JP2000246645A - 耐食性の向上した多結晶質研磨材成形体 - Google Patents
耐食性の向上した多結晶質研磨材成形体Info
- Publication number
- JP2000246645A JP2000246645A JP2000050774A JP2000050774A JP2000246645A JP 2000246645 A JP2000246645 A JP 2000246645A JP 2000050774 A JP2000050774 A JP 2000050774A JP 2000050774 A JP2000050774 A JP 2000050774A JP 2000246645 A JP2000246645 A JP 2000246645A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- carbide
- compact
- cobalt
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24D—TOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
- B24D3/00—Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents
- B24D3/34—Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents characterised by additives enhancing special physical properties, e.g. wear resistance, electric conductivity, self-cleaning properties
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F7/00—Manufacture of composite layers, workpieces, or articles, comprising metallic powder, by sintering the powder, with or without compacting wherein at least one part is obtained by sintering or compression
- B22F7/06—Manufacture of composite layers, workpieces, or articles, comprising metallic powder, by sintering the powder, with or without compacting wherein at least one part is obtained by sintering or compression of composite workpieces or articles from parts, e.g. to form tipped tools
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24D—TOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
- B24D3/00—Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents
- B24D3/34—Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents characterised by additives enhancing special physical properties, e.g. wear resistance, electric conductivity, self-cleaning properties
- B24D3/342—Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents characterised by additives enhancing special physical properties, e.g. wear resistance, electric conductivity, self-cleaning properties incorporated in the bonding agent
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F5/00—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product
- B22F2005/001—Cutting tools, earth boring or grinding tool other than table ware
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐食性の向上した支持多結晶質ダイヤモンド
及び多結晶質立方晶窒化ホウ素切削工具の提供。 【解決手段】 本発明の支持研磨材粒子成形体は、自己
結合ダイヤモンド粒子又はCBN粒子の研磨材粒子層と
一体接合したコバルト焼結炭化物支持体からなる。当該
支持成形体中のコバルト成分はニッケル−コバルト合金
の形態にあり、ニッケルの量はコバルトが面心立方晶
(FCC)相又はε相に存在するようなものである。本
発明の刃物を製造するためには、焼結WC支持体及び/
又はそれと接合した多結晶質層中にNi金属を浸透させ
ればよい。かかる接合の実例には、HP/HT(HP/
HT)条件下で支持多結晶質成形体を形成する方法、及
び多結晶質成形体を支持体にろう付する方法がある。
及び多結晶質立方晶窒化ホウ素切削工具の提供。 【解決手段】 本発明の支持研磨材粒子成形体は、自己
結合ダイヤモンド粒子又はCBN粒子の研磨材粒子層と
一体接合したコバルト焼結炭化物支持体からなる。当該
支持成形体中のコバルト成分はニッケル−コバルト合金
の形態にあり、ニッケルの量はコバルトが面心立方晶
(FCC)相又はε相に存在するようなものである。本
発明の刃物を製造するためには、焼結WC支持体及び/
又はそれと接合した多結晶質層中にNi金属を浸透させ
ればよい。かかる接合の実例には、HP/HT(HP/
HT)条件下で支持多結晶質成形体を形成する方法、及
び多結晶質成形体を支持体にろう付する方法がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は研磨材粒子成形体
を組込んだ工具に関するものであり、さらに具体的に
は、特に耐食性、耐熱性、耐摩耗性、耐応力腐食性及び
高温緩和を始めとする諸性質の改善された工具に関す
