JP2000243242A - 電子源及び画像表示装置の製造方法 - Google Patents
電子源及び画像表示装置の製造方法Info
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- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/022—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
- H01J9/027—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes of thin film cathodes
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- H01J31/00—Cathode ray tubes; Electron beam tubes
- H01J31/08—Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
- H01J31/10—Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
- H01J31/12—Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
- H01J31/123—Flat display tubes
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- H01J31/127—Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection using large area or array sources, i.e. essentially a source for each pixel group
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- H01J2201/3165—Surface conduction emission type cathodes
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の電子放出素子を備える電子源の製造時
における通電工程において、無効電流を減少させる。 【解決手段】 基板上に、複数の行配線と、複数の列配
線と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、
ギャップを隔てて配置された一対の導電膜の複数対とを
形成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の
行配線のうち任意の行配線を選択し(S1)、この選択
された行配線に接続されている複数の導電膜対の各々に
おける印加電圧が略一定となるように電圧を印加する第
1の電圧印加工程(S4)と、非選択行配線に接続され
ている複数の導電膜対のうち少なくとも特定の導電膜対
に所定の電圧を印加する(S8)第2の電圧印加工程と
を有する。
における通電工程において、無効電流を減少させる。 【解決手段】 基板上に、複数の行配線と、複数の列配
線と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、
ギャップを隔てて配置された一対の導電膜の複数対とを
形成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の
行配線のうち任意の行配線を選択し(S1)、この選択
された行配線に接続されている複数の導電膜対の各々に
おける印加電圧が略一定となるように電圧を印加する第
1の電圧印加工程(S4)と、非選択行配線に接続され
ている複数の導電膜対のうち少なくとも特定の導電膜対
に所定の電圧を印加する(S8)第2の電圧印加工程と
を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子放出素
子を配列した電子源及びそれを用いた画像表示装置電子
源の製造方法及び、その活性化装置に関するものであ
る。
子を配列した電子源及びそれを用いた画像表示装置電子
源の製造方法及び、その活性化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子放出素子として熱陰極素
子と冷陰極素子の2種類が知られている。このうち冷陰
極素子では、例えば表面伝導型放出素子や、電界放出型
素子(以下FE型と記す)や、金属/絶縁層/金属型放
出素子(以下MIM型と記す)などが知られている。
子と冷陰極素子の2種類が知られている。このうち冷陰
極素子では、例えば表面伝導型放出素子や、電界放出型
素子(以下FE型と記す)や、金属/絶縁層/金属型放
出素子(以下MIM型と記す)などが知られている。
【0003】FE型の例としては、例えば、W. P. Dyke
& W. W. Dolan,"Field emission",Advance in Electro
n Physics, 8, 89 (1956)や、或は、C. A. Spindt, "Ph
ysical properties of thin-film field emission cath
odes with molybdenium cones", J. Appl. Phys., 47,
5248 (1976)などが知られている。
& W. W. Dolan,"Field emission",Advance in Electro
n Physics, 8, 89 (1956)や、或は、C. A. Spindt, "Ph
ysical properties of thin-film field emission cath
odes with molybdenium cones", J. Appl. Phys., 47,
5248 (1976)などが知られている。
【0004】また、MIM型の例としては、例えば、C.
A. Mead, "Operation of tunnel-emission Devices",
J. Appl. Phys., 32,646 (1961)などが知られている。
A. Mead, "Operation of tunnel-emission Devices",
J. Appl. Phys., 32,646 (1961)などが知られている。
【0005】表面伝導型放出素子としては、例えば、M.
I. Elinson, Radio E-ng. Electron Phys., 10, 1290,
(1965)や、後述する他の例が知られている。
I. Elinson, Radio E-ng. Electron Phys., 10, 1290,
(1965)や、後述する他の例が知られている。
【0006】表面伝導型放出素子は、基板上に形成され
た小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことにより
電子放出が生ずる現象を利用するものである。この表面
伝導型放出素子としては、エリンソン(Elinson)等によ
るSnO2薄膜を用いたものの他に、Au薄膜によるも
の[G. Dittmer: "Thin Solid Films", 9,317 (1972)]
や、In2O3/SnO2薄膜によるもの[M. Hartwell a
nd C. G. Fonstad:”IEEE Trans. ED Conf.”,519 (1
975)]や、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真
空、第26巻、第1号、22(1983)]等が報告さ
れている。
た小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことにより
電子放出が生ずる現象を利用するものである。この表面
伝導型放出素子としては、エリンソン(Elinson)等によ
るSnO2薄膜を用いたものの他に、Au薄膜によるも
の[G. Dittmer: "Thin Solid Films", 9,317 (1972)]
や、In2O3/SnO2薄膜によるもの[M. Hartwell a
nd C. G. Fonstad:”IEEE Trans. ED Conf.”,519 (1
975)]や、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真
空、第26巻、第1号、22(1983)]等が報告さ
れている。
【0007】これらの表面伝導型放出素子の素子構成の
典型的な例として、図24に前述のM. Hartwellらによ
る素子の平面図を示す。同図において、3001は基板
で、3004はスパッタで形成された金属酸化物よりな
る導電性薄膜である。導電性薄膜3004は図示のよう
にH字形の平面形状に形成されている。この導電性薄膜
3004に、後述の通電フォーミングと呼ばれる通電処
理を施すことにより、電子放出部3005が形成され
る。図中の間隔Lは、0.5〜1[mm],幅Wは、
0.1[mm]に設定されている。尚、図示の便宜か
ら、電子放出部3005は導電性薄膜3004の中央に
矩形の形状で示したが、これは模式的なものであり、実
際の電子放出部の位置や形状を忠実に表現しているわけ
ではない。
典型的な例として、図24に前述のM. Hartwellらによ
る素子の平面図を示す。同図において、3001は基板
で、3004はスパッタで形成された金属酸化物よりな
る導電性薄膜である。導電性薄膜3004は図示のよう
にH字形の平面形状に形成されている。この導電性薄膜
3004に、後述の通電フォーミングと呼ばれる通電処
理を施すことにより、電子放出部3005が形成され
る。図中の間隔Lは、0.5〜1[mm],幅Wは、
0.1[mm]に設定されている。尚、図示の便宜か
ら、電子放出部3005は導電性薄膜3004の中央に
矩形の形状で示したが、これは模式的なものであり、実
際の電子放出部の位置や形状を忠実に表現しているわけ
ではない。
【0008】M. Hartwellらによる素子をはじめとして
上述の表面伝導型放出素子においては、電子放出を行う
前に導電性薄膜3004に通電フォーミングと呼ばれる
通電処理を施すことにより電子放出部3005を形成す
るのが一般的であった。即ち、通電フォーミングとは、
導電性薄膜3004の両端に一定の直流電圧、もしく
は、例えば1V/分程度の非常にゆっくりとしたレート
で昇圧する直流電圧を印加して通電し、導電性薄膜30
04を局所的に破壊もしくは変形もしくは変質せしめ、
電気的に高抵抗な状態の電子放出部3005を形成する
ことである。尚、局所的に破壊もしくは変形もしくは変
質した導電性薄膜3004の一部には、亀裂が発生す
る。この通電フォーミング後に導電性薄膜3004に適
宜の電圧を印加した場合には、この亀裂付近において電
子放出が行われる。
上述の表面伝導型放出素子においては、電子放出を行う
前に導電性薄膜3004に通電フォーミングと呼ばれる
通電処理を施すことにより電子放出部3005を形成す
るのが一般的であった。即ち、通電フォーミングとは、
導電性薄膜3004の両端に一定の直流電圧、もしく
は、例えば1V/分程度の非常にゆっくりとしたレート
で昇圧する直流電圧を印加して通電し、導電性薄膜30
04を局所的に破壊もしくは変形もしくは変質せしめ、
電気的に高抵抗な状態の電子放出部3005を形成する
ことである。尚、局所的に破壊もしくは変形もしくは変
質した導電性薄膜3004の一部には、亀裂が発生す
る。この通電フォーミング後に導電性薄膜3004に適
宜の電圧を印加した場合には、この亀裂付近において電
子放出が行われる。
【0009】上述の表面伝導型放出素子は、構造が単純
で製造も容易であることから、大面積に亙り多数の素子
を形成できる利点がある。そこで、例えば本願出願人に
よる特開昭64−31332号公報において開示される
ように、多数の素子を配列して駆動するための方法が研
究されている。
で製造も容易であることから、大面積に亙り多数の素子
を形成できる利点がある。そこで、例えば本願出願人に
よる特開昭64−31332号公報において開示される
ように、多数の素子を配列して駆動するための方法が研
究されている。
【0010】また、表面伝導型放出素子の応用について
は、例えば、画像表示装置、画像記録装置などの画像形
成装置や、荷電ビーム源、等が研究されている。
は、例えば、画像表示装置、画像記録装置などの画像形
成装置や、荷電ビーム源、等が研究されている。
【0011】特に、画像表示装置への応用としては、例
えば本出願人によるUSP5,066,883公報や特
開平2−257551号公報において開示されているよ
うに、表面伝導型放出素子と電子の照射により発光する
蛍光体とを組み合わせて用いた画像表示装置が研究され
ている。この表面伝導型放出素子と蛍光体とを組み合わ
せて用いた画像表示装置は、従来の他の方式の画像表示
装置よりも優れた特性が期待されている。例えば、近年
普及してきた液晶表示装置と比較しても、自発光型であ
るためバックライトを必要としない点や、視野角が広い
点が優れていると言える。
えば本出願人によるUSP5,066,883公報や特
開平2−257551号公報において開示されているよ
うに、表面伝導型放出素子と電子の照射により発光する
蛍光体とを組み合わせて用いた画像表示装置が研究され
ている。この表面伝導型放出素子と蛍光体とを組み合わ
せて用いた画像表示装置は、従来の他の方式の画像表示
装置よりも優れた特性が期待されている。例えば、近年
普及してきた液晶表示装置と比較しても、自発光型であ
るためバックライトを必要としない点や、視野角が広い
点が優れていると言える。
【0012】本願発明者らは、上記従来例に記載したも
のをはじめとして、さまざまな材料、製法、構造の表面
伝導型放出素子を試みてきた。更に、多数の表面伝導型
放出素子を配列したマルチ電子源、並びにこのマルチ電
子源を応用した画像表示装置について研究を行ってき
た。
のをはじめとして、さまざまな材料、製法、構造の表面
伝導型放出素子を試みてきた。更に、多数の表面伝導型
放出素子を配列したマルチ電子源、並びにこのマルチ電
子源を応用した画像表示装置について研究を行ってき
た。
【0013】発明者らは、例えば図25に示す電気的な
配線方法によるマルチ電子源を試みてきた。即ち、表面
伝導型放出素子を2次元的に多数個配列し、これらの素
子を図示のようにマトリクス状に配線したマルチ電子源
である。
配線方法によるマルチ電子源を試みてきた。即ち、表面
伝導型放出素子を2次元的に多数個配列し、これらの素
子を図示のようにマトリクス状に配線したマルチ電子源
である。
【0014】図中、4001は表面伝導型放出素子を模
式的に示したもの、4002は行配線、4003は列配
線である。これら行配線4002及び列配線4003
は、実際には有限の電気抵抗を有するものであるが、図
においては配線抵抗4004及び4005として示され
ている。上述のような配線方法を単純マトリクス配線と
呼ぶ。なお、図示の便宜上、6×6のマトリクスで示し
ているが、マトリクスの規模はむろんこれに限ったわけ
ではなく、例えば画像表示装置用のマルチ電子源の場合
には、所望の画像表示を行うのに足りるだけの素子を配
列し配線するものである。
式的に示したもの、4002は行配線、4003は列配
線である。これら行配線4002及び列配線4003
は、実際には有限の電気抵抗を有するものであるが、図
においては配線抵抗4004及び4005として示され
ている。上述のような配線方法を単純マトリクス配線と
呼ぶ。なお、図示の便宜上、6×6のマトリクスで示し
ているが、マトリクスの規模はむろんこれに限ったわけ
ではなく、例えば画像表示装置用のマルチ電子源の場合
には、所望の画像表示を行うのに足りるだけの素子を配
列し配線するものである。
【0015】このように表面伝導型放出素子を単純マト
リクス配線したマルチ電子源においては、所望の電子ビ
ームを出力させるため、行配線4002及び列配線40
03に適宜の電気信号を印加する。例えば、マトリクス
の中の任意の1行の表面伝導型放出素子を駆動するに
は、選択する行の行配線4002には選択電圧Vsを印
加し、同時に非選択の行の行配線4002には非選択電
圧Vnsを印加する。これと同期して列配線4003に電
子を放出させるための駆動電圧Veを印加する。この方
法によれば、配線抵抗4004及び4005による電圧
降下を無視すれば、選択する行の表面伝導型放出素子に
は、(Ve−Vs)の電圧が印加され、また非選択行の表
面伝導型放出素子には(Ve−Vns)の電圧が印加され
る。ここで、これらVe,Vs,Vnsを適宜の大きさの電
圧値にすれば、選択する行の表面伝導型放出素子だけか
ら所望の強度の電子が出力されるはずであり、また列配
線の各々に異なる駆動電圧Veを印加すれば、選択する
行の素子の各々から異なる強度の電子が出力されるはず
である。また、表面伝導型放出素子の応答速度は高速で
あるため、駆動電圧Veを印加する時間の長さを変えれ
ば、電子ビームが出力される時間の長さも変えることが
できるはずである。
リクス配線したマルチ電子源においては、所望の電子ビ
ームを出力させるため、行配線4002及び列配線40
03に適宜の電気信号を印加する。例えば、マトリクス
の中の任意の1行の表面伝導型放出素子を駆動するに
は、選択する行の行配線4002には選択電圧Vsを印
加し、同時に非選択の行の行配線4002には非選択電
圧Vnsを印加する。これと同期して列配線4003に電
子を放出させるための駆動電圧Veを印加する。この方
法によれば、配線抵抗4004及び4005による電圧
降下を無視すれば、選択する行の表面伝導型放出素子に
は、(Ve−Vs)の電圧が印加され、また非選択行の表
面伝導型放出素子には(Ve−Vns)の電圧が印加され
る。ここで、これらVe,Vs,Vnsを適宜の大きさの電
圧値にすれば、選択する行の表面伝導型放出素子だけか
ら所望の強度の電子が出力されるはずであり、また列配
線の各々に異なる駆動電圧Veを印加すれば、選択する
行の素子の各々から異なる強度の電子が出力されるはず
である。また、表面伝導型放出素子の応答速度は高速で
あるため、駆動電圧Veを印加する時間の長さを変えれ
ば、電子ビームが出力される時間の長さも変えることが
できるはずである。
【0016】従って、表面伝導型放出素子を単純マトリ
クス配線したマルチ電子源にはいろいろな用途が考えら
れており、例えば画像情報に応じた電圧信号を適宜印加
すれば、画像表示装置用の電子源として応用できるもの
と期待される。
クス配線したマルチ電子源にはいろいろな用途が考えら
れており、例えば画像情報に応じた電圧信号を適宜印加
すれば、画像表示装置用の電子源として応用できるもの
と期待される。
【0017】一方、本願発明者らは表面伝導型放出素子
の特性を改善するための研究を鋭意行った結果、製造工
程において通電活性化処理を行うことが効果的であるこ
とを見いだした。
の特性を改善するための研究を鋭意行った結果、製造工
程において通電活性化処理を行うことが効果的であるこ
とを見いだした。
【0018】既に述べたように、表面伝導型放出素子の
電子放出部を形成する際には、導電性薄膜に電流を流し
て該薄膜を局所的に破壊もしくは変形もしくは変質させ
て亀裂を形成する処理(通電フォーミング処理)を行
う。この後更に通電活性化処理を行うことにより電子放
出特性を大幅に改善することが可能である。
電子放出部を形成する際には、導電性薄膜に電流を流し
て該薄膜を局所的に破壊もしくは変形もしくは変質させ
て亀裂を形成する処理(通電フォーミング処理)を行
う。この後更に通電活性化処理を行うことにより電子放
出特性を大幅に改善することが可能である。
【0019】即ち、通電活性化処理とは通電フォーミン
グ処理により形成された電子放出部に適宜の条件で通電
を行って、その近傍に炭素もしくは炭素化合物を堆積せ
しめる処理のことでのマイナス5乗[torr]の真空雰囲気
中において、電圧パルスを定期的に印加することによ
り、電子放出部の近傍に単結晶グラファイト、多結晶が
グラファイト、非晶質カーボンのいずれかか、もしくは
その混合物を500[オングストローム]以下の膜厚で
堆積させる。但し、この条件はほんの一例であって、表
面伝導型放出素子の材質や形状により適宜変更されるべ
きであるのは言うまでもない。この様な処理を行うこと
により、通電フォーミング直後と比較して、同じ印加電
圧における放出電流を典型的には100倍以上増加させ
ることが可能である。なお、通電活性化終了後には、真
空雰囲気中の有機物の分圧を低減させるのが望ましい。
従って、上述の多数の表面伝導型放出素子を単純マトリ
クス配線したマルチ電子源を製造する際においても、各
素子に通電活性化処理を行うのが望ましいことは言うま
でもない。
グ処理により形成された電子放出部に適宜の条件で通電
を行って、その近傍に炭素もしくは炭素化合物を堆積せ
しめる処理のことでのマイナス5乗[torr]の真空雰囲気
中において、電圧パルスを定期的に印加することによ
り、電子放出部の近傍に単結晶グラファイト、多結晶が
グラファイト、非晶質カーボンのいずれかか、もしくは
その混合物を500[オングストローム]以下の膜厚で
堆積させる。但し、この条件はほんの一例であって、表
面伝導型放出素子の材質や形状により適宜変更されるべ
きであるのは言うまでもない。この様な処理を行うこと
により、通電フォーミング直後と比較して、同じ印加電
圧における放出電流を典型的には100倍以上増加させ
ることが可能である。なお、通電活性化終了後には、真
空雰囲気中の有機物の分圧を低減させるのが望ましい。
従って、上述の多数の表面伝導型放出素子を単純マトリ
クス配線したマルチ電子源を製造する際においても、各
素子に通電活性化処理を行うのが望ましいことは言うま
でもない。
【0020】このような通電活性化処理工程を付加する
ことで、表面伝導型放出素子の電子放出特性の安定化が
計られたが、これを単純マトリックス配線などのマルチ
表面伝導型放出素子に適用した場合には、以下のような
問題があった。
ことで、表面伝導型放出素子の電子放出特性の安定化が
計られたが、これを単純マトリックス配線などのマルチ
表面伝導型放出素子に適用した場合には、以下のような
問題があった。
【0021】例えば、m行n列の単純マトリックス配線
により、これら表面伝導型放出素子が配列されている場
合、1行〜m行までの行配線の順に一定時間毎に通電し
て活性化していくことになる。この単純マトリックス配
線された電子放出送出素子が活性化される際の等価回路
を図26に示す。この図26は、2行目の行配線に接続
された素子に対して、活性化のための電圧波形を印加し
ている状態を示している。
により、これら表面伝導型放出素子が配列されている場
合、1行〜m行までの行配線の順に一定時間毎に通電し
て活性化していくことになる。この単純マトリックス配
線された電子放出送出素子が活性化される際の等価回路
を図26に示す。この図26は、2行目の行配線に接続
された素子に対して、活性化のための電圧波形を印加し
ている状態を示している。
【0022】また図27は、この活性化処理における印
加電圧信号の波形を示す図で、パルス幅がT1で、周期
T2の電圧値Vf0の電圧波形が印加されている。ここで
各行配線における活性化時間は、図28に示したような
各素子の活性化特性等から求めて決定される。しかし、
大規模マトリックス状に配線された素子に対して行単位
の通電活性化を行なう場合は問題があった。
加電圧信号の波形を示す図で、パルス幅がT1で、周期
T2の電圧値Vf0の電圧波形が印加されている。ここで
各行配線における活性化時間は、図28に示したような
各素子の活性化特性等から求めて決定される。しかし、
大規模マトリックス状に配線された素子に対して行単位
の通電活性化を行なう場合は問題があった。
【0023】即ち、マトリックス配線が大規模となる
と、配線抵抗による電圧降下の影響が大きくなり、十分
な電圧が印加できない素子が存在し、各素子の電子放出
素子特性がばらついてしまう。
と、配線抵抗による電圧降下の影響が大きくなり、十分
な電圧が印加できない素子が存在し、各素子の電子放出
素子特性がばらついてしまう。
【0024】各素子に均一な電子放出特性を持たせるた
めには、各素子に対して均一な電圧印加することが必要
であるが、マトリックスサイズが大きくなると行配線の
配線抵抗の影響により大きな電圧降下が生じるため、所
定の電圧を印加できなくなる。特に行配線の略中央部の
素子に対して所望の電圧が印加できないため、十分な活
性化が行えない素子が形成され、マトリクス配線された
素子の特性にばらつきが生じる。
めには、各素子に対して均一な電圧印加することが必要
であるが、マトリックスサイズが大きくなると行配線の
配線抵抗の影響により大きな電圧降下が生じるため、所
定の電圧を印加できなくなる。特に行配線の略中央部の
素子に対して所望の電圧が印加できないため、十分な活
性化が行えない素子が形成され、マトリクス配線された
素子の特性にばらつきが生じる。
【0025】図29(a)(b)は、マトリックス配線
での電圧降下を模式的に示す図である。図29(a)
は、図26に示されたm行×n列の単純マトリックス配
線において、2行目の素子を電圧値Vf0で通電活性化し
た場合の、各素子に印加される電圧を模式的に示してい
る。いま2行1列目の素子をF(2,1)、2行2列目
の素子をF(2,2)、2行目3列目の素子をF(2,
