JP2000246827A - ガス吸着シート - Google Patents

ガス吸着シート

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JP2000246827A
JP2000246827A JP11049911A JP4991199A JP2000246827A JP 2000246827 A JP2000246827 A JP 2000246827A JP 11049911 A JP11049911 A JP 11049911A JP 4991199 A JP4991199 A JP 4991199A JP 2000246827 A JP2000246827 A JP 2000246827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】VOC全般に対して優れた吸着効果を有し、か
つ外観および取扱性に優れたガス吸着シートを提供す
る。 【解決手段】(1)少なくとも2枚のシートと吸着剤が
積層一体化された積層構造体であって、該積層構造体に
は該吸着剤として活性炭粉体およびホルマリン吸着剤が
固定化されており、該吸着剤のうち少なくとも活性炭粉
体は前記シート2枚の間に挟持され、かつ前記シートの
少なくとも1枚が透気度60秒以下の多孔質シートであ
るガス吸着シート。(2)前記シートの少なくとも1枚
にホルマリン吸着剤が固定化されているガス吸着シー
ト。(3)前記吸着剤が活性炭粉体およびホルマリン吸
着剤含有粉体を含むガス吸着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス吸着シートに関
し、さらに詳しくは合板などの建材から揮発する揮発性
有機化合物の吸着に優れたガス吸着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、揮発性有機化合物の吸入によるシ
ックハウス症候群、シックビル症候群などの神経系のア
レルギー症状の発生が増加している。これは冷暖房に要
するエネルギー節約のために気密性の高い住宅やオフィ
スが増えたことが間接的な原因である。すなわち、建材
に使用されている接着剤や樹脂から揮散される揮発性有
機化合物(以下、VOCと略す)が居住空間に長期間に
わたり高濃度で残留するため、その空間で生活すると結
果的に多量の化学物質を体内に取り込むことになり、化
学物質過敏症になる場合がある。シックハウス症候群等
の予防、治療には、体内に取り込むVOCの総量を減少
させることが重要である。このような状況下で、日本で
もVOCの一つであるホルムアルデヒドに関し、発ガン
性の観点から、室内ホルムアルデヒド濃度のガイドライ
ンが提案されている。
【0003】ガス吸着を目的としたシートとしては種々
提案されており、シートに固定化される吸着剤の吸着機
能から分類すると、(1) 化学結合型機構、(2) 物理的吸
着機構および(3) 触媒分解機構によるものに大別され
る。(1) の化学結合型機構としては、酸化還元法、付加
縮合法等によるものが知られており、アクリル酸系化合
物、フェノール系化合物、硫酸マンガンLアスコルビン
酸系化合物、イミン系化合物、アミン系化合物等が用い
られる。例えば、特開平10−237256号公報に
は、アミン系化合物をシートに固定化したものが提案さ
れ、また特開平10−237403号公報、特開平5−
164896号公報、特開平6−182196号公報な
どには、アミン系化合物を活性炭などの多孔質体に固定
化したものやエマルジョンと混合されたものが提案され
ており、これらはホルムアルデヒド吸着剤として高い性
能を有する。
【0004】しかし、これらのシートはその吸着機能が
化学結合によるものであるため、ホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒドなどの限られたガスに対しては優れた効
果を示すが、その他のガスに対しては吸着性能を有さな
い。例えば、合板から揮散されるVOCには、ホルムア
ルデヒド、トルエン、キシレン、酢酸、酢酸ブチルなど
のガスが含まれるが、上記のシートでは、トルエン、キ
シレン、酢酸、酢酸ブチルなどのガスに対しての吸着効
果が得られず、満足できるものではなかった。また、複
数の吸着剤を併用する場合には、吸着剤同士が結合し、
吸着効果が阻害されるという問題が発生する。
【0005】(2) の物理的吸着機構によるものとして
は、活性炭、活性白土、セラミックス、ゼオライト、竹
粉末を乾留して得られる乾留竹等の多孔質体が用いら
れ、これらの多孔質体の表面上の物理的な吸着機構が利
用される。これらの吸着機構は上記した化学的吸着機構
に比較すると、非常に幅広いガスに対して吸着効果を示
し、かつ優れた吸着速度を有する。しかし、上記多孔質
体は、ホルムアルデヒドの吸着効果に劣り、また乾留竹
では酸性ガスの吸着性能が低く、活性炭ではアンモニア
ガスの吸着性能に劣るという選択吸着性を有し(実公平
6−34105号公報、特開平6−73665号公
