JP2000245671A - 清掃用シート及びその製造方法 - Google Patents
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract
状部を有する清掃用シートを提供する。 【解決手段】 基材シート2の少なくとも一方の表面上
に多数の刷毛状部3を有する清掃用シート1において、
刷毛状部3を捲縮4を有するものとする。基材シート1
の表面上に捲縮4を有する長繊維フィラメント7を繊維
の流れ方向に間欠的に接合する工程と、その接合線6間
で前記長繊維フィラメント7を切断する工程により製造
する。1インチ(2.54cm)当りの捲縮数は5山〜
25山であることが好ましい。清掃用シートは、油剤を
含有してなるものであることが好ましい。
Description
数の刷毛状部を有する清掃用シートに関する。さらに詳
しく言うと、本発明は、シート表面上に多数の刷毛状部
を有する清掃用シートにおいて、前記刷毛状部に捲縮を
持たせることにより、種々のごみの捕捉性や保持性の機
能を付加、向上させた清掃用シートに関する。
プ糸を束ねたりフィルム等を引き裂いて束ねてモップ状
にしたものを利用した清掃用モップが知られている。し
かし、糸状のモップ糸は、糸の剛性が高く、ゴミを絡み
取ったり絡み取ったゴミを包み込むといった機能を有し
ていない。また、フィルムを引き裂いたものは、繊維が
ストレートであるため、繊維の表面でゴミを吸着するこ
とは可能であっても、ゴミを絡み取ったり包み込んだり
といった機能を発現しにくい。
取り付けて使用される不織布を用いた清掃用シートが知
られている。これらは、業務用、家庭用としても非常に
簡単に用いることができ、使い捨ても可能であるため、
広く市場に出回っている。例えば、特許第276569
0号公報には、網状シートの片面または両面に、繊維ウ
エブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集合体を、
絡合状態で一体化させてなる清掃用シートが開示されて
いる。また、本発明者らによる先の出願に係る特開平9
−135798号公報には、シート状基材と、その片面
上に接合して一方向に延びる多数の熱溶着性長繊維から
構成され、その長繊維が長手方向に間欠的に配設された
複数の溶着線によって前記シート状基材に接合されてい
る拭き取り用具が開示されている。さらに、本発明者ら
による先の出願に係る特開平9-149873号公報に
は、基材シート上の少なくとも片面に刷毛状部が垂設さ
れた使い捨て拭き取り用具が開示されている。
号公報に開示されている清掃用シートは、繊維集合体が
シートと絡合状態で一体化されているため、繊維に自由
度がなく、繊維中に大きなゴミを取り込んだりすること
や、絡め取ったホコリや髪の毛を繊維中で保持したりす
ることは不可能であった。また、上記特開平9−135
798号公報に記載の拭き取り用具は、特許第2765
690号公報に記載の清掃用シートと比較すると、繊維
が自由度を有するため、ゴミの拭き取り性が向上し、繊
維中に取り込んだゴミに関しても保持力が向上したもの
である。しかし、繊維の両端が接合されているため、繊
維の自由度は未だ十分でなく、ゴミの繊維への絡み付き
や繊維中への取り込み量という点では未だ満足できる拭
き取り性を有するものではなかった。さらに、特開平9
-149873号公報に記載の基材シート状に刷毛状部
を有する拭き取り用具は、刷毛状部にゴミを吸着させて
ゴミを捕捉することが可能であるが、繊維がストレート
な形状のため、ホコリやゴミの絡み付きが弱く、繊維の
集合体が立体的なボリュームを持たないので、ゴミが入
り込む空間が少ないという欠点があった。
記のような従来技術の問題点を解決した、ゴミを絡み取
ったり包み込んだりといったゴミの捕捉性や保持性の機
能を十分に付加または改良させた清掃用シートを提供す
ることを課題とする。
を重ねた結果、刷毛状部に捲縮を持たせることにより、
従来は2次元的であった繊維の動きに関して3次元的な
動きが可能となり、さらに繊維間での干渉により繊維先
端部が広がった状態になり、絡み付きや包み込みといっ
たゴミの捕捉性及び保持性の機能を付加、改良させるこ
とができることを見出し、本発明を完成させた。
とも一方の表面上に多数の刷毛状部を有する清掃用シー
トであって、前記刷毛状部が捲縮を有することを特徴と
する清掃用シート;1インチ(2.54cm)当りの捲
縮数が5山〜25山であることを特徴とする前記清掃用
シート;油剤を含有してなることを特徴とする前記清掃
用シート;基材シート表面上に捲縮を有する長繊維フィ
ラメントをその繊維の流れ方向に間欠的に接合する工程
と、その接合線間で前記長繊維フィラメントを切断する
工程とを含むことを特徴とする清掃用シートの製造方法
である。
付の図面を参照しながら説明する。図1及び図2は、本
発明の清掃用シートの平面図を示す。図3は、図2にお
ける線A〜A’に沿った断面図を示す。また、図4及び
