JP2000246206A - 食品搬送用容器洗浄システムおよびその洗浄システムの廃水利用方法 - Google Patents
食品搬送用容器洗浄システムおよびその洗浄システムの廃水利用方法Info
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- JP2000246206A JP2000246206A JP5064199A JP5064199A JP2000246206A JP 2000246206 A JP2000246206 A JP 2000246206A JP 5064199 A JP5064199 A JP 5064199A JP 5064199 A JP5064199 A JP 5064199A JP 2000246206 A JP2000246206 A JP 2000246206A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バクテリア等の繁殖による腐敗臭の発生、洗
浄機の錆の発生、リサイクル水の水質の低下、メンテナ
ンスの煩雑さなどの課題を解決できる食品搬送用容器洗
浄システムと、その洗浄システムにおける廃水の利用方
法とを提供する。 【解決手段】 この食品搬送用容器洗浄システムでは、
洗浄機8により食品搬送用容器Mを洗浄して発生した廃
水を廃水集合槽11で回収する。その回収した廃水は、
導出管57により廃水集合槽11から濾過器58に送
り、濾過器58の中空糸膜で濾過して少なくとも1.0
μmを越える大きさの油脂類や懸濁物等を除去する。濾
過した濾過液は濾過液供給路66を経て前記洗浄機8に
供給する。これにより、洗浄水Bは常に汚れのない状態
に維持される。
浄機の錆の発生、リサイクル水の水質の低下、メンテナ
ンスの煩雑さなどの課題を解決できる食品搬送用容器洗
浄システムと、その洗浄システムにおける廃水の利用方
法とを提供する。 【解決手段】 この食品搬送用容器洗浄システムでは、
洗浄機8により食品搬送用容器Mを洗浄して発生した廃
水を廃水集合槽11で回収する。その回収した廃水は、
導出管57により廃水集合槽11から濾過器58に送
り、濾過器58の中空糸膜で濾過して少なくとも1.0
μmを越える大きさの油脂類や懸濁物等を除去する。濾
過した濾過液は濾過液供給路66を経て前記洗浄機8に
供給する。これにより、洗浄水Bは常に汚れのない状態
に維持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品搬送用容器洗浄
システムおよびその洗浄システムの廃水利用方法に関す
る。詳しくは、食品工場、コンビニエンスストア、デパ
ート等のサービス業などで使用される食品搬送用容器を
洗浄する洗浄システム、およびその洗浄システムで発生
する廃水の再利用方法に関する。
システムおよびその洗浄システムの廃水利用方法に関す
る。詳しくは、食品工場、コンビニエンスストア、デパ
ート等のサービス業などで使用される食品搬送用容器を
洗浄する洗浄システム、およびその洗浄システムで発生
する廃水の再利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水質汚染等の環境問題、水不足、
上下水道費用の値上がり等を背景にして、水資源を節約
し、有効に利用しようとする考え方が広く一般に普及し
てきている。しかし、食品工場等に設置されている自動
洗浄機により前記食品搬送用容器を洗浄するのでは、水
資源が有効に利用されているとは言い難い。すなわち、
自動洗浄機では1台の洗浄機当たり約1000〜150
0L/hの洗剤液およびすすぎ水が使用されている。洗
剤液には中性またはアルカリ性の化学薬品を使用してお
り、洗剤液・すすぎ水とも蒸気等により最大80℃まで
昇温した水道水を使用しているため、薬品代がランニン
グコストとして必要である以外に、昇温のための熱エネ
ルギーコスト、廃水処理コストおよび上下水コストが膨
大である。さらに、最近の上下水道の値上がりにより、
洗浄の経費に占める水道水費の割合が高くなっているほ
か、食品工場などでは、生物処理等の廃水処理が容量・
能力ともに飽和状態にあるし、市街地等では設置スペー
スが無く増設できないという問題が浮き彫りになってき
ている。また、洗浄により発生する廃水には、油、界面
活性剤、懸濁物(泥等)が含まれているために廃水負荷
が高く、排水処理等を施して流すことが望ましいが、現
状では十分な処理がなされないまま下水道等に流されて
いることも多い。
上下水道費用の値上がり等を背景にして、水資源を節約
し、有効に利用しようとする考え方が広く一般に普及し
てきている。しかし、食品工場等に設置されている自動
洗浄機により前記食品搬送用容器を洗浄するのでは、水
資源が有効に利用されているとは言い難い。すなわち、
自動洗浄機では1台の洗浄機当たり約1000〜150
0L/hの洗剤液およびすすぎ水が使用されている。洗
剤液には中性またはアルカリ性の化学薬品を使用してお
り、洗剤液・すすぎ水とも蒸気等により最大80℃まで
昇温した水道水を使用しているため、薬品代がランニン
グコストとして必要である以外に、昇温のための熱エネ
ルギーコスト、廃水処理コストおよび上下水コストが膨
大である。さらに、最近の上下水道の値上がりにより、
洗浄の経費に占める水道水費の割合が高くなっているほ
か、食品工場などでは、生物処理等の廃水処理が容量・
能力ともに飽和状態にあるし、市街地等では設置スペー
スが無く増設できないという問題が浮き彫りになってき
ている。また、洗浄により発生する廃水には、油、界面
活性剤、懸濁物(泥等)が含まれているために廃水負荷
が高く、排水処理等を施して流すことが望ましいが、現
状では十分な処理がなされないまま下水道等に流されて
いることも多い。
【0003】このような省エネルギーおよび環境対策の
観点から、洗浄廃水を回収して再利用する技術の確率が
望まれてきており、洗浄廃水を化学的処理あるいは物理
的処理により浄化して、処理水を再利用する装置および
方法が散見されている。これまでに開発された技術を大
きく分類すると、以下のように3つに分けることができ
る。
観点から、洗浄廃水を回収して再利用する技術の確率が
望まれてきており、洗浄廃水を化学的処理あるいは物理
的処理により浄化して、処理水を再利用する装置および
方法が散見されている。これまでに開発された技術を大
きく分類すると、以下のように3つに分けることができ
る。
【0004】 物理濾過・吸着方法 プレコートフィルター、砂濾過等の濾過機や活性炭等の
吸着剤を用いて物理的に浄化する方法(特開平9−28
5799号公報、特開昭53−54860号公報などを
参照)。 凝集処理 ポリ塩化アルミ等の凝集剤を添加して懸濁物を凝集し、
加圧浮上、沈降分離、物理濾過等の処理を単独で行い、
あるいはこれらの複数の処理を組み合わせて固液分離し
浄化する方法(特開平2−26689号公報、特開昭5
2−137160号などを参照)。 分解処理 オゾン、光触媒等、微生物により有機物を分解し、これ
に物理濾過等を組み合わせて浄化する方法(特開平9−
314161号公報、特開平9−108684号公報な
どを参照)。
吸着剤を用いて物理的に浄化する方法(特開平9−28
5799号公報、特開昭53−54860号公報などを
参照)。 凝集処理 ポリ塩化アルミ等の凝集剤を添加して懸濁物を凝集し、
加圧浮上、沈降分離、物理濾過等の処理を単独で行い、
あるいはこれらの複数の処理を組み合わせて固液分離し
浄化する方法(特開平2−26689号公報、特開昭5
2−137160号などを参照)。 分解処理 オゾン、光触媒等、微生物により有機物を分解し、これ
