JP2000242156A - ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法 - Google Patents

ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法

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JP2000242156A JP4694199A JP4694199A JP2000242156A JP 2000242156 A JP2000242156 A JP 2000242156A JP 4694199 A JP4694199 A JP 4694199A JP 4694199 A JP4694199 A JP 4694199A JP 2000242156 A JP2000242156 A JP 2000242156A
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recording
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折効率の低下をできるだけ抑えながら多重
記録を行い、大容量のデータの記録再生を可能にする。 【解決手段】 1枚のホログラムを記録する毎に物体光
の入射角度を変えながら、同一の参照光を用いて複数枚
のホログラムを第1のホログラム記録媒体8に多重記録
し、第1のホログラム記録媒体8に多重記録された複数
枚のホログラムを一括して再生し、この再生光を物体光
として複数枚のホログラムが重ね合わされ1つのホログ
ラムとされてなる多重記録ホログラムを異なる参照光を
用いて第2の記録媒体18に複数枚多重記録し、この第
2のホログラム記録媒体18に多重記録された複数枚の
多重記録ホログラムのうち所望の多重記録ホログラムを
選択的に再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体光と参照光と
の干渉効果を利用してホログラム記録媒体にデータを記
録し、又はホログラム記録媒体に記録されたデータを再
生するホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録すべきデータに応じて変調さ
れた物体光と参照光とを、大きなフォトリフラクティブ
効果を発現するホログラム記録媒体中で干渉させること
により、このホログラム記録媒体にデータを干渉縞とし
て記録し、また、データが記録されたホログラム記録媒
体に参照光と同じ入射角で読み出し光を入射させること
により、このホログラム記録媒体に記録されたデータを
再生するホログラム記録再生方式が提案されている。
【0003】このホログラム記録再生方式においては、
例えば、液晶表示パネル(LCD)等の空間光変調器を
透過することによりこの空間光変調器に表示された1画
像分のデータに応じて変調された光が物体光としてホロ
グラム記録媒体内に入射するので、1画像分のデータが
1つのホログラムとして、一度にホログラム記録媒体に
記録されることになる。そして、再生時においても、こ
の1画像分のデータを含むホログラム単位で再生される
ことになる。したがって、このホログラム記録再生方式
は、例えば、比較的高速アクセスが可能とされている光
ディスクを記録媒体として用いた記録再生方式と比較し
ても、より高速なデータアクセスが可能であるとの特徴
を有している。
【0004】また、このホログラム記録再生方式におい
ては、例えば、1つのホログラムを記録する度に参照光
の入射角を変えること等により、1つのホログラム記録
媒体に多数のホログラムを重ねて記録する、いわゆる多
重記録が可能である。したがって、このホログラム記録
再生方式は、非常に高密度にデータを記録することがで
きるとの特徴を有している。
【0005】以上の点から、ホログラム記録再生方式
は、近年の情報産業の発達に伴って要求される記録密度
の向上やデータアクセスの高速化を満足させる記録再生
方式として注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このホログ
ラム記録再生方式において、高密度記録を実現する多重
記録は、記録時もしくは再生時の消去によって生じる回
折効率の低下により制限される。すなわち、多重記録を
行う場合、ホログラム記録媒体に先に記録されたホログ
ラムは、後のホログラムを記録する際に消去を受けて、
回折効率が多少低下する。また、多重記録によりホログ
ラム記録媒体に記録された各ホログラムは、再生時の露
光によっても回折効率が多少低下する。加えて、長期的
にも暗電流による電子の拡散により、経時的な回折効率
の低下が生じる。
【0007】以上のように、ホログラム記録媒体に多重
記録された各ホログラムは、消去等によって回折効率が
低下すると、再生時のS/N比が徐々に低下することに
なる。
【0008】ホログラム記録媒体に記録される各ホログ
ラムの記録時の回折効率ηwritw(t)は、次式(1)
で与えられる。
【0009】 ηwritw(t)=η0・(1−e-αIt) ・・・(1) ここで、αは記録時の時定数、Iは空間的平均の光強
度、tは記録時を0とした時間、η0は飽和回折効率で
ある。
【0010】また、多重記録された各ホログラムを再生
する場合、もしくは先に記録されたホログラムを後のホ
ログラムを記録する際の光照射によって消去する場合の
回折効率ηread(t)は、次式(2)で与えられる。
【0011】 ηread(t)=η1・e-α'It ・・・(2) ここで、α‘は再生(もしくは消去)時の時定数、Iは
平均の光強度、η1は初期回折効率である。
【0012】以上の式から、再生により、ホログラム記
録媒体に記録された各ホログラムの回折効率は指数関数
的に低下することが分かる(『フォトリフラクティブ非
線型光学』、P.YEH著、丸善刊参照)。このとき、
全てのホログラムの回折効率が等しくなるように多重記
録すると、各ホログラムの最終的な回折効率は記録枚数
の2乗に反比例することが知られている("System metr
ic for holographic memory system", Fai H. Mok, Geo
ffrey W. Burr and Demetri Psaltis, OpticsLetters,
21, pp.896, 1996参照)。
【0013】例えば、1000枚のホログラムを等しい
強度で記録した場合、各ホログラムの回折効率は、1枚
のホログラムを記録した場合に比べて10-6程度にまで
低下する。
【0014】以上のように、回折効率が低下すると、再
生時のS/N比が低下することになる。そして、再生時
のS/N比の低下が大きいと、信号成分がノイズに埋も
れてしまって再生が不可能となる。したがって、再生可
能な回折効率を確保するためには、ホログラム記録媒体
に記録されるホログラムの枚数を制限する必要があり、
このことが、ホログラム記録媒体に記録されるデータの
記録容量を制限する要因となっていた。
【0015】したがって、ホログラム記録再生方式にお
いては、回折効率の低下をできるだけ抑えて多重記録を
行うことにより、データの記録容量を高めることが、こ
の方式の特徴点を最大限に引き出してこの方式を広く一
般に普及させるための課題の一つとされている。
【0016】回折効率の低下をできるだけ抑えて多重記
録を行う手段としては、多重記録されたホログラムをマ
スターとして、さらにそのホログラムを別のホログラム
に多重記録するという方法が提案されている(“Multip
le multiple-exposure hologram”,Kristina M. Johnso
n, Mark Armstrong, Lambertus Hesselink, and Joseph
W. Goodman, Applied Optics,24, pp.4467-4472, 1985
参照)。
【0017】この方法について、以下に説明する。ま
ず、m枚のホログラムを共通の参照光を用いて第1のホ
ログラム記録媒体に記録する。そして、この第1のホロ
グラム記録媒体に記録されたm枚のホログラムを一括し
て再生し、その再生光を物体光として、第2のホログラ
ム記録媒体に記録する。次に、再びm枚のホログラムを
第1のホログラム記録媒体に記録し、これを第2のホロ
グラム記録媒体に、最初のm枚のホログラムを記録した
ときと同一の参照光を用いて複写記録する。以上の手続
きをn回繰りかえす。その結果、第2のホログラム記録
媒体には、(n×m)枚のホログラムが多重記録される
ことになる。
【0018】このホログラムを再生すれば、同時に(n
×m)枚のホログラムが重ね合わされて再生されるの
で、(n×m)層の画像を重ね合わせて同時に表示する
ことができる。この方法を用いて、例えば、立体の断層
を記録すれば、立体の全体を三次元的に表示することが
できる。
【0019】このときの回折効率は、通常のレコーディ
ングスケジュールで記録した場合と比べると、m倍にす
ることができる。すなわち、第1のホログラム記録媒体
にm枚のホログラムを記録すれば、各ホログラムの回折
効率は1/m2になる。しかし、第2のホログラム記録
媒体への複写時には、このm枚のホログラムが1枚のホ
ログラムとして記録されるので、m枚のホログラムの回
折効率の総和は1/n2となる。したがって、m枚のホ
ログラムは全て等しい回折効率とすれば、第二のホログ
ラムを再生した時、1枚のホログラム当たりの回折効率
はその1/mであり、最終的な1枚当たりの回折効率
は、1/(m×n2)である。一方、(n×m)枚のホ
ログラムを、通常のレコーディングスケジュールで多重
記録した場合の回折効率は1/(m2×n2)である。よ
って、以上の方法によりホログラムを複写することで、
回折効率はm倍になったことがわかる。
【0020】しかしながら、この方法は、上述したよう
に、断面を重ね合わせて立体画像を表示することを目的
