JP2000243422A - 燃料電池システムおよび燃料電池の冷却方法 - Google Patents

燃料電池システムおよび燃料電池の冷却方法

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JP2000243422A
JP2000243422A JP11044198A JP4419899A JP2000243422A JP 2000243422 A JP2000243422 A JP 2000243422A JP 11044198 A JP11044198 A JP 11044198A JP 4419899 A JP4419899 A JP 4419899A JP 2000243422 A JP2000243422 A JP 2000243422A
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cooling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体高分子型の燃料電池を冷却して過熱を防
止する。 【解決手段】 酸化ガス加湿器25により加湿された酸
化ガスに水をインジェクタ28から噴霧する。酸化ガス
中に霧状に噴霧された液滴は、酸化ガスと共に燃料電池
30に供給され、燃料電池30内で気化する。このとき
の蒸発潜熱により燃料電池30は冷却される。燃料電池
温度センサ44により検出される燃料電池30の温度に
応じてインジェクタ28から噴霧する液滴量を制御する
ことにより、燃料電池30の温度を制御することがで
き、燃料電池30を過熱から防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池システム
および燃料電池の冷却方法に関し、詳しくは、ガス状の
燃料の供給を受けて発電する固体高分子型の燃料電池を
有する燃料電池システムおよび加湿されたガス状の燃料
の供給を受けて発電する固体高分子型の燃料電池の冷却
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料電池システムとして
は、単位セルと共に冷却水の流路を備える冷却板を複数
積層して燃料電池を構成すると共に冷却板の流路に冷却
水を供給する循環管路を備えるものが提案されている
(例えば、特開平9−92310号公報など)。この燃
料電池システムでは、冷却水は循環管路に設けられた熱
交換器により冷却されこれにより燃料電池を冷却する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固体高
分子型の燃料電池システムでは、燃料電池の運転温度が
低く、外気との温度差が大きくとれないために、熱交換
器が大きくなるという問題があった。この問題は、車両
に燃料電池システムを搭載するように、限られたスペー
スに燃料電池システムを設置する場合にクローズアップ
される。
【0004】本発明の燃料電池システムは、熱交換器を
大きくすることなく燃料電池を冷却することを目的の一
つとする。また、本発明の燃料電池システムは、冷却水
を循環させる循環管路により燃料電池を冷却するシステ
ムとは異なる手法により燃料電池を冷却する燃料電池シ
ステムを提案することを目的の一つとする。本発明の燃
料電池の冷却方法は、冷却水を循環させる循環管路によ
り燃料電池を冷却するシステムとは異なる手法を提案す
ることを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の燃料電池システムおよび燃料電池の冷却方法は、
上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手
段を採った。
【0006】本発明の燃料電池システムは、ガス状の燃
料の供給を受けて発電する固体高分子型の燃料電池を有
する燃料電池システムであって、前記燃料を加湿する加
湿手段と、該加湿された燃料に霧状の液滴を供給する液
滴供給手段とを備えることを要旨とする。
【0007】この本発明の燃料電池システムでは、液滴
供給手段により燃料に供給された霧状の液滴が燃料と共
に燃料電池に供給されたときに燃料電池内で気化する際
の潜熱により燃料電池を冷却することができる。この結
果、熱交換器を必要としないから燃料電池システムを小
型化することができる。ここで、燃料は、電解質を挟ん
で配置される二つの電極に供給されるものの双方を意味
する。また、液滴は燃料電池内で気化可能な液体による
ものであればよいから、液滴には水からなるものが含ま
れる他、水と他の液体の混合液によるものや水以外の液
体によるものも含まれる。
【0008】こうした本発明の燃料電池システムにおい
て、前記液滴供給手段は、前記燃料に液滴を噴霧するイ
ンジェクタであるものとすることもできる。
【0009】また、本発明の燃料電池システムにおい
て、前記液滴供給手段は、前記加湿手段により加湿され
た燃料の水分の一部を凝縮させることにより前記液滴を
形成して前記燃料に供給する手段であるものとすること
もできる。こうすれば、液滴としての水の供給は加湿手
段のみで行なうから、液滴供給用のパイプなどを不要と
し燃料電池システムを小型化することができる。
【0010】これら各態様を含め本発明の燃料電池シス
テムにおいて、前記燃料電池の状態を検出する状態検出
手段と、該検出された燃料電池の状態に基づいて前記液
滴供給手段による前記燃料への液滴の供給を制御する液
滴供給制御手段とを備えるものとすることもできる。こ