に物理濾過等を組み合わせて浄化する方法(特開平9−
314161号公報、特開平9−108684号公報な
どを参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した公知の方法で
は、それぞれ次のような課題が存在する。の物理濾過
・吸着方法では、粒径が0.1〜1μmの油脂類や懸濁
物を完全に除去することが困難であるため、洗浄により
被洗浄物がかえって汚れるなどの問題が生じる。また、
濾過器が目詰まりしたり、吸着剤の吸着能力が低下した
りすると、これらを交換しなければならず、メンテナン
スに手間がかかる。の凝集処理では、添加する薬品の
管理やそのメンテナンスに手間がかかるだけでなく、添
加する薬品の種類によっては、洗浄機や被洗浄物に錆を
発生させ、あるいは汚れを生じさせる等の2次汚染の懸
念がある。の分解処理では、有機物を分解することは
可能であるが、無機系の懸濁物を除去することは困難で
あり、そのために物理濾過を組み合わせなければなら
ず、の方法について前記したと同様の問題が発生す
る。
は、それぞれ次のような課題が存在する。の物理濾過
・吸着方法では、粒径が0.1〜1μmの油脂類や懸濁
物を完全に除去することが困難であるため、洗浄により
被洗浄物がかえって汚れるなどの問題が生じる。また、
濾過器が目詰まりしたり、吸着剤の吸着能力が低下した
りすると、これらを交換しなければならず、メンテナン
スに手間がかかる。の凝集処理では、添加する薬品の
管理やそのメンテナンスに手間がかかるだけでなく、添
加する薬品の種類によっては、洗浄機や被洗浄物に錆を
発生させ、あるいは汚れを生じさせる等の2次汚染の懸
念がある。の分解処理では、有機物を分解することは
可能であるが、無機系の懸濁物を除去することは困難で
あり、そのために物理濾過を組み合わせなければなら
ず、の方法について前記したと同様の問題が発生す
る。
【0006】さらに、前記の公知の方法における共通の
問題として、リサイクルを繰り返すことでバクテリア等
が繁殖して腐敗臭が発生し、被洗浄物や洗浄機に臭いや
シミが残るという問題も懸念される。
問題として、リサイクルを繰り返すことでバクテリア等
が繁殖して腐敗臭が発生し、被洗浄物や洗浄機に臭いや
シミが残るという問題も懸念される。
【0007】本発明は、前記の課題に鑑みてなされたも
ので、バクテリア等の繁殖による腐敗臭の発生、洗浄機
の錆の発生、リサイクル水の水質の低下、メンテナンス
の煩雑さなどの課題が解決される食品搬送用容器洗浄シ
ステム、およびその洗浄システムにおける廃水の利用方
法を提供することを目的とする。
ので、バクテリア等の繁殖による腐敗臭の発生、洗浄機
の錆の発生、リサイクル水の水質の低下、メンテナンス
の煩雑さなどの課題が解決される食品搬送用容器洗浄シ
ステム、およびその洗浄システムにおける廃水の利用方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る食品用容器洗浄システム
は、食品搬送用容器の洗浄機と、前記洗浄機により発生
する廃水を回収する廃水集合槽と、前記廃水を分離特性
が1.0μm以下の中空糸膜で濾過する濾過器と、前記
廃水集合槽から廃水を導出して前記濾過器に送る導出路
と、前記濾過器により濾過された濾過液を前記洗浄機に
供給する濾過液供給路とを備えている。
に、本発明の請求項1に係る食品用容器洗浄システム
は、食品搬送用容器の洗浄機と、前記洗浄機により発生
する廃水を回収する廃水集合槽と、前記廃水を分離特性
が1.0μm以下の中空糸膜で濾過する濾過器と、前記
廃水集合槽から廃水を導出して前記濾過器に送る導出路
と、前記濾過器により濾過された濾過液を前記洗浄機に
供給する濾過液供給路とを備えている。
【0009】前記食品搬送用容器洗浄システムによれ
ば、洗浄機により食品搬送用容器を洗浄して発生した廃
水が廃水集合槽で回収される。その回収された廃水は、
導出路により廃水集合槽から濾過器に送られ、濾過器の
中空糸膜で濾過されて少なくとも1.0μmを越える大
きさの油脂類や懸濁物、またはバクテリア等が除去さ
れ、濾過された濾過液が濾過液供給路を経て前記洗浄機
に供給されるので、洗浄水は常に汚れのない状態に維持
される。このため、バクテリア等の雑菌による腐敗臭の
発生、洗浄機の錆の発生、リサイクル水の水質の低下、
メンテナンスの煩雑さを解決できる。
ば、洗浄機により食品搬送用容器を洗浄して発生した廃
水が廃水集合槽で回収される。その回収された廃水は、
導出路により廃水集合槽から濾過器に送られ、濾過器の
中空糸膜で濾過されて少なくとも1.0μmを越える大
きさの油脂類や懸濁物、またはバクテリア等が除去さ
れ、濾過された濾過液が濾過液供給路を経て前記洗浄機
に供給されるので、洗浄水は常に汚れのない状態に維持
される。このため、バクテリア等の雑菌による腐敗臭の
発生、洗浄機の錆の発生、リサイクル水の水質の低下、
メンテナンスの煩雑さを解決できる。
【0010】また、本発明の好ましい実施形態に係る食
品搬送用容器洗浄システムは、前記中空糸膜が分離特性
0.02μm以下の限外濾過膜であり、中空糸膜による
濾過が内圧クロスフロー濾過方式である。
品搬送用容器洗浄システムは、前記中空糸膜が分離特性
0.02μm以下の限外濾過膜であり、中空糸膜による
濾過が内圧クロスフロー濾過方式である。
【0011】前記食品搬送用容器洗浄システムによれ
ば、濾過器による廃水の濾過により、0.02μmを越
える大きさの油脂類や懸濁物等が除去されるので、洗浄
機に供給される洗浄水はより汚れの少ない状態に維持さ
れる。
ば、濾過器による廃水の濾過により、0.02μmを越
える大きさの油脂類や懸濁物等が除去されるので、洗浄
機に供給される洗浄水はより汚れの少ない状態に維持さ
れる。
【0012】また、本発明の好ましい実施形態に係る食
品搬送用容器洗浄システムは、さらに、紫外線殺菌器を
備え、この紫外線殺菌器により、中空糸膜で濾過された
濾過液が紫外線により殺菌される。
品搬送用容器洗浄システムは、さらに、紫外線殺菌器を
備え、この紫外線殺菌器により、中空糸膜で濾過された
濾過液が紫外線により殺菌される。
【0013】前記食品搬送用容器洗浄システムによれ
ば、中空糸膜で濾過された濾過液が紫外線殺菌されるの
で、洗浄機に供給される洗浄水は雑菌等のバクテリアを
より効果的に除去できる。
ば、中空糸膜で濾過された濾過液が紫外線殺菌されるの
で、洗浄機に供給される洗浄水は雑菌等のバクテリアを
より効果的に除去できる。
【0014】また、本発明の好ましい実施形態に係る食
品搬送用容器洗浄システムは、さらに、活性炭処理器を
備え、この活性炭処理器により、前記中空糸膜で濾過さ
れた濾過液が活性炭処理される。
品搬送用容器洗浄システムは、さらに、活性炭処理器を
備え、この活性炭処理器により、前記中空糸膜で濾過さ
れた濾過液が活性炭処理される。
【0015】前記食品搬送用容器洗浄システムによれ
ば、中空糸膜で濾過された濾過液が活性炭処理されるの
で、濾過液から界面活性剤成分が吸着除去され、洗浄機
に供給される洗浄水は界面活性剤のない水となり、食品
搬送用容器をより水質の高い洗浄水で洗浄できる。
ば、中空糸膜で濾過された濾過液が活性炭処理されるの
で、濾過液から界面活性剤成分が吸着除去され、洗浄機
に供給される洗浄水は界面活性剤のない水となり、食品
搬送用容器をより水質の高い洗浄水で洗浄できる。
【0016】また、本発明の好ましい実施形態に係る食
品搬送用容器洗浄システムは、さらに、分離特性が0.
3μmよりも大きいプレフィルターを備え、このプレフ
ィルターにより粗濾過された廃水が前記濾過器によって
濾過される。
品搬送用容器洗浄システムは、さらに、分離特性が0.