3)とし、図29の横軸は列番号(画素番号)を示し
た。ここでは図26に示すように行配線の両側から電圧
が印加されているため、略中央のk列目で最も電圧降下
の影響が大きく、素子F(2,k)に印加される電圧値
はVfk(<Vf0)となっている。即ち、この素子には印
加しようとする電圧Vf0よりもVfdf(=Vf0−Vfk)
だけ小さい電圧値が印加されることとなる。
での電圧降下を模式的に示す図である。図29(a)
は、図26に示されたm行×n列の単純マトリックス配
線において、2行目の素子を電圧値Vf0で通電活性化し
た場合の、各素子に印加される電圧を模式的に示してい
る。いま2行1列目の素子をF(2,1)、2行2列目
の素子をF(2,2)、2行目3列目の素子をF(2,
3)とし、図29の横軸は列番号(画素番号)を示し
た。ここでは図26に示すように行配線の両側から電圧
が印加されているため、略中央のk列目で最も電圧降下
の影響が大きく、素子F(2,k)に印加される電圧値
はVfk(<Vf0)となっている。即ち、この素子には印
加しようとする電圧Vf0よりもVfdf(=Vf0−Vfk)
だけ小さい電圧値が印加されることとなる。
【0026】以上のような配線抵抗に起因する電圧降下
の影響は、列配線側の電極より印加する電圧を変えるこ
とにより除去することができる。これを示したのが図2
9(b)で、この図は列配線側の電極側より印加する電
圧により、この電圧降下分を補償する例を示し、また図
30は、列配線側の電極より電圧降下の影響補償のため
の電圧を印加する場合の模式図を示す。この図30は、
m行×n列の単純マトリックス配線の素子構成におい
て、2行目の素子のみを活性化している状態を示してい
る。
の影響は、列配線側の電極より印加する電圧を変えるこ
とにより除去することができる。これを示したのが図2
9(b)で、この図は列配線側の電極側より印加する電
圧により、この電圧降下分を補償する例を示し、また図
30は、列配線側の電極より電圧降下の影響補償のため
の電圧を印加する場合の模式図を示す。この図30は、
m行×n列の単純マトリックス配線の素子構成におい
て、2行目の素子のみを活性化している状態を示してい
る。
【0027】しかし、上記方法を用いると、有機物が存
在する真空下(以下では、活性化雰囲気と呼ぶ)で、選
択したライン以外の素子に補償電圧が印加され続ける状
態となるため、選択したライン以外の素子が低抵抗化し
てしまい、無効な電流が流れてしまう。
在する真空下(以下では、活性化雰囲気と呼ぶ)で、選
択したライン以外の素子に補償電圧が印加され続ける状
態となるため、選択したライン以外の素子が低抵抗化し
てしまい、無効な電流が流れてしまう。
【0028】この無効電流について、図30を用いて詳
細に説明する。図において、2行目の行配線にはVfの
波高値のパルス電圧を印加し、列配線には1列目に電圧
Vfd1、2列目に電圧Vfd2、3列目に電圧Vfd3,…,
n列目に電圧Vfdnをそれぞれ印加し、2行目の各素子
に対して印加される電圧値が略Vfとなるように設定し
ている。また、その他の行配線は全て0V、即ち接地さ
れている。これにより、素子F(2,1),F(2,
2),F(2,3),…,F(2,n)には活性化電圧
Vfが印加されるが、2行目の行配線に接続された素子
以外の素子に対しては、1列目の素子には電圧Vfd1
が、2列目の素子には電圧Vfd2が、n列目の素子には
電圧Vfdnが印加され続けることになる。このように選
択された行配線に接続された素子以外に電圧が印加され
ている素子を半選択素子と定義する。このように、列配
線から電圧を印加することによって電圧補償を行うと、
選択素子以外に電圧が印加され続けることがわかる。次
に、この選択素子以外に電圧が印加され続けることによ
り発生する素子の低抵抗化について説明する。
細に説明する。図において、2行目の行配線にはVfの
波高値のパルス電圧を印加し、列配線には1列目に電圧
Vfd1、2列目に電圧Vfd2、3列目に電圧Vfd3,…,
n列目に電圧Vfdnをそれぞれ印加し、2行目の各素子
に対して印加される電圧値が略Vfとなるように設定し
ている。また、その他の行配線は全て0V、即ち接地さ
れている。これにより、素子F(2,1),F(2,
2),F(2,3),…,F(2,n)には活性化電圧
Vfが印加されるが、2行目の行配線に接続された素子
以外の素子に対しては、1列目の素子には電圧Vfd1
が、2列目の素子には電圧Vfd2が、n列目の素子には
電圧Vfdnが印加され続けることになる。このように選
択された行配線に接続された素子以外に電圧が印加され
ている素子を半選択素子と定義する。このように、列配
線から電圧を印加することによって電圧補償を行うと、
選択素子以外に電圧が印加され続けることがわかる。次
に、この選択素子以外に電圧が印加され続けることによ
り発生する素子の低抵抗化について説明する。
【0029】ここでまず、この活性化雰囲気における素
子の典型的なI−V特性、即ち、素子に印加される電圧
Vfと電流Ifの関係について説明する。表面伝導型放出
素子の典型的なI−V特性、即ち、素子に流れる電流
(If)と素子に印加される電圧(Vf)との関係につい
て図31を用いて説明する。
子の典型的なI−V特性、即ち、素子に印加される電圧
Vfと電流Ifの関係について説明する。表面伝導型放出
素子の典型的なI−V特性、即ち、素子に流れる電流
(If)と素子に印加される電圧(Vf)との関係につい
て図31を用いて説明する。
【0030】この表面伝導型放出素子は、適宜の分圧の
有機物が存在する雰囲気の下においては、その素子に印
加される電圧(Vf)に対して素子に流れる電流(If)
は必ずしも一義的に定まるものではない。その特性には
大別して2つの型があるが、この内、第1の型において
は素子に流れる電流(If)は、印加電圧(Vf)を0V
から増加させてゆくにつれて一旦は増加するが、その
後、電流が減少に転じ、更にその後はほぼ一定若しくは
微増傾向を示す。一方、第2の型においては、その素子
に流れる電流(If)は、印加電圧(Vf)を0Vから増
加させていくにつれて常に増加傾向を示すものである。
有機物が存在する雰囲気の下においては、その素子に印
加される電圧(Vf)に対して素子に流れる電流(If)
は必ずしも一義的に定まるものではない。その特性には
大別して2つの型があるが、この内、第1の型において
は素子に流れる電流(If)は、印加電圧(Vf)を0V
から増加させてゆくにつれて一旦は増加するが、その
後、電流が減少に転じ、更にその後はほぼ一定若しくは
微増傾向を示す。一方、第2の型においては、その素子
に流れる電流(If)は、印加電圧(Vf)を0Vから増
加させていくにつれて常に増加傾向を示すものである。
【0031】説明の便宜上、前記第1の型を静特性、前
記第2の型を動特性と呼ぶ。図31において、破線は約
1V/分以下の電圧掃引スピードで得られる静特性を示
している。つまり、Vf=0〜V1の領域(領域A)で
は、素子に流れる素子電流(If)は素子電圧(Vf)の
増加に伴って単調増加し、V1で最大になる。また素子
電圧Vf=V1〜V2の領域(領域B)では、素子に流れ
る電流(If)は、素子電圧(Vf)の増加に伴って減少
する、所謂、電圧制御型負性抵抗特性(以下、VCNR
(Voltage Controlled Negative Resistance)特性とい
う)を示す。更に、素子電圧Vf=V2〜Vdの領域(領
域C)では、素子に流れる電流(If)は電圧(Vf)の
増加に対してほとんど変化しない。なお、電圧値V1は
素子電流Ifの極大値を示す時の素子電圧値を示し、V2
は素子電流Ifの減少曲線の接線のうち最大傾き接線の
Vf軸切片である。一方、素子からの放出電流(Ie)の
増加に伴い、Veを電子放出閾値として増加していく。
記第2の型を動特性と呼ぶ。図31において、破線は約
1V/分以下の電圧掃引スピードで得られる静特性を示
している。つまり、Vf=0〜V1の領域(領域A)で
は、素子に流れる素子電流(If)は素子電圧(Vf)の
増加に伴って単調増加し、V1で最大になる。また素子
電圧Vf=V1〜V2の領域(領域B)では、素子に流れ
る電流(If)は、素子電圧(Vf)の増加に伴って減少
する、所謂、電圧制御型負性抵抗特性(以下、VCNR
(Voltage Controlled Negative Resistance)特性とい
う)を示す。更に、素子電圧Vf=V2〜Vdの領域(領
域C)では、素子に流れる電流(If)は電圧(Vf)の
増加に対してほとんど変化しない。なお、電圧値V1は
素子電流Ifの極大値を示す時の素子電圧値を示し、V2
は素子電流Ifの減少曲線の接線のうち最大傾き接線の
Vf軸切片である。一方、素子からの放出電流(Ie)の
増加に伴い、Veを電子放出閾値として増加していく。
【0032】また、図31の実線700は、約10V/
秒以上の電圧掃引スピードで得られる動特性を示してい
る。つまり最大素子電圧がVdで掃引した場合(If(V
d)曲線参照)、素子電圧Ve付近から素子に流れる電流
(If)が徐々に増加し、素子電圧Vdで静特性を示す素
子電流Ifとほぼ一致する素子電流値が得られている。
また実線701は、最大電圧V2で掃引した場合(If
(V2)曲線参照)を示しており、領域A、Bにおいて
素子電流Ifは徐々に増加し、素子電圧V2において静特
性のIfとほぼ一致する素子電流Ifが得られている。ま
た、最大電圧を上記の領域Aの最大電圧で掃引すると、
点線で示す静特性のIfカーブとほぼ一致する特性を示
す。もちろん、上記I−V特性に関する静特性、動特性
は、素子を構成する材料、素子形態などを変えることに
より変化するが、一般に良好な電子放出特性を有する表
面伝導型放出素子は、上記2つの特性を有していると考
えてよい。
秒以上の電圧掃引スピードで得られる動特性を示してい
る。つまり最大素子電圧がVdで掃引した場合(If(V
d)曲線参照)、素子電圧Ve付近から素子に流れる電流
(If)が徐々に増加し、素子電圧Vdで静特性を示す素
子電流Ifとほぼ一致する素子電流値が得られている。
また実線701は、最大電圧V2で掃引した場合(If
(V2)曲線参照)を示しており、領域A、Bにおいて
素子電流Ifは徐々に増加し、素子電圧V2において静特
性のIfとほぼ一致する素子電流Ifが得られている。ま
た、最大電圧を上記の領域Aの最大電圧で掃引すると、
点線で示す静特性のIfカーブとほぼ一致する特性を示
す。もちろん、上記I−V特性に関する静特性、動特性
は、素子を構成する材料、素子形態などを変えることに
より変化するが、一般に良好な電子放出特性を有する表
面伝導型放出素子は、上記2つの特性を有していると考
えてよい。
【0033】以上説明したように、個別素子を活性化す
るために上述したような単純マトリックス駆動をする
と、選択した所望の素子以外にも電圧が印加されること
になる。このため、図31から明らかなように、所望の
素子以外に印加される電圧により多大な無効電流が流れ
てしまう。このような無効電流のため、活性化装置を大
型にする必要が生じるだけでなく、表示パネルの発熱を
招き素子の劣化を加速してしまうという可能性も生ず
る。更に、基板の材質によっては、熱応力によって破壊
に至ることも考えられる。
るために上述したような単純マトリックス駆動をする
と、選択した所望の素子以外にも電圧が印加されること
になる。このため、図31から明らかなように、所望の
素子以外に印加される電圧により多大な無効電流が流れ
てしまう。このような無効電流のため、活性化装置を大
型にする必要が生じるだけでなく、表示パネルの発熱を
招き素子の劣化を加速してしまうという可能性も生ず
る。更に、基板の材質によっては、熱応力によって破壊
に至ることも考えられる。
【0034】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、互いに均一な電子放出特性をもつ複数
の電子放出素子を備える電子源とそれを用いた画像表示
装置の製造方法を提供することにある。
本発明の目的は、互いに均一な電子放出特性をもつ複数
の電子放出素子を備える電子源とそれを用いた画像表示
装置の製造方法を提供することにある。
【0035】また、本発明の目的は、輝度ばらつきの少
ない画像表示装置の製造方法を提供することにある。
ない画像表示装置の製造方法を提供することにある。
【0036】また本発明は、複数の電子放出素子を備え
た電子源及びそれを用いた画像表示装置の製造時におけ
る通電工程において、無効電流を減少させることを目的
とする。
た電子源及びそれを用いた画像表示装置の製造時におけ
る通電工程において、無効電流を減少させることを目的
とする。
【0037】また本発明は、複数の電子放出素子を備え
た電子源及びそれを用いた画像表示装置の製造時におけ
る通電工程において、用いられる装置の電源容量を小さ
くすることを目的とする。
た電子源及びそれを用いた画像表示装置の製造時におけ
る通電工程において、用いられる装置の電源容量を小さ
くすることを目的とする。
【0038】更に本発明の他の目的は、製造時及び駆動
時における電子放出素子の劣化を防止した電子源とそれ
を用いた画像表示装置の製造方法を提供することにあ
る。
時における電子放出素子の劣化を防止した電子源とそれ
を用いた画像表示装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電子源の製造方法は以下のような工程を備え
る。即ち、基板上に、複数の行配線と、複数の列配線
と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、ギ
ャップを隔てて配置された一対の導電膜の複数対とを形
成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の行
配線のうち任意の行配線を選択し、この選択された行配
線に接続されている複数の導電膜対の各々に略一定の電
圧を印加する第1の電圧印加工程と、非選択行配線に接
続されている複数の導電膜対のうち少なくとも特定の導
電膜対に所定の電圧を印加する第2の電圧印加工程とを
有することを特徴とする。
に本発明の電子源の製造方法は以下のような工程を備え
る。即ち、基板上に、複数の行配線と、複数の列配線
と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、ギ
ャップを隔てて配置された一対の導電膜の複数対とを形
成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の行
配線のうち任意の行配線を選択し、この選択された行配
線に接続されている複数の導電膜対の各々に略一定の電
圧を印加する第1の電圧印加工程と、非選択行配線に接
続されている複数の導電膜対のうち少なくとも特定の導
電膜対に所定の電圧を印加する第2の電圧印加工程とを
有することを特徴とする。
【0040】また、本発明は、基板上に、複数の行配線
と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマトリク
ス配線された、ギャップを隔てて配置された一対の導電
膜の複数対とを形成する工程と、活性化物質源の存在下
で、前記複数の行配線のうち任意の行配線を選択し、前
記複数の列配線に、該選択行配線による電圧降下の影響
を補償するように設定された電圧を印加する第1の電圧
印加工程と、非選択行配線に接続されている複数の導電
膜対のうち少なくとも特定の導電膜対に所定の電圧を印
加する第2の電圧印加工程とを有することを特徴とす
る。
と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマトリク
ス配線された、ギャップを隔てて配置された一対の導電
膜の複数対とを形成する工程と、活性化物質源の存在下
で、前記複数の行配線のうち任意の行配線を選択し、前
記複数の列配線に、該選択行配線による電圧降下の影響
を補償するように設定された電圧を印加する第1の電圧
印加工程と、非選択行配線に接続されている複数の導電
膜対のうち少なくとも特定の導電膜対に所定の電圧を印
加する第2の電圧印加工程とを有することを特徴とす
る。
【0041】また、本発明は、基板上に、複数の行配線
と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマトリク
ス配線された、電子放出部を有する導電膜の複数とを形
成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の行
配線のうち任意の行配線を選択し、この選択行配線に接
続されている複数の導電膜対の各々に略一定の電圧を印
加する第1の電圧印加工程と、非選択行配線に接続され
ている複数の導電膜対のうち少なくとも特定の導電膜対
に所定の電圧を印加する第2の電圧印加工程とを有する
ことを特徴とする。
と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマトリク
ス配線された、電子放出部を有する導電膜の複数とを形
成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の行
配線のうち任意の行配線を選択し、この選択行配線に接
続されている複数の導電膜対の各々に略一定の電圧を印
加する第1の電圧印加工程と、非選択行配線に接続され
ている複数の導電膜対のうち少なくとも特定の導電膜対
に所定の電圧を印加する第2の電圧印加工程とを有する
ことを特徴とする。
【0042】また、本発明は、基板上に、複数の行配線
と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマトリク
ス配線された、電子放出部を有する導電膜の複数とを形
成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の行
配線のうち任意の行配線を選択し、前記複数の列配線
に、該選択行配線による電圧降下の影響を補償するよう
に設定された電圧を印加する第1の電圧印加工程と、非
選択行配線に接続されている複数の導電膜対のうち少な
くとも特定の導電膜対に所定の電圧を印加する第2の電
圧印加工程とを有することを特徴とする。
と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマトリク
ス配線された、電子放出部を有する導電膜の複数とを形
成する工程と、活性化物質源の存在下で、前記複数の行
配線のうち任意の行配線を選択し、前記複数の列配線
に、該選択行配線による電圧降下の影響を補償するよう
に設定された電圧を印加する第1の電圧印加工程と、非
選択行配線に接続されている複数の導電膜対のうち少な
くとも特定の導電膜対に所定の電圧を印加する第2の電
圧印加工程とを有することを特徴とする。
【0043】また、上記本発明の製造方法は更なる特徴
として、更に、前記列配線に流れる電流、あるいは、前
記行配線及び前記列配線に流れる電流、を検出する工程
を有すること、また、前記電流を検出する工程は、前記
第1の電圧印加工程時に、前記列配線を流れる電流、あ
るいは、前記行配線及び前記列配線を流れる電流、を検
出する工程であること、前記活性化物質源は、前記導電
膜上に堆積することにより放出電流を増加せしめる物質
を含有するもの、あるいは、炭素化合物、であること、
前記第1の電圧印加工程は、前記複数の行配線を順次選
択して前記電圧の印加が行われること、前記第2の電圧
印加工程は、非選択行配線に接続されている複数の導電
膜の全てに前記電圧の印加が行われること、をも含むも
のである。
として、更に、前記列配線に流れる電流、あるいは、前
記行配線及び前記列配線に流れる電流、を検出する工程
を有すること、また、前記電流を検出する工程は、前記
第1の電圧印加工程時に、前記列配線を流れる電流、あ
るいは、前記行配線及び前記列配線を流れる電流、を検
出する工程であること、前記活性化物質源は、前記導電
膜上に堆積することにより放出電流を増加せしめる物質
を含有するもの、あるいは、炭素化合物、であること、
前記第1の電圧印加工程は、前記複数の行配線を順次選
択して前記電圧の印加が行われること、前記第2の電圧
印加工程は、非選択行配線に接続されている複数の導電
膜の全てに前記電圧の印加が行われること、をも含むも
のである。
【0044】また、更に本発明は、基板上に、複数の行
配線と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマト
リクス配線された複数の電子放出素子とを有する電子源
と、前記電子源から電子が照射される蛍光膜とを備える
画像表示装置の製造方法において、前記電子源が以上述
べた方法にて製造されることを特徴とする画像表示装置
の製造方法でもある。
配線と、複数の列配線と、前記複数の両配線によりマト
リクス配線された複数の電子放出素子とを有する電子源
と、前記電子源から電子が照射される蛍光膜とを備える
画像表示装置の製造方法において、前記電子源が以上述
べた方法にて製造されることを特徴とする画像表示装置
の製造方法でもある。
【0045】ここで、本発明の製造方法により作成され
る電子源は、複数の行配線と複数の列配線とによって、
複数の電子放出素子がマトリクス配線された構成を有す
る電子源であるが、この電子源の前記電子放出素子は、
電子放出部を有する導電膜を備えている。この電子放出
素子の好ましい形態としては、一対の導電膜がギャップ
を隔てて配置されており、前記一対の導電膜のうちの少
なくとも一方の導電膜上に活性化物質が被覆されてい
る。また、前記電子放出素子のより好ましい形態として
は、一対の導電膜が第1のギャップを隔てて配置されて
おり、更に、該一対の導電膜の少なくとも一方の導電膜
上と該第1のギャップ内とに活性化物質の膜が、該第1
のギャップよりも狭い第2のギャップを形成して配置さ
れている電子放出素子である。かかるより好ましい形態
を有する電子放出素子の一例としては後述する構成の表
面伝導型放出素子が挙げられる。また、前記活性化物質
は上記導電膜上、あるいは、該導電膜上と前記第1のギ
ャップ内に配置されて、とりわけ、放出電流量を増加
し、素子を活性化するものであるが、好ましくは炭素を
主成分とする膜である。
る電子源は、複数の行配線と複数の列配線とによって、
複数の電子放出素子がマトリクス配線された構成を有す
る電子源であるが、この電子源の前記電子放出素子は、
電子放出部を有する導電膜を備えている。この電子放出
素子の好ましい形態としては、一対の導電膜がギャップ
を隔てて配置されており、前記一対の導電膜のうちの少
なくとも一方の導電膜上に活性化物質が被覆されてい
る。また、前記電子放出素子のより好ましい形態として
は、一対の導電膜が第1のギャップを隔てて配置されて
おり、更に、該一対の導電膜の少なくとも一方の導電膜
上と該第1のギャップ内とに活性化物質の膜が、該第1
のギャップよりも狭い第2のギャップを形成して配置さ
れている電子放出素子である。かかるより好ましい形態
を有する電子放出素子の一例としては後述する構成の表
面伝導型放出素子が挙げられる。また、前記活性化物質
は上記導電膜上、あるいは、該導電膜上と前記第1のギ
ャップ内に配置されて、とりわけ、放出電流量を増加
し、素子を活性化するものであるが、好ましくは炭素を
主成分とする膜である。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0047】[実施の形態1]本実施の形態1では、表
面伝導型放出素子をマトリックス状に配線し、配線抵抗
による電圧降下を補償しながら素子の活性化を行う場合
に生じる、非選択素子の低抵抗化現象をマトリックス全
体で検出し、素子の低抵抗化現象が観察されると全ての
素子に対して高抵抗化パルスを印加して活性化を行なっ
ている。
面伝導型放出素子をマトリックス状に配線し、配線抵抗
による電圧降下を補償しながら素子の活性化を行う場合
に生じる、非選択素子の低抵抗化現象をマトリックス全
体で検出し、素子の低抵抗化現象が観察されると全ての
素子に対して高抵抗化パルスを印加して活性化を行なっ
ている。
【0048】図1は、本実施の形態に係る表面伝導型放
出素子の通電活性化装置の一例を示すブロック図であ
る。
出素子の通電活性化装置の一例を示すブロック図であ
る。
【0049】図1において、101は通電活性化をする
ために接続されているマルチ表面伝導型放出素子基板
(本実施の形態における基板101には複数の表面伝導
型放出素子がマトリックス状に配線されており、既にこ
れら素子のフォーミングが完了しているものとする)で
あり、不図示の真空排気装置に接続されており、この基
板101を収容している容器は10の−2乗〜10の−
5乗[torr]程度に真空排気されている。また、102は
ライン選択部で、制御部104の指示に従って、活性化
すべき行配線を選択し、その選択した行配線に電源10
3より電圧を印加している。110はライン側電流検出
部で、基板101の各行配線に流れる電流値を検出して
いる。107は画素側電流検出部で、基板101の各列
配線に流れる電流値を検出している。制御部104は、
電流検出部107で検出された電流値を取り込み、通電
活性化のための電圧値を決定し、その電圧値を電源10
3、画素側出力電圧アンプ111に設定するとともに、
ライン選択部102及び、出力電圧アンプ111に含ま
れる画素選択部111aを制御して、基板101の行方
向及び列配線の選択を制御している。Dx1〜Dxmは電子
源基板101の行配線端子を示し、Dy1〜Dynは電子源