うすれば、燃料電池の状態に応じて燃料電池を冷却する
ことができる。
【0011】この態様の本発明の燃料電池システムにお
いて、前記状態検出手段は、前記燃料電池の温度を検出
する手段であるものとすることもできる。こうすれば、
燃料電池の温度に基づいて燃料電池を冷却することがで
きる。この態様の燃料電池システムにおいて、前記液滴
供給制御手段は、前記状態検出手段により検出された前
記燃料電池の温度が所定温度以上のときに該燃料電池の
温度に応じて前記液滴を前記燃料に供給するよう前記液
滴供給手段を制御する手段であるものとすることもでき
る。
【0012】状態検出手段と液滴供給制御手段とを備え
る本発明の燃料電池システムにおいて、前記状態検出手
段は、前記燃料電池の出力を検出する手段であるものと
することもできる。こうすれば、燃料電池の出力に基づ
いて燃料電池を冷却することができる。この態様の燃料
電池システムにおいて、前記液滴供給制御手段は、前記
状態検出手段により検出された前記燃料電池の出力が所
定出力以上のときに該燃料電池の出力に応じて前記液滴
を前記燃料に供給するよう前記液滴供給手段を制御する
手段であるものとすることもできる。
【0013】また、状態検出手段と液滴供給制御手段と
を備える本発明の燃料電池システムにおいて、前記状態
検出手段は、前記燃料電池の異常を検出する手段である
ものとすることもできる。こうすれば、燃料電池の異常
に基づいて燃料電池を冷却することができる。この態様
の燃料電池システムにおいて、前記状態検出手段は、前
記燃料電池の温度の変化率が所定値以上のときに前記燃
料電池の異常を検出する手段であるものとすることもで
きる。こうすれば、燃料電池の温度の変化率により燃料
電池の異常を検出することができ、これに基づいて燃料
電池を冷却することができる。こうした燃料電池の異常
に基づいて燃料電池を冷却する態様の燃料電池システム
において、前記液滴供給制御手段は、前記状態検出手段
により前記燃料電池の異常が検出されたときに前記液滴
を前記燃料に供給するよう前記液滴供給手段を制御する
手段であるものとすることもできる。
【0014】これら各態様を含め状態検出手段と液滴供
給制御手段とを備える本発明の燃料電池システムにおい
て、前記加湿手段による前記燃料の加湿の状態を検出す
る加湿状態検出手段を備え、前記液滴供給制御手段は前
記燃料電池の状態に加えて前記加湿状態検出手段により
検出される前記燃料の加湿の状態に基づいて前記液滴供
給手段による前記燃料への前記液滴の供給を制御する手
段であるものとすることもできる。こうすれば、燃料電
池の状態に加えて燃料の加湿状態に基づいて液滴の供給
を制御するから、過剰加湿などをも防止することができ
ると共により適切に燃料電池を冷却することができる。
【0015】本発明の燃料電池の冷却方法は、加湿され
たガス状の燃料の供給を受けて発電する固体高分子型の
燃料電池の冷却方法であって、前記燃料に霧状の液滴を
供給し、該供給された液滴が前記燃料電池内で気体にな
る際の蒸発潜熱により該燃料電池を冷却することを要旨
とする。
【0016】この本発明の燃料電池の冷却方法によれ
ば、燃料に供給された霧状の液滴が燃料電池内で気体に
なる際の蒸発潜熱により燃料電池を冷却することができ
る。この燃料電池の冷却方法では熱交換器を用いないか
ら、燃料電池システムを小型化することができる。
【0017】こうした本発明の燃料電池の冷却方法にお
いて、前記燃料電池の状態を検出し、該検出された状態
に基づいて前記燃料に供給される前記液滴の量を調整し
て前記燃料電池の冷却を制御する手法を採ることもでき
る。こうすれば、燃料電池の状態に応じて燃料電池を冷
却することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
燃料電池システムの構成の概略を示す構成図である。図
示するように、実施例の燃料電池システム20は、水素
を含有する燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置22
と、この燃料ガス供給装置22から供給される燃料ガス
を加湿する燃料ガス加湿器23と、酸素を含有する酸化
ガス(例えば、空気)を供給する酸化ガス供給装置24
と、この酸化ガス供給装置24から供給される酸化ガス
を加湿する酸化ガス加湿器25と、酸化ガスに霧状の液
滴を供給する液滴供給装置27と、燃料ガスと酸化ガス
との供給を受けて発電する固体高分子型の燃料電池30
と、燃料電池30を冷却する冷却装置50と、燃料電池
システム20の運転をコントロールする電子制御ユニッ
ト60とを備える。
【0019】燃料ガス供給装置22は、水素を含有する
燃料ガスを供給する装置であり、例えば、メタノールや
メタンなどの炭化水素系の燃料を改質して水素リッチな
燃料ガスを供給する改質器としてもよく、水素を含有す
る燃料ガスを貯蔵する燃料ガス貯蔵タンクとしてもよ
い。酸化ガス供給装置24は、酸素を含有する酸化ガス
を供給する装置であり、単に空気を供給するエアポンプ
としてもよく、空気以外の酸化ガスを貯蔵する酸化ガス
貯蔵タンクとしてもよい。なお、燃料ガス供給装置22
および酸化ガス供給装置24は、信号ラインで電子制御
ユニット60に接続されており、電子制御ユニット60
によって燃料ガスの供給量や酸化ガスの供給量が制御さ
れるようになっている。
【0020】燃料ガス加湿器23および酸化ガス加湿器
25は、水タンク26から汲み上げた水を気化させて燃
料ガスや酸化ガスに供給する加湿器であり、例えばバブ