として提案されたものであり、第1のホログラム記録媒
体に多重記録されたホログラムを一括して再生するため
に、第1のホログラム記録媒体に各ホログラムを記録す
る際に共通の参照光を用いており、再生時には全てのホ
ログラムが重ね合わされた状態で同時に再生され、1枚
1枚のホログラムを分離することはできない。したがっ
て、この方法は、上述したような特殊な用途以外での適
用が困難で、上記課題を本質的に解決するには至ってい
ない。
【0021】そこで、本発明は、回折効率の低下をでき
るだけ抑えながら多重記録を行い、大容量のデータの記
録再生を可能とするホログラム記録再生装置及びホログ
ラム記録再生方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係るホログラム
記録再生装置は、上記課題を解決するために、1枚のホ
ログラムを記録する毎に物体光の入射角度を変えなが
ら、同一の参照光を用いて複数枚のホログラムを第1の
ホログラム記録媒体に多重記録する第1の記録手段と、
この第1の記録手段により第1のホログラム記録媒体に
多重記録された複数枚のホログラムを一括して再生する
第1の再生手段と、この第1の再生手段により一括して
再生された複数枚のホログラムの再生光を物体光とし
て、上記複数枚のホログラムが重ね合わされ1つのホロ
グラムとされてなる多重記録ホログラムを異なる参照光
を用いて第2の記録媒体に複数枚多重記録する第2の記
録手段と、この第2の記録手段により第2のホログラム
記録媒体に多重記録された複数枚の多重記録ホログラム
のうち所望の多重記録ホログラムを選択的に再生する第
2の再生手段とを備える。
【0023】このホログラム記録再生装置によれば、第
1の記録手段により、複数枚のホログラムが第1の記録
媒体に多重記録される。このとき、各ホログラムは、そ
れぞれ物体光の入射角度を異ならせながら同一の参照光
を用いて第1のホログラム記録媒体に記録される。
【0024】第1の記録手段により第1のホログラム記
録媒体に多重記録された複数枚のホログラムは、第1の
再生手段により一括して再生される。すなわち、第1の
再生手段は、第1の記録手段が第1のホログラム記録媒
体に複数枚のホログラムを記録した際に用いた参照光と
同じ入射角で第1のホログラム記録媒体に読み出し光を
入射することにより、第1のホログラム記録媒体に多重
記録された複数枚のホログラムを一括して再生する。
【0025】第1の再生手段により一括して再生された
複数枚のホログラムは、各ホログラムが重ね合わされた
状態とされている。そして、この複数枚のホログラムが
重ね合わされ1つのホログラムとされてなる多重記録ホ
ログラムは、第2の記録手段により第2のホログラム記
録媒体に再度記録されることになる。すなわち、第2の
記録手段は、第1の再生手段により一括して再生された
複数枚のホログラム(多重記録ホログラム)の再生光を
物体光として用い、この多重記録ホログラムを第2のホ
ログラム記録媒体に再度記録する。そして、第2の記録
手段は、異なる参照光を用いて多重記録ホログラムを第
2の記録媒体に複数枚多重記録する。
【0026】第2の記録手段により第2のホログラム記
録媒体に多重記録された複数枚の多重記録ホログラム
は、第2の再生手段により選択的に再生される。すなわ
ち、第2の再生手段は、例えば、複数枚の多重記録ホロ
グラムが角度多重で第2のホログラム記録媒体に多重記
録されている場合には、読み出し光の入射角を選択する
ことにより、所望の多重記録ホログラムを再生する。
【0027】なお、本発明に係るホログラム記録再生装
置は、第2の再生手段により再生された多重記録ホログ
ラムを構成する複数枚のホログラムのうち所望のホログ
ラムを抽出するホログラム抽出手段を備えることが望ま
しい。このホログラム抽出手段としては、例えば、第2
の再生手段により再生された多重記録ホログラムの再生
光を空間的な開口を用いて像のフーリエ面上でフィルタ
リングすることにより所望のホログラムを抽出するもの
や、第2の再生手段により再生された多重記録ホログラ
ムの再生光を角度依存性を有する素子により選択的に透
過又は反射させることにより所望のホログラムを抽出す
るものが考えられる。
【0028】また、本発明に係るホログラム記録再生装
置は、第1のホログラム記録媒体として、例えば、フォ
トリフラクティブ結晶等の書き換え可能なホログラム記
録材料を用い、第2のホログラム記録媒体として、例え
ば、フォトポリマー等の一度だけ記録が可能なホログラ
ム記録材料を用いることが望ましい。
【0029】また、本発明に係るホログラム記録再生装
置は、第1の記録手段が、空間光変調器とこの空間光変
調器の各画素に対応して複数のマイクロレンズが配列さ
れてなるマイクロレンズアレイとを備え、空間光変調器
に入射する光の入射角を変えることにより各マイクロレ
ンズの焦点面におけるスポットを分離させ、空間光変調
器に表示された1画像を複数の画像に分割して複数枚の
ホログラムとして第1の記録媒体に多重記録し、第2の
再生手段が、空間光変調器に表示された1画像が分割さ
れた複数枚のホログラムが重ね合わされてなる多重記録
ホログラムを再生するようにしてもよい。
【0030】この場合、第2の再生手段により再生され
た多重記録ホログラムは、例えば、表示手段により1画
像として表示される。或いは、ホログラム抽出手段によ
り、多重記録ホログラムを構成する複数枚のホログラム
のうち所望のホログラムが抽出される。
【0031】また、本発明に係るホログラム記録再生方
法は、上記課題を解決するために、1枚のホログラムを
記録する毎に物体光の入射角度を変えながら、同一の参
照光を用いて複数枚のホログラムを第1のホログラム記
録媒体に多重記録する第1のステップと、第1のステッ
プにおいて第1のホログラム記録媒体に多重記録された
複数枚のホログラムを一括して再生する第2のステップ
と、第2のステップにおいて一括して再生された複数枚
のホログラムの再生光を物体光として、上記複数枚のホ
ログラムが重ね合わされ1つのホログラムとされてなる
多重記録ホログラムを異なる参照光を用いて第2の記録
媒体に複数枚多重記録する第3のステップと、第3のス
テップにおいて第2のホログラム記録媒体に多重記録さ
れた複数枚の多重記録ホログラムのうち所望の多重記録
ホログラムを選択的に再生する第4のステップとを経る
ことを特徴としている。
【0032】このホログラム記録再生方法によれば、第
1のステップにおいて、複数枚のホログラムが第1の記
録媒体に多重記録される。このとき、各ホログラムは、
それぞれ物体光の入射角度を異ならせながら同一の参照
光を用いて第1のホログラム記録媒体に記録される。
【0033】第1のステップにおいて第1のホログラム
記録媒体に多重記録された複数枚のホログラムは、第2
のステップにおいて一括して再生される。すなわち、第
2のステップでは、第1のステップにおいて第1のホロ
グラム記録媒体に複数枚のホログラムを記録した際に用
いた参照光と同じ入射角で第1のホログラム記録媒体に
読み出し光を入射することにより、第1のホログラム記
録媒体に多重記録された複数枚のホログラムを一括して
再生する。
【0034】第2のステップにおいて一括して再生され
た複数枚のホログラムは、各ホログラムが重ね合わされ
た状態とされている。そして、この複数枚のホログラム
が重ね合わされ1つのホログラムとされてなる多重記録
ホログラムは、第3のステップにおいて第2のホログラ
ム記録媒体に再度記録されることになる。すなわち、第
3のステップでは、第1の再生手段により一括して再生
された複数枚のホログラム(多重記録ホログラム)の再
生光を物体光として用い、この多重記録ホログラムを第
2のホログラム記録媒体に再度記録する。そして、第3
のステップでは、異なる参照光を用いて多重記録ホログ
ラムを第2の記録媒体に複数枚多重記録する。
【0035】第3のステップにおいて第2のホログラム
記録媒体に多重記録された複数枚の多重記録ホログラム
は、第4のステップにおいて選択的に再生される。すな
わち、第4のステップでは、例えば、複数枚の多重記録
ホログラムが角度多重で第2のホログラム記録媒体に多
重記録されている場合には、読み出し光の入射角を選択
することにより、所望の多重記録ホログラムを再生す
る。
【0036】なお、本発明に係るホログラム記録再生方
法は、第4のステップにおいて再生された多重記録ホロ
グラムを構成する複数枚のホログラムのうち所望のホロ
グラムを抽出する第5のステップを経ることが望まし
い。この第5のステップでは、例えば、第4のステップ
において再生された多重記録ホログラムの再生光を空間
的な開口を用いて像のフーリエ面上でフィルタリングす
ることにより所望のホログラムを抽出すること、或い
は、第2の再生手段により再生された多重記録ホログラ
ムの再生光を角度依存性を有する素子により選択的に透
過又は反射させることにより所望のホログラムを抽出す
ること等が考えられる。
【0037】また、本発明に係るホログラム記録再生方
法は、第1のホログラム記録媒体として、例えば、フォ
トリフラクティブ結晶等の書き換え可能なホログラム記
録材料を用い、第2のホログラム記録媒体として、例え
ば、フォトポリマー等の一度だけ記録が可能なホログラ
ム記録材料を用いることが望ましい。
【0038】また、本発明に係るホログラム記録再生方
法は、第1のステップにおいて、空間光変調器とこの空
間光変調器の各画素に対応して複数のマイクロレンズが
配列されてなるマイクロレンズアレイとを用い、空間光
変調器に入射する光の入射角を変えることにより各マイ
クロレンズの焦点面におけるスポットを分離させ、空間
光変調器に表示された1画像を複数の画像に分割して複
数枚のホログラムとして第1の記録媒体に多重記録し、
第4のステップにおいて、空間光変調器に表示された1
画像が分割された複数枚のホログラムが重ね合わされて
なる多重記録ホログラムを再生するようにしてもよい。
【0039】この場合、第4のステップにおいて再生さ
