フォトリソグラフィ工程およびエッチング
工程を経て、ブラックマトリクスの形成を行なう方式が
一般的である。しかしこの方法は、真空成膜設備を要
し、また工程数が多いため、製造コストが高くなる。さ
らには、最終的にディスプレイなどとしたときに、金属
膜特有の反射のため、画面が見にくくなるという欠点を
有する。
【0004】黒色樹脂を用いる方法においては、黒色の
感光性樹脂によるブラックマトリクスを予めフォトリソ
グラフィにより形成し、このブラックマトリクス間に、
赤、緑および青の各画素を順次フォトリソグラフィによ
り形成していく方法が最も一般的である。
【0005】また、特開平9−133807号には、予
め赤、緑および青の各画素が形成された透明基材上に、
カチオン重合性化合物、黒色顔料、光酸発生剤、および
溶剤を含む黒色レジストを、赤、緑および青の各画素間
の隙間が全て埋まるように全面塗布して、乾燥し、次に
前記基材の非塗布面(透明基材面)より紫外光を露光
し、露光後熱硬化および現像を行なうことにより、赤、
緑および青の各画素間に遮光層(ブラックマトリクス)
を形成させる方法が提案されている。
【0006】しかしながら、この方法においては、黒色
レジストの塗布終了後、ホットプレートやオーブンなど
を用い、塗布された基材を50〜100℃で1〜10分
間加熱(プリベーク)することにより、残存溶剤を除去
し、乾燥する。このため、レジストの反応が開始されて
しまい、数時間で現像特性が劣化してしまうという問題
があった。
【0007】一方、特開平6−97061号には、塗布
および加熱乾燥(プリベーク)工程を経て形成されたレ
ジスト膜上に水溶性の反射防止膜材料を塗布して水分を
含有した干渉防止塗膜を形成し、この干渉防止塗膜を真
空乾燥して反射防止膜を形成する方法が記載されてい
る。この方法では、溶媒が水であるため、乾燥に0.0
1Torrという高真空とその高真空下での処理時間が
120secという長時間を要する。また、0.01T
orrの真空度を得るには、ポンプ系が高価になってし
まう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、レジス
トを乾燥する際におけるこのような真空乾燥法の適用の
可能性について検討したところ、従来の真空乾燥装置を
用いて通常の運転条件で真空度を1Torrとしてレジ
ストの乾燥を行なった場合、表面に異物、ピンホールお
よび材料凝集等の欠陥が発生する等、顔料分散レジスト
特有の問題が発生することが判明した。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、表面に異物、ピンホールおよび材料凝
集等の欠陥がなく、時間経過に伴う現像特性の劣化が少
ない樹脂層を形成することができる樹脂組成物層の乾燥
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、基板上に樹脂を塗布し、乾燥する樹脂組
成物層の乾燥方法において、前記乾燥する方法が真空乾
燥であり、その時の乾燥条件が真空度100Torrま
で6秒以上の時間をかけて排気することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物層の乾燥方法
は、樹脂組成物層を真空雰囲気において乾燥を行う真空
乾燥方法である。
【0012】図1に示すように、基板上に形成された樹
脂組成物層101はチャンバー102内に置かれ、真空
ポンプ103によりチャンバー102内を真空にするこ
とにより乾燥が行なわれる。この際、ポンプ103とチ
ャンバー102との間に設けられたバルブ104により
ポンプ103の排気制御を行う。本発明の乾燥方法で
は、真空度100Torrまで6秒以上の時間をかけて
排気を行い、その後は速やかに排気を行う。
【0013】このようにすることにより、樹脂組成物層
表面にピンホールが発生したり材料が凝集したりするこ
とがない。また、樹脂組成物が感光性樹脂組成物の場合
には、感光性樹脂組成物を真空乾燥してから露光するま
での滞留時間が長くても良好にパターニングをすること
が可能である。
【0014】例えば、80℃で180sec加熱乾燥し
