JP2000246273A - 動物プランクトン保持用構造体及びこれを用いた水質浄化方法 - Google Patents

動物プランクトン保持用構造体及びこれを用いた水質浄化方法

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JP2000246273A
JP2000246273A JP11052692A JP5269299A JP2000246273A JP 2000246273 A JP2000246273 A JP 2000246273A JP 11052692 A JP11052692 A JP 11052692A JP 5269299 A JP5269299 A JP 5269299A JP 2000246273 A JP2000246273 A JP 2000246273A
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zooplankton
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daphnia
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Mitsumasa Murakami
光正 村上
Kyoichi Tachikawa
亨一 立川
Shinichi Sato
眞市 左藤
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捕食者から動物プランクトンを保護して
増殖させるとともに、動物プランクトンを適度に保持コ
ントロールするシステムを構築する。 【解決手段】 動物プランクトン保持用三次元構造体
は、動物プランクトンを保持するための三次元構造体で
あって、該構造体は表面と内部が連通した多数の小空間
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動物プランクトン保持用
三次元構造体及びこれを用いた水質浄化方法に関し、さ
らに詳しくは、湖沼、濠、池、汽水域、ダム、河川井堰
および排水処理水等の環境用水に発生する藻類を動物プ
ランクトンに捕食させることによる水質浄化方法と、こ
の水質浄化方法に用いられる動物プランクトン保持用三
次元構造体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】湖沼
水、池水等に代表される環境用水の浮遊物質の主なもの
は藻類であるが、それ以外にミジンコやバクテリア等の
動物プランクトンも共存している。水域が富栄養化する
と、藻類は異常に繁殖し、アオコが発生したり、水に藻
類特有の強い臭気が付いたりして、周囲の生活環境を悪
化させる。また、このような富栄養状態の水を水道原水
とする場合には、多量の塩素が用いられるため、発癌性
のあるトリハロメタンが高い濃度で生成するという問題
がある。そこで、これらの水域の浄化が課題となってお
り、流入水の窒素・リン負荷を低減させること、あるい
は環境用水を直接浄化することにより、解決が図られて
いる。
【0003】本発明は、環境用水を直接浄化する方法で
あり、基本的には藻類の除去により水質浄化を図ろうと
するものである。この目的に適う方法として、ろ過、凝
集−ろ過、オゾン処理、紫外線照射法とろ過の組み合わ
せ、あるいは繊維状接触材ろ床による藻類の分離等が提
案されている(村上光正編:「環境用水浄化実例集
(1)」、パワー社)。これらの方法のうち、前4つの
方法は維持管理が難しく、さらに運転経費が膨大となる
ため、鑑賞池のような小型の池に専ら応用されている。
すなわち、ろ過による方法では集めた汚泥を逆洗により
常時除去しなければならず、維持費が高くつく。オゾン
や紫外線を用いる方法は、浄化効果は大きいが、やはり
処理費用が嵩む。他方、繊維状接触材を用いた生物ろ床
方式は、コスト的に安価であり、湖沼に応用できる可能
性はあるが、藻類の種類によっては十分に除去し難いと
いう欠点がある。
【0004】最近、欧米から提案されている方法に生態
系操作(バイオマニピュレーション)という方法もあ
る。この方法は湖沼の生態系を人工的に変えて、動物プ
ランクトンであるミジンコを増やし、このミジンコによ
って藻類を捕食させようとするものである。藻類が捕食
されれば、湖沼の透明度は増し、より良好な水環境を提
供できるとともに、藻類が生産するミクロキスチンのよ
うな毒性の強い物質の発生が少なくなり、臭気も減少す
るため、水道原水の水質向上にも大いに貢献できる。こ
の方法は、具体的には、多数の肉食魚を湖沼に入れ、こ
れによってミジンコの捕食者である一般の魚を減らし、
結果としてミジンコの捕食圧を低下させようとするもの
である。
【0005】しかし、この方法では魚のコントロールを
行うのが難しく、効果の表れない湖の例もあり、このよ
うな操作を長期間続けると水質が再び悪化する例も少な
くない。食物連鎖の最上位の魚類を変えることで、最下
位部の食物連鎖をコントロールするのは容易でないと言
われている(花里孝幸著:「ミジンコ」、名古屋大学出
版会)。また、我が国では、魚は有用な資源であり、そ
の種類を変えることは実際問題として困難な場合が多
い。
【0006】ミジンコを用いたもう一つの方法は、魚を
全て系外に除いてしまうことである。この方法ではミジ
ンコを発生させやすく小さな水域では効果が大きい(村
上光正著:「池・水槽浄化の仕方」、パワー社)。しか
しながら、噴水池やゴルフ場の池のように小さな池では
それが可能であっても、溜池や湖沼等では、魚を完全除
去することは現実問題として不可能である。
【0007】このように、池水等を直接浄化する方法
は、水域が狭くて管理が適切になされているとか、高い
処理費用が許容されるとかいう条件下で、実用化されて
いる場合がほとんどである。また、ミジンコを利用した
浄化方法も従来の方法では実用化に到っていないという
のが現状である。
【0008】環境用水の藻類を除去しようとする場合、
生物学的な方法であれば、比較的低いコストで処理でき
る。しかしながら、藻類を集めてバクテリアで分解させ
ようとする従来の生物ろ床方式では、バクテリアより大
型な生きたままの藻類をバクテリアが簡単に分解・処理
できない。藻類を処理できる可能性の一つは、動物プラ