れた多重記録ホログラムは、例えば、1画像として表示
される。或いは、第5のステップにおいて、多重記録ホ
ログラムを構成する複数枚のホログラムのうち所望のホ
ログラムが抽出される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0041】本発明を適用したホログラム記録再生装置
の一構成例を図1に示す。この図1に示すホログラム記
録再生装置1は、波長幅が十分狭くコヒーレンスの高い
レーザ光を出射する光源2を備えている。この光源2か
ら出射されるレーザ光の光路上には、このレーザ光を平
行光に変換するコリメータレンズ3と、このコリメータ
レンズ3により平行光に変換されたレーザ光の光路を分
岐するための第1のビームスプリッタ4とが配設されて
いる。第1のビームスプリッタ4は、例えば、コリメー
タレンズ3により平行光に変換されたレーザ光の一部を
透過すると共に、他の一部を反射してその光路を例えば
約90度折り曲げることにより、このレーザ光の光路を
分岐する。
【0042】第1のビームスプリッタ4により反射さ
れ、光路が折り曲げられたレーザ光の光路上には、この
レーザ光のON/OFFの切り換えを行う第1のシャッ
タ5と、このレーザ光の進行方向を制御する第1のビー
ムデフレクタ6とが配設されている。第1のビームデフ
レクタ6は、入射したレーザ光を所定の偏向角で偏向し
て透過又は反射させることによりこのレーザ光の進行方
向を制御するものであり、例えば、音響光学偏向器や電
気光学偏向器、ガルバノミラー等より構成される。な
お、この第1のビームデフレクタ6は、レーザ光を一次
元方向に偏向するようにしてもよいし、二次元方向に偏
向するようにしてもよい。
【0043】この第1のビームデフレクタ6により進行
方向が制御されたレーザ光の光路上には、空間光変調器
7と第1のホログラム記録媒体8とが配設されている。
そして、第1のビームデフレクタ6と空間光変調器7と
の間には、第1のビームデフレクタ6の出射面を空間光
変調器7に投影するためのレンズ9,10が配設されて
いる。なお、図1に示す例においては、第1のビームデ
フレクタ6の出射面を空間光変調器7に等倍で投影する
場合を考えて、レンズ9とレンズ10の焦点距離を共に
Fとし、第1のビームデフレクタ7をレンズ9の焦点面
上に配設し、空間光変調器7をレンズ10の焦点面上に
配設し、レンズ9とレンズ10の間隔が2Fとなるよう
にしている。
【0044】ここで、ラグランジェヘルムホルツの関係
より、各面への入射光と入射角との積は一定なので、光
線を拡大するとビームの偏向角が縮小される。逆にビー
ムの偏向角を大きくしようとすると、ビーム径を縮小し
なければならない。したがって、必要であれば、この投
影倍率や第1のビームデフレクタ7での出射光束の出射
径を適当な値に設定することが望ましい。
【0045】空間光変調器7は、例えば透過型の液晶表
示装置(LCD)等よりなり、画像信号に応じた画像を
表示部に表示する。そして、空間光変調器7は、第1の
ビームデフレクタ6から出射されたレーザ光をこの表示
部を透過させることにより、このレーザ光を表示部に表
示した画像に応じて変調する。
【0046】このホログラム記録再生装置1において
は、以上のように、第1のビームスプリッタ4により反
射され、第1のビームデフレクタ6により偏向された後
に空間光変調器7により変調されたレーザ光が物体光と
される。
【0047】空間光変調器7と第1のホログラム記録媒
体8との間には、空間光変調器7の表示部に表示された
画像に応じて変調された物体光をフーリエ変換するため
のレンズ11が配設されている。なお、図1に示す例に
おいては、レンズ11の焦点距離をfとし、空間光変調
器7と第1のホログラム記録媒体8とをそれぞれレンズ
11の焦点面上に配設するようにしている。ここで、第
1のホログラム記録媒体8は、その中心を位置の基準と
している。
【0048】第1のビームデフレクタ6により偏向され
た後に空間光変調器7により変調された物体光は、レン
ズ11を透過することによりフーリエ変換され、そのフ
ーリエ面近傍に配設された第1のホログラム記録媒体8
に、第1のビームデフレクタ6による偏向角に応じた入
射角で入射する。
【0049】一方、第1のビームスプリッタ4を透過し
たレーザ光の光路上には、このレーザ光を反射してその
光路を約90度折り曲げる折り返しミラー12と、この
折り返しミラー12により反射され、光路が折り曲げら
れたレーザ光の光路を分岐するための第2のビームスプ
リッタ13とが配設されている。第2のビームスプリッ
タ13は、例えば、折り返しミラー12により反射され
たレーザ光の一部を透過すると共に、他の一部を反射し
てその光路を例えば約90度折り曲げることにより、こ
のレーザ光の光路を分岐する。
【0050】第2のビームスプリッタ13により反射さ
れ、光路が折り曲げられたレーザ光の光路上には、この
レーザ光のON/OFFの切り換えを行う第2のシャッ
タ14が配設されている。また、第2のビームスプリッ
タ13を透過したレーザ光の光路上には、このレーザ光
のON/OFFの切り換えを行う第3のシャッタ15が
配設されている。
【0051】そして、このホログラム記録再生装置1に
おいては、第2のシャッタ14が開放されたときに、第
2のビームスプリッタ13により反射され、光路が折り
曲げられたレーザ光が、参照光として、上記第1のホロ
グラム記録媒体8に所定の入射角で入射するようになさ
れている。
【0052】したがって、このホログラム記録再生装置
1は、第1のシャッタ5及び第2のシャッタ14を開放
し、第3のシャッタ15を閉じた状態で光源2からレー
ザ光を出射することにより、空間光変調器7により変調
され、第1のビームデフレクタ6による偏向角に応じた
入射角で第1のホログラム記録媒体8に入射する物体光
と、所定の入射角で第1のホログラム記録媒体8に入射
する参照光とを、第1のホログラム記録媒体8中で干渉
させ、空間光変調器7に表示された画像をホログラムと
して第1のホログラム記録媒体8に記録することができ
る。
【0053】本発明に係るホログラム記録再生装置1
は、以上の記録過程を、第1のビームデフレクタ6によ
る偏向角を変えることにより空間光変調器7を透過した
物体光の第1のホログラム記録媒体8への入射角を変え
ながら、同一の参照光を用いて繰り返し行い、第1のホ
ログラム記録媒体8に複数枚のホログラムを多重記録す
る。以下、この記録過程を第1のステップという。
【0054】ホログラム記録再生装置1は、第1のホロ
グラム記録媒体8に多重記録された各「ページ」が再生
時に全て等しい回折効率を持つように、第1のステップ
におけるレコーディングスケジュールが設定されてい
る。
【0055】なお、説明の便宜のために、以下の説明に
おいては、第1のホログラム記録媒体8に記録される1
枚1枚のホログラムを「ページ」と呼び、これらの各「ペ
ージ」が同一の参照光を用いて第1のホログラム記録媒
体に多重記録されることによりこれら複数の「ページ」
が重ね合わされてなる多重記録ホログラムを「チャプタ
ー」と呼ぶことにする。
【0056】第1のステップにおいて第1のホログラム
記録媒体8に多重記録された全ての「ページ」は、上述し
たように、同一の参照光を用いて記録されている。した
がって、ホログラム記録再生装置1は、各「ページ」を
記録した際に用いた参照光と同じ光を、読み出し光とし
て第1のホログラム記録媒体8に入射させると、第1の
ホログラム記録媒体8に記録された「チャプター」の全て
の「ページ」を一括して再生することができる。以下、こ
の再生過程を第2のステップという。
【0057】第2のステップにおいて再生された再生光
の光路上には、この再生光をフーリエ変換するためのレ
ンズ16,17と、このレンズ16,17を透過した再
生光が物体光として入射する第2のホログラム記録媒体
18が配設されている。なお、図1に示す例において
は、レンズ16,17の焦点距離を共にfとし、第1の
ホログラム記録媒体8がレンズ16の焦点面上に位置
し、第2のホログラム記録媒体18がレンズ17の焦点
面上に位置し、レンズ16とレンズ17との間隔が2f
となるようにしている。ここで、第2のホログラム記録
媒体18は、その中心を位置の基準としている。
【0058】第2のステップにおいて、第1のホログラ
ム記録媒体8から再生された全ての「ページ」、すなわち
「チャプター」をレンズ16でフーリエ変換すれば、レン
ズ16の焦点面である再生像面に「チャプター」の再生
像が再生される。この再生像面に再生された「チャプタ
ー」の再生像は、「チャプター」を構成する全ての「ペー
ジ」の再生像がコヒーレントに重ね合わされ干渉し合っ
た状態とされているので、この像から各「ページ」を判別
して読み出すことはできない。
【0059】本発明に係るホログラム記録再生装置1
は、この再生像面に再生された「チャプター」の再生像
を再びレンズ17でフーリエ変換して、フーリエ変換さ
れた像を物体光として、そのフーリエ面近傍に配設され
た第2のホログラム記録媒体18に所定の角度で入射さ
せるようにしている。
【0060】一方、上述した第2のビームスプリッタ1
3を透過したレーザ光の光路上には、このレーザ光の進
行方向を制御する第2のビームデフレクタ19が配設さ
れている。この第2のビームデフレクタ19は、第1の
ビームデフレクタ4と同様に、入射したレーザ光を所定
の偏向角で偏向して透過又は反射させることによりこの
レーザ光の進行方向を制御するものであり、例えば、音
響光学偏向器や電気光学偏向器、ガルバノミラー等より
構成される。但し、この第2のビームデフレクタ19
は、「チャプター」を角度多重により第2のホログラム
記録媒体18に記録するために、参照光の入射角を変え
る手段として用いられるため、レーザ光を二次元方向に
偏向することはできず、物体光光軸を含む1次元面内で
偏向させる必要がある。もし、参照光と物体光の作る平
