JP2000242970A - 光学的情報記録部材とその製造方法およびその記録再生方法 - Google Patents
光学的情報記録部材とその製造方法およびその記録再生方法Info
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- JP2000242970A JP2000242970A JP11038365A JP3836599A JP2000242970A JP 2000242970 A JP2000242970 A JP 2000242970A JP 11038365 A JP11038365 A JP 11038365A JP 3836599 A JP3836599 A JP 3836599A JP 2000242970 A JP2000242970 A JP 2000242970A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 凸凹の形状をしたグルーブおよびランドを有
したディスク基板上に少なくとも記録層を有した光ディ
スクにおいて、高密度化に際し側壁部では記録膜の厚さ
がさらに薄くなり記録変化が起こらず信号品質が低下す
る。 【解決手段】 ディスク基板11上に有した凹凸形状を
したトラッキング用のランドおよびグルーブを構成し、
光学的情報の記録部材としては、グルーブおよびランド
の側壁部での記録層膜厚をbとした時、b≧4nmとす
ることで、記録再生時のジッタを減少させることができ
る。
したディスク基板上に少なくとも記録層を有した光ディ
スクにおいて、高密度化に際し側壁部では記録膜の厚さ
がさらに薄くなり記録変化が起こらず信号品質が低下す
る。 【解決手段】 ディスク基板11上に有した凹凸形状を
したトラッキング用のランドおよびグルーブを構成し、
光学的情報の記録部材としては、グルーブおよびランド
の側壁部での記録層膜厚をbとした時、b≧4nmとす
ることで、記録再生時のジッタを減少させることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光線等の光
学的手段を用いて情報を高速かつ高密度に記録、再生す
る光学的情報記録部材およびその製造方法に関するもの
である。
学的手段を用いて情報を高速かつ高密度に記録、再生す
る光学的情報記録部材およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】レーザ光線を利用して高密度な情報の再
生あるいは記録を行う技術は公知であり、おもに光ディ
スクとして実用化されている。
生あるいは記録を行う技術は公知であり、おもに光ディ
スクとして実用化されている。
【0003】光ディスクは再生専用型、追記型、書き換
え型に大別することができる。再生専用型はコンパクト
ディスクやレーザディスクとして、また追記型や書き換
え型は文書ファイル、データファイル等として実用化さ
れている。書き換え型光ディスクの中にはおもに、光磁
気と相変化型がある。相変化光ディスクは記録層がレー
ザ光線の照射によってアモルファスと結晶間(あるいは
結晶とさらに異なる構造の結晶間)で可逆的に状態変化
を起こすことを利用する。これは、レーザ−光照射によ
り薄膜の屈折率あるいは消衰係数のうち少なくともいず
れか一つが変化して記録を行い、この部分で透過光ある
いは反射光の振幅が変化し、その結果検出系に至る透過
光量あるいは反射光量が変化することを検出して信号を
再生する。アモルファスと結晶間で状態変化を起こす材
料としてはTe、Se、In、Sb等の合金が主に用い
られている。
え型に大別することができる。再生専用型はコンパクト
ディスクやレーザディスクとして、また追記型や書き換
え型は文書ファイル、データファイル等として実用化さ
れている。書き換え型光ディスクの中にはおもに、光磁
気と相変化型がある。相変化光ディスクは記録層がレー
ザ光線の照射によってアモルファスと結晶間(あるいは
結晶とさらに異なる構造の結晶間)で可逆的に状態変化
を起こすことを利用する。これは、レーザ−光照射によ
り薄膜の屈折率あるいは消衰係数のうち少なくともいず
れか一つが変化して記録を行い、この部分で透過光ある
いは反射光の振幅が変化し、その結果検出系に至る透過
光量あるいは反射光量が変化することを検出して信号を
再生する。アモルファスと結晶間で状態変化を起こす材
料としてはTe、Se、In、Sb等の合金が主に用い
られている。
【0004】相変化光ディスクには基板上に誘電体層、
記録層、反射層、保護層を有した構成のものが一般的で
ある。そのディスク構成の一例としては、基板上に第一
の誘電体層、記録層、第二の誘電体層、そして反射層、
保護層を順に積層したものがある。
記録層、反射層、保護層を有した構成のものが一般的で
ある。そのディスク構成の一例としては、基板上に第一
の誘電体層、記録層、第二の誘電体層、そして反射層、
保護層を順に積層したものがある。
【0005】誘電体層としてはSiO2、SiO、Ti
O2、MgO、Ta2O5、Al2O3、GeO2、SiC、
ZnS、ZnSe、ZnTe、PbSや、Ge3N4、S
i3N 4、SbN、BN、AlN等のような窒化物を主成
分としたあるいはこれらの混合物が使える。
O2、MgO、Ta2O5、Al2O3、GeO2、SiC、
ZnS、ZnSe、ZnTe、PbSや、Ge3N4、S
i3N 4、SbN、BN、AlN等のような窒化物を主成
分としたあるいはこれらの混合物が使える。
【0006】基板の材質は、ガラス、石英、ポリカーボ
ネート、あるいは、ポリメチルメタクリレートを使用で
きる。また基板は平滑な平板でも表面にトラッキングガ
イド用の溝状の凹凸があってもよい。この凹凸の内、情
報の記録再生を行うレーザ光の入射側から見た場合、遠
くにある部分すなわち、ディスク基板上の凹部がラン
ド、近くにある部分すなわちディスク基板上の凸部がグ
ルーブと呼ばれる。以下、本明細書では、このランドと
グルーブの間の溝斜面のことを側壁部とする。
ネート、あるいは、ポリメチルメタクリレートを使用で
きる。また基板は平滑な平板でも表面にトラッキングガ
イド用の溝状の凹凸があってもよい。この凹凸の内、情
報の記録再生を行うレーザ光の入射側から見た場合、遠
くにある部分すなわち、ディスク基板上の凹部がラン
ド、近くにある部分すなわちディスク基板上の凸部がグ
ルーブと呼ばれる。以下、本明細書では、このランドと
グルーブの間の溝斜面のことを側壁部とする。
【0007】保護層としては樹脂を溶剤に溶かして塗布
・乾燥したものや樹脂板を接着剤で接着したもの等が使
える。
・乾燥したものや樹脂板を接着剤で接着したもの等が使
える。
【0008】記録層、誘電体層、反射層は真空蒸着、ま
