JP2000244458A - 波長分割多重通信システム及び光源 - Google Patents
波長分割多重通信システム及び光源Info
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Landscapes
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Abstract
り、チャーピング減少が低減された光源を用いたWDM
システム及びその光源を提供することにある。 【解決手段】 複数の光源1と、複数の光受信器2と、
複数の光源1と合波器7を介して結合され複数の光受信
器2と分波器9を介して結合された光伝送路4と、備え
る。複数の光源1は、それぞれ異なる波長の光を発生す
る。複数の光受信器2は、複数の光源1によって発生さ
れた光の各々に対応した波長の光を受ける。光伝送路4
は、複数の光源1と合波器7を介して光学的に結合され
た第1の端部及び複数の光受信器2と分波器9を介して
光学的に結合された第2の端部を有する。
Description
同時に光伝送路に導入し伝送する波長分割多重(WD
M)システム、及びこのWDMシステムに好適な光源に
関する。
帯、例えば1.53μm〜1.56μmでは、波長間隔
0.8nm間隔の光信号を発生する複数の光源と、各光
源が発生する光をそれそれ受けるN個の光受信器と、を
光ファイバを用いて接続している。このようなWDMシ
ステムでは、光源が発生するN個の光を多重化した後
に、一本の光ファイバを伝送させる。伝送されてきた光
は、各光波長毎に光受信器で受光され各チャネル毎の信
号として処理される。
ように極めて狭い間隔の光を発生し送出しなければなら
ない。このような光源には、従来、屈折率が周期的に変
化した波長選択部を光共振器の内側に有し、これによっ
て光のスペクトル幅を非常に狭くしたデバイス、例えば
DFBレーザ或いはDBRレーザが利用されてきた。
器の内部に波長選択部を設けたレーザ素子、例えば半導
体レーザにおいては、レーザ発振波長の決定がレーザ素
子の作製工程において決定されてしまうので、この素子
が完成した後にはレーザ発振波長の選択がほとんど不可
能である。WDMシステムにおいては、0.8nm間隔
で使用波長が厳密に規定されているので、5桁の精度で
レーザ出射光の波長の制御しなければならない。これは
相当の困難をともなう。
は、WDMシステム用の光源として適用できる。FGL
モジュールは、DFBレーザ、DBRレーザにおける内
部回折格子を光ファイバ中に外部回折格子(ファイバグ
レーティング、FG)として設けて、この回折格子と発
光素子とによって光共振器を構成するように組み合わた
光モジュールである。この光モジュールでは、出射波長
はFGの反射波長によってほぼ決定され、そのスペクト
ル幅もDFB、DBRレーザと同等程度まで狭くでき
る。さらにFGの回折格子波長は、発光素子の製造プロ
セスとは別個に決定されるので、発光素子の完成後にお
いても、出射光波長を調整することができる。
器長が、DFBレーザ、DBRレーザ等に比較して長く
なる。このため、光モジュールに高速信号を導入し発光
素子を高周波で駆動する場合に、光モジュールは、出射
光のスペクトルが広がってしまうという特性を示す。す
なわち、変調周波数が高くなると、注入されるキャリア
の位相と出射光の位相とには次第にずれが生じ、その結
果、過剰なキャリアの変化によって屈折率の時間的変化
が誘起されて、等価的に光共振器の長さが変化している
ようになる。このことは、光モジュールの発振スペクト
ルの幅の増大、つまりチャープ現象を招いている。
が容易で、狭スペクトルであり、チャーピング現象が低
減された光源を用いたWDMシステム及びその光源を提
供することにある。
多重システムは、複数の光源と、複数の光受信器と、複
数の光源と複数の光受信器との間に設けられた光伝送路
と、備える。複数の光源は、それぞれ異なる波長の光を
発生する。複数の光受信器は、複数の光源によって発生
された光の波長の各々に対応した光を受ける。光伝送路
は、複数の光源と合波器を介して光学的に結合された第
1の端部及び複数の光受信器と分波器を介して光学的に
結合された第2の端部を有する。
体光増幅器、波長選択性光反射手段、および変調手段を
有する。半導体光増幅器は、電流を受けると所定波長の
光を発生する。波長選択性光反射手段は、特定波長の光
を選択的に反射する。変調手段は、半導体光増幅器で発
生された所定波長の光を電気信号に応じて変調する。半
導体光増幅器および波長選択性光反射手段は光共振器を
形成するように設けられている。
択性光反射手段が光共振器を形成するようにしたので、
レーザ発振波長は波長選択性光反射手段によって決定さ
れる。このため、半導体光増幅器とは別個に設定され、
この波長が半導体光増幅器の作製中に決定されることは
ない。また、異なる波長の光を反射する波長選択性光反
射手段を用いれば、レーザ発振波長を変更することがで
きる。更に、波長選択性光反射手段の反射スペクトルに
応じた発振波長スペクトルが実現される。
は、変調手段は、電気信号に応じて引き起こされた電界
吸収を利用して前記所定波長の光を吸収し変調する電界
吸収素子を有することが好ましい。また、このような電
界吸収素子は、光発生素子と同一基板上に一体に形成さ
れることが好ましい。このような電界吸収素子は光を吸
収可能な吸収層を有し、光発生素子は、光を発生可能な
活性層を有する。
としてファイバグレーティングが形成された光ファイバ
を有する。光ファイバの一端部は、半導体光増幅器の光
放出面と光学的に結合しているので、半導体光増幅器の
光反射面とファイバグレーティングとから光共振器が形
成される。また、半導体光増幅器は、光発生素子と、光
変調素子として電界吸収素子とを同一基板上に有するの
で、電界吸収素子に加えられる変調信号が、活性層に存
在するキャリア密度へ与える影響を避けることができ
る。このため、変調信号によるキャリア密度の変化に基
づく屈折率の変動が活性層において低減されるので、チ
ャーピングは低減される。
キャリアが注入されると光を発生する活性層を有し、電
界吸収素子は、活性層に光学的に結合され、所定値の電
圧が印加されると光を吸収することによって活性層から
の光を変調する吸収層を有することができる。例えば、
このような光源において好適な光発生素子は、活性層
と、基板上に設けられた第1導電型半導体層と、基板上
に設けられ第1導電型と異なる導電型の第2導電型半導
体層と、を有する。活性層は、第1導電型半導体層と第
2導電型半導体層との間に設けられ、第1導電型半導体
層および第2導電型半導体層の各々からキャリアが注入
されると光を発生することができる。このような光源に
おいて好適な電界吸収素子は、第1導電型半導体層およ
び第2導電型半導体層の各々に電圧を加えるための一対
の電極を有することができる。吸収層は、第1導電型半
導体層と第2導電型半導体層との間に設けられている。
このように、光発生素子の活性層および電界吸収素子の
吸収層の各々を共通の半導体層によって挟むようにすれ
ば、活性層と吸収層との光学的な結合を強めることが可
能である。