面に垂直な方向に参照光を走査すると、縮退が生じて、
複数のホログラムが同時に再生されてしまうからである
(「フォトリフラクティブ非線型光学」、P. Yeh、丸善参
照)。但し、フラクタル多重を行う場合はこの限りでは
なく、参照光と物体光の作る平面に垂直な方向にもレー
ザ光を偏向することができるが、それほど多くの多重度
を得られない上、再生像の位置が参照光と物体光の作る
平面に垂直な方向にシフトするため、CCDなどの受光
器を移動させるか、大きなCCDを用いるなどの手段を
講じなければならない。
【0061】本発明に係るホログラム記録再生装置1に
おいては、第2のビームスプリッタ13を透過し、第2
のビームデフレクタ19により進行方向が制御されたレ
ーザ光が、参照光として、第2のビームデフレクタ19
による偏向角に応じた入射角で第2のホログラム記録媒
体18に入射するようになされている。
【0062】したがって、このホログラム記録再生装置
1は、第1のシャッタ5を閉じて第2及び第3のシャッ
タ14,15を開放し、光源2からレーザ光を出射する
ことにより、第1のホログラム記録媒体8に多重記録さ
れた各「ページ」、すなわち「チャプター」を再生し、
この再生光を物体光として所定の入射角で第2のホログ
ラム記録媒体18に入射させると共に、第2のビームス
プリッタ13を透過したレーザ光を第2のビームデフレ
クタ19により偏向し、この偏向角に応じた入射角で第
2のホログラム記録媒体18に参照光として入射させ、
これらの光を第2のホログラム記録媒体18中で干渉さ
せて、「チャプター」を構成する全ての「ページ」が重ね合
わされてなる多重記録ホログラムを1枚のホログラムと
して第2のホログラム記録媒体18に記録することがで
きる。
【0063】本発明に係るホログラム記録再生装置1
は、以上の記録過程を経て、「チャプター」を構成する全
ての「ページ」が重ね合わされてなる多重記録ホログラム
を1枚のホログラムとして第2のホログラム記録媒体1
8に記録したら、再度、第1のステップに戻って、第1
のホログラム記録媒体8に新たな「ページ」を多重記録
し、第1のホログラム記録媒体8に新たな「チャプタ
ー」を構成する。このとき、第1のホログラム記録媒体
8へ新たな「チャプター」を記録する前に、第1のホログ
ラム記録媒体8に記録された古い「チャプター」の全ての
「ページ」を光照射や加熱などの手段を用いて消去するよ
うにしてもよい。
【0064】第1のホログラム記録媒体8へ新たな「チ
ャプター」が記録されたら、第2のステップにより、こ
の「チャプター」を再生する。そして、この「チャプタ
ー」の再生像を物体光として再び第2のホログラム記録
媒体18へ入射させる。このとき、第2のビームデフレ
クタ19による偏向角を変えることにより参照光の第2
のホログラム記録媒体18への入射角を前の「チャプタ
ー」記録時とは異ならせ、新たな「チャプター」を第1
のホログラム記録媒体18に記録する。この手続きを繰
り返して、第2の記録媒体18に、複数の「チャプタ
ー」をいわゆる角度多重記録により記録する。以下、こ
の記録過程を第3のステップという。
【0065】ホログラム記録再生装置1は、第2のホロ
グラム記録媒体18に多重記録された各「チャプター」
が再生時に全て等しい回折効率を持つように、第3のス
テップにおけるレコーディングスケジュールが設定され
ている。
【0066】なお、説明の便宜のために、以下の説明に
おいては、同一の参照光で多重記録された「ページ」から
なる「チャプター」を、第2のホログラム記録媒体18に
「チャプター」毎に異なる参照光を用いて多重記録したホ
ログラムの全体を「ブック」と呼ぶことにする。
【0067】第3のステップにおいて第2のホログラム
記録媒体18に複数の「チャプター」が多重記録されて
なる「ブック」のうち、所望の「チャプター」を再生す
るには、第1のシャッタ5及び第2のシャッタ14を閉
じ、第3のシャッタ15を開放した状態で光源2からレ
ーザ光を出射させ、第2のビームデフレクタ19による
偏向角を調整して、再生する「チャプター」を記録した
際に用いた参照光と同じ光を、読み出し光として第2の
ホログラム記録媒体18に入射させればよい。以下、こ
の再生過程を第4のステップという。
【0068】第4のステップにおいて再生された再生光
の光路上には、この再生光をフーリエ変換するためのレ
ンズ20,21が配設されている。図1に示す例におい
ては、レンズ20,21の焦点距離を共にfとし、第2
のホログラム記録媒体18がレンズ20の焦点面上に位
置し、レンズ20とレンズ21との間隔が2fとなるよ
うにしている。
【0069】第4のステップにおいて、第2のホログラ
ム記録媒体18から選択的に再生された「チャプター」を
レンズ20でフーリエ変換すれば、レンズ20の焦点面
である再生像面に選択された「チャプター」の再生像が
再生される。しかし、上述したように、この再生像面に
再生された「チャプター」の再生像は、「チャプター」を
構成する全ての「ページ」の再生像がコヒーレントに重ね
合わされ干渉し合った状態とされているので、この像か
ら各「ページ」を判別して読み出すことはできない。
【0070】そこで、本発明に係るホログラム記録再生
装置1は、この再生像面に再生された「チャプター」の
再生像を再びレンズ21でフーリエ変換して、フーリエ
変換された像をレンズ21の焦点面である再生像面に再
生する。ここで、レンズ21の焦点面である再生像面
は、空間光変調器7のフーリエ変換面になっている。し
たがって、空間光変調器7の面で異なる方向の平行光線
はこの再生像面において異なる点に集光されることにな
る。具体的には、空間光変調器7は、一般的に、各画素
の形状が矩形開口であるものが殆どであるため、この再
生像面に再生される再生像は、縦横に回折光が広がった
回折パターンをとる。
【0071】本発明に係るホログラム記録再生装置1
は、このレンズ21の焦点面である再生像面に、再生像
の縦横の正負1次光までを含めて、特定の「ページ」成分
の回折光をフィルタリングして取り出すホログラム抽出
手段22を配設し、このホログラム抽出手段22により
再生像面に再生された「チャプター」の中から所望の
「ページ」を抽出するようにしている。以下、この所望
の「ページ」を抽出する過程を第5のステップという。
【0072】第5のステップにおいて用いるホログラム
抽出手段22としては、例えば、開口部が可動のアパー
チャが考えられる。すなわち、このアパーチャを用い
て、「チャプター」全体の回折パターンの中から所望の
「ページ」の成分だけを開口部を介して透過させると共に
他の「ページ」の回折光を遮断し、開口部を介して透過し
た「ページ」成分の回折光を、その光路上に配設されたレ
ンズ23で再度フーリエ変換することで、その「ページ」
の像をレンズ23の後側焦点面に復元することができ
る。
【0073】そして、このレンズ23の後側焦点面に、
CCD等のディテクターアレイ24を配設すれば、ホロ
グラム抽出手段22により抽出された「ページ」のデー
タを読み取ることができる。
【0074】ここで、開口部が可動なアパーチャとして
は、例えば、図2に示すような液晶シャッターアレイ3
0を用いることが考えられる。この液晶シャッターアレ
イ30は、フィルタ面に液晶セル31のアレイからなる
シャッターのアレイが多数配置されてなるものである。
液晶セル31は、ディスプレイ用パネル等に使用される
液晶セルと同様のものであり、液晶を配向膜と透明電極
をコーティングした2枚の透明基板で挟んでなるもので
ある。そして、これら各液晶セル31には、各部を独立
に駆動できるトランジスタ素子や配線が施されている。
液晶シャッターアレイ30は、これら各液晶セル31に
外部から電気信号を与えることで、各液晶セル31の光
の透過率を個別に制御することができる。ここで、各液
晶セル31の開口は、特定の「ページ」の回折光のみを空
間的に選択できる形状と大きさを持つようになされてい
る。
【0075】この液晶シャッターアレイ30を用いて、
所望の「ページ」に対応した部分の液晶セル31の透過率
のみを高め、他の部分の液晶セル31の透過率を低くす
れば、図3に示すように、「チャプター」全体の回折パタ
ーンの中から所望の「ページ」の成分だけをこれに対応し
た部分の液晶セル31の開口部を介して透過させると共
に他の「ページ」の回折光を遮断して、所望の「ページ」の
みを選択して再生することができる。この液晶シャッタ
ーアレイ30を構成する各液晶セル31の動作原理は様
々なものが考えられ、空間光変調器として知られている
様々な素子、例えば、反射型液晶ディスプレイ、光書込
型ライトバルブ、微細加工技術を用いたマイクロミラー
アレイなどのマイクロマシン等を用いることができる。
【0076】また、開口部が可動なアパーチャとして
は、上述した液晶シャッターアレイ30のように電気的
に開口部を移動させるものの他に、例えば、機械的に開
口部を移動させるシャッタ装置を用いるようにしてもよ
い。
【0077】また、第5のステップにおいて用いるホロ
グラム抽出手段22としては、例えば、図4に示すよう
に、固定された開口部を有するアパーチャ40とガルバ
ノミラー等の光の進行方向を可変にするビーム偏向手段
41とを組み合わせたものが考えられる。この場合、第
4のステップにおいて再生された再生光の光路上に、レ
ンズ20に変えて、この再生光を平行光に変換するレン
ズ42を配設する。そして、レンズ42により平行光に
変換された再生光の光路上にビーム偏向手段41を配設
する。このビーム偏向手段41により、その後段に配設
されたレンズ21の焦点面で「チャプター」に属する全て
の「ページ」の回折パターンは走査されることになる。そ
して、「チャプター」に属する全ての「ページ」の回折パタ
ーンが走査されるレンズ21の焦点面に、アパーチャ4
0が配設される。
【0078】アパーチャ40には、「チャプター」全体の
回折パターンの中から選択された1枚の「ページ」の回折
光のみを透過する開口部43が、例えばその中心部に設