ラーとしてもよい。この燃料ガス加湿器23および酸化
ガス加湿器25は、信号ラインで電子制御ユニット60
に接続されており、電子制御ユニット60によって燃料
ガスの加湿量や酸化ガスの加湿量が制御されるようにな
っている。
【0021】液滴供給装置27は、酸化ガス中に液滴を
噴霧するインジェクタ28とこのインジェクタ28によ
る噴霧に必要な水圧を与える液滴供給用ポンプ29とか
ら構成されている。インジェクタ28は信号ラインによ
り電子制御ユニット60に接続されており、電子制御ユ
ニット60によってその開弁タイミングや開弁頻度が制
御されるようになっている。また、液滴供給用ポンプ2
9も信号ラインにより電子制御ユニット60に接続され
ており、電子制御ユニット60による駆動制御を受ける
ようになっている。
【0022】燃料電池30は、単電池31を複数積層し
て構成される固体高分子型の燃料電池である。図2に燃
料電池30を構成する単電池31の概略構成を示す。図
示するように、単電池31は、フッ素系樹脂などの高分
子材料により形成されたプロトン導電性の膜体である電
解質膜32と、白金または白金と他の金属からなる合金
の触媒が練り込められたカーボンクロスにより形成され
触媒が練り込められた面で電解質膜32を挟持してサン
ドイッチ構造を構成するガス拡散電極としてのアノード
33およびカソード34と、このサンドイッチ構造を両
側から挟みつつアノード33およびカソード34とで燃
料ガスや酸化ガスの流路36,37を形成すると共に隣
接する単電池31との間の隔壁をなす2つのセパレータ
35とにより構成されている。
【0023】燃料電池30の出力端子38,39には、
燃料電池30からの出力を検出するための電圧計40と
電流計42とが取り付けられている。また、燃料電池3
0には、その内部の温度TFを検出するための燃料電池
温度センサ44が取り付けられている。
【0024】冷却装置50は、燃料電池30内部に備え
られている冷却板と、この冷却板に形成された冷却水の
流路と共に循環管路を形成する冷却水管路52と、冷却
水管路52に取り付けられ外気との熱交換により冷却水
を冷却する熱交換器56と、冷却水を循環管路に循環さ
せる冷却水用ポンプ54と、冷却水管路52の燃料電池
30の出口付近における冷却水の温度を検出する冷却水
温度センサ58とを備える。冷却水用ポンプ54と冷却
水温度センサ58は信号ラインにより電子制御ユニット
60に接続されており、燃料電池30の冷却の制御が電
子制御ユニット60によって行なわれるようになってい
る。即ち、冷却水温度センサ58により検出される冷却
水の温度に基づいて冷却水用ポンプ54が駆動され、冷
却水の循環流量の制御がなされるのである。
【0025】電子制御ユニット60は、CPU62を中
心として構成されたワンチップマイクロプロセッサとし
て構成されており、処理プログラムを記憶したROM6
4と、一時的にデータを記憶するRAM66と、入出力
ポート(図示せず)とを備える。この電子制御ユニット
60には、図示しない流量計や温度計などからの燃料ガ
ス供給装置22や酸化ガス供給装置24から供給される
燃料ガスや酸化ガスの供給量や温度や燃料ガス加湿器2
3や酸化ガス供給装置24の運転状態,燃料電池温度セ
ンサ44からの燃料電池の温度TF,電圧計40からの
燃料電池30の出力電圧V,電流計42からの燃料電池
30の出力電流I,冷却水温度センサ58からの冷却水
の温度などが入力ポートを介して入力されている。ま
た、電子制御ユニット60からは、燃料ガス供給装置2
2や酸化ガス供給装置24への駆動信号,燃料ガス加湿
器23や酸化ガス加湿器25への駆動信号,インジェク
タ28への駆動信号,液滴供給用ポンプ29への駆動信
号,冷却水用ポンプ54への駆動信号などが出力ポート
を介して出力されている。
【0026】次に、こうして構成された燃料電池システ
ム20の動作、特に燃料電池30の冷却の制御について
説明する。図3は、実施例の燃料電池システム20の電
子制御ユニット60により実行される冷却制御ルーチン
の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、
燃料電池システム20が始動された直後からその運転が
停止されるまで所定時間毎(例えば、8ms毎)に繰り
返し実行される。実施例の燃料電池30の冷却は冷却装
置50によって行なわれているが、この冷却制御ルーチ
ンは冷却装置50による冷却に加えて行なわれるもので
あり、酸化ガスに水の液滴を噴霧し、この液滴の燃料電
池30内部で気化する際の蒸発潜熱により燃料電池30
を冷却するためのものである。
【0027】この冷却制御ルーチンが実行されると、C
PU62は、まず燃料電池温度センサ44により検出さ
れる燃料電池30の温度TFを読み込み(ステップS1
02)、読み込んだ温度TFを閾値TFrefと比較す
る(ステップS104)。閾値TFrefは、燃料電池
30の冷却が必要とされる温度またはこの温度より若干
低い温度として設定されるものである。燃料電池30の
温度TFが閾値TFref以下のときには、冷却装置5
0による冷却で燃料電池30は冷却されていると判断し
て、インジェクタ28を閉弁し(ステップS106)、
液滴供給用ポンプ29の駆動を停止して(ステップS1
08)、本ルーチンを終了する。このルーチンでは、イ
ンジェクタ28や液滴供給用ポンプ29の状態に拘わら
ずインジェクタ28を閉弁し液滴供給用ポンプ29を停
止するようになっているが、インジェクタ28が閉弁状
態であったり、液滴供給用ポンプ29が駆動していない