報)、VOC全般に効果を示すものではなく、満足でき
るものではなかった。また多孔質体の形状が数10μm
から10mmの固体粒子であるため、通気性を有する袋
体に詰めて用いることが多く、従って、嵩張る形状とな
り、日常生活における空間では冷蔵庫、ロッカーなど意
匠性を必要としない用途に限定されていた。また袋に詰
められた固体粒子は固まりとなって存在し、固まりの表
面に存在する粒子以外は、悪臭分子に接触する機会が少
なく非効率となり、物理吸着剤の特徴である即効性が損
なわれるという問題があった。
【0006】(3) の触媒分解型によるものとしては、光
触媒としての酸化チタン粒子の利用が検討されている。
このような触媒は触媒単独では効果を発揮するものの、
これらを有機物からなるシート材料に固定化する場合、
効果を発現できる形態で触媒を固定化すると、シート自
体が分解されるという問題があった。またシートの劣化
を防ぐために無機系のアンダーコート材やバインダーを
用いる方法が提案されているが、いずれの方法も触媒を
被覆することになり、十分な分解性能が得られないのが
実状であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題を解決し、VOC全般に対して優れた吸
着効果を有し、かつ外観および取扱性に優れたガス吸着
シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記吸着
機構に基づき、VOC全般に対して効果のある消臭剤お
よび形態について鋭意検討を重ねた結果、限定された物
理吸着剤および化学吸着剤を、透気度が限定された通気
性シートに固定化することにより、シックハウス症候群
の原因となるVOC全般に対して優れた吸着効果が得ら
れ、かつ、外観および取扱性に優れたガス吸着シートを
得ることができることを見出し、本発明に到達したもの
である。すなわち、本願で特許請求される発明は以下の
とおりである。
【0009】(1)少なくとも2枚のシートと吸着剤が
積層一体化された積層構造体であって、該積層構造体に
は該吸着剤として活性炭粉体およびホルマリン吸着剤が
固定化されており、該吸着剤のうち少なくとも活性炭粉
体は前記シート2枚の間に挟持され、かつ前記シートの
少なくとも1枚が透気度60秒以下の多孔質シートであ
ることを特徴とするガス吸着シート。 (2)前記シートの少なくとも1枚にホルマリン吸着剤
が固定化されていることを特徴とする(1)記載のガス
吸着シート。 (3)前記吸着剤が活性炭粉体およびホルマリン吸着剤
含有粉体を含むことを特徴とする(1)記載のガス吸着
シート。 (4)前記多孔質シートの最大孔径が吸着剤粉体の粒径
より小さいことを特徴とする(1)〜(3)のいずれか
に記載のガス吸着シート。
【0010】(5)前記吸着剤は100〜1000μm
の粒径を有する粉体であり、該吸着剤粉体にメルトイン
デックス0.1〜30、粒径100〜1000μmのホ
ットメルト剤粉体によりシートに固定化されていること
を特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のガス吸
着シート。 (6)前記ホルマリン吸着剤が、−NH−結合を有する
化合物およびその混合物であることを特徴とする(1)
〜(5)のいずれかに記載のガス吸着シート。 (7)前記ホルマリン吸着剤が、ヒドラジド化合物およ
びその混合物であることを特徴とする(6)記載のガス
吸着シート。 (8)前記シートが合成長繊維不織布からなることを特
徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載のガス吸着シ
ート。 (9)すべてのシートの透気度が60秒以下であり、か
つ積層構造体の透気度が60秒以下であることを特徴と
する(1)〜(8)のいずれかに記載のガス吸着シー
ト。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のガス吸着シートによれ
ば、積層構造体に吸着剤として活性炭とホルマリン吸着
剤が固定化されているため、VOC全般に対して優れた
物理的吸着性能を有する活性炭粉体により、合板などか
ら発生するトルエン、キシレン、酢酸などのVOCを吸
着することができ、またホルマリン吸着剤により、合板
から発生するホルムアルデヒドを効果的に吸着すること
ができ、VOC全般の低減に高い効果を発現することが
できる。さらに、活性炭粉体とホルマリン吸着剤をそれ
ぞれの機能を阻害されない形で固定化することができ、
またシート面上に均一に存在させることができるため、
空間に存在するVOCガスに対して非常に効果的に吸着
性能を発現させることができる。
【0012】本発明において、積層構造体であるガス吸
着シートには、少なくとも2枚のシートが用いられる
が、そのうち少なくとも1枚は透気度60秒以下、好ま
しくは1秒以下の多孔質シートである。ここで、透気度
とは、JIS L-1096で規定されるガーレ法にによって測定
される通気性の指標であり、一定圧力下における面積あ
たりの空気100ccが透過する時間をいい、時間が短い