る。かかる工具は、例えば掘削、伸線加工及び機械加工
用途に格段の有用性をもつ。
を組込んだ工具に関するものであり、さらに具体的に
は、特に耐食性、耐熱性、耐摩耗性、耐応力腐食性及び
高温緩和を始めとする諸性質の改善された工具に関す
る。かかる工具は、例えば掘削、伸線加工及び機械加工
用途に格段の有用性をもつ。
【0002】
【従来の技術】成形体は一般にダイヤモンドや立方晶窒
化ホウ素(CBN)のような研磨材粒子の焼結多結晶質
塊からなる一体結合構造物として特徴付けられる。かか
る成形体は結合母材や第2相を用いずに結着し得るが、
米国特許第4063909号及び同第4601423号
に記載されている通り、適当な結合母材を使用するのが
一般に好ましく、結合母材は普通はコバルト、鉄、ニッ
ケル、白金、チタン、クロム、タンタル、銅又はそれら
の合金もしくは混合物等の金属である。約5〜35体積
%配合される結合母材は、CBNに対するアルミニウム
又はダイヤモンドに対するコバルトのような、再結晶又
は成長触媒をさらに含んでいてもよい。
化ホウ素(CBN)のような研磨材粒子の焼結多結晶質
塊からなる一体結合構造物として特徴付けられる。かか
る成形体は結合母材や第2相を用いずに結着し得るが、
米国特許第4063909号及び同第4601423号
に記載されている通り、適当な結合母材を使用するのが
一般に好ましく、結合母材は普通はコバルト、鉄、ニッ
ケル、白金、チタン、クロム、タンタル、銅又はそれら
の合金もしくは混合物等の金属である。約5〜35体積
%配合される結合母材は、CBNに対するアルミニウム
又はダイヤモンドに対するコバルトのような、再結晶又
は成長触媒をさらに含んでいてもよい。
【0003】多くの用途では、成形体を基材に接合する
ことにより成形体を支持して積層構造物又は支持成形体
とするのが好ましい。通例、基材は焼結金属炭化物(つ
まり金属炭化物系超硬合金)として準備され、例えば、
炭化タングステン、炭化チタンもしくは炭化タンタル粒
子又はそれらの混合物を約6〜約25重量%のコバル
ト、ニッケル、鉄又はそれらの混合物もしくは合金等の
金属バインダーで互いに結合したものからなる。成形体
及び支持成形体は、例えば米国特許第3381428
号、同第3852078号及び同第3876751号等
にみられる通り、切削工具用及び目直し工具用の部品も
しくはブランク、ドリルビット、又は摩耗部品もしくは
摩耗面として様々な用途に使用されている。
ことにより成形体を支持して積層構造物又は支持成形体
とするのが好ましい。通例、基材は焼結金属炭化物(つ
まり金属炭化物系超硬合金)として準備され、例えば、
炭化タングステン、炭化チタンもしくは炭化タンタル粒
子又はそれらの混合物を約6〜約25重量%のコバル
ト、ニッケル、鉄又はそれらの混合物もしくは合金等の
金属バインダーで互いに結合したものからなる。成形体
及び支持成形体は、例えば米国特許第3381428
号、同第3852078号及び同第3876751号等
にみられる通り、切削工具用及び目直し工具用の部品も
しくはブランク、ドリルビット、又は摩耗部品もしくは
摩耗面として様々な用途に使用されている。
【0004】本発明に関連したタイプの多結晶質成形体
及び支持成形体を製造するための基本的な高温高圧(H
P/HT)法は、米国特許第2947611号、同第2
941241号、同第2941248号、同第3609
818号、同第3767371号、同第4289503
号、同第4673414号及び同第4954139号に
詳述されているタイプのHT/HP装置の反応セル内に
配置された保護遮蔽エンクロージャ中にダイヤモンド、
CBN又はそれらの混合物等の結晶質研磨材粒子の未焼
結層を配置することからなる。ダイヤモンド粒子の焼結
を意図する場合、エンクロージャには研磨材粒子と共に
金属触媒、並びに研磨材粒子を支持して支持成形体とす
るための焼結金属炭化物の予備成形体を配置してもよ
い。反応セル内容物は、次いで、隣接研磨材粒子同士の
結晶間結合及び所望により焼結粒子と焼結金属炭化物支
持体との接合を生じるのに十分な選択された加工処理条
件に付される。かかる加工処理条件には、一般に、10
00℃以上の温度及び20キロバール以上の圧力を約3
〜120分間課すことが必要とされる。
及び支持成形体を製造するための基本的な高温高圧(H
P/HT)法は、米国特許第2947611号、同第2
941241号、同第2941248号、同第3609
818号、同第3767371号、同第4289503
号、同第4673414号及び同第4954139号に
詳述されているタイプのHT/HP装置の反応セル内に
配置された保護遮蔽エンクロージャ中にダイヤモンド、
CBN又はそれらの混合物等の結晶質研磨材粒子の未焼
結層を配置することからなる。ダイヤモンド粒子の焼結
を意図する場合、エンクロージャには研磨材粒子と共に
金属触媒、並びに研磨材粒子を支持して支持成形体とす
るための焼結金属炭化物の予備成形体を配置してもよ
い。反応セル内容物は、次いで、隣接研磨材粒子同士の
結晶間結合及び所望により焼結粒子と焼結金属炭化物支
持体との接合を生じるのに十分な選択された加工処理条
件に付される。かかる加工処理条件には、一般に、10
00℃以上の温度及び20キロバール以上の圧力を約3
〜120分間課すことが必要とされる。
【0005】多結晶質ダイヤモンド(PCD)成形体又
は支持成形体の焼結に関して、金属触媒は予め圧密した
状態で結晶質研磨材粒子に隣接して配置し得る。例え
ば、金属触媒を環状体として形成してその内部に結晶質
研磨材粒子の円柱体を収容してもよいし、或いは金属触
媒を円盤状に形成してその上方又は下方に結晶質研磨材
層を配置してもよい。別法として、溶媒としても知られ
る金属触媒を粉末状態で準備してこれを結晶質研磨材粒
子と混合してもよいし、或いは焼結金属炭化物粉末又は
炭化物成形粉末としてこれを冷間圧縮成形してもよく、
後者の場合は結合剤(cementing agent)がダイヤモン
ドの再結晶又は成長のための触媒又は溶媒となる。通
例、金属触媒はコバルト、鉄、ニッケル又はそれらの合
金もしくは混合物から選択されるが、ルテニウム、ロジ
ウム、パラジウム、クロム、マンガン、タンタル、銅並
びにそれらの合金及び混合物等のその他の金属も使用し
得る。
は支持成形体の焼結に関して、金属触媒は予め圧密した
状態で結晶質研磨材粒子に隣接して配置し得る。例え
ば、金属触媒を環状体として形成してその内部に結晶質
研磨材粒子の円柱体を収容してもよいし、或いは金属触
媒を円盤状に形成してその上方又は下方に結晶質研磨材
層を配置してもよい。別法として、溶媒としても知られ
る金属触媒を粉末状態で準備してこれを結晶質研磨材粒
子と混合してもよいし、或いは焼結金属炭化物粉末又は
炭化物成形粉末としてこれを冷間圧縮成形してもよく、
後者の場合は結合剤(cementing agent)がダイヤモン