たはスパッタリングなどの方法で、透明基板の上に形成
する。
たはスパッタリングなどの方法で、透明基板の上に形成
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】現在、光ディスクの高
密度化、大容量化が求められている。光ディスクの高密
度化の手段としては、短波長のレーザ光線を用いること
により小さい記録マークを形成する、基板上のグルーブ
やランドの幅を狭くする、さらには、グルーブとランド
の両方に記録する等の方法がある。
密度化、大容量化が求められている。光ディスクの高密
度化の手段としては、短波長のレーザ光線を用いること
により小さい記録マークを形成する、基板上のグルーブ
やランドの幅を狭くする、さらには、グルーブとランド
の両方に記録する等の方法がある。
【0010】我々は、ディスク基板上のグルーブやラン
ドの幅を狭くする手段による光ディスクの高密度化を相
変化光ディスクにおいて検討した。この中で、結晶状態
とアモルファス状態間で相変化する材料を用いた記録層
の膜厚を薄くする検討を行った。すると、記録層膜厚を
薄くしていくにつれ、記録再生ジッタが悪化傾向にあっ
た。
ドの幅を狭くする手段による光ディスクの高密度化を相
変化光ディスクにおいて検討した。この中で、結晶状態
とアモルファス状態間で相変化する材料を用いた記録層
の膜厚を薄くする検討を行った。すると、記録層膜厚を
薄くしていくにつれ、記録再生ジッタが悪化傾向にあっ
た。
【0011】この原因を究明するため、ディスクの記録
トラックのTEM(透過型電子顕微鏡)観察を行った。
その結果、記録層が薄いディスクでは、グルーブやラン
ド部と比較してその側壁部では、信号のオーバーライト
による結晶−アモルファス間の相変化がうまく行われて
いないことがわかった。そのため、その部分が再生時の
ノイズとなり、良好な再生信号が得られず、ジッタが悪
化したものと考えられる。
トラックのTEM(透過型電子顕微鏡)観察を行った。
その結果、記録層が薄いディスクでは、グルーブやラン
ド部と比較してその側壁部では、信号のオーバーライト
による結晶−アモルファス間の相変化がうまく行われて
いないことがわかった。そのため、その部分が再生時の
ノイズとなり、良好な再生信号が得られず、ジッタが悪
化したものと考えられる。
【0012】さらに、このディスクの断面TEM観察を
行った結果、グルーブおよびランド部とその側壁部では
形成された記録膜の厚さに大きな差が生じていることが
わかった。すなわち、側壁部の方がグルーブおよびラン
ド部より記録層膜厚が薄く形成されていたのである。
行った結果、グルーブおよびランド部とその側壁部では
形成された記録膜の厚さに大きな差が生じていることが
わかった。すなわち、側壁部の方がグルーブおよびラン
ド部より記録層膜厚が薄く形成されていたのである。
【0013】これら、2つの事実を総合すると、スパッ
タリングにより形成された記録層の膜厚が、グルーブお
よびランドの側壁部で薄く形成され、ランドおよびグル
ーブでの記録層膜厚を薄くした場合、その側壁部では更
に記録層膜厚が薄くなり、側壁部では結晶−アモルファ
ス状態の相変化がうまく行われなくなり、その部分が再
生時にノイズとなり、良好な再生信号品質が低下すると
考えられる。記録層膜厚が薄くなると、相変化を起こし
にくくなる原因については不明である。
タリングにより形成された記録層の膜厚が、グルーブお
よびランドの側壁部で薄く形成され、ランドおよびグル
ーブでの記録層膜厚を薄くした場合、その側壁部では更
に記録層膜厚が薄くなり、側壁部では結晶−アモルファ
ス状態の相変化がうまく行われなくなり、その部分が再
生時にノイズとなり、良好な再生信号品質が低下すると
考えられる。記録層膜厚が薄くなると、相変化を起こし
にくくなる原因については不明である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、光学的情報の記録部材としては、グルーブおよびラ
ンドでの側壁部の記録層膜厚をbとした時、(1)b≧
4nmである。
に、光学的情報の記録部材としては、グルーブおよびラ
ンドでの側壁部の記録層膜厚をbとした時、(1)b≧
4nmである。
【0015】また、光学的情報の記録部材を製造するた
めの製造方法としては、(2)記録膜をスパッタリング
によりディスク基板上に形成する場合、記録膜のスパッ
タリングターゲットが2枚以上、前記ディスク基板に対
向する位置に配置され、これらの前記ターゲットからス
パッタリングする、(3)記録膜をスパッタリングによ
り基板上に形成する場合、記録膜のスパッタリングター
ゲットが前記ディスク基板に対向する位置に配置され、
前記スパッタリングターゲットは複数個のリング形状を
しており、このリング形状のものが、中心軸が同じとな
るように配置され、これらの同軸ターゲットからスパッ
タリングする、(4)記録膜をスパッタリングによりデ
ィスク基板上に形成する場合、前記ディスク基板の自転
軸がスパッタリングターゲット表面の法線となす角度を
変化させながら、スパッタリングする。
めの製造方法としては、(2)記録膜をスパッタリング
によりディスク基板上に形成する場合、記録膜のスパッ
タリングターゲットが2枚以上、前記ディスク基板に対
向する位置に配置され、これらの前記ターゲットからス
パッタリングする、(3)記録膜をスパッタリングによ
り基板上に形成する場合、記録膜のスパッタリングター
ゲットが前記ディスク基板に対向する位置に配置され、
前記スパッタリングターゲットは複数個のリング形状を
しており、このリング形状のものが、中心軸が同じとな
るように配置され、これらの同軸ターゲットからスパッ
タリングする、(4)記録膜をスパッタリングによりデ
ィスク基板上に形成する場合、前記ディスク基板の自転
軸がスパッタリングターゲット表面の法線となす角度を
変化させながら、スパッタリングする。
【0016】(作用)上記光学的情報の記録部材および
その製造方法によって、ディスク基板上に有した凹凸形
状をしたトラッキング用のランドおよびグルーブの側壁
部を除いた凹部の平らな部分の記録層幅をc、凸部の平
らな部分の記録層幅をdとし、前記ディスク基板上に形
成した記録層上でレーザ光強度が半値となる時のレーザ
スポットの直径をeとした時、ランドに光学的情報を記
録する場合、c<eであり、グルーブに光学的情報を記
録する場合、d<eである場合、ランドおよびグルーブ
の側壁部での記録層膜厚を4nm以上にすることで、側
壁部でも信号の記録に伴う相変化をグルーブやランド部
と同様に行い、高品質な記録再生を実現する光学的情報
の記録部材を提供することが可能となる。
その製造方法によって、ディスク基板上に有した凹凸形
状をしたトラッキング用のランドおよびグルーブの側壁