3μmよりも大きいプレフィルターを備え、このプレフ
ィルターにより粗濾過された廃水が前記濾過器によって
濾過される。
【0017】前記食品搬送用容器洗浄システムによれ
ば、プレフィルターにより0.3μmよりも大きいゴ
ミ、砂等を除去する粗濾過を行ったあとの廃水が濾過器
により濾過されるので、ゴミ、砂等で濾過器の中空糸膜
が目詰まりとなるのを低減でき、濾過器の寿命を延長で
きる。
ば、プレフィルターにより0.3μmよりも大きいゴ
ミ、砂等を除去する粗濾過を行ったあとの廃水が濾過器
により濾過されるので、ゴミ、砂等で濾過器の中空糸膜
が目詰まりとなるのを低減でき、濾過器の寿命を延長で
きる。
【0018】前記目的を達成するために、本発明に係る
洗浄システムの廃水利用方法は、食品搬送用容器の洗浄
により発生する廃水を回収し、この廃水を分離特性が
1.0μm以下の中空糸膜で濾過し、この濾過液を洗浄
に再利用する。
洗浄システムの廃水利用方法は、食品搬送用容器の洗浄
により発生する廃水を回収し、この廃水を分離特性が
1.0μm以下の中空糸膜で濾過し、この濾過液を洗浄
に再利用する。
【0019】前記洗浄システムの廃水利用方法によれ
ば、洗浄で発生する廃水が、中空糸膜による濾過で少な
くとも1.0μmを越える大きさの懸濁物等が除去され
た濾過液となって洗浄に再利用されるので、洗浄水を有
効利用できる。
ば、洗浄で発生する廃水が、中空糸膜による濾過で少な
くとも1.0μmを越える大きさの懸濁物等が除去され
た濾過液となって洗浄に再利用されるので、洗浄水を有
効利用できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態である
食品搬送用容器洗浄システムの概略の構成を示す概念図
である。この洗浄システムは、食品工場、コンビニエン
スストア等で使用される食品搬送用容器Mを洗浄するの
に使用するものであり、洗浄対象である容器Mを搬送す
る第1の搬送装置1と第2の搬送装置2とが、これらの
順で図1における右側から左側へ縦列に並べて配置され
ている。容器Mは、例えば合成樹脂製で、上部が開口し
た四角形の箱型を呈し、側壁と底壁は、多数のリブRを
縦横に設けた網目状になっている。前記両搬送装置1,
2は、駆動スプロケット3と従動スプロケット4とに容
器Mを搬送する搬送チェーン5をエンドレスに掛回した
構造となっており、容器Mはチェーン5の上に乗って、
第1の搬送装置1の右端から第2の搬送装置2の左端へ
と矢印Pで示す方向に搬送される。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態である
食品搬送用容器洗浄システムの概略の構成を示す概念図
である。この洗浄システムは、食品工場、コンビニエン
スストア等で使用される食品搬送用容器Mを洗浄するの
に使用するものであり、洗浄対象である容器Mを搬送す
る第1の搬送装置1と第2の搬送装置2とが、これらの
順で図1における右側から左側へ縦列に並べて配置され
ている。容器Mは、例えば合成樹脂製で、上部が開口し
た四角形の箱型を呈し、側壁と底壁は、多数のリブRを
縦横に設けた網目状になっている。前記両搬送装置1,
2は、駆動スプロケット3と従動スプロケット4とに容
器Mを搬送する搬送チェーン5をエンドレスに掛回した
構造となっており、容器Mはチェーン5の上に乗って、
第1の搬送装置1の右端から第2の搬送装置2の左端へ
と矢印Pで示す方向に搬送される。
【0021】前記第1の搬送装置1における始端側であ
る右端寄りの位置の上方と、これに対向する搬送面の下
方とには、洗浄機である第1の洗剤液噴射用シャワー器
6が配置されている。また、前記搬送装置1の下方の前
記シャワー器6と対向する位置には、前記シャワー器6
に供給する一定濃度の洗剤液Aを貯留する洗剤液槽9が
配置されている。この洗剤液槽9は、前記シャワー器6
から噴射される洗剤液Aで容器Mの洗浄が行われた後
に、洗浄廃水となる洗剤液Aを回収する廃水集合槽も兼
ねている。その洗剤液槽9の上部開口には、回収される
洗浄廃水から粗ゴミ等を除去するストレーナ12が設け
られている。このストレーナ12は、例えば網目の大き
さを2×2mmとしたメッシュシートからなる。さら
に、前記洗剤液槽9の上部開口の周囲には、開口周辺に
流下する洗浄廃水を洗剤液槽9内に集合させる廃水ガイ
ド部材13が設けられている。
る右端寄りの位置の上方と、これに対向する搬送面の下
方とには、洗浄機である第1の洗剤液噴射用シャワー器
6が配置されている。また、前記搬送装置1の下方の前
記シャワー器6と対向する位置には、前記シャワー器6
に供給する一定濃度の洗剤液Aを貯留する洗剤液槽9が
配置されている。この洗剤液槽9は、前記シャワー器6
から噴射される洗剤液Aで容器Mの洗浄が行われた後
に、洗浄廃水となる洗剤液Aを回収する廃水集合槽も兼
ねている。その洗剤液槽9の上部開口には、回収される
洗浄廃水から粗ゴミ等を除去するストレーナ12が設け
られている。このストレーナ12は、例えば網目の大き
さを2×2mmとしたメッシュシートからなる。さら
に、前記洗剤液槽9の上部開口の周囲には、開口周辺に
流下する洗浄廃水を洗剤液槽9内に集合させる廃水ガイ
ド部材13が設けられている。
【0022】前記洗剤液槽9の底部は、洗剤液の導出路
を形成する洗剤液導出管22を介して前記シャワー器6
に連通されており、この導出管22の途中にポンプ21
を介在させてある。前記洗剤液導出管22の上流端に
は、洗浄液槽9内に貯留された洗剤液Aから粗ゴミ等を
分離するフィルター23が取り付けられている。また、
前記洗剤液槽9には蒸気式加温器30が挿入されてお
り、この加温器30が、途中に電磁弁24を介在させた
蒸気供給分岐管25を介して蒸気供給源に接続され、蒸
気供給分岐管25を経て供給される蒸気により、前記洗
剤液槽9内の洗剤液Aを加温する。さらに、前記洗剤液
槽9には、槽内の洗剤液Aの温度を検知する温度センサ
26が設けられている。この温度センサ26の検知温度
を制御信号として、前記蒸気供給分岐管25の途中の電
磁弁24の開度が制御され、これにより洗剤液槽9内の
洗剤液Aが一定温度(例えば80℃)に維持される。
を形成する洗剤液導出管22を介して前記シャワー器6
に連通されており、この導出管22の途中にポンプ21
を介在させてある。前記洗剤液導出管22の上流端に
は、洗浄液槽9内に貯留された洗剤液Aから粗ゴミ等を
分離するフィルター23が取り付けられている。また、
前記洗剤液槽9には蒸気式加温器30が挿入されてお
り、この加温器30が、途中に電磁弁24を介在させた
蒸気供給分岐管25を介して蒸気供給源に接続され、蒸
気供給分岐管25を経て供給される蒸気により、前記洗
剤液槽9内の洗剤液Aを加温する。さらに、前記洗剤液
槽9には、槽内の洗剤液Aの温度を検知する温度センサ
26が設けられている。この温度センサ26の検知温度
を制御信号として、前記蒸気供給分岐管25の途中の電
磁弁24の開度が制御され、これにより洗剤液槽9内の
洗剤液Aが一定温度(例えば80℃)に維持される。
【0023】また、前記洗剤液槽9は、途中に手動の開
閉弁27を介在させた給水分岐管28を介して上水供給
源に連通させてある。洗剤液槽9の洗剤液Aは、容器M
の洗浄に繰り返し再使用されるにつれて減少するが、前
記給水分岐管28を経て適宜、上水を洗剤液槽9に供給
することにより、洗剤液Aの減少した水分が補給され
る。なお、洗剤液Aの洗剤減少分は、図示しない洗剤槽
から適宜、補給される。これにより、洗剤液槽9内の洗
剤液Aが常に一定濃度に維持される。前記シャワー器
6、洗剤液槽9、洗剤液導出管22等により第1の洗浄
工程S1が構成される。
閉弁27を介在させた給水分岐管28を介して上水供給
源に連通させてある。洗剤液槽9の洗剤液Aは、容器M
の洗浄に繰り返し再使用されるにつれて減少するが、前
記給水分岐管28を経て適宜、上水を洗剤液槽9に供給
することにより、洗剤液Aの減少した水分が補給され
る。なお、洗剤液Aの洗剤減少分は、図示しない洗剤槽
から適宜、補給される。これにより、洗剤液槽9内の洗
剤液Aが常に一定濃度に維持される。前記シャワー器
6、洗剤液槽9、洗剤液導出管22等により第1の洗浄
工程S1が構成される。
【0024】前記第1の搬送装置1の中間位置には第2
の洗浄工程S2が設けられる。この第2の洗浄工程S2