けられている。そして、このアパーチャ40は、選択さ
れた「ページ」以外の「ページ」の回折光は全て遮断す
るようになされている。したがって、この尾ホログラム
抽出手段22は、ビーム偏向手段41により偏向された
「チャプター」全体の回折パターンの中から所望の「ペー
ジ」の成分だけをアパーチャ40の開口部43を介して
透過させることにより、「チャプター」の中から所望の
「ページ」のみを抽出することができる。
【0079】なお、ホログラム抽出手段22は、「チャ
プター」の中から所望の「ページ」のみを抽出すること
ができるものであれば、上述した例以外の構成とされて
いてもよく、また、上述した例を組み合わせた構成とさ
れていてもよい。
【0080】本発明に係るホログラム記録再生装置1の
空間光変調器7からディテクターアレイ24までの部分
を図5に拡大して示す。また、図5中(a)〜(g)の
各面におけるレーザ光の強度分布を図6(a)〜図6
(g)に模式的に示す。
【0081】このホログラム記録再生装置1において、
空間光変調器7を透過するレーザ光は、図5中(a)面
で図6(a)のようなパターンとなる。また、第1のホ
ログラム記録媒体8に入射した物体光は、図5中(b)
面で図6(b)のようなパターンとなる。また、レンズ
16を透過した再生光(物体光)は、図5中(c)面で
図6(c)のようなパターンとなる。また、第2のホロ
グラム記録媒体18に入射した物体光は、図5中(d)
面で図6(d)のようなパターンとなる。また、レンズ
20を透過した再生光は、図5中(e)面で図6(e)
のようなパターンとなる。また、レンズ21を透過した
再生光は、図5中(f)面で図6(f)のようなパター
ンとなる。また、ディテクターアレイ24に入射した再
生光は、図5中(g)面で図6(g)のようなパターン
となる。
【0082】ここで、「チャプター」を構成する各「ペ
ージ」の物体光(或いは再生光)は、異なる入射角の光
線であるため、そのフーリエ面である(b)面、(d)
面、(f)面では、空間的に分離された回折パターンを
示す。また、第1のホログラム記録媒体8に記録された
「チャプター」の再生像面である(c)面及び第2のホ
ログラム記録媒体18に記録された「チャプター」の再
生像面である(f)面では、「チャプター」に属する全て
の「ページ」が再生されるため、全ての「ページ」をコヒー
レントに重ね合わせたパターンが観察される。そして、
本発明に係るホログラム記録再生装置1においては、こ
の「チャプター」の再生像の中から所望の「ページ」のみ
がホログラム抽出手段22により抽出され、この「ペー
ジ」の成分のみがディテクターアレイ24に入射するの
で、(g)面ではこの選択された1枚の「ページ」のみ
が観察される。
【0083】したがって、本発明に係るホログラム記録
再生装置1においては、第1のホログラム記録媒体8は
バッファーメモリーとして情報を一時蓄え、第2のホロ
グラム記録媒体18がメインメモリーとしての役割を果
たすことになる。ここで、第1のホログラムにm枚の
「ページ」を記録し、これを第2のホログラムにn回コ
ピーする時、つまり、それぞれm「ページ」からなるn
「チャプター」を1「ブック」とする時、1「ブック」は(n
×m)「ページ」から構成される。このとき、1「ページ」
当たりの回折効率は、1/(n2×m)である。通常の
レコーディングスケジュールでホログラムを多重記録し
た時の回折効率は、1/(n2×m2)であるから、本発
明に係るホログラム記録再生装置1によりホログラムを
記録再生することで、各ホログラムの回折効率を通常の
レコーディングスケジュールで多重記録した場合のm倍
にすることができる。
【0084】具体的には、例えば、1000枚のホログ
ラムを通常のレコーディングスケジュールで多重記録し
た場合、1枚のホログラムの回折効率は10-6となるの
に対して、本発明に係るホログラム記録再生装置1によ
り、100「ページ」、10「チャプター」として1000
枚のホログラムを記録再生した場合、1枚のホログラム
の回折効率は10-4となる。したがって、本発明に係る
ホログラム記録再生装置1を用いて以上のように100
0枚のホログラムを記録再生することにより、1枚のホ
ログラムの回折効率を、通常のレコーディングスケジュ
ールで多重記録した場合の100倍にすることができる
ことが分かる。
【0085】(マイクロレンズアレイを用いた例)次
に、空間光変調器7の各画素に対応して複数のマイクロ
レンズが配列されてなるマイクロレンズアレイを備えた
ホログラム記録再生装置について説明する。なお、以下
の説明において、上述したホログラム記録再生装置1と
同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0086】ホログラム記録再生装置にマイクロレンズ
アレイを用いた場合、空間光変調器7に入射する光の入
射角を変えることにより、各マイクロレンズの焦点面に
おけるスポットを分離させ、空間光変調器7に表示され
た1枚の画像を複数の画像に分割することができる。
【0087】この例のようにマイクロレンズアレイを用
いた場合は、上述したホログラム記録再生装置1の原理
が空間光変調器7の各画素毎に適用されることになる。
したがって、この例において特定の「ページ」を抽出す
る場合には、ホログラム抽出手段22によるフィルタリ
ングをマイクロレンズアレイの像面において、各画素単
位で行えばよい。
【0088】マイクロレンズアレイを用いたホログラム
記録再生装置の一構成例を図7に示す。ここでは、第1
のホログラム記録媒体8に対して記録再生を行う部分の
みを図示して説明する。
【0089】この図7に示すホログラム記録再生装置5
0においては、光源2より出射されたレーザー光は、コ
リメーターレンズ3により平行光に変換された後、第1
のビームスプリッタ4によりその光路が分岐される。そ
して、この図7に示す例においては、第1のビームスプ
リッタ4により反射されたレーザ光が、折り返しミラー
12により反射されて、参照光として第1のホログラム
記録媒体8に所定の入射角で入射する。なお、ここでは
図示を省略しているが、折り返しミラー12により反射
されたレーザ光の光路上に第2のビームスプリッタを配
設することにより、第2のホログラム記録媒体に入射さ
せる参照光を得ることができる。
【0090】第1のビームスプリッタ4を透過したレー
ザ光は、ガルバノミラー等の第1のビームデフレクタ6
により所定の偏向角で偏向され、進行方向が制御され
る。第1のビームデフレクタ6により進行方向が制御さ
れたレーザ光は、各「ページ」毎に異なる入射角で空間光
変調器7に入射する。そして、この空間光変調器7に表
示された画像に応じて変調されたレーザ光が物体光とさ
れる。
【0091】このホログラム記録再生装置50において
は、空間光変調器7の出射側にマイクロレンズアレイ5
1が配設されている。したがって、空間光変調器7を透
過してこの空間光変調器7に表示された画像に応じて変
調された物体光は、空間光変調器7の各画素毎に異なる
マイクロレンズエレメントによって集光される。この各
マイクロレンズエレメントのスポットを、レンズ11に
よりフーリエ変換し、物体光として第1のホログラム記
録媒体8に入射させる。これにより、マイクロレンズエ
レメントにより集光された物体光と、所定の入射角で第
1のホログラム記録媒体8に入射する参照光とを、第1
のホログラム記録媒体8中で干渉させ、マイクロレンズ
エレメントにより集光されたスポットの像を「ページ」
として第1のホログラム記録媒体8に記録することがで
きる。
【0092】ホログラム記録再生装置50は、以上の記
録過程を、第1のビームデフレクタ6による偏向角を変
えることにより空間光変調器7に入射するレーザ光の入
射角を変えながら、同一の参照光を用いて繰り返し行
い、第1のホログラム記録媒体8に複数「ページ」を多
重記録する。
【0093】このマイクロレンズアレイ51を用いたホ
ログラム記録再生装置50は、上述したホログラム記録
再生装置1と比較して、以下のような特徴がある。すな
わち、このホログラム記録再生装置50により第1のホ
ログラム記録媒体8に記録されたホログラムの再生光を
再びフーリエ変換して得られた再生像は、マイクロレン
ズアレイ51の焦点面の像である。したがって、異なる
「ページ」を記録する際に空間光変調器7に入射させるレ
ーザ光の角度間隔を十分大きくとれば、図8乃至図10
に示すように、再生像面では各画素を分離することがで
き、この再生像面にCCD等のディテクターアレイを配
設すれば、高精細な像を再生することができる。
【0094】但し、このマイクロレンズアレイ51を用
いたホログラム記録再生装置50により第1のホログラ
ム記録媒体8に記録されたホログラムの再生光を再びフ
ーリエ変換して得られた再生像は、図11に示すよう
に、異なる「ページ」の画素が隣り合ってなる像であり、
同じ「ページ」の画素は周期的に分布することになる。し
たがって、元の「ページ」を再生するには、上述したホ
ログラム記録再生装置1と同様に、第1のホログラム記
録媒体8に記録された「チャプター」の像を一括して再
生し、ハードウエア若しくはソフトウエアで電気信号処
理を行うことにより、この像を元の「ページ」に並べ替え
るようにする。
【0095】また、逆に、最終的に所望の再生像が得ら
れるように、記録時に記録するデータを処理しておくよ
うにしてもよい。このように最終的に所望の再生像が得
られるように記録データを処理しておけば、このホログ
ラム記録再生装置50を画像表示装置として用いること
ができる。特開平7−36040にて開示される表示装
置は、全ての画素を同時に表示できないために、空間光
変調器に高速動作が要求されるという問題があった。し
かしながら、このホログラム記録再生装置50は、「チ
ャプター」に含まれる全ての「ページ」を同時に表示する
ことができるので、空間光変調器7を高速動作させるこ
となく高精細な画像を適切に表示することが可能であ