ドの再結晶又は成長のための触媒又は溶媒となる。通
例、金属触媒はコバルト、鉄、ニッケル又はそれらの合
金もしくは混合物から選択されるが、ルテニウム、ロジ
ウム、パラジウム、クロム、マンガン、タンタル、銅並
びにそれらの合金及び混合物等のその他の金属も使用し
得る。
【0006】上記の特定HT/HP条件下では、金属触
媒はいかなる形態で準備するにせよ拡散又は毛細管作用
によって研磨材層中に浸透もしくは「スウィープ(swee
p)」し、再結晶又は結晶間成長のための触媒又は溶媒と
して利用可能になる。HT/HP条件は、ダイヤモンド
相と黒鉛相の間の平衡線よりも上の熱力学的ダイヤモン
ド安定領域で作業され、研磨材粒子の圧縮をもたらす
が、これは隣接結晶粒間で各結晶格子の一部が共有され
たダイヤモンド結晶粒間結合で特徴付けられる。好まし
くは、成形体における或いは支持成形体の研磨ケーブル
におけるダイヤモンド濃度は約70体積%以上である。
ダイヤモンド成形体及び支持成形体の製造方法は、米国
特許第3142746号、同第3745623号、同第
3609818号、同第3850591号、同第439
4170号、同第4403015号、同第479732
6号及び同第4954139号に詳述されている。
媒はいかなる形態で準備するにせよ拡散又は毛細管作用
によって研磨材層中に浸透もしくは「スウィープ(swee
p)」し、再結晶又は結晶間成長のための触媒又は溶媒と
して利用可能になる。HT/HP条件は、ダイヤモンド
相と黒鉛相の間の平衡線よりも上の熱力学的ダイヤモン
ド安定領域で作業され、研磨材粒子の圧縮をもたらす
が、これは隣接結晶粒間で各結晶格子の一部が共有され
たダイヤモンド結晶粒間結合で特徴付けられる。好まし
くは、成形体における或いは支持成形体の研磨ケーブル
におけるダイヤモンド濃度は約70体積%以上である。
ダイヤモンド成形体及び支持成形体の製造方法は、米国
特許第3142746号、同第3745623号、同第
3609818号、同第3850591号、同第439
4170号、同第4403015号、同第479732
6号及び同第4954139号に詳述されている。
【0007】多結晶質CBN(PCBN)成形体及び支
持成形体の焼結に関しては、かかる成形体及び支持成形
体はダイヤモンド成形体の製造方法に準じて製造され
る。ただし、上述の「スウィープ」法によるCBN成形
体の製造では、結晶質CBN層に浸透させる金属は必ず
しもCBNの再結晶のための触媒又は溶媒である必要は
ない。従って、コバルトはCBN再結晶のための触媒又
は溶媒ではないが、コバルト焼結炭化タングステン(co
balt-cemented tungsten carbide)基材から結晶質CB
N層の間隙内にコバルトを浸透させることによって上記
基材を多結晶質CBN成形体に接合し得る。間隙内のコ
バルトはむしろ多結晶質CBN成形体と焼結炭化タング
ステン基材とのバインダーとして機能する。
持成形体の焼結に関しては、かかる成形体及び支持成形
体はダイヤモンド成形体の製造方法に準じて製造され
る。ただし、上述の「スウィープ」法によるCBN成形
体の製造では、結晶質CBN層に浸透させる金属は必ず
しもCBNの再結晶のための触媒又は溶媒である必要は
ない。従って、コバルトはCBN再結晶のための触媒又
は溶媒ではないが、コバルト焼結炭化タングステン(co
balt-cemented tungsten carbide)基材から結晶質CB
N層の間隙内にコバルトを浸透させることによって上記
基材を多結晶質CBN成形体に接合し得る。間隙内のコ
バルトはむしろ多結晶質CBN成形体と焼結炭化タング
ステン基材とのバインダーとして機能する。
【0008】ダイヤモンドの場合と同様に、CBNのH
T/HP焼結プロセスはCBNが熱力学的安定相である
条件下で実施される。このような条件下では、隣接CB
N結晶粒間での結晶間結合も達成されるものと推測され
る。かかる成形体における或いは支持成形体の研磨ケー
ブルにおけるCBN濃度は好ましくは約50体積%以上
である。CBN成形体及び支持成形体の製造方法は米国
特許第2947617号、同第3136615号、同第
3233988号、同第3743489号、同第374
5623号、同第3831428号、同第391821
9号、同第4188194号、同第4289503号、
同第4673414号、同第4797326号及び同第
4954139号に詳述されている。米国特許第376
7371号には、約70体積%以上のCBNと約30体
積%以下のバインダー金属(コバルト等)を含有するC
BN成形体の具体例が開示されている。
T/HP焼結プロセスはCBNが熱力学的安定相である
条件下で実施される。このような条件下では、隣接CB
N結晶粒間での結晶間結合も達成されるものと推測され
る。かかる成形体における或いは支持成形体の研磨ケー
ブルにおけるCBN濃度は好ましくは約50体積%以上
である。CBN成形体及び支持成形体の製造方法は米国
特許第2947617号、同第3136615号、同第
3233988号、同第3743489号、同第374
5623号、同第3831428号、同第391821
9号、同第4188194号、同第4289503号、
同第4673414号、同第4797326号及び同第
4954139号に詳述されている。米国特許第376
7371号には、約70体積%以上のCBNと約30体
積%以下のバインダー金属(コバルト等)を含有するC
BN成形体の具体例が開示されている。
【0009】これまでに、Packer(米国特許第5
697994号)が、HP/HT条件下でPCD又はP
CBN層に接合したWC基材からなる木工用切削工具を
製造することを提唱している。Coの第2相又は触媒相
には、Ni、Al、Si、Ti、Mo及びCrから選択
される合金金属、並びに炭窒化チタン及び炭窒化アルミ
ニウムチタンから選択される高融点材料が含まれてい
る。合金金属は、六方最密充填(HCP)相つまりε相
から面心立方晶(FCC)相つまりα相へのCoの変態
を遅らせると記載されている。高温下でのかかる変態は
ミクロ亀裂を引起こし、製品の劣化を招く。Packe
rの実施例で試験された合金金属の最大量は5%であっ
た。
697994号)が、HP/HT条件下でPCD又はP
CBN層に接合したWC基材からなる木工用切削工具を
製造することを提唱している。Coの第2相又は触媒相
には、Ni、Al、Si、Ti、Mo及びCrから選択
される合金金属、並びに炭窒化チタン及び炭窒化アルミ
ニウムチタンから選択される高融点材料が含まれてい
る。合金金属は、六方最密充填(HCP)相つまりε相
から面心立方晶(FCC)相つまりα相へのCoの変態
を遅らせると記載されている。高温下でのかかる変態は
ミクロ亀裂を引起こし、製品の劣化を招く。Packe
rの実施例で試験された合金金属の最大量は5%であっ
た。
【0010】Packerの切削工具は木工用としては