た感光性樹脂組成物層は、4時間でパターニングできな
くなるが、本発明の乾燥方法によれば240時間経過後
でもパターニング可能である。
【0015】さらに、本発明によるとパターニング性が
向上すると共に、残渣が低下する。すなわち、熱を与え
ないため樹脂層の溶解性が高く、パターニング性が向上
する。また、同じ理由で現像後の画素部の樹脂残渣が低
減する。
【0016】本発明の乾燥方法は、真空度100Tor
rまで6秒以上の時間をかけて排気し、次いで真空度1
Torr以下まで速やかに排気し、その真空度1Tor
r以下の条件で前記塗布基板をさらに15〜50秒間乾
燥させることが好ましい。
【0017】バルブ104としては、バタフランバルブ
やニードルバルブ等の流量可変型のバルブが好ましく用
いられる。流量可変型のバルブは、タイマーによって、
あるいは圧力計の信号をフィードバックしてバルブ開度
を調節するとよい。
【0018】図2に示す真空装置は、流量可変型のバル
ブを用いずに複数のバルブ141、142および143
を用いて、排気量制御するものである。すなわち、ポン
プ103とチャンバー102とを複数の配管で連結し、
それぞれの配管にバルブ141、142および143を
設けて、タイマーによりバルブ141、142および1
43を順次開放して排気量を制御する。
【0019】図1及び図2において、105は圧力計、
106はリークバルブ、107はフィルターを示す。
【0020】本発明の樹脂層の乾燥方法は、カラーフィ
ルタの製造工程に好ましく適用される。通常、カラーフ
ィルタは、透明基板上に、ブラックマトリクス或いはブ
ラックストライプと呼ばれる遮光層と、該遮光層の開口
部を着色画素とし、R(赤)、G(緑)、B(青)の3
原色の着色画素を有する着色層と、必要に応じて設けら
れる保護層を形成してなる。従って、遮光層のパターニ
ングに用いられるレジストの塗工に、本発明の乾燥方法
を用いることによって、良好なカラーフィルタを形成す
ることができる。
【0021】例えば、図1に示すような一連の工程によ
ってカラーフィルタを製造することができる。尚、図3
(a)〜図3(e)は以下の工程(a)〜(e)に対応
する。
【0022】(a)透明基板1上に、黒色の感光性樹脂
組成物2を塗布し、本発明の乾燥方法で乾燥する。
【0023】塗布膜の厚さは、必要な遮光性を得る厚さ
であり、例えば1μm程度である。尚、透明基板は、例
えばガラスが多く用いられるが、プラスチックフィルム
やプラスチックシートでも構わない。また、必要に応じ
て、透明基板とブラックマトリックスおよび着色インク
との密着性を向上させるために、透明基板上に予め密着
性を向上させる薄膜を形成しておくこともできる。
【0024】(b)乾燥された層を、感光性樹脂組成物
の感度に合致した波長を有する露光装置と、所定のパタ
ーンを有するマスク3を使い、露光する。
【0025】(c)現像を行うことにより、ネガ型であ
れば、露光時にマスク3で遮光された部分が現像液で溶
出し、基板表面が露出し、露光部分がブラックマトリッ
クスパターンとして残る。
【0026】(d)ブラックマトリックス間隙部4に所
定の色のインク5を付与する。インクの付与方法として
は、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等
の一般の印刷法等を用いることもできるが、特にインク
ジェット印刷機を用いるインクジェット印刷法によれば
印刷時に版を使用しないためにインク滴径を操作すれば
高精度のパターニングが可能となる点で好ましい。ここ
で使用されるインクは、上記のブラックマトリックスパ
ターン上でははじかれやすく、ブラックマトリックス間
隙の画素部には濡れやすいものを適宜選択して使用す
る。表面エネルギー(表面張力)としては、通常30〜
70dyne/cmである。このようなインクは、染料
系、顔料系のいずれでも良く、溶媒は水を主成分とし
て、親水性の有機溶媒等を含んでいてもよい。
【0027】(e)ブラックマトリックスを本硬化させ
るため加熱乾燥処理(ポストベーク)を行い、ブラック
マトリックスを形成する。このときインクの本硬化も同
時に行うことが好ましい。その後、必要に応じて保護膜