は、前記第1の洗浄工程S1の構成とほぼ同様であるの
で、その詳しい説明を省略する。
の洗浄工程S2が設けられる。この第2の洗浄工程S2
は、前記第1の洗浄工程S1の構成とほぼ同様であるの
で、その詳しい説明を省略する。
【0025】前記第1の搬送装置1の終端側である左端
寄りの位置には、すすぎ工程S3が設けられる。すなわ
ち、前記第1の搬送装置1における左端寄りの位置の上
方と、これに対向する搬送面の下方とには、洗浄機であ
るすすぎ水噴射用シャワー器8が配置されている。ま
た、前記搬送装置1の下方の前記シャワー器8と対向す
る位置には、前記シャワー器8に供給するすすぎ水Bを
貯留する水槽11が配置されている。この水槽11は、
前記シャワー器8から噴射されるすすぎ水Bで容器Mの
すすぎ仕上げが行われた後に、廃水となるすすぎ水Bを
回収する廃水集合槽も兼ねている。
寄りの位置には、すすぎ工程S3が設けられる。すなわ
ち、前記第1の搬送装置1における左端寄りの位置の上
方と、これに対向する搬送面の下方とには、洗浄機であ
るすすぎ水噴射用シャワー器8が配置されている。ま
た、前記搬送装置1の下方の前記シャワー器8と対向す
る位置には、前記シャワー器8に供給するすすぎ水Bを
貯留する水槽11が配置されている。この水槽11は、
前記シャワー器8から噴射されるすすぎ水Bで容器Mの
すすぎ仕上げが行われた後に、廃水となるすすぎ水Bを
回収する廃水集合槽も兼ねている。
【0026】前記水槽11の底部は、すすぎ水の導出路
を形成するすすぎ水導出管50を介して前記シャワー器
8に連通されており、この導出管50の途中にポンプ4
8および電磁弁49を介在させてある。前記水槽11内
に臨む前記すすぎ水導出管50の上流端には、水槽10
内に貯留されたすすぎ水Bから粗ゴミや砂等を分離する
フィルター51が取り付けられていて、粗ゴミや砂等に
よりポンプ48等に機械的なトラブルが生じないように
されている。
を形成するすすぎ水導出管50を介して前記シャワー器
8に連通されており、この導出管50の途中にポンプ4
8および電磁弁49を介在させてある。前記水槽11内
に臨む前記すすぎ水導出管50の上流端には、水槽10
内に貯留されたすすぎ水Bから粗ゴミや砂等を分離する
フィルター51が取り付けられていて、粗ゴミや砂等に
よりポンプ48等に機械的なトラブルが生じないように
されている。
【0027】また、前記水槽11には蒸気式加温器31
が挿入されており、この加温器31が、途中に電磁弁5
2を介在させた蒸気供給分岐管53を介して蒸気供給源
に接続され、蒸気供給分岐管53を経て供給される蒸気
により、前記水槽11内のすすぎ水Bを加温する。さら
に、前記水槽11には、槽内のすすぎ水Bの温度を検知
する温度センサ54が設けられており、この温度センサ
54の検知温度を制御信号として、前記蒸気供給分岐管
53の途中の電磁弁52の開度が制御され、これにより
水槽11内のすすぎ水Bが一定温度(例えば80℃)に
維持される。
が挿入されており、この加温器31が、途中に電磁弁5
2を介在させた蒸気供給分岐管53を介して蒸気供給源
に接続され、蒸気供給分岐管53を経て供給される蒸気
により、前記水槽11内のすすぎ水Bを加温する。さら
に、前記水槽11には、槽内のすすぎ水Bの温度を検知
する温度センサ54が設けられており、この温度センサ
54の検知温度を制御信号として、前記蒸気供給分岐管
53の途中の電磁弁52の開度が制御され、これにより
水槽11内のすすぎ水Bが一定温度(例えば80℃)に
維持される。
【0028】また、前記水槽11の底部は、廃水の導出
路を形成する廃水導出管57を介して、内圧クロスフロ
ー濾過方式の濾過器58の一次側に連通されており、こ
の導出管57の途中にポンプ55、プレフィルター56
を上流側よりこれらの順序で介在させてある。前記プレ
フィルター56は、前記濾過器58による濾過の前処理
として、廃水導出管57に導出されるすすぎ廃水(すす
ぎ水B)から比較的粒度の大きいゴミ、砂などを分離除
去するためのフィルターであり、その分離特性は0.3
μmよりも大きいものが好ましい。粗ゴミ・砂等の分離
除去に用いる前記プレフィルター56としては、例えば
糸巻きフィルター、サンドセパレータ、ペーパーフィル
ター、砂濾過、加圧浮上、沈降分離等を単独で利用して
も良く、あるいはこれらを組み合わせて利用しても良
い。なお、ここでいう分離特性とは、90%除去できる
粒子の大きさを示す。
路を形成する廃水導出管57を介して、内圧クロスフロ
ー濾過方式の濾過器58の一次側に連通されており、こ
の導出管57の途中にポンプ55、プレフィルター56
を上流側よりこれらの順序で介在させてある。前記プレ
フィルター56は、前記濾過器58による濾過の前処理
として、廃水導出管57に導出されるすすぎ廃水(すす
ぎ水B)から比較的粒度の大きいゴミ、砂などを分離除
去するためのフィルターであり、その分離特性は0.3
μmよりも大きいものが好ましい。粗ゴミ・砂等の分離
除去に用いる前記プレフィルター56としては、例えば
糸巻きフィルター、サンドセパレータ、ペーパーフィル
ター、砂濾過、加圧浮上、沈降分離等を単独で利用して
も良く、あるいはこれらを組み合わせて利用しても良
い。なお、ここでいう分離特性とは、90%除去できる
粒子の大きさを示す。
【0029】前記濾過器58は、前記すすぎ廃水(すす
ぎ水B)を分離特性が1.0μm以下の中空糸膜で濾過
するものである。通常、濾過器の分離膜の形状には、平
膜、管状膜および中空糸膜が存在するが、ここでは中空
糸膜が用いられる。中空糸膜は、単一膜面積あたりの設
置スペースが小さく、クロスフロー濾過方式での循環エ
ネルギーが小さい等の特徴を有するので、設置スペース
が十分取れない場所に濾過器58を設置する場合に、特
に有利である。なお、中空糸膜としては、外径が0.3
〜4mmφの範囲、内径が0.2〜3mmφの範囲のも
のが好適である。また、中空糸膜の材質には特に制限は
なく、例えばポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコ
ール、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、テフロン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル
等や、これらを変成あるいは複合した膜を用いることが
できる。
ぎ水B)を分離特性が1.0μm以下の中空糸膜で濾過
するものである。通常、濾過器の分離膜の形状には、平
膜、管状膜および中空糸膜が存在するが、ここでは中空
糸膜が用いられる。中空糸膜は、単一膜面積あたりの設
置スペースが小さく、クロスフロー濾過方式での循環エ
ネルギーが小さい等の特徴を有するので、設置スペース
が十分取れない場所に濾過器58を設置する場合に、特
に有利である。なお、中空糸膜としては、外径が0.3
〜4mmφの範囲、内径が0.2〜3mmφの範囲のも
のが好適である。また、中空糸膜の材質には特に制限は
なく、例えばポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコ
ール、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、テフロン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル
等や、これらを変成あるいは複合した膜を用いることが
できる。
【0030】一般的に圧力を駆動力とする濾過器の分離
膜には、分子オーダーの物質まで分離できる逆浸透膜
(分離特性0.003μm以下)と、水に溶解している
高分子オーダーの物質まで分離できる限外濾過膜(分離
特性0.003〜0.02μm)と、濁度成分を除去で
きる精密濾過膜(分離特性0.02〜1μm)の3種類
が知られている。先述した洗浄廃水やすすぎ廃水には、
油脂類、界面活性剤、砂・泥、その他のゴミ等が含まれ
るが、界面活性剤を除くこれらの粒子の大きさは0.5
μm以上が主体となっている。このような観点から、こ
こでは、中空糸膜として、分離特性が1.0μm以下の
限外濾過膜が用いられる。これにより、油脂類、砂、
泥、その他のゴミを除去することができる。なお、処理
水質と濾過流量とのバランスを考えると、0.1μm以
下の分離特性を持つ中空糸膜が好ましく、0.02μm