ほど通気性能の高いシートであることを示す。本発明に
おいて用いられる少なくとも1枚のシートの透気度が6
0秒を超えると、用いる吸着剤の吸着性能に優れていて
も、シートの通気性が低いため、結果として吸着性能を
阻害する結果となる。
【0013】本発明に用いられるシートおよび多孔質シ
ートの素材および形態には特に限定されるものではない
が、多孔質シートとしては繊維を積層一体化した繊維質
シート、フィルムの有孔シートなどが好ましく用いられ
る。繊維質シートに使用される繊維素材には特に限定さ
れず、天然繊維、化学繊維、合成繊維など繊維素材を使
用することができる。例えば、セルロース系繊維、ポリ
オレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系
繊維、アクリル系繊維、ビニロン系繊維などが挙げら
れ、具体的にはパルプ、綿、アセテート、レーヨン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、6ナイロン、66ナイロン、ポリアクリルニトリ
ル、PVA、羊毛などが用いられる。繊維質シートとし
ては、これらの繊維素材で構成される紙、フェルト、織
物、編み物、不織布等が挙げられる。これらのうち不織
布は安価であり、取扱性に優れるために好ましい。不織
布としてはスパンボンド法、スパンレース法、カードニ
ードルパンチ法、樹脂接着法、フラッシュ紡糸法、メル
トブロー法などいずれの製法で作製されたものでもよい
が、特にポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなど
の熱可塑性樹脂を溶融紡糸して紡糸口金からエアサッカ
ーで牽引して得られた長繊維ウェブをエンボス接合によ
りボンディングするスパンボンド法による合成長繊維不
織布は、通気性が高く、かつ低目付でも高い強度が発現
され、ガス吸着シートの軽薄化が可能となり、用途範囲
が非常に広くなるため好ましい。
【0014】フィルムの有孔シートとしては微多孔シー
トやフィルム化した後に針などで物理的な貫通孔を設け
たシート等が挙げられる。微多孔シートとしては物理的
に発泡させた樹脂をフィルム化したシート、発泡剤を添
加した樹脂をフィルム化したシート、フィラーを添加し
たシートなどの面の垂直方向に連続孔を有するシートが
挙げられる。シートの素材には特に限定されるものでは
なく、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、塩化ビニルなど通常使用される樹脂素材が使
用される。具体的には、LDPE、HDPE、PP、E
VA、EEA、EAA、EMAA、EMMA、PET、
ナイロン、EVOH、ポリメチルペンテン、PANなど
が用いられる。上記多孔質シートの開孔径は1〜150
μmが好ましい。開孔径と透気度は完全に相関するもの
ではないが、開孔径が1μmより小さいと実質的にシー
トの透気度を60秒以下とすることが難しい場合があ
り、150μmより大きいと使用する脱臭剤粉体が漏れ
やすくなる。上記した多孔質シート以外のシートとして
は特に制限はなく、ポリプロピレンフィルム(PPフィ
ルム)、LDPE、HDPEフィルム等の樹脂フィル
ム、不織布、紙などが用いられる。
【0015】本発明に用いられる吸着剤は、空気中の気
体物質を吸着する機能を有するものであり、少なくとも
2枚のシートの間に積層一体化されて用いられる。該吸
着剤としては、多孔質粉体または該多孔質粉体に化学吸
着剤を固定化した粉体が用いられる。多孔質粉体として
は特に限定されるものではないが、活性炭粉体、ゼオラ
イト、シリカゲル、活性白土、層状リン酸塩、これらの
多孔質粉体に化学吸着剤を担持させた多孔質粉体が挙げ
られる。これらの多孔質粉体は単独または混合して用い
ることができるが、発明においては、吸着剤の一部とし
て活性炭粉体を使用する必要がある。該活性炭粉体はヤ
シ殻、タール、樹脂などを焼成して得ることができる。
【0016】特に化学吸着剤が固定化されていない無添
着活性炭は、アンモニアやアルデヒドに対して吸着性能
が若干劣るものの、これらのガスを含め非常に幅広いガ
スに対して高い吸着性能を有するため、多種類の複合ガ
スであるVOCに対してアルデヒド類以外のガス吸着剤
として好ましく用いられる。また無添着活性炭と、リン
酸、スルファニル酸、アクリル酸、ポリフェノールなど
の酸性物質を担持した活性炭とを混合した混合活性炭粉
体は、活性炭が弱いとされるアンモニアの吸着に対して
も優れた効果を示すため、好ましく用いられる。
【0017】本発明に用いられるホルマリン吸着剤は、
ホルムアルデヒドと親和性の高い化合物であり、例え
ば、ヒドラジド化合物、アミノ安息香酸塩、ポリアリル
アミン、アニリン、ポリエチレンイミン、アミノメチル
スルホン酸塩などの−NH−結合を有するアミン系化合
物が好ましく用いられる。これらのうち、アジピン酸ジ
ヒドラジド、フェニルジヒドラジド、セミカルバジドな
どのヒドラジド化合物は、ホルムアルデヒド吸着性能に
優れている点で特に好ましい。本発明において、ホルマ