吸収素子は、基板上に設けられた第3導電型半導体層
と、基板上に設けられ第3導電型と異なる導電型の第4
導電型半導体層と、第3導電型半導体層および第4導電
型半導体層の各々に電圧を加えるための一対の電極とを
有する。吸収層は、第3導電型半導体層と第4導電型半
導体層との間に設けられている。第4導電型半導体層
は、第1導電型半導体層と電気的に絶縁されていること
ができる。
ムでは、変調手段は、電気光学結晶基板に設けられた導
波路を通過する光を電気信号に応じて変調する導波路変
調器を有することが好ましい。
電気光学結晶基板上に形成された平面導波路を挟む二つ
の電極の間に、所定の電圧を印加しこの導波路部分の屈
折率を変えることによって導波路内を通過する光量を変
調する平面導波路変調素子を用いることができる。さら
に、この平面導波路中に回折格子を設ければ、これを波
長選択性光反射器として用いることができる。このよう
にすれば、波長選択性反射器と平面導波路変調素子と電
気光学結晶上に一体に集積することができる。
折率が変化し、導波される光の位相も変わる。入射光を
Y分岐カプラで2分岐した後、一方を導波路に電界を印
加し光の位相を180゜変え、その後に再度合波する
と、電界を印加した際には、一方の導波路からの光と、
他方の導波路からの光は位相が互いに180゜異なって
いるので、相互に打ち消し合う。電界を印加しない場合
には、単に入射光を二分し、再び両方の光を合波しただ
けなので、損失がないと仮定すれば入射光強度を保持し
た状態となる。したがって、電界の有無に応じて出射光
を変調することが可能になる。また、印加される電界強
度に応じて位相の変化量も変えることができる。
は光発生素子と全く独立な信号を印加できる。光発生素
子は完全に直流動作できるので、光発生素子内の余剰キ
ャリアに基づく屈折率の変化は全く誘起しない。このた
め、このような光源において、余剰キャリアに基づく出
射光のチャープ減少は生じない。 さらに、波長選択性
光反射器をとして平面導波路内に形成された回折格子を
用いることができる。これを平面導波路変調器と同一の
電気光学結晶基板に一体に形成することができる。
しながら説明する。可能な場合には、同一の部分には同
一の符号を付して、その説明を省略する。
DM)通信システムの構成図である。図1を参照する
と、WDM通信システムは、複数の光源1と、複数の光
受信器2と、光伝送路4とを備える。引き続く説明で
は、光源1の数は、光受信器2の数と同じ場合について
行う。
は、それぞれ異なる波長の光を発生する。光源1は、電
流を受けると所定波長の光を発生するための光発生手段
OA、外部からの電気信号(CH1〜CHnのいずれ
か)に応じて光を変調するための変調手段OM、および
波長選択性光反射手段FGを有する。光発生手段OAと
しては、例えば、半導体光増幅器があり、半導体光増幅
器は、電流を受けると所定波長の光を発生する。波長選
択性光反射手段は、特定波長の光を選択的に反射する。
変調手段は、半導体光増幅器で発生された所定波長の光
を電気信号に応じて変調する。各光源1は、光伝送路5
を介して合波器7へ光学的に結合される。複数の光受信
器2は、複数の光源1によって発生された光の各々に対
応した波長の光を受ける。光受信器2は、フォトダイオ
ードといった光電変換を行う受光素子PDと、このフォ
トダイオードからの電流を増幅し電気信号(OUT1〜
OUTn)を出力する前置増幅器PreAMPを有す
る。各受信器2は、光伝送路6を介して分波器9に光学
的に結合されている。光伝送路4は、複数の光源1と光
合波器7を介して光学的に結合された第1の端部及び複
数の光受信器2と分波器9を介して光学的に結合された
第2の端部を有する。光伝送路2、4、6としては、光
ファイバがある。
段FGは、光共振器を形成するように設けられている。
レーザ発振波長は、波長選択性光反射手段FGによって
ほぼ決定されるので、半導体光増幅器OAとは別個に設
定される。故に、この波長が半導体光増幅器OAの作製
中に決定されることはない。また、異なる波長の光を反
射する波長選択性光反射手段FGを用いれば、レーザ発
振波長を変更することができる。このため、WDM通信
システムに好適である。発振波長スペクトルは、波長選
択性光反射手段FGの反射スペクトルに応じて決定され
る。
波器91は、アレー導波路回折格子である。分波器91
は、n個の入力ポート(入力1〜入力n)92a〜92
cと、n個の出力ポート(出力1〜出力n)93a〜9
3cと、入力側および出力側のスラブ導波路領域94、
95と、これらの導波路領域94、49を結ぶn本の光
導波路96a〜96cとを備える。光分波器91の一入
力のみが、光伝送路4に光学的に結合している。光分波
器91のn本の出力の各々が、光伝送路6に光学的に結
合している。このような光分波器91は、シリコン基板
上の石英導波路として実現される。
トに導入された光は、スラブ導波路領域94に導入され
る。この光は、スラブ導波路領域94からn本の光導波
路96a〜96cに均等に分割される。このn本の光導
波路96a〜96cは、互いに導波路長が△Lだけ異な
っている。各光導波路96a〜96cに均等に割り振ら
れた光は、スラブ導波路95において再び出会う。この
とき、それぞれの光導波路96a〜96cからの長さが
△Lだけ異なるので、スラブ導波路領域95において回
折を生じる。回折の結果、各光の回折角度に対応した位
置に設けられた出力ポートは、特定の波長の光のみが出
力される。したがって、単一の入力ポートから導入され
た異なる波長の複数の光が分光される。
波器73は、複数の入力76a〜76dと、単一の出力
77とを有する。複数の入力76a〜76dは、それぞ
れ複数の光源1への光伝送路5に光学的に結合してい
る。出力77は、光伝送路4に光学的に結合している。
入力76a〜76dおよび出力77を光学的に結合する
ために、InP半導体基板74上には、InGaAsP
半導体の光導波路75a〜75dが設けられている。こ
の光導波路75a〜75dは、半導体基板74上におい
て合流しているので、光導波路75a〜75dに沿って
進む光は合流されて出力に到達する。
形態の光源について説明する。この光源は、ファイバグ
レーティング光モジュールの構成を有する。図3は、フ
ァイバグレーティング光モジュールの斜視図であり、そ
の内部の様子が明らかになるように一部破断図になって
いる。図4は、ファイバグレーティングレーザの主要部
を表し図3のI−I断面における断面図である。
ーティング光モジュール1は、ハウジング12と、ファ
イバグレーティング光モジュールの主要部10とを備え
る。
では、バタフライ型パッケージである。ファイバグレー
ティング光モジュールの主要部10が、ハウジング12
内の底面上に配置されている。ファイバグレーティング
光モジュールの主要部10は、不活性ガス、例えば窒素
ガス、が封入された状態でパッケージ12内に封止され
ている。ハウジング12は、ファイバグレーティングレ
ーザモジュールの主要部10を収納している本体部12
a、光ファイバ14を主要部10に導く筒状部12b、
および複数のリードピン12cを備える。筒状部12b
の先端からは光ファイバ14が導入される。光ファイバ