以下の分離特性を持つ中空糸膜がより好ましい。また、
例えば、精密濾過膜および逆浸透膜といったいくつかの
種類の膜を組み合わせて、除去する物質に応じて段階的
に処理することも可能である。
膜には、分子オーダーの物質まで分離できる逆浸透膜
(分離特性0.003μm以下)と、水に溶解している
高分子オーダーの物質まで分離できる限外濾過膜(分離
特性0.003〜0.02μm)と、濁度成分を除去で
きる精密濾過膜(分離特性0.02〜1μm)の3種類
が知られている。先述した洗浄廃水やすすぎ廃水には、
油脂類、界面活性剤、砂・泥、その他のゴミ等が含まれ
るが、界面活性剤を除くこれらの粒子の大きさは0.5
μm以上が主体となっている。このような観点から、こ
こでは、中空糸膜として、分離特性が1.0μm以下の
限外濾過膜が用いられる。これにより、油脂類、砂、
泥、その他のゴミを除去することができる。なお、処理
水質と濾過流量とのバランスを考えると、0.1μm以
下の分離特性を持つ中空糸膜が好ましく、0.02μm
以下の分離特性を持つ中空糸膜がより好ましい。また、
例えば、精密濾過膜および逆浸透膜といったいくつかの
種類の膜を組み合わせて、除去する物質に応じて段階的
に処理することも可能である。
【0031】ところで、中空糸膜による濾過方法には、
中空糸膜の外表面側から内表面側に濾過する外圧濾過方
法と、逆に中空糸膜の内表面側から外表面側に濾過する
内圧濾過方法とがある。また、液を流す方法としては、
膜表面に対して液を垂直に流すデッド・エンド式濾過
と、膜表面に対して液を平行に流すクロスフロー式濾過
とがあり、いずれの方法を用いることも可能である。こ
の洗浄システムでは、先述した洗浄廃水やすすぎ廃水に
油脂類等の比較的に粘着性の高い物質が含まれているこ
とから、中空糸膜による濾過方法として、高い濾過速度
と液性の変動とに対して適応力の高い内圧クロスフロー
濾過方式が用いられる。できれば、中空糸膜として分離
特性0.02μm以下の限外濾過膜を用い、中空糸膜に
よる濾過を内圧クロスフロー濾過方式とする組み合わせ
が、より好ましい。
中空糸膜の外表面側から内表面側に濾過する外圧濾過方
法と、逆に中空糸膜の内表面側から外表面側に濾過する
内圧濾過方法とがある。また、液を流す方法としては、
膜表面に対して液を垂直に流すデッド・エンド式濾過
と、膜表面に対して液を平行に流すクロスフロー式濾過
とがあり、いずれの方法を用いることも可能である。こ
の洗浄システムでは、先述した洗浄廃水やすすぎ廃水に
油脂類等の比較的に粘着性の高い物質が含まれているこ
とから、中空糸膜による濾過方法として、高い濾過速度
と液性の変動とに対して適応力の高い内圧クロスフロー
濾過方式が用いられる。できれば、中空糸膜として分離
特性0.02μm以下の限外濾過膜を用い、中空糸膜に
よる濾過を内圧クロスフロー濾過方式とする組み合わせ
が、より好ましい。
【0032】先述した洗浄廃水やすすぎ廃水に含まれる
界面活性剤の成分は低分子量物質であるため、分離特性
が1.0μm以下の中空糸膜で廃水を濾過した場合、膜
を透過した濾過液に界面活性剤の成分が残留してしまう
ことがある。もともと、界面活性剤の成分の含有量は少
ないので、この濾過液を再利用したときの影響はほとん
ど無視できるが、すすぎ水Bの水質をさらにきれいにす
るために、この洗浄システムでは、前記濾過器58の二
次側の導出路、すなわち濾過液を前記シャワー器8に供
給する供給路を形成する濾過液供給管66に、活性炭処
理器63、紫外線殺菌器64および電磁弁65を、上流
側よりこれらの順序で介在させている。前記活性炭処理
器63は、前記濾過器58で濾過された濾過液を活性炭
処理するものである。この活性炭処理により、濾過液に
含まれる界面活性剤を吸着除去できる。なお、活性炭に
は、粉末、粒状、繊維状など種々のものがあるが、使用
条件、流量により、その種類を適宜選択することができ
る。
界面活性剤の成分は低分子量物質であるため、分離特性
が1.0μm以下の中空糸膜で廃水を濾過した場合、膜
を透過した濾過液に界面活性剤の成分が残留してしまう
ことがある。もともと、界面活性剤の成分の含有量は少
ないので、この濾過液を再利用したときの影響はほとん
ど無視できるが、すすぎ水Bの水質をさらにきれいにす
るために、この洗浄システムでは、前記濾過器58の二
次側の導出路、すなわち濾過液を前記シャワー器8に供
給する供給路を形成する濾過液供給管66に、活性炭処
理器63、紫外線殺菌器64および電磁弁65を、上流
側よりこれらの順序で介在させている。前記活性炭処理
器63は、前記濾過器58で濾過された濾過液を活性炭
処理するものである。この活性炭処理により、濾過液に
含まれる界面活性剤を吸着除去できる。なお、活性炭に
は、粉末、粒状、繊維状など種々のものがあるが、使用
条件、流量により、その種類を適宜選択することができ
る。
【0033】前記紫外線殺菌器64は、前記濾過器58
で濾過された濾過液を紫外線殺菌するものである。通
常、中空糸膜による濾過では、雑菌等のバクテリアを除
去できるが、そのようなバクテリアが濾過器58を濾過
した濾過液に含まれることがあっても、前記紫外線殺菌
によりバクテリアを完全に殺菌できる。
で濾過された濾過液を紫外線殺菌するものである。通
常、中空糸膜による濾過では、雑菌等のバクテリアを除
去できるが、そのようなバクテリアが濾過器58を濾過
した濾過液に含まれることがあっても、前記紫外線殺菌
によりバクテリアを完全に殺菌できる。
【0034】前記濾過器58は、ここでは図2に示すよ
うに、多数の中空糸膜を軸方向(図2の上下方向)に並
べた内筒67の周囲を外筒68で包囲してなる濾過器本
体69を2本並列に接続して構成される。前記両濾過器
本体69の中筒67の流入口67aが濾過器69の一次
側となり、この一次側と前記プレフィルター56との間
には循環ポンプ70が設けられている。また、前記両濾
過器本体69の内筒67の流出口67bは、循環路管7
1を介して前記廃水導出管57におけるプレフィルター
56より下流側に接続されている。これにより、前記プ
レフィルター56を経て導出される廃水(すすぎ水B)
は、循環ポンプ70により2台の濾過器本体69の内筒
67内および循環路管71を循環し、その間に内筒67
である中空糸膜でゴミ等と分離された濾過液が、内筒6
7と外筒68の間の空間に導出される。さらに、前記両
濾過器本体69の内筒67の流入口67aは、途中に電
磁弁72を介在させたドレン配管73にも接続されてい
る。
うに、多数の中空糸膜を軸方向(図2の上下方向)に並
べた内筒67の周囲を外筒68で包囲してなる濾過器本
体69を2本並列に接続して構成される。前記両濾過器
本体69の中筒67の流入口67aが濾過器69の一次
側となり、この一次側と前記プレフィルター56との間
には循環ポンプ70が設けられている。また、前記両濾
過器本体69の内筒67の流出口67bは、循環路管7
1を介して前記廃水導出管57におけるプレフィルター
56より下流側に接続されている。これにより、前記プ
レフィルター56を経て導出される廃水(すすぎ水B)
は、循環ポンプ70により2台の濾過器本体69の内筒
67内および循環路管71を循環し、その間に内筒67
である中空糸膜でゴミ等と分離された濾過液が、内筒6
7と外筒68の間の空間に導出される。さらに、前記両
濾過器本体69の内筒67の流入口67aは、途中に電
磁弁72を介在させたドレン配管73にも接続されてい
る。
【0035】前記した内圧クロスフロー濾過方式による
濾過器58の好ましい運転条件は、循環線速が0.2〜
4m/sec、より好ましくは1〜2.5m/secの
範囲であり、濾過圧力が0.2〜3kg/cm2 、さら
に好ましくは0.5〜1.5kg/cm2 の範囲であ
る。これらの運転条件は、廃水の液性に応じて適宜設定
することができる。
濾過器58の好ましい運転条件は、循環線速が0.2〜
4m/sec、より好ましくは1〜2.5m/secの
範囲であり、濾過圧力が0.2〜3kg/cm2 、さら
に好ましくは0.5〜1.5kg/cm2 の範囲であ
る。これらの運転条件は、廃水の液性に応じて適宜設定
することができる。
【0036】前記両濾過器本体69の外筒68に設けら
れた一つの流出口68aは、前記濾過液供給管66に接
続されている。この濾過液供給管66の前記活性炭処理