基板101の列配線端子を示している。尚、制御部10
4のタイマ104aは、後述する高抵抗の保持時間Thr
を計時するためのものである。尚、電源156は後述す
る実施の形態2において、列配線に高抵抗化パルスを印
加するために使用されるもので、実施の形態1の構成で
は省略可能である。
ために接続されているマルチ表面伝導型放出素子基板
(本実施の形態における基板101には複数の表面伝導
型放出素子がマトリックス状に配線されており、既にこ
れら素子のフォーミングが完了しているものとする)で
あり、不図示の真空排気装置に接続されており、この基
板101を収容している容器は10の−2乗〜10の−
5乗[torr]程度に真空排気されている。また、102は
ライン選択部で、制御部104の指示に従って、活性化
すべき行配線を選択し、その選択した行配線に電源10
3より電圧を印加している。110はライン側電流検出
部で、基板101の各行配線に流れる電流値を検出して
いる。107は画素側電流検出部で、基板101の各列
配線に流れる電流値を検出している。制御部104は、
電流検出部107で検出された電流値を取り込み、通電
活性化のための電圧値を決定し、その電圧値を電源10
3、画素側出力電圧アンプ111に設定するとともに、
ライン選択部102及び、出力電圧アンプ111に含ま
れる画素選択部111aを制御して、基板101の行方
向及び列配線の選択を制御している。Dx1〜Dxmは電子
源基板101の行配線端子を示し、Dy1〜Dynは電子源
基板101の列配線端子を示している。尚、制御部10
4のタイマ104aは、後述する高抵抗の保持時間Thr
を計時するためのものである。尚、電源156は後述す
る実施の形態2において、列配線に高抵抗化パルスを印
加するために使用されるもので、実施の形態1の構成で
は省略可能である。
【0050】次に図2を用いて、ライン選択部102に
おける動作を説明する。図2はライン選択部102の回
路構成を示す回路図である。
おける動作を説明する。図2はライン選択部102の回
路構成を示す回路図である。
【0051】ライン選択部102は、リレー、アナログ
スイッチなどのスイッチを有し、表面伝導型放出素子基
板101上にm行×n列の表面伝導型放出素子がマトリ
ックス状に配置されているとき、SWx1からSWxmのよ
うにm個のスイッチが並列に配設され、各スイッチの出
力が電子源基板101の行配線端子Dx1からDxmのそれ
ぞれに接続されている。またこれらスイッチは制御部1
04よりの制御信号150によりコントロールされ、通
電活性化するべき行配線に電源103からの電圧波形が
加わるように作動する。図2においては、1行目(Sx
1)のラインが選択され、行配線端子Dx1にのみ電圧が
印加されており、他のライン(非選択行配線)はグラウ
ンドに接続されている。
スイッチなどのスイッチを有し、表面伝導型放出素子基
板101上にm行×n列の表面伝導型放出素子がマトリ
ックス状に配置されているとき、SWx1からSWxmのよ
うにm個のスイッチが並列に配設され、各スイッチの出
力が電子源基板101の行配線端子Dx1からDxmのそれ
ぞれに接続されている。またこれらスイッチは制御部1
04よりの制御信号150によりコントロールされ、通
電活性化するべき行配線に電源103からの電圧波形が
加わるように作動する。図2においては、1行目(Sx
1)のラインが選択され、行配線端子Dx1にのみ電圧が
印加されており、他のライン(非選択行配線)はグラウ
ンドに接続されている。
【0052】図3は、画素選択側出力電圧アンプ111
の回路構成を示す回路図である。
の回路構成を示す回路図である。
【0053】この電圧アンプ111は、画素選択部11
1aと出力電圧ブロックとに分けられる。この画素選択
部111aもライン選択部102と同様に、リレー、ア
ナログスイッチ等で構成され、n個のスイッチSWy1〜
SWynが配置されており、この画素選択部111aの出
力は電流検出部107を通じて電子源基板101の列配
線端子Dy1〜Dynに接続されている。また、これらのス
イッチSWy1〜SWynのそれぞれの切替えは制御部10
4からの制御信号151によりコントロールされ、通電
活性化すべきラインに画素選択側電圧出力アンプ111
からの電圧が印加されるように作動する。この図3にお
いては、2列目の配線(Sy2)が選択されており、その
他の列配線はグランドに接続されている。
1aと出力電圧ブロックとに分けられる。この画素選択
部111aもライン選択部102と同様に、リレー、ア
ナログスイッチ等で構成され、n個のスイッチSWy1〜
SWynが配置されており、この画素選択部111aの出
力は電流検出部107を通じて電子源基板101の列配
線端子Dy1〜Dynに接続されている。また、これらのス
イッチSWy1〜SWynのそれぞれの切替えは制御部10
4からの制御信号151によりコントロールされ、通電
活性化すべきラインに画素選択側電圧出力アンプ111
からの電圧が印加されるように作動する。この図3にお
いては、2列目の配線(Sy2)が選択されており、その
他の列配線はグランドに接続されている。
【0054】この画素選択側出力電圧アンプ111は出
力電圧アンプを有し、基板101にm行×n列の表面伝
導型放出素子がマトリックス状に配置されているときは
n個の電圧アンプ152が配置されている。これら電圧
アンプ152の出力AMPy1〜AMPynは、画素選択部
111a、電流検出部107を通じて電子源基板101
の列方向端子Dy1〜Dynに入力されている。なお、これ
ら列配線に印加する電圧印加パターンは、電流検出部1
10により検出されるライン側の電流検出値、及び画素
選択側電流検出部107により検出値に基づいて制御部
104により設定され、制御信号端子Cy1〜Cynとして
画素選択側出力電圧アンプ111に入力される。
力電圧アンプを有し、基板101にm行×n列の表面伝
導型放出素子がマトリックス状に配置されているときは
n個の電圧アンプ152が配置されている。これら電圧
アンプ152の出力AMPy1〜AMPynは、画素選択部
111a、電流検出部107を通じて電子源基板101
の列方向端子Dy1〜Dynに入力されている。なお、これ
ら列配線に印加する電圧印加パターンは、電流検出部1
10により検出されるライン側の電流検出値、及び画素
選択側電流検出部107により検出値に基づいて制御部
104により設定され、制御信号端子Cy1〜Cynとして
画素選択側出力電圧アンプ111に入力される。
【0055】図4は、本実施の形態のライン側電流検出
部110(a)及び画素選択側電流検出部107(b)
の構成を示すブロック図である。
部110(a)及び画素選択側電流検出部107(b)
の構成を示すブロック図である。
【0056】図4(a)は、ライン側の電流検出部11
0の構成を示す回路図で、ライン選択部102から出力
される電圧は、配線Sx1からSxmを通して電流検出部1
10に入力される。この電流検出部110は、電流検出
用の抵抗Rsx1からRsxmと、これら抵抗の両端に発生す
る電圧値を計測するための電圧計(V)を有している。
これにより制御部104は、各行配線に対応する電流検
出用の抵抗Rsx1からRsxmのそれぞれに発生する電圧値
を各電圧計から入力し、それら電圧値のそれぞれを各抵
抗の抵抗値で割ることにより、各行配線を流れる電流値
を求めることができる。
0の構成を示す回路図で、ライン選択部102から出力
される電圧は、配線Sx1からSxmを通して電流検出部1
10に入力される。この電流検出部110は、電流検出
用の抵抗Rsx1からRsxmと、これら抵抗の両端に発生す
る電圧値を計測するための電圧計(V)を有している。
これにより制御部104は、各行配線に対応する電流検
出用の抵抗Rsx1からRsxmのそれぞれに発生する電圧値
を各電圧計から入力し、それら電圧値のそれぞれを各抵
抗の抵抗値で割ることにより、各行配線を流れる電流値
を求めることができる。
【0057】また図4(b)は、画素選択側の電流検出
部107の構成を示すブロック図である。
部107の構成を示すブロック図である。
【0058】画素電圧出力電圧アンプ111から出力さ
れる電圧信号は、配線Sy1からSynを通して電流検出部
107に入力される。この電流検出部107は検出用の
抵抗Rsy1からRsynと、これら各抵抗の両端に発生する
電圧を計測する電圧計を有している。これにより制御部
104は、各列配線に対応する電流検出用の抵抗Rsy1
からRsynのそれぞれに発生する電圧値を各電圧計から
入力し、それら電圧値のそれぞれを各抵抗の抵抗値で割
ることにより、各行配線を流れる電流値を求めることが
できる。
れる電圧信号は、配線Sy1からSynを通して電流検出部
107に入力される。この電流検出部107は検出用の
抵抗Rsy1からRsynと、これら各抵抗の両端に発生する
電圧を計測する電圧計を有している。これにより制御部
104は、各列配線に対応する電流検出用の抵抗Rsy1
からRsynのそれぞれに発生する電圧値を各電圧計から
入力し、それら電圧値のそれぞれを各抵抗の抵抗値で割
ることにより、各行配線を流れる電流値を求めることが
できる。
【0059】これら図2、図3に示す例では、1行2列
目の素子F(1,2)が選択されており、その他の行配
線及び列配線は接地されているため、この1行2列目の
素子以外には電流は流れない。従って、図4(a)にお
いて、1行目の抵抗Rsx1と、図4(b)において2列
目の抵抗Rsy2の両端にのみ電圧が発生し、その電圧値
がV2であれば、1行目の行配線に流れる電流I1は、 I1=V2/Rsx1 2列目の列配線に流れる電流I1は、 I1=V2/Rsy2 で算出することができる。尚、抵抗Rsx1からRsxnの抵
抗値、及び抵抗Rsy1からRsynの抵抗値は、電流Ifが
流れるときの電圧降下によって表面伝導型放出素子基板
101への印加電圧に影響を与えないように、十分低い
値に設定してある。なお、これら電圧計により計測され
た電圧値は、A/Dコンバータによりデジタル値に変換
して制御部104に出力することができる。
目の素子F(1,2)が選択されており、その他の行配
線及び列配線は接地されているため、この1行2列目の
素子以外には電流は流れない。従って、図4(a)にお
いて、1行目の抵抗Rsx1と、図4(b)において2列
目の抵抗Rsy2の両端にのみ電圧が発生し、その電圧値
がV2であれば、1行目の行配線に流れる電流I1は、 I1=V2/Rsx1 2列目の列配線に流れる電流I1は、 I1=V2/Rsy2 で算出することができる。尚、抵抗Rsx1からRsxnの抵
抗値、及び抵抗Rsy1からRsynの抵抗値は、電流Ifが
流れるときの電圧降下によって表面伝導型放出素子基板
101への印加電圧に影響を与えないように、十分低い
値に設定してある。なお、これら電圧計により計測され
た電圧値は、A/Dコンバータによりデジタル値に変換
して制御部104に出力することができる。
【0060】以上のように、行配線側及び画素選択(列
配線)側の両側から、各表面伝導型放出素子毎に、各素
子を流れる電流値をモニタすることができる。
配線)側の両側から、各表面伝導型放出素子毎に、各素
子を流れる電流値をモニタすることができる。
【0061】また、画素側選択部111aにおいて、全
ての列配線を接地することにより、各行配線単位で、そ
の配線に流れる電流値を測定することができる。また更
に、ライン側選択部102の全て行配線を接地すること
により、列配線毎に各列配線を流れる電流値を測定する
ことができる。
ての列配線を接地することにより、各行配線単位で、そ
の配線に流れる電流値を測定することができる。また更
に、ライン側選択部102の全て行配線を接地すること
により、列配線毎に各列配線を流れる電流値を測定する
ことができる。
【0062】次に、制御部104から画素選択側に出力
する補償電圧の決定方法について説明する。
する補償電圧の決定方法について説明する。
【0063】図5は、m行×n列配線された表面伝導型
放出素子のi行目の素子を活性化する場合を示す模式図
である。
放出素子のi行目の素子を活性化する場合を示す模式図
である。
【0064】いま、このi行目の行配線に印加される電
圧値をVf、配線抵抗をR1,R2,R3,…,Rnとし、
各表面伝導型放出素子の抵抗をr1,r2,r3,…,rn
とする。ここでは、その他の行配線は全て接地されてい
るとする。
圧値をVf、配線抵抗をR1,R2,R3,…,Rnとし、
各表面伝導型放出素子の抵抗をr1,r2,r3,…,rn
とする。ここでは、その他の行配線は全て接地されてい
るとする。
【0065】i行目の行(1ライン)の配線抵抗をR_li
ne_iとすると、 R_line_i=ΣRj (j=1〜n) …式(1) となる。ここでi行目に流れる電流をIf、j列目の素
子に流れる電流をif(j)とすると、1列目の素子に印加
される電圧V(1)は、 V(1)=Vf−R1×If となる。これは配線抵抗の影響により、1列目の素子に
印加される電圧が、印加したい電圧VfよりもR1×If
(V)だけ小さくなっていることがわかる。同様に、2
列目、3列目の素子に印加される電圧V(2),V(3)は、 V(2)=V(1)−R2×(If−if(1)) V(3)=V(2)−R3×(If−if(1)−if(2)) で計算される。これによりk列目の素子(但し、k≦m
/2)に印加される電圧V(k)は、 V(k)=V(k-1)−Rk×(If−Σif(j)) (j=1〜k-1) …式(2) により求めることができる。よって、k列目の素子に印
加される電圧は、Vfよりも、 Vf−V(k)=Vf−V(k-1)+Rk×(If−Σif(j)) (j=1〜k-1) =Vf−V(k-2)+Rk-1×(If−Σif(j)+Rk×(If−Σif(j)) (最初のΣif(j)はj=1〜j=k-2の和、2番目のΣif(j)はj=1〜j=k-1の和) =If×(R1+R2+…Rk)−(R2×if(1)+R3×(if(1)+if(2)+ …+Rk×Σif(j) (j=1〜k-1) …式(3) だけ電圧降下していることがわかる。前述の図29で示
される電圧値Vfdkがこの電圧降下分(Vf−V(k))に
対応しており、この電圧降下分を列配線から印加するこ
とにより、配線抵抗による電圧降下を補償した活性化が
行なえる。
ne_iとすると、 R_line_i=ΣRj (j=1〜n) …式(1) となる。ここでi行目に流れる電流をIf、j列目の素
子に流れる電流をif(j)とすると、1列目の素子に印加
される電圧V(1)は、 V(1)=Vf−R1×If となる。これは配線抵抗の影響により、1列目の素子に
印加される電圧が、印加したい電圧VfよりもR1×If
(V)だけ小さくなっていることがわかる。同様に、2
列目、3列目の素子に印加される電圧V(2),V(3)は、 V(2)=V(1)−R2×(If−if(1)) V(3)=V(2)−R3×(If−if(1)−if(2)) で計算される。これによりk列目の素子(但し、k≦m
/2)に印加される電圧V(k)は、 V(k)=V(k-1)−Rk×(If−Σif(j)) (j=1〜k-1) …式(2) により求めることができる。よって、k列目の素子に印
加される電圧は、Vfよりも、 Vf−V(k)=Vf−V(k-1)+Rk×(If−Σif(j)) (j=1〜k-1) =Vf−V(k-2)+Rk-1×(If−Σif(j)+Rk×(If−Σif(j)) (最初のΣif(j)はj=1〜j=k-2の和、2番目のΣif(j)はj=1〜j=k-1の和) =If×(R1+R2+…Rk)−(R2×if(1)+R3×(if(1)+if(2)+ …+Rk×Σif(j) (j=1〜k-1) …式(3) だけ電圧降下していることがわかる。前述の図29で示
される電圧値Vfdkがこの電圧降下分(Vf−V(k))に
対応しており、この電圧降下分を列配線から印加するこ
とにより、配線抵抗による電圧降下を補償した活性化が
行なえる。
【0066】配線抵抗R1,R2,R3,…,Rnは、実際
の抵抗を測定することにより決定され、またi行目に流
れる電流If、j列目に流れる電流If(j)のそれぞれ
は、活性化中に、ライン側電流検出部110と画素側電
流検出部107により測定することができる。よって、
この活性化中に、これらの電流If及びif(j)を測定す
れば、活性化の状態に応じた補償電圧を決定して印加す
ることが可能となる。
の抵抗を測定することにより決定され、またi行目に流
れる電流If、j列目に流れる電流If(j)のそれぞれ
は、活性化中に、ライン側電流検出部110と画素側電
流検出部107により測定することができる。よって、
この活性化中に、これらの電流If及びif(j)を測定す
れば、活性化の状態に応じた補償電圧を決定して印加す
ることが可能となる。
【0067】続いて本実施の形態の通電活性化装置を用
いてマルチ電子源基板101を活性化する手順について
説明する。
いてマルチ電子源基板101を活性化する手順について
説明する。
【0068】まずはじめに制御部104は、基板101
の1行目の表面伝導型放出素子を活性化するために、ラ
イン選択部102に1行目の配線を選択するよう信号を
出力する。これによりライン選択部102は図2(a)
に示した様に、スイッチSWx1のみをオンし、1行目の
行配線に電源103からの電圧パルスを印加する。この
電圧パルスは配線Sx1に出力され、基板端子Dx1を介し
て基板101の1行目行配線に接続された素子に印加さ
れる。
の1行目の表面伝導型放出素子を活性化するために、ラ
イン選択部102に1行目の配線を選択するよう信号を
出力する。これによりライン選択部102は図2(a)
に示した様に、スイッチSWx1のみをオンし、1行目の
行配線に電源103からの電圧パルスを印加する。この
電圧パルスは配線Sx1に出力され、基板端子Dx1を介し
て基板101の1行目行配線に接続された素子に印加さ
れる。
【0069】この時の電圧波形を図6(a)に示す。本
実施の形態においては、パルス幅T1を1ミリ秒、周期
T2を10ミリ秒とした。また図6(a)における電圧
値Vfは、図27に示したVfと等しいものとする。
実施の形態においては、パルス幅T1を1ミリ秒、周期
T2を10ミリ秒とした。また図6(a)における電圧
値Vfは、図27に示したVfと等しいものとする。
【0070】また同時に、制御部104は画素選択部1
11aに全画素(1ラインの全素子)を選択するように
信号を送り、これにより画素選択部111aのスイッチ
SWy1〜SWynは全て導通となる。このときの画素選択
側出力電圧アンプ111の出力電圧波形Vassist_j(j
=1〜n)(図6(b))は、電子源基板101の列端
子Dy1〜Dynを通して、全ての列配線に印加される。
11aに全画素(1ラインの全素子)を選択するように
信号を送り、これにより画素選択部111aのスイッチ
SWy1〜SWynは全て導通となる。このときの画素選択
側出力電圧アンプ111の出力電圧波形Vassist_j(j
=1〜n)(図6(b))は、電子源基板101の列端
子Dy1〜Dynを通して、全ての列配線に印加される。
【0071】このとき、画素選択側出力電圧アンプ11
1が発生するj列目方向の駆動電圧波形を図6(b)に
示す。このときのパルス幅T1,周期T2は、前述の図
6(a)と同じであり、パルス信号の出力のタイミング
が揃っている。また、Vassist_j(j=1〜n)は、列
配線の電圧降下の影響を考慮して決定された、その行の
各列配線に接続された各素子に印加される電圧を示して
いる。これにより、その行配線に接続された全ての素子
に一定電圧Vf(図6(b)に示す電圧[−Vf]と図6
(a)に示す電圧[Vassist]との差分により決定され
る)が印加されることになる。
1が発生するj列目方向の駆動電圧波形を図6(b)に
示す。このときのパルス幅T1,周期T2は、前述の図
6(a)と同じであり、パルス信号の出力のタイミング
が揃っている。また、Vassist_j(j=1〜n)は、列
配線の電圧降下の影響を考慮して決定された、その行の
各列配線に接続された各素子に印加される電圧を示して
いる。これにより、その行配線に接続された全ての素子
に一定電圧Vf(図6(b)に示す電圧[−Vf]と図6
(a)に示す電圧[Vassist]との差分により決定され
る)が印加されることになる。
【0072】こうして電源103と画素選択側出力電圧
アンプ111の出力により、電子源基板101の1行目
の素子の全てに活性化電圧Vfのパルスが印加されるこ
とになり、1行目の素子の活性化が開始される。
アンプ111の出力により、電子源基板101の1行目
の素子の全てに活性化電圧Vfのパルスが印加されるこ
とになり、1行目の素子の活性化が開始される。
【0073】しかし、このままの電圧を列配線に印加し
続けると、これら列配線から印加された電圧Vassist_j
が2行目以降の行配線に接続された全ての素子に印加さ
れ続けることになり、前述した素子のVCNR特性によ
り低抵抗化が起こり、無効電流が流れる。
続けると、これら列配線から印加された電圧Vassist_j
が2行目以降の行配線に接続された全ての素子に印加さ
れ続けることになり、前述した素子のVCNR特性によ
り低抵抗化が起こり、無効電流が流れる。
【0074】ここで本願発明者らによるマルチ電子源の
低抵抗化を防ぐ方法について図31を用いて説明する。
低抵抗化を防ぐ方法について図31を用いて説明する。
【0075】低抵抗化した表面伝導型放出素子に降電圧
レート(パルス立ち下がり)10V/秒以上の電圧パル
スを印加すると、図31の領域A〜領域BよりなるI−
V静特性とは異なる高抵抗状態に遷移する。
レート(パルス立ち下がり)10V/秒以上の電圧パル
スを印加すると、図31の領域A〜領域BよりなるI−
V静特性とは異なる高抵抗状態に遷移する。
【0076】ここで、高抵抗状態とは、素子が有限時間
の間、図31に示す動特性に沿ったI−V特性に従う状
態を指す。例えば図31のI−V特性を有する表面伝導
型放出素子に対して、波高値Vd,降電圧レート10V
/秒以上の電圧パルスを印加した直後には、該素子のI
−V沿測定は図31中、If(Vd)で示すような高抵抗
状態を示す。またこのように高抵抗状態に遷移した後で
も、該素子に対してVdを印加すれば放出電流Isを得る
ことが可能である。しかも実線If(Vd)で示される特
性から明らかなように、この素子に対して電圧Ve以下
の電圧を印加したとしても、点線で示される静特性と比
較して、該素子に流れる電流Ifは大幅に低減される。
またこのような素子の高抵抗状態は、上記電圧パルス印
加後、有限時間保持されるが(この時間をThrとす
る)、その後は再び図31で示されるI−V静特性に戻
る。そこで所望の期間、係る高抵抗状態を維持する必要
がある場合には、高抵抗状態が保持されている間に、上
記電圧パルスを再度繰り返し印加することにより、高抵
抗状態の保持時間を所望期間、延長することができる。
そこで本実施の形態によれば、上記I−V静特性を有す
る表面伝導型放出素子基板101において、予め上記の
降電圧レート10V/秒以上の電圧パルス(以下高抵抗
化パルスと言う)を印加することにより、その素子のI
−V静特性を異なる状態に遷移せしめる。つまり、該素
子を高抵抗状態に遷移せしめることにより、上述の半選
択素子に流れる無効電流を減少させ、活性化時における
装置の消費電力を大幅に低減することができる。尚、上
記高抵抗パルスの降電圧レートの上限は実用的には10
の10乗[V/秒]である。
の間、図31に示す動特性に沿ったI−V特性に従う状
態を指す。例えば図31のI−V特性を有する表面伝導
型放出素子に対して、波高値Vd,降電圧レート10V
/秒以上の電圧パルスを印加した直後には、該素子のI
−V沿測定は図31中、If(Vd)で示すような高抵抗
状態を示す。またこのように高抵抗状態に遷移した後で
も、該素子に対してVdを印加すれば放出電流Isを得る
ことが可能である。しかも実線If(Vd)で示される特
性から明らかなように、この素子に対して電圧Ve以下
の電圧を印加したとしても、点線で示される静特性と比
較して、該素子に流れる電流Ifは大幅に低減される。
またこのような素子の高抵抗状態は、上記電圧パルス印
加後、有限時間保持されるが(この時間をThrとす
る)、その後は再び図31で示されるI−V静特性に戻
る。そこで所望の期間、係る高抵抗状態を維持する必要
がある場合には、高抵抗状態が保持されている間に、上
記電圧パルスを再度繰り返し印加することにより、高抵
抗状態の保持時間を所望期間、延長することができる。
そこで本実施の形態によれば、上記I−V静特性を有す
る表面伝導型放出素子基板101において、予め上記の
降電圧レート10V/秒以上の電圧パルス(以下高抵抗
化パルスと言う)を印加することにより、その素子のI
−V静特性を異なる状態に遷移せしめる。つまり、該素
子を高抵抗状態に遷移せしめることにより、上述の半選
択素子に流れる無効電流を減少させ、活性化時における
装置の消費電力を大幅に低減することができる。尚、上
記高抵抗パルスの降電圧レートの上限は実用的には10
の10乗[V/秒]である。
【0077】以上説明した表面伝導型放出素子の特性に
より、電子源基板101全体に高抵抗化パルスを印加す
ることにより半選択素子の低抵抗化を防止でき、電子源
基板101を劣化させたり破壊したりすることなく、活
性化を行うことができる。つまり、表面伝導型放出素子
の低抵抗化の状態を電流値で検出し、その低抵抗化した
素子に対して高抵抗化パルスを印加することにより活性