優れているかもしれないが、PCD及びPCBN切削工
具の高性能用途におけるε相Coの存在は化学的に不安
定であって、特に高温(例えば、410〜440℃の温
度)では腐食を受け易いことが判明した。そこで、当技
術分野では耐食性の向上した支持PCD及びPCBN切
削工具を提供することのニーズが存在する。
優れているかもしれないが、PCD及びPCBN切削工
具の高性能用途におけるε相Coの存在は化学的に不安
定であって、特に高温(例えば、410〜440℃の温
度)では腐食を受け易いことが判明した。そこで、当技
術分野では耐食性の向上した支持PCD及びPCBN切
削工具を提供することのニーズが存在する。
【0011】
【発明の概要】本発明の支持研磨材粒子成形体は、自己
結合ダイヤモンド粒子又はCBN粒子の研磨材粒子層と
一体接合したコバルト焼結炭化物支持体からなる。当該
支持成形体中のコバルト成分はニッケル−コバルト合金
の形態にあり、ニッケルの量はコバルトが面心立方晶
(FCC)相つまりα相に存在するような量である。
結合ダイヤモンド粒子又はCBN粒子の研磨材粒子層と
一体接合したコバルト焼結炭化物支持体からなる。当該
支持成形体中のコバルト成分はニッケル−コバルト合金
の形態にあり、ニッケルの量はコバルトが面心立方晶
(FCC)相つまりα相に存在するような量である。
【0012】本発明の切削工具は、焼結WC基材及び/
又はそれと接合した多結晶質層中にNi金属を浸透させ
ることによって製造することができる。接合法には、支
持多結晶質成形体のHP/HT成形及び支持体への多結
晶質成形体のろう付がある。
又はそれと接合した多結晶質層中にNi金属を浸透させ
ることによって製造することができる。接合法には、支
持多結晶質成形体のHP/HT成形及び支持体への多結
晶質成形体のろう付がある。
【0013】
【好ましい実施の形態】本発明の本質及び目的を十分に
理解するには、以下の詳細な説明を添付の図面と共に参
照すべきである。
理解するには、以下の詳細な説明を添付の図面と共に参
照すべきである。
【0014】ε相CoはHCP相つまりα相に比べて積
層欠陥が少ないので、化学的に安定であり、耐食性が高
い。さらに、Ni分を増した母材のFCC構造は広い温
度範囲で安定であり、Ni−Co合金はCo相がHCP
相に復帰し難い。かくして、本発明の切削工具はNi合
金金属の存在のため熱安定性に優れる。このことは、有
効量のNiをPCD、PCBN又はWC支持体中のCo
と合金化したときにいえる。かかるNiの有効量はNi
と合金化するCo成分の約5〜50重量%の範囲であ
る。この用途でNiと同様に機能するその他の金属に
は、例えばPd、Pt、V、Cr、Nb、Mo及びTa
がある。
層欠陥が少ないので、化学的に安定であり、耐食性が高
い。さらに、Ni分を増した母材のFCC構造は広い温
度範囲で安定であり、Ni−Co合金はCo相がHCP
相に復帰し難い。かくして、本発明の切削工具はNi合
金金属の存在のため熱安定性に優れる。このことは、有
効量のNiをPCD、PCBN又はWC支持体中のCo
と合金化したときにいえる。かかるNiの有効量はNi
と合金化するCo成分の約5〜50重量%の範囲であ
る。この用途でNiと同様に機能するその他の金属に
は、例えばPd、Pt、V、Cr、Nb、Mo及びTa
がある。
【0015】Niは製造者に都合のよい任意の手段でC
oと合金化し得る。例えば、HP/HT条件下でPCD
又はPCBNをNi−Co焼結炭化物と共に加圧するこ
とで、多結晶質層にNi−Coを浸透させて緻密な焼結
PCD又はPCBNブランクを得ることができる。別法
として、Co焼結WC支持体中及び/又は通常のPCD
又はPCBN層の研磨材粒子層中にNiを拡散させるこ
ともできる。さらに、NiシートからWC支持体中に又
はNiブリックからHP/HT条件下で前もって製造し
ておいたCo浸透切削工具中にNiを拡散させることも
できる。実施例に示した通り、かかる浸透はWC同士の
ろう付に用いられるろう合金から起こすこともできる。
このように、有効量のNiをCoと合金化するには、製
造者の手近にある任意の手段を本発明の原理に従って使
用することができる。
oと合金化し得る。例えば、HP/HT条件下でPCD
又はPCBNをNi−Co焼結炭化物と共に加圧するこ
とで、多結晶質層にNi−Coを浸透させて緻密な焼結
PCD又はPCBNブランクを得ることができる。別法
として、Co焼結WC支持体中及び/又は通常のPCD
又はPCBN層の研磨材粒子層中にNiを拡散させるこ
ともできる。さらに、NiシートからWC支持体中に又
はNiブリックからHP/HT条件下で前もって製造し
ておいたCo浸透切削工具中にNiを拡散させることも
できる。実施例に示した通り、かかる浸透はWC同士の
ろう付に用いられるろう合金から起こすこともできる。
このように、有効量のNiをCoと合金化するには、製
造者の手近にある任意の手段を本発明の原理に従って使
用することができる。
【0016】多結晶質層は好ましくは多結晶質ダイヤモ
ンド(PCD)である。本発明の技術的範囲に属するそ
の他の材料には、合成ダイヤモンド、天然ダイヤモン
ド、立方晶窒化ホウ素(CBN)、ウルツ鉱型窒化ホウ
素、それらの混合物並びに同種の材料等がある。焼結金
属炭化物基材は慣用の組成のもので、第IVB、VB又は
VIB族金属の炭化物を挙げることができ、コバルト、ニ
ッケル、鉄又はそれらの合金からなるバインダーの存在
下で加圧して焼結される。好ましい金属炭化物は炭化タ
ングステンである。
ンド(PCD)である。本発明の技術的範囲に属するそ
の他の材料には、合成ダイヤモンド、天然ダイヤモン
ド、立方晶窒化ホウ素(CBN)、ウルツ鉱型窒化ホウ
素、それらの混合物並びに同種の材料等がある。焼結金
属炭化物基材は慣用の組成のもので、第IVB、VB又は
VIB族金属の炭化物を挙げることができ、コバルト、ニ
ッケル、鉄又はそれらの合金からなるバインダーの存在
下で加圧して焼結される。好ましい金属炭化物は炭化タ
ングステンである。
【0017】ダイヤモンド層の表面形状は、円錐形、減
径又は増径形状、たがね状又は非軸対称の形状とし得
る。概して、掘削、機械加工及び伸線加工用途に用いら
れるあらゆる形態のPCD及びPCBNインサートをN
i合金金属の添加によって改良することができるが、こ
れは熱安定性及び耐食性が付与されることによる。
径又は増径形状、たがね状又は非軸対称の形状とし得
る。概して、掘削、機械加工及び伸線加工用途に用いら
れるあらゆる形態のPCD及びPCBNインサートをN
i合金金属の添加によって改良することができるが、こ
れは熱安定性及び耐食性が付与されることによる。
【0018】さらに、一般に、炭化物層とダイヤモンド
層の間の境界面も、ドーム状、半球状、減径形状、平面
状、円錐形等の任意の形状を有し得る。境界面は、平滑
