JP2000245828A - 血液透析装置 - Google Patents
血液透析装置Info
- Publication number
- JP2000245828A JP2000245828A JP11093224A JP9322499A JP2000245828A JP 2000245828 A JP2000245828 A JP 2000245828A JP 11093224 A JP11093224 A JP 11093224A JP 9322499 A JP9322499 A JP 9322499A JP 2000245828 A JP2000245828 A JP 2000245828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- flow rate
- dialysate
- dialysis
- dialyzer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000008280 blood Substances 0.000 title abstract description 46
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 title abstract description 46
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 claims description 24
- 238000001631 haemodialysis Methods 0.000 claims description 20
- 230000000322 hemodialysis Effects 0.000 claims description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000000502 dialysis Methods 0.000 abstract description 26
- 239000002158 endotoxin Substances 0.000 abstract description 19
- 238000001914 filtration Methods 0.000 abstract description 12
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 13
- 102000004169 proteins and genes Human genes 0.000 description 5
- 108090000623 proteins and genes Proteins 0.000 description 5
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 4
- 239000002504 physiological saline solution Substances 0.000 description 4
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 4
- 230000037452 priming Effects 0.000 description 3
- 238000000108 ultra-filtration Methods 0.000 description 3
- 241000283690 Bos taurus Species 0.000 description 2
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- DDRJAANPRJIHGJ-UHFFFAOYSA-N creatinine Chemical compound CN1CC(=O)NC1=N DDRJAANPRJIHGJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000385 dialysis solution Substances 0.000 description 2
- 239000012510 hollow fiber Substances 0.000 description 2
- 229920002492 poly(sulfone) Polymers 0.000 description 2
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 description 2
- 102000009027 Albumins Human genes 0.000 description 1
- 108010088751 Albumins Proteins 0.000 description 1
- 229920000219 Ethylene vinyl alcohol Polymers 0.000 description 1
- 102000036675 Myoglobin Human genes 0.000 description 1
- 108010062374 Myoglobin Proteins 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 208000001647 Renal Insufficiency Diseases 0.000 description 1
- XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N Urea Chemical compound NC(N)=O XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000001580 bacterial effect Effects 0.000 description 1
- 239000004202 carbamide Substances 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 229920002301 cellulose acetate Polymers 0.000 description 1
- 208000020832 chronic kidney disease Diseases 0.000 description 1
- 208000022831 chronic renal failure syndrome Diseases 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000007485 conventional hemodialysis Methods 0.000 description 1
- 229940109239 creatinine Drugs 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000011051 endospecy test Methods 0.000 description 1
- 239000004715 ethylene vinyl alcohol Substances 0.000 description 1
- 238000002615 hemofiltration Methods 0.000 description 1
- RZXDTJIXPSCHCI-UHFFFAOYSA-N hexa-1,5-diene-2,5-diol Chemical compound OC(=C)CCC(O)=C RZXDTJIXPSCHCI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 201000006370 kidney failure Diseases 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000001766 physiological effect Effects 0.000 description 1
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 1
- 229920002239 polyacrylonitrile Polymers 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- -1 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000007873 sieving Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、血液透析中に、透析液が血
液側に逆濾過するのを防止し、エンドトキシンが血液側
に移行するのを防止できる透析装置、透析装置の運転方
法を提供するにある。 【解決手段】 血液流量(Qb)のいかなる値において
も、血液流量(Qb)と透析液流量(Qd)との関係を
常にQb/Qd≧0.4とする運転モードを持つことを
特徴とした血液透析装置。 【効果】 本発明の血液透析装置によれば、血液透析中
に、透析液が血液側に逆濾過するのを防止でき、エンド
トキシンが血液側に移行するのを防止できる。
液側に逆濾過するのを防止し、エンドトキシンが血液側
に移行するのを防止できる透析装置、透析装置の運転方
法を提供するにある。 【解決手段】 血液流量(Qb)のいかなる値において
も、血液流量(Qb)と透析液流量(Qd)との関係を
常にQb/Qd≧0.4とする運転モードを持つことを
特徴とした血液透析装置。 【効果】 本発明の血液透析装置によれば、血液透析中
に、透析液が血液側に逆濾過するのを防止でき、エンド
トキシンが血液側に移行するのを防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透析装置に関する。更
に詳しくは、特定の運転モードを持った血液透析装置に
関する。
に詳しくは、特定の運転モードを持った血液透析装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、慢性腎不全患者に対する血液透析
では、尿素、クレアチニン等の小分子量物質の除去だけ
でなく、β2ミクログロブリン、ミオグロビン等の低分
子蛋白質をも除去してやることにより、長期透析患者の
合併症を治療する試みがなされている。これらの改良
は、主に血液透析膜の進歩によるところが大きいが、透
析膜としては低分子蛋白質の透過性を改良したセルロー
ス、セルロースアセテート、ポリアクリロニトリル、ポ
リスルホン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルメタ
クリレート、ポリシロキサン、ポリオレフィン、エチレ
ンビニルアルコール等を原料として製膜された中空糸、
平膜が実用化されている。一方で膜の孔径が従来に比べ
て大きくなってきているため、透析液が透析膜を通して
血液側に流入する、いわゆる逆濾過が起こった場合、透
析液に含まれるエンドトキシンが血液側に移行して、生
理活性を発揮し、患者に悪影響を与える可能性が高くな