化が可能となる。
より、電子源基板101全体に高抵抗化パルスを印加す
ることにより半選択素子の低抵抗化を防止でき、電子源
基板101を劣化させたり破壊したりすることなく、活
性化を行うことができる。つまり、表面伝導型放出素子
の低抵抗化の状態を電流値で検出し、その低抵抗化した
素子に対して高抵抗化パルスを印加することにより活性
化が可能となる。
【0078】ここで、本実施の形態における低抵抗化素
子の検出方法と高抵抗化パルス導入方法について説明す
る。
子の検出方法と高抵抗化パルス導入方法について説明す
る。
【0079】現在活性化している行配線をi行目とす
る。いま行単位で活性化を行なう場合、ライン側電流検
出部110と画素選択側電流検出部107により、活性
化時の電流を計測することができる。即ち、ライン側電
流検出部110により選択された行配線に流れる電流が
計測される。この時のライン側電流をIf_line_i(但し
i=1,2,…,m)とする。そして画素選択側電流検
出部107により、その選択された行配線の各素子に流
れる電流値を計測することができる。この時の画素選択
側電流をIf_gaso_jとする(但し、j=1,2,3,
…,n)。
る。いま行単位で活性化を行なう場合、ライン側電流検
出部110と画素選択側電流検出部107により、活性
化時の電流を計測することができる。即ち、ライン側電
流検出部110により選択された行配線に流れる電流が
計測される。この時のライン側電流をIf_line_i(但し
i=1,2,…,m)とする。そして画素選択側電流検
出部107により、その選択された行配線の各素子に流
れる電流値を計測することができる。この時の画素選択
側電流をIf_gaso_jとする(但し、j=1,2,3,
…,n)。
【0080】画素選択側から非選択素子に対して電圧を
印加しても、素子の低抵抗化が起っていない場合は、 If_line_i=If_gaso_1+If_gaso_2+If_gaso_3+…+If_gaso_n =ΣIf_gaso_j (j=1〜n) …式(4) となる。
印加しても、素子の低抵抗化が起っていない場合は、 If_line_i=If_gaso_1+If_gaso_2+If_gaso_3+…+If_gaso_n =ΣIf_gaso_j (j=1〜n) …式(4) となる。
【0081】しかし、画素選択側電圧により非選択素子
の低抵抗化が顕著になってくると、列配線に接続された
素子の漏れ電流が増加するため、 If_line_i < ΣIf_gaso_j (j=1〜n) …式(5) となり、このi行目の活性化を行なっている場合の列配
線における漏れ電流If_leak_iの大きさは、 If_leak_i =(ΣIf_gaso_j)−If_line_i (j=1〜n) …式(6) と算出される。この漏れ電流If_leak_iにより、単純マ
トリックス状に作成した表面伝導型素子全体の低抵抗化
状況を調べることができる。
の低抵抗化が顕著になってくると、列配線に接続された
素子の漏れ電流が増加するため、 If_line_i < ΣIf_gaso_j (j=1〜n) …式(5) となり、このi行目の活性化を行なっている場合の列配
線における漏れ電流If_leak_iの大きさは、 If_leak_i =(ΣIf_gaso_j)−If_line_i (j=1〜n) …式(6) と算出される。この漏れ電流If_leak_iにより、単純マ
トリックス状に作成した表面伝導型素子全体の低抵抗化
状況を調べることができる。
【0082】本実施の形態においては、この漏れ電流I
f_leak_iの大きさがある閾値If_refresh_thを越えたと
き初めて高抵抗化パルスの導入を行なうこととした。
尚、この漏れ電流の閾値If_refresh_thは、具体的に
は、数百μA〜数Aであり、この値は素子の材料や製造
工程により異なる。
f_leak_iの大きさがある閾値If_refresh_thを越えたと
き初めて高抵抗化パルスの導入を行なうこととした。
尚、この漏れ電流の閾値If_refresh_thは、具体的に
は、数百μA〜数Aであり、この値は素子の材料や製造
工程により異なる。
【0083】本実施の形態における高抵抗化パルスを図
7に示す。この高抵抗化パルスは電源103より発生さ
れ、この時ライン選択部102は全ての行配線を選択す
るように制御される。またこの時、画素側選択部111
aでは全てのスイッチがオフされて、全ての列配線はグ
ランドに落とされる。逆に、画素側選択部111aによ
り全ての列配線を選択し、ライン選択部102における
接続を全てグランドにすることにより、高抵抗化パルス
を導入する方法も考えられる。
7に示す。この高抵抗化パルスは電源103より発生さ
れ、この時ライン選択部102は全ての行配線を選択す
るように制御される。またこの時、画素側選択部111
aでは全てのスイッチがオフされて、全ての列配線はグ
ランドに落とされる。逆に、画素側選択部111aによ
り全ての列配線を選択し、ライン選択部102における
接続を全てグランドにすることにより、高抵抗化パルス
を導入する方法も考えられる。
【0084】このようにして、半選択素子の高抵抗化を
行ないながら1行目の行配線に接続された素子の活性化
が終了すると、制御部104は次の行を選択するようラ
イン選択部102に信号を送る。これにより1行目の行
配線の場合と同様にして、高抵抗化パルスをその他の非
選択の行配線に印加しながら活性化を行う。こうして活
性化終了時間、或は活性化電流値が目標値になった時点
で、その2行目の行配線に接続された素子の活性化を終
了する。
行ないながら1行目の行配線に接続された素子の活性化
が終了すると、制御部104は次の行を選択するようラ
イン選択部102に信号を送る。これにより1行目の行
配線の場合と同様にして、高抵抗化パルスをその他の非
選択の行配線に印加しながら活性化を行う。こうして活
性化終了時間、或は活性化電流値が目標値になった時点
で、その2行目の行配線に接続された素子の活性化を終
了する。
【0085】このような手順で、各行配線を順次選択し
て全ての行配線に対する活性化処理が終了すると、この
表面伝導型放出素子基板101の活性化を終了する。
て全ての行配線に対する活性化処理が終了すると、この
表面伝導型放出素子基板101の活性化を終了する。
【0086】図8は、本実施の形態の通電活性化装置の
制御部104の処理動作を示すフローチャートである。
制御部104の処理動作を示すフローチャートである。
【0087】まずステップS1で、ライン選択部102
により1行目の行配線を選択し、ステップS2で電源1
03より図6(a)に示すようなパルス信号を出力す
る。ステップS3で、ステップS2の活性化パルスの印
加時に測定した1行目の配線を流れる電流値及び画素選
択側電流検出部107で検出された列配線の電流値に基
づいて、配線抵抗による電圧降下を補償する電圧値を計
算する。次にステップS4に進み、電源103より図6
(a)に示すようなパルス信号を出力し、これと同期し
て画素選択側出力電圧アンプ111より図6(b)に示
すような補償電圧パルスを出力する。これにより、基板
101の1行目の行配線に接続された全ての素子に一定
の電圧Vfが印加される。また、このステップで活性化
している行の電流I_line_i(i行目の行配線に流れる
電流)と、全ての列配線に流れ込む電流I_gaso_j(j
=1,2,…,n)を測定する。
により1行目の行配線を選択し、ステップS2で電源1
03より図6(a)に示すようなパルス信号を出力す
る。ステップS3で、ステップS2の活性化パルスの印
加時に測定した1行目の配線を流れる電流値及び画素選
択側電流検出部107で検出された列配線の電流値に基
づいて、配線抵抗による電圧降下を補償する電圧値を計
算する。次にステップS4に進み、電源103より図6
(a)に示すようなパルス信号を出力し、これと同期し
て画素選択側出力電圧アンプ111より図6(b)に示
すような補償電圧パルスを出力する。これにより、基板
101の1行目の行配線に接続された全ての素子に一定
の電圧Vfが印加される。また、このステップで活性化
している行の電流I_line_i(i行目の行配線に流れる
電流)と、全ての列配線に流れ込む電流I_gaso_j(j
=1,2,…,n)を測定する。
【0088】次にステップS5に進み、素子の活性化が
終了する時間が経過したかどうかを調べ、その時間が経
過していないときはステップS6に進み、非選択素子の
素子抵抗をチェックする。このステップS6を具体的に
説明すると、まずステップS4で測定した漏れ電流I_l
eak_iと閾値I_refresh_thとの比較を行ない、I_leak_
i≦I_refresh_thの場合は、素子の低抵抗化が進んでい
ないと判断して再びステップS3へ戻り活性化を行な
う。
終了する時間が経過したかどうかを調べ、その時間が経
過していないときはステップS6に進み、非選択素子の
素子抵抗をチェックする。このステップS6を具体的に
説明すると、まずステップS4で測定した漏れ電流I_l
eak_iと閾値I_refresh_thとの比較を行ない、I_leak_
i≦I_refresh_thの場合は、素子の低抵抗化が進んでい
ないと判断して再びステップS3へ戻り活性化を行な
う。
【0089】一方、ステップS6でI_leak_i>I_refr
esh_thとなった場合は、非選択素子の低抵抗化が進んで
いるためステップS7に進み、ライン選択部102によ
り全行配線を選択し、画素側選択部111aにおけるス
イッチを全て接地側に接続する。次にステップS8に進
み、電源103から発生した高抵抗化パルスにより全素
子の高抵抗化をはかる。次にステップS9に進み、ライ
ン選択部102及び画素側選択部111aの設定を高抵
抗化パルス導入前の状態に戻してステップS3に戻り、
素子の活性化を再開する。
esh_thとなった場合は、非選択素子の低抵抗化が進んで
いるためステップS7に進み、ライン選択部102によ
り全行配線を選択し、画素側選択部111aにおけるス
イッチを全て接地側に接続する。次にステップS8に進
み、電源103から発生した高抵抗化パルスにより全素
子の高抵抗化をはかる。次にステップS9に進み、ライ
ン選択部102及び画素側選択部111aの設定を高抵
抗化パルス導入前の状態に戻してステップS3に戻り、
素子の活性化を再開する。
【0090】またステップS5で、現在選択している行
配線に接続された素子の活性化時間が終了しているとき
はステップS10に進み、基板101の全手の行配線に
対する処理が終了したかどうかを調べ、終了していない
時はステップS11に進み、ライン選択部102により
次の行配線を選択してステップS2に戻り、前述の処理
を実行する。
配線に接続された素子の活性化時間が終了しているとき
はステップS10に進み、基板101の全手の行配線に
対する処理が終了したかどうかを調べ、終了していない
時はステップS11に進み、ライン選択部102により
次の行配線を選択してステップS2に戻り、前述の処理
を実行する。
【0091】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、半選択素子の漏れ電流の大きさをマトリックス状に
配線された素子全体として検出し、非選択素子の高抵抗
化を行ないながら通電活性化することにより活性化工程
による投入電力をより小さくすることが可能となる。よ
って、表面伝導型素子の熱的な破壊をより効率良く防止
し、通電活性化装置の消費電力量をより少なくすること
ができる。
ば、半選択素子の漏れ電流の大きさをマトリックス状に
配線された素子全体として検出し、非選択素子の高抵抗
化を行ないながら通電活性化することにより活性化工程
による投入電力をより小さくすることが可能となる。よ
って、表面伝導型素子の熱的な破壊をより効率良く防止
し、通電活性化装置の消費電力量をより少なくすること
ができる。
【0092】また、本実施の形態1の通電活性化装置を
用いて、マトリクス状に配線された表面伝導型放出素子
を活性化したところ、全ての素子の電子放出特性が略均
一化された。これにより、この電子源基板を用いて、輝
度又は濃度のばらつきが少ない高品位な画像表示装置を
実現できた。
用いて、マトリクス状に配線された表面伝導型放出素子
を活性化したところ、全ての素子の電子放出特性が略均
一化された。これにより、この電子源基板を用いて、輝
度又は濃度のばらつきが少ない高品位な画像表示装置を
実現できた。
【0093】また本実施の形態の表面伝導型放出素子基
板は、片側配線取り出しであるが、両側配線取り出しの
ものについても同様に実施可能であり、そのような表面
伝導型放出素子基板を用いても高品位な画像形成装置が
実現されたのは言うまでもない。
板は、片側配線取り出しであるが、両側配線取り出しの
ものについても同様に実施可能であり、そのような表面
伝導型放出素子基板を用いても高品位な画像形成装置が
実現されたのは言うまでもない。
【0094】[実施の形態2]本実施の形態2では、表
面伝導型放出素子をマトリックス状に配線することによ
る電圧降下を補償した活性化を行なう場合におこる、非
選択素子の低抵抗化現象を列配線単位で検出し、素子の
低抵抗化現象が検出されると、その列配線単位で高抵抗
化パルスを導入し、活性化を行なっている。
面伝導型放出素子をマトリックス状に配線することによ
る電圧降下を補償した活性化を行なう場合におこる、非
選択素子の低抵抗化現象を列配線単位で検出し、素子の
低抵抗化現象が検出されると、その列配線単位で高抵抗
化パルスを導入し、活性化を行なっている。
【0095】以下に、本発明に係る実施の形態2につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0096】本実施の形態2における通電活性化装置
は、前述の実施の形態1と同様の構成であり、表面伝導
型放出素子も同じであるため、装置全体の構成に関する
説明を省略する。
は、前述の実施の形態1と同様の構成であり、表面伝導
型放出素子も同じであるため、装置全体の構成に関する
説明を省略する。
【0097】この実施の形態2と前述の実施の形態1と
異なる点は、表面伝導型放出素子の低抵抗化素子の検出
方法と高抵抗化導入方法にある。即ち、本実施の形態2
では、列配線単位で低抵抗化した素子の位置を検出し、
低抵抗化した素子が接続されている列配線のみに高抵抗
化パルスを印加している。
異なる点は、表面伝導型放出素子の低抵抗化素子の検出
方法と高抵抗化導入方法にある。即ち、本実施の形態2
では、列配線単位で低抵抗化した素子の位置を検出し、
低抵抗化した素子が接続されている列配線のみに高抵抗
化パルスを印加している。
【0098】次に、素子の低抵抗化を検出するための処
理について説明する。
理について説明する。
【0099】i行目の活性化中に、漏れ電流If_leak_i
及び画素選択側電流If_gaso_j(j=1,2,…,n)
を測定する方法は、前述の実施の形態1と同じである。
及び画素選択側電流If_gaso_j(j=1,2,…,n)
を測定する方法は、前述の実施の形態1と同じである。
【0100】いま漏れ電流If_leak_iの値が画素選択側
電流If_refresh_thの値を超えたとき、低抵抗化した素
子のある列配線を特定するために、列配線の抵抗測定を
行う。
電流If_refresh_thの値を超えたとき、低抵抗化した素
子のある列配線を特定するために、列配線の抵抗測定を
行う。
【0101】ここではライン選択部102により全ての
行配線を接地し、更に画素側選択部111aにより、測
定を行ないたい画素選択側配線のj列目配線以外を全て
接地する。そして、j列目の列配線に電圧V4(V)を
印加する。このとき、このj列目の配線を流れる電流I
f_gaso_jは、 If_gaso_j=V4/Rsyj で表される。この電流値If_gaso_jが、列方向の漏れ電
流閾値I_refresh_retu_thより大きい列配線にのみ高抵
抗化パルスを導入して、素子の高抵抗化を行なう。
行配線を接地し、更に画素側選択部111aにより、測
定を行ないたい画素選択側配線のj列目配線以外を全て
接地する。そして、j列目の列配線に電圧V4(V)を
印加する。このとき、このj列目の配線を流れる電流I
f_gaso_jは、 If_gaso_j=V4/Rsyj で表される。この電流値If_gaso_jが、列方向の漏れ電
流閾値I_refresh_retu_thより大きい列配線にのみ高抵
抗化パルスを導入して、素子の高抵抗化を行なう。
【0102】尚、この漏れ電流閾値I_refresh_retu_th
は、具体的には、数百μA〜数Aであり、この値は素子
の材料や製造工程により異なる。
は、具体的には、数百μA〜数Aであり、この値は素子
の材料や製造工程により異なる。
【0103】本実施の形態2における高抵抗化パルスを
図7に示す。この高抵抗化パルスは画素選択側出力電圧
アンプ111に含まれる電源156により発生され、こ
の時ライン選択部102により全ての行配線が接地され
ている。また、このプロセスで高抵抗化パルスが必要と
される列配線を選択し、その他の列配線はグランドに落
とされる。つまり、低抵抗化している素子が接続された
列配線だけに高抵抗化パルスを導入することで、前述の
実施の形態1より高抵抗化パルスによる投入電力を抑制
することができる。
図7に示す。この高抵抗化パルスは画素選択側出力電圧
アンプ111に含まれる電源156により発生され、こ
の時ライン選択部102により全ての行配線が接地され
ている。また、このプロセスで高抵抗化パルスが必要と
される列配線を選択し、その他の列配線はグランドに落
とされる。つまり、低抵抗化している素子が接続された
列配線だけに高抵抗化パルスを導入することで、前述の
実施の形態1より高抵抗化パルスによる投入電力を抑制
することができる。
【0104】こうして1行目の活性化処理が終了する
と、制御部104は次の行を選択するようにライン選択
部102に信号を送り、1行目の場合と同じ手順で活性
化を行い、活性化終了時間とを活性化電流値が目標値に
なれば、その行配線に対する活性化処理を終了する。こ
のような手順で各行配線に接続された素子を順次活性化
していき、表面伝導型放出素子基板101の全ての素子
の活性化処理が完了する。
と、制御部104は次の行を選択するようにライン選択
部102に信号を送り、1行目の場合と同じ手順で活性
化を行い、活性化終了時間とを活性化電流値が目標値に
なれば、その行配線に対する活性化処理を終了する。こ
のような手順で各行配線に接続された素子を順次活性化
していき、表面伝導型放出素子基板101の全ての素子
の活性化処理が完了する。
【0105】図9は、本実施の形態2に係る通電活性化
装置の制御部104の処理動作を示すフローチャートで
ある。
装置の制御部104の処理動作を示すフローチャートで
ある。
【0106】まずステップS101で、ライン選択部1
02により1行目の行配線を選択し、次にステップS1
02に進み、電源103より図6(a)に示すようなパ
ルス信号を出力する。次にステップS103に進み、ス
テップS102の活性化パルス印加時に測定した1行目
の行配線を流れる電流値及び画素選択側電流検出部10
7で測定された列配線を流れる電流値に基づいて、配線
抵抗による電圧降下を補償する電圧値を制御部104で
計算する。次にステップ104に進み、電源103より
図6(a)に示すようなパルス信号を出力し、これに同
期して画素選択側出力電圧アンプ111より、ステップ
S103での計算結果に基づいて、図6(b)に示すよ
うな補償電圧パルスを出力する。これにより基板101
の1行目の行配線に接続された全ての素子に一定の電圧
Vfが印加される。また、このステップS104で、活
性化を行っている行配線を流れる電流I_line_i(i行
目の行配線を流れる電流値)と、各列配線に流れこむ電
流I_gaso_j(j=1,2,…,n)を測定する。
02により1行目の行配線を選択し、次にステップS1
02に進み、電源103より図6(a)に示すようなパ
ルス信号を出力する。次にステップS103に進み、ス
テップS102の活性化パルス印加時に測定した1行目
の行配線を流れる電流値及び画素選択側電流検出部10
7で測定された列配線を流れる電流値に基づいて、配線
抵抗による電圧降下を補償する電圧値を制御部104で
計算する。次にステップ104に進み、電源103より
図6(a)に示すようなパルス信号を出力し、これに同
期して画素選択側出力電圧アンプ111より、ステップ
S103での計算結果に基づいて、図6(b)に示すよ
うな補償電圧パルスを出力する。これにより基板101
の1行目の行配線に接続された全ての素子に一定の電圧
Vfが印加される。また、このステップS104で、活
性化を行っている行配線を流れる電流I_line_i(i行
目の行配線を流れる電流値)と、各列配線に流れこむ電
流I_gaso_j(j=1,2,…,n)を測定する。
【0107】次にステップS105に進み、その行配線
に接続されている素子の活性化が終了したかどうかを、
その経過時間を基に判定し、終了していないときはステ
ップS106に進み、非選択素子の素子抵抗をチェック
する。このステップS106の処理を具体的に説明する
と、まずステップS104で測定した、漏れ電流I_lea
k_iと閾値I_refresh_thの比較を行ない、漏れ電流が閾
値電流に等しいかそれよりも小さいとき(I_leak_i≦
I_refresh_th)は素子の低抵抗化が進んでいないと判
断して再びステップS103へ戻り、活性化を行なう。
に接続されている素子の活性化が終了したかどうかを、
その経過時間を基に判定し、終了していないときはステ
ップS106に進み、非選択素子の素子抵抗をチェック
する。このステップS106の処理を具体的に説明する
と、まずステップS104で測定した、漏れ電流I_lea
k_iと閾値I_refresh_thの比較を行ない、漏れ電流が閾
値電流に等しいかそれよりも小さいとき(I_leak_i≦
I_refresh_th)は素子の低抵抗化が進んでいないと判
断して再びステップS103へ戻り、活性化を行なう。
【0108】一方、漏れ電流が閾値電流よりも大きい
(I_leak_i>I_refresh_th)ときは、非選択素子の低
抵抗化が進んでいるためステップS107に進み、ライ
ン選択部102により全ての行配線を接地し、画素側選
択部111aにより1列配線ずつ選択して電圧を印加
し、各列配線を流れる電流値を検出して、低抵抗化して
いる素子を接続している列配線を特定する。次にステッ
プS108に進み、ステップ107で低抵抗化が検出さ
れた列配線に対して、ライン選択部102により全ての
行配線を接地したまま、画素選択側出力電圧アンプ11
1に接続されている電源156から高抵抗化パルスを印
加することにより、その列配線に接続されている素子の
高抵抗化をはかる。次にステップS109に進み、ライ
ン選択部102及び画素側選択部111aにおける設定
を高抵抗化パルス導入前の状態に戻してステップS10
3に戻り、素子の活性化を再開する。
(I_leak_i>I_refresh_th)ときは、非選択素子の低
抵抗化が進んでいるためステップS107に進み、ライ
ン選択部102により全ての行配線を接地し、画素側選
択部111aにより1列配線ずつ選択して電圧を印加
し、各列配線を流れる電流値を検出して、低抵抗化して
いる素子を接続している列配線を特定する。次にステッ
プS108に進み、ステップ107で低抵抗化が検出さ
れた列配線に対して、ライン選択部102により全ての
行配線を接地したまま、画素選択側出力電圧アンプ11
1に接続されている電源156から高抵抗化パルスを印
加することにより、その列配線に接続されている素子の
高抵抗化をはかる。次にステップS109に進み、ライ
ン選択部102及び画素側選択部111aにおける設定
を高抵抗化パルス導入前の状態に戻してステップS10
3に戻り、素子の活性化を再開する。
【0109】またステップS105で、現在の行配線に
接続されている全ての素子に対する活性化処理が終了し
ているときはステップS110に進み、全行配線に対す
る活性化が終了しているかを判定し、終了していない時
はステップS111に進み、ライン選択部102により
次の行配線を選択してステップS102に戻り、前述の
処理を実行する。
接続されている全ての素子に対する活性化処理が終了し
ているときはステップS110に進み、全行配線に対す
る活性化が終了しているかを判定し、終了していない時
はステップS111に進み、ライン選択部102により
次の行配線を選択してステップS102に戻り、前述の
処理を実行する。
【0110】以上説明したように本実施の形態2によれ
ば、半選択素子の漏れ電流の大きさを列配線単位で検出
し、漏れ電流の大きい列配線に対して高抵抗化パルスを
印加しながら通電活性化することにより、活性化工程に
おける投入電力をより小さくすることが可能となる。こ
れにより表面伝導型放出素子の熱的な破壊をより防止で
き、通電活性化装置の消責電力量をより小さくすること
ができる。
ば、半選択素子の漏れ電流の大きさを列配線単位で検出
し、漏れ電流の大きい列配線に対して高抵抗化パルスを
印加しながら通電活性化することにより、活性化工程に
おける投入電力をより小さくすることが可能となる。こ
れにより表面伝導型放出素子の熱的な破壊をより防止で
き、通電活性化装置の消責電力量をより小さくすること
ができる。
【0111】また、本実施の形態2の通電活性化装置を
用いて、マトリクス状に配列された表面伝導型放出素子