14は、筒状部12bの内部を通過してファイバグレー
ティングレーザモジュールの主要部10に至る。
要部10は、半導体光学素子16、18を搭載する搭載
部材22、24、26と、光ファイバ14を半導体光増
幅器16に光学的に結合させるために位置合わせ機構部
30とを備える。位置合わせ機構部30は、フェルール
32、第1の支持部材34、第2の支持部材36、及び
第3の支持部材38を備える。
ら対向面34bに向けて貫通する孔34aを有し、この
孔34aには、光ファイバ14が挿入されたフェルール
32が支持される。第2の支持部材36は、第1の支持
部材34から所定の長さ離れた位置においてフェルール
32と固定されている。第2の支持部材36の孔36a
には、フェルール32が支持されている。第3の支持部
材は、底面38aの中央部に貫通孔38bを有する円筒
部38cを有するカップ形状である。所定の長さを確保
するために、第3の支持部材38が、第1の支持部材3
4と第2の支持部材36との間に挟まれている。
ァイバ14と、半導体光増幅器16とを備える。半導体
光増幅器16は、光ファイバ14と光学的に結合するよ
うに、チップキャリア22上に搭載されている。半導体
光増幅器22の動作中に発生した熱は、チップキャリア
22を伝導してペルチェ素子28に到達する。ペルチェ
素子28は、電流が流れると冷却素子として作動する。
b、光発生素子(図5(b)の40)および光変調素子
(図5(b)の42)を備える。光ファイバ14は、こ
の半導体光増幅器16からの光の波長を選択して反射す
るファイバグレーティング14aを有する。ファイバグ
レーティング光モジュールにおいて発生される光の光路
内において、光反射手段16bと、ファイバグレーティ
ング(回折格子)14aとの間に光発生素子および光変
調素子が配置され、光反射手段16bとファイバグレー
ティング14aは光共振器を形成する。半導体光増幅器
16については、図5(a)及び図5(b)を用いて後
に詳細に説明する。
は、チップキャリア26上に搭載されている。チップキ
ャリア26は、半導体光増幅器16の端面16bと対面
する位置にフォトダイオード18が配置されるように、
搭載部材24上に設けられている。このフォトダイオー
ド18は、半導体光増幅器16の発光状態を監視するた
めのモニタ用フォトダイオードとして作動する。
24bを有するL字形状の部材であって、壁部24bが
基体部24aの搭載面24c上に設けられている。チッ
プキャリア22、26は、基体部24bの搭載面24d
上に搭載されている。搭載部材24は、設置面24dを
ペルチェ素子28に対面させて、ペルチェ素子28上に
設置されている。
よび受光素子18は、所定の軸20の沿って配置されて
いる。光ファイバ14は、ファイバグレーティング14
a、および2個の端部14b、14cを有する。これら
の端部の一方14bは、半導体光増幅器16の第1の端
面16aと対面している。この端部14bと第1の端面
16aが光学的に結合可能な位置に光ファイバ14が配
置されている。第1の端面16aと光学的に結合してい
る端部14bは、半導体光増幅器16の第1の端面16
aから出射された光を集光可能なように先球加工された
レンズ形状を有している。このため、半導体光増幅器1
6と光ファイバ14との間に別個のレンズを設ける必要
がないので、光学的な結合を直接行うことが可能にな
る。これによって、共振器長が短縮可能であるので、フ
ァイバグレーティングレーザの高周波特性が向上され
る。
一端部14bから所定の距離だけ離れたコア部内の位置
に回折格子(ファイバグレーティング)14aが設けら
れている。ファイバグレーティングは、本願の整列に使
用する波長領域において反射スペクトルを有するように
設計される。
部から他端部に延びる貫通孔に、一端から挿入されて、
光ファイバの先端部14bはフェルール32の他端部か
ら所定の長さだけ突出している。フェルール32は、光
ファイバの先端部14bが突出する端部から所定の距離
だけ離れた位置にて第1の支持部材34に固定されてい
る。フェルール32は、また、光ファイバ14が挿入さ
れた一端部から所定の距離だけ離れた位置にて第2の支
持部材36に固定されている。第1の支持部材34およ
び第2の支持部材36は、第3の支持部材38よってに
空間的に離れた位置に配置される。第3の支持部材38
は、第1の支持部材34から離間された位置に第2の支
持部材36が配置されることを可能にする。 図5
(a)は、光発生素子および光変調素子を備える半導体
光増幅器の斜視図である。図5(b)は、図5(a)の
II−II断面における断面図である。
半導体光増幅器16では、光発生素子40および光変調
素子42が一体に形成されている。
と光を発生し増幅する活性層54と、活性層54を挟み
活性層54よりも低い屈折率であるクラッド層50、5
8とを基板上に備える。光発生素子40は、両側のクラ
ッド層50、58から活性層54にキャリアを注入し反
転分布を形成することによって誘導放出光を発生させる
発光素子である。
結合し所定値の電圧が印加されると活性層54からの光
を吸収する吸収層56を有する。光変調素子42は、吸
収層56に所定値の電圧を印加することによって活性層
54からの光を変調する。
と、第2の端面16bとを有する。第1の端面16aの
光反射率は第2の端面の光反射率に比べて小さい。これ
を実現するために、第1の端面16aには低反射膜を形
成し、1〜0.1%程度の反射率を達成しているので、
ほとんどの光は透過する。一方、第2の端面16bには
高反射膜を形成し、85%以上の反射率を達成してい
る。このため、第1の端面16aは光放出面となり、第
2の端面16bは光反射面となる。なお、各面は、必要
に応じて光反射面および光放出面のいずれかとして形成
でき、またこの両者を選択することができる。
0および光変調素子42は、引き続いて説明するような
構成を含む。光発生素子40および光変調素子42は、
共に、同一の半導体基板48上に設けられている。半導
体基板48としては、例えばn型InP半導体基板(以
下、n−InP基板と記す)を使用することができる。
半導体光増幅器16は、n−InP基板上にn型InP
半導体バッファ層(図示せず)を備えることもできるけ
れども、以下、バッファ層を備えないn−InP基板を
使用する場合について、半導体光増幅器16の製造方法
を説明しながら、光発生素子40および光変調素子42
の構造について説明する。
にわたってn−InP半導体層をエピタキシャル成長す
る。n−InP半導体層は、第1のクラッド層50とな
る。
性層及び吸収層を選択的に形成するための絶縁膜マスク
をフォトリソグラフィック技術を用いて形成する。
吸収層を選択成長によって形成する際に使用されるマス
ク材62の平面パターンを示す平面図である。図6を参
照すると、活性層及び吸収層が形成されるべき一定の幅
の部分(ストライプ部)62aが、軸61に沿って形成
されている。この部分62aは、絶縁膜が除去された部
分である。軸61は、半導体基板48の一端面44から
他端面46に向けて伸びる直線であることができる。図
6では、軸61が一端面44及び他端面46と略直交し