ンクトンを用いて藻類を捕食させることである。しか
し、その場合の問題は、食物連鎖の上位にいる魚類、フ
サカの幼虫およびヤゴなどの水生昆虫に動物プランクト
ン自体が捕食されることである。そのため、今までに試
行された方法では、人工的に好ましい生態系を作って藻
類を除去することは、現実の問題として困難であった。
本発明における課題の一つは、この問題を如何に解決す
るかにある。
【0009】主にひも状のろ材を使った繊維状接触材に
よる藻類除去方法(特許第2768639号)では、藻
類を繊維表面に凝集させることを第1の目的とし、さら
に接触材に形成された生物膜の生物作用によってこれを
分解させることを第2の目的としている。この方法で
は、生物膜中のミジンコの存在は確認されているが、そ
の存在量は極くわずかであり、ミジンコによる生物作用
は主目的となっていない。またこの方法では、生物ろ床
の上部を遮光することが重要であり、生物ろ床の上部を
遮光しない場合でも、繊維状接触材を密に配設している
ため、日光は水中にほとんど到達していない。
【0010】さらに、上記の方法のように、従来の生物
ろ床方式で使用されているひも状のろ材は、水中の藻類
を集積することに主体を置いたものであり、その構造
は、中心部がロープであり、その中心部から繊維が放射
状に出ているブラシ状構造のものが多用されている。こ
のような構造は、外周の繊維はまばらであるが、中心部
へいくに従い繊維密度が高くなり、水中の藻類を集積す
るのに適した構造である。
【0011】しかし、このような構造では、ろ材中心部
が暗く、さらに本発明方法の浄化対象である環境用水中
では、藻類がろ材表面全体を容易に覆いつくし、また、
長期間設置すると、ろ材内部に黒い汚泥が溜まり易い。
このため、こうした従来の生物ろ床方式で使用されてい
るひも状のろ材の表面及び内部は暗くなり、さらに内部
は目詰まりするため、後記の実施例で示すように、動物
プランクトンを保持する本発明においては必ずしも適切
な構造ではない。
【0012】また、動物プランクトンを保持する構造体
として、表面と内部が連通した多数の小空間を有するの
でなく、単に表面が凹凸であったり、ヒダ状になるだけ
では、動物プランクトンの逃げ場としては不十分であ
る。
【0013】動物プランクトンは常に厳しく捕食者に狙
われ続けているが、たとえこの捕食者が動物プランクト
ンの生態圏にいたとしても、動物プランクトンの棲息場
所から捕食者を避けることができれば、動物プランクト
ンは増殖し、水中の藻類を多量に捕食させるシステムが
構築できる。動物プランクトンの代表というべきミジン
コは、藻類だけでなく、口に入る生物や動物のありとあ
らゆるものを捕食して増殖する。したがってこれを増殖
させることができるならば、種々の水の処理に用いるこ
とができ、環境用水の浄化技術としてさらに応用範囲が
広がることになる。
【0014】動物プランクトンは魚類などに捕食されて
バランスを保っているが、このプランクトンが一定量以
上に増殖すると、藻類が動物プランクトンに捕食され、
藻類が取り込んでいた水中の窒素・リンが動物プランク
トンを経て、魚類などに移動する。したがって、このよ
うなシステムの構築は、水域の富栄養の度合いを低減さ
せることにもなる。
【0015】本発明は、このような点を鑑みてなされた
ものであり、捕食者から動物プランクトンを保護して増
殖させるとともに、動物プランクトンを適度に保持コン
トロールするシステムを構築することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの観点によ
れば、動物プランクトンを保持させるための三次元構造
体であって、該構造体は表面と内部が連通した多数の小
空間を有することを特徴とする動物プランクトン保持用
三次元構造体が提供される。本発明の別の観点によれ
ば、動物プランクトン保持用三次元構造体を水中に設置
し、水中の藻類を動物プランクトンに捕食させることを
特徴とする水質浄化方法が提供される。
【0017】すなわち、本発明によれば、三次元構造
体、あるいはこれら構造体を組み合わせてなるモジュー
ルを用いて、水中の藻類や有機汚濁物質を除去して環境
用水の浄化を図るに際し、構造体は表面と内部が連通し
た多数の小空間を有することにより、動物プランクトン
を魚類等の捕食者から守り、動物プランクトンの生態圏
における安全性を確保した上で、水中の藻類が上記構造
体に流れてくるのを待ち構えて動物プランクトンに捕食
させ、藻類等を連続的に除去するとともに、動物プラン
クトンの増殖を維持することができる。
【0018】本発明における動物プランクトンとは通
常、水中に漂っている小動物の総称である。水中に漂っ
ていても、それぞれは何らかの遊泳能力があり、餌に集
まるとか、魚やヤゴなどから回避するなどの行動をとる
が、魚のように広く速く泳ぐことはできない。餌は自分
より小さい動植物と有機物やバクテリアである。一方、
植物プランクトンは水中に漂って光合成を行なう生物で
あり通常藻類として分類されるものが主であるが、その
他に原生動物のミドリムシも同じ分類に入る。
【0019】動物プランクトンの中でも本発明の方法に
適した種は、鰓脚目、すなわち一般にミジンコと呼ばれ
る一群である。さらに詳しくは、水草の多いところに生
息する種類であるオカメミジンコやマルミジンコなどが
好適である。それ以外にも、ケンミジンコに代表される
橈脚目、カイミジンコなどの貝形虫目および輪虫綱のワ
ムシ類なども本発明の動物プランクトンに含まれる。
【0020】ミジンコのうちでも、オカメミジンコは2
〜3mmと大型であり、大型の藻類を捕食することができ
る。このミジンコはプランクトンとして浮遊して生活す
ることもあるが、固体表面で生活することが多い。本発
明においてオカメミジンコが代表的な動物プランクトン
の一つであるが、水質や微妙な環境条件の変化によって
は、これに代わって他の鰓脚目が発生し、その役割を果
たす。本発明者らは、水槽におけるミジンコの生態を研
究し、ミジンコが発生すると水槽内の藻類が速やかに捕
食され尽くすことを明らかにし(村上光正著:「池・水
槽浄化の仕方」、パワー社)、さらに、池の魚類を取り
除くと異常に増殖していた藻類が、新たに発生したミジ
ンコや多種類の動物プランクトンによって捕食され、池