る。また、このホログラム記録再生装置50は、空間光
変調器7の画素数を「ページ」数倍にできるため、高精細
な静止画表示装置や三次元画像の表示に用いることがで
きる。
【0096】次に、このマイクロレンズアレイ51を用
いたホログラム記録再生装置50により第1のホログラ
ム記録媒体8に記録されたホログラムを、「ページ」毎に
1枚ずつ抜き出して再生する場合について説明する。こ
のホログラム記録再生装置50の空間光変調器7からデ
ィテクターアレイ24までの部分を図12に図示する。
このホログラム記録再生装置50は、上述したホログラ
ム記録再生装置1において用いられていたレンズ21に
変えてマイクロレンズアレイ52が配設され、また、ホ
ログラム抽出手段22として、角度依存性フィルタ53
が用いられていることを特徴としている。
【0097】上述したように、このホログラム記録再生
装置50においては、空間光変調器7を透過し、マイク
ロレンズアレイ51により空間光変調器7の各画素毎に
集光されたスポットの像が「ページ」として第1のホロ
グラム記録媒体8に記録される。そして、空間光変調器
7に入射するレーザ光の入射角を変えながら、同一の参
照光を用いて以上の記録過程が繰り返し行われることに
より、第1のホログラム記録媒体8に複数の「ページ」
が多重記録される。
【0098】この第1のホログラム記録媒体8に、記録
時に用いた参照光と同じ光を読み出し光として入射させ
ることにより、第1のホログラム記録媒体8に多重記録
された全ての「ページ」、すなわち「チャプター」の像が一
括して再生される。そして、この再生光がレンズ16及
びレンズ17を透過した後に、物体光として第2のホロ
グラム記録媒体18に入射する。
【0099】この物体光と参照光とを第2のホログラム
記録媒体18中で干渉させることにより、第2のホログ
ラム記録媒体18に「チャプター」が複写記録される。
以上の記録過程を、各再生「チャプター」毎に入射角等を
変化させた参照光を用いて繰り返し行うことにより、第
2のホログラム記録媒体18へ角度多重等の多重方法に
より複数の「チャプター」が多重記録される。
【0100】第2のホログラム記録媒体から所望の「チ
ャプター」を再生する場合には、この「チャプター」を記
録する際に用いた参照光と同じ光を読み出し光として第
2のホログラム記録媒体18に入射させる。これによ
り、第2のホログラム記録媒体18から所望の「チャプ
ター」が一括して再生される。この再生光をレンズ20
によりフーリエ変換すれば、このレンズ20の焦点面に
「チャプター」に含まれる全ての「ページ」の像が重ね合わ
されて再生される。
【0101】ホログラム再生装置50は、このレンズ2
0の焦点面に再生像面に焦点を置くマイクロレンズアレ
イ52により、この再生像の各スポットを「ページ」毎に
異なる角度に進行する平行光に変換する。このマイクロ
レンズアレイ52は、各レンズエレメントが空間光変調
器7の1画素に1対1で対応するように配置される。し
たがって、空間光変調器7に異なる入射角度で入射した
光を物体光として形成された各ホログラムの再生光は、
それぞれ異なる進行方向を持つことになる。
【0102】ホログラム記録再生装置50は、この各ホ
ログラムの再生光の光路上に角度依存性を持つ反射もし
くは透過フィルタ(角度依存性フィルタ53)が配設さ
れている。そして、ホログラム記録再生装置50は、各
ホログラムの再生光をこの角度依存性フィルタ53によ
り選択的に反射又は透過させることにより、各ホログラ
ムの再生光から一つの進行方向を持つ成分のみを取り出
すようにしている。
【0103】この角度依存性フィルタ53により抽出さ
れた再生光の成分は、一つの「ページ」の成分である。こ
の一つの「ページ」の成分が、レンズ23を透過するこ
とにより、マイクロレンズ出射面の像として結像する。
そして、この像面に配設されたCCD等のディテクタア
レイ24により、角度依存性フィルタ53により抽出さ
れた「ページ」のデータが読み取られる。
【0104】ホログラム記録再生装置50は、以上の再
生過程を、例えば、角度依存性フィルタ53を回転させ
ることにより、若しくは角度依存性フィルタ53の選択
角度を変化させながら繰り返すことで、「チャプター」の
中の所望の「ページ」を次々に分離して取り出すことがで
きる。
【0105】ここで、この角度依存性フィルタ53とし
ては、全反射やブラッグ回折、多重反射の薄膜中の干
渉、波長以下の微細構造などの原理を用いた光学素子を
用いることができる。ブラッグ回折を用いた光学素子と
しては、音響光学素子や体積型ホログラムなどが挙げら
れる。また、波長以下の構造を持つ回折格子やフォトニ
クス結晶は、特定の波長、特定の入射角度に対して、共
鳴的な回折効率や透過率が生じるので、これを利用する
ことができる。また、これらのうち、複数個を組み合わ
せて使用することも可能である。
【0106】(その他の変形例)なお、上述したホログ
ラム記録再生装置1やホログラム記録再生装置50にお
いては、第1のホログラム記録媒体8と第2のホログラ
ム記録媒体18の2つのホログラム記録媒体を用いるよ
うにしていたが、本発明に係るホログラム記録再生装置
は、以上の例に限定されるものではなく、2つ以上のホ
ログラム記録媒体を用いるようにしてもよい。例えば、
ホログラム記録再生装置は、第1のホログラム記録媒体
8を複数個並列に設置した場合には、記録速度の向上を
図ることができる。また、ホログラム記録再生装置は、
ホログラム記録媒体を直列に配列して、複写記録を繰り
返すことで、回折効率の向上を図ることができる。
【0107】また、上述したホログラム記録再生装置1
やホログラム記録再生装置50においては、第1のホロ
グラム記録媒体8へのホログラム記録時に、参照光とし
て同一の光を用いるようにしていたが、本発明に係るホ
ログラム記録再生装置は、以上の例に限定されるもので
はなく、通常の角度多重記録と同様に、各「ページ」をそ
れぞれ異なる参照光で記録し、この参照光と同じ光を読
み出し光として全て同時に第1のホログラム記録媒体8
へ入射させ、全てのホログラムを一括して再生するよう
にしてもよい。この場合、複数の異なる参照光を生成す
る手段が必要になるため、構造が複雑になるが、このよ
うな構成とすることで選択的に特定のページだけを第2
のホログラム18に複写記録することができる。
【0108】また、第1のホログラム記録媒体8と第2
のホログラム記録媒体18は同一の材料である必要はな
く、様々なホログラム記録材料を組み合わせることがで
きる。例えば、第1のホログラム記録媒体8若しくは第
2のホログラム記録媒体18として、Pr:LiNbO
3,Pr:LiTaO3等の二波長記録が可能な材料を
用い、記録時のみ短波長の光線を照射することで、いわ
ゆる二波長ゲート記録により、非破壊再生を実現するこ
とも可能である(USP 5665493 Bai et al, Y.S. Bai an
d R. Kachru, Phys.Rev.Lett, 78,2944,1997参照)。ま
た、ホログラム記録媒体としてフォトポリマーを用いた
場合は、長期にわたって安定で、長期間保存が可能なホ
ログラムを記録できる。したがって、第1のホログラム
記録媒体8の材料として、長期保存には向かなくとも回
折効率が高く記録感度が高い、例えばフォトリフラクテ
ィブ結晶等の材料を用い、第2のホログラム記録媒体1
8の材料として、フォトポリマー等の長期保存が可能な
材料を用いれば、二つの材料の欠点を互いに補い合いな
がら長所を生かしたホログラム記録再生システムを構築
することができる。
【0109】特に、ホログラム記録媒体としてフォトポ
リマーを用いる場合は、図13に示すように、ホログラ
ム記録媒体の形状をディスク形状にすることが有効であ
る。光ディスクと同様の円盤構造にホログラム記録媒体
を加工し、これを回転させることで、ホログラム記録媒
体の異なる位置に別のホログラムを書込むことができる
上、取り扱いが容易である。また、多重化のために、ビ
ームデフレクターなどのビーム偏向手段を用いずとも、
ディスクの回転によってこれを代用することができる。
このような形状のホログラム記録媒体に対して多重記録
を行う場合には、シフト多重記録やペリストロフィック
多重記録が有効である。
【0110】図13に示すホログラム記録再生装置60
は、第1のホログラム記録媒体8として、バルク形状の
フォトリフラクティブ結晶を用いている。そして、この
フォトリフラクティブ結晶よりなる第1のホログラム記
録媒体8に角度多重でホログラムを多重記録するように
している。また、このホログラム記録再生装置60は、
第2のホログラム記録媒体18として、フォトポリマー
をディスク表面に層状に塗布してなるものを用いてい
る。そして、このディスク状の第2のホログラム記録媒
体18にシフト多重でホログラムを多重記録するように
している。なお、このホログラム記録再生装置60のそ
の他の構成については、上述したホログラム記録再生装
置1と殆ど同じであるので、同一の構成については同一
の符号を付して説明を省略する。
【0111】また、上述したホログラム記録再生装置1
やホログラム記録再生装置50においては、第2のホロ
グラム記録媒体18の多重記録方法として、角度多重方
式を用いた場合について述べたが、本発明に係るホログ
ラム記録再生装置は、以上の例に限定されるものではな
く、その他の多重記録方法を用いてもよい。すなわち、
角度多重方式の変形と考えられるシフト多重方式やペリ
ストロフィック多重方式、位相コード多重方式等に加え
て、波長多重方式や空間多重方式、フラクタル多重方式
等を、この第2のホログラム記録媒体18へのホログラ
ム記録に用いることができる。また、これらのいくつか
を組み合わせた多重方式を採用してもよい。ただし、波
長多重方式を用いる場合は、同一の参照光を用いて再生
するために、「チャプター」毎に異なる波長を第1のホロ
グラム記録媒体8へのホログラム記録時にも用いる必要
がある。