器63より上流側には、電磁弁78が介在させてある。
また、前記濾過液供給管66の前記電磁弁78より上流
側は、途中に逆止弁79および電磁弁80を介在させた
給気管81を介して逆洗用の圧縮空気源に連通させてあ
る。さらに、前記両濾過器本体69の外筒68に設けら
れた他の一つの流出口68bは、途中に手動弁82を介
在させた配管83を介して、前記ドレン配管73の電磁
弁72より下流側に接続されている。
れた一つの流出口68aは、前記濾過液供給管66に接
続されている。この濾過液供給管66の前記活性炭処理
器63より上流側には、電磁弁78が介在させてある。
また、前記濾過液供給管66の前記電磁弁78より上流
側は、途中に逆止弁79および電磁弁80を介在させた
給気管81を介して逆洗用の圧縮空気源に連通させてあ
る。さらに、前記両濾過器本体69の外筒68に設けら
れた他の一つの流出口68bは、途中に手動弁82を介
在させた配管83を介して、前記ドレン配管73の電磁
弁72より下流側に接続されている。
【0037】また、図1に示した水槽11の上部は、前
記給水分岐管43、およびこの給水分岐管43からさら
に分岐し途中に手動弁84を介在させた給水分岐管85
を介して上水供給源に連通されている。前記給水分岐管
85の水槽11内に臨む下流端には、水槽11内のすす
ぎ水Bの水位に応じて開閉するボールタップ86が設け
られている。これにより、水槽11内のすすぎ水Bが、
使用に伴い一定水位以下に減少すると、自動的に上水供
給源から給水分岐管43,85を経て上水が水槽11内
に補給される。
記給水分岐管43、およびこの給水分岐管43からさら
に分岐し途中に手動弁84を介在させた給水分岐管85
を介して上水供給源に連通されている。前記給水分岐管
85の水槽11内に臨む下流端には、水槽11内のすす
ぎ水Bの水位に応じて開閉するボールタップ86が設け
られている。これにより、水槽11内のすすぎ水Bが、
使用に伴い一定水位以下に減少すると、自動的に上水供
給源から給水分岐管43,85を経て上水が水槽11内
に補給される。
【0038】なお、前記濾過器56、活性炭処理器6
3、紫外線殺菌器64を経て処理された濾過液からは、
雑菌等のバクテリアを除去できるが、この濾過液がすす
ぎ水Bとして使用された後、長期間にわたり水槽11に
滞留すると、空気中より雑菌が混入して繁殖する可能性
があり、雑菌の発生により腐敗臭が発生しやすくなるの
で、これを避けるために、水槽11内に紫外線殺菌器を
設けて雑菌の繁殖を抑えるようにしても良い。
3、紫外線殺菌器64を経て処理された濾過液からは、
雑菌等のバクテリアを除去できるが、この濾過液がすす
ぎ水Bとして使用された後、長期間にわたり水槽11に
滞留すると、空気中より雑菌が混入して繁殖する可能性
があり、雑菌の発生により腐敗臭が発生しやすくなるの
で、これを避けるために、水槽11内に紫外線殺菌器を
設けて雑菌の繁殖を抑えるようにしても良い。
【0039】第2の搬送装置2の途中には第1および第
2の乾燥工程S4,S5が設けられる。第1の乾燥工程
S4は、前記すすぎ仕上げ工程S3によりすすぎ仕上げ
を終え、第1の搬送装置1から第2の搬送装置2に乗り
移って搬送されてくる容器Mを乾燥処理するためのもの
であって、搬送装置2の上方や搬送面の下方等に、容器
Mに空気を吹き付けるエア噴射ノズル91が設けられて
いる。これらのエア噴射ノズル91には、途中にフィル
ター92、ブロワ93を介在させた給気管94が接続さ
れている。これにより、搬送装置2で搬送されてくるす
すぎ仕上げ済みの容器Mに付着した水滴が、エア噴射ノ
ズル91から噴射される空気により吹き飛ばされて、容
器Mの乾燥処理が行われる。次段の第2の乾燥工程S5
も、第1の乾燥工程S4と同様の構成である。
2の乾燥工程S4,S5が設けられる。第1の乾燥工程
S4は、前記すすぎ仕上げ工程S3によりすすぎ仕上げ
を終え、第1の搬送装置1から第2の搬送装置2に乗り
移って搬送されてくる容器Mを乾燥処理するためのもの
であって、搬送装置2の上方や搬送面の下方等に、容器
Mに空気を吹き付けるエア噴射ノズル91が設けられて
いる。これらのエア噴射ノズル91には、途中にフィル
ター92、ブロワ93を介在させた給気管94が接続さ
れている。これにより、搬送装置2で搬送されてくるす
すぎ仕上げ済みの容器Mに付着した水滴が、エア噴射ノ
ズル91から噴射される空気により吹き飛ばされて、容
器Mの乾燥処理が行われる。次段の第2の乾燥工程S5
も、第1の乾燥工程S4と同様の構成である。
【0040】前記第2の搬送装置2の下方には、第1,
第2の乾燥工程S4,S5で容器Mから吹き飛ばされた
水を回収する水回収部99が配置されている。
第2の乾燥工程S4,S5で容器Mから吹き飛ばされた
水を回収する水回収部99が配置されている。
【0041】次に、前記食品搬送用容器洗浄システムの
動作を説明する。第1の搬送装置1により、その右側の
始端から搬送されてくる容器Mが、第1の洗浄工程S1
にさしかかると、ポンプ21により洗剤液槽9から導出
された洗剤液Aが洗剤液導出管22を経てシャワー器6
に供給され、シャワー器6から噴射される洗剤液Aによ
って容器Mが洗浄される。
動作を説明する。第1の搬送装置1により、その右側の
始端から搬送されてくる容器Mが、第1の洗浄工程S1
にさしかかると、ポンプ21により洗剤液槽9から導出
された洗剤液Aが洗剤液導出管22を経てシャワー器6
に供給され、シャワー器6から噴射される洗剤液Aによ
って容器Mが洗浄される。
【0042】容器Mの洗浄に使用された洗剤液Aは、廃
水となって洗剤液槽9に回収される。このとき、洗剤液
槽9の上部開口に設けられたストレーナ12が前記廃水
から粗ゴミ等を分離するので、洗剤液槽9に回収された
廃水を洗剤液Aとして再利用できる。洗剤液Aの再利用
を繰り返すにつれて、洗剤液Aが減少した場合には、給
水分岐管28の開閉弁27を開いて、上水供給源から上
水を補給するとともに、図示しない洗剤槽から洗剤を補
給することにより、一定濃度の洗剤液Aを洗剤液槽9に
定量維持できる。
水となって洗剤液槽9に回収される。このとき、洗剤液
槽9の上部開口に設けられたストレーナ12が前記廃水
から粗ゴミ等を分離するので、洗剤液槽9に回収された
廃水を洗剤液Aとして再利用できる。洗剤液Aの再利用
を繰り返すにつれて、洗剤液Aが減少した場合には、給
水分岐管28の開閉弁27を開いて、上水供給源から上
水を補給するとともに、図示しない洗剤槽から洗剤を補
給することにより、一定濃度の洗剤液Aを洗剤液槽9に
定量維持できる。
【0043】第1の洗浄工程S1で1次洗浄された容器
Mは、第1の搬送装置1によってさらに第2の洗浄工程
S2に搬送され、ここでも同様にして容器Mの2次洗浄
が行われる。
Mは、第1の搬送装置1によってさらに第2の洗浄工程
S2に搬送され、ここでも同様にして容器Mの2次洗浄
が行われる。
【0044】第2の洗浄工程S2で2次洗浄された容器
Mは、第1の搬送装置1によってさらに次のすすぎ仕上
げ工程S3に搬送され、すすぎ仕上げが行われる。すな
わち、この工程S3では、水槽11に溜められたすすぎ
水Bが、ポンプ48によって導出され、導出されたすす
ぎ水Bはすすぎ水導出管50を経てシャワー器8に供給
され、このシャワー器8から噴射されるすすぎ水Bによ
り洗浄済みの容器Mがすすぎ仕上げされる。なお、すす
ぎ仕上げに使用されるすすぎ水Bは、蒸気により一定温
度(例えば80℃)に加温されているので、すすぎ仕上
げをより効率よく行うことができる。すすぎ仕上げに使
用されたすすぎ水Bは、すすぎ廃水となって水槽11に
回収される。
Mは、第1の搬送装置1によってさらに次のすすぎ仕上
げ工程S3に搬送され、すすぎ仕上げが行われる。すな
わち、この工程S3では、水槽11に溜められたすすぎ
水Bが、ポンプ48によって導出され、導出されたすす
ぎ水Bはすすぎ水導出管50を経てシャワー器8に供給
され、このシャワー器8から噴射されるすすぎ水Bによ
り洗浄済みの容器Mがすすぎ仕上げされる。なお、すす
ぎ仕上げに使用されるすすぎ水Bは、蒸気により一定温
度(例えば80℃)に加温されているので、すすぎ仕上
げをより効率よく行うことができる。すすぎ仕上げに使
用されたすすぎ水Bは、すすぎ廃水となって水槽11に
回収される。
【0045】なお、回収されたすすぎ廃水を繰り返しす
すぎ水Bとして再利用していると、水槽11に溜まった