を活性化したところ、全ての素子の電子放出特性が略均
一化された。従って、このような表面伝導型放出素子を
有する電子源を用いた画像形成装置を作製したところ、
輝度及び濃度のばらつきが少ない高品位な画像を形成で
きた。
用いて、マトリクス状に配列された表面伝導型放出素子
を活性化したところ、全ての素子の電子放出特性が略均
一化された。従って、このような表面伝導型放出素子を
有する電子源を用いた画像形成装置を作製したところ、
輝度及び濃度のばらつきが少ない高品位な画像を形成で
きた。
【0112】尚、上述した本実施の形態2の表面伝導型
放出素子基板は片側配線取り出しであったが、両側配線
取り出しのものについても同様に実施可能であり、この
ような表面伝導型放出素子基板を用いても高品位な画像
形成装置が実現されたのは言うまでもない。
放出素子基板は片側配線取り出しであったが、両側配線
取り出しのものについても同様に実施可能であり、この
ような表面伝導型放出素子基板を用いても高品位な画像
形成装置が実現されたのは言うまでもない。
【0113】[実施の形態3]本実施の形態3では、表
面伝導型放出素子をマトリックス状に配線することによ
る電圧降下を補償した活性化を行なう場合におこる、非
選択素子の低抵抗化現象を素子単位で検出し、素子単位
で素子の低抵抗化現象が検出されると素子単位で高抵抗
化パルスを導入して活性化を行なっている。
面伝導型放出素子をマトリックス状に配線することによ
る電圧降下を補償した活性化を行なう場合におこる、非
選択素子の低抵抗化現象を素子単位で検出し、素子単位
で素子の低抵抗化現象が検出されると素子単位で高抵抗
化パルスを導入して活性化を行なっている。
【0114】以下に、本発明に係る実施の形態3につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0115】本実施の形態3における通電活性化装置は
前述の実施の形態1と同様の構成であり、表面伝導型放
出素子基板も同じものであるため装置全体の構成に関す
る説明は省略する。
前述の実施の形態1と同様の構成であり、表面伝導型放
出素子基板も同じものであるため装置全体の構成に関す
る説明は省略する。
【0116】ここで前述の実施の形態1と本実施の形態
3との異なる点は、表面伝導型放出素子の低抵抗化素子
の検出方法と高抵抗化パルス導入方法にある。即ち、本
実施の形態3では、素子単位で低抵抗化している素子を
検出し、その素子単位で高抵抗化することを特徴として
いる。
3との異なる点は、表面伝導型放出素子の低抵抗化素子
の検出方法と高抵抗化パルス導入方法にある。即ち、本
実施の形態3では、素子単位で低抵抗化している素子を
検出し、その素子単位で高抵抗化することを特徴として
いる。
【0117】この素子の低抵抗化を検出するための処理
について説明する。
について説明する。
【0118】いまi行目の行配線に接続された素子の活
性化中に、漏れ電流If_leak_i及び画素選択側電流If_
gaso_j(j=1,2,…,n)を測定する処理は、前述
の実施の形態1と同じである。
性化中に、漏れ電流If_leak_i及び画素選択側電流If_
gaso_j(j=1,2,…,n)を測定する処理は、前述
の実施の形態1と同じである。
【0119】そして漏れ電流If_leak_iの値が、閾値電
流If_refresh_thを超えたとき、低抵抗化した素子を特
定するために、素子抵抗の測定をおこなう。
流If_refresh_thを超えたとき、低抵抗化した素子を特
定するために、素子抵抗の測定をおこなう。
【0120】その低抵抗化した素子を特定するために
は、ライン選択部102により全ての行配線を接地し、
画素選択部111aにより、測定を行ないたい画素選択
側配線のj列目以外の列配線を全て接地し、そのj列目
の列配線にV5(V)を印加する。これにより、そのi
行目の行配線に流れる電流If_line_iは、 If_line_i=V5/Rsxi となる。その電流If_line_iが、単一素子漏れ電流閾値
If_refresh_sosi_thより大きい場合、その素子単位に
高抵抗化パルスを印加して、その素子を高抵抗化する。
尚、この漏れ電流閾値If_refresh_sosi_thは、具体的
には、数百μA〜数Aであり、この電流値は素子の材料
や製造工程により異なる。
は、ライン選択部102により全ての行配線を接地し、
画素選択部111aにより、測定を行ないたい画素選択
側配線のj列目以外の列配線を全て接地し、そのj列目
の列配線にV5(V)を印加する。これにより、そのi
行目の行配線に流れる電流If_line_iは、 If_line_i=V5/Rsxi となる。その電流If_line_iが、単一素子漏れ電流閾値
If_refresh_sosi_thより大きい場合、その素子単位に
高抵抗化パルスを印加して、その素子を高抵抗化する。
尚、この漏れ電流閾値If_refresh_sosi_thは、具体的
には、数百μA〜数Aであり、この電流値は素子の材料
や製造工程により異なる。
【0121】本実施の形態3における高抵抗化パルスの
波形例を図10に示す。
波形例を図10に示す。
【0122】この高抵抗化パルスは、行配線に印加され
る電圧を発生する電源103と、画素選択側出力電圧ア
ンプ111に接続された電源156により発生される。
いまi行j列目の素子に対して高抵抗化を行なう場合に
は、i行目の行配線及びj列目の列配線以外は全て接地
した状態で高抵抗化パルスが印加される。ここで高抵抗
化パルスを発生するために用いられる電圧−V7は電源
156から発生され、電圧V8は電源103から発生さ
れる。この電圧により半選択された素子が低抵抗化しな
いように、高速に印加されることが必要となる。
る電圧を発生する電源103と、画素選択側出力電圧ア
ンプ111に接続された電源156により発生される。
いまi行j列目の素子に対して高抵抗化を行なう場合に
は、i行目の行配線及びj列目の列配線以外は全て接地
した状態で高抵抗化パルスが印加される。ここで高抵抗
化パルスを発生するために用いられる電圧−V7は電源
156から発生され、電圧V8は電源103から発生さ
れる。この電圧により半選択された素子が低抵抗化しな
いように、高速に印加されることが必要となる。
【0123】このように、各素子の低抵抗化を行ないな
がら1行目の行配線に接続された素子の活性化が終了す
ると、制御部104は次の行配線を選択するようライン
選択部102に信号を送り、1行目の行配線の場合と同
じ手順で高抵抗化パルスをその他の行配線に印加しなが
ら活性化を行い、活性化終了時間とを活性化電流値が目
標値になれば、その行配線に接続された素子の活性化を
終了する。
がら1行目の行配線に接続された素子の活性化が終了す
ると、制御部104は次の行配線を選択するようライン
選択部102に信号を送り、1行目の行配線の場合と同
じ手順で高抵抗化パルスをその他の行配線に印加しなが
ら活性化を行い、活性化終了時間とを活性化電流値が目
標値になれば、その行配線に接続された素子の活性化を
終了する。
【0124】このような手順で全ての行配線に接続され
た素子を順次活性化していき、表面伝導型放出素子基板
101の活性化を終了する。
た素子を順次活性化していき、表面伝導型放出素子基板
101の活性化を終了する。
【0125】図11は、本実施の形態3に係る通電活性
化装置の制御部104の処理動作を示すフローチャート
である。
化装置の制御部104の処理動作を示すフローチャート
である。
【0126】まずステップS201で、ライン選択部1
02により1行目の行配線を選択し、ステップS202
で、配線抵抗の影響による電圧降下を補償する電圧値を
制御部104で計算し、電源103より図6(a)に示
すようなパルス信号を出力する。次にステップS203
に進み、ステップS202の活性化パルス印加時に測定
した1行目の行配線を流れる電流値及び画素選択側電流
検出部107で測定された列配線を流れる電流値に基づ
いて、配線抵抗による電圧降下を補償する電圧値を制御
部104で計算する。そしてステップS204に進み、
画素選択側出力電圧アンプ111より図6(b)に示す
ような補償電圧パルスを出力する。これにより、基板1
01の1行目の行配線に接続された全ての素子に一定の
電圧Vfが印加される。また、このステップで活性化し
ている行配線を流れる電流値I_line_i(i行目の電
流)と、各列配線に流れ込む電流値I_gaso_j(j=
1,2,…,n)を測定する。
02により1行目の行配線を選択し、ステップS202
で、配線抵抗の影響による電圧降下を補償する電圧値を
制御部104で計算し、電源103より図6(a)に示
すようなパルス信号を出力する。次にステップS203
に進み、ステップS202の活性化パルス印加時に測定
した1行目の行配線を流れる電流値及び画素選択側電流
検出部107で測定された列配線を流れる電流値に基づ
いて、配線抵抗による電圧降下を補償する電圧値を制御
部104で計算する。そしてステップS204に進み、
画素選択側出力電圧アンプ111より図6(b)に示す
ような補償電圧パルスを出力する。これにより、基板1
01の1行目の行配線に接続された全ての素子に一定の
電圧Vfが印加される。また、このステップで活性化し
ている行配線を流れる電流値I_line_i(i行目の電
流)と、各列配線に流れ込む電流値I_gaso_j(j=
1,2,…,n)を測定する。
【0127】次にステップS205に進み、活性化が終
了する迄の時間が経過したかどうかを調べ、その行配線
に接続された素子の活性化が終了したかどうかをみる。
終了していないときはステップS206に進み、非選択
素子の素子抵抗をチェックする。このステップS206
における処理を具体的に説明すると、ステップS204
で測定した、漏れ電流値I_leak_iと閾値I_refresh_th
との比較を行ない、漏れ電流が閾値に等しいかそれより
も大きい(I_leak_i≦I_refresh_th)ときは素子の低
抵抗化が進んでいないと判断して再びステップS203
へ戻り、活性化を行なう。
了する迄の時間が経過したかどうかを調べ、その行配線
に接続された素子の活性化が終了したかどうかをみる。
終了していないときはステップS206に進み、非選択
素子の素子抵抗をチェックする。このステップS206
における処理を具体的に説明すると、ステップS204
で測定した、漏れ電流値I_leak_iと閾値I_refresh_th
との比較を行ない、漏れ電流が閾値に等しいかそれより
も大きい(I_leak_i≦I_refresh_th)ときは素子の低
抵抗化が進んでいないと判断して再びステップS203
へ戻り、活性化を行なう。
【0128】一方、ステップS206で漏れ電流が閾値
よりも大きい(I_leak_i>I_refresh_th)ときはステ
ップS207に進み、非選択素子の低抵抗化が進んでい
ると判断して、ライン選択部102と画素側選択部11
1aにより、その低抵抗化している素子を特定する。そ
して、その低抵抗化している素子が接続されている行配
線及び列配線以外を全て接地し、低抵抗化している素子
を特定する。次にステップ208に進み、ステップ20
7で素子の低抵抗化が特定された素子に対して、電源1
03及び画素選択側出力アンプ111に接続された電源
156から高抵抗化パルスを印加して高抵抗化をはか
る。次にステップS209に進み、ライン選択部102
及び画素選択側ライン選択部111aにおける行配線及
び列配線のの設定を、ステップS207,S208にお
ける高抵抗化パルス導入前の状態に戻してッステップS
203に戻り、素子の活性化を再開する。
よりも大きい(I_leak_i>I_refresh_th)ときはステ
ップS207に進み、非選択素子の低抵抗化が進んでい
ると判断して、ライン選択部102と画素側選択部11
1aにより、その低抵抗化している素子を特定する。そ
して、その低抵抗化している素子が接続されている行配
線及び列配線以外を全て接地し、低抵抗化している素子
を特定する。次にステップ208に進み、ステップ20
7で素子の低抵抗化が特定された素子に対して、電源1
03及び画素選択側出力アンプ111に接続された電源
156から高抵抗化パルスを印加して高抵抗化をはか
る。次にステップS209に進み、ライン選択部102
及び画素選択側ライン選択部111aにおける行配線及
び列配線のの設定を、ステップS207,S208にお
ける高抵抗化パルス導入前の状態に戻してッステップS
203に戻り、素子の活性化を再開する。
【0129】一方、ステップS205で、現在の行配線
に接続された全ての素子に対する活性化処理が終了して
いるときはステップS210に進み、全ての行配線に対
する活性化処理が終了しているかをみる。ここで終了し
ていないときはステップS211に進み、ライン選択部
102により次の行配線を選択してステップS202に
戻り、前述の処理を実行する。
に接続された全ての素子に対する活性化処理が終了して
いるときはステップS210に進み、全ての行配線に対
する活性化処理が終了しているかをみる。ここで終了し
ていないときはステップS211に進み、ライン選択部
102により次の行配線を選択してステップS202に
戻り、前述の処理を実行する。
【0130】以上説明したように本実施の形態3によれ
ば、半選択素子の漏れ電流の大きさを素子単位で検出
し、低抵抗化した素子に対して高抵抗化を行ないながら
通電活性化を行うことにより、活性化工程における投入
電力をより小さくすることが可能となる。これにより表
面伝導型放出素子の熱的な破壊をより防止でき、通電活
性化装置における消責電力量をより小さくすることがで
きる。
ば、半選択素子の漏れ電流の大きさを素子単位で検出
し、低抵抗化した素子に対して高抵抗化を行ないながら
通電活性化を行うことにより、活性化工程における投入
電力をより小さくすることが可能となる。これにより表
面伝導型放出素子の熱的な破壊をより防止でき、通電活
性化装置における消責電力量をより小さくすることがで
きる。
【0131】また、本実施の形態3に係る通電活性化装
置を用いて、マトリクス状に配線された表面伝導型放出
素子を活性化したところ、全ての素子の電子放出特性が
略均一化された。従って、このようなマトリクス状に配
線された表面伝導型放出素子を有する電子源を用いて画
像形成装置を作成すると、輝度又は濃度のばらつきが少
ない高品位な画像を形成することができた。
置を用いて、マトリクス状に配線された表面伝導型放出
素子を活性化したところ、全ての素子の電子放出特性が
略均一化された。従って、このようなマトリクス状に配
線された表面伝導型放出素子を有する電子源を用いて画
像形成装置を作成すると、輝度又は濃度のばらつきが少
ない高品位な画像を形成することができた。
【0132】尚、上述した本実施の形態の表面伝導型放
出素子基板は片側配線取り出しであるが、両側配線取り
出しのものについても同様に実施可能であり、該表面伝
導型放出素子基板を用いても高品位な画像が形成でき
た。
出素子基板は片側配線取り出しであるが、両側配線取り
出しのものについても同様に実施可能であり、該表面伝
導型放出素子基板を用いても高品位な画像が形成でき
た。
【0133】(表示パネルの構成と製造法)次に、本実
施の形態の電子源基板を適用した画像表示装置の表示パ
ネルの構成と、その製造法について、具体的な例を示し
て説明する。
施の形態の電子源基板を適用した画像表示装置の表示パ
ネルの構成と、その製造法について、具体的な例を示し
て説明する。
【0134】図12は、本実施の形態の電子源基板10
1を用いた表示パネル1000の外観斜視図であり、内
部構造を示すために表示パネル1000の一部を切り欠
いて示している。
1を用いた表示パネル1000の外観斜視図であり、内
部構造を示すために表示パネル1000の一部を切り欠
いて示している。
【0135】図中、1005はリアプレート、1006
は側壁、1007はフェースプレートであり、これら1
005〜1007により表示パネル1000の内部を真
空に維持するための気密容器を形成している。この気密
容器を組み立てるにあたっては、各部材の接合部に十分
な強度と気密性を保持させるため封着する必要がある
が、例えばフリットガラスを接合部に塗布し、大気中或
は窒素雰囲気中で、摂氏400〜500度で10分以上
焼成することにより封着を達成した。この気密容器内部
を真空に排気する方法については後述する。
は側壁、1007はフェースプレートであり、これら1
005〜1007により表示パネル1000の内部を真
空に維持するための気密容器を形成している。この気密
容器を組み立てるにあたっては、各部材の接合部に十分
な強度と気密性を保持させるため封着する必要がある
が、例えばフリットガラスを接合部に塗布し、大気中或
は窒素雰囲気中で、摂氏400〜500度で10分以上
焼成することにより封着を達成した。この気密容器内部
を真空に排気する方法については後述する。
【0136】リアプレート1005には、基板101が
固定されているが、この基板101上には表面伝導型放
出素子1002がn×m個形成されている(ここでn,
mは2以上の正の整数であり、目的とする表示すべき画
素数に応じて適宜設定される。例えば、高品位テレビジ
ョンの表示を目的とした表示装置においては、n=30
00,m=1000以上の数を設定することが望まし
い。本実施の形態においては、n=3072,m=10
24とした)。これらn×m個の表面伝導型放出素子
は、m本の行配線1003とn本の列配線1004によ
り単純マトリクス配線されている。これら基板101,
電子放出素子1002、行及び列配線1003,100
4によって構成される部分をマルチ電子源と呼ぶ。な
お、このマルチ電子源の製造方法や構造については、後
で詳しく述べる。
固定されているが、この基板101上には表面伝導型放
出素子1002がn×m個形成されている(ここでn,
mは2以上の正の整数であり、目的とする表示すべき画
素数に応じて適宜設定される。例えば、高品位テレビジ
ョンの表示を目的とした表示装置においては、n=30
00,m=1000以上の数を設定することが望まし
い。本実施の形態においては、n=3072,m=10
24とした)。これらn×m個の表面伝導型放出素子
は、m本の行配線1003とn本の列配線1004によ
り単純マトリクス配線されている。これら基板101,
電子放出素子1002、行及び列配線1003,100
4によって構成される部分をマルチ電子源と呼ぶ。な
お、このマルチ電子源の製造方法や構造については、後
で詳しく述べる。
【0137】尚、本実施の形態においては、気密容器の
リアプレート1005にマルチ電子源の基板101を固
定する構成としたが、マルチ電子源の基板101が十分
な強度を有するものである場合には、気密容器のリアプ
レートとしてマルチ電子源の基板101自体を用いても
よい。
リアプレート1005にマルチ電子源の基板101を固
定する構成としたが、マルチ電子源の基板101が十分
な強度を有するものである場合には、気密容器のリアプ
レートとしてマルチ電子源の基板101自体を用いても
よい。
【0138】また、フェースプレート1007の下面に
は、蛍光膜1008が形成されている。本実施の形態は
カラー表示装置であるため、蛍光膜1008の部分には
CRTの分野で用いられる赤、緑、青、の3原色の蛍光
体が塗り分けられている。各色の蛍光体は、例えば図1
3(A)に示すようにストライプ状に塗り分けられ、蛍
光体のストライプの間には黒色の導電体1010が設け
てある。これら黒色の導電体1010を設ける目的は、
電子ビームの照射位置に多少のずれがあっても表示色に
ずれが生じないようにするためや、外光の反射を防止し
て表示コントラストの低下を防ぐため、電子ビームによ
る蛍光膜のチャージアップを防止するためなどである。
この黒色の導電体1010には、黒鉛を主成分として用
いたが、上記の目的に適するものであればこれ以外の材
料を用いても良い。
は、蛍光膜1008が形成されている。本実施の形態は
カラー表示装置であるため、蛍光膜1008の部分には
CRTの分野で用いられる赤、緑、青、の3原色の蛍光
体が塗り分けられている。各色の蛍光体は、例えば図1
3(A)に示すようにストライプ状に塗り分けられ、蛍
光体のストライプの間には黒色の導電体1010が設け
てある。これら黒色の導電体1010を設ける目的は、
電子ビームの照射位置に多少のずれがあっても表示色に
ずれが生じないようにするためや、外光の反射を防止し
て表示コントラストの低下を防ぐため、電子ビームによ
る蛍光膜のチャージアップを防止するためなどである。
この黒色の導電体1010には、黒鉛を主成分として用
いたが、上記の目的に適するものであればこれ以外の材
料を用いても良い。
【0139】また、3原色の蛍光体の塗り分け方は図1
3(A)に示したストライプ状の配列に限られるもので
はなく、例えば図13(B)に示すようなデルタ状配列
や、それ以外の配列であってもよい。
3(A)に示したストライプ状の配列に限られるもので
はなく、例えば図13(B)に示すようなデルタ状配列
や、それ以外の配列であってもよい。
【0140】尚、モノクロームの表示パネルを作成する
場合には、単色の蛍光体材料を蛍光膜1008に用いれ
ばよく、また黒色導電材料は必ずしも用いなくともよ
い。
場合には、単色の蛍光体材料を蛍光膜1008に用いれ
ばよく、また黒色導電材料は必ずしも用いなくともよ
い。
【0141】また、蛍光膜1008のリアプレート側の
面には、CRTの分野では公知のメタルバック1009
を設けてある。このメタルバック1009を設けた目的
は、蛍光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して光
利用率を向上させるためや、負イオンの衝突から蛍光膜
1008を保護するためや、電子ビーム加速電圧を印加
するための電極として作用させるためや、蛍光膜100
8を励起した電子の導電路として作用させるためなどで
ある。このメタルバック1009は、蛍光膜1008を
フェースプレート基板1007上に形成した後、蛍光膜
表面を平滑化処理し、その上にAl(アルミニウム)を
真空蒸着する方法により形成した。なお、蛍光膜100
8に低電圧用の蛍光体材料を用いた場合には、メタルバ
ック1009は用いない。
面には、CRTの分野では公知のメタルバック1009
を設けてある。このメタルバック1009を設けた目的
は、蛍光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して光
利用率を向上させるためや、負イオンの衝突から蛍光膜
1008を保護するためや、電子ビーム加速電圧を印加
するための電極として作用させるためや、蛍光膜100
8を励起した電子の導電路として作用させるためなどで
ある。このメタルバック1009は、蛍光膜1008を
フェースプレート基板1007上に形成した後、蛍光膜
表面を平滑化処理し、その上にAl(アルミニウム)を
真空蒸着する方法により形成した。なお、蛍光膜100
8に低電圧用の蛍光体材料を用いた場合には、メタルバ
ック1009は用いない。
【0142】また、本実施の形態では用いなかったが、
加速電圧の印加用や蛍光膜の導電性向上を目的として、
フェースプレート基板1007と蛍光膜1008との間
に、例えばITOを材料とする透明電極を設けてもよ
い。
加速電圧の印加用や蛍光膜の導電性向上を目的として、
フェースプレート基板1007と蛍光膜1008との間
に、例えばITOを材料とする透明電極を設けてもよ
い。
【0143】また、Dx1〜DxmおよびDy1〜Dynおよび
Hvは、この表示パネル1000と不図示の電気回路と
を電気的に接続するために設けた気密構造の電気接続用
端子である。ここで行端子Dx1〜Dxmはマルチ電子源の
行配線1003と、列端子Dy1〜Dynはマルチ電子源の
列配線1004と、Hvはフェースプレートのメタルバ
ック1009とそれぞれ電気的に接続している。
Hvは、この表示パネル1000と不図示の電気回路と
を電気的に接続するために設けた気密構造の電気接続用
端子である。ここで行端子Dx1〜Dxmはマルチ電子源の
行配線1003と、列端子Dy1〜Dynはマルチ電子源の
列配線1004と、Hvはフェースプレートのメタルバ
ック1009とそれぞれ電気的に接続している。
【0144】また、この気密容器内部を真空に排気する
には、気密容器を組み立てた後、不図示の排気管と真空
ポンプとを接続し、気密容器内を10のマイナス7乗[t
orr]程度の真空度まで排気する。その後、排気管を封止
するが、気密容器内の真空度を維持するために、封止の
直前或は封止後に気密容器内の所定の位置にゲッター膜
(不図示)を形成する。ゲッター膜とは、例えばBaを
主成分とするゲッター材料をヒータもしくは高周波加熱
により加熱し蒸着して形成した膜であり、該ゲッター膜
の吸着作用により気密容器内は1×10マイナス5乗な
いしは1×10マイナス7乗[torr]の真空度に維持され
る。
には、気密容器を組み立てた後、不図示の排気管と真空
ポンプとを接続し、気密容器内を10のマイナス7乗[t
orr]程度の真空度まで排気する。その後、排気管を封止
するが、気密容器内の真空度を維持するために、封止の
直前或は封止後に気密容器内の所定の位置にゲッター膜
(不図示)を形成する。ゲッター膜とは、例えばBaを
主成分とするゲッター材料をヒータもしくは高周波加熱
により加熱し蒸着して形成した膜であり、該ゲッター膜
の吸着作用により気密容器内は1×10マイナス5乗な
いしは1×10マイナス7乗[torr]の真空度に維持され