ている場合を例示しているけれども、軸61は一端面4
4及び他端面46と所定の角度にて交差することもでき
る。
及び吸収層の形成部分62aの両側に隣接して、絶縁層
が残される部分(マスク領域)62bがそれぞれ軸61
に沿って延びている。絶縁膜が残存された部分62bの
各々に隣接して、絶縁膜が除去された部分62cが設け
られている。マスク領域62bの幅を軸61の方向に直
交する方向に関する幅として規定すると、光発生素子4
0が形成されるべき部分における幅d1は、光変調素子
42が形成されるべき部分における幅d2より大きくな
っている。両素子41,42に挟まされた間の領域で
は、幅はd1からd2へ連続的に変化している。また、こ
の領域おける組成は、活性層の組成からも吸収層の組成
へ緩やかに変化し、バンドギャップも緩やかに変化して
いく。
54及び吸収層56の形成を同一工程にて行う。活性層
54及び吸収層56としては、OMVPE法を用いてア
ンドープGaInAsP半導体を成長する。上記のマス
クを用いてGaInAsP半導体の成長を行うと、マス
ク領域の幅が広い方の光発生素子部、及び、マスク領域
の幅が狭い方の光変調素子部においては、それぞれ成長
されるGaInAsP半導体の組成が異なる。このた
め、一回の成長工程において、バンドギャップE1の活
性層およびバンドギャップE2の吸収層を形成すること
ができる。図6のマスク形状を採用した結果として、活
性層54の部分のバンドギャップE1は、吸収層56の
部分のバンドギャップE2に比べて小さい。
4及び吸収層56の形成を行うようにすれば、それぞれ
の部分に位置ズレおよび厚みの差が生じることがないの
で、活性層54と吸収層56との光学的な結合を高い効
率で再現性よく実現できる。また、光発生素子40の活
性層54および光変調素子42の吸収層56の各々を挟
むクラッド層50、58を同一の半導体層によって形成
するようにすれば、活性層54と吸収層56との光学的
な結合をさらに強めることが可能である。
InP半導体層を形成する。p−InP半導体層は、マ
スクの開口部分にのみ選択的に形成される。p−InP
半導体層は第2のクラッド層58になる。第2のクラッ
ド層58は、第1のクラッド層50と一緒になって活性
層54及び吸収層56を挟んでいる。第1のクラッド層
50および第2のクラッド層58は、活性層54及び吸
収層56の屈折率に比べてそれぞれ屈折率が小さいの
で、活性層54及び吸収層56に光を閉じ込めるように
作用する。第1のクラッド層50はn型半導体から形成
され、且つ第2のクラッド層58はp型半導体層から形
成されるので、活性層54を挟んでPNダイオードまた
はPN接合が形成され、同様に吸収層56を挟んでPN
ダイオードまたはPN接合が形成される。第1及び第2
のクラッド層50、58の導電型は、半導体基板48の
導電型と対応して決定される。
−InGaAs半導体を成長する。p+−InGaAs
半導体層は、低抵抗のコンタクト層60となる。このコ
ンタクト層60は、光発生素子40および光変調素子4
2の境界部分において除去されて、別個のコンタクト部
60a、60bとなる。このため、光発生素子40と光
変調素子42とが、低抵抗な半導体層を介して接続され
ることが防止される。
膜、例えばSiO2膜を形成する。フォトリソグラフィ
ック技術を用いて、コンタクト部60a、60bに対す
る電気的な接続が成されるべき部分に開口部を有する絶
縁膜膜62を形成する。
て、電極、例えばTi/Au電極を形成する。電極は、
光発生素子40に対する電極64、及び光変調素子42
に対する電極66からなる。これらの電極64、66
は、例えばリフトオフ法を用いて形成することができ
る。
極68、例えばTi/Au電極を形成する。電極は、光
発生素子40に対する電極64及び光変調素子42に対
して共通の電極として形成することができる。
幅器が完成された。これをチップに分離すると、図5
(a)及び図5(b)に示されたような形状の半導体光
増幅器が得られる。
ぞれ別個の成長工程において形成することもできる。例
えば、活性層54および吸収層56の一方の組成の半導
体層を成長した後にこれを部分的に除去し、続いて、活
性層54および吸収層56の他方の組成の半導体層を成
長した後に所定部分を残して除去する。このような2回
の成長工程を用いることができる。この場合において
も、活性層54の材料となる半導体のバンドギャップE
1は、吸収層56の材料となる半導体のバンドギャップ
E2に比べて小さい。
び吸収層56を形成しない場合には、それぞれの部分5
4、56の位置ズレおよび厚みの差が生じることがあ
る。両層の接続部部分では結晶学的な境界において屈折
および反射は生じるので、この境界を通過する光は広が
る傾向を示す。このため、活性層54及び吸収層56の
光学的な結合が弱まることが考えられる。しかしなが
ら、活性層54と吸収層56よりも低い屈折率でありそ
れぞれ一体に形成されたクラッド層50、58によって
光発生素子40および光変調素子42の各々を挟むよう
にすれば、活性層54および吸収層56の光学的な結合
を強めることが可能である。また、活性層54と吸収層
56との光学的な高い結合を再現性よく実現できる。
の厚さを示すと、例えば、 第1のクラッド層:1.0μm 活性層 :0.2μm 吸収層 :0.2μm 第2のクラッド層:2.0μm となる。
器16と、ファイバグレーティングを有する光ファイバ
14とを備える光モジュールの動作について説明する。
正極が接続され、電極68には電源70の負極が接続さ
れている。電源70は、光モジュールにおいてレーザ発
振を引き起こすために必要とされる電流を光発生素子4
0に加えるための電源である。電源70は、光発生素子
40の活性層54を挟むPNダイオード部またはPN接
合部を順方向にバイアスするので、活性層54にはそれ
ぞれのクラッド層50、58からキャリアが注入され
る。光発生素子40は、第1のクラッド層50および第
2のクラッド層58からキャリアが注入されると、活性
層54において光を発生し増幅する。
負極が接続され、電極68には電源72の正極が接続さ
れている。電源72は、光変調素子42にパルス電圧を
加えるための電源である。電源72は、光変調素子の吸
収層56を挟むPNダイオード部またはPN接合部を逆
方向にバイアスするので、第1のクラッド層50および
第2のクラッド層58から電圧が加えられる吸収層56
は空乏化する。空乏化した吸収層56には、印加された
電圧に応じた電界が生じる。吸収層56に所定の電界が
生じると、フランツ−ケルディシュ(Frantz-Keldysh)
効果によって吸収層56の基礎吸収端スペクトルが変化
する。この効果は吸収層56に10+4V/cm程度の電
界が生じると、顕著に観測されるようになる。このた
め、例えば厚さ1μmの吸収層に対しては、10Vの電
圧を加えることによって実現され、100nm程度の吸
収層では、数ボルト程度の電圧で足りる。このような電
圧値は、光モジュールにおいて取扱い可能な電圧値であ
る。なお、この程度の電圧でれば、第2のクラッド層5
8を介して電源70と電源72との間に電流が流れるけ
れども、半導体増幅器16の動作する上でその影響は小
さいと考えられる。