面、鋸歯状面等でもよい。ただし、特に炭化物基材の焼
結及びダイヤモンド層の形成に際してダイヤモンド層と
炭化物基材との接合性が良くなるので、不規則な境界面
が好ましいことが多い。
層の間の境界面も、ドーム状、半球状、減径形状、平面
状、円錐形等の任意の形状を有し得る。境界面は、平滑
面、鋸歯状面等でもよい。ただし、特に炭化物基材の焼
結及びダイヤモンド層の形成に際してダイヤモンド層と
炭化物基材との接合性が良くなるので、不規則な境界面
が好ましいことが多い。
【0019】支持PCD及びCBN成形体は、切削及び
目直し工具、ドリルビット、その他かかる成形体の硬度
及び摩耗特性が活用される類似の用途に広く使用されて
きた。特に、かかる成形体は、タングステン、銅、鉄、
モリブデン及びステンレス鋼等の金属素材を線材に伸線
加工するためのダイスに組込まれてきた。通例、これら
の線引ダイスは略環状の外側金属炭化物支持体で囲まれ
それと接合している。軸方向中心線に沿って成形体を貫
通するように穴その他の開口が設けられ、それを通して
金属素材を引抜いて減径した線材製品に伸線する。かか
る一般的なタイプの線引ダイス及びその製造方法は、米
国特許第3831428号、同第4016736号、同
第4129052号、同第4144739号、同第43
03442号、同第4370149号、同第43749
00号、同第4534934号、同第4828611
号、同第4872333号及び同第5033334号に
記載されている。
目直し工具、ドリルビット、その他かかる成形体の硬度
及び摩耗特性が活用される類似の用途に広く使用されて
きた。特に、かかる成形体は、タングステン、銅、鉄、
モリブデン及びステンレス鋼等の金属素材を線材に伸線
加工するためのダイスに組込まれてきた。通例、これら
の線引ダイスは略環状の外側金属炭化物支持体で囲まれ
それと接合している。軸方向中心線に沿って成形体を貫
通するように穴その他の開口が設けられ、それを通して
金属素材を引抜いて減径した線材製品に伸線する。かか
る一般的なタイプの線引ダイス及びその製造方法は、米
国特許第3831428号、同第4016736号、同
第4129052号、同第4144739号、同第43
03442号、同第4370149号、同第43749
00号、同第4534934号、同第4828611
号、同第4872333号及び同第5033334号に
記載されている。
【0020】本発明に関連した線引ダイスの製造に関し
ては、様々な方法を使用し得るものの、米国特許第38
31428号及び同第4534934号に記載されてい
るようなHP/HT焼結法が好ましいと考えられる。好
ましいHP/HT焼結法では、概して支持成形体の製造
と同様に、CBN又はPCD粒子の層にコバルトのよう
な触媒又はバインダー金属をスウィープさせる。線引ダ
イス製造製造プロセスでは、上述の粒子を周囲の金属炭
化物環状支持体の中に装填する。上記で規定した処理条
件において、支持体及び任意には軸方向に配置した円盤
から金属が半径方向及び/又は軸方向に結晶質粒子層の
間隙に浸透する。粒子層の内部では、浸透金属が独立し
たバインダー相を形成し、かつ少なくともPCDに関し
ては顕著な結晶間結合を生じる。金属はさらに焼結成形
体を支持体に接合して一体構造物とする。線引用の穴
は、仕上段階としてレーザ穿孔その他の機械加工技術に
よって焼結成形体に設けることができる。別法として、
粒子層に軸方向に線材を配置し、粒子層の焼結後に線材
を適当な酸その他の溶媒に溶解するか或いは機械加工技
術で除去することによって、穴を予め形成しておくこと
もできる。
ては、様々な方法を使用し得るものの、米国特許第38
31428号及び同第4534934号に記載されてい
るようなHP/HT焼結法が好ましいと考えられる。好
ましいHP/HT焼結法では、概して支持成形体の製造
と同様に、CBN又はPCD粒子の層にコバルトのよう
な触媒又はバインダー金属をスウィープさせる。線引ダ
イス製造製造プロセスでは、上述の粒子を周囲の金属炭
化物環状支持体の中に装填する。上記で規定した処理条
件において、支持体及び任意には軸方向に配置した円盤
から金属が半径方向及び/又は軸方向に結晶質粒子層の
間隙に浸透する。粒子層の内部では、浸透金属が独立し
たバインダー相を形成し、かつ少なくともPCDに関し
ては顕著な結晶間結合を生じる。金属はさらに焼結成形
体を支持体に接合して一体構造物とする。線引用の穴
は、仕上段階としてレーザ穿孔その他の機械加工技術に
よって焼結成形体に設けることができる。別法として、
粒子層に軸方向に線材を配置し、粒子層の焼結後に線材
を適当な酸その他の溶媒に溶解するか或いは機械加工技
術で除去することによって、穴を予め形成しておくこと
もできる。
【0021】支持成形体全般に関しては、米国特許第4
797326号に詳述されている通り、支持体と多結晶
質研磨材層との接合には化学的要素に加えて物理的要素
が関与していて、これらの要素はそれぞれの層の構成材
料が相互作用する場合に接合面で発生するものと推測さ
れる。接合の物理的要素は、焼結金属炭化物支持体層に
比べて多結晶質研磨材層の熱膨張率(CTE)が相対的
に小さいことから生じるらしい。すなわち、支持成形体
ブランクをHT/HP処理条件から周囲条件まで冷却す
る際、支持体層が残留引張応力を保持していて、そのた
めそれに支持された多結晶質成形体に半径方向圧縮荷重
を与えることが観察されている。かかる荷重は多結晶質
成形体を概して圧縮状態に保ち、それにより積層体の破
壊靭性、衝撃強さ及び剪断強さを改善する。線引ダイス
の構成においては、支持環は概して都合のよいことに中
央の多結晶質コアに対して半径方向及び軸方向の圧縮力
を発揮することが観察されている。
797326号に詳述されている通り、支持体と多結晶
質研磨材層との接合には化学的要素に加えて物理的要素
が関与していて、これらの要素はそれぞれの層の構成材
料が相互作用する場合に接合面で発生するものと推測さ
れる。接合の物理的要素は、焼結金属炭化物支持体層に
比べて多結晶質研磨材層の熱膨張率(CTE)が相対的
に小さいことから生じるらしい。すなわち、支持成形体
ブランクをHT/HP処理条件から周囲条件まで冷却す
る際、支持体層が残留引張応力を保持していて、そのた
めそれに支持された多結晶質成形体に半径方向圧縮荷重
を与えることが観察されている。かかる荷重は多結晶質
成形体を概して圧縮状態に保ち、それにより積層体の破
壊靭性、衝撃強さ及び剪断強さを改善する。線引ダイス
の構成においては、支持環は概して都合のよいことに中
央の多結晶質コアに対して半径方向及び軸方向の圧縮力
を発揮することが観察されている。
【0022】さらに、一般の支持成形体の商業生産にお
いて、HT/HP装置の反応セルから回収された製品又
はブランクについては、放電加工又はレーザ加工による
切削、フライス削り及び特に成形体外面から付着遮蔽金