ってきた。通常の血液透析では、エンドトキシンカット
フィルターを用いて透析液を濾過してから用いることに
より、エンドトキシンが血液中に移行するのを阻止して
いる。しかしながら、血液透析器と透析液をつなぐカプ
ラ及びホース部分は完全には無菌状態を保てないので、
菌体の成分であるエンドトキシンを完全に阻止すること
は困難であった。従来の透析方法は、先ず、血液透析器
の血液側を生理食塩液で洗浄した後、動脈側回路と静脈
側回路をクランプした状態で透析液を流す。通常は50
0mL/分の流量で流し、透析を終了するまでこのまま
流し続ける。この後血液を導入し、徐々に血液流量を上
げて行き、目標とする血液流量まで上げる。通常は20
0mL/分であるが、終了時までこの流量を維持する。
しかしながら従来の透析方法では、前述したエンドトキ
シンの逆濾過を阻止することは困難であった。即ち、最
初から透析液を高流量で流したまま透析液側のプライミ
ングを行い、そのまま血液を低流量で導入するため、ど
うしても透析液側の圧力が血液側の圧力よりも高くなっ
てしまい、結果的に逆濾過が起こってしまっていた。逆
濾過の程度は透水性の高い膜ほど多く、エンドトキシン
の通過性は低分子蛋白質の透過性を高め、孔径の大きく
なった膜ほど高いので、従来は問題にならなかった逆濾
過、エンドトキシンの血液側への流入が、技術の進歩に
伴って顕在化してきたのである。
では、尿素、クレアチニン等の小分子量物質の除去だけ
でなく、β2ミクログロブリン、ミオグロビン等の低分
子蛋白質をも除去してやることにより、長期透析患者の
合併症を治療する試みがなされている。これらの改良
は、主に血液透析膜の進歩によるところが大きいが、透
析膜としては低分子蛋白質の透過性を改良したセルロー
ス、セルロースアセテート、ポリアクリロニトリル、ポ
リスルホン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルメタ
クリレート、ポリシロキサン、ポリオレフィン、エチレ
ンビニルアルコール等を原料として製膜された中空糸、
平膜が実用化されている。一方で膜の孔径が従来に比べ
て大きくなってきているため、透析液が透析膜を通して
血液側に流入する、いわゆる逆濾過が起こった場合、透
析液に含まれるエンドトキシンが血液側に移行して、生
理活性を発揮し、患者に悪影響を与える可能性が高くな
ってきた。通常の血液透析では、エンドトキシンカット
フィルターを用いて透析液を濾過してから用いることに
より、エンドトキシンが血液中に移行するのを阻止して
いる。しかしながら、血液透析器と透析液をつなぐカプ
ラ及びホース部分は完全には無菌状態を保てないので、
菌体の成分であるエンドトキシンを完全に阻止すること
は困難であった。従来の透析方法は、先ず、血液透析器
の血液側を生理食塩液で洗浄した後、動脈側回路と静脈
側回路をクランプした状態で透析液を流す。通常は50
0mL/分の流量で流し、透析を終了するまでこのまま
流し続ける。この後血液を導入し、徐々に血液流量を上
げて行き、目標とする血液流量まで上げる。通常は20
0mL/分であるが、終了時までこの流量を維持する。
しかしながら従来の透析方法では、前述したエンドトキ
シンの逆濾過を阻止することは困難であった。即ち、最
初から透析液を高流量で流したまま透析液側のプライミ
ングを行い、そのまま血液を低流量で導入するため、ど
うしても透析液側の圧力が血液側の圧力よりも高くなっ
てしまい、結果的に逆濾過が起こってしまっていた。逆
濾過の程度は透水性の高い膜ほど多く、エンドトキシン
の通過性は低分子蛋白質の透過性を高め、孔径の大きく
なった膜ほど高いので、従来は問題にならなかった逆濾
過、エンドトキシンの血液側への流入が、技術の進歩に
伴って顕在化してきたのである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上
記従来技術の問題点に鑑み、透析液が血液側に逆濾過す
るのを防止し、エンドトキシンが血液側に移行するのを
防止することにある。そして、上記した目的を達成させ
るための透析装置、透析装置の運転方法を提供すること
が本発明の課題である。
記従来技術の問題点に鑑み、透析液が血液側に逆濾過す
るのを防止し、エンドトキシンが血液側に移行するのを
防止することにある。そして、上記した目的を達成させ
るための透析装置、透析装置の運転方法を提供すること
が本発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため鋭意検討を重ねた結果、血液流量(Q
b)と透析液流量(Qd)との関係において、Qb/Q
dの値をQbのいかなる値においても0.4以上の値と
なるように透析装置を運転することによりエンドトキシ
ンの血液側への移行は殆ど起こらないことを見出し、本
発明を成すに至った。即ち本発明は、血液流量(Qb)
のいかなる値においても、血液流量(Qb)と透析液流
量(Qd)との関係を常にQb/Qd≧0.4とする運
転モードを持つことを特徴とした血液透析装置である。
いかなるQbにおいても血液流量と透析液流量の比Qb
/Qdを0.4以上に透析装置を運転することによりエ
ンドトキシンの血液側への移行が殆ど起こらなくなる理
由は明らかではないが、血液流量が低いときには透析液
流量も下げてやることにより、不用意な透析液の逆濾過
が抑えられるので、透析膜が血液中の蛋白質でコーティ
ングされ、膜の荷電が変化したり、孔径が小さくなる等
の理由でエンドトキシンが透過し難くなるものと考えら
れる。
を達成するため鋭意検討を重ねた結果、血液流量(Q