器を数GHzの周波数で直接に変調する場合には、通
常、数mA程度の大きな電流を変調信号に応じて切り替
える必要がある。ところが、光変調素子42は、光発生
素子40にような電流を消費することはない。このた
め、電源72からの電流は非常に小さい値である。光変
調素子42は電流を殆ど消費しないので、電流の切り替
えに伴う電磁誘導雑音も低減される。さらに、上記のよ
うな数mA程度の大きな電流の切り替えを考慮する必要
がないので、配線基板および半導体基板上の導電層のパ
ターンに課される制約も少なくできる。
6における光吸収率とエネルギとの関係を示す特性図で
ある。図7を参照すると、横軸のエネルギ値Eg1から立
ち上がる実線は、電界が存在しない場合の吸収特性であ
り、エネルギ値Eg2から立ち上がる破線は、電界が存在
する場合の吸収特性(電界吸収特性)である。
によって吸収層56の基礎吸収端スペクトルが変化する
ので、このスペクトル変化の範囲内に活性層54から受
ける光の波長λ0が含まれるようにすれば、活性層54
からの光は、電源72から所定の電圧が印加されると吸
収層56において吸収される。つまり、電界を印加する
ことによって吸収層56のバンドギャップ値を活性層5
4のバンドギャップの値より小さくすれば、活性層54
からの光は、吸収層56の電界吸収による基礎吸収端の
変化に応じて変調される。このような電界吸収による吸
収率は10-2〜10-3程度の値であるけれども、吸収層
56の長さを十分にとれば所望の吸収特性が実現され
る。
バグレーティング光モジュールは、活性層54を有する
光発生素子40、活性層54と光学的に結合する吸収層
56を有する光変調素子42、を同一基板48に有する
半導体光増幅器16と、半導体光増幅器16の光放出面
44と光学的に結合する第1の端部14b、ファイバグ
レーティング14a、を有する光ファイバ14とを備
え、半導体光増幅器16の光反射面46およびファイバ
グレーティング14aは、光共振器を形成している。
ールの動作について説明する。光発生素子40に電圧が
印加され活性層54にキャリアが注入されると、活性層
54において光A、Cが発生される。光Aは光反射面4
6に向かい反射光Bとなり、伝搬光Cと同様に活性層5
4を伝搬して吸収層56に達する。
電界が発生していないときは、伝搬光B、Cは、吸収層
56を伝搬して光放出面44に達し、光放出面44から
放出され放出光Dとなる。放出光Dは光ファイバ14の
先端14aに達すると、光Eとしてコア部に導入され
る。光Eは、ファイバグレーティング14aに達する
と、一部は反射光Fとなる残りは透過光Gとなる。反射
光Fは、光ファイバ14の先端14bからの放出光Hと
なり、光放出面44に到達すると吸収層56を導入され
伝搬する光Iとなる。伝搬光Iは、活性層54に到達す
ると、活性層54において光を誘導放出させる。このよ
うにして光モジュールにおいてレーザ光が発生される。
0+4V/cm)が印加されていると、吸収層56に到達
した光は、吸収層56を伝搬するにつれて電界吸収によ
って減衰する。この光は、十分な長さの吸収層56を伝
搬するうちに実質的に消失してしまう。
ュールでは、半導体光増幅器16が光発生素子40およ
び光変調素子42を同一基板上に有するので、光発生素
子40の活性層54に存在するキャリア密度は光変調素
子42に加えられる変調信号に依存しない。このため、
変調信号に依存したキャリア密度の変化に基づく屈折率
の変動が活性層54に生じないので、この変調に基づく
チャーピングは低減される。
ャリア数に依存する。キャリア数が増加すれば屈折率は
低下するので、光共振器は等価的に短くなって、光モジ
ュールの発光波長は、短波長へシフトする。周波数の低
い変調動作においては、キャリア数が光共振器長を実効
的に変化させるほど変化させることはない。これは、半
導体レーザに閾値以上の電流(キャリア)を加えたとし
ても、変調周波数に比べて十分に短い時間で光に変換さ
れてしまうからである。
モジュールでは、光共振器長が、例えば半導体レーザの
光共振器長に比べて長くなるので、光共振器内に発生さ
れた光がこの共振器間を伝搬して位相条件が揃うまでの
時間は長くなる。故に、この位相条件が揃うまでの間に
注入電流が変化してしまうと、位相条件が揃う程度の時
間で電流が変化する。これはキャリア数の変化を意味す
る。したがって、このような変化は、発光スペクトルに
チャーピングを引き起こす。
素子では、キャリア数の変化はない。また、光変調素子
でも吸収層には逆バイアスが印加されているので、キャ
リア数の変化はない。したがって、半導体光増幅器が備
えるいずれの素子も、発光スペクトルにおけるチャーピ
ングを生じないように作用する。 図8は、半導体光増
幅器16に加えられる入力V1、V2と、半導体光増幅器
16から発生される光出力I0との関係を示す特性図で
ある。
時刻t1において電圧V1ボルトが加えられ、一定値が保
たれるので、光発生素子40の活性層では光が発生され
る。時刻t1からt2の期間には、変調信号ロウ(L)が
与えらるので、光変調素子42には電圧0ボルトが加え
られる。このため、光変調素子42の吸収層では、活性
層から入力された光の吸収は起こらないので、変調光出
力には、光強度I0が得られる。
(H)が与えらるので、光変調素子42には電圧V1ボ
ルトが加えられる。このため、光変調素子42の吸収層
では、活性層から入力された光の吸収が生じるので、変
調光出力には、光強度I0より弱いI1が得られる。吸収
層において十分な量の光吸収が生じれば、I1は実質的
にゼロになる。
ている電圧が切断されて0ボルトになると、変調光出力
の強度もゼロになる。この後には、時刻t5からt6の期
間には、変調信号ハイ(H)が与えられて、光変調素子
42には電圧V1ボルトが加えられ吸収層は光を吸収可
能であるけれども、光発生素子40から光が入力されな
い。時刻t6からt7の期間には、変調信号ロウ(L)が
与えらて、光変調素子42には電圧0ボルトが加えられ
吸収層は光を透過可能であるけれども、光発生素子40
から光が入力されないので、変調光出力はゼロになる。
て変調光出力は、光変調素子への入力に応じて変更され
るけれども、光発生素子に加えられている電圧は一定で
あるので、活性層のキャリア密度に変化はない。このた
め、すでに説明したように、変調光出力にチャーピング
は生じない。
の、図5(a)のII−II断面に相当する断面図であ
る。図9を参照すると、図5と比べると、コンタクト層
60a、60bのみではなく第2のクラッド層も光発生
素子40と光変調素子42とのそれぞれに対して別個に
形成されている。
び第2のクラッド層59aによって挟まれている。活性
層54は、第1のクラッド層50および第3のクラッド
層59bによって挟まれている。第1のクラッド層5
0、第2のクラッド層59aおよび第3のクラッド層5
9bの屈折率は、活性層54及び吸収層56の屈折率に
比べてそれぞれ小さいので、これらのクラッド層50、
59a、59bは、活性層54及び吸収層56に光を閉
じ込めるように作用する。第1のクラッド層50はn型
半導体から形成され、且つ第2のクラッド層59aおよ
び第3のクラッド59bはp型半導体層から形成される