を塗布し、本発明の乾燥方法で乾燥する。
【0028】図4に、本発明によるカラーフィルタを組
み込んだTFTカラー液晶パネルの断面を示す。尚、そ
の形態は本例に限定されるものではない。
【0029】カラー液晶パネルは、一般的にカラーフィ
ルタ基板1と対向基板64を合わせ込み、液晶組成物を
封入することにより形成される。液晶パネルの一方の基
板64の内側に、TFT(不図示)と透明な画素電極6
3がマトリックス状に形成される。又、もう一方の基板
1の内側には、画素電極に対向する位置にRGBの色材
が配列するようカラーフィルタ69が設置され、その上
に透明な対向電極(共通電極)60が一面に形成され
る。ブラックマトリクスは、通常カラーフィルタ基板側
に形成される。更に、両基板の面内には配向膜61が形
成されており、これをラビング処理することにより液晶
分子を一定方向に配列させることができる。又、それぞ
れのガラス基板の外側には偏光板65が接着されてお
り、液晶化合物62は、これらのガラス基板の間隙(2
〜5μm程度)に充填される。又、バックライトとして
は蛍光灯(不図示)と散乱液(不図示)の組み合わせが
一般的に用いられており、液晶化合物をバックライト光
の透過率を変化させる光シャッターとして機能させるこ
とにより表示を行う。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を説明す
る。
【0031】(実施例1)無アルカリアラス基板にスピ
ンコーターで、新日鐵化学社製V−259−BK−73
9Pブラックレジスト材料を塗布した。この時の回転数
は600rpmで、30秒間保持を行った。その後、図
1に示す真空乾燥装置内に塗布基板を配置し、バタフラ
イバルブにて、排気速度が66Torr/秒の一定値で
10秒間排気した後、バルブを全開し、1Torrまで
排気した。そして、真空チャンバをベントした後、基板
を取り出し、表面を観察した結果、特に異物、ピンホー
ル、材料凝集等の欠陥は無く良好な表面状態を示してい
た。
【0032】図5は上記真空乾燥装置内の真空度の時間
経過を示す。◆印および△印が本実施例のものであり、
◆印および△印は複数の塗布基板を真空乾燥した際のバ
ラツキの範囲を示している。なお、□印は後述する実施
例3の、×印は後述する比較例2の排気時間対真空度曲
線を示す。
【0033】上記基板を、表1の条件で露光、現像、ポ
ストベークし、樹脂ブラックマトリクスパターンを得
た。本樹脂ブラックマトリクスパターンは、画素部のレ
ジスト残り(残渣)が無く、ブラックマトリクス部と画
素部の境界がシャープに別れ、良好なブラックマトリク
スを得ることが出来た。
【0034】露光:Canon PLA−600FA
ギャップ5μm 露光時間4秒(48mJ) 現像:スピン現像 現像圧0.2MPa 回転数200
rpm 処理時間15秒リンス10MPa 200rp
m 20秒 ポストベーク:雰囲気炉200℃ 60分
【0035】(実施例2)同上の条件で真空乾燥を施し
た基板を、1週間クリーンルーム環境下に保持した後、
同上の条件で露光、現像、ポストベークを行い、樹脂ブ
ラックマトリクスパターンを得た。
【0036】本樹脂ブラックマトリクスパターンは、実
施例1の真空乾燥工程を終了した直後に、露光、現像、
ポストベークを行ったものと同様、画素部の残渣が無
く、ブラックマトリクス部と画素部の境界がシャープに
別れ、良好なブラックマトリクスを得ることが出来た。
【0037】(実施例3)無アルカリガラス基板にスピ
ンコーターで、富士フィルムオーリン社製CK−S17
1Xブラックレジスト材料を塗布した。この時の回転数
は600rpmで、30秒間保持を行った。その後、図
1の真空乾燥装置内に塗布基板を配置し、バタフライバ
ルブにて、排気速度が100Torr/秒の一定値で6
秒間排気した。その後、バタフライバルブを開放状態と
し、1Torrまで排気を行った。そして、真空チャン
バをベントした後、基板を取り出し、表面を観察した結
果、特に異物、ピンホール、材料凝集等の欠陥は無く良
好な表面状態を示していた。
【0038】同上の条件で真空乾燥を施した基板を、1