水が透明になることを明らかにしている(第2回シンポ
ジウム「 環境用水の汚濁とその浄化」 要旨集、pp.1
92−196、1995、大阪)。本発明は、これらの
知見を踏まえて動物プランクトンを捕食者から守り、増
殖させることによる新しい浄化方式を提供するものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、動物プランクト
ンの代表とされるミジンコを構造体あるいは構造体を組
み合わせてなるモジュールにおいて大量に発生させるこ
とにある。また、従来のバイオマニピュレーションの方
法では、水域全体を浄化域としてきたものであるが、本
発明では水域の一部を浄化域とすること、すなわち浄化
システムとして装置化したことにある。さらに、ミジン
コは湖沼や溜池に生息し、川などの例えば平均流速5m
m/秒以上の水の流れのあるところには存在しないのが
定説であるが、本発明によれば、平均流速が5mm/秒
以上のところでも、ミジンコを生息させて水質を浄化す
ることができる。
【0022】本発明では、水の流れのあるところでミジ
ンコを保持することが可能であるので、捕食者のいる水
域から遮断してミジンコ保持水域をつくることにより、
このミジンコ保持水域に処理すべき水を流すことで、よ
り高効率な浄化システムを構築できる。さらに、水の流
れがあることで、ミジンコは自ら藻類などの植物プラン
クトンを求めて移動する必要はなく、流れてくる植物プ
ランクトンを次々捕食すればよいので、さらに高効率に
なる。以下本発明を実施形態に基づいて説明する。
【0023】本発明で対象となる水域および水質は、湖
沼、池、ダム、壕および汽水域など、通常動物プランク
トンが存在し、その餌である藻類などの植物プランクト
ンが発生しやすい環境用水全般である。普通の河川水に
は通常ミジンコは存在しないが、堰やワンド、バイパス
方式のように流れが停滞しているか緩やかな所にはミジ
ンコが存在し得るので、本発明を適用することができ
る。また、下水処理水は有機浮遊物が含まれており、こ
れを動物プランクトンが餌とすることができるが、下水
原水のように有機物が多すぎる場合は、バクテリアの増
殖速度が速すぎるため、本発明の方法は適していない。
【0024】本発明の方法において、主要な条件の一つ
は、動物プランクトンを保持すべき三次元構造体あるい
はこれらを組み合わせてなるモジュール(以下、「動物
プランクトン保持モジュール」あるいは「モジュール」
と略称する)と日光の関係である。すなわち、ろ材に形
成された生物膜によって水中の有機物を分解除去する従
来の生物ろ床方式が日光を遮断することを基本としてい
た。例えば、下水処理などの場合、BOD成分の有機物
を分解させる処理槽では、日光により光合成が行われ、
処理槽の効率を低下させるので、日光は避けるべきもの
である。実際、下水処理に重要なワムシ類、線虫類、節
足動物などの一部は光線を全く必要としないため、処理
槽を遮光しても問題がない。しかるに、本発明では日光
をモジュールの水深方向に深く到達させるのが好まし
い。
【0025】もちろん、生物ろ床方式では常に日光を遮
断する覆いがあるわけではない。例えば、波板群ろ床の
ように覆いは必ずしも条件とされず(特開昭58−45
794)、現実に覆いは標準的ではあるが上部はネット
だけの設備もある(シンポジウム「 環境用水の浄化およ
び水処理の高度技術」 テキスト、pp.31−34、1
994、姫路)。この場合、波板の隙間は3cm程度と
狭く板は凹凸であるため、水面下20cmにもなると、
光はほとんど到達しなくなる。また、下水のようにBO
D濃度が高いときは、バクテリアの増殖が藻類の繁殖を
大幅に凌ぐため、遮光しなくても問題ないこともある。
このようなことを考慮して、高価な遮光覆いは基本的に
は設置しないのが普通である。ただし、本発明における
動物プランクトン保持モジュールにおいては、夏期に動
物プランクトン保持モジュール内の水温上昇を防いだ
り、モジュールに空き缶等の大きなゴミが入るのを防い
だりするために、モジュールの上部に上部面積の50%
までは遮光したり、寒冷紗などのネットをかけてもよ
い。また、遮光率を下げないために、アクリル板などの
透明な板をモジュールの上部に設置しても構わない。
【0026】本発明における動物プランクトン保持モジ
ュールを構成する三次元構造体は、少なくとも20mm
以上の間隔を置いて、太陽光線を水中に入射させ得るよ
うに設置するのが好ましい。深い湖沼にいるミジンコの
中には、日中は透明度水深よりやや深いところ、すなわ
ち少し暗いところに下降し、夜になって水面近くに上昇
し、藻類を捕食するものがある。これはミジンコが捕食
者の魚から逃げるためであるとされており、本来は暗い
ところを好むのではなく、捕食者がいないと深く潜らな
い。遮光をしたり、ろ材を密に設置したりすると、ミジ
ンコ類はほとんど発生しない。ただし、ミジンコは明る
いところを好むとはいえ、直射日光の当たる水面直下は
避ける傾向にある。しかし、モジュール内では急速に照
度は低下するため、水面の少し下はミジンコが好む明る
さとなる。したがって、動物プランクトン保持モジュー
ルを構成する三次元構造体は、太陽光線が届く水面付近
に設置するのが好ましい。本発明の方法では、動物プラ
ンクトン保持モジュールの遮光は意味がないだけでな
く、逆にミジンコの繁殖を阻害する。三次元構造体の設
置間隔は十分に取ることが好ましいが、逆に間隔をあま
りに大きくとることは、単位水域当たりのミジンコの密
度を低減させるので、処理効率が悪くなる。したがっ
て、大きくとも2000mm以下の間隔が好ましい。
【0027】本発明における三次元構造体は、モジュー
ルの中に均一に配設する必要はなく、例えば、線状に配
設することもできる。この場合、同一線上にある三次元
構造体は接触してもよいが、線状配置の列間距離は水深
に応じて間隔をとるのが好ましい。すなわち、モジュー
ルの水深が浅い場合は間隔を詰め、深い場合はやや広げ
て配設するのが好ましい。例えば、水深が500mmの
場合、列間距離は少なくとも50mm以上離れているこ
とが好ましい。本発明における三次元構造体の形状は、
少なくとも水深方向に大きな凹凸あるいはウエーブが少
ないもの、すなわち棒状や板状などで、これらを垂直あ
るいは斜めに配設したときに、光を通す空間が水面から