る。
【0145】以上、本発明の実施の形態の表示パネル1
000の基本構成と製法を説明した。
000の基本構成と製法を説明した。
【0146】次に、本実施の形態の表示パネル1000
に用いたマルチ電子源の製造方法について説明する。本
実施の形態の画像表示装置に用いるマルチ電子源は、表
面伝導型放出素子を単純マトリクス配線した電子源であ
れば、表面伝導型放出素子の材料や形状或は製法に制限
はない。本実施の形態の表示パネル1000において用
いられた好適な表面伝導型放出素子について基本的な構
成と製法および特性を説明し、その後で多数の素子を単
純マトリクス配線したマルチ電子源の構造について述べ
る。
に用いたマルチ電子源の製造方法について説明する。本
実施の形態の画像表示装置に用いるマルチ電子源は、表
面伝導型放出素子を単純マトリクス配線した電子源であ
れば、表面伝導型放出素子の材料や形状或は製法に制限
はない。本実施の形態の表示パネル1000において用
いられた好適な表面伝導型放出素子について基本的な構
成と製法および特性を説明し、その後で多数の素子を単
純マトリクス配線したマルチ電子源の構造について述べ
る。
【0147】(表面伝導型放出素子の好適な素子構成と
製法)本実施の形態にて適用できる表面伝導型放出素子
の代表的な構成には、平面型と垂直型の2種類が挙げら
れる。
製法)本実施の形態にて適用できる表面伝導型放出素子
の代表的な構成には、平面型と垂直型の2種類が挙げら
れる。
【0148】(平面型の表面伝導型放出素子)まず最初
に、平面型の表面伝導型放出素子の素子構成と、その製
法について説明する。
に、平面型の表面伝導型放出素子の素子構成と、その製
法について説明する。
【0149】図14に示すのは、平面型の表面伝導型放
出素子の構成を説明するための平面図(a)及び断面図
(b)である。図中、1101は基板、1102と11
03は素子電極、1104は導電性薄膜、1105は通
電フォーミング処理により形成した亀裂などの第1のギ
ャップ、1113は通電活性化処理により形成した薄膜
であり、図14に示されるように、一対の導電性薄膜1
104上と前記第1のギャップ1105内とに配置され
ており、第1のギャップ1105よりも狭い第2のギャ
ップ1106を形成している。
出素子の構成を説明するための平面図(a)及び断面図
(b)である。図中、1101は基板、1102と11
03は素子電極、1104は導電性薄膜、1105は通
電フォーミング処理により形成した亀裂などの第1のギ
ャップ、1113は通電活性化処理により形成した薄膜
であり、図14に示されるように、一対の導電性薄膜1
104上と前記第1のギャップ1105内とに配置され
ており、第1のギャップ1105よりも狭い第2のギャ
ップ1106を形成している。
【0150】基板1101としては、例えば、石英ガラ
スや青板ガラスをはじめとする各種ガラス基板や、アル
ミナをはじめとする各種セラミクス基板、或は上述の各
種基板上に例えばSiO2を材料とする絶縁層を積層し
た基板などを用いることができる。
スや青板ガラスをはじめとする各種ガラス基板や、アル
ミナをはじめとする各種セラミクス基板、或は上述の各
種基板上に例えばSiO2を材料とする絶縁層を積層し
た基板などを用いることができる。
【0151】また、基板1101上に基板面と平行に対
向して設けられた素子電極1102と1103は、導電
性を有する材料によって形成されている。例えば、N
i,Cr,Au,Mo,W,Pt,Ti,Cu,Pd,
Ag等をはじめとする金属、或はこれらの金属の合金、
或はIn2O3−SnO2をはじめとする金属酸化物、ポ
リシリコンなどの半導体、などの中から適宜材料を選択
して用いればよい。電極を形成するには、例えば真空蒸
着などの製膜技術とフォトリソグラフィー、エッチング
などのパターニング技術を組み合わせて用いれば容易に
形成できるが、それ以外の方法(例えば印刷技術)を用
いて形成してもさしつかえない。
向して設けられた素子電極1102と1103は、導電
性を有する材料によって形成されている。例えば、N
i,Cr,Au,Mo,W,Pt,Ti,Cu,Pd,
Ag等をはじめとする金属、或はこれらの金属の合金、
或はIn2O3−SnO2をはじめとする金属酸化物、ポ
リシリコンなどの半導体、などの中から適宜材料を選択
して用いればよい。電極を形成するには、例えば真空蒸
着などの製膜技術とフォトリソグラフィー、エッチング
などのパターニング技術を組み合わせて用いれば容易に
形成できるが、それ以外の方法(例えば印刷技術)を用
いて形成してもさしつかえない。
【0152】これら素子電極1102と1103の形状
は、この電子放出素子の応用目的に合わせて適宜設計さ
れる。一般的には、電極間隔Lは通常は数百オングスト
ロームから数百マイクロメータの範囲から適当な数値を
選んで設計されるが、中でも表示装置に応用するために
好ましいのは数マイクロメータより数十マイクロメータ
の範囲である。また、素子電極の厚さdについては、通
常は数百オングストロームから数マイクロメータの範囲
から適当な数値が選ばれる。
は、この電子放出素子の応用目的に合わせて適宜設計さ
れる。一般的には、電極間隔Lは通常は数百オングスト
ロームから数百マイクロメータの範囲から適当な数値を
選んで設計されるが、中でも表示装置に応用するために
好ましいのは数マイクロメータより数十マイクロメータ
の範囲である。また、素子電極の厚さdについては、通
常は数百オングストロームから数マイクロメータの範囲
から適当な数値が選ばれる。
【0153】また導電性薄膜1104の部分には、微粒
子膜を用いる。ここで述べた微粒子膜とは、構成要素と
して多数の微粒子を含んだ膜(島状の集合体も含む)の
ことをさす。微粒子膜を微視的に調べれば、通常は、個
々の微粒子が離間して配置された構造か、或は微粒子が
互いに隣接した構造か、或は微粒子が互いに重なり合っ
た構造が観測される。
子膜を用いる。ここで述べた微粒子膜とは、構成要素と
して多数の微粒子を含んだ膜(島状の集合体も含む)の
ことをさす。微粒子膜を微視的に調べれば、通常は、個
々の微粒子が離間して配置された構造か、或は微粒子が
互いに隣接した構造か、或は微粒子が互いに重なり合っ
た構造が観測される。
【0154】微粒子膜に用いた微粒子の粒径は、数オン
グストロームから数千オングストロームの範囲に含まれ
るものであるが、中でも好ましいのは10オングストロ
ームから200オングストロームの範囲のものである。
また、微粒子膜の膜厚は、以下に述べるような諸条件を
考慮して適宜設定される。即ち、素子電極1102或は
1103と電気的に良好に接続するのに必要な条件、後
述する通電フォーミングを良好に行うのに必要な条件、
微粒子膜自身の電気抵抗を後述する適宜の値にするため
に必要な条件、などである。
グストロームから数千オングストロームの範囲に含まれ
るものであるが、中でも好ましいのは10オングストロ
ームから200オングストロームの範囲のものである。
また、微粒子膜の膜厚は、以下に述べるような諸条件を
考慮して適宜設定される。即ち、素子電極1102或は
1103と電気的に良好に接続するのに必要な条件、後
述する通電フォーミングを良好に行うのに必要な条件、
微粒子膜自身の電気抵抗を後述する適宜の値にするため
に必要な条件、などである。
【0155】具体的には、数オングストロームから数千
オングストロームの範囲のなかで設定するが、なかでも
好ましいのは10オングストロームから500オングス
トロームの間である。
オングストロームの範囲のなかで設定するが、なかでも
好ましいのは10オングストロームから500オングス
トロームの間である。
【0156】また、微粒子膜を形成するのに用いられう
る材料としては、例えば、Pd,Pt,Ru,Ag,A
u,Ti,In,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,T
a,W,Pb,などをはじめとする金属や、PdO,S
nO2,In2O3,PbO,Sb2O3,などをはじめと
する酸化物や、HfB2,ZrB2,LaB6,CeB6,
YB4,GdB4,などをはじめとする硼化物や、Ti
C,ZrC,HfC,TaC,SiC,WC,などをは
じめとする炭化物や、TiN,ZrN,HfN,などを
はじめとする窒化物や、Si,Geなどをはじめとする
半導体や、カーボン、などがあげられ、これらの中から
適宜選択される。
る材料としては、例えば、Pd,Pt,Ru,Ag,A
u,Ti,In,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,T
a,W,Pb,などをはじめとする金属や、PdO,S
nO2,In2O3,PbO,Sb2O3,などをはじめと
する酸化物や、HfB2,ZrB2,LaB6,CeB6,
YB4,GdB4,などをはじめとする硼化物や、Ti
C,ZrC,HfC,TaC,SiC,WC,などをは
じめとする炭化物や、TiN,ZrN,HfN,などを
はじめとする窒化物や、Si,Geなどをはじめとする
半導体や、カーボン、などがあげられ、これらの中から
適宜選択される。
【0157】以上述べたように、導電性薄膜1104を
微粒子膜で形成したが、そのシート抵抗値については、
10の3乗から10の7乗[Ω/□]の範囲に含まれる
よう設定した。
微粒子膜で形成したが、そのシート抵抗値については、
10の3乗から10の7乗[Ω/□]の範囲に含まれる
よう設定した。
【0158】なお、導電性薄膜1104と素子電極11
02および1103とは、電気的に良好に接続されるの
が望ましいため、互いの一部が重なりあうような構造を
とっている。その重なり方は、図14の例においては、
下から、基板、素子電極、導電性薄膜の順序で積層した
が、場合によっては下から基板、導電性薄膜、素子電
極、の順序で積層してもさしつかえない。
02および1103とは、電気的に良好に接続されるの
が望ましいため、互いの一部が重なりあうような構造を
とっている。その重なり方は、図14の例においては、
下から、基板、素子電極、導電性薄膜の順序で積層した
が、場合によっては下から基板、導電性薄膜、素子電
極、の順序で積層してもさしつかえない。
【0159】また1105は、導電性薄膜1104の一
部に形成され、該導電性薄膜1104を一対の導電性薄
膜に分離する亀裂状の第1のギャップ部分であり、電気
的には周囲の導電性薄膜よりも高抵抗な性質を有してい
る。第1のギャップ1105は、導電性薄膜1104に
対して、後述する通電フォーミングの処理を行うことに
より形成する。第1のギャップ1105内には、数オン
グストロームから数百オングストロームの粒径の微粒子
を配置する場合がある。なお、実際の第1のギャップの
位置や形状を精密かつ正確に図示するのは困難なため、
図14においては模式的に示した。
部に形成され、該導電性薄膜1104を一対の導電性薄
膜に分離する亀裂状の第1のギャップ部分であり、電気
的には周囲の導電性薄膜よりも高抵抗な性質を有してい
る。第1のギャップ1105は、導電性薄膜1104に
対して、後述する通電フォーミングの処理を行うことに
より形成する。第1のギャップ1105内には、数オン
グストロームから数百オングストロームの粒径の微粒子
を配置する場合がある。なお、実際の第1のギャップの
位置や形状を精密かつ正確に図示するのは困難なため、
図14においては模式的に示した。
【0160】また、薄膜1113は、炭素もしくは炭素
化合物よりなる薄膜で、導電性薄膜1104上と第1の
ギャップ1105内とに配置され、該第1のギャップ1
105よりも狭い第2のギャップ1106を形成してい
る。薄膜1113は、通電フォーミング処理後に、後述
する通電活性化の処理を行うことにより形成する。
化合物よりなる薄膜で、導電性薄膜1104上と第1の
ギャップ1105内とに配置され、該第1のギャップ1
105よりも狭い第2のギャップ1106を形成してい
る。薄膜1113は、通電フォーミング処理後に、後述
する通電活性化の処理を行うことにより形成する。
【0161】薄膜1113は、単結晶グラファイト、多
結晶グラファイト、非晶質カーボン、のいずれかか、も
しくはその混合物であり、膜厚は500[オングストロ
ーム]以下とするが、300[オングストローム]以下
とするのが更に好ましい。
結晶グラファイト、非晶質カーボン、のいずれかか、も
しくはその混合物であり、膜厚は500[オングストロ
ーム]以下とするが、300[オングストローム]以下
とするのが更に好ましい。
【0162】なお、実際の薄膜1113の位置や形状を
精密に図示するのは困難なため、図14においては模式
的に示した。また、平面図(a)においては、薄膜11
13の一部を除去した素子を図示した。
精密に図示するのは困難なため、図14においては模式
的に示した。また、平面図(a)においては、薄膜11
13の一部を除去した素子を図示した。
【0163】以上、好ましい素子の基本構成を述べた
が、実施の形態においては以下のような素子を用いた。
即ち、基板1101には青板ガラスを用い、素子電極1
102と1103にはNi薄膜を用いた。素子電極の厚
さdは1000[オングストローム]、電極間隔Lは2
[マイクロメータ]とした。
が、実施の形態においては以下のような素子を用いた。
即ち、基板1101には青板ガラスを用い、素子電極1
102と1103にはNi薄膜を用いた。素子電極の厚
さdは1000[オングストローム]、電極間隔Lは2
[マイクロメータ]とした。
【0164】微粒子膜の主要材料としてPdもしくはP
dOを用い、微粒子膜の厚さは約100[オングストロ
ーム]、幅Wは100[マイクロメータ]とした。
dOを用い、微粒子膜の厚さは約100[オングストロ
ーム]、幅Wは100[マイクロメータ]とした。
【0165】次に、好適な平面型の表面伝導型放出素子
の製造方法について説明する。
の製造方法について説明する。
【0166】図15(a)〜(d)は、本実施の形態の
表面伝導型放出素子の製造工程を説明するための断面図
で、各部材の表記は図14と同一である。
表面伝導型放出素子の製造工程を説明するための断面図
で、各部材の表記は図14と同一である。
【0167】1)まず、図15(a)に示すように、基
板1101上に素子電極1102および1103を形成
する。これら素子電極1102,1103を形成するに
あたっては、予め基板1101を洗剤、純水、有機溶剤
を用いて十分に洗浄後、素子電極の材料を堆積させる。
(堆積する方法としては、例えば、蒸着法やスパッタ法
などの真空成膜技術を用ればよい。)その後、堆積した
電極材料を、フォトリソグラフィー・エッチング技術を
用いてパターニングし、(a)に示した一対の素子電極
(1102と1103)を形成する。
板1101上に素子電極1102および1103を形成
する。これら素子電極1102,1103を形成するに
あたっては、予め基板1101を洗剤、純水、有機溶剤
を用いて十分に洗浄後、素子電極の材料を堆積させる。
(堆積する方法としては、例えば、蒸着法やスパッタ法
などの真空成膜技術を用ればよい。)その後、堆積した
電極材料を、フォトリソグラフィー・エッチング技術を
用いてパターニングし、(a)に示した一対の素子電極
(1102と1103)を形成する。
【0168】2)次に、同図(b)に示すように、導電
性薄膜1104を形成する。この導電性薄膜1104を
形成するにあたっては、まず同図(a)の基板に有機金
属溶液を塗布して乾燥し、加熱焼成処理して微粒子膜を
成膜した後、フォトリソグラフィー・エッチングにより
所定の形状にパターニングする。ここで、有機金属溶液
とは、導電性薄膜に用いる微粒子の材料を主要元素とす
る有機金属化合物の溶液である(具体的には、本実施の
形態では主要元素としてPdを用いた。また、実施の形
態では塗布方法として、ディッピング法を用いたが、そ
れ以外の例えばスピンナー法やスプレー法を用いてもよ
い)。
性薄膜1104を形成する。この導電性薄膜1104を
形成するにあたっては、まず同図(a)の基板に有機金
属溶液を塗布して乾燥し、加熱焼成処理して微粒子膜を
成膜した後、フォトリソグラフィー・エッチングにより
所定の形状にパターニングする。ここで、有機金属溶液
とは、導電性薄膜に用いる微粒子の材料を主要元素とす
る有機金属化合物の溶液である(具体的には、本実施の
形態では主要元素としてPdを用いた。また、実施の形
態では塗布方法として、ディッピング法を用いたが、そ
れ以外の例えばスピンナー法やスプレー法を用いてもよ
い)。
【0169】また、微粒子膜で作られる導電性薄膜の成
膜方法としては、本実施の形態で用いた有機金属溶液の
塗布による方法以外の、例えば真空蒸着法やスパッタ
法、或は化学的気相堆積法などを用いる場合もある。
膜方法としては、本実施の形態で用いた有機金属溶液の
塗布による方法以外の、例えば真空蒸着法やスパッタ
法、或は化学的気相堆積法などを用いる場合もある。
【0170】3)次に、同図(c)に示すように、フォ
ーミング用電源1110から素子電極1102と110
3の間に適宜の電圧を印加し、通電フォーミング処理を
行って、第1のギャップ電子放出部1105を形成す
る。
ーミング用電源1110から素子電極1102と110
3の間に適宜の電圧を印加し、通電フォーミング処理を
行って、第1のギャップ電子放出部1105を形成す
る。
【0171】この通電フォーミング処理とは、微粒子膜
で作られた導電性薄膜1104に通電を行うことで、導
電性薄膜に適当な亀裂を生ぜしめ、第1のギャップ11
05が形成される。なお、第1のギャップ1105が形
成される前と比較すると、形成された後は素子電極11
02と1103の間で計測される電気抵抗は大幅に増加
する。
で作られた導電性薄膜1104に通電を行うことで、導
電性薄膜に適当な亀裂を生ぜしめ、第1のギャップ11
05が形成される。なお、第1のギャップ1105が形
成される前と比較すると、形成された後は素子電極11
02と1103の間で計測される電気抵抗は大幅に増加
する。
【0172】通電方法をより詳しく説明するために、図
16に、フォーミング用電源1110から印加する適宜
の電圧波形の一例を示す。微粒子膜で作られた導電性薄
膜をフォーミングする場合には、パルス状の電圧が好ま
しく、本実施の形態の場合には同図に示したようにパル
ス幅T1の三角波パルスをパルス間隔T2で連続的に印加
した。その際には、三角波パルスの波高値Vpfを順次昇
圧した。また、第1のギャップ1105の形成状況をモ
ニタするためのモニタパルスPmを適宜の間隔で三角波
パルスの間に挿入し、その際に流れる電流を電流計11
11で計測した。
16に、フォーミング用電源1110から印加する適宜
の電圧波形の一例を示す。微粒子膜で作られた導電性薄
膜をフォーミングする場合には、パルス状の電圧が好ま
しく、本実施の形態の場合には同図に示したようにパル
ス幅T1の三角波パルスをパルス間隔T2で連続的に印加
した。その際には、三角波パルスの波高値Vpfを順次昇
圧した。また、第1のギャップ1105の形成状況をモ
ニタするためのモニタパルスPmを適宜の間隔で三角波
パルスの間に挿入し、その際に流れる電流を電流計11
11で計測した。
【0173】本実施の形態においては、例えば10のマ
イナス5乗[torr]程度の真空雰囲気下において、例えば
パルス幅T1を1[ミリ秒]、パルス間隔T2を10[ミ
リ秒]とし、波高値Vpfを1パルスごとに0.1[V]
ずつ昇圧した。そして、三角波を5パルス印加するたび
に1回の割りで、モニタパルスPmを挿入した。ここで
はフォーミング処理に悪影響を及ぼすことがないよう
に、モニタパルスの電圧Vpmは0.1[V]に設定し
た。そして、素子電極1102と1103の間の電気抵
抗が1×10の6乗[オーム]になった段階、即ちモニ
タパルス印加時に電流計1111で計測される電流が1
×10のマイナス7乗[A]以下になった段階で、フォ
ーミング処理に係る通電を終了した。
イナス5乗[torr]程度の真空雰囲気下において、例えば
パルス幅T1を1[ミリ秒]、パルス間隔T2を10[ミ
リ秒]とし、波高値Vpfを1パルスごとに0.1[V]
ずつ昇圧した。そして、三角波を5パルス印加するたび
に1回の割りで、モニタパルスPmを挿入した。ここで
はフォーミング処理に悪影響を及ぼすことがないよう
に、モニタパルスの電圧Vpmは0.1[V]に設定し
た。そして、素子電極1102と1103の間の電気抵
抗が1×10の6乗[オーム]になった段階、即ちモニ
タパルス印加時に電流計1111で計測される電流が1
×10のマイナス7乗[A]以下になった段階で、フォ
ーミング処理に係る通電を終了した。
【0174】なお、上記の方法は、本実施の形態の表面
伝導型放出素子に関する好ましい方法であり、例えば微
粒子膜の材料や膜厚、或は素子電極間隔Lなど表面伝導
型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じて通
電の条件を適宜変更するのが望ましい。
伝導型放出素子に関する好ましい方法であり、例えば微
粒子膜の材料や膜厚、或は素子電極間隔Lなど表面伝導
型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じて通
電の条件を適宜変更するのが望ましい。
【0175】4)次に、図15の(d)に示すように、
活性化用電源1112から素子電極1102と1103
の間に適宜の電圧を印加し、通電活性化処理を行って、
電子放出特性の改善を行う。
活性化用電源1112から素子電極1102と1103
の間に適宜の電圧を印加し、通電活性化処理を行って、
電子放出特性の改善を行う。
【0176】通電活性化処理とは、通電フォーミング処
理により形成された第1のギャップ1105に適宜の条
件で通電を行って、前述した通り、導電性薄膜1104
上及び第1のギャップ1105内に炭素もしくは炭素化
合物を堆積せしめる処理のことである(図においては、
炭素もしくは炭素化合物よりなる堆積物を部材1113
として模式的に示した)。なお、通電活性化処理を行う
ことにより、行う前と比較して、同じ印加電圧における
放出電流を典型的には100倍以上に増加させることが
できる。
理により形成された第1のギャップ1105に適宜の条
件で通電を行って、前述した通り、導電性薄膜1104
上及び第1のギャップ1105内に炭素もしくは炭素化
合物を堆積せしめる処理のことである(図においては、
炭素もしくは炭素化合物よりなる堆積物を部材1113
として模式的に示した)。なお、通電活性化処理を行う
ことにより、行う前と比較して、同じ印加電圧における
放出電流を典型的には100倍以上に増加させることが
できる。
【0177】具体的には、10のマイナス4乗ないし1
0のマイナス5乗[torr]の範囲内の真空雰囲気中で、電
圧パルスを定期的に印加することにより、真空雰囲気中
に存在する有機化合物を起源とする炭素もしくは炭素化
合物を堆積させる。堆積物1113は、単結晶グラファ
イト、多結晶グラファイト、非晶質カーボン、のいずれ
かか、もしくはその混合物であり、膜厚は500[オン
グストローム]以下、より好ましくは300[オングス
トローム]以下である。
0のマイナス5乗[torr]の範囲内の真空雰囲気中で、電
圧パルスを定期的に印加することにより、真空雰囲気中
に存在する有機化合物を起源とする炭素もしくは炭素化
合物を堆積させる。堆積物1113は、単結晶グラファ
イト、多結晶グラファイト、非晶質カーボン、のいずれ
かか、もしくはその混合物であり、膜厚は500[オン
グストローム]以下、より好ましくは300[オングス
トローム]以下である。
【0178】この通電方法をより詳しく説明するため
に、図17(a)に、活性化用電源1112から印加す
る適宜の電圧波形の一例を示す。本実施の形態において
は、一定電圧の矩形波を定期的に印加して通電活性化処
理を行ったが、具体的には,矩形波の電圧Vacは14
[V],パルス幅T3は1[ミリ秒],パルス間隔T4
は10[ミリ秒]とした。なお、上述の通電条件は、本
実施の形態の表面伝導型放出素子に関する好ましい条件
であり、表面伝導型放出素子の設計を変更した場合に
は、それに応じて条件を適宜変更するのが望ましい。
に、図17(a)に、活性化用電源1112から印加す
る適宜の電圧波形の一例を示す。本実施の形態において
は、一定電圧の矩形波を定期的に印加して通電活性化処
理を行ったが、具体的には,矩形波の電圧Vacは14
[V],パルス幅T3は1[ミリ秒],パルス間隔T4
は10[ミリ秒]とした。なお、上述の通電条件は、本
実施の形態の表面伝導型放出素子に関する好ましい条件
であり、表面伝導型放出素子の設計を変更した場合に
は、それに応じて条件を適宜変更するのが望ましい。
【0179】図15(d)に示す1114は、この表面
伝導型放出素子から放出される放出電流Ieを捕捉する
ためのアノード電極で、直流高電圧電源1115および
電流計1116が接続されている。なお、基板1101
を、表示パネルの中に組み込んでから活性化処理を行う
場合には、表示パネルの蛍光面をアノード電極1114
として用いる。活性化用電源1112から電圧を印加す
る間、電流計1116で放出電流Ieを計測して通電活
性化処理の進行状況をモニタし、活性化用電源1112
の動作を制御する。電流計1116で計測された放出電
流Ieの一例を図17(b)に示すが、活性化電源11
12からパルス電圧を印加しはじめると、時間の経過と
ともに放出電流Ieは増加するが、やがて飽和してほと
んど増加しなくなる。このように、放出電流Ieがほぼ
飽和した時点で活性化用電源1112からの電圧印加を