0日間クリーンルーム環境下に保持した後、表1の条件
で露光、現像、プリベークを行い、樹脂ブラックマトリ
クスパターンを得た。
【0039】本樹脂ブラックマトリクスパターンは、真
空乾燥工程を終了した直後に、露光、現像、ポストベー
クを行ったものと同様、画素部の残渣が無く、ブラック
マトリクス部と画素部の境界がシャープに別れ、良好な
ブラックマトリクスを得ることが出来た。
【0040】(比較例1)無アルカリガラス基板にスピ
ンコーターで、新日鐵化学社製V−259−BK−73
9Pブラックレジスト材料を塗布した。この時の回転数
は600rpmで、30秒間保持を行った。その後、ホ
ットプレートでポストベークを行った。この時の条件
は、80℃で180秒保持である。
【0041】本基板の表面を観察した結果、特に異物、
ピンホール、材料凝集等の欠陥は無く良好な表面状態を
示していた。
【0042】この基板を、4時間クリーンリーム環境下
に保持した後、表1の条件で露光、現像、ポストベーク
を行い、樹脂ブラックマトリクスパターンを得た。
【0043】本樹脂ブラックマトリクスパターンは、画
素部の残渣が非常に多く、ブラックマトリクス部と画素
部の境界が歪みに凹凸があり、良好なブラックマトリク
スを得ることが出来なかった。
【0044】(比較例2)無アルカリガラス基板にスピ
ンコーターで、新日鐵化学社製BK−739Pブラック
レジスト材料を塗布した。この時の回転数は600rp
mで、30秒間保持を行った。その後、真空乾燥装置内
に塗布基板を配置し、バタフライバルブを開放して、1
0秒間排気し、1Torrまで排気した。そして、真空
チャンバをベントした後、基板を取り出し、表面を観察
した結果、特に異物、ピンホール、材料凝集等の欠陥が
発生していた。
【0045】上記基板を、表1の条件で露光、現像、ポ
ストベークを行い、樹脂ブラックマトリクスパターンを
得た。
【0046】本樹脂ブラックマトリクスパターンは、画
素部の残渣は少なかったものの、ブラックマトリクス部
と画素部の境界がいびつに凹凸を発生し、部分的にブラ
ックマトリクスの線欠けが発生していた。
【0047】(実施例4)図4に示すように、樹脂BM
にインクジェット法で形成したカラーフィルター基板に
対し、スピンコーターでJSR社製オプトマーSS66
99G保護層材料を塗布した。このときの基板回転数は
1000rpmで、30秒間保持を行った。その後、図
2に示した真空乾燥装置内に塗布基板を配置し、バルブ
142を10秒間開放した。このときの真空度は100
Torrであった。その後、バルブ142および143
を同時に8秒間開放した。このときの真空度は10To
rrであった。その後、メインバルブ141を5秒間開
放し、1Torrまで排気を行った。そして、真空チャ
ンバーをベントした後、基板を取り出し表面を観察した
結果、特に異物、ピンホール、泡等の欠陥部は無く良好
な表面状態を示していた。
【0048】本基板を、真空乾燥後クリーンオーブン内
で230℃60分保持し、焼成を完了しカラーフィルタ
ー基板を得た。配管141、142及び143の直径
は、それぞれ70mm、1/4インチ、1/4インチで
ある。
【0049】(比較例3)実施例4と同等の基板を真空
乾燥装置内に配置し、バルブ141を10秒間開放し
た。このときの真空度は1Torrであった。このとき
の排気時間と真空度の関係を図6に示した。その後、真
空チャンバーをベントした後、基板を取り出し表面を観
察した結果、基板膜表面および内部から泡が発生してお
り、欠陥不良となってしまった。
【0050】上述においては、本発明を樹脂ブラックマ
トリクスを製造する際に適用する例を上げて説明した
が、本発明は、黒色顔料を分散した感光性樹脂であるブ
ラックレジストに限らず、顔料分散感光性樹脂を用いて
フォトリソグラフィにより青、緑、赤の各画素を形成す
る際等、他の顔料を分散した感光性樹脂によるレジスト
を形成す際にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板上に
塗布した顔料分散感光性樹脂の乾燥を真空乾燥法により
行なうようにしたため、塗布後露光までのプロセス滞留
時間が長くなってもパターニングが可能となる、パター