水中まで存在するのが好ましい。
【0028】本発明における三次元構造体は、表面と内
部が連通した多数の小空間を有する三次元網状構造体あ
るいは三次元多孔質構造体が好ましい。動物プランクト
ンの移動性を容易にするため、本発明の三次元構造体
は、とりわけ開孔率の点から、繊維等が三次元的に連な
ったり、積層したり、絡合することで構造体を形成し、
その結果、区画された定形または不定形の小空間が連続
的に連なった三次元網状構造体が好ましい。なお、この
三次元網状構造体の一例として、繊維を同一方向に束ね
た繊維群も含まれる。この繊維群は、魚等の大型動物に
とっては、内部に入りにくい構造体であるが、動物プラ
ンクトンにとっては、繊維間を縫うようにして内部に入
り込むことができる。また、三次元多孔質構造体とは、
例えば、家庭用スポンジのような、構造体内部に多数の
連続した定形または不定形の小空間を有する多孔質体全
般をいい、この小空間内に動物プランクトンを保持する
ことを目的とする。
【0029】なお、上記繊維の径としては、0.005
〜2mm程度が好ましい。さらに好ましいのは0.01
〜1mm程度である。0.005mmより小さな繊維径
では、これによって形成された三次元構造体自体の強度
が低下し、使い方によっては破壊の恐れがある。また、
2mmより大きな繊維径では、以下に示す三次元構造体
の好ましい目開きの大きさと開孔率の関係から不具合が
生じる。
【0030】本発明の三次元構造体は、その内部に動物
プランクトンを保持し、捕食者である魚等の大型動物か
ら動物プランクトンを守ることを目的とするため、三次
元構造体の目開きは、動物プランクトンのサイズよりは
大きく、その捕食者である魚等の大型動物のサイズより
は小さいものとなる。したがって、目開きは、通常1m
m〜50mmであり、好ましくは1〜30mmである。
ここでいう目開きとは、三次元網状構造体の場合、これ
を構成する任意の定形または不定形の小空間を任意の二
次元方向に正射影し、その正射影面積を正方形面積に換
算したときの一辺の平均長さをいう。ただし、特別な場
合として繊維を同一方向に束ねた繊維群の場合は、隣接
した繊維がある程度自由に動くことができるので上記の
ような目開きの規定ができない。この場合は、繊維が水
中で揺らいで、隣接する繊維が自由に開く平均間隔を目
開きと規定する。本発明の三次元網状構造体の目開き
は、具体的には下記の計算式で求められる。すなわち、
三次元構造体中の個々の小空間が、繊維からなる一辺の
長さaの立方体であると仮定し、繊維径をR、繊維が見
かけ体積に占める充填率をCとするとき、
【数1】 ここで、式中の係数12は立方体の辺の数であり、上式
で求められるaの値が本発明でいう目開きである。ま
た、本発明の三次元多孔質構造体の目開きは、任意の二
次元方向に切断した断面における長さLの一直線上にか
かる気泡数nからL/nとして求める。ただし、Lの具
体的な長さは、nが最低20個以上となるようにとる。
【0031】本発明の三次元構造体の材質は、人工、自
然物を問わないが、特定の目開きや厚みを得るために
は、人工物が好ましい。さらに、製造上や耐久性の点か
らプラスチック材が好ましい。動物の毛や植物繊維等は
腐食し易いので好ましい材料とはいえない。
【0032】本発明の三次元構造体は、その最小厚みが
少なくとも5mmあれば、動物プランクトンを捕食者か
ら守るべきバリアを形成することができる。好ましい厚
みは5〜500mmであり、さらに好ましくは10〜1
00mmである。500mmより大きな厚みでは、構造
体内部が暗くなり、動物プランクトンが生息しにくくな
る。しかし、構造体の厚みが500mmより大きい場合
には、部分的に直径10mm以上程の大きな孔を設ける
ことにより構造体のマクロ的な表面積を大きくすること
で対応することも可能である。また、水の平均流速が大
きい場合には、構造体の厚みをある程度大きくすること
により、動物プランクトンを構造体中に安定的に保持す
ることができる。例えば、水の平均流速が28mm/秒
以上の場合、ミジンコの生息に最も好適な構造体の厚み
は50〜70mm以上である。
【0033】後記の実施例で示すように、構造体は、透
光性または明色の材料からなるものが好ましい。これら
の材料を用いて構造体を形成した場合、動物プランクト
ンの捕食活動が活発になる。本発明の三次元構造体の材
質は、本発明の方法で利用される動物プランクトンとし
てのミジンコ類が、周囲の環境より暗いところを好まな
い習性があるために、光を材料内部によく通すものか、
白色または白色に近い淡い色等の明色で、材料内部に光
が透り易いものが好ましい。
【0034】輪虫網のワムシ類は、明暗いずれでも生息
するものが多いが、これらは比較的小型であり、本発明
が浄化対象としている環境用水においては水質浄化に貢
献する主体的な動物プランクトンにはなり難い。したが
って、本発明の方法では、黒色や濃い灰色あるいは濃い
青色等の暗色の材料からなる構造体を使用することは好
ましくない。この点が、従来の生物ろ床方式で使用され
るろ材とは全く異なる。生物ろ床方式では、前記のよう
にろ床内での光透過性や光反射性はむしろないほうが好
ましく、ろ材としては、灰色や青、濃茶色等が一般的に
好ましいとされている。
【0035】本発明の方法では、動物プランクトン保持
モジュールが設置される水の平均流速が、水処理能力に
大きく影響する。すなわち、流速が遅い場合はモジュー
ルの断面積を増やし、流路長を短くすることで対応す
る。しかし、非常に流速が遅い場合は、流路長の短さに
も限度があるため、処理できる水量が少なくなる可能性
がある。好ましい平均流速は、0.1mm/秒以上であ
る。また、本発明では、平均流速が30mm/秒を超え
ると好ましくない。構造体の厚さを大きくすることで、
動物プランクトンのモジュール外への流出をいくらか抑
えることができるが、オカメミジンコの場合には平均流
速が30mm/秒を超えると急速に生息条件が悪くな
る。なお、ここでいう平均流速は、動物プランクトン保
持モジュールを構成する三次元構造体をモジュール内に
設置しない場合のモジュール断面における平均流速をい
う。
【0036】本発明の方法では、動物プランクトン保持
モジュールにより魚等から動物プランクトンが保護され
ているが、モジュール内から魚を排除すれば、より効果