ときには、何もしないでこのルーチンを終了するものと
してもよいのは勿論である。
【0028】燃料電池30の温度TFが閾値TFref
より大きいときには、冷却装置50による冷却に加えて
燃料電池30の冷却が必要と判断して、燃料電池30に
供給される酸化ガスにインジェクタ28から噴霧する水
の液滴量QWを求めると共に(ステップS110)、求
めた液滴量QWからインジェクタ28の開弁時間を設定
する(ステップS112)。インジェクタ28から酸化
ガスへ噴霧する水の液滴量QWは、燃料電池30を冷却
するために必要な熱量と水の蒸発潜熱とにより定まるも
のである。実施例では燃料電池30の温度TFと燃料電
池30を冷却するのに必要な水分量(インジェクタ28
から噴霧する液滴量QW)との関係を図4に例示するよ
うなマップとして電子制御ユニット60のROM64に
予め記憶させておき、燃料電池30の温度TFが与えら
れるとROM64に記憶させたマップから液滴量QWを
導出するものとした。インジェクタ28の開弁時間は、
単位時間あたりにインジェクタ28から噴霧される液滴
量がステップS110で求められた液滴量QWとなるた
めの単位時間あたりの開弁時間を意味し、水圧とこの水
圧を受けているときにインジェクタ28による噴霧量と
に基づいて定められる。
【0029】インジェクタ28の開弁時間が設定される
と、液滴供給用ポンプ29を駆動してインジェクタ28
による噴霧に必要な水圧を確保すると共に(ステップS
114)、設定された単位時間あたりの開弁時間となる
ようインジェクタ28を開弁駆動して(ステップS11
6)、本ルーチンを終了する。こうした処理で酸化ガス
に水の液滴が単位時間あたり液滴量QWの割合で供給さ
れ、この液滴が酸化ガスと共に燃料電池30に供給され
て燃料電池30内で気化する。燃料電池30は、この液
滴の気化の際の蒸発潜熱により冷却される。図5に導入
される水分量(液滴量)と燃料電池30の必要な放熱量
との関係の一例を示す。なお、図中ハッチ部は、液滴を
酸化ガスに噴霧することにより得られる冷却の効果を示
している。
【0030】以上説明した実施例の燃料電池システム2
0によれば、燃料電池30に供給される酸化ガスに液体
状の水を噴霧することにより燃料電池30を冷却するこ
とができる。しかも、燃料電池30の温度TFに基づい
て酸化ガスに噴霧する液滴量QWを調節することにより
燃料電池30の冷却の程度を調節することができる。こ
の結果、冷却装置50の熱交換器56を小さなものとす
ることができるから、燃料電池システム20をコンパク
トなものとすることができる。
【0031】実施例の燃料電池システム20では、燃料
電池30に取り付けられた燃料電池温度センサ44を用
いて燃料電池30の温度TFを検出し、この温度TFに
基づいて燃料電池30を冷却するものとしたが、冷却装
置50が備える冷却水温度センサ58により検出される
冷却水の温度に基づいて燃料電池30の温度TFを推定
し、推定された燃料電池30の温度TFに基づいて燃料
電池30を冷却するものとしてもよい。
【0032】実施例の燃料電池システム20では、燃料
電池30の温度TFに基づいて燃料電池30を冷却する
ものとしたが、燃料電池30の出力PFに基づいて燃料
電池30を冷却するものとしてもよい。このシステムで
は、図3の冷却制御ルーチンに代えて図6に例示する冷
却制御ルーチンを実行する。以下に、図6に例示する冷
却制御ルーチンを用いて燃料電池30の出力PFに基づ
いて燃料電池30を冷却する処理について説明する。
【0033】このルーチンが実行されると、CPU62
は、まず燃料電池30の出力PFを読み込み(ステップ
S202)、読み込んだ出力PFを閾値PFrefと比
較する(ステップS204)。ここで、燃料電池30の
出力PFは、電圧計40により検出される出力電圧Vと
電流計42により検出される出力電流Iとの積として求
められるから、ステップS202の処理は、出力電圧V
と出力電流Iとを読み込んでこれらの積をとって出力P
Fとしてもよく、図示しない出力演算ルーチンにより出
力電圧Vと出力電流Iとの積を演算して出力PFを求め
てRAM66の所定アドレスに記憶させたものを読み込
むものとしてもよい。また、閾値PFrefは、燃料電
池30の冷却が必要とされる出力またはこの出力より若
干低い出力として設定されるものである。
【0034】燃料電池30の出力PFが閾値PFref
より大きいときには、冷却装置50による冷却に加えて
燃料電池30の冷却が必要と判断して、燃料電池30の
出力PFに基づいてインジェクタ28から噴霧する水の
液滴量QWを求めると共に(ステップS210)、求め
た液滴量QWからインジェクタ28の開弁時間を設定し
(ステップS212)、液滴供給用ポンプ29を駆動す
ると共に(ステップS214)、インジェクタ28を開
弁駆動する(ステップS216)。インジェクタ28か
ら酸化ガスへ噴霧する水の液滴量QWは、前述したとお
りであり、実施例では燃料電池30の出力PFと燃料電
池30を冷却するのに必要な水分量との関係を図7に例
示するようなマップとして電子制御ユニット60のRO
M64に予め記憶させておき、燃料電池30の出力PF
が与えられるとROM64に記憶させたマップから液滴
量QWを導出するものとした。なお、ステップS212
ないしS216の処理は、図3の冷却制御ルーチンにお
けるステップS112ないしS116の処理と同一であ
るから、その詳細な説明は省略する。
【0035】一方、燃料電池30の出力PFが閾値PF