リン吸着剤は、単独でまたはバインダー樹脂と混合して
含浸法やコーティング法によりシート特に多孔質シート
に固定化して用いられる。多孔質シートにホルマリン吸
着剤を付与することにより、大きな表面積でホルムアル
デヒドガスと接触することができるため高い吸着速度を
発現し、かつ吸着剤粉体に添着された他の吸着剤と実質
的に接触しないため、相互反応による機能低下がなく、
極めて効果的にガス吸着の目的を達成できる。
【0018】またホルマリン吸着剤は、活性炭、層状リ
ン酸塩、ゼオライトなどの多孔質体に担持させてホルマ
リン吸着剤含有粉体として用いることができる。該ホル
マリン吸着剤含有粉体としては、例えば、アニリン添着
活性炭粉体、アミノ安息香酸塩添着活性炭粉体、ポリア
ミン化合物添着層状リン酸塩粉体などが挙げられる。こ
れらのホルマリン吸着剤含有粉体は、活性炭粉体を含む
吸着剤粉体と混合して少なくとも2枚のシートに固定化
されて用いられる。本発明において、活性炭粉体とホル
マリン吸着剤の使用量には特に限定はなく、それぞれの
吸着性能に応じて適宜選定することができる。
【0019】上記した吸着剤の固定化方法としては、バ
インダー樹脂溶液に吸着剤粉体を混合してシート材にコ
ーティングし、さらに他のシート材を重ねる方法、あら
かじめシート材に接着性樹脂やホットメルト剤をコーテ
ィングし、この上に吸着剤粉体を散布し、さらに他のシ
ート材を重ねる方法、熱可塑性シート材2枚の間に吸着
剤粉体を散布したのち、熱プレスによって一体化する方
法などが挙げられる。これらのうち、吸着剤粉体とホッ
トメルト剤粉体の混合粉体をシート材に散布した後、さ
らに他のシート材を重ね合わせて熱プレスを行い一体化
する方法が好ましい。このような方法によれば、多孔質
粉体に吸着剤が添着されている場合、吸着面積が広くな
り、吸着速度の点で著しく有利になり、複数の吸着剤の
添着した粉体を混合した場合に粉体同士の接触が起こる
だけで実質的に吸着剤同士の相互反応が起こりにくく、
吸着剤の機能低下を防止でき、極めて効果的にガス吸着
を発現させることができる。
【0020】本発明において、吸着剤粉体とホットメル
ト剤粉体の混合物は、2枚のシート間に挟持された形態
で用いるのが好ましい。本発明でいう粒径とは、粉体の
最小面積となる投影像において最も長径となる長さをい
い、正方形の開孔を有するメッシュ(JISに規定され
る標準ふるい)を通過させることで通過可能な最小の正
方形開孔の一辺の長さとして測定できる。また、実際に
投影像から測定することもできる。この場合、吸着剤粉
体の粒径が100〜1000μmで、粉末ホットメルト
剤の粒径は100〜1000μm、好ましくは250〜
500μmで、メルトインデックス(MI値)が0.1
〜30、好ましくは1〜10であるのが好ましい。
【0021】吸着剤粉体の粒径が小さいほど吸着速度は
速くなるが、飛散しやすく取扱性や加工性が低下する傾
向にあるため100μm以上の粉体を使用することが好
ましい。同様にホットメルト粉体に関しても100μm
以上の粉体を使用することが好ましい。また吸着剤粉体
の粒径が大きくなるとシートに固定化した後の表面平滑
性が低くなり、また裁断時の障害となり易いため100
0μm以下とすることが好ましい。ホットメルト粉体に
関しても表面平滑性の観点から1000μm以下とする
ことが好ましい。
【0022】また吸着剤粉体とホットメルト剤粉体の粒
径を同等にすることは、熱プレス接着時にホットメルト
剤粉体と吸着剤粉末の全てに均等な圧力がかかり、両者
の形状をほとんど変化させることなく、シートと活性炭
粉末との接触点のみで活性体粉末をシートに接合するこ
とができ、吸着性能の即効性に優れ、外観上、平滑で柔
軟な風合いのガス吸着シートが得られるのでより好まし
い。
【0023】本発明に用いられるホットメルト剤として
は、EVA系、EEA系、LDPE系、ポリエステル
系、ナイロン系など、通常、接着芯地の加工に使用され
る粉末状ホットメルト剤を使用することができるが、溶
融時の粘性を表すMI値が0.1〜30のものが好まし
い。MI値が0.1未満で溶融時の流動性が低い場合
は、シート間の接合強力を得るには高い熱量が必要とな
り加工効率が低下し易い。またMI値が30を超え、溶
融時の流動性が高い場合は、溶融したホットメルト剤が
吸着剤粉体を被覆し易くなる上、不織布など通液性の高
いシート材料に対して溶融時にホットメルト剤がシート
材料に吸収されてシミ状の外観を呈する場合がある。
【0024】また本発明において、挟持するシートの最
大孔径は使用する吸着剤粉体の粒子径より小さくするの
が好ましい。ここで、シートの最大孔径とは、ASTM
F316−86バブルポイント法に準拠したPOROUS M
ATERIALS INC. 製パームポロメーターを用いて測定され
る開孔径において、それ以下の径の孔が95%以上含ま
れる孔径をいう。吸着剤粉体より小さな最大孔径を有す
る多孔質シートを用いた場合、固定化加工後はもとよ
り、固定化加工工程中においても粉体のシート抜けが起