的な水質浄化を期待できる。すなわち、浄化対象となる
環境用水の内又は外に、魚を排除した領域を設け、そこ
に本発明の動物プランクトン保持モジュールを設置して
もよい。例えば、対象水域の外にモジュールを設置し、
対象水域からポンプで水を汲み上げることにより魚を容
易に排除することができる。しかし、魚の卵が流入水と
ともにモジュール内に入ることがしばしばあるので、時
々、モジュール内の水を抜くなどして魚を取り除くこと
が肝要である。こうしたモジュール内に動力を用いて環
境用水を繰り返し循環させることは、処理効率をさらに
高める上で効果的である。
【0037】また、本発明における動物プランクトン保
持モジュールは、浄化対象水域に直接設置することもで
きる。この場合、モジュール内で魚が動物プランクトン
を捕食するため、処理効率は上記の魚を排除した場合に
比べて低下する。特に魚の稚魚は、このモジュール内に
集まりやすいので、構造体の厚さはやや厚く、例えば2
0〜500mmとして動物プランクトンの保護を図るの
が好ましい。また、構造体の目開きもやや小さくし、例
えば、1〜30mmとするのが好ましい。こうすると、
処理効率は低下するが、対象水域外にモジュールを設置
するよりもモジュールの設置が簡単であり、コスト的に
優れている。水流がない場合には人工的に水流をつくる
のが好ましく、平均流速で0.1mm/秒以上が好まし
い。水流が全くないと、単に湖沼の藻場と同じであり、
浄化効率は風などによる自然の水の出入りに強く依存す
ることになる。
【0038】さらに、三次元構造体を、20mm以上2
000mm以下の間隔をあけ、かつ太陽光線が差し込む
ように設置することにより、動物プランクトンを増殖さ
せる動物プランクトン保持モジュールとすることができ
る。このモジュールに平均流速が30mm/秒以下の緩
やかな環境用水を流すと、水中の汚濁物質、特に藻類が
動物プランクトンに捕食され、水質が浄化される。構造
体の目開きを1〜30mmとすることにより、ミジンコ
やカイミジンコ、ケンミジンコ等の比較的大型の動物プ
ランクトンをより優先的に増殖させることができ浄化能
力を高めることができる。本発明における水質浄化方法
は、ミジンコに代表される動物プランクトンを用いた水
中の汚濁物質の除去によるものであるが、これらの動物
プランクトンが動物プランクトン保持モジュール内に生
息するためには、少なくともモジュール内の浄化対象水
に溶存酸素が存在することが必要となる。モジュール内
の浄化対象水の溶存酸素が少なくなると、動物プランク
トンは死滅する恐れがある。安定的にモジュール内に動
物プランクトンを生息させるためには、モジュール内の
浄化対象水の溶存酸素は、1mg/L以上が好ましく、
2mg/L以上がさらに好ましい。そのため、浄化対象
となる湖沼や溜池等の環境用水の溶存酸素が少ない場
合、あるいは嫌気状態となって溶存酸素がほとんどない
場合等は、何らかの手段を用いてモジュール内の溶存酸
素を高めなければならない。モジュール内の溶存酸素を
高める手段としては、例えば、散気装置を用いてモジュ
ール内を曝気するとか、モジュールへの対象水の流入箇
所あるいはモジュール内に浅瀬をつくるとか、段差をつ
けて浄化対象水を落下させるとか、部分的に流速が大き
な領域をつくるとか等の手段が挙げられる。もっとも、
浄化対象となる環境用水の多くは、魚が十分生息できる
ほどの溶存酸素(例えば、5mg/L)が存在する場合
がほとんどであり、モジュール内も三次元構造体どうし
の間隔を従来の生物ろ床方式に比べ十分に広くとってい
るため、モジュール内の溶存酸素が少なくなることは稀
な場合である。
【0039】以下に本発明の具体的な実施例を示す。な
お、保持する動物プランクトンとしては、浄化対象とな
る環境用水に最も効果的とされるミジンコの中の大型の
ものであるオカメミジンコを用い、以下の実験を行っ
た。実験に用いた動物プランクトン保持用構造体(以
下、「動物プランクトン保持材」という)の代表的なも
の(動物プランクトン保持材A〜E)を図1〜5に示
す。
【0040】図1は、目開きが2mmの発泡ウレタン製
三次元多孔質構造体である。色は黄色で内部まで明るさ
を維持できる。これを動物プランクトン保持材Aと称
す。なお、図中の1aは動物プランクトン保持材Aの開
孔を示す。図2は、ポリプロピレン製繊維を溶着させな
がら立体的にブロック化した三次元網状構造体である。
目開きは2〜5mm。色は半透明の白色であり、内部ま
で明るさを維持できる。これを動物プランクトン保持材
Bと称す。なお、図中の1bは動物プランクトン保持材
Bの開孔、3はポリプロピレン繊維を示す。
【0041】図3は、アオミドロに代表される糸状植物
繊維(以下、「アオミドロ繊維」という)群である。ア
オミドロ繊維が集まったものであり、繊維間は1mm以
下であり、目開きは2〜10mm程度である。これを動
物プランクトン保持材Cと称す。なお、図中の5はアオ
ミドロ繊維、6は動物プランクトン、7は動物プランク
トンによって作られた小空間を示す。図4は、比較実験
に用いた構造体であり、中央の芯材が直径7mmのロー
プからなり、周囲に楕円(目開き11mm)を放射状に
広げた構造をもつ繊維集合体である。繊維はビニロン
(色は茶色)のものとビニロンで一部補強したポリプロ
ピレン(色は白色)のものを用いた。芯中央にいくに従
い繊維密度が上昇し、光は入りにくい。ひも状ろ材とい
われる繊維状接触材の一種で、下水処理等の生物ろ床方
式によく用いられる。水中に存在する藻類が容易に付着
し、ろ材表面全体を覆いつくす特徴がある。ろ材の直径
は45mm、構造体としての目開きはビニロンのもので
5mm、ポリプロピレンのもので2mmとなる。これを
動物プランクトン保持材Dと称す。なお、図中の1dは
動物プランクトン保持材Dの開孔、8は繊維集合体であ
るループ状ビニロン繊維、9はひも状ろ材の芯をそれぞ
れ示す。
【0042】図5は、幅77mm、厚み4mm、目開き
0.5mmの不織布4枚を中央で接着した花ビラ状構造
体であり、色は白色、茶色、黒色を用いた。この花ビラ
状構造体は不織布を用いて立体化したものであるが、不
織布間のヒダ状部分は大きく、ミジンコがその捕食者か
ら逃げるには十分でない構造である。不織布間のヒダ状
部分は、内部が連通した三次元構造体の開孔とは見なさ