部を除いた凹部の平らな部分の記録層幅をc、凸部の平
らな部分の記録層幅をdとし、前記ディスク基板上に形
成した記録層上でレーザ光強度が半値となる時のレーザ
スポットの直径をeとした時、ランドに光学的情報を記
録する場合、c<eであり、グルーブに光学的情報を記
録する場合、d<eである場合、ランドおよびグルーブ
の側壁部での記録層膜厚を4nm以上にすることで、側
壁部でも信号の記録に伴う相変化をグルーブやランド部
と同様に行い、高品質な記録再生を実現する光学的情報
の記録部材を提供することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。
する。
【0018】図1を用いて本実施の形態で用いたディス
クの構造について説明する。誘電体層、記録層、反射層
は通常のスパッタリングの薄膜形成方法で、透明樹脂デ
ィスク基板11上に形成する。ディスク基板11上に、
第1の誘電体12、記録層13、第2の誘電体層14、
反射層15を順次設ける。さらにその上に密着した保護
層を設ける場合もある。また、反射層15のない構造の
光ディスクもある。
クの構造について説明する。誘電体層、記録層、反射層
は通常のスパッタリングの薄膜形成方法で、透明樹脂デ
ィスク基板11上に形成する。ディスク基板11上に、
第1の誘電体12、記録層13、第2の誘電体層14、
反射層15を順次設ける。さらにその上に密着した保護
層を設ける場合もある。また、反射層15のない構造の
光ディスクもある。
【0019】基板11の材質は、ポリカーボネート、あ
るいは、ポリメチルメタクリレート等の樹脂基板を使用
できるが本実施の形態ではポリカーボネート基板を用い
た。また、ディスク基板は表面にトラッキング用の溝状
の凹凸があるものを用いた。
るいは、ポリメチルメタクリレート等の樹脂基板を使用
できるが本実施の形態ではポリカーボネート基板を用い
た。また、ディスク基板は表面にトラッキング用の溝状
の凹凸があるものを用いた。
【0020】保護層としては、樹脂を溶剤に溶かして塗
布・乾燥したものや、樹脂板を接着剤で接着したもの等
が使える。
布・乾燥したものや、樹脂板を接着剤で接着したもの等
が使える。
【0021】記録層13に用いる記録層材料としては、
アモルファス・結晶間の相変化をするカルコゲン合金が
よく知られており、例えばSbTe系、GeSbTe
系、GeSbTeSe系、GeSbTePd系、TeG
eSnAu系、AgSbTe系、GeTe系、GaSb
系、InSe系、InSb系、InSbTe系、InS
bSe系、InSbTeAg系等、例えば上記系統の合
金の相変化特性または光学特性に影響を及ぼさない範囲
で他の元素を含む合金等が使えるが、本実施の形態で
は、GeSbTe系合金を用いた。
アモルファス・結晶間の相変化をするカルコゲン合金が
よく知られており、例えばSbTe系、GeSbTe
系、GeSbTeSe系、GeSbTePd系、TeG
eSnAu系、AgSbTe系、GeTe系、GaSb
系、InSe系、InSb系、InSbTe系、InS
bSe系、InSbTeAg系等、例えば上記系統の合
金の相変化特性または光学特性に影響を及ぼさない範囲
で他の元素を含む合金等が使えるが、本実施の形態で
は、GeSbTe系合金を用いた。
【0022】誘電体層12、14としてはSiO2、S
iO、TiO2、MgO、Ta2O5、Al2O3、Ge
O2、SiC、ZnS、ZnSe、ZnTe、PbS
や、Ge3N 4、Si3N4、SbN、BN、AlN等のよ
うな窒化物を主成分とするもの等、あるいはこれらの混
合物が使えるが、本実施の形態では、第1および第2の
誘電体層をZnSとSiO2の混合物を用いた。
iO、TiO2、MgO、Ta2O5、Al2O3、Ge
O2、SiC、ZnS、ZnSe、ZnTe、PbS
や、Ge3N 4、Si3N4、SbN、BN、AlN等のよ
うな窒化物を主成分とするもの等、あるいはこれらの混
合物が使えるが、本実施の形態では、第1および第2の
誘電体層をZnSとSiO2の混合物を用いた。
【0023】反射層15としてはAu、Al、Cu、C
r、Ni、Ti等の金属材料を主成分とした材料、ある
いはこれらの混合物、さらには所定の波長における反射
率の大きな誘電体多層膜等が使えるが、本実施の形態で
はAu反射層を用いた。
r、Ni、Ti等の金属材料を主成分とした材料、ある
いはこれらの混合物、さらには所定の波長における反射
率の大きな誘電体多層膜等が使えるが、本実施の形態で
はAu反射層を用いた。
【0024】以下、具体的実施の形態をもって本発明を
さらに詳細に説明する。
さらに詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)グルーブおよびランドで
の記録層膜厚と側壁部での記録層膜厚を制御した光ディ
スクを製造するための方法で、記録膜をスパッタリング
により形成する場合、複数個のスパッタリングターゲッ
トがディスク基板と対向する位置に配置され、これらの
ターゲットからスパッタリングする方法について述べ
る。
の記録層膜厚と側壁部での記録層膜厚を制御した光ディ
スクを製造するための方法で、記録膜をスパッタリング
により形成する場合、複数個のスパッタリングターゲッ
トがディスク基板と対向する位置に配置され、これらの
ターゲットからスパッタリングする方法について述べ
る。
【0026】本実施の形態で用いたディスク構成は、φ
120mmのポリカーボネート製信号記録用トラックを
持つ基板を用いた。
120mmのポリカーボネート製信号記録用トラックを
持つ基板を用いた。
【0027】ディスク基板上に第1の誘電体層としてZ
nS−SiO2混合膜を厚さ1200Åスパッタリング
により形成した。
nS−SiO2混合膜を厚さ1200Åスパッタリング
により形成した。
【0028】また、ディスクの記録層組成はGe21.6S
b24.3Te54.1;(2GeTe+Sb2Te3+0.25
Sb)とし、記録層を100Å(10nm)、第2の誘
電体層としてZnS−SiO2膜を厚さ1500Å(1
50nm)形成した。反射層はAu膜を200Åスパッ
タリングにより成膜を行った。そしてその上にポリカー
ボネートの保護層を設けた。
b24.3Te54.1;(2GeTe+Sb2Te3+0.25
Sb)とし、記録層を100Å(10nm)、第2の誘
電体層としてZnS−SiO2膜を厚さ1500Å(1
50nm)形成した。反射層はAu膜を200Åスパッ
タリングにより成膜を行った。そしてその上にポリカー
ボネートの保護層を設けた。
【0029】上記の光ディスクの各層膜厚は、グルーブ
およびランド部での平らな部分での膜厚が所定の膜厚に
なるよう成膜した。
およびランド部での平らな部分での膜厚が所定の膜厚に