図5は、それぞれ図1及び図2の清掃用シートにおける
刷毛状部を設ける前の状態を示す平面図である。
掃用シート1は、捲縮を有する刷毛状部3が基材シート
2上に溶着線5で固定されている。刷毛状部3は、捲縮
4を有する長繊維フィラメント7を切断することにより
設けられる。刷毛状部3は、基材シート2の一方の表面
上のみに設けられていてもよいが、図3に示されるよう
に、基材シートの両面に設けられていてもよい。本発明
の清掃用シートの基材シート1は、特に限定されない
が、モップ等の道具を用いるフロア用お掃除シートの場
合は、長繊維フィラメントの流れ方向の長さが、概ね2
5〜80cm、横方向の長さが、概ね20〜30cmで
あることが好ましい。
ことが好ましい。5mm未満となると、刷毛の長さが短
く、ゴミの捕捉性、保持性において劣るため好ましくな
い。また、60mmを超えると、刷毛状部の長さが長す
ぎて、毛が寝てしまい刷毛の機能を十分に果たせなくな
るため好ましくない。溶着線5の形状は、長繊維フィラ
メントの流れ方向にクロスする方向に伸長するものであ
れば、特に限定されず、図1及び図2に示す形状以外の
ものであってもよい。また、溶着は、熱溶着シール、超
音波溶着シール等の手段を用いることが好ましく、中で
も熱溶着シールが好ましい。さらには接着剤、縫製等に
より繊維を固定することも可能である。
に設けられていてもよいが、図1及び図2に示すよう
に、基材シート1の長手方向の両端部に、刷毛状部のな
い領域9を設けることもできる。この刷毛状部を設けな
い領域9が存在する場合には、特開平9-149873
号公報の図1に示すように、この領域9を折り返すこと
により、本発明の清掃用シート1をモップの柄等に容易
に取り付けることができる。また、図示していないが、
モップの柄等への着脱をより容易にするために、領域9
に切り込み等を設けることもできる。
シート2は、特に限定されないが、不織布、樹脂フィル
ム、合成繊維を含んだ布等、使用に耐えうる強度を有す
るものであれば、どのようなものでも使用可能である。
中でも強度において、ポリエチレンとポリエステルの複
合繊維からなるスパンボンド不織布が好ましい。
いられる捲縮4を有する長繊維フィラメント7は、特に
限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイ
ロン、ポリエステル、レーヨン等から製造される、一般
的にトウと呼ばれる長繊維束が使用される。中でも、ポ
リエチレンとポリエステルの複合繊維からなるものを用
いることが好ましい。捲縮4は、特に限定されず、機械
捲縮、熱捲縮等によるものであることができ、捲縮形態
においても2次元のものから3次元のものまで種々使用
可能である。また、捲縮数は、1インチ(2.54c
m)当り5山から25山であることが好ましい。捲縮数
が5山未満となると、捲縮による機能向上、すなわちゴ
ミの拭き取り機能、保持機能に支障をきたし、25山を
超えると、繊維の製造における加工特性が悪化し、実用
性に乏しい。
する。図4及び図5に示すように、捲縮4を有する長繊
維フィラメント7を開繊し、おおむね100mm〜20
0mmの幅に広げた後、基材シート2と接合する。接合
は、長繊維フィラメント7の繊維の流れ方向に対してク
ロスする方向に伸長する溶着線5により、長繊維フィラ
メント7を基材シート2に溶着することにより行われ
る。次いで、その溶着線の間の切断線6で長繊維フィラ
メント7を切断して、捲縮4を有する刷毛状部3を形成
する。刷毛状部3の起毛8の長さは、3〜30mmであ
ることが好ましい。3mm未満となると、刷毛状部の長
さが短く、ゴミの捕捉性、保持性において劣るため好ま
しくない。30mmを超えると、刷毛状部の長さが長す
ぎて、毛が寝てしまい刷毛の機能を十分に果たせなくな
るため好ましくない。
捲縮4を有するものであるため、毛羽立たせる工程を設
けなくても、切断線6で切断するだけで自然に起毛4が
生じる。しかしながら、種々の毛羽立て工程によって、
起毛4をさらに毛羽立ててもよい。その場合、清掃用シ
ートにエアーノズルからエアーを吹き付ける方法、清掃
用シートに機械的な力を与える方法等を用いることがで
きる。このように刷毛状部3を毛羽立たせることによ
り、ゴミの捕集効果を高めることができ、美観にも優れ
たものとなる。なお、本発明の清掃用シート1は、ゴミ
の捕捉性や保持性及び拭き後の清掃面の仕上がり具合を
向上させるために、パラフィン等の鉱物油、ポリオレフ
ィンの合成油、シリコーン油等の油剤や界面活性剤等を
含有することが好ましい。このような油剤は、スプレー
塗布、転写塗布、含浸等の方法により含有させることが
できる。
シートは、刷毛状部が捲縮を有するものであるため、繊
維が横方向にも縦方向(繊維方向)にも動きやすくな
り、種々のゴミの絡み付きや包み込みといった機能が付
加、改良されたものとなる。また、繊維が捲縮を有する
ことにより、隣接する繊維間で干渉し合い、繊維の先端