ので、活性層54を挟んでP型およびN型半導体層が対
面し、同様に吸収層56を挟んでP型およびN型半導体
層が対面している。本実施の形態では、PN接合ダイオ
ードのアノードは電気的に絶縁されているが、カソード
を絶縁することもできる。
3のクラッド層59bと電気的に絶縁されているので、
光変調素子42に加えられる電圧が光発生素子40に与
える影響をさらに低減することができる。
膜、例えばSiO2膜を形成する。絶縁膜上にはレジス
ト材が塗布され、フォトリソグラフィック技術を用い
て、コンタクト部60a、60bに対する電気的な接続
が成されるべき部分に開口部を有するパターンをレジス
ト材に転写した後に、レジストが除去された部分の絶縁
膜を除去して、絶縁膜62を形成する。絶縁膜62は、
コンタクト層60及びp−InP半導体層59を2種の
素子の間で分離することによって現れたコンタクト部6
0a、60bの側面、第2のクラッド層59aおよび第
3のクラッド層59bの側面、並びに活性層54及び吸
収層56の接続部、を覆っている。
形成された活性層54および吸収層56上に設けられる
半導体層として、分離されたクラッド層59a、59b
を備えるようにすることもできる。
示した光源は、光ファイバ14と、半導体光増幅器16
とを備える。半導体光増幅器16は、キャリアが注入さ
れると光を発生する活性層を有する光発生素子、活性層
に光学的に結合され所定値の電圧が印加されると光を吸
収し活性層からの光を変調する吸収層を有する光変調素
子、を同一基板に有し、且つ活性層からの光を反射する
光反射面および吸収層からの光を放出する光放出面を有
する。光ファイバは、光放出面と光学的に結合する第1
の端部、この第1の端部から所定の距離に設けられたフ
ァイバグレーティング、を有する。
ュールでは、ファイバグレーティングを有する光ファイ
バの一端部が半導体光増幅器の光放出面と光学的に結合
しているので、半導体光増幅器の光反射面とファイバグ
レーティングとから光共振器が形成される。また、半導
体光増幅器が別個の光発生素子および光変調素子を同一
基板上に有するので、光発生素子の活性層に存在するキ
ャリア密度は光変調素子に加えられる変調信号に依存し
ない。
度の変化に基づく屈折率の変動が活性層に生じないの
で、キャリア密度の変調に基づくチャーピングは低減さ
れる。
起こされるチャーピングが低減されたファイバグレーテ
ィング光モジュールを提供される。
成の光モジュールを示す模式図である。このような構成
の光モジュールが備えるハウジングおよびチップキャリ
ア等については、図3および図4に示されたものと同一
または類似のものが使用できるので、詳細な説明は省略
する。図10(a)〜図13(b)に示された矢印は、
図5(b)と同様に光の進行、反射および透過を示す。
詳細に説明した光源(ファイバグレーティング光モジュ
ール1)の構成を示した模式図である。図10(a)お
よび図10(b)を参照すると、光源は、所定の軸20
に沿って、半導体光増幅器16と、半導体光増幅器16
の光放出面16aと光学的に結合する一端部14bを有
する光ファイバ14とを有する。半導体光増幅器16の
光反射面16bと、光ファイバ14が有する回折格子1
4aとが光共振器を構成する。半導体光増幅器16は、
光発生素子40および光変調素子42を備える。図10
(a)および図10(b)の構成上の差は、光共振器内
における光変調素子42の位置である。レーザ発振した
光は、光ファイバ14を介して取り出される。図11
(a)および図11(b)は、本発明に係わるWDM通
信システムに好適な別の光源の構成を示した模式図であ
る。図11(a)および図11(b)を参照すると、光
源は、所定の軸20に沿って、回折格子15aを有する
光ファイバ15と、光ファイバ15の一端部15bと光
学的に結合する光放出面16aを有する半導体光増幅器
16と、を有する。レーザ発振した光は、半導体光増幅
器16の光半透過面16cを介して取り出すことができ
る。WDM通信システム用の光源は、光半透過面16c
と光学的に結合する端部19aを有する光ファイバ19
を更に備えることが好適である。光共振器は、半導体光
増幅器16の光半透過面16cと、光ファイバ15が有
する回折格子15aとから構成される。光半透過面16
cは、受けた光の一部を反射し残りを透過する特性を有
する。図11(a)および図11(b)の構成上の差
は、光共振器内における光変調素子42の位置である。
半導体光増幅器16と光ファイバ19との間には、光を
一方向(図中の矢印の方向)のみに通過できる光アイソ
レータ21を設けることできる。このようにすると、戻
り光を遮断できる。なお、光半透過膜16cは、半導体
光増幅器16が発生した光の一部を透過できる。光半透
過膜16cの光反射率は、光放出面16aより大きく、
光反射面16bより小さい。
係わるWDM通信システムに好適な光源の構成を示した
模式図である。図12(a)を参照すると、光源は、所
定の軸20に沿って、回折格子15aを有する光ファイ
バ15と、光ファイバ15の一端部15bと光学的に結
合する光放出面17aを有する半導体光増幅器17と、
半導体光増幅器17の光半透過面17cと光学的に結合
する平面導波路変調素子80と、を有する。光共振器
は、半導体光増幅器17の光半透過面17cと、光ファ
イバ15が有する回折格子15aとから構成される。レ
ーザ発振した光は、平面導波路変調素子80の出力を介
して取り出すことができる。このようなWDM通信シス
テム用の光源は、平面導波路変調素子80の出力と光学
的に結合する端部19aを有する光ファイバ19を更に
備えることが好適である。半導体光増幅器17と平面導
波路変調素子80との間、および平面導波路変調素子8
0と光ファイバ19との間、のいずれかに、戻り光を遮
断するために光アイソレータ21を設けることできる。
の軸20に沿って、回折格子15aを有する光ファイバ
15と、光ファイバ15の一端部15bと光学的に結合
する平面導波路変調素子80と、平面導波路変調素子8
0と光学的に結合する光放出面17aを有する半導体光
増幅器17と、を有する。光共振器は、半導体光増幅器
17の光半透過面17cと、光ファイバ15が有する回
折格子15aとから構成される。レーザ発振した光は、
半導体光増幅器17の光半透過面17cを介して取り出
すことができる。このようなWDM通信システム用の光
源は、半導体光増幅器17の光半透過面17cと光学的
に結合する端部19aを有する光ファイバ19を更に備
えることが好適である。
の軸20に沿って、光反射面17bを有する半導体光増
幅器16と、半導体光増幅器17の光放出面17aと光
学的に結合する端部23bおよび回折格子23aを有す
る光ファイバ23と、光ファイバ23の一端部23cと
光学的に結合する平面導波路変調素子80と、を有す
る。光共振器は、半導体光増幅器17の光反射面17b
と、光ファイバ23が有する回折格子23aとから構成
される。レーザ発振した光は、平面導波路変調素子80
の出力を介して取り出すことができる。このようなWD
M通信システム用の光源は、平面導波路変調素子80の
出力と光学的に結合する端部19aを有する光ファイバ