ref以下のときには、冷却装置50による冷却で燃料
電池30は冷却されていると判断して、インジェクタ2
8を閉弁し(ステップS206)、液滴供給用ポンプ2
9の駆動を停止して(ステップS208)、本ルーチン
を終了する。このステップS206およびS208の処
理も図3の冷却制御ルーチンにおけるステップS106
およびS108の処理と同一であるから、その詳細な説
明は省略する
【0036】以上説明した図6の冷却制御ルーチンを実
行する変形例の燃料電池システム20によれば、燃料電
池30の出力PFに基づいて酸化ガスに噴霧する液滴量
QWを調節することにより燃料電池30の冷却の程度を
調節することができる。もとより、燃料電池30に供給
される酸化ガスに液体状の水を噴霧することにより燃料
電池30を冷却することができ、燃料電池システム20
をコンパクトなものとすることもできる。
【0037】実施例の燃料電池システム20では燃料電
池30の温度TFのみに基づいて燃料電池30を冷却
し、変形例の燃料電池システム20では燃料電池30の
出力PFのみに基づいて燃料電池30を冷却したが、燃
料電池30の温度TFに基づく冷却と燃料電池30の出
力PFに基づく冷却とを複合して行なってもよい。
【0038】さらに、実施例の燃料電池システム20
は、燃料電池30の温度TFに加えて酸化ガス加湿器2
5による加湿量HFにも基づいて燃料電池30を冷却す
るものとしてもよい。このシステムでは、図3の冷却制
御ルーチンに代えて図8に例示する冷却制御ルーチンを
実行する。以下に、図8に例示する冷却制御ルーチンを
用いて燃料電池30の温度TFと加湿量HFとに基づい
て燃料電池30を冷却する処理について説明する。
【0039】このルーチンが実行されると、CPU62
は、まず燃料電池30の温度TFを読み込み(ステップ
S302)、読み込んだ温度TFを閾値TFrefと比
較する(ステップS304)。燃料電池30の温度TF
が閾値TFref以下のときには、冷却装置50による
冷却で燃料電池30は冷却されていると判断して、イン
ジェクタ28を閉弁し(ステップS306)、液滴供給
用ポンプ29の駆動を停止して(ステップS308)、
本ルーチンを終了する。なお、これらの処理は図3のス
テップS102ないしS108の処理と同一である。
【0040】燃料電池30の温度TFが閾値TFref
より大きいときには、冷却装置50による冷却に加えて
燃料電池30の冷却が必要と判断して、まず酸化ガス加
湿器25による酸化ガスの加湿量HFを読み込む処理を
実行する(ステップS309)。実施例では、電子制御
ユニット60の出力ポートから酸化ガス加湿器25に出
力されている駆動信号を読み込むことにより加湿量HF
を読み込むものとした。そして、温度TFと加湿量HF
とに基づいてインジェクタ28から噴霧する水の液滴量
QWを求めると共に(ステップS310)、求めた液滴
量QWからインジェクタ28の開弁時間を設定し(ステ
ップS312)、液滴供給用ポンプ29を駆動すると共
に(ステップS314)、インジェクタ28を開弁駆動
する(ステップS316)。インジェクタ28から酸化
ガスへ噴霧する水の液滴量QWは、加湿過剰とならない
範囲内で決定され、実施例では、燃料電池30の温度T
Fを用いて図4に示したマップから液滴量を求め、この
液滴量から加湿量HFの大小に基づいて定まる若干量を
増減して液滴量QWを算出するものとした。なお、ステ
ップS312ないしS316の処理は、図3の冷却制御
ルーチンにおけるステップS112ないしS116の処
理と同一である。
【0041】以上説明した図8の冷却制御ルーチンを実
行する変形例の燃料電池システム20によれば、酸化ガ
ス加湿器25による酸化ガスの加湿量HFを考慮するか
ら、燃料電池30の過剰加湿を防止することができる。
もとより、燃料電池30に供給される酸化ガスに液体状
の水を噴霧することにより燃料電池30を冷却すること
ができ、燃料電池システム20をコンパクトなものとす
ることもできる。
【0042】図8の冷却制御ルーチンを実行する変形例
の燃料電池システム20では、燃料電池30の温度TF
に加えて酸化ガス加湿器25による加湿量HFにも基づ
いて燃料電池30を冷却するものとしたが、燃料電池3
0の出力PFに加えて酸化ガス加湿器25による加湿量
HFにも基づいて燃料電池30を冷却するものとしても
よく、燃料電池30の温度TFに基づく冷却と燃料電池
30の出力PFに基づく冷却とを複合して行なう冷却に
加えて酸化ガス加湿器25による加湿量HFにも基づい
て燃料電池30を冷却するものとしてもよい。
【0043】実施例の燃料電池システム20は、こうし
た冷却制御の他に燃料電池30の異常時の制御も行な
う。以下に、この燃料電池30の異常時の制御について
説明する。図9は、燃料電池30の異常を検出すると共
に燃料電池30の異常時の制御の一例を示す異常時制御
ルーチンである。このルーチンは、燃料電池システム2
0が始動された直後からその運転が停止されるまで所定
時間毎(例えば、8ms毎)に繰り返し実行される。な
お、燃料電池30の異常時の処理として後述するように
燃料電池30を冷却するが、通常、燃料電池30が異常
のときには、燃料電池30の温度管理ができなくなり、
燃料電池30の温度TFが上昇することに基づいてい
る。
【0044】この異常時制御ルーチンが実行されると、
CPU62は、まず燃料電池温度センサ44により検出
される燃料電池30の温度TFを読み込み(ステップS
402)、読み込んだ温度TFから前回このルーチンが