部において、繊維が広がった状態が得られる。そのた
め、刷毛状部内にゴミを取り込んだり、刷毛でゴミを絡
め保持するといった機能性の大幅な向上が見られるとと
もに、シート基材表面の見かけ毛羽数が増加し、嵩高
性、クッション性が向上する。
説明する。 (実施例1)捲縮数が1インチ当り5山の捲縮を有し、
ポリエチレンとポリエステルの芯鞘構造を有する長繊維
フィラメントのトウ(1フィラメント当りのデニールが
3デニール、全体で75,000デニール)をほぐし、
約130mmの幅に広げた後、ポリエチレンとポリエス
テルからなるスパンボンド不織布(秤量20g/m2、
210mm幅)と接合した。接合は、熱シールを用い、
長繊維フィラメントの繊維方向に対してクロスする方向
に伸長する間隔が20mmの溶着線によって接着し、そ
の溶着線間で長繊維フィラメントを切断して、刷毛状部
を形成した。刷毛状部の起毛の見かけ長さは、約10m
mとした。このようにして形成された刷毛状部を有する
シートを約300mmの長さにカットして、清掃用シー
トを製造した。
15山としたこと以外は、実施例1と同様にして清掃用
シートを製造した。
を約5mmとしたこと以外は、実施例2と同様にして清
掃用シートを製造した。
25山としたこと以外は、実施例1と同様にして清掃用
シートを製造した。
ないものとしたこと以外は、実施例1と同様にして清掃
用シートを製造した。
ないものとしたこと以外は、実施例3と同様にして清掃
用シートを製造した。
デニール、51mm)からなる比較的目を粗く作成した
スパンレース不織布(秤量50g/m2)により、清掃
用シートを製造した。
3において製造した各清掃用シートのダスト拭取性、パ
ン屑拭取性、髪の毛拭取性、ゴミ保存性及び起毛見栄え
について、下記評価方法に基づき評価した。
S試験用ダスト7種(関東ローム、細粒)1.5gを試
験用フローリングの上に散布した後、積層シートを掃除
用ホルダーに取り付けて拭き取り、下記の4段階の評価
基準に基づいて評価を行なった。 ◎:非常に優れた拭取性を示した ○:優れた拭取性を示した。 △:拭き取れる量は少ないが、使用可能である。 ×:ほとんど拭き取れず、実用性に欠ける
販の固形パン粉(1〜2mm)0.5gを試験用フロー
リングの上に散布した後、積層シートを掃除用ホルダー
に取り付けて拭き取り、上記のダスト拭取性の評価基準
を用いて評価を行なった。
験用人毛髪(15〜20cm)10本を試験用フローリ
ングの上に散布した後、積層シートを掃除用ホルダーに
取り付けて拭き取り、上記のダスト拭取性の評価基準を
用いて評価を行なった。
試験用ゴミを拭き取った後のシートを軽く振ってゴミを
振り落とし、落ちたゴミ及びシートに残ったゴミの状態
を観察し、下記の3段階で評価を行なった。 ○:ほとんどシートに残っており、優れた保持性を示し
た。 △:多少落ちるゴミはあるが、使用可能である。 ×:かなりの量が振り落とされ、実用性に欠ける。
せ、ゴミの拭き取り性能の観点から下記の3段階で外観
評価を行い、最も意見が多い項目を起毛の見栄えの評価
とした。 ○:見るからにゴミを拭き取れそう。 △:ゴミを取れるかどうか解らない。 ×:全くゴミを取れそうにない。 これらの評価の結果を表1に示す。
実施例1〜4の清掃用シートでは、全ての評価項目にお
いて優れた結果が得られたが、捲縮のない長繊維フィラ
メントを用いて製造した比較例1、2及び刷毛状部を有
さない比較例3では、実施例1〜3に比べて極めて評価
が低いものとなった。
び保持性に優れ、しかも見栄えも良好な清掃用シートが
提供される。
切断前の状態を示す平面図である。
切断前の状態を示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材シートの少なくとも一方の表面上に
多数の刷毛状部を有する清掃用シートであって、前記刷
毛状部が捲縮を有することを特徴とする清掃用シート。 - 【請求項2】 1インチ(2.54cm)当りの捲縮数
が5山〜25山であることを特徴とする請求項1記載の
清掃用シート。 - 【請求項3】 油剤を含有してなることを特徴とする請
求項1記載の清掃用シート。 - 【請求項4】 基材シート表面上に捲縮を有する長繊維
フィラメントをその繊維の流れ方向に間欠的に接合する
工程と、その接合線間で前記長繊維フィラメントを切断
する工程とを含むことを特徴とする清掃用シートの製造
方法。
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|---|---|---|---|
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1999
- 1999-02-26 JP JP11052039A patent/JP2000245671A/ja active Pending
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