すすぎ水Bが次第に汚れてくる。そこで、例えば予め設
定された一定の使用時間が経過すると、電磁弁49,6
5の開閉を切り換えることにより、すすぎ水導出管50
からのすすぎ水Bの導出を停止し、濾過器58が途中に
介在する廃水導出管57からすすぎ水Bを導出してシャ
ワー器8に供給する。このとき、導出されるすすぎ水B
は、プレフィルター56で粗ゴミや砂等を分離除去され
た後に、さらに濾過器58で0.02μmを越える大き
さ(粒子径)のごみや油などの不純物を除去される。こ
のようにして、濾過器58で濾過された濾過液は、活性
炭処理器63で活性炭処理され、さらに紫外線殺菌器6
4で紫外線殺菌される。このように、活性炭処理および
紫外線処理された濾過液がすすぎ水Bとしてシャワー器
8に供給されるので、汚染されないすすぎ水Bで容器M
をより効果的にすすぎ仕上げすることができる。
すぎ水Bとして再利用していると、水槽11に溜まった
すすぎ水Bが次第に汚れてくる。そこで、例えば予め設
定された一定の使用時間が経過すると、電磁弁49,6
5の開閉を切り換えることにより、すすぎ水導出管50
からのすすぎ水Bの導出を停止し、濾過器58が途中に
介在する廃水導出管57からすすぎ水Bを導出してシャ
ワー器8に供給する。このとき、導出されるすすぎ水B
は、プレフィルター56で粗ゴミや砂等を分離除去され
た後に、さらに濾過器58で0.02μmを越える大き
さ(粒子径)のごみや油などの不純物を除去される。こ
のようにして、濾過器58で濾過された濾過液は、活性
炭処理器63で活性炭処理され、さらに紫外線殺菌器6
4で紫外線殺菌される。このように、活性炭処理および
紫外線処理された濾過液がすすぎ水Bとしてシャワー器
8に供給されるので、汚染されないすすぎ水Bで容器M
をより効果的にすすぎ仕上げすることができる。
【0046】中空糸膜で処理された濾過液は、油脂類、
ゴミ、砂等の不純物がほぼ100%除去でき、臭いの原
因であるバクテリアも除去できるので、すすぎ水Bとし
て再利用できる。しかも、薬品を添加しない方法である
ため、薬品に由来する不純物による2次汚染の心配や人
体への影響はない。また、物理的濾過方式であるため、
廃棄物が少なくてすみ、水の回収率を通常90%以上
に、場合によっては99%以上に高くすることができ
る。その結果、バクテリア等の雑菌による腐敗臭の発
生、洗浄機(シャワー器8)の錆の発生、リサイクル水
の水質の低下、メンテナンスの煩雑さ等を解決できる。
ゴミ、砂等の不純物がほぼ100%除去でき、臭いの原
因であるバクテリアも除去できるので、すすぎ水Bとし
て再利用できる。しかも、薬品を添加しない方法である
ため、薬品に由来する不純物による2次汚染の心配や人
体への影響はない。また、物理的濾過方式であるため、
廃棄物が少なくてすみ、水の回収率を通常90%以上
に、場合によっては99%以上に高くすることができ
る。その結果、バクテリア等の雑菌による腐敗臭の発
生、洗浄機(シャワー器8)の錆の発生、リサイクル水
の水質の低下、メンテナンスの煩雑さ等を解決できる。
【0047】濾過器58の中空糸膜の再生処理は、ここ
では以下のようにして行われる。図2において、給気管
81の電磁弁80を開き、圧縮空気源から給気管81を
経て濾過器本体69の外筒68内へ圧縮空気を導入し
て、内筒67の中空糸膜を通過させることにより、膜に
付着した不純物を中空部内に排出させる。このような操
作を、一定時間毎、あるいは一定濾過量毎に繰り返す。
このような再生処理により、濾過器58の中空糸膜を長
期間継続して使用することができ、目詰まりなしで安定
した濾過水量を長期間にわたって得ることができる。
では以下のようにして行われる。図2において、給気管
81の電磁弁80を開き、圧縮空気源から給気管81を
経て濾過器本体69の外筒68内へ圧縮空気を導入し
て、内筒67の中空糸膜を通過させることにより、膜に
付着した不純物を中空部内に排出させる。このような操
作を、一定時間毎、あるいは一定濾過量毎に繰り返す。
このような再生処理により、濾過器58の中空糸膜を長
期間継続して使用することができ、目詰まりなしで安定
した濾過水量を長期間にわたって得ることができる。
【0048】中空糸膜の再生方法としては、前記ガス逆
洗のほか、例えば、濾過液を逆流させて洗浄する透過液
逆洗や、廃水側の膜内面に微細なエアを導入するバブリ
ング洗浄等の物理的な洗浄方法や、アルカリや酸で洗浄
する化学的な洗浄方法があり、これらの方法を単独で行
ったり、2種類以上の方法を組み合わせて行っても良
い。
洗のほか、例えば、濾過液を逆流させて洗浄する透過液
逆洗や、廃水側の膜内面に微細なエアを導入するバブリ
ング洗浄等の物理的な洗浄方法や、アルカリや酸で洗浄
する化学的な洗浄方法があり、これらの方法を単独で行
ったり、2種類以上の方法を組み合わせて行っても良
い。
【0049】前記中空糸膜の洗浄を行ったり、濾過器5
8の使用を停止するとき等の場合には、配管83の手動
弁82や、ドレン配管73の電磁弁72を開いて、濾過
器本体69における濾過液および濾過前の廃液を、図示
しない廃水ピットに排出させる。
8の使用を停止するとき等の場合には、配管83の手動
弁82や、ドレン配管73の電磁弁72を開いて、濾過
器本体69における濾過液および濾過前の廃液を、図示
しない廃水ピットに排出させる。
【0050】なお、すすぎ水Bの再使用を繰り返すこと
により、水槽11内の水位が所定レベル以下に低下する
と、図1のボールタップ86が作動して、上水供給源か
ら給水分岐管43,85を経て上水が水槽11内に補給
される。
により、水槽11内の水位が所定レベル以下に低下する
と、図1のボールタップ86が作動して、上水供給源か
ら給水分岐管43,85を経て上水が水槽11内に補給
される。
【0051】すすぎ仕上げを終えた容器Mは、さらに第
2の搬送装置2によって第1の乾燥工程S4に搬送さ
れ、ここで乾燥処理される。
2の搬送装置2によって第1の乾燥工程S4に搬送さ
れ、ここで乾燥処理される。
【0052】以下に、前記すすぎ仕上げ工程S3の実施
例を説明する。 〔実施例1〕図1のすすぎ仕上げ工程S3において、プ
レフィルター56として、50μmの糸巻きフィルター
を用い、濾過器58の中空糸膜として、分離特性0.0
05μmのポリスルホン製(株式会社クラレ製:UF−
6302)を用いた。また、濾過器58の濾過方法は内
圧クロスフロー方式とし、循環線速が1.5m/se
c、濾過圧力が1kg/cm2 の濾過条件で行った。活
性炭処理器63は省略した。
例を説明する。 〔実施例1〕図1のすすぎ仕上げ工程S3において、プ
レフィルター56として、50μmの糸巻きフィルター
を用い、濾過器58の中空糸膜として、分離特性0.0
05μmのポリスルホン製(株式会社クラレ製:UF−
6302)を用いた。また、濾過器58の濾過方法は内
圧クロスフロー方式とし、循環線速が1.5m/se
c、濾過圧力が1kg/cm2 の濾過条件で行った。活
性炭処理器63は省略した。
【0053】このようにして、すすぎ廃水を1000L
/m2 濾過した時点での濾過速度は150L/m2 ・h
rであり、濾過液は油脂類、砂、微生物等が完全に除去
されており、水道水と同じ濁度(1未満)を示した。
/m2 濾過した時点での濾過速度は150L/m2 ・h
rであり、濾過液は油脂類、砂、微生物等が完全に除去
されており、水道水と同じ濁度(1未満)を示した。
【0054】〔実施例2〕実施例1で得られた濾過液
を、粒状活性炭からなる活性炭処理器63(クラレケミ
カル製:クラレコールGW)を通過させて吸着処理を行
った。処理前後の液の全有機炭素をTOC計(株式会社
島津製作所製:TOC−500)で分析した結果、活性
炭素処理前が30mg/Lに対して、処理後が4mg/
Lであり、界面活性剤の成分が吸着除去されていた。
を、粒状活性炭からなる活性炭処理器63(クラレケミ
カル製:クラレコールGW)を通過させて吸着処理を行
った。処理前後の液の全有機炭素をTOC計(株式会社
島津製作所製:TOC−500)で分析した結果、活性
炭素処理前が30mg/Lに対して、処理後が4mg/
Lであり、界面活性剤の成分が吸着除去されていた。
【0055】なお、前記実施形態では、廃水の再生シス
テムとして、すすぎ仕上げに使用した後の廃水を、濾過
器58等の介在する経路に導出してすすぎ水に再生させ