こりにくくなる。スパンボンド法による合成長繊維不織
布は、通常、最大孔径が100μm 程度で透気度1秒以
下であり、多孔質シートとして好ましく用いられる。
【0025】このような固定化形態をとる場合、吸着剤
粉体の使用量は5〜200g/m2 とすることが好まし
く、粉末ホットメルト剤の使用量は、10〜200g/
2 とするのが好ましい。また本発明に使用するシート
のすべてについて透気度60秒以下のシートを用い、積
層構造体の透気度も60秒以下である場合には、フィル
ター材料としても好適に使用することができる。特にシ
ートしてスパンボンド不織布を用いたものは高い通気性
を有しておりより好ましい。
【0026】本発明のガス吸着シートは例えば次のよう
な製造方法で得ることができる。スパンボンド不織布
に、ヒドラジド化合物と水溶性樹脂を含むホルマリン吸
着剤とをコーティングし、ホルマリン吸着剤を固定した
シートを得る。次に250〜500μm に分粒されたヤ
シ殻活性炭粉体と、250〜500μm に分粒された融
点83℃、MI値2.5のホットメルト剤粉体とを1:
2の重量比で回転型粉体混合機で混合し、該混合粉体
を、通常紙や布帛のラミネートに使用される粉体散布装
置を具備した熱ラミネート装置を用いてスパンボンド不
織布に散布し、さらに上記で得たホルマリン吸着剤が固
定されたシートを重ね合わせて熱ラミネートし、接着一
体化することによって本発明のガス吸着シートが得られ
る。また250〜500μm に分級された活性炭粉体、
アミノ安息香酸ナトリウム添着活性炭粉体およびホット
メルト剤粉体を1:1:4の重量比で混合した混合粉体
を、上記と同様な方法で2枚のスパンボンド不織布の間
に熱ラミネートすることにより本発明のガス吸着シート
が得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
例中の透気度、開孔径およびガス吸着性能は以下のよう
にして測定した。 (1) 透気度:JISL−1096 ガーレ法に準拠して
測定する。 (2) 開孔径:ASTM F316−86に準拠した測定
装置、POROUS MATERIALS INC. 製パームポロメーターを
用いて測定し、最大孔径は測定した開孔径について、そ
れ以下の径の孔の総面積が95%以上含まれる開孔径で
示す。
【0028】(3) ガス吸着性能の評価 <各種悪臭成分に対する消臭性能評価> ガス吸着シートを5×10cmに切り出す。 1000ccテドラーバッグ内にの試料と以下の濃
度に調整されたガス(トルエン、キシレン、酢酸、アセ
トアルデヒド)を600cc封入し、20℃の環境下に
放置する。 ホルムアルデヒド 14ppm トルエン 20ppm キシレン 20ppm 酢酸 50ppm アンモニア 100ppm 60分後にテドラーバッグ内悪臭ガス濃度を検知管に
て測定し、悪臭ガス残存率を以下式により算出する。 ガス濃度残存率(%) =[ 残存ガス濃度(ppm) /封入ガス
濃度(ppm)]×100
【0029】<ホルムアルデヒド吸着速度評価> ガス吸着シートを5×10cmに切り出す。 合板床材(永大産業株式会社製:DF954)を8.
3×10cmに切り出す。 5000ccテドラーバッグ内におよびの試料と
清浄空気5000ccを封入し、経時的なホルムアルデ
ヒド濃度を検知管にて測定する。
【0030】また、下記実施例1〜10および比較例1
〜5で用いたシートの透気度、開孔径などの特性および
積層シート全体の透気度を表1にまとめて示した。また
得られたガス吸着シートの各種VOC吸着性能を表2
に、ホルマリン吸着速度を表3にまとめて示した。
【0031】実施例1 ポリエチレンテレフタレートを溶融紡糸して紡糸口金か
らエアーサッカーで牽引して均一な長繊維ウェブを作製
し、これを均一に配置された凸部を有するエンボスロー
ルと表面が平滑な下部ロールとの間で熱圧着し、繊度2
d、目付30g/m2 の長繊維不織布シートAを得た。
得られたシートAの透気度は0.3秒、最大孔径は74
μm であった。得られたシートAに、アジピン酸ジヒド
ラジドと塩化ビニル・アクリル酸共重合体を希釈水で重
量分率5:10:85となるよう調整したエマルジョン
をグラビアコーターを用いてコーティング後、乾燥し、
純分で10g/m2 の付着量になるようホルムアルデヒド
吸着剤を固定化した固定化シートBを得た。固定化シー
トBの透気度は0.3秒であり、最大孔径は55μm で
あった。
【0032】次に、粒径250〜500μmに分粒され
たヤシガラ活性炭粉末、この活性炭にリン酸を5重量%
添着した添着活性炭、および粒径250〜500μmに
分粒された融点83℃、メルトインデックス2.5のE
VA系粉末ホットメルト剤を、それぞれ重量比で1:
1:4となるように回転型粉体混合機で混合し、活性炭
粉末とホットメルト剤粉末の混合粉体P1 を得た。次
に、紙や布帛のラミネートに使用される粉体散布装置を
具備した熱ロール接合型ラミネート装置を用い、上記で
得たシートA上に混合粉体P1 を活性炭粉末とホットメ
ルト剤粉末の合計が60g/m2 になるよう散布し、さ