b)と透析液流量(Qd)との関係において、Qb/Q
dの値をQbのいかなる値においても0.4以上の値と
なるように透析装置を運転することによりエンドトキシ
ンの血液側への移行は殆ど起こらないことを見出し、本
発明を成すに至った。即ち本発明は、血液流量(Qb)
のいかなる値においても、血液流量(Qb)と透析液流
量(Qd)との関係を常にQb/Qd≧0.4とする運
転モードを持つことを特徴とした血液透析装置である。
いかなるQbにおいても血液流量と透析液流量の比Qb
/Qdを0.4以上に透析装置を運転することによりエ
ンドトキシンの血液側への移行が殆ど起こらなくなる理
由は明らかではないが、血液流量が低いときには透析液
流量も下げてやることにより、不用意な透析液の逆濾過
が抑えられるので、透析膜が血液中の蛋白質でコーティ
ングされ、膜の荷電が変化したり、孔径が小さくなる等
の理由でエンドトキシンが透過し難くなるものと考えら
れる。
【0005】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
でいう血液流量(Qb)とは、腎不全患者の治療に一般
的に用いられているダイアライザーに流入する血液の流
量であり、血液透析装置の設定により血液ポンプでコン
トロールされる。また、透析液流量(Qd)とは、ダイ
アライザーの透析液側に流入する透析液の流量であり、
血液透析装置の設定により透析液ポンプでコントロール
される。本発明でいうQb/Qd≧0.4とする運転モ
ードとは、上記したQbとQdを連動して制御する血液
透析装置側の制御モードであり、Qbのいかなる設定に
おいてもQb/Qd≧0.4となるように血液ポンプと
透析液ポンプを制御する血液透析装置の制御モードを言
う。Qb/Qdの値が0.4未満になると透析液の血液
側への逆濾過が起こり易くなるため、本発明の目的には
適さない。また、Qb/Qdの値が0.4より大きくな
りすぎると透析効率が悪くなるため好ましくない。好ま
しいQb/Qdの値は、0.4になるべく近い値である
が、Qbが小さい間は多少大きな値でも透析効率はそれ
程下がらないので大きな値をとってもかまわない。むし
ろQbが小さい間は蛋白吸着量が少ないので、Qb/Q
dの値は0.5から0.7の値をとった方が透析液の逆
濾過を防止する上で好ましい。制御のし易さから、本発
明の最も好ましいQbとQdの関係はQb/Qd=0.
4である。血液透析は通常ダイアライザーをプライミン
グしてから透析操作に移る。ダイアライザーには中空糸
型のものと積層型のものがあるがタイプを問わず用いる
ことができる。また、膜の材質も問わないが、特にハイ
パフォーマンスメンブレンと呼ばれる膜を用いたダイア
ライザーに本発明は有用である。ダイアライザーは通常
血液導入口、血液導出口、透析液導入口、透析液導出口
を有する。プライミングとは、ダイアライザーの血液室
と透析液室を生理食塩液や透析液で洗浄する操作を言う
が、通常は血液室側を生理食塩液で洗浄し、透析室側を
透析液で洗浄する。本発明ではエンドトキシンの逆濾過
を防止するため、透析室側のプライミングを省略するこ
とが好ましい。次に血液をダイアライザーの血液室側に
導入するが、通常低い血液流量から初め、徐々に血液流
量を上げて行き、設定流量まで上げて行く。通常、設定
流量は200mL/分が選択される場合が多い。本発明
ではこの際のいかなる血液流量(Qb)においても透析
液流量(Qd)はQb/Qd≧0.4を満たさなければ
ならない。この操作の段階でこの条件を満たすことが本
発明では最も重要である。上記条件を満たすための血液
透析装置側の運転モード、即ち制御モードを達成する手
段としては、血液流量(Qb)を設定すると自動的に透
析液流量(Qd)がQb/Qd≧0.4の範囲に設定さ
れるようにする制御手段、例えば血液ポンプに送る電圧
と透析液ポンプに送る電圧の比を一定にしておくことに
より達成できる。ポンプの種類により流量を決定する信
号は適宜選択できる。また、Qb/Qd≧0.4を満た
す範囲内で、演算回路を組み、Qbが小さい値の時はQ
b/Qdをやや大きめに設定することも推奨できる。血
液流量が設定流量になった後は通常の透析を行ない、終
了までもって行ける。本発明は通常の血液透析及び血液
濾過透析に適している。
でいう血液流量(Qb)とは、腎不全患者の治療に一般
的に用いられているダイアライザーに流入する血液の流
量であり、血液透析装置の設定により血液ポンプでコン
トロールされる。また、透析液流量(Qd)とは、ダイ
アライザーの透析液側に流入する透析液の流量であり、
血液透析装置の設定により透析液ポンプでコントロール
される。本発明でいうQb/Qd≧0.4とする運転モ
ードとは、上記したQbとQdを連動して制御する血液
透析装置側の制御モードであり、Qbのいかなる設定に
おいてもQb/Qd≧0.4となるように血液ポンプと
透析液ポンプを制御する血液透析装置の制御モードを言
う。Qb/Qdの値が0.4未満になると透析液の血液
側への逆濾過が起こり易くなるため、本発明の目的には
適さない。また、Qb/Qdの値が0.4より大きくな
りすぎると透析効率が悪くなるため好ましくない。好ま
しいQb/Qdの値は、0.4になるべく近い値である
が、Qbが小さい間は多少大きな値でも透析効率はそれ
程下がらないので大きな値をとってもかまわない。むし
ろQbが小さい間は蛋白吸着量が少ないので、Qb/Q
dの値は0.5から0.7の値をとった方が透析液の逆
濾過を防止する上で好ましい。制御のし易さから、本発
明の最も好ましいQbとQdの関係はQb/Qd=0.