れず、したがって、構造体としての目開きは構造体を構
成する不織布の目開きである0.5mmとなる。これを
動物プランクトン保持材Eと称す。なお、図中の1eは
動物プランクトン保持材Eのヒダ状部分、10は不織
布、11は不織布の接着部をそれぞれ示す。以下に動物
プランクトン保持材を用いた実験例を説明する。
【0043】実施例1 20リットルのガラス製水槽に内径50mmの灰色のL
型塩ビ管を吊し、藻類が繁殖した池水を18リットル入
れた。次に、この水槽にオカメミジンコを約2000匹
入れ、この水槽を蓋をせずに太陽光のもとに曝した。オ
カメミジンコは晴天で日光が十分照射しているときは沈
降した藻類の上および隅に比較的多く集まっていた。曇
りの時は4つのガラス側面の内、最も明るい面に集ま
り、底にも少しいた。しかしながら、灰色のL型塩ビ管
の内部には、オカメミジンコは全く存在しなかった。
【0044】実施例2 幅60cm、長さ60cm、水深65cmの池水滞留部
分に図3に示すアオミドロ繊維群(動物プランクトン保
持材C)が約5cmの厚さで生育していた所に、オカメ
ミジンコを増殖させた。アオミドロ繊維群は、内壁に一
部を付着させ漂っている。オカメミジンコは夏期の晴れ
た日は午前10時以前と午後4時以降は水面下0〜30
cmの所のアオミドロ繊維群に多数集まった。午前10
時〜午後4時は、水の透明度が50cm以上の場合は、
水面下5〜65cmの所のアオミドロ繊維群にオカメミ
ジンコが集まっていたが、透明度が50cm未満の場合
は、水面下5〜30cmの所のアオミドロ繊維群に集ま
っていた。次に、長さ25cmの灰色の塩ビ板をこの池
水滞留部分の幅方向に渡したところ、晴れ・曇りいずれ
の場合も塩ビ板の下の水中にはオカメミジンコは存在し
なかった。
【0045】実施例1及び実施例2から、動物プランク
トン保持モジュールを作った場合、オカメミジンコは直
射日光を避けるが、全く暗いところまでは退避しないこ
とが判った。また、水が濁ったり、曇りのときはより明
るいところに集まることが判った。さらに、光透過性の
ない板で日光を遮った場合、その日陰部分は、動物プラ
ンクトン保持モジュールとしては暗すぎることが判っ
た。
【0046】実施例3 図6は、実験に使用したコイ鑑賞用池と幅60cmの蛇
行水路13(幅60cm、長さ5mで3本の水路からな
る)である。池は実験池14(水量44m3 )と対照池
15(水量77m3 )の2つが仕切りによって仕切ら
れ、実験池14には、蛇行水路13(水量6m3 )が付
設し、実験池14の水をポンプ12で水路内に流し、水
路の出口は、実験池14に流れ出るようになっている。
すなわち、池水が循環流となって水路内を流れる。な
お、蛇行水路13と実験池14との間には段差30が設
けられており、実験池14内のコイが蛇行水路13に進
入するのを防いでいる。実験池14及び対照池15に
は、コイの餌として、1日1m3につき3gの餌をそれ
ぞれの池に与えた。また、池水は20日で水が完全に入
れ替わるように水道水を流した。
【0047】この蛇行水路13の一部に、後述する動物
プランクトン保持材A〜Eを含む異なる形態の動物プラ
ンクトン保持材を幅4〜8cm、長さ8〜14cmの形
状で水の中に10cm以上の間隔を開けて吊るし、平均
流速5mm/秒で池水を流した。水路の上部には、特別
な遮光を施さず、日光が水路内に入り込むようになって
いる。その結果、水路の中の動物プランクトン保持材の
内部およびその周辺部には、オカメミジンコの生息を確
認したが、動物プランクトン保持材から十分離れた水路
中には、水の中にオカメミジンコの存在を確認できなか
った。なお、水路内には、魚はいなかったが、ヤゴやカ
ゲロウ等の水生昆虫はいた。
【0048】表1〜3に、実験に用いた動物プランクト
ン保持材の形態及びそれら動物プランクトン保持材の見
かけ体積1L当りのオカメミジンコ数を示す。その測定
および計算方法は、対象となる動物プランクトン保持材
を含むかたちで下から1Lビーカーで静かに水と保持材
を受け入れて水面まで持ち上げ、この保持材を十分に揺
することでオカメミジンコを保持材内部から追い出し、
その水40〜80mLを採取してオカメミジンコ数をカ
ウントすることで採取した水の総量あたりのオカメミジ
ンコ数を計算し、このオカメミジンコ数の合計が、保持
材に生息するオカメミジンコの総数とみなして、保持材
の見かけ体積で割り返すことで求めた。ここでいう保持
材の見かけ体積とは保持材をマクロにとらえた時の大ま
かな形状(すなわち、直方体や円柱状等)から求めた体
積をいう。
【0049】また、表1〜3における、それぞれのオカ
メミジンコ数は、それぞれ別の日(日中)に測定したも
のである。したがって、日によって、気温、日光等の気
象条件等が異なるため、同表間のデータ比較しか意味が
なく、異なった表の間のデータ比較は意味がない。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】表1から、ミジンコは、表面に穴がなく内
部に連通箇所を持たない独立気泡発泡プラスチックに
は、集まりにくく、内部に連通箇所をもつ保持材Aや家
庭用連通気泡スポンジに集まりやすく、さらに、目開き
が大きい保持材Aに非常に集まりやすいことがわかる。
表2から、保持材Dは、保持材A、Bに比べて目開きが
同程度であるにも関わらず、ミジンコが集まりにくいこ
とがわかる。なお、動物プランクトン保持材Dの表面全
体は、付着した藻類で覆われていた。一方、動物プラン
クトン保持材A、Bの表面は、一部藻類が付着している
が、概して内部が見えるほどであり藻類の付着はわずか
であった。このように、動物プランクトン保持材Dが、
動物プランクトン保持材A、Bに比べて劣る理由は、構
造上の問題であり、容易に藻類が付着するために、表面
及び内部が暗くなり、さらに内部が目詰まりすることに
よると考えられる。
【0054】さらに表3から、動物プランクトン保持材
Eは、動物プランクトン保持材Bに比べてミジンコが集
まりにくいことがわかる。これは、動物プランクトン保
持材Eの構造上の問題で、動物プランクトン保持材Eを
構成する不織布間のヒダ状部分は、ミジンコがその捕食
者である水生昆虫から逃げるには十分でない構造のため
であり、さらに、保持材Eを構成する不織布の目開き