属を除去するための研削を始めとする様々な仕上作業が
施されるのが普通である。かかる仕上作業は、ダイヤモ
ンド又はCBN研磨ケーブルの厚さ及び/又は炭化物支
持体の厚さに関する製品仕様を満足する円筒形等の形状
に成形体を機械加工するのにも使用される。特に線引ダ
イスに関しては、使用前に、ダイスを収容リングその他
の支持アセンブリにろう付するのが一般的である。
いて、HT/HP装置の反応セルから回収された製品又
はブランクについては、放電加工又はレーザ加工による
切削、フライス削り及び特に成形体外面から付着遮蔽金
属を除去するための研削を始めとする様々な仕上作業が
施されるのが普通である。かかる仕上作業は、ダイヤモ
ンド又はCBN研磨ケーブルの厚さ及び/又は炭化物支
持体の厚さに関する製品仕様を満足する円筒形等の形状
に成形体を機械加工するのにも使用される。特に線引ダ
イスに関しては、使用前に、ダイスを収容リングその他
の支持アセンブリにろう付するのが一般的である。
【0023】以上、本発明を好ましい実施形態に関して
説明し例示してきたが、本発明がそれらに限定されない
ことは当業者には自明であろう。従って、特許請求の範
囲は、本発明の技術的思想及び技術的範囲に属するあら
ゆる変更を包括するものである。本明細書で引用した文
献は文献の援用によって本明細書に取り込まれる。
説明し例示してきたが、本発明がそれらに限定されない
ことは当業者には自明であろう。従って、特許請求の範
囲は、本発明の技術的思想及び技術的範囲に属するあら
ゆる変更を包括するものである。本明細書で引用した文
献は文献の援用によって本明細書に取り込まれる。
【0024】
【実施例】実施例1 19mmの円柱状PCD支持成形体カッター(1mmの
ダイヤモンドテーブル及び8mmのWC支持体)のWC
−Co支持部に、円盤状Ni基ろう材を用いてWC−C
o支持体延長部をろう付することによって研磨材成形体
ブランクを製造した。円盤状ろう材からニッケルが支持
体中に拡散し、存在するCoと合金化した。これらのブ
ランクは本発明の実施例である。
ダイヤモンドテーブル及び8mmのWC支持体)のWC
−Co支持部に、円盤状Ni基ろう材を用いてWC−C
o支持体延長部をろう付することによって研磨材成形体
ブランクを製造した。円盤状ろう材からニッケルが支持
体中に拡散し、存在するCoと合金化した。これらのブ
ランクは本発明の実施例である。
【0025】こうして製造したろう付工具を、円盤状含
Niろう材でのろう付を施していない同様の工具と共
に、21℃(室温)の水中に約15分間浸漬し、取り出
して乾燥した。図1はWC−Co支持体の腐食の程度を
示す。図2の本発明に従って製造したろう付工具では腐
食の徴候が全くみられない。これらの結果は本発明の効
果を実証するものである。
Niろう材でのろう付を施していない同様の工具と共
に、21℃(室温)の水中に約15分間浸漬し、取り出
して乾燥した。図1はWC−Co支持体の腐食の程度を
示す。図2の本発明に従って製造したろう付工具では腐
食の徴候が全くみられない。これらの結果は本発明の効
果を実証するものである。
【0026】実施例2 図3は別のろう付工具の顕微鏡写真であり、Ni−Cr
−Pdろう合金のろう付ライン近傍の領域を示す。この
工具も室温(21℃)の水中に約15分間浸漬した。し
かる後、図4に示したように顕微鏡下で観察した。WC
支持体はブレージングラインから約3〜4ミクロン上方
の層を除いて腐食していた。
−Pdろう合金のろう付ライン近傍の領域を示す。この
工具も室温(21℃)の水中に約15分間浸漬した。し
かる後、図4に示したように顕微鏡下で観察した。WC
支持体はブレージングラインから約3〜4ミクロン上方
の層を除いて腐食していた。
【0027】このろう付工具の概略側面図を図5に示
す。図示した通り、ダイヤモンド成形体18は上部炭化
物成形体14に接合しており、上部炭化物成形体14は
ろう材層12を介して下部炭化物成形体16にろう付さ
れている。円10で囲まれた部分について、EDS(エ
ネルギー分散型分光計)マイクロプローブ(全ての元素
について検出限界0.01%及び分解能1ミクロン)を
用いて上部炭化物成形体14を分析した。その結果を図
6にグラフとして示すが、この図はEDS分析を行った
位置を示す。得られた組成分布を以下の表1及び表2に
示す。
す。図示した通り、ダイヤモンド成形体18は上部炭化
物成形体14に接合しており、上部炭化物成形体14は
ろう材層12を介して下部炭化物成形体16にろう付さ
れている。円10で囲まれた部分について、EDS(エ
ネルギー分散型分光計)マイクロプローブ(全ての元素
について検出限界0.01%及び分解能1ミクロン)を
用いて上部炭化物成形体14を分析した。その結果を図
6にグラフとして示すが、この図はEDS分析を行った
位置を示す。得られた組成分布を以下の表1及び表2に
示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】これらの結果は腐食しなかったWC領域が
Niを含んだ領域であることを実証している。この領域
で、Niがろう材層からWC中に拡散し、WCの耐食性
の向上に役立った。
Niを含んだ領域であることを実証している。この領域
で、Niがろう材層からWC中に拡散し、WCの耐食性
の向上に役立った。
【図1】 WC支持体を21℃(室温)の水中に15分
間浸漬したときに生じた腐食を示す顕微鏡写真(75
×)である。
間浸漬したときに生じた腐食を示す顕微鏡写真(75
×)である。
【図2】 本発明のWC支持体を21℃(室温)の水中
に15分間浸漬しても腐食の徴候が認められないことを
示す顕微鏡写真(75×)である。
に15分間浸漬しても腐食の徴候が認められないことを
示す顕微鏡写真(75×)である。
【図3】 Ni−Cr−Pdろう合金のブレージングラ
イン近傍の領域を示す、ろう付工具の顕微鏡写真であ
る。
イン近傍の領域を示す、ろう付工具の顕微鏡写真であ
る。
【図4】 21℃(室温)の水中に15分間浸漬した後
の図3のろう付工具の顕微鏡写真である。
の図3のろう付工具の顕微鏡写真である。
【図5】 2つのWC成形体を互いにろう付したWCサ
ンドイッチに結合されたダイヤモンド成形体の側面図で
ある。
ンドイッチに結合されたダイヤモンド成形体の側面図で
ある。
【図6】 EDS分析(エネルギー分散型分光計、全て
の元素について検出限界0.01%及び分解能1ミクロ
ン)による、図5のろう付工具の組成分布。
の元素について検出限界0.01%及び分解能1ミクロ
ン)による、図5のろう付工具の組成分布。
12 ろう材層 14 上部焼結金属炭化物成形体 16 下部焼結金属炭化物成形体 18 多結晶質ダイヤモンド成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンリー・サミュエル・マレク アメリカ合衆国、オハイオ州、ワーシント ン、オークボーン・ドライブ、1475番 (72)発明者 エオイン・エム・オティアーナフ アメリカ合衆国、オハイオ州、コロンバ ス、ジェシング・トレイル、424番