なるよう成膜した。
【0030】また、凹凸形状をしたディスク基板上のト
ラッキング用グルーブおよびランドの側壁部をのぞいた
平らな部分の記録層幅は、本実施の形態では0.59μ
m(590nm)であった。
ラッキング用グルーブおよびランドの側壁部をのぞいた
平らな部分の記録層幅は、本実施の形態では0.59μ
m(590nm)であった。
【0031】この光ディスクに信号を記録、再生するの
に用いたレーザの波長は650nm、開口数0.6のも
のを用いた。この時、ディスク基板上でレーザ光強度が
半値となるレーザスポット直径は実測の結果、0.6μ
m(600nm)であった。また、信号方式は8/1
6、RLL(2、10)変調、、最短ビット長0.28
μm、信号を記録するレーザ光パワーを12mW、記録
した信号を消すためのレーザ光パワーを5mWとし、線
速8.2m/sでグルーブにランダム信号のオーバーラ
イトを行いジッタ値を調べた。
に用いたレーザの波長は650nm、開口数0.6のも
のを用いた。この時、ディスク基板上でレーザ光強度が
半値となるレーザスポット直径は実測の結果、0.6μ
m(600nm)であった。また、信号方式は8/1
6、RLL(2、10)変調、、最短ビット長0.28
μm、信号を記録するレーザ光パワーを12mW、記録
した信号を消すためのレーザ光パワーを5mWとし、線
速8.2m/sでグルーブにランダム信号のオーバーラ
イトを行いジッタ値を調べた。
【0032】そのジッタの基準として、ジッタ8.5%
以下を良好な信号特性とした。その理由としては、ディ
スクのチルトマージンやディスクのライフ等を考えた場
合、チルトのない初期状態で8.5%のジッタを確保し
ておかないと、最悪、記録した情報が正確に読み出せな
い場合が生じるためである。
以下を良好な信号特性とした。その理由としては、ディ
スクのチルトマージンやディスクのライフ等を考えた場
合、チルトのない初期状態で8.5%のジッタを確保し
ておかないと、最悪、記録した情報が正確に読み出せな
い場合が生じるためである。
【0033】このように、本実施の形態では、レーザ光
強度が半値となるレーザスポットの直径が、グルーブお
よびランドの側壁部を除いた平らな部分の記録層幅より
大きくなっている。すなわち、側壁部の記録層にレーザ
光が当たっており、記録層が相変化するに足る熱が与え
られている状態である。
強度が半値となるレーザスポットの直径が、グルーブお
よびランドの側壁部を除いた平らな部分の記録層幅より
大きくなっている。すなわち、側壁部の記録層にレーザ
光が当たっており、記録層が相変化するに足る熱が与え
られている状態である。
【0034】図2および図2を上から見た図である図3
を用いて、本実施の形態で用いた記録層のスパッタリン
グの方法を説明する。ディスク基板に対向する位置に、
本実施の形態では2つの同じ記録膜組成のスパッタリン
グターゲットを配置した。ディスク基板は、ターゲット
A上に配置され、ディスク基板とターゲットA間には遮
蔽板が設けられている。そして、予めZnS−SiO2
を成膜しておいたディスク基板上に、この2つのターゲ
ットA、Bから記録膜をスパッタリングした。この時デ
ィスク基板は自転させた。また、記録層以外の層のスパ
ッタリング方法は、図2のターゲットAの位置にZnS
−SiO2やAuのターゲットを配置し、遮蔽板を取り
除き行った。
を用いて、本実施の形態で用いた記録層のスパッタリン
グの方法を説明する。ディスク基板に対向する位置に、
本実施の形態では2つの同じ記録膜組成のスパッタリン
グターゲットを配置した。ディスク基板は、ターゲット
A上に配置され、ディスク基板とターゲットA間には遮
蔽板が設けられている。そして、予めZnS−SiO2
を成膜しておいたディスク基板上に、この2つのターゲ
ットA、Bから記録膜をスパッタリングした。この時デ
ィスク基板は自転させた。また、記録層以外の層のスパ
ッタリング方法は、図2のターゲットAの位置にZnS
−SiO2やAuのターゲットを配置し、遮蔽板を取り
除き行った。
【0035】記録層成膜時に本実施の形態とは異なり、
本実施の形態でZnS−SiO2やAuを成膜した時と
同じ方法で、記録層を成膜した場合、側壁部での記録層
膜厚は3nmで、100回オーバライト後のジッタは1
0.5%であった。
本実施の形態でZnS−SiO2やAuを成膜した時と
同じ方法で、記録層を成膜した場合、側壁部での記録層
膜厚は3nmで、100回オーバライト後のジッタは1
0.5%であった。
【0036】一方、本実施の形態のように、記録層成膜
時に2つのターゲットから記録膜をスパッタリングした
場合、グルーブおよびランドの側壁部での記録層膜厚は
9nmであった。また、100回オーバーライトした後
のジッタは8.0%であった。
時に2つのターゲットから記録膜をスパッタリングした
場合、グルーブおよびランドの側壁部での記録層膜厚は
9nmであった。また、100回オーバーライトした後
のジッタは8.0%であった。
【0037】2つのターゲットからスパッタリングした
場合に、側壁部での記録層膜厚がランドやグルーブ部で
の記録層膜厚に近づく理由としては、図2および図3の
ターゲットBからスパッタリングされた記録膜はディス
ク基板上では側壁部の内周側やグルーブやランド部よ
り、側壁部の外周側に厚く成膜され、かつ、ターゲット
Aからスパッタリングされた記録膜は逆に、側壁部の外
周側やグルーブやランド部より側壁部の内周側に厚く成
膜されるため、トータルとして、側壁部とグルーブやラ
ンド部の膜厚差が小さくなると考えられる。
場合に、側壁部での記録層膜厚がランドやグルーブ部で
の記録層膜厚に近づく理由としては、図2および図3の
ターゲットBからスパッタリングされた記録膜はディス
ク基板上では側壁部の内周側やグルーブやランド部よ
り、側壁部の外周側に厚く成膜され、かつ、ターゲット
Aからスパッタリングされた記録膜は逆に、側壁部の外
周側やグルーブやランド部より側壁部の内周側に厚く成
膜されるため、トータルとして、側壁部とグルーブやラ
ンド部の膜厚差が小さくなると考えられる。
【0038】以上のように、記録層成膜時に2つのター
ゲットから記録膜をスパッタリングすることにより、側
壁部とランドやグルーブ部での記録層の膜厚差が小さく
なり、それにより、記録再生ジッタが良好な光ディスク
を製造することができた。
ゲットから記録膜をスパッタリングすることにより、側
壁部とランドやグルーブ部での記録層の膜厚差が小さく
なり、それにより、記録再生ジッタが良好な光ディスク
を製造することができた。
【0039】なお、本実施の形態では、2つのターゲッ
トを用いて記録層をスパッタリングしたが、3つ以上の
ターゲットを用いても、スパッタリングパワーや、遮蔽