らにこの上に固定化シートBを重ね、160℃に熱せら
れた熱プレスロールを通過させて接合し、ガス吸着シー
ト(AP1 B)を得た。
【0033】得られたガス吸着シート(AP1 B)は各
種VOCガスに対して高い吸着効果を示し、かつ合板の
併用による吸着速度評価においても、合板からのホルマ
リン放散速度より速い吸着速度を有していることが確認
された。また表面平滑性に優れる上、柔軟な風合いであ
り2次加工性に優れるものであった。また積層シート
(ガス吸着シート)の透気度は0.3秒であり、非常に
高い通気性を有しており、フィルター材などにも好適で
ある。
【0034】実施例2 実施例1において、固定化シートBの代わりに、シート
Aにポリアリルアミンをスプレーして6g/m2 の付着量
になるようホルムアルデヒド吸着剤を固定化した固定化
シートC(透気度0.3秒、最大孔径74μm)を用い
た以外は実施例1と同様にしてガス吸着シート(AP1
C)を得た。得られたガス吸着シート(AP1 C)は各
種VOCガスに対して高い吸着効果を示し、かつ合板の
併用による吸着速度評価においても、合板からのホルマ
リン放散速度より速い吸着速度を有していることが確認
された。また表面平滑性に優れる上、柔軟な風合いであ
り2次加工性に優れるものであった。また積層シートの
透気度は0.3秒であり非常に高い通気性を有してお
り、フィルター材などにも好適である。
【0035】比較例1 実施例1において、固定化シートBの代わりに、シート
Aを用いた以外は実施例1と同様にしてガス吸着シート
(AP1 A)を得た。得られたシート(AP1 A)は各
種VOCガスに対して吸着効果を示すことが確認された
が、ホルムアルデヒド吸着剤が固定化されていないた
め、ホルムアルデヒド対する吸着効果が弱く、また合板
からのホルマリン放散速度に対して不十分な吸着速度で
あった。
【0036】実施例3 実施例1において、混合粉体P1 の代わりに、粒径25
0〜500μmに分粒されたヤシガラ活性炭粉末、この
活性炭にリン酸を5重量%添着した添着活性炭、および
粒径250〜500μmに分粒された融点86℃、メル
トインデックス25のEVA系粉末ホットメルト剤を、
それぞれ重量比で1:1:4となるように回転型粉体混
合機で混合して得た、活性炭粉末とホットメルト剤粉末
の混合粉体P2 を用いた以外は、実施例1と同様にして
ガス吸着シート(AP2 B)を得た。得られたシート
(AP2 B)は各種VOCガスに対して高い吸着効果を
示し、かつ合板の併用による吸着速度評価においても、
合板からのホルマリン放散速度より速い吸着速度を有し
ていることが確認された。また表面平滑性に優れる上、
柔軟な風合いであり2次加工性に優れるものであった。
また積層シートの透気度は0.3秒であり非常に高い通
気性を有しており、フィルター材などにも好適である。
【0037】実施例4 実施例1において、固定化シートBの代わりにシートA
を用い、かつ、混合粉体P1 の代わりに、粒径250〜
500μmに分粒されたヤシガラ活性炭粉末、このヤシ
ガラ活性炭にアニリンを5重量%添着した添着活性炭、
このヤシガラ活性炭にリン酸を5重量%添着した添着活
性炭、および粒径250〜500μmに分粒された融点
83℃、メルトインデックス2.5のEVA系粉末ホッ
トメルト剤をそれぞれ重量比で1:1:1:4となるよ
うに回転型粉体混合機で混合して得た、活性炭粉末とホ
ットメルト剤粉末の混合粉体P3 を用い、これを70g
/m2 となるように散布した以外は実施例1と同様にし
てガス吸着シート(AP3A)を得た。得られたシート
(AP3 A)は各種VOCガスに対して高い吸着効果を
示し、かつ合板の併用による吸着速度評価においても、
合板からのホルマリン放散速度より速い吸着速度を有し
ていることが確認された。また表面平滑性に優れる上、
柔軟な風合いであり2次加工性に優れるものであった。
また積層シートの透気度は0.3秒であり非常に高い通
気性を有しており、フィルター材などにも好適である。
【0038】実施例5 実施例4において、混合粉体P3 の代わりに、粒径25
0〜500μmに分粒されたヤシガラ活性炭粉末、この
ヤシガラ活性炭にP−アミノ安息香酸ナトリウムを5重
量%添着した添着活性炭、このヤシガラ活性炭にリン酸
を5重量%添着した添着活性炭、および粒径250〜5
00μmに分粒された融点83℃、メルトインデックス
2.5のEVA系粉末ホットメルト剤をそれぞれ重量比
で1:1:1:4となるように回転型粉体混合機で混合
して得た、活性炭粉末とホットメルト剤粉末の混合粉体
4 を用いた以外は実施例4と同様にしてガス吸着シー
ト(AP4 A)を得た。得られたシート(AP4 A)は
各種VOCガスに対して高い吸着効果を示し、かつ合板
の併用による吸着速度評価においても、合板からのホル
マリン放散速度より速い吸着速度を有していることが確
認された。また表面平滑性に優れる上、柔軟な風合いで
あり2次加工性に優れるものであった。また積層シート
の透気度は0.3秒であり非常に高い通気性を有してお
り、フィルター材などにも好適である。