が、家庭用連通気泡スポンジと同様に小さいため、不織
布内部にミジンコが入りにくいためと考えられる。ま
た、同じ保持材Eでも、その色によってミジンコの集ま
り方に大きな違いが見られた。これより暗色である黒色
をミジンコが好まないことがわかる。
【0055】実施例4 実施例3と同様な方法で、動物プランクトン保持材のさ
らなる検討を行った。保持材B(直方体)の厚みを50
mmとして、目開きの異なる3種の保持材を検討した。
結果を表4に示す。
【0056】
【表4】
【0057】表4から、オカメミジンコが最も好んで集
まった保持材Bは、目開き3.6mmのものであること
がわかった。
【0058】実施例5 実施例3と同様な方法で、動物プランクトン保持材のさ
らなる検討を行った。実施例4で最も効果的にミジンコ
を集めることができた目開き3.6mmの保持材B(厚
み50mm)を用いて、保持材Bの色の検討を行った。
すなわち、保持材Bの色は白色であるが、この保持材B
にラッカースプレーを用いて、保持材Bを着色させた。
結果を表5に示す。
【0059】
【表5】
【0060】表5から、ミジンコは、赤色やオレンジ、
黄色等の明色を好むことがわかった。また、青色は、ミ
ジンコが好まないことがわかった。
【0061】実施例6 実施例3で示した水路の一部を図7のように、側面の壁
16、17間の幅を14cmにして、水の流れをこの箇
所だけ速くする以外は、実施例3と同様な方法で、動物
プランクトン保持材の厚みと水の流速との関係を調べ
た。なお、図中の16は水路の壁、17は水路幅を狭め
るために設置した壁、18は動物プランクトン保持材B
で作ったテストピースであり、19は速い流れの水路部
分を示す。また、20は水流の方向を示す(以下の例で
も同じ)。
【0062】使用した動物プランクトン保持材は、保持
材Bで、色は白色、目開きは3.6mmのものを用いて
行った。形状は、厚さ10、25、50、70mm、長
さ90mm、高さ80mmの直方体である。結果を表6
に示す。なお、この実験は、流速を変えてから最低2日
以上たってから測定を行っているため、異なる流速どう
しは、測定した日が異なり、比較はできない。そこで、
表6では、ミジンコの数を大まかに記号で表すことにし
た。表中の◎は、ミジンコが十分にいた場合を示し、○
は、よくいた場合を示し、△は、少し少なく、×は、ミ
ジンコの存在を確認できなかった場合を示す。
【0063】
【表6】
【0064】表6から、保持材の厚みに関わらず、およ
そ流速が30mm/秒以下であると、ミジンコは動物プ
ランクトン保持材の内部あるいは表面近辺に生息するこ
とが可能とわかった。また、流速をさらに速くしても、
保持材の厚みを厚くすると保持材内部の水の流れは緩や
かになるためミジンコの保持材内部への生息は可能とな
ることがわかった。
【0065】実施例7 図8、9に、60Lガラス製水槽22を用いた水質浄化
の実験装置を示す。水槽は2個用意し、一方に動物プラ
ンクトン保持材B(目開き:2.5mm、形状:幅30
0mm、厚さ50mm、高さ230mm、色:白色)を
水中に吊し、他方は対照水槽として、動物プランクトン
保持材を入れなかった。この中に藻類で汚濁した池水と
動物プランクトンと、さらにメダカ1匹を入れ、日光が
当たるところに置いた。また、水槽内にはエアストーン
(気泡分散器)24による曝気を行い、水流をつくっ
た。なお、23は水槽22に吊された動物プランクトン
保持材Bの位置を示す。日数の経過に伴う水槽22内の
水の透視度の変化を図10に示す。
【0066】図10から、動物プランクトン保持材を設
置した水槽の水は、速やかに透明になり、常に透視度1
00cm以上を維持した。一方、対照水槽の水は、ます
ます濁りが強くなった。大型動物プランクトンを観察し
たところ、動物プランクトン保持材の外部には、いなか
ったが、保持材内部に、オカメミジンコやケンミジン
コ、カイミジンコが観察された。一方、対照水槽には、
これらの大型動物プランクトンは、ほとんど観察されな
かった。このことは、魚の存在で、動物プランクトンは
捕食されて減少し、その結果藻類が繁殖することを意味
している。しかし、動物プランクトン保持材が存在する
と、その内部に動物プランクトンは退避でき、捕食者か
らの捕食をまのがれることができ、その結果藻類が減少
したと考えられる。
【0067】次に、茶色の動物プランクトン保持材Dを
用いて厚さ50mm、幅300mm、高さ230mmの
直方体形状をつくり、これを前述の対照水槽に吊して、
同じ実験を行った。その結果、この保持材D(茶色)に
よる対照水槽は、水の濁りが取れず、保持材Bを入れた
水槽の方は、水が透明になることが確認できた。これよ
り、保持材D(茶色)は、好ましい動物プランクトン保
持材ではないことがわかる。
【0068】次に、図6に示した実験池14及び対照池
15を用いた池水の浄化実験例を示す。なお、水量、水
の入れ替え方法、コイの餌の与え方等は、実施例3と同
じであり、実験池14に付設した蛇行水路13には、動
物プランクトン保持材が存在し、動物プランクトン保持
モジュールを構成しており、モジュール内への水の流速
は5mm/秒である。
【0069】実施例8 蛇行水路13内に、アオミドロを植え付け、動物プラン
クトン保持材Cとした。保持材Cの水路内に占める割合
は20〜30%となるように調整した。経過日数と浮遊
物質濃度との関係を図11に示す。図11より、実験池
14では、浮遊物質濃度が対照池15より減少すること
がわかった。なお、動物プランクトン保持材Cの近辺及
び内部にオカメミジンコが集まっているのが、目視で観
察された。
【0070】実施例9 図12に示す要領で、蛇行水路13内全域(すなわち、
60cm幅水路3本)にわたって、動物プランクトン保
持材Aを厚さ25mm、幅50mm、長さ650mmの
形状として、60cm幅水路に幅方向に6本等間隔に配
設し、流路方向に20cm間隔に置いた行列を各水路3
本につくり、図中21の位置に動物プランクトン保持モ
ジュールを設置した。経過日数と浮遊物質濃度との関係
を図13に示す。図13より、実験池14では、浮遊物
質濃度が対照池15より減少することがわかった。な
お、動物プランクトン保持材Aの近辺及び内部にオカメ
ミジンコが集まっているのが、目視で観察された。
【0071】