板の形状、位置等を工夫することで、記録層の膜厚比b
/aが1.0に近づく光ディスクを形成することができ
た。ここでaが一定の範囲内では膜厚比b/aは0.4
以上であればジッタ減少の効果がある。
トを用いて記録層をスパッタリングしたが、3つ以上の
ターゲットを用いても、スパッタリングパワーや、遮蔽
板の形状、位置等を工夫することで、記録層の膜厚比b
/aが1.0に近づく光ディスクを形成することができ
た。ここでaが一定の範囲内では膜厚比b/aは0.4
以上であればジッタ減少の効果がある。
【0040】(実施の形態2)グルーブおよびランドで
の記録層膜厚とその側壁部での記録層膜厚を制御した光
ディスクを製造するための方法で、記録膜をスパッタリ
ングにより形成する場合、記録膜のスパッタリングター
ゲットがディスク基板に対向する位置に配置され、かつ
スパッタリングターゲットは複数個のリング形状をして
おり、このリング形状のものが、中心軸が同じとなるよ
うに配置され、これらの同軸ターゲットからスパッタリ
ングする方法について述べる。
の記録層膜厚とその側壁部での記録層膜厚を制御した光
ディスクを製造するための方法で、記録膜をスパッタリ
ングにより形成する場合、記録膜のスパッタリングター
ゲットがディスク基板に対向する位置に配置され、かつ
スパッタリングターゲットは複数個のリング形状をして
おり、このリング形状のものが、中心軸が同じとなるよ
うに配置され、これらの同軸ターゲットからスパッタリ
ングする方法について述べる。
【0041】本実施の形態で用いた光ディスクの構造お
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
【0042】図4を用いて本実施の形態で用いた記録層
のスパッタリングの方法を説明する。ディスク基板に対
向する位置に、本実施の形態では2つの同じ記録膜組成
のリング状同軸スパッタリングターゲットを配置した。
ディスク基板は、これらの同軸ターゲットの真上に配置
されている。そして、予めZnS−SiO2を成膜して
おいたディスク基板上に、この2つのターゲットA、B
から記録膜をスパッタリングした。また、記録層以外の
層のスパッタリング方法は、実施の形態1と同じであ
る。
のスパッタリングの方法を説明する。ディスク基板に対
向する位置に、本実施の形態では2つの同じ記録膜組成
のリング状同軸スパッタリングターゲットを配置した。
ディスク基板は、これらの同軸ターゲットの真上に配置
されている。そして、予めZnS−SiO2を成膜して
おいたディスク基板上に、この2つのターゲットA、B
から記録膜をスパッタリングした。また、記録層以外の
層のスパッタリング方法は、実施の形態1と同じであ
る。
【0043】記録層成膜時に本実施の形態とは異なり、
本実施の形態でZnS−SiO2やAuを成膜した時と
同じ方法で、記録層を成膜した場合、側壁部での記録層
膜厚は3nmで、100回オーバライト後のジッタは1
0.5%であった。
本実施の形態でZnS−SiO2やAuを成膜した時と
同じ方法で、記録層を成膜した場合、側壁部での記録層
膜厚は3nmで、100回オーバライト後のジッタは1
0.5%であった。
【0044】一方、記録層成膜時に2つのリング状同軸
ターゲットから記録膜をスパッタリングした場合、側壁
部での記録層膜厚が6nmであり、また、100回オー
バーライトした後のジッタは8.3%であった。
ターゲットから記録膜をスパッタリングした場合、側壁
部での記録層膜厚が6nmであり、また、100回オー
バーライトした後のジッタは8.3%であった。
【0045】2つのリング状同軸ターゲットからスパッ
タリングした場合に、側壁部とランドおよびグルーブで
の記録層膜厚差が小さくなる理由としては、図3のター
ゲットAからスパッタリングされた記録膜はディスク基
板上では側壁部の内周側より外周側に厚く成膜され、か
つ、ターゲットBからスパッタリングされた記録膜は逆
に、側壁部の外周側より内周側に厚く成膜される。グル
ーブやランドより側壁部では、薄くしか記録層が成膜さ
れなかったため、トータルとして、記録層膜厚差が4n
mと実施の形態1と比較して差がでたと考えられる。
タリングした場合に、側壁部とランドおよびグルーブで
の記録層膜厚差が小さくなる理由としては、図3のター
ゲットAからスパッタリングされた記録膜はディスク基
板上では側壁部の内周側より外周側に厚く成膜され、か
つ、ターゲットBからスパッタリングされた記録膜は逆
に、側壁部の外周側より内周側に厚く成膜される。グル
ーブやランドより側壁部では、薄くしか記録層が成膜さ
れなかったため、トータルとして、記録層膜厚差が4n
mと実施の形態1と比較して差がでたと考えられる。
【0046】以上のように、記録層成膜時に2つの同軸
リング状ターゲットから記録膜をスパッタリングするこ
とにより、側壁部とランドやグルーブ部での記録層の膜
厚差が小さくなり、それにより、記録再生ジッタが良好
な光ディスクを製造することができた。
リング状ターゲットから記録膜をスパッタリングするこ
とにより、側壁部とランドやグルーブ部での記録層の膜
厚差が小さくなり、それにより、記録再生ジッタが良好
な光ディスクを製造することができた。
【0047】なお、本実施の形態では、2つのリング状
同軸ターゲットを用いて記録層をスパッタリングした
が、3つ以上のリング状同軸ターゲットを用いても、各
ターゲットのスパッタリングパワーを工夫することで、
側壁部とグルーブやランドでの記録層の膜厚差が小さい
光ディスクを形成することができた。
同軸ターゲットを用いて記録層をスパッタリングした
が、3つ以上のリング状同軸ターゲットを用いても、各
ターゲットのスパッタリングパワーを工夫することで、
側壁部とグルーブやランドでの記録層の膜厚差が小さい
光ディスクを形成することができた。
【0048】(実施の形態3)グルーブおよびランドで
の記録層膜厚とその側壁部での記録層膜厚を制御した光
ディスクを製造するための方法で、記録膜をスパッタリ
ングによりに形成する場合、ディスク基板の自転軸がス
パッタリングターゲット表面の法線となす角度を変化さ
せながら、スパッタリングする方法について述べる。
の記録層膜厚とその側壁部での記録層膜厚を制御した光
ディスクを製造するための方法で、記録膜をスパッタリ
ングによりに形成する場合、ディスク基板の自転軸がス
パッタリングターゲット表面の法線となす角度を変化さ
せながら、スパッタリングする方法について述べる。
【0049】本実施の形態で用いた光ディスクの構造お
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
【0050】図5を用いて本実施の形態で用いた記録層
のスパッタリングの方法を説明する。本実施の形態で