る例を示したが、すすぎ仕上げ工程S3の場合と同様の
廃水再生システムを、洗浄工程S1,S2の洗浄廃水に
適用するようにしても良い。さらには、洗浄工程S1,
S2やすすぎ仕上げ工程S3からの廃水、さらには床清
掃などの雑廃水を合わせて回収し、この回収廃水を前記
した構成の廃水再生システムで上水として再生させるよ
うにしても良い。
テムとして、すすぎ仕上げに使用した後の廃水を、濾過
器58等の介在する経路に導出してすすぎ水に再生させ
る例を示したが、すすぎ仕上げ工程S3の場合と同様の
廃水再生システムを、洗浄工程S1,S2の洗浄廃水に
適用するようにしても良い。さらには、洗浄工程S1,
S2やすすぎ仕上げ工程S3からの廃水、さらには床清
掃などの雑廃水を合わせて回収し、この回収廃水を前記
した構成の廃水再生システムで上水として再生させるよ
うにしても良い。
【0056】また、前記実施形態では、洗浄工程S1,
S2やすすぎ仕上げ工程S3における洗浄機としてシャ
ワー器6,8を使用した例を示したが、浸漬型の洗浄機
で食品搬送用容器Mを洗浄するようにしても良い。
S2やすすぎ仕上げ工程S3における洗浄機としてシャ
ワー器6,8を使用した例を示したが、浸漬型の洗浄機
で食品搬送用容器Mを洗浄するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の洗浄システムに
よれば、洗浄機により食品搬送用容器を洗浄して発生し
た廃水が廃水集合槽で回収され、その回収された廃水
は、導出路により廃水集合槽から濾過器に送られ、濾過
器の中空糸膜で濾過されて、少なくとも1.0μmを越
える大きさの油脂類や懸濁物等が除去され、濾過された
濾過液が濾過液供給路を経て前記洗浄機に供給されるの
で、洗浄水は常に汚れのない状態に維持される。このた
め、バクテリア等の雑菌による腐敗臭の発生、洗浄機の
錆の発生、リサイクル水の水質の低下、メンテナンスの
煩雑さ等を解決できる。
よれば、洗浄機により食品搬送用容器を洗浄して発生し
た廃水が廃水集合槽で回収され、その回収された廃水
は、導出路により廃水集合槽から濾過器に送られ、濾過
器の中空糸膜で濾過されて、少なくとも1.0μmを越
える大きさの油脂類や懸濁物等が除去され、濾過された
濾過液が濾過液供給路を経て前記洗浄機に供給されるの
で、洗浄水は常に汚れのない状態に維持される。このた
め、バクテリア等の雑菌による腐敗臭の発生、洗浄機の
錆の発生、リサイクル水の水質の低下、メンテナンスの
煩雑さ等を解決できる。
【0058】また、本発明の廃水利用方法によれば、洗
浄で発生する廃水が、中空糸膜による濾過で少なくとも
1.0μmを越える大きさの懸濁物等が除去された濾過
液となって洗浄に再利用されるので、洗浄水を有効利用
できる。
浄で発生する廃水が、中空糸膜による濾過で少なくとも
1.0μmを越える大きさの懸濁物等が除去された濾過
液となって洗浄に再利用されるので、洗浄水を有効利用
できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る食品搬送用容器洗浄
システムを示す概略構成図である。
システムを示す概略構成図である。
【図2】同システムにおける濾過器を示す構成図であ
る。
る。
8…すすぎ水噴射用シャワー器(洗浄機)、11…水槽
(廃水集合槽)、56…プレフィルター、57…廃水導
出管(導出路)、58…濾過器、63…活性炭処理器、
64…紫外線殺菌器、66…濾過液供給管(供給路)、
M…食品搬送用容器、B…すすぎ水
(廃水集合槽)、56…プレフィルター、57…廃水導
出管(導出路)、58…濾過器、63…活性炭処理器、
64…紫外線殺菌器、66…濾過液供給管(供給路)、
M…食品搬送用容器、B…すすぎ水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 悟朗 大阪市北区梅田1丁目12番39号 株式会社 クラレ内 (72)発明者 井上 敬道 大阪市北区梅田1丁目12番39号 株式会社 クラレ内 Fターム(参考) 3B116 AA26 AB14 AB23 BB22 BB33 BB62 CC01 CD22 4D006 GA06 HA02 HA18 KA02 KA63 KA67 KA71 KB04 KB12 KB14 KB15 KC03 KC14 KD19 KE01Q KE05P KE07Q KE12P KE13P KE22Q KE24Q MA01 MA22 MA33 MC22 MC23 MC27 MC29 MC30 MC33 MC39 MC54 MC55 MC58 MC62 MC63 PA01 PB08 PB14 PB15 PB24 PC11 PC80 4D037 AA13 AB03 AB04 BA18 CA01 CA02 CA03
Claims (6)
- 【請求項1】 食品搬送用容器の洗浄機と、 前記洗浄機により発生する廃水を回収する廃水集合槽
と、 前記廃水を分離特性が1.0μm以下の中空糸膜で濾過
する濾過器と、 前記廃水集合槽から廃水を導出して前記濾過器に送る導
出路と、 前記濾過器により濾過された濾過液を前記洗浄機に供給
する濾過液供給路と、を備えた食品搬送用容器洗浄シス
テム。 - 【請求項2】 請求項1において、前記中空糸膜が分離
特性0.02μm以下の限外濾過膜であり、中空糸膜に
よる濾過が内圧クロスフロー濾過方式である食品搬送用
容器洗浄システム。 - 【請求項3】 請求項1または2において、さらに、中
空糸膜で濾過された濾過液を紫外線により殺菌する紫外
線殺菌器を備えた食品搬送用容器洗浄システム。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
さらに、前記中空糸膜で濾過された濾過液を活性炭処理
する活性炭処理器を備えた食品搬送用容器洗浄システ
ム。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
さらに、前記廃水集合槽から導出された廃水を、前記濾
過器に送られる前に粗濾過する、分離特性が0.3μm
よりも大きいプレフィルターを備えた食品搬送用容器洗
浄システム。 - 【請求項6】 食品搬送用容器の洗浄により発生する廃
水を回収し、この廃水を分離特性が1.0μm以下の中
空糸膜で濾過し、この濾過液を洗浄に再利用する食品搬
送用容器洗浄システムの廃水利用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5064199A JP2000246206A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 食品搬送用容器洗浄システムおよびその洗浄システムの廃水利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5064199A JP2000246206A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 食品搬送用容器洗浄システムおよびその洗浄システムの廃水利用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246206A true JP2000246206A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12864592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5064199A Pending JP2000246206A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 食品搬送用容器洗浄システムおよびその洗浄システムの廃水利用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246206A (ja) |
Cited By (12)
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-
1999
- 1999-02-26 JP JP5064199A patent/JP2000246206A/ja active Pending
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