起動されたときに読み込んだ燃料電池30の温度TFを
減じて偏差ΔTFをを求める(ステップS403)。そ
して、求めた偏差ΔTFを閾値Trefと比較する(ス
テップS404)。閾値Trefは、燃料電池30が正
常に動作しているときに許容される温度上昇率の上限値
またはこの上限値より若干低い値として設定されるもの
であり、燃料電池30の特性や異常時制御ルーチンの起
動される頻度などによって定められる。偏差ΔTFが閾
値Tref以下のときには、燃料電池30は正常に動作
していると判断して、インジェクタ28を閉弁し(ステ
ップS406)、液滴供給用ポンプ29の駆動を停止し
て(ステップS408)、本ルーチンを終了する。これ
らの処理は図3のステップS102ないしS108の処
理と同一である。
【0045】偏差ΔTFが閾値Trefより大きいとき
には、燃料電池30に異常が発生したと判断して、イン
ジェクタ28から噴霧する水の液滴量QWに所定値QW
1を設定して(ステップS410)、設定した液滴量Q
Wからインジェクタ28の開弁時間を設定し(ステップ
S412)、液滴供給用ポンプ29を駆動すると共に
(ステップS414)、インジェクタ28を開弁駆動す
る(ステップS416)。ここで、所定値QW1は、燃
料電池30を初期冷却するのに十分な液滴量として設定
されるものであり、燃料電池30の大きさや燃料電池3
0の特性などによって定められる。なお、ステップS4
12ないしS416の処理は、図3の冷却制御ルーチン
におけるステップS112ないしS116の処理と同一
である。
【0046】以上説明した燃料電池システム20によれ
ば、燃料電池30の異常時にインジェクタ28から酸化
ガスに水を噴霧することにより、燃料電池30を冷却す
ることができ、燃料電池30を過熱状態とすることから
防止することができる。
【0047】実施例の燃料電池システム20では、燃料
電池30の温度TFの前回の温度TFとの偏差ΔTFに
より燃料電池30の異常を検出したが、燃料電池30の
温度TFが所定温度以上のときに燃料電池30の異常を
検出するものとしてもよく、燃料電池30の出力PFが
所定出力以上のときに燃料電池30の異常を検出するも
のとしてもよい。また、燃料電池30の出力PFの変化
量が所定変化量以上のときに燃料電池30の異常を検出
するものとしてもよい。
【0048】次に、本発明の第2の実施例としての燃料
電池システム120について説明する。図10は、第2
実施例の燃料電池システム120の概略の構成を示す構
成図である。図示するように、第2実施例の燃料電池シ
ステム120は、液滴供給装置27に代えて凝縮装置1
70を備える点を除いて第1実施例の燃料電池システム
20と同一の構成をしている。そこで、第2実施例の燃
料電池システム120の構成のうち第1実施例の燃料電
池システム20の構成と同一の構成については100を
加えた符号を付し、その説明を省略する。なお、その他
の符号についても第1実施例の燃料電池システム20の
説明で用いた符号は同じ意味で用いる。
【0049】第2実施例の燃料電池システム120は、
酸化ガスの供給管に取り付けられた凝縮装置170を備
える。凝縮装置170は、燃料電池130に供給される
酸化ガスの温度を一定に保つ熱交換器として構成されて
おり、冷却媒体(例えば、水など)により酸化ガスを冷
却する第1熱交換器172と、外気と熱交換して冷却媒
体を冷却する第2熱交換器174と、第1熱交換器17
2と第2熱交換器174とを連絡して冷却媒体の循環管
路を形成する冷却媒体管路176と、冷却媒体を循環管
路に循環させる冷却媒体用ポンプ178と、冷却媒体管
路176の第1熱交換器172の出口付近における冷却
媒体の温度を検出する冷却媒体温度センサ179とを備
える。冷却媒体用ポンプ178と冷却媒体温度センサ1
79は信号ラインにより電子制御ユニット160に接続
されており、電子制御ユニット160によって燃料電池
130に供給される酸化ガスの温度が燃料電池130に
適した温度となるよう制御される。したがって、酸化ガ
ス加湿器125による酸化ガスの加湿量によっては過剰
加湿となる状態とすることができ、この過剰加湿の酸化
ガスを凝縮装置170によって冷却することにより、酸
化ガス中に液体状態の水を霧状として含ませることがで
きる。
【0050】こうして構成された第2実施例の燃料電池
システム120の動作、特に燃料電池130の加湿と冷
却の制御について説明する。図11は、第2実施例の燃
料電池システム120の電子制御ユニット160により
実行される加湿冷却制御ルーチンの一例を示すフローチ
ャートである。このルーチンは、燃料電池システム12
0が始動された直後からその運転が停止されるまで所定
時間毎(例えば、8ms毎)に繰り返し実行される。な
お、第2実施例の燃料電池130の冷却も冷却装置15
0によって行なわれているが、この加湿冷却制御ルーチ
ンは冷却装置150による冷却に加えて行なわれるもの
であるのは、第1実施例と同様である。
【0051】この加湿冷却制御ルーチンが実行される
と、CPU162は、まず燃料電池温度センサ144に
より検出される燃料電池130の温度TFと、酸化ガス
の供給量QOとを読み込み(ステップS502)、読み
込んだ温度TFを閾値TFrefと比較する(ステップ
S504)。酸化ガスの供給量QOは、電子制御ユニッ
ト160から酸化ガス供給装置124へ出力されている
駆動信号から読み込むこともできるし、酸化ガス供給装
置124に流量計を設けてこの流量計により検出される
流量を読み込むこともできる。燃料電池130の温度T