【0112】また、ホログラム再生時の参照光を、記録
時の参照光と同じ波面を持ち反対方向に伝播する共役光
を用いれば、物体光も反対方向に再生されることが知ら
れている。本発明に係るホログラム記録再生装置は、こ
の現象(位相共役)を利用して、第1のホログラム記録
媒体8若しくは第2のホログラム記録媒体18の再生を
行うようにしてもよい。
【0113】位相共役を利用したホログラム記録再生装
置の一構成例を図14に示す。この図14に示すホログ
ラム記録再生装置70は、光源71から波長幅が十分狭
くコヒーレンスの高いレーザ光を出射する。光源71か
ら出射したレーザ光は、コリメータレンズ72を透過し
て平行光に変換された後、第1のビームスプリッタ73
に入射する。第1のビームスプリッタ73に入射したレ
ーザ光は、その一部がこの第1のビームスプリッタ73
を透過し、他の部分がこの第1のビームスプリッタ73
により反射される。
【0114】第1のビームスプリッタ73を透過したレ
ーザ光は、その光路上に配設された第2のビームスプリ
ッタ74に入射する。そして、第2のビームスプリッタ
74に入射したレーザ光は、その一部がこの第2のビー
ムスプリッタ74を透過し、他の部分がこの第2のビー
ムスプリッタ74により反射される。
【0115】第2のビームスプリッタ74を透過したレ
ーザ光は、その光路上に配設された第3のビームスプリ
ッタ75に入射する。そして、第3のビームスプリッタ
75に入射したレーザ光は、その一部がこの第3のビー
ムスプリッタ75を透過し、他の部分がこの第3のビー
ムスプリッタ75により反射される。
【0116】第3のビームスプリッタ75を透過したレ
ーザ光は、第1のビームデフレクタ76によりその進行
方向が制御された後に空間光変調器77に入射する。そ
して、空間光変調器77を透過してこの空間光変調器7
7に表示された画像に応じて変調された光が物体光とさ
れる。この物体光は、第4のビームスプリッタ78を透
過し、レンズ79によりフーリエ変換された後に、第1
のビームデフレクタ76による偏向角に応じた入射角で
第1のホログラム記録媒体80に入射する。
【0117】一方、第2のビームスプリッタ74により
反射されたレーザ光は、第1のミラー81及び第2のミ
ラー82により反射され、所定の入射角で第1のホログ
ラム記録媒体80に入射する。これにより、第1のホロ
グラム記録媒体80中で物体光と参照光とが干渉し、第
1のホログラム記録媒体80にホログラム(「ペー
ジ」)が記録される。
【0118】このホログラム記録再生装置70は、以上
の記録過程を、物体光の入射角を変えながら同一の参照
光を用いて繰り返し行い、第1のホログラム記録媒体8
0に複数の「ページ」を多重記録する。
【0119】ここで、第3のビームスプリッタ75によ
り反射されたレーザ光は、第3のミラー83及び第4の
ミラー84により反射された後に、第1のホログラム記
録媒体80に入射する。このレーザ光は、参照光と同じ
波面を持ち反対方向に伝播する共役光であるので、この
参照光の共役光を読み出し光として用いれば、第1のホ
ログラム記録媒体80に多重記録された複数の「ペー
ジ」(「チャプター」)が一括再生され、この再生光が
第1のホログラム記録媒体80の物体光が入射した側か
ら出射することになる。
【0120】この再生光は、レンズ79によりフーリエ
変換された後、第4のビームスプリッタ78により反射
され、第5のビームスプリッタ85に入射する。そし
て、第5のビームスプリッタ85を透過した再生光が、
レンズ86によりフーリエ変換された後に、物体光とし
て第2のホログラム記録媒体87に所定の入射角で入射
する。
【0121】一方、第1のビームスプリッタ73により
反射されたレーザ光は、第2のビームデフレクタ88に
より進行方向が制御され、第2のビームデフレクタ88
による偏向角に応じた入射角で、第2のホログラム記録
媒体87に参照光として入射する。これにより、第2の
ホログラム記録媒体87中で物体光と参照光とが干渉
し、第1のホログラム記録媒体80から一括して読み出
された「チャプター」が第2のホログラム記録媒体87
に複写記録される。
【0122】このホログラム記録再生装置70は、以上
の記録過程を、参照光の入射角を変えながら繰り返し行
い、第1のホログラム記録媒体80から次々に読み出さ
れた複数の「チャプター」を、角度多重等の多重方式に
より、第2のホログラム記録媒体87に複写記録する。
【0123】第2のホログラム記録媒体80に参照光と
して入射したレーザ光は、第2のホログラム記録媒体8
0を透過した後に、その光路上に配設された第5のミラ
ー89により反射される。そして、第5のミラー89に
より反射されたレーザ光は、再度第2のホログラム記録
媒体87内に入射する。このレーザ光は、参照光と同じ
波面を持ち反対方向に伝播する共役光である。したがっ
て、このレーザ光を読み出し光として用いれば、第2の
ホログラム記録媒体87に多重記録されたホログラムが
選択的に再生され、この再生光が第2のホログラム記録
媒体87の物体光が入射した側から出射することにな
る。
【0124】この再生光は、レンズ86によりフーリエ
変換された後、第5のビームスプリッタ85に入射す
る。そして、第5のビームスプリッタ85により反射さ
れた再生光は、レンズ90により再度フーリエ変換され
た後、ホログラム抽出手段91に入射する。そして、こ
のホログラム抽出手段91により、第2のホログラム記
録媒体87から読み出された「チャプター」の中から特
定の「ページ」成分だけが抽出される。
【0125】ホログラム抽出手段91により抽出された
特定の「ページ」成分の光は、レンズ92により再度フ
ーリエ変換された後、CCD等のディテクターアレイ9
3により受光される。これにより、第2のホログラム記
録媒体87から読み出された「チャプター」の中から、
所望の「ページ」のデータを読み取ることができる。
【0126】なお、以上は、ホログラムをフーリエホロ
グラムとして記録する例について述べたが、本発明に係
るホログラム記録再生装置は、以上の例に限定されるも
のではなく、例えば、イメージホログラムやフレネルホ
ログラム等の他のホログラムを記録するように構成され
ていてもよい。また、以上は、透過型ホログラムを記録
再生する例について述べたが、本発明に係るホログラム
記録再生装置は、この例に限定されるものではなく、反
射型ホログラムを記録再生するように構成されていても
よい。
【0127】また、本発明の手法は、情報記録再生装置
や画像表示装置にのみ適用されるものではなく、その
他、ホログラム記録再生の原理を利用するものに広く適
用することができる。例えば、相関演算機、連想記憶等
の光コンピュータ、光インターコネクション、ホログラ
ムプリンタ、ホログラフィー干渉計、ホログラフィック
光学素子等に本発明の手法を適用することができる。
【0128】
【発明の効果】本発明に係るホログラム記録再生装置に
よれば、第1の記録手段により第1のホログラム記録媒
体に多重記録されたホログラムが、第1の再生手段によ
り一括して再生され、この一括再生された多重記録ホロ
グラム複数枚が、第2の記録手段により第2のホログラ
ム記録媒体に多重複写記録されるので、最終的なホログ
ラム1枚当たりの回折効率を第1のホログラム記録媒体
に多重記録する際の多重枚数倍にすることができる。こ
れにより、ホログラムの多重記録による回折効率の低下
を避けることができ、S/N比を向上させて、記録情報
量を増やすことができる。
【0129】また、このホログラム記録再生装置によれ
ば、第1の記録手段により第1のホログラム記録媒体に
多重記録されたホログラムが、第1の再生手段により一
括して再生されるので、一度に再生されるホログラム1
枚当たりに含まれる情報量が多く、アクセス速度の向上
が実現される。
【0130】また、このホログラム記録再生装置によれ
ば、第1の記録手段により第1のホログラム記録媒体に
多重記録されたホログラムが、第1の再生手段により一
括して再生されるので、一度に多くの空間的情報を表示
することができる。したがって、このホログラム記録再
生装置は、高精細な静止画像や三次元画像の表示装置と
して用いることができる。
【0131】また、本発明に係るホログラム記録再生方
法によれば、第1のステップにおいて第1のホログラム
記録媒体に多重記録されたホログラムが、第2のステッ
プにおいて一括して再生され、この一括再生された多重
記録ホログラム複数枚が、第3のステップにおいて第2
のホログラム記録媒体に多重複写記録されるので、最終
的なホログラム1枚当たりの回折効率を第1のホログラ
ム記録媒体に多重記録する際の多重枚数倍にすることが
できる。これにより、ホログラムの多重記録による回折
効率の低下を避けることができ、S/N比を向上させ
て、記録情報量を増やすことができる。
【0132】また、このホログラム記録再生方法によれ
ば、第1のステップにおいて第1のホログラム記録媒体
に多重記録されたホログラムが、第2のステップにおい
て一括して再生されるので、一度に再生されるホログラ
ム1枚当たりに含まれる情報量が多く、アクセス速度の
向上が実現される。
【0133】また、このホログラム記録再生方法によれ
ば、第1のステップにおいて第1のホログラム記録媒体
に多重記録されたホログラムが、第2のステップにおい
て一括して再生されるので、一度に多くの空間的情報を
表示することができるので、高精細な静止画像や三次元
画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホログラム記録再生装置の一構成
例を示す模式図である。
【図2】ホログラム抽出手段として用いる液晶シャッタ
アレイを示す平面図である。
【図3】上記液晶シャッタアレイを用いて所望のホログ
ラムの成分を抽出する様子を説明する模式図である。
【図4】ホログラム抽出手段として固定された開口部を
有するアパーチャとビーム偏向手段とを組み合わせて用
いた例を示す模式図である。