19を更に備えることが好適である。光ファイバ23と
平面導波路変調素子80との間、及び平面導波路変調素
子80と光ファイバ19との間、のいずれかに、戻り光
を遮断するための光アイソレータ21を設けることでき
る。
の軸20に沿って、光反射面17bを有する半導体光増
幅器17と、半導体光増幅器17の光放出面17aと光
学的に結合する平面導波路変調素子80と、回折格子1
4aを有し平面導波路変調素子80と光学的に結合する
光ファイバ14と、を有する。光共振器は、半導体光増
幅器17の光反射面17bと、光ファイバ14が有する
回折格子14aとから構成される。レーザ発振した光
は、光ファイバ14を介して取り出すことができる。
M通信システムに好適な光源の構成を示した模式図であ
る。図13(a)および図13(b)を参照すると、光
源は、所定の軸20に沿って、光反射面17bを有する
半導体光増幅器17と、半導体光増幅器17の光放出面
17aと光学的に結合し回折格子88を有する波長選択
性光反射器90と、を有する。光共振器は、半導体光増
幅器17の光反射面17bと、波長選択性光反射器90
の回折格子88とから構成される。このようなWDM通
信システム用の光源は、波長選択性光反射器90の出力
と光学的に結合する端部19aを有する光ファイバ19
を更に備えることが好適である。レーザ発振した光は、
光ファイバ19を介して取り出すことができる。図13
(b)では、光共振器内に変調素子80が設けられてい
る。一方、図13(a)では、光共振器の外側に、変調
素子80が設けられている。変調素子80は、図14
(c)に示すように波長選択性光反射器90に設けられ
ている。
(a)、図11(b)、図12(a)、図12(c)、
図13(a)、および図13(b)に示された光源は、
光共振器を構成するための反射手段を備えた2つの光学
デバイスから光共振器が形成されるので、光共振器長を
短くできる。また、このような光源は、半導体光増幅器
16、17の発光状態を監視するためのモニタ用フォト
ダイオードを備えることができる。なお、半導体光増幅
器16、17、平面導波路変調素子80、および波長選
択性光反射器90と光学的に結合する光ファイバ端部1
5b、19aは、光ファイバ14の端部14bと同様
に、必要に応じて先球加工されレンズ化端部を有するこ
とができる。
調素子80、波長選択性光反射器90、光ファイバ1
9、ファイバグレーティングが設けられた光ファイバ1
4、15,23、およびアイソレータ21は、図3およ
び図4に示された搭載部材24上に配置され、または取
り付けられることが可能である。このとき、光ファイバ
14,15,19、23は、必要に応じてフェルール等
の支持部材を介して固定されることができる。
路変調素子80、波長選択性光反射器90を示す斜視図
である。これらの平面導波路変調素子80、波長選択性
光反射器90は、マッハツエンダ型変調器である。
調素子80は、平面導波路82と、平面導波路82の両
端に設けられた入力82aおよび出力82bと、平面導
波路82cを挟む二つの電極83a、83bとを備え
る。平面導波路82は、LiNbO3といった電気光学
結晶基板81上にTiを導入することによって形成され
る。平面導波路変調素子80は、この電極間83a、8
3bに所定の電圧φを印加し、この導波路部分の屈折率
を変えることによって導波路内を通過する光量を変調す
る。
分岐82c、82dする。この後、一方を導波路82c
のみ電界を印加し光の位相を180゜変え、その後に再
度合波する。電界が印加されたときは、一方の導波路8
2cからの光と、他方の導波路82dからの光は位相が
互いに180゜異なっているので相互に打ち消し合う。
電界が印加されない場合には、単に入射光を二分岐さ
せ、再び両方の光を合波しただけなので、損失がないと
仮定すれば入射光強度を保持した状態となる。このよう
に電気光学結晶に電界を印加すると、その屈折率が変化
する。この電界が導波路間に加えられると、導波される
光の位相を変えることができる。したがって、電界の有
無に応じて出射光を変調することが可能になる。また、
印加される電界強度に応じて位相の変化量も変えること
ができる。
の入射光をY分岐カプラで2分岐82c、82dする。
この後、一方の導波路82cに電極85a、85bから
電源φ1によって電界を印加する。他方の導波路82d
に電極85b、85cから電源φ2によって電界を印加
する。電源φ1、φ2の位相および振幅を調整して、両導
波路の光の位相が相対的に180゜変わるようにする。
その後に再度合波すると、電界が印加されたときは、一
方の導波路82cからの光と他方の導波路82dからの
光とは位相が互いに180゜異なっているので相互に打
ち消し合い、また、電界が印加されない場合には、単に
入射光を二分岐させ、再び両方の光を合波しただけなの
で、入射光強度を保持する。
は光発生素子と全く独立な信号を印加できる。光発生素
子は完全に直流動作できるので、光発生素子内の余剰キ
ャリアに基づく屈折率の変化は全く誘起しない。このた
め、このような光源において、余剰キャリアに基づく出
射光のチャープ現象は生じない。 図14(c)は、波
長選択性光反射器90を示す斜視図である。図14
(c)を参照すると、波長選択性光反射器90は、平面
導波路変調素子80に加えて、導波路82に沿って設け
られた回折格子88を同一基板81に備える。このよう
に、平面導波路82中に回折格子88を設ければ、回折
格子88と平面導波路変調素子80と同一の電気光学結
晶上に一体に集積できる。故に、小型の波長選択性光反
射器90が得られる。このような回折格子88として
は、基板表面にエッチングによって形成されたレリーフ
型グレーティングとして、またTi濃度を空間的に変調
することによって形成される屈折率変調部が設けられた
屈折率変調型グレーティングとして、それぞれ実現でき
る。
光増幅器17の断面図であり、図5(a)のII−II
断面に相当する。図15の半導体光増幅器17は、半導
体光増幅器17が光増幅素子40のみを有する点を除い
て、図5(b)に示された半導体光増幅器16と同じで
ある。このため、図15において、図5(b)の対応す
る部分には同一の符号を付している。
たように、本発明に係わるWDM通信システムでは、半
導体光増幅器および波長選択性光反射手段が光共振器を
形成するようにしたので、レーザ発振波長は波長選択性
光反射手段によって決定される。このため、光共振器
は、半導体光増幅器とは別個に設定され、この波長が半
導体光増幅器の作製中に決定されることはない。また、
異なる波長の光を反射する波長選択性光反射手段を用い
れば、レーザ発振波長を変更することができる。更に、
波長選択性光反射手段の反射スペクトルに応じた発振波
長スペクトルが実現される。
スペクトルであり、チャーピング現象が低減された光源
を用いたWDM通信システム及びその光源が提供され
る。
の構成図である。
(b)は光合波器の構成図である。
の斜視図であり、その内部の様子が明らかになるように
一部破断図になっている。
る。
える半導体光増幅器の斜視図であり、図5(b)は図5
(a)のII−II断面における断面図である。