Claims (20)
- 【請求項1】 耐食性の改善されたコバルト焼結炭化物
支持体であって、当該支持体中のコバルト成分がNi、
Pd、Pt、V、Cr、Nb、Mo及びTaからなる群
から選択される1種類以上の金属との合金の形態にあ
り、上記金属の量がコバルトが面心立方晶(FCC)相
に存在するようなものである、炭化物支持体。 - 【請求項2】 前記金属の量が前記合金の約5〜50重
量%の範囲内にある、請求項1記載の炭化物支持体。 - 【請求項3】 前記金属がNiである、請求項1記載の
炭化物支持体。 - 【請求項4】 前記金属がNiである、請求項2記載の
炭化物支持体。 - 【請求項5】 自己結合ダイヤモンド粒子又は立方晶窒
化ホウ素(CBN)粒子の研磨材粒子層と一体接合した
コバルト焼結炭化物支持体からなる支持研磨材粒子成形
体において、該支持成形体中のコバルト成分がニッケル
−コバルト合金の形態にあり、該ニッケルの量はコバル
トが面心立方晶(FCC)相に存在するようなものとし
た点を改良点とする、支持研磨材粒子成形体。 - 【請求項6】 前記ニッケルの量が前記合金の約5〜5
0重量%の範囲内にある、請求項5記載の支持成形体。 - 【請求項7】 当該研磨材粒子成形体が多結晶質ダイヤ
モンド(PCD)成形体からなる、請求項5記載の支持
成形体。 - 【請求項8】 当該研磨材粒子成形体が多結晶質立方晶
窒化ホウ素(PCBN)成形体からなる、請求項5記載
の支持成形体。 - 【請求項9】 前記炭化物支持体が炭化タングステン、
炭化チタン又は炭化タンタル支持体の1又はそれ以上で
ある、請求項5記載の支持成形体。 - 【請求項10】 円柱状成形体として形成された、請求
項5記載の支持成形体。 - 【請求項11】 環状線引ダイスとして形成された、請
求項5記載の支持成形体。 - 【請求項12】 ドリルビットとして形成された、請求
項5記載の支持成形体。 - 【請求項13】 自己結合ダイヤモンド粒子又は立方晶
窒化ホウ素(CBN)粒子の研磨材粒子層と一体接合し
たコバルト焼結炭化物支持体からなる支持研磨材粒子成
形体の製造方法において、当該支持成形体中のコバルト
成分をニッケルと合金化し、ニッケルの量はコバルトが
面心立方晶(FCC)相に存在するようなものとした点
を改良点とする方法。 - 【請求項14】 コバルトと合金化するニッケルの量が
前記合金の約5〜50重量%の範囲内にある、請求項1
3記載の方法。 - 【請求項15】 前記研磨材粒子成形体が多結晶質ダイ
ヤモンド(PCD)成形体からなる、請求項13記載の
方法。 - 【請求項16】 前記研磨材粒子成形体が多結晶質立方
晶窒化ホウ素(PCBN)成形体からなる、請求項13
記載の方法。 - 【請求項17】 前記炭化物支持体が炭化タングステ
ン、炭化チタン及び炭化タンタルの1又はそれ以上から
なる支持体である、請求項13記載の方法。 - 【請求項18】 前記支持成形体が円柱状成形体として
形成される、請求項5記載の支持成形体。 - 【請求項19】 前記支持成形体が環状線引ダイスとし
て形成される、請求項13記載の方法。 - 【請求項20】 前記支持成形体がドリルビットとして
形成される、請求項13記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US25895499A | 1999-03-01 | 1999-03-01 | |
| US09/258954 | 1999-03-01 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246645A true JP2000246645A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=22982839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000050774A Withdrawn JP2000246645A (ja) | 1999-03-01 | 2000-02-28 | 耐食性の向上した多結晶質研磨材成形体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1033414A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000246645A (ja) |
| KR (1) | KR20000062660A (ja) |
| ZA (1) | ZA200000781B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6886809B2 (en) | 2001-08-03 | 2005-05-03 | Hitachi, Ltd. | Joint construction of cobalt-based alloy |
| JP2009280491A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Sandvik Intellectual Property Ab | 複合ダイヤモンド体を製造する方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE0602494L (sv) * | 2006-11-22 | 2008-05-23 | Sandvik Intellectual Property | Metod att tillverka en sintrat kropp, en pulverblandning och en sintrad kropp |
| KR101369364B1 (ko) * | 2012-01-09 | 2014-03-06 | 삼성전자주식회사 | 형광체 디스펜서 |
| CN110408829B (zh) * | 2019-08-26 | 2021-07-16 | 广东技术师范大学 | 一种梯度多层涂层与梯度硬质合金相结合的刀具及其制备方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4224380A (en) * | 1978-03-28 | 1980-09-23 | General Electric Company | Temperature resistant abrasive compact and method for making same |
| US4797326A (en) * | 1986-01-14 | 1989-01-10 | The General Electric Company | Supported polycrystalline compacts |