は、スパッタリングターゲットに対向する位置に、ディ
スク基板が配置されている。ディスク基板は成膜中は自
転し、かつ、この自転軸がスパッタリングターゲット表
面の法線となす角度を変化させながら、記録層を成膜す
る。
のスパッタリングの方法を説明する。本実施の形態で
は、スパッタリングターゲットに対向する位置に、ディ
スク基板が配置されている。ディスク基板は成膜中は自
転し、かつ、この自転軸がスパッタリングターゲット表
面の法線となす角度を変化させながら、記録層を成膜す
る。
【0051】このように、自転軸がスパッタリングター
ゲット表面の法線となす角度を変化させることで、基板
とターゲットのなす角度が様々に変化し、基板上のある
一点を考えた場合、スパッタされ基板方向に飛んできた
原子(あるいは分子)の飛んでくる方向が様々に変化す
る。これにより、側壁部やグルーブおよびランド部で記
録層が膜厚としてほぼ均一に形成されるのである。
ゲット表面の法線となす角度を変化させることで、基板
とターゲットのなす角度が様々に変化し、基板上のある
一点を考えた場合、スパッタされ基板方向に飛んできた
原子(あるいは分子)の飛んでくる方向が様々に変化す
る。これにより、側壁部やグルーブおよびランド部で記
録層が膜厚としてほぼ均一に形成されるのである。
【0052】この成膜装置を用いて、予めZnS−Si
O2を成膜しておいたディスク基板上に、この記録膜を
スパッタリングした。また、記録層以外の層のスパッタ
リング方法は、実施の形態1と同じである。
O2を成膜しておいたディスク基板上に、この記録膜を
スパッタリングした。また、記録層以外の層のスパッタ
リング方法は、実施の形態1と同じである。
【0053】記録層成膜時に本実施の形態とは異なり、
本実施の形態でZnS−SiO2やAuを成膜した時と
同じ方法で、記録層を成膜した場合、側壁部での記録層
膜厚は3nmで、100回オーバライト後のジッタは1
0.5%であった。
本実施の形態でZnS−SiO2やAuを成膜した時と
同じ方法で、記録層を成膜した場合、側壁部での記録層
膜厚は3nmで、100回オーバライト後のジッタは1
0.5%であった。
【0054】一方、本実施の形態のようにディスク基板
が自転しながら、その自転軸がターゲットを含む面とな
す角度を変化させながら回転する場合、グルーブおよび
ランドの側壁部での記録層膜厚が8nmであった。ま
た、100回オーバーライトした後のジッタは8.1%
であった。
が自転しながら、その自転軸がターゲットを含む面とな
す角度を変化させながら回転する場合、グルーブおよび
ランドの側壁部での記録層膜厚が8nmであった。ま
た、100回オーバーライトした後のジッタは8.1%
であった。
【0055】以上のように、記録層成膜時にディスク基
板が自転しながら、その自転軸がターゲット表面の法線
となす角度を変化させながら回転する場合、側壁部とラ
ンドやグルーブでの記録層膜厚差が小さくなり、記録再
生ジッタが良好な光ディスクを製造することができた。
板が自転しながら、その自転軸がターゲット表面の法線
となす角度を変化させながら回転する場合、側壁部とラ
ンドやグルーブでの記録層膜厚差が小さくなり、記録再
生ジッタが良好な光ディスクを製造することができた。
【0056】(実施の形態4)グルーブおよびランドで
の側壁部での記録層膜厚を変化させた場合について述べ
る。
の側壁部での記録層膜厚を変化させた場合について述べ
る。
【0057】本実施の形態で用いた光ディスクの構造お
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
【0058】グルーブおよびランドでの記録層膜厚を1
0nmに固定し、グルーブおよびランドの側壁部での記
録層膜厚を2〜9nmと変化させてディスクを作製し、
その記録再生特性を評価した。側壁部での記録層膜厚を
2〜9nmまで変化して成膜する方法としては、実施の
形態1のスパッタリング方法を用いた。ターゲットの位
置や遮蔽板の位置を工夫することで、側壁部での膜厚を
変化させた。
0nmに固定し、グルーブおよびランドの側壁部での記
録層膜厚を2〜9nmと変化させてディスクを作製し、
その記録再生特性を評価した。側壁部での記録層膜厚を
2〜9nmまで変化して成膜する方法としては、実施の
形態1のスパッタリング方法を用いた。ターゲットの位
置や遮蔽板の位置を工夫することで、側壁部での膜厚を
変化させた。
【0059】また、記録層以外の層のスパッタリング方
法は、実施の形態1と同じである。
法は、実施の形態1と同じである。
【0060】グルーブあるいはランドでの平らな部分や
側壁部での記録層膜厚は、ディスクの断面TEM(透過
型電子顕微鏡)観察することで確認した。
側壁部での記録層膜厚は、ディスクの断面TEM(透過
型電子顕微鏡)観察することで確認した。
【0061】表1に側壁部での記録層膜厚とランダム信
号を100回オーバーライトした時のジッタを示す。
号を100回オーバーライトした時のジッタを示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1より、側壁部での記録層膜厚が4〜9
nmの範囲では、100回オーバライト後のジッタが
8.5%以下と良好である。それに対して、側壁部での
記録層膜厚が3nm以下では、ジッタが急激に悪化して
おり、側壁部で相変化がうまくできず、その部分が再生
時にノイズとなりジッタが悪化していることがわかる。
nmの範囲では、100回オーバライト後のジッタが
8.5%以下と良好である。それに対して、側壁部での
記録層膜厚が3nm以下では、ジッタが急激に悪化して
おり、側壁部で相変化がうまくできず、その部分が再生
時にノイズとなりジッタが悪化していることがわかる。
【0064】以上のように、グルーブおよびランドの側
壁部での記録層膜厚を4nm以上とすることで、オーバ
ライト記録した時の信号品質の良好な光ディスクを提供
できる。
壁部での記録層膜厚を4nm以上とすることで、オーバ
ライト記録した時の信号品質の良好な光ディスクを提供
できる。
【0065】(実施の形態5)グルーブおよびランドで
の記録層膜厚を変化させた場合について述べる。
の記録層膜厚を変化させた場合について述べる。
【0066】本実施の形態で用いた光ディスクの構造お
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
【0067】グルーブおよびランドでの記録層膜厚を1
0〜17nmと変化させディスクを作製し、その記録再
生特性を評価した。本実施の形態においては、記録層を
形成する際もZnS−SiO2やAuを成膜した時と同
じ方法で成膜した。
0〜17nmと変化させディスクを作製し、その記録再