4である。血液透析は通常ダイアライザーをプライミン
グしてから透析操作に移る。ダイアライザーには中空糸
型のものと積層型のものがあるがタイプを問わず用いる
ことができる。また、膜の材質も問わないが、特にハイ
パフォーマンスメンブレンと呼ばれる膜を用いたダイア
ライザーに本発明は有用である。ダイアライザーは通常
血液導入口、血液導出口、透析液導入口、透析液導出口
を有する。プライミングとは、ダイアライザーの血液室
と透析液室を生理食塩液や透析液で洗浄する操作を言う
が、通常は血液室側を生理食塩液で洗浄し、透析室側を
透析液で洗浄する。本発明ではエンドトキシンの逆濾過
を防止するため、透析室側のプライミングを省略するこ
とが好ましい。次に血液をダイアライザーの血液室側に
導入するが、通常低い血液流量から初め、徐々に血液流
量を上げて行き、設定流量まで上げて行く。通常、設定
流量は200mL/分が選択される場合が多い。本発明
ではこの際のいかなる血液流量(Qb)においても透析
液流量(Qd)はQb/Qd≧0.4を満たさなければ
ならない。この操作の段階でこの条件を満たすことが本
発明では最も重要である。上記条件を満たすための血液
透析装置側の運転モード、即ち制御モードを達成する手
段としては、血液流量(Qb)を設定すると自動的に透
析液流量(Qd)がQb/Qd≧0.4の範囲に設定さ
れるようにする制御手段、例えば血液ポンプに送る電圧
と透析液ポンプに送る電圧の比を一定にしておくことに
より達成できる。ポンプの種類により流量を決定する信
号は適宜選択できる。また、Qb/Qd≧0.4を満た
す範囲内で、演算回路を組み、Qbが小さい値の時はQ
b/Qdをやや大きめに設定することも推奨できる。血
液流量が設定流量になった後は通常の透析を行ない、終
了までもって行ける。本発明は通常の血液透析及び血液
濾過透析に適している。
【0006】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。
明する。
【実施例1】血液透析装置としては、血液透析のモード
として血液流量(Qb)と透析液流量(Qd)の比が常
にQb/Qd≧0.4となるように制御できるように改
造した透析装置を用いた。ダイアライザーとして、ポリ
スルホン膜を使用し、膜面積1.6m2、限外濾過速度
83mL/mmHg.hr(牛血漿使用、膜間圧力差5
0mmHg)、ふるい係数β2ミクログロブリン0.8
2、アルブミン0.009(牛血漿使用、限外濾過速度
25mL/min・m2)のダイアライザーを使用し、
通常の血液回路を取り付けた。透析液としては、汚染さ
れた模擬透析液として、エンドトキシンを予め添加した
透析液を作成し、使用した。透析液は清水製薬社製のA
K・ソリタ・DLを用い、エンドトキシン濃度は153
00EU/リットルとした。エンドトキシン濃度の測定
には生化学工業社製エンドスペシーを用いた。先ず、ダ
イアライザーの血液室に1000mLの生理食塩液を3
分かけて流し、血液室側のプライミングを行なった。そ
の後血液導入口側、導出口側両方の回路先端にカテーテ
ルを取り付けた。次に4リットルのプール血液を50m
L/分の血液流量(Qb)でダイアライザーに導入し、
血液側の生理食塩液は血液プールに戻した。この時、血
液透析装置の運転モードはQb/Qd=0.4となる様
に設定したので透析液流量(Qd)は125mL/分に
制御された。5分後に血液流量を100mL/分にし、
更に5分還流した。同様に、この時の透析液流量は25
0mL/分に制御された。次に設定流量として血液流量
を200mL/分に調節し、2時間の透析を行なった。
この時の透析液流量は500mL/分に制御された。プ
ール血液のエンドトキシン濃度を、血液を流し始めてか
ら5分後、10分後、1時間後、2時間後にサンプリン
グして測定したところ、何れも検出限界(9.0EU/
リットル)以下であった。
として血液流量(Qb)と透析液流量(Qd)の比が常
にQb/Qd≧0.4となるように制御できるように改
造した透析装置を用いた。ダイアライザーとして、ポリ
スルホン膜を使用し、膜面積1.6m2、限外濾過速度
83mL/mmHg.hr(牛血漿使用、膜間圧力差5
0mmHg)、ふるい係数β2ミクログロブリン0.8
2、アルブミン0.009(牛血漿使用、限外濾過速度
25mL/min・m2)のダイアライザーを使用し、
通常の血液回路を取り付けた。透析液としては、汚染さ
れた模擬透析液として、エンドトキシンを予め添加した