【図5】本発明に係るホログラム記録再生装置の空間光
変調器からディテクターアレイまでの部分を拡大して示
す模式図である。
【図6】図5中(a)〜(g)面におけるレーザ光の強
度分布を示す図であり、(a)は図5中(a)面におけ
るパターンを示し、(b)は図5中(b)面におけるパ
ターンを示し、(c)は図5中(c)面におけるパター
ンを示し、(d)は図5中(d)面におけるパターンを
示し、(e)は図5中(e)面におけるパターンを示
し、(f)は図5中(f)面におけるパターンを示し、
(g)は図5中(g)面におけるパターンを示してい
る。
【図7】マイクロレンズアレイを用いたホログラム記録
再生装置の第1のホログラム記録媒体に対して記録再生
を行う部分を示す模式図である。
【図8】マイクロレンズアレイにより空間光変調器の各
画素のスポットが再生像面において分離される様子を説
明する模式図である。
【図9】マイクロレンズアレイにより空間光変調器の各
画素のスポットが再生像面において分離される様子を示
す側面図である。
【図10】図9における再生像面の様子を示す平面図で
ある。
【図11】マイクロレンズアレイを用いたホログラム記
録再生装置により第1のホログラム記録媒体に記録され
たホログラムの再生光から得られる再生像を示す図であ
る。
【図12】マイクロレンズアレイを用いたホログラム記
録再生装置の空間光変調器からディテクターアレイまで
の部分を示す模式図である。
【図13】第1のホログラム記録媒体としてバルク形状
のフォトリフラクティブ結晶を用い、第2のホログラム
記録媒体としてフォトポリマーをディスク表面に層状に
塗布してなるものを用いたホログラム記録再生装置を示
す模式図である。
【図14】位相共役を利用したホログラム記録再生装置
の一構成例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ホログラム記録再生装置、2 光源、6 第1のビ
ームデフレクタ、7空間光変調器、8 第1のホログラ
ム記録媒体、18 第2のホログラム記録媒体、19
第2のビームデフレクタ、22 ホログラム抽出手段、
24 ディテクターアレイ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚のホログラムを記録する毎に物体光
    の入射角度を変えながら、同一の参照光を用いて複数枚
    のホログラムを第1のホログラム記録媒体に多重記録す
    る第1の記録手段と、 上記第1の記録手段により上記第1のホログラム記録媒
    体に多重記録された複数枚のホログラムを一括して再生
    する第1の再生手段と、 上記第1の再生手段により一括して再生された複数枚の
    ホログラムの再生光を物体光として、上記複数枚のホロ
    グラムが重ね合わされ1つのホログラムとされてなる多
    重記録ホログラムを異なる参照光を用いて第2の記録媒
    体に複数枚多重記録する第2の記録手段と、 上記第2の記録手段により上記第2のホログラム記録媒
    体に多重記録された複数枚の多重記録ホログラムのうち
    所望の多重記録ホログラムを選択的に再生する第2の再
    生手段とを備えることを特徴とするホログラム記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の再生手段により再生された多
    重記録ホログラムを構成する複数枚のホログラムのうち
    所望のホログラムを抽出するホログラム抽出手段を備え
    ることを特徴とする請求項1記載のホログラム記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ホログラム抽出手段は、上記第2の
    再生手段により再生された多重記録ホログラムの再生光
    を空間的な開口を用いて像のフーリエ面上でフィルタリ
    ングすることにより所望のホログラムを抽出することを
    特徴とする請求項2記載のホログラム記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記ホログラム抽出手段は、上記第2の
    再生手段により再生された多重記録ホログラムの再生光
    を角度依存性を有する素子により選択的に透過又は反射
    させることにより所望のホログラムを抽出することを特
    徴とする請求項2記載のホログラム記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記第1のホログラム記録媒体として書
    き換え可能なホログラム記録材料を用い、上記第2のホ
    ログラム記録媒体として一度だけ記録が可能なホログラ
    ム記録材料を用いることを特徴とする請求項1記載のホ
    ログラム記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の記録手段は、空間光変調器と
    この空間光変調器の各画素に対応して複数のマイクロレ
    ンズが配列されてなるマイクロレンズアレイとを備え、
    上記空間光変調器に入射する光の入射角を変えることに
    より上記各マイクロレンズの焦点面におけるスポットを
    分離させ、上記空間光変調器に表示された1画像を複数
    の画像に分割して複数枚のホログラムとして上記第1の
    記録媒体に多重記録し、 上記第2の再生手段は、上記空間光変調器に表示された
    1画像が分割された複数枚のホログラムが重ね合わされ
    てなる多重記録ホログラムを再生することを特徴とする
    請求項1記載のホログラム記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記第2の再生手段により再生された多
    重記録ホログラムを1画像として表示する表示手段を備
    えることを特徴とする請求項6記載のホログラム記録再
    生装置。
  8. 【請求項8】 上記第2の再生手段により再生された多
    重記録ホログラムを構成する複数枚のホログラムのうち
    所望のホログラムを抽出するホログラム抽出手段を備え
    ることを特徴とする請求項6記載のホログラム記録再生
    装置。
  9. 【請求項9】 1枚のホログラムを記録する毎に物体光
    の入射角度を変えながら、同一の参照光を用いて複数枚
    のホログラムを第1のホログラム記録媒体に多重記録す
    る第1のステップと、 上記第1のステップにおいて上記第1のホログラム記録
    媒体に多重記録された複数枚のホログラムを一括して再
    生する第2のステップと、 上記第2のステップにおいて一括して再生された複数枚
    のホログラムの再生光を物体光として、上記複数枚のホ
    ログラムが重ね合わされ1つのホログラムとされてなる
    多重記録ホログラムを異なる参照光を用いて第2の記録
    媒体に複数枚多重記録する第3のステップと、 上記第3のステップにおいて上記第2のホログラム記録
    媒体に多重記録された複数枚の多重記録ホログラムのう
    ち所望の多重記録ホログラムを選択的に再生する第4の
    ステップとを経ることを特徴とするホログラム記録再生
    方法。
  10. 【請求項10】 上記第4のステップにおいて再生され
    た多重記録ホログラムを構成する複数枚のホログラムの
    うち所望のホログラムを抽出する第5のステップを経る
    ことを特徴とする請求項9記載のホログラム記録再生方
    法。
  11. 【請求項11】 上記第5のステップは、上記第4のス
    テップにおいて再生された多重記録ホログラムの再生光
    を空間的な開口を用いて像のフーリエ面上でフィルタリ
    ングすることにより所望のホログラムを抽出することを
    特徴とする請求項10記載のホログラム記録再生方法。
  12. 【請求項12】 上記第5のステップは、上記第4のス
    テップにおいて再生された多重記録ホログラムの再生光
    を角度依存性を有する素子により選択的に透過又は反射
    させることにより所望のホログラムを抽出することを特
    徴とする請求項10記載のホログラム記録再生方法。
  13. 【請求項13】 上記第1のホログラム記録媒体として
    書き換え可能なホログラム記録材料を用い、上記第2の
    ホログラム記録媒体として一度だけ記録が可能なホログ
    ラム記録材料を用いることを特徴とする請求項9記載の
    ホログラム記録再生方法。
  14. 【請求項14】 上記第1のステップにおいて、空間光
    変調器とこの空間光変調器の各画素に対応して複数のマ
    イクロレンズが配列されてなるマイクロレンズアレイと
    を用い、上記空間光変調器に入射する光の入射角を変え
    ることにより上記各マイクロレンズの焦点面におけるス
    ポットを分離させ、上記空間光変調器に表示された1画
    像を複数の画像に分割して複数枚のホログラムとして上
    記第1の記録媒体に多重記録し、 上記第4のステップにおいて、上記空間光変調器に表示
    された1画像が分割された複数枚のホログラムが重ね合
    わされてなる多重記録ホログラムを再生することを特徴
    とする請求項9記載のホログラム記録再生方法。
  15. 【請求項15】 上記第4のステップにおいて再生され
    た多重記録ホログラムを1画像として表示することを特
    徴とする請求項14記載のホログラム記録再生方法。
  16. 【請求項16】 上記第4のステップにおいて再生され
    た多重記録ホログラムを構成する複数枚のホログラムの
    うち所望のホログラムを抽出する第5のステップを経る
    ことを特徴とする請求項14記載のホログラム記録再生
    方法。
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