Fが閾値TFref以下のときには、冷却装置150に
よる冷却で燃料電池130は冷却されていると判断して
液滴量QWに値0を設定し(ステップS506)、燃料
電池130の温度TFが閾値TFrefより大きいとき
には、冷却装置150による冷却に加えて燃料電池13
0の冷却が必要と判断して、燃料電池130に供給され
る酸化ガス中に凝縮させる液滴量QWを求める(ステッ
プS508)。第2実施例では、液滴量QWを第1実施
例で用いた図4に例示するマップにより求めた。
【0052】そして、酸化ガスの供給量QOと液滴量Q
Wとに基づいて酸化ガス加湿器125による酸化ガスの
加湿量HFを設定し(ステップS510)、酸化ガス加
湿器125により酸化ガスが設定した加湿量HFで加湿
されるよう酸化ガス加湿器125を制御して(ステップ
S512)、本ルーチンを終了する。第2実施例では、
加湿量HFは、酸化ガスの供給量QOによって定まる通
常の加湿量に液滴量QWを加えたものとして設定した。
このように燃料電池130の温度TFが閾値TFref
より大きいときには酸化ガス加湿器125により酸化ガ
スを過剰加湿とし、凝縮装置170で液滴量QWに相当
する分だけ凝縮させることにより、凝縮した液滴が、酸
化ガスと共に燃料電池130に供給されて燃料電池13
0内で気化し、その蒸発潜熱により燃料電池130を冷
却するのである。
【0053】以上説明した第2実施例の燃料電池システ
ム120によれば、凝縮装置170により酸化ガス中の
水蒸気を凝縮させることにより、燃料電池130を冷却
することができる。しかも、燃料電池130の温度TF
に基づいて酸化ガスの加湿量を調節すると共に酸化ガス
中の水蒸気の凝縮量を調節することにより燃料電池13
0の冷却の程度を調節することができる。この結果、冷
却装置150の熱交換器156を小さなものとすること
ができるから、燃料電池システム120をコンパクトな
ものとすることができる。また、第2実施例の燃料電池
システム120を第1実施例の燃料電池システム20と
比べれば、インジェクタ28へ供給される水の配管を不
要とすることができる。
【0054】第2実施例の燃料電池システム120で
は、燃料電池130の温度TFに基づいて燃料電池13
0を冷却するものとしたが、燃料電池130の出力PF
に基づいて燃料電池130を冷却するものとしてもよ
く、さらに、燃料電池130の温度TFに基づく冷却と
燃料電池130の出力PFに基づく冷却とを複合して行
なってもよい。
【0055】第1実施例の燃料電池システム20や第2
実施例の燃料電池システム120では、酸化ガスに霧状
の水の液滴を供給して燃料電池30,130を冷却した
が、水以外の液体を霧状の液滴として酸化ガスに供給す
るものとしてもよい。
【0056】また、第1実施例の燃料電池システム20
や第2実施例の燃料電池システム120では、酸化ガス
に霧状の水の液滴を供給して燃料電池30,130を冷
却したが、水の液滴や水以外の液体の液滴を燃料ガスに
供給して燃料電池130を冷却するものとしてもよく、
あるいは、水の液滴や水以外の液体の液滴を酸化ガスと
燃料ガスの双方に供給して燃料電池130を冷却するも
のとしてもよい。
【0057】第1実施例の燃料電池システム20や第2
実施例の燃料電池システム120では、冷却装置50,
150を備え、冷却装置50,150により燃料電池3
0,130を冷却するものとしたが、冷却装置50,1
50を備えず、酸化ガスに液滴を供給するもののみを備
え、酸化ガスに液滴を供給することにより燃料電池3
0,130を冷却するものとしてもよい。この場合、常
に燃料電池30,130の冷却が必要になるから、この
通常の冷却に必要な液滴量を図4や図7のマップから導
出される液滴量QWに加えて液滴量の制御を行なえばよ
い。
【0058】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である燃料電池システムの
構成の概略を示す構成図である。
【図2】 燃料電池30を構成する単電池31の概略構
成を示す構成図である。
【図3】 実施例の燃料電池システム20の電子制御ユ
ニット60により実行される冷却制御ルーチンの一例を
示すフローチャートである。
【図4】 燃料電池30の温度TFと燃料電池30を冷
却するのに必要な水分量との関係を例示するマップであ
る。
【図5】 導入される水分量と燃料電池30の必要な放
熱量との関係の一例を示す説明図である。
【図6】 変形例の冷却制御ルーチンの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 燃料電池30の出力PFと燃料電池30を冷
却するのに必要な水分量との関係を例示するマップであ
る。
【図8】 変形例の冷却制御ルーチンの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 実施例の燃料電池システム20の電子制御ユ
ニット60により実行される異常時制御ルーチンの一例
を示すフローチャートである。
【図10】 第2実施例の燃料電池システム120の構
成の概略を示す構成図である。
【図11】 第2実施例の燃料電池システム120の電
子制御ユニット160により実行される加湿冷却制御ル
ーチンの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20,120 燃料電池システム、22,122 燃料
ガス供給装置、23,123 燃料ガス加湿器、24,
124 酸化ガス供給装置、25,125 酸化ガス加