透析液を作成し、使用した。透析液は清水製薬社製のA
K・ソリタ・DLを用い、エンドトキシン濃度は153
00EU/リットルとした。エンドトキシン濃度の測定
には生化学工業社製エンドスペシーを用いた。先ず、ダ
イアライザーの血液室に1000mLの生理食塩液を3
分かけて流し、血液室側のプライミングを行なった。そ
の後血液導入口側、導出口側両方の回路先端にカテーテ
ルを取り付けた。次に4リットルのプール血液を50m
L/分の血液流量(Qb)でダイアライザーに導入し、
血液側の生理食塩液は血液プールに戻した。この時、血
液透析装置の運転モードはQb/Qd=0.4となる様
に設定したので透析液流量(Qd)は125mL/分に
制御された。5分後に血液流量を100mL/分にし、
更に5分還流した。同様に、この時の透析液流量は25
0mL/分に制御された。次に設定流量として血液流量
を200mL/分に調節し、2時間の透析を行なった。
この時の透析液流量は500mL/分に制御された。プ
ール血液のエンドトキシン濃度を、血液を流し始めてか
ら5分後、10分後、1時間後、2時間後にサンプリン
グして測定したところ、何れも検出限界(9.0EU/
リットル)以下であった。
【0007】
【比較例1】血液透析装置として市販の血液透析装置を
用いた。ダイアライザー及び透析液は実施例1と同じも
のを用い、血液室のプライミングまでは実施例1と同じ
操作を行なった。次に透析液流量(Qd)を500mL
/分に設定し、4リットルのプール血液を50mL/分
でダイアライザーに導入し(Qb/Qd=0.1)、血
液側の生理食塩液は血液プールに戻した。5分後に血液
流量を100mL/分にし(Qb/Qd=0.2)、更
に5分還流した。次に設定流量として血液流量200m
L/分に調節し(Qb/Qd=0.4)、2時間の透析
を行なった。プール血液のエンドトキシン濃度を、血液
を流し始めてから5分後、10分後、1時間後、2時間
後にサンプリングして測定したところ、夫々30EU/
リットル、37EU/リットル、39EU/リットル、
39EU/リットルであった。
用いた。ダイアライザー及び透析液は実施例1と同じも
のを用い、血液室のプライミングまでは実施例1と同じ
操作を行なった。次に透析液流量(Qd)を500mL
/分に設定し、4リットルのプール血液を50mL/分
でダイアライザーに導入し(Qb/Qd=0.1)、血
液側の生理食塩液は血液プールに戻した。5分後に血液
流量を100mL/分にし(Qb/Qd=0.2)、更
に5分還流した。次に設定流量として血液流量200m
L/分に調節し(Qb/Qd=0.4)、2時間の透析
を行なった。プール血液のエンドトキシン濃度を、血液
を流し始めてから5分後、10分後、1時間後、2時間
後にサンプリングして測定したところ、夫々30EU/
リットル、37EU/リットル、39EU/リットル、
39EU/リットルであった。
【0008】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明の血液透析装置
を用いる事により限外濾過流量が高く、孔径の大きな膜
を用いたダイアライザーを使用する場合においても、透
析液が血液側に逆濾過するのを防止でき、エンドトキシ
ンが血液側に移行するのを防止できる様になった。
を用いる事により限外濾過流量が高く、孔径の大きな膜
を用いたダイアライザーを使用する場合においても、透
析液が血液側に逆濾過するのを防止でき、エンドトキシ
ンが血液側に移行するのを防止できる様になった。
Claims (3)
- 【請求項1】 血液流量(Qb)のいかなる値において
も、血液流量(Qb)と透析液流量(Qd)との関係を
常にQb/Qd≧0.4とする運転モードを持つことを
特徴とした血液透析装置。 - 【請求項2】Qb/Qd=0.4とする運転モードを持
つことを特徴とした請求項1記載の血液透析装置。 - 【請求項3】 血液流量(Qb)のいかなる値において
も、血液流量(Qb)と透析液流量(Qd)との関係を
常にQb/Qd≧0.4とすることを特徴とする血液透