| US5305840A (en) * | 1992-09-14 | 1994-04-26 | Smith International, Inc. | Rock bit with cobalt alloy cemented tungsten carbide inserts |
| US5697994A (en) * | 1995-05-15 | 1997-12-16 | Smith International, Inc. | PCD or PCBN cutting tools for woodworking applications |
| US6010283A (en) * | 1997-08-27 | 2000-01-04 | Kennametal Inc. | Cutting insert of a cermet having a Co-Ni-Fe-binder |
| US5992546A (en) * | 1997-08-27 | 1999-11-30 | Kennametal Inc. | Rotary earth strata penetrating tool with a cermet insert having a co-ni-fe-binder |
-
2000
- 2000-02-17 ZA ZA200000781A patent/ZA200000781B/xx unknown
- 2000-02-24 EP EP00301474A patent/EP1033414A3/en not_active Withdrawn
- 2000-02-28 JP JP2000050774A patent/JP2000246645A/ja not_active Withdrawn
- 2000-02-28 KR KR1020000009771A patent/KR20000062660A/ko not_active Ceased
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6886809B2 (en) | 2001-08-03 | 2005-05-03 | Hitachi, Ltd. | Joint construction of cobalt-based alloy |
| US6889957B2 (en) | 2001-08-03 | 2005-05-10 | Hitachi, Ltd. | Joint construction of cobalt-based alloy |
| US6896978B2 (en) | 2001-08-03 | 2005-05-24 | Hitachi, Ltd. | Joint construction of cobalt-based alloy |
| KR100507247B1 (ko) * | 2001-08-03 | 2005-08-11 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 코발트기 합금의 접합 구조 |
| JP2009280491A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Sandvik Intellectual Property Ab | 複合ダイヤモンド体を製造する方法 |
| US8172915B2 (en) | 2008-05-21 | 2012-05-08 | Sandvik Intellectual Property Ab | Method of making a composite diamond body |
| KR101606595B1 (ko) | 2008-05-21 | 2016-03-25 | 산드빅 인터렉츄얼 프로퍼티 에이비 | 복합 다이아몬드 보디의 제조 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1033414A3 (en) | 2002-09-18 |
| KR20000062660A (ko) | 2000-10-25 |
| EP1033414A2 (en) | 2000-09-06 |
| ZA200000781B (en) | 2000-09-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0779129B1 (en) | Method for producing abrasive compact with improved properties | |
| EP0706981B1 (en) | Supported polycrystalline diamond compact | |
| CN101755066B (zh) | 超硬金刚石复合物 | |
| EP2101903B1 (en) | Abrasive compacts with improved machinability | |
| US7794821B2 (en) | Composite material for drilling applications | |
| CA2705158C (en) | A diamond metal composite | |
| US5660075A (en) | Wire drawing die having improved physical properties | |
| JPH09165273A (ja) | 現場結合炭化物/炭化物支持体を有する複合成形体の多結晶質研磨材層における応力の低減 | |
| JP2000071111A (ja) | チップの堆積を防ぐことで切削性能の向上した多結晶質ダイヤモンド成形体カッタ― | |
| CN1032509A (zh) | 低压粘结金刚石聚晶体及其制造方法 | |
| EP1546423A1 (en) | Method for producing a sintered, supported polycrystalline diamond compact | |
| CN100365148C (zh) | 复合材料 | |
| JPH11314112A (ja) | 応力を低減させるための非円筒形境界形状を有する線引きダイス | |
| JP2003095743A (ja) | ダイヤモンド焼結体及びその製造法 | |
| EP1033414A2 (en) | Corrosion resistant polycrystalline abrasive compacts | |
| JPH08225376A (ja) | ろう付け可能なコバルト含有cbn成形体 | |
| IE85891B1 (en) | Ultra-hard and metallic constructions comprising improved braze joint |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070501 |