を選択成長によって形成する際に使用される平面パター
ンを示す平面図である。
る光吸収率と光のエネルギとの関係を示す特性図であ
る。
半導体光増幅器から発生される光出力との関係を示す特
性図である。
図5(a)のII−II断面に相当する断面図である。
細に説明した光源の構成を示した模式図である。
通信システムに好適な別の光源の構成を示した模式図で
ある。
システムに好適な光源の構成を示した模式図である。
通信システムに好適な光源の構成を示した模式図であ
る。
変調素子及び波長選択性光反射器を示す斜視図である。
器の断面図であり、図5(a)のII−II断面に相当
する。
9…分波器、14、15、19、23…光ファイバ、1
6、17…半導体光増幅器、21…光アイソレータ、4
0…光発生素子、42…光変調素子、48…半導体基
板、50…第1のクラッド層、54…活性層、56…吸
収層、58…第2のクラッド層、59…第2のクラッド
層、60…コンタクト層、62…マスク材、60a、6
0b…コンタクト部、62…絶縁膜、64、66、68
…電極、70、72…電源、80…平面導波路変調素
子、90…波長選択性光反射器
Claims (10)
- 【請求項1】 それぞれ異なる波長の光を発生する複数
の光源と、前記複数の光源によって発生された光の各々
に対応した波長の光を受ける複数の光受信器と、前記複
数の光源と合波器を介して光学的に結合された第1の端
部及び前記複数の光受信器と分波器を介して光学的に結
合された第2の端部を有する光伝送路と、備える波長分
割多重通信システムであって、 前記複数の光源の各々は、電流を受けると所定波長の光
を発生する半導体光増幅器と、波長選択的に光を反射す
るための波長選択性光反射手段、および前記半導体光増
幅器で発生された所定波長の光を電気信号に応じて変調
するための変調手段、を有し、前記半導体光増幅器およ
び前記波長選択性光反射手段は光共振器を形成するよう
に設けられている、波長分割多重通信システム。 - 【請求項2】 前記変調手段は、前記電気信号に応じて
引き起こされた電界吸収を利用して前記所定波長の光を
吸収することによって前記所定波長の光を変調する電界
吸収素子を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の
波長分割多重通信システム。 - 【請求項3】 前記変調手段は、電気光学結晶基板に設
けられた導波路を通過する光を前記電気信号に応じて変
調する導波路変調器を有する、ことを特徴とする請求項
1に記載の波長分割多重通信システム。 - 【請求項4】 波長選択性光反射手段はファイバグレー
ティングを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の
波長分割多重通信システム。 - 【請求項5】 波長選択性光反射手段は電気光学結晶基
板に設けられた導波路に形成された回折格子を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の波長分割多重通信シ
ステム。 - 【請求項6】 電流を受けると所定波長の光を発生する
半導体光増幅器、前記所定波長の光を電気信号に応じて
変調するための変調手段、及び波長選択的に光を反射す
るための波長選択性光反射手段を有し、前記半導体光増
幅器および前記波長選択性光反射手段は光共振器を形成
するように設けられている光源。 - 【請求項7】 前記変調手段は、前記電気信号に応じて
引き起こされた電界吸収を利用して前記所定波長の光を
吸収することによって前記所定波長の光を変調する電界
吸収素子を有する、ことを特徴とする請求項6に記載の
光源。 - 【請求項8】 前記変調手段は、電気光学結晶基板に設
けられた導波路を通過する光を前記電気信号に応じて変
調する導波路変調器を有する、ことを特徴とする請求項
6に記載の光源。 - 【請求項9】 波長選択性光反射手段はファイバグレー
ティングを有する、ことを特徴とする請求項6に記載の
光源。 - 【請求項10】 波長選択性光反射手段は電気光学結晶
基板に設けられた導波路上の回折格子を有する、ことを
特徴とする請求項6に記載の光源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04460099A JP4048635B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 波長分割多重通信システム及び光源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04460099A JP4048635B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 波長分割多重通信システム及び光源 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000244458A true JP2000244458A (ja) | 2000-09-08 |
| JP4048635B2 JP4048635B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04460099A Expired - Fee Related JP4048635B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 波長分割多重通信システム及び光源 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4048635B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7176437B2 (en) | 2004-03-04 | 2007-02-13 | Yokogawa Electric Corporation | Photoelectric conversion apparatus and photoelectric conversion system using the same |
| US8736956B2 (en) | 2008-10-03 | 2014-05-27 | Fujitsu Limited | Optical amplification control apparatus |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP04460099A patent/JP4048635B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8736956B2 (en) | 2008-10-03 | 2014-05-27 | Fujitsu Limited | Optical amplification control apparatus |
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| JP4048635B2 (ja) | 2008-02-20 |
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