析装置の運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093224A JP2000245828A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 血液透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11093224A JP2000245828A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 血液透析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000245828A true JP2000245828A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=14076591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11093224A Withdrawn JP2000245828A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 血液透析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000245828A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007522851A (ja) * | 2004-02-19 | 2007-08-16 | メムブラーナ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 改良された分離挙動を有する高流束透析膜 |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11093224A patent/JP2000245828A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007522851A (ja) * | 2004-02-19 | 2007-08-16 | メムブラーナ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 改良された分離挙動を有する高流束透析膜 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5543049B2 (ja) | 血液浄化装置の作動方法及び血液浄化装置 | |
| US8398859B2 (en) | Haemodialfiltration method and apparatus | |
| CA2431431C (en) | Multistage hemodiafiltration/hemofiltration method and apparatus | |
| US5011607A (en) | Hemodiafiltration system | |
| KR102211104B1 (ko) | 혈액투석여과장치 | |
| JPH05192399A (ja) | 人工腎臓およびその制御方法 | |
| JP2004512873A (ja) | 2ステージ型透析濾過方法および装置 | |
| JP2000254222A (ja) | 血液浄化用中空糸膜および中空糸膜型人工腎臓 | |
| CN101141989B (zh) | 血液透析装置 | |
| JPH08126700A (ja) | 血液フィルターへの血流方向の切替装置と方法 | |
| JP4097105B2 (ja) | 血液透析装置の運転方法および血液透析装置 | |
| JP2000245828A (ja) | 血液透析装置 | |
| JP2961481B2 (ja) | 血液透析器兼血液濾過器 | |
| JP2894475B2 (ja) | 中空糸膜を用いた血液透析器 | |
| JP3353467B2 (ja) | 血液透析装置の透析液管理装置 | |
| JP2836029B2 (ja) | 血液瀘過透析装置 | |
| Lysaght et al. | Mass transfer in arteriovenous hemofiltration | |
| Man et al. | Basic Principles of Hemodialysis | |
| JPH0620519B2 (ja) | 人工腎臓用選択分離膜 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060110 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070720 |