【発明の効果】本発明の動物プランクトン保持モジュー
ルを用いた水質浄化方法によれば、植物プランクトンで
汚濁された湖沼や池等の環境用水を、単にゆっくりとモ
ジュール内に流すという極めて省エネルギーの運転でも
って水を浄化することが可能となる。本発明は、藻類を
自然の生態系を用いて捕食させるのであるから、従来の
ようなろ過等の複雑な設備が不要であり、運転管理も容
易であるとともに、余剰汚泥の発生が僅かで済むことに
なる。さらに、藻類を処理するための凝集剤、オゾン等
の薬剤やガスを使わないために生態系を破壊することが
なく浄化できる。また、全ての動物プランクトンの捕食
者となる魚を水域から除外したり、肉食魚を無理に水域
に投入し続けるというような生態系を人工的に操作する
こともない。本発明は環境用水における藻場をさらに効
率的に改善するという、自然の生態系の復活というべき
効果を持つものである。
【0072】環境用水中の窒素とリンは藻類に取り込ま
れるが、本発明では、藻類が動物プランクトンに捕食さ
れ、次にこれが魚類やトンボのヤゴ等の水生昆虫に捕食
され、さらにこれらが羽化あるいは鳥や人間による捕獲
等によって系外に放出されるという食物連鎖によって、
窒素とリンが最終的にその水域から除かれるシステムが
働く。この食物連鎖への特別の人工的な介入は、三次元
構造体を投入する以外にはなされておらず、極めて自然
の摂理に従った水質浄化方法となる。これにより、捕食
者から動物プランクトンを保護して増殖させるととも
に、動物プランクトンを適度に保持コントロールするシ
ステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態による構造体Aの斜視
【図2】本発明の1つの実施形態による構造体Bの斜視
【図3】本発明の1つの実施形態による構造体Cの斜視
【図4】本発明の比較実験のために用いた構造体Dの斜
視図
【図5】本発明の1つの実施形態による構造体Eの斜視
【図6】本発明の三次元構造体モジュールに使用した蛇
行水路13と実験池14および対照池15の平面図
【図7】本発明における流速、保持材の厚みとミジンコ
の生息状況の関係を実験した水路の平面図
【図8】本発明における60Lガラス製水槽を用いた水
質浄化実験の装置平面図
【図9】図8の正面図
【図10】本発明における60Lガラス製水槽を用いた
水質浄化実験の結果を示すグラフ
【図11】構造体Cを動物プランクトン保持モジュール
に用いた池水浄化実験の結果を示すグラフ
【図12】構造体Aの動物プランクトン保持モジュール
内への配設を示した平面図
【図13】構造体Aを動物プランクトン保持モジュール
に用いた池水浄化実験の結果を示すグラフ
【符号の説明】
1 三次元構造体の開孔 1b三次元構造体の開孔 3 ポリプロピレン繊維 5 アオミドロ繊維 6 動物プランクトン 7 動物プランクトンによって作られた小空間 8 ループ状化学繊維 9 ひも状ろ材の芯 10 不織布 11 不織布の溶着部 12 ポンプ 13 蛇行水路 14 実験池 15 対照池 16 水路の壁 17 水路幅を狭めるために設置した壁 18 動物プランクトン保持材Bで作ったテストピース 19 速い流れの水路部分 20 水流 21 動物プランクトン保持材モジュール内に配設され
た動物プランクトン保持材A 22 60Lガラス製水槽 23 水槽に吊された動物プランクトン保持材B 24 エアストーン(気泡分散器) 30 段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 左藤 眞市 大阪府大阪市城東区野江1−10−19−806 Fターム(参考) 4D003 AA01 AB04 BA05 BA07 EA16 EA17 EA18 EA19 EA20 EA30 EA40

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物プランクトンを保持するための三次
    元構造体であって、該構造体は表面と内部が連通した多
    数の小空間を有することを特徴とする動物プランクトン
    保持用三次元構造体。
  2. 【請求項2】 構造体が三次元網状構造体である請求項
    1に記載の動物プランクトン保持用三次元構造体。
  3. 【請求項3】 構造体が三次元多孔質構造体である請求
    項1に記載の動物プランクトン保持用三次元構造体。
  4. 【請求項4】 構造体の目開きが1mm〜50mmであ
    る請求項1から3のいずれか1つに記載の動物プランク
    トン保持用三次元構造体。
  5. 【請求項5】 構造体の最小厚みが少なくとも5mmで
    ある請求項1から4のいずれか1つに記載の動物プラン
    クトン保持用三次元構造体。
  6. 【請求項6】 構造体が透光性または明色の材料からな
    る請求項1から5のいずれか1つに記載の動物プランク
    トン保持用三次元構造体。
  7. 【請求項7】 請求項1から6に記載の動物プランクト
    ン保持用三次元構造体を水中に設置し、水中の藻類を動
    物プランクトンに捕食させることを特徴とする水質浄化
    方法。
  8. 【請求項8】 複数の三次元構造体を20mm〜200
    0mmの間隔で設置する請求項7に記載の水質浄化方
    法。
  9. 【請求項9】 三次元構造体を太陽光線が届く水面付近
    に設置する請求項7または8に記載の水質浄化方法。
  10. 【請求項10】 三次元構造体を平均流速0.1mm/
    秒以上の水中に設置する請求項7から9のいずれか1つ
    に記載の水質浄化方法。
  11. 【請求項11】 対象水域となる環境用水の内側及び/
    または外側に魚を排除した領域を設け、三次元構造体を
    該領域に設置する請求項7から10のいずれか1つに記
    載の水質浄化方法。
  12. 【請求項12】 魚を排除した領域に環境用水を循環し
    て流す請求項11に記載の水質浄化方法。
  13. 【請求項13】 構造体は、目開きが1mm〜30mm
    であり、最小厚みが少なくとも20mmである請求項7
    から12のいずれか1つに記載の水質浄化方法。
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