停止し、通電活性化処理を終了する。
伝導型放出素子から放出される放出電流Ieを捕捉する
ためのアノード電極で、直流高電圧電源1115および
電流計1116が接続されている。なお、基板1101
を、表示パネルの中に組み込んでから活性化処理を行う
場合には、表示パネルの蛍光面をアノード電極1114
として用いる。活性化用電源1112から電圧を印加す
る間、電流計1116で放出電流Ieを計測して通電活
性化処理の進行状況をモニタし、活性化用電源1112
の動作を制御する。電流計1116で計測された放出電
流Ieの一例を図17(b)に示すが、活性化電源11
12からパルス電圧を印加しはじめると、時間の経過と
ともに放出電流Ieは増加するが、やがて飽和してほと
んど増加しなくなる。このように、放出電流Ieがほぼ
飽和した時点で活性化用電源1112からの電圧印加を
停止し、通電活性化処理を終了する。
【0180】なお、上述の通電条件は、本実施の形態の
表面伝導型放出素子に関する好ましい条件であり、表面
伝導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じ
て条件を適宜変更するのが望ましい。
表面伝導型放出素子に関する好ましい条件であり、表面
伝導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じ
て条件を適宜変更するのが望ましい。
【0181】以上のようにして、図15(e)に示す平
面型の表面伝導型放出素子を製造した。
面型の表面伝導型放出素子を製造した。
【0182】(垂直型の表面伝導型放出素子)次に、垂
直型の表面伝導型放出素子の構成について説明する。
直型の表面伝導型放出素子の構成について説明する。
【0183】図18は、垂直型の基本構成を説明するた
めの模式的な断面図であり、図中の1201は基板、1
202と1203は素子電極、1206は段差形成部
材、1204は微粒子膜を用いた導電性薄膜、1205
は通電フォーミング処理により形成した第1のギャッ
プ、1213は通電活性化処理により形成した薄膜であ
る。
めの模式的な断面図であり、図中の1201は基板、1
202と1203は素子電極、1206は段差形成部
材、1204は微粒子膜を用いた導電性薄膜、1205
は通電フォーミング処理により形成した第1のギャッ
プ、1213は通電活性化処理により形成した薄膜であ
る。
【0184】垂直型が先に説明した平面型と異なる点
は、素子電極のうちの片方(1202)が段差形成部材
1206上に設けられており、導電性薄膜1204が段
差形成部材1206の側面を被覆している点にある。従
って、図14の平面型における素子電極間隔Lは、垂直
型においては段差形成部材1206の段差高Lsとして
設定される。なお、基板1201、素子電極1202お
よび1203、微粒子膜を用いた導電性薄膜1204、
については、平面型の説明中に列挙した材料を同様に用
いることが可能である。また、段差形成部材1206に
は、例えばSiO2のような電気的に絶縁性の材料を用
いる。
は、素子電極のうちの片方(1202)が段差形成部材
1206上に設けられており、導電性薄膜1204が段
差形成部材1206の側面を被覆している点にある。従
って、図14の平面型における素子電極間隔Lは、垂直
型においては段差形成部材1206の段差高Lsとして
設定される。なお、基板1201、素子電極1202お
よび1203、微粒子膜を用いた導電性薄膜1204、
については、平面型の説明中に列挙した材料を同様に用
いることが可能である。また、段差形成部材1206に
は、例えばSiO2のような電気的に絶縁性の材料を用
いる。
【0185】次に、垂直型の表面伝導型放出素子の製法
について説明する。
について説明する。
【0186】図19(a)〜(f)は、製造工程を説明
するための断面図で、各部材の表記は図18と同一であ
る。
するための断面図で、各部材の表記は図18と同一であ
る。
【0187】1)まず、図19(a)に示すように、基
板1201上に素子電極1203を形成する。
板1201上に素子電極1203を形成する。
【0188】2)次に、同図(b)に示すように、段差
形成部材を形成するための絶縁層を積層する。絶縁層
は、例えばSiO2をスパッタ法で積層すればよいが、
例えば真空蒸着法や印刷法などの他の成膜方法を用いて
もよい。
形成部材を形成するための絶縁層を積層する。絶縁層
は、例えばSiO2をスパッタ法で積層すればよいが、
例えば真空蒸着法や印刷法などの他の成膜方法を用いて
もよい。
【0189】3)次に、同図(c)に示すように、絶縁
層の上に素子電極1202を形成する。
層の上に素子電極1202を形成する。
【0190】4)次に、同図(d)に示すように、絶縁
層の一部を、例えばエッチング法を用いて除去し、素子
電極1203を露出させる。
層の一部を、例えばエッチング法を用いて除去し、素子
電極1203を露出させる。
【0191】5)次に、同図(e)に示すように、微粒
子膜を用いた導電性薄膜1204を形成する。形成する
には、平面型の場合と同じく、例えば塗布法などの成膜
技術を用いればよい。
子膜を用いた導電性薄膜1204を形成する。形成する
には、平面型の場合と同じく、例えば塗布法などの成膜
技術を用いればよい。
【0192】6)次に、前述の平面型の場合と同じく、
通電フォーミング処理を行い、第1のギャップ1205
を形成する。(図15(c)を用いて説明した平面型の
通電フォーミング処理と同様の処理を行えばよい。) 7)次に、平面型の場合と同じく、通電活性化処理を行
い、導電性薄膜1204上及び第1のギャップ1205
内に炭素もしくは炭素化合物を堆積させる。(図15
(d)を用いて説明した平面型の通電活性化処理と同様
の処理を行えばよい。)この場合も、堆積された炭素も
しくは炭素化合物などの炭素を主成分とする膜1213
は、第1のギャップ1205内に該第1のギャップより
も狭い第2のギャップ1207を形成するように堆積さ
れる。
通電フォーミング処理を行い、第1のギャップ1205
を形成する。(図15(c)を用いて説明した平面型の
通電フォーミング処理と同様の処理を行えばよい。) 7)次に、平面型の場合と同じく、通電活性化処理を行
い、導電性薄膜1204上及び第1のギャップ1205
内に炭素もしくは炭素化合物を堆積させる。(図15
(d)を用いて説明した平面型の通電活性化処理と同様
の処理を行えばよい。)この場合も、堆積された炭素も
しくは炭素化合物などの炭素を主成分とする膜1213
は、第1のギャップ1205内に該第1のギャップより
も狭い第2のギャップ1207を形成するように堆積さ
れる。
【0193】以上のようにして、図19(f)に示す垂
直型の表面伝導型放出素子を製造した。
直型の表面伝導型放出素子を製造した。
【0194】(表示装置に用いた表面伝導型放出素子の
特性)以上、平面型と垂直型の表面伝導型放出素子につ
いて素子構成と製法を説明したが、次に表示装置に用い
た素子の特性について述べる。
特性)以上、平面型と垂直型の表面伝導型放出素子につ
いて素子構成と製法を説明したが、次に表示装置に用い
た素子の特性について述べる。
【0195】図20に、表示装置に用いた素子の、(放
出電流Ie)対(素子印加電圧Vf)特性、および(素子
電流If)対(素子印加電圧Vf)特性の典型的な例を示
す。なお、放出電流Ieは素子電流Ifに比べて著しく小
さく、同一尺度で図示するのが困難であるうえ、これら
の特性は素子の大きさや形状等の設計パラメータを変更
することにより変化するものであるため、2本のグラフ
は各々任意単位で図示した。表示装置に用いた素子は、
放出電流Ieに関して以下に述べる3つの特性を有して
いる。
出電流Ie)対(素子印加電圧Vf)特性、および(素子
電流If)対(素子印加電圧Vf)特性の典型的な例を示
す。なお、放出電流Ieは素子電流Ifに比べて著しく小
さく、同一尺度で図示するのが困難であるうえ、これら
の特性は素子の大きさや形状等の設計パラメータを変更
することにより変化するものであるため、2本のグラフ
は各々任意単位で図示した。表示装置に用いた素子は、
放出電流Ieに関して以下に述べる3つの特性を有して
いる。
【0196】第1に、ある電圧(これを閾値電圧Vthと
呼ぶ)以上の大きさの電圧を素子に印加すると急激に放
出電流Ieが増加するが、一方、閾値電圧Vth未満の電
圧では放出電流Ieはほとんど検出されない。即ち、放
出電流Ieに関して、明確な閾値電圧Vthを持った非線
形素子である。
呼ぶ)以上の大きさの電圧を素子に印加すると急激に放
出電流Ieが増加するが、一方、閾値電圧Vth未満の電
圧では放出電流Ieはほとんど検出されない。即ち、放
出電流Ieに関して、明確な閾値電圧Vthを持った非線
形素子である。
【0197】第2に、放出電流Ieは素子に印加する電
圧Vfに依存して変化するため、電圧Vfで放出電流Ie
の大きさを制御できる。
圧Vfに依存して変化するため、電圧Vfで放出電流Ie
の大きさを制御できる。
【0198】第3に、素子に印加する電圧Vfに対して
素子から放出される電流Ieの応答速度が速いため、電
圧Vfを印加する時間の長さによって素子から放出され
る電子の電荷量を制御できる。
素子から放出される電流Ieの応答速度が速いため、電
圧Vfを印加する時間の長さによって素子から放出され
る電子の電荷量を制御できる。
【0199】以上のような特性を有するため、表面伝導
型放出素子を表示装置に好適に用いることができた。例
えば多数の素子を表示画面の画素に対応して設けた表示
装置において、第1の特性を利用すれば、表示画面を順
次走査して表示を行うことが可能である。即ち、駆動中
の素子には所望の発光輝度に応じて閾値電圧Vth以上の
電圧を適宜印加し、非選択状態の素子には閾値電圧Vth
未満の電圧を印加する。駆動する素子を順次切り替えて
ゆくことにより、表示画面を順次走査して表示を行うこ
とが可能である。
型放出素子を表示装置に好適に用いることができた。例
えば多数の素子を表示画面の画素に対応して設けた表示
装置において、第1の特性を利用すれば、表示画面を順
次走査して表示を行うことが可能である。即ち、駆動中
の素子には所望の発光輝度に応じて閾値電圧Vth以上の
電圧を適宜印加し、非選択状態の素子には閾値電圧Vth
未満の電圧を印加する。駆動する素子を順次切り替えて
ゆくことにより、表示画面を順次走査して表示を行うこ
とが可能である。
【0200】また、第2の特性、或は第3の特性を利用
することにより、発光輝度を制御することができるた
め、諧調表示を行うことが可能である。
することにより、発光輝度を制御することができるた
め、諧調表示を行うことが可能である。
【0201】(多数素子を単純マトリクス配線したマル
チ電子源の構造)次に、上述の表面伝導型放出素子を基
板上に配列して単純マトリクス配線したマルチ電子源の
構造について述べる。
チ電子源の構造)次に、上述の表面伝導型放出素子を基
板上に配列して単純マトリクス配線したマルチ電子源の
構造について述べる。
【0202】図21に示すのは、図12の表示パネルに
用いたマルチ電子源の平面図である。基板上には、図1
4で示したものと同様な表面伝導型放出素子が配列さ
れ、これらの素子は行配線電極1003と列配線電極1
004により単純マトリクス状に配線されている。行配
線電極1003と列配線電極1004の交差する部分に
は、電極間に絶縁層(不図示)が形成されており、電気
的な絶縁が保たれている。
用いたマルチ電子源の平面図である。基板上には、図1
4で示したものと同様な表面伝導型放出素子が配列さ
れ、これらの素子は行配線電極1003と列配線電極1
004により単純マトリクス状に配線されている。行配
線電極1003と列配線電極1004の交差する部分に
は、電極間に絶縁層(不図示)が形成されており、電気
的な絶縁が保たれている。
【0203】図21のA−A’に沿った断面を図22に
示す。
示す。
【0204】なお、このような構造のマルチ電子源は、
予め基板上に行配線電極1003、列配線電極100
4、電極間絶縁層(不図示)、および表面伝導型放出素
子の素子電極と導電性薄膜を形成した後、行配線電極1
003および列配線電極1004を介して各素子に給電
して通電フォーミング処理と通電活性化処理を行うこと
により製造した。
予め基板上に行配線電極1003、列配線電極100
4、電極間絶縁層(不図示)、および表面伝導型放出素
子の素子電極と導電性薄膜を形成した後、行配線電極1
003および列配線電極1004を介して各素子に給電
して通電フォーミング処理と通電活性化処理を行うこと
により製造した。
【0205】図23は、本実施の形態の表面伝導型放出
素子を電子源として用いた表示パネルに、例えばテレビ
ジョン放送をはじめとする種々の画像情報源より提供さ
れる画像情報を表示できるように構成した表示装置の一
例を示すための図である。図中、1000は前述した表
示パネル、2101は表示パネルの駆動回路、2102
はディスプレイコントローラ、2103はマルチプレク
サ、2104はデコーダ、2105は入出力インターフ
ェース回路、2106はCPU、2107は画像生成回
路、2108および2109および2110は画像メモ
リインターフェース回路、2111は画像入力インター
フェース回路、2112および2113はTV信号受信
回路、2114は入力部である。なお、本表示装置は、
例えばテレビジョン信号のように映像情報と音声情報の
両方を含む信号を受信する場合には、当然映像の表示と
同時に音声を再生するものであるが、本実施の形態の特
徴と直接関係しない音声情報の受信,分離,再生,処
理,記憶などに関する回路やスピーカなどについては説
明を省略する。
素子を電子源として用いた表示パネルに、例えばテレビ
ジョン放送をはじめとする種々の画像情報源より提供さ
れる画像情報を表示できるように構成した表示装置の一
例を示すための図である。図中、1000は前述した表
示パネル、2101は表示パネルの駆動回路、2102
はディスプレイコントローラ、2103はマルチプレク
サ、2104はデコーダ、2105は入出力インターフ
ェース回路、2106はCPU、2107は画像生成回
路、2108および2109および2110は画像メモ
リインターフェース回路、2111は画像入力インター
フェース回路、2112および2113はTV信号受信
回路、2114は入力部である。なお、本表示装置は、
例えばテレビジョン信号のように映像情報と音声情報の
両方を含む信号を受信する場合には、当然映像の表示と
同時に音声を再生するものであるが、本実施の形態の特
徴と直接関係しない音声情報の受信,分離,再生,処
理,記憶などに関する回路やスピーカなどについては説
明を省略する。
【0206】以下、画像信号の流れに沿って各部の機能
を説明してゆく。
を説明してゆく。
【0207】まず、TV信号受信回路2113は、例え
ば電波や空間光通信などのような無線伝送系を用いて伝
送されるTV画像信号を受信するための回路である。受
信するTV信号の方式は特に限られるものではなく、例
えば、NTSC方式、PAL方式、SECAM方式など
の諸方式でもよい。また、これらより更に多数の走査線
よりなるTV信号(例えばMUSE方式をはじめとする
いわゆる高品位TV)は、大面積化や大画素数化に適し
た表示パネルの利点を生かすのに好適な信号源である。
TV信号受信回路2113で受信されたTV信号は、デ
コーダ2104に出力される。TV信号受信回路211
2は、例えば同軸ケーブルや光ファイバなどのような有
線伝送系を用いて伝送されるTV画像信号を受信するた
めの回路である。TV信号受信回路2113と同様に、
受信するTV信号の方式は特に限られるものではなく、
また本回路で受信されたTV信号もデコーダ2104に
出力される。
ば電波や空間光通信などのような無線伝送系を用いて伝
送されるTV画像信号を受信するための回路である。受
信するTV信号の方式は特に限られるものではなく、例
えば、NTSC方式、PAL方式、SECAM方式など
の諸方式でもよい。また、これらより更に多数の走査線
よりなるTV信号(例えばMUSE方式をはじめとする
いわゆる高品位TV)は、大面積化や大画素数化に適し
た表示パネルの利点を生かすのに好適な信号源である。
TV信号受信回路2113で受信されたTV信号は、デ
コーダ2104に出力される。TV信号受信回路211
2は、例えば同軸ケーブルや光ファイバなどのような有
線伝送系を用いて伝送されるTV画像信号を受信するた
めの回路である。TV信号受信回路2113と同様に、
受信するTV信号の方式は特に限られるものではなく、
また本回路で受信されたTV信号もデコーダ2104に
出力される。
【0208】画像入力インターフェース回路2111
は、例えばTVカメラや画像読み取りスキャナなどの画
像入力装置から供給される画像信号を取り込むための回
路で、取り込まれた画像信号はデコーダ2104に出力
される。画像メモリインターフェース回路2110は、
ビデオテープレコーダ(以下VTRと略す)に記憶され
ている画像信号を取り込むための回路で、取り込まれた
画像信号はデコーダ2104に出力される。画像メモリ
インターフェース回路2109は、ビデオディスクに記
憶されている画像信号を取り込むための回路で、取り込
まれた画像信号はデコーダ2104に出力される。画像
メモリインターフェース回路2108は、いわゆる静止
画ディスクのように、静止画像データを記憶している装
置から画像信号を取り込むための回路で、取り込まれた
静止画像データはデコーダ2104に出力される。
は、例えばTVカメラや画像読み取りスキャナなどの画
像入力装置から供給される画像信号を取り込むための回
路で、取り込まれた画像信号はデコーダ2104に出力
される。画像メモリインターフェース回路2110は、
ビデオテープレコーダ(以下VTRと略す)に記憶され
ている画像信号を取り込むための回路で、取り込まれた
画像信号はデコーダ2104に出力される。画像メモリ
インターフェース回路2109は、ビデオディスクに記
憶されている画像信号を取り込むための回路で、取り込
まれた画像信号はデコーダ2104に出力される。画像
メモリインターフェース回路2108は、いわゆる静止
画ディスクのように、静止画像データを記憶している装
置から画像信号を取り込むための回路で、取り込まれた
静止画像データはデコーダ2104に出力される。
【0209】入出力インターフェース回路2105は、
本表示装置と、外部のコンピュータもしくはコンピュー
タネットワークもしくはプリンタなどの出力装置とを接
続するための回路である。画像データや文字データ・図
形情報の入出力を行うのはもちろんのこと、場合によっ
ては本表示装置の備えるCPU2106と外部との間で
制御信号や数値データの入出力などを行うことも可能で
ある。
本表示装置と、外部のコンピュータもしくはコンピュー
タネットワークもしくはプリンタなどの出力装置とを接
続するための回路である。画像データや文字データ・図
形情報の入出力を行うのはもちろんのこと、場合によっ
ては本表示装置の備えるCPU2106と外部との間で
制御信号や数値データの入出力などを行うことも可能で
ある。
【0210】画像生成回路2107は、入出力インター
フェース回路2105を介して外部から入力される画像
データや文字・図形情報や、或はCPU2106より出
力される画像データや文字・図形情報に基づき表示用画
像データを生成するための回路である。本回路の内部に
は、例えば画像データや文字・図形情報を蓄積するため
の書き換え可能メモリや、文字コードに対応する画像パ
ターンが記憶されている読みだし専用メモリや、画像処
理を行うためのプロセッサなどをはじめとして画像の生
成に必要な回路が組み込まれている。本回路により生成
された表示用画像データは、デコーダ2104に出力さ
れるが、場合によっては入出力インターフェース回路2
105を介して外部のコンピュータネットワークやプリ
ンタ入出力することも可能である。
フェース回路2105を介して外部から入力される画像
データや文字・図形情報や、或はCPU2106より出
力される画像データや文字・図形情報に基づき表示用画
像データを生成するための回路である。本回路の内部に
は、例えば画像データや文字・図形情報を蓄積するため
の書き換え可能メモリや、文字コードに対応する画像パ
ターンが記憶されている読みだし専用メモリや、画像処
理を行うためのプロセッサなどをはじめとして画像の生
成に必要な回路が組み込まれている。本回路により生成
された表示用画像データは、デコーダ2104に出力さ
れるが、場合によっては入出力インターフェース回路2
105を介して外部のコンピュータネットワークやプリ
ンタ入出力することも可能である。
【0211】CPU2106は、主として本実施の形態
の表示装置の動作制御や、表示画像の生成や選択や編集
に関わる作業を行う。例えば、マルチプレクサ2103
に制御信号を出力し、表示パネルに表示する画像信号を
適宜選択したり組み合わせたりする。また、その際には
表示する画像信号に応じて表示パネルコントローラ21
02に対して制御信号を発生し、画面表示周波数や走査
方法(例えばインターレースかノンインターレースか)
や一画面の走査線の数など表示装置の動作を適宜制御す
る。
の表示装置の動作制御や、表示画像の生成や選択や編集
に関わる作業を行う。例えば、マルチプレクサ2103
に制御信号を出力し、表示パネルに表示する画像信号を
適宜選択したり組み合わせたりする。また、その際には
表示する画像信号に応じて表示パネルコントローラ21
02に対して制御信号を発生し、画面表示周波数や走査
方法(例えばインターレースかノンインターレースか)
や一画面の走査線の数など表示装置の動作を適宜制御す
る。
【0212】また、画像生成回路2107に対して画像
データや文字・図形情報を直接出力したり、或は入出力
インターフェース回路2105を介して外部のコンピュ
ータやメモリをアクセスして画像データや文字・図形情
報を入力する。
データや文字・図形情報を直接出力したり、或は入出力
インターフェース回路2105を介して外部のコンピュ
ータやメモリをアクセスして画像データや文字・図形情
報を入力する。
【0213】なお、CPU2106は、むろんこれ以外
の目的の作業にも関わるものであっても良い。例えば、
パーソナルコンピュータやワードプロセッサなどのよう
に、情報を生成したり処理する機能に直接関わっても良
い。或は、前述したように入出力インターフェース回路
2105を介して外部のコンピュータネットワークと接
続し、例えば数値計算などの作業を外部機器と協同して
行っても良い。
の目的の作業にも関わるものであっても良い。例えば、
パーソナルコンピュータやワードプロセッサなどのよう
に、情報を生成したり処理する機能に直接関わっても良
い。或は、前述したように入出力インターフェース回路
2105を介して外部のコンピュータネットワークと接
続し、例えば数値計算などの作業を外部機器と協同して
行っても良い。
【0214】入力部2114は、CPU2106に使用
者が命令やプログラム、或はデータなどを入力するため
のものであり、例えばキーボードやマウスのほか、ジョ
イスティック,バーコードリーダ,音声認識装置など多
様な入力機器を用いる事が可能である。デコーダ210
4は、2107ないし2113より入力される種々の画
像信号を3原色信号、または輝度信号とI信号,Q信号
に逆変換するための回路である。なお、同図中に点線で
示すように、デコーダ2104は内部に画像メモリを備
えるのが望ましい。これは、例えばMUSE方式をはじ
めとして、逆変換するに際して画像メモリを必要とする
ようなテレビ信号を扱うためである。また、画像メモリ
を備えることにより、静止画の表示が容易になる、或は
画像生成回路2107およびCPU2106と協同して
画像の間引き,補間,拡大,縮小,合成をはじめとする
画像処理や編集が容易に行えるようになるという利点が
生まれるからである。
者が命令やプログラム、或はデータなどを入力するため
のものであり、例えばキーボードやマウスのほか、ジョ
イスティック,バーコードリーダ,音声認識装置など多
様な入力機器を用いる事が可能である。デコーダ210
4は、2107ないし2113より入力される種々の画
像信号を3原色信号、または輝度信号とI信号,Q信号
に逆変換するための回路である。なお、同図中に点線で
示すように、デコーダ2104は内部に画像メモリを備
えるのが望ましい。これは、例えばMUSE方式をはじ
めとして、逆変換するに際して画像メモリを必要とする
ようなテレビ信号を扱うためである。また、画像メモリ
を備えることにより、静止画の表示が容易になる、或は
画像生成回路2107およびCPU2106と協同して
画像の間引き,補間,拡大,縮小,合成をはじめとする
画像処理や編集が容易に行えるようになるという利点が
生まれるからである。
【0215】マルチプレクサ2103は、CPU210
6より入力される制御信号に基づき表示画像を適宜選択
するものである。即ち、マルチプレクサ2103はデコ
ーダ2104から入力される逆変換された画像信号のう
ちから所望の画像信号を選択して駆動回路2101に出
力する。その場合には、一画面表示時間内で画像信号を
切り替えて選択することにより、いわゆる多画面テレビ
のように、一画面を複数の領域に分けて領域によって異
なる画像を表示することも可能である。
6より入力される制御信号に基づき表示画像を適宜選択
するものである。即ち、マルチプレクサ2103はデコ
ーダ2104から入力される逆変換された画像信号のう