生特性を評価した。本実施の形態においては、記録層を
形成する際もZnS−SiO2やAuを成膜した時と同
じ方法で成膜した。
【0068】グルーブあるいはランドでの平らな部分や
側壁部での記録層膜厚は、ディスクの断面TEM(透過
型電子顕微鏡)観察することで確認した。
側壁部での記録層膜厚は、ディスクの断面TEM(透過
型電子顕微鏡)観察することで確認した。
【0069】表2にグルーブおよびランド部での記録層
膜厚と、その時の側壁部での記録層膜厚、ランダム信号
を100回オーバーライトした時のジッタを示す。
膜厚と、その時の側壁部での記録層膜厚、ランダム信号
を100回オーバーライトした時のジッタを示す。
【0070】
【表2】
【0071】表2より、グルーブおよびランド部での記
録層膜厚が15nm以下の範囲では、側壁部の記録層膜
厚が3nmとなり、100回オーバライト後のジッタが
8.5%以上と悪化している。それに対して、グルーブ
およびランド部での記録層膜厚が16nm以上では、ジ
ッタが8.5%以下と良好である。
録層膜厚が15nm以下の範囲では、側壁部の記録層膜
厚が3nmとなり、100回オーバライト後のジッタが
8.5%以上と悪化している。それに対して、グルーブ
およびランド部での記録層膜厚が16nm以上では、ジ
ッタが8.5%以下と良好である。
【0072】以上のように、記録層を形成する際もZn
S−SiO2やAuを成膜した時と同じ方法で成膜した
場合、グルーブおよびランドでの記録層膜厚が15nm
以下では、側壁部での記録層膜厚が3nm以下となり、
ジッタが悪化するが、グルーブおよびランドでの記録層
膜厚が16nm以上では、側壁部での記録層膜厚が4n
m以上となり、オーバライト記録した時の信号品質の良
好な光ディスクを提供できる。
S−SiO2やAuを成膜した時と同じ方法で成膜した
場合、グルーブおよびランドでの記録層膜厚が15nm
以下では、側壁部での記録層膜厚が3nm以下となり、
ジッタが悪化するが、グルーブおよびランドでの記録層
膜厚が16nm以上では、側壁部での記録層膜厚が4n
m以上となり、オーバライト記録した時の信号品質の良
好な光ディスクを提供できる。
【0073】(実施の形態6)グルーブおよびランドで
の側壁部を除いた平らな部分の記録層幅を変化させた場
合について述べる。
の側壁部を除いた平らな部分の記録層幅を変化させた場
合について述べる。
【0074】本実施の形態で用いた光ディスクの構造お
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
よび、そのディスクの評価方法は、実施の形態1と同じ
である。
【0075】グルーブおよびランドでの側壁部を除いた
平らな部分の記録層幅を変化させたディスクを用意し、
同じ成膜方法で、同じ構成のディスクを成膜して、その
ジッタ特性を評価した。
平らな部分の記録層幅を変化させたディスクを用意し、
同じ成膜方法で、同じ構成のディスクを成膜して、その
ジッタ特性を評価した。
【0076】グルーブおよびランドでの記録層膜厚を1
0nmに固定した。その時のグルーブおよびランドの側
壁部での記録層膜厚は、グルーブおよびランドでの側壁
部を除いた平らな部分の記録層幅を変化させたどのディ
スクにおいても3nmであることは、ディスクの断面T
EM(透過型電子顕微鏡)観察することで確認した。
0nmに固定した。その時のグルーブおよびランドの側
壁部での記録層膜厚は、グルーブおよびランドでの側壁
部を除いた平らな部分の記録層幅を変化させたどのディ
スクにおいても3nmであることは、ディスクの断面T
EM(透過型電子顕微鏡)観察することで確認した。
【0077】表3に側壁部での記録層膜厚とランダム信
号を100回オーバーライトした時のジッタを示す。
号を100回オーバーライトした時のジッタを示す。
【0078】
【表3】
【0079】表3より、グルーブおよびランドでの側壁
部を除いた平らな部分の記録層幅が、レーザ光強度が半
値となるレーザスポットの直径より大きい場合、100
回オーバライト後のジッタが8.3%以下と良好であ
る。それに対して、グルーブおよびランドでの側壁部を
除いた平らな部分の記録層幅が、レーザ光強度が半値と
なるレーザスポットの直径より小さい場合、ジッタが急
激に悪化しており、側壁部にレーザスポットがかかるこ
とで、記録時にはで相変化がうまくできない側壁部にも
記録してしまい、再生時にはその部分も再生するため、
その部分がノイズとなりジッタが悪化していることがわ
かる。
部を除いた平らな部分の記録層幅が、レーザ光強度が半
値となるレーザスポットの直径より大きい場合、100
回オーバライト後のジッタが8.3%以下と良好であ
る。それに対して、グルーブおよびランドでの側壁部を
除いた平らな部分の記録層幅が、レーザ光強度が半値と
なるレーザスポットの直径より小さい場合、ジッタが急
激に悪化しており、側壁部にレーザスポットがかかるこ
とで、記録時にはで相変化がうまくできない側壁部にも
記録してしまい、再生時にはその部分も再生するため、
その部分がノイズとなりジッタが悪化していることがわ
かる。
【0080】以上のように、グルーブおよびランドでの
側壁部を除いた平らな部分の記録層幅が、レーザ光強度
が半値となるレーザスポットの直径より小さい時に、オ
ーバライト記録した時の信号品質に悪影響がある。
側壁部を除いた平らな部分の記録層幅が、レーザ光強度
が半値となるレーザスポットの直径より小さい時に、オ
ーバライト記録した時の信号品質に悪影響がある。
【0081】なお上記説明では相変化を中心に説明した
が、光磁気や色素材料などの方式や、ディスク形状でな
くカード状やテープ状などの媒体に本構成を応用するこ
とは本発明の範囲である。
が、光磁気や色素材料などの方式や、ディスク形状でな
くカード状やテープ状などの媒体に本構成を応用するこ
とは本発明の範囲である。
【0082】
【発明の効果】本発明の製造方法により、グルーブおよ
びランドの側壁部での記録層膜厚を4nm以上となるよ
うに制御でき、オーバライト記録再生特性が良好な光デ
ィスクを提供することができる。
びランドの側壁部での記録層膜厚を4nm以上となるよ
うに制御でき、オーバライト記録再生特性が良好な光デ
ィスクを提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に用いた光ディスクの構造
図
図
【図2】本発明の実施の形態に用いた光ディスクの製造
装置図
装置図
【図3】本発明の実施の形態に用いた光ディスクの製造
装置図
装置図
【図4】本発明の実施の形態に用いた光ディスクの製造
装置図
装置図
【図5】本発明の実施の形態に用いた光ディスクの製造
装置図
装置図