【0039】実施例6 実施例1において、シートAの代わりに、PPフィルム
(シートD:無孔、透気度300秒以上)を用い、かつ
130℃に熱せられた熱プレスロールにて接合した以外
は実施例1と同様にしてガス吸着シート(DP1 B)を
得た。得られたシート(DP1 B)は各種VOCガスに
対して高い吸着効果を示した。合板の併用による吸着速
度評価においては、若干吸着速度が低い傾向が得られた
が、合板からのホルマリン放散速度より速い吸着速度を
有していることが確認された。また表面平滑性に優れる
上、柔軟な風合いであり2次加工性に優れるものであっ
た。
【0040】実施例7 実施例4において、シートAの代わりに上質紙(シート
E:透気度11秒、最大孔径3.2μm )を用い、か
つ、混合粉体P3 の代わりに、粒径250〜500μm
に分粒されたヤシガラ活性炭粉末、このヤシガラ活性炭
にP−アミノ安息香酸ナトリウムを5重量%添着した添
着活性炭、および粒径250〜500μmに分粒された
融点83℃、メルトインデックス2.5のEVA系粉末
ホットメルト剤をそれぞれ重量比で1:1:4となるよ
うに回転型粉体混合機で混合して得た、活性炭粉末とホ
ットメルト剤粉末の混合粉体P5 を用い、これを60g
/m 2 となるように散布した以外は、実施例4と同様に
してガス吸着シート(EP5E) を得た。得られたシー
ト(EP5 E) は各種VOCガスに対して高い吸着効果
を示し、かつ合板の併用による吸着速度評価において
も、合板からのホルマリン放散速度より速い吸着速度を
有していることが確認された。また表面平滑性に優れる
上、柔軟な風合いであり2次加工性に優れるものであっ
た。
【0041】実施例8 実施例5において、シートAの代わりに、ポリエチレン
ポリマーと溶剤を高温高圧条件件から低温低圧域にノズ
ルから吐出させ、溶剤をフラッシュさせてフィブリル化
網状繊維とした後、金網状に堆積させて130℃のカレ
ンダーロールにより熱圧着せしめて得た、目付60g/
2 のポリエチレン不織布(シートF:透気度50秒、
最大孔径7.2μm)を用い、110℃に熱せられた熱
プレスロールにて接合した以外は実施例5と同様にして
ガス吸着シート(FP4 F)を得た。得られたシート
(FP4 F)は各種VOCガスに対して高い吸着効果を
示した。合板の併用による吸着速度評価においては、若
干、吸着速度の低下が確認されたが、合板からのホルマ
リン放散速度より速い吸着速度を有していることが確認
された。また表面平滑性に優れる上、柔軟な風合いであ
り2次加工性に優れるものであった。
【0042】比較例2 実施例7において、上質紙(シートE)の代わりに、不
透気性のPPフィルム(シートH)を用い、混合粉体P
5 を70g/m2 となるように散布し、110℃に熱せ
られた熱プレス機にて接合した以外は実施例7と同様に
してガス吸着シート(HP5 H)を得た。得られたシー
ト(HP5 H)には透気性がないため、各種VOCガス
に対して吸着効果がほとんどなかった。また、風合いは
柔軟であるが、強度的に非常に弱いものであり2次加工
性にも劣るものであった。
【0043】比較例3 比較例2において、不透気性のPPフィルム(シート
H)の代わりに、多孔質フィルム(シートG:透気度3
00秒以上、最大孔径0.152μm)を用い、混合粉
体P5 を60g/m2 となるように散布した以外は比較
例2と同様にしてガス吸着シート(GP5 G)を得た。
得られたシート(GP5 G)は、用いた多孔質フィルム
の透気度が60秒以下でないため、各種VOCガスに対
して吸着効果がほとんどなかった。
【0044】実施例9 実施例5において、混合粉体P4 に用いるヤシガラ活性
炭として粒径50〜250μmに分粒されたヤシガラ活
性炭粉末を用い実施例5と同様にして得た混合粉体P6
を用いた以外は実施例5と同様にしてガス吸着シート
(AP6 A)を得た。得られたシート(AP6 A)は若
干吸着剤粉体の漏れが確認されたが、各種VOCガスに
対して高い吸着効果を示し、かつ合板の併用による吸着
速度評価においても、合板からのホルマリン放散速度よ
り速い吸着速度を有していることが確認された。また積
層シートの透気度は0.3秒であり非常に高い通気性を
有しており、フィルター材などにも好適である。
【0045】実施例10 実施例1において、混合粉体P1 の代わりに、粒径25
0〜500μmに分粒されたヤシガラ活性炭粉末、この
活性炭にリン酸を5重量%添着した添着活性炭および粒
径400〜800μmに分粒された融点86℃、メルト
インデックス250のEVA系粉末ホットメルト剤をそ
れぞれを重量比で1:1:4となるように回転型粉体混
合機で混合して得た、活性炭粉末とホットメルト剤粉末
の混合粉体P7 を用いた以外は実施例1と同様にしてガ
ス吸着シート(AP7 B)を得た。得られたシート(A
7 B)は各種VOCガスに対して高い吸着効果を示し
た。合板の併用による吸着速度評価においては、若干、
吸着速度の低下が確認されたが、合板からのホルマリン
放散速度より速い吸着速度を有していることが確認され