ちから所望の画像信号を選択して駆動回路2101に出
力する。その場合には、一画面表示時間内で画像信号を
切り替えて選択することにより、いわゆる多画面テレビ
のように、一画面を複数の領域に分けて領域によって異
なる画像を表示することも可能である。
【0216】表示パネルコントローラ2102は、CP
U2106より入力される制御信号に基づき駆動回路2
101の動作を制御するための回路である。まず、表示
パネルの基本的な動作にかかわるものとして、例えば表
示パネルの駆動用電源(図示せず)の動作シーケンスを
制御するための信号を駆動回路2101に対して出力す
る。また、表示パネルの駆動方法に関わるものとして、
例えば画面表示周波数や走査方法(例えばインターレー
スかノンインターレースか)を制御するための信号を駆
動回路2101に対して出力する。また、場合によって
は表示画像の輝度やコントラストや色調やシャープネス
といった画質の調整に関わる制御信号を駆動回路210
1に対して出力する場合もある。駆動回路2101は、
表示パネル1000に印加する駆動信号を発生するため
の回路であり、マルチプレクサ2103から入力される
画像信号と、表示パネルコントローラ2102より入力
される制御信号に基づいて動作するものである。
U2106より入力される制御信号に基づき駆動回路2
101の動作を制御するための回路である。まず、表示
パネルの基本的な動作にかかわるものとして、例えば表
示パネルの駆動用電源(図示せず)の動作シーケンスを
制御するための信号を駆動回路2101に対して出力す
る。また、表示パネルの駆動方法に関わるものとして、
例えば画面表示周波数や走査方法(例えばインターレー
スかノンインターレースか)を制御するための信号を駆
動回路2101に対して出力する。また、場合によって
は表示画像の輝度やコントラストや色調やシャープネス
といった画質の調整に関わる制御信号を駆動回路210
1に対して出力する場合もある。駆動回路2101は、
表示パネル1000に印加する駆動信号を発生するため
の回路であり、マルチプレクサ2103から入力される
画像信号と、表示パネルコントローラ2102より入力
される制御信号に基づいて動作するものである。
【0217】以上、各部の機能を説明したが、図23に
例示した構成により、本表示装置においては多様な画像
情報源より入力される画像情報を表示パネル1000に
表示する事が可能である。即ち、テレビジョン放送をは
じめとする各種の画像信号はデコーダ2104において
逆変換された後、マルチプレクサ2103において適宜
選択され、駆動回路2101に入力される。一方、表示
パネルコントローラ2102は、表示する画像信号に応
じて駆動回路2101の動作を制御するための制御信号
を発生する。駆動回路2101は、上記画像信号と制御
信号に基づいて表示パネル1000に駆動信号を印加す
る。これにより、表示パネル1000において画像が表
示される。これらの一連の動作は、CPU2106によ
り統括的に制御される。
例示した構成により、本表示装置においては多様な画像
情報源より入力される画像情報を表示パネル1000に
表示する事が可能である。即ち、テレビジョン放送をは
じめとする各種の画像信号はデコーダ2104において
逆変換された後、マルチプレクサ2103において適宜
選択され、駆動回路2101に入力される。一方、表示
パネルコントローラ2102は、表示する画像信号に応
じて駆動回路2101の動作を制御するための制御信号
を発生する。駆動回路2101は、上記画像信号と制御
信号に基づいて表示パネル1000に駆動信号を印加す
る。これにより、表示パネル1000において画像が表
示される。これらの一連の動作は、CPU2106によ
り統括的に制御される。
【0218】また、本表示装置においては、デコーダ2
104に内蔵する画像メモリや、画像生成回路2107
およびCPU2106が関与することにより、単に複数
の画像情報の中から選択したものを表示するだけでな
く、表示する画像情報に対して、例えば拡大,縮小,回
転,移動,エッジ強調,間引き,補間,色変換,画像の
縦横比変換などをはじめとする画像処理や、合成,消
去,接続,入れ換え,はめ込みなどをはじめとする画像
編集を行う事も可能である。また、本実施の形態の説明
では特に触れなかったが、上記画像処理や画像編集と同
様に、音声情報に関しても処理や編集を行うための専用
回路を設けても良い。
104に内蔵する画像メモリや、画像生成回路2107
およびCPU2106が関与することにより、単に複数
の画像情報の中から選択したものを表示するだけでな
く、表示する画像情報に対して、例えば拡大,縮小,回
転,移動,エッジ強調,間引き,補間,色変換,画像の
縦横比変換などをはじめとする画像処理や、合成,消
去,接続,入れ換え,はめ込みなどをはじめとする画像
編集を行う事も可能である。また、本実施の形態の説明
では特に触れなかったが、上記画像処理や画像編集と同
様に、音声情報に関しても処理や編集を行うための専用
回路を設けても良い。
【0219】従って、本表示装置は、テレビジョン放送
の表示機器,テレビ会議の端末機器,静止画像および動
画像を扱う画像編集機器,コンピュータの端末機器,ワ
ードプロセッサをはじめとする事務用端末機器,ゲーム
機などの機能を一台で兼ね備える事が可能で、産業用或
は民生用として極めて応用範囲が広い。
の表示機器,テレビ会議の端末機器,静止画像および動
画像を扱う画像編集機器,コンピュータの端末機器,ワ
ードプロセッサをはじめとする事務用端末機器,ゲーム
機などの機能を一台で兼ね備える事が可能で、産業用或
は民生用として極めて応用範囲が広い。
【0220】なお、図23は、表面伝導型放出素子を電
子源とする表示パネルを用いた表示装置の構成の一例を
示したにすぎず、これのみに限定されるものではない事
は言うまでもない。例えば、図23の構成要素のうち使
用目的上必要のない機能に関わる回路は省いても差し支
えない。またこれとは逆に、使用目的によっては更に構
成要素を追加しても良い。例えば、本表示装置をテレビ
電話機として応用する場合には、テレビカメラ,音声マ
イク,照明機,モデムを含む送受信回路などを構成要素
に追加するのが好適である。
子源とする表示パネルを用いた表示装置の構成の一例を
示したにすぎず、これのみに限定されるものではない事
は言うまでもない。例えば、図23の構成要素のうち使
用目的上必要のない機能に関わる回路は省いても差し支
えない。またこれとは逆に、使用目的によっては更に構
成要素を追加しても良い。例えば、本表示装置をテレビ
電話機として応用する場合には、テレビカメラ,音声マ
イク,照明機,モデムを含む送受信回路などを構成要素
に追加するのが好適である。
【0221】本表示装置においては、とりわけ表面伝導
型放出素子を電子源とする表示パネルが容易に薄形化で
きるため、表示装置全体の奥行きを小さくすることが可
能である。それに加えて、表面伝導型放出素子を電子源
とする表示パネルは大画面化が容易で輝度が高く視野角
特性にも優れるため、本表示装置は臨場感あふれ迫力に
富んだ画像を視認性良く表示する事が可能である。
型放出素子を電子源とする表示パネルが容易に薄形化で
きるため、表示装置全体の奥行きを小さくすることが可
能である。それに加えて、表面伝導型放出素子を電子源
とする表示パネルは大画面化が容易で輝度が高く視野角
特性にも優れるため、本表示装置は臨場感あふれ迫力に
富んだ画像を視認性良く表示する事が可能である。
【0222】尚、本実施の形態では、行配線に負の電
位、列方向に正の電位を印加する例で説明したが、本発
明はこれに限定されるものでなく、その逆でもよい。
位、列方向に正の電位を印加する例で説明したが、本発
明はこれに限定されるものでなく、その逆でもよい。
【0223】また上述の実施の形態とは逆に、列配線を
順次選択し、行配線に補償電圧を印加して漏れ電流が発
生する行配線を求めるようにしても良い。要するに、行
配線及び列配線に電圧を印加する方法は上述した本実施
の形態に限定されるものではない。
順次選択し、行配線に補償電圧を印加して漏れ電流が発
生する行配線を求めるようにしても良い。要するに、行
配線及び列配線に電圧を印加する方法は上述した本実施
の形態に限定されるものではない。
【0224】また本実施の形態では、1ライン毎に順次
活性化を行うように説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば列単位に順次行ってもよい。
活性化を行うように説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば列単位に順次行ってもよい。
【0225】また、本実施の形態では、高抵抗化パルス
の導入において、配線抵抗による電圧降下の影響につい
て、補正を行っていないが、本発明はこれに限定される
ものでなく、当然補償する場合も考えられる。この場
合、電圧補償すべき電圧値は、活性化時にモニタしてい
る電流値により見積もられる。
の導入において、配線抵抗による電圧降下の影響につい
て、補正を行っていないが、本発明はこれに限定される
ものでなく、当然補償する場合も考えられる。この場
合、電圧補償すべき電圧値は、活性化時にモニタしてい
る電流値により見積もられる。
【0226】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、通電活性化時に活性化に寄与しない無効電流を検出
し、無効電流の流れる素子に対して高抵抗化パルスを印
加しつつ、活性化を行うことにより基板全体で素子特性
が揃った複数の表面伝導型放出素子を備える電子源が得
られる。
ば、通電活性化時に活性化に寄与しない無効電流を検出
し、無効電流の流れる素子に対して高抵抗化パルスを印
加しつつ、活性化を行うことにより基板全体で素子特性
が揃った複数の表面伝導型放出素子を備える電子源が得
られる。
【0227】このような複数の表面伝導型放出素子を配
置した電子源を用いて表示パネルを形成することによ
り、輝度分布が少なく、高輝度で高品位な画像が形成で
きる画像表示装置を実現することができる。
置した電子源を用いて表示パネルを形成することによ
り、輝度分布が少なく、高輝度で高品位な画像が形成で
きる画像表示装置を実現することができる。
【0228】また本実施の形態によれば、通電活性化時
において、非選択の素子に流れる無効電流を減少させる
ことができる。
において、非選択の素子に流れる無効電流を減少させる
ことができる。
【0229】また、本実施の形態によれば、全素子に対
して同じ電圧を印加し活性化することにより、均一な電
子放出特性を持つ電子源とその電子源を用いた画像表示
装置を提供できる。
して同じ電圧を印加し活性化することにより、均一な電
子放出特性を持つ電子源とその電子源を用いた画像表示
装置を提供できる。
【0230】更に本実施の形態によれば、表面伝導型放
出素子の劣化を防止できるとい効果がある。
出素子の劣化を防止できるとい効果がある。
【0231】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の電子放出素子を備える電子源の製造時における通電
工程において、無効電流を減少させることができる。
数の電子放出素子を備える電子源の製造時における通電
工程において、無効電流を減少させることができる。
【0232】また本発明によれば、複数の電子放出素子
を備える電子源の製造時における通電工程において用い
られる製造装置の電源容量を小さくすることができる。
を備える電子源の製造時における通電工程において用い
られる製造装置の電源容量を小さくすることができる。
【0233】また本発明によれば、複数の電子放出素子
が配線抵抗による電圧降下の影響を補償することによ
り、互いに均一な電子放出特性をもつ電子源とその製造
方法及びその通電活性化装置を提供できる。
が配線抵抗による電圧降下の影響を補償することによ
り、互いに均一な電子放出特性をもつ電子源とその製造
方法及びその通電活性化装置を提供できる。
【0234】また本発明によれば、輝度ばらつきの小さ
な画像表示装置とその製造方法を提供することができ
る。
な画像表示装置とその製造方法を提供することができ
る。
【0235】更に、本発明によれば、その製造工程時、
あるは駆動時において、電子放出素子の劣化を防止でき
るという効果がある。
あるは駆動時において、電子放出素子の劣化を防止でき
るという効果がある。
【図1】本実施の形態の通電活性化装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本実施の形態のライン選択部の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】本実施の形態の画素選択側出力電圧アンプの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態のライン電流検出部(a)及び画
素選択電流検出部(b)の構成を示すブロック図であ
る。
素選択電流検出部(b)の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】1本の行配線に接続された電子放出素子におけ
る電圧降下を説明する図である。
る電圧降下を説明する図である。
【図6】本実施の形態における活性化のための印加電圧
パルスのV−t特性を示す図である。
パルスのV−t特性を示す図である。
【図7】本実施の形態における高抵抗化パルスのV−t
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る制御部による活性
化処理を示すフローチャートである。
化処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2に係る制御部による活性
化処理を示すフローチャートである。
化処理を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態3の高抵抗化パルスのV−t特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係る制御部による活
性化処理を示すフローチャートである。
性化処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態の画像表示装置の表示パ
ネルの一部を切り欠いて示した斜視図である。
ネルの一部を切り欠いて示した斜視図である。
【図13】本実施の形態の表示パネルのフェースプレー
トの蛍光体配列を例示した平面図である。
トの蛍光体配列を例示した平面図である。
【図14】本実施の形態で用いた平面型の表面伝導型放
出素子の平面図(a),断面図(b)である。
出素子の平面図(a),断面図(b)である。
【図15】本実施の形態の平面型の表面伝導型放出素子
の製造工程を示す断面図である。
の製造工程を示す断面図である。
【図16】通電フォーミング処理の際の印加電圧波形を
示す図である。
示す図である。
【図17】通電活性化処理の際の印加電圧波形(a),
放電電流Ieの変化(b)を示す図である。
放電電流Ieの変化(b)を示す図である。
【図18】本実施の形態で用いた垂直型の表面伝導型放
出素子の断面図である。
出素子の断面図である。
【図19】垂直型の表面伝導型放出素子の製造工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図20】本実施の形態で用いた表面伝導型放出素子の
典型的な特性を示すグラフ図である。
典型的な特性を示すグラフ図である。
【図21】本実施の形態で用いたマルチ電子源の基板の
平面図である。
平面図である。
【図22】図21のマルチ電子源の基板のA−A’の断
面図である。
面図である。
【図23】本実施の形態の表示パネルを用いた多機能表
示装置の構成を示すブロック図である。
示装置の構成を示すブロック図である。
【図24】従来知られた表面伝導型放出素子の一例を示
す図である。
す図である。
【図25】本発明の課題が生じたマトリクス配線を説明
する図である。
する図である。
【図26】2行目の行配線を活性化する場合の等価回路
図である。
図である。
【図27】活性化処理における印加電圧信号の波形を示
す図である。
す図である。
【図28】活性化処理における経過時間と素子電流との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図29】活性化処理において各素子に印加される電圧
と、列配線から印加される補償電圧を説明する図であ
る。
と、列配線から印加される補償電圧を説明する図であ
る。
【図30】活性化処理において選択されて活性化される
素子と、補償電圧による半選択素子を説明する図であ
る。
素子と、補償電圧による半選択素子を説明する図であ
る。
【図31】本実施の形態で用いた表面伝導型放出素子の
静特性を説明するグラフ図である。
静特性を説明するグラフ図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 基板上に、複数の行配線と、複数の列配
線と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、
ギャップを隔てて配置された一対の導電膜の複数対とを
形成する工程と、 活性化物質源の存在下で、前記複数の行配線のうち任意
の行配線を選択し、この選択された行配線に接続されて
いる複数の導電膜対の各々に略一定の電圧を印加する第
1の電圧印加工程と、 非選択行配線に接続されている複数の導電膜対のうち少
なくとも特定の導電膜対に所定の電圧を印加する第2の
電圧印加工程と、を有することを特徴とする電子源の製
造方法。 - 【請求項2】 基板上に、複数の行配線と、複数の列配
線と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、
ギャップを隔てて配置された一対の導電膜の複数対とを
形成する工程と、 活性化物質源の存在下で、前記複数の行配線のうち任意
の行配線を選択し、前記複数の列配線に、前記選択行配
線による電圧降下の影響を補償するように設定された電
圧を印加する第1の電圧印加工程と、 非選択行配線に接続されている複数の導電膜対のうち少
なくとも特定の導電膜対に所定の電圧を印加する第2の
電圧印加工程と、を有することを特徴とする電子源の製
造方法。 - 【請求項3】 基板上に、複数の行配線と、複数の列配
線と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、
電子放出部を有する導電膜の複数とを形成する工程と、 活性化物質源の存在下で、前記複数の行配線のうち任意
の行配線を選択し、この選択行配線及び前記複数の列配
線を介して前記選択行配線に接続されている複数の導電
膜対の各々に略一定の電圧を印加する第1の電圧印加工
程と、 非選択行配線に接続されている複数の導電膜対のうち少
なくとも特定の導電膜対に所定の電圧を印加する第2の
電圧印加工程と、を有することを特徴とする電子源の製
造方法。 - 【請求項4】 基板上に、複数の行配線と、複数の列配
線と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された、
電子放出部を有する導電膜の複数とを形成する工程と、 活性化物質源の存在下で、前記複数の行配線のうち任意
の行配線を選択し、前記複数の列配線に、該選択行配線
による電圧降下の影響を補償するように設定された電圧
を印加する第1の電圧印加工程と、 非選択行配線に接続されている複数の導電膜対のうち少
なくとも特定の導電膜対に所定の電圧を印加する第2の
電圧印加工程と、を有することを特徴とする電子源の製
造方法。 - 【請求項5】 更に、前記列配線に流れる電流を検出す
る工程を有することを特徴とする請求項1乃至4のいず
れか1項に記載の電子源の製造方法。 - 【請求項6】 前記電流を検出する工程は、前記第1の
電圧印加工程時に前記列配線を流れる電流を検出する工
程であることを特徴とする請求項5に記載の電子源の製
造方法。 - 【請求項7】 更に、前記行配線及び前記列配線に流れ
る電流を検出する工程を有することを特徴とする請求項
1乃至4のいずれか1項に記載の電子源の製造方法。 - 【請求項8】 前記電流を検出する工程は、前記第1の
電圧印加工程時に前記行配線及び前記列配線を流れる電
流を検出する工程であることを特徴とする請求項7に記
載の電子源の製造方法。 - 【請求項9】 前記活性化物質源は、前記導電膜上に堆
積することにより放出電流を増加せしめる物質を含有す
るものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
か1項に記載の電子源の製造方法。 - 【請求項10】 前記活性化物質源は、炭素化合物であ
ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記
載の電子源の製造方法。 - 【請求項11】 前記第1の電圧印加工程は、前記複数
の行配線を順次選択して前記電圧の印加が行われること
を特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の
電子源の製造方法。 - 【請求項12】 前記第2の電圧印加工程は、非選択行
配線に接続されている複数の導電膜の全てに前記電圧の
印加が行われることを特徴とする請求項1乃至11のい
ずれか1項に記載の電子源の製造方法。 - 【請求項13】 基板上に、複数の行配線と、複数の列
配線と、前記複数の両配線によりマトリクス配線された
複数の電子放出素子とを有する電子源と、前記電子源か
ら電子が照射される蛍光膜とを備える画像表示装置の製
造方法において、 前記電子源が請求項1乃至12のいずれか1項に記載の
方法にて製造されることを特徴とする画像表示装置の製
造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35885799A JP2000243242A (ja) | 1998-12-22 | 1999-12-17 | 電子源及び画像表示装置の製造方法 |
| US09/467,983 US6929522B1 (en) | 1998-12-22 | 1999-12-21 | Method of manufacturing electron source and image display apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36550898 | 1998-12-22 | ||
| JP10-365508 | 1998-12-22 | ||
| JP35885799A JP2000243242A (ja) | 1998-12-22 | 1999-12-17 | 電子源及び画像表示装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000243242A true JP2000243242A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=26580856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35885799A Withdrawn JP2000243242A (ja) | 1998-12-22 | 1999-12-17 | 電子源及び画像表示装置の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6929522B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000243242A (ja) |
Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2006216534A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-08-17 | Canon Inc | 画像形成装置の製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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| JPS6431332A (en) | 1987-07-28 | 1989-02-01 | Canon Kk | Electron beam generating apparatus and its driving method |
| JPH02257551A (ja) | 1989-03-30 | 1990-10-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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-
1999
- 1999-12-17 JP JP35885799A patent/JP2000243242A/ja not_active Withdrawn
- 1999-12-21 US US09/467,983 patent/US6929522B1/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6929522B1 (en) | 2005-08-16 |
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