11 ディスク基板 12 第1の誘電体層 13 記録層 14 第2の誘電体層 15 反射層
フロントページの続き (72)発明者 山田 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D029 JB36 JB50 WB03 WC07 WC10 5D090 AA01 BB05 CC01 CC04 DD01 GG07 KK01 5D121 AA01 EE03 EE09
Claims (8)
- 【請求項1】凸または凹の形状をしたトラッキング用の
ランドおよびグルーブを有したディスク基板上に、レー
ザ光線等の照射によってアモルファス相と結晶相の間で
可逆的に相変化を起こす記録層を少なくとも設け、少な
くとも前記ランドあるいはグルーブのどちらか一方に光
学的情報を記録する光学的情報記録部材であって、前記
ランドおよびグルーブの側壁部での前記記録層の膜厚を
bとした時、b≧4nmであることを特徴とする光学的
情報記録部材。 - 【請求項2】凸または凹の形状をしたトラッキング用の
ランドおよびグルーブを有したディスク基板上に、レー
ザ光線等の照射によってアモルファス相と結晶相の間で
可逆的に相変化を起こす記録層を少なくとも設け、少な
くとも前記ランドあるいはグルーブのどちらか一方に光
学的情報を記録する光学的情報記録部材であって、前記
ランドとグルーブ上の前記記録層の膜厚をaとした時、
a≦15nmであることを特徴とする請求項1記載の光
学的情報記録部材。 - 【請求項3】ディスク基板上に有した凸凹形状をしたト
ラッキング用のランドおよびグルーブの側壁部を除いた
凸部の平らな部分の記録層幅をc、凹部の平らな部分の
記録層幅をdとし、前記ディスク基板上に形成した記録
層上でレーザ光強度が半値となる時のレーザスポットの
直径をeとした時、ランドに光学的情報を記録する場
合、c<eであり、グルーブに光学的情報を記録する場
合、d<eであることを特徴とする請求項1または2記
載の光学的情報記録部材。 - 【請求項4】凸または凹の形状をしたトラッキング用の
ランドおよびグルーブを有したディスク基板上に、レー
ザ光線等の照射によって光学的変化を起こす記録層を少
なくとも設け、少なくとも前記ランドあるいはグルーブ
のどちらか一方に光学的情報を記録する光学的情報記録
部材であって、前記ランドとグルーブ上の前記記録層の
膜厚をa、前記ランドおよびグルーブの側壁部での前記
記録層の膜厚をbとした時、0.4≦b/a≦1である
ことを特徴とする光学的情報記録部材。 - 【請求項5】請求項1記載の光学的情報の記録部材を製
造する方法であって、記録膜をスパッタリングによりデ
ィスク基板上に形成する場合、記録膜のスパッタリング
ターゲットが少なくとも2枚以上、前記ディスク基板に
対向する位置に配置され、これらの前記スパッタリング
ターゲットからスパッタリングすることを特徴とする光
学的情報記録部材の製造方法。 - 【請求項6】スパッタリングターゲットは複数個のリン
グ形状をしており、このリング形状のものが、中心軸が
同じとなるように配置され、これらの同軸ターゲットか
らスパッタリングすることを特徴とする請求項5記載の
光学的情報記録部材の製造方法。 - 【請求項7】請求項1記載の光学的情報の記録部材を製
造する方法であって、記録膜をスパッタリングによりデ
ィスク基板上に形成する場合、前記ディスク基板の自転
軸がスパッタリングターゲット表面の法線となす角度を
変化させながら、スパッタリングすることを特徴とする
光学的情報記録部材の製造方法。 - 【請求項8】レーザ光線の照射によってアモルファス相
と結晶相の間で可逆的に相変化を起こす記録層を少なく
とも設け、ディスク基板上に有した凸凹形状をしたトラ
ッキング用のランドおよびグルーブの側壁部を除いた凸
部の平らな部分の記録層幅をc、凹部の平らな部分の記
録層幅をdとし、前記ディスク基板上に形成した記録層
上でのレーザ光強度が半値となる時のレーザスポットの
直径をeとした時、ランドに光学的情報を記録する場合
にはc<eであり、グルーブに光学的情報を記録する場
合にはd<eであり、かつ、前記ランドおよびグルーブ
の側壁での前記記録層の膜厚をbとした時、b≧4nm
である記録部材に光学的情報を記録再生する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038365A JP2000242970A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 光学的情報記録部材とその製造方法およびその記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038365A JP2000242970A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 光学的情報記録部材とその製造方法およびその記録再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000242970A true JP2000242970A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12523268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11038365A Pending JP2000242970A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 光学的情報記録部材とその製造方法およびその記録再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000242970A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1505589A2 (en) | 2003-08-07 | 2005-02-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical information recording medium and method of manufacturing thereof, manufacturing apparatus, recording/reproducing method, and recording/reproducing apparatus |
-
1999
- 1999-02-17 JP JP11038365A patent/JP2000242970A/ja active Pending
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