た。また表面平滑性に優れる上、柔軟な風合いであり2
次加工性に優れるものであった。また積層シートの透気
度は0.3秒であり非常に高い通気性を有しており、フ
ィルター材などにも好適である。
【0046】比較例4 ガス吸着シートとして実施例1で製造した固定化シート
Bを用いた。この固定化シートBはホルムアルデヒドに
対して高い吸着効果を示し、キシレンに若干の効果が認
められるが、活性炭粉末が固定化されていないため、そ
の他のVOCに対しては効果が見られず、VOC全般に
対して優れた吸着シートではなかった。
【0047】比較例5 粒径250〜500μmに分粒されたヤシガラ活性炭粉
末、およびこの活性炭にP−アミノ安息香酸ナトリウム
を5重量%添着した添着活性炭粉末をそれぞれ0.05
gづつ合計0.1gはかりとり、実施例7で使用した上
質紙(シートE)で作製した1×2cmの袋に入れたガ
ス吸着性粉体袋を作製した。このガス吸着性粉体袋は、
各種VOCガスに対して吸着性能は有するが、塊状で存
在するため、吸着速度が遅く、合板との併用試験におい
てはほとんどガス濃度の低下が見られなかった。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】本発明のガス吸着シートは、物理吸着剤
である活性炭粉末および化学吸着剤であるホルマリン吸
着剤がそれぞれの機能を阻害しないように特定の透気性
シートに固定化されているため、シックハウス症候群の
原因となるVOC全般に対して優れた吸着効果が得ら
れ、かつ、外観および取扱性に優れたガス吸着シートを
得ることができる。また外観、取扱性および2次加工性
に優れたものであり、建材の養生シート、フィルター材
料、壁紙、日用品などの使用に適したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D012 CA10 CA11 CB03 CE03 CF10 CG01 CG05 CG10 CK07 4F100 AA37B AH03B AK15 AK15J AK22G AK25 AK25J AK42 AL01 AR00A AR00C BA03 BA07 BA10A BA10C BA26 CA30B CB03B DC11A DE01B DG04A DG04C DG15A DG15C GB90 JD02 JD02A JD02C JD14 JD14B JL01 YY00 YY00A YY00C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚のシートと吸着剤が積層
    一体化された積層構造体であって、該積層構造体には該
    吸着剤として活性炭粉体およびホルマリン吸着剤が固定
    化されており、該吸着剤のうち少なくとも活性炭粉体は
    前記シート2枚の間に挟持され、かつ前記シートの少な
    くとも1枚が透気度60秒以下の多孔質シートであるこ
    とを特徴とするガス吸着シート。
  2. 【請求項2】 前記シートの少なくとも1枚にホルマリ
    ン吸着剤が固定化されていることを特徴とする請求項1
    に記載のガス吸着シート。
  3. 【請求項3】 前記吸着剤が活性炭粉体およびホルマリ
    ン吸着剤含有粉体を含むことを特徴とする請求項1に記
    載のガス吸着シート。
  4. 【請求項4】 前記多孔質シートの最大孔径が吸着剤粉
    体の粒径より小さいことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のガス吸着シート。
  5. 【請求項5】 前記吸着剤は100〜1000μmの粒
    径を有する粉体であり、該吸着剤粉体にメルトインデッ
    クス0.1〜30、粒径100〜1000μmのホット
    メルト剤粉体によりシートに固定化されていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガス吸着シー
    ト。
  6. 【請求項6】 前記ホルマリン吸着剤が、−NH−結合
    を有する化合物およびその混合物であることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載のガス吸着シート。
  7. 【請求項7】 前記ホルマリン吸着剤が、ヒドラジド化
    合物およびその混合物であることを特徴とする請求項6
    に記載のガス吸着シート。
  8. 【請求項8】 前記シートが合成長繊維不織布からなる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガス
    吸着シート。
  9. 【請求項9】 すべてのシートの透気度が60秒以下で
    あり、かつ積層構造体の透気度が60秒以下であること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のガス吸着
    シート。
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