ニング性が向上する、現像後のエッチング残渣が低減す
るという効果がある。
【0052】また、真空乾燥時に100Torrまでは
6秒以上をかけて排気するようにしたため、顔料分散感
光性樹脂を真空乾燥するにもかかわらず、顔料分散レジ
スト特有の異物、ピンホール、材料凝集等の欠陥は発生
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥方法を実施するための真空装置の
一例を示す模式図である。
【図2】本発明の乾燥方法を実施するための真空装置の
他の例を示す模式図である。
【図3】本発明のカラーフィルタ基板の製造方法の一例
を示す工程図である。
【図4】本発明の液晶表示装置の一例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の実施例および比較例における真空度と
排気時間との関係を示すグラフである。
【図6】比較例3における真空度と排気時間との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 基板 2 感光性樹脂組成物 3 マスク 5 インク 61 配向膜 62 液晶化合物 63 画素電極 65 偏光板 101 樹脂組成物 102 チャンバー 103 真空ポンプ 105 圧力計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 研逸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小佐野 永人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に樹脂組成物を塗布し、乾燥する
    樹脂組成物層の乾燥方法において、前記乾燥する方法が
    真空乾燥であり、その時の乾燥条件が真空度100To
    rrまで6秒以上の時間をかけて排気することを特徴と
    する樹脂組成物層の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥条件が、真空度100Torr
    まで6秒以上時間をかけて排気した後、さらに真空度1
    Torr以下に排気し、その真空度1Torr以下の条
    件で前記塗布基板をさらに15〜50秒間乾燥させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物層の乾燥方
    法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂組成物が、感光性樹脂組成物で
    ある請求項1または2に記載の樹脂組成物層の乾燥方
    法。
  4. 【請求項4】 基板上に感光性樹脂組成物を塗工し、請
    求項1の乾燥方法により真空乾燥する工程と、前記感光
    性樹脂組成物の層にパターンを形成してブラックマトリ
    クスパターンとする工程と、前記ブラックマトリクスパ
    ターンの隙間に着色インクを付与する工程とを有するこ
    とを特徴とするカラーフィルタ基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記着色インクの付与後、前記感光性樹
    脂組成物層上に樹脂組成物を塗布乾燥して保護層とする
    工程を有する請求項4記載のカラーフィルタ基板の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5により製造されたカラ
    ーフィルタ基板と、前記カラーフィルタに対向して配置
    された対向基板と、前記カラーフィルタ基板と前記対向
    基板との間に封入した液晶組成物とを有することを特徴
    とする液晶表示素子。
JP11366751A 1998-12-25 1999-12-24 樹脂組成物層の乾燥方法、この乾燥方法を用いたカラーフィルタ基板の製造方法および液晶表示素子 Withdrawn JP2000241623A (ja)

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