湿器、27 液滴供給装置、28 インジェクタ、29
液滴供給用ポンプ、30,130 燃料電池、31
単電池、32 電解質膜、33 アノード、34 カソ
ード、35 セパレータ、36,37 流路、38,3
9,138,139 出力端子、40,140 電圧
計、42,142 電流計、44,144 燃料電池温
度センサ、50,150 冷却装置、52,152 冷
却水管路、54,154 冷却水用ポンプ、56,15
6 熱交換器、58,158冷却水温度センサ、60,
160 電子制御ユニット、62,162 CPU、6
4,164 ROM、66,166 RAM、170
凝縮装置、172第1熱交換器、174 第2熱交換
器、176 冷却媒体管路、178 冷却媒体用ポン
プ、179 冷却媒体温度センサ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス状の燃料の供給を受けて発電する固
    体高分子型の燃料電池を有する燃料電池システムであっ
    て、 前記燃料を加湿する加湿手段と、 該加湿された燃料に霧状の液滴を供給する液滴供給手段
    とを備える燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 前記液滴供給手段は、前記燃料に液滴を
    噴霧するインジェクタである請求項1記載の燃料電池シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記液滴は水からなる液滴である請求項
    1または2記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 前記液滴供給手段は、前記加湿手段によ
    り加湿された燃料の水分の一部を凝縮させることにより
    前記液滴を形成して前記燃料に供給する手段である請求
    項1記載の燃料電池システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の燃料電
    池システムであって、 前記燃料電池の状態を検出する状態検出手段と、 該検出された燃料電池の状態に基づいて前記液滴供給手
    段による前記燃料への液滴の供給を制御する液滴供給制
    御手段とを備える燃料電池システム。
  6. 【請求項6】 前記状態検出手段は、前記燃料電池の温
    度を検出する手段である請求項5記載の燃料電池システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記液滴供給制御手段は、前記状態検出
    手段により検出された前記燃料電池の温度が所定温度以
    上のときに該燃料電池の温度に応じて前記液滴を前記燃
    料に供給するよう前記液滴供給手段を制御する手段であ
    る請求項6記載の燃料電池システム。
  8. 【請求項8】 前記状態検出手段は、前記燃料電池の出
    力を検出する手段である請求項5記載の燃料電池システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記液滴供給制御手段は、前記状態検出
    手段により検出された前記燃料電池の出力が所定出力以
    上のときに該燃料電池の出力に応じて前記液滴を前記燃
    料に供給するよう前記液滴供給手段を制御する手段であ
    る請求項8記載の燃料電池システム。
  10. 【請求項10】 前記状態検出手段は、前記燃料電池の
    異常を検出する手段である請求項5記載の燃料電池シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記状態検出手段は、前記燃料電池の
    温度の変化率が所定値以上のときに前記燃料電池の異常
    を検出する手段である請求項10記載の燃料電池システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記液滴供給制御手段は、前記状態検
    出手段により前記燃料電池の異常が検出されたときに前
    記液滴を前記燃料に供給するよう前記液滴供給手段を制
    御する手段である請求項10または11記載の燃料電池
    システム。
  13. 【請求項13】 請求項5ないし12いずれか記載の燃
    料電池システムであって、 前記加湿手段による前記燃料の加湿の状態を検出する加
    湿状態検出手段を備え、 前記液滴供給制御手段は、前記燃料電池の状態に加えて
    前記加湿状態検出手段により検出される前記燃料の加湿
    の状態に基づいて前記液滴供給手段による前記燃料への
    前記液滴の供給を制御する手段である燃料電池システ
    ム。
  14. 【請求項14】 加湿されたガス状の燃料の供給を受け
    て発電する固体高分子型の燃料電池の冷却方法であっ
    て、 前記燃料に霧状の液滴を供給し、該供給された液滴が前
    記燃料電池内で気体になる際の蒸発潜熱により該燃料電
    池を冷却する燃料電池の冷却方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の燃料電池の冷却方法
    であって、 前記燃料電池の状態を検出し、該検出された状態に基づ
    いて前記燃料に供給される前記液滴の量を調整して前記
    燃料電池の冷却を制御する燃料